JP2004110962A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004110962A
JP2004110962A JP2002273963A JP2002273963A JP2004110962A JP 2004110962 A JP2004110962 A JP 2004110962A JP 2002273963 A JP2002273963 A JP 2002273963A JP 2002273963 A JP2002273963 A JP 2002273963A JP 2004110962 A JP2004110962 A JP 2004110962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
initialization
information recording
disk
information
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002273963A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Ohashi
大橋 直弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002273963A priority Critical patent/JP2004110962A/ja
Publication of JP2004110962A publication Critical patent/JP2004110962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】ディスクの装着後迅速にデータ記録可能な情報記録再生装置の提供。
【解決手段】未初期化ディスク1の嵌合を装着センサ17が検出し、コントローラ11の制御で光ピックアップ10が、ディスク1のリードイン領域一部のイニシャライズを開始し、ディスク1の機種判定を含むマウント処理時間内に終了し、ユーザデータ全領域が記録・再生自在になり、記録命令で迅速なデータ記録が可能になり、通常イニシャライズの選択で、DVD+RWではリードイン領域のイニシャライズ後に、無アクセス時のバックグランドでユーザデータ領域のダミーデータ記録がされ、自動イニシャライズ処理ディスクが使用禁止のアプリケーションへの対応と、DVD−ROMとの互換性向上とが可能になり、イニシャライズ変更情報は不揮発性メモリ12に格納されユーザに通報され、現選択設定情報の把握と適確な初期化が可能で設定情報の保存で再設定の操作負担が低減可能になる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再記録自在な情報記録媒体に対する情報・再生動作を行なう情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
当初は、レコードに代わる音楽の情報記録媒体として世に出たCD(コンパクト・ディスク)は、またたく間に、LPレコードに取って代り、さらに1回記録が可能なCD−R、書換自在なCD−RWが出現し、音楽データやコンピュータのデータなどの記録に使用され、さらに、ビデオCDによって動画の記録も可能になった。しかし、ビデオCDではMPEG1の限界で定まる分解能には、画素数からの制約があり、ここに至って、レーザ光の波長を短くすることにより、片面で約4.7Gバイトと、同一直径のCDのほぼ8倍もの大記憶容量を有する情報記録媒体DVD(Digital Versatile Disk)、DVD+R、DVD+RWが出現し、音楽データ、映像データ或いはコンピュータデータの分野に広く利用されている。
【0003】
一方では、近年TVチューナを内蔵したパソコンも使用されるようになり、パソコンから直接TV番組の動画を、リアルタイムにこれら大記憶容量の情報記録媒体に記録することも行なわれている。
これらの情報記録媒体において、未だ情報の記録が行なわれず、初期化が実行されていないディスクを、情報記録再生装置に装着し情報の記録を行なう場合は、先ず、ディスクに対して、データの読み書き可能な区画整理を行なうフォーマット(初期化;イニシャライズ)と呼ばれる処理を行なうことが必要である。
一般に、CD−RWに対して行なわれるフォーマットは、Fixed Packet方式のフォーマットで、この種のフォーマットとしては、光ディスク関連の仕様を決定しているOSTA(Optical Strage Technology Association)の提案によるUDF(UniversalDisk Format)がよく知られている。このUDFは、各種のデバイスに利用され、それぞれのデバイスの特徴に適合した記録フォーマットが採用されている。
【0004】
この場合、CD−RWでのフォーマットでは、最初にディスクのリードインと呼ばれる領域の記録設定を行なうイニシャライズが行なわれ、その後にユーザデータ領域の全面或いは、指定領域がFixed Packet単位で初期化され、この状態でフォーマット済みの領域に対して、ランダムに記録・再生が可能になる。この場合、フォーマット中は、ユーザからのアクセスはできず、フォーマットの終了までの時間は、ユーザはアクセス待機状態にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、DVD+RWではバックグランドフォーマットが採用され、図4(b)に示すように、ディスクのリードイン領域20の記録設定を行なうイニシャライズが行なわれた後に、ユーザからのアクセスのない時に、バックグランドで、ディアイス(De−ice)と呼ばれるユーザデータ領域へのダミーデータの記録が行なわれる。
このディアイス(De−ice)中は、ユーザからの読み書き可能な状態にあり、ユーザからのアクセスにより、ディアイス(De−ice)は直ちに中止され、アクセスにより要求される動作が実行される。
その後、一定時間ユーザからのアクセスが発生しないと、ディアイス(De−ice)が再開し自動的に進行して、同図(c)に示すように、ユーザデータ領域21の全てにダミーデータを記録すると、Lead−Out22とLead−In20の残り部分に対する記録設定が行なわれ処理を終了する。
【0006】
この場合のダミーデータ記録は、DVDでの最小記録・再生単位である16セクタ(DVDでの1セクタは2048Byte)で構成されるECC単位で行なわれ、ダミーデータは全て0データが記録される。ダミーデータの記録中、すなわちディアイス(DE−ICE)中に、ディスク排出要求があった場合、TLO(Temporary Lead−Out)を付加して取出し、或いはそのまま取り出すといった選択が可能である。この場合、TLOを付加して取り出すと、TLO記録のための時間がかかることになるが、DVD−ROMとの互換性を向上させることができる。
【0007】
ところで、DVD+RWはその高互換性のために、ビデオテープに代えて、ビデオレコーディングに使用され、テレビの録画やディジタルビデオからの動画の記録保存に使用され、記録保存した画像をDVDプレイヤーで再生することも行なわれている。
さらに、近年のように、TVチューナを内蔵したパソコンから、テレビ番組の動画データがDVD+RWのような大容量の情報記録媒体に直接リアルタイムに記録が行なわれるようになると、初期化実行前の情報記録媒体の装着後に、イニシャライズの待機なしに、記録すべき動画データを迅速且つ適確に記録することが望まれる。
【0008】
本発明は、前述したようなこの種の情報記録再生装置の動作の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着される情報記録媒体の状態を適確に判定し、装着後に迅速且つスムーズにデータ記録の実行が可能な情報記録再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、再記録自在な情報記録媒体に情報を記録し、また、情報記録媒体の記録情報を再生する情報記録再生装置であり、初期化実行前の情報記録媒体の装着時に、装着される情報記録媒体のリードイン領域の一部を記録設定し、前記情報記録媒体をデータ記録可能な状態にするイニシャライズ処理のみを自動的に行なう自動イニシャライズ手段を有することを特徴とするものである。
【0010】
このような手段によると、初期化実行前の情報記録媒体が装着されると、自動イニシャライズ手段によって、装着される情報記録媒体のリードイン領域の一部に記録設定を行い、情報記録媒体をデータ記録可能な状態にするイニシャライズ処理のみが自動的に行なわれ、短時間で終了する自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理後は、データ記録可能な状態に設定された情報記録媒体に、直ちにデータ記録が行なわれるので、初期化実行前の情報記録媒体に対するデータ記録が迅速且つスムーズに実行される。
【0011】
同様に前記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理を、装着される情報記録媒体に対して、ディスク種別と記録状態を判断し、アクセス可能な状態を設定するマウント処理内に行なわせるイニシャライズ制御手段がさらに設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
このような手段によると、請求項1記載の発明での作用に加えて、イニシャライズ制御手段によって、情報記録媒体に対する自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理が、装着される情報記録媒体に対して、ディスクの種別と記録状態を判断し、アクセス可能な状態を設定するマウント処理内に行なわれ、OS(Operating System)または、ライターアプリケーションからの記録処理命令の受信時には、情報記録媒体はすでに記録可能な状態にあるので、データ記録がより迅速且つ適確に実行される。
【0013】
同様に前記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の情報記録再生装置に対して、自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理の実行を選択する選択設定手段がさらに設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
このような手段によると、請求項1または請求項2記載の発明での作用に加えて、選択設定手段により、自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理を選択実行させることにより、自動イニシャライズのみが行なわれたデイクスが使用できないアプリケーションへの適切な対応が行なわれ、また、通常のイニシャライズでの未記録領域全域にダミーデータを記録することによりDVD−ROMとの互換性が高められる。
【0015】
同様に前記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明に対して、現在の自動イニシャライズ手段の選択設定状態を通報する状態通報手段がさらに設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
このような手段によると、請求項3記載の発明での作用に加えて、状態通報手段によって、自動イニシャライズ手段の現在の選択設定状態が通報されるので、ユーザは、現在の自動イニシャライズの選択設定の状態を適確に把握して、情報記録媒体に対して適切な初期化処理を行なう。
【0017】
同様に前記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の発明に対して、自動イニシャライズ手段の選択設定情報を格納する不揮発性格納手段がさらに設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
このような手段によると、請求項3または請求項4に記載の発明での作用に加えて、ユーザが選択設定手段により選択した自動イニシャライズ手段の選択設定情報が、不揮発性格納手段に格納されるので、次回動作時に設定情報が保存され、再設定のためのユーザの操作負担が低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態を、図1ないし図4を参照して説明する。
図1本実施の形態の構成を示すブロック図、図2は本実施の形態の基本動作を示すフローチャート、図3は本実施の形態の設定変更の選択要求発生時における動作を示すフローチャート、図4は本実施の形態のイニシャライズ処理の従来のイニシャライズ処理との比較説明図である。
【0020】
本実施の形態には、図1に示すように、モータ2の回転軸が嵌合され、モータ2の回転によって中心軸を中心に回転し、情報の記録・再生が行なわれる円盤状のディスク1が配設されており、このディスク1の周縁部には、レーザ光を照射して、ディスク1に対する情報の記録・再生を行なう光ピックアップ10が、ディスク1の面に近接対向し、且つディスク1の半径方向に移動自在に配設されている。
また、モータ2の回転を制御する回転制御ユニット3がモータ2に接続され、粗動モータ6には、光ピックアップ10を、ディスク1の半径方向に移動する粗動モータ制御ユニット7が接続され、光ピックアップ10には、光ピックアップ10の動作を制御するピックアップ制御ユニット5、及び制御動作時に各種の信号処理が行なわれる信号処理ユニット8が接続されている。
【0021】
一方、本実施の形態には、全体の動作を制御するコントローラ11が配設され、このコントローラ11には、回転制御ユニット3、粗動モータ制御ユニツト7、ピックアップ制御ユニット5、及び信号処理ユニット8が接続されている。
また、コントローラ11には、制御プログラム、ディスクID、ディスクの所定位置のアドレス情報、及び記録時のレーザパワーデータなど各種のデータが格納される不揮発性メモリ12が接続され、同様に、コントローラ11には、制御動作時に各種のデータが書込まれ、読み出されるバッファメモリ13と、外部インタフェース16とが接続され、外部インタフェース16にはホストコンピュータ15が接続されている。
さらに、本実施の形態では、モータ2の回転軸の近傍に、モータ2に対するディスク1の装着を検出する装着センサ17が配設され、この装着センサ17の出力端子はコントローラ11に接続されている。
【0022】
そして、本実施の形態のコントローラ11には、初期化実行前のディスク1の装着時に、ディスク1のリードイン領域の一部を記録設定し、ディスク1を記録可能な状態にするイニシャライズ処理のみを実行することにより、ディスク1をデータ記録可能に設定する自動イニシャライズ機能と、初期化実行前のディスク1の装着時に、最初にディスク1のリードイン領域の記録設定を行なうイニシャライズを行い、その後にユーザデータ領域の全面或いは、指定領域にダミーデータを記録することにより、フォーマット済み領域をランダムに記録・再生可能にする通常イニシャライズ機能と、自動イニシャライズ機能と通常イニシャライズ機能の何れかを選択する選択機能とが設けられている。
【0023】
このような構成の本実施の形態の基本動作を、ディスク1としてDVD+RWを使用した場合について、図2のフローチャートに従って説明する。
図2のフローチャートのステップS1で、ディスク1の装着を行なうと、ディスク1のモータ2の回転軸との嵌合が、装着センサ17によって検出され、装着センサ17からの検出信号がコントローラ11に入力され、ステップS2に進んで、コントローラ11の制御によってマウント処理が開始される。
このマウント処理では、先ず、ステップS3に進んでディスク1の種別判定、即ちディスク1がDVD+RWディスクであるか否かの判定が行なわれ、ディスク1がDVD+RWディスクでないと判定されると、ステップS6に進んで、コントローラ11制御によって、ホストコンピュータ15において、マウント処理の終了の通報が行なわれて処理を終了する。
また、ステップS3で、ディスク1がDVD+RWディスクであると判定されると、ステップS4に進んで、コントローラ11の制御によって、ディスク1が初期化が行なわれていないブランクディスクであるか否かの判定が行なわれ、ディスク1にすでに初期化が施されていると判定されると、ステップS6に進んで、コントローラ11制御によって、ホストコンピュータ15において、マウント処理の終了の通報が行なわれて処理を終了する。
【0024】
一方、ステップS4で、ディスク1は初期化が行なわれていないブランクディスクであると判定されると、ステップS5に進んで、コントローラ11の制御によって自動イニシャライズ機能が作動し、信号処理ユニット8から光ピックアップ10に自動イニシャライズ制御信号が供給され、光ピックアップ10によつて、図4(a)に示すように、ディスク1のリードイン領域20の一部が記録設定される自動イニシャライズが、マウント処理時間内に実行される。この自動イニシャライズによって、ディスク1はユーザデータ領域21の全域が読み書き自在に設定され、ステップS6に進んで、コントローラ11の制御によって、ホストコンピュータ15において、マウント処理の終了の通報が行なわれる。
【0025】
本実施の形態においては、以上に説明したように、自動イニシャライズ処理が実行されることによって、装着されたディスク1のマウント処理が終了すると直ちにデータの記録が可能になり、記録指令が発生すると、ユーザデータ領域21がフォーマットされない状態で直ちにデータ記録が行なわれる。
ところが、特定のアプリケーションでは、リードイン領域20の一部のみがイニシャライズされたディスク1が使用できないことがあり、また、DVD+RWでは、ユーザデータ領域21にディアイス(De−ice)により、ダミーデータを記録して未記録領域のない状態にすることにより、DVD−ROMとの互換性が高くなることが知られている。
【0026】
このために、本実施の形態のコントローラ11には、すでに述べたように、自動イニシャライズ機能と通常イニシャライズ機能との何れかを選択する選択機能が設けられている。そして、ホストコンピュータ15からのユーザの選択指令によって、通常イニシャライズ処理が選択実行されると、例えばDVD+RWの場合には、バックグランドフォーマット方式での処理が行なわれ、ディスク1のリードイン領域20の記録設定を行なうイニシャライズが行なわれた後に、ユーザからのアクセスのない時に、バックグランドで、ディアイス(De−ice)と呼ばれる処理によって、ユーザデータ領域21へのダミーデータの記録が行なわれる。
【0027】
ここで、本実施の形態の設定変更の選択要求発生時における動作を、図3のフローチャートに従って説明する。
図3のフローチャートのステップS11において、コントローラ11が、外部インターフェース16を介して、ホストコンピュータ15から設定変更選択指令を受信すると、ステップS12に進んで、コントローラ11の制御によって、受信した設定変更選択指令が、自動イニシャライズ処理への設定変更指令であるか否かの判定が行なわれる。
【0028】
ステップS12で、自動イニシャライズ処理への設定変更指令であると判定されると、ステップS13に進んで、コントローラ11の制御によって、自動イニシャライズ設定変更処理が行なわれ、ステップS15に進んで、該設定変更処理で得られる変更情報が、コントローラ11の制御によって、不揮発性メモリ12に格納される。
一方、ステップS12で、自動イニシャライズ処理への設定変更指令でなく、通常イニシャライズ処理への設定変更指令であると判定されると、ステップS14に進んで、コントローラ11の制御によって、通常のイニシャライズ設定変更処理が行なわれ、ステップS15に進んで、該設定変更処理で得られる変更情報が、コントローラ11の制御によって、不揮発性メモリ12に格納される。
そして、ステップS15からステップS16に進み、コントローラ11の制御によって、ホストコンピュータ15において、設定変更情報がユーザに通報される。
【0029】
以上に説明したように、本実施の形態によると、初期化実行前のディスク1が装着され、モータ2の回転軸にディスク1が嵌合されると、装着センサ17から検出信号がコントローラ11に入力され、コントローラ11の制御によって、信号処理ユニット8から自動イニシャライズ制御信号が光ピックアップ10に入力されると共に、コントローラ11の制御によって、装着されたディスク1の機種判定、該ディスク1が初期化されているか否かの判定、ディスク機種に対応する反射率データの取得、ディスクの特定領域の記録情報のチェックなどのマウント処理が実行される。
そして、自動イニシャライズ制御信号によって、光ピックアップ10によって、ディスク1のリードイン領域20の一部が記録設定される自動イニシャライズが、前述のマウント処理時間内に実行され、この自動イニシャライズによって、ディスク1はユーザデータ領域21の全域が読み書き自在に設定されるので、OS(Operating System)または、ライターアプリケーションからの記録処理命令の受信時には、ディスク1は記録可能な状態にあり、データ記録を迅速且つ適確に実行することが可能になる。
【0030】
また、本実施の形態では、コントローラ11がホストコンピュータ15から設定変更選択指令を受信し、受信した設定変更選択指令が、通常イニシャライズ処理への設定変更指令であると、コントローラ11の制御によって、信号処理ユニット8から通常イニシャライズ制御信号が光ピックアップ10に入力され、この通常イニシャライズ制御信号によって、光ピックアップ10によって、通常イニシャライズ処理が行なわれる。
この通常イニシャライズ処理では、例えばDVD+RWの場合には、バックグランドフォーマット方式で処理が行なわれ、ディスク1のリードイン領域20の記録設定を行なうイニシャライズが行なわれた後に、ユーザからのアクセスのない時に、バックグランドで、ディアイス(De−ice)と呼ばれる処理によって、ユーザデータ領域21へのダミーデータの記録が行なわれる。
【0031】
この通常イニシャライズ処理によって、リードイン領域20の一部のみがイニシャライズされたディスク1が使用できない特定のアプリケーションに対応することが可能になり、またDVD+RWでは、ユーザデータ領域21にディアイス(De−ice)により、ダミーデータを記録して未記録領域のない状態にすることにより、DVD−ROMとの互換性を高めることも可能になる。
さらに、コントローラ11の制御によって、発生した設定変更情報は、不揮発性メモリ12に格納されると共に、ホストコンピュータ15において、ユーザに通報されるので、ユーザは現在の自動イニシャライズの選択設定の状態を適確に把握して、情報記録媒体に適切な初期化処理を行なわせることが可能になり、次回動作時に設定情報が保存され、再設定のためのユーザの操作負担の低減が可能になる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、再記録自在な情報記録媒体に情報が記録され、また、情報記録媒体の記録情報の再生が行なわれるが、初期化実行前の情報記録媒体が装着されると、自動イニシャライズ手段によって、装着される情報記録媒体のリードイン領域の一部に記録設定を行い、情報記録媒体をデータ記録可能な状態にするイニシャライズ処理のみが自動的に行なわれるので、短時間で終了する自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理後は、データ記録可能な状態に設定された情報記録媒体に、直ちにデータ記録を行なうことができ、初期化実行前の情報記録媒体に対するデータ記録を迅速且つスムーズに実行することが可能になる。
【0033】
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明で得られる効果に加えて、イニシャライズ制御手段によって、情報記録媒体に対する自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理が、装着される情報記録媒体に対して、ディスクの種別と記録状態を判断し、アクセス可能な状態を設定するマウント処理内に行なわれるので、OS(Operating System)または、ライタアプリケーションからの記録処理命令の受信時には、情報記録媒体はすでに記録可能な状態にあり、データ記録をより迅速且つ適確に実行することが可能になる。
【0034】
請求項3記載の発明によると、請求項1または請求項2記載の発明で得られる効果に加えて、選択設定手段により、自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理を選択実行させることにより、自動イニシャライズのみが行なわれたデイクスが使用できないアプリケーションに適切に対応し、また、通常イニシャライズでの未記録領域全域にダミーデータを記録することによりDVD−ROMとの互換性を高めることも可能になる。
【0035】
請求項4記載の発明によると、請求項3記載の発明で得られる効果に加えて、状態通報手段によって、自動イニシャライズ手段の現在の選択設定状態が通報されるので、ユーザは、現在の自動イニシャライズの選択設定の状態を適確に把握して、情報記録媒体に適切な初期化処理を行なわせることが可能になる。
【0036】
請求項5記載の発明によると、請求項3または請求項4に記載の発明で得られる効果に加えて、ユーザが選択設定手段により選択した自動イニシャライズ手段の選択設定情報が、不揮発性格納手段に格納されるので、次回動作時に設定情報が保存され、再設定のためのユーザの操作負担の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の基本動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態の設定変更の選択要求発生時における動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態のイニシャライズ処理の従来のイニシャライズ処理との比較説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク
5 ピックアップ制御ユニット
8 信号処理ユニット
10 光ピックアップ
11 コントローラ
12 不揮発性メモリ
15 ホストコンピュータ
17 装着センサ
20 リードイン領域
21 ユーザデータ領域
22 リードアウト領域

Claims (5)

  1. 再記録自在な情報記録媒体に情報を記録し、また、情報記録媒体の記録情報を再生する情報記録再生装置であり、
    初期化実行前の情報記録媒体の装着時に、装着される情報記録媒体のリードイン領域の一部を記録設定し、前記情報記録媒体をデータ記録可能な状態にするイニシャライズ処理のみを自動的に行なう自動イニシャライズ手段を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理を、装着される情報記録媒体に対して、ディスク種別と記録状態を判断し、アクセス可能な状態を設定するマウント処理内に行なわせるイニシャライズ制御手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 前記自動イニシャライズ手段によるイニシャライズ処理の実行を選択する選択設定手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報記録再生装置。
  4. 現在の自動イニシャライズ手段の選択設定状態を通報する状態通報手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項3記載の情報記録再生装置。
  5. 前記自動イニシャライズ手段の選択設定情報を格納する不揮発性格納手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の情報記録再生装置。
JP2002273963A 2002-09-19 2002-09-19 情報記録再生装置 Pending JP2004110962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002273963A JP2004110962A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002273963A JP2004110962A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004110962A true JP2004110962A (ja) 2004-04-08

Family

ID=32270582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002273963A Pending JP2004110962A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004110962A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561507B2 (en) 2005-03-10 2009-07-14 Ricoh Company, Ltd. Information recording and reproducing apparatus
US7944804B2 (en) 2005-05-09 2011-05-17 Ricoh Company, Ltd. Optical disk recording method, optical disk device, program, and recording medium
KR101085498B1 (ko) * 2007-01-09 2011-11-23 삼성전자주식회사 광기록재생장치 및 그 제어방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561507B2 (en) 2005-03-10 2009-07-14 Ricoh Company, Ltd. Information recording and reproducing apparatus
US7944804B2 (en) 2005-05-09 2011-05-17 Ricoh Company, Ltd. Optical disk recording method, optical disk device, program, and recording medium
KR101085498B1 (ko) * 2007-01-09 2011-11-23 삼성전자주식회사 광기록재생장치 및 그 제어방법
US8090236B2 (en) 2007-01-09 2012-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical record/playback apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7180841B2 (en) Recording method, recording medium, program, information recording medium, and information recording device
JPH0973729A (ja) 情報読取装置
JP2006294221A (ja) 情報記録装置と情報記録方法
US20110103202A1 (en) Optical disk unit and reproduction method therefor
JP2004110962A (ja) 情報記録再生装置
KR100793231B1 (ko) 파이널라이즈 디스크의 재생 제어방법
JP2007335019A (ja) デジタルデータ記録方法及び記録再生装置
JP2006313580A (ja) 記録装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4702229B2 (ja) データ記録再生装置及びデータ記録再生方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2003263842A (ja) 情報記録装置
WO2007129523A1 (ja) データ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2004118887A (ja) 記録再生装置
JP2002367277A (ja) 光ディスク装置
KR100663407B1 (ko) 광디스크의 신속한 파이널라이즈를 지원하는 방법
JP4029964B2 (ja) 情報記録制御プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
JP2008140500A (ja) 光ディスク記録再生装置
WO2006073002A1 (ja) 再生専用媒体との互換性を保つ情報記録方法
JP4957149B2 (ja) 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2003173626A (ja) 情報記録再生装置
JP3715567B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3920242B2 (ja) 光ディスク装置及び光ディスクの情報再生方法
EP2093768B1 (en) Recording medium and method and apparatus for recording data
US20060109762A1 (en) Method and apparatus for recording and/or reproducing information
JP2006172545A (ja) 制御方法、情報再生装置、プログラム及び記録媒体
JP2007220292A (ja) 光ディスクコントローラ