JP2002357294A - 樹脂製管継手におけるチューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造 - Google Patents
樹脂製管継手におけるチューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16L19/04—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection
- F16L19/041—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection the ring being an insert
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L47/00—Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics
- F16L47/04—Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics with a swivel nut or collar engaging the pipe
- F16L47/041—Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics with a swivel nut or collar engaging the pipe the plastic pipe end being flared either before or during the making of the connection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異常な流体の圧力や内圧以外の機械的な異常
な引抜き力が加わった場合でもチューブ抜止め機能及び
シール機能を十分に発揮できて安全性を確保できる樹脂
製管継手におけるチューブ抜止め方法を提供する。 【解決手段】 ユニオンナット２を継手本体１に締め付
けることによりユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａ
をチューブ３の拡径付け根部１７に当接させて該チュー
ブ３の一端部を継手本体１に向けて押しつけるようにし
た樹脂製管継手において、チューブ３の拡径付け根部１
７に該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に
小さい凹部２０を予成形したうえで、この凹部２０にユ
ニオンナット２の押圧エッジ部１９ａを当接させる。
な引抜き力が加わった場合でもチューブ抜止め機能及び
シール機能を十分に発揮できて安全性を確保できる樹脂
製管継手におけるチューブ抜止め方法を提供する。 【解決手段】 ユニオンナット２を継手本体１に締め付
けることによりユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａ
をチューブ３の拡径付け根部１７に当接させて該チュー
ブ３の一端部を継手本体１に向けて押しつけるようにし
た樹脂製管継手において、チューブ３の拡径付け根部１
７に該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に
小さい凹部２０を予成形したうえで、この凹部２０にユ
ニオンナット２の押圧エッジ部１９ａを当接させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製管継手におけ
るチューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造に係り、
より詳しくは半導体製造や医療・医薬品製造、食品加
工、化学工業等の製造工程で取り扱われる高純度液や超
純水の配管に好適に使用される樹脂製管継手におけるチ
ューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造に関する。
るチューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造に係り、
より詳しくは半導体製造や医療・医薬品製造、食品加
工、化学工業等の製造工程で取り扱われる高純度液や超
純水の配管に好適に使用される樹脂製管継手におけるチ
ューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の樹脂製管継手として、たとえ
ば、図８に示すような形態のものが知られている（例え
ば、実公平７−２０４７１号公報）。その樹脂製管継手
は、それぞれが耐熱、耐薬品性に優れるフッ素樹脂など
の樹脂によって成形された継手本体１と、ユニオンナッ
ト２を備えてなり、この継手本体１に挿入して接続する
フッ素樹脂等樹脂製のチューブ３の一端部３ａにはイン
ナーリング４を圧入してある。
ば、図８に示すような形態のものが知られている（例え
ば、実公平７−２０４７１号公報）。その樹脂製管継手
は、それぞれが耐熱、耐薬品性に優れるフッ素樹脂など
の樹脂によって成形された継手本体１と、ユニオンナッ
ト２を備えてなり、この継手本体１に挿入して接続する
フッ素樹脂等樹脂製のチューブ３の一端部３ａにはイン
ナーリング４を圧入してある。
【０００３】継手本体１は筒状の胴部５の少なくとも一
端部に受口６を形成し、その受口６の内奥に第１の１次
シール部７を継手本体１の軸線Ｃに対し交差するように
形成するとともに、受口６の入口に２次シール部８を軸
線Ｃに対し交差するように形成している。受口６の外周
には雄ねじ９が形成されている。受口６の内径は胴部５
の内径よりも径大に形成されており、その受口６の内奥
には、軸方向外方に向けて漸次縮径して胴部５の内径面
に至るテ−パ面によって前記１次シール部７が形成され
ている。一方、２次シール部８は、受口６の内奥から軸
方向外方に向けて漸次拡径して受口６の端面に至るテ−
パ面によって形成されている。
端部に受口６を形成し、その受口６の内奥に第１の１次
シール部７を継手本体１の軸線Ｃに対し交差するように
形成するとともに、受口６の入口に２次シール部８を軸
線Ｃに対し交差するように形成している。受口６の外周
には雄ねじ９が形成されている。受口６の内径は胴部５
の内径よりも径大に形成されており、その受口６の内奥
には、軸方向外方に向けて漸次縮径して胴部５の内径面
に至るテ−パ面によって前記１次シール部７が形成され
ている。一方、２次シール部８は、受口６の内奥から軸
方向外方に向けて漸次拡径して受口６の端面に至るテ−
パ面によって形成されている。
【０００４】インナーリング４はフッ素樹脂などの樹脂
成形品であり、その軸方向内端部に継手本体１の受口６
内に嵌合できる外径の突出部１０を形成するとともに、
その軸方向外端部にチューブ３の一端部３ａに圧入する
圧入部１１を形成してなり、全体としてスリーブ状にな
っている。突出部１０の内端面には、第１の１次シール
部７に当接する、テ−パ面からなる内端シール部１２が
形成されている。圧入部１１は膨出部１１ａと、この膨
出部１１ａと突出部１０とをつなぐ連接部１１ｂとから
なり、連接部１１ｂの外径は突出部１０の外径よりもチ
ューブ３の肉厚相当分だけ細く設定している。膨出部１
１ａは軸方向外端から軸方向内端側へ向けて漸次拡径す
るテ−パ状の外端シール部１３と、この外端シール部１
３の頂部から連接部１１ｂに向かって漸次縮径するテ−
パ面１５とを有する断面山形状に形成されている。外端
シール部１３の頂部の外径、つまり膨出部１１ａの最大
外径は連接部１１ｂの外径よりも大きく設定されてい
る。テ−パ面１５は、その傾斜角度が前記継手本体１の
２次シール部８の傾斜角度とほぼ一致するとともに、内
端シール部１２が１次シール部７に当接したとき、２次
シール部８とテ−パ面１５との対向間隔がチューブ３の
肉厚相当となるよう形成されている。このインナーリン
グ２の内径はチューブ３の内径及び継手本体１の胴部５
の内径と同一か略同一に設定して流体の移動（流動）を
妨げないようにしている。
成形品であり、その軸方向内端部に継手本体１の受口６
内に嵌合できる外径の突出部１０を形成するとともに、
その軸方向外端部にチューブ３の一端部３ａに圧入する
圧入部１１を形成してなり、全体としてスリーブ状にな
っている。突出部１０の内端面には、第１の１次シール
部７に当接する、テ−パ面からなる内端シール部１２が
形成されている。圧入部１１は膨出部１１ａと、この膨
出部１１ａと突出部１０とをつなぐ連接部１１ｂとから
なり、連接部１１ｂの外径は突出部１０の外径よりもチ
ューブ３の肉厚相当分だけ細く設定している。膨出部１
１ａは軸方向外端から軸方向内端側へ向けて漸次拡径す
るテ−パ状の外端シール部１３と、この外端シール部１
３の頂部から連接部１１ｂに向かって漸次縮径するテ−
パ面１５とを有する断面山形状に形成されている。外端
シール部１３の頂部の外径、つまり膨出部１１ａの最大
外径は連接部１１ｂの外径よりも大きく設定されてい
る。テ−パ面１５は、その傾斜角度が前記継手本体１の
２次シール部８の傾斜角度とほぼ一致するとともに、内
端シール部１２が１次シール部７に当接したとき、２次
シール部８とテ−パ面１５との対向間隔がチューブ３の
肉厚相当となるよう形成されている。このインナーリン
グ２の内径はチューブ３の内径及び継手本体１の胴部５
の内径と同一か略同一に設定して流体の移動（流動）を
妨げないようにしている。
【０００５】このインナーリング４は、チューブ３の一
端部３ａ内に上記突出部１０を外方へ突出させる状態で
圧入することによりチューブ３の一端部３ａを拡径させ
て拡径部１６を形成するとともに、該拡径部１６の継手
本体１への挿入方向とは反対側の反挿入方向側斜面部１
６ａとチューブ軸方向と平行なチューブ外面部３０とが
出会う所に拡径付け根部１７を形成する。
端部３ａ内に上記突出部１０を外方へ突出させる状態で
圧入することによりチューブ３の一端部３ａを拡径させ
て拡径部１６を形成するとともに、該拡径部１６の継手
本体１への挿入方向とは反対側の反挿入方向側斜面部１
６ａとチューブ軸方向と平行なチューブ外面部３０とが
出会う所に拡径付け根部１７を形成する。
【０００６】チューブ３の一端部３ａが受口６に挿入さ
れた状態では、内端シール部１２が継手本体１の第１の
１次シール部７に当接するとともに、外端シール部１３
がチューブ３の拡径部１７の第２の１次シール部となる
反挿入方向側斜面部１６ａの内面に当接する。さらに、
継手本体１の２次シール部８とインナーリング４のテ−
パ面１５との間に、チューブ３の一端部３ａが傾斜状態
で挟持される。すなわち、インナーリング４のテ−パ面
１５に沿って変形したチューブ３の拡径部１７の挿入方
向側斜面部１６ｂが２次シール部８と当接する。
れた状態では、内端シール部１２が継手本体１の第１の
１次シール部７に当接するとともに、外端シール部１３
がチューブ３の拡径部１７の第２の１次シール部となる
反挿入方向側斜面部１６ａの内面に当接する。さらに、
継手本体１の２次シール部８とインナーリング４のテ−
パ面１５との間に、チューブ３の一端部３ａが傾斜状態
で挟持される。すなわち、インナーリング４のテ−パ面
１５に沿って変形したチューブ３の拡径部１７の挿入方
向側斜面部１６ｂが２次シール部８と当接する。
【０００７】ユニオンナット２はこれの内周に前記継手
本体１の雄ねじ９に螺合される雌ねじ１８を形成し、か
つ一端部に環状の鍔部１９を内向きに張り出すととも
に、該鍔部１９の内周面の軸方向内端に鋭角または直角
の押圧エッジ部１９ａを設けてある。
本体１の雄ねじ９に螺合される雌ねじ１８を形成し、か
つ一端部に環状の鍔部１９を内向きに張り出すととも
に、該鍔部１９の内周面の軸方向内端に鋭角または直角
の押圧エッジ部１９ａを設けてある。
【０００８】そして、上記インナーリング４の圧入され
たチューブ３の一端部３ａを継手本体１の受口６に挿入
させた状態で、該一端部３ａの外周に予め遊嵌させてい
るユニオンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ
９に螺合させて締め付ける。この締付けに伴いユニオン
ナット２の押圧エッジ部１９ａがチューブ３の拡径部１
７の拡径付け根部１７に当接してインナーリング４を軸
方向から押圧することにより該インナーリング４の内端
シール部１２及びチューブ３の挿入方向側斜面部１６ｂ
が継手本体１の受口６の１次シール部７及び２次シール
部８にそれぞれ押圧接当するとともに、チューブ３の第
２の１次シール部である反挿入方向側斜面部１６ａの内
面がインナーリング４の外端シール部１３に押圧接当し
てシール性（密封力）を付与し、同時にチューブ３の抜
止めを図っている。
たチューブ３の一端部３ａを継手本体１の受口６に挿入
させた状態で、該一端部３ａの外周に予め遊嵌させてい
るユニオンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ
９に螺合させて締め付ける。この締付けに伴いユニオン
ナット２の押圧エッジ部１９ａがチューブ３の拡径部１
７の拡径付け根部１７に当接してインナーリング４を軸
方向から押圧することにより該インナーリング４の内端
シール部１２及びチューブ３の挿入方向側斜面部１６ｂ
が継手本体１の受口６の１次シール部７及び２次シール
部８にそれぞれ押圧接当するとともに、チューブ３の第
２の１次シール部である反挿入方向側斜面部１６ａの内
面がインナーリング４の外端シール部１３に押圧接当し
てシール性（密封力）を付与し、同時にチューブ３の抜
止めを図っている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ユニオンナ
ット２の締め付けにより押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径部１６の拡径付け根部１７に当接させてチュー
ブ３の一端部３ａをインナーリング４ごと継手本体１に
向けて押しつけるという上記樹脂製管継手では、チュー
ブ３の拡径部１６の拡径付け根部１７には緩やかなアー
ルしか付けられていないため、押圧エッジ部１９ａの滑
りが生じ、とくにフッ素樹脂製のユニオンナット２及び
チューブ３は摩擦係数が小さくて滑り易いため、チュー
ブ３の引抜きに対する抵抗が少なくて抜出す危険性があ
り、チューブ３の引抜き抵抗を大きくする方法としてユ
ニオンナット２を強く締め付けこの締付力によってチュ
ーブ２の引抜き力を維持させている。
ット２の締め付けにより押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径部１６の拡径付け根部１７に当接させてチュー
ブ３の一端部３ａをインナーリング４ごと継手本体１に
向けて押しつけるという上記樹脂製管継手では、チュー
ブ３の拡径部１６の拡径付け根部１７には緩やかなアー
ルしか付けられていないため、押圧エッジ部１９ａの滑
りが生じ、とくにフッ素樹脂製のユニオンナット２及び
チューブ３は摩擦係数が小さくて滑り易いため、チュー
ブ３の引抜きに対する抵抗が少なくて抜出す危険性があ
り、チューブ３の引抜き抵抗を大きくする方法としてユ
ニオンナット２を強く締め付けこの締付力によってチュ
ーブ２の引抜き力を維持させている。
【００１０】チューブ３に加わる通常使用の流体圧力に
対する引抜き抵抗は、上記の樹脂製管継手構造でも問題
がないが、輸送される流体の温度が通常の使用温度を越
えたり、流体の圧力が通常使用の圧力をはるかに越える
厳しい使用条件のもとで異常な流体の圧力が加わった場
合や、内圧以外の機械的な引抜き力が異常に加わった場
合において、とくに危険な薬品を輸送するときに安全性
を確保することが非常に重要な課題である。上記の樹脂
製管継手構造においてはチューブ３の引抜き抵抗はユニ
オンナット２の締付力に依存しているが、これだけでは
初期の施工ミスや経時変化によって締付力が弱くなった
場合に安全性の問題が生じる。これらの点の配慮は重要
課題である。
対する引抜き抵抗は、上記の樹脂製管継手構造でも問題
がないが、輸送される流体の温度が通常の使用温度を越
えたり、流体の圧力が通常使用の圧力をはるかに越える
厳しい使用条件のもとで異常な流体の圧力が加わった場
合や、内圧以外の機械的な引抜き力が異常に加わった場
合において、とくに危険な薬品を輸送するときに安全性
を確保することが非常に重要な課題である。上記の樹脂
製管継手構造においてはチューブ３の引抜き抵抗はユニ
オンナット２の締付力に依存しているが、これだけでは
初期の施工ミスや経時変化によって締付力が弱くなった
場合に安全性の問題が生じる。これらの点の配慮は重要
課題である。
【００１１】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、上記のような樹脂製管継手において
チューブに対する抜止め手段に工夫を凝らすことによ
り、異常な流体の圧力や内圧以外の機械的な異常な引抜
き力が加わった場合においてもチューブ抜止め機能及び
シール機能を十分に発揮できて安全性を確保できる樹脂
製管継手におけるチューブ抜止め方法及びチューブ抜止
め構造を提供することを目的とする。
になされたもので、上記のような樹脂製管継手において
チューブに対する抜止め手段に工夫を凝らすことによ
り、異常な流体の圧力や内圧以外の機械的な異常な引抜
き力が加わった場合においてもチューブ抜止め機能及び
シール機能を十分に発揮できて安全性を確保できる樹脂
製管継手におけるチューブ抜止め方法及びチューブ抜止
め構造を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め方法は、一端部に受口を有し、こ
の受口の外周に雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチ
ューブの外周に遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじ
に螺合される雌ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り
出した環状の鍔部を有するとともに、該鍔部の内径部に
押圧エッジ部を設けてあるユニオンナットとを備えてお
り、前記継手本体の受口に対し前記チューブの一端部が
拡径部を形成するとともにこの拡径部の反挿入方向側斜
面部とチューブ軸方向と平行なチューブ外面部とが出会
う拡径付け根部を形成した状態に挿入され、前記ユニオ
ンナットの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて締め付ける
ことにより前記押圧エッジ部を前記チューブの拡径付け
根部に当接させて前記チューブの一端部を前記継手本体
に向けて押しつけるようにしてなる樹脂製管継手におけ
るチューブ抜止め方法であって、前記ユニオンナットを
締め付ける前に、予め、前記押圧エッジ部が当接する前
記チューブの拡径付け根部に、該拡径付け根部の曲率半
径もしくは角度よりも更に小さい凹部を成形することに
特徴を有するものである。
おけるチューブ抜止め方法は、一端部に受口を有し、こ
の受口の外周に雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチ
ューブの外周に遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじ
に螺合される雌ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り
出した環状の鍔部を有するとともに、該鍔部の内径部に
押圧エッジ部を設けてあるユニオンナットとを備えてお
り、前記継手本体の受口に対し前記チューブの一端部が
拡径部を形成するとともにこの拡径部の反挿入方向側斜
面部とチューブ軸方向と平行なチューブ外面部とが出会
う拡径付け根部を形成した状態に挿入され、前記ユニオ
ンナットの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて締め付ける
ことにより前記押圧エッジ部を前記チューブの拡径付け
根部に当接させて前記チューブの一端部を前記継手本体
に向けて押しつけるようにしてなる樹脂製管継手におけ
るチューブ抜止め方法であって、前記ユニオンナットを
締め付ける前に、予め、前記押圧エッジ部が当接する前
記チューブの拡径付け根部に、該拡径付け根部の曲率半
径もしくは角度よりも更に小さい凹部を成形することに
特徴を有するものである。
【００１３】この場合において、前記チューブの拡径部
は、チューブの一端部にインナーリングを圧入すること
により形成するか、またはチューブの一端部をフレア加
工して前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端部外
周に圧入することができる。また、前記凹部は前記拡径
付け根部の曲率半径よりも小さい曲率半径で描かれる湾
状部に成形するか、または前記拡径付け根部の角度より
も更に小さい角度の隅角に成形することができる。
は、チューブの一端部にインナーリングを圧入すること
により形成するか、またはチューブの一端部をフレア加
工して前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端部外
周に圧入することができる。また、前記凹部は前記拡径
付け根部の曲率半径よりも小さい曲率半径で描かれる湾
状部に成形するか、または前記拡径付け根部の角度より
も更に小さい角度の隅角に成形することができる。
【００１４】本発明の樹脂製管継手におけるチューブ抜
止め構造は、一端部に受口を有し、この受口の外周に雄
ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に遊
嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌ね
じを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔部
を有するとともに、該鍔部の内径部に押圧エッジ部を設
けてあるユニオンナットとを備えており、前記継手本体
の受口に対し前記チューブの一端部が拡径部を形成する
とともに、この拡径部の反挿入方向側斜面部とチューブ
軸方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径付け根部
を形成した状態に挿入されており、前記チューブの拡径
付け根部に、該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よ
りも更に小さい凹部を成形しており、前記ユニオンナッ
トの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて締め付けることに
より前記押圧エッジ部を前記チューブの凹部に当接させ
て前記チューブの一端部を前記継手本体に向けて押しつ
けてあることに特徴を有するものである。この場合にお
いても、前記チューブの拡径部は、チューブの一端部に
インナーリングを圧入することにより形成するか、また
はチューブの一端部をフレア加工して前記継手本体の受
口の雄ねじより先端側の端部外周に圧入することができ
る。また、前記凹部は前記拡径付け根部の曲率半径より
も小さい曲率半径で描かれる湾状部に成形するか、また
は前記拡径付け根部の角度よりも更に小さい角度の隅角
に成形することができる。
止め構造は、一端部に受口を有し、この受口の外周に雄
ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に遊
嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌ね
じを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔部
を有するとともに、該鍔部の内径部に押圧エッジ部を設
けてあるユニオンナットとを備えており、前記継手本体
の受口に対し前記チューブの一端部が拡径部を形成する
とともに、この拡径部の反挿入方向側斜面部とチューブ
軸方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径付け根部
を形成した状態に挿入されており、前記チューブの拡径
付け根部に、該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よ
りも更に小さい凹部を成形しており、前記ユニオンナッ
トの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて締め付けることに
より前記押圧エッジ部を前記チューブの凹部に当接させ
て前記チューブの一端部を前記継手本体に向けて押しつ
けてあることに特徴を有するものである。この場合にお
いても、前記チューブの拡径部は、チューブの一端部に
インナーリングを圧入することにより形成するか、また
はチューブの一端部をフレア加工して前記継手本体の受
口の雄ねじより先端側の端部外周に圧入することができ
る。また、前記凹部は前記拡径付け根部の曲率半径より
も小さい曲率半径で描かれる湾状部に成形するか、また
は前記拡径付け根部の角度よりも更に小さい角度の隅角
に成形することができる。
【００１５】
【作用】上記チューブ抜止め方法及びチューブ抜止め構
造によれば、チューブの拡径部の拡径付け根部に該拡径
付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に小さい凹部
を成形したうえで、この凹部にユニオンナットの押圧エ
ッジ部を当接させるようにしてあるので、ユニオンナッ
トの締付けに伴い押圧エッジ部をチューブの拡径付け根
部に滑らすことなく常に安定確実に当接係合させること
ができて強い押圧力を付与でき、またユニオンナットの
締付力に依存することなく引抜き抵抗を上げることがで
きる。したがって施工時のミスや経時変化によるユニオ
ンナットの締付力の低下が起こっても最も危険なチュー
ブ抜出し事故を回避することができる。
造によれば、チューブの拡径部の拡径付け根部に該拡径
付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に小さい凹部
を成形したうえで、この凹部にユニオンナットの押圧エ
ッジ部を当接させるようにしてあるので、ユニオンナッ
トの締付けに伴い押圧エッジ部をチューブの拡径付け根
部に滑らすことなく常に安定確実に当接係合させること
ができて強い押圧力を付与でき、またユニオンナットの
締付力に依存することなく引抜き抵抗を上げることがで
きる。したがって施工時のミスや経時変化によるユニオ
ンナットの締付力の低下が起こっても最も危険なチュー
ブ抜出し事故を回避することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づき説明する。図１は樹脂製管継手とチューブ
の一端部とを分離状態で示す半欠截断面図、図２は図１
のチューブの要部拡大断面図、図３は他の実施例を図２
に相応して示す要部拡大断面図、図４は図１の樹脂製管
継手にチューブの一端部を接続した状態の半欠截断面図
である。
図面に基づき説明する。図１は樹脂製管継手とチューブ
の一端部とを分離状態で示す半欠截断面図、図２は図１
のチューブの要部拡大断面図、図３は他の実施例を図２
に相応して示す要部拡大断面図、図４は図１の樹脂製管
継手にチューブの一端部を接続した状態の半欠截断面図
である。
【００１７】本発明に係る樹脂製管継手は、前述した図
８に示す樹脂製管継手とはその全体的な基本構成を同じ
にするため、図８に示す樹脂製管継手と同一の部材、要
素には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。以下、図８に示す樹脂製管継手と異なる部分につい
てのみ詳述する。図１において、インナーリング４によ
り拡径部１６が形成されたチューブ３の拡径部１６の拡
径付け根部１７の全周には、このチューブ３を継手本体
１に挿入する前に、予め、該拡径付け根部１７の曲率半
径もしくは角度よりも更に小さい凹部２０を成形する。
この場合において、凹部２０は、図２に示すごとく拡径
付け根部１７の曲率半径よりも小さい曲率半径（例え
ば、半径１mm以下）で描かれる湾状部２１に成形する
か、または図３に示すごとく拡径付け根部１７の角度
（鈍角）よりも更に小さい角度（図示例では９０゜）の
隅角２２に成形する。なお、チューブ３の拡径付け根部
１７に凹部２０を成形することにより該拡径付け根部１
７の内面側に図示するごとき凸部４０が形成される場合
は、チューブ３の凹部２０と対向するインナーリング４
の膨出部１１ａの端部には前記凹部２０に対応する凹部
２３を設けて、この凹部２３内に前記凸部４０が逃げ込
むようにする。
８に示す樹脂製管継手とはその全体的な基本構成を同じ
にするため、図８に示す樹脂製管継手と同一の部材、要
素には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。以下、図８に示す樹脂製管継手と異なる部分につい
てのみ詳述する。図１において、インナーリング４によ
り拡径部１６が形成されたチューブ３の拡径部１６の拡
径付け根部１７の全周には、このチューブ３を継手本体
１に挿入する前に、予め、該拡径付け根部１７の曲率半
径もしくは角度よりも更に小さい凹部２０を成形する。
この場合において、凹部２０は、図２に示すごとく拡径
付け根部１７の曲率半径よりも小さい曲率半径（例え
ば、半径１mm以下）で描かれる湾状部２１に成形する
か、または図３に示すごとく拡径付け根部１７の角度
（鈍角）よりも更に小さい角度（図示例では９０゜）の
隅角２２に成形する。なお、チューブ３の拡径付け根部
１７に凹部２０を成形することにより該拡径付け根部１
７の内面側に図示するごとき凸部４０が形成される場合
は、チューブ３の凹部２０と対向するインナーリング４
の膨出部１１ａの端部には前記凹部２０に対応する凹部
２３を設けて、この凹部２３内に前記凸部４０が逃げ込
むようにする。
【００１８】チューブ３への凹部２０の予成形方法の一
例を挙げる。チューブ３の一端部にインナーリング４を
圧入固定する治具として、例えば、図７の（ａ）に示す
ようなものが知られている（例えば、実公平６−４６６
６３号公報参照）。このインナーリング圧入治具でチュ
ーブ３の一端部にインナーリング４を圧入した後、該圧
入治具を利用してチューブ３に凹部２０を成形する方法
である。
例を挙げる。チューブ３の一端部にインナーリング４を
圧入固定する治具として、例えば、図７の（ａ）に示す
ようなものが知られている（例えば、実公平６−４６６
６３号公報参照）。このインナーリング圧入治具でチュ
ーブ３の一端部にインナーリング４を圧入した後、該圧
入治具を利用してチューブ３に凹部２０を成形する方法
である。
【００１９】図７の（ａ）において、インナーリング圧
入治具は、基台３１の前端側にチューブ３の一端部を固
定保持するためのクランプ台３２を、後端側にインナー
リング４をチューブ３の一端部に圧入する機能を備えた
ギヤボックス３３をそれぞれ設けている。クランプ台３
２は固定クランプ３２ａと可動クランプ３２ｂからなる
半割り構造になっていて、固定クランプ３２ａと可動ク
ランプ３２ｂとの間でチューブ３の一端部を水平姿勢に
挟持固定する。ギヤボックス３３には、前端にインナー
リング４を保持するリング保持体３４を取り付け、且
つ、ラック３５ａを有する丸棒軸からなる圧入作用体３
５と、前記ラック３５ａに噛合するピニオン３６、及び
該ピニオン３６と軸３７を介して連結されて該軸３７回
りに前後揺動する圧入操作レバー３８とを備えている。
入治具は、基台３１の前端側にチューブ３の一端部を固
定保持するためのクランプ台３２を、後端側にインナー
リング４をチューブ３の一端部に圧入する機能を備えた
ギヤボックス３３をそれぞれ設けている。クランプ台３
２は固定クランプ３２ａと可動クランプ３２ｂからなる
半割り構造になっていて、固定クランプ３２ａと可動ク
ランプ３２ｂとの間でチューブ３の一端部を水平姿勢に
挟持固定する。ギヤボックス３３には、前端にインナー
リング４を保持するリング保持体３４を取り付け、且
つ、ラック３５ａを有する丸棒軸からなる圧入作用体３
５と、前記ラック３５ａに噛合するピニオン３６、及び
該ピニオン３６と軸３７を介して連結されて該軸３７回
りに前後揺動する圧入操作レバー３８とを備えている。
【００２０】インナーリング圧入に際しては、クランプ
台３２にチューブ３の一端部を保持固定し、リング保持
体３４にインナーリング４を保持したうえで、圧入操作
レバー３８を前方揺動させると、圧入作用体３５がピニ
オン３６及びラック３５ａを介して前進し、インナーリ
ング４がチューブ３の一端部に圧入する。インナーリン
グ４の圧入によって前述のようにチューブ３に拡径部１
６が形成されるとともに拡径付け根部１７が形成され
る。これでインナーリング４の圧入加工を終える。
台３２にチューブ３の一端部を保持固定し、リング保持
体３４にインナーリング４を保持したうえで、圧入操作
レバー３８を前方揺動させると、圧入作用体３５がピニ
オン３６及びラック３５ａを介して前進し、インナーリ
ング４がチューブ３の一端部に圧入する。インナーリン
グ４の圧入によって前述のようにチューブ３に拡径部１
６が形成されるとともに拡径付け根部１７が形成され
る。これでインナーリング４の圧入加工を終える。
【００２１】このインナーリング圧入加工後、クランプ
台３２に半割りリングからなる凹部成形治具３９をセッ
トし、この凹部成形治具３９にインナーリング４の圧入
されたチューブ３のインナーリング４より他端側を挿通
する。かくして、圧入操作レバー３８を前方揺動させて
チューブ３をインナーリング４ごと前進させることによ
り、図７の（ｂ）に示すごとく該チューブ３の拡径付け
根部１７を凹部成形治具３９の角部３９ａに押し付け
る。すると凹部成形治具３９の角部３９ａによりチュー
ブ３の拡径付け根部１７に凹部２０が成形される。この
凹部２０をより確実に成形するにはフッ素樹脂製のチュ
ーブ３の凹部成形箇所にヒートガン等で２５０〜３５０
゜程度の熱を付与しながら凹部成形治具３９の角部３９
ａを押し付けることが好ましい。このように、インナー
リング圧入治具を利用することによりチューブ３の拡径
付け根部１７に凹部２０を簡単に成形することができ
る。因みに、凹部成形後、圧入操作レバー３８を後方揺
動させると、圧入作用体３５がピニオン３６及びラック
３５ａを介して後退し、リング保持体３４がインナーリ
ング４から抜き出される。
台３２に半割りリングからなる凹部成形治具３９をセッ
トし、この凹部成形治具３９にインナーリング４の圧入
されたチューブ３のインナーリング４より他端側を挿通
する。かくして、圧入操作レバー３８を前方揺動させて
チューブ３をインナーリング４ごと前進させることによ
り、図７の（ｂ）に示すごとく該チューブ３の拡径付け
根部１７を凹部成形治具３９の角部３９ａに押し付け
る。すると凹部成形治具３９の角部３９ａによりチュー
ブ３の拡径付け根部１７に凹部２０が成形される。この
凹部２０をより確実に成形するにはフッ素樹脂製のチュ
ーブ３の凹部成形箇所にヒートガン等で２５０〜３５０
゜程度の熱を付与しながら凹部成形治具３９の角部３９
ａを押し付けることが好ましい。このように、インナー
リング圧入治具を利用することによりチューブ３の拡径
付け根部１７に凹部２０を簡単に成形することができ
る。因みに、凹部成形後、圧入操作レバー３８を後方揺
動させると、圧入作用体３５がピニオン３６及びラック
３５ａを介して後退し、リング保持体３４がインナーリ
ング４から抜き出される。
【００２２】その他の凹部成形治具として、ユニオンナ
ット２の内部に挿入可能な二つ割りリング（図示省略）
でも可能である。この場合、二つ割りリングは上記凹部
成形治具３９の角部３９ａと同様の角部を有し、ユニオ
ンナット２を継手本体１の雄ねじ９に強く締付けること
により前記二つ割りリングの角部をチューブ３の拡径付
け根部１７に押し付けて凹部２０を成形し、成形後、前
記二つ割りリングをユニオンナット２の内部から取り出
す。
ット２の内部に挿入可能な二つ割りリング（図示省略）
でも可能である。この場合、二つ割りリングは上記凹部
成形治具３９の角部３９ａと同様の角部を有し、ユニオ
ンナット２を継手本体１の雄ねじ９に強く締付けること
により前記二つ割りリングの角部をチューブ３の拡径付
け根部１７に押し付けて凹部２０を成形し、成形後、前
記二つ割りリングをユニオンナット２の内部から取り出
す。
【００２３】上記構成の樹脂製管継手において、図４に
示すように、インナーリング４が圧入されたチューブ３
の一端部３ａを継手本体１の受口６に挿入して内端シー
ル部１２を１次シール部７に当接させ、次いで予めチュ
ーブ３の一端部の外周に遊嵌させてあるユニオンナット
２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ９に螺合して締め
付け方向に回転させる。すると、このユニオンナット２
の締付け回転により雌雄ねじ１８，９を介してその締付
トルクに対応した軸方向の推進力が発生するため、ユニ
オンナット２は押圧エッジ部１９ａをチューブ３の拡径
付け根部１７の凹部２０に当接させてインナーリング４
を継手本体１側に強く押圧する。その際、押圧エッジ部
１９ａの当接する拡径付け根部１７の凹部２０は拡径付
け根部１７の曲率半径もしくは角度よりも小さく形成し
てあるので、押圧エッジ部１９ａが拡径付け根部１７を
滑るようなことなく安定確実に当接係合することにより
強い押圧作用を発揮してチューブ３の拡径部１６及びイ
ンナーリング４を継手本体１に押し付ける。
示すように、インナーリング４が圧入されたチューブ３
の一端部３ａを継手本体１の受口６に挿入して内端シー
ル部１２を１次シール部７に当接させ、次いで予めチュ
ーブ３の一端部の外周に遊嵌させてあるユニオンナット
２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ９に螺合して締め
付け方向に回転させる。すると、このユニオンナット２
の締付け回転により雌雄ねじ１８，９を介してその締付
トルクに対応した軸方向の推進力が発生するため、ユニ
オンナット２は押圧エッジ部１９ａをチューブ３の拡径
付け根部１７の凹部２０に当接させてインナーリング４
を継手本体１側に強く押圧する。その際、押圧エッジ部
１９ａの当接する拡径付け根部１７の凹部２０は拡径付
け根部１７の曲率半径もしくは角度よりも小さく形成し
てあるので、押圧エッジ部１９ａが拡径付け根部１７を
滑るようなことなく安定確実に当接係合することにより
強い押圧作用を発揮してチューブ３の拡径部１６及びイ
ンナーリング４を継手本体１に押し付ける。
【００２４】かかるユニオンナット３の押圧エッジ部１
９ａによる強い押圧作用によりインナーリング４の内端
シール部１２が継手本体１の第１の１次シール部７に、
またチューブ３の反挿入方向側斜面部１６ａの内面がイ
ンナーリング４の外端シール部１３にそれぞれ強い面圧
で密着して気密状にシールされ、さらにチューブ３の挿
入方向側斜面部１６ｂの外面が継手本体１の２次シール
部８に圧接してシールされる。
９ａによる強い押圧作用によりインナーリング４の内端
シール部１２が継手本体１の第１の１次シール部７に、
またチューブ３の反挿入方向側斜面部１６ａの内面がイ
ンナーリング４の外端シール部１３にそれぞれ強い面圧
で密着して気密状にシールされ、さらにチューブ３の挿
入方向側斜面部１６ｂの外面が継手本体１の２次シール
部８に圧接してシールされる。
【００２５】このようなシール状態はユニオンナット３
の押圧エッジ部１９ａがチューブ３の拡径付け根部１７
に安定確実に滑止め状に当接係合していることでもって
確実強固に保持される。したがって、ユニオンナット２
の締付力に依存することなくチューブ３の引抜き抵抗を
上げることができ、常温流体の時は勿論のこと、高温、
高圧流体の時に異常な引抜き荷重がかかったときにもシ
ール性を確保し得て流体の漏洩または異物の侵入を確実
に防止でき、シール性能の信頼性を向上できる。
の押圧エッジ部１９ａがチューブ３の拡径付け根部１７
に安定確実に滑止め状に当接係合していることでもって
確実強固に保持される。したがって、ユニオンナット２
の締付力に依存することなくチューブ３の引抜き抵抗を
上げることができ、常温流体の時は勿論のこと、高温、
高圧流体の時に異常な引抜き荷重がかかったときにもシ
ール性を確保し得て流体の漏洩または異物の侵入を確実
に防止でき、シール性能の信頼性を向上できる。
【００２６】図４において、インナーリング４において
突出部１０と膨出部１１ａとをつなぐ連接部１１ｂの外
径は突出部１０及び膨出部１１ａの最大外径よりもチュ
ーブ３の肉厚相当分だけ小さい寸法に設定する。一方、
ユニオンナット３の押圧エッジ部１９ａは、その押圧エ
ッジ部１９ａがインナーリング４の膨出部１１ａの頂部
は勿論のこと、連接部１１ｂの外径よりも軸心側に位置
するような内径寸法（半径）ｄに設定されている。そし
てユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａの内径寸法
（半径）ｄとインナーリング４の連接部１１ｂの外径寸
法（半径）Ｄとの関係において、ｄ＞Ｄであると、ユニ
オンナット２を締付けたときも第１の１次シール部７へ
の押付け作用が弱まって好ましくないが、ｄ≦Ｄに設定
してあると、ユニオンナット２の締付けにより第１の１
次シール部７と内端シール部１２との接触面圧、および
第２の１次シール部である反挿入方向側斜面部１６ａの
内面と外端シール部１３との接触面圧を共に高めること
ができ、また低い締付トルクでそれらの所定面圧を発生
できて好ましい。
突出部１０と膨出部１１ａとをつなぐ連接部１１ｂの外
径は突出部１０及び膨出部１１ａの最大外径よりもチュ
ーブ３の肉厚相当分だけ小さい寸法に設定する。一方、
ユニオンナット３の押圧エッジ部１９ａは、その押圧エ
ッジ部１９ａがインナーリング４の膨出部１１ａの頂部
は勿論のこと、連接部１１ｂの外径よりも軸心側に位置
するような内径寸法（半径）ｄに設定されている。そし
てユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａの内径寸法
（半径）ｄとインナーリング４の連接部１１ｂの外径寸
法（半径）Ｄとの関係において、ｄ＞Ｄであると、ユニ
オンナット２を締付けたときも第１の１次シール部７へ
の押付け作用が弱まって好ましくないが、ｄ≦Ｄに設定
してあると、ユニオンナット２の締付けにより第１の１
次シール部７と内端シール部１２との接触面圧、および
第２の１次シール部である反挿入方向側斜面部１６ａの
内面と外端シール部１３との接触面圧を共に高めること
ができ、また低い締付トルクでそれらの所定面圧を発生
できて好ましい。
【００２７】本発明は、上記実施例の樹脂製管継手以外
に、例えば図５や図６に示す形態の樹脂製管継手にも同
様に適用できる。図５に示す樹脂製管継手は、図１に示
す樹脂製管継手とは第１の１次シール部及びこの付近で
のシール構造が異なり、その他の、例えば第２の１次シ
ール部及び２次シール部などの構成は図１に示す樹脂製
管継手とほぼ同様であるため、同一の部材、要素に同一
の符号を付してその具体的な説明を省略する。第１の１
次シール部付近において、インナーリング４のチューブ
３の一端部３ａから突出する突出部１０に、継手本体１
の受口６の内奥の第１の１次シール部７に当接する突出
内端面２５よりも径方向外方で且つ軸方向内方へ向かっ
て突出する円筒状シール部２６が形成される一方、継手
本体１の受口６の内奥における前記１次シール部７より
も径方向外方に、前記円筒状シール部２６の圧入に伴い
径方向の面圧を発生させてシール部を形成する円筒状溝
部２８が形成されている。前記１次シール部７は軸方向
内方方に向けて漸次縮径するテ−パ面により形成されて
いる。なお、この樹脂製管継手の場合、円筒状溝部２８
に対し円筒状シール部２６の外周面のみを密着させてシ
ール部を構成することもできる。
に、例えば図５や図６に示す形態の樹脂製管継手にも同
様に適用できる。図５に示す樹脂製管継手は、図１に示
す樹脂製管継手とは第１の１次シール部及びこの付近で
のシール構造が異なり、その他の、例えば第２の１次シ
ール部及び２次シール部などの構成は図１に示す樹脂製
管継手とほぼ同様であるため、同一の部材、要素に同一
の符号を付してその具体的な説明を省略する。第１の１
次シール部付近において、インナーリング４のチューブ
３の一端部３ａから突出する突出部１０に、継手本体１
の受口６の内奥の第１の１次シール部７に当接する突出
内端面２５よりも径方向外方で且つ軸方向内方へ向かっ
て突出する円筒状シール部２６が形成される一方、継手
本体１の受口６の内奥における前記１次シール部７より
も径方向外方に、前記円筒状シール部２６の圧入に伴い
径方向の面圧を発生させてシール部を形成する円筒状溝
部２８が形成されている。前記１次シール部７は軸方向
内方方に向けて漸次縮径するテ−パ面により形成されて
いる。なお、この樹脂製管継手の場合、円筒状溝部２８
に対し円筒状シール部２６の外周面のみを密着させてシ
ール部を構成することもできる。
【００２８】このような樹脂製管継手においても、上記
実施例の場合と同様に、インナーリング４の圧入により
形成されたチューブ３の拡径部１６において、その拡径
付け根部１７に凹部２０を予成形しておく。しかるとき
は、ユニオンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ね
じ９に螺合して締め付けることによって、押圧エッジ部
１９ａをチューブ３の凹部２０に当接させてチューブ３
の一端部３ａをインナーリング４ごと継手本体１に向け
て押しつける。その際、押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径付け根部１７に当接させるときに押圧エッジ部
１９ａを拡径付け根部１７に滑らすことなく安定確実に
当接係合させることができて強い押圧力を付与できると
ともに、チューブ３の引抜き阻止力に優れるという上記
効果と同様な効果を奏することができる。
実施例の場合と同様に、インナーリング４の圧入により
形成されたチューブ３の拡径部１６において、その拡径
付け根部１７に凹部２０を予成形しておく。しかるとき
は、ユニオンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ね
じ９に螺合して締め付けることによって、押圧エッジ部
１９ａをチューブ３の凹部２０に当接させてチューブ３
の一端部３ａをインナーリング４ごと継手本体１に向け
て押しつける。その際、押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径付け根部１７に当接させるときに押圧エッジ部
１９ａを拡径付け根部１７に滑らすことなく安定確実に
当接係合させることができて強い押圧力を付与できると
ともに、チューブ３の引抜き阻止力に優れるという上記
効果と同様な効果を奏することができる。
【００２９】また、図６に示す樹脂製管継手は、継手本
体１の受口６の先端側の端部外周にチューブ３の内径よ
り径大のチューブ端部受面２４を形成し、このチューブ
端部受面２４の後方の外周に該受面２４の外径より径大
の雄ねじ９を形成している。一方、チューブ３の一端部
３ａはフレア加工して拡径部１６を形成するとともに、
該拡径部１６の反挿入方向側斜面部１６ａとチューブ軸
方向と平行なチューブ外面部３０とが出会う拡径付け根
部１７を形成し、その拡径付け根部１７に凹部２０を成
形する。なお、チューブ３の拡径部１６の反挿入方向側
斜面部１６ａの内周面に対応する継手本体１の先端部の
外周には、該内周面に沿うテ−パ面２９が形成される。
また、チューブ３の凹部２０と対向する継手本体１のテ
−パ面２９には前記凹部２０に対応する凹部２３を設け
ることもある。
体１の受口６の先端側の端部外周にチューブ３の内径よ
り径大のチューブ端部受面２４を形成し、このチューブ
端部受面２４の後方の外周に該受面２４の外径より径大
の雄ねじ９を形成している。一方、チューブ３の一端部
３ａはフレア加工して拡径部１６を形成するとともに、
該拡径部１６の反挿入方向側斜面部１６ａとチューブ軸
方向と平行なチューブ外面部３０とが出会う拡径付け根
部１７を形成し、その拡径付け根部１７に凹部２０を成
形する。なお、チューブ３の拡径部１６の反挿入方向側
斜面部１６ａの内周面に対応する継手本体１の先端部の
外周には、該内周面に沿うテ−パ面２９が形成される。
また、チューブ３の凹部２０と対向する継手本体１のテ
−パ面２９には前記凹部２０に対応する凹部２３を設け
ることもある。
【００３０】かくして、チューブ３の一端部３ａは拡径
部１６を継手本体１のチューブ端部受面２４に圧入して
接続される。そして、チューブ３に外嵌されているユニ
オンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ９に螺
合して締め付け、ユニオンナット２の押圧エッジ部１９
ａをチューブ３の凹部２０に当接させて拡径部１６の反
挿入方向側斜面部１６ａの内周面を受口６のテ−パ面２
９に軸方向から押し付ける。この場合においても、ユニ
オンナット２を締付ける前に、予め、チューブ３の拡径
部１６の拡径付け根部１７に凹部２０を成形しておくの
で、ユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径付け根部１７に滑らすことなく安定確実に当接
係合させることができて強い押圧力を付与できるととも
に、チューブ３の引抜き阻止力に優れるという上記効果
と同様な効果を奏することができる。
部１６を継手本体１のチューブ端部受面２４に圧入して
接続される。そして、チューブ３に外嵌されているユニ
オンナット２の雌ねじ１８を継手本体１の雄ねじ９に螺
合して締め付け、ユニオンナット２の押圧エッジ部１９
ａをチューブ３の凹部２０に当接させて拡径部１６の反
挿入方向側斜面部１６ａの内周面を受口６のテ−パ面２
９に軸方向から押し付ける。この場合においても、ユニ
オンナット２を締付ける前に、予め、チューブ３の拡径
部１６の拡径付け根部１７に凹部２０を成形しておくの
で、ユニオンナット２の押圧エッジ部１９ａをチューブ
３の拡径付け根部１７に滑らすことなく安定確実に当接
係合させることができて強い押圧力を付与できるととも
に、チューブ３の引抜き阻止力に優れるという上記効果
と同様な効果を奏することができる。
【００３１】本発明の樹脂製管継手の継手本体１として
は、各図示例のように軸方向両端に受口６を有するソケ
ット形状のものに限られず、そのほかにＴ形状、エルボ
形状、あるいは十字形状のもの、またはポンプ等流体機
器に一体に形成された継手などにも同様に適用できる。
は、各図示例のように軸方向両端に受口６を有するソケ
ット形状のものに限られず、そのほかにＴ形状、エルボ
形状、あるいは十字形状のもの、またはポンプ等流体機
器に一体に形成された継手などにも同様に適用できる。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、チューブの拡径付け根
部に該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に
小さい凹部を予成形したうえで、この凹部にユニオンナ
ットの押圧エッジ部を当接させるという簡単な手段で、
押圧エッジ部をチューブの拡径付け根部に常に安定確実
に滑止め状に当接係合させることができて強い押圧力を
付与でき、またユニオンナットの締付力に依存すること
なく引抜き抵抗を上げることができる。したがって、施
工時のミスや経時変化によるユニオンナットの締付力の
低下が起こっても最も危険なチューブ抜出し事故を回避
することができるという効果を奏する。
部に該拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に
小さい凹部を予成形したうえで、この凹部にユニオンナ
ットの押圧エッジ部を当接させるという簡単な手段で、
押圧エッジ部をチューブの拡径付け根部に常に安定確実
に滑止め状に当接係合させることができて強い押圧力を
付与でき、またユニオンナットの締付力に依存すること
なく引抜き抵抗を上げることができる。したがって、施
工時のミスや経時変化によるユニオンナットの締付力の
低下が起こっても最も危険なチューブ抜出し事故を回避
することができるという効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例を示す樹脂製管継手とチュー
ブの一端部とを分離状態で示す半欠截断面図である。
ブの一端部とを分離状態で示す半欠截断面図である。
【図２】図１に示すチューブの要部拡大断面図である。
【図３】本発明の他の実施例を図２に相応して示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図４】図１の樹脂製管継手にチューブの一端部を接続
した状態の半欠截断面図である。
した状態の半欠截断面図である。
【図５】本発明の他の実施例を図４に相応して示す半欠
截断面図である。
截断面図である。
【図６】本発明の更に他の実施例を図４に相応して示す
半欠截断面図である。
半欠截断面図である。
【図７】（ａ）は本発明に使用するインナーリング圧入
治具の側面図、（ｂ）はインナーリング圧入治具を利用
してチューブの拡径付け根部に凹部を成形した状態を示
す断面図である。
治具の側面図、（ｂ）はインナーリング圧入治具を利用
してチューブの拡径付け根部に凹部を成形した状態を示
す断面図である。
【図８】従来例の樹脂製管継手にチューブの一端部を接
続した状態の半欠截断面図である。
続した状態の半欠截断面図である。
【符号の説明】 １ 継手本体 ２ ユニオンナット ３ チューブ ４ インナーリング ６ 受口 ９ 雄ねじ １６ 拡径部 １６ａ 反挿入方向側斜面部 １７ 拡径付け根部 １８ 雌ねじ １９ 鍔部 １９ａ 押圧エッジ部 ２０ 拡径付け根部の凹部 ２１ 湾状部 ２２ 隅角 ２３ インナーリングまたは継手本体の凹部 ３０ チューブ外面部
Claims (12)
- 【請求項１】 一端部に受口を有し、この受口の外周に
雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に
遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌
ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔
部を有するとともに、該鍔部の内径部に押圧エッジ部を
設けてあるユニオンナットとを備えており、前記継手本
体の受口に対し前記チューブの一端部が拡径部を形成す
るとともに該拡径部の反挿入方向側斜面部とチューブ軸
方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径付け根部を
形成した状態に挿入され、前記ユニオンナットの雌ねじ
を前記雄ねじに螺合させて締め付けることにより前記押
圧エッジ部を前記チューブの拡径付け根部に当接させて
前記チューブの一端部を前記継手本体に向けて押しつけ
るようにしてなる樹脂製管継手におけるチューブ抜止め
方法であって、 前記ユニオンナットを締め付ける前に、予め、前記押圧
エッジ部が当接する前記チューブの拡径付け根部に、該
拡径付け根部の曲率半径もしくは角度よりも更に小さい
凹部を成形することを特徴とする樹脂製管継手における
チューブ抜止め方法。 - 【請求項２】 前記チューブの拡径部が、チューブの一
端部にインナーリングが圧入されることにより形成され
ている請求項１記載の樹脂製管継手におけるチューブ抜
止め方法。 - 【請求項３】 前記チューブの拡径部がフレア加工によ
り形成され前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端
部外周に圧入されている請求項１記載の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め方法。 - 【請求項４】 前記凹部が前記拡径付け根部の曲率半径
よりも小さい曲率半径で描かれる湾状部に成形されてい
る請求項１ないし３のいずれかに記載の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め方法。 - 【請求項５】 前記凹部が前記拡径付け根部の角度より
も更に小さい角度の隅角に成形されている請求項１ない
し３のいずれかに記載の樹脂製管継手におけるチューブ
抜止め方法。 - 【請求項６】 一端部に受口を有し、この受口の外周に
雄ねじを設けた継手本体と、樹脂製のチューブの外周に
遊嵌され、内周に前記継手本体の雄ねじに螺合される雌
ねじを有し、かつ一端部に内向きに張り出した環状の鍔
部を有するとともに、該鍔部の内径部に押圧エッジ部を
設けてあるユニオンナットとを備えており、 前記継手本体の受口に対し前記チューブの一端部が拡径
部を形成するとともに該拡径部の反挿入方向側斜面部と
チューブ軸方向と平行なチューブ外面部とが出会う拡径
付け根部を形成した状態に挿入されており、 前記チューブの拡径付け根部に、該拡径付け根部の曲率
半径もしくは角度よりも更に小さい凹部を成形してお
り、 前記ユニオンナットの雌ねじを前記雄ねじに螺合させて
締め付けることにより前記押圧エッジ部を前記チューブ
の凹部に当接させて前記チューブの一端部を前記継手本
体に向けて押しつけてあることを特徴とする樹脂製管継
手におけるチューブ抜止め構造。 - 【請求項７】 前記チューブの拡径部が、チューブの一
端部にインナーリングが圧入されることにより形成され
ている請求項６記載の樹脂製管継手におけるチューブ抜
止め構造。 - 【請求項８】 前記チューブの拡径部がフレア加工によ
り形成され前記継手本体の受口の雄ねじより先端側の端
部外周に圧入されている請求項６記載の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め構造。 - 【請求項９】 前記凹部が前記拡径付け根部の曲率半径
よりも小さい曲率半径で描かれる湾状部に成形されてい
る請求項６ないし８のいずれかに記載の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め構造。 - 【請求項１０】 前記凹部が前記拡径付け根部の角度よ
りも更に小さい角度の隅角に成形されている請求項６な
いし８のいずれかに記載の樹脂製管継手におけるチュー
ブ抜止め構造。 - 【請求項１１】 前記チューブの凹部と対向するインナ
ーリングの端部に、前記凹部に対応する凹部を設けてい
る請求項６又は７又は９又は１０記載の樹脂製管継手に
おけるチューブ抜止め構造。 - 【請求項１２】 前記チューブの凹部と対向する継手本
体の受口の先端部に、前記凹部に対応する凹部を設けて
いる請求項８ないし１０のいずれかに記載の樹脂製管継
手におけるチューブ抜止め構造。
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| TW091108375A TW531621B (en) | 2001-06-01 | 2002-04-23 | Method and structure for preventing slipping-off of a tube in a pipe joint made of resin |
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| WO2010016364A1 (ja) | 2008-08-05 | 2010-02-11 | 日本ピラー工業株式会社 | 樹脂管継手 |
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