JP2002355198A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002355198A
JP2002355198A JP2001287416A JP2001287416A JP2002355198A JP 2002355198 A JP2002355198 A JP 2002355198A JP 2001287416 A JP2001287416 A JP 2001287416A JP 2001287416 A JP2001287416 A JP 2001287416A JP 2002355198 A JP2002355198 A JP 2002355198A
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cleaner
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Application number
JP2001287416A
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English (en)
Inventor
Koichi Umezawa
功一 梅澤
Hiroshi Takeuchi
洋 竹内
Takanori Nishiyama
高徳 西山
Wataru Yamamoto
亘 山本
Kyoichi Sugano
恭一 菅野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな空気清浄フイルタを備えて排気清浄力
を高めつつ静音化が図れる小型の電気掃除機を提供す
る。 【解決手段】 掃除機本体100の送風室114と電源
室115の両側に一対の環状の主車輪101を備え、こ
の主車輪101の内空間に清浄フイルタ112を有する
フイルタ収納室126と通風路135を備え、更にフイ
ルタ収納室127と通風路135の外側にフイルタ収納
室127と通風路135とを連通する連通路133aを
設け、前記主車輪101の周囲に排気口を備え、この排
気口166と連通路135とを結ぶ連通路51を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動掃除機を備え
た掃除機本体と、吸引ホースと、延長管と、吸口体とを
含む電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機においては、排気され
る空気の取り扱いが課題となっている。例えば、特開平
5ー49561号では、車輪の内側に設けられる吸音材
に対して、本体から排気空気をぶつけ、車輪と本体の間
から排気するものが開示されている。
【0003】また、特開平8ー252196号において
は、小型軽量化を図るために、本体両側に円筒状の車軸
を設け、この車軸に対して回転する環状の車輪を設け、
この円筒形状の車軸から排気を行うものが知られてい
る。
【0004】更に、近年においては、掃除機本体に清浄
力の高いフイルタを設けて、排気空気だけでなく部屋全
体の空気清浄を目的とした電気掃除機が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の電気掃除機は小
型軽量化が進み、よりコンパクトな形態のものが求めら
れている。更にまた、環境重視の観点から排気に対する
要望が強く、静音効果の高い排気を行うものも求められ
ている。
【0006】例えば、前記従来例のように、空気清浄能
力の高いフイルタを本体内に設けて空気清浄力を高めた
ものがあるが、清浄力を向上し、かつ静音化をともに図
るためには大きな面積を備えたフイルタを設置しなけれ
ば、装置の大形化の課題があった。
【0007】そこで、この発明は、掃除機本体に配置さ
れる一対の大車輪の中央部がフイルタ設置スペースとし
て有効である点に着目し、この大車輪の内側に清浄力の
大きなフイルタを設けることで、排気清浄力を高めつつ
静音化が図れる小型の電気掃除機を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の電気掃除機では、電気掃除機の両側に空
気清浄フイルタを備えたフイルタ収納室を配置し、この
フイルタ収納室の周囲に環状の車輪を設けるようにす
る。
【0009】また、前記目的を達成するために、他の発
明では、掃除機本体を、略球体の両側部分を一対の車輪
で構成し、この車輪の間に位置する本体底面部をカット
した略球体形状を基本形態とし、前記車輪を環状に形成
して、その車輪の内側にフイルタ収納室を配置する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図37を参照して詳細に説明する。
【0011】先ず、図1を参照して、この実施の形態で
ある電気掃除機1の概略構造を説明する。図1は使用状
態の外観斜視図である。この実施の形態に係る電気掃除
機1は、外観が略球状の基本形態を備えた掃除機本体1
00と、吸込ホース200と、手元ハンドル部300
と、延長管400と、吸口体500を備えている。
【0012】この電気掃除機1によれば、使用者は前記
手元ハンドル部300を保持して前記延長管400を介
して吸口体500の動作を操作し、この吸口体500を
介して床面の塵埃を吸い取って、前記延長管400、前
記吸込ホース200を介して前記掃除機本体100に吸
引することができる。更に、前記吸込ホース200を介
して前記手元ハンドル部300に接続される前記掃除機
本体100は、一対の主車輪101と補助車輪102を
備えて、使用者が前記手元ハンドル部300を保持して
移動する動作に追随する動きをとることができる。
【0013】前記掃除機本体100は、底部に平坦部1
03が形成され、略中央部の両側に環状の大きな前記主
車輪101が配置され、前記底部の平坦部103の後端
部の中央に小さな前記補助車輪102が配置され、その
前側にホース接続部104が前方に張り出した略球状の
基本形態を備えている。これにより、ホース接続の強度
を維持しながら実装効率が良好で、かつコンパクトな前
記略球体の基本形態を実現している。
【0014】また、この掃除機本体100の上面には、
引き起こし可能な主ハンドル部105を備え、更に、前
記ホース接続部104の下部には補助取っ手106を備
えている。これにより、前記主ハンドル部105を介し
ての通常姿勢での搬送と、前記補助取っ手106による
収納姿勢(前記ホース接続部104の上方位置とする姿
勢)での搬送を可能としている。
【0015】また、本体背面部には、3点で支持する脚
部107と一対の脚部108を備えている。これによ
り、略球体の基本形態を維持しながら設置面積が少ない
コンパクトな収納姿勢が可能である。
【0016】また、この実施の形態では、前記平坦部1
03を構成する電源室カバー109(図2参照)を着脱
可能とし、この電源室カバー109を複数の取り換え可
能なユニットで構成することにより、複数の電源に対応
可能な電気掃除機1を実現している。例えば、この実施
の形態では、コードリール装置129を備えた第1の電
源部110(図2参照)と、充電ユニットを備えた第2
の電源部111(図2参照)に対応可能な設計としてい
る。
【0017】また、この掃除機本体の大きな特徴の1つ
は、大きな面積を備えた清浄フイルタ112をこの掃除
機本体100に内蔵することで、排気される空気の清浄
力を向上させた点にある。この実施の形態では、前記主
車輪101の前記接触部101aの内側に広い配置スペ
ースがあることに着目し、この配置スペースに前記清浄
フイルタ112を配置することで、コンパクトな形態を
備えた前記掃除機本体100に大きな面積を備えた前記
清浄フイルタ112を内臓することを実現している。
【0018】更に、前記清浄フイルタ112を通過した
排気空気は、直接本体外に排気するのではなく、清浄フ
イルタ112の外側を覆う車輪カバー133で反転させ
て前記清浄フイルタ112の横を通過させて、この通過
した排気空気を前記主車輪101の周囲から排気する。
即ち、この実施の形態では電動送風機117(図2参
照)から排出される排気空気を左右に分けて前記清浄フ
イルタ112を通過した後、一度本体内に戻して排気す
る。これにより、排気通路を長く形成できるから、清浄
力を向上しながら、静音化を向上させることができる。
また、従来例では本体の後の排気口から排気したものを
前記主車輪101と本体の間からソフトに排気するた
め、床のホコリを舞い上げにくくしている。
【0019】次に、前記吸口体500は、上下方向に薄
く横方向に長い吸口本体501と、この吸口本体501
の長手方向の中央で後方の位置に配置され、この吸口本
体501と前記延長管400とを接続する自在連結部5
02とから構成される。
【0020】前記吸口本体501は、その底面に集塵口
503を備え、この底面を床面に接触させて、前記延長
管400を介して接続される前記手元ハンドル部300
を一定方向に移動させることにより、この方向に合わせ
て床面を移動して床面の塵埃を吸い取ることができる。
また、この実施の形態では、前記手元ハンドル部300
をひねることにより、このひねり動作に合わせて前記床
面に対して吸口本体501を水平方向に回転させ、前記
一定方向の移動方向に対して吸口本体501の長手方向
が直交する通常の床面清掃姿勢と、吸口本体501の長
手方向が一致する隙間用の清掃姿勢に変化させることが
できる。
【0021】そして、この吸口500の大きな特徴の1
つは、前記吸口本体501にV字状に配置される一対の
回転ブラシ504(図17参照)を備え、この一対の前
記回転ブラシ504の中央に、この回転ブラシ504を
回転させる駆動モータ505を配置した点にある。これ
により、前記吸口本体501の長手方向の片側に前記回
転ブラシ504を駆動するための回転ベルトを設ける必
要がないので、この長手方向の片側近傍の吸い込み効率
を向上すうことができる。また、前記駆動モータ505
が配置される吸口本体501の中央部分は、前記一対の
回転ブラシ504の相互の羽がV字状に配置することに
よりラップするようにしているので、羽による掻きあげ
効率をおとすことがない。
【0022】また、この実施の形態の前記延長管400
は、前記手元ハンドル部300を備えた第1管体401
と、この第1管体内401に挿入されて、この延長管4
00の長さを伸縮させることが可能な第2管体402と
から構成される。前記第2管体402の一端には前記吸
口体500が取り付けられ、前記第1管体401の一端
には前記吸引ホース200が回転可能に取り付けられ
る。そして、前記手元ハンドル部300は前記延長管4
00の上端部近傍に、その握り部301を前記延長管4
00の軸方向とほぼ平行となるようにこの延長管400
に取付けられる。
【0023】この構造によれば、前記手元ハンドル部3
00を前記第1管体401と第2管体402の全長の長
さ内に設けているので、前記接続管400を伸ばした通
常の清掃姿勢では使用者にあった長さを得ることがで
き、かつ、前記延長管400を前記掃除機本体100に
縦姿勢で取付けて収納した収納姿勢においては、この電
気掃除機1の全長を低くすることができる。これによ
り、押入れの高さ(700mm)に収めることができ
る。
【0024】以下、図2から図37を参照して、この実
施の形態に係る電気掃除機を詳細に説明する。
【0025】先ず、図2を基に図3から図5を参照し
て、この電気掃除機本体100の部品構成を説明する。
図2は電気掃除機本体100の部品展開図、図3は中央
縦断面図、図4は中央横断面図、図5は最大直径の水平
断面図である。
【0026】図2において、前記掃除機本体100は、
基台ケース118と、送風機室カバー119と、集塵室
カバー120と、前記電源室カバー109とからその骨
格を構成している。この実施の形態では、意匠性が求め
られる送風機室カバー119と集塵室カバー120には
ヒケやウエルドが起こりにくいABS樹脂で成型し、意
匠性がさほど求められない基台ケース118と電源室カ
バー109には安価な材料のPP樹脂材料で形成してい
る。これらの骨格をなす部材は、これを組立てること
で、電気掃除機1では不可欠な集塵室113、送風室1
14、電源室115などを構成する。
【0027】図3に示すように、この実施の形態では、
前記掃除機本体100の前部に前記集塵室113を配置
し、その後方に電動送風機117を備えた前記送風室1
14を配置し、この送風室115の下方でかつ前記集塵
室113の後方に前記電源室115を配置している。
【0028】図2に戻り、前記基台ケース118の上部
は、略球形の外側を構成する外側壁面123と、この外
側壁面123の内側に内空間50を囲むように形成され
る内側壁面124との2重壁面構造を備えている。前記
内側壁面124は周囲を壁面で囲まれ、その中央に形成
する仕切壁121を介して前後に仕切られ、その前部を
上方に開放した集塵凹部113aとし、後部を上方に開
放した送風凹部114aとしている。前記外側壁面12
3と内側壁面124に囲まれる外空間51は、前記内側
壁面124で形成される内空間50(前記集塵凹部11
3aと送風凹部114a)の前部以外の周囲を囲むよう
に形成され、排気通路や制御基板125の配置スペース
として利用される。
【0029】また、前記送風凹部114aの下方には仕
切壁122を介して前記送風凹部114aと上下に仕切
られた下方に開放した電源凹部115a(図3参照)が
形成される。また、前記基台ケース118の両側に形成
される前記外側壁面123にはリング状に外側に張り出
した車輪ベース126が形成され、この車輪ベース12
6の内側に側方に開放し、かつ前記外空間51と仕切ら
れたフイルタ収納凹部127aが形成される。
【0030】前記送風凹部114aと前記外空間51
は、その上部を前記送風室カバー119で覆うことで、
互いに独立して仕切られる前記送風室114と、外空間
51が区画される。前記送風室114には前記電動送風
機117が配置され、この電動送風機117に隣接した
前記外空間51に前記制御基板125が配置される。
【0031】図2に戻り、前記集塵凹部114aは、そ
の上方を前記集塵室カバー120で覆うことで前記集塵
室113が形成される。前記集塵凹部113aは、その
前方に形成される外側壁面123が立ちあがって、開口
部130aを有する前部壁面130が形成され、この開
口部130aに合わせて、ホース取付部材131が前記
前部壁面130に取付られる。
【0032】このように、この実施の形態に係る掃除機
本体100は、集塵室113と送風室114の周囲を2
重構造の壁面で囲むことにより騒音の低減や堅牢な構造
を確保するとともに、この2重構造の壁面で囲まれる前
記外空間51を利用して制御基板125を配置したり、
あるいはこの外空間51を排気通路として、更には配線
スペースとして活用している。
【0033】図3において、前記電源凹部115aは、
前方が前記集塵室113に入り込み、下方及び後方に開
放した形状を備え、この電源凹部115aの下方及び背
面側を断面がL形の電源室カバー109で覆うことで独
立した前記電源室115を構成する。この電源室115
は、前記電源室カバー109を含む複数の電源ユニット
を取りかえることで、複数の電源に対応させることがで
きる。この図3及び図4、図5に示す掃除機本体100
は家庭内配線から電源供給を受けるためのコードリール
装置129を備えた第1電源部110が取り付けられて
いるものを示す。この第1電源部110は、前記コード
リール装置129を横姿勢で配置するものであり、接続
プラグは背面側に引き出すようにしている。
【0034】図2に戻り、この実施の形態では、前記第
1の電源部110にかえて、充電池を備えた第2の電源
部111を取り付けることができる。この第2の電源部
111は前記第1の電源部110の前記電源室カバー1
09と同様な形態を備えており、その背面側に凹状の充
電端子部132を備えている。これにより、図36に示
すように、前記収納状態をとって充電台600にセット
することで充電を行うことができる。
【0035】図2に戻り、前記基台ケース118の両側
に形成される車輪ベース126には、リング状の前記主
車輪101がこの車輪ベース126の外周に沿って回転
可能に取り付けられる。この実施の形態では、荷重のか
かる前記車輪ベース126の下半分(約1/2)を滑り
が良好な潤滑樹脂材料の成型品で構成している。これに
より、コロ等を使わないで前記主車輪101の円滑な摺
動回転を実現している。もちろん、コロ等を備えるよう
にしてもよい。
【0036】前記主車輪101は、前記車輪カバー13
3を取り付けることで前記基台ケース118に固定され
る。この車輪カバー133はその内側外周に複数の取付
リブ134を備えて、これを樹脂の弾性を利用して前記
基台ケース118に弾着する。これにより、前記主車輪
101は前記車輪ベース126の周囲壁面とこの車輪カ
バー133の内側外周面の間に保持され、ガタツキのな
い円滑な前記主車輪101の回転を実現している。
【0037】前記車輪ベース126の内側に形成される
フイルタ収納凹部127aは、側面からみて矩形の箱型
の空間を有しており、その4隅の角部が前記車輪ベース
126に内接するように形成される。この実施の形態で
は、前記フイルタ収納凹部127aにペーパ状のフイル
タを矩形状に切断したものを複数に折りたたんで厚みの
有るように形成した前記清浄フイルタ112を装着す
る。これにより、前記車輪ベース126内に矩形状の最
大面積を備えた前記清浄フイルタ112を配置してい
る。
【0038】また、前記フイルタ収納凹部127aの四
方(上下前後)には、このフイルタ収納凹部127aの
4辺の壁面と前記車輪ベース126とで構成される4つ
の通風路凹部135aが、このフイルタ収納凹部127
aと独立して形成される。即ち、この実施の形態では、
前記車輪ベース126の円形の空間を利用して、この空
間の中央に矩形状の前記フイルタ収納凹部127aを内
接させて設け、通常はデッドスペースとなる前記フイル
タ収納凹部127aの4方に前記通風路凹部135aを
備えて、内部実装効率を向上して、全体のコンパクト化
を図っている。
【0039】前記車輪ベース126の円形の空間はリン
グ状の通路カバー136で外側を覆うことで、前記通風
路凹部135aと前記通路カバー136とで通風路13
5を形成し、前記フイルタ収納凹部127aと前記通路
カバー136とでフイルタ収納室127を構成する。
【0040】前記通路カバー136は、前記フイルタ収
納室127に対応する部分に中央開口部137が形成さ
れ、前記通風路127に対応する部分に外側開口部13
8が形成される。そして、この通風路カバー136は、
前記フイルタ収納凹部127aに前記清浄フイルタ12
2を装着して取り付け、更に前記主車輪101とともに
前記車輪カバー136を取り付けることで前記基台ケー
ス118に固定される。
【0041】前記車輪カバー133は、その外側が弧状
に張り出して前記略球体の外装の一部を構成する。これ
により、前記車輪カバー133の内側と前記通路カバー
136との間に略半球状の車輪カバー空間133a(図
4参照)が形成される。この実施の形態では、この車輪
カバー空間133aを利用して、前記フイルタ収納室1
27から前記中央開口部137を介して排気される清浄
された空気を前記外側開口部138を介して前記通風路
135に導いている。
【0042】また、この実施の形態では、前記車輪カバ
ー133を透明な樹脂材料で成型し、前記中央開口部1
37を前記主車輪101に合わせて大きな円形状に形成
している。このため、この車輪カバー136を介して前
記清浄フイルタ122を監視することができ、また外観
上、この大きな清浄フイルタ122をデザイン的にアピ
ールして意匠性を向上することができる。
【0043】また、前記送風室カバー119は、前記掃
除機本体100の上面後方約半分をカバーするととも
に、その両側に前方に伸びる縁体139を備えている。
この送風室カバー119は図4に示すように、内側面の
内側に前記内部壁面124と合わさって密閉した空間を
形成する内側リブ壁161と、その外側に前記外側壁面
123と合わさって前記外空間を構成する外側リブ壁1
62が設けられている。これにより、前記送風室カバー
119と前記送風凹部114aとで密閉された送風室1
14を形成し、前記外空間51の上部を前記縁体139
を含む前記送風室カバー119で覆うことで、前記送風
室114及び前記集塵室113とは仕切られた外空間5
1を構成する。
【0044】また、前記送風室カバー119の後方には
前記脚部107が球面から張り出して形成され、この脚
部107の上面にコードリール装置129の解除ボタン
140を収納する凹部140aが形成される。前記脚部
107にはリンク棒141が取り付けられ、前記解除ボ
タン140を押下した動作をこのリンク棒141を介し
て前記コードリール装置129に伝達している。
【0045】更に、前記送風室カバー119の上面に
は、前記主ハンドル部105を収納する凹状のハンドル
収納部105aが形成される。この送風室カバー119
の最頂部には球体面が残された運転ランプ144を有す
る***部142が形成され、U字状の前記主ハンドル部
105がこの***部142を挟むように取り付けられ、
前記ハンドル収納部105aに収められる。前記主ハン
ドル部105は、前記***部142の両側に設けられる
回転軸143を介して前記収納状態から引き起こし可能
に取り付けられる。そして、この主ハンドル部105は
前記ハンドル収納部105aに収納された状態で前記隆
起部142等と連続して略球体の一部を構成する。
【0046】また、この送風室カバー119は、前記解
除ボタン140を収納する凹部140aと、この送風室
カバー119の両側に形成される前記縁体139に設け
られる3点のねじ穴を介して前記基台ケース117にね
じ止めされる。このねじ穴は、前記解除ボタン140お
よび前記縁体139を覆う前記集塵室カバー120によ
って隠蔽されるので、最も目立つ位置での意匠性を損な
うことなく、前記送風室カバー119を前記基台ケース
117に固定することができる。
【0047】前記集塵室カバー120は、略球体の掃除
機本体100の上面前部約半分を覆うとともに、後方両
側に後方に伸びる回転支持部145を備え、前部には、
前方に張り出した前記ホース接続部104の上部を覆う
張り出し部146が形成される。前記一対の回転支持部
145は前記ハンドル収納部105aの両側に設けられ
る回転軸147を介してその前部を開放可能に取り付け
られる。
【0048】また、前記張り出し部146の内側にはロ
ックスイッチ148が設けられて、前記集塵室カバー1
20のロックを行うことができるとともに、この張り出
し部146を手掛けとして、この集塵室カバー120を
楽に開放することができる。そして、前記したように、
この集塵室カバー120は、前記送風室カバー119の
前記縁体139を閉めた状態で覆うことができるので、
ねじ穴などを隠蔽して全体の意匠性を向上することがで
きる。
【0049】また、この実施の形態では、前記掃除機本
体100は、前記主車輪101と、前記電源室カバー1
09に取り付けられる前記補助車輪102による3点支
持で走行する。これは、重量のある前記電動送風機11
7や第1の電源部110または第2の電源部112を掃
除機本体100の後方に集中させて配置したことに起因
する。そして、この掃除機本体100は、この前部に取
り付けられる前記吸引ホース200により、前方に引っ
張り走行されるため前記3点支持をとることにより安定
した走行が可能となる。
【0050】また、この実施の形態では、基台ケース1
18の底面前部に凹部149(図3参照)を形成し、こ
の凹部149に衝撃干渉材をその表面に貼り付けた衝撃
干渉部150を樹脂の弾性を利用して弾付している。こ
れにより、前記3点支持による走行の際に、この掃除機
本体100の底面前部が敷居等の障害物にあたって、こ
れら障害物を傷つけることを軽減することができる。ま
た、前記凹部149が形成される前記集塵室113の前
方下部は、比較的実質の集塵スペースとして活用しにく
い部分であるので、この活用しにくい部分を有効活用し
ている。しかも、この掃除機本体100の底面前部は走
行の際に障害物にあたる可能性が高いが、この部分に前
記凹部149を形成することで、筐体強度を高めること
ができる。
【0051】また、図3に示すように、前記基台ケース
118の前部下方には、下方に開放して形成される凹状
の前記補助取っ手106が前方に張り出して形成され
る。そして、この前方に張り出した前記補助取っ手10
6と、その上部に設けられる前記吸引ホース取付部材1
31と、その上部に取り付けられる前記ロックスイッチ
148と、この上部を覆う前記張り出し部146によ
り、略球体の前部に張り出して形成される前記ホース接
続部104を構成する。これにより、略球体の基本形態
を崩すことなく、前記吸引ホース200との接続を堅牢
に行うことができる。
【0052】次に、図3から図5を参照して、この掃除
機本体100の内部構造を更に詳細に説明する。
【0053】先ず、図3に示すように、前記集塵室11
3は後方が前方より広がった空間を有し、前記送風室1
14は前方が後方より広がった空間を有し、前記電源室
115は上下の高さが横幅より小さく、横幅より奥行寸
法が長い偏平な箱形の空間を備えている。この実施の形
態では、前記形状を備えた各室を配置することにより、
内部実装効率を向上した前記略球体の基本形態を実現し
ている。
【0054】前記集塵室113の前部には使い捨て集塵
袋152を装着する装着部151が設けられ、この装着
部151に片側(上方)に偏心して開口部が形成される
使い捨て集塵袋152が設けられる。この使い捨て集塵
袋152は塵埃を集塵した状態で上方に片寄って膨らむ
ので、前記集塵室113の形状を有効に活用することが
できる。なお、この実施に形態では、前記使い捨て集塵
袋152は約1リットルの最大集塵容量を備えるように
している。
【0055】また、この実施の形態では、コードリール
を収納可能な前記電源室115を前記集塵室113に入
り込ませているため、図5に示すように、略円形の張り
出しが前記集塵室113の後方下部に形成される。この
実施の形態では、この円形の張り出し部の両側がデッド
スペースとならないように、この部分に前記電源室カバ
ー109のねじ止め受け肉厚部153を形成して、スペ
ースの有効活用を図っている前記集塵室113の後方を
構成する仕切壁121には通風スリット154が形成さ
れ、前記集塵室113の集塵された空気を前記電動送風
機117に導いている。この通風スリット154の集塵
室側には着脱可能な図示しない一次フイルタが取り付け
られ、前記使い捨て集塵袋152で漏れた塵埃が前記電
動送風機117に入るのを軽減している。また、前記仕
切壁121は送風室114側に複数のリブを形成するこ
とで、掃除機本体100の中央に位置するこの仕切壁1
21を堅牢な構造とするとともに、前記電動送風機11
7の取り付けを容易にしている。
【0056】前記電動送風機117は、その前部に設け
られる送風装置155と、この送風装置155より一回
り小さい駆動モータ156から構成される。電動送風装
置117は、衝撃干渉部材を介して前記送風室114内
にねじおよびリブを解して固定される。
【0057】このように、最も径の大きい前記送風装置
155を略球体の頂点部近傍に設け、径の小さい駆動モ
ータ156を後方に設け、この駆動モータ156と前記
送風装置155の段差157を利用して、上部の前記段
差157近傍に凹状の前記ハンドル収納部105aを形
成し、下方の段差157の近傍を送風通路スペース15
8としている。これにより、前記主ハンドル部105を
収納した状態でも略球体の基本形態を維持できる効率的
な内部配置を実現している。
【0058】また、前記掃除機本体100の後方に形成
される前記脚部107には、前記解除ボタン140と前
記リンク棒141、更に圧力部材159が設けられてい
る。そして、前記解除ボタン140を上方より下方に押
下することで、前記各部が連動して前記圧力部材159
の下方に配置されるコードリール163の解除レバー1
60を水平方向に動作させて、図示しないコードリール
163のコード巻取り機構を動作させてコードを巻き取
ることができる。
【0059】この実施の形態では、略球体の外表面から
突出させて形成した前記脚部107に前記解除ボタン1
40を設けたので、足などで前記解除ボタン140を操
作しても、周囲にこれを阻害する部分がないので確実な
操作を行うことができる。しかも、通常、デッドスペー
スとなりがちな前記脚部107の内部を利用して伝達機
構を備えたので、内部実装効率を向上することができ
る。しかも、この脚部107を利用して、安定設置する
ことが困難な略球体の基本形態を安定した収納姿勢で支
持することができる。
【0060】更に加えて、前記解除ボタン140の真下
近傍に前記補助車輪102を設けたので、前記解除ボタ
ン140を足などで操作した際に、下方への荷重を前記
補助車輪102で受けることができるので、前記解除ボ
タン140の操作時の安定感を向上することができる。
【0061】前記電源室115は、円形のコードリール
163をその回転軸が前記送風装置155の下方に位置
させ、このコードリール163の後方に前記解除レバー
160やプラグ収納スペースとしている。これにより、
最も横幅の取れる略球体の中心位置近傍に前記コードリ
ール163の回転軸を設けることで、前記略球体の外形
状を崩すことなく、最も大きな直径のコードリール16
3を配置することができる。
【0062】そして、上方から見て、後方に行くに従っ
て横幅が小さくなる空間を利用して、前記解除レバー1
60を前記脚部107の下方近傍に配置するとともに、
これに隣接してプラグ収納空間とすることができるの
で、後方からプラグが大きく露出するのを防ぐことがで
きる。また、前記配置を取ることにより、最も重量のあ
るコードリール163を前記球体の中心位置近傍に配置
することができるので、前記主ハンドル部105による
搬送時に前記掃除機本体100が大きく傾くのを軽減で
きる。
【0063】また、この実施の形態では、前記電源室カ
バー109にコードリール装置129が取り付けられて
いる。そして、前記電源室115の天井面となる前記仕
切壁122には前記コードリール163の回転軸を位置
あわせする凹部を形成している。したがって、前記電源
室カバー109を前記基台ケース118にねじ止めする
ことにより、前記コードリール163の回転軸が固定さ
れ、安定した巻き取りが可能となる。
【0064】次に、図4において、この実施の形態に係
る掃除機本体100は、前記電動送風機117が配置さ
れる前記送風室114の下方に前記電源室115が配置
され、この送風室114と前記電源室115の両側に前
記フイルタ収納室127が配置され、更に前記フイルタ
収納室127の上下にリング状の主車輪101が配置さ
れる。これにより、略球体の中央横断面において、下方
がカットされた略円形に近い断面積内に各室を効率よく
配置することができる。更に、前記送風室114の上方
に主ハンドル部105及び前記運転ランプ144を有す
る前記***部142を設けることで、前記各室及び重心
位置近傍に配置される主ハンドル105を含めた各装置
を略円形に近い断面積内に効率よく収めるようにしてい
る。
【0065】更にまた、前記電源室115の上方でかつ
前記送風室114の両側に前記外空間51を形成するこ
とで、この外空間51を利用して前記制御基板125を
設けたり、あるいはこの外空間51に排気を通過させて
排気通路とすることで、内部空間を効率よく活用したコ
ンパクトな略球体の基本形態を実現している。
【0066】この実施の形態では、前記電動送風機11
7を片側に偏心して配置し、この他の片側に広い前記外
空間51を形成し、この広い前記外空間51に前記制御
基板125を配置している。
【0067】また、前記電源室115の上部を構成する
前記仕切壁122と断面形状が円形の前記電動送風機1
17の下部とで形成される前記送風通路スペース158
の両側には、この送風通路スペース158と前記フイル
タ収納室127とを連通する連通路164が形成され
る。これによって、前記電動送風機117から排気され
る空気を前記フイルタ収納室127に導くことができ
る。
【0068】また、この実施の形態では、前記厚みのあ
る前記フイルタ収納室127の周囲を利用してリング状
の前記主車輪101が配置される、この主車輪101の
断面形状は接地面が細くなる略三角形状を備えており、
この三角形状の斜面と前記フイルタカバーの円弧面が連
続して略球体の外周面を構成する。
【0069】更に、前記主車輪101の内側には前記リ
ング状の車輪ベース126と接触するリング状の摺動面
が形成され、その外側に内側に張り出した細い固定リブ
が形成される。この実施の形態では、この固定リブを前
記車輪ベース126の端部と前記車輪カバー133の外
周の端部で挟んで保持することで、ガタツキのない良好
な走行性を得ることができる。
【0070】図5において、前記したように、この実施
の形態では、掃除機本体100の周囲が2重構造となっ
ている。即ち、本体前部には前記内部壁面124と仕切
壁121とで周囲を囲まれた前記集塵室133が形成さ
れ、本体後部には前記内部壁面124と仕切壁121で
周囲を囲まれた前記送風室114が形成される。そし
て、この内部壁面124で囲まれた前記集塵室113と
前記送風室114の両側及び後方をぐるりと連続して囲
む前記外空間51が形成される。
【0071】ここで、図5においては、前記外空間51
が連通路164によって分断されているが、これは、図
4で示すように、前記通風路164と前記外空間51が
上下2段となっており、この図5が前記通風路164の
部分を断面したためである。
【0072】そして、前記外空間51の両側には前記通
風路164で連通される前記フイルタ収納部127が配
置される。このフイルタ収納部127には、図15に示
すように、外観が偏平な箱形に折りたたまれた前記清浄
フイルタ112が位置決めリブ165によって外側に位
置するように収納される。これによって、前記通風路1
64に導かれた排気空気は前記位置決めリブ165によ
って形成される空間によってこの清浄フイルタ112の
全体に広がって、この清浄フイルタ112全体を効率よ
く活用することができる。
【0073】前記フイルタ収納室127から外側に排出
される排気空気は前記車輪カバー空間133aによて反
転して、前記フイルタ収納室133の周囲に形成した前
記通通路135を介して隣接する前記外空間51に導か
れる。そして、この外空間51に導かれた排気空気は、
前記車輪ベース126周囲の外側壁面123に形成され
た排気口166から掃除機本体100の外に排気され
る。
【0074】一方、この実施の形態では、図4で説明し
たように、前記外空間51を制御基板125の収納スペ
ースとして活用するとともに、各電送品を結ぶ結線スペ
ースとして活用している。
【0075】この実施の形態では、前記電源室115か
ら供給される電源を前記制御基板125を介して前記電
動送風機117や、前記吸引ホース200と延長管40
0を介して吸口体500に伝達するので、この吸引ホー
ス200を連結する前記ホース接続部104と電源室1
15と、前記外空間51を介して結線する。同様に、前
記電動送風機117は背面側の前記外空間51を介して
結線される。
【0076】前記電源室115に設けられる前記解除レ
バー160は、前記基台ケース118に形成した開口部
167を介してこの外空間51と伝達される。この解除
レバー160は回転軸を介して水平方向に回転可能に設
けられており、この回転レバー160が前記圧力部材1
59によって押下されて前記回転軸を介して回転するこ
とで、垂直方向の力が水平方向の力に変換されてコード
リール機構の巻き取り機構を動作させて電源コードを巻
き取ることができる。
【0077】基台ケース118の背面両側には前記一対
の脚部118が形成さる。この脚部118の一方は、前
記コードリール装置のプラグ収納部の上部に配置される
で、使用者からこのプラグの端部を隠蔽することができ
るから、プラグ収納時の意匠性を向上するとともに、例
えば、収納姿勢に至る際に、前記プラグ端部が床面など
に接触して、互いに損傷するのを軽減することができ
る。
【0078】次に、図6を参照して、前記第2の電源部
111について説明する。この第2の電源部111は、
複数のセルから構成される充電パック168と、これを
底面から保持する前記電源室カバー109aとから構成
される。前記充電池は各種の充電池が使用可能である
が、この実施の形態では、円柱状のセルを16セル組み
合わせて19.2ボルト、重量870グラムのものを採
用している。そして、この実施の形態では、前記円柱状
のセルを、その長手方向を掃除機本体100の前後方向
と一致させて、前後に2個配列し、これを左右方向に4
列、上下方向に2段とする略直方体の形状を備えた充電
パック168としている。
【0079】この実施の形態では、前記コードリール装
置129に採用する電源コードを細く(0.75平方ミ
リ)することで、前記コードリール163の大きさを小
さくしている(直径を150mm、高さが45mm)。
前記充電パック168は、前記コードリール装置129
を収納する前記電源室115に大きなデッドスペースを
取ることなく配置される大きさで設定されている。
【0080】前記電源室カバー109aは、充電端子部
132が形成される充電端子室169と、この充電端子
室169に開閉可能に取り付けられる充電室蓋170と
から構成される、前記充電端子室169は、掃除機本体
100に取付けられた際に、背面側に位置するもので、
この背面側に凹状に形成される一対の前記充電端子部1
32が形成されている。
【0081】一方、前記充電室蓋170は、前記電源凹
部115aに前記充電端子室169を取付けた際に、こ
の充電端子室169と前記電源凹部115aとで形成さ
れる充電室171を開閉可能に覆うものである。使用者
はねじなどで固定される前記充電室蓋170を開放し
て、前記充電室171にコードを介して前記充電端子室
169と接続される前記充電パック168を引き出して
メンテナンスすることができる。
【0082】この実施の形態の前記充電パック168
は、使用可能な時間の目安を約40分としている。これ
によると、1回の充電で1畳を15秒として約160畳
の清掃が可能である。通常、1回の電気掃除機1を使っ
ての清掃は、約5分から8分程度であるので、通常の清
掃作業であれば十分な電力を得ることができる。
【0083】このように、この実施の形態では、前記電
源室115を構成する前記第1の電源部110と第2の
電源部111を取り替えることで、コードレスの電気掃
除機と、家庭内配線の電気掃除機に対応できるので、部
品の共用化が図れてコストを低くすることができる。
【0084】しかも、前記第1の電源部110を構成す
る電源室カバー109と、前記第2の電源部111を構
成する電源室カバー109aとは、その基本形状を共通
にするものであり、また、掃除機本体100の背面部に
対応する部分にプラグ引出部や充電端子部132を配置
し、一般的な電気掃除機とその使い方を大きくことなる
ことなく、対応することができる。
【0085】次に、図7から図11を参照して、この実
施の形態に係る掃除機本体100の外観構造を詳細に説
明する。図7は掃除機本体の外観斜視図である。図8は
掃除機本体100の外観図で、(a)図が上面図、
(b)図が正面図、(c)図は右側面図、(d)が背面
図である。図9は底面図である。図10は、主ハンドル
を引き起こした状態の右側面図、図11は集塵室の上部
を覆う集塵蓋を開いた状態の右側面図である。なお、こ
の図7から図11に示す掃除機本体100は、第1の電
源部110を取付けたものである。
【0086】図7及び図8において、前記したように、
この掃除機本体100の特徴の1つは、ほぼ球体の基本
形態を備えた点である。この実施の形態の基本的な考え
方は、球体の両側を、この球体の中心軸と回転軸がほぼ
一致する前記主車輪101とし、この主車輪101の外
周に形成した前記接触部101aが床面に設置して、こ
の掃除機本体100を移動可能となるように、前記主車
輪101の内側に位置して、この主車輪101を支持す
る本体筐体116の底部をカットして、前記平坦部10
3を形成している。そして、安定した走行が可能なよう
に前記補助車輪102を前記平坦部103の後方に配置
している。これにより、3点支持による安定走行が可能
となる。
【0087】具体的には、この実施の形態に係る掃除機
本体100は、直径Wが250mmの球体を基本形状と
する。この球体の中心軸を略回転中心とする前記主車輪
101を、前記球体の両側内空間内に設ける。ここで、
前記車輪101は、この掃除機本体100を走行させる
ものであるので、この主車輪101の外周の設置面10
1aは当然、床面と設置することになるので、この主車
輪101の大きさ(直径)により、この球体下部のカッ
トの大きさが設定される。この実施の形態では、前記主
車輪101の直径を大きくすると車輪幅W1が小さくな
って安定性がなくなり、かつ、この主車輪101間の装
置配置空間が狭くなり、逆に、前記主車輪101の直径
Wを小さくすると、球体下部のカットの大きさが大きく
なって、この掃除機本体100の内部容積が小さくなる
ことに着目し、前記主車輪101の直径h1を160m
mに設定している。即ち、この実施の形態では、前記主
車輪の直径h1が球体の直径Wに対して約65パーセン
トの大きさを備えているが、同様な効果は、60パーセ
ントから70パーセントの比率、例えば、直径Wが25
0mmの場合、主車輪h1の大きさを150mmから1
75mmの大きさであればこの実施の形態と同様な作用
効果を得ることができる。
【0088】また、前記主車輪101が床面に設置して
良好な走行をえるためには、車高が低いと敷居が前記平
坦部103にあたって、敷居を傷めたりする可能性があ
る。そこで、この実施の形態では、車高h3を15mm
に設定している。この高さによれば、車幅W1の前記主
車輪101が敷居を跨いで斜めになっても前記平坦部1
03が敷居にあたることが少ない。更には、この球体の
両側中央に配置され、前記車高h3と前記直径h2の大
きさを備えた前記主車輪101であれば、方向転換がス
ームーズにできて、転倒しにくくすることができる。更
に、敷居やコードなどの乗り越えてが良好とすることが
できる。
【0089】また、この実施の形態では、前記車輪カバ
ー133が略球体の両側の最も張り出した部分を構成し
ている。このため、この張り出した部分が障害物にあた
って損傷することが考えられる。しかし、この実施の形
態では、この車輪カバー133が球体の一部を構成して
いるので強度が得られる構造となっている。
【0090】また、この実施の形態では、前記車輪カバ
ー133を透明な樹脂材料で形成しているために、これ
が障害物にあたって、擦り傷が付いてしまうことも考え
られる。特に、この車輪カバー133は透明なだけに擦
り傷が目立つことも考慮する必要がある。そこで、この
実施の形態では、前記車輪カバー133の中心位置近傍
の水平方向に帯状の張り出し部172を形成し、この表
面に事前にシボ模様などを施している。
【0091】更に、この帯状の張り出し部は、表面から
僅かに張り出していればよいので、この帯び部に代えて
僅かに***させた文字列で表現してもよい。例えば、商
品名をこの張り出し部に合わせて成型することで、商品
性を上げつつ、擦り傷などの対策を図ることができる。
【0092】また、前記したように、この実施の形態で
は、掃除機本体100の背面部に3点支持による脚部1
07、108を設けている。そして、下部両側に形成し
た脚部108の一方は、プラグを上方から見えにくくす
るように配置されているので、意匠性を高めつつ、下方
は、開放されているので、このプラグの引き出し動作が
容易である。
【0093】また、図8(d)及び図9に示すように、
この実施の形態では、前記一対の脚部108の下方に、
一対の補助脚部108aを設けている。この意味は、本
実施の形態のように、走行車輪が3点支持の場合、後方
の補助車輪102を支点にして、縦姿勢の収納姿勢(図
31参照)をとろうとした場合、後方両側部分が角のと
れた形状(平面形状が円形)であるため、形態の変化時
に斜め後方に倒れて前記脚部107、108による3点
支持の姿勢をとれないで横倒しに倒れてしまう可能性が
ある。これらの、課題は前記脚部108を下方に位置に
設ければ対策することができるが、この一対の脚部10
8を下方に張り出させると、走行時や回転時に邪魔にな
る。
【0094】また、この実施の形態は重心位置が、前記
電動送風機117を上方に配置しているために、球体の
中心位置より高くなっているため、脚部108を下方に
下げると荷重が前記脚部107側にかかりすぎて安定し
た収納姿勢を維持しづらくなる。
【0095】そこで、この実施の形態では、前記一対の
脚部108の下方に、この脚部108より張り出し量が
小さい一対の補助脚部108aを設けることで、縦姿勢
に変化させる際に、この補助脚部108aが斜め後方に
倒れるのを防ぐガイドとなって、前記収納姿勢への変化
を良好にするような働きをする。
【0096】また、この実施の形態では、前記掃除機本
体100の前部に前記ホース取付部104を前記球体か
ら張り出して設けることで、集塵室113と送風室11
4および電源室115(図3参照)を内臓する略球体の
造形を維持しながら前記吸込みホース200による引っ
張り走行に絶える強固な形態を実現している。
【0097】即ち、前記吸引ホース200による引張り
走行に対応するためには、前記ホース取付部104にあ
る程度前後の長さのある取り付け部が必要である。この
長さのある前記ホース取付部104を略球体に内在させ
ようとすると、このホース取付部104の周囲にデッド
スペースが多くなって、球体全体を大きくする必要があ
る。また、球体の印象を崩してしまうことにもなる。そ
こで、この実施の形態では、このホース取付部104を
あえて球体から張り出させて設けることで、内部実装効
率が良好なコンパクトな掃除機本体100を実現してい
る。
【0098】そして、この前方に張り出した前記ホース
取付部104に前記ロックスイッチ148や集塵室カバ
ー120や開閉の取っ手、更に前記補助取っ手部106
を備えることで、強度的に良好とするとともに、略球体
の形態にワンポイントのアクセントをつけて意匠性を良
好なものとしている。
【0099】このように、この実施の形態に係る掃除機
本体100は、強度的に優れた略球体を基本形態として
るため衝撃が分散されて変形しにくい構造としている。
また、この強度的に優れた球体構造をとることにより樹
脂の厚みを薄くしたり、あるいは内部の補強リブを削減
できるので軽量化をはかることができる。更には、略球
形の基本形態を採用したことにより内部から発生する音
が反響しにくく、更に、前記2重構造を含む密閉構造に
より音漏れが少なく、低騒音化に大きく貢献できるを構
造としている。
【0100】図10において、この実施の形態では、前
記主ハンドル部105の回転軸143を略球体の中心位
置の略上方に設け、図11に示すように、前集塵室カバ
ー120の回転軸147を前記回転軸143より低い位
置で、しかも後方に設けている。これにより、大きめの
ハンドルでバランスよくこの掃除機本体100を持ち上
げることができ、更に、前記集塵室カバー120を開放
して前記集塵室113を大きく露出して、前記使い捨て
集塵袋152の取替えを容易にすることができる。
【0101】この実施の形態では、前記主ハンドル部1
05を後方より引き上げ、前記集塵室カバー120を前
方より引き上げる構造を備えている。この場合、前記主
ハンドル部105は、球体の中心位置近傍に設けなけれ
ばならず、前記集塵室カバー120は極力大きな開口を
得るように開閉角度を大きくしなければならない。ここ
で、問題となるのが、球体中心位置上面が球面形状であ
る点である。
【0102】例えば、前記主ハンドル部105と前記集
塵室カバー120の回転軸143、147を同一の回転
軸とすると球体の形状を崩さなければならない。そこで
一方の回転軸を他方の回転軸より球面に合わせて低くす
る必要がある。また、前記主ハンドル部105の内側に
前記集塵室カバー120の回転軸147を設けようとす
ると、前記集塵室カバー120の前記主ハンドル部10
5によって制約を受けて大きな開閉角度を得ることがで
きない。更には、前記主ハンドル部105が大きくなり
すぎてしまう。
【0103】そこで、この実施の形態では、前記のよう
に前記2つの回転軸143と147を高低差と前後差を
付けて設け、即ち、両回転軸143、147の回転軸の
位置を上下方向に段差をつけて設け、更に、大きな開放
を得るために前記集塵室カバー120の回転軸147を
前記回転軸143より後方にずらして設けている。これ
によって、球体の最頂部近傍に配置される前記主ハンド
ル部105と集塵室カバー120の使い勝手を向上する
ことができる。
【0104】次に、図3から図5及び図12から図16
を参照して、この実施の形態に係る掃除機本体100の
空気の流れを説明する。図12は、通風カバー136を
取り外した状態の分解斜視図、図13は排気口166の
拡大図、図14は清浄フイルタを通過した空気の反転経
路を示す斜視図、図15は、主車輪101近傍の排気通
路を示す部分拡大図、図16は使用状態の参考図であ
る。
【0105】先ず、図3において、ホース接続部104
に接続された前記吸引ホース200を介して吸引された
塵埃を含んだ空気は、このホース接続部104から前記
集塵室113に入り、この集塵室113に取り付けられ
る前記使い捨て集塵袋152内に取り込まれる。この使
い捨て集塵袋152で塵埃を取り除かれた空気は前記仕
切壁121に設けられた通風スリット154及び一次フ
イルタを通して前記送風室114内に設けられる電動送
風機117に取り込まれる。この電動送風機117に取
り込まれた空気は、自身の駆動モータ156を冷却した
後、前記送風通路スペース158に至る。
【0106】図4及び図5において、前記送風通路スペ
ース158に排出された空気は、前記連通路164を介
して前記フイルタ収納室127に送り込まれ、このフイ
ルタ収納室127内の前記清浄フイルタ112を通過さ
せることで微細なホコリを取り除いて清浄度の高い排気
を行うことができる。
【0107】ここで、この実施の形態で採用する清浄フ
イルタ112は、抗菌防臭を含む3段階のフイルタから
なるものである。即ち、ダニや花粉、カビの胞子はもち
ろんダニのフンなどの微細なチリもとれる超極細帯電層
(例えばメトルブロー不織布を採用)を抗菌防臭繊維層
と特殊強化層で挟んで積層したHEPAクリーンフイル
ターを採用している。この清浄フイルタ112は空気清
浄機などで採用されるものを採用しているので、この清
浄フイルタ112を通過させることで、室内の空気清浄
をも行うことができる。例えば、この実施の形態の清浄
フイルタ112によれば、0.3マイクロメートル以上
の微細なホコリを99.9パーセント取り除いてきれい
な空気を排出することができる。
【0108】また、この実施の形態では、この積層され
た清浄フイルタ112を折りたたんで略直方体形状を成
すように構成する。これを前記円形の主車輪101内に
設けるのであれば、円形に形成するのが最も大きな清浄
面積を得ることができる。しかし、この場合、清浄フイ
ルタ112の製造にともなう歩留まりが悪くなり、コス
ト高となる。そこで、この実施の形態では、略直方体に
形成することで、歩留まりを良好にすることができる。
【0109】そして、この実施の形態では、この清浄フ
イルタ112を通過した空気を反転させて再度、前記外
空間51に取り込むことで、排気通路を長くして騒音を
軽減している。これを図12から図16を参照して説明
する。
【0110】図12から図15において、この実施の形
態では、前記清浄フイルタ112を通過した空気は、前
記通風カバー132の中央に設けた中央開口部137を
介して前記車輪カバー133内の前記車輪カバー空間1
33aに排出され、この車輪カバー空間133a内で反
転して、前記通風カバー132の外側開口部138、前
記通風路135を介して前記外空間51に至る。そし
て、前記外空間51に設けられた前記制御基板125を
冷却した後、前記車輪ベース126の周囲に形成される
前記排気口166を介して、前記主車輪101と本体筐
体116との間から排気される。
【0111】図12において、この実施の形態では、前
記連通路164が前記フイルタ収納室127に対して片
寄って配置されているが、図15に示すように、位置決
めリブ165により、前記清浄フイルタ112の前に空
間が設けられているので、前記連通路164から入る空
気は前記清浄フイルタ112の全体を使って清浄され
る。また、前記外側開口部138は断面がL形状に形成
されて、前記透明な車輪カバー133から前記連通路1
64内が見えなくしている。この際、排気される空気
は、複数回屈折して排気されるので、騒音低減のために
各屈折個所をアール形状としている。
【0112】更に図12及び図13において、この実施
の形態では、前記主車輪101と本体筐体16との間
(隙間)から清浄された空気が排出されるため、この隙
間から前記外空間51内が見えてしまったり、あるい
は、この隙間から異物が混入される可能性がある。そこ
で、この実施の形態では、前記課題を解決するために、
前記126車輪ベースの周囲に形成される排気口166
のスリット形状に工夫をしている。
【0113】即ち、この排気口166は前記車輪ベース
126の周囲に複数のリング状の開口部を形成し、この
開口部が外周に行くに従って細くなるように形成する。
これにより、外側から見えにくい前記車輪ベース126
側からより排気を行い、外周については細くすることで
外側から見えにくく、かつ異物が入りにくくしている。
更にまた、この車輪ベース126の周囲は主車輪101
を支持するために強度が必要な部分でもあるので、前記
排気口166を円周方向に分断した開口とすることで、
これを解決するとともに、前記異物が入りにくいなどの
効果をいっそう高めている。
【0114】さて、この実施の形態によれば、図16に
示すように、前記主車輪101の周囲から排出されるた
め、例えば、前記主ハンドル部105を持つ使用者に対
して、車輪から直接排気される構造に比べて、直接排気
があたらないので、使用者に不愉感を与えるのを軽減す
ることができる。また、排気される空気が、前記主車輪
101から直接排気されるものに比べて、長い排気通路
を経て排気されるため騒音を低減することができる。特
に、この実施の形態のように、送風室115と主車輪1
01が最短距離で配意されている場合、前記車輪カバー
133に排気口を設けると、送風室115内の騒音が最
短距離の開口を通して排出されるため、使用者に不快感
をあたれることとなる。しかし、この実施の形態では、
最短距離にある前記車輪カバーを封鎖することで騒音を
軽減することができる。しかも、これにともなって、排
気通路を長く形成することができるので。騒音をいっそ
う軽減することができる。
【0115】また、排気口166が主車輪101の上半
部分の裏側に位置しているので、床面に向かう排気流が
減少して該床面の埃を舞い上げるようなこともない。
【0116】次に、図17から図27を参照して前記吸
口体500を詳細に説明する。図17は吸口体500の
部品展開図、図18は吸口体500の概略内部配置図、
図19は図18の動作説明図、図20、図21、図22
は他の吸口体の概略内部配置図、図23は一対の回転ブ
ラシの外観図で(a)図が上面図、(b)図が羽の配置
関係図、図24が回転ブラシの羽の動作説明図、図25
が内部配置を示す吸口体の側面図、図26が吸口体の平
面図、図27が吸口体の底面図である。
【0117】先ず、図17を参照して、この吸口体50
0の部品構成を説明する。前記吸口体500の吸口本体
501は、その底面に集塵口503を有する下ケース5
06と、上ケース507とから構成される。前記下ケー
ス506は、内側に前記V字型に配置される一対の前記
回転ブラシ504を収納する下部集塵凹部508を形成
し、この両側に回転ブラシ504の回転軸部材509を
受ける軸受部510を備え、中央に連結歯車511を受
ける図示しない軸受部が配置される。また、一対の回転
ブラシ504の中央の回転軸はゴムチューブやバネ材な
どの回転連結部材512によって連結され、この1対の
回転ブラシ504が連動して回転可能に連結されてい
る。前記下部集塵凹部508は上面形状が略正三角形状
を備えており、その両側に前記軸受部510が、この吸
口体500の奥行き方向の後方となる前記正三角形状の
頂点部近傍に前記連結歯車511が配置される。更に、
前記連結歯車511の後方には、駆動モータ保持部51
3によってこの下ケース506に取付けられる前記駆動
モータ505が設けられる。
【0118】この実施の形態では、前記駆動モータ50
5の回転力は歯車を介して前記連結歯車511に伝達さ
れ、この連結歯車511に連結される前記回転連結部材
512によって両側の回転ブラシ505に伝達される。
【0119】前記自在連結部502は、その一端を前記
吸口本体501と連結される下腕部(第1の腕部)51
4と、この下腕部の他の一端と連結される上腕部(第2
の腕部)515とで構成される。前記下腕部514は前
記吸口本体501の長手方向に沿った第1の回転軸部5
16を備えて吸口本体501に回転可能に取り付けら
れ、この自在連結部502を床面に対して高低方向に動
作させる。また、前記上腕部515は前記第1の回転軸
部516の回転軸と直交する回転軸を備えた第2の回転
軸部517で前記下腕部514と連結され、吸口本体5
01に対して左右方向に回転可能に動作させる。
【0120】前記上腕部515及び下腕部514は、そ
の内部に通風路を備えた筒状の形態を備えて、この2つ
の腕部が連結されることで、空気漏れのない通風路を構
成する。前記上腕部515の第2の回転軸部517は前
記下腕部514の他端に嵌り込んで左右方向に回転する
ため、大きな回転半径を得るために、この回転円弧に沿
って出没するシャッタ板518を両側に備えている。こ
の実施の形態では、組み立て性を向上するために、前記
下腕部514を上ケース519と下ケース520で構成
し、前記上腕部515とシャッタ板518を組み込んだ
後、両ケース519,520をねじを介して組み合わせ
ることで空気漏れがなく、良好な回転が得られる前記自
在連結部502を構成する。
【0121】一方、前記吸口本体501の前記下ケース
506と上ケース507は、後部に図示しない軸受け部
を備えて前記自在連結部502の第1の回転軸部516
を構成する。つまり、前記下ケース506に、前記回転
ブラシ504や前記自在連結部502を組み込んだ後、
前記上ケース507をネジを介して取り付けて組み立て
ることで、前記下部集塵凹部508と上ケース507と
で空気漏れのない吸口体集塵室521を構成するととも
に、前記自在連結部502が回転可能に取り付けられ
る。
【0122】この実施の形態によれば、前記上腕部51
5の他端に前記延長管400を取り付け、この延長管4
00の管軸を中心にひねられることにより、前記吸口本
体501を床面に対して回転させることができる。
【0123】次ぎに、図18と図19及び図23と図2
4を参照して、この回転ブラシ504の具体的な構造と
作用動作を説明する。先ず、図23に示すように、前記
回転ブラシ504は回転軸に対して外側に十字状に張り
出した4枚の羽522を等間隔に備えている。この羽5
22は左右の回転ブラシ504が45度ずらして取り付
けてある。このため、図24に示すように、一方に回転
ブラシ504aの羽522aが床面をはきあげている場
合は、他方の回転ブラシ504bの羽522bが床面と
接地しない。そして、回転ブラシ504が回転すると左
右の回転ブラシ504の状態が反転する。これにより、
この実施の形態では、左右の回転ブラシ504が交互に
床面をはきあげて清掃を行う。
【0124】また、図23に示すように、前記羽522
の両端部は両側に張り出して形成される。このため、こ
の回転ブラシ504の両側の前部は、前記軸受部510
の前部をカバーし、後部は前記軸受部510より両側に
張り出して回転する。一方、この回転ブラシ504の中
央部分は、前記連結歯車511の前部を両側の前記羽5
22の先端部が重なり合って回転する。
【0125】図17から図27に示す前記羽522は、
板状の柔軟性のあるヘラで形成しているが、同様な形状
であれば、毛足の長い刷毛でも同様な効果がある。ま
た、図18、図19に示すように、一対の回転ブラシ5
04の羽522がその中央部分で互いに重なるようにす
れば、前記羽522は長手方向に沿ってねじって形成し
てもよい。
【0126】このような構造を備えた、この実施の形態
に係る吸口体500によれば、図18、図19に示すよ
うに、吸口本体501の中央に設けた駆動モータ505
の動作が両側の前記回転ブラシ504に伝達されて回転
することで、床面をはきあげながら、舞い上がった塵埃
を吸引して清掃効率を向上することができる。
【0127】この際、従来例のように、一本の回転ブラ
シを採用したものは、この回転ブラシを回転させるため
の、その一方の片側に駆動ベルトが設けられているた
め、この駆動ベル近傍の清掃性が低下する課題がある。
しかし、この実施の形態によれば、回転ブラシの駆動機
構を片側に設けていないので、前記課題を軽減すること
ができる。
【0128】しかも、この実施の形態では、吸口本体5
01の両側部分が壁面の角部分に位置した際や、あるい
は、吸口本体501の片側を壁面に沿って移動させた際
には、この軸受部510から張り出した羽522の先端
部によって壁際部分を清掃できるので、前記課題を一層
軽減できる。
【0129】一方、この実施の形態では、1対の回転ブ
ラシ504の中央部分に駆動機構を設けたので、この中
央部分の清掃性に課題が残ることが懸念される。しか
し、この実施の形態では、この中央部分に前記自在連結
部502を設けているので、この部分の吸引力が両側の
吸引力より高いので、はきあげる性能の劣る部分を解決
できる。しかも、この中央部分のはき上げは、吸口体5
00の移動をかえるだけで回転ブラシ504ではきあげ
ることができるが、前記壁際の清掃は物理的に困難であ
る点から考えると、前記構造は壁際の清掃性に優れてい
る。
【0130】更に、この実施の形態では、前記一対の回
転ブラシ504をV字状に配置することで、前記一対の
回転ブラシ504の間の隙間を小さくすることだきる。
更に、この実施の形態では、両側の回転ブラシ504の
羽522の先端を重なるようにすることで、前記課題を
一層軽減することができる。
【0131】なお、この実施の形態では、図17に示す
下ケース506の両側端部には開口部523を形成し
て、前記回転ブラシ504の両側後部の前記羽522先
端の逃げ穴を形成している。したがって、この開口部5
23から前記羽522の先端が張り出すので、壁際の清
掃性を一層向上することができる。
【0132】また、図18、19で示す実施の形態で
は、吸口体500の奥行き方向に回転軸が一致するよう
に前記駆動モータ505を設けたので、左右方向のバラ
ンスを向上することができる。この実施の形態では円盤
の周側に凹凸歯が形成される連結歯車511を使い、更
に一対の回転ブラシ504の軸心が屈曲した回転軸を柔
軟性のある回転連結部材で連結することで、前記駆動モ
ータ505の駆動力を介してV字状に配置された前記一
対の回転ブラシ504を回転させることができる。
【0133】同様な作用効果は、この構造に限定される
ものではない、例えば、図20は駆動モータ505の回
転軸を吸口本体501の長手方向に沿って配置したもの
であるが、このような場合、三角歯車524を採用する
ことで達成できる。また、図21に示すように、前記連
結歯車511と前記駆動モータ505を斜めに配置して
もよい。図20及び図21の実施の形態では、駆動モー
タ505を吸口体500の中心位置から片側にずらすこ
とができるので、この偏心した配置とすることによって
生じる空間に制御基板などを配置することができる。
【0134】また、図22の実施の形態は、前記連結歯
車511を使わないで、駆動ベルト525を採用した構
造を示している。このように、一対の回転ブラシ504
をV字状に配列して、その中央に配置される駆動モータ
505を多様な連結構造で連結することで、駆動モータ
505の配置にともなう制限を緩和することができるの
で、前記自在連結部502が配置される吸口本体501
の後方中央に前記駆動モータ505や各種の制御基板を
集中配置することができる。これにより、前記中央部分
以外の吸口本体501のコンパクト化が図られ、狭い隙
間や壁際の清掃性を向上することができる。
【0135】次ぎに、図25から図27を参照して、前
記吸口体500の外観構造を説明する。図25におい
て、前記回転ブラシ504は、前記下ケース506の底
面にV字形状に開口された前記集塵口503(図27参
照)の上部の吸口体集塵室521内に配置され、その羽
522の刃先を前記集塵口503から露出するように配
置される。前記吸口体集塵室521の上方中央から後方
にかけて前記自在連結部502を連結するための第1の
回転軸部516が形成されて、この回転ブラシ504で
はきあげた塵埃を空気とともに吸い込んで、前記自在連
結部502に搬送することができる。
【0136】また、前記吸口体集塵室521の後方には
前記駆動モータ505が配置されており、前記自在連結
部502は、この駆動モータ505及び前記吸口体集塵
室521の上部位置で回転可能に動作することができ
る。
【0137】図26、27において、前記吸口本体50
1は、その前側の辺部が直線的に形成され、奥行き方向
の長さが両側に行くにしたがって細くなる形状とし、そ
の中央部分の後方に前記自在連結部502が取り付けら
れる構造としている。そして、前記駆動モータ505や
制御基板などを前記自在連結部502が取り付けられる
前記吸口本体501の中央後方部分に集中配置している
ので、前記吸口本体501を扁平で、かつ小さくするこ
とができるので、狭い隙間の清掃性を向上させている。
【0138】また、図27に示すように、前記集塵口5
03の両端は前記吸口本体501の端部に近接して形成
されるので壁際の清掃性を向上することができうる。
【0139】次ぎに、図28から図33を参照して、前
記延長管400を詳細に説明する。図28は前記延長管
400の部品展開図、図29は前記延長管400の伸縮
動作説明図、図30から図33は各種動作または収納状
態の説明図である。
【0140】先ず、図28を参照して、この実施の形態
に係る延長管400の構造を説明する。前記延長管40
0は、第1の管体401と、この第1の管体401の一
端にその管体内に摺動可能に保持される第2の管体40
2とから構成される。前記第1の管体401の他の端部
には、前記吸引ホース200が延長管回転部403を介
して回転可能に取り付けられている。前記第2の管体4
02の他の端部には前記吸口体500が取り付けられて
いる。
【0141】前記第1の管体401の他の一端側には、
この第1の管体401の長手方向の範囲内に配置され、
かつ、その保持部301の長手方向が前記第1の管体4
01と並設して成る手元ハンドル部300が設けられて
いる。
【0142】また、前記第1の管体401の前記一端に
は、この延長管400の縮める動作に連動して、第2の
管体402に沿った第1の姿勢(図29の(a))から
外側に張り出して前記吸口体500とともに、この延長
管400の長手方向を略垂直の姿勢に保持する第2の姿
勢(図29(c))に動作する脚部404を備えてい
る。
【0143】前記第1の管体401は、筒状の直管であ
り、その全長の管内に前記第2の管体402を収納可能
である。このため、図29の(a)図に示すように、前
記第2の管体402を最大に引き出した状態では、両管
体402が強度上ラップして連結する部分を除いて最大
に伸ばすことができ、逆に、図29の(c)図に示すよ
うに、前記第2の管体402を引き込んで最小に縮めた
状態では、前記第2の管体402上端部を第1の管体4
01の上端部近傍まで収納できるので、この延長管40
0の伸縮にともなう最長寸法と最小寸法を大きくするこ
とができるので、身長のある使用者の使い勝手を向上し
つつ収納性を向上することができる。
【0144】更に、この実施の形態では、前記手元ハン
ドル部300を、前記第1の管体401の長手方向の範
囲内の上端部近傍に配置している。このため、従来例の
ように、延長管の上端に手元ハンドルが取り付けられて
いるものに比べて、この手元ハンドルの長さ部分をこの
延長管400の伸縮範囲とすることができるので、この
延長管400の伸縮にともなう最長寸法と最小寸法差を
大きくすることができる。
【0145】前記手元ハンドル部300は、前記第1の
管体401の上端部側に枝分かれするように形成されて
前記保持部301が形成される。そして、この保持部3
01の近傍に、この電気掃除機1の電源のON、OFF
などを操作できる操作パネル302が設けられている。
更に、この手元ハンドル部300には、前記保持部31
0の前記第1の管体401側に、この延長管400の伸
縮解除を行う解除スイッチ303を備えている。この解
除スイッチ303は、前記保持部301の長手方向(前
記第1の管体401の長手方向)に沿って摺動させるこ
とで、前記伸縮を解除することができる。
【0146】前記操作パネル302から前記第1の管体
401の下端部まで延びる連結棒通路405が第1の管
体401と前記手元ハンドル部3000に形成される。
この連結棒通路405は前記第1の管体401の表面に
凹状に形成され、この凹状部を通路カバー406で覆う
ことで形成される。前記連結棒通路405の下端部に
は、この延長管400の伸縮をロックするロック機構部
408が配置されている。この延長管400は、前記第
2の管体402の外表面に長手方向に等間隔で形成され
る凹部407に前記ロック機構部の止めピン409が嵌
り込むことで前記第2の管体402が前記第1の管体4
01に固定される。
【0147】前記ロック機構部408は前記止めピン4
09と、この第1の管体401の長手方向に摺動して、
その摺動に伴って、特定の位置で前記止めピン409を
収納する摺動部材410と、前記止めピン409を常に
管外方向に突出させるように作用する図示しないバネと
を含んで構成される。前記解除ボタン303は、使用者
が前記保持部303を片手で保持しながら一指し指で動
作可能な位置に設けられ、この解除ボタン303を一指
し指で引き付ける操作(図面上、上方に移動させる操
作)を行うことで、前記ロック機構部408のロック状
態が解除される。即ち、この実施の形態では、前記連結
棒通路405内を通る連結棒411と、この連結棒41
1の移動方向を変換する方向変換機構部412を介して
前記解除ボタン303と前記摺動部材410を連結して
いる。前記解除ボタン303を使用者が引き付ける(図
面上、上方に引き上げる)ように操作すると、前記連結
棒411は矢印の方向に(上方)に引っ張られる。この
引っ張る力は、前記方向変換変換機構部412によって
反転され、前記摺動部材410を下方に押す方向に動作
する。前記摺動部材410は、通常の状態においては、
図示しないバネによって、上方位置の保持され、前記止
めピン409を内側に突出させている。この突出してい
る止めピン409が前記摺動部材410の移動に伴っ
て、この摺動部材410の凹部に入り込むことで、前記
第2の管体402のロック状態が解除される。
【0148】このように、この実施の形態では、例え
ば、立ち姿勢で前記保持部302を持つ使用者が、前記
解除スイッチ303を操作するだけで、この延長管40
0の長さを調整することができる。
【0149】次ぎに、この延長管400は、図37に示
すような、下腕部514aと上腕部515aの互いの一
端同士が重なって第2の回転部517aを形成して左右
方向に回転でき、前記下腕部514aの他の一端が前記
第2の回転部517aの回転軸と直交する回転軸を備え
て吸口本体501aを床面に対して高低方向に回転させ
る吸口体500aと組み合わせると、前記延長管400
の縮める動作に連動して、前記脚部404を引き起こ
し、更に、前記吸口体400の第2の回転部の回転をロ
ック状態にして、縮めた延長管400を垂直な姿勢で保
持させることができる。この構造は、前記図17で説明
した吸口体500でも同様な構造を備えることができる
が、説明の都合上、前記吸口体500aで説明する。図
28の吸口体500aは、前記図37に示す吸口体50
0aの分解図を示している。
【0150】前記脚部404は、長手方向の一端を前記
第1の管体401の端部に回転可能に取りつけられ、バ
ネ413を介して、この脚部404の長手方向が前記第
1の管体401の長手方向に沿うように、他の一端側を
第2の管体402側に伸ばして配置される。
【0151】一方、第2の管体402の他端側には、前
記吸口体500aが取りつけられる。この吸口体500
aの上腕部515aは、管状の形態を備えて一端が前記
第2の管体402の端部に取りつけられ、他の一端がL
形に屈曲して第2の回転部517aを構成する。また、
上腕部515aの側面(正面側)には、連通ピン550
が、上腕部515aの長手方向に沿って摺動可能に取り
つけられ、その外側をピンカバー551で覆われてい
る。そして、前記連通ピン550はバネにより、常に、
その上端部が第2の管体402側に突出して配置され
る。
【0152】また、前記下腕部514aは、前記管状の
形態を備えて一端が前記吸口本体501aに回転可能に
取りつけられ、他端がL形に屈曲して、前記上腕部51
5aの端部と連結して第2の回転部517aで回転可能
に連結される主管状部552と、この主管状部552の
外表面をカバーする化粧カバー553と、前記第2の回
転部517aの補助部材554とから構成される。
【0153】さて、このような構造を備えた前記延長管
400と前記吸口体500aとの操作方法を図29を参
照して説明する。
【0154】先ず、図29(a)図において、この実施
の形態では、使用者が前記保持部を片手で保持して前記
解除レバー303を人差し指で引き付ける方向(矢印方
向)に操作すると、前記連結棒411は矢印のように動
作して上方向に引っ張られる。この引っ張られた連結棒
411は図28で説明したように、前記方向変換変換機
構部412によって反転され、前記摺動部材410を下
方に押す方向に動作して、前記ロック機構部408のロ
ック状態を外すから、前記延長管400の伸縮が可能と
なる。この状態で、前記手元ハンドル部300を下方に
移動させれば、重力などにより、この延長管400を縮
めることができる。そして、適当な長さで、前記解除ス
イッチ303を元に戻せば再び前記ロック機構部408
をロック状態にすることができる。
【0155】さて、この状態から、前記手元ハンドル部
300を下方に押し下げていくと、今まで、この延長管
400の長手方向に沿って収納されていた前記脚部40
4の先端が前記吸口体500aの上腕部515aの上端
部に乗り上げて、更に手元ハンドル部300を更に押し
下げると、前記脚部404の内側の傾斜面に沿って徐々
にその下端部を外側に向かって開くように動作する
((b)図参照))。そして、前記第1の管体401の
下端部が前記上腕部515aに設けた連通ピン550の
上端に当たって、これを押し下げる。この押し下げられ
た連通ピン550の下端は前記下腕部514aの化粧カ
バー553の上端に設けられている固定ロック穴554
に嵌合する。これによって、前記吸口体500aの左右
方向の回転がロック状態となって、前記吸口本体501
aと延長管400とが固定され、更に、外側に開いた前
記脚部404も固定される。
【0156】これにより、前記垂直状態にある延長管4
00は前記吸口体501aと前記脚部404とで3点支
持のように保持されるので、図33のような状態で、電
気掃除機1を設置することができる。
【0157】図28に戻り、前記第1の管体401の一
端に形成される延長管回転部403に取り付けられる前
記吸引ホース200の端部には、L形に屈曲した屈曲管
201が設けられ、この屈曲管201の端部が前記第1
の管体401の一端とともに、この第1の管体401の
管軸と同一の回転軸で前記屈曲管201が回転する前記
延長管回転部403を構成する。
【0158】更に、前記屈曲管201の他の端部にはホ
ース部材が回転可能に取り付けられる。即ち、前記第1
の管体401に対して、ホース部材が2つの回転機構で
取り付けられるので、使用者が前記手元ハンドル部30
0を保持して、吸口体500への各種の移動動作を行っ
ても、前記吸引ホース200がねじれることなく、かつ
使用者に大きな負担をかけることなく操作することがで
きる。
【0159】このような、延長管400によれば、使用
時に適度な長さに伸ばすことができ、また、収納時には
押入れに収納可能な大きさに縮めて収納することができ
る。図30から図33は各種の状態における寸法関係と
設置または収納姿勢を示したものである。
【0160】先ず、図30は標準的な日本家屋の押入れ
の高さに収納する場合を想定した寸法関係を示してい
る。前記したように、この実施の形態の掃除機本体50
0は縦姿勢での収納が可能であり、図30は、この収納
姿勢で押入れに収納する場合を示している。
【0161】標準的な日本家屋の押入れの下部収納部の
高さH1は約700mmである。この高さH1に前記延
長管400と吸口体500を組み立てて縦姿勢で収納す
る場合の高さH2は695mm以下でなければならな
い。この高さH2に収める場合、前記吸引ホース200
を取り付ける場合のホースの曲がりや前記屈曲管201
の高さを考慮すると延長管400の最長部までの高さH
3は約665mm以下でなければならない。また、吸口
体500の高さH6は140mm必要であるので、延長
管400の長さH5は525mmとなる。そして、前記
第1の管体401と前記第2の管体402の重複部分の
長さH7は40mm程度必要であるから、この実施の形
態の延長管400の伸縮可能なストロークH4を約48
5mmに設定している。
【0162】一方、図31に示すように、前記寸法体系
を取る延長管400によれば、この延長管400を立て
た状態で、この延長管400の最長の長さは、前記吸引
ホース200までの高さH9が1180mmで、前記延
長管400の上端までの高さH8を1150mmに設定
することができる。このような長さに伸ばせるのであれ
ば一般的な掃除機の延長管の長さを確保することができ
る。
【0163】なお、この延長管400の長さは、前記吸
口体500の高さH6や前記吸引ホース200の取り付
けの高さにより多少左右されるので、この延長管400
の長さH5を495mmから550mmの範囲内であれ
ば同様な効果をえることができる。
【0164】また、この実施の形態に係る延長管400
によれば、図30に示すように、前記延長管400を独
立して設置できるので、従来例のように掃除機本体10
0にセットして収納しなくてもよくなるから、セットの
手間を省くことができるし、また、使用時の即応性が向
上する。更にまた、図33に示すように、掃除を途中で
一端止める場合、この延長管400を直立の姿勢で保持
できるので、従来例のように、延長管400を床にかが
んでおいて、またこれをかがんで持つ動作を行うことな
く、立ち姿勢で作業を行うことができるので使い勝手が
向上できる。
【0165】次ぎに、図34から図36を参照して充電
台600について説明する。この実施の形態では、前記
第2の電源部111を掃除機本体100に取り付けた場
合、図34に示す充電台600を使用することで、収納
時に充電を自動的に行うことができる。
【0166】図34及び35において、前記充電台60
0は、上面形状を略矩形状とする扁平で奥行きのある本
体形状としている。この充電台600は、板状の下ケー
ス601と、この下ケース601の上部を覆う上ケース
602とで構成される。この充電台600は後方に***
部603を備え、その前部に後方が円弧状の壁面で形成
される掃除機本体受部604が設けられ、更に、最前部
に前記掃除機本体受部604より一段立ち上げて形成さ
れる吸口体受部605が形成される。前記***部603
には、その内部に図示しない充電装置が配置されてお
り、内部の熱を自然対流で冷却するために、前記***部
503の両側下部と前記円弧状の壁面にそれぞれ通気穴
606が形成される。また、前記***部603の上面に
は充電ランプ607が設けられている。
【0167】また、前記掃除機本体受部604は、その
前側に前記掃除機本体100に設けられる凹状の充電端
子部132に勘合する凸状の充電端子608が設けら
れ、更に、この充電端子608の後方から前記円弧状の
壁面にかけて、前記脚部107を保持する位置決め用の
ガイド609が設けられている。
【0168】この実施の形態の充電台600は、標準的
な充電時間を4時間に設定している。このため、ご前中
に清掃作業を行って充電すれば夕方までに充電を完了す
ることができる。また、急に使用したい場合は、1時間
充電であれば10分、30分充電であれば5分使用する
ことができる。
【0169】そして、充電中は前記充電ランプ607が
点灯し、充電が終わるとランプが消え、充電しすぎによ
る電池の故障を防ぐようにしている。
【0170】図36において、この実施の形態では、前
記***部603側に掃除機本体100の上面が位置する
ように、前記脚部307、308がこの充電台600に
設置されるように縦姿勢でセットされる。
【0171】この実施の形態では、前記吸口体受部60
5を設置される吸口体500の奥行き寸法より小さく形
成される。即ち、吸口体500は、自在連結部502が
吸口本体501に対して高低方向の角度が90度に設定
されているが、この角度ぎりぎりまで前記自在連結部5
02を回転させると、自在連結部502の回転動作にゆ
とりがなくなり、この充電台600にセットしにくい状
態となる。また、最近の自在連結部502は高低方向の
角度が90度取れないものもある。このため、これら吸
口体500に対して、前記自在連結部502の高低方向
の角度がゆとりのある角度でこの充電台600にセット
可能なように、前記吸口体受部605の奥行き方向の寸
法を前記吸口体500の奥行き寸法より小さくしてい
る。
【0172】具体的には、前記吸口体受部605の大き
さは前記垂直に設置される前記延長管400をその投影
面積内に置くような大きさとする。これにより、図36
(a)図に示すように、前記吸口体500は、前記延長
管400の直下は前記充電台600の前記吸口体受部6
05で支持され、前記吸口体受部605は高さ方向の厚
みがあるので、前記吸口体500の先端が前下がりにな
って、この充電台600に設置される。これにより、吸
口本体501の動作範囲に遊びがあるので、吸口本体5
01を水平な設置面に配置するのに比べて、この充電台
600に設置しやすい。また、このように吸口本体50
1に遊びがある設置姿勢を取り得るので、(b)図のよ
うに、この充電台600をじゅうたん床面に設置して、
この充電台600がじゅうたん床面に埋没した状態であ
っても、前記吸口体受部605の高さ(厚さ)があるの
で、この埋没した部分を前記遊びで吸収できるので、掃
除機本体100の設置の際の取り扱い性を向上できる。
また、前記充電台600の設置面積を最小限に押さえる
ことができる。
【0173】次ぎに、図37は、前記掃除機本体100
に、極一般的な手元ハンドルをセットした電気掃除機1
を示している。この電気掃除機1は、前記掃除機本体1
00と、この掃除機本体100に連通される吸引ホース
200と、この吸引ホース200に連通される手元ハン
ドル350と、この手元ハンドル350に連通する伸縮
可能な延長管450と、この延長管450に連通する吸
口体500aとから構成される。
【0174】この他、この掃除機本体100は、前記延
長管450近傍に主集塵室を設けて、この主集塵室で集
塵された空気をこの掃除機本体100で吸引するタイプ
の電気掃除機でも対応可能である。
【0175】
【発明の効果】この発明によれば、大きな空気清浄フイ
ルタを備えて排気清浄力を高めつつ静音化が図れる小型
の電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気掃除機の使用状態の外観斜視
図である。
【図2】電気掃除機本体の部品展開図である。
【図3】電気掃除機本体の中央縦断面図である。
【図4】電気掃除機本体の中央横断面図である。
【図5】電気掃除機本体の最大直径の水平断面図であ
る。
【図6】電気掃除機本体の第2の電源部の外観図であ
る。
【図7】掃除機本体の外観斜視図である。
【図8】掃除機本体の外観図である。
【図9】掃除機本体の底面図である。
【図10】掃除機本体の主ハンドルを引き起こした状態
の右側面図である。
【図11】掃除機本体の集塵室の上部を覆う集塵蓋を開
いた状態の右側面図である。
【図12】掃除機本体の通風カバーを取り外した状態の
分解斜視図である。
【図13】掃除機本体の排気口の拡大図である。
【図14】掃除機本体の清浄フイルタを通過した空気の
反転経路を示す斜視図である。
【図15】掃除機本体の主車輪近傍の排気通路を示す部
分拡大図である。
【図16】使用状態の参考図である。
【図17】吸口体の部品展開図である。
【図18】吸口体の概略内部配置図である。
【図19】図18の動作説明図である。
【図20】他の吸口体の概略内部配置図である。
【図21】他の吸口体の概略内部配置図である。
【図22】他の吸口体の概略内部配置図である。
【図23】一対の回転ブラシの外観図である。
【図24】回転ブラシの羽の動作説明図である。
【図25】内部配置を示す吸口体の側面図である。
【図26】吸口体の平面図である。
【図27】吸口体の底面図である。
【図28】前記延長管の部品展開図である。
【図29】前記延長管の伸縮動作説明図である。
【図30】収納状態の説明図である。
【図31】収納状態の説明図である。
【図32】使用状態の説明図である。
【図33】一時休息状態の説明図である。
【図34】充電台の外観斜視図である。
【図35】充電台の側面図である。
【図36】通電状態の説明図である。
【図37】他の電気掃除機の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…電気掃除機、50…内空間、51…外空間、100
…掃除機本体、101…主車輪、102…補助車輪、1
03…平坦部、104…ホース接続部、105…主ハン
ドル部、110…第1の電源部、111…第2の電源
部、112…清浄フイルタ、113…集塵室、114…
送風室、115…電源室、117…電動送風機、118
…基台ケース、119…送風室カバー、120…集塵室
カバー、123…外側壁面、124…内側壁面、126
…車輪ベース、127…フイルタ収納室、133…車輪
カバー、133a…車輪カバー空間、135…通風路、
136…通路カバー、164…連通路、166…排気
口、200…吸込ホース、300…手元ハンドル部、4
00…延長管、401…第1の管体401、402…第
2の管体、500…吸口体、501…吸口本体、502
…自在連結部、600…充電台。
フロントページの続き (72)発明者 西山 高徳 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 山本 亘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 菅野 恭一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3B006 BA02 DA01 3B057 FA12 FA14 FA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を備えた掃除機本体と、吸引
    ホースと、延長管と、吸口体とを含む電気掃除機におい
    て、 前記掃除機本体は、その上部をほぼ球面で構成し、この
    球面の前部を構成する開閉可能な集塵室カバーと、前記
    球面の後部に形成される凹状のハンドル収納部に引き起
    こし可能に収められる主ハンドルとを備え、 前記主ハンドルはU字状の外観を備え、このU字状の両
    端部に設けられる第1回転軸を介して前記球面の最頂部
    に形成される***部を挟むように保持され、 前記集塵室カバーは、後方両側に後方に伸びる一対の回
    転支持部を備え、この一対の回転支持部は前記ハンドル
    の両側に設けられる第2回転軸を介して前記集塵室カバ
    ーを開放可能に取り付けられ、 前記第2回転軸は前記第1回転軸の両側でかつ低い位置
    でかつ後方に配置されていることを特徴とする電気掃除
    機。
  2. 【請求項2】 電動送風機を備えた掃除機本体と、吸引
    ホースと、延長管と、吸口体とを含む電気掃除機におい
    て、 前記掃除機本体は、略球体の両側の容積内に、この略球
    体の中心軸を略回転軸とする一対の主車輪を設け、 前記主車輪の内側に位置し、この主車輪を支持する筐体
    の下部は、前記主車輪の外周が接地面に対して接地する
    ように、カットされた略平坦面を備え、 前記筐体は、その前部に内蔵される集塵室と、この集塵
    室の後部に内臓される電動送風機を備えた送風室と電源
    室とを備え前記掃除機本体は、その上部をほぼ球面で構
    成し、この球面の前部を構成する開閉可能な集塵室カバ
    ーと、前記球面の後部に形成される凹状のハンドル収納
    部に引き起こし可能に収められる主ハンドルとを備え、 前記主ハンドルはU字状の外観を備え、このU字状の両
    端部に設けられる第1回転軸を介して前記球面の最頂部
    に形成される***部を挟むように保持され、 前記集塵室カバーは、後方両側に後方に伸びる一対の回
    転支持部を備え、この一対の回転支持部は前記ハンドル
    の両側に設けられる第2回転軸を介して前記集塵室カバ
    ーを開放可能に取り付けられ、 前記第2回転軸は前記第1回転軸の両側でかつ低い位置
    でかつ後方に配置されていることを特徴とする電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気掃除機にお
    いて、 前記主ハンドルは前記主ハンドル収納部に収められた状
    態で、その露出面は前記掃除機本体の球面の一部を構成
    することを特徴とする電気掃除機。
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