JP2002361771A - 擬似接着シート及び擬似接着シートの製造方法 - Google Patents

擬似接着シート及び擬似接着シートの製造方法

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JP2002361771A JP2001253046A JP2001253046A JP2002361771A JP 2002361771 A JP2002361771 A JP 2002361771A JP 2001253046 A JP2001253046 A JP 2001253046A JP 2001253046 A JP2001253046 A JP 2001253046A JP 2002361771 A JP2002361771 A JP 2002361771A
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adhesive resin
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Takuji Yoshida
卓司 吉田
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Toppan Label Co Ltd
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【課題】擬似接着シートの製造において溶融加熱工程を
必要とせずに擬似接着して製造できる擬似接着シートを
提供することにあり、擬似接着シートの製造における製
造効率の向上を図り、製造コストを低減することにあ
る。 【解決手段】第1シート11の片面に積層接着した紫外
線硬化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート1
3が剥離可能に擬似接着し、前記第1シート11又は前
記第2シート13のいずれか一方が適宜パターン状に打
ち抜き形成されている擬似接着シートと、その製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品やイベントや
催物などの展示、広告、宣伝、表示用のラベル類や、出
荷発送用など各種用途の伝票類、あるいは玩具用カード
や会員カードなど各種カード類、あるいは書籍、雑誌等
の綴じ込みシート類などに使用する擬似接着シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に擬似接着シートは、少なくとも二
枚のシートを重ね合わせ積層した積層界面において易剥
離可能に擬似的に接着しているものである。
【0003】例えば図8(a)は、基材シート1と粘着
剤層2と合成樹脂フィルム層3(ポリエチレンテレフタ
レートフィルム)とからなるシートと、基材シート4と
粘着剤層5と合成樹脂フィルム層3とは異質の合成樹脂
フィルム層6(ポリエチレンフィルム)とからなるシー
トとを、合成樹脂フィルム層3、6にて重ね合わせ積層
したもので、互いに融点の異なる異質の合成樹脂フィル
ム層3、6は加熱溶融状態で加圧することにより接着し
ており、その接着界面は易剥離可能に擬似的に接着して
いるものであり、図8(b)に示すように基材シート
1、4は合成樹脂フィルム層3、6の接着界面にて容易
に剥離するようになっている。
【0004】また、図9(a)は基材シート1の片面に
塗布した剥離ニス層7を介して、基材シート4の片面に
塗布又はラミネートした合成樹脂層6を積層接着したも
のであり、基材シート1、4は、図9(b)に示すよう
に合成樹脂層6と剥離ニス層7の接着界面にて容易に剥
離するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の擬似
接着シートは、そのシート製造工程において上記のよう
な溶融加熱と加圧工程を必要とするために、その製造に
おける製造効率が悪く、また製造効率の向上を図り難い
欠点があり、溶融加熱と加圧工程とによる多大の製造コ
ストが掛かるといった問題があった。
【0006】本発明の課題は、擬似接着シートの製造に
おいて溶融加熱工程を必要とせずに製造できる擬似接着
シートを提供することにあり、擬似接着シートの製造に
おける製造効率の向上を図り、製造コストを低減するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬
化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート13が
剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似接着
シートである。
【0008】本発明の請求項2に係る発明は、上記請求
項1に係る擬似接着シートにおいて前記第1シート11
が透明乃至不透明シートである擬似接着シートである。
【0009】本発明の請求項3に係る発明は、上記請求
項1又は請求項2に係る擬似接着シートにおいて、前記
擬似接着樹脂層12が透明乃至不透明樹脂層である擬似
接着シートである。
【0010】本発明の請求項4に係る発明は、上記請求
項1乃至請求項3のいずれか1項に係る擬似接着シート
において、前記透明な第2シート13がその表面に隠蔽
性層を備える擬似接着シートである。
【0011】本発明の請求項5に係る発明は、上記請求
項1乃至請求項4のいずれか1項に係る擬似接着シート
において、前記第1シート11と擬似接着樹脂層12と
の層間又は/及び擬似接着樹脂層12と第2シート13
との層間に印刷層15を備える擬似接着シートである。
【0012】本発明の請求項6に係る発明は、上記請求
項1乃至請求項5のいずれか1項に係る擬似接着シート
であって、前記第1シート11又は前記第2シート13
のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成され
ていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0013】本発明の請求項7に係る発明は、上記請求
項6に係る擬似接着シートであって前記第1シート11
又は前記第2シート13のいずれか一方の前記適宜パー
タン状に打ち抜き形成された紫外線硬化型の擬似接着樹
脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無い非擬似接
着領域12aが形成されていることを特徴とする擬似接
着シートである。
【0014】本発明の請求項8に係る発明は、第1シー
ト11の片面に積層接着した紫外線硬化型の第1擬似接
着樹脂層12上に、第2シート13の片面に積層接着し
た紫外線硬化型の第2擬似接着樹脂層14が剥離可能に
擬似接着していることを特徴とする擬似接着シートであ
る。
【0015】本発明の請求項9に係る発明は、上記請求
項8に係る擬似接着シートにおいて前記第1シート11
と第2シート13のいずれか一方又は両方が透明乃至不
透明シートである擬似接着シートである。
【0016】本発明の請求項10に係る発明は、上記請
求項8又は請求項9に係る擬似接着シートにおいて、前
記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14の
いずれか一方又は両方が透明乃至不透明樹脂層である擬
似接着シートである。
【0017】本発明の請求項11に係る発明は、上記請
求項8乃至請求項10のいずれか1項に係る擬似接着シ
ートにおいて、前記第1シート11と第1擬似接着樹脂
層12との層間又は/及び第1擬似接着樹脂層12と第
2擬似接着樹脂層14との層間又は/及び第2擬似接着
樹脂層14と第2シート13との層間に印刷層15を備
える擬似接着シートである。
【0018】本発明の請求項12に係る発明は、上記請
求項8乃至請求項11のいずれか1項に係る擬似接着シ
ートであって、前記第1シート11又は第2シート13
のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成され
ていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0019】本発明の請求項13に係る発明は、上記請
求項12に係る擬似接着シートであって、前記第1シー
ト11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第1
擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無
い非擬似接着領域12aが形成されていることを特徴と
する擬似接着シートである。
【0020】本発明の請求項14に係る発明は、上記請
求項12記載の擬似接着シートであって、前記第2シー
ト13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第2
擬似接着樹脂層14の領域に、擬似接着樹脂層14の無
い非擬似接着領域14aが形成されていることを特徴と
する擬似接着シートである。
【0021】本発明の請求項15に係る発明は、第1シ
ート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給
するシート供給工程と、供給される第1シート11の片
面に塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗
布して擬似接着樹脂層12を形成する擬似接着樹脂層形
成工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状の透明
な第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供
給される第2シート13を第1シート11の擬似接着樹
脂層12が形成された面にロールラミネート手段28に
て重ね合わせラミネートするフイルムラミネート工程
と、ラミネートされた第1シート11と第2シート13
との層間にある前記擬似接着樹脂層12を紫外線照射手
段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化
工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか
一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形
成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする
擬似接着シートの製造方法である。
【0022】本発明の請求項16に係る発明は、上記請
求項15に係る擬似接着シートにおいて、前記シート供
給手段21と塗布手段26との間に印刷手段23を配置
して供給される第1シート11の片面若しくは両面に印
刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0023】本発明の請求項17に係る発明は、上記請
求項15又は請求項16に係る擬似接着シートの製造方
法において、前記紫外線照射手段31と打抜手段34と
の間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面
に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0024】本発明の請求項18に係る発明は、上記請
求項15乃至請求項17のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記第1シート11に透明
乃至不透明シートを用いる擬似接着シートの製造方法で
ある。
【0025】本発明の請求項19に係る発明は、上記請
求項15乃至請求項18のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記擬似接着樹脂層12に
透明乃至不透明樹脂層を用いる擬似接着シートの製造方
法である。
【0026】本発明の請求項20に係る発明は、上記請
求項15乃至請求項19のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記打抜手段34にて第1
シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が適
宜パータン状に打ち抜き形成される擬似接着シートの製
造方法である。
【0027】本発明の請求項21に係る発明は、上記請
求項20に係る擬似接着シートの製造方法であって、前
記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一
方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当
部に、前記擬似接着樹脂層形成工程の塗布手段26にて
紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して擬
似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aを形成す
ることを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0028】本発明の請求項22に係る発明は、第1シ
ート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給
する第1シート供給工程と、供給される第1シート11
の片面に第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着
樹脂を塗布して第1擬似接着樹脂層12を形成する第1
擬似接着樹脂層形成工程と、該第1擬似接着樹脂層12
を紫外線照射手段27にて半硬化させる第1擬似接着樹
脂半硬化工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状
の第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供
給される第2シート13の片面に第2塗布手段37にて
紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第2擬似接着樹
脂層14を形成する第2擬似接着樹脂層形成工程と、該
第2擬似接着樹脂層14を紫外線照射手段38にて半硬
化させる第2擬似接着樹脂半硬化工程と、前記第1シー
ト11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラ
ミネート手段28にて前記第2シート13の擬似接着樹
脂層14が形成された面を重ね合わせラミネートするラ
ミネート工程と、ラミネートされた第1シート11と第
2シート13との層間にある半硬化状態の前記擬似接着
樹脂層12、14を紫外線照射手段31にて紫外線照射
して硬化させる擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート1
1又は第2シート13のいずれか一方面を打抜手段34
にて所定パターン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程と
により製造することを特徴とする擬似接着シートの製造
方法である。
【0029】本発明の請求項23に係る発明は、上記請
求項22に係る擬似接着シートの製造方法において、前
記第1シート供給手段21と第1塗布手段26との間に
印刷手段23を配置して、供給される第1シート11の
片面若しくは両面に印刷層15を施す擬似接着シートの
製造方法である。
【0030】本発明の請求項24に係る発明は、上記請
求項22又は請求項23記載の擬似接着シートの製造方
法において、前記紫外線照射手段31と打抜手段34と
の間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面
に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0031】本発明の請求項25に係る発明は、上記請
求項22乃至請求項24のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記第1シート11と第2
シート13のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明シ
ートを用いる擬似接着シートの製造方法である。
【0032】本発明の請求項26に係る発明は、上記請
求項22乃至請求項25のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記第1擬似接着樹脂層1
2と第2擬似接着樹脂層15のいずれか一方又は両方に
透明乃至不透明な擬似接着樹脂層を用いる擬似接着シー
トの製造方法である。
【0033】本発明の請求項27に係る発明は、上記請
求項22乃至請求項26のいずれか1項に係る擬似接着
シートの製造方法において、前記打抜手段34にて第1
シート11又は第2シート13のいずれか一方が適宜パ
ータン状に打ち抜き形成される擬似接着シートの製造方
法である。
【0034】本発明の請求項28に係る発明は、上記請
求項27に係る擬似接着シートの製造方法であって、前
記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成
される領域相当部に、前記第1擬似接着樹脂層形成工程
の第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を
パターン状に塗布して第1擬似接着樹脂層12と擬似接
着樹脂層の無い非擬似接着領域12aを形成することを
特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0035】本発明の請求項29に係る発明は、上記請
求項27に係る擬似接着シートの製造方法であって、前
記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成
される領域相当部に、前記2擬似接着樹脂層形成工程の
第2塗布手段27にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパ
ターン状に塗布して第2擬似接着樹脂層14と擬似接着
樹脂層の無い非擬似接着領域14aを形成することを特
徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の擬似接着シートの実施の
形態を以下に詳細に説明すれば、図1(a)は、請求項
1〜請求項7に係る本発明の擬似接着シートの一例を示
す側断面図であり、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ
箔製の第1シート11(例えばラベル用基材シート、カ
ード用基材シートなど)の片面に、該基材シート11に
対して又は該基材シート11の片面に塗布したアンカー
層に対して、強い接着力のある紫外線硬化型の擬似接着
樹脂層12が積層され、この擬似接着樹脂層12の表面
には、この擬似接着樹脂層12に対して弱い接着力のあ
る透明な合成樹脂フィルムによる第2シート13が積層
している。
【0037】第1シート11と第2シート13により挟
まれた擬似接着樹脂層12は、第1シート11に対して
は強い接着作用があり、第2シート13に対しては弱い
接着作用がある樹脂材料を使用しており、第1シート1
1と第2シート13により挟まれた状態で紫外線の照射
により硬化させてあるため、第1シート11に対しては
強固な接着状態で積層し、第2シート13に対しては擬
似接着状態(易剥離可能状態)で積層している。そのた
め、図1(b)に示すように上記擬似接着シートの第1
シート11側の擬似接着樹脂層12は第2シート13か
ら容易に剥離でき、例えば第1、第2シート11、13
のいずれか一方のシートを、他方のシートを保護シート
として剥離して使用することができ、剥離した後の第2
シート13と第1シート11側の硬化した擬似接着樹脂
層12との剥離界面は非接着性(ノンタック)表面を呈
して再接着しない。
【0038】上記第1シート11と擬似接着樹脂層12
は、透明、不透明のいずれであってもよく、無色又は適
宜色調に着色された透明乃至半透明又は適宜色調に着色
された不透明であってもよい。また、第2シート13に
は紫外線を充分に透過する合成樹脂フィルム材料が使用
され、例えば透明フィルムが使用される。
【0039】上記第1シート11の片面(表面若しくは
裏面)又は両面には、ラベルやシールあるいはカードな
どに必要な印刷表示としての印刷層15(文字、絵柄、
彩色など)が施されている。また、第2シート13の表
面にも、擬似接着樹脂層12を紫外線照射により硬化さ
せた後においては、必要に応じて適宜に印刷層が施され
ていてもよく、例えば基材シート11の表面に施された
印刷層15を不可視とするような隠蔽性の印刷層(例え
ば、筆記が可能なホワイトインキ層など)が全面若しく
は部分的に施されていてもよい。
【0040】図2(a)は、請求項8〜請求項14に係
る本発明の擬似接着シートの一例を示す側断面図であ
り、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ箔製の第1シー
ト11(例えばラベル用基材シート、カード用基材シー
トなど)の片面に、この第1シート11に対して強い接
着力のある紫外線硬化型の第1擬似接着樹脂層12が積
層している。
【0041】また、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ
箔製の第2シート13(例えばラベル用基材シート、カ
ード用基材シートなど)の片面に、この第2シート13
に対して強い接着力のある紫外線硬化型の第2擬似接着
樹脂層14が積層している。
【0042】そして、上記第1擬似接着樹脂層12の面
と第2擬似接着樹脂層14の面が互いに重ね合わせられ
て積層している。
【0043】第1シート11と第2シート13により挟
まれた第1、第2擬似接着樹脂層12、14は、第1、
第2シート11、13に対しては強い接着作用がある樹
脂材料を使用しているが、第1、第2擬似接着樹脂層1
2、14の積層界面は、第1擬似接着樹脂層12の面と
第1擬似接着樹脂層14の面とを各々紫外線照射により
半硬化状態にした後に重ね合わせ積層して、紫外線照射
により半硬化状態を完全硬化状態にしたものである。
【0044】そのため、上記第1、第2擬似接着樹脂層
12、14は、第1、第2シート11、13に対しては
強固な接着状態で積層し、第1、第2擬似接着樹脂層1
2、14同士の接着界面は擬似接着状態(易剥離可能状
態)で積層している。
【0045】そのため、図2(b)に示すように、上記
擬似接着シートの第1シート11と第2シート13は、
硬化した状態の第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着
樹脂層14との接着界面で容易に剥離でき、例えば第
1、第2シート11、13のいずれか一方のシートを、
他方のシートを保護シートとして剥離して使用すること
ができ、剥離した後の硬化した状態の第1、第2擬似接
着樹脂層12、14の剥離界面は非接着性(ノンタッ
ク)表面を呈して再接着しない。
【0046】上記第1シート11及び第1擬似接着樹脂
層12と、第2シート13及び第2擬似接着樹脂層14
とにおいて、そのいずれか一方のシート及び擬似接着樹
脂層には紫外線を充分に透過する合成樹脂フィルムや擬
似接着樹脂材料が使用され、例えば透明な合成樹脂フィ
ルムや樹脂材料が使用される。また、無色又は適宜色調
に着色された透明であってもよい。また、他方のシート
及び擬似接着樹脂層には無色又は適宜色調に着色された
透明乃至半透明又は不透明な合成樹脂フィルムや樹脂材
料が使用できる。
【0047】図1(a)に示すように上記第1、第2シ
ート11、13のいずれか一方のシートの片面(表面若
しくは裏面)又は両面には、ラベルやシールあるいはカ
ードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(文字、
絵柄、彩色など)が施されている。また第1、第2擬似
接着樹脂層12、14を紫外線照射により半硬化及び完
全硬化させた後における他方のシートの表面にも、必要
に応じて適宜に印刷層15が施されていてもよく、例え
ば第2シート13の外表面には、第1シート11の片面
に施された印刷層15を不可視とするような隠蔽性の印
刷層(例えば、筆記が可能なホワイトインキ層など)が
全面若しくは部分的に施されていてもよい。
【0048】図3は、請求項6に係る本発明の擬似接着
シートSの一例を説明する斜視図であり、図1(a)に
示した上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る
擬似接着シートSの第1シート11又は第2シート13
のいずれか一方のシートが適宜パータン状に打ち抜き形
成されているものであり、例えば、図3に示すように擬
似接着シートSを、その第1シート11側から擬似接着
樹脂層12まで打抜手段(打抜刃)にて打ち抜き加工し
て、1個所乃至複数個所に適宜パターン(例えばカー
ド、ラベル、シール形状)の打抜部16を刻切したもの
である。
【0049】これにより、適宜パターンに擬似接着樹脂
層12まで打ち抜かれた第1シート11を打抜部16に
沿って第2シート13から剥離することにより、基材シ
ート11を基材とし、硬化した擬似接着樹脂層12を表
面保護層とするシート類Lとしてカード、ラベル、シー
ルなどの多くの用途に展開できる。
【0050】また上記擬似接着シートSは、保護フィル
ム13をシート類Lの支持体として1乃至複数枚のシー
ト類Lをその保護フィルム13に剥離可能に接着して、
ダイレクトメールなどとして郵送したりサービス提供し
たりする場合に使用することができる。
【0051】図4は、請求項6に係る本発明の擬似接着
シートSの他の例を説明する斜視図であり、図1(a)
に示した上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係
る擬似接着シートSにおいて、第2シート13が擬似接
着樹脂層12を介して基材シート11の一部領域に擬似
接着している擬似接着シートSの基材シート11側から
第2シート13の手前まで打抜手段(打抜刃)にて打ち
抜き加工して、適宜パターン(例えばカード、ラベル、
シール形状のシート類L)の打抜部16を刻切したもの
である。なお上記擬似接着シートSも同様に、保護フィ
ルム13をシート類Lの支持体として1乃至複数枚のシ
ート類Lをその保護フィルム13に剥離可能に接着し
て、ダイレクトメールなどとして郵送したりサービス提
供したりする場合に使用することができる。
【0052】図5(a)は、請求項7に係る本発明の擬
似接着シートSの斜視図であり、図3又は図4に示す上
記請求項6に係る本発明の擬似接着シートSにおける基
材シート11として、その表面又は表裏両面に、鉛筆、
シャープペンシル、ボールペン、万年筆、フェルトペン
など筆記用具による良好な筆記適性のある又は筆記適性
を付与した基材シート11を使用したものである。
【0053】その基材シート11の片面に塗工積層した
紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12のうち、型抜き形成
されるシート類Lの片面の擬似接着樹脂層12の一部領
域には、図5(b)〜(c)の裏面図に示すように、シ
ート類L片面に擬似接着樹脂が塗工されていない非擬似
接着領域12aが設けられている。
【0054】シート類L片面の上記非擬似接着領域12
a内に露呈する前記筆記適性のある基材シート11面
は、硬化滑性化した擬似接着樹脂層12面よりも、鉛
筆、シャープペンシル、ボールペン、万年筆などによる
良好な筆記適性があり、上記非擬似接着領域12aは筆
記用欄17として使用される。
【0055】次に請求項15〜請求項21に係る本発明
の擬似接着シートの製造方法の実施の形態を以下に詳細
に説明すれば、図6は、その製造方法の一例を示す概要
側面図である。
【0056】図6に示すように製造方法の一例として、
第1シート供給工程では、第1シート供給手段21(ロ
ールシート巻き出し部)にて、ウエブ状の第1シート1
1をガイド22に導入して供給する。
【0057】次に擬似接着樹脂層形成工程では、供給さ
れる前記第1シート11の片面に塗布手段26(圧胴2
6a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂
を塗布して擬似接着樹脂層12を形成する。
【0058】続いて第2シート供給工程では、第2シー
ト供給手段29(ロールフィルム巻き出し部)にて、透
明な第2シート13をガイド30に導入して供給する。
【0059】フイルムラミネート工程では、供給される
透明な第2シート13を、前記第1シート11の擬似接
着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段2
8にて重ね合わせラミネートする。
【0060】次に擬似接着樹脂硬化工程では、ラミネー
トされた第1シート11と透明な第2シート13との層
間にある前記擬似接着樹脂層12を、紫外線照射手段3
1にて紫外線照射して完全硬化させて、本発明の擬似接
着シートS(図1(a)参照)が製造される。
【0061】続いて、打ち抜き工程では、製造された擬
似接着シートの第1シート11又は第2シート13のい
ずれか一方面の所定位置を、打抜手段34(ロータリ
式:打抜刃胴34a、圧胴34b、又は圧胴34a、打
抜刃胴34b)にて所定パターン状に打ち抜き、打抜部
16を形成することにより、図3に示すような擬似接着
シートSの所定位置に剥離可能なシート類Lが形成され
る。なお、打抜手段34により所定パターン状に打ち抜
き形成される前記シート類Lの下層の擬似接着樹脂層1
2の領域には、前記第1シート11の片面に塗布手段2
6(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬
似接着樹脂をパターン状に塗布することにより擬似接着
樹脂が塗布されない非擬似接着領域12a(図5(b)
〜(c)参照)を形成するようにしていもよい。
【0062】本発明の擬似接着シートS(図1(a)参
照)の上記製造方法においては、必要に応じて前記シー
ト供給手段21と塗布手段26との間に印刷手段23
(圧胴23a、版胴23b、及び必要に応じて紫外線硬
化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段25)を配置し
て、供給される第1シート11の片面若しくは両面に、
印刷層15を施すことができる。
【0063】また上記製造方法においては、必要に応じ
て前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷
手段32(圧胴32a、版胴32b、及び必要に応じて
紫外線硬化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段33)を
配置して、透明な第2シート13の表面に全面若しくは
部分的に印刷層15を施すことができる。そして、その
第2シート13の表面の印刷層15は、例えばラベルや
シールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印
刷層15(文字、絵柄、彩色など)、あるいは透明な第
2シート13を透して見える第1シート11側の印刷層
15を隠蔽するための隠蔽性印刷層15であってもよ
い。
【0064】上記製造方法においては、前記第1シート
11の材料として透明乃至不透明シートを用いることが
でき、また前記擬似接着樹脂層12の材料として透明乃
至不透明樹脂層を用いることができる。
【0065】次に請求項22〜請求項29に係る本発明
の擬似接着シートの製造方法の実施の形態を以下に詳細
に説明すれば、図7は、その製造方法の一例を示す概要
側面図である。
【0066】図7に示すように製造方法の一例として、
第1シート供給工程では、第1シート供給手段21(ロ
ールシート巻き出し部)にてウエブ状の第1シート11
をガイド22に導入して供給する。
【0067】第1擬似接着樹脂層形成工程では、供給さ
れる第1シート11の片面に、第1塗布手段26(圧胴
26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹
脂を塗布して第1擬似接着樹脂層12を形成する。
【0068】続いて、第1擬似接着樹脂半硬化工程で
は、塗布した前記第1擬似接着樹脂層12を紫外線照射
手段28にて半硬化させる。
【0069】次に第2シート供給工程では、第2シート
供給手段29(ロールシート巻き出し部)にてウエブ状
の第2シート13を供給する。
【0070】続いて、第2擬似接着樹脂層形成工程で
は、供給される第2シート13の片面に第2塗布手段3
7(圧胴37a、塗布胴37b)にて紫外線硬化型の擬
似接着樹脂を塗布して第2擬似接着樹脂層14を形成す
る。
【0071】第2擬似接着樹脂半硬化工程では、塗布し
た第2擬似接着樹脂層14を紫外線照射手段38にて半
硬化させる。
【0072】続いてラミネート工程では、前記第1シー
ト11の半硬化状態の第1擬似接着樹脂層12が形成さ
れた面に、ロールラミネート手段28にて前記第2シー
ト13の半硬化状態の第2擬似接着樹脂層14が形成さ
れた面を重ね合わせ圧着しながらラミネートする。
【0073】擬似接着樹脂硬化工程では、圧着ラミネー
トされている第1シート11と第2シート14との層間
にある半硬化状態の前記擬似接着樹脂層12、14を紫
外線照射手段31にて紫外線照射して、前記樹脂層1
2、14を完全硬化させることにより、その樹脂層1
2、14の重ね合わせ界面が擬似接着して、本発明の擬
似接着シートS(図2(a)参照)が製造される。
【0074】続いて、打ち抜き工程では、製造された擬
似接着シートの第1シート11又は第2シート13のい
ずれか一方面の所定位置を打抜手段34(ロータリ式:
打抜刃胴34a、圧胴34b、又は圧胴34a、打抜刃
胴34b)にて所定パターン状に打ち抜き、打抜部16
を形成することにより、図3に示すような擬似接着シー
トSの所定位置に剥離可能なシート類Lが形成される。
なお、打抜手段34により所定パターン状に打ち抜き形
成される前記シート類Lの下層の第1擬似接着樹脂層1
2の領域には、前記第1シート11の片面に第1塗布手
段26(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型
の擬似接着樹脂をパターン状に塗布することにより擬似
接着樹脂が塗布されない非擬似接着領域12a(図5
(b)〜(c)参照)を形成するようにしていもよい。
【0075】本発明の擬似接着シートS(図2(a)参
照)の上記製造方法においては、前記第1シート供給手
段21と第1塗布手段26との間に、印刷手段23(圧
胴23a、版胴23b、及び必要に応じて紫外線硬化型
印刷インキ乾燥用紫外線照射手段25)を配置して、供
給される第1シート11の片面若しくは両面に、全面若
しくは部分的に、ラベルやシールあるいはカードなどに
必要な印刷表示としての印刷層15(例えば、筆記適
性、印刷適性のあるホワイトインキ層、文字、絵柄、彩
色)などを施すようにしてもよい。
【0076】また上記製造方法においては、前記紫外線
照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32(圧
胴32a、版胴32b、及び必要に応じて紫外線硬化型
印刷インキ乾燥用紫外線照射手段33)を配置して、第
2シート13の表面にも印刷層15を施すことができ、
例えば、ラベルやシールあるいはカードなどに必要な印
刷表示としての印刷層15(例えば文字、絵柄、彩色な
ど)、あるいは第2シート13に透明な合成樹脂フィル
ムを使用して製造する場合には、その第2シート13を
透して見える第1シート11側の印刷層15を隠蔽する
ための隠蔽性印刷層15(例えば筆記適性、印刷適性の
あるホワイトインキ層など)を全面若しくは部分的に設
けることができる。
【0077】また上記製造方法においては、前記第1シ
ート11と第2シート13のいずれか一方又は両方に透
明乃至不透明シートを用いて製造することができ、また
前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14
のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明な擬似接着樹
脂を用いて製造してもよい。
【0078】本発明の上記擬似接着シート及びその製造
方法における第1シート11と第2シート13との間に
積層形成する擬似接着樹脂層12の擬似接着樹脂には、
紫外線照射により硬化乾燥する接着樹脂が使用され、完
全硬化後の擬似接着樹脂層12が、第1シート11と第
2シート13のいずれか一方のシートに対して強力に接
着し、他方のシートに対して易剥離可能に擬似接着する
ように、それぞれ第1シート11、第2シート13のそ
れぞれシート材料、及び擬似接着樹脂層12の紫外線硬
化型接着樹脂を選定するものである。
【0079】また本発明の上記擬似接着シート及びその
製造方法における第1シート11と第2シート13との
間に積層形成する第1、第2擬似接着樹脂層12、14
の擬似接着樹脂には、紫外線照射により硬化乾燥する接
着樹脂が使用され、完全硬化後の第1、第2擬似接着樹
脂層12、14が、それぞれ第1シート11と第2シー
ト13に対して強力に接着し、第1、第2擬似接着樹脂
層12、14の二層間では易剥離可能に擬似接着するよ
うに、それぞれ第1シート11、第2シート13のそれ
ぞれシート材料、及び擬似接着樹脂層12、14の紫外
線硬化型接着樹脂を選定するものである。
【0080】本発明の擬似接着シート及びその製造方法
のように、互いに接着する二層のうちいずれか一方又は
両方の層に紫外線硬化型接着樹脂を使用する場合におい
て、その二層の接着界面における擬似接着性(剥離可能
な接着力)を確保する方法としては、融点や溶解度パラ
メータの異なる異質の材料からなる二層を未硬化時に重
ね合わせて紫外線照射により完全硬化させることにより
易剥離可能に接着する方法、あるいは融点や溶解度パラ
メータの異なる異質の材料からなる二層又は同一乃至類
似する材料からなる二層をそれぞれ紫外線照射により半
硬化させた後に重ね合わせ、さらに紫外線照射により完
全硬化させることにより易剥離可能に接着する方法が採
用できる。
【0081】異質の二層材料としては、例えば一方にア
クリル系樹脂を主体とする第1シート11及び擬似接着
樹脂層12、又は第1シート11及び第1擬似接着樹脂
層12を選択使用した場合は、他方にポリエチレンテレ
フタレート樹脂又はポリオレフィン系樹脂(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン)を主体とする第2シート13、又
は第2シート13及び第2擬似接着樹脂層14を使用す
ることが適当である。
【0082】
【実施例】本発明の擬似接着シート及びその製造におけ
る擬似接着樹脂層の形成に使用する紫外線硬化型の擬似
接着樹脂は、ウレタン変性アクリルオリゴマー、又はウ
レタン樹脂(又はポリエステル樹脂、エポキシ樹脂)な
どのプレポリマーを主体とした樹脂が使用され、例え
ば、その紫外線硬化型の擬似接着樹脂の組成の一例(そ
の1〜その4)を下記に示す。なお本発明においては、
上記擬似接着樹脂の粘度や紫外線による樹脂硬化条件な
どは特に限定されないが、例えば粘度は、約3000c
ps/20℃の透明(又は半透明又は不透明)な液状体
であり、また紫外線硬化条件は、メタルハライドランプ
(照射量310mj/cm2 )による紫外線照射で、
照射時のワークのラインスピード8m/分が好適であ
る。
【0083】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その1> プレポリマー;ウレタン変性アクリルオリゴマー モノマー;アクリル酸エステル 添加剤;光重合開始剤 光重合抑制剤 剥離剤(シリコーン樹脂) 商品名: ベストキュアーハクリOPニスUP2;(株)T&K
TOKA製 バーニッシュ806919M;SICPA社製
【0084】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その2> プレポリマー;ウレタン変性アクリルオリゴマー モノマー;アクリル酸エステル 添加剤;光重合開始剤 光重合抑制剤 商品名: ベストキュアーNo.5LカートンメジウムGW;(株)T
&K TOKA製 ベストキュアー161メジウムS;(株)T&K TO
KA製 UVFIL000メジウム;帝国インキ製造(株)製 TU299FDRSメジウム;東洋インキ製造(株)製
【0085】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その3> プレポリマー;ウレタン樹脂(又はポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂) モノマー;アクリル酸エステル 添加剤;光重合開始剤 光重合抑制剤
【0086】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その4> プレポリマー;ウレタン樹脂(又はポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂) モノマー;アクリル酸エステル 添加剤;光重合開始剤 光重合抑制剤 剥離剤(シリコーン樹脂)
【0087】
【発明の効果】本発明の擬似接着シートは、商品やイベ
ントや催物などの展示、広告、宣伝などのための表示用
のラベル類や、出荷発送用など各種用途の伝票類、ある
いは玩具用カードや会員カードなど各種カード類、ある
いは書籍、雑誌等の綴じ込みシート類などに使用展開で
き、また、その製造方法によれば、シート製造工程にお
いて溶融加熱操作による接着操作を必要とせずに、紫外
線照射と加圧とにより良好な擬似接着シートを製造でき
るため、その製造工程の省力化と製造効率の向上及び製
造コストの低減化が達成でき、比較的に安価に擬似接着
シートを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(b)は本発明の擬似接着シートの一
例を示す側断面図。
【図2】(a)〜(b)は本発明の擬似接着シートの他
の例を示す側断面図。
【図3】本発明の擬似接着シートの使用例を説明する
視図
【図4】本発明の擬似接着シートの他の使用例を説明す
斜視図
【図5】(a)は本発明の擬似接着シートのその他の使
用例を説明する斜視図、(b)はその擬似接着シートの
裏面図、(c)はそのその擬似接着シートから剥離した
シート類の裏面図。
【図6】本発明の擬似接着シートの製造方法の一例を説
明する製造工程図。
【図7】本発明の擬似接着シートの製造方法の他の例を
説明する製造工程図。
【図8】(a)〜(b)は従来の擬似接着シートの側断
面図。
【図9】(a)〜(b)は従来の擬似接着シートの側断
面図。
【符号の説明】
1…基材シート 2…粘着剤層 3…合成樹脂層(PE
T) 4…基材シート 5…粘着剤層 6…合成樹脂層(PE) 7…剥離ニス
層 11…第1シート 12…擬似接着樹脂層(第1擬似接
着樹脂層) 12a…非擬似接着領域 13…第2シート 14…第
2擬似接着樹脂層 15…印刷層 16…打抜部 17…筆記用欄 S…擬似接着シート L…シート類 21…第1シート供給手段 22…ガイドロール 23
…印刷手段 24…ガイドロール 26…第1塗布手段 27…半硬
化用紫外線照射手段 28…ラミネートロール手段 29…第2シート供給手
段 31…紫外線照射手段 32…印刷手段 34…打抜手
段 35…ガイドロール 36…シート巻取手段 37…第2塗布手段 38…半
硬化用紫外線照射手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 11/00 B42D 11/00 E 15/02 501 15/02 501B 501M G09F 3/10 G09F 3/10 A // B29K 105:32 B29K 105:32 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 2C005 WA02 WA15 3E075 AA05 BA83 CA02 DB02 DB16 DD02 DD09 DD33 DE23 GA04 GA05 3E078 BB51 BC10 DD13 4F100 AK01B AK04C AK42A AR00A AR00C AR00D AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C EC182 EH461 EJ303 EJ541 EJ543 GB90 HB31D JB14B JL14 JL14B JN01A JN01C JN02A 4F211 AA04 AA24 AD05 AG01 AG03 TA03 TC05 TD11 TH24 TH27 TN26 TN45 TN60 TQ03 TW23

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1シート11の片面に積層接着した紫外
    線硬化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート1
    3が剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似
    接着シート。
  2. 【請求項2】前記第1シート11が透明乃至不透明シー
    トである請求項1記載の擬似接着シート。
  3. 【請求項3】前記擬似接着樹脂層12が透明乃至不透明
    樹脂層である請求項1又は請求項2記載の擬似接着シー
    ト。
  4. 【請求項4】前記透明な第2シート13がその表面に隠
    蔽性層を備える請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の擬似接着シート。
  5. 【請求項5】前記第1シート11と擬似接着樹脂層12
    との層間又は/及び擬似接着樹脂層12と第2シート1
    3との層間に印刷層15を備える請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項記載の擬似接着シート。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載
    の擬似接着シートであって、前記第1シート11又は前
    記第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に
    打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シー
    ト。
  7. 【請求項7】請求項6記載の擬似接着シートであって、
    前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか
    一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された紫外線
    硬化型の擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層
    12の無い非擬似接着領域12aが形成されていること
    を特徴とする擬似接着シート。
  8. 【請求項8】第1シート11の片面に積層接着した紫外
    線硬化型の第1擬似接着樹脂層12上に、第2シート1
    3の片面に積層接着した紫外線硬化型の第2擬似接着樹
    脂層14が剥離可能に擬似接着していることを特徴とす
    る擬似接着シート。
  9. 【請求項9】前記第1シート11と第2シート13のい
    ずれか一方又は両方が透明乃至不透明シートである請求
    項8記載の擬似接着シート。
  10. 【請求項10】前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似
    接着樹脂層14のいずれか一方又は両方が透明乃至不透
    明樹脂層である請求項8又は請求項9記載の擬似接着シ
    ート。
  11. 【請求項11】前記第1シート11と第1擬似接着樹脂
    層12との層間又は/及び第1擬似接着樹脂層12と第
    2擬似接着樹脂層14との層間又は/及び第2擬似接着
    樹脂層14と第2シート13との層間に印刷層15を備
    える請求項8乃至請求項10のいずれか1項記載の擬似
    接着シート。
  12. 【請求項12】請求項8乃至請求項11のいずれか1項
    記載の擬似接着シートであって、前記第1シート11又
    は第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に
    打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シー
    ト。
  13. 【請求項13】請求項12記載の擬似接着シートであっ
    て、前記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜
    き形成された第1擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接
    着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aが形成されて
    いることを特徴とする擬似接着シート。
  14. 【請求項14】請求項12記載の擬似接着シートであっ
    て、前記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜
    き形成された第2擬似接着樹脂層14の領域に、擬似接
    着樹脂層14の無い非擬似接着領域14aが形成されて
    いることを特徴とする擬似接着シート。
  15. 【請求項15】第1シート供給手段21にてウエブ状の
    第1シート11を供給するシート供給工程と、供給され
    る第1シート11の片面に塗布手段26にて紫外線硬化
    型の擬似接着樹脂を塗布して擬似接着樹脂層12を形成
    する擬似接着樹脂層形成工程と、第2シート供給手段2
    9にてウエブ状の透明な第2シート13を供給する第2
    シート供給工程と、供給される第2シート13を第1シ
    ート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロール
    ラミネート手段28にて重ね合わせラミネートするフイ
    ルムラミネート工程と、ラミネートされた第1シート1
    1と第2シート13との層間にある前記擬似接着樹脂層
    12を紫外線照射手段31にて紫外線照射して硬化させ
    る擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート11又は第2シ
    ート13のいずれか一方面を打抜手段34にて所定パタ
    ーン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程とにより製造す
    ることを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
  16. 【請求項16】前記シート供給手段21と塗布手段26
    との間に印刷手段23を配置して、供給される第1シー
    ト11の片面若しくは両面に印刷層15を施す請求項1
    5記載の擬似接着シートの製造方法。
  17. 【請求項17】前記紫外線照射手段31と打抜手段34
    との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表
    面に印刷層15を施す請求項15又は請求項16記載の
    擬似接着シートの製造方法。
  18. 【請求項18】前記第1シート11に透明乃至不透明シ
    ートを用いる請求項15乃至請求項17のいずれか1項
    記載の擬似接着シートの製造方法。
  19. 【請求項19】前記擬似接着樹脂層12に透明乃至不透
    明樹脂層を用いる請求項15乃至請求項18のいずれか
    1項記載の擬似接着シートの製造方法。
  20. 【請求項20】前記打抜手段34にて第1シート11又
    は前記第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状
    に打ち抜き形成される請求項15乃至請求項19のいず
    れか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
  21. 【請求項21】請求項20記載の擬似接着シートの製造
    方法であって、前記第1シート11又は前記第2シート
    13のいずれか一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形
    成される領域相当部に、前記擬似接着樹脂層形成工程の
    塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパター
    ン状に塗布して擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領
    域12aを形成することを特徴とする擬似接着シートの
    製造方法。
  22. 【請求項22】第1シート供給手段21にてウエブ状の
    第1シート11を供給する第1シート供給工程と、供給
    される第1シート11の片面に第1塗布手段26にて紫
    外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第1擬似接着樹脂
    層12を形成する第1擬似接着樹脂層形成工程と、該第
    1擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段27にて半硬化
    させる第1擬似接着樹脂半硬化工程と、第2シート供給
    手段29にてウエブ状の第2シート13を供給する第2
    シート供給工程と、供給される第2シート13の片面に
    第2塗布手段37にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗
    布して第2擬似接着樹脂層14を形成する第2擬似接着
    樹脂層形成工程と、該第2擬似接着樹脂層14を紫外線
    照射手段38にて半硬化させる第2擬似接着樹脂半硬化
    工程と、前記第1シート11の擬似接着樹脂層12が形
    成された面にロールラミネート手段28にて前記第2シ
    ート13の擬似接着樹脂層14が形成された面を重ね合
    わせラミネートするラミネート工程と、ラミネートされ
    た第1シート11と第2シート13との層間にある半硬
    化状態の前記擬似接着樹脂層12、14を紫外線照射手
    段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化
    工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか
    一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形
    成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする
    擬似接着シートの製造方法。
  23. 【請求項23】前記第1シート供給手段21と第1塗布
    手段26との間に印刷手段23を配置して、供給される
    第1シート11の片面若しくは両面に印刷層15を施す
    請求項22記載の擬似接着シートの製造方法。
  24. 【請求項24】前記紫外線照射手段31と打抜手段34
    との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表
    面に印刷層15を施す請求項22又は請求項23記載の
    擬似接着シートの製造方法。
  25. 【請求項25】前記第1シート11と第2シート13の
    いずれか一方又は両方に透明乃至不透明シートを用いる
    請求項22乃至請求項24のいずれか1項記載の擬似接
    着シートの製造方法。
  26. 【請求項26】前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似
    接着樹脂層15のいずれか一方又は両方に透明乃至不透
    明な擬似接着樹脂層を用いる請求項22乃至請求項25
    のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
  27. 【請求項27】前記打抜手段34にて第1シート11又
    は第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状に打
    ち抜き形成される請求項22乃至請求項26のいずれか
    1項記載の擬似接着シートの製造方法。
  28. 【請求項28】請求項27記載の擬似接着シートの製造
    方法であって、前記第1シート11の前記適宜パータン
    状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記第1擬似接
    着樹脂層形成工程の第1塗布手段26にて紫外線硬化型
    の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第1擬似接着樹
    脂層12と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域12a
    を形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方
    法。
  29. 【請求項29】請求項27記載の擬似接着シートの製造
    方法であって、前記第2シート13の前記適宜パータン
    状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記2擬似接着
    樹脂層形成工程の第2塗布手段27にて紫外線硬化型の
    擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第2擬似接着樹脂
    層14と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域14aを
    形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
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