JP2002358111A - ライン稼働状況の監視システム、監視装置、及び監視方法 - Google Patents

ライン稼働状況の監視システム、監視装置、及び監視方法

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JP2002358111A
JP2002358111A JP2001164173A JP2001164173A JP2002358111A JP 2002358111 A JP2002358111 A JP 2002358111A JP 2001164173 A JP2001164173 A JP 2001164173A JP 2001164173 A JP2001164173 A JP 2001164173A JP 2002358111 A JP2002358111 A JP 2002358111A
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manufacturing
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JP2001164173A
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English (en)
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Tatsuya Mizobe
達也 溝部
Tomoyuki Otake
知之 大竹
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンドンシステム側の信号形式の相違に関わ
らず、容易な構成で各製造ラインの稼働状態を受信側で
監視できる監視システムを提供する。 【解決手段】 製造ラインの稼働状態を複数の発光体の
各々の点灯状態で表示するアンドンシステム10を、C
CDカメラ20が撮像して画像データとして送信し、監
視装置30の制御部32が、所定時間分の画像データの
各ピクセルについて、その明度の時間平均を演算し、さ
らにその時間平均の結果得られた平均画像データについ
て、各発光体に適合するように初期設定された画像認識
枠配列の各画像認識枠内のピクセルの明度の空間平均を
演算して、各発光体の発光状態を認識する監視システム
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインの稼働
状態を遠隔監視する監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の工程からなるライン作業で製品を
製造する際に、各工程の稼働状況を容易に把握するため
に、従来から表示灯を配列した作業管理表示器が用いら
れている。なお、この作業管理表示器は、その外観から
「アンドン」と通称されているので、ここでは作業管理
表示器を「アンドン」と呼ぶ。
【0003】アンドンの代表例としては、図10に示す
ように、発光体Lをマトリクス状に配列したもので、各
発光体Lは、電灯と当該電灯の前面に配置され、電灯の
光を透過させるスクリーンとで構成されるものがある。
また、各設備ごとに図11に示すようなタワーに発光体
Lを直列に配した、シグナルタワー型に構成したものが
ある。いずれの場合も空間的に固定された配列となる点
で同じであるので、以下、マトリクス状に配列した場合
について説明を行う。各発光体Lの表示の意味は適宜各
製造ラインで定義されるが、典型的には、ライン上の各
工程に対応づけて列方向に発光体Lを並べた発光体列を
形成する。この場合、発光体Lのスクリーンには、各列
ごとに作業工程を識別するための数値が記述される。
【0004】そして、この発光体列を数行分配列してマ
トリクス状の配列をなす。このマトリクスの各行がそれ
ぞれ「稼働停止」、「工具交換」等の稼働状態に対応す
る。このようにすると、例えば1行B列の発光体Lは、
2番目の製造工程が稼働停止の状況にあるか否かを示す
発光体となる。なお、ここで識別を容易にするために、
図10に示したように、行方向には数値にて番号1,2
…を付し、列方向にはアルファベットにてA,B…を付
して「1行A列」のようにして発光体Lを特定する。
【0005】従来、製造ラインの稼働状態を監視するた
めの作業管理表示器システム(アンドンシステム)は、
図12に示すように、上記複数の発光体Lを配列してな
るアンドン1と、このアンドン1の各発光体Lの点灯状
態(点灯、消灯、点滅など)を制御する制御用コンピュ
ータ2とを備える。制御用コンピュータ2は、ライン上
の各工程ごとに配置される設備3から、その工程の稼働
状態や、その工程で利用される工具の摩耗などの情報、
品質チェック予報等、作業工程の状況を表す入力信号を
受けて、アンドン1上の対応する発光体Lの点灯状態を
制御する。製造ラインの監督者は、工場内の各製造ライ
ンごとに配置されているアンドンシステム上の各発光体
の点灯状態を視認して、製造ラインの稼働状態を把握す
ることとなる。
【0006】ここで、製造ライン上の各設備3からの信
号形式は設備3ごと、製造ラインごとに異なり、現場で
適宜調整して制御用コンピュータ2へ入力している。ま
た、制御用コンピュータ2が出力する、アンドン1の各
発光体Lの制御の信号もその電気的条件その他の形体が
製造ラインごとに異なっているのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のアンドンシステムは、各製造ラインごとに内部で授受
される信号の形式が異なっているのが一般的である。そ
のため、例えば遠隔地の監視センターで複数の製造ライ
ンの稼働状態を集中管理する場合、形式の異なる信号を
共通の信号形式に変換するための装置をアンドンシステ
ムに接続する等の処置が必要となって、調整や敷設にか
かる負担が大きい。
【0008】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、アンドンシステム内の信号形式の相違に関わらず、
容易な構成で各製造ラインの稼働状態を集中的に監視で
きる監視システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、複数の製造工程からなる製造ラ
イン側に設けられた作業管理表示手段であって、各製造
工程の稼働状態を表示するために、所定の配列規則に従
って配列された複数の発光体を備え、各製造工程の稼働
状況を示す入力信号を受けて、当該入力信号に基づい
て、各製造工程に対応する前記発光体の各々の発光状態
を制御する作業管理表示手段、を有する監視システムに
おいて、前記作業管理表示手段の複数の発光体を撮像し
て画像データを生成し、当該画像データを送信する撮像
手段と、前記撮像手段から画像データを受信し、その画
像データに基づいて前記製造ラインの稼働状況を分析す
る分析手段と、を含み、前記撮像手段から受信した画像
データに基づいて前記作業管理表示手段に含まれる各発
光体の発光状態を検出して、当該検出の結果を監視の目
的に供することを特徴としている。
【0010】また、本発明のある態様によれば、前記分
析手段は、前記作業管理表示手段に含まれる各発光体ご
とに、当該発光体に対応する製造工程識別情報を各発光
体の配列規則との関係において保持し、各発光体の発光
状態の検出結果と、各発光体に対応する製造工程識別情
報とを関連づけて蓄積することを特徴としている。
【0011】また、上記従来例の問題点を解決するため
の本発明は、各製造工程の稼働状況を表示するために、
所定の配列規則に従って配列され、各製造工程の稼働状
況に対応して各々の点灯状態が制御される複数の発光体
を配列した発光体配列、を撮像した画像データを受け
て、前記配列規則に応じて事前に設定された複数の画像
認識範囲を配列した認識パターンを前記画像データ上に
オーバーラップして表示する手段と、前記認識パターン
と、前記発光体配列の画像との適合処理を行う手段と、
を含み、前記適合処理の結果により、前記画像データ上
の発光体配列から各発光体の点灯状態を認識することを
特徴としている。
【0012】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、複数の製造工程からなる製造ライン側に
設けられた作業管理表示器であって、各製造工程の稼働
状態を表示するために、所定の配列規則に従って配列さ
れた複数の発光体を備え、各製造工程の稼働状況を示す
入力信号を受けて、当該入力信号に基づいて、各製造工
程に対応する前記発光体の各々の発光状態を制御する作
業管理表示器、を用いた製造ラインの稼働状態の監視方
法において、前記作業管理表示器の複数の発光体を撮像
して画像データを生成し、当該画像データを送信する工
程と、前記撮像された画像データを受信し、その画像デ
ータに基づいて前記製造ラインの稼働状況を分析する工
程と、を含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形体に係る監
視システムは、図1に示すように、アンドンシステム1
0と、撮像手段としてのCCDカメラ20と、監視装置
30とから基本的に構成されている。ここでアンドンシ
ステム10及びCCDカメラ20は、製造ライン側に配
置され、監視装置30は監視センター側に配置されてい
る。また、監視センターにて監視しようとする製造ライ
ンが複数ある場合には、各製造ライン側に配置されてい
るアンドンシステム10に対応して、CCDカメラ20
をそれぞれ設置すればよい。ここで監視装置30が、本
発明の分析手段と、認識パターンをオーバーラップ表示
する手段と、適合処理を行う手段とに対応する。
【0014】CCDカメラ20と監視装置30とは、ネ
ットワークを介して接続されている。監視装置30は、
ネットワークインタフェース(I/F)31と、制御部
32と、記憶部33と、ハードディスク34と、表示部
35と、操作部36と、時計37とを含んでなり、これ
らの各部はバス接続されている。
【0015】ここでアンドンシステム10は、従来の監
視装置と同じものであるので、その詳細な説明を省略す
る。CCDカメラ20は、監視装置30側からの指示に
よりアンドンシステム10上の発光体の配列の少なくと
も一部注目領域を撮像して画像データを生成し、この画
像データをネットワークを介して送信する。また、この
CCDカメラ20には、ネットワークアドレス(例えば
IPアドレス)が割り当てられており、監視装置30
は、このネットワークアドレスにより通信対象となるC
CDカメラ20を特定して通信を行う。
【0016】監視装置30のネットワークI/F31
は、ネットワークを介してCCDカメラ20から画像デ
ータを受信し、制御部32に出力する。制御部32は、
ハードディスク34に格納されている監視プログラムに
従って動作し、ネットワークI/F31から入力される
画像データに対する画像処理を行う。具体的にこの画像
処理は、初期設定によりアンドンシステムの発光体配列
の画像データに対し、複数の画像認識枠の配列(認識パ
ターン)と、各発光体とを適合させ、画像認識枠内のピ
クセルの明度に応じて各発光体の点灯状態(点灯・消灯
・点滅)を判断することにより行う。制御部32のこの
処理については、後に詳しく述べる。また、制御部32
は、監視の対象となるアンドンシステム10が複数ある
場合には、入力される画像データに対し、当該画像デー
タを送信したCCDカメラ20が配置されている製造ラ
インを特定する情報(工場及びラインの識別子など)を
関連づけて記憶部33に格納する。
【0017】記憶部33は、制御部32のワークメモリ
として動作している。ハードディスク34は、制御部3
2により実行されるプログラムが格納されている。ま
た、このハードディスク34は、監視対象となる製造ラ
インごとに、その製造ラインでのアンドンシステム10
上の発光体の位置と、その意味内容を関係づけるテーブ
ルを格納している。具体的にこのテーブルは、発光体が
マトリクス状に配列されている場合には、図2に示すよ
うにその行方向の意味を示すテーブル(a)と、列方向
の意味を示すテーブル(b)とからなる。図2に示す例
では、A行は工程名「OP10」に対応することを、B
行は工程名「OP20」に対応すること等を示し、1列
目が「設備停止」に関係することを、2列目は「予報」
に関係すること等を示している。
【0018】表示部35は、制御部32から入力される
指示に従って、情報内容を表示するディスプレイなどで
ある。操作部36は、キーボードやマウスなどであり、
利用者の操作を受けて、当該操作の内容を制御部32に
出力する。時計37は、制御部32からの指示により、
制御部32に現在の計時時刻を出力する。
【0019】ここで、制御部32の監視プログラムの処
理について説明する。尚、制御部32は、監視プログラ
ムの処理として、初期設定処理と、画像認識処理と、デ
ータ変換処理とを行うので、以下これらの各処理につい
て説明する。
【0020】[初期設定]制御部32は、新たに監視対
象となる製造ライン(新規登録ライン)側に設置されて
いるCCDカメラ20から受信される画像データについ
て、その画像データに含まれる各々の発光体の画像デー
タに画像認識枠を適合させる。すなわち、製造ラインご
とにラインの長さも異なり、監視すべき稼働状況の種類
も異なるので、アンドンシステム10の発光体の配列の
状態(各発光体の位置や間隔等)もそれに応じて異な
る。従って、各製造ラインのアンドンシステム10ごと
に画像認識枠の配列を調整する必要があるのである。
【0021】制御部32は、図3に示す初期設定の処理
を開始し、新規登録ライン側のアンドンシステム10の
画像データを表示部35に表示する(S1)。そして複
数の画像認識枠をマトリクス状に配列した認識パターン
(図4)を適合の支援情報として画像データにオーバー
ラップして表示する(S2)。この画像認識枠の各々が
各発光体に適合してアライメントされることで、各画像
認識枠内の明度の情報により、各発光体の点灯状態が判
断される。
【0022】ここで適合処理前は、認識パターンと、画
像データ上の発光体の配列とは、その位置、角度、拡大
率、配列間隔において異なるものとなっているのが一般
的である。制御部32は、操作部36から利用者の操作
の入力を受けて、認識パターンと画像データ上の発光体
の配列との相対的関係を変化させる(S3)。具体的に
は、認識パターン自体に対して、平行移動、回転、拡大
縮小、画像認識枠間の間隔調整の少なくともいずれかを
実行する。また、画像データに対して、平行移動、回
転、拡大縮小の少なくともいずれかを実行して両者の相
対的関係を適合させるようにしても構わない。また、監
視対象としない発光体については、この認識枠を設定し
なくてもよい。
【0023】制御部32は、相対的関係の適合操作を利
用者が終了したか否かを判断し(S4)、終了していな
ければ(Noならば)、処理S3へ戻って処理を続け
る。また、処理S4において、適合操作を終了したとき
には(Yesならば)、認識パターン又は画像データの
初期状態からの移動位置、回転量、及び拡大縮小率の少
なくともいずれかを設定パラメータとしてハードディス
ク34に格納する(S5)。このとき、当該設定パラメ
ータに関連づけて、新規登録ラインの識別情報を併せて
格納する。
【0024】なお、発光体の矩形スクリーンの縦横の辺
の比率が所定のものである場合には、上記処理S3の調
整の際に、認識パターンの縦横の比率が変化しないよう
に、平行移動、回転、拡大縮小の処理を実行する。
【0025】[画像認識]次に、制御部32の画像認識
の処理について説明する。制御部32は、監視動作中
は、図5に示すような処理を実行している。すなわち、
制御部32は、現在の計時時刻を時計37から読み出す
(S10)。そして処理S10にて読み出した現在の計
時時刻に基づいて所定の時刻か否かを判断して(S1
1)、事前に設定されたタイミングごとに、監視対象と
なっている製造ライン側のCCDカメラ20に対し、ネ
ットワークを介してアンドンシステム10の発光体の画
像データを送信するよう指示する(S12)。そしてネ
ットワークI/F31から入力される画像データを記憶
部33に蓄積し(S13)、所定時間分の画像データが
CCDカメラ20から取得されたか否かを判断し(S1
4)、所定時間分の画像データが取得されるまで、処理
S13を繰り返して実行する。所定時間分の画像データ
が取得されると、記憶部33に蓄積した画像データにつ
いて、それぞれ対応する画素ごとに、その明度の平均値
(時間平均)を演算して、時間平均した画像データを生
成する(S15)。
【0026】制御部32は、さらに初期設定により設定
された認識パターンに基づき、処理S15で時間平均し
た画像データについて、各画像認識枠に相当する領域内
部の画素の明度の平均値(空間平均)を演算する(S1
6)。そして、制御部32は、各画像認識枠ごとに演算
された明度の平均値に基づき、それに対応する発光体の
点灯状態を判断する(S17)。すなわち、明度の平均
値は、点灯、点滅、消灯の順に小さくなるから、所定の
2つのしきい値(第1しきい値及び第2しきい値)を設
けて、当該第1しきい値より明度の平均値が大であれば
「点灯」、第1しきい値と第2しきい値との間にあれば
「点滅」、第2しきい値よりも小さければ「消灯」と判
断することができる。
【0027】さらに制御部32は、各画像認識枠に対応
する発光体の点灯状態により報知されるべき製造ライン
の状態をデータとして生成する処理(データ変換処理)
を実行し(S18)、処理S10に戻って処理を続け
る。
【0028】この画像認識処理は、制御部32が、いわ
ゆるマルチタスクOSにより管理されている場合には、
監視対象となっている複数の製造ラインに対応して複数
実行される。また、マルチタスクOSでない場合には、
処理S12において、監視対象となっている製造ライン
側にそれぞれ配置されている複数のCCDカメラに順次
画像データの送信を指示し、各画像データについて、処
理S13〜S18を実行すればよい。
【0029】さらに、処理S15において用いる認識パ
ターンは、各製造ラインごとに異なるので、制御部32
は、該当する認識パターンをハードディスク34から選
択的に読み出して処理を実行する。
【0030】[データ変換]また、制御部32は、処理
S18において図2に示したようなテーブルを用いて、
処理S17の判断結果を意味内容の記述からなるデータ
に変換する。制御部32は、例えばマトリクス状に配列
されている認識枠配列から、A行目(例えば「工程OP
10」)に属する認識枠の列について、図6に示すよう
に、画像データの取り込み時刻に、各認識枠ごとに判断
された点灯状態を「ON(点灯)」、「OFF(消
灯)」、「BLINK(点滅)」のいずれかで記述した
データを関連づけるデータテーブルを生成する。また、
各列の認識枠について「設備停止」、「予報」などの見
出しを設定する。この処理を各行について行うことによ
り、各工程ごとに図6に示すようなデータテーブルが生
成される。そして、制御部32は、このデータテーブル
を、対応する監視対象の製造ラインの識別子に関連づけ
てハードディスク34に蓄積する。
【0031】尚、ここでは行ごとに処理することによ
り、例えば各行が各工程に対応する場合に、各工程ごと
のデータテーブルを生成する場合について説明したが、
処理の順序はアンドンシステム10からどのような監視
データを取り出したいかによって異なってもよい。
【0032】[分析処理]さらに制御部32は、指示に
よりハードディスク34に蓄積したデータテーブルに基
づいて統計量の情報や、稼働状況を示すチャート図を生
成して表示部35に表示するようにしてもよい。具体的
には、各工程ごとにその稼働時間(「設備停止」が消灯
している時間の総計)、稼働率(監視時間に対する稼働
時間の割合)、故障停止時間(「設備停止」が点灯して
いた時間の総計)、刃具交換時間(「予報」が点灯後に
「設備停止」が点灯し、「設備停止」と「予報」とが一
斉に消灯するときの、当該「設備停止」の点灯時間)等
の情報を数値として表示したり(図7)、各上記状況が
発生した時間帯をチャートとして表示したり(図8)、
時間ごとの「設備停止」点灯回数をグラフ化して表示す
る(図9)。
【0033】[動作]次に、本実施の形態に係る監視シ
ステムの動作について説明する。尚、以下の説明では、
典型的な例としてアンドンシステム10上に発光体がマ
トリクス状に配列されており、行方向が各工程を意味
し、列方向がその工程の状態を意味するものとする。
【0034】監視装置30のハードディスク34には、
監視対象となっている製造ラインの識別子と、その製造
ライン側に配置されているCCDカメラ20のネットワ
ークアドレスとを関連づけたテーブルが格納されてい
る。この製造ラインの識別子は、監視装置30の利用者
が任意に付し得る。
【0035】監視装置30は、事前に設定された時間ご
とに、監視対象の製造ライン側のCCDカメラ20に対
し、画像データを送信するよう指示する。CCDカメラ
20は、この指示に応答して対応するアンドンシステム
10上の発光体を連続的に撮像し、その撮像結果である
画像データを順次、監視装置30に送信する。監視装置
30は、受信した複数の画像データ(所定時間分の画像
データ)を記憶し、各画像データについて対応するピク
セルごとに、その明度の時間平均を演算する。そして、
画像データ上の複数の発光体について、画像認識枠の各
々が適合するよう初期設定された認識パターン(監視対
象の製造ラインの識別子に対応づけて記憶されているも
の)を用いて、各画像認識枠内の画素の明度の平均値を
演算する。
【0036】こうして各画像認識枠ごとに、その中に含
まれる画素の明度の平均値が算出されると、監視装置3
0が、当該平均値に応じて、その認識枠に適合するアン
ドンシステム10上の発光体ごとの発光状態を判断し、
さらに事前に設定されている各発光体の意味内容を表す
文字列と、各発光体の発光状態の判断の結果とを関連づ
けたデータテーブルを生成して蓄積する。そして監視装
置30は、このデータテーブルを稼働状況などの統計演
算に供して、その結果を表示する。
【0037】本実施の形態によれば、監視対象の製造ラ
イン側では、既設のアンドンシステム10を撮影できる
ようにCCDカメラ20を配置し、ネットワークに接続
するだけで監視装置30による監視が可能となり、容易
な構成で製造ラインの稼働状況を監視できる。
【0038】また、ここまでの説明では、マトリクス状
に配列したアンドンシステムに適用した例について説明
したが、図11に示したようなシグナルタワー型のもの
でも同様にして処理できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、複数の製造工程からな
る製造ライン側に、所定の配列規則に従って配列された
複数の発光体を用いて、各製造工程の稼働状況を示す作
業管理表示器に対し、その複数の発光体を撮像して画像
データを生成し、当該画像データを送信し、受信側で、
その受信した画像データに基づいて製造ラインの稼働状
況を分析し、受信した画像データに基づいて作業管理表
示器に含まれる各発光体の発光状態を検出して、当該検
出の結果を監視の目的に供する監視システムとしている
ので、作業管理表示器側の信号形式の相違に関わらず、
容易な構成で各製造ラインの稼働状態を受信側で監視で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る監視システムの構
成ブロック図である。
【図2】 発光体の配置位置とその意味内容とを関連づ
けるテーブルの一例を表す説明図である。
【図3】 初期設定の処理の一例を表すフローチャート
図である。
【図4】 認識パターンの一例を表す説明図である。
【図5】 画像認識の処理の一例を表すフローチャート
図である。
【図6】 生成されるデータテーブルの一例を表す説明
図である。
【図7】 統計値の表示例を表す説明図である。
【図8】 統計値の表示例を表す説明図である。
【図9】 統計値の表示例を表す説明図である。
【図10】 一般的なアンドンの一例の概観を表す説明
図である。
【図11】 一般的なアンドンのもう一つの例の概観を
表す説明図である。
【図12】 従来の一般的なアンドンシステムの構成ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 アンドン、2 制御用コンピュータ、3 設備、1
0 アンドンシステム、20 CCDカメラ、30 監
視装置、31 ネットワークインタフェース、32 制
御部、33 記憶部、34 ハードディスク、35 表
示部、36 操作部、37 時計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C100 AA29 BB34 CC02 5C054 AA01 CA04 CC02 CH01 EA05 EA07 FA09 FC12 FE13 FF03 GB00 GD03 HA03 5K048 BA10 BA23 DC07 EB12 EB15 HA01 HA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製造工程からなる製造ライン側に
    設けられた作業管理表示手段であって、各製造工程の稼
    働状態を表示するために、所定の配列規則に従って配列
    された複数の発光体を備え、各製造工程の稼働状況を示
    す入力信号を受けて、当該入力信号に基づいて、各製造
    工程に対応する前記発光体の各々の発光状態を制御する
    作業管理表示手段、を有する監視システムにおいて、 前記作業管理表示手段の複数の発光体を撮像して画像デ
    ータを生成し、当該画像データを送信する撮像手段と、 前記撮像手段から画像データを受信し、その画像データ
    に基づいて前記製造ラインの稼働状況を分析する分析手
    段と、を含み、前記撮像手段から受信した画像データに
    基づいて前記作業管理表示手段に含まれる各発光体の発
    光状態を検出して、当該検出の結果を監視の目的に供す
    ることを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の監視システムにおい
    て、 前記分析手段は、前記作業管理表示手段に含まれる各発
    光体ごとに、当該発光体に対応する製造工程識別情報を
    各発光体の配列規則との関係において保持し、各発光体
    の発光状態の検出結果と、各発光体に対応する製造工程
    識別情報とを関連づけて蓄積することを特徴とする監視
    システム。
  3. 【請求項3】 各製造工程の稼働状況を表示するため
    に、所定の配列規則に従って配列され、各製造工程の稼
    働状況に対応して各々の点灯状態が制御される複数の発
    光体を配列した発光体配列、を撮像した画像データを受
    けて、 前記配列規則に応じて事前に設定された複数の画像認識
    範囲を配列した認識パターンを前記画像データ上にオー
    バーラップして表示する手段と、 前記認識パターンと、前記発光体配列の画像との適合処
    理を行う手段と、 を含み、 前記適合処理の結果により、前記画像データ上の発光体
    配列から各発光体の点灯状態を認識することを特徴とす
    る監視装置。
  4. 【請求項4】 複数の製造工程からなる製造ライン側に
    設けられた作業管理表示器であって、各製造工程の稼働
    状態を表示するために、所定の配列規則に従って配列さ
    れた複数の発光体を備え、各製造工程の稼働状況を示す
    入力信号を受けて、当該入力信号に基づいて、各製造工
    程に対応する前記発光体の各々の発光状態を制御する作
    業管理表示器、を用いた製造ラインの稼働状態の監視方
    法において、 前記作業管理表示器の複数の発光体を撮像して画像デー
    タを生成し、当該画像データを送信する工程と、 前記撮像された画像データを受信し、その画像データに
    基づいて前記製造ラインの稼働状況を分析する工程と、 を含むことを特徴とする監視方法。
  5. 【請求項5】 各製造工程の稼働状況を表示するため
    に、所定の配列規則に従って配列され、各製造工程の稼
    働状況に対応して各々の点灯状態が制御される複数の発
    光体を配列した発光体配列、を撮像した画像データを受
    信するコンピュータに、 前記配列規則に応じて事前に設定された複数の画像認識
    範囲を配列した認識パターンを前記画像データ上にオー
    バーラップして表示する手順と、 前記認識パターンと、前記発光体配列の画像との適合処
    理を行う手順と、 前記適合処理の結果により、前記画像データ上の発光体
    配列から各発光体の点灯状態を認識する手順と、 を実行させることを特徴とする監視プログラム。
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