JP2002359031A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002359031A
JP2002359031A JP2001166944A JP2001166944A JP2002359031A JP 2002359031 A JP2002359031 A JP 2002359031A JP 2001166944 A JP2001166944 A JP 2001166944A JP 2001166944 A JP2001166944 A JP 2001166944A JP 2002359031 A JP2002359031 A JP 2002359031A
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Japan
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slider
connector
fitted
housing
cam groove
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JP2001166944A
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Inventor
Hiroyuki Matsuoka
宏幸 松岡
Keiichi Ito
桂一 伊藤
Masanori Wakui
雅徳 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの嵌合作業を手探りで行う場合で
も、スライダが正規に前進位置に至ったか否かを確認で
きるようにする。 【解決手段】 スライダ40が進退駆動されることによ
り、カム溝44とフォロワピン17との間のカム作用で
両ハウジング10,20が嵌合・離脱される。スライダ
40の連結板42が雌ハウジング20の側面20Aに当
接したところが前進位置であって、連結板42には凹部
70が形成される一方、雌ハウジング20の側面20A
にはその凹部70に嵌まる突部72が形成される。スラ
イダ40の押し込み操作が終わったら、連結板42の凹
部70付近を手で触って見る。前進位置まで押し込まれ
ていれば、突部72が凹部70に嵌まって、その突出面
72Aと連結板42の外面42Aとが面一となっている
感触が得られる。スライダ40が前進位置の手前に留ま
っていれば、凹部70が未だ凹んだ感触となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム機構を介して
嵌合・離脱操作されるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタの一例として、米国特
許第6,113,407号に開示されたようなスライダ
式のコネクタが知られている。このものは、互いに嵌合
される一対のコネクタハウジングのうちの一方に、カム
溝を有するスライダが嵌合方向とは交差する方向の進退
可能に設けられるとともに、他方のコネクタハウジング
にカム溝と係合可能なフォロワピンが設けられ、スライ
ダの進退に伴いフォロワピンがカム溝に沿って変位する
ことにより、両コネクタハウジングが嵌合・離脱される
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のコネ
クタにおいて、特に両コネクタハウジングの嵌合の終盤
ではスライダの押し込みに際して相応の抵抗を受けるた
め、押し込み作業を途中で停止してしまう場合もあり得
る。一方、コネクタの配設箇所によっては、その嵌合作
業を目視できない状態、すなわち手探りの状態で行わね
ばならない場合があり、そのときは、上記のようにスラ
イダが正規の前進位置に押し込まれていなかった場合に
もそれを検知することは難しく、スライダがいわゆる半
挿入状態に留め置かれてしまうおそれがあった。本発明
は上記のような事情に基づいて完成されたものであっ
て、その目的は、コネクタの嵌合作業を手探りで行う場
合でも、スライダが正規に前進位置に至ったか否かを確
認できるようにするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される
一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウ
ジングには、カム溝を有するスライダが嵌合方向とは交
差する方向の進退可能に設けられるとともに、他方のコ
ネクタハウジングには前記カム溝と係合可能なフォロワ
ピンが設けられ、前記スライダの進退に伴い前記フォロ
ワピンが前記カム溝に沿って変位することにより、前記
両コネクタハウジングが嵌合・離脱されるようにしたコ
ネクタにおいて、前記スライダには、このスライダが前
進位置に至った場合において前記一方のコネクタハウジ
ングから露出する箇所に検知部位が設定されて、この検
知部位に凹部が形成されるとともに、前記一方のコネク
タハウジングには前記スライダが前記前進位置に至った
場合に前記凹部を埋めるように嵌合する突部が形成され
ている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記スライダはその一端に操作部を備え、前
記一方のコネクタハウジングに穿設されたスライダ挿通
路に対して、後方に引き出された後退位置と、前記操作
部が前記一方のコネクタハウジングの側面に突き当たる
まで押し込まれた前進位置との間で移動可能に装着され
ており、前記操作部に前記凹部が形成されるとともに、
前記一方のコネクタハウジングの前記当接面に前記突部
が形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>スライダが
正規の前進位置に至っていれば凹部内に突部が埋まって
おり、スライダが前進位置の手前に留まっていれば、凹
部が未だ凹んだ状態にある。したがって、目視できない
状態で嵌合作業をした場合にも、検知部位に手を当てて
凹部の状態を調べることで、スライダが正規の前進位置
に至っているか否かを正確に検知することができる。 <請求項2の発明>操作部によりスライダをスライダ挿
通路内に押し込み、引き続いて操作部に設けられた凹部
に手を当ててその状態を調べることで、スライダが正規
の前進位置に至っているか否かを検知でき、使い勝手に
優れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図16に基づいて説明する。この実施形態では、
スライダによるてこ機能を利用して嵌合・離脱を助勢す
る形式のコネクタを例示しており、図1及び図2に示す
ように、互いに嵌合される雄側のコネクタハウジング1
0(以下、雄ハウジングという)と、雌側のコネクタハ
ウジング20(以下、雌ハウジングという)とを備え、
この雌ハウジング20にスライダ40が装着されるよう
になっている。
【0008】雄ハウジング10は合成樹脂製であって、
図3にも示すように、横長のブロック状をなす本体部1
1の前面に小フード部12が突設された形状となってい
る。この雄ハウジング10における小フード部12の奥
面からは、その正面から見た右端の領域に、図示4本の
大雄端子14Lが格子状に配されて突設されているとと
もに、残りの領域には、小雄端子14Sが、図示14本
ずつの列となって3段に分かれて突設されている。
【0009】雌ハウジング20は同じく合成樹脂製であ
って、図4にも示すように、上記した雄ハウジング10
の小フード部12内に嵌合可能な扁平なタワー部21の
回りに、小フード部12の外側に嵌合可能な大フード部
22が設けられた形状となっている。大フード部22の
上面と下面とには、それぞれ所定間隔を開けてカバー部
23が形成されており、両カバー部23と大フード部2
2の上下の面との間に、後記するスライダ40の摺動板
41が挿通される挿通路24が形成されている。この挿
通路24は、左右両面に開口しているのに対して、前後
両面は塞がれている。
【0010】上記したタワー部21内には、図4に示す
ように、その正面から見た左端の領域に、大雌端子26
L(同図の鎖線参照)が収容される4個の大キャビティ
27Lが、大雄端子14Lと対応して格子状の配置で形
成されているとともに、残りの領域には、小雌端子26
S(図2の鎖線参照)が収容される小キャビティ27S
が、小雄端子14Sと対応するようにして、14個ずつ
の列となって3段に分かれて形成されている。大キャビ
ティ27Lの底面には、大雌端子26Lに一次係止する
大ランス28Lが撓み変形可能に設けられている一方、
小キャビティ27Sの天井面には、小雌端子26Sに一
次係止する小ランス28Sが同じく撓み変形可能に設け
られている。タワー部21の正面から見た右側面には、
図6に示すようにリテーナ差込口30が開口され、大小
の雌端子26L,26Sをそれぞれ二重係止するリテー
ナ31が差し込み可能とされている。
【0011】すなわちリテーナ31がリテーナ差込口3
0に挿入されると、まず係止突部32(小雌端子26S
用のみを図2に図示)が対応するキャビティ27L,2
7Sの手前側に退避した仮係止位置に保持され、この状
態で雌端子26L,26Sが対応するキャビティ27
L,27S内に挿入され、所定位置まで押し込まれる
と、ランス28L,28Sによって一次係止される。続
いて、リテーナ31がさらに押し込まれて本係止位置に
保持されると、係止突部32が対応するキャビティ27
L,27S内に進入して、そのキャビティ27L,27
Sに挿入された雌端子26L,26Sに係止すること
で、抜け止め状態に二重係止するようになっている。
【0012】雌ハウジング20にはスライダ40が装着
されるようになっている。このスライダ40は、雌ハウ
ジング20と同様に合成樹脂製ではあるが、雌ハウジン
グ20とは異なった色の合成樹脂材により成形されてい
る。スライダ40は、図9ないし図11に示すように、
一対の摺動板41の基端側同士を連結板42で繋いだ門
形形状に形成され、両摺動板41を雌ハウジング20の
上下の挿通路24に挿通しつつ左右いずれかの側面側か
ら差し込み装着されるようになっている。両摺動板41
には、カム溝44が形成されている。カム溝44は、摺
動板41の先端側から長さ方向の中央部にわたり、幅方
向の後縁に向けて次第に傾いた傾斜状に形成されてい
る。このカム溝44の始端部44Aは傾斜が少し急に形
成され、この始端部44Aに、摺動板41の前縁に直角
に開口した入口45が連設されている。
【0013】これに対して雄ハウジング10側では、図
1ないし図3に示すように、小フード部12の上下両面
における前縁に寄った位置で、横幅方向の中央部に、上
記したカム溝44に嵌合可能なフォロワピン17が立て
られている。また、雌ハウジング20における上下の挿
通路24の前面板24Aには、図4に示すように、その
横幅方向の中央部に、フォロワピン17の進入を許容す
る通孔47が開口されている。
【0014】スライダ40の両摺動板41における基端
側の外面には、スライダ40を抜き差し操作する際に利
用する掴み部50が設定され、片方の掴み部50は、図
9及び図10に示すように撓み変形可能なロック片52
が形成され、先端がロック爪53となっている。一方、
雌ハウジング20における上下のカバー部23の左右両
端部には、例えば正面から見た左側の端部を例に取る
と、上側のカバー部23には、図5に示すように、スラ
イダ40の掴み部50を嵌めて逃がす逃がし溝55が形
成され、一方の下側のカバー部23には、図8に示すよ
うに、ロック片52が進入可能な逃がし溝55Aが形成
され、ただしこの逃がし溝55Aの先端側には、ロック
片52のロック爪53が嵌まるロック孔56が形成され
ている。なお、右側の端部では、左側とは上下反対に形
成されている。
【0015】スライダ40の両摺動板41には、図9及
び図10に示すように、カム溝44の長さ方向のほぼ中
央部に対応する位置で、かつ後縁に寄った位置に、仮ロ
ック片57が形成されている。この仮ロック片57は、
摺動板41の基端側を向いて片持ち状に突設されて撓み
変形可能となっており、突出端の外面側に突部58が形
成されている。一方、雌ハウジング20におけるカバー
部23には、図1に示すように、その後縁に沿った位置
の長さ方向の中央部に長溝60が形成されている。この
長溝60内には、仮ロック片57の突部58が移動自由
に嵌合可能であって、長さ方向の両端部で表面側が塞が
れており、その塞がれた部分の内面に、図7に示すよう
に、仮ロック片57の突部58が落ち込む係止孔61が
形成されている。
【0016】そして、スライダ40が例えば雌ハウジン
グ20の挿通路24に図1の左側から挿通され、仮ロッ
ク片57の突部58が、長溝60における同図の左側の
端縁の係止孔61に落ち込むことで、スライダ40は後
退位置に保持される。この後退位置では、同図に示すよ
うに、カム溝44の入口45が雌ハウジング20の通孔
47に整合した状態となる。一方、連結板42が雌ハウ
ジング20の左側面20Aに当たるまで押し込まれたと
ころが前進位置であって、この前進位置では、図8に示
すように、ロック片52のロック爪53がカバー部23
のロック孔56に嵌まってロックされるようになってい
る。なお、スライダ40を雌ハウジング20の右側面2
0B側から装着した場合も、上記と同様の作用を呈する
ので、重複した説明は省略する。すなわち、コネクタの
配設位置によって、スライダ40の差し込み作業等がし
やすい方を左右選択することができる。
【0017】雌ハウジング20における上下のカバー部
23には、スライダ40が正規に後退位置にあるか否か
を確認するための確認窓65が開口されている。確認窓
65は詳細には、図1に示すように長方形に形成され、
上記した長溝60よりも少し手前の位置で、かつカバー
部23の長さ方向の中央部に形成されている。そして、
スライダ40が後退位置にある場合に限って、摺動板4
1おけるカム溝44の始端部44Aの奥側の縁の部分6
7が、確認窓65の全面に臨み、後退位置よりも前にあ
るときにはカム溝44の一部が確認窓65に臨む設定と
なっている。これは、スライダ40が右側から装着され
た場合も同様である。
【0018】また、スライダ40が前進位置に至ってい
るか否かを、手の感触で検知する手段が講じられてい
る。そのため、スライダ40の連結板42には、図11
に示すように、その奥縁側の中央高さ位置に、縦長の凹
部70が切り欠き形成されている。これに対して、雌ハ
ウジング20における左右の側面20A,20Bには、
その奥縁側の中央高さ位置に、図6,7にも示すよう
に、上記したスライダ40の凹部70に嵌まる突部72
が形成されている。この突部72の突出高さは、連結板
42の厚さとほぼ等しく設定されており、したがってス
ライダ40が前進位置に至り、すなわちスライダ40の
連結板42が雌ハウジング20の左または右の側面に突
き当たった際には、図15に示すように、突部72が凹
部70に嵌まり、かつ突部72の突出面72Aと連結板
42の外面42Aとが面一となるようになっている。
【0019】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。雌ハウジング20側では、
各キャビティ27L,27Sに雌端子26L,26Sが
挿入され、リテーナ31により二重に抜け止めされて収
容される。それとともに、雌ハウジング20にスライダ
40が予め装着される。スライダ40は例えば雌ハウジ
ング20の左側面20A側から挿通路24に挿入され
て、一気に前進位置まで押し込まれる。図8に示すよう
に、ロック片52のロック爪53がロック孔56に弾性
的に嵌まることで前進位置に保持される。
【0020】雌ハウジング20は、スライダ40を前進
位置に装着した状態で、雄ハウジング10との嵌合作業
現場へと搬入される。そして、両ハウジング10,20
を嵌合することに先立ち、スライダ40が後退位置へ戻
される。その場合は、スライダ40の上下の掴み部50
(一方はロック片52)を指で挟むようにして掴むと、
ロック片52が内方に撓み変形することでロック爪53
がロック孔56から抜け、ロックが解除されるから、掴
み部50を掴んだままでスライダ40を引っ張る。この
間、仮ロック片57が長溝60に沿って戻り、突部58
が係止孔61に落ち込んだところで引っ張りを停止する
と、スライダ40が図1に示す後退位置に保持された状
態となる。
【0021】ここで、スライダ40が正規に後端位置ま
で戻されたか否かを確認するために確認窓65を覗く。
スライダ40が後端位置まで戻っていれば、摺動板41
におけるカム溝44の縁の部分67が確認窓65の全面
に臨んでおり、特に摺動板41はカバー部23とは色が
異なっているから、確認窓65内の全面がその回りとは
異なった色で埋められた状態に見え、これによりスライ
ダ40が正規に後端位置まで戻されたことが確認され
る。一方、後退位置まで戻されていないと、図12に示
すように、カム溝44の一部が確認窓65に臨んでいる
ため、確認窓65内では、色の異なる部分に欠けが生じ
た状態に見え、これによりスライダ40が後退位置まで
戻されていないことが確認できる。そうしたら、スライ
ダ40を改めて後退位置まで引き戻せばよい。
【0022】スライダ40が正規に後退位置に戻された
ら、図1の矢線に示すように、雄ハウジング10が雌ハ
ウジング20の大フード部22内に嵌合される。それに
伴い、雄ハウジング10側のフォロワピン17が通孔4
7を通ってカム溝44の入口45に進入し、さらに雄ハ
ウジング10を押し込むと、図13に示すように、フォ
ロワピン17が始端部44Aの奥側の側縁(同図の上側
の側縁)を押すことにより、その傾斜に倣ってスライダ
40が前進位置に向けて所定寸法移動する。これによ
り、フォロワピン17がカム溝44に入り込んだ状態と
なり、このことは併せて、フォロワピン17が始端部4
4Aの手前側の側縁に引っ掛かることで、雄ハウジング
10の外れ止めが図られる。
【0023】続いて、図13の矢線に示すように、スラ
イダ40を前進位置に向けて押し込む。これにより図1
4に示すように、主にカム溝44の手前側の側縁がフォ
ロワピン17を押すことによって、雄ハウジング10が
次第に雌ハウジング20側に押し込まれる。スライダ4
0が前進位置まで押し込まれると、図15に示すよう
に、フォロワピン17もカム溝44の終端部44Bに移
動し、これにより雄雌のハウジング10,20が正規に
嵌合された状態となる。スライダ40が前進位置まで押
し込まれると、既述したように、ロック片52のロック
爪53がロック孔56に嵌まって抜け止め状態にロック
され(図8参照)、併せて両ハウジング10,20が正
規の嵌合状態にロックされる。
【0024】ここで、スライダ40が正規に前進位置に
押し込まれたか否かを検知するために、スライダ40の
連結板42の外面42A側、特に凹部70の位置の付近
を手で触って見る。スライダ40が前進位置まで押し込
まれていれば、図15に示すように、雌ハウジング20
側の突部72がスライダ40の連結板42の凹部70に
嵌まって、突部72の突出面72Aが連結板42の外面
42Aと面一となっている筈であるから、そのような面
一の感触が得られれば、スライダ40が前進位置まで押
し込まれていることが検知される。一方、図16に示す
ように、スライダ40が前進位置の手前に留まっていれ
ば、突部72の突出面72Aが連結板42の外面42A
まで達しなくて、凹部70を触った場合に凹んだ感触が
得られ、それによりスライダ40が正規に前進位置まで
押し込まれていないことが検知される。そうしたらスラ
イダ40を再度押し込んで、凹部70付近を触って面一
であることを確認すればよい。
【0025】なお、両ハウジング10,20の嵌合を外
すには、図15の状態からスライダ40の掴み部50を
掴むと、ロック片52が撓み変形してロックが解除され
るから、引き続いてスライダ40を引っ張る。そうする
と、主にカム溝44の奥側の側縁がフォロワピン17を
押すことによって、雄ハウジング10が次第に雌ハウジ
ング20から離間する方向に押し出される。スライダ4
0が後退位置まで引き戻されると、フォロワピン17は
カム溝44の入口45まで戻されるため、続いて、雄ハ
ウジング10を引っ張れば、フォロワピン17を通孔4
7を通して手前に抜きつつ、雄ハウジング10を雌ハウ
ジング20から外すことができる。
【0026】以上説明したように本実施形態によれば、
目視できない状態で両ハウジング10,20の嵌合作業
をした場合にも、スライダ40を押し込んだ後に連結板
42の凹部70の形成位置付近に手を当てて、凹部70
内に突部72が埋まって面一となっているか、あるいは
凹部70が未だ凹んだ状態にあるかを感触によって調べ
ることで、スライダ40が正規の前進位置に至っている
か否かを正確に検知することができる。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、スライダが左右いずれの側か
らでも装着可能とされているが、いずれか一方のみであ
ってもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含
まれる。 (2)スライダが雄ハウジング側に装着されるようにな
っていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌雄のハウジングの
嵌合前の平面図
【図2】その縦断面図
【図3】雄ハウジングの正面図
【図4】雌ハウジングの正面図
【図5】その平面図
【図6】その側面図
【図7】その背面図
【図8】その底面図
【図9】スライダの底面図
【図10】その縦断面図
【図11】その側面図
【図12】スライダが後退位置に至らない状態の雌ハウ
ジングの平面図
【図13】雌雄のハウジングの初期嵌合状態を示す一部
切欠平面図
【図14】その嵌合途中を示す一部切欠平面図
【図15】その嵌合完了状態を示す一部切欠平面図
【図16】スライダが前進位置まで至らない状態の一部
切欠平面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング 17…フォロワピン 20…雌ハウジング 20A,20B…(雌ハウジング20の左右の)側面
(当接面) 24…挿通路 40…スライダ 41…摺動板 42…連結板(操作部:検知部位) 42A…(連結板42の)外面 44…カム溝 70…凹部 72…突部 72A…(突部72の)突出面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 桂一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 涌井 雅徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FA14 FA16 FB10 FB30 FC09 FC31 FC36 FC38 HA03 HB02 HB05 HB15 HC06 KA02 KA03 MA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
    ングのうちの一方のコネクタハウジングには、カム溝を
    有するスライダが嵌合方向とは交差する方向の進退可能
    に設けられるとともに、他方のコネクタハウジングには
    前記カム溝と係合可能なフォロワピンが設けられ、前記
    スライダの進退に伴い前記フォロワピンが前記カム溝に
    沿って変位することにより、前記両コネクタハウジング
    が嵌合・離脱されるようにしたコネクタにおいて、 前記スライダには、このスライダが前進位置に至った場
    合において前記一方のコネクタハウジングから露出する
    箇所に検知部位が設定されて、この検知部位に凹部が形
    成されるとともに、前記一方のコネクタハウジングには
    前記スライダが前記前進位置に至った場合に前記凹部を
    埋めるように嵌合する突部が形成されていることを特徴
    とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記スライダはその一端に操作部を備
    え、前記一方のコネクタハウジングに穿設されたスライ
    ダ挿通路に対して、後方に引き出された後退位置と、前
    記操作部が前記一方のコネクタハウジングの側面に突き
    当たるまで押し込まれた前進位置との間で移動可能に装
    着されており、前記操作部に前記凹部が形成されるとと
    もに、前記一方のコネクタハウジングの前記当接面に前
    記突部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
JP2001166944A 2001-06-01 2001-06-01 コネクタ Pending JP2002359031A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009059494A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Jst Mfg Co Ltd コネクタ装置

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