JP2002367751A - ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法 - Google Patents
ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法Info
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- JP2002367751A JP2002367751A JP2001175778A JP2001175778A JP2002367751A JP 2002367751 A JP2002367751 A JP 2002367751A JP 2001175778 A JP2001175778 A JP 2001175778A JP 2001175778 A JP2001175778 A JP 2001175778A JP 2002367751 A JP2002367751 A JP 2002367751A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- molding
- hot melt
- joint part
- joint
- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジョイント部をコンパクト、かつ、安価にモ
ールドすることが可能なワイヤハーネスのジョイント部
のモールド方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネスＷHの電線１相互のジョ
イント部Ｐjを熱可塑性の合成樹脂でモールドして防水
するワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法。ジ
ョイント部Ｐjをモールドする金型で同時に位置決め用
の部品５を成形し、成形された位置決め用の部品５を用
いて、次の合成樹脂注入の際にジョイント部Ｐjを位置
決めしながらモールドする。
ールドすることが可能なワイヤハーネスのジョイント部
のモールド方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネスＷHの電線１相互のジョ
イント部Ｐjを熱可塑性の合成樹脂でモールドして防水
するワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法。ジ
ョイント部Ｐjをモールドする金型で同時に位置決め用
の部品５を成形し、成形された位置決め用の部品５を用
いて、次の合成樹脂注入の際にジョイント部Ｐjを位置
決めしながらモールドする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
ジョイント部のモールド方法に関する。
ジョイント部のモールド方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤハーネス、例えば、自動車用のワ
イヤハーネスにおいては、接続する電線相互のジョイン
ト部における防水性の要求が年々厳しくなってきてい
る。このようなワイヤハーネスのジョイント部は、従
来、接続する電線の絶縁被覆を除去し、図４（ａ）に示
すように、露出した導体１ａ相互を圧着端子２で把持し
たジョイント部Ｐjを金型３のキャビティ３ａ内にセッ
トする。そして、注入口３ｂからキャビティ３ａ内に、
例えば、ホットメルトと呼ばれる熱可塑性の合成樹脂を
注入してモールドすることによりジョイント部Ｐjを防
水している。
イヤハーネスにおいては、接続する電線相互のジョイン
ト部における防水性の要求が年々厳しくなってきてい
る。このようなワイヤハーネスのジョイント部は、従
来、接続する電線の絶縁被覆を除去し、図４（ａ）に示
すように、露出した導体１ａ相互を圧着端子２で把持し
たジョイント部Ｐjを金型３のキャビティ３ａ内にセッ
トする。そして、注入口３ｂからキャビティ３ａ内に、
例えば、ホットメルトと呼ばれる熱可塑性の合成樹脂を
注入してモールドすることによりジョイント部Ｐjを防
水している。
【０００３】ここで、図４（ａ），（ｂ）においては一
方の金型のみを図示し、他方の金型は省略している。こ
れは、後述する図２においても同様である。
方の金型のみを図示し、他方の金型は省略している。こ
れは、後述する図２においても同様である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジョイント
部Ｐjは、圧着端子２を圧着した時の癖が残り、図４
（ｂ）に示すように金型３のキャビティ３ａ内で偏って
しまうことがある。このような状態でモールドすると、
ワイヤハーネスは、ジョイント部Ｐj全体が完全に合成
樹脂で覆われず、一部で合成樹脂が欠落した防水性に欠
けた不良品となってしまうことがあった。
部Ｐjは、圧着端子２を圧着した時の癖が残り、図４
（ｂ）に示すように金型３のキャビティ３ａ内で偏って
しまうことがある。このような状態でモールドすると、
ワイヤハーネスは、ジョイント部Ｐj全体が完全に合成
樹脂で覆われず、一部で合成樹脂が欠落した防水性に欠
けた不良品となってしまうことがあった。
【０００５】この場合、キャビティ３ａを大きくすれば
前記の問題は解消されるが、ジョイント部Ｐjが肥大化
すると共に、モールドに要するコストが増加してしてし
まう問題があった。本発明は上記の点に鑑みてなされた
もので、ジョイント部をコンパクト、かつ、安価にモー
ルドすることが可能なワイヤハーネスのジョイント部の
モールド方法を提供することを目的とする。
前記の問題は解消されるが、ジョイント部Ｐjが肥大化
すると共に、モールドに要するコストが増加してしてし
まう問題があった。本発明は上記の点に鑑みてなされた
もので、ジョイント部をコンパクト、かつ、安価にモー
ルドすることが可能なワイヤハーネスのジョイント部の
モールド方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、ワイヤハーネスの電線相互のジョイ
ント部を熱可塑性の合成樹脂でモールドして防水するワ
イヤハーネスのジョイント部のモールド方法であって、
前記ジョイント部をモールドする金型で同時に位置決め
用の部品を成形し、成形された前記位置決め用の部品を
用いて、次の合成樹脂注入の際に前記ジョイント部を位
置決めしながらモールドする構成としたのである。
的を達成するため、ワイヤハーネスの電線相互のジョイ
ント部を熱可塑性の合成樹脂でモールドして防水するワ
イヤハーネスのジョイント部のモールド方法であって、
前記ジョイント部をモールドする金型で同時に位置決め
用の部品を成形し、成形された前記位置決め用の部品を
用いて、次の合成樹脂注入の際に前記ジョイント部を位
置決めしながらモールドする構成としたのである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワイヤハーネスの
ジョイント部のモールド方法に係る一実施形態を図１乃
至図３に基づいて詳細に説明する。ワイヤハーネスＷH
は、図１に示すように、接続する電線１相互の絶縁被覆
１ｂを除去し、露出した導体１ａ相互を圧着端子２で把
持してジョイント部Ｐjが形成されている。そして、圧
着端子２にチャンネル状のホットメルト片５を取り付け
る。
ジョイント部のモールド方法に係る一実施形態を図１乃
至図３に基づいて詳細に説明する。ワイヤハーネスＷH
は、図１に示すように、接続する電線１相互の絶縁被覆
１ｂを除去し、露出した導体１ａ相互を圧着端子２で把
持してジョイント部Ｐjが形成されている。そして、圧
着端子２にチャンネル状のホットメルト片５を取り付け
る。
【０００８】ホットメルト片５は、後述する金型８の第
１キャビティ８ａ内の適正な位置にジョイント部Ｐjを
位置決めするチャンネル状の部品で、後述するモールド
用のホットメルトと同じ素材から成形されている。次
に、図２に示すように、圧着端子２にホットメルト片５
を取り付けたジョイント部Ｐjを金型８の第１キャビテ
ィ８ａ内にセットする。
１キャビティ８ａ内の適正な位置にジョイント部Ｐjを
位置決めするチャンネル状の部品で、後述するモールド
用のホットメルトと同じ素材から成形されている。次
に、図２に示すように、圧着端子２にホットメルト片５
を取り付けたジョイント部Ｐjを金型８の第１キャビテ
ィ８ａ内にセットする。
【０００９】このとき、図示のように、圧着端子２は、
ホットメルト片５が取り付けられている。このため、ジ
ョイント部Ｐjは、圧着端子２を圧着した時の癖が残っ
ていても、ホットメルト片５を介して後述する金型８の
第１キャビティ８ａの内壁に当接し、ホットメルト片５
によって第１キャビティ８ａ内の適正な位置に位置決め
される。
ホットメルト片５が取り付けられている。このため、ジ
ョイント部Ｐjは、圧着端子２を圧着した時の癖が残っ
ていても、ホットメルト片５を介して後述する金型８の
第１キャビティ８ａの内壁に当接し、ホットメルト片５
によって第１キャビティ８ａ内の適正な位置に位置決め
される。
【００１０】また、金型８は、図示のように、ジョイン
ト部Ｐjをモールドするホットメルトが注入口８ｂから
注入される第１キャビティ８ａと、ホットメルトの流れ
方向下流側に、流路８ｃを介して第２キャビティ８ｄが
形成されている。第２キャビティ８ｄは、ジョイント部
Ｐjをモールドする際に同時にホットメルト片５を成形
する。
ト部Ｐjをモールドするホットメルトが注入口８ｂから
注入される第１キャビティ８ａと、ホットメルトの流れ
方向下流側に、流路８ｃを介して第２キャビティ８ｄが
形成されている。第２キャビティ８ｄは、ジョイント部
Ｐjをモールドする際に同時にホットメルト片５を成形
する。
【００１１】また、ホットメルトとしては、例えば、ポ
リビニル系，ポリエステル系，ポリアミド系のホットメ
ルト樹脂等を使用することができる。次いで、注入口８
ｂからホットメルトを注入する。すると、ホットメルト
は、第１キャビティ８ａ内に流入すると共に、流路８ｃ
を通って第２キャビティ８ｄに流入する。そして、ホッ
トメルト注入後、所定時間経過してホットメルトが硬化
したら金型を開いてワイヤハーネスＷHのジョイント部
Ｐj及び同時に成形されたホットメルト片５を取り出
す。
リビニル系，ポリエステル系，ポリアミド系のホットメ
ルト樹脂等を使用することができる。次いで、注入口８
ｂからホットメルトを注入する。すると、ホットメルト
は、第１キャビティ８ａ内に流入すると共に、流路８ｃ
を通って第２キャビティ８ｄに流入する。そして、ホッ
トメルト注入後、所定時間経過してホットメルトが硬化
したら金型を開いてワイヤハーネスＷHのジョイント部
Ｐj及び同時に成形されたホットメルト片５を取り出
す。
【００１２】これにより、ワイヤハーネスＷHは、図３
に示すように、ジョイント部ＰjをホットメルトＰtsで
モールドすることにより防水される。このとき、ホット
メルト片５は、注入したホットメルトによって溶融し、
硬化後はホットメルトＰtsと一体化している。そして、
成形されたホットメルト片５は、次のワイヤハーネスＷ
Hのジョイント部Ｐjをモールドするときに、圧着端子２
に取り付けて使用される。
に示すように、ジョイント部ＰjをホットメルトＰtsで
モールドすることにより防水される。このとき、ホット
メルト片５は、注入したホットメルトによって溶融し、
硬化後はホットメルトＰtsと一体化している。そして、
成形されたホットメルト片５は、次のワイヤハーネスＷ
Hのジョイント部Ｐjをモールドするときに、圧着端子２
に取り付けて使用される。
【００１３】このため、本発明方法においては、ジョイ
ント部Ｐjをコンパクト、かつ、安価にモールドするこ
とができる。また、モールドする金型で次のワイヤハー
ネスＷHで用いるホットメルト片５を同時に成形するの
で、ホットメルト片５をジャストインタイムで供給する
ことができるうえ、モールドに要する材料の無駄がな
い。
ント部Ｐjをコンパクト、かつ、安価にモールドするこ
とができる。また、モールドする金型で次のワイヤハー
ネスＷHで用いるホットメルト片５を同時に成形するの
で、ホットメルト片５をジャストインタイムで供給する
ことができるうえ、モールドに要する材料の無駄がな
い。
【００１４】更に、本発明方法によれば、モールドの
際、第１キャビティ８ａ内の空気が第２キャビティ８ｄ
へ逃げるので、ジョイント部Ｐjをモールドしたホット
メルトＰtsには気泡が混入せず、ボイドの発生も抑制す
ることができる。尚、上記実施形態は、１本の電線１に
２本の電線１を接続したワイヤハーネスＷHのジョイン
ト部Ｐjについて説明したが、電線の本数は上記実施形
態のものに限定されるものでないことは言うまでもな
い。
際、第１キャビティ８ａ内の空気が第２キャビティ８ｄ
へ逃げるので、ジョイント部Ｐjをモールドしたホット
メルトＰtsには気泡が混入せず、ボイドの発生も抑制す
ることができる。尚、上記実施形態は、１本の電線１に
２本の電線１を接続したワイヤハーネスＷHのジョイン
ト部Ｐjについて説明したが、電線の本数は上記実施形
態のものに限定されるものでないことは言うまでもな
い。
【００１５】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、ジョイント部
をコンパクト、かつ、安価にモールドすることが可能な
ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法を提供す
ることができる。
をコンパクト、かつ、安価にモールドすることが可能な
ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のワイヤハーネスのジョイント部のモー
ルド方法を適用するワイヤハーネスの斜視図である。
ルド方法を適用するワイヤハーネスの斜視図である。
【図２】図１のワイヤハーネスを用いたジョイント部の
モールド方法を説明する平面図である。
モールド方法を説明する平面図である。
【図３】図１のワイヤハーネスのジョイント部がモール
ドされた状態を示す斜視図である。
ドされた状態を示す斜視図である。
【図４】従来のジョイント部のモールド方法を説明する
平面図である。
平面図である。
１ 電線 １ａ 導体 ２ 圧着端子 ５ ホットメルト片（位置決め用の部品） ８ 金型 ８ａ 第１キャビティ ８ｂ 注入口 ８ｃ 流路 ８ｄ 第２キャビティ８ｄ Ｐj ジョイント部 Ｐts ホットメルト（ジョイント部Ｐjをモー
ルドした） ＷH ワイヤハーネス
ルドした） ＷH ワイヤハーネス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０２Ｇ 1/14 Ｈ０２Ｇ 1/14 Ｂ 15/08 15/08 Ｋ // Ｂ２９Ｋ 101:12 Ｂ２９Ｋ 101:12 105:20 105:20 105:22 105:22 Ｂ２９Ｌ 9:00 Ｂ２９Ｌ 9:00 31:36 31:36 Ｆターム(参考） 4F202 AA19 AA24 AA29 AD03 AD05 AD16 AE10 AG03 AH34 CA01 CA11 CB01 CB12 CB20 CK11 CQ01 CQ03 4F204 AA19 AA24 AA29 AD03 AD05 AD16 AE10 AG03 AH34 EA03 EA05 EA08 EB01 EB12 EF05 EF27 EF37 EF49 5E051 AA03 AB01 AC01 5G355 AA03 BA02 BA11 CA23 5G375 AA02 BA26 BB46 CA02 CA14 CB05 EA17
Claims (1)
- 【請求項１】 ワイヤハーネスの電線相互のジョイント
部を熱可塑性の合成樹脂でモールドして防水するワイヤ
ハーネスのジョイント部のモールド方法であって、 前記ジョイント部をモールドする金型で同時に位置決め
用の部品を成形し、成形された前記位置決め用の部品を
用いて、次の合成樹脂注入の際に前記ジョイント部を位
置決めしながらモールドすることを特徴とするワイヤハ
ーネスのジョイント部のモールド方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001175778A JP2002367751A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001175778A JP2002367751A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002367751A true JP2002367751A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19016851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001175778A Pending JP2002367751A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | ワイヤハーネスのジョイント部のモールド方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002367751A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110180962A1 (en) * | 2010-01-25 | 2011-07-28 | Apple Inc. | Molded cable structures and systems and methods for making the same |
| WO2014041966A1 (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-20 | 株式会社デンソー | インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品 |
| JP2016072073A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日立金属株式会社 | 樹脂モールド付きケーブルの製造方法 |
-
2001
- 2001-06-11 JP JP2001175778A patent/JP2002367751A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110180962A1 (en) * | 2010-01-25 | 2011-07-28 | Apple Inc. | Molded cable structures and systems and methods for making the same |
| US8562890B2 (en) * | 2010-01-25 | 2013-10-22 | Apple Inc. | Method for molding a cable structure |
| US9640967B2 (en) | 2010-01-25 | 2017-05-02 | Apple Inc. | Method for molding a cable structure |
| WO2014041966A1 (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-20 | 株式会社デンソー | インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品 |
| JP2014054753A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Denso Corp | インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品 |
| JP2016072073A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日立金属株式会社 | 樹脂モールド付きケーブルの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050922 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080129 |