JP2002361902A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式画像形成装置

Info

Publication number
JP2002361902A
JP2002361902A JP2001169015A JP2001169015A JP2002361902A JP 2002361902 A JP2002361902 A JP 2002361902A JP 2001169015 A JP2001169015 A JP 2001169015A JP 2001169015 A JP2001169015 A JP 2001169015A JP 2002361902 A JP2002361902 A JP 2002361902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink mist
ink
mist
image forming
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001169015A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kunii
博之 国井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001169015A priority Critical patent/JP2002361902A/ja
Publication of JP2002361902A publication Critical patent/JP2002361902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクミストの飛散を確実に抑制して記録媒体
の汚れを防止するインクジェット方式画像形成装置を提
供する。 【解決手段】キャリッジ20が矢印B方向に移動してい
るときは、弁56を垂直にしてインクミスト搬送路52
を塞ぐと共に、弁66を水平にしてインクミスト搬送路
62を開く。これにより、ファン70はインクミスト吸
引口60だけから空気と共にインクミストを吸引する。
この逆に、キャリッジ20が矢印C方向に移動している
ときは、弁56を水平にしてインクミスト搬送路52を
開くと共に、弁66を垂直にしてインクミスト搬送路6
2を閉じる。これにより、ファン70はインクミスト吸
引口50だけから空気と共にインクミストを吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドに形成
されたインク吐出口から記録媒体にインクを吐出して画
像を形成するインクジェット方式画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成装
置が知られている。このインクジェット方式画像形成装
置は、通常、インクが吐出するインク吐出口が形成され
た印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して主走査方向
に往復動するキャリッジと、この主走査方向に直交する
方向(副走査方向であり記録媒体搬送方向)に記録媒体
を搬送する記録媒体搬送機構とを備えている。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、記録媒体搬
送機構で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを主走査方向に往復動させながら、画像情報を担持し
た画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出
し、記録紙のうち、インク吐出口に向き合う画像形成領
域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。その
後、紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、
キャリッジを主走査方向に往復動させながら、画像信号
に基づいてインク吐出口からインクを吐出し、記録紙の
うち、画像形成領域に新たに位置する部分に画像を形成
する。このような動作を繰り返すことによって記録紙に
画像を形成する。
【0004】上記したインク吐出口から吐出されたイン
クは記録媒体に吸収され、これによりこの記録媒体に画
像が形成される。しかし、インク吐出口から吐出された
インクの一部は記録媒体に吸収されずに微小インク液滴
となってインク吐出口の周囲に漂って飛散する。この飛
散したインクはインクミストと呼ばれる。このインクミ
ストは記録媒体の搬送路や記録媒体搬送機構に付着して
これらを汚したりこれらの動作不良の原因になったりす
る。
【0005】そこでインクミストを吸引してその飛散を
抑制するための部材を印字ヘッドやキャリッジに設ける
技術が提案されている(特開平1−209147号公
報、特開平7−25007号公報、特開2000−25
5083号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術で
は、インクミストを吸引するインクミスト吸引口がイン
ク吐出口の近傍に形成されてはいるものの、インクミス
トのあまり無い領域からも吸引することがあるので吸引
力が弱まり、インクミスト吸引口から効率良くインクが
吸引されないこともある。従って、インクミストの飛散
を確実に抑制できないという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、インクミスト
の飛散を確実に抑制して画像形成装置内や記録媒体の汚
れを防止するインクジェット方式画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクジェット方式画像形成装置は、インク
を吐出するインク吐出口が形成された印字ヘッドを搭載
したキャリッジが所定の主走査方向に走査しながら前記
インク吐出口から記録媒体にインクを吐出して画像を形
成するインクジェット方式画像形成装置において、
(1)前記キャリッジのうち前記インク吐出口の近傍部
分に形成された、前記インク吐出口から吐出されたイン
クのインクミストを吸引するための複数のインクミスト
吸引口と、(2)これら複数のインクミスト吸引口がそ
れぞれその一端部に形成されて該インクミスト吸引口か
ら吸引されたインクミストが搬送される、前記キャリッ
ジに形成された複数のインクミスト搬送路と、(3)該
インクミスト搬送路のうち前記一端部とは反対側の他端
部に配置された、前記インクミスト吸引口からインクミ
ストを吸引するインクミスト吸引手段と、(4)前記複
数のインクミスト吸引口を選択的に開閉する開閉手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、インクジェット方式画像形成装置
は、(5)前記インクミスト搬送路のうち、前記インク
ミスト吸引口と前記インクミスト吸引手段との間の部分
に、インクミストを回収するインクミスト回収手段を有
するものであってもよい。
【0010】また、(6)前記複数のインクミスト吸引
口は、前記インク吐出口を挟んで前記所定の主走査方向
の両側に形成されたものであり、(7)前記開閉手段
は、これら両側に形成されたインクミスト吸引口のいず
れか一方の側のインクミスト吸引口が選択的に開くよう
にこれらを選択的に開閉するものであってもよい。
【0011】さらに、インクジェット方式画像形成装置
は、(8)前記キャリッジが走査する方向に応じて前記
開閉手段を切り替えて複数のインクミスト吸引口を選択
的に開閉させる切替手段を備えたものであってもよい。
【0012】さらにまた、(9)前記インクミスト吸引
手段は、前記吸引口から空気と共にインクミストを吸引
するファンであってもよい。
【0013】さらにまた、(10)前記インクミスト回
収手段は、前記インクミスト搬送路に取り付けられてイ
ンクミストを吸収する多孔質フィルタからなるものであ
ってもよい。
【0014】さらにまた、(11)前記インクミスト回
収手段は、前記インクミスト搬送路の内壁面からこのイ
ンクミスト搬送路の内部に突出した複数の突出部材から
なるものであってもよい。
【0015】さらにまた、(12)前記インクミスト回
収手段は、前記インクミスト搬送路から自在に着脱して
交換できるものであってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明のインクジ
ェット方式画像形成装置の実施形態を説明する。
【0017】図1を参照して、本発明のインクジェット
方式画像形成装置の一例であるプロッタを説明する。
【0018】図1は、本発明のインクジェット方式画像
形成装置の一例であるプロッタの概略構成を示す斜視図
である。
【0019】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14と平行に走査
レール(ガイドレール)16が掛け渡されている。この
走査レール16には、モータ(図示せず)とベルト18
によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交する方向)
に往復動するキャリッジ20がスライド軸受(図示せ
ず)を介して取り付けられている。
【0020】キャリッジ20には、インクを吐出するイ
ンク吐出口(ノズルの出口であり、図示せず)が形成さ
れた4つの印字ヘッド22K(ブラック),22C(シ
アン),22M(マゼンタ),22Y(イエロー)が搭
載されている。インク吐出口の前方は、画像が形成され
る画像形成領域23である。記録紙12のうち画像形成
領域23に位置する部分にインク吐出口からインクが吐
出され、これにより、この部分に画像が形成される。
【0021】キャリッジ20の移動可能な範囲の片側で
あって、画像形成領域23から離れた位置には、ノズル
からインクを強制的に吸引し、各印字ヘッド22K,2
2C,22M,22Yに形成されたインク供給経路やノ
ズルなどをクリーニングして印字ヘッド22のインク吐
出状態を初期の吐出状態にする回復装置30が配置され
ている。
【0022】回復装置30は、4つの印字ヘッド22
K,22C,22M,22Yの各ノズルの出口それぞれ
を着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K,32
C,32M,32Yを備えている。各キャップ32K,
32C,32M,32Yにはチューブ(図示せず)の一
端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ
(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32
K,32C,32M,32Yはキャップ台32に固定さ
れている。
【0023】ロール紙などの記録紙12に画像を形成す
るに当っては、プラテン14に記録紙12を載置し、プ
ラテン14に形成された開口部から外周面の一部を露出
した搬送ローラ24と、記録紙12の両端部を上方から
押えるピンチローラ26とによって記録紙12を挟持し
ながら、搬送モータ(図示せず)によって搬送ローラ2
4を回転させて記録紙12を矢印A方向に搬送する。
【0024】記録紙12の上方でキャリッジ20を矢印
B,C方向に往復動させ、ヘッド制御部(図示せず)か
ら各印字ヘッド22K,22C,22M,22Yに送信
された画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐
出して、記録紙12のうち画像形成領域23に位置する
部分に画像を形成する。画像形成動作中、インク吐出口
などをクリーニングするために、インク吐出口からイン
クを吸引することが必要な状態になったときは、キャリ
ッジ20を回復装置30の上方に移動させる。画像を形
成し終ると、キャリッジ20に搭載されたカッタ(図示
せず)を所定位置まで飛び出させて記録紙12を所定サ
イズに裁断する。
【0025】インク吐出口から吐出されたインクの一部
はインクミストとなって飛散する。キャリッジ20に
は、このインクミストを吸引して回収するインクミスト
回収ユニット40が形成されている。図2を参照して、
このインクミスト回収ユニット40について説明する。
図2は、キャリッジに形成されたインクミスト回収ユニ
ットを示す模式図である。この図では、図1に示された
構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されてい
る。
【0026】インクミスト回収ユニット40は、キャリ
ッジ20を囲むようにこのキャリッジ20に形成されて
いる。インクミスト回収ユニット40には、インクミス
トを吸収する2つのインクミスト吸引口50,60が形
成されている。これら2つのインクミスト吸引口50,
60は、印字ヘッド22K,22C,22M,22Yを
挟んで(インク吐出口を挟んで)、主走査方向(矢印
B,C方向)の両側に形成されている。インクミスト回
収ユニット40のうち矢印B方向下流側部分にはインク
ミスト吸引口50が形成されており、矢印C方向の下流
側部分にはインクミスト吸引口60が形成されている。
また、これら2つのインクミスト吸引口50,60はイ
ンク吐出口の近傍であってこれとほぼ同一平面上に位置
している。
【0027】インクミスト吸引口50から上方に向け
て、このインクミスト吸引口50から吸引されたインク
ミストが搬送される(通過する)インクミスト搬送路5
2が形成されている。このインクミスト搬送路52はキ
ャリッジ20の側壁に沿って上に向かい、キャリッジ2
0の上壁に到達してからは折れ曲がってこの上壁の中央
部にまで延びている。従って、インクミスト搬送路52
は、キャリッジ20にL字状に形成されていることとな
る。
【0028】また、インクミスト搬送路52の対向する
内壁面からは、その内部に向けて複数の板状部材54
(本発明にいう突出部材の一例である)が交互に突出し
ている。これら複数の板状部材54によってインクミス
ト搬送路52の内部は迷路状になっており、インクミス
ト搬送路52を搬送されるインクミストは複数の板状部
材54に付着する。複数の板状部材54はインクミスト
搬送路52を塞いでおらず、このため、後述するファン
70による吸引力は低下しない。
【0029】インクミスト吸引口60から上方に向け
て、このインクミスト吸引口60から吸引されたインク
ミストが搬送される(通過する)インクミスト搬送路6
2が形成されている。このインクミスト搬送路62はキ
ャリッジ20の側壁に沿って上に向かい、キャリッジ2
0の上壁に到達してからは折れ曲がってこの上壁の中央
部にまで延びている。従って、インクミスト搬送路62
は、キャリッジ20にL字状に形成されていることとな
る。
【0030】また、インクミスト搬送路62の対向する
内壁面からは、その内部に向けて複数の板状部材64
(本発明にいう突出部材の一例である)が交互に突出し
ている。これら複数の板状部材64によってインクミス
ト搬送路62の内部は迷路状になっており、インクミス
ト搬送路62を搬送されるインクミストは複数の板状部
材64に付着する。複数の板状部材64はインクミスト
搬送路62を塞いでおらず、このため、後述するファン
70による吸引力は低下しない。
【0031】上記した2つのインクミスト搬送路52,
62は、キャリッジ20の上壁の中央部でつながってい
る。このつながった部分には、インクミストを吸引する
ファン70(本発明にいうインクミスト吸引手段の一例
である)が取り付けられている。従って、2つのインク
ミスト搬送路52,62それぞれの一端にはインクミス
ト吸引口50,60が形成されており、他端にはファン
70が配置されている。
【0032】インクミスト搬送路52のうちファン70
の近傍部分には、インクミスト搬送路52とファン70
とを遮断する弁56(本発明にいう開閉手段の一例であ
る)が配置されている。この弁56は、インクミスト搬
送路52の外部に配置されたギア(本発明にいう切替手
段の一例であり、図示せず)に接続されている。このギ
アによって弁56が水平になったとき(図2の実線で示
す位置のとき)にはインクミスト搬送路52とファン7
0がつながる。一方、このギアによって弁56が垂直に
なったとき(図2の破線で示す位置のとき)にはインク
ミスト搬送路52とファン70が遮断される。
【0033】インクミスト搬送路62のうちファン70
の近傍部分には、インクミスト搬送路62とファン70
とを遮断する弁66(本発明にいう開閉手段の一例であ
る)が配置されている。この弁66は、インクミスト搬
送路62の外部に配置されたギア(本発明にいう切替手
段の一例であり、図示せず)に接続されている。このギ
アによって弁66が水平になったとき(図2の破線で示
す位置のとき)にはインクミスト搬送路62とファン7
0がつながる。一方、このギアによって弁66が垂直に
なったとき(図2の実線で示す位置のとき)にはインク
ミスト搬送路62とファン70が遮断される。
【0034】ここで、インクミスト回収ユニット40に
よってインクミストを回収する手順を説明する。ここで
は、キャリッジ20が矢印B,C方向のいずれの方向に
移動中にもインク吐出口からインクが突出されて画像が
形成される双方向印字が行われるとする。
【0035】キャリッジ20が矢印B方向に移動してい
るときにインク吐出口から吐出されたインクは、インク
吐出口よりも矢印B方向の上流側でインクミストを発生
する。従って、キャリッジ20が矢印B方向に移動して
いるときは、弁56を垂直にしてインクミスト搬送路5
2を塞ぐと共に、弁66を水平にしてインクミスト搬送
路62を開く(ファン70とつなげる)。これにより、
ファン70はインクミスト吸引口60だけから空気と共
にインクミストを吸引する。従って、ファン70による
吸引力は、2つの吸引口50,60から同時に吸引する
ときよりも強く、発生したインクミストは速やかに吸引
されることとなる。
【0036】上記とは逆に、キャリッジ20が矢印C方
向に移動しているときは、弁56を水平にしてインクミ
スト搬送路52を開く(ファン70とつなげる)と共
に、弁66を垂直にしてインクミスト搬送路62を閉じ
る。これにより、ファン70はインクミスト吸引口50
だけから空気と共にインクミストを吸引する。従って、
ファン70による吸引力は、2つの吸引口50,60か
ら同時に吸引するときよりも強く、発生したインクミス
トは速やかに吸引されることとなる。このように2つの
弁56,66を選択的に水平に位置させることにより2
つのインクミスト吸引口50,60が選択的に開閉さ
れ、これにより、インクミストの飛散を効率良く抑制で
きる。
【0037】図3を参照して、インクミスト回収ユニッ
トの他の例を説明する。図3は、キャリッジに形成され
たインクミスト回収ユニットの他の例を示す模式図であ
る。この図では、図2に示された構成要素と同一の構成
要素には同一の符号が付されている。
【0038】インクミスト回収ユニット80の特徴は、
複数の板状部材54,64に代えて、インクミストを吸
収する多孔質フィルタ82を使用した点にある。インク
ミスト吸引口50,60から吸引されたインクミストは
多孔質フィルタ82に吸収されるので、インクミストが
垂れ落ちることが防止される。
【0039】また、多孔質フィルタ82は、自在に着脱
して交換できるようになっている。従って、この多孔質
フィルタ82が多量のインクミストを吸収したときは、
インクミストを吸収していない多孔質フィルタ82に取
り替えることによりインクミストをいっそう効率良く回
収できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット方式画像形成装置によれば、複数のインクミスト吸
引口のうち、インクミストが発生し易い方のインクミス
ト吸引口だけを開いておき、他のインクミスト吸引口を
閉じておくことにより吸引力を向上できる。従って、発
生したインクミストがインクミスト吸引口から速やかに
吸引されることとなるので、インクミストの飛散を確実
に抑制できる。この結果、記録媒体がインクミストで汚
れることを防止できる。また、記録媒体を搬送する搬送
機構がインクミストで汚れることも防止でき、この搬送
機構の動作不良を防止できる。このため、インクミスト
に起因する画像品位の低下を防止できる。
【0041】ここで、前記インクミスト搬送路のうち、
前記インクミスト吸引口と前記インクミスト吸引手段と
の間の部分に、インクミストを回収するインクミスト回
収手段を有する場合は、インクミスト回収手段がインク
ミストを回収するので、インクミスト搬送路やインクミ
スト吸引手段がインクミストで汚れにくく、インクミス
トをいっそう効率良く吸引できる。
【0042】また、前記複数のインクミスト吸引口は、
前記インク吐出口を挟んで前記所定の主走査方向の両側
に形成されたものであり、前記開閉手段は、これら両側
に形成されたインクミスト吸引口のいずれか一方の側の
インクミスト吸引口が選択的に開くようにこれらを選択
的に開閉するものである場合は、上記の一方の側に向け
てキャリッジが走査している間は、この一方の側とは反
対の他方の側にインクミストが発生するので、この他方
の側のインクミスト吸引口を開いておき、一方の側のイ
ンクミスト吸引口は閉じておく。このように複数のイン
クミスト吸引口を選択的に開閉することによりインクミ
ストの飛散を効率良く抑制できる。
【0043】さらに、前記キャリッジが走査する方向に
応じて前記開閉手段を切り替えて複数のインクミスト吸
引口を選択的に開閉させる切替手段をインクジェット方
式画像形成装置が備えた場合は、切替手段によって複数
のインクミスト吸引口が選択的に開閉するのでこれらを
いっそう確実に開閉でき、インクミストの飛散をいっそ
う確実に抑制できる。
【0044】さらにまた、前記インクミスト吸引手段
は、前記吸引口から空気と共にインクミストを吸引する
ファンである場合は、簡易な構成のインクミスト吸引手
段が得られる。
【0045】さらにまた、前記インクミスト回収手段
は、前記インクミスト搬送路に取り付けられてインクミ
ストを吸収する多孔質フィルタからなるものである場合
は、インクミストが垂れ落ちることを防止できると共に
簡易な構成のインクミスト回収手段が得られる。
【0046】さらにまた、前記インクミスト回収手段
は、前記インクミスト搬送路の内壁面からこのインクミ
スト搬送路の内部に突出した複数の突出部材からなるも
のである場合は、複数の突出部材の表面にインクミスト
が付着し、また、インクミスト搬送路が複数の突出部材
で塞がれないので、インクミストを吸引する際の吸引力
を低下させずにインクミストを回収できる。
【0047】さらにまた、前記インクミスト回収手段
は、前記インクミスト搬送路から自在に着脱して交換で
きるものである場合は、インクミスト回収手段を交換す
ることによりインクミストをいっそう効率良く回収でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット方式画像形成装置の一
例であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】キャリッジに形成されたインクミスト回収ユニ
ットを示す模式図である。
【図3】キャリッジに形成されたインクミスト回収ユニ
ットの他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
20 キャリッジ 40,80 インクミスト回収ユニット 50,60 インクミスト吸引口 52,62 インクミスト搬送路 54,64 板状部材 56,66 弁 70 ファン 82 多孔質フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するインク吐出口が形成さ
    れた印字ヘッドを搭載したキャリッジが所定の主走査方
    向に走査しながら前記インク吐出口から記録媒体にイン
    クを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形
    成装置において、 前記キャリッジのうち前記インク吐出口の近傍部分に形
    成された、前記インク吐出口から吐出されたインクのイ
    ンクミストを吸引するための複数のインクミスト吸引口
    と、 これら複数のインクミスト吸引口がそれぞれその一端部
    に形成されて該インクミスト吸引口から吸引されたイン
    クミストが搬送される、前記キャリッジに形成された複
    数のインクミスト搬送路と、 該インクミスト搬送路のうち前記一端部とは反対側の他
    端部に配置された、前記インクミスト吸引口からインク
    ミストを吸引するインクミスト吸引手段と、 前記複数のインクミスト吸引口を選択的に開閉する開閉
    手段とを備えたことを特徴とするインクジェット方式画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記インクミスト搬送路のうち、前記イ
    ンクミスト吸引口と前記インクミスト吸引手段との間の
    部分に、インクミストを回収するインクミスト回収手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット方式画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のインクミスト吸引口は、 前記インク吐出口を挟んで前記所定の主走査方向の両側
    に形成されたものであり、 前記開閉手段は、 これら両側に形成されたインクミスト吸引口のいずれか
    一方の側のインクミスト吸引口が選択的に開くようにこ
    れらを選択的に開閉するものであることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のインクジェット方式画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジが走査する方向に応じて
    前記開閉手段を切り替えて複数のインクミスト吸引口を
    選択的に開閉させる切替手段を備えたことを特徴とする
    請求項1,2,又は3に記載のインクジェット方式画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記インクミスト吸引手段は、 前記吸引口から空気と共にインクミストを吸引するファ
    ンであることを特徴とする請求項1から4までのうちの
    いずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記インクミスト回収手段は、 前記インクミスト搬送路に取り付けられてインクミスト
    を吸収する多孔質フィルタからなるものであることを特
    徴とする請求項2から5までのうちのいずれか一項に記
    載のインクジェット方式画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インクミスト回収手段は、 前記インクミスト搬送路の内壁面からこのインクミスト
    搬送路の内部に突出した複数の突出部材からなるもので
    あることを特徴とする請求項2から5までのうちのいず
    れか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記インクミスト回収手段は、 前記インクミスト搬送路から自在に着脱して交換できる
    ものであることを特徴とする請求項2から7までのうち
    のいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装
    置。
JP2001169015A 2001-06-05 2001-06-05 インクジェット方式画像形成装置 Pending JP2002361902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169015A JP2002361902A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 インクジェット方式画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169015A JP2002361902A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 インクジェット方式画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002361902A true JP2002361902A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19011141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001169015A Pending JP2002361902A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 インクジェット方式画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002361902A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186422A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像記録装置
JP2007509786A (ja) * 2003-11-04 2007-04-19 ヴィデオジェット テクノロジーズ インコーポレイテッド インクジェットプリントヘッドのくずの蓄積を減少させるための方法および装置
JP2008080495A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Seiko Epson Corp 液体吐出装置及びそのメンテナンス方法
JP2008105403A (ja) * 2006-09-27 2008-05-08 Brother Ind Ltd 印刷装置
JP2010143133A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Canon Inc インクジェット記録装置および該装置におけるミスト回収方法
JP2010167573A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010234818A (ja) * 2010-07-30 2010-10-21 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像記録装置
CN104755270A (zh) * 2012-10-30 2015-07-01 惠普发展公司,有限责任合伙企业 墨浮质过滤
JP2016034702A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 キヤノン株式会社 プリント装置
US9304798B2 (en) 2011-06-07 2016-04-05 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Scalable multi-tenant network architecture for virtualized datacenters
JP2016215459A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP2019093604A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 株式会社リコー 液体を吐出する装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007509786A (ja) * 2003-11-04 2007-04-19 ヴィデオジェット テクノロジーズ インコーポレイテッド インクジェットプリントヘッドのくずの蓄積を減少させるための方法および装置
JP4617670B2 (ja) * 2003-12-25 2011-01-26 コニカミノルタエムジー株式会社 画像記録装置
JP2005186422A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像記録装置
JP2008080495A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Seiko Epson Corp 液体吐出装置及びそのメンテナンス方法
JP2008105403A (ja) * 2006-09-27 2008-05-08 Brother Ind Ltd 印刷装置
JP2010143133A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Canon Inc インクジェット記録装置および該装置におけるミスト回収方法
JP2010167573A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010234818A (ja) * 2010-07-30 2010-10-21 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像記録装置
US9304798B2 (en) 2011-06-07 2016-04-05 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Scalable multi-tenant network architecture for virtualized datacenters
CN104755270A (zh) * 2012-10-30 2015-07-01 惠普发展公司,有限责任合伙企业 墨浮质过滤
JP2016034702A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 キヤノン株式会社 プリント装置
JP2016215459A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP2019093604A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 株式会社リコー 液体を吐出する装置
JP7039954B2 (ja) 2017-11-21 2022-03-23 株式会社リコー 液体を吐出する装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4729974B2 (ja) 液滴吐出装置
JP5026155B2 (ja) キャリッジユニット及びインクジェット記録装置
JP2004216651A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2016034702A (ja) プリント装置
JP2004216653A (ja) インクジェット式プリンタ
JP3975956B2 (ja) 画像形成装置
JP2002361902A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP2009039982A (ja) インクジェット記録装置
JP2006088468A (ja) インクジェット記録装置
JP2009285870A (ja) キャリッジユニット及びインクジェット記録装置
JP3928707B2 (ja) 記録媒体の搬送装置及びインクジェット式記録装置
JP3707425B2 (ja) インクジェット式プリンタ
JP6054962B2 (ja) プリントヘッドのノズル表面をクリーニングするための吸引装置
EP1403056B1 (en) Fluid containment system including an ink redirection surface
JP2007216420A (ja) 画像記録装置
JP2000263814A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP2003326739A (ja) 画像形成装置及び印字ヘッド交換方法
JP2008229966A (ja) インクジェット記録装置
JP2010017895A (ja) インクジェット記録装置
CN111204130B (zh) 喷墨打印装置
JP4140819B2 (ja) 画像形成装置
JP2003072111A (ja) インクジェット記録装置
JP4071206B2 (ja) 画像形成装置
JP3772766B2 (ja) 画像記録装置
JP2004284184A (ja) インクジェット記録装置