JP2002362574A - 吊り具付き容器 - Google Patents

吊り具付き容器

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JP2002362574A
JP2002362574A JP2001171056A JP2001171056A JP2002362574A JP 2002362574 A JP2002362574 A JP 2002362574A JP 2001171056 A JP2001171056 A JP 2001171056A JP 2001171056 A JP2001171056 A JP 2001171056A JP 2002362574 A JP2002362574 A JP 2002362574A
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JP
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container
hanging
parison
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preform
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JP2001171056A
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English (en)
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Tsunemi Yoshioka
常己 吉岡
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸液容器などに適用される樹脂製の吊り具付
き容器であって、より効率的に製造でき、製造コストを
一層低減できる吊り具付き容器を提供する。 【解決手段】 吊り具付き容器は、容器本体(1)とリ
ング状の吊り具(2)とから成る。容器本体(1)は、
パリソンのブロー成形によって形成され、吊り具(2)
は、パリソンに予め具備されて容器本体(1)のブロー
成形により容器本体(1)の底面(14)に一体形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り具付き容器に関す
るものであり、詳しくは、輸液容器などに適用される樹
脂製の吊り具付き容器であって、より効率的に製造で
き、製造コストを一層低減できる新規な吊り具付き容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊り具付き容器は、吊り下げ用の吊り具
が取り付けられた容器であり、主に、医療用の輸液容器
として使用される。吊り具付き容器は、特公平2−65
35号公報に「輸液容器」として、また、特公平6−1
7140号公報に「吊具付容器の製造方法」として開示
されている。上記の各公報に記載された容器は、熱可塑
性樹脂から成る容器本体と、容器本体の底面に取り付け
られた吊り具とから構成される。上記の様な容器は、全
体的にある程度の剛性を備えているため、取扱いが容易
であり、また、立体的であるため、液体を十分に充填で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の様な
吊り具付き容器において、リング状の吊り具は、容器本
体とは別個に製造され、そして、容器本体を製造した後
に装着されている。従って、製造工程が複雑になると言
う問題がある。本発明は、斯かる実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、輸液容器などに適用される樹
脂製の吊り具付き容器であって、より効率的に製造で
き、製造コストを一層低減できる新規な吊り具付き容器
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の吊り具付き容器は、容器本体とリング状の
吊り具とから成る樹脂製の吊り具付き容器であって、前
記容器本体は、パリソンのブロー成形によって形成さ
れ、前記吊り具は、前記パリソンに予め具備されて前記
容器本体のブロー成形により前記容器本体の底面に一体
形成されていることを特徴とする。
【0005】すなわち、上記の吊り具付き容器におい
て、吊り具がパリソンに予め具備されて容器本体の底面
に一体形成された構造は、吊り具の装着工程を必要とす
ることなく、ブロー成形のみによる製造を可能にする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る吊り具付き容器の一
実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に
係る吊り具付き容器の形状を示す側面図および底面図で
ある。図2は、本発明に係る吊り具付き容器の形状を示
す一部破断の正面図および上面図である。図3は、パリ
ソンとしてのプリフォームの形状を示す一部破断の側面
図であり、90°異なる方向から視た図である。以下、
実施形態の説明においては、吊り具付き容器を「容器」
と略記する。
【0007】本発明の容器は、図1及び図2に示す様
に、容器本体(1)とリング状の吊り具(2)とから構
成された合成樹脂製の容器であり、後述する様に、容器
本体(1)と吊り具(2)とを一体成形して成る。本発
明の容器を構成する樹脂としては、プロピレンの単独重
合体とプロピレンを主体とするオレフィンの共重合体と
を含有する樹脂組成物が挙げられる。また、本発明の容
器は、低密度ポリエチレンとオレフィン共重合体とを含
有する樹脂組成物から構成されていてもよい。更に、本
発明の容器は、ポリエチレンテレフタレート樹脂によっ
て構成することも出来る。
【0008】容器本体(1)は、パリソンのブロー成形
によって形成され、主に、底部側が幾分絞られた縦長の
胴部(11)と、胴部(11)の上端に設けられた口部
(12)とから構成される。胴部(11)は、略楕円形
(図示の形態)又は略円形もしくは角部が円弧状に形成
された略方形の横断面形状(中心線に直交する断面形
状)を備えている。また、胴部(11)の両側面(短径
に沿った側面)には、各々、上下方向に伸長された幅狭
の平面部(13)が形成される。更に、容器本体(1)
の肩部(16)及び腰部(17)は、各々、緩やかな曲
率で上記の平面部(13)に連続する曲面を備えてい
る。
【0009】上記の様に横断面形状が若干扁平になされ
且つ胴部(11)の両側面にリブ状の平面部(13)が
形成された容器本体(1)は、内容物の排出に伴い、平
面部(13)を起点として前後面側が内側に潰れるた
め、容易に減容させることが出来る。なお、容器本体
(1)の内容積は、例えば輸液容器として使用する場合
で100〜1000ml程度であり、その場合の容器本
体(1)の肉厚は、減容性と適度な剛性(取り扱い容易
性)を考慮すると、0.15〜0.70mm程度が好まし
い。
【0010】口部(12)は、例えば、カテーテル装着
用の栓を挿入するために円筒状に形成される。口部(1
2)には、蓋を溶着し且つ前記の栓を挿入する際の指掛
けとするためのフランジが設けられ、更に、口部(1
2)の基部は、当該口部の剛性を高めるために厚肉に形
成される。なお、斯かる口部(12)は螺子構造を備え
ていてもよい。また、底部には、吊り具(2)によって
容器本体(1)を転倒状態に吊り下げた際に全体形状を
保持し得る様に、剛性を高めるためのリブとして機能す
る折返し部(15)が形成される。
【0011】吊り具(2)は、後述する様に、パリソン
に予め具備されて容器本体(1)のブロー成形により容
器本体(1)の底面(14)に一体形成される。吊り具
(2)の形状(側面形状)は、図示の様な略楕円形の
他、円形、矩形、三角形など、フック等に係止可能な種
々の形状に形成し得る。吊り具(2)は、底面(14)
側の折返し部(15)の内周側、すなわち、折返し部
(15)に相対して胴部(11)の内側に向けて後退し
た底面(14)の凹没部分の中央に配置され、そして、
薄肉のヒンジ部(21)を介して容器本体(1)の底面
に連続した状態に設けられる。
【0012】ヒンジ部(21)は、通常、胴部(11)
の長径方向に吊り具(2)を傾倒させ得る様に、胴部
(11)の短径に沿って扁平に形成されるが、容器の用
途によっては、胴部(11)の短径方向に吊り具(2)
を傾倒させ得る様に、胴部(11)の長径に沿って扁平
に形成されてもよい。本発明の容器は、底面(14)の
凹没部分にヒンジ部(21)を介して吊り具(2)が設
けられることにより、保管や流通に際し、ヒンジ部(2
1)を屈曲点として吊り具(2)を倒し、底面(14)
の凹没部分に収納することが出来る(図1の底面図参
照)。
【0013】本発明の容器は、二軸延伸ブロー成形法に
よって製造される。具体的には、先ず、図3に示す様な
パリソンとしてのプリフォーム(P)を射出成形によっ
て製造する。プリフォーム(P)は、図示する様に、主
に、上記の容器本体(1)を形成する略有底円筒状の本
体形成部(10)と、当該本体形成部の底部に配置され
た上記の吊り具(2)とから成る。すなわち、本発明に
おいては、吊り具(2)が予め備えられたプリフォーム
(P)を準備する。
【0014】プリフォーム(P)の上端部には、上記の
口部(12)が形成されるが、斯かる口部(12)は、
ブロー成形の際に成形機のホルダーで保持するために利
用される。また、プリフォーム(P)の金型成形におい
ては、吊り具(2)の下端側のスプルー部(22)に相
当するゲートを通じてプリフォーム(P)全体が射出成
形され、そして、スプルー部としてのヒンジ部(21)
に相当するゲートを通じて本体形成部(10)が射出成
形される。上記の射出成形においては、通常、吊り具
(2)、口部(12)を分割型によって形成する。
【0015】次いで、射出成形によって得られたプリフ
ォーム(P)の口部(12)を除く本体形成部(10)
をブロー成形する。二軸延伸ブロー成形法としては、ホ
ットパリソン法による二軸延伸成形法、コールドパリソ
ン法による二軸延伸成形法が挙げられるが、何れの成形
法でも成形可能である。
【0016】ホットパリソン法による二軸延伸成形法に
おいては、口部(12)以外の本体形成部(10)を加
熱温調して軟化させる。斯かる操作は、材料としてポリ
プロピレンを使用する場合は予備ブローによって温度調
整を実施し、ポリエチレンを使用する場合は加熱ポット
によって温度調整を実施する。また、低密度ポリエチレ
ンを主体とした材料を使用する場合は、上記の温度調整
を省略することも出来る。なお、プリフォーム(P)の
温度調整にあたり、上記スプルー部(22)は切除して
おくのが好ましい。
【0017】また、コールドパリソン法による二軸延伸
成形法においては、予め上記スプルー部(22)を切除
したプリフォーム(P)をコールドパリソン二軸延伸成
形機に装填して定法に従って成形する。なお、プリフォ
ーム(P)の予備加熱においては、ホルダーによって上
記の口部(12)を把持することによりプリフォーム
(P)を支持し、プリフォームコンベヤによって成形機
方向へ搬送しつつ加熱するが、吊り具(2)の移動経路
を断熱材で覆うことにより、吊り具(2)の昇温、変形
を防止することが出来る。
【0018】上記の何れの方法を採用した場合も、ブロ
ー成形においては、吊り具(2)が通過可能な隙間を有
する半型締め状態のブロー金型にプリフォーム(P)を
装填し、迅速に型閉した後、直ちにプリフォーム(P)
を延伸すると共に、高圧の空気を吹き込むことにより容
器本体(1)を成形する。
【0019】上記の様にして得られる本発明の容器にお
いて、吊り具(2)がパリソンに予め具備されて容器本
体(1)の底面に一体形成された構造は、従来の容器の
様に、吊り具(2)の装着工程を必要とすることなく、
ブロー成形のみによる製造を可能にする。換言すれば、
本発明の容器は、吊り具(2)が予め具備されたパリソ
ンを使用して一体形成されているため、製造工程を簡素
化でき、より一層効率的に製造することが出来る。従っ
て、本発明によれば、製造コストを一層低減することが
出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の吊り具付き容器によれば、吊り
具が予め具備されたパリソンを使用して一体形成されて
いるため、製造工程を簡素化でき、より一層効率的に製
造することが出来、その結果、製造コストを一層低減す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吊り具付き容器の形状を示す側面
図および底面図
【図2】本発明に係る吊り具付き容器の形状を示す一部
破断の正面図および上面図
【図3】パリソンとしてのプリフォームの形状を示す一
部破断の側面図
【符号の説明】
1 :容器本体 10:本体形成部 11:胴部 12:口部 13:平面部 14:底面 2 :吊り具 21:ヒンジ部 P :プリフォーム(パリソン)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 B29L 22:00 B29L 22:00 A61J 1/00 390J Fターム(参考) 3E033 AA01 BA14 BA15 BA16 BA18 DA02 DB03 DE02 FA03 GA02 3E062 AA09 AB01 AC02 GA10 GB01 GC01 KA04 KB17 4F208 AA07K AA11 AA24 AG07 AG23 AG29 AH63 LA02 LA04 LB01 LG15 LG28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体とリング状の吊り具とから成る
    樹脂製の吊り具付き容器であって、前記容器本体は、パ
    リソンのブロー成形によって形成され、前記吊り具は、
    前記パリソンに予め具備されて前記容器本体のブロー成
    形により前記容器本体の底面に一体形成されていること
    を特徴とする吊り具付き容器。
  2. 【請求項2】 プロピレンの単独重合体とプロピレンを
    主体とするオレフィンの共重合体とを含有する樹脂組成
    物から構成されている請求項1に記載の吊り具付き容
    器。
  3. 【請求項3】 低密度ポリエチレンとオレフィン共重合
    体とを含有する樹脂組成物から構成されている請求項1
    に記載の吊り具付き容器。
  4. 【請求項4】 ポリエチレンテレフタレート樹脂から構
    成されている請求項1に記載の吊り具付き容器。
JP2001171056A 2001-06-06 2001-06-06 吊り具付き容器 Withdrawn JP2002362574A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153180A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd プリフォーム及び延出部付き容器の製造方法
CN100427288C (zh) * 2003-12-26 2008-10-22 株式会社青木固研究所 用于底面具有悬挂件的预制件的注射模、预制件和容器
CN108852828A (zh) * 2016-03-14 2018-11-23 石家庄四药有限公司 一种输液瓶(袋)一体化吊环及其制造方法

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Effective date: 20080902