JP2002361639A - 成形金型の型開方法およびその装置 - Google Patents

成形金型の型開方法およびその装置

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JP2002361639A JP2001178794A JP2001178794A JP2002361639A JP 2002361639 A JP2002361639 A JP 2002361639A JP 2001178794 A JP2001178794 A JP 2001178794A JP 2001178794 A JP2001178794 A JP 2001178794A JP 2002361639 A JP2002361639 A JP 2002361639A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性が高く、構造が簡単で、経済的に効果の
ある成形金型の型開を実現する。 【解決手段】本発明の成形品金型の型開方法およびその
装置は、アンダーカット部1aを有する薄肉の成形品1
の金型装置に関わり、下方に基台4を有し上下方向移動
可能な可動型板6を下げ、この可動型板6に傾斜して相
対的にスライド可能な傾斜ブロック9を水平方向へ移動
させ、傾斜ブロック9上にスライド可能に設けられる差
動傾斜ピン10を前記薄肉の成形品1のアンダーカット
部1aに係合させて内側に弾性変形させる。この状態で
固定型板2を上方へ相対移動で離し、次いで可動型板6
に対する突出板5の相対移動で差動傾斜ピン10を成形
品1のアンダーカット部1aから離して、このアンダー
カット部1aを弾性変形により原形状に復帰させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット部
のある成形金型の型開方法とその装置に関する。更に詳
しくは、バンパーのような可撓性成形品を弾性変形させ
て型開を行う成形金型の型開方法とその金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型装置においては、通常樹脂等
を成形金型のキャビテイ空間に挿入して固化させ、次に
成形金型を開いて成形品を取り出すようになっている。
特に、成形金型を一方向のみに開いても成形品を取り出
せないようなアンダーカット部のある場合は、スライド
コアやアンギュラーピン等を使用しアンダーカット部の
金型を分割し部分的に抜いてから成形品を取り出してい
る。この場合、成型品は固化後金型から取り出すときは
変形させることなく常にキャビテイ状態の形状のままで
あることが前提になっている。
【0003】また、金型も一般的には分割された金型を
組み合わせアンダーカット部の型抜きを行っている。こ
のように一般的には、固体形状の成形品をその形状を維
持したままで型抜きを行うが、可撓性を利用して型抜き
を行うことも知られている。その例として、表皮材を構
成しているシート材を使用している場合で、このシート
材をアンダーカット部のスライドコアに装着して、成形
過程で前記スライドコアを下型から離反するようにスラ
イドさせて、可撓性シート材のアンダーカット部分を上
向きに拡開するように変形させるような例も知られてい
る。(特開平3−169513)また、家庭で使用され
水返しを有するボウル等の成形品の金型においては、水
返し部に相当する樹脂板のアンダーカット部をその弾力
性を利用して取り外す方法も知られている(特開平1−
237107)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の成形方法は、前
者のコア等を分割して取り外す金型については、上下金
型の割線部が生じ、金型を開いて成形品を取り出すと、
どうしても成形品の外側に割線が発生して製品外観上美
観を損ね、意匠上は極めて有害な作りとなっていた。こ
れを解消するため前述のようにコアを分割して型抜きを
行う等種々の方法が行われているが、その方法の1つが
本発明に関わる後者の場合で、金型に可撓性をもたせて
金型を開き製品を取り出す方法である。
【0005】しかし、前述の引例の方法はシート材に樹
脂成形材料を塗布するためのもので、アンダーカット部
分を上向きに拡開するように変形せしめて行うものであ
る。キャビテイ空間に充填されて成形された成形品を弾
性変形させるものでない。また他の例は、アンダーカッ
トのある金型を分割することなく型開する方法のもので
ない。さらに、この可撓性成形品を扱う金型において
は、成形品を取り外す場合に、アンダーカット部を柔ら
かくするため加温等の処置も必要としていた。従ってど
うしても構成が複雑となりコストもかかって経済的には
問題であった。
【0006】本発明は上述のような技術背景のもとにな
されたものであり、下記目的を達成する。本発明の目的
は、生産性の高い成形金型の型開方法とその装置を提供
することにある。本発明の他の目的は、特殊な金型を必
要とせず構造が簡単で経済的な成形金型の型開方法とそ
の装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の手段を採る。本発明の成形金型の型開
方法は、内側に折り曲げ形状のアンダーカット部を有す
る薄肉の成形品を成形する金型装置において、下方に基
台を有し上下方向移動可能な可動型板を下げ、前記可動
型板に傾斜して相対的にスライド可能な傾斜ブロックを
前記可動型板の下方向の動きで水平方向へ移動させる。
そのとき前記傾斜ブロック上にスライド可能に設けられ
る差動傾斜ピンは前記薄肉の成形品のアンダーカット部
に係合されているので、このアンダーカット部を内側に
弾性変形させる。それから前記薄肉の成形品のアンダー
カット部を固定金型から離し、続いて前記可動型板に対
する突出板の相対移動で前記差動傾斜ピンを前記成形品
のアンダーカット部から離し、このアンダーカット部を
弾性変形により原形状に復帰させるようにした成形金型
の型開方法であり、また、下方に基台を有し上下方向移
動可能な可動型板と、前記可動型板に傾斜して相対的に
スライド可能で前記可動型板の下方向の動きで水平方向
へ移動する傾斜ブロックと、前記傾斜ブロック上にスラ
イド可能に設けられ前記成形品のアンダーカット部に端
部を係合させ、このアンダーカット部を弾性変形させて
前記傾斜ブロックの水平動作で内側に寄せる差動傾斜ピ
ンと、前記成形品の上型を構成し前記アンダーカット部
が前記傾斜ブロックの水平動作で内側に寄せられたとき
離脱する固定金型と、前記固定金型が離脱後前記差動傾
斜ピンを前記可動型板と相対移動で前記アンダーカット
部から離脱させる突出板とからなる装置で、内側に成形
品のアンダーカット部を弾性変形により寄せ、固定型板
が離脱した後原形状に復帰させるようにして型開を行う
ことを特徴としている。
【0008】さらに、前記差動ピンの端部は凸部を構成
し前記アンダーカット部の凹部に係合するようにしても
よく、さらに、前記固定金型に前記突出板との相対位置
を保持するカム係合部材を設けてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図は、本発明の成形金型の型開方法およびその装
置を実施した金型の部分断面図である。図1から図4ま
では型開の順序に沿って示した図である。図1は金型が
閉じている状態で、1が成形品である。この成形品1は
薄肉状樹脂、バンパー等のもので内側に折り曲げ形状の
アンダーカット部1aを有している。この成形品1の外
側には分割されない一体の固定型板2の金型を構成して
おり、この固定型板2に成形品1のアンダーカット部1
aに対応してアンダーカット凸部2aを構成している。
【0010】また、内側にはコア3を形成し内側の金型
を構成している。この内側の金型の一部が後述する型開
の装置の一部を構成している。この金型は下方の基台4
上に設けられており、この基台4の上方に突出板5が突
出板(上)5aと突出板(下)5bと2枚重ねで構成さ
れている。この突出板5は可動型板6との相対動作で上
下方向に移動自在である。この突出板5と前記金型即ち
固定型板2およびコア3との間に上下方向移動可能な可
動型板6が設けられている。この可動型板6は、基台4
と一体的に上下方向に移動する。
【0011】この可動型板6の駆動は図示していない
が、油圧シリンダー等によっている。また、成形品1の
内側にはコア3と分離して直上げブロック7が設けられ
ており、この直上げブロック7の下部に直上げブロック
ピン8が取り付けられている。この直上げブロック7
は、コア3と一体に型開出来ない部分を分割して別に型
開させるために設けられた部品である。この直上げブロ
ックピン8の他端は前記突出板5に係合している。従っ
て、直上げブロック7と突出板5とは一体的に動作す
る。
【0012】また、この直上げブロックピン8は可動型
板6に対して相対的にスライド可能に貫通している。一
方、可動型板6の傾斜案内面6aには傾斜ブロック9が
スライド可能に挿入されている。この傾斜した案内部は
上部が内側に傾いており、可動型板6が下方向に移動す
ると傾斜ブロック9が内側方向に(右矢印あ方向)移動
する。この傾斜ブロック9の一端は直上げブロック7に
水平方向スライド可能に係合している。直上げブロック
7にT型のスライド面7aが設けられており、このスラ
イド面7aに傾斜ブロック9が外れることなく係合して
案内される。
【0013】傾斜ブロック9の一部は成形品の内側金型
の一部9aを構成している。他方この傾斜ブロック9の
他端は突出板5に対峙しており、突出板(下)5bに設
けられた案内部5cに係合し水平方向移動自在となって
いる。また、突出板(上)5aには、傾斜ブロック9が
移動可能なように傾斜ブロック9の通過溝5dが設けら
れている。
【0014】傾斜ブロック9には、傾斜面に沿って差動
傾斜ピン10がスライド可能に係合している。このスラ
イドする部分は図5に示すようにT型の案内構成になっ
ていて、差動傾斜ピン10は傾斜ブロック9の案内部9
bで規制され傾斜面上下方向に移動可能である。さらに
差動傾斜ピン10の下部も案内自在な構成になってお
り、突出板(上)5aに設けられた差動ブロック11の
案内部11aに係合している。
【0015】この係合状態も前記同様、図6に示すよう
にT型の案内構成となっていて傾斜ブロックの案内部9
bに対し横切る方向にスライド可能となっている。従っ
て、差動傾斜ピン10は傾斜ブロック9と差動ブロック
11の2つのブロックにより規制を受けて移動すること
になる。
【0016】即ち、傾斜ブロック9があ方向に移動する
と、差動傾斜ピン10は差動ブロック11との相対移動
で下方向にずれながら右あ方向へ傾斜ブロック9ととも
に移動する。一方、差動傾斜ピン10の他端には凸部1
0aが設けられ、成形品1のアンダーカット部1aの凹
部に係合している。また、突出板(上)5aには、カム
ブロック12が凸部を金型の枠面と一致する突出板の側
面より突き出して固定されている。
【0017】一方、固定型板2の側面(枠面)には、カ
ム係合部材13が固定されており、その一部は突出板5
まで延設されて、先端に設けられた凹部13aが突出板
(上)5aに進退自在に挿入されているカムブロック1
2の凸部12aに係合している。この凸部12aと突出
板(上)5aとの間にはバネ12bが設けられ、凸部1
2aを外方へ付勢している。
【0018】図7に示すように、基台4の一端にカムブ
ロック解除部材14が固定されている。このカムブロッ
ク解除部材14の上端は凸部14aを形成しており、カ
ムブロック12はカム係合部材13とカムブロック解除
部材14に跨って幅広の部品として構成されていて、こ
のカムブロック12は基台4の上下方向移動でこの凸部
14aに当接するようになっている。また、このカムブ
ロック解除部材14はカム係合部材13に潜り込むよう
になっている。
【0019】このためこのカム係合部材13は一部に溝
13bが設けられており、カムブロック解除部材14が
入り込めるようになっている。図1で示されたように成
形品1にはアンダーカット部1aがあるため、固定型板
2は図1の状態では固定型板2のアンダーカット凸部2
aが干渉して開くことができず、このアンダーカット部
1aの処置が問題となる。
【0020】従来は図1のイで示すようにアンダーカッ
ト凸部2aに割部を設け、金型を上下に分割するように
構成していた。内側のアンダーカット部1aの金型も分
割してそれぞれ独立して移動できるような構造にし、型
開のときはそれらの金型をそれぞれ退避させる動作をさ
せていた。これは構造を複雑にし駆動源も多く必要と
し、コストが高くなり時間もかかる上、さらに、成型品
の折り曲げ位置に金型の割線が入り、この割線位置にバ
リが生じる等問題点を抱えていた。本発明はこれを解消
し固定金型を分割することなく開くことができる構成に
した。
【0021】次に型開きの構成についてその動作を含め
て図2〜図4をもとに説明する。図2において、基台4
が可動型板6と共に固定型板2から離れ相対的に下方向
へ移動すると、傾斜ブロック9は可動型板6との関係で
傾斜案内面6aに沿って相対移動し、且つ突出板(下)
5bの案内部5cに沿って水平方向図の右矢印あ方向、
即ちアンダーカット部1aから離れる内側方向にスライ
ドする。このとき差動傾斜ピン10も差動ブロック11
の案内部に沿って下方向に移動する。
【0022】これは差動ブロック11の案内面が突出板
(下)5bの案内部5cに対し狭まる角度を有している
ためである。このとき差動傾斜ピン10は成形品1から
若干離れるが、差動傾斜ピン10の凸部10aは成形品
1から外れないようになっている。傾斜ブロック9は成
形品1を差動傾斜ピン10とで挟持した状態で水平方向
に移動し、これにより成形品1のアンダーカット部1a
を弾性変形させ、ロ位置で示すように成形品1のアンダ
ーカット部1aを固定型板2が型開通過可能な位置まで
移動させる。
【0023】これにより固定型板2のアンダーカットを
解消している。また、図8に示すように、基台4が下方
向に移動したときカムブロック解除部材14の凸部14
aが突出板(上)5aに設けられているカムブロック1
2の凸部12aに当接し、カムブロック12をバネ力に
抗して内方へ押し、カム係合部材13とカムブロック1
2との係合を解除する。これにより、突出板5と固定型
板2との相対移動が可能となる。
【0024】次に図3で示すように、前述の状態でさら
に基台4を可動型板6と共に下方向へ固定型板2と相対
移動させると成形品1を固定型板2より離すことができ
る。成形品1のアンダーカット部1aは前述のように弾
性変形で内側に寄せられているので固定型板2にアンダ
ーカット凸部2aがあっても、図2のロ位置で示すよう
に成形品1を固定型板2よりスムースに抜くことができ
る。成形品1のアンダーカット部1aは差動傾斜ピン1
0と傾斜ブロック9との間で挟まれたままである。
【0025】続いて図4で示すように、突出板5を相対
的に可動型板6の方向に突出すようにする。このとき突
出板5が可動型板6に近寄り、傾斜ブロック9と可動型
板6との相対移動で傾斜ブロック9は水平方向に若干ず
れる。これに伴い差動傾斜ピン10も傾斜ブロック9に
連動して水平方向に移動し、同時に差動ブロック11の
傾斜案内部をスライド下方向に傾斜ブロック9に相対し
てずらす。このため成形品1は差動傾斜ピン10の凸部
10aから外れ、外側に弾性変形で開放され原形状に復
帰する。
【0026】また、図示していないが突出板5の突き出
し動作で内側の金型も外れることになり成形品1を取り
出すことができる。前記構成で、型開の際、成型品を固
定型板から離すことで説明したが、逆に固定型板を可動
のものにし、固定型板を上方に移動して離すようにして
もよい。このように本発明は、実施例の記載内容に限定
されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、固定型
板を分割することなくアンダーカットの型開を行うこと
ができるようにしたので、生産性が高く、構造が簡単
で、経済的に効果のある成形金型の型開を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、成形品金型の型開装置の型閉め状態を
示した部分断面図である。
【図2】図2は、成形品金型の型開装置の型開き状態で
成形品のアンダーカット部を弾性変形させ内側に寄せた
ところを示す部分断面図である。
【図3】図3は、成形品金型の型開装置の型開き状態で
成形品を固定型板から離したところを示す部分断面図で
ある。
【図4】図4は、成形品金型の型開装置の型開き状態で
成形品のアンダーカット部を開放し原形状に戻したとこ
ろを示す部分断面図である。
【図5】図5は、図1のA−A断面図である。
【図6】図6は、図1のB−B断面図である。
【図7】図7は、カム解除部材を示す部分図である。
【図8】図8は、カム解除部材がカムブロックに当接し
押し戻すところを示した部分図である。
【符号の説明】
1…成形品 2…固定型板 4…基台 5…突出板 6…可動型板 9…傾斜ブロック 10…差動傾斜ピン 11…差動ブロック 12…カムブロック 13…カム係合部材 14…カム解除部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に折り曲げ形状のアンダーカット部を
    有する薄肉の成形品を成形する金型装置において、 下方に基台を有し上下方向移動可能な可動型板を下げる
    行程と、 前記可動型板に傾斜して相対的にスライド可能な傾斜ブ
    ロックを前記可動型板の下方向の動きで水平方向へ移動
    させる行程と、 前記傾斜ブロック上にスライド可能に設けられる差動傾
    斜ピンを前記薄肉成形品のアンダーカット部に係合させ
    て、このアンダーカット部を内側に弾性変形させる行程
    と、 前記薄肉成形品のアンダーカット部を固定金型から離す
    行程と、 前記可動型板に対する突出板の相対移動で前記差動傾斜
    ピンを前記成形品のアンダーカット部から離して、この
    アンダーカット部を弾性変形により原形状に復帰させる
    行程と、からなる成形金型の型開方法。
  2. 【請求項2】内側に折り曲げ形状のアンダーカット部を
    有する薄肉の成形品を成形する金型装置において、 下方に基台を有し上下方向移動可能な可動型板と、 前記可動型板に傾斜して相対的にスライド可能で前記可
    動型板の下方向の動きで水平方向へ移動する傾斜ブロッ
    クと、 前記傾斜ブロック上にスライド可能に設けられ前記成形
    品のアンダーカット部に端部を係合させ、このアンダー
    カット部を弾性変形させて前記傾斜ブロックの水平動作
    で内側に寄せる差動傾斜ピンと、 前記成形品の上型を構成し前記アンダーカット部が前記
    傾斜ブロックの水平動作で内側に寄せられたとき離脱す
    る固定金型と、 前記固定金型が離脱後前記差動傾斜ピンを前記可動型板
    と相対移動で前記アンダーカット部から離脱させる突出
    板と、 からなり、内側に成形品のアンダーカット部を弾性変形
    で寄せ、固定型板から離脱した後弾性変形により原形状
    に復帰させるようにして型開を行うことを特徴とする成
    形金型の型開装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の成形金型の型開装置にお
    いて、 前記差動ピンの端部は凸部を構成し前記アンダーカット
    部の凹部に係合するようにしたことを特徴とする成形金
    型の型開装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の成形金型の型開装置にお
    いて、 前記固定金型に前記突出板との相対位置を保持するカム
    係合部材を設けたことを特徴とする成形金型の型開装
    置。
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