JP2002363159A - ベンズアミジン誘導体 - Google Patents
ベンズアミジン誘導体Info
- Publication number
- JP2002363159A JP2002363159A JP2002102486A JP2002102486A JP2002363159A JP 2002363159 A JP2002363159 A JP 2002363159A JP 2002102486 A JP2002102486 A JP 2002102486A JP 2002102486 A JP2002102486 A JP 2002102486A JP 2002363159 A JP2002363159 A JP 2002363159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etooc
- hooc
- group
- carbon atoms
- nhh
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
作用を有し、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として
有用なベンズアミジン誘導体、それらの薬理上許容され
る塩、及びそれらを含有する医薬を提供する。 【解決手段】該ベンズアミジン誘導体は、一般式 【化1】 [R1:H、ハロゲン原子、アルキル基又はOH;R2:H又は
ハロゲン原子;R3:H、置換可アルキル基、アラルキル
基、置換可アルキルカルボニル基又は置換可アルキルス
ルホニル基等;R4及びR5:H、ハロゲン原子、置換可ア
ルキル基、カルバモイル基等;R6:ヘテロ環等;R7及び
R8:H、アルキル基等;n:0、1又は2]を有する。
Description
阻害作用を有し、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬と
して有用なベンズアミジン誘導体、それらの薬理上許容
される塩、及びそれらを含有する医薬に関する。
循環器疾患の増加が目立っている。その中でも、脳梗
塞、心筋梗塞、末梢循環障害などの血栓性疾患は、直接
死因に結び付くばかりでなく、患者の予後の悪さ、生活
に対する制限など個人的、社会的負担を多く強いること
になる。これら血栓症に対する治療法として、抗凝固療
法は今後ますます重要性が増すと考えられる。
性化される酵素反応の多段階増幅過程を経て、最終的に
活性化されたトロンビンが、可溶性血漿蛋白であるフィ
ブリノーゲンを限定分解し、フィブリンを生成すること
により生じる。フィブリンは不溶性蛋白で凝塊を形成す
る。この過程は血液凝固カスケードとして知られ、内因
系および外因系の2つの経路が有り、それぞれの経路
は、血液凝固第X因子を活性化して合流する。以上のよ
うに、生成した活性化血液凝固第X因子は、血液凝固カ
スケードの重要な位置を占める酵素で、最終的には、2
価カルシウムイオン、リン脂質及び活性化血液凝固第V
因子等と複合体をつくり、プロトロンビンをトロンビン
に効率良く転換し、血液凝固反応を促進させる[例え
ば、プリンシプルズ・オブ・バイオケミストリー:マー
マリアン・バイオケミストリー,第7版(1983年)
[ E. L. Smith, A. White et al 'Principles of Bioch
emistry: Mammalian Biochemistry 7th edition' McGra
w-Hill, Inc. (1983)]等]。
トロンビン剤が知られ、使用されている。しかし、ワル
ファリンは経口の抗血栓薬として汎用されてはいるが、
ビタミンK拮抗物質であり、食事や、併用薬剤との相互
作用がしばしば見られるなど抗凝固能のコントロールが
難しいことが知られている[例えば、クリニカル・ファ
ーマコカイネティックス,第30巻,第416頁(19
96年)[Clin. Pharmacokinet., 30, 416 (1996)]
等]。また、現在の抗トロンビン剤は、薬効に伴う副作
用の出血傾向が観察されることから、新たな抗凝固薬の
開発が望まれている。活性化血液凝固第X因子はトロン
ビンの生成に直接関与し、その阻害剤は抗凝固作用を示
すことが知られており、新規の抗凝固剤として可能性が
示唆されている[例えば、ドラッグズ,第49巻,第8
56頁(1995年)[Drugs, 49,856 (1995)]等]。
X因子阻害剤として、特開平5−208946号(EP
540051)、WO96/16940(EP7982
95)又はWO00/47553には、芳香族アミジン
誘導体又はアミジノナフチル誘導体が記載されている。
また、WO98/31661(EP976722)に
は、例えば、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−
ピペリジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミ
ジノフェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸2トリフ
ルオロ酢酸塩等のベンズアミジン誘導体が記載されてい
る。
活性化血液凝固第X因子阻害作用を有する化合物の開発
を目指し、種々のベンズアミジン誘導体の薬理活性につ
いて、長年に亘り、鋭意研究を行った結果、特異な構造
を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝
固第X因子阻害作用を有し、トリプシン阻害作用を示さ
ないため、それに起因する副作用が無く、血液凝固性疾
患の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
阻害作用を有するベンズアミジン誘導体、それらの薬理
上許容される塩、それらの製法、それらの合成に有用な
中間体、及び血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬として
有用な、前記ベンズアミジン誘導体を含有する医薬を提
供する。
式(1)
ロドラッグである。上記式中、R1は、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基又は水酸基を示
し、R2は、水素原子又はハロゲン原子を示し、R3は、水
素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至
6個の水酸基置換アルキル基、炭素数2乃至7個のカル
ボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカ
ルボニルアルキル基、炭素数1乃至6個のアルキルスル
ホニル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニル
アルキルスルホニル基、炭素数2乃至7個のカルボキシ
アルキルスルホニル基又は炭素数3乃至8個のカルボキ
シアルキルカルボニル基を示し、R4及びR5は、同一又は
異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個
のアルキル基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキ
ル基、炭素数1乃至6個のアルコキシ基、カルボキシル
基、炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基、カル
バモイル基、炭素数2乃至7個のモノアルキルカルバモ
イル基又は炭素数3乃至13個のジアルキルカルバモイ
ル基を示し、R6は、水素原子、炭素数1乃至6個のアル
キル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7
乃至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素
数1乃至6個のアルキル基、炭素数2乃至7個のカルボ
キシアルキル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカル
ボニルアルキル基、炭素数2乃至7個の脂肪族アシル
基、炭素数7乃至11個の芳香族アシル基、カルバモイ
ル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素
数6乃至10個のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミド
イル基、炭素数3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭
素数2乃至7個のN−アルキルホルムイミドイル基又は
炭素数7乃至11個のイミノアリールメチル基を示し、
R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル
基を示し、あるいは、R6とR7が一緒になって、又は、R7
とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基
を示し、nは、0、1又は2を示す。
ては、例えば、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、弗素
原子等が挙げられ、R1については、好適には、臭素原
子、塩素原子又は弗素原子であり、特に好適には、弗素
原子であり、R2については、好適には、臭素原子、弗素
原子又は塩素原子であり、特に好適には、弗素原子であ
り、R4及びR5については、弗素原子、塩素原子又は臭素
原子であり、更に好適には、弗素原子又は塩素原子であ
り、特に好適には、塩素原子である。
1乃至6個のアルキル基」としては、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロ
ピル、ヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペン
チル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,
3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1
−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−
ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチル
ブチル基等が挙げられ、R1については、好適には、メチ
ル基であり、R3については、好適には、メチル、エチル
又はイソプロピル基であり、特に好適には、イソプロピ
ル基であり、R4及びR5については、好適には、メチル基
であり、R6については、好適には、メチル、エチル、イ
ソプロピル又はブチル基、特に好適には、メチル、エチ
ル又はイソプロピル基であり、R7については、好適に
は、メチル基であり、R8については、好適には、メチル
基である。
キル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、炭素数1乃至3個のものであ
り、さらに好適には、エチル基であり、好適な「炭素数
1乃至6個の水酸基置換アルキル基」としては、2−ヒ
ドロキシエチル基である。
キル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、1乃至3個のものであり、さ
らに好適には、メチル基であり、好適な「炭素数2乃至
7個のカルボキシアルキル基」としては、カルボキシメ
チル基である。
ルボニルアルキル基」のアルキル部分(アルコキシ部分
のアルキル部分も含む)は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであ
り、好適な「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニ
ルアルキル基」としては、メトキシカルボニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニ
ルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基であり、更に
好適には、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカル
ボニルメチル基、特に好適には、エトキシカルボニルメ
チル基である。
キルスルホニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1
乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙
げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個
のものであり、さらに好適には、メチル基であり、好適
な「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキルスルホニル
基」としては、カルボキシメタンスルホニル基である。
ニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであ
り、さらに好適には、エチル基であり、好適な「炭素数
1乃至6個のアルキルスルホニル基」としては、エタン
スルホニル基である。
ルボニルアルキルスルホニル基」のアルキル部分(アル
コキシ部分のアルキル部分も含む)は、上記「炭素数1
乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙
げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個
のものであり、さらに好適には、1乃至2個のものであ
り、好適な「炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニ
ルアルキルスルホニル基」としては、エトキシカルボニ
ルメタンスルホニル基である。
キルカルボニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1
乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙
げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個
のものであり、さらに好適には、炭素数1のものであ
り、好適な「炭素数3乃至8個のカルボキシアルキルカ
ルボニル基」としては、カルボキシアセチル基である。
置換アルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃
至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げ
られ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個の
ものであり、好適な「炭素数1乃至6個のハロゲン置換
アルキル基」としては、トリフルオロメチル基である。
シ基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のア
ルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適
には、アルキル部分は、炭素数1乃至4個のものであ
り、さらに好適には、炭素数1個のものであり、好適な
「炭素数1乃至6個のアルコキシ基」としては、メトキ
シ基である。
シカルボニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃
至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げ
られ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個の
ものであり、好適な「炭素数2乃至7個のアルコキシカ
ルボニル基」としては、エトキシカルボニル基である。
キルカルバモイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数
1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが
挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2
個のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のモノアル
キルカルバモイル基」としては、N―メチルカルバモイ
ル基である。
キルカルバモイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数
1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが
挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2
個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のジアル
キルカルバモイル基」としては、N,N−ジメチルカル
バモイル基である。
基」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル基等が挙げられ、好適には、シクロ
ペンチル基である。
基」としては、例えば、ベンジル、1−ナフチルメチ
ル、2−ナフチルメチル、フェネチル基等が挙げられ、
好適には、ベンジル又はフェネチル基である。
6個のアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1
乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙
げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個
のものであり、ヘテロ環部分は、硫黄原子、酸素原子又
は/及び窒素原子を1乃至3個含む5乃至7員複素環基
であり、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、アゼピ
ニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソ
キサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3
−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チ
アジアゾリル、ピラニル、 ピリジル、ピリダジニル、ピ
リミジニル、ピラジニルのような芳香族複素環基及びモ
ルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリ
ニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジ
ニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニルのよう
なこれらの基に対応する、部分若しくは完全還元型の基
を挙げることができ、好適には、窒素原子を少なくとも
1個含み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5
乃至7員複素環基を示し、例えば、ピロリル、アゼピニ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキ
サゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−
オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チア
ジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニルのような芳香族複素環基及びモルホリニル、
チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダ
ゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾ
リニル、ピペリジル、ピペラジニルのようなこれらの基
に対応する、部分若しくは完全還元型の基(例えば、
4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル、2,
3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル、4,5
−ジヒドロオキサゾール−2−イル、5,6−ジヒドロ
−2H−[1,4]チアジン−3−イル)を挙げられ、
また、上記「5乃至7員複素環基」は、他の環式基と縮
環していてもよく、例えば、イソベンゾフラニル、クロ
メニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、インドリ
ジニル、イソインドリル、インドリル、インダゾリル、
プリニル、キノリジニル、イソキノリル、キノリル、フ
タラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾ
リニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、
イソインドリニルのような基等が挙げられ、好適には、
ピリジル基であり、好適な「ヘテロ環で置換された炭素
数1乃至6個のアルキル基」としては、2−ピリジルメ
チル、3−ピリジルメチル又は4−ピリジルメチル基又
は2−(2−ピリジル)エチル、2−(3−ピリジル)
エチル又は2−(4−ピリジル)エチル基である。
キル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであ
り、好適な「炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル
基」としては、カルボキシメチル基である。
ルボニルアルキル基」のアルキル部分は、上記「炭素数
1乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが
挙げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2
個のものであり、好適な「炭素数3乃至13個のアルコ
キシカルボニルアルキル基」としては、メトキシカルボ
ニルメチル基である。
基」としては、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ピバロイル、バレリル、イソバレ
リル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル基等
が挙げられ、好適には、アセチル基である。
基」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフチルカル
ボニル、2−ナフチルカルボニル基等が挙げられ、好適
には、ベンゾイル基である。
ニル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個の
アルキル基」で挙げたものと同様のものが挙げられ、好
適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個のものであ
り、好適な「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル
基」としては、メタンスルホニル基である。
としては、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
チル、フェナンスリル基等が挙げられ、好適には、フェ
ニル基である。
ロ環で置換された炭素数1乃至6個のアルキル基」で挙
げたものと同様のものが挙げられ、好適には、下記式の
もの、すなわち、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル(A)、2,3,4,5−テトラヒドロピリジ
ン−6−イル(B)、4,5−ジヒドロオキサゾール−
2−イル(C)、5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]
チアジン−3−イル(D)又は4−ピリジル基である。
ルキル部分は、上記「炭素数1乃至6個のアルキル基」
で挙げたものと同様のものが挙げられ、好適には、アル
キル部分は、炭素数3個のものであり、好適な「炭素数
3乃至7個の1−イミノアルキル基」としては、1−イ
ミノプロピル基である。
ルムイミドイル基」のアルキル部分は、上記「炭素数1
乃至6個のアルキル基」で挙げたものと同様のものが挙
げられ、好適には、アルキル部分は、炭素数1乃至2個
のものであり、好適な「炭素数2乃至7個のN−アルキ
ルホルムイミドイル基」としては、N−エチルホルムイ
ミドイル基である。
ルメチル基」としては、例えば、イミノフェニルメチ
ル、イミノナフチルメチル基等が挙げられ、好適には、
イミノフェニルメチル基である。
緒になって、形成される「炭素数2乃至5個のアルキレ
ン基」としては、例えば、エチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン基等であり、好適には、
エチレン又はトリメチレン基である。
ては、以下のものを挙げることができる。 (1) R1が、水素原子又は水酸基である化合物、
コキシカルボニルアルキルスルホニル基又は炭素数2乃
至7個のカルボキシアルキルスルホニル基である化合
物、
スルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である
化合物、
水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル
基、炭素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基又はカ
ルバモイル基である化合物、
水素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基
又はカルバモイル基である化合物、
ル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃
至16個のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数
1乃至6個のアルキル基、炭素数6乃至10個のアリー
ル基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7
個の1−イミノアルキル基、炭素数7乃至11個のイミ
ノアリールメチル基又は炭素数2乃至7個のN−アルキ
ルホルムイミドイル基である化合物、
ロピル基、シクロペンチル基、ベンジル又はフェネチル
基、2−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピ
リジルメチル、2−(2−ピリジル)エチル、2−(3
−ピリジル)エチル又は2−(4−ピリジル)エチル
基、フェニル基、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6
−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、
5,6−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イ
ル又は4−ピリジル基、ホルムイミドイル基、1−イミ
ノプロピル基、イミノフェニルメチル基又はN−エチル
ホルムイミドイル基である化合物、
1乃至6個のアルキル基である化合物、
R7とR8が一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン
基である化合物、
R7とR8が一緒になって、エチレン又はトリメチレン基で
ある化合物、
ことができ、これらの組み合わせ、例えば、(1)、
(2)、(3)、(5)、(7)、(9)及び(12)
の組み合わせ、(1)、(2)、(4)、(6)、
(8)、(9)及び(12)の組み合わせ等も、また、
好適である。
の化合物(1)は、塩にすることができるので、その塩
をいい、そのような塩としては、好適にはナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金
属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル
塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無
機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モ
ルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキ
ルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカ
ミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチル
アミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N'−ジベ
ンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロ
カイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネ
チルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウ
ム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のよ
うな有機塩等のアミン塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、
硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メ
タンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、
エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
のようなアリールスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ
−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩、マレイン酸、トリフルオロ酢酸塩等の有機酸塩;及
び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン
塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ
酸塩を挙げることができる。
置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付いた
り、水和物となる場合があり、そのような塩も本発明に
包含される。
種の溶媒を吸収し、溶媒和物となる場合があるが、その
ような塩も本発明に包含される。
物(1)は、水酸基、アミノ基、アミジノ基又はカルボ
キシル基を有する場合があり、その場合に、それらの基
が生体内で化学的又は生物化学的に切断される基で保護
されたものをいい、プロドラッグを形成する基として
は、水酸基、アミノ基又はアミジノ基の場合には、化学
的方法により開裂し得る「反応における保護基」、及
び、「生体内で加水分解のような生物学的方法により開
裂し得る保護基」を示し、斯かる「反応における保護
基」としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロ
イル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノ
イル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチル
ノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチ
ルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリ
デカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘ
キサデカノイル、1−メチルペンタデカノイル、14−
メチルペンタデカノイル、13,13−ジメチルテトラ
デカノイル、ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデ
カノイル、オクタデカノイル、1−メチルヘプタデカノ
イル、ノナデカノイル、アイコサノイル及びヘナイコサ
ノイルのようなアルキルカルボニル基、スクシノイル、
グルタロイル、アジポイルのようなカルボキシ化アルキ
ルカルボニル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、
トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハ
ロゲノ低級アルキルカルボニル基、メトキシアセチルの
ような低級アルコキシ低級アルキルカルボニル基、
(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和ア
ルキルカルボニル基等の「脂肪族アシル基」;ベンゾイ
ル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリール
カルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベン
ゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,
4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのよう
な低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイ
ルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、2
−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、
4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリー
ルカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベ
ンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−
(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコ
キシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニル
ベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等
の「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−2−イ
ル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メ
トキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチ
オピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピ
ラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテ
トラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2
−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような
「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル
基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロ
ピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチ
ルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリ
ル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキル
シリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチル
シリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイ
ソプロピルシリルのような1乃至2個のアリール基で置
換されたトリ低級アルキルシリル基等の「シリル基」;
メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチ
ル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキ
シメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのよう
な低級アルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチ
ルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基、
2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−ク
ロロエトキシ)メチルのようなハロゲノ低級アルコキシ
メチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコ
キシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチルのよう
なハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジ
ル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェ
ニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個
のアリール基で置換された低級アルキル基、4−メチル
ベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,
5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−
メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブ
ロモベンジル、4−シアノベンジル、メチル、ピペロニ
ルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、
シアノ基でアリール環が置換された1乃至3個のアリー
ル基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル
基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−
ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような
低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロ
エトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカ
ルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシリル
基で置換された低級アルコキシカルボニル基等の「アル
コキシカルボニル基」;ビニルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボ
ニル基」;フェノキシカルボニル、4−メトキシフェノ
キシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカルボ
ニル、2−ニトロフェノキシカルボニル、4−ニトロフ
ェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボニ
ルのような、1乃至2個の、低級アルコキシ、ニトロ基
又はハロゲン原子でアリール環が置換されていてもよい
「アリールオキシカルボニル基」;ベンジルオキシカル
ボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,
4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシ
カルボニルのような、1乃至2個の低級アルコキシ又は
ニトロ基でアリール環が置換されていてもよい「アラル
キルオキシカルボニル基」を挙げることができ、
的方法により開裂し得る保護基」としては、例えば、エ
チルカルボニルオキシメチル、ピバロイルオキシメチ
ル、ジメチルアミノアセチルキシメチル、1−アセトキ
シエチルのようなアシルオキシアルキル基;1−(メト
キシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボ
ニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチ
ル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、
1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロ
ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチルのような1−
(アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;フタリジ
ル基;4−メチル−オキソジオキソレニルメチル、4−
フェニル−オキソジオキソレニルメチル、オキソジオキ
ソレニルメチルのようなオキソジオキソレニルメチル基
等の「カルボニルオキシアルキル基」;上記「脂肪族ア
シル基」;上記「芳香族アシル基」;「コハク酸のハー
フエステル塩残基」;「燐酸エステル塩残基」;「アミ
ノ酸等のエステル形成残基」;カルバモイル基;1乃至
2個の低級アルキル基で置換されたカルバモイル基;及
び、ピバロイルオキシメチルオキシカルボニルのような
「カルボニルオキシアルキルオキシカルボニル基」を挙
げることができ、そのような誘導体か否かは、ラットや
マウスのような実験動物に静脈注射により投与し、その
後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬理学
的に許容される塩を検出できることにより決定でき、好
適には、アセチル基であり、
限定はなく用いることができるが、好適には、例えばホ
ルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレ
リル、オクタノイル、ラウロイル、パルミトイル、ステ
アロイルのようなアルキルカルボニル基、クロロアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフル
オロアセチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニル
基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ低級アル
キルカルボニル基、(E)−2−メチル−2−ブテノイ
ルのような不飽和アルキルカルボニル基等の脂肪族アシ
ル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルの
ようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、
4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボ
ニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トル
オイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、
4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカル
ボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイ
ルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メト
キシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカ
ルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾ
イルのようなアリール化アリールカルボニル基等の芳香
族アシル基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル
のような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−ト
リクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエ
トキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキ
ルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等
のアルコキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル、
アリルオキシカルボニルのようなアルケニルオキシカル
ボニル基又はフェノキシカルボニル、4−メトキシフェ
ノキシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカル
ボニル、2−ニトロフェノキシカルボニル、4−ニトロ
フェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボ
ニルのような、1乃至2個の、低級アルコキシ、ニトロ
基又はハロゲン原子でアリール環が置換されていてもよ
いアリールオキシカルボニル基を挙げることができ、好
適には、エトキシカルボニル基、1−(プロピオニルオ
キシ)エトキシカルボニル基、4−メトキシフェノキシ
カルボニル基又は4−フルオロフェノキシカルボニル基
であり、
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
及び、加水素分解、加水分解、電気分解、光分解のよう
な化学的方法により開裂し得る「反応における保護基」
を示し、斯かる「反応における保護基」としては、好適
には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオ
ペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘ
キシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2
−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメ
チルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチ
ルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチル
ブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルの
ような「低級アルキル基」;エテニル、1−プロペニ
ル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1
−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プ
ロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−
2−ブテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル
−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテ
ニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブ
テニル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、
2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メ
チル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−
3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペ
ンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−
4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3
−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルのよう
な「アルケニル基」;エチニル、2−プロピニル、1−
メチル−2−プロピニル、2−メチル−2−プロピニ
ル、2−エチル−2−プロピニル、2−ブチニル、1−
メチル−2−ブチニル、2−メチル−2−ブチニル、1
−エチル−2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−
3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1−エチル
−3−ブチニル、2−ペンチニル、1−メチル−2−ペ
ンチニル、2−メチル−2−ペンチニル、3−ペンチニ
ル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペ
ンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニ
ル、2−メチル−4−ペンチニル、2−ヘキシニル、3
−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルのよう
な「アルキニル基」;トリフルオロメチル、トリクロロ
メチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモ
メチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモエチ
ル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−ヨー
ドエチル、3−クロロプロピル、4−フルオロブチル、
6−ヨードヘキシル、2,2−ジブロモエチルのような
「ハロゲノ低級アルキル基」;2−ヒドロキシエチル、
2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピ
ル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチ
ルのようなヒドロキシ「低級アルキル基」;アセチルメ
チルのような「脂肪族アシル」−「低級アルキル基」;
ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、α−ナ
フチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、6−フェニルヘキシル、α−
ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのよ
うな1乃至3個のアリール基で置換された「低級アルキ
ル基」、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチル
ベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メト
キシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチ
ル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−ク
ロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジ
ル、4−シアノベンジルジフェニルメチル、ビス(2−
ニトロフェニル)メチル、ピペロニル、4−メトキシカ
ルボニルベンジルのような低級アルキル、低級アルコキ
シ、ニトロ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニル
基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で
置換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;トリ
メチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチ
ルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、メチルジイソ
プロピルシリル、メチルジtert−ブチルシリル、トリイ
ソプロピルシリル、メチルジフェニルシリル、イソプロ
ピルジフェニルシリル、ブチルジフェニルシリル、フェ
ニルジイソプロピルシリルのような「シリル基」を挙げ
ることができ、
により開裂し得る保護基」は、人体内で加水分解等され
て、フリーの酸又はその塩を生成するエステルをいい、
物学的方法により開裂し得る保護基」としては、具体的
には、メトキシメチル、1−エトキシエチル、1−メチ
ル−1−メトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチ
ル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、1,1
−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、n
−プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、n−ブト
キシメチル、tert−ブトキシメチルのような低級アルコ
キシ低級アルキル基、2−メトキシエトキシメチルのよ
うな低級アルコキシ化低級アルコキシ低級アルキル基、
フェノキシメチルのような「アリール」オキシ「低級ア
ルキル基」、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、
ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲン化
低級アルコキシ低級アルキル基等の「アルコキシ低級ア
ルキル基」:メトキシカルボニルメチルのような「低級
アルコキシ」カルボニル「低級アルキル基」;シアノメ
チル、2−シアノエチルのようなシアノ「低級アルキル
基」;メチルチオメチル、エチルチオメチルのような
「低級アルキル」チオメチル基;フェニルチオメチル、
ナフチルチオメチルのような「アリール」チオメチル
基;2−メタンスルホニルエチル、2−トリフルオロメ
タンスルホニルエチルのようなハロゲンで置換されても
よい「低級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」;
2−ベンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニ
ルエチルのような「アリール」スルホニル「低級アルキ
ル基」;ホルミルオキシメチル、アセトキシメチル、プ
ロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバ
ロイルオキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレ
リルオキシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホ
ルミルオキシエチル、1−アセトキシエチル、1−プロ
ピオニルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、1
−ピバロイルオキシエチル、1−バレリルオキシエチ
ル、1−イソバレリルオキシエチル、1−ヘキサノイル
オキシエチル、2−ホルミルオキシエチル、2−アセト
キシエチル、2−プロピオニルオキシエチル、2−ブチ
リルオキシエチル、2−ピバロイルオキシエチル、2−
バレリルオキシエチル、2−イソバレリルオキシエチ
ル、2−ヘキサノイルオキシエチル、1−ホルミルオキ
シプロピル、1−アセトキシプロピル、1−プロピオニ
ルオキシプロピル、1−ブチリルオキシプロピル、1−
ピバロイルオキシプロピル、1−バレリルオキシプロピ
ル、1−イソバレリルオキシプロピル、1−ヘキサノイ
ルオキシプロピル、1−アセトキシブチル、1−プロピ
オニルオキシブチル、1−ブチリルオキシブチル、1−
ピバロイルオキシブチル、1−アセトキシペンチル、1
−プロピオニルオキシペンチル、1−ブチリルオキシペ
ンチル、1−ピバロイルオキシペンチル、1−ピバロイ
ルオキシヘキシルのような「脂肪族アシル」オキシ「低
級アルキル基」、シクロペンタノイルオキシメチル、シ
クロヘキサノイルオキシメチル、1−シクロペンタノイ
ルオキシエチル、1−シクロヘキサノイルオキシエチ
ル、1−シクロペンタノイルオキシプロピル、1−シク
ロヘキサノイルオキシプロピル、1−シクロペンタノイ
ルオキシブチル、1−シクロヘキサノイルオキシブチル
のような「シクロアルキル」カルボニルオキシ「低級ア
ルキル基」、ベンゾイルオキシメチルのような「芳香族
アシル」オキシ「低級アルキル基」等のアシルオキシ
「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオキシメチ
ル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポキシカル
ボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシ
メチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イソブトキ
シカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカルボニル
オキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シ
クロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘキシ
ル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−プ
ロポキシカルボニルオキシエチル、1−(イソプロポキ
シカルボニルオキシ)エチル、1−ブトキシカルボニル
オキシエチル、1−イソブトキシカルボニルオキシエチ
ル、1−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、
1−ペンチルオキシカルボニルオキシエチル、1−ヘキ
シルオキシカルボニルオキシエチル、1−シクロペンチ
ルオキシカルボニルオキシエチル、1−シクロペンチル
オキシカルボニルオキシプロピル、1−シクロヘキシル
オキシカルボニルオキシプロピル、1−シクロペンチル
オキシカルボニルオキシブチル、1−シクロヘキシルオ
キシカルボニルオキシブチル、1−(シクロヘキシルオ
キシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボ
ニルオキシ)プロピル、2−メトキシカルボニルオキシ
エチル、2−エトキシカルボニルオキシエチル、2−プ
ロポキシカルボニルオキシエチル、2−イソプロポキシ
カルボニルオキシエチル、2−ブトキシカルボニルオキ
シエチル、2−イソブトキシカルボニルオキシエチル、
2−ペンチルオキシカルボニルオキシエチル、2−ヘキ
シルオキシカルボニルオキシエチル、1−メトキシカル
ボニルオキシプロピル、1−エトキシカルボニルオキシ
プロピル、1−プロポキシカルボニルオキシプロピル、
1−イソプロポキシカルボニルオキシプロピル、1−ブ
トキシカルボニルオキシプロピル、1−イソブトキシカ
ルボニルオキシプロピル、1−ペンチルオキシカルボニ
ルオキシプロピル、1−ヘキシルオキシカルボニルオキ
シプロピル、1−メトキシカルボニルオキシブチル、1
−エトキシカルボニルオキシブチル、1−プロポキシカ
ルボニルオキシブチル、1−イソプロポキシカルボニル
オキシブチル、1−ブトキシカルボニルオキシブチル、
1−イソブトキシカルボニルオキシブチル、1−メトキ
シカルボニルオキシペンチル、1−エトキシカルボニル
オキシペンチル、1−メトキシカルボニルオキシヘキシ
ル、1−エトキシカルボニルオキシヘキシルのような
(アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;(5−フ
ェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル、[5−(4−メチルフェニル)−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、[5−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル]メチル、[5−(4−フルオロフ
ェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル]メチル、[5−(4−クロロフェニル)−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル]メチル、(2−
オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、
(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレ
ン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ−
1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオキ
ソジオキソレニルメチル基等の「カルボニルオキシアル
キル基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、ジメトキ
シフタリジルのような「フタリジル基」:フェニル、イ
ンダニルのような「アリール基」:上記「アルキル
基」:カルボキシメチルのような「カルボキシアルキル
基」:及び、フェニルアラニンのような「アミノ酸のア
ミド形成残基」を挙げることができ、そのような誘導体
か否かは、ラットやマウスのような実験動物に静脈注射
により投与し、その後の動物の体液を調べ、元となる化
合物又はその薬理学的に許容される塩を検出できること
により決定でき、好適には、エチル基である。
る。表1で使用される省略記号において、Etはエチル基
を示し、-MSは、-CH2SO2基を示し、Phは、フェニル基を
示し、Pyrは、ピリジル基を示し、Pyrmは、ピリミジニ
ル基を示し、cPnは、シクロペンチル基を示し、-(CH2)3
-(5)は、R6とR7が一緒になってトリメチレン基を形成
し、かつ、それらを含む環が5員環となることを示し、
C3H4NOは、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル基
を示し、C4H6Nは4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−
2−イル基を示し、C3H4NSは、4,5−ジヒドロチアゾ
ール−2−イル基を示し、C5H8Nは2,3,4,5−テ
トラヒドロピリジン−6−イル基を示し、C6H10Nは3,
4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル
基を示し、C4H6NSは5,6−ジヒドロ−2H−[1,
4]チアジン−3−イル基を示し、C5F4Nは、2,3,
5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル基を示し、
H(CH3CH2N)Cは、N−エチルホルムイミドイル基を示
し、-(CH2)2-は、2位R7と6位R8が一緒になってエチレ
ン基を形成することを示し、C8H14Nは、3,4,5,
6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニン−9−イル
基を示す。
ては、14(実施例27)、21(実施例41)、22
(実施例47)、23(実施例49)、25(実施例5
3)、26(実施例55)、53(実施例65)、54
(実施例67)、81(実施例59)、82(実施例6
1)、85(実施例45)、109(実施例77)、1
10(実施例79)、137(実施例71)、138
(実施例73)、507(実施例6)、518(実施例
28)、523(実施例38)、525(実施例4
2)、526(実施例48)、527(実施例50)、
529(実施例54)、530(実施例56)、557
(実施例66)、558(実施例68)、585(実施
例60)、586(実施例62)、589(実施例4
6)、613(実施例78)、614(実施例80)、
641(実施例72)、642(実施例74)、102
7(実施例89)、1029(実施例94)、1081
(実施例86)及び1099(実施例87)を挙げるこ
とができ、特に好適な化合物としては、
−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1
−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合
物番号14、実施例27)、N−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩(例示化合物番号22、実施例47)、N−[3−
(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミノプロピ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号23、実
施例49)、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1
−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号25、実施例5
3)、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジ
ヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−
イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号53、実施例6
5)、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジ
ヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−
イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号10
9、実施例77)、N−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物
番号507、実施例6)、N−[3−(3−アミジノフ
ェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロ
ロ−4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例
示化合物番号518、実施例28)、N−[3−(3−
アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−
[3−クロロ−4−(1−シクロペンチルピペリジン−
4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩(例示化合物番号523、実施例38)、N−[3
−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−7−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
(例示化合物番号525、実施例42)、N−[3−
(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩(例示化合物番号526、実施例48)、
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミ
ノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号52
7、実施例50)、N−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号529、実施
例54)、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジ
ヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−
イルオキシ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩(例示化合物番号557、実施例66)、
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化
合物番号585、実施例60)、N−[3−(3−アミ
ジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4
−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ト
リフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩(例示化合物番号589、実施例46)、N−[3
−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピ
ロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3
−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸
2塩酸塩(例示化合物番号613、実施例78)、N−
[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5
−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−
4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩(例示化合物番号641、実施例72)、N−[3
−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−ジヒド
ロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩(例示化
合物番号1027、実施例89)、N−[3−(3−ア
ミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−
[4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号1029、実施
例94)及びN−[3−(3−アミジノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1
−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
(例示化合物番号1099、実施例87)を挙げること
ができる。
ば、以下のような方法で製造することができる。
R7、R8及びnは、前述と同意儀を示し、R1a、R3a、R4a、
R5a及びR6aは、それぞれ、R1又はR1上の置換基が保護さ
れたR1、R3又はR3上の置換基が保護されたR3、R4又はR4
上の置換基が保護されたR4、R5又はR5上の置換基が保護
されたR5、並びに、R6又はR6上の置換基が保護されたR6
を示し、R6bは、R6a又はアミノ基の保護基を示し、Pro
は、水酸基の保護基を示し、Xは、ハロゲン原子又は水
酸基を示す。
方法である。
する化合物を製造する工程であり、一般式(2)を有す
る化合物を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合
物存在下、一般式(3)を有する化合物と縮合させるこ
とにより達成される。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えばヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン
又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭
化水素類;或はジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素
類(ジクロロメタン)或いはエーテル類(特にジエチル
エーテル又はテトラヒドロフラン)である。
メチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリペンチルホ
スフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1-C6ア
ルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリイン
デニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン等のトリ
C6-C10アリールホスフィン;或はトリルジフェニルホス
フィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィ
ン、トリブチルフェニルホスフィン又はトリ−6−エチ
ル−2−ナフチルホスフィン等の、C1-C4アルキルを置
換基として有してもよいトリC6-C10アリールホスフィン
であり得、好適にはトリC1-C6アルキルホスフィン類
(特にトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、
トリプロピルホスフィン又はトリブチルホスフィン、)
又はトリC6-C10アリールホスフィン(特にトリフェニル
ホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチ
ルホスフィン)であり、更に好適には、トリブチルホス
フィン又はトリフェニルホスフィンである。
カルボニルジピペリジン或いはアゾジカルボン酸ジメチ
ル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジプ
ロピル又はアゾジカルボン酸ジブチルのようなアゾジカ
ルボン酸ジ−C1-C4アルキルであり得、好適には、アゾ
ジカルボニルジピペリジン、アゾジカルボン酸ジメチル
又はアゾジカルボン酸ジエチルである。
化するが、通常−50℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至60℃である。
よって変化するが、通常5分乃至24時間であり、好適
には10分乃至6時間である。
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、不溶物が存在する場合にはそれをろ去し、溶媒を留
去することにより、或いは、反応終了後、溶媒を留去
し、得られる残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例
えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し
た後、抽出液を水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウム
等で乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等に
よって更に精製できる。
する化合物を製造する工程であり、(a) シアノ基を
アミジノ基へと変換させる反応、所望により、(b)
保護されたアミノ基の保護基を除去する反応、(c)
アミノ基に所望の置換基を導入する反応、(d) エス
テルの加水分解反応、(e) 保護された水酸基の保護
基を除去する反応を、適宜順序を変えて、組み合わせる
ことにより達成される。
ジノ基へと変換させる反応」は、一般にこの分野の技術
に於て周知の方法に従い、(1) 原料化合物を、不活
性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には不活性溶媒中)、
酸存在下、アルコール類と反応させ、中間体として生じ
るイミノエーテル化合物をアンモノリシスさせるか、又
は、(2) 原料化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下
又は不存在下、ヒドロキシルアミンと反応させ、中間体
として生じるアミドオキシム化合物を加水素分解するこ
とにより達成される。
ある。先ず、第1段階は、酸の存在下、ニトリル基をア
ルコールと反応させ、イミノエーテル化合物を得る反応
である。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又は
メチルエチルケトンのようなケトン類;酢酸メチル又は
酢酸エチルのようなエステル類;ニトロメタンのような
ニトロ化合物類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチ
ル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスル
ホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或は
上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭
化水素類(特にベンゼン)又はハロゲン化炭化水素類
(特にジクロロメタンであり、特に好適にはハロゲン化
炭化水素類(特にジクロロメタン)である。
ルコール類中(例えば、メタノール、エタノール、プロ
パノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタ
ノール等であり得、好適には、メタノール又はエタノー
ルである。)で行うことができ、また、通常、支障がな
いかぎりアルコール中で反応が行われる。
酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又
は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸
又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或
は、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、塩化鉄(II
I)、塩化亜鉛、塩化水銀(II)等のルイス酸であり
得、好適には鉱酸又はルイス酸であり、特に好適には塩
化水素である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至50℃である。
によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、
好適には1時間乃至15時間である。
(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物か
ら採取されるが、特に単離・精製することなく次の反応
に用いることもできる。
で生成したイミノエーテル化合物を、加アンモニア分解
させる反応である。この反応は、通常、不活性溶媒中、
アンモニウムイオンの存在下に行われる。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのよ
うなアルコール類;水;或いはアルコール類と水の混合
溶媒であり得、好適には、メタノール、エタノール、
水、含水メタノール又は含水エタノールであり、特に好
適には、含水メタノール又は含水エタノールである。
ウム源としては、例えば、アンモニア水、塩化アンモニ
ウム、炭酸アンモニウム又はそれらの混合物であり得、
好適には、塩化アンモニウムである。
あり、好適には、アンモニア水及び塩酸を用いて、pH
7乃至9である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至50℃である。
によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、
好適には1時間乃至15時間である。
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反
応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽
出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシ
ウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによ
って目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要
ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフ
ィーにより更に精製できる。
ある。先ず、第1段階は、不活性溶媒中、所望に応じて
塩基存在下、ニトリル基をヒドロキシルアミンと反応さ
せ、アミドオキシム化合物を得る反応である。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又は
メチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンの
ようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロ
ニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又は
イソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなア
ミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのような
スルホキシド類;或いは水であり得、好適には、アルコ
ール類(特にメタノール又はエタノール)である。
しては、ヒドロキシルアミンの水溶液、有機溶媒の溶液
又は酸との塩を挙げることができる。
酸との塩を使用する場合に、それを中和し得るものであ
れば特に限定はないが(また、ヒドロキシルアミンの溶
液を直接用いる場合は、必ずしも必要としない。)、例
えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカ
リ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金
属酢酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水
酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−
ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金
属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチル
モルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)の
ような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭
酸塩類(特に炭酸ナトリウム)又はアルカリ金属アルコ
キシド類(特にカリウムt−ブトキシド)である。
異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50
℃乃至100℃である。
によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、
好適には5時間乃至12時間である。
(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物か
ら採取されるが、特に単離・精製することなく、次反応
に用いることもできる。
で生成したアミドオキシム化合物を加水素分解する反応
である。
性の基で修飾するが、簡便にアセチル基が常用される。
アセチル化は、通常、酢酸中、無水酢酸を用いて行われ
るが、必要に応じて溶媒中で行うこともできる。
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳
香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセ
トン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロ
メタンのようなニトロ化合物類;或いは、アセトニトリ
ル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類であり
得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメ
タン)又はエーテル類(特にテトラヒドロフラン)であ
る。
薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、
好適には10℃乃至50℃である。
薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24
時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
(例えば、反応終了後、溶媒を留去する方法)に従って
反応混合物から採取されるが、特に単離・生成すること
なく次の反応に用いることもできる。
基をアセチル化した場合は、脱アセトキシ化)は、通
常、反応溶媒を変えず、引き続いて行われる。また、所
望により、一度、溶媒を留去し、得られる残渣を再度、
不活性溶媒に溶解させ行うこともできる。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又は
メチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンの
ようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロ
ニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又は
イソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなア
ミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのような
スルホキシド類;蟻酸又は酢酸のようなカルボン酸類;
水;或いは、上記溶媒の混合溶媒であり得、好適には、
アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、酢
酸、或いはそれらの混合溶媒である。
の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定は
ないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水
酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッ
ケル、ロジウム−酸化アルミニウム、パラジウム−硫酸
バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パ
ラジウム−炭素である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至80℃である。
によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、
好適には5時間乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、触媒をろ去した後、溶媒を留去するか、或は、反応
終了後、触媒をろ去した後、反応液に水を加え、水と混
和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル
等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた
後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製でき
る。
ノ基の保護基を除去する反応」は、一般に有機合成化学
の技術において周知の方法に従い、以下の様に実施され
る。
ル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメ
チルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブ
トキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシ
カルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカ
ルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル
基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−
ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不
活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除
去することができる。尚、その際に、目的化合物を塩と
して得ることもできる。
ン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸であり得、好適
には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸で
ある。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステ
ル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プ
ロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミド
のようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホラ
ンのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪
酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒を挙げるこ
とができるが、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エー
テル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との
混合溶媒であり、さらに好適にはハロゲン化炭化水素類
(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテトラヒド
ロフラン又はジオキサン)、脂肪酸類(特に酢酸)、ア
ルコール類(特にメタノール又はエタノール)、或は、
水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
れる酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃
であり、好適には0℃乃至100℃である。
れる酸によって変化するが、通常5分乃至48時間であ
り、好適には10分乃至15時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に
析出した目的化合物をろ取するか、必要に応じ、適宜中
和して、溶媒を留去し、乾燥させるか、又は、反応液を
水に注いだり、必要に応じ適宜中和して、水と混和しな
い溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を
加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫
酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物
は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマ
トグラフィー等によって更に精製できる。
ールカルボニル類、アルコキシカルボニル類、アルケニ
ルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラ
ルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合
には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理するこ
とにより除去することができる。
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカ
プタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムの
ようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒドラジン、メチ
ルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、ア
ルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリ
ウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウ
ム又は水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド類
(特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又
はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒ
ドラジン又はメチルアミン)である。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、
2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール
類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸
トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又
はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶
媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水
素類、エーテル類、アルコール類、又は水と上記溶媒と
の混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテ
トラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特
にメタノール、エタノール)、又は水と上記溶媒との混
合溶媒である。
れる塩基によって変化するが、通常−10℃乃至50℃
であり、好適には−5℃乃至10℃である。
れる塩基によって変化するが、通常5分間乃至20時間
であり、好適には10分間乃至3時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に
析出した目的化合物をろ取するか、又は必要に応じて酸
で中和した後溶媒を留去し、或いは、反応液に水を注
ぎ、水層のpHを調整して生じた析出物をろ取するか、
又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、
酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層
を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留
去することによって目的化合物が得られる。得られる目
的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又
はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
ボニル基の場合には、特に不活性溶媒中で、シリル化合
物又はルイス酸と処理することによっても除去すること
もできる。
ば、トリメチルシリルクロリド、トリメチルシリルイオ
ダイド又はトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホ
ネートを挙げることができ、使用されるルイス酸として
は、例えば塩化アルミニウム等を挙げることができる。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化
炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ−テ
ル類;或いは、アセトニトリルのようなニトリル類であ
り得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロ
メタン又はクロロホルム)或いはニトリル類(特にアセ
トニトリル)である。
によって変化するが、通常−20℃乃至100℃であ
り、好適には0℃乃至50℃である。
反応温度等によって変化するが、通常10分乃至10時
間であり、好適には30分乃至3時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、溶媒を留去
し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物
をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合
物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾
燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精
製できる。
ボニル基の場合は、特に、アラルキル基等の場合の接触
還元反応による除去方法と同様に除去することができ
る。即ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン又は
ニッケルテトラカルボニルを使用して除去することがで
きる。
-C11アラルキルオキシカルボニル基である場合には、通
常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存
在下に接触還元)させることにより除去する方法又は酸
化剤を用いて除去する方法を挙げることができる。
於て、使用される溶媒は、本反応に関与しないものであ
れば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘ
キサンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン
又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエー
テル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル
類;メタノール、エタノール又は2−プロパノールのよ
うなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或
いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好
適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテ
ル類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類又はこれら
の有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、ア
ルコール類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸
類(特に蟻酸又は酢酸)或いはこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒である。
使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、
パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化ア
ルミニウム又はパラジウム−硫酸バリウムを挙げること
ができるが、好適には、パラジウム−炭素又はラネ−ニ
ッケルである。
0気圧で行なわれ、好適には1気圧である。
れる還元剤等によって変化するが、通常0℃乃至100
℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
る還元剤又は反応温度等によって変化するが、通常15
分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間で
ある。
従って反応混合物から採取される。例えば、触媒をろ去
した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカ
リ性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶
媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え
抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目
的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィ
ー等によって更に精製できる。
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタ
ン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭
化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのよう
なエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのよう
なスルホキシド類;或いは、これらの有機溶媒と水との
混合溶媒であり得、好適には、ケトン類、ハロゲン化炭
化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド類、スルホ
キシド類或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であ
り、更に好適には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲ
ン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、ニトリル類
(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチル
ホスホロトリアミド)、スルホキシド類(特にジメチル
スルホキシド)或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶
媒である。
ウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイト
レイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシ
アノ−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適に
は、CAN又はDDQである。
れる酸化剤等によって変化するが、通常0℃乃至150
℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
酸化剤等によって変化するが、通常15分乃至24時間
であり、好適には30分乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、酸化剤をろ
去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアル
カリ性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない
溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加
え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸
マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって
目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィ
ー等によって更に精製できる。
の置換基を導入する反応」は、原料化合物を、不活性溶
媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には、塩基存在
下)、試薬 R6-Xa (Xaは、ハロゲン原子(特に弗素
原子又は塩素原子)、アルコキシ基(特にメトキシ基又
はエトキシ基)を反応させることにより達成される。
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳
香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセ
トン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロ
メタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エ
タノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノー
ル又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのよ
うなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスル
ホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ア
ルコール類(特にエタノール)である。
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのよう
なアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水
酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;或い
は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABC
O)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、
好適には、アルカリ金属炭酸塩類(炭酸ナトリウム又は
炭酸カリウム)或いは有機塩基類(特にトリエチルアミ
ン)である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至50℃である。
によって異なるが、通常1時間乃至48時間であり、好
適には5時間乃至15時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反
応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽
出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシ
ウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによ
って目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要
ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフ
ィーにより更に精製できる。
分解反応」は、一般に有機合成化学の技術において周知
の方法に従い、原料化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不
存在下、酸又は塩基存在下、加水分解することにより達
成されるが、酸による加水分解がより好ましい。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのよ
うなアルコール類及び水の混合溶媒であり得、好適には
含水メタノール又は含水エタノールである。
酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱
酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン
酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−ト
ルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或は、フマール
酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸又はマレイン酸
等のカルボン酸塩であり得、好適には鉱酸(特に塩酸)
である。
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
或は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リ
チウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり得、好適
には水酸化ナトリウムである。
異なるが、酸を用いた反応では、通常、0℃乃至150
℃(好適には50℃乃至100℃)であり、塩基を用い
た反応では、通常、−10℃乃至50℃(好適には−5
℃乃至10℃)である。
によって異なるが、酸を用いた反応では、通常、通常3
0分間乃至48時間(好適には3時間乃至10時間)で
あり、塩基を用いた反応では、通常5分間乃至10時間
(好適には10分間乃至3時間)である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、
酸(例えば塩酸)を用いて反応液を酸性とし、析出する
目的化合物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例
えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的
化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マ
グネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。尚、反応終了後、水
性溶媒中、炭酸ガスを通じるか或いは炭酸ナトリウム又
は炭酸カリウムを加えることにより、目的化合物の炭酸
塩を得ることもできる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィー
により更に精製することができる。
基の保護基を除去する反応」は、例えば、プロテクティ
ブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第
3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッ
ツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Prot
ective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition,
T. W. Greene & P. G. M. Wuts; John Wiley & Sons,In
c.]に記載される方法に従い行うことができる。
基、ベンゾイル基、テトラヒドロピラン−2−イル基、
3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル基、4−メト
キシテトラヒドロピラン−4−イル基、テトラヒドロチ
オピラン−2−イル基、4−メトキシテトラヒドロチオ
ピラン−4−イル基、テトラヒドロフラン−2−イル
基、テトラヒドロチオフラン−2−イル基、メトキシメ
チル基、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル基、エ
トキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシ
メチル基、ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、
2−メトキシエトキシメチル基、2,2,2−トリクロ
ロエトキシメチル基、ビス(2−クロロエトキシ)メチ
ル基、1−エトキシエチル基、1−(イソプロポキシ)
エチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメチルシリル
エトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカル
ボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル
基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル
基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メ
トキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベン
ジルオキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中
又は水性溶媒中で酸で処理することにより除去すること
ができる。
ン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸のような酸であ
り得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフル
オロ酢酸である。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステ
ル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プ
ロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミド
のようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホラ
ンのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪
酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、
好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステ
ル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混
合溶媒であり、さらに好適にはハロゲン化炭化水素類
(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテトラヒド
ロフラン又はジオキサン)、エステル類(特に酢酸エチ
ル)、脂肪酸類(特に酢酸)或は水又は水と上記溶媒と
の混合溶媒である。
る酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃で
あり、好適には0℃乃至60℃である。
る酸によって変化するが、通常5分乃至20時間であ
り、好適には10分乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液を適宜中和し、溶媒を留去し、反応液に水を
注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテ
ル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的化合物を含
む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾
燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が
得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって
更に精製できる。
キシ化アルカノイル類、ハロゲノアルカノイル類、アル
コキシアルカノイル類、不飽和アルカノイル類、アリー
ルカルボニル類、ハロゲノアリールカルボニル類、アル
キル化アリールカルボニル類、カルボキシ化アリールカ
ルボニル類、ニトロ化アリールカルボニル類、アルコキ
シカルボニル化アリールカルボニル類又はアリール化ア
リールカルボニル類である場合には、不活性溶媒中又は
水性溶媒中で塩基で処理することにより除去することが
できる。
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカ
プタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムの
ようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒドラジン、メチ
ルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、ア
ルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリ
ウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウ
ム又は水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド類
(特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又
はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒ
ドラジン又はメチルアミン)である。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、
2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール
類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸
トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又
はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶
媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水
素類、エーテル類、アルコール類、又は水と上記溶媒と
の混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテ
トラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特
にメタノール、エタノール)、又は水と上記溶媒との混
合溶媒である。
る塩基によって変化するが、通常−10℃乃至150℃
であり、好適には0℃乃至50℃である。
る塩基によって変化するが、通常50分間乃至20時間
であり、好適には10分間乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去し、反応液に水を注いだ後、水と混和し
ない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)
を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗した後、
無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去
することによって目的化合物が得られる。得られる目的
化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又は
クロマトグラフィー等によって更に精製できる。
ルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、不活
性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下に接
触還元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用
いて除去する方法が好適である。
おいて、使用される溶媒は、本反応に関与しないもので
あれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロ
ヘキサンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ
ーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステ
ル類;メタノール、エタノール又は2−プロパノールの
ようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;
或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、
好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エー
テル類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類又はこれ
らの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、
アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪
酸類(特に蟻酸又は酢酸)、又はこれらの有機溶媒と水
との混合溶媒である。
使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、
パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化ア
ルミニウム又はパラジウム−硫酸バリウムであり得、好
適には、パラジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。
0気圧で行なわれ、好適には1気圧である。
れる還元剤等によって変化するが、通常0℃乃至100
℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
る還元剤又は反応温度等によって変化するが、通常15
分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間であ
る。
従って反応混合物から採取される。例えば、触媒をろ去
した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベン
ゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化
合物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム
等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的
化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、
常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等
によって更に精製できる。
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタ
ン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭
化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのよう
なエ−テル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのよう
なスルホキシド類;又はこれらの有機溶媒と水との混合
溶媒であり得、好適には、ケトン類、ハロゲン化炭化水
素類、ニトリル類、エーテル類、アミド類、スルホキシ
ド類、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、
更に好適には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化
炭化水素類(特にジクロロメタン)、ニトリル類(特に
アセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホ
ロトリアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホ
キシド)又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であ
る。
ウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイト
レイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシ
アノ−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適に
は、CAN又はDDQである。
る酸化剤等によって変化するが、通常0℃乃至150℃
であり、好適には10℃乃至50℃である。
化剤等によって変化するが、通常15分乃至24時間で
あり、好適には30分乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、酸化剤をろ
去した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的
化合物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウ
ム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目
的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィ
ー等によって更に精製できる。
は、通常、不活性溶媒中で、弗素アニオンを生成する化
合物と反応させさせることにより除去する方法が好適で
ある
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或は、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり
得、好適にはエーテル類(好適にはテトラヒドロフラ
ン)である。
は、例えば、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素
酸、弗化水素酸−ピリジン又は弗化カリウムであり得、
好適には弗化テトラブチルアンモニウムである。
なるが、通常−50℃乃至100℃であり、好適には−
10℃乃至50℃である。
よって異なるが、通常5分間乃至12時間であり、好適
には10分間乃至1時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
造方法である。
する化合物を製造する工程であり、一般式(2)を有す
る化合物を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合
物存在下、一般式(5)を有する化合物と縮合させるこ
とにより達成される。
うことができる。
(6)の水酸基の保護基を除去する工程、及び、(b)
(a)工程で得られる化合物と、一般式(7)
表される化合物とを縮合して一般式(4)を有する化合
物を製造する方法である。前者(a)は、第2工程
(e)と同様に、後者(b)は、第1工程と同様にして
行うことができる。
造する方法である。
される化合物を製造する工程であり、式 (Ph)3PCR2CHO
[式中、Phはフェニル基を示し、R2は前述と同意義を
示す。]を有する化合物を、不活性溶媒中、一般式
(8)を有する化合物と反応させることにより達成され
る。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;或いは、アセ
トニトリル、プロピオニトリル又はブチロニトリルのよ
うなニトリル類であり得、好適には、芳香族炭化水素類
(特にベンゼン又はトルエン)である。
なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には30℃
乃至100℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好
適には30分間乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製でき
る。
造する工程であり、化合物(9)を、不活性溶媒中、還
元剤存在下、還元することにより達成される。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、
エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノ
ール又はイソブタノールのようなアルコール類;或い
は、上記溶媒の混合溶媒であり得、還元剤が水素化アル
ミニウム類又はジボランの場合には、脂肪族炭化水素類
(特にヘキサン又はシクロヘキサン)、芳香族炭化水素
類(特にベンゼン、トルエン又はキシレン)或はエーテ
ル類(特にジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は
ジオキサン)であり、還元剤が水素化硼素ナトリウムの
場合にはアルコール類(特にメタノール又はエタノー
ル)又はハロゲン化炭化水素類及びアルコール類の混合
溶媒(特にジクロロメタン及びエタノールの混合溶媒)
である。
ミニウム若しくは水素化ジイソブチルアルミニウム等の
ような水素化アルミニウム化合物、水素化硼素ナトリウ
ム又はジボラン等であり得、好適には水素化硼素ナトリ
ウムである。尚、還元剤として水素化硼素ナトリウムを
用いる場合、塩化セリウムを触媒として用いることがで
きる。
なるが、通常−78℃乃至100℃であり、好適には0
℃乃至50℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至12時間であり、好
適には30分間乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と
混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチ
ル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ
た後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製でき
る。
1)を有する化合物を製造する工程であり、式 HCCCH2
O-Pro (式中、Proは前述と同意義を示す。)を有する
化合物を、(第7) 不活性溶媒中又は溶媒不存在下
(好適には、溶媒不存在下)、カテコールボランと反応
させた後、(第8) 得られた中間体化合物を、不活性
溶媒中、パラジウム触媒及び塩基存在下、一般式(1
0)を有する化合物と反応させることにより達成され
る。
せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限
定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化
水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香
族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジ
クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或い
は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類であり得、好適には、脂肪族炭化水素類(特に、ヘキ
サン又は石油エーテル)又は芳香族炭化水素類(特にト
ルエン)である。
によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、
好適には30℃乃至80℃である。
反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間
であり、好適には30分間乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。尚、特に精製することなく第8工程に用いることも
できる。
せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限
定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化
水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香
族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジ
クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノ
ール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、
ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;
或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香
族炭化水素類(特にトルエン)である。
例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)
錯体、塩化パラジウムビス(ジフェニルホスフィノフェ
ロセン)錯体又は酢酸パラジウムビス(トリフェニルホ
スフィン)等のパラジウムホスフィン錯体;或いは、ト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホ
ルム錯体、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウ
ム、酢酸パラジウム又はパイアリルパラジウムクロリド
2量体であり得、好適には、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム、塩化パラジウムビス(トリフ
ェニルホスフィン)錯体又は塩化パラジウムビス(ジフ
ェニルホスフィノフェロセン)錯体であり、更に好適に
はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムで
ある。
酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのような
アルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重
炭酸塩類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドの
ようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N
−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には、
アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムエトキシ
ド)である。
によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適
には50℃乃至120℃である。
応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間で
あり、好適には30分間乃至5時間である。
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
製造する工程であり、化合物(11)の水酸基の保護基
を除去することにより達成され、第2工程の反応(e)
と同様の条件下で行うことができる。
4)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(1
2)を有する化合物に於いて、Xが脱離基を示す場合、
(a) 一般式(13)で示される化合物
を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(12)と反応
させるか、又は、化合物(12)に於いて、Xが水酸基
を示す場合、(b) 前述の一般式(13)を、不活性
溶媒中で、ホスフィン類とアゾ化合物の存在下、化合物
(12)と脱水縮合させることにより達成される。な
お、本工程は、第1工程と同様にして行なうことができ
る。
応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂
肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベン
ゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニト
リル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノン
のようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又は
スルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には
アミド類(特に、N,N−ジメチルホルムアミド又は
N,N−ジメチルアセトアミド)である。
ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなア
ルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭
酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩
類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリ
ウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカ
リ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメト
キシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N
−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類;メチルリチウム、エチ
ルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチウ
ム類;或いは、リチウムジイソプロピルアミド又はリチ
ウムジシクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキル
アミド類であり得、好適にはアルカリ金属水素化物類
(特に水素化リチウム若しくは水素化ナトリウム)、金
属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド)又はア
ルキルリチウム類(特にブチルリチウム)である。
によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、
好適には−5℃乃至50℃である。
反応温度によって異なるが、通常5分間乃至24時間で
あり、好適には10分間乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液に水を加えた後、水と混和しない溶媒(例え
ばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化
合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸
マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去する
ことによって目的化合物が得られる。得られる目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマ
トグラフィーにより更に精製できる。
を有する化合物を製造する方法であり、R6b が一般式
(17)中のR6aと異なる置換基である場合に行われる
工程である。アミノ基の保護基の脱保護は、前述した第
2工程(b)に準じて行うことができる。なお、本工程
は、R6bが一般式(17)中のR6aと同じ置換基である場
合には省略される。
を有する化合物を製造する方法であり、一般式(15)
を有する化合物に、(1)不活性溶媒中、試薬 R6-Xa
(Xaは、ハロゲン原子(特に塩素又は臭素原子)、ア
ルコキシ基(特にメトキシ又はエトキシ基)を、塩基の
存在下、反応させるか、(2)不活性溶媒中、試薬 R6
-Xa (Xaは、ハロゲン原子(特に塩素又は臭素原
子)、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基)を、パ
ラジウム触媒、ホスフィン類及び塩基の存在下、反応さ
せるか、又は、(3)不活性溶媒中、炭素数1乃至6個
の鎖状ケトン又は、炭素数3乃至8個の環状ケトンを、
酢酸及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム又は水素化
トリアセトキシホウ素ナトリウム存在下、反応させる、
の、いずれかの方法により行われる。なお、本工程は、
第11工程を省略した場合は、省略される。
準じて行うことができる。
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳
香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノー
ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール
類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、
芳香族炭化水素類(特にトルエン)である。
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、塩化
パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体、塩化
パラジウムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯
体又は酢酸パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)
等のパラジウムホスフィン錯体;或いは、トリス(ジベ
ンジリデンアセトン)ジパラジウム、ビス(ジベンジリ
デンアセトン)パラジウム、酢酸パラジウム又はパイア
リルパラジウムクロリド2量体であり得、好適には酢酸
パラジウム又は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジ
パラジウムである。
メチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリt−ブチル
ホスフィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシル
ホスフィン等のトリC1-C6アルキルホスフィン;トリフ
ェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリ
ナフチルホスフィン等のトリC6-C10アリールホスフィ
ン;トリルジフェニルホスフィン、トリトリルホスフィ
ン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニルホス
フィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン
等の、C1-C4アルキルを置換基として有してもよいトリC
6-C10アリールホスフィン;或は2−(ジt−ブチルホ
スフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフ
ィノ)ビフェニル又は、2−(ジシクロヘキシルホスフ
ィノ)−2'−(N、N−ジメチルアミノ)ビフェニル
等であり得、好適にはトリt−ブチルホスフィン、2−
(ジt−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシク
ロヘキシルホスフィノ)ビフェニル又は、2−(ジシク
ロヘキシルホスフィノ)−2'−(N、N−ジメチルア
ミノ)ビフェニルである。
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリ
ウムt−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチ
ウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;
或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソ
プロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N
−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,
5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であ
り得、好適には、アルカリ金属アルコキシド類(特にナ
トリウムt−ブトキシド)である。
なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50℃
乃至100℃である。
よって異なるが、通常30分間乃至24時間であり、好
適には1時間乃至5時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られ
る。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製でき
る。
の鎖状ケトンとしては、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、プロパン−1−オン、プロパン−2−オン(ア
セトン)、ブタン−2−オン、ペンタン−2−オン、ヘ
キサン−2−オン等が挙げられ、好適には、アセトンで
あり、炭素数3乃至8個の環状ケトンとしては、シクロ
プロパノン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノン、シクロヘプタノン、シクロオクタノン、
が挙げられ、好適にはシクロペンタノンである。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、
エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノ
ール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルム
アミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンの
ようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホラン
のようなスルホキシド類;或は上記有機溶媒の混合溶媒
であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジク
ロロメタン)、アルコール類(メタノール又はエタノー
ル)或いはそれらの混合溶媒(特にジクロロメタン及び
メタノールの混合溶媒)である。
なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0
℃乃至100℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好
適には1時間乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。また、本工程は、第1
1工程を省略した場合は、省略される。
を製造する工程であり、化合物(14)又は化合物(1
6)を、(1) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水
素雰囲気下(好適には1気圧)、接触還元触媒を用いて
還元するか、或いは、(2) 金属粉存在下、酢酸中で
攪拌する等により、通常、有機化学的に既知なニトロ基
のアミノ基への還元法を適用することにより達成され
る。
阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特
に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、
ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族
炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような
芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又
はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレ
ングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メ
タノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノー
ル、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール
類;或いは、それらの混合溶媒であり得、好適にはアル
コール類(特にメタノール)又はエーテル類及びアルコ
ール類の混合溶媒(特にテトラヒドロフラン及びメタノ
ール又はエタノールの混合溶媒)である。
元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、
例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラ
ジウム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロ
ジウム−酸化アルミニウム、パラジウム−硫酸バリウ
ム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウ
ム−炭素である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至50℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好
適には30分間乃至6時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、触媒をろ去した後、ろ液を留去することによって目
的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィー
により更に精製できる。
る溶媒は、酢酸、塩酸水、水、アルコール又は水に溶解
する有機溶媒との混合物であり得、好適には酢酸であ
る。
粉又は鉄粉であり得、好適には亜鉛粉又は錫粉である。
異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には
0℃乃至50℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好
適には30分間乃至3時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、不溶物をろ去した後、ろ液を留去することによって
目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィー
により更に精製できる。
有する化合物を製造する工程であり、化合物(17)
を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には
塩基存在下)、一般式R3a-Xa (式中、R3aは前述と同
意義を示し、Xaは脱離基を示す)を有する化合物と反応
させることにより達成される。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;
ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又は
メチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンの
ようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロ
ニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;
或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのような
スルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水
素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(ジエチルエ
ーテル若しくはテトラヒドロフラン)又はアミド類(特
にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルアミ
ン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(D
BU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカ
リ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウ
ム)、アルカリ金属重炭酸塩類(特に炭酸水素ナトリウ
ム又は炭酸水素カリウム)或いはアルカリ金属水素化物
類(特に水素化リチウム又は水素化ナトリウム)であ
る。
なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0
℃乃至50℃である。
よって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好
適には1時間乃至12時間である。
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
(8)及び(12)等は、公知であるか又は公知の方法
に従って容易に製造される。{例えば、バイオオーガニ
ック・アンド・メディシナル・ケミストリー・レター
ズ,第8巻,第277頁(1998年)[Bioorg. Med.
Chem. Lett., 8, 277 (1998)]、テトラヘドロン・レタ
ーズ,第37巻,第6439頁(1996年)[Tetrahe
dron Letters, 37, 6439 (1996)]等}。
物、その薬理上許容される塩又はそのプロドラッグは、
優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、毒性も
弱いため、医薬[特に、血液凝固性疾患(例えば、脳梗
塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等の血栓性疾患)の予防
薬又は治療薬(特に治療薬)]として有用である。
その薬理上許容される塩類を、上記疾患の治療薬又は予
防薬として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の
薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等に
よる経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に
投与することができる。
白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖
誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、
α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキス
トラン;プルランのような有機系賦形剤;及び、軽質無
水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのよ
うな炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系
賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ス
テアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロ
イドシリカ;ビーズワックス、ゲイ蝋のようなワックス
類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸
塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DL
ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグ
ネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和
物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げること
ができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記賦形剤と
同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例え
ば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウ
ムのようなセルロース誘導体;カルボキシメチルスター
チ、カルボキシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビ
ニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セル
ロース類を挙げることができる。)、乳化剤(例えば、
ベントナイト、ビーガムのようなコロイド性粘土;水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような金属水酸
化物;ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウ
ムのような陰イオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウム
のような陽イオン界面活性剤;及び、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルのような非イオン
界面活性剤を挙げることができる。)、安定剤(メチル
パラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香
酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコー
ル、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;
塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのよう
なフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、
ソルビン酸を挙げることができる。)、矯味矯臭剤(例
えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等を挙げ
ることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の
方法で製造される。
が、経口投与の場合には、1回当り下限1mg(好適に
は、10mg)、上限1000mg(好適には、500mg)
を、静脈内投与の場合には、1回当り下限0.5mg(好
適には、5mg)、上限500mg(好適には、250mg)
を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与
することが望ましい。
さらに詳細に説明するが、本発明の範囲は、これらに限
定されるものではない。
メチルシランを用い、δ値をppmで示し、結合定数はJ値
(Hz)で示した(0.5Hz単位に近似した)。カップリン
グ・パターンは、 d : ダブレット、 dd : ダブルダブレット、 ddd : ダブルダブルダブレット、 dt : ダブルトリプレット、 t : トリプレット、 q : カルテット、 m : マルチプレット、 s : シングレット、 bs : 幅広、または形の崩れたシングレット様に観
測されたシグナル、と略した。
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1) 参考例7で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3
−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル(938mg)をジクロロメ
タン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶
媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして
室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウ
ム水溶液(189mgを水10mlに溶解)及び28%
アンモニア水(0.35ml)を加えた後、室温で一晩
攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を加
えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)
で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解し
た後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結
乾燥に付すことにより、標記化合物841mg(収率7
7%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.90-2.08 (2H, m), 2.14-2.26 (2H, m), 2.74 (3
H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.32 (1H, m), 3.40-3.50
(1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47
(2H, d, J=6.0), 4.62及び4.87 (計1H, 各m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1
H, t, J=9.0), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.60 (1H, m),7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=
8.0), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩 (例示化合物番号505) 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(435m
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で6.
5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:13%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解
した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物243mg(収率
59%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.94及び2.03 (計2
H, 各m), 2.19 (2H, m), 2.74 (3H, m), 3.00-3.10 (2
H, m), 3.30-3.50 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4.47(2H,
d, J=6.0), 4.61及び4.87 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m),
7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m),
7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1
H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1348, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−エチルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号2) 参考例13で得られたN−[3−クロロ−4−(1−エ
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1240mg)をジク
ロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の
混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓
をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(243mgを水10mlに溶解)及び
28%アンモニア水(0.41ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶
液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に
溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物807mg
(収率56%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.26 (3H, t, J=7.0), 1.92-2.08 (2H, m), 2.21
(2H, m), 2.99 (2H, m), 3.09 (2H, m), 3.36及び3.50
(計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.
47 (2H, d, J=6.0), 4.64及び4.90 (計1H, 各m), 6.44
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31
(1H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60
(1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0),
7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−エチルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩 (例示化合物番号506) 実施例3で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(400m
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物324mg(収率85
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
5), 1.98 (2H, m), 2.18 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.00
-3.50 (4H, m), 4.15 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0),
4.75 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1
H, d, J=16.0), 7.29 (1H, d, J=9.0), 7.43 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.62(1H, d, J=2.
5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88
(1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1731, 1676, 1348, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号3) 参考例17で得られたN−[3−クロロ−4−(1−イ
ソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル(1171mg)を
ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15m
l)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた
後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、
塩化アンモニウム水溶液(224mgを水10mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.42ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオ
キサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水
に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物90
4mg(収率67%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.28 (6H, m), 2.00-2.12 (2H, m), 2.18-2.36 (2
H, m), 3.07 (2H, m), 3.22-3.52 (3H, m), 4.19(2H,
q, J=7.0), 4.42 (2H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.66
及び4.95 (計1H,各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m),
7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=
8.0), 7.73(1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号507) 実施例5で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(61
5mg)を3N塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4
時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製した。得ら
れた無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解し
た後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結
乾燥に付すことにより、標記化合物433mg(収率7
4%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (6H, d, J=6.
5), 1.97 (2H, m), 2.18 (2H, m), 2.90-3.40 (5H, m),
3.99 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.75 (1H, m),
6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0),
7.27 (1H, d, J=9.0), 7.46 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
54 (1H, t, J=8.0), 7.65 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H,
d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1677, 1344, 1151.
ロペニル]−N−[4−(1−ブチルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号4) 参考例21で得られたN−[4−(1−ブチルピペリジ
ン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1177mg)をジク
ロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の
混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓
をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(219mgを水10mlに溶解)及び
28%アンモニア水(0.41ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶
液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に
溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物742mg
(収率55%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.
5), 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.32 (2H, m), 1.67 (2H,
m), 1.90-2.08 (2H, m), 2.15-2.28 (2H, m), 2.95-3.1
0 (4H, m), 3.35-3.58 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0),
4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.63及び4.88
(計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H,
d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H,
t, J=8.0),7.60 (1H, m), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73
(1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[4−(1−ブチルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩 (例示化合物番号508) 実施例7で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−ブ
チルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(600m
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4.
5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解
した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物450mg(収率
78%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 0.90 (3H, t, J=7.
5), 1.31 (2H, m), 1.61 (2H, m), 1.92 (2H, m), 2.13
(2H, m), 2.87 (2H, m), 2.90-3.20 (4H, m),4.03 (2
H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1
H, d, J=9.0), 7.45 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H,
t, J=8.0), 7.64 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.
0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1676, 1347, 1153.
ロペニル]−N−[4−(1−ベンジルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号5) 参考例25で得られたN−[4−(1−ベンジルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1531mg)をジク
ロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の
混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓
をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(233mgを水10mlに溶解)及び
28%アンモニア水(0.40ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶
液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に
溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物931mg
(収率53%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.94-2.05 (2H, m), 2.16-2.28 (2H, m), 3.01 (2
H, m), 3.24-3.44 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.3
1 (2H, m), 4.40 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.59
及び4.88 (計1H,各m), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1
H, d, J=9.0), 7.38 (1H, m), 7.43-7.51 (3H, m), 7.5
2-7.59 (2H, m), 7.60-7.66 (2H, m), 7.67 (1H, d, J=
8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.87(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1155.
ロペニル]−N−[4−(1−ベンジルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル
酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号509) 実施例9で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−ベ
ンジルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(731m
g)を3N 塩酸(30ml)に溶解し、60℃で6.
5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解
した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物547mg(収率
87%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.90-2.08 (2H, m),
2.12-2.26 (2H, m),2.92-3.02 (2H, m), 3.20-3.50 (2
H, m), 4.20-4.38 (2H, m), 4.25 (2H, s), 4.46 (2H,
d, J=6.0), 4.61及び4.83 (計1H, 各m), 6.42 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d,
J=9.0), 7.39 (1H, dd, J=9.0, 2.5),7.40-7.50 (3H,
m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.55-7.65 (3H, m), 7.66
(1H, d,J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.85 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1349, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェネチル
ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号6) 参考例29で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フ
ェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N
−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(1013mg)をジ
クロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)
の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密
栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化ア
ンモニウム水溶液(174mgを水10mlに溶解)及
び28%アンモニア水(0.33ml)を加えた後、室
温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン
溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩
酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物788m
g(収率68%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.96-2.12 (2H, m), 2.19-2.32 (2H, m), 3.02-3.1
8 (4H, m), 3.24-3.40 (2H, m), 3.49及び3.62(計2H,
各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H,
d, J=6.0), 4.65及び4.91 (計1H, 各m), 6.44 (1H, d
t, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0),7.22-7.38 (6
H, m), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1
H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0),
7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェネチル
ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイ
ル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号510) 実施例11で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−フェネチルピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(588
mg)を3N塩酸(30ml)に溶解し、60℃で6.
5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下
濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、
溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸(1.00ml)に溶解
した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物405mg(収率
72%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.02 (2H, m), 2.18
-2.28 (2H, m), 3.07(4H, m), 3.20-3.50 (4H, m), 4.2
6 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H,m), 6.44
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.22-
7.39 (6H, m), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H,
t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.
0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1349, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェニルピ
ペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号7) 参考例33で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フ
ェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1440mg)をジク
ロロメタン(18ml)及びエタノール(18ml)の
混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓
をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(30ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(233mgを水10mlに溶解)及び
28%アンモニア水(0.49ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:60%
アセトニトリル/水)で精製することにより、無定形固
体924mgを得た。この固体254mgをエタノール
(6ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液
(0.31ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。
これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物278mg(収率61%)を無色無定形固体として
得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.93-2.14 (2H, m), 2.16-2.37 (2H, m), 3.17-3.9
4 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.48
(2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.21 (1H, m), 7.28-
7.64 (4H, m), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.61 (1H, d, J=2.
5), 7.69(1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.89
(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−フェニルピ
ペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル
酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号511) 実施例13で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−フェニルピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(676mg)を3N
塩酸(9ml)及びジオキサン(3ml)の混合溶媒
に溶解し、80℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで
冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:40%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(1
0ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを
水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物3
85mg(収率53%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.88-2.08 (2H, m),
2.10-2.32 (2H, m),3.04-3.91 (4H, m), 4.28 (2H,
s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.82 (1H, m), 6.44(1H, d
t, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.11 (1H,
m), 7.26-7.49 (4H, m), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.42
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1
H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=
8.0), 7.88(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1349, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メトキシカ
ルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合
物番号8) 参考例37で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メ
トキシカルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(17
00mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノー
ル(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に
溶解し、塩化アンモニウム水溶液(227mgを水10
mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.42ml)
を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化
水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:35
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。
これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物950mg(収率48%)を無色無定形固体として
得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.84-2.32 (4H, m), 2.90-3.68 (4H, m), 3.76 (3
H, s), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.30 (2H, m), 4.41 (2
H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.63及び4.84 (計1H, 各
m), 6.43 (1H, dt,J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.
0), 7.30 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.59 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H,
d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1742, 1675, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[4−(1−カルボキシメチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号512) 実施例15で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−メトキシカルボニルメチルピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩(810mg)を3N 塩酸(30ml)に溶解
し、60℃で15時間撹拌した。反応液を室温まで冷却
した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A;YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物581mg(収率76
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.91-2.07 (2H, m),
2.14-2.28 (2H, m),3.00-3.90 (4H, m), 4.16 (2H,
s), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.65及び4.8
4 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1
H, d, J=16.0),7.32 (1H, m), 7.42 (1H, dd, J=9.0,
2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H,d, J=2.5), 7.7
2 (2H, m), 7.91 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1676, 1348, 1155.
シ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号9) 参考例39で得られたN−[4−(1−アセチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(733mg)をジクロ
ロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混
合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓を
して室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、塩化アン
モニウム水溶液(175mgを水10mlに溶解)及び
28%アンモニア水(0.22ml)を加えた後、室温
で一晩攪拌した。反応液に4N塩化水素ジオキサン溶液
を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:35%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物488mg(収
率64%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.55 (1H, m), 1.65 (1H, m), 1.84 (1H, m), 1.93
(1H, m), 2.01 (3H, s), 3.28-3.44 (2H, m),3.56-3.7
2 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.46
(2H, d, J=6.0), 4.75 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.29(1H, d, J=9.0),
7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.57 (1H, d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1
H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1677, 1354, 1157.
シ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号513) 実施例17で得られたN−[4−(1−アセチルピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−
[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(352m
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で6時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(0.50ml)に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物10
9mg(収率32%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.54 (1H, m), 1.65
(1H, m), 1.83 (1H,m), 1.92 (1H, m), 2.00 (3H,
s), 3.30-3.70 (4H, m), 3.83 (2H, s), 4.48 (2H, d,
J=6.0), 4.71 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.53 (1H, d, J=16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.48 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.52 (1H, t, J=8.0), 7.66 (1H,
d, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=2.5), 7.71 (1H, d, J=8.
0), 7.85(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1682, 1345, 1152.
ロペニル]−N−[4−(1−カルバモイルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号10) 参考例43で得られたN−[4−(1−カルバモイルピ
ペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル(1015mg)を
ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15m
l)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた
後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、
塩化アンモニウム水溶液(194mgを水10mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.36ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオ
キサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:30%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水
に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物73
7mg(収率66%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.46-1.58 (2H, m), 1.80-1.89 (2H, m), 3.15-3.
24 (2H, m), 3.49-3.60 (2H, m), 4.19 (2H, q,J=7.0),
4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.68 (1H, m),
6.43 (1H, dt,J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.28 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H,
d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[4−(1−カルバモイルピペリジン
−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモ
イル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号514) 実施例19で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−カ
ルバモイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロ
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(600
mg)を3N塩酸(20ml)に溶解し、60℃で5時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水及びジオキサン(1滴)に懸濁し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物466mg(収
率81%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.48-1.58 (2H, m),
1.80-1.90 (2H, m),3.14-3.24 (2H, m), 3.50-3.60 (2
H, m), 4.27 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0),4.67 (1H,
m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=1
6.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H,d, J=2.5), 7.67
(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s)
; IR (KBr, cm-1) : 1676, 1348, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メタンスル
ホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 塩酸塩 (例示化合物番号11) 参考例47で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メ
タンスルホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(835m
g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(1
5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じ
た後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解
し、塩化アンモニウム水溶液(150mgを水10ml
に溶解)及び28%アンモニア水(0.19ml)を加
えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素
ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:40%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これ
を水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
685mg(収率75%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.72-1.82 (2H, m), 1.93-2.03 (2H, m), 2.89 (3
H, s), 3.12-3.22 (2H, m), 3.24-3.40 (2H, m),4.19
(2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.70 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1
H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, d, J=
2.5), 7.67(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.8
5 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1677, 1346, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−メタンスル
ホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 塩酸塩 (例示化合物番号515) 実施例21で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 塩酸塩(5
02mg)を3N 塩酸(20ml)及びジオキサン
(5ml)の混合溶媒に溶解し、60℃で5時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
5〜50%アセトニトリル/水)で精製した。得られた
無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固
させることにより、標記化合物346mg(収率72
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.82 (2H, m),
1.93-2.03 (2H, m),2.89 (3H, s), 3.12-3.20 (2H,
m), 3.23-3.40 (2H, m), 4.04 (2H, s), 4.48 (2H, d,
J=6.0), 4.68 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.56 (1H, d, J=16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.44 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.63 (1H,
d, J=2.5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.
0), 7.86(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1679, 1344, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1
2) 参考例51で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1095m
g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(1
5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じ
た後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解
し、塩化アンモニウム水溶液(197mgを水10ml
に溶解)及び28%アンモニア水(0.37ml)を加
えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素
ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:50%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これ
を水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
533mg(収率42%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.72-1.84 (2H, m), 2.01-2.13 (2H, m), 3.68-3.7
9 (2H, m), 3.88-3.99 (2H, m), 4.20 (2H, q,J=7.0),
4.43 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m),
6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0),
6.92 (1H, m), 7.35 (1H, d, J=9.0), 7.32-7.44 (1H,
m), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.74
(1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s), 7.96 (1H, m), 8.02
(1H, d, J=4.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1353, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号516) 実施例23で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(2−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(533mg)を3N 塩酸(30ml)に溶解し、6
0℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:30〜50%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物427mg(収率84
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.71-1.82 (2H, m),
2.01-2.12 (2H, m),3.63-3.75 (2H, m), 3.85-3.97 (2
H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),4.84 (1H,
m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=1
6.0), 6.89 (1H, m), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.30-7.40
(1H, m), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t,
J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0),
7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s), 7.93 (1H, m),
8.02 (1H, J=6.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1349, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1
3) 参考例55で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(490m
g)をジクロロメタン(15ml)及びエタノール(1
5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じ
た後、密栓をして室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(9ml)に溶解し、塩
化アンモニウム水溶液(79mgを水3mlに溶解)及
び28%アンモニア水(0.17ml)を加えた後、室
温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:40
%アセトニトリル/水)で精製することにより、無定形
固体306mgを得た。この固体44mgをエタノール
(4ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液
(0.05ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。
これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物47mg(収率58%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.69-1.82 (2H, m), 1.96-2.08 (2H, m), 3.42 (2
H, m), 3.66 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.43 (2
H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.45 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1
H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5),7.55 (1H,
t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.
0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, dd, J=9.0, 5.
0), 7.89 (1H, s), 8.03 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.15
(1H, d, J=5.0), 8.48 (1H, d, J=2.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1352, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号517) 実施例25で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(3−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル(247m
g)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃で4時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:27%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、
減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に
付すことにより、標記化合物427mg(収率84%)
を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.69-1.81 (2H, m),
1.97-2.08 (2H, m),3.42 (2H, m), 3.67 (2H, m), 4.2
9 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H,m), 6.45
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33
(1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1
H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5),7.69 (1H, d, J=
8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, dd, J=9.0, 5.
5), 7.89 (1H, s), 8.04 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 8.15
(1H, d, J=5.5), 8.48 (1H, d,J=2.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1348, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1
4)
(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)
−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(637m
g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(1
5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じ
た後、密栓をして室温で5.5時間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶
解し、塩化アンモニウム水溶液(115mgを水10m
lに溶解)及び28%アンモニア水(0.21ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水
素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。こ
れを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合
物456mg(収率62%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.72-1.82 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.71 (2
H, m), 3.86 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2
H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.87 (1H, m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.23 (2
H, J=7.5), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.
0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5),
7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1
H, s), 8.24 (2H, d, J=7.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1352, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号518)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(4−ピリジル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(315mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、6
0℃で8時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体を1N 塩酸(0.50ml)
に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物286mg
(収率95%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.70-1.80 (2H, m),
1.99-2.09 (2H, m),3.69 (2H, m), 3.85 (2H, m), 4.2
6 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H,m), 6.45
(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.22
(2H, d, J=7.5), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0),7.59 (1H, d, J=
2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.
89 (1H, s), 8.24 (2H, d, J=7.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリ
ミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1
5) 参考例63で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(15
90mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノー
ル(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に
溶解し、塩化アンモニウム水溶液(285mgを水10
mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.53ml)
を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化
水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:27
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。
これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化
合物1280mg(収率70%)を無色無定形固体とし
て得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.58-1.68 (2H, m), 1.89-1.99 (2H, m), 3.68 (2
H, m), 4.04 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2
H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.43 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 6.63 (1
H, t, J=4.5), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.39(1H, dd, J=
9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.57 (1H, d, J=2.
5), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.86
(1H, s), 8.36 (2H, d, J=4.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1740, 1676, 1348, 1151.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2−ピリ
ミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号519) 実施例29で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(2−ピリミジル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(800mg)を3N 塩酸(40ml)に溶解し、6
0℃で9時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:35〜50%アセトニトリル/水)で
精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物673mg(収率88
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.60-1.70 (2H, m),
1.90-2.00 (2H, m),3.60-3.80 (2H, m), 4.00-4.10 (2
H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),4.81 (1H,
m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=1
6.0), 6.68 (1H, t, J=5.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.
40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H,t, J=8.0), 7.58
(1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d,
J=8.0), 7.89 (1H, s), 8.40 (2H, J=5.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1345, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリ
ジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示化合物番
号16) 参考例67で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(94
5mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール
(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)
に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(166mgを水1
0mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.31m
l)を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N
塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標
記化合物328mg(収率29%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.96-2.09 (2H, m), 2.18-2.31 (2H, m), 3.07 (2
H, m), 3.33及び3.46 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.
0), 4.41 (2H, s), 4.42-4.52 (2H, m), 4.46 (2H, d,
J=6.0), 4.62及び4.89 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J=
16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30(1H, m), 7.4
0 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, s), 7.68
(1H, d,J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, m),
7.87 (1H, s), 8.36-8.48 (1H,m), 8.79 (1H, d, J=4.
5), 8.96 (1H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1736, 1674, 1350, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3−ピリ
ジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物番号52
0) 実施例31で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩
酸塩(175mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解
し、60℃で8時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack O
DS-A; YMC、溶出溶媒:15〜20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物74mg(収率
44%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.97-2.12 (2H, m),
2.17-2.34 (2H, m),3.00-3.17 (2H, m), 3.33及び3.46
(計2H, 各m), 4.27 (2H, s), 4.47 (2H, d,J=6.0), 4.
48-4.56 (2H, m), 4.62及び4.90 (計1H, 各m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1
H, m), 7.36-7.45 (1H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.5
8 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.
0), 7.83-7.93 (2H, m), 8.60 (1H, m), 8.86 (1H, d,
J=5.0), 9.06 (1H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示化合物番
号17) 参考例72で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
(4−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(97
1mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール
(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶
解し、塩化アンモニウム水溶液(171mgを水10m
lに溶解)及び28%アンモニア水(0.32ml)を
加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水
素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10〜
35%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸水溶液に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物580mg(収率49%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.98-2.16 (2H, m), 2.16-2.40 (2H, m), 3.07 (2
H, m), 3.32及び3.44 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.
0), 4.41 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.44-4.56
(2H, m), 4.62及び4.90 (計1H, 各m), 6.43 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30(1H, m), 7.
40 (1H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.58 (1H, s), 7.6
8 (1H, d,J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H,
s), 8.00 (2H, m), 8.82 (2H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675, 1351, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物番号52
1) 実施例33で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(4−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩
酸塩(440mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解
し、60℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack O
DS-A; YMC、溶出溶媒:10〜20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸水溶
液に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物155m
g(収率37%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.97-2.16 (2H, m),
2.16-2.40 (2H, m),3.10 (2H, m), 3.32及び3.44 (計2
H, 各m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.56
(2H, m), 4.61及び4.90 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m),
7.41 (1H, m), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, s),
7.71 (2H, m), 7.90 (1H, s), 8.18 (2H, m), 8.91 (2
H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1675, 1347, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−[2−(2
−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 3塩酸塩 (例示
化合物番号18) 参考例77で得られたN−[3−クロロ−4−[1−
[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イル
オキシ]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(17
27mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノー
ル(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反
応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20m
l)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(296mgを
水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.72
ml)を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N
塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:25〜30%アセトニトリル/水)で精製した。得
られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すこと
により、標記化合物944mg(収率45%)を無色無
定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 2.00-2.12 (2H, m), 2.21-2.33 (2H, m), 3.10-3.7
0 (4H, m), 3.48-3.60 (4H, m), 4.19 (2H, q,J=7.0),
4.42 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.82 (1H, m),
6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.33 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.67-7.75
(1H, m),7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0),
7.80 (1H, m), 7.90 (1H, s), 8.26 (1H, m), 8.73 (1
H, d, J=5.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1736, 1674, 1350, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−[2−(2
−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 3塩酸塩 (例示化合物
番号522) 実施例35で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−[2−(2−ピリジル)エチル]ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 3塩酸塩(400mg)を3N 塩酸(20ml)
に溶解し、60℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-PackODS-A; YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸
に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解
し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物201mg
(収率52%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.00-2.12 (2H, m),
2.20-2.32 (2H, m),3.20-3.60 (4H, m), 3.39-3.48 (2
H, m), 3.50-3.59 (2H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H,
d, J=6.0), 4.81 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.58 (1H,d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.42
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.50-7.58 (1H, m), 7.55 (1
H, t, J=8.0), 7.58-7.66 (1H, m), 7.60 (1H, d, J=2.
5), 7.69(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89
(1H, s), 8.07 (1H, m), 8.65 (1H, d, J=4.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1730, 1675, 1347, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペン
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号19) 参考例81で得られたN−[3−クロロ−4−(1−シ
クロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.30g)を
ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15m
l)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた
後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解し、
塩化アンモニウム水溶液(0.24gを水10mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.45ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化水素ジオ
キサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N
塩酸に溶解し、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物1.20
g(収率80%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.47-1.60 (2H, m), 1.64-1.76 (2H, m), 1.76-1.9
0 (2H, m), 1.94-2.12 (4H, m), 2.16-2.36 (2H, m),
3.02 (2H, m), 3.32-3.55 (3H, m), 4.19 (2H, q, J=7.
0), 4.42 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.68及び4.9
2 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1
H, d, J=16.0), 7.32 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.55 (1
H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7.68-7.76 (2H, m), 7.9
2 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1674, 1354, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペン
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号523) 実施例37で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(790mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、6
0℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体を1N塩酸に溶解した後、
減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に
付すことにより、標記化合物522mg(収率69%)
を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.48-1.63 (2H, m),
1.63-1.76 (2H, m),1.76-1.88 (2H, m), 1.93-2.10 (4
H, m), 2.15-2.35 (2H, m), 2.91-3.13 (2H,m), 3.20-
3.59 (3H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.66及び4.91 (計1H, 各m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H,d, J=9.0), 7.42
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.61
(1H, d,J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J
=8.0), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1348, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号20) 参考例89で得られたN−[3−クロロ−4−(1,2
−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル(1100mg)を
ジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20m
l)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた
後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(25ml)に溶解し、
塩化アンモニウム水溶液(240mgを水5mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.54ml)を加えた
後、室温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた
無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩
化水素ジオキサン溶液(0.40ml)を加えた後、減
圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物420mg
(収率33%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.33 (3H, d, J=6.5), 1.70-1.85 (1H, m), 1.85-
2.00 (1H, m), 2.20-2.35 (2H, m), 2.75 (3H, s), 3.0
5-3.15 (1H, m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.45-3.55 (1H,
m), 4.19 (2H, q,J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d,
J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.43 (1H, dt,J=16.0, 6.0),
6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t J=8.0), 7.59 (1H,
d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.
0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1,2−ジメチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号524) 実施例39で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1,2−ジメチルピペリジン−4−イルオキシ)
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(26
0mg)を3N塩酸(20ml)に溶解し、60℃で4
時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得ら
れた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させることにより、標記化合物220mg(収率8
9%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.33 (3H, d, J=6.
5), 1.70-1.80 (1H, m), 1.85-1.95 (1H, m), 2.20-2.3
5 (2H, m), 2.76 (3H, s), 3.05-3.15 (1H, m),3.20-3.
35 (1H, m), 3.45-3.60 (1H, m), 4.28 (2H, s), 4.47
(2H, d, J=6.0), 4.64 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d, J=9.
0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.59 (1H,d, J=2.5), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73
(1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−
7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩 (例示化合物番号21) 参考例95で得られたN−[3−クロロ−4−(インド
リジン−7−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3
−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル(600mg)をジクロロメタン
(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に
溶解し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温
で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
エタノール(25ml)に溶解し、塩化アンモニウム水
溶液(130mgを水5mlに溶解)及び28%アンモ
ニア水(0.29ml)を加えた後、室温で一晩攪拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液
(0.20ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させるこ
とにより、標記化合物140mg(収率20%)を黄色
無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.60-2.35 (8H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.25-3.3
5 (1H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 4.19 (2H, q,J=7.0),
4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.98 (1H, m),
6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.30-7.35 (1H, m), 7.40-7.45 (1H, m),7.55 (1H, t,
J=8.0), 7.55-7.65 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.
73 (1H,d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−
7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩 (例示化合物番号525)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(インドリジン−7−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(130mg)を3N
塩酸(15ml)に溶解し、60℃で3時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:1
5%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させる
ことにより、標記化合物110mg(収率88%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.60-2.35 (8H, m),
2.95-3.10 (2H, m),3.15-3.50 (3H, m), 4.28 (2H,
s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.99 (1H, m), 6.44(1H, d
t, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.30-7.35
(1H, m), 7.40-7.45 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.55-7.65 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=8.0),7.73 (1H,
d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675.
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 (例示化合物番号57) 参考例99で得られたN−[3−(3−シアノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メ
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル(570mg)をジクロロメタン(2
0ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解
し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で4
時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタ
ノール(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(140mgを水5mlに溶解)及び28%アンモニア
水(0.31ml)を加えた後、室温で一晩攪拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:17.5%アセトニトリ
ル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール
(10ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液
(0.22ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させるこ
とにより、標記化合物150mg(収率22%)を淡黄
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.85-2.05 (2H, m), 2.05-2.25 (2H, m), 2.73 (3
H, s), 3.00-3.15 (2H, m), 3.20-3.30 (1H, m),3.40-
3.50 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s),
4.44 (2H, d, J=6.0), 4.50-4.60及び4.70-4.80 (計1H,
各m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55(1H, d, J=1
6.0), 7.00-7.10 (2H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 7.54
(1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d,
J=8.0), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674.
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号561) 実施例43で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メ
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(250mg)を3N 塩
酸(30ml)に溶解し、60℃で3時間撹拌した。反
応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることに
より、標記化合物160mg(収率58%)を無色無定
形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.80-1.95 (1H, m),
1.95-2.05 (1H, m),2.05-2.25 (2H, m), 2.70-2.80 (3
H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.20-3.30 (1H,m), 3.40-
3.50 (1H, m), 4.20 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0),
4.53及び4.74 (計1H, 各m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.02 (1H,d, J=9.0), 7.05
(1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, d,
J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0),
7.71 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) 1733, 1676.
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号8
5) 参考例104で得られたN−[3−(3−シアノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メ
チルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1298
mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール
(15ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で6.5時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)
に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(246mgを水1
0mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.32m
l)を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N
塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物1115mg(収率74%)
を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.91及び2.06 (計2H, 各m), 2.17-2.27 (2H, m),
2.73 (3H, m), 2.87及び3.50 (計2H, 各m), 3.37及び3.
44 (計2H, 各m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.45 (2H, m),
4.50 (2H, d, J=6.0), 4.74及び5.00 (計1H, 各m), 6.
45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d,J=16.0), 7.3
9及び7.45 (計1H, 各d, J=10.0), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.65-7.74 (4H, m), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1676, 1353, 1155.
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スル
ファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号589) 実施例45で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−メ
チルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(803mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、6
0℃で8時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体を1N塩酸に溶解した後、減圧
下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物607mg(収率79%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CD3OD)δppm : 1.93及び2.17 (計2H,
各m), 2.28及び2.39 (計2H, 各m), 2.90 (3H, m), 3.10
-3.25 (2H, m), 3.47及び3.60 (計2H, 各m), 4.12 (2H,
s), 4.55 (2H, d, J=6.5), 5.00 (1H, m), 6.43 (1H,
dt, J=16.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30及び7.
36 (計1H, 各m), 7.54 (1H, t, J=8.0),7.65 (1H, d, J
=8.0) 7.71 (1H, d, J=8.0) 7.72-7.80 (2H, m), 7.80
(1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1350, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミ
ドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号2
2)
(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 参考例70で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカ
ルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(12
00mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノー
ル(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に
溶解し、塩化アンモニウム水溶液(208mgを水10
mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.40ml)
を加えた後、室温で一晩攪拌した。反応液に4N 塩化
水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体をメタノール(20ml)に溶解し、4N 塩化水素
ジオキサン溶液(0.50ml)を加えた後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すこと
により、標記化合物662mg(収率56%)を淡黄色
無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.88 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.08 (2H, m), 3.17
(2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47
(2H, d, J=6.5), 4.78 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1H, d, J=9.
5), 7.41 (1H, dd, J=9.5, 2.5), 7.55 (1H,t, J=8.0),
7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1
H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.79g)を
エタノール(25ml)に溶解し、室温でエチルホルム
イミデート塩酸塩(0.29g)及びトリエチルアミン
(0.72ml)を加えた後、同温で16時間放置し
た。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(10m
l)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(10ml)に溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液
(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを
水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
0.50g(収率61%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm: 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.73-1.87 (2H, m),1.99-2.10 (2H, m), 3.57-3.68
(2H, m), 3.71-3.78 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0),
4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.86 (1H,
m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.
0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.69
-7.75 (2H,m), 7.90 (1H, s), 7.99 (1H, dd, J=15.0,
7.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1702, 1675, 1351, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミ
ドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号526)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(1−ホルムイミドイルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩(0.35g)を3N 塩酸(15ml)に溶解
し、60℃で4.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷
却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A;YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)
で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3m
l)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に
溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
0.17g(収率52%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.73-1.87 (2H, m),
1.98-2.11 (2H, m),3.57-3.79 (4H, m), 4.28 (2H,
s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.79-4.86 (1H, m),6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1
H, d, J=9.0),7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H,
t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.70 (1H, d, J=8.
0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s), 7.99 (1H, d
d, J=15.0, 7.0) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1703, 1675, 1347, 1154.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミ
ノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番
号23)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.77g)を
エタノール(25ml)に溶解し、室温で、ジャーナル
・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ、第98
巻、第567頁(1976年)[J. Amer. Chem. Soc.,
98, 567(1976)]に記載の方法に従いプロピオニトリルよ
り合成されたエチルプロピオンイミデート 塩酸塩
(0.54g)及びトリエチルアミン(0.88ml)
を加えた後、同温で22時間放置した。反応の進行が遅
いため、エチルプロピオンイミデート 塩酸塩(0.1
8g)及びトリエチルアミン(0.35ml)を加え、
室温でさらに4.5時間撹拌した。反応液に4N 塩化
水素ジオキサン溶液(10ml)を加えた後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;YMC、溶出
溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体をエタノール(10ml)に溶解し、4N
塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧
下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物0.57g(収率67%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.
5), 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.74-1.83 (2H, m), 2.01-
2.10 (2H, m), 2.61 (2H, q, J=7.5), 3.58-3.77(4H,
m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H,
d, J=5.5), 4.80-4.89 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=15.
5, 5.5), 6.58 (1H, d, J=15.5), 7.33 (1H,d, J=9.0),
7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0),
7.59 (1H, d,J=2.5), 7.69-7.74 (2H, m), 7.90 (1H,
s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1619, 1352, 1157.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミ
ノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号52
7)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(1−イミノプロピル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩(0.42g)を3N 塩酸(15ml)に溶解
し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷
却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A;YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)
で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸(3m
l)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に
溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
0.37g(収率93%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.
5), 1.71-1.87 (2H, m), 2.00-2.12 (2H, m), 2.63 (2
H, q, J=7.5), 3.59-3.81 (4H, m), 4.30 (2H, s), 4.4
8 (2H, d, J=5.5), 4.81-4.88 (1H, m), 6.46 (1H, dt,
J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.34 (1H, d,
J=9.0), 7.43 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=
8.0), 7.60 (1H, d, J=2.5), 7.70-7.76 (2H, m), 7.94
(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1671, 1620, 1349, 1156.
ロペニル]−N−[4−(1−イミノフェニルメチルピ
ペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号
24) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.69g)を
エタノール(20ml)に溶解し、室温で、エチルベン
ズイミデート 塩酸塩(0.63g)及びトリエチルア
ミン(0.94ml)を加え、60℃で2.5時間撹拌
した後、室温で16.5時間放置した。さらに60℃で
11.5時間撹拌した後、室温で60.5時間放置し
た。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(5ml)
を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5
ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2m
l)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標
記化合物0.36g(収率45%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.73-1.81 (1H, m), 1.90-2.03 (2H, m), 2.17-2.2
4 (1H, m), 3.30-3.51 (2H, m), 3.78-3.86 (1H, m),
3.89-3.95 (1H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H,
s), 4.47 (1H, d,J=6.0), 4.83-4.88 (1H, m), 6.43 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1
H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.73
(9H, m),7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1605, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[4−[1−イミノフェニルメチルピ
ペリジン−4−イルオキシ]−3−クロロフェニル]ス
ルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号52
8) 実施例51で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(1−イ
ミノフェニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)−3
−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸
塩(0.25g)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、
60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体を1N塩酸(3ml)に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した
後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.21g
(収率89%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.70-1.78 (1H, m),
1.88-2.02 (2H, m),2.14-2.22 (1H, m), 3.28-3.50 (2
H, m), 3.83-3.90 (1H, m), 3.91-4.01 (1H,m), 4.27
(2H, s), 4.45 (2H, d, J=5.0), 4.82-4.89 (1H, m),
6.44 (1H, dt,J=16.0, 5.0), 6.56 (1H, d, J=16.0),
7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
51-7.71 (9H, m), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1673, 1605, 1349, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩 (例示化合物番号25)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)を
エタノール(25ml)に溶解し、室温で、オーガニッ
ク・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・イ
ンターナショナル、第24巻、第147頁(1992
年)[Org.Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載
の方法に従い2−ピロリジノンより合成された5−メト
キシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.25
g)及びトリエチルアミン(0.69ml)を加え、同
温で10時間撹拌した後、84時間放置した。反応液に
4N 塩化水素ジオキサン溶液(10ml)を加えた
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体をエタノール(10ml)
に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を
加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した
後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.52g
(収率62%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.75-1.86 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m), 2.97 (2
H, t, J=8.0), 3.50-3.91 (6H, m), 4.19 (2H, q, J=7.
0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.87
(1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d,
J=16.0), 7.34 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H,dd, J=9.0,
2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.
70-7.74 (2H, m), 7.91 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸
塩 (例示化合物番号529)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.36g)を3N
塩酸(15ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌した。
反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15〜
18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付す
ことにより、標記化合物0.32g(収率90%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.73-1.88 (2H, m),
2.00-2.14 (4H, m),2.97 (2H, t, J=8.0), 3.50-3.88
(6H, m), 4.30 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.81-
4.88 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1
H, d, J=16.0),7.34 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.
5), 7.71-7.76 (2H, m), 7.93 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1672, 1350, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,
4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 2塩酸塩(例示化合物番号26) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.81g)を
エタノール(20ml)に溶解し、室温で、オーガニッ
ク・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・イ
ンターナショナル、第24巻、第147頁(1992
年)[Org.Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載
の方法に従いピペリジン−2−オンより合成された6−
エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン
(0.33g)及びトリエチルアミン(0.74ml)
を加え、35℃で3.5時間撹拌した後、室温で11時
間放置し、さらに45℃で24時間撹拌した。反応液に
4N 塩化水素ジオキサン溶液(5ml)を加えた後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解
し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍
結乾燥に付すことにより、標記化合物0.21g(収率
23%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.65-1.80 (6H, m), 2.00-2.09 (2H, m), 2.66-2.7
2 (2H, m), 3.30-3.36 (2H, m), 3.49-3.75 (4H, m),
4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=
5.5), 4.81-4.87(1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.
5), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, d,J=9.0), 7.41
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.59 (2H, m), 7.69-7.7
4 (2H, m),7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1354, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,
4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2
塩酸塩 (例示化合物番号530) 実施例55で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−
6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.28g)を3
N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃で5時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:1
8%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すこ
とにより、標記化合物0.19g(収率71%)を無色
無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.64-1.81 (6H, m),
1.99-2.08 (2H, m),2.67-2.72 (2H, m), 3.30-3.37 (2
H, m), 3.55-3.78 (4H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H,
d, J=6.0), 4.80-4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.58(1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0),
7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.53-7.59 (2H, m), 7.6
7-7.74 (2H, m), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675, 1637, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号27) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)を
エタノール(25ml)に溶解し、室温で、7−メトキ
シ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン
(0.39g)及びトリエチルアミン(0.85ml)
を加え、同温で7時間撹拌した後、15時間放置した。
反応の進行が遅いため、7−メトキシ−3,4,5,6
−テトラヒドロ−2H−アゼピン(0.22g)及びト
リエチルアミン(0.51ml)を加え、45℃で12
時間撹拌した後、室温で11時間放置し、さらに45℃
で10時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサ
ン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-PackODS-A; YMC、溶出溶媒:25%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
エタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキ
サン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.30g(収率35%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.21 (3H, t, J=7.
0), 1.52-1.63 (4H, m), 1.68-1.81 (4H, m), 2.04-2.1
0 (2H, m), 2.84-2.88 (2H, m), 3.36-3.42 (2H, m),
3.62-3.91 (4H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H,
s), 4.46 (2H, d,J=6.0), 4.81-4.87 (1H, m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1
H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.52- 7.5
9 (2H, m), 7.66-7.74 (2H, m), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1628, 1353, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号531) 実施例57で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ア
ゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.24
g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で6時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(3ml)に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物0.18g(収率76
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.52-1.62 (4H, m),
1.67-1.82 (4H, m),2.00-2.09 (2H, m), 2.84-2.88 (2
H, m), 3.43-3.49 (2H, m), 3.63-3.91 (4H,m), 4.27
(2H, s), 4.46 (2H, d, J=5.5), 4.80-4.86 (1H, m),
6.44 (1H, dt,J=16.0, 5.5), 6.57 (1H, d, J=16.0),
7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
51-7.61 (2H, m), 7.68-7.75 (2H, m), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1675, 1628, 1351, 1156.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(例示化合物番号81) (a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 参考例108で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.46g)をジ
クロロメタン(50ml)及びエタノール(25ml)
の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を1時間通じた
後、密栓をして室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮した後、残渣をエタノール(40ml)に溶解し、
塩化アンモニウム水溶液(0.30gを水15mlに溶
解)及び28%アンモニア水(0.58ml)を加えた
後、室温で12時間放置した。反応液に4N 塩化水素
ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%ア
セトニトリル/水)で精製することにより、標記化合物
0.98g(収率68%)を淡黄色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.83 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.19
(2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45
(2H, d, J=6.0), 4.66 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=8.
5), 7.39 (2H, d, J=8.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69
(1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s)
; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩(0.52g)をエタノール
(5ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレ
ーション・アンド・プロシージャ−ズ・インターナショ
ナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Pre
p. Proced.Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い
2−ピロリジノンより合成された5−メトキシ−3,4
−ジヒドロ−2H−ピロール(0.26g)及びトリエ
チルアミン(0.60ml)を加え、同温で29時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPL
C(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニ
トリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノ
ール(40ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン
溶液(0.75ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.43g(収率77%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.68-1.80 (2H, m), 2.00-2.14 (4H, m), 2.96 (2
H, t, J=8.0), 3.46-3.87 (6H, m), 4.20 (2H, q, J=7.
0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.67-4.73
(1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d,
J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H,d, J=9.0),
7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68-7.73 (2H, m), 7.88 (1H,
s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1349, 1157.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示
化合物番号585)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル2塩酸塩(0.38g)を3N 塩酸
(10ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応
液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1
N 塩酸(3ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.21g(収率59%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.68-1.80 (2H, m),
2.00-2.13 (4H, m),2.96 (2H, t, J=8.0), 3.46-3.72
(5H, m), 3.83-3.92 (1H, m), 4.20 (2H, s),4.45 (2H,
d, J=5.5), 4.67-4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.
0, 5.5), 6.54 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.
0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.71
(2H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1672, 1347, 1155.
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩(例示化合物82) 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩(0.50g)をエタノール
(5ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパレ
ーション・アンド・プロシージャ−ズ・インターナショ
ナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Pre
p. Proced.Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従い
ピペリジン−2−オンより合成された6−エトキシ−
2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(0.31g)
及びトリエチルアミン(0.60ml)を加え、同温で
4日間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
をエタノール(25ml)に溶解し、4N 塩化水素ジ
オキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固さ
せた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.27g(収率47%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.65-1.78 (6H, m), 1.99-2.07 (2H, m), 2.68-2.7
2 (2H, m), 3.29-3.36 (2H, m), 3.44-3.55 (2H, m),
3.70-3.90 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H,
s), 4.44 (2H, d,J=5.5), 4.68-4.74 (1H, m), 6.44 (1
H, dt, J=16.0, 5.5), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.03 (2
H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=
7.7Hz), 7.68-7.73 (2H, m), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1351, 1157.
ロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テト
ラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例
示化合物番号586) 実施例61で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩(0.76g)を3N 塩酸
(15ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌した。反応
液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1
N 塩酸(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.60g(収率83%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.78 (6H, m),
2.00-2.07 (2H, m),2.68-2.71 (2H, m), 3.30-3.55 (4
H, m), 3.70-3.87 (2H, m), 4.21 (2H, s), 4.45 (2H,
d, J=5.5), 4.67-4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.55(1H, d, J=16.0), 7.03 (2H, d, J=9.0),
7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t,J=8.0), 7.67-7.7
3 (2H, m), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1734, 1674, 1637, 1348, 1156.
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩 (例示化合物番号83) 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩(0.51g)をエタノール
(5ml)に溶解し、室温で、7−メトキシ−3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(0.34g)
及びトリエチルアミン(0.60ml)を加え、同温で
18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25
%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固
体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジ
オキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固さ
せた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すことによ
り、標記化合物0.14g(収率24%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.46-1.76 (8H, m), 2.01-2.10 (2H, m), 2.86-2.8
9 (2H, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.57-3.70 (2H, m),
3.85-3.97 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H,
s), 4.45 (2H, d,J=6.0), 4.70-4.76 (1H, m), 6.45 (1
H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.39 (2
H, d, J=9.0), 7.54 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.69-7.73 (2H, m), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1674, 1629, 1351, 1158.
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸
塩 (例示化合物番号587) 実施例63で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.96g)を3N
塩酸(25ml)に溶解し、60℃で6時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
0%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すこ
とにより、標記化合物0.54g(収率59%)を無色
無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.53-1.64 (4H, m),
1.68-1.77 (4H, m),2.02-2.10 (2H, m), 2.86-2.88 (2
H, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.56-3.70 (2H,m), 3.78-
3.97 (2H, m), 4.21 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0),
4.69-4.75 (1H,m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55
(1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.40 (2H,
d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=7.5), 7.69-7.72 (2H, m),
7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1677, 1629, 1344, 1154.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩 (例示化合物番号53)
(E)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル2塩酸塩 参考例112で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチル
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.
90g)をジクロロメタン(40ml)及びエタノール
(40ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素を
通じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶
解し、塩化アンモニウム水溶液(0.34gを水15m
lに溶解)及び28%アンモニア水(0.64ml)を
加えた後、室温で13時間放置した。反応液に4N 塩
化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
0%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体をメタノール(20ml)に溶解し、4N 塩化水
素酢酸エチル溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾
固させることにより、標記化合物1.36g(収率73
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.87 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.07
(2H, m), 3.17 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33
(2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.44
(1H, dt, J=16.0,6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.05
(1H, d, J=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1
H, d, J=2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.71 (2H, m),
7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メ
チル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル(700mg)をエタノール
(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパ
レーション・アンド・プロシージャ−ズ・インターナシ
ョナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Pr
ep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従
い2−ピロリジノンより合成された5−メトキシ−3,
4−ジヒドロ−2H−ピロール(405mg)及びトリ
エチルアミン(0.57ml)を加え、同温で一晩撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニト
リル/水)で精製することにより、無定形固体565m
gを得た。この固体151mgをエタノール(4ml)
に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を
加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した
後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物157mg
(収率66%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.72-1.85 (2H, m), 1.98-2.14 (4H, m), 2.16 (3
H, s), 2.96 (2H, t, J=8.0), 3.46-3.81 (6H, m), 4.2
0 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.
0), 4.73 (1H, m),6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57
(1H, d, J=16.0), 7.07 (1H, d, J=9.0),7.24 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=
8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.
89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1350, 1157.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩 (例示化合物番号557)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−メチルフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(409mg)を4N
塩酸(12ml)に溶解し、70℃で2時間撹拌した。
反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:17%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すこと
により、標記化合物266mg(収率60%)を無色無
定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.86 (2H, m),
1.97-2.14 (4H, m),2.16 (3H, s), 2.96 (2H, m), 3.4
7-3.80 (5H, m), 3.72-3.82 (1H, m), 4.19 (2H, s),
4.44 (2H, d, J=6.0), 4.72 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=
8.5), 7.25 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.
5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72
(1H, d,J=8.0), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1672, 1347, 1155.
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(2,3,
4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 2塩酸塩(例示化合物番号54) 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メ
チル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル(730mg)をエタノール
(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・プレパ
レーション・アンド・プロシージャ−ズ・インターナシ
ョナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org. Pr
ep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に従
いピペリジン−2−オンより合成された6−エトキシ−
2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(482mg)
及びトリエチルアミン(0.59ml)を加え、同温で
2日間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:28%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
をエタノール(6ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオ
キサン溶液(0.39ml)を加えた後、減圧下濃縮乾
固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すこと
により、標記化合物331mg(収率36%)を無色無
定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.64-1.70 (6H, m), 1.96-2.08 (2H, m), 2.16 (3
H, s), 2.70 (2H, t, J=6.0), 3.25-3.37 (2H, m), 3.4
6-3.83 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s),
4.44 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt,
J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J
=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=
2.5), 7.55(1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.7
2 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1637, 1351, 1157.
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(2,3,
4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2
塩酸塩 (例示化合物番号558) 実施例67で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メチル−
4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−
6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(265mg)を3
N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で5時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣
を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:2
0%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形
固体を1N 塩酸(8ml)に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付すこ
とにより、標記化合物236g(収率93%)を無色無
定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.64-1.82 (6H, m),
1.96-2.08 (2H, m),2.16 (3H, s), 2.70 (2H, m), 3.3
3 (2H, m), 3.46-3.83 (4H, m), 4.21 (2H, s), 4.44
(2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.05 (1H, d, J=8.
5), 7.25 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.
5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72
(1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1637, 1347, 1156.
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号55) 実施例65(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メ
チル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル(640mg)をエタノール
(12ml)に溶解し、室温で、7−メトキシ−3,
4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(348m
g)及びトリエチルアミン(0.26ml)を加え、同
温で2.5日間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた
無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩
化水素ジオキサン溶液(0.42ml)を加えた後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物336mg(収率40
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.52-1.64 (4H, m), 1.68-1.82 (4H, m), 1.98-2.0
9 (2H, m), 2.17 (3H, s), 2.87 (2H, m), 3.48(2H,
m), 3.65-3.75 (2H, m), 3.77-3.88 (2H, m), 4.19 (2
H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0),
4.74 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1
H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=8.5), 7.25 (1H, dd,
J=8.5, 2.5),7.28 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H,d, J=8.0), 7.89
(1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1628, 1351, 1157.
ロペニル]−N−[3−メチル−4−[1−(3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピ
ペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル
酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号559) 実施例69で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メチル−
4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ア
ゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(335m
g)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、60℃で5時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(10ml)に溶解した後、
減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物258mg(収率80
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.53-1.65 (4H, m),
1.68-1.84 (4H, m),1.98-2.10 (2H, m), 2.16 (3H,
s), 2.88 (2H, m), 3.44-3.53 (2H, m), 3.62-3.93 (4
H, m), 4.19 (2H, s), 4.40 (2H, d, J=6.0), 4.74 (1
H, m), 6.44 (1H,dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=1
6.0), 7.05 (1H, d, J=9.0), 7.26 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69
(1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s)
; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1676, 1628, 1348, 1156.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩(例示化合物番号137)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 参考例119で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバ
モイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
(2.40g)をジクロロメタン(20ml)及びエタ
ノール(20ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化
水素を2.5時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール
(20ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.
50gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水
(1.10ml)を加えた後、室温で13時間放置し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(20ml)に溶解し、4N 塩化水素酢酸エチル溶
液(0.90ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させる
ことにより、標記化合物0.60g(収率25%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.85-2.00 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.1
0 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q,J=7.0),
4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m),
6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0),
7.24 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.54 (1H,m), 7.65-7.75
(3H, m), 7.90 (1H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1736, 1671, 1658.
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール
−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カ
ルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(500mg)をエタ
ノール(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・
プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・インタ
ーナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[O
rg. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方
法に従い2−ピロリジノンより合成された5−メトキシ
−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(340mg)及
びトリエチルアミン(0.77ml)を加え、同温で一
晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエ
タノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサ
ン溶液(0.50ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固さ
せることにより、標記化合物420mg(収率67%)
を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (4H, m), 2.96 (2
H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (1H, m),3.61
(2H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.75-3.85 (1H, m), 4.2
0 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.
0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0,6.0), 6.58
(1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d,
J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77(1H, d, J=2.5),
7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1670.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩 (例示化合物番号641)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カ
ルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピ
ロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(380m
g)を3N 塩酸(12ml)に溶解し、60℃で3時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:13%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(1.2ml)及び水(5m
l)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、
標記化合物240mg(収率65%)を無色無定形固体
として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.80-1.95 (2H, m),
2.00-2.15 (4H, m),2.96 (2H, m), 3.45-3.55 (1H,
m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.61 (2H, m), 3.65-3.75 (1
H, m), 3.75-3.85 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H,
d, J=6.0), 4.85(1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d,J=9.0), 7.52
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.67
(1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, d,
J=2.5), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1670.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号138) 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カ
ルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(500mg)をエタ
ノール(15ml)に溶解し、室温で、オーガニック・
プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・インタ
ーナショナル、第24巻、第147頁(1992年)[O
rg. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方
法に従いピペリジン−2−オンより合成された6−エト
キシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(360
mg)及びトリエチルアミン(0.77ml)を加え、
同温で一晩撹拌した。反応の進行が遅いため、6−エト
キシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン(630
mg)及びトリエチルアミン(0.77ml)を加え、
同温で1日間撹拌した後、6−エトキシ−2,3,4,
5−テトラヒドロピリジン(320mg)及びトリエチ
ルアミン(0.35ml)を加え、さらに同温で1日間
撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HP
LC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセト
ニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタ
ノール(6ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン
溶液(0.25ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物200mg(収率31%)を
無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.65-1.90 (6H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.70 (2
H, m), 3.34 (2H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 3.70-3.85
(2H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.48
(2H, d, J=6.0), 4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H,d, J=9.0),
7.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.56 (1H, t, J=8.0),
7.68 (1H, d,J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H,
d, J=3.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1673.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号642) 実施例73で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−[1−(2,3,4,5−テトラヒドロピリ
ジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(200m
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃で3時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:13%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体を1N 塩酸(0.9ml)に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物13
7g(収率71%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.90 (6H, m),
2.00-2.10 (2H, m),2.69 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.4
0-3.60 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 4.24 (2H, s),
4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=
9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.55 (1H, t, J=8.
0), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77
(1H, d,J=3.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1674.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号1
39) 実施例71(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カ
ルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル(400mg)をエタ
ノール(10ml)に溶解し、室温で、7−メトキシ−
3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン(28
0mg)及びトリエチルアミン(0.31ml)を加
え、同温で一晩撹拌した。反応の進行が遅いため、7−
メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼ
ピン(280mg)及びトリエチルアミン(0.31m
l)を加え、さらに40℃で12時間撹拌した後、室温
で一晩放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオ
キサン溶液(0.20ml)を加えた後、減圧下濃縮乾
固させることにより、標記化合物140mg(収率26
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.50-1.65 (4H, m), 1.70-1.75 (2H, m), 1.80-1.9
0 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.85-2.90 (2H, m),
3.45-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.65-3.75 (1
H, m), 3.75-3.85(1H, m), 3.85-3.95 (1H, m), 4.20
(2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),
4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1
H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=
8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H, d, J=2.5), 7.
86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号643) 実施例75で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−[1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2
H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(130mg)を3N 塩酸(10ml)に溶解し、6
0℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:12%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体を1N 塩酸(0.25ml)
及び水(5ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させる
ことにより、標記化合物50mg(収率40%)を無色
無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.55-1.65 (4H, m),
1.70-1.75 (2H, m),1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.15 (2
H, m), 2.85-2.90 (2H, m), 3.45-3.50 (2H,m), 3.55-
3.65 (1H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.80-3.90 (1H,
m), 3.90-4.00 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, d,
J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H,
d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.77 (1H, d, J=2.
5), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1674.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号109)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリ
ジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 参考例122で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフ
ルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェ
ニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸
エチル(2.06g)をジクロロメタン(50ml)及
びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷
下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール
(45ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.
34gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水
(0.63ml)を加えた後、室温で12時間放置し
た。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(2.5m
l)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:25%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノー
ル(20ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶
液(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させるこ
とにより、標記化合物1.21g(収率60%)を無色
無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.87 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.33
(2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.44 (2H, s), 4.50
(2H, d, J=6.5), 4.89 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.39 (1H, d, J=9.
0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.73 (4H,m), 7.85 (1
H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメ
チルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(800mg)をエタノール(20ml)に溶解し、室
温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロ
シージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第14
7頁(1992年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 14
7 (1992)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合
成された5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロ
ール(370mg)及びトリエチルアミン(0.87m
l)を加え、同温で一晩撹拌した。反応の進行が遅いた
め、5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール
(120mg)及びトリエチルアミン(0.26ml)
を加え、さらに室温で4時間撹拌した。反応液に4N
塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
26%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、、
標記化合物622mg(収率70%)を無色無定形固体
として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.82 (2H, m), 2.00-2.15 (4H, m), 2.97 (2H, t,
J=8.0), 3.53-3.64 (4H, m), 3.72 (2H, m), 4.19 (2H,
q, J=7.0), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.9
6 (1H, m), 6.46(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d,
J=16.0), 7.44 (1H, d, J=10.0), 7.55(1H, t, J=8.
0), 7.67-7.75 (4H, m), 7.90 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1672, 1353, 1144.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイ
ル酢酸 2塩酸塩(例示化合物番号613)
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロ
メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(471mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、6
0℃で5.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した
後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物404mg(収率89
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82 (2H, m), 2.00
-2.15 (4H, m), 2.96(2H, t, J=8.0), 3.49-3.64 (4H,
m), 3.70 (2H, m), 4.19 (2H, s), 4.50 (2H,d, J=6.
0), 4.95 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57
(1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, d, J=9.5), 7.54 (1H,
t, J=8.0), 7.66-7.77 (4H, m), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1672, 1353, 1144.
ロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テト
ラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモ
イル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号110) 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメ
チルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(900mg)をエタノール(20ml)に溶解し、室
温で、オーガニック・プレパレーション・アンド・プロ
シージャ−ズ・インターナショナル、第24巻、第14
7頁(1992年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 14
7 (1992)]に記載の方法に従いピペリジン−2−オンよ
り合成された6−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロピリジン(480mg)及びトリエチルアミン
(0.98ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応の
進行が遅いため、6−エトキシ−2,3,4,5−テト
ラヒドロピリジン(480mg)及びトリエチルアミン
(0.98ml)を加え、室温で1日間撹拌した後、、
さらに40℃で1日間撹拌した。反応液に4N 塩化水
素ジオキサン溶液(2.5ml)を加えた後、減圧下濃
縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶
出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得ら
れた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮
乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことに
より、標記化合物429mg(収率42%)を無色無定
形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.64-1.85 (6H, m), 1.99-2.10 (2H, m), 2.70 (2
H, m), 3.27-3.39 (2H, m), 3.53-3.73 (4H, m),4.19
(2H, q, J=7.0), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0),
4.95 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1
H, d, J=16.0), 7.43 (1H, d, J=10.0), 7.55 (1H, t,
J=8.0), 7.65-7.75 (4H, m), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1675, 1355, 1141.
ロペニル]−N−[4−[1−(2,3,4,5−テト
ラヒドロピリジン−6−イル)ピペリジン−4−イルオ
キシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモ
イル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物番号614) 実施例79で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル)
ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチ
ルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(2
91mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、60℃
で5.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、
減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A;
YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶解した後、減
圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、凍結乾燥に付
すことにより、標記化合物240mg(収率86%)を
無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.63-1.85 (6H, m),
2.03 (2H, m), 2.70(2H, m), 3.20-3.48 (2H, m), 3.5
2-3.76 (4H, m), 4.12 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0),
4.94 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1
H, d, J=16.0), 7.42 (1H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J
=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0),
7.73-7.78 (2H, m), 7.89 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675, 1352, 1143.
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号
111) 実施例77(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメ
チルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(900mg)をエタノール(20ml)に溶解し、室
温で、7−メトキシ−3,4,5,6−テトラヒドロ−
2H−アゼピン(540mg)及びトリエチルアミン
(0.98ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応の
進行が遅いため、7−メトキシ−3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン(540mg)及びトリエチ
ルアミン(0.98ml)を加え、さらに室温で5時間
攪拌した後、40℃で1日間撹拌した。反応液に4N
塩化水素ジオキサン溶液を加えた後、減圧下濃縮し、残
渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:
30%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定
形固体を1N 塩酸に溶解した後、減圧下濃縮乾固させ
た。これを水に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標
記化合物340mg(収率33%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t, J=7.
0), 1.52-1.67 (4H, m), 1.67-1.85 (4H, m), 2.06 (2
H, m), 2.87 (2H, m), 3.48 (2H, m), 3.67-3.83(4H,
m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, s), 4.50 (2H,
d, J=6.0), 4.97 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.44 (1H, d, J=9.5), 7.5
5 (1H, t, J=8.0), 7.67-7.75 (4H, m), 7.90 (1H, s)
; IR (KBr, cm-1) : 1739, 1675, 1354, 1142.
ロペニル]−N−[4−[1−(3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−アゼピン−7−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]−3−トリフルオロメチルフェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号
615) 実施例81で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−アゼピン−7
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]−3−トリフル
オロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩(307mg)を3N 塩酸(20ml)に溶解
し、60℃で6.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷
却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A; YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物218mg(収
率74%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.46-1.67 (4H, m),
1.67-1.87 (4H, m),2.07 (2H, m), 2.87 (2H, m), 3.4
2-3.52 (2H, m), 3.64-3.85 (4H, m), 4.27 (2H, s),
4.50 (2H, d, J=6.0), 4.96 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, d, J=
10.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.76 (4H, m), 7.8
9 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1676, 1351, 1144.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(5,6−
ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号28) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.25g)を
エタノール(10ml)に溶解し、室温で、インディア
ン・ジャーナル・オブ・ケミストリー、第10巻、第3
23頁(1972年)[Indian J. Chem., 10, 323 (197
2)]に記載の方法に従い3−チオモルホリンより合成さ
れた5−エトキシ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,
4]チアジン(0.24g)及びトリエチルアミン
(0.23ml)を加え、同温で4時間撹拌した後、4
5℃で3時間撹拌し、室温で11時間放置した。さらに
45℃で12時間撹拌した後、室温で11時間放置し
た。反応液に4N塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を
加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(4
ml)に溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液(1m
l)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標
記化合物0.07g(収率24%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.73-1.82 (2H, m), 2.02-2.10 (2H, m), 2.91-2.9
6 (2H, m), 3.59-3.91 (8H, m), 4.19 (2H, q,J=7.0),
4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.81-4.88 (1H,
m), 6.44 (1H,dt, J=15.5, 6.0), 6.58 (1H, d, J=15.
5), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.51- 7.60 (2H, m), 7.64-7.75 (2H, m), 7.87 (1
H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1674, 1633, 1350, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,
5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル)ピペリジ
ン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩(例示化合物番号1045) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(930mg)を
エタノール(20ml)に溶解し、室温で、2,3,
5,6−テトラフルオロピリジン(0.16ml)及び
トリエチルアミン(0.64ml)を加え、同温で5時
間撹拌した。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液を
加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pa
ck ODS-A; YMC、溶出溶媒:55%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物893mg(収
率81%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.73-1.84 (2H, m), 2.01-2.12 (2H, m), 3.38-3.4
8 (2H, m), 3.59-3.69 (2H, m), 4.19 (2H, q,J=7.0),
4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m),
6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0),
7.31 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.66 (1H,
d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) ; 1739, 1677, 1351, 1147.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(2,3,
5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル)ピペリジ
ン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
2塩酸塩 (例示化合物番号1063) 実施例84で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(2,3,5,6−テトラフルオロピリジン
−4−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(356mg)を
3N 塩酸(20ml)及び4N 塩化水素ジオキサン溶
液(20ml)の混合溶媒に溶解し、60℃で8.5時
間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:40%アセトニトリル/水〜アセトニトリルの
み)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解し、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物322mg(収
率94%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.72-1.84 (2H, m),
2.00-2.12 (2H, m),3.38-3.48 (2H, m), 3.59-3.69 (2
H, m), 4.21 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0),4.79 (1H,
m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=1
6.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.42 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H,d, J=2.5), 7.66
(1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s)
; IR (KBr, cm-1) : 1678, 1346, 1147.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチ
ルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示
化合物番号1081) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.38g)を
エタノール(20ml)に溶解し、室温で、アンゲバン
テ・ケミイ、第75巻、第790頁(1963年)[Ang
ew. Chem., 75, 790 (1963)]に記載の方法に従いN−エ
チルホルムアミドより合成されたメチル N−エチルホ
ルムイミデート(0.09g)及びトリエチルアミン
(0.30ml)を加えた後、同温で46時間撹拌し
た。反応液に4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)
を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(5
ml)に溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液(1m
l)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標
記化合物0.14g(収率35%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.16-1.27 (6H, m),
1.72-1.88 (2H, m),1.99-2.10 (2H, m), 3.40-3.48 (2
H, m), 3.51-3.73 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.5), 4.4
2 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.79-4.85 (1H, m),
6.45 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1H, d, J=16.0),
7.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd,J=9.0, 2.5), 7.
52- 7.59 (2H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.87 (1H, s),
8.11(1H, d, J=13.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1738, 1697, 1675, 1350, 1156.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチ
ルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物
番号1099)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(N−エチルホルムイミドイル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 2塩酸塩(0.38g)を3N 塩酸(14ml)
に溶解し、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで
冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-
Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/
水)で精製した。得られた無定形固体を1N塩酸(2m
l)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に
溶解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物
0.25g(収率67%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.19 (3H, t, J=7.
0), 1.72-1.88 (2H, m), 1.98-2.09 (2H, m), 3.51-3.7
9 (6H, m), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80
-4.87 (1H, m), 6.44(1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1
H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd,
J=9.0, 2.0), 7.52-7.60 (2H, m), 7.68-7.75 (2H, m),
7.89 (1H, s), 8.13 (1H, d, J=13.5) ; IR (KBr, cm-1) : 1731, 1698, 1677, 1347, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩 (例示化合物番号1009) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.75g)を
エタノール(25ml)に溶解し、室温で、ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、
第10巻、第2645頁(1999年)[Eur. J. Org.
Chem., 10, 2645 (1999)]に記載の方法に従い2−オキ
サゾリドンより合成された2−エトキシ−4,5−ジヒ
ドロオキサゾール(0.28g)及びトリエチルアミン
(0.68ml)を加え、同温で22時間撹拌した。反
応液に4N塩化水素ジオキサン溶液(5ml)を加えた
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-PackODS-
A; YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で精製
した。得られた無定形固体をエタノール(10ml)に
溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加え
た後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物
0.56g(収率67%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.22 (3H, t,J=7.
0), 1.75-1.86 (2H, m), 1.98-2.10 (2H, m), 3.51-3.7
8 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.19 (2H, q, J=7.
0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.76-4.85
(3H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d,
J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H,dd, J=9.0,
2.5), 7.52-7.60 (2H, m), 7.69 (1H, d, J=7.5), 7.73
(1H, d, J=7.5), 7.87 (1H, s) ; MS (FAB, M+-2HCl) : 604.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩
(例示化合物番号1027)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イ
ル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル2塩酸塩(0.29g)を3N 塩酸
(12ml)に溶解し、60℃で10時間撹拌した。反
応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:17%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸(2ml)に溶解した後、これを減圧下濃縮
乾固させることにより、標記化合物0.23g(収率8
2%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.76-1.87 (2H, m),
1.98-2.10 (2H, m),3.51-3.78 (4H, m), 3.85 (2H, t,
J=8.5), 4.28 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.77-
4.84 (3H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.58 (1
H, d, J=16.0),7.31 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J
=9.0, 2.5), 7.52-7.61 (2H, m), 7.68(1H, d, J=7.5),
7.73 (1H, d, J=7.5), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1685, 1349, 1155.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(トロパン−3−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2
塩酸塩 (例示化合物番号1117) 参考例126で得られたN−[3−クロロ−4−(トロ
パン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−
シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル(1.30g)をジクロロメタン(2
5ml)及びエタノール(35ml)の混合溶媒に溶解
し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で
3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣
をエタノール(25ml)に溶解し、塩化アンモニウム
水溶液(0.40gを水5mlに溶解)及び28%アン
モニア水(0.90ml)を加えた後、室温で一晩攪拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:22%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(15ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶
液(1.40ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させる
ことにより、標記化合物1.07g(収率70%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 2.05-2.30 (8H, m), 2.66 (3H, s), 3.94 (2H, m),
4.19 (2H, q, J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.47 (2H, d, J
=6.0), 4.84 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=6.0, 16.0),
6.57 (1H, d, J=16.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.50-7.60
(2H, m), 7.69 (1H, m), 7.73 (1H, m),7.88 (1H, m)
; IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(トロパン−3−
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号1135) 実施例90で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−(トロパン−3−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル 2塩酸塩(700mg)を3N 塩
酸(20ml)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反
応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取
HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%ア
セトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を
1N 塩酸(3.3ml)及び水(10ml)に溶解し
た後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物5
80mg(収率86%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 2.05-2.30 (8H, m),
2.66 (3H, s), 3.93(2H, m), 4.27 (2H, s), 4.47 (2
H, d, J=6.0), 4.83 (1H, m), 6.44 (1H, dt,J=6.0, 1
6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.5
0-7.60 (2H, m), 7.68 (1H, m), 7.73 (1H, m), 7.87
(1H, m) ; IR (KBr, cm-1) : 1732, 1675.
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(3,4,
5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニン−9−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号1171) 実施例47(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ク
ロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.78g)を
エタノール(20ml)に溶解し、室温で、オーガニッ
ク・プレパレーション・アンド・プロシージャ−ズ・イ
ンターナショナル.、第24巻、第147頁(1992
年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記
載の方法に従いアゾナン−2−オンより合成された9−
メトキシ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2
H−アゾニン(0.80g)及びトリエチルアミン
(0.71ml)を加えた後、同温で18時間撹拌し
た。反応の進行が遅いため、9−メトキシ−3,4,
5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−アゾニン(0.
29g)及びトリエチルアミン(0.53ml)を加
え、さらに72時間撹拌した。反応液に4N 塩化水素
ジオキサン溶液(5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:30%アセトニトリル/水)で精製した。得られた
無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、4N 塩
化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃
縮乾固させた。これを水に溶解した後、凍結乾燥に付す
ことにより、N−[3−(3−アミジノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1
−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−ア
ゾニン−9−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩及び不純物
の混合物0.28gを無色無定形固体として得た。次い
で、この混合物を3N 塩酸(10ml)に溶解し、5
0℃で6時間撹拌した後、室温で61時間放置し、50
℃でさらに7時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した
後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)で精
製した。得られた無定形固体を1N塩酸(2ml)に溶
解した後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合
物0.09g(収率58%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.38-1.81 (12H,
m), 2.00-2.09 (2H, m),2.78-2.85 (2H, m), 3.48-3.57
(2H, m), 3.59-3.72 (2H, m), 3.73-3.86 (2H,m), 4.2
7 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=5.5), 4.80-4.88 (1H, m),
6.44 (1H, dt,J=16.0, 5.5), 6.57 (1H, d, J=16.0),
7.31 (1H, d, J=9.0), 7.40 (1H, dd,J=9.0, 2.5), 7.5
1-7.60 (2H, m), 7.64-7.75 (2H, m), 7.87 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1733, 1675, 1627, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキ
サゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示
化合物番号1011) 実施例59(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−
(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 2塩酸塩(533mg)をエタノール
(10ml)に溶解し、室温で、ヨーロピアン・ジャー
ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、第10巻、
第2645頁(1999年)[Eur. J. Org. Chem., 10,
2645 (1999)]に記載の方法に従い2−オキサゾリドン
より合成された2−エトキシ−4,5−ジヒドロオキサ
ゾール(235mg)及びトリエチルアミン(0.43
ml)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃
縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解
し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.36ml)を
加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合
物278mg(収率47%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.66-1.80 (2H, m), 1.94-2.10 (2H, m), 3.62-3.8
2 (4H, m), 3.85 (2H, t, J=8.5), 4.20 (2H, q, J=7.
0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.68 (1H,
m), 4.79 (2H, t,J=8.5), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.3
9 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70 (2H,
m), 7.88 (1H,s) ; MS (FAB, M+-2HCl) : 570.
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキ
サゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩 (例示化合物
番号1029) 実施例93で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−[1−
(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジ
ン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 2塩酸塩(272mg)を3N 塩酸(10m
l)に溶解し、60℃で5時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却した後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC
(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニト
リル/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩
酸(4ml)に溶解した後、これを減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物209mg(収率80%)を
無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.65-1.81 (2H, m),
1.97-2.10 (2H, m),3.43-3.62 (4H, m), 3.85 (2H, t,
J=8.5), 4.21 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.68
(1H, m), 4.79 (2H, t, J=8.5), 6.44 (1H, dt, J=16.
0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.03 (2H, d, J=9.
0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70
(2H, m), 7.88 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1687, 1346, 1156.
2−(Z)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5
−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−
4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩 (例示化合物番号1462)
ル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−
[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 参考例131で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2
−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
(1.41g)をジクロロメタン(25ml)及びエタ
ノール(25ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化
水素を通じた後、密栓をして室温で10時間撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30m
l)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.25gを
水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.47
ml)を加えた後、室温で8時間放置した。反応液に4
N 塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減
圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製する
ことにより、標記化合物1.00g(収率75%)を無
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.81 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.22
(2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.36 (2H, s), 4.56
(2H, d, J=16.5), 4.65 (1H, m), 5.94 (1H, d, J=39.
0), 7.05 (2H, d,J=9.5), 7.40 (2H, d, J=9.5), 7.56
(1H, d, J=8.0), 7.74 (2H, m), 7.81 (1H, s).
ル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−
[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2
−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 実施例97(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]
−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1.27g)をエタノ
ール(50ml)に溶解し、室温でオーガニック・プレ
パレーション・アンド・プロシージャ−ズ・インターナ
ショナル、第24巻、第147頁(1992年)[Org.
Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]に記載の方法に
従い2−ピロリジノンより合成された5−メトキシ−
3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.73g)及び
トリエチルアミン(2.10ml)を加え、同温で4時
間攪拌した後、5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H
−ピロール(0.73g)及びトリエチルアミン(2.
10ml)を加え、さらに一晩放置した。反応液を減圧
下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、
得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解し、
4N 塩化水素ジオキサン溶液(0.80ml)を加え
た後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物
0.60g(収率37%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.68-1.82 (2H, m), 2.02-2.13 (4H, m), 2.97 (2
H, t, J=8.0), 3.47-3.53 (1H, m), 3.58-3.73 (4H,
m), 3.85-3.92 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.37
(2H, s), 4.60 (2H,d, J=16.0), 4.71 (1H, m), 5.95
(1H, d, J=39.0), 7.07 (2H, d, J=9.0), 7.41 (2H, d,
J=9.0), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0),
7.76 (1H, d,J=8.0), 7.82 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1672, 1354, 1161.
2−(Z)−プロペニル]−N−[4−[1−(4,5
−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−
4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩 (例示化合物番号1484) 実施例97(b)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]
−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロー
ル−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.47
g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、70℃で2.
5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取H
PLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセ
トニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を1
N 塩酸(2.5ml)に溶解し、減圧下濃縮乾固させ
ることにより、標記化合物0.39g(収率86%)を
無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.68-1.81 (2H, m),
2.02-2.14 (4H, m),2.96 (2H, t, J=8.0), 3.44-3.74
(6H, m), 4.23 (2H, s), 4.59 (2H, d, J=16.0), 4.71
(1H, m), 5.95 (1H, d, J=39.0), 7.06 (2H, d, J=9.
0), 7.42 (2H, d, J=9.0), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.68
(1H, d, J=8.0), 7.76 (1H, d, J=8.0),7.81 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1672, 1352, 1158.
2−(Z)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−
4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩 (例示化合物番号14
72)
ル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−
[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキ
シ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例132で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバ
モイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモ
イル酢酸エチル(4.30g)をジクロロメタン(35
ml)及びエタノール(35ml)の混合溶媒に溶解
し、氷冷下、塩化水素を通じた後、密栓をして室温で3
時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタ
ノール(30ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液
(0.80gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア
水(1.80ml)を加えた後、室温で一晩放置した。
反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack
ODS-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)
で精製することにより標記化合物2.20g(収率58
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.88-1.96 (2H, m), 2.09-2.17 (2H, m), 3.02-3.0
9 (2H, m), 3.17-3.24 (2H, m), 4.21 (2H, q,J=7.0),
4.40 (2H, s), 4.62 (2H, d, J=16.0), 4.81 (1H, m),
5.98 (1H, d, J=38.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.51 (1
H, dd, J=9.0, 3.0), 7.57-7.71 (2H, m), 7.73-7.78
(2H, m), 7.81 (1H, s).
ル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−
[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−
3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩 実施例99(a)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]
−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.
20g)をエタノール(40ml)に溶解し、室温でオ
ーガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ
−ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(1
992年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (199
2)]に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成され
た5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール
(0.64g)及びトリエチルアミン(1.80ml)
を加え、同温で1時間攪拌した後、一晩放置した。反応
液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS
-A; YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精
製し、得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶
解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(1.60ml)
を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、標記化
合物0.40g(収率26%)を無色無定形固体として
得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.24 (3H, t, J=7.
0), 1.81-1.92 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m), 2.96 (2
H, t, J=8.0), 3.48-3.88 (6H, m), 4.21 (2H, q, J=7.
0), 4.40 (2H, s), 4.62 (2H, d, J=16.0), 4.87 (1H,
m), 5.98 (1H, d,J=39.0), 7.30 (1H, d, J=9.0), 7.49
-7.63 (2H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74-7.82 (3H,
m); IR (KBr, cm-1) : 1669, 1354, 1156.
2−(Z)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−
4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−
イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号1494) 実施例99(b)で得られたN−[3−(3−アミジノ
フェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]
−N−[3−カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒ
ドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル(0.
27g)を3N 塩酸(20ml)に溶解し、70℃で
2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分
取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%
アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体
を1N 塩酸(1.2ml)に溶解し、減圧下濃縮乾固
させることにより、標記化合物0.20g(収率77
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82-1.93 (2H, m),
2.02-2.15 (4H, m),2.96 (2H, t, J=8.0), 3.48-3.73
(5H, m), 3.78-3.88 (1H, m), 4.27 (2H, s),4.62 (2H,
d, J=16.0), 4.87 (1H, m), 5.98 (1H, d, J=39.0),
7.30 (1H, d,J=9.0), 7.49-7.71 (3H, m), 7.73-7.83
(3H, m); IR (KBr, cm-1) : 1670, 1352, 1156.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンア
ミド 2塩酸塩 (例示化合物番号1384)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
メタンスルホンアミド 2塩酸塩 参考例134で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバ
モイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]メタンスルホンアミド
(1.01g)をジクロロメタン(7.5ml)及びエ
タノール(7.5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、
塩化水素を通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(1
5ml)に溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.24
gを水3mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.4
3ml)を加えた後、室温で一晩放置した。反応液を減
圧下濃縮し、残渣にエタノール(10ml)及び4N
塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、再び減
圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YM
C、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製し
た。得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶
解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加え
た後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した後、
凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.95g(収
率98%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.87-1.97 (2H, m),
2.08-2.18 (2H, m),3.06 (3H, s), 3.14-3.25 (2H,
m), 3.65-3.74 (2H, m), 4.45 (2H, d, J=6.0),4.80 (1
H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=
16.0), 7.23 (1H, d, J=9.0), 7.48-7.59 (2H, m), 7.6
8-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, s);
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール
−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
メタンスルホンアミド 2塩酸塩 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.95
g)をエタノール(15ml)に溶解し、室温で、オー
ガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−
ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(19
92年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]
に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成された5
−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.
52g)及びトリエチルアミン(1.20ml)を加
え、同温で一晩放置した後、5−メトキシ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−ピロール(0.17g)及びトリエチル
アミン(0.24ml)を加え、さらに6時間攪拌し
た。反応液を減圧下濃縮し、残渣にエタノール(10m
l)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(4ml)を加
えた後、再び減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル
/水)で精製し、得られた無定形固体を1N塩酸(5m
l)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.
67g(収率63%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.79-1.92 (2H, m),
2.02-2.14 (4H, m),2.99 (2H, t, J=8.0), 3.37 (3H,
s), 3.41-3.58 (4H, m), 3.82-3.90 (2H, m),4.46 (2H,
d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=16.0, 6.
0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.4
9-7.58 (2H, m), 7.67-7.77 (3H, m),7.91 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1669, 1334, 1151.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]エタンスルホンア
ミド 2塩酸塩 (例示化合物番号1406)
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]
エタンスルホンアミド 2塩酸塩 参考例135で得られたN−[4−(1−t−ブトキシ
カルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバ
モイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)
−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド
(1.08g)をジクロロメタン(8ml)及びエタノ
ール(8ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、塩化水素
を通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(16ml)に
溶解し、塩化アンモニウム水溶液(0.26gを水3m
lに溶解)及び28%アンモニア水(0.46ml)を
加えた後、室温で一晩放置した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣にエタノール(10ml)及び4N 塩化水素
ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、再び減圧下濃縮
し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出
溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製した。得られ
た無定形固体をエタノール(10ml)に溶解し、4N
塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧
下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.68g
(収率64%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.26 (3H, t, J=7.
5), 1.86-1.94 (2H, m), 2.07-2.14 (2H, m), 3.01-3.0
9 (2H, m), 3.13-3.23 (4H, m), 4.45 (2H, d,J=6.0),
4.77 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1
H, d, J=16.0),7.20 (1H, d, J=9.0), 7.46-7.75 (5H,
m), 7.87 (1H, s).
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモ
イル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール
−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
エタンスルホンアミド 2塩酸塩 実施例102(a)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]エタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.68
g)をエタノール(15ml)に溶解し、室温で、オー
ガニック・プレパレーション・アンド・プロシージャ−
ズ・インターナショナル、第24巻、第147頁(19
92年)[Org. Prep. Proced. Int., 24, 147 (1992)]
に記載の方法に従い2−ピロリジノンより合成された5
−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピロール(0.
36g)及びトリエチルアミン(0.85ml)を加
え、同温で一晩放置した後、5−メトキシ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−ピロール(0.19g)及びトリエチル
アミン(0.34ml)を加え、さらに5時間攪拌し
た。反応液を減圧下濃縮し、残渣にエタノール(10m
l)及び4N 塩化水素ジオキサン溶液(4ml)を加
えた後、再び減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル
/水)で精製し、得られた無定形固体を1N塩酸(8m
l)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶
解した後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.
56g(収率73%)を淡茶色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.27 (3H, t, J=7.
5), 1.79-1.91 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m), 2.97 (2
H, t, J=7.0), 3.21 (2H, q, J=7.5), 3.47-3.73(5H,
m), 3.90 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H,
m), 6.46 (1H, dt,J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.
0), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.58 (2H,m), 7.69-7.
76 (3H, m), 7.92 (1H, s) ; IR (KBr, cm-1) : 1671, 1331, 1146.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジ
ン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド
2塩酸塩 (例示化合物番号1211) 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]メタンスルホンアミド(0.32g)をメタノ
ール(15ml)に溶解し、室温で、ヨーロピアン・ジ
ャーナル.オブ・オーガニック・ケミストリー、第10
巻、第2645頁(1999年)[Eur. J. Org. Chem.,
10, 2645 (1999)]に記載の方法に従い2−オキサゾリ
ドンより合成された2−エトキシ−4,5−ジヒドロオ
キサゾール(0.21g)及びトリエチルアミン(0.
56ml)を加え、同温で2時間攪拌した後、一晩放置
した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YM
C-Pack ODS-A; YMC、溶出溶媒:12%アセトニトリル
/水)で精製した。得られた無定形固体を1N 塩酸
(2.0ml)に溶解した後、減圧下濃縮乾固させるこ
とにより、標記化合物0.11g(収率26%)を無色
無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.78-1.92 (2H, m),
1.98-2.11 (2H, m),3.06 (3H, s), 3.47-3.88 (6H,
m), 4.45 (2H, d, J=5.5), 4.76-4.85 (3H, m),6.47 (1
H, dt, J=16.0, 5.5), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.25 (1
H, d, J=9.0),7.49-7.58 (2H, m), 7.67-7.76 (3H, m),
7.91 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1686, 1334, 1151.
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル)ピペリジン
−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンアミド
2塩酸塩 (例示化合物番号1269) 実施例101(a)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フ
ェニル]メタンスルホンアミド(0.32g)をテトラ
ヒドロフラン(3ml)、1,4−ジオキサン(3m
l)及び水(3ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、2
−クロロイソチオシアネート(0.05ml)及びトリ
エチルアミン(0.07ml)を加え、室温で1.5時
間攪拌した後、一晩放置した。反応液を減圧下濃縮し、
残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS-A; YMC、溶出溶
媒:12%アセトニトリル/水)で精製した。得られた
無定形固体を1N 塩酸(1.2ml)に溶解した後、
減圧下濃縮乾固させることにより、標記化合物0.15
g(収率59%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.82-1.93 (2H, m),
2.02-2.12 (2H, m),3.06 (3H, s), 3.52-3.63 (3H,
m), 3.68-3.82 (2H, m), 3.91-4.02 (3H, m), 4.45 (2
H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=16.0,
6.0), 6.59 (1H,d, J=16.0), 7.25 (1H, d, J=9.0), 7.
49-7.58 (2H, m), 7.68-7.76 (3H, m), 7.91 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1673, 1632, 1333, 1151.
イルオキシ)フェニル]−N−[3−[3−(エトキシ
カルボニルアミノ)(イミノ)メチルフェニル]−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩
酸塩 4−ニトロフェノール(1.00g)をジクロロメタン
(20ml)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸エチル
(0.70ml)及びピリジン(0.70ml)を滴下
した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水、飽和硫酸水素カリウム水溶液及び
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することで得られ
た白色固体をヘキサンで濾取することにより、4−ニト
ロフェニル炭酸エチル1.44g(収率95%)を白色
固体として得た。実施例1で得られたN−[3−(3−
アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−
[3−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸
塩(0.42g)を水(5ml)に溶解し、4−ニトロ
フェニル炭酸エチルのジクロロメタン溶液(0.14g
をジクロロメタン5mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウ
ム(0.11g)を加えた後、室温で3時間撹拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢
酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール
=1/1)で精製した。得られた無定形固体をエタノー
ル(5ml)に溶解し、1N 塩酸(1.4ml)を加
えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した
後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.36g
(収率78%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.90-2.07 (2H, m), 2.15-
2.25 (2H, m), 2.74 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.3
3 (1H, m), 3.40-3.50 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0),
4.35 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J
=6.0), 4.62及び4.87 (計1H, 各m), 6.42(1H, dt, J=1
6.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.31 (1H, m), 7.4
0 (1H, m),7.54 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, m), 7.66
(1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1742, 1674, 1354, 1157.
イルオキシ)フェニル]−N−[3−[3−(イミノ)
(4−メトキシフェノキシカルボニルアミノ)メチルフ
ェニル]−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢
酸エチル 2塩酸塩 4−メトキシフェノール(1.00g)をジクロロメタ
ン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸4−メト
キシフェニル(1.25ml)及びピリジン(0.72
ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
減圧下濃縮乾固させることにより、二炭酸ビス(4−メ
トキシフェニル)2.37g(収率定量的)を白色固体
として得た。実施例1で得られたN−[3−(3−アミ
ジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3
−クロロ−4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩
(0.50g)を水(10ml)に溶解し、二炭酸ビス
(4−メトキシフェニル)のジクロロメタン溶液(0.
22gをジクロロメタン10mlに溶解)及び炭酸水素
ナトリウム(0.14g)を加えた後、室温で一晩撹拌
した。反応液に水及び炭酸水素ナトリウムを加えた後、
酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノー
ル=5/2)で精製した。得られた無定形固体をエタノ
ール(5ml)に溶解し、1N 塩酸(1.6ml)を
加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水に溶解した
後、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.42g
(収率67%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.23 (3H, t, J=7.
0), 1.83-1.93 (1H, m), 2.00-2.18 (2H, m), 2.20-2.2
7 (1H, m), 2.76 (3H, m), 3.00-3.10 (2H, m),3.30-3.
50 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.4
2 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 4.60及び4.85 (計1
H, 各m), 6.39 (1H, dt, J=16.0, 6.0),6.59 (1H, d, J
=16.0), 6.99 (2H, d, J=9.0), 7.17 (2H, d, J=9.0),
7.31 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.51 (1H, t, J=7.5),
7.60 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=7.5), 7.80 (1H, d, J=
7.5), 7.97 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1740, 1671, 1354, 1161.
(イミノ)メチルフェニル]−2−(E)−プロペニ
ル]−N−[3−クロロ−4−(1−メチルピペリジン
−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 実施例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−
4−[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.43
g)を水(10ml)に溶解し、二炭酸ジ(t−ブチ
ル)のジクロロメタン溶液(0.15gをジクロロメタ
ン10mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.12
g)を加えた後、室温で5時間撹拌した。反応液に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽
出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃
縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=5/1)で
精製することにより、標記化合物0.36g(収率81
%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.54 (9H, s), 1.87-1.96 (2H, m), 1.97-2.06 (2H,
m), 2.32 (3H, s), 2.39 (2H, m), 2.68 (2H, m), 3.99
(2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 4.44
(2H, d, J=6.5),6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1
H, d, J=16.0), 6.91 (1H, d, J=9.0),7.29 (1H, m),
7.34 (1H, t, J=8.0), 7.45 (1H, d, J=8.0), 7.52 (1
H, d, J=2.5), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.78 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1740, 1655, 1365, 1163.
イルオキシ)フェニル]−N−[3−[3−(4−フル
オロフェノキシカルボニルアミノ)(イミノ)メチルフ
ェニル]−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢
酸エチル 4−フルオロフェノール(2.00g)をジクロロメタ
ン(40ml)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸4−フル
オロフェニルのジクロロメタン溶液(2.35mlをジ
クロロメタン5mlに溶解)及びピリジン(1.59m
l)を滴下した後、室温で1.5時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣に飽和食塩水を加えた後、酢
酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒
を留去することで得られた白色固体をヘキサンで濾取す
ることにより、二炭酸ビス(4−フルオロフェニル)
4.25g(収率95%)を白色固体として得た。実施
例1で得られたN−[3−(3−アミジノフェニル)−
2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−
[1−メチルピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩(0.50g)を
水(10ml)に溶解し、二炭酸ビス(4−フルオロフ
ェニル)のジクロロメタン溶液(0.20gをジクロロ
メタン10mlに溶解)及び炭酸水素ナトリウム(0.
20g)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液に飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてた後、酢酸エチル
で抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=1/
1)で精製することにより、標記化合物0.47g(収
率85%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.86-1.95 (2H, m),1.95-2.04 (2H, m), 2.31 (3H,
s), 2.35 (2H, m), 2.66 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31
(2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.
5), 6.26 (1H, dt,J=16.0, 6.5), 6.47 (1H, d, J=16.
0), 6.91 (1H, d, J=9.0), 7.08 (2H, m),7.17 (2H,
m), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.42 (1H, t, J=8.
0), 7.53 (1H,d, J=2.5), 7.54 (1H, d, J=8.0), 7.75
(1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1739, 1668, 1355, 1162.
ロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]−N−[3−[3−(エトキシカル
ボニルアミノ)(イミノ)メチルフェニル]−2−
(E)−プロペニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−
ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.23
g)をジクロロメタン(4.5ml)及びN,N−ジメ
チルホルムアミド(1.5ml)の混合溶媒に溶解し、
実施例105で得られた4−ニトロフェニル炭酸エチル
(0.10g)及びトリエチルアミン(0.16ml)
を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0〜
47/3)で精製した。得られた油状物質をエタノール
(2ml)に溶解し、4N 塩化水素ジオキサン溶液
(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。得
られた無定形固体をジクロロメタンを加えた後、1N
塩酸で抽出し、水層を減圧下濃縮乾固させた。これを水
に溶解し、凍結乾燥に付すことにより、標記化合物0.
20g(収率84%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.
0), 1.80-1.92 (2H, m), 2.02-2.14 (4H, m), 2.96 (2
H, t, J=7.5), 3.06 (3H, s), 3.47-3.73 (4H, m), 3.8
3-3.91 (2H, m), 4.35 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d,
J=6.0), 4.87 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0),
6.60 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, d, J=9.0), 7.49-7.
69 (3H, m), 7.73-7.78 (2H, m), 7.88 (1H, s); IR (KBr, cm-1) : 1754, 1667, 1334, 1151.
ロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]−N−[3−[3−(イミノ)(ピ
バロイルアミノ)メチルフェニル]−2−(E)−プロ
ペニル]メタンスルホンアミド 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−
ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.20
g)をジクロロメタン(2.5ml)及びアセトニトリ
ル(2.5ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、ピバリ
ン酸4−ニトロフェニル(0.09g)及びトリエチル
アミン(0.23ml)を加えた後、室温で4時間撹拌
した。反応液にジクロロメタンを加えた後、1N 水酸
化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/
0〜47/3)で精製することにより、標記化合物0.
17g(収率86%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.28 (9H, s), 1.78-
1.88 (2H, m), 1.96-2.05 (2H, m), 2.07-2.14 (2H,
m), 2.51 (2H, t, J=8.0), 2.96 (3H, s), 3.22-3.31
(2H, m), 3.67-3.76 (4H, m), 4.44 (2H, d, J=6.5),
4.67 (1H, m), 6.23(1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.52 (1H,
d, J=16.0), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, t, J=
8.0), 7.45 (1H, d, J=8.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.82-7.88(2H, m), 8.19 (1H, d, J=2.5); IR (KBr, cm-1) : 1670, 1339, 1153.
ルフェニル]−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−
ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]メタンスルホンアミド 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−
ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.30
g)をジクロロメタン(4ml)及びアセトニトリル
(4ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、安息香酸4−
ニトロフェニル(0.15g)及びトリエチルアミン
(0.28ml)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反
応液にジクロロメタンを加え希釈した後、0.5N 水
酸化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層
を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒を
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0
〜47/3)で精製した。これを水に溶解し、凍結乾燥
に付すことにより、標記化合物0.24g(収率75
%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.77-1.87 (2H, m),
1.94-2.12 (4H, m), 2.50 (2H, t, J=8.0), 2.97 (3H,
s), 3.20-3.28 (2H, m), 3.65-3.74 (4H, m), 4.45 (2
H, d, J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.27 (1H, dt, J=15.5,
6.5), 6.56 (1H,d, J=15.5), 7.01 (1H, d, J=9.0), 7.
42-7.56 (6H, m), 7.94-8.02 (2H, m), 8.20 (1H, d, J
=2.5), 8.36 (2H, d, J=7.5); IR (KBr, cm-1) : 1670, 1339, 1153.
フェニル]−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カ
ルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−ピ
ロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェ
ニル]メタンスルホンアミド 実施例101(b)で得られたN−[3−(3−アミジ
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−
カルバモイル−4−[1−(4,5−ジヒドロ−3H−
ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]メタンスルホンアミド 2塩酸塩(0.29
g)をジクロロメタン(3ml)及びアセトニトリル
(3ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、酢酸4−ニト
ロフェニル(0.09g)及びトリエチルアミン(0.
26ml)を加えた後、室温で4時間撹拌した。反応液
にジクロロメタンを加え希釈した後、0.5N 水酸化
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層を無
水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒を留去
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=50/0〜
47/3)で精製した。これを水に溶解した後、凍結乾
燥に付すことにより、標記化合物0.16g(収率58
%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.78-1.88 (2H, m),
1.97-2.15 (4H, m), 2.30 (3H, s), 2.52 (2H, t, J=8.
0), 2.96 (3H, s), 3.22-3.31 (2H, m), 3.66-3.77 (4
H, m), 4.44 (2H, d, J=6.5), 4.68 (1H, m), 6.26 (1
H, dt, J=15.5, 6.5), 6.50 (1H, d, J=15.5), 7.01 (1
H, d, J=9.0), 7.37-7.53 (3H, m), 7.72-7.78 (2H,
m), 8.18 (1H, d, J=3.0); IR (KBr, cm-1) : 1668, 1338, 1152.
ロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イル
オキシ]フェニル]−N−[3−[3−(イミノ)(4
−メトキシフェノキシカルボニルアミノ)メチルフェニ
ル]−2−(E)−プロペニル]メタンスルホンアミド 4−ニトロフェノール(1.00g)をジクロロメタン
(30ml)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸4−メトキ
シフェニル(1.10ml)及びピリジン(0.64m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
減圧下溶媒を留去することで得られた白色固体をヘキサ
ンで濾取することにより、炭酸(4−メトキシフェニ
ル)(4−ニトロフェニル)1.72g(収率83%)
を白色固体として得た。実施例101(b)で得られた
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]メタンスルホンア
ミド 2塩酸塩(0.29g)をジクロロメタン(3.
5ml)及びアセトニトリル(3.5ml)の混合溶媒
に溶解し、炭酸(4−メトキシフェニル)(4−ニトロ
フェニル)(0.15g)及びトリエチルアミン(0.
27ml)を加えた後、室温で1.5時間撹拌した。反
応液にジクロロメタンを加え希釈した後、0.5N 水
酸化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、有機層
を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒を
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=20/0
〜19/1)で精製した。これを水に溶解した後、凍結
乾燥に付すことにより、標記化合物0.23g(収率6
9%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.77-1.88 (2H, m),
1.94-2.13 (4H, m), 2.51 (2H, t, J=8.0), 2.97 (3H,
s), 3.21-3.31 (2H, m), 3.64-3.84 (7H, m), 4.43 (2
H, d, J=6.5), 4.68 (1H, m), 6.27 (1H, dt, J=15.5,
6.5), 6.51 (1H,d, J=15.5), 6.91 (2H, d, J=8.5), 7.
01 (1H, d, J=9.0), 7.13 (2H, d, J=8.5), 7.40 (1H,
t, J=7.5), 7.47-7.54 (2H, m), 7.80-7.90 (2H, m),
8.18 (1H,d, J=2.5); IR (KBr, cm-1) : 1668, 1338, 1152.
(200ml)に溶解し、トリフェニルホスホラニリデ
ンアセトアルデヒド(13.6g)を加えた後、70℃
で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロ
メタン)で精製した後、さらにトルエン及びヘキサンか
ら再結晶化させることにより、標記化合物3.09g
(収率57%)を淡黄色針状結晶として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 6.76 (1H, dd, J=16.
0, 7.5), 7.46 (1H, d,J=16.0), 7.58 (1H, t, J=8.0),
7.73 (1H, d, J=8.0), 7.80 (1H, d, J=8.0),7.84 (1
H, s), 9.75 (1H, d, J=7.5).
1−オール 参考例1で得られた3−シアノ桂皮アルデヒド(3.0
0g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール
(70ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、水素化ホウ
素ナトリウム(1.32g)及び塩化セリウム(2.4
9g)を加えた後、同温で1.5時間撹拌した。反応液
に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、ジクロロメ
タンで3回抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精
製することにより、標記化合物3.27g(収率定量
的)を淡黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 4.37 (2H, m), 6.43
(1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.43
(1H, t, J=8.0), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.60 (1H, d,
J=8.0), 7.65 (1H, s).
ルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジ
ン(3.32g)、2−クロロ−4−ニトロフェノール
(2.36g)及びトリフェニルホスフィン(5.11
g)をジクロロメタン(60ml)に溶解し、氷冷下、
アゾジカルボン酸ジエチル(3.10ml)を滴下した
後、室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/2)で精製すること
により、標記化合物3.90g(収率76%)を淡黄色
固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.84-
1.98 (4H, m) 3.54 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.73 (1H,
m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.14 (1H, dd, J=9.0, 3.
0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
キシ)ニトロベンゼン 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニル
ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベン
ゼン(1.50g)を90%ギ酸(4.00g)に懸濁
し、37%ホルマリン(2.50g)を加え、100℃
で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、炭酸カリ
ウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標
記化合物1.12g(収率98%)を黄色固体として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.10 (4H, m),
2.33 (3H, s), 2.35-2.45 (2H, m), 2.60-2.70 (2H,
m), 4.58 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, d
d, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0).
キシ)アニリン 参考例4で得られた3−クロロ−4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(8.48
g)を酢酸(200ml)に溶解し、室温ですず粉末
(18.59g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液
をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウ
ム水溶液で中和した後、酢酸エチルで5回抽出した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=3/1)
で精製することにより、標記化合物6.95g(収率9
2%)を赤褐色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.82-2.02 (4H, m),
2.20-2.30 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.68-2.78 (2H,
m), 4.12 (1H, m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0),6.72
(1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J=8.5).
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例5で得られた3−クロロ−4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)アニリン(6.95g)をジ
クロロメタン(150ml)に溶解し、氷冷下、クロロ
スルホニル酢酸エチル(3.88ml)及びピリジン
(4.67ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌し
た。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した後、
抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=4/1
〜1/1)で精製することにより、標記化合物9.12
g(収率81%)を褐色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.90-2.00 (2H, m),2.00-2.10 (2H, m), 2.37 (3H,
s), 2.40-2.50 (2H, m), 2.70-2.80 (2H, m), 3.92 (2
H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.93 (1
H, d, J=9.0), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H,
d, J=2.5).
イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェ
ニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(3.30g)、参考例
6で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メチルピペ
リジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢
酸エチル(7.37g)及びトリフェニルホスフィン
(5.93g)をジクロロメタン(200ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.49m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/3〜2
/1)で精製することにより、標記化合物7.29g
(収率73%)を橙色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.85-1.95 (2H, m),1.95-2.05 (2H, m), 2.31 (3H,
s), 2.30-2.40 (2H, m), 2.60-2.70 (2H, m), 3.99 (2
H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2
H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1
H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd,
J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.46-7.58 (4H,
m).
ロベンゼン 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニル
ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベン
ゼン(7.91g)をジオキサン(80ml)に溶解
し、室温で4N 塩化水素ジオキサン溶液(70ml)
を加えた後、同温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮
した後、残渣を水に溶解し、炭酸水素ナトリウムを加え
て中和した後、析出した結晶をろ取することにより、標
記化合物8.06g(収率定量的)を淡黄色針状結晶と
して得た。1 H NMR (500MHz, DMSO-d6)δppm : 1.50-1.60 (2H, m),
1.90-2.00 (2H, m),2.57-2.68 (2H, m), 2.90-3.00 (2
H, m), 3.96 (1H, m), 7.45 (1H, d, J=9.0),8.18 (1H,
dd, J=9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
−クロロニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.00g)をピリジ
ン(20ml)に溶解し、氷冷下、無水酢酸(0.55
ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液に
水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を炭酸水素
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去
することにより、標記化合物1.05g(収率90%)
を淡黄色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.88-2.03 (4H, m),
2.14 (3H, s), 3.50-3.63 (2H, m), 3.71 (1H, m), 3.9
4 (1H, m), 4.81 (1H, m), 7.01 (1H, d, J=9.0), 8.15
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.32 (1H, d, J=2.5).
−クロロアニリン 参考例9で得られた4−(1−アセチルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン(1.05
g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温ですず粉末
(2.09g)を加え、同温で10時間撹拌した。反応
液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリ
ウム水溶液で中和し、酢酸エチルで5回抽出した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=15/1)で精
製することにより、標記化合物0.82g(収率86
%)を橙色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.78-1.94 (4H, m),
2.11 (3H, s), 3.33-3.43 (1H, m), 3.60-3.70 (1H,
m), 3.70-3.82 (2H, m), 4.35 (1H, m), 6.53 (1H, dd,
J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d, J=
8.5).
キシ)アニリン 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(230m
g)をテトラヒドロフラン(5ml)に懸濁し、氷冷
下、参考例10で得られた4−(1−アセチルピペリジ
ン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリンのテトラヒ
ドロフラン(10ml)溶液を滴下した後、3.5時間
加熱還流した後、水素化リチウムアルミニウム(115
mg)を加え、さらに2時間加熱還流した。反応液を冷
却した後、硫酸ナトリウム・10水和物を加え、さらに
室温で一晩攪拌した。不溶物をろ去した後、ろ液を減圧
下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ジクロロメタン/メタノール=3/1〜1/2)で精
製することにより、標記化合物448mg(収率58
%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.11 (3H, t, J=7.0),
1.82-1.93 (2H, m),1.93-2.04 (2H, m), 2.29 (2H,
m), 2.45 (2H, q, J=7.0), 2.78 (2H, m), 4.15(1H,
m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.
0), 6.81 (1H, d, J=8.5).
イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例11で得られた3−クロロ−4−(1−エチルピ
ペリジン−4−イルオキシ)アニリン(853mg)を
ジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロロ
スルホニル酢酸エチル(0.45ml)及びピリジン
(0.54ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌し
た。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した後、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=3/1
〜1/1)で精製することにより、標記化合物1113
mg(収率82%)を黄褐色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.15 (3H, t, J=7.0),
1.34 (3H, t, J=7.0), 1.87-2.00 (2H, m), 2.00-2.13
(2H, m), 2.40-2.60 (4H, m), 2.70-2.83 (2H, m), 3.
92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 6.9
3 (1H, d, J=9.0), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40
(1H, d, J=2.5).
イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェ
ニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.48g)、参考例
12で得られたN−[3−クロロ−4−(1−エチルピ
ペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル
酢酸エチル(1.11g)及びトリフェニルホスフィン
(0.87g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.51m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/3〜1
/1)で精製することにより、標記化合物1.24g
(収率83%)を橙色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.12 (3H, t, J=7.0),
1.36 (3H, t, J=7.0), 1.86-1.98 (2H, m), 1.98-2.10
(2H, m), 2.35-2.50 (2H, m), 2.48 (2H, q,J=7.0),
2.73 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0),
4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J
=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=
9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=7.
5), 7.48-7.58 (4H, m).
イルオキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.50g)をアセト
ン(20ml)に懸濁し、氷冷下、酢酸(0.33m
l)及びシアノ水素化ほう素ナトリウム(0.18g)
を加えた後、室温で4.5時間撹拌した後、シアノ水素
化ほう素ナトリウム(0.18g)を加え、3時間攪拌
した後、酢酸(0.33ml)及びシアノ水素化ほう素
ナトリウム(0.18g)を加えた後、さらに室温で一
晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウ
ム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留
去することにより、標記化合物1.36g(収率78
%)を黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.09 (6H, d, J=6.5),
1.90-2.00 (2H, m),2.00-2.15 (2H, m), 2.45-2.60 (2
H, m), 2.75-2.90 (3H, m), 4.59 (1H, m), 6.98 (1H,
d, J=9.0), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d,
J=3.0).
イルオキシ)アニリン 参考例14で得られた3−クロロ−4−(1−イソプロ
ピルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
(1.36g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温です
ず粉末(2.70g)を加え、同温で一晩撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カ
リウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで3回抽出し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5/1
〜1/1)で精製することにより、標記化合物0.99
g(収率81%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.15 (6H, d, J=6.5),
1.80-2.20 (4H, m),2.66 (2H, m), 2.97 (2H, m), 3.0
3 (1H, m), 4.27 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.
0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5).
−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 参考例15で得られた3−クロロ−4−(1−イソプロ
ピルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(985m
g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、
クロロスルホニル酢酸エチル(0.49ml)及びピリ
ジン(0.59ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌
した。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/
1〜3/1)で精製することにより、標記化合物109
4mg(収率71%)を橙色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.10 (6H, d, J=6.5),
1.33 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.98 (2H, m), 1.98-2.12
(2H, m), 2.50 (2H, m), 2.76-2.90 (3H, m),3.92 (2
H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.39 (1H, m), 6.93 (1
H, d, J=9.0), 7.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.39 (1H,
d, J=2.5).
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シア
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.46g)、参考例
16で得られたN−[3−クロロ−4−(1−イソプロ
ピルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル(1.09g)及びトリフェニルホス
フィン(0.82g)をジクロロメタン(30ml)に
溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.48
ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/2〜
1/1)で精製することにより、標記化合物1.17g
(収率80%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.08 (6H, d, J=6.5),
1.36 (3H, t, J=7.0), 1.84-1.95 (2H, m), 1.95-2.09
(2H, m), 2.47 (2H, m), 2.72-2.88 (3H, m),3.99 (2
H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 4.46 (2
H, d, J=6.5),6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H,
d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=
9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
クロロニトロベンゼン参考例8で得られた3−クロロ−
4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
(1.50g)及びブチルアルデヒド(1.04ml)
をジクロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、酢酸
(0.33ml)及びシアノ水素化ほう素ナトリウム
(0.18g)を加えた後、室温で3時間撹拌した後、
シアノ水素化ほう素ナトリウム(0.18g)を加えた
後、さらに室温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣を酢酸エチルで希釈した後、水、炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:メタノール/ジクロロメタン=1/20)で精製
することにより、標記化合物0.88g(収率48%)
を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.94 (3H, t, J=7.5),
1.35 (2H, m), 1.53(2H, m), 1.92-2.04 (2H, m), 2.0
4-2.15 (2H, m), 2.44 (2H, m), 2.53 (2H, m), 2.75
(2H, m), 4.62 (1H, m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 8.13
(1H, dd, J=9.0,2.5), 8.30 (1H, d, J=2.5).
クロロアニリン 参考例18で得られた4−(1−ブチルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン(1.48
g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温ですず粉末
(2.81g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナト
リウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで2回抽出し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5/1
〜3/1)で精製することにより、標記化合物1.09
g(収率82%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5),
1.34 (2H, m), 1.60(2H, m), 1.92-2.02 (2H, m), 2.0
8-2.18 (2H, m), 2.62 (2H, m), 2.79 (2H, m), 2.94
(2H, m), 4.31 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.0),
6.73 (1H, d, J=3.0), 6.79 (1H, d, J=8.5).
−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例19で得られた4−(1−ブチルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロアニリン(1.09g)を
ジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロロ
スルホニル酢酸エチル(0.52ml)及びピリジン
(0.62ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで希釈し、炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ジクロロメタン/メタノール=20/1〜9/1)で精
製することにより、標記化合物1.41g(収率84
%)を褐色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5),
1.34 (3H, t, J=7.0), 1.28-1.38 (2H, m), 1.54 (2H,
m), 1.86-1.99 (2H, m), 2.02-2.15 (2H, m),2.40-2.6
0 (4H, m), 2.79 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H,
q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.21
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d,J=2.5).
−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェ
ニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.57g)、参考例
20で得られたN−[4−(1−ブチルピペリジン−4
−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル
酢酸エチル(1.41g)及びトリフェニルホスフィン
(1.02g)をジクロロメタン(30ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.60m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=1/20〜
1/10)で精製することにより、標記化合物1.17
g(収率63%)を黄褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 0.93 (3H, t, J=7.5),
1.36 (3H, t, J=7.0), 1.28-1.40 (2H, m), 1.48-1.60
(2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.
38-2.58 (4H, m), 2.77 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31
(2H, q, J=7.0), 4.38-4.52 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=
6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=1
6.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.40(1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
−クロロニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.00g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、氷冷
下、ベンジルブロマミド(0.56ml)及び炭酸カリ
ウム(0.81g)を加えた後、室温で5時間撹拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/5
〜酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合物
1.02g(収率75%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.88-1.98 (2H, m),
1.98-2.08 (2H, m), 2.42 (2H, m), 2.72 (2H, m), 3.5
5 (2H, s), 4.58 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.23
-7.37 (5H, m), 8.12 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.30 (1
H, d, J=2.5).
−クロロアニリン 参考例22で得られた4−(1−ベンジルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン(1.0
2g)を酢酸(40ml)に溶解し、室温ですず粉末
(1.75g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液を
ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナト
リウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで2回抽出し
た。抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水
で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタ
ノール=10/1)で精製することにより、標記化合物
0.78g(収率84%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m),
1.90-2.00 (2H, m), 2.26 (2H, m), 2.76 (2H, m), 3.5
2 (2H, s), 4.12 (1H, m), 6.50 (1H, dd, J=8.5, 3.
0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5), 7.25
(1H, m), 7.28-7.36 (4H, m).
シ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例23で得られた4−(1−ベンジルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロアニリン(780mg)
をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロ
ロスルホニル酢酸エチル(0.35ml)及びピリジン
(0.40ml)を滴下した後、室温で2.5時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチルで希釈した
後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=25/
2)で精製することにより、標記化合物1018mg
(収率89%)を黄褐色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.84-1.93 (2H, m),1.93-2.02 (2H, m), 2.36 (2H,
m), 2.73 (2H, m), 3.54 (2H, s), 3.91 (2H, s), 4.29
(2H, q, J=7.0), 4.37 (1H, m), 6.92 (1H, d, J=9.
0), 7.19 (1H, dd,J=9.0, 2.5), 7.27 (1H, m), 7.29-
7.37 (4H, m), 7.38 (1H, d, J=2.5).
シ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル
酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.36g)、参考例
24で得られたN−[4−(1−ベンジルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル(1.02g)及びトリフェニルホスフィ
ン(0.69g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.40m
l)を滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することによ
り、標記化合物1.53g(収率定量的)を黄褐色油状
物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.84-1.93 (2H, m),1.93-2.02 (2H, m), 2.36 (2H,
m), 2.71 (2H, m), 3.53 (2H, s), 3.98 (2H, s), 4.30
(2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.
5), 6.22 (1H, dt,J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.
0), 6.91 (1H, d, J=9.0), 7.23-7.37 (6H,m), 7.40 (1
H, t, J=8.0), 7.44-7.58 (4H, m).
ルオキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(957mg)をN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、氷冷
下、フェネチルブロミド(0.61ml)及び炭酸カリ
ウム(770mg)を加えた後、室温で一晩撹拌した。
反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/5〜
酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合物9
36mg(収率70%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.03 (2H, m),
2.03-2.13 (2H, m), 2.46-2.59 (2H, m), 2.61-2.71 (2
H, m), 2.73-2.88 (4H, m), 4.61 (1H, m), 6.99 (1H,
d, J=9.0), 7.17-7.24 (3H, m), 7.24-7.34 (2H, m),
8.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
ルオキシ)アニリン 参考例26で得られた3−クロロ−4−(1−フェネチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(93
6mg)を酢酸(40ml)に溶解し、室温ですず粉末
(1540mg)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液
をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸水素ナ
トリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで2回抽出し
た。抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水
で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタ
ノール=10/1)で精製することにより、標記化合物
720mg(収率84%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.83-1.95 (2H, m),
1.95-2.06 (2H, m), 2.37 (2H, m), 2.58-2.67 (2H,
m), 2.77-2.91 (4H, m), 4.16 (1H, m), 6.52 (1H, dd,
J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.82 (1H, d, J=
8.5), 7.17-7.24 (3H, m), 7.24-7.32 (2H, m).
4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例27で得られた3−クロロ−4−(1−フェネチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(720m
g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、
クロロスルホニル酢酸エチル(0.31ml)及びピリ
ジン(0.35ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチルで希釈した
後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=25
/2)で精製することにより、標記化合物936mg
(収率89%)を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.88-1.98 (2H, m),1.98-2.08 (2H, m), 2.48 (2H,
m), 2.60-2.70 (2H, m), 2.76-2.89 (4H, m), 3.92 (2
H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 6.93 (1
H, d, J=9.0), 7.18-7.24 (4H, m), 7.24-7.33 (2H,
m), 7.39 (1H, d, J=2.5).
4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル
酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(325mg)、参考例
28で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フェネチ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル(936mg)及びトリフェニルホスフ
ィン(610mg)をジクロロメタン(20ml)に溶
解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.36m
l)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/
2〜酢酸エチルのみ)で精製することにより、標記化合
物1013mg(収率84%)を淡黄色無定形固体とし
て得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.87-1.98 (2H, m),1.98-2.09 (2H, m), 2.47 (2H,
m), 2.60-2.68 (2H, m), 2.76-2.87 (4H, m), 3.99 (2
H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2
H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1
H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.17-7.23 (3H,
m), 7.23-7.34 (3H, m), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.48-
7.58 (4H, m).
オキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(2.68g)、ブロモ
ベンゼン(1.97g)、2−(ジ−t−ブチルホスフ
ィノ)ビフェニル(0.62g)、トリス(ジベンジリ
デンアセトン)ジパラジウム(0.95g)、及びt−
ブトキシナトリウム(1.20g)をトルエン(30m
l)に懸濁した後、80℃で2時間撹拌した。反応液を
室温まで冷却した後、不溶物をろ去し、減圧下溶媒を留
去した。残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、標
記化合物1.86g(収率54%)を黄色固体として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 2.00-2.10 (2H, m),
2.11-2.21 (2H, m), 3.24 (2H, m), 3.48 (2H, m), 4.7
3 (1H, m), 6.88 (1H, t, J=7.5), 6.95-7.00 (2H, m),
7.03 (1H, d, J=9.0), 7.25-7.32 (2H, m), 8.15 (1H,
dd, J=9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
オキシ)アニリン 参考例30で得られた3−クロロ−4−(1−フェニル
ピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.8
6g)を酢酸(35ml)に溶解し、室温ですず粉末
(3.32g)を加え、同温で1時間撹拌した。反応液
をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル
で希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩
水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物
1.69g(収率定量的)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.01 (2H, m),
2.03-2.12 (2H, m), 3.07 (2H, m), 3.55 (2H, m), 4.2
7 (1H, m), 6.53 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74(1H, d,
J=3.0), 6.81-6.87 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=8.5), 6.
96 (2H, d, J=8.0) 7.23-7.29 (2H, m).
−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例31で得られた3−クロロ−4−(1−フェニル
ピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(1.69g)
をジクロロメタン(25ml)に溶解し、氷冷下、クロ
ロスルホニル酢酸エチル(1.15g)のジクロロメタ
ン(5ml)溶液及びピリジン(0.50ml)を滴下
した後、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和塩化ナト
リウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘ
キサン=2/3)で精製することにより、標記化合物
2.23g(収率88%)を無色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.95-2.05 (2H, m),2.06-2.15 (2H, m), 3.17 (2H,
m), 3.50 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.
0), 4.52 (1H, m), 6.86 (1H, t, J=7.5), 6.94-7.00
(2H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0,
2.5), 7.25-7.30 (2H, m), 7.40 (1H, d,J=2.5).
−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフ
ェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢
酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.41g)、参考例
32で得られたN−[3−クロロ−4−(1−フェニル
ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル(1.16g)及びトリフェニルホスフィ
ン(0.87g)をジクロロメタン(25ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.52m
l)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/
12)で精製することにより、標記化合物1.45g
(収率95%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.95-2.05 (2H, m),2.06-2.16 (2H, m), 3.18 (2H,
m), 3.49 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.
0), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, d
t, J=16.0, 6.0),6.42 (1H, d, J=16.0), 6.86 (1H, t,
J=7.5), 6.93-6.99 (2H, m), 6.97 (1H,d, J=9.0), 7.
24-7.30 (2H, m), 7.33 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41
(1H, t, J=7.5), 7.49-7.58 (4H, m).
リジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.00g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、氷冷
下、ブロモ酢酸メチル(0.43ml)及び炭酸カリウ
ム(0.81g)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反
応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することにより、
標記化合物1.16g(収率90%)を黄色油状物質と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.04 (2H, m),
2.04-2.15 (2H, m), 2.59-2.69 (2H, m), 2.73-2.83 (2
H, m), 3.29 (2H, s), 3.74 (3H, s), 4.62 (1H, m),
6.98 (1H, d, J=9.0), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.
31 (1H, d, J=2.5).
リジン−4−イルオキシ)アニリン 参考例34で得られた3−クロロ−4−(1−メトキシ
カルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロ
ベンゼン(1.16g)を酢酸(30ml)に溶解し、
室温ですず粉末(2.09g)を加え、同温で一晩撹拌
した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣
を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液
及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エ
チル/メタノール=25/1)で精製することにより、
標記化合物0.79g(収率75%)を黄色油状物質と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.87-1.95 (2H, m),
1.95-2.03 (2H, m), 2.43-2.53 (2H, m), 2.77-2.86 (2
H, m), 3.25 (2H, s), 3.73 (3H, s), 4.17 (1H, m),
6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.
80 (1H, d, J=8.5).
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸エチル 参考例35で得られた3−クロロ−4−(1−メトキシ
カルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリ
ン(0.79g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.37m
l)及びピリジン(0.43ml)を滴下した後、室温
で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチルで
希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することにより、
標記化合物1.06g(収率89%)を黄色油状物質と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.90-1.99 (2H, m),1.99-2.08 (2H, m), 2.53-2.62 (2
H, m), 2.75-2.84 (2H, m), 3.27 (2H, s), 3.74 (3H,
s), 3.91 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H,
m), 6.92 (1H,d, J=9.0), 7.20 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.39 (1H, d, J=2.5).
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3
−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.39g)、参考例
36で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メトキシ
カルボニルメチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1.06g)及びトリ
フェニルホスフィン(0.74g)をジクロロメタン
(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(0.44ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製
することにより、標記化合物1.70g(収率定量的)
を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.90-1.99 (2H, m),1.99-2.08 (2H, m), 2.54-2.63 (2
H, m), 2.75-2.84 (2H, m), 3.27 (2H, s), 3.73 (3H,
s), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.45 (1H,
m), 4.46 (2H,d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.
5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.3
1 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.44-
7.58 (4H,m).
シ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例10で得られた4−(1−アセチルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロアニリン(650mg)
をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、クロ
ロスルホニル酢酸エチル(0.33ml)及びピリジン
(0.39ml)を滴下した後、室温で3.5時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで希釈
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順
次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチルのみ〜酢酸エ
チル/メタノール=10/1)で精製することにより、
標記化合物773mg(収率76%)を橙色油状物質と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.82-1.98 (4H, m),2.13 (3H, s), 3.47 (1H, m), 3.6
3 (1H, m), 3.72 (1H, m), 3.84 (1H, m), 3.92 (2H,
s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.60 (1H, m), 6.94 (1H,
d, J=9.0), 7.23(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, d,
J=2.5).
シ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル
酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(323mg)、参考例
38で得られたN−[4−(1−アセチルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル(773mg)及びトリフェニルホスフィ
ン(581mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.34m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:酢酸エチルのみ〜酢酸エチル/メタノ
ール=9/1)で精製することにより、標記化合物73
3mg(収率71%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.82-1.98 (4H, m),2.12 (3H, s), 3.48 (1H, m), 3.6
1 (1H, m), 3.70 (1H, m), 3.85 (1H, m), 3.99 (2H,
s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.63
(1H, m), 6.22(1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1H, d,
J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.34(1H, dd, J=9.0,
2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.48-7.58 (4H, m).
−3−クロロニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(500mg)をN,N
−ジメチルアセトアミド(10ml)に溶解し、氷冷
下、シアン酸カリウム(790mg)を加え、室温で一
晩撹拌した後、シアン酸カリウム(790mg)を加
え、40℃で一晩撹拌した後、4N塩化水素ジオキサン
溶液(1.0ml)を加え、さらに室温で1時間攪拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム
水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、減圧下溶媒を
留去することにより、標記化合物523mg(収率88
%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.53-1.67 (2H, m),
1.86-2.00 (2H, m), 3.18-3.31 (2H, m), 3.51-3.64 (2
H, m), 4.92 (1H, m), 7.49 (1H, d, J=9.0), 8.20 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 8.33 (1H, d, J=2.5).
−3−クロロアニリン 参考例40で得られた4−(1−カルバモイルピペリジ
ン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン
(1.25g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温です
ず粉末(2.47g)を加え、同温で一晩撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エ
チルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=2
0/1)で精製することにより、標記化合物0.91g
(収率81%)を淡橙色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.96 (4H, m),
3.30-3.40 (2H, m), 3.62-3.72 (2H, m), 4.33 (1H,
m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d,J=3.0),
6.81 (1H, d, J=8.5).
キシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 参考例41で得られた4−(1−カルバモイルピペリジ
ン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン(907m
g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、
クロロスルホニル酢酸エチル(0.45ml)及びジイ
ソプロピルエチルアミン(0.88ml)を滴下した
後、室温で一晩撹拌した後、クロロスルホニル酢酸エチ
ル(0.05ml)を加え、さらに室温で2時間攪拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで希釈し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ジクロロメタン/メタノール=30/1〜20/
1)で精製することにより、標記化合物809mg(収
率57%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.83-1.99 (4H, m),3.47 (2H, m), 3.61 (2H, m), 3.9
2 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.58 (1H,m), 6.94
(1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1
H, d, J=2.5).
キシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シア
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(322mg)、参考例
42で得られたN−[4−(1−カルバモイルピペリジ
ン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファ
モイル酢酸エチル(809mg)及びトリフェニルホス
フィン(610mg)をジクロロメタン(20ml)に
溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.36
ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=10/
1)で精製することにより、標記化合物1015mg
(収率94%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.84-1.99 (4H, m),3.48 (2H, m), 3.59 (2H, m), 3.
99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.
5), 4.62 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41
(1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.33 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.49-7.57 (4
H, m).
4−イルオキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.00g)をジクロ
ロメタン(20ml)に懸濁し、氷冷下、メタンスルホ
ニルクロリド(0.33ml)及びトリエチルアミン
(1.09ml)を加えた後、室温で2時間撹拌した。
反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)
で精製することにより、標記化合物0.96g(収率7
3%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 2.06-2.14 (4H, m),
2.84 (3H, s), 3.29 (2H, m), 3.55 (2H, m), 4.82 (1
H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.16 (1H, dd, J=9.0,
2.5), 8.33 (1H, d, J=2.5).
4−イルオキシ)アニリン 参考例44で得られた3−クロロ−4−(1−メタンス
ルホニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
(955mg)を酢酸(30ml)に溶解し、室温です
ず粉末(1690mg)を加え、同温で一晩撹拌した。
反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸
エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=5/3)
で精製することにより、標記化合物737mg(収率8
5%)を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.92-2.08 (4H, m),
2.81 (3H, s), 3.33-3.45 (4H, m), 4.38 (1H, m), 6.5
4 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.80
(1H, d, J=8.5).
ジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例45で得られた3−クロロ−4−(1−メタンス
ルホニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(73
7mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.33ml)及び
ピリジン(0.39ml)を滴下した後、室温で1時間
撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/2)で精製
することにより、標記化合物805mg(収率73%)
を桃色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.26 (3H, t, J=7.0),
1.96-2.10 (4H, m),2.82 (3H, s), 3.31 (2H, m), 3.4
7 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.62
(1H, m), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.
0, 2.5), 7.42(1H, d, J=2.5).
キシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シア
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(296mg)、参考例
46で得られたN−[3−クロロ−4−(1−メタンス
ルホニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(805mg)及びトリフェニル
ホスフィン(560mg)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.33ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢
酸エチル=20/1〜10/1)で精製することによ
り、標記化合物835mg(収率79%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.96-2.09 (4H, m),2.82 (3H, s), 3.30 (2H, m), 3.4
8 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47
(2H, d, J=6.5), 4.65 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.
0, 6.5), 6.42(1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0),
7.35 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=7.5),
7.50-7.55 (2H, m), 7.56 (1H, s), 7.56 (1H, d, J=2.
5).
4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(3.00g)をピリジ
ン(30ml)に懸濁し、室温で2−ブロモピリジン
(1.25ml)を加えた後、150℃で16時間撹拌
した。反応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルで希釈
し、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル
/ヘキサン=1/2)で精製することにより、標記化合
物0.80g(収率20%)を黄色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.93-2.06 (2H, m),
2.06-2.17 (2H, m), 3.60-3.72 (2H, m), 3.79-3.90 (2
H, m), 4.79 (1H, m), 6.64 (1H, dd, J=7.0, 5.0), 6.
71 (1H, d, J=8.5), 7.04 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H,
m), 8.16 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.20 (1H, dd, J=5.
0, 2.0), 8.32 (1H, d, J=3.0).
4−イルオキシ]アニリン 参考例48で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン
(796mg)を酢酸(40ml)に溶解し、室温です
ず粉末(1420mg)を加え、同温で一晩撹拌した。
反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸
エチルで希釈した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)
で精製することにより、標記化合物680mg(収率9
4%)を淡赤紫色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.83-1.95 (2H, m),
1.97-2.07 (2H, m), 3.41 (2H, m), 3.95 (2H, m), 4.3
4 (1H, m), 6.53 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.59(1H, dd,
J=7.0, 5.5), 6.69 (1H, d, J=8.5), 6.74 (1H, d, J=
3.0), 6.85 (1H, d, J=8.5), 7.47 (1H, m), 8.19 (1H,
m).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例49で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン(68
0mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.32ml)及び
ピリジン(0.36ml)を滴下した後、室温で一晩撹
拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で精製す
ることにより、標記化合物858mg(収率85%)を
淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.88-1.98 (2H, m),1.98-2.08 (2H, m), 3.56 (2H,
m), 3.86 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.
0), 4.58 (1H, m), 6.61 (1H, m), 6.70 (1H, d, J=8.
5), 6.97 (1H, d,J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.40 (1H, d, J=2.5), 7.48 (1H, m), 8.19 (1H, m).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−
シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(316mg)、参考例
50で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(858mg)及びトリフェニル
ホスフィン(590mg)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.35ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エ
チル=10/1)で精製することにより、標記化合物1
100mg(収率98%)を無色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.88-1.98 (2H, m),1.98-2.08 (2H, m), 3.57 (2H,
m), 3.84 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.
0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.61 (1H, m), 6.23 (1H, d
t, J=16.0, 6.5),6.42 (1H, d, J=16.0), 6.61 (1H, d
d, J=7.0, 5.0), 6.69 (1H, d, J=8.5), 6.97 (1H, d,
J=9.0), 7.33 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=
8.0), 7.48(1H, m), 7.50-7.58 (4H, m), 8.19 (1H,
m).
4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(2.72g)、3−ブ
ロモピリジン(2.01g)、2−(ジ−t−ブチルホ
スフィノ)ビフェニル(0.32g)、トリス(ジベン
ジリデンアセトン)ジパラジウム(0.49g)、及び
t−ブトキシナトリウム(1.22g)をトルエン(3
0ml)に懸濁した後、70℃で2時間撹拌した。反応
液を室温まで冷却した後、不溶物をろ去し、減圧下溶媒
を留去した。残渣を酢酸エチルで希釈した後、炭酸水素
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製すること
により、標記化合物1.56g(収率44%)を黄色固
体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 2.03-2.22 (4H, m),
3.31 (2H, m), 3.49 (2H, m), 4.77 (1H, m), 7.03 (1
H, d, J=9.0), 7.18 (1H, dd, J=8.5, 4.5), 7.24 (1H,
m), 8.12 (1H, dd, J=4.5, 1.5), 8.16 (1H, dd, J=9.
0, 3.0), 8.32 (1H, d, J=3.0), 8.36 (1H, d, J=3.0).
4−イルオキシ]アニリン 参考例52で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン
(1.54g)を酢酸(30ml)に溶解し、室温です
ず粉末(2.74g)を加え、同温で1時間撹拌した。
反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸
エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及
び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメ
タン/メタノール=9/1)で精製することにより、標
記化合物1.39g(収率99%)を黄色油状物質とし
て得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.92-2.11 (4H, m),
3.14 (2H, m), 3.56 (2H, m), 4.31 (1H, m), 6.53 (1
H, dd, J=9.0, 2.0), 6.74 (1H, d, J=2.0), 6.84 (1H,
d, J=9.0), 7.16 (1H, dd, J=8.5, 4.5), 7.21 (1H,
m), 8.08 (1H, d,J=4.5), 8.34 (1H, d, J=2.5).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例53で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン(1.
38g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.93g)のジク
ロロメタン(5ml)溶液及びピリジン(0.37m
l)を滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=9/
1)で精製することにより、標記化合物1.61g(収
率78%)を淡茶色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.97-2.15 (4H, m),3.24 (2H, m), 3.51 (2H, m), 3.9
3 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.56 (1H,m), 6.97
(1H, d, J=9.0), 7.18 (1H, dd, J=8.5, 4.0), 7.21-7.
28 (2H, m),7.42 (1H, d, J=2.5), 8.10 (1H, d, J=4.
0), 8.35 (1H,s).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−
シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(294mg)、参考例
54で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(840mg)及びトリフェニル
ホスフィン(630mg)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.38ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノ
ール=97/3)で精製することにより、標記化合物2
060mg(収率定量的)を黄色無定形固体として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.97-2.16 (4H, m),3.25 (2H, m), 3.49 (2H, m), 4.0
0 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H,d, J=6.
5), 4.60 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42
(1H, d, J=16.0), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0),7.44-7.71 (6H,
m), 8.10 (1H, m), 8.35 (1H, m).
4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(3.00g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、室温で
4−ブロモピリジン(2.50g)及びN−メチルモル
ホリン(5.14ml)を加えた後、150℃で7時間
撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルで
希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=30/1〜
10/1)で精製することにより、標記化合物1.27
g(収率33%)を濃黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.98-2.14 (4H, m),
3.46-3.55 (2H, m), 3.58-3.67 (2H, m), 4.83 (1H,
m), 6.72 (2H, d, J=6.5), 7.03 (1H, d, J=9.0),8.16
(1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.28 (2H, d, J=6.5), 8.32 (1
H, d, J=3.0).
4−イルオキシ]アニリン 参考例56で得られた3−クロロ−4−[1−(4−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン
(1.26g)を酢酸(50ml)に溶解し、室温です
ず粉末(2.24g)を加え、同温で一晩撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カ
リウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで3回抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶
媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10
/1〜1/1)で精製することにより、標記化合物0.
85g(収率74%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.85-2.05 (4H, m),
3.30-3.38 (2H, m), 3.65-3.73 (2H, m), 4.37 (1H,
m), 6.54 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.69 (2H, dd,J=5.0,
1.5), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.83 (1H, d, J=8.5),
8.25 (2H, dd, J=5.0, 1.5).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸
エチル 参考例57で得られた3−クロロ−4−[1−(4−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン(85
4mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.40ml)及び
ピリジン(0.45ml)を滴下した後、室温で一晩撹
拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を炭酸カリウム水
溶液で中和した後、酢酸エチルで2回抽出し、抽出液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5/1〜2/1)
で精製することにより、標記化合物888mg(収率7
0%)を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.94-2.07 (4H, m),3.47 (2H, m), 3.65 (2H, m), 3.9
3 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.63 (1H,m), 6.72
(2H, dd, J=5.0, 1.5), 6.96 (1H, d, J=9.0), 7.25 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.43 (1H, d, J=2.5), 8.26 (2H,
dd, J=5.0, 1.5).
ジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3−
シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(327mg)、参考例
58で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(4−ピ
リジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル(887mg)及びトリフェニル
ホスフィン(620mg)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.36ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノ
ール=20/1〜10/1)で精製することにより、標
記化合物637mg(収率55%)を無色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.97-2.07 (4H, m),3.45 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.0
0 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H,d, J=6.
0), 4.65 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.42
(1H, d, J=16.0), 6.70 (2H, d, J=6.5), 6.96 (1H,
d, J=9.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0, 2.5),7.41 (1H, t,
J=7.5), 7.53 (2H, m), 7.56 (1H, s), 7.56 (1H, d, J
=2.5), 8.27 (2H, d, J=6.5).
−4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(2.50g)をエタノ
ール(30ml)に溶解し、室温で2−クロロピリミジ
ン(1.12g)を加えた後、30℃で8時間撹拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、析出した結晶をろ取
することにより、標記化合物及び2−クロロピリミジン
の混合物を得た。これにジクロロメタンを加え、不溶物
をろ去した後、ろ液を減圧下濃縮することにより、標記
化合物1.29g(収率39%)を淡黄色固体として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.90-2.00 (2H, m),
2.00-2.10 (2H, m), 3.92-4.00 (2H, m), 4.00-4.08 (2
H, m), 4.82 (1H, m), 6.51 (1H, t, J=5.0), 7.04 (1
H, d, J=9.0), 8.16 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.32 (1H,
d, J=3.0), 8.33(2H, d, J=5.0).
−4−イルオキシ]アニリン 参考例60で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼ
ン(1.29g)を酢酸(40ml)に溶解し、室温で
すず粉末(2.28g)を加え、同温で一晩撹拌した。
反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
3回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=2/1)で精製す
ることにより、標記化合物1.01g(収率86%)を
褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m),
1.92-2.02 (2H, m), 3.67 (2H, m), 4.20 (2H, m), 4.3
7 (1H, m), 6.46 (1H, t, J=4.5), 6.53 (1H, dd, J=8.
5, 3.0), 6.74 (1H, d, J=3.0), 6.85 (1H, d, J=8.5),
8.30 (2H, d, J=4.5).
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸エチル 参考例61で得られた3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン
(1.01g)をジクロロメタン(30ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.47m
l)及びピリジン(0.53ml)を滴下した後、室温
で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜1/1)で精製す
ることにより、標記化合物1.29g(収率85%)を
淡褐色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.85-1.95 (2H, m),1.95-2.05 (2H, m), 3.85 (2H,
m), 3.93 (2H, s), 4.09 (2H, m), 4.30 (2H, q, J=7.
0), 4.61 (1H, m), 6.48 (1H, t, J=4.5), 6.98 (1H,
d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.41 (1H, d,
J=2.5), 8.32 (2H, d, J=4.5).
リジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−(3
−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.47g)、参考例
62で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(2−ピ
リミジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]ス
ルファモイル酢酸エチル(1.29g)及びトリフェニ
ルホスフィン(0.89g)をジクロロメタン(30m
l)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.52ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エ
チル=9/1)で精製することにより、標記化合物1.
59g(収率94%)を無色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.85-1.95 (2H, m),1.95-2.05 (2H, m), 3.87 (2H,
m), 4.00 (2H, s), 4.06 (2H, m), 4.31 (2H, q, J=7.
0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.64 (1H, m), 6.23 (1H, d
t, J=16.0, 6.5),6.43 (1H, d, J=16.0), 6.48 (1H, t,
J=4.5), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0,
2.5), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.50-7.55 (2H, m), 7.5
5 (1H, d,J=2.5), 7.57 (1H, s), 8.31 (2H, d, J=4.
5).
ジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.00g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解し、室温で
3−(ブロモメチル)ピリジン 臭化水素酸塩(1.0
8g)及び炭酸カリウム(1.08g)を加えた後、同
温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈した
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順
次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノー
ル=25/1)で精製することにより、標記化合物0.
98g(収率72%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.88-1.98 (2H, m),
1.98-2.08 (2H, m), 2.39-2.49 (2H, m), 2.65-2.75 (2
H, m), 3.56 (2H, s), 4.60 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=
9.0), 7.27 (1H, dd, J=8.0, 5.0), 7.68 (1H, d, J=8.
0), 8.12 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.
0), 8.52 (1H, dd, J=5.0, 1.5), 8.56 (1H, d, J=1.
5).
ジン−4−イルオキシ]アニリン 参考例64で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベ
ンゼン(980mg)を酢酸(50ml)に溶解し、室
温ですず粉末(1670mg)を加え、同温で一晩撹拌
した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エ
チルで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した
後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=1
0/1〜5/1)で精製することにより、標記化合物8
74mg(収率98%)を淡黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.80-1.90 (2H, m),
1.90-2.00 (2H, m), 2.32 (2H, m), 2.76 (2H, m), 3.5
5 (2H, s), 4.16 (1H, m), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 3.
0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=8.5), 7.27
(1H, m), 7.70 (1H, d, J=7.5), 8.51 (1H, d, J=6.
5), 8.55 (1H, s).
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例65で得られた3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン
(874mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.39m
l)及びピリジン(0.44ml)を滴下した後、室温
で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ジクロロメタン/メタノール=20/1〜10/
1)で精製することにより、標記化合物770mg(収
率60%)を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.84-1.93 (2H, m),1.93-2.02 (2H, m), 2.38 (2H,
m), 2.72 (2H, m), 3.55 (2H, s), 3.91 (2H, s), 4.29
(2H, q, J=7.0), 4.39 (1H, m), 6.92 (1H, d, J=9.
0), 7.20 (1H, dd,J=9.0, 2.5), 7.27 (1H, m), 7.39
(1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=7.5), 8.51 (1H, d,
J=3.5), 8.56 (1H, s).
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−
(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(275mg)、参考例
66で得られたN−[3−クロロ−4−[1−(3−ピ
リジルメチル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(770mg)及びトリ
フェニルホスフィン(520mg)をジクロロメタン
(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(0.30ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノ
ール=10/1〜5/1)で精製することにより、標記
化合物949mg(収率95%)を淡黄色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.84-1.93 (2H, m),1.93-2.02 (2H, m), 2.38 (2H,
m), 2.70 (2H, m), 3.54 (2H, s), 3.98 (2H, s), 4.31
(2H, q, J=7.0), 4.42 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.
5), 6.22 (1H, dt,J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.
0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.26 (1H, dd,J=7.5, 5.0),
7.30 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=7.5),
7.48-7.54 (3H, m), 7.55 (1H, s), 7.68 (1H, d, J=7.
5), 8.51 (1H, dd, J=5.0, 1.5), 8.55 (1H, d, J=1.
5).
ルオキシ)−3−クロロアニリン 参考例3で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニル
ピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベン
ゼン(2.40g)を酢酸(50ml)に溶解し、室温
で亜鉛粉末(5.60g)を4回に分けて加え、同温で
2時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃
縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製するこ
とにより、標記化合物1.99g(収率87%)を橙色
油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.77
(2H, m), 1.87 (2H, m), 3.31 (2H, m), 3.72 (2H, m),
4.26 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.73 (1
H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=9.0).
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例68で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニ
ルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
(1.50g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.74m
l)及びピリジン(0.56ml)を滴下した後、室温
で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン
/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標記化
合物1.19g(収率54%)を淡赤色油状物質として
得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.46 (2H, m), 3.
64 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.5
2 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.22 (1H, dd, J=9.
0, 2.5), 7.40(1H, d, J=2.5).
4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−
(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.40g)、参考例
69で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニ
ルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1.19g)及びトリ
フェニルホスフィン(0.79g)をジクロロメタン
(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(0.50ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢
酸エチル=10/1)で精製することにより、標記化合
物1.20g(収率78%)を淡赤色無定形固体として
得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.47 (2H, m), 3.
62 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.4
7 (2H, d, J=6.5), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=1
6.0, 6.5), 6.41(1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.
0), 7.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.41 (1H, t, J=7.
5), 7.50-7.58 (4H, m).
ロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例70で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカ
ルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフ
ェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.
25g)をエタノール(15ml)に溶解し、室温で4
N 塩化水素ジオキサン溶液(15ml)を加えた後、
同温で4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢
酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、
標記化合物1.10g(収率定量的)を淡黄色油状物質
として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.76-1.88 (2H, m),2.00-2.10 (2H, m), 2.85 (2H,
m), 3.20 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.
0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1H, m), 6.22 (1H, d
t, J=16.0, 6.5),6.41 (1H, d, J=16.0), 6.93 (1H, d,
J=9.0), 7.32 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J
=8.0), 7.49-7.59 (4H, m).
ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N−[3−
(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 参考例71で得られたN−[4−(ピペリジン−4−イ
ルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−
シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファ
モイル酢酸エチル(1.10g)をN,N−ジメチルホ
ルムアミド(30ml)に溶解し、室温で4−(ブロモ
メチル)ピリジン 臭化水素酸塩(0.59g)及び炭
酸カリウム(0.59g)を加えた後、同温で一晩撹拌
した。反応液を酢酸エチルで希釈した後、飽和食塩水で
洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=1
0/1)で精製することにより、標記化合物0.97g
(収率75%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.86-1.95 (2H, m),1.95-2.04 (2H, m), 2.38 (2H,
m), 2.70 (2H, m), 3.53 (2H, s), 3.98 (2H, s), 4.31
(2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.
5), 6.22 (1H, dt,J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.
0), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=6.0), 7.31
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.49-
7.54 (2H, m), 7.53 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, s),
8.54 (2H, d, J=6.0).
ロフラン(20ml)に溶解し、室温で、トリフェニル
ホスフィン(3.51g)及び四臭化炭素(4.44
g)を加えた後、同温で一晩攪拌した。反応液にエーテ
ルを加えて不溶物をろ去した後、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/3)で精製することに
より、標記化合物1.30g(収率78%)を黄色油状
物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 3.34 (2H, t, J=7.0),
3.78 (2H, t, J=7.0), 7.15-7.23 (2H, m), 7.64 (1H,
m), 8.57 (1H, m).
ル]ピペリジン−4−イルオキシ]ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(1.50g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、室温
で、参考例73で得られた2−(2−ブロモエチル)ピ
リジン(1.30g)及び炭酸カリウム(1.21g)
を加えた後、同温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチル
で希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ジクロロメタン/メタノール=10/1〜5/1)で精
製することにより、標記化合物1.57g(収率74
%)を黄色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.89-2.00 (2H, m),
2.00-2.11 (2H, m), 2.52 (2H, m), 2.75-2.85 (2H,
m), 2.83 (2H, m), 3.01 (2H, m), 4.59 (1H, m),6.99
(1H, d, J=9.0), 7.13 (1H, dd, J=7.5, 5.0), 7.20 (1
H, d, J=8.0), 7.61 (1H, m), 8.13 (1H, dd, J=9.0,
3.0), 8.30 (1H, d, J=3.0), 8.53 (1H, d,J=5.0).
ル]ピペリジン−4−イルオキシ]アニリン 参考例74で得られた3−クロロ−4−[1−[2−
(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキ
シ]ニトロベンゼン(1.57g)を酢酸(50ml)
に溶解し、室温ですず粉末(2.58g)を加え、同温
で一晩撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃
縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した
後、酢酸エチルで5回抽出した。抽出液を飽和食塩水で
洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタ
ノール=5/1〜1/1)で精製することにより、標記
化合物1.26g(収率87%)を淡黄色無定形固体と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.82-1.94 (2H, m),
1.94-2.06 (2H, m), 2.40 (2H, m), 2.81 (2H, m), 2.8
9 (2H, m), 3.02 (2H, m), 4.15 (1H, m), 6.51(1H, d
d, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.81 (1H, d,
J=8.5), 7.12 (1H, dd, J=7.5, 5.0), 7.20 (1H, d, J=
8.0), 7.60 (1H, m), 8.52 (1H, d, J=5.0).
エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スル
ファモイル酢酸エチル 参考例75で得られた3−クロロ−4−[1−[2−
(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキ
シ]アニリン(1.26g)をジクロロメタン(30m
l)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル
(0.54ml)及びピリジン(0.61ml)を滴下
した後、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した
後、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン/メタノール=10/1〜5/1)で精製する
ことにより、標記化合物1.50g(収率82%)を淡
黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.86-1.97 (2H, m),1.97-2.08 (2H, m), 2.50 (2H,
m), 2.77-2.92 (4H, m), 3.03 (2H, m), 3.92 (2H, s),
4.29 (2H, q, J=7.0), 4.40 (1H, m), 6.93 (1H, d, J
=9.0), 7.13 (1H, m), 7.21 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.
17-7.24 (1H, m), 7.40 (1H, d, J=2.5),7.61 (1H, m),
8.53 (1H, d, J=5.0).
エチル]ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]−N
−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペ
ニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.52g)、参考例
76で得られたN−[3−クロロ−4−[1−[2−
(2−ピリジル)エチル]ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.50
g)及びトリフェニルホスフィン(0.98g)をジク
ロロメタン(40ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカル
ボン酸ジエチル(0.57ml)を滴下した後、室温で
一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロ
メタン/メタノール=30/1〜10/1)で精製する
ことにより、標記化合物1.73g(収率89%)を淡
黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.86-1.98 (2H, m),1.98-2.10 (2H, m), 2.51 (2H,
m), 2.78-2.92 (4H, m), 3.03 (2H, m), 3.99 (2H, s),
4.31 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.46 (2H, d, J
=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=
16.0), 6.93 (1H, d, J=9.0), 7.12 (1H,m), 7.20 (1H,
d, J=8.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H,
t, J=8.0), 7.49-7.55 (3H, m), 7.56 (1H, s), 7.60
(1H, m), 8.53 (1H, d, J=4.5).
−イルオキシ)ニトロベンゼン 参考例8で得られた3−クロロ−4−(ピペリジン−4
−イルオキシ)ニトロベンゼン(4.00g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(70ml)に溶解し、室温
で、シクロペンチルブロミド(1.96ml)及び炭酸
カリウム(3.23g)を加えた後、100℃で7時間
撹拌した。反応の進行が遅いため、シクロペンチルブロ
ミド(0.70ml)を加えた後、さらに100℃で2
時間、120℃で5時間攪拌した。反応液を室温まで冷
却した後、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=30/
1〜10/1)で精製することにより、標記化合物2.
35g(収率46%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.37-1.48 (2H, m),
1.50-1.61 (2H, m), 1.65-1.76 (2H, m), 1.85-2.00 (4
H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.50 (2H, m), 2.57 (1H,
m), 2.75 (2H, m), 4.59 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.
0), 8.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.30 (1H, d, J=3.
0).
−イルオキシ)アニリン 参考例78で得られた3−クロロ−4−(1−シクロペ
ンチルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
(2.35g)を酢酸(50ml)に溶解し、室温です
ず粉末(4.29g)を加え、同温で一晩撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで5回
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5/1〜1/
1)で精製することにより、標記化合物1.97g(収
率92%)を淡褐色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48-1.61 (2H, m),
1.61-1.78 (4H, m), 1.86-2.02 (4H, m), 2.06-2.19 (2
H, m), 2.76 (2H, m), 2.85 (1H, m), 2.94 (2H, m),
4.29 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 6.73 (1H,
d, J=2.5), 6.79(1H, d, J=8.5).
ン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エ
チル 参考例79で得られた3−クロロ−4−(1−シクロペ
ンチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(1.9
7g)をジクロロメタン(40ml)に溶解し、氷冷
下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.94ml)及び
ピリジン(1.08ml)を滴下した後、室温で3時間
撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチルで希
釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタ
ノール=25/1〜10/1)で精製することにより、
標記化合物1.09g(収率37%)を淡褐色無定形固
体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.38-1.62 (4H, m),1.62-1.77 (2H, m), 1.80-1.96 (4
H, m), 1.96-2.09 (2H, m), 2.47 (2H, m), 2.59 (1H,
m), 2.79 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.
0), 4.39 (1H,m), 6.92 (1H, d, J=9.0), 7.20 (1H, d
d, J=9.0, 2.5), 7.39 (1H, d, J=2.5).
ン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シ
アノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモ
イル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.39g)、参考例
80で得られたN−[3−クロロ−4−(1−シクロペ
ンチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル(1.09g)及びトリフェニルホ
スフィン(0.77g)をジクロロメタン(30ml)
に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.4
5ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=10/
1〜5/1)で精製することにより、標記化合物1.3
0g(収率91%)を黄褐色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.40-1.61 (4H, m),1.64-1.80 (2H, m), 1.83-1.99 (4
H, m), 1.99-2.14 (2H, m), 2.40-2.68 (3H,m), 2.68-
2.87 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0),
4.46 (1H, m),4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=
16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, d, J=
9.0), 7.31 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, t, J=8.
0), 7.48-7.55 (3H, m), 7.56 (1H, s).
ドン エチレン ケタール 4−ピペリドン エチレン ケタール(9.6g)をアセ
トン(100ml)に溶解し、氷冷下、ジ t−ブチル
ジカーボネート(16.0g)を加え、室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエーテルで
希釈し、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去す
ることにより、1−t−ブトキシカルボニル−4−ピペ
リドンエチレン ケタール(17.4g)を淡黄色固体
として得た。次いで、これをエーテル(200ml)に
溶解し、−78℃で、N,N,N',N'−テトラメチル
エチレンジアミン(13.0ml)及び1N s−ブチ
ルリチウム(シクロヘキサン及びヘキサン混合溶液)
(88.0ml)を滴下した後、−30℃で30分間撹
拌した。反応液を再び−78℃まで冷却した後、ヨウ化
メチルを加え、室温で3時間攪拌した。反応液に水を注
いだ後、エーテルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル
=9/1)で精製することにより、標記化合物6.0g
(収率34%)を無色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.23 (3H, d, J=7.0),
1.46 (9H, s), 1.55-1.70 (4H, m), 1.85-1.90 (1H,
m), 3.05-3.15 (1H, m), 3.90-4.05 (4H, m), 4.47 (1
H, m).
ドン 参考例82で得られた1−t−ブトキシカルボニル−2
−メチル−4−ピペリドン エチレン ケタール(6.0
0g)をアセトン(150ml)に溶解し、氷冷下、p
−トルエンスルホン酸 1水和物(4.40g)を加
え、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し
た後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物
2.40g(収率48%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, d, J=7.0),
1.49 (9H, s), 2.20-2.30 (1H, m), 2.30-2.40 (1H,
m), 2.45-2.55 (1H, m), 2.65-2.70 (1H, m), 3.25-3.3
5 (1H, m), 3.90-4.05 (1H, m), 4.20-4.30 (1H, m).
チルピペリジン 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(1.30
g)をテトラヒドロフラン(50ml)に懸濁し、氷冷
下、参考例83で得られた1−t−ブトキシカルボニル
−2−メチル−4−ピペリドン(2.40g)を滴下し
た後、室温で1時間撹拌した。反応液に硫酸ナトリウム
・10水和物を加え、さらに室温で1時間攪拌した。不
溶物をろ去した後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/1)で精製することにより、標記化合物の低極
性化合物0.95g(収率39%)及び高極性化合物
1.02g(収率42%)をそれぞれ黄色油状物質とし
て得た。 高極性化合物の1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.14
(3H, d, J=7.0), 1.30-1.40 (1H, m), 1.45-1.55 (1H,
m), 1.46 (9H, s), 1.80-1.85 (1H, m), 1.90-1.95 (1
H, m), 2.85-2.95 (1H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 4.00-
4.10 (1H, m), 4.45-4.55 (1H, m). 低極性化合物の1H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.33
(3H, d, J=7.0), 1.46(9H, s), 1.60-1.75 (3H, m), 1.
80-1.90 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.80-3.85 (1H,
m), 4.15-4.20 (1H, m), 4.25-4.35 (1H, m).
ジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン 参考例84で得られた1−t−ブトキシカルボニル−4
−ヒドロキシ−2−メチルピペリジンの高極性化合物
(1.02g)、2−クロロ−4−ニトロフェノール
(0.83g)及びトリフェニルホスフィン(1.62
g)をジクロロメタン(60ml)に溶解し、氷冷下、
アゾジカルボン酸ジエチル(0.97ml)を滴下した
後、室温で8時間撹拌した。反応の進行が遅いため、ト
リフェニルホスフィン(1.62g)及びアゾジカルボ
ン酸ジエチル(0.97ml)を加え、さらに室温で一
晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/
酢酸エチル=4/1)で精製することにより、標記化合
物1.15g(収率76%)を黄色油状物質として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, d, J=7.0),
1.48 (9H, s), 1.75-1.85 (1H, m), 1.95-2.05 (3H,
m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 4.35-4.4
5 (1H, m), 4.87 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 8.15
(1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.32 (1H, d, J=2.5).
イルオキシ)ニトロベンゼン 参考例85で得られた4−(1−t−ブトキシカルボニ
ル−2−メチルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ク
ロロニトロベンゼン(1.15g)を90%ギ酸(3.
10g)に懸濁し、37%ホルマリン(2.50g)を
加え、100℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷
却し、炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで
抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製する
ことにより、標記化合物0.80g(収率90%)を黄
色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, d, J=6.0),
1.64 (1H, m), 1.85-1.95 (1H, m), 2.05-2.25 (4H,
m), 2.32 (3H, s), 3.00 (1H, m), 4.39 (1H, m), 6.99
(1H, d, J=9.0), 8.12 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.30
(1H, d, J=2.5).
イルオキシ)アニリン 参考例86で得られた3−クロロ−4−(1,2−ジメ
チルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(8
00mg)を酢酸(20ml)に溶解し、室温ですず粉
末(1700mg)を加え、同温で4時間撹拌した。反
応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭
酸カリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することによ
り、標記化合物690mg(収率96%)を赤褐色油状
物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.13 (3H, d, J=6.0),
1.52 (1H, m), 1.75-1.85 (1H, m), 1.90-2.15 (4H,
m), 2.27 (3H, s), 2.93 (1H, m), 3.95 (1H, m), 6.50
(1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.72 (1H, d, J=3.0), 6.83
(1H, d, J=8.5).
−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチ
ル 参考例87で得られた3−クロロ−4−(1,2−ジメ
チルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(690m
g)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、
クロロスルホニル酢酸エチル(0.40ml)及びピリ
ジン(0.25ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
メタノール=9/1〜3/1)で精製することにより、
標記化合物800mg(収率73%)を黄色無定形固体
として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.18 (3H, t, J=7.0),
1.26 (3H, m), 1.55-1.70 (1H, m), 1.75-1.90 (1H,
m), 2.15-2.30 (2H, m), 2.55-2.75 (3H, m), 2.80-3.3
0 (3H, m), 4.11 (2H, q, J=7.0), 4.20 (2H, s), 4.45
-4.55 (1H, m),7.17 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.27 (1H,
d, J=9.0), 7.29 (1H, d, J=2.5).
−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シア
ノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(320mg)、参考例
88で得られたN−[3−クロロ−4−(1,2−ジメ
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル(800mg)及びトリフェニルホス
フィン(680mg)をジクロロメタン(20ml)に
溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.40
ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を
減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=4
/1〜ジクロロメタン/メタノール=9/1)で精製す
ることにより、標記化合物1100mg(収率定量的)
を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.14 (3H, d, J=6.0),
1.36 (3H, t, J=7.0), 1.50-1.65 (1H, m), 1.75-1.90
(1H, m), 1.95-2.20 (4H, m), 2.29 (3H, s),2.95 (1
H, m), 3.98 (2H, s), 4.21 (1H, m), 4.31 (2H, q, J=
7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0,
6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H,m), 7.31 (1H,
m), 7.40 (1H, m), 7.45-7.50 (1H, m), 7.50-7.60 (2
H, m), 7.65-7.70 (1H, m).
g)をテトラヒドロフラン(50ml)に懸濁し、氷冷
下、ヘテロサイクルズ,第43巻,第1391頁(19
96年)[Heterocycles, 43, 1391 (1996)]に記載の
方法に従い4,4−ジエトキシブチルアミン及びジエチ
ル 1,3−アセトンジカルボキシレートより合成され
たインドリジン−7−オン(2.80g)を滴下した
後、同温で1時間撹拌した。反応液に硫酸ナトリウム・
10水和物を加え、さらに室温で1時間攪拌した。不溶
物をろ去し、ろ液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノ
ール=4/1)で精製することにより、標記化合物1.
70g(収率59%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.24 (1H, m), 1.40-
1.50 (1H, m), 1.55-1.80 (2H, m), 1.80-2.00 (4H,
m), 2.00-2.15 (3H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.65 (1
H, m).
N−ジメチルホルムアムド(50ml)に溶解し、氷冷
下、メトキシメトキシクロリド(2.7ml)及びトリ
エチルアミン(5.0ml)を滴下した後、室温で1時
間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留
去することにより、3−クロロ−4−メトキシメトキシ
ニトロベンゼン(8.1g)を黄色油状物質として得
た。次いで、これをアセトン(100ml)及び水(1
00ml)の混合溶媒に溶解し、室温で、亜鉛紛末
(9.8g)及び塩化アンモニウム(8.0g)を加え
た後、60℃で40分間攪拌した。反応液をろ過した
後、ろ液を減圧下濃縮し、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標
記化合物5.4g(収率96%)を黄色油状物質として
得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 3.53 (3H, s), 5.11
(2H, s), 6.52 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.73 (1H, d, J
=3.0), 6.98 (1H, d, J=8.5).
ルファモイル酢酸エチル 参考例91で得られた3−クロロ−4−メトキシメトキ
シアニリン(5.4g)をジクロロメタン(50ml)
に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(4.
7ml)及びピリジン(2.9ml)を滴下した後、室
温で30分間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=1
9/1)で精製することにより、標記化合物8.0g
(収率82%)を赤褐色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
3.52 (3H, s), 3.92(2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0),
5.24 (2H, s), 7.15-7.25 (2H, m), 7.41 (1H,m).
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロ
ペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(1.6g)、参考例9
2で得られたN−(3−クロロ−4−メトキシメトキシ
フェニル)スルファモイル酢酸エチル(3.4g)及び
トリフェニルホスフィン(3.2g)をジクロロメタン
(50ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(1.9ml)を滴下した後、室温で40分間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
酢酸エチル=19/1)で精製することにより、標記化
合物3.9g(収率81%)を黄色油状物質として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
3.51 (3H, s), 3.99(2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0),
4.47 (2H, d, J=6.5), 5.25 (2H, s), 6.22 (1H, dt, J
=15.5, 6.5), 6.42 (1H, d, J=15.5), 7.20 (1H, m),
7.34 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.50-7.60 (4H, m).
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 参考例93で得られたN−[3−クロロ−4−メトキシ
メトキシフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エ
チル(3.9g)を酢酸エチル(50ml)及びジオキ
サン(50ml)の混合溶媒に溶解し、氷冷下、4N
塩化水素ジオキサン溶液(25ml)を加えた後、室温
で一晩撹拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で
中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和
食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記
化合物3.6g(収率定量的)を黄色油状物質として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
3.98 (2H, s), 4.31(2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=
6.5), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.40 (1H, d, J=1
6.0), 7.03 (1H, m), 7.32 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.
50-7.60 (4H,m).
シ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−
2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例94で得られたN−[3−クロロ−4−ヒドロキ
シフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2
−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
(2.0g)、参考例90で得られたインドリジン−7
−オール(1.7g)及びトリフェニルホスフィン
(3.2g)をジクロロメタン(60ml)に溶解し、
氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.9ml)を滴
下した後、室温で6時間撹拌した。反応の進行が遅いた
め、トリフェニルホスフィン(3.2g)及びアゾジカ
ルボン酸ジエチル(1.9ml)を加えた後、さらに同
温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸
エチル/メタノール=2/1)で精製することにより、
標記化合物0.6gを橙色油状物質の不純物混入物とし
て得た。
酢酸エチル 4−メトキシメトキシアニリン(20.9g)をジクロ
ロメタン(400ml)に溶解し、氷冷下、クロロスル
ホニル酢酸エチル(18.0ml)及びピリジン(33
ml)を滴下し、室温で一晩撹拌した。反応液に水を加
えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/
2)で精製することにより、標記化合物28.0g(収
率67%)を褐色油状物質として得た。1 H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
3.48 (3H, s), 3.90(2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0),
5.16 (2H, s), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=
9.0).
ペニル]−N−(4−メトキシメトキシフェニル)スル
ファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.53g)、参考例
96で得られたN−(4−メトキシメトキシフェニル)
スルファモイル酢酸エチル(1.00g)及びトリフェ
ニルホスフィン(1.12g)をジクロロメタン(30
ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.66ml)を滴下した後、室温で3.5時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=3/2)で精製することにより、標記化合物1.
38g(収率94%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0),
3.48 (3H, s), 3.99(2H, s), 4.32 (2H, q, J=7.0),
4.49 (2H, d, J=6.0), 5.18 (2H, s), 6.25 (1H, dt, J
=16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.06 (2H, d, J=
9.0), 7.40 (1H, t, J=7.0), 7.41 (2H, d, J=9.0), 7.
52 (1H, d, J=7.0), 7.54 (1H, d, J=7.0), 7.56 (1H,
s).
ペニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)スルファモ
イル酢酸エチル 参考例97で得られたN−[3−(3−シアノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−メトキシ
メトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(10.
7g)を酢酸エチル(120ml)に溶解し、氷冷下、
4N 塩化水素酢酸エチル溶液(80ml)を加えた
後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、酢
酸エチルで希釈した後、水及び飽和食塩水で順次洗浄
し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)
で精製することにより、標記化合物9.1g(収率95
%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (270MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
3.98 (2H, s), 4.30(2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=
6.0), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.39 (1H, d, J=1
6.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.34 (2H, d, J=9.0), 7.
39 (1H, t, J=7.5), 7.50 (2H, m), 7.54 (1H, s).
ペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例98で得られたN−[3−(3−シアノフェニ
ル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−ヒドロキ
シフェニル)スルファモイル酢酸エチル(700m
g)、4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン(410
mg)及びトリフェニルホスフィン(920mg)をジ
クロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカ
ルボン酸ジエチル(0.55ml)を滴下した後、室温
で一晩撹拌した。反応の進行が遅いため、4−ヒドロキ
シ−1−メチルピペリジン(410mg)、トリフェニ
ルホスフィン(920mg)及びアゾジカルボン酸ジエ
チル(0.55ml)を加えた後、さらに同温で4時間
攪拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
メタノール=2/1〜1/1)で精製することにより、
標記化合物690mg(収率79%)を黄色油状物質と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.70-1.90 (2H, m),1.95-2.05 (2H, m), 2.31 (3H,
s), 2.65-2.75 (2H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.98 (2
H, s), 4.25-4.35 (1H, m), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.4
7 (2H, d, J=6.5), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.40
(1H, d, J=16.0), 6.90 (2H, d, J=9.0),7.35-7.45 (1
H, m), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.45-7.55 (3H, m).
ルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジ
ン(1.45g)、ジャーナル・オブ・オーガニック・
ケミストリー,第63巻,第4199頁(1998年)
[J. Org. Chem., 63, 4199 (1998)]に記載の方法に従い
3−トリフルオロメチルニトロベンゼンより合成された
2−トリフルオロメチル−4−ニトロフェノール(1.
38g)及びトリフェニルホスフィン(2.27g)を
ジクロロメタン(65ml)に溶解し、氷冷下、アゾジ
カルボン酸ジエチル(1.4ml)を滴下した後、室温
で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン)で精製することにより、標記化合物2.28
g(収率88%)を淡黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.49 (9H, s), 1.88-
1.99 (4H, m), 3.51 (2H, m), 3.64 (2H, m), 4.83 (1
H, m), 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.41 (1H, dd, J=9.0,
3.0), 8.53 (1H, d, J=3.0).
トリフルオロメチルニトロベンゼン 参考例100で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルニトロベンゼン(2.45g)を90%ギ酸
(8.80g)に懸濁し、37%ホルマリン(5.50
g)を加え、100℃で6時間撹拌した。反応液を室温
まで冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、
酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/
1)で精製することにより、標記化合物1.82g(収
率95%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.94-2.02 (2H, m),
2.02-2.10 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.40-2.53 (2H,
m), 2.53-2.65 (2H, m), 4.68 (1H, m), 7.07 (1H, d,
J=9.0), 8.39 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.51 (1H, d, J=
3.0).
トリフルオロメチルアニリン 参考例101で得られた4−(1−メチルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベン
ゼン(1.82g)をエタノール(30ml)に溶解
し、パラジウム−炭素触媒(0.18g)を加えた後、
水素雰囲気下、室温で4.5時間撹拌した。反応液をろ
過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=10/1〜1/1)で精製することにより、
標記化合物1.55g(収率95%)を淡褐色固体とし
て得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.85-2.00 (4H, m),
2.29 (3H, s), 2.25-2.40 (2H, m), 2.55-2.70 (2H,
m), 4.31 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J=8.5, 3.0),6.83
(1H, d, J=8.5), 6.91 (1H, d, J=3.0).
−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢
酸エチル 参考例102で得られた4−(1−メチルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルアニリン
(1.55g)をジクロロメタン(30ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.76m
l)及びピリジン(0.91ml)を滴下した後、室温
で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3
回抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/1〜5/
1)で精製することにより、標記化合物2.39g(収
率定量的)を淡褐色無定形固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
2.00-2.15 (2H, m),2.35-2.50 (2H, m), 2.62 (3H,
s), 2.80-3.15 (4H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q,
J=7.0), 4.72 (1H, m), 6.98 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1
H, dd, J=9.0, 2.5), 7.62 (1H, d, J=2.5).
ペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イ
ルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(500mg)、参考例
103で得られたN−[4−(1−メチルピペリジン−
4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]
スルファモイル酢酸エチル(1333mg)及びトリフ
ェニルホスフィン(990mg)をジクロロメタン(3
0ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル
(0.58ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=15/1)で精製することにより、標記化合
物755mg(収率43%)を淡黄色無定形固体として
得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.90-2.10 (4H, m),2.33 (3H, m), 2.40-2.50 (2H,
m), 2.55-2.65 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q,
J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.53 (1H, m), 6.23
(1H, dt, J=16.0,6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.98
(1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7.50-7.60 (4
H, m), 7.71 (1H, d, J=2.5).
ルオキシ)ニトロベンゼン 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジ
ン(50.1g)をN,N−ジメチルアセトアミド(5
50ml)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(1
0.5g)を加え、同温で30分間撹拌した後、4−フ
ルオロニトロベンゼン(42.2g)のN,N−ジメチ
ルアセトアミド(100ml)溶液を滴下し、さらに室
温で一晩撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチル
で抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=13/7)で精製するこ
とにより、標記化合物75.1g(収率93%)を淡黄
色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.43 (9H, s), 1.76
(2H, m), 1.91 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.65 (2H, m),
4.56 (1H, m), 6.91 (2H, d, J=9.0), 8.15 (2H, d, J
=9.0).
ルオキシ)アニリン 参考例105で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(1
1.9g)をメタノール(100ml)に溶解し、パラ
ジウム−炭素触媒(1.9g)を加えた後、水素雰囲気
下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液
を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で
精製することにより、標記化合物10.7g(収率99
%)を淡赤色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.46 (9H, s), 1.71
(2H, m), 1.87 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m),
4.26 (1H, m), 6.63 (2H, d, J=8.5), 6.76 (2H, d, J
=8.5).
4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例106で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(4.39
g)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下、
クロロスルホニル酢酸エチル(2.4ml)及びピリジ
ン(2.4ml)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。
反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
3/2)で精製することにより、標記化合物4.96g
(収率75%)を淡赤色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.75(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2
H, m), 3.69 (2H, m), 3.89 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=
7.0), 4.44 (1H, m), 6.89 (2H, d, J=8.5), 7.27 (2H,
d, J=8.5).
4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ
フェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル
酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.80g)、参考例
107で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸エチル(2.21g)及びトリフェニルホス
フィン(1.70g)をジクロロメタン(40ml)に
溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.0m
l)を滴下した後、同温で2時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10
/1)で精製することにより、標記化合物2.15g
(収率74%)を無色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.75(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2
H, m), 3.68 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=
7.0), 4.45 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 6.24 (1H,
dt, J=15.5, 6.0), 6.40 (1H, d, J=15.5), 6.90 (2H,
d, J=8.5), 7.39 (3H, m), 7.51 (2H,m), 7.55 (1H,
s).
ルオキシ)−3−メチルニトロベンゼン 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジ
ン(3.62g)、2−メチル−4−ニトロフェノール
(2.55g)及びトリフェニルホスフィン(5.25
g)をジクロロメタン(100ml)に溶解し、氷冷
下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.2ml)を滴下し
た後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ジクロロメタン)で精製することにより、標記化
合物4.07gを淡黄色油状物質の不純物混入物として
得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.84
(2H, m), 1.95 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.49 (2H, m),
3.62 (2H, m), 4.66 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.5),
8.07 (2H, m).
ルオキシ)−3−メチルアニリン 参考例109で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルニトロ
ベンゼン(4.07g)をメタノール(40ml)に溶
解し、パラジウム−炭素触媒(0.41g)を加えた
後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ
過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチ
ル=3/2)で精製することにより、標記化合物2.7
3g(収率参考例109より2工程で53%)を淡赤色
油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.74
(2H, m), 1.87 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.30 (2H, m),
3.68 (2H, m), 4.25 (1H, m), 6.47 (1H, dd,J=8.5,
2.5), 6.53 (1H, d, J=2.5), 6.68 (1H, d, J=8.5).
4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 参考例110で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルアニリ
ン(1.63g)をジクロロメタン(30ml)に溶解
し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.86m
l)及びピリジン(0.81ml)を滴下した後、室温
で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標
記化合物1.84g(収率76%)を淡褐色無定形固体
として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.78(2H, m), 1.89 (2H, m), 2.22 (3
H, s), 3.43 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.90 (2H, s),
4.29 (2H, q, J=7.0), 4.48 (1H, m), 6.79 (1H, d, J=
8.0), 7.12 (2H,m).
4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−
(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]ス
ルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.64g)、参考例
111で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニ
ル]スルファモイル酢酸エチル(1.84g)及びトリ
フェニルホスフィン(1.26g)をジクロロメタン
(40ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(0.76ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/
酢酸エチル=12/1)で精製することにより、標記化
合物1.90g(収率79%)を無色無定形固体として
得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.78(2H, m), 1.89 (2H, m), 2.21 (3
H, s), 3.44 (2H, m), 3.60 (2H, m), 3.99 (2H, s),
4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1
H, m), 6.24 (1H,dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=1
6.0), 6.80 (1H, d, J=8.0), 7.24 (2H,m), 7.40 (1H,
t, J=8.0), 7.50 (1H, d, J=7.5), 7.52 (1H, d, J=8.
0), 7.56(1H, s).
00ml)に溶解し、室温で濃硫酸(92.0g)加え
た後、7.5時間加熱還流させた。反応液を室温まで冷
却し、水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸
エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水、
0.5N 塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留
去することにより、標記化合物10.7g(収率85
%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (3H, t, J=7.0),
4.49 (2H, q, J=7.0), 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.33 (1
H, dd, J=9.0, 3.0), 8.79 (1H, d, J=3.0).
ルオキシ)−3−エトキシカルボニルニトロベンゼン 1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジ
ン(10.2g)、参考例113で得られた5−ニトロ
サリチル酸エチル(10.7g)及びトリフェニルホス
フィン(17.3g)をジクロロメタン(200ml)
に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(10.
4ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/
1)で精製し、得られた黄色固体にヘキサンを加えてろ
取することにより、標記化合物12.3g(収率61
%)を白色固体として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.40 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.91(4H, m), 3.58 (4H, m), 4.39 (2
H, q, J=7.0), 4.79 (1H, m), 7.04 (1H, d, J=9.0),
8.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.69 (1H, d, J=3.0).
ルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン 参考例114で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカル
ボニルニトロベンゼン(1.0g)をエタノール(10
ml)に溶解し、室温で、水酸化カリウム水溶液(0.
2gを水0.5mlに溶解)を加えた後、2時間加熱還
流させた。反応液を室温まで冷却し、1N 塩酸を加え
中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合
物0.9g(収率96%)を淡黄色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-
1.95 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.45-3.55 (2H,
m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.87 (1H, m), 7.13 (1H, d,
J=9.0), 8.39 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.93 (1H, d, J=
3.0).
ルオキシ)−3−カルバモイルニトロベンゼン 参考例115で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシニ
トロベンゼン(0.9g)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(0.3
ml)及びトリエチルアミン(0.4ml)を加え、同
温で1時間撹拌した後、28%アンモニア水(0.2m
l)を加え、さらに室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19
/1)で精製することにより、標記化合物0.9g(収
率98%)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.80-
1.90 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.30-3.40 (2H,
m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.81 (1H, m), 7.11 (1H, d,
J=9.0), 8.33 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 9.09 (1H, d, J=
3.0).
ルオキシ)−3−カルバモイルアニリン 参考例116で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル
ニトロベンゼン(5.7g)をメタノール(80ml)
に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.6g)を加え、
水素雰囲気下、室温で2.5時間撹拌した。反応液をろ
過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メ
タノール=19/1)で精製することにより、標記化合
物4.8g(収率91%)を淡黄色無定形固体として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-
1.80 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.7
5-3.85 (2H, m), 4.44 (1H, m), 6.78 (1H, dd,J=9.0,
3.0), 6.84 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H, d, J=3.0).
4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 参考例117で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル
アニリン(4.8g)をジクロロメタン(80ml)に
溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.5
ml)及びピリジン(2.3ml)を滴下した後、室温
で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジク
ロロメタン/メタノール=19/1)で精製し、得られ
た橙色固体にエーテルを加えてろ取することにより、標
記化合物3.7g(収率53%)を淡黄色固体として得
た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H,
m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.94 (2H, s),
4.28 (2H, q, J=7.0), 4.65 (1H, m), 7.02 (1H, d, J
=9.0), 7.59 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.12 (1H, d, J=
3.0).
4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.7g)、参考例1
18で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボニ
ルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフ
ェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.0g)及びト
リフェニルホスフィン(1.5g)をジクロロメタン
(30ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエ
チル(0.9ml)を滴下した後、室温で8時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/2)で精製することにより、標記化合物2.5
g(収率94%)を黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H,
m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.99 (2H, s),
4.31 (2H, q, J=7.0), 4.53 (2H, d, J=7.0), 4.66 (1
H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J=
16.0), 7.01 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.45-7.60 (2H,
m), 7.65-7.75 (2H, m), 8.32 (1H, m).
ルオキシ)−3−トリフルオロメチルアニリン 参考例100で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルニトロベンゼン(2.28g)をメタノール(5
0ml)に溶解し、パラジウム−炭素触媒(0.20
g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で5時間撹拌し
た。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、標
記化合物1.69g(収率80%)を淡赤色油状物質と
して得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.76-
1.88 (4H, m), 3.43 (2H, m), 3.59 (2H, m), 4.46 (1
H, m), 6.78 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.83 (1H,d, J=9.
0), 6.91 (1H, d, J=3.0).
4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]
スルファモイル酢酸エチル 参考例120で得られた4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルアニリン(1.69g)をジクロロメタン(20
ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル
(0.76ml)及びピリジン(0.49ml)を滴下
した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製するこ
とにより、標記化合物1.74g(収率73%)を淡赤
色油状物質として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0),
1.48 (9H, s), 1.83-1.94 (4H, m), 3.48-3.60 (4H,
m), 3.91 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.65(1H,
m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.
5), 7.56 (1H, d, J=2.5).
4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]
−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(0.57g)、参考例
121で得られたN−[4−(1−t−ブトキシカルボ
ニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロ
メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.74
g)及びトリフェニルホスフィン(1.07g)をジク
ロロメタン(27ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカル
ボン酸ジエチル(0.65ml)を滴下した後、室温で
3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン/酢酸エチル=12/1)で精製することによ
り、標記化合物2.06g(収率93%)を無色無定形
固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.82-1.92 (4H, m), 3.46-3.62 (4H,
m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.48(2H, d,
J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5),
6.41 (1H, d,J=16.0), 6.98 (1H, d, J=7.5), 7.41 (1
H, dd, J=8.0, 7.5), 7.52 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.
58 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J=2.0).
ベンゼン 3−トロパノール(6.7g)、2−クロロ−4−ニト
ロフェノール(8.2g)及びトリフェニルホスフィン
(16.1g)をジクロロメタン(200ml)及びテ
トラヒドロフラン(50ml)の混合溶媒に溶解し、氷
冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(9.7ml)を滴下
した後、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製
することにより、標記化合物8.5g(収率60%)を
淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.65-1.75 (2H, m),
2.00-2.10 (4H, m), 2.15-2.25 (2H, m), 2.46 (3H,
s), 3.35-3.45 (2H, m), 4.68 (1H, m), 6.98 (1H, d,
J=9.0), 8.11 (1H, dd, J=3.0, 9.0), 8.28 (1H, d, J=
3.0).
ン 参考例123で得られた3−クロロ−4−(トロパン−
3−イルオキシ)ニトロベンゼン(8.5g)を酢酸
(500ml)に溶解し、室温ですず粉末(17.0
g)を加え、同温で一晩撹拌した。反応液をろ過した
後、ろ液を炭酸カリウム水溶液で中和した後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=3/1)で
精製することにより、標記化合物2.5g(収率32
%)を無色固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.50-1.60 (2H, m),
1.85-1.95 (4H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.38 (3H,
s), 3.20-3.30 (2H, m), 4.23 (1H, m), 6.49 (1H, dd,
J=3.0, 8.5), 6.71 (1H, d, J=3.0) 6.81 (1H, d, J=
8.5).
フェニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例124で得られた3−クロロ−4−(トロパン−
3−イルオキシ)アニリン(2.5g)をジクロロメタ
ン(50ml)に溶解し、氷冷下、クロロスルホニル酢
酸エチル(1.5ml)及びピリジン(0.9ml)を
滴下した後、室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=4/
1)で精製することにより、標記化合物3.5g(収率
89%)を淡茶色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0),
1.95-2.05 (2H, m),2.20-2.25 (2H, m), 2.30-2.75 (4
H, m), 2.84 (3H, s), 3.89 (2H, m), 3.98 (2H, s),
4.28 (2H, q, J=7.0), 4.49 (1H, m), 6.95 (1H, d, J=
8.5), 7.25 (1H, dd, J=2.5, 8.5), 7.45 (1H, d, J=2.
5).
フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例2で得られた3−(3−シアノフェニル)−2−
(E)−プロペン−1−オール(1.4g)、参考例1
25で得られたN−[3−クロロ−4−(トロパン−3
−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
(3.5g)及びトリフェニルホスフィン(2.9g)
をジクロロメタン(50ml)に溶解し、氷冷下、アゾ
ジカルボン酸ジエチル(1.8ml)を滴下した後、室
温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジク
ロロメタン/メタノール=19/1〜9/1)で精製す
ることにより、標記化合物1.3g(収率27%)を黄
色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.55-1.65 (2H, m),1.90-2.00 (4H, m), 2.05-2.15 (2
H, m), 2.37 (3H, s), 3.27 (2H, m), 3.98 (2H, s),
4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1
H, m), 6.21 (1H, dt, J=6.5, 16.0), 6.41 (1H, d, J=
16.0), 6.94 (1H, m), 7.29 (1H, m), 7.40 (1H, m),
7.50-7.60 (4H, m).
(Z)−プロペン−1−オール ジャーナル・オブ・オーガノメタリック・ケミストリ
ー,第332巻,第1頁(1987)[J. Organomet. C
hem., 332, 1 (1987)]に記載の方法に従い合成された2
−ジエチルホスホノ−2−フルオロ酢酸(4.35g)
をテトラヒドロフラン(90ml)に溶解し、−78℃
で1.6N ブチルリチウムヘキサン溶液(28ml)
を滴下し、同温で1時間撹拌した後、3−シアノベンズ
アルデヒド(2.66g)のテトラヒドロフラン(10
ml)溶液を10分間かけて滴下し、さらに同温で3時
間撹拌した。反応液を0℃に昇温した後、水を加えて水
層を分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
2回抽出した。全ての水層を合わせた後、濃塩酸で溶液
のpHを4に調整し、t−ブチルメチルエーテルで5回
抽出した後、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去することにより、中間体化合物(3.
47g)を白色固体として得た。次いで、得られた中間
体化合物(1.15g)及びトリエチルアミン(0.9
2ml)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、氷冷
下、クロロ炭酸エチル(0.63ml)を加えた後、室
温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残
渣に酢酸エチルを加え不溶物をろ去した。ろ液を減圧下
濃縮した後、残渣をテトラヒドロフラン(10ml)に
溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム水溶液(0.
45gを水5mlに溶解)を加えた後、室温で18時間
撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え
た後、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出し、抽出液
を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製すること
により、標記化合物0.33g(収率31%)を無色固
体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 4.32 (2H, dd, J=12.
5, 5.5), 5.82 (1H, d,J=37.5), 7.45 (1H, t, J=8.0),
7.53 (1H, d, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0),7.81 (1
H, s).
4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ
フェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]
スルファモイル酢酸エチル 参考例130で得られた3−(3−シアノフェニル)−
2−フルオロ−2−(Z)−プロペン−1−オール
(0.45g)、参考例107で得られたN−[4−
(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオ
キシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.12
g)及びトリフェニルホスフィン(0.80g)をジク
ロロメタン(20ml)に溶解し、氷冷下、アゾジカル
ボン酸ジエチル(0.48ml)を滴下した後、同温で
2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン/酢酸エチル=15/1)で精製することによ
り、標記化合物1.40g(収率92%)を無色油状物
質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.74(2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2
H, m), 3.68 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=
7.0), 4.46 (1H, m), 4.54 (2H, d, J=15.0), 5.62 (1
H, d, J=36.5),6.92 (2H, d, J=9.5), 7.42 (3H, m),
7.51 (1H, d, J=7.0), 7.63 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1
H, s).
4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−
(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル 参考例130で得られた3−(3−シアノフェニル)−
2−フルオロ−2−(Z)−プロペン−1−オール
(0.80g)、参考例118で得られたN−[4−
(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオ
キシ)−3−カルバモイルフェニル]スルファモイル酢
酸エチル(2.20g)及びトリフェニルホスフィン
(1.50g)をジクロロメタン(50ml)に溶解
し、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.86m
l)を滴下した後、室温で2.5時間撹拌した。反応液
を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/4
〜1/2)で精製することにより、標記化合物3.40
g(収量定量的)を淡黄色無定形固体として得た。1 H NMR (500MHz, CDCl3)δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0),
1.47 (9H, s), 1.75-1.84 (2H, m), 2.02-2.10 (2H,
m), 3.23-3.30 (2H, m), 3.76-3.84 (2H, m), 4.01 (2
H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.57-4.70 (3H, m), 5.6
5 (1H, d, J=36.5), 7.03 (1H, d, J=9.0), 7.38-7.74
(5H, m), 8.35 (1H, d, J=3.0).
ピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェ
ニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニト
リル 参考例1で得られた3−シアノ桂皮アルデヒド(0.6
4g)、参考例117で得られた4−(1−t−ブトキ
シカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カル
バモイルアニリン(1.36g)及び粉末モレキュラー
シーブス5A(5.06g)をトルエン(30ml)に
懸濁し、2.5時間加熱還流した。反応液を室温まで冷
却した後、セライトを用いてろ過し、ろ液を減圧下濃縮
することによりイミン体を得た。次いで、得られたイミ
ン体をエタノール(30ml)に懸濁し、氷冷下、水素
化ホウ素ナトリウム(0.31g)及び塩化セリウム
(0.32g)を加え、室温で一晩撹拌した後、水素化
ホウ素ナトリウム(0.16g)を加え、さらに室温で
30分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水で洗浄
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶
媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=7/3〜0
/10)で精製することにより、標記化合物1.77g
(収率92%)を無色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.47 (9H, s), 1.68-
1.79 (2H, m), 1.98-2.17 (2H, m), 3.14-3.22 (2H,
m), 3.78-3.88 (2H, m), 3.99 (2H, d, J=5.5), 4.45
(1H, m), 6.38 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.60 (1H, d,
J=16.0), 6.75 (1H,dd, J=9.0, 3.0), 6.89 (1H, d, J=
9.0), 7.41 (1H, t, J=8.0), 7.49-7.53 (2H, m), 7.58
(1H, d, J=8.0), 7.63 (1H, s).
4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]メタンスルホンアミド 参考例133で得られた3−[3−[N−[4−(1−
t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)
−3−カルバモイルフェニル]アミノ]−1−(E)−
プロペニル]ベンゾニトリル(0.85g)をジクロロ
メタン(15ml)に溶解し、氷冷下、メタンスルホニ
ルクロリド(0.17ml)及びピリジン(0.29m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応液にメタ
ノール(3ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロ
ロメタン/メタノール=10/0〜9/1)で精製する
ことにより、標記化合物1.01g(収量定量的)を無
色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.48 (9H, s), 1.74-
1.85 (2H, m), 2.03-2.12 (2H, m), 2.96 (3H, s), 3.2
3-3.32 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.46 (2H, d, J
= 6.5), 4.68 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J=16.0, 6.5),
6.48 (1H, d, J=16.0), 7.02 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1
H, t, J=7.5), 7.49-7.57 (4H, m), 8.18(1H, d, J=3.
0).
4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−
[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニ
ル]エタンスルホンアミド 参考例133で得られた3−[3−[N−[4−(1−
t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)
−3−カルバモイルフェニル]アミノ]−1−(E)−
プロペニル]ベンゾニトリル(0.92g)をジクロロ
メタン(15ml)に溶解し、氷冷下、エタンスルホニ
ルクロリド(0.22ml)及びピリジン(0.31m
l)を滴下した後、室温で一晩撹拌した後、氷冷下、エ
タンスルホニルクロリド(0.04ml)及びピリジン
(0.16ml)を滴下した後、室温でさらに5時間撹
拌した。反応液にメタノール(3ml)を加えた後、減
圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=10/0
〜9/1)で精製することにより、標記化合物1.08
g(90%)を黄色油状物質として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3)δppm : 1.42 (3H, t ,J=7.5),
1.47 (9H, s), 1.72-1.82 (2H, m), 2.03-2.10 (2H,
m), 3.08 (2H, q, J=7.5), 3.22-3.31 (2H, m),3.74-3.
83 (2H, m), 4.48 (2H, d, J = 6.5), 4.66 (1H, m),
6.24 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J=16.0),
7.00 (1H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=7.5), 7.48-7.5
5 (4H, m), 8.16 (1H, d, J=3.0).
シス・アンド・ヘモスタシス,第71巻,第314頁
(1994年)[Thromb. Haemost., 71, 314 (1994)]]
を一部改変して行った。0.9%塩化ナトリウム、0.
4mMの発色基質S-2222(第一化学薬品)および被検化合
物を含む50mMのTris塩酸緩衝液(pH8.4)を混和
し、0.25unit/mlのヒトファクターXa(コスモバ
イオ)を添加することにより反応を開始した。コントロ
ール群においては、被験化合物の代わりに蒸留水を緩衝
液に加えた。反応溶液(総容量0.1ml)は、室温で5
分間インキュベーションした。405nmの吸光度を96
ウェルマイクロプレートリーダー(モデル550、バイ
オラッド)で持続的に測定し、5分間の吸光度の増加を
ファクターXa活性の指標として算出した。被験化合物
の抗ファクターXa活性を評価するために、被験化合物
がファクターXa活性を50%阻害する濃度(IC
50値)を求めた。その結果、本発明の前記一般式(1)
を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝
固第X因子阻害作用を有することがわかった。IC50が
15nM以下の化合物を、表2に示す。尚、表中、化合物
Aは、WO98/31661(EP976722)に記
載の、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリ
ジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフ
ェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸の2塩酸塩を示
す。
リプシン活性の測定は、Taniuchiらの方法[トロンボシ
ス・アンド・ヘモスタシス,第79巻,第543頁(1
998年)[Thromb. Haemost., 79, 543 (1998)]]を一
部改変して行った。0.9%塩化ナトリウムを含む50
mM Tris塩酸緩衝液85μl(pH8.4)、5μl
の発色基質S−2222(終濃度0.4mM、第一化学薬
品)、および被検化合物5μlを混和し、5μlのウシ・
トリプシン(終濃度0.25μg-protein/ml、シグマ)
を添加することにより反応を開始した。コントロール群
においては、被検化合物の代わりに蒸留水を緩衝液に添
加した。反応溶液(総容量0.1ml)は室温でインキュ
ベーションした。405nmの吸光度を96ウェルマイク
ロプレートリーダー(モデル550、バイオラッド)に
て連続測定して、5分間の吸光度の増加をトリプシン活
性の指標として算出した。被検化合物の抗トリプシン活
性を評価するために、被検化合物がトリプシン活性を5
0%抑制するに要する濃度(IC50値)を求めた。結果
を表3に示す。
ラクトース、70mgのセルロース及び1.3mgのステア
リン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを
通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセル
に入れ、カプセル剤とする。
トース、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マ
グネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠20
0mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施す
ことができる。
ロピレングリコール中で攪拌し、次いで、注射用水で一
定容量に調整した後、滅菌して注射剤とする。
ズアミジン誘導体は、優れた活性化血液凝固第X因子阻
害作用を有し、毒性も弱いため、医薬[特に、血液凝固
性疾患(例えば、脳梗塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等
の血栓性疾患)の予防薬又は治療薬(特に治療薬)]と
して有用である。
Claims (15)
- 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中、 R1は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のア
ルキル基又は水酸基を示し、 R2は、水素原子又はハロゲン原子を示し、 R3は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素
数1乃至6個の水酸基置換アルキル基、炭素数2乃至7
個のカルボキシアルキル基、炭素数3乃至13個のアル
コキシカルボニルアルキル基、炭素数1乃至6個のアル
キルスルホニル基、炭素数3乃至13個のアルコキシカ
ルボニルアルキルスルホニル基、炭素数2乃至7個のカ
ルボキシアルキルスルホニル基又は炭素数3乃至8個の
カルボキシアルキルカルボニル基を示し、 R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素数1乃至6個
のハロゲン置換アルキル基、炭素数1乃至6個のアルコ
キシ基、カルボキシル基、炭素数2乃至7個のアルコキ
シカルボニル基、カルバモイル基、炭素数2乃至7個の
モノアルキルカルバモイル基又は炭素数3乃至13個の
ジアルキルカルバモイル基を示し、 R6は、水素原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭素
数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個の
アラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6個
のアルキル基、炭素数2乃至7個のカルボキシアルキル
基、炭素数3乃至13個のアルコキシカルボニルアルキ
ル基、炭素数2乃至7個の脂肪族アシル基、炭素数7乃
至11個の芳香族アシル基、カルバモイル基、炭素数1
乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数6乃至10個
のアリール基、ヘテロ環、ホルムイミドイル基、炭素数
3乃至7個の1−イミノアルキル基、炭素数2乃至7個
のN−アルキルホルムイミドイル基又は炭素数7乃至1
1個のイミノアリールメチル基を示し、 R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至6個のアルキル
基を示し、 あるいは、R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が一緒
になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基を示し、 nは、0、1又は2を示す。]で表される化合物、その
薬理上許容し得る塩及びそのプロドラッグ。 - 【請求項2】R1が、水素原子又は水酸基である、請求項
1に記載の化合物。 - 【請求項3】R2が、水素原子である、請求項1又は2に
記載の化合物。 - 【請求項4】R3は、炭素数3乃至13個のアルコキシカ
ルボニルアルキルスルホニル基又は炭素数2乃至7個の
カルボキシアルキルスルホニル基である、請求項1乃至
3に記載の化合物。 - 【請求項5】R3は、エトキシカルボニルメタンスルホニ
ル基又はカルボキシメタンスルホニル基である、請求項
1乃至3に記載の化合物。 - 【請求項6】R4及びR5が、同一又は異なって、水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭
素数1乃至6個のハロゲン置換アルキル基又はカルバモ
イル基である、請求項1乃至5に記載の化合物。 - 【請求項7】R4及びR5が、同一又は異なって、水素原
子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカ
ルバモイル基である、請求項1乃至5に記載の化合物。 - 【請求項8】R6が、炭素数1乃至6個のアルキル基、炭
素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数7乃至16個
のアラルキル基、ヘテロ環で置換された炭素数1乃至6
個のアルキル基、炭素数6乃至10個のアリール基、ヘ
テロ環、ホルムイミドイル基、炭素数3乃至7個の1−
イミノアルキル基、炭素数7乃至11個のイミノアリー
ルメチル基又は炭素数2乃至7個のN−アルキルホルム
イミドイル基である、請求項1乃至7に記載の化合物。 - 【請求項9】R6が、メチル、エチル又はイソプロピル
基、シクロペンチル基、ベンジル又はフェネチル基、2
−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジル
メチル、2−(2−ピリジル)エチル、2−(3−ピリ
ジル)エチル又は2−(4−ピリジル)エチル基、フェ
ニル基、4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イ
ル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イ
ル、4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、5,6
−ジヒドロ−2H−[1,4]チアジン−3−イル又は
4−ピリジル基、ホルムイミドイル基、1−イミノプロ
ピル基、イミノフェニルメチル基又はN−エチルホルム
イミドイル基である、請求項1乃至7に記載の化合物。 - 【請求項10】R7及びR8は、水素原子又は炭素数1乃至
6個のアルキル基である、請求項1乃至9に記載の化合
物。 - 【請求項11】R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が
一緒になって、炭素数2乃至5個のアルキレン基であ
る、請求項1乃至9に記載の化合物。 - 【請求項12】R6とR7が一緒になって、又は、R7とR8が
一緒になって、エチレン又はトリメチレン基である、請
求項1乃至9に記載の化合物。 - 【請求項13】nが、1である、請求項1乃至12に記
載の化合物。 - 【請求項14】下記群から選択される化合物、その薬理
上許容し得る塩及びそのプロドラッグ; N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミ
ドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸エチル 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミ
ノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸エチル 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイ
ル酢酸エチル 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−イソプロピ
ルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモ
イル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4−ピリ
ジル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−シクロペン
チルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファ
モイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(インドリジン−
7−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−(1−ホルムイミ
ドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルフ
ァモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(1−イミ
ノプロピル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル]
スルファモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4
−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸
塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸 2塩
酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−
イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スル
ファモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロ−3
H−ピロール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキ
シ]−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイ
ル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−[1−
(4,5−ジヒドロ−3H−ピロール−2−イル)ピペ
リジン−4−イルオキシ]フェニル]スルファモイル酢
酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(4,5−
ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イ
ルオキシ]フェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩、 N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[4−[1−(4,5−ジヒドロオキ
サゾール−2−イル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩及び N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プ
ロペニル]−N−[3−クロロ−4−[1−(N−エチ
ルホルムイミドイル)ピペリジン−4−イルオキシ]フ
ェニル]スルファモイル酢酸 2塩酸塩。 - 【請求項15】請求項1乃至14より選択される一の請
求項に記載の化合物、その薬理上許容し得る塩又はその
プロドラッグを含有する医薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002102486A JP2002363159A (ja) | 2001-04-05 | 2002-04-04 | ベンズアミジン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-107615 | 2001-04-05 | ||
JP2001107615 | 2001-04-05 | ||
JP2002102486A JP2002363159A (ja) | 2001-04-05 | 2002-04-04 | ベンズアミジン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002363159A true JP2002363159A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=26613161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002102486A Pending JP2002363159A (ja) | 2001-04-05 | 2002-04-04 | ベンズアミジン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002363159A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005514457A (ja) * | 2002-01-17 | 2005-05-19 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 統合失調症およびうつ病等の疾患を処置するためのフェノキシピペリジン |
JP2010534648A (ja) * | 2007-07-27 | 2010-11-11 | ドン ファ ファーマシューティカル カンパニー リミテッド | 新規なベンズアミジン誘導体、その製造方法およびそれを含む骨粗しょう症の予防または治療用薬学的組成物 |
-
2002
- 2002-04-04 JP JP2002102486A patent/JP2002363159A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005514457A (ja) * | 2002-01-17 | 2005-05-19 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 統合失調症およびうつ病等の疾患を処置するためのフェノキシピペリジン |
JP4727925B2 (ja) * | 2002-01-17 | 2011-07-20 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 統合失調症およびうつ病等の疾患を処置するためのフェノキシピペリジン |
JP2010534648A (ja) * | 2007-07-27 | 2010-11-11 | ドン ファ ファーマシューティカル カンパニー リミテッド | 新規なベンズアミジン誘導体、その製造方法およびそれを含む骨粗しょう症の予防または治療用薬学的組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2256652C1 (ru) | Соединение, фармацевтическая композиция, применение, способ предупреждения или лечения заболеваний | |
US7652021B2 (en) | Compounds useful for DPP-IV enzyme inhibition | |
EP3033336B1 (en) | Inhibitors of plasma kallikrein | |
US8153631B2 (en) | Triazole compounds and uses related thereto | |
US7998959B2 (en) | Modulators of 11-β hydroxyl steroid dehydrogenase type 1, pharmaceutical compositions thereof, and methods of using the same | |
US20090105252A1 (en) | Pyrimidine Derivatives and Their Use in Therapy as well as the Use of Pyrimidine Derivatives in the Manufacture of a Medicament for Prevention and/or Treatment of Alzheimer's Disease | |
KR20080013944A (ko) | 치환 알킬기를 갖는 고리형 아민 유도체 | |
JP2001354563A (ja) | 置換ベンジルアミン類を含有する医薬 | |
KR20100052507A (ko) | mGlu5 길항제로서의 신규 헤테로 고리 화합물 | |
KR20220141331A (ko) | P2x3 조정제 | |
EP2447263A1 (en) | Benzazole derivatives as histamine H4 receptor ligands | |
CZ292379B6 (cs) | Tetrahydrochinolinové deriváty, způsob jejich výroby a farmaceutický prostředek s jejich obsahem | |
WO2001029027A1 (fr) | Dérivés de 2-alcoxybenzène | |
TW202237573A (zh) | 用於治療trpm3介導病症之芳基衍生物 | |
JP2002316987A (ja) | 2−アルコキシベンゼン誘導体を含有する医薬 | |
JP2002363159A (ja) | ベンズアミジン誘導体 | |
JP2004143164A (ja) | 活性化血液凝固第x因子阻害剤 | |
DE69830615T2 (de) | Alicyclische acylierte heterocyclenderivate | |
JPH1017549A (ja) | 二環性芳香族アミジン誘導体 | |
JP3154884B2 (ja) | 脂環式アミン誘導体 | |
JP2001011050A (ja) | 含窒素飽和複素環化合物 | |
WO2002036122A1 (fr) | Medicaments preventifs ou therapeutiques contre l'hepatite et/ou l'hepatopathie | |
WO2001002356A1 (fr) | Dérivés d'indoline ou tétrahydroquinoline | |
JP2002322059A (ja) | 炎症性腸疾患の予防又は治療剤 | |
JPH0372458A (ja) | 置換ピリジン誘導体及びその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040816 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041013 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050517 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081106 |