JP2002353074A - 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極 - Google Patents

電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極

Info

Publication number
JP2002353074A
JP2002353074A JP2001158360A JP2001158360A JP2002353074A JP 2002353074 A JP2002353074 A JP 2002353074A JP 2001158360 A JP2001158360 A JP 2001158360A JP 2001158360 A JP2001158360 A JP 2001158360A JP 2002353074 A JP2002353074 A JP 2002353074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric double
layer capacitor
double layer
electrode
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001158360A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Takeuchi
正隆 武内
Shiyuuichi Uchijiyou
秀一 内條
Tetsuo Wada
哲夫 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2001158360A priority Critical patent/JP2002353074A/ja
Publication of JP2002353074A publication Critical patent/JP2002353074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気二重層コンデンサ用電極ペーストの成型
性、結着性や電気特性、化学的安定性の問題を解消し、
耐酸化還元性、耐溶剤性、耐熱性に優れる電気二重層コ
ンデンサ用電極、非水系、または水系電気二重層コンデ
ンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 アミド構造を有する繰り返し構造単位を
含む重合体、例えば、N−ビニルアセトアミドの重合体
を分極性電極ペーストの結着剤として用いることにより
ペーストとしての安定性が改善され、得られた電極での
集電材との接着性、分極性電極材料の結着性、電気化学
的安定性、電解液との親和性に優れ、さらに該電極を用
いることにより、高容量、高電流で作動でき、高寿命で
信頼性に優れた非水系または水系電気二重層コンデンサ
を完成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミド構造を有する
繰り返し構造単位を含む重合体を含む成型性、結着性、
電気特性に優れた電気二重層コンデンサ用電極ペース
ト、該電極ペーストから得られる電極及びこれらから得
られる電気二重層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは高比表面積の活
性炭、酸化ルテニウムを分極性電極に用いることにより
電解コンデンサよりも高容量で二次電池に近く、瞬時に
電流が取り出せる、すなわちパワー密度が高いという特
徴を有し、各種携帯機器のバックアップや補助電源等に
使われ、注目されている。また、ハイブリッド自動車の
電源としても期待され、大型化が検討されている。電気
二重層コンデンサには電解液に硫酸等の水溶液を用いる
水系電気二重層コンデンサとテトラエチルアンモニウム
テトラフルオロボレート等の4級アンモニウム塩をプロ
ピレンカーボネート等の有機溶媒に溶かした非水電解液
を用いる非水系電気二重層コンデンサに分けられる。水
系電気二重層コンデンサは水溶液電解液のイオン伝導度
が高く、瞬時に電流が取り出せるという特徴を有する
が、電解液が水溶液であるため、水の電気分解電圧以上
では作動できず、作動電圧としては1Vとなり、大型化
していく上でエネルギー密度的に問題点がある。
【0003】また、水系電気二重層コンデンサに用いら
れる電極は活性炭粉末を硫酸水溶液等の電解液で劣化し
にくい、テフロン(登録商標)エマルジョン、ポリビニ
ルアセテート、ポリビニルブチラート溶液等を結着剤と
して添加し、ペーストを作り、これらを塗布成型してい
たが、結着剤となる高分子が電導性を阻害し、水系電気
二重層コンデンサの特徴である電流特性を低下させてい
た。そこでこれらをポリビニルアルコール等の結着性の
優れた高分子を用いて電極成型体とした後、数100℃
で焼成し、高分子結着剤を炭化させることにより、電極
としての導電性低下を防いでいた。しかしながら焼成体
は電極として脆く、厚さが数100μm程度の薄型電極
は得ることが難しくなっていた。
【0004】一方、非水系電気二重層コンデンサは水の
電気分解以上の電圧範囲を作動でき、2.5〜3Vとい
う水系の2倍から3倍の電圧で作動でき、エネルギー密
度も高く、高電圧化が達成できるが、有機電解液のイオ
ン導電率が低いため、取り出し電流が低く、コンデンサ
の特徴であるパワーが低下するという問題点がある。
【0005】非水系電気二重層コンデンサに用いられる
電極は活性炭粉末に結着剤及び/または増粘剤となる高
分子溶液と混合し、金属箔上に塗布、成型後、乾燥し、
厚さが数10〜数100μmの薄型シート状に製造され
ている。これらに用いられる高分子としては、非水系電
解液に用いられているプロピレンカーボネート等の高誘
電率極性溶媒に溶解しない耐有機溶剤性に優れるだけで
なく、非水系電解液の特徴である高電圧に耐える為に耐
酸化還元性に優れている必要があり、使用可能なものは
限られていた。これらの例としてはたとえば、テフロン
やPVDF等のフッ素系樹脂、ポリエチレン等のポリオ
レフィン樹脂等があげられる。これら樹脂をN−メチル
ピロリドン等の可溶な溶媒に溶かし、分極性電極材粉末
と混合し、電極ペーストを作製し、これらを集電体箔上
に塗布し、加圧しながら成型していた。これら従来の結
着剤となる高分子は耐溶剤性、電気化学的安定性等を重
視した為、非水系電解液や分極性電極粉末との相互作用
が小さく、電気二重層コンデンサ内のイオン伝導や電極
中の電導性を阻害し、電気二重層コンデンサの特徴であ
る電流特性を低下させていた。またこれら高分子が接着
した部分には電解液が浸透しにくい為、二重層が形成し
にくく、添加量が多いと電気二重層コンデンサの容量が
低下するという問題点を有していた。従って、これら結
着剤高分子の添加量をできるだけ少なくしたいが、前述
したように分極性電極材との相互作用が少ない為、添加
量を少なくしすぎると、電極強度が低下するという問題
もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、非水系電
解液、分極性電極材料と相互作用が大きく、少量の添加
でも結着性が良好で、またイオン伝導性や電極の電気伝
導性の阻害が少なく、耐酸化還元性、耐有機溶剤性、耐
熱性等の非水電解液中の安定性に優れる重合体を結着剤
及び/または増粘剤に用いた電気二重層コンデンサ用電
極ペースト及びこれから得られる電気二重層コンデンサ
用電極を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明では、水系電解液との相溶性
が良好で電極の電導性の阻害が小さく、耐酸化還元性、
耐加水分解性等の水系電解液中の安定性に優れ、また、
成型前のペースト状態での経時変化が少ない、重合体を
結着剤及び/または増粘剤に用いた電気二重層コンデン
サ用電極ペースト及びこれから得られる電気二重層コン
デンサ用電極を提供することを目的とする。本発明で
は、これらの電気二重層コンデンサ用電極を用いた、高
容量、高電流で作動でき、高寿命で信頼性に優れた非水
系または水系電気二重層コンデンサを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決する為に鋭意検討した結果、電極及び/または電
極ペーストの増粘剤及び/または結着剤として、アミド
構造を有する繰り返し構造単位を含む重合体、例えば、
N−ビニルアセトアミドを主モノマーとする重合体、N
−ビニルアセトアミドの重合体を用いることにより、少
量の添加でも結着性が良好で、またイオン伝導性や電極
の電気伝導性の阻害が少なく、耐酸化還元性、耐有機溶
剤性、耐熱性等の非水電解液中の安定性に優れる非水系
電極及び/または非水系電極ペーストが得られることを
見いだした。また、アミド構造を有する繰り返し構造単
位を含む重合体を用いることにより、電極の電導性の低
下がなく、安定性に優れた水系電極及び/または水系電
極ペーストが得られることを見いだした。さらに上記電
極及び/または電極ペーストを用いることにより、高容
量、高電流で作動でき、高寿命で信頼性に優れた非水系
または水系電気二重層コンデンサが得られることを見い
だした。
【0009】すなわち本発明は、以下の電極ペースト及
び/または電極及び/または電気二重層コンデンサを提
供する。 1)分極性電極材料と、一般式(1)
【化3】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
以上10以下のアルキル基を表す。アルキル基の鎖中に
は任意にエーテル結合、エステル結合、チオエーテル結
合、アミド結合を含んでもよい。)で表されるアミド構
造を有する繰り返し構造単位を含む重合体を含む電気二
重層コンデンサ用電極ペースト、 2)アミド構造を有する繰り返し構造単位を含む重合体
が、一般式(2)
【化4】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
以上10以下のアルキル基を表す。アルキル基の鎖中に
は任意にエーテル結合、エステル結合、チオエーテル結
合、アミド結合を含んでもよい。)で表されるN−ビニ
ルアミド構造を有する化合物の重合体であることを特徴
とする前記1)に記載の電気二重層コンデンサ用電極ペ
ースト、 3)アミド構造を有する繰り返し構造単位を含む重合体
が、N−ビニルアセトアミドの重合体であることを特徴
とする前記1)または2)に記載の電気二重層コンデン
サ用電極ペースト、 4)N−ビニルアセトアミドの重合体が、直鎖状である
ことを特徴とする前記3)に記載の電気二重層コンデン
サ用電極ペースト、 5)N−ビニルアセトアミドの重合体が、三次元架橋体
構造を含むものであることを特徴とする前記3)に記載
の電気二重層コンデンサ用電極ペースト、 6)アミド構造を有する繰り返し構造単位を含む重合体
の質量平均分子量が、5000以上であることを特徴と
する前記1)乃至5)のいずれかひとつに記載の電気二
重層コンデンサ用電極ペースト、 7)N−ビニルアセトアミドの重合体が、ポリ−N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニルアセトアミド/アクリル
酸ナトリウム共重合体、N−ビニルアセトアミド/酢酸
ビニル共重合体、N−ビニルアセトアミド/アクリルア
ミド共重合体からなる群から選ばれた少なくともひとつ
であることを特徴とする前記3)に記載の電気二重層コ
ンデンサ用電極ペースト、 8)分極性電極材料が、ルテニウム系酸化物を主成分と
することを特徴とする前記1)乃至7)のいずれかひと
つに記載の電気二重層コンデンサ用電極ペーストペース
ト、
【0010】9)分極性電極材料が、炭素からなる炭素
材料であることを特徴とする前記1)乃至7)のいずれ
かひとつに記載の電気二重層コンデンサ用電極ペース
ト、 10)分極性電極材料が、導電性重合体であることを特
徴とする前記1)乃至7)のいずれかひとつに記載の電
気二重層コンデンサ用電極ペースト、 11)導電性重合体が、ポリアニリン、ポリチオフェ
ン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリピロー
ル、ポリチエニレン、ポリピリジンジイル、ポリイソチ
アナフテニレン、ポリフリレン、ポリセレノフェン、ポ
リパラフェニレンビニレン、ポリチエニレンビニレン、
ポリフリレンビニレン、ポリナフテニレンビニレン、ポ
リセレノフェンビニレン、ポリピリジンジイルビニレ
ン、またはその誘導体からなる群から選ばれた少なくと
もひとつを含むものであることを特徴とする前記10)
に記載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト、 12)前記1)乃至11)のいずれかひとつに記載の電
気二重層コンデンサ用電極ペーストを導電性基材に施用
して得られた電極、 13)前記1)乃至11)のいずれかひとつに記載の電
気二重層コンデンサ用電極ペーストを導電性基材に塗布
して得られた電極、 14)分極性電極材料から得られた電極と、溶媒及び電
解質を含む電解液とを備えた電気二重層コンデンサにお
いて、該電極に前記12)または13)に記載の電極を
用いることを特徴とする電気二重層コンデンサ、 15)電解質が、4級アンモニウム塩及び/または4級
ホスホニウム塩であることを特徴とする前記14)に記
載の電気二重層コンデンサ、 16)溶媒がカーボネート系非水溶媒であることを特徴
とする前記14)または15)に記載の電気二重層コン
デンサ、及び 17)溶媒及び電解質を含む電解液が、硫酸水溶液、硫
酸ナトリウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液、水酸化アンモニウム水溶液、塩化カリ
ウム水溶液、炭酸カリウム水溶液からなる群から選ばれ
た少なくともひとつであることを特徴とする前記14)
に記載の電気二重層コンデンサ。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の電極ペースト及び/また
は電極及び/または電気二重層コンデンサに用いられる
重合体としてはアミド構造を有する繰り返し構造単位を
含む重合体が好ましい。アミド構造を有する繰り返し構
造単位を含む重合体は電解質塩を含む電解液とのなじみ
がよく、またアミド構造は活性炭等の炭素、金属酸化物
からなる分極性材料や各種金属及び/またはカーボン及
び/または樹脂製集電体との相互作用が大きく、結着効
果が大きい。また、炭素、金属酸化物分極性材料は官能
基等で表面が活性な為に、ペースト状態で結着剤や増粘
剤のような有機物の酸化分解を促進する触媒として作用
し、重合体の低分子化や分解物の表面吸着等が起こり、
粘度変化等でペーストの安定性を阻害する。このペース
ト中にアミド構造を有する繰り返し構造単位を含む重合
体を含ませると、これが分極性材料表面に優先的に吸着
し安定な保護層を形成する。
【0012】その中でN-ビニルアセトアミドの重合体
は高分子量体であり、耐有機溶剤性、耐酸化還元性等に
安定で、各種分極性電極材料との相互作用が良好で、結
着性にすぐれ、また、酸/アルカリ等のpHに関係なく
水溶液を安定に吸収することができることがわかった。
N-ビニルアセトアミドは他の多官能性重合性化合物と
共重合することにより3次元架橋体となり、このN-ビ
ニルアセトアミドの三次元架橋体は有機電解液を多量に
吸収することができ、さらに、高濃度電解質塩水溶液も
10倍以上吸収することができ、その場合の機械的強度
も良好で、酸/アルカリ条件下、高温下でも安定であり
さらに好ましい。また酸化安定性に優れており、ペース
ト中で分極性材料表面に吸着しても触媒作用を受けにく
いだけでなく、電気二重層コンデンサに用いた場合の電
気化学的安定性にも優れる。
【0013】本発明における電極ペーストの結着剤とし
て、下記式(1)
【化5】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
以上10以下のアルキル基、好ましくは1以上6以下の
アルキル基を表す。アルキル基の鎖中には任意にエーテ
ル結合、エステル結合、チオエーテル結合、アミド結合
を含んでもよい。)で表されるアミド構造を有する繰り
返し構造単位を含む重合体が好ましい。R 1,R2の有用
な例は、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、2−メチルプロピル基、t
−ブチル基、メトキシメチル基であり、さらにR1が水
素原子、R2がメチル基またはエチル基が好ましい。
【0014】また、アミド構造を有する繰り返し構造単
位を含む重合体が下記式(2)
【化6】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
以上10以下、好ましくは1以上6以下のアルキル基を
表す。アルキル基の鎖中には任意にエーテル結合、エス
テル結合、チオエーテル結合、アミド結合を含んでもよ
い。)で表される化合物であり、該化合物を重合させた
重合体が好適に用いられる。R1、R2の有用な例は、水
素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、2−メチルプロピル基、t−ブチル
基、メトキシメチル基であり、さらにR1が水素原子、
2がメチル基またはエチル基が好ましい。
【0015】その中でN−ビニルアセトアミド(一般式
(2)において、R1=H、R2=CH 3の場合)の重合体
は、酸、アルカリ等のpH(水素イオン濃度)に関係な
く水溶液を安定に吸収することができるので好適に用い
られる。
【0016】本発明において、N−ビニルアセトアミド
の重合体とは、N−ビニルアミド単独重合体およびN−
ビニルアミド共重合体をいう。N−ビニルアミドと共重
合可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル酸またはそ
の塩、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸(イソ)プロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシエ
チル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリオキシア
ルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸系モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸またはその塩、N−イソプロピル(メタ)ア
クリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系モノマー;酢
酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル等のビニルエステ
ル系モノマー;スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、p−メトキシスチレン、m−クロロスチ
レン等のスチレン系モノマー;メチルビニルエーテル、
ブチルビニルエーテル、ビニルベンジルエーテル等のビ
ニルエーテル系モノマー;無水マレイン酸、マレイン酸
またはその塩、フマル酸またはその塩、マレイン酸ジメ
チルエステル、フマル酸ジエチルエステル等のジカルボ
ン酸系モノマー;アリルアルコール、アリルフェニルー
テル、アリルアセテート等のアリル系モノマー等の他、
(メタ)アクリロニトリル、塩化ビニル、エチレン、プロ
ピレン等のモノマーを例示することができる。また、上
記例示モノマーを二種類以上組み合わせて共重合するこ
とも可能である。
【0017】これら、共重合可能なモノマーの使用割合
は、重合性モノマー全量に対して、本発明の目的性能を
損なわない程度、概ね60質量%以下、好ましくは40
質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下である。
【0018】本発明において、N−ビニルアセトアミド
の重合体が三次元架橋構造を含んだ三次元架橋体である
ものは、1分子内に重合性二重結合を2個以上もつ架橋
剤の存在下でN−ビニルアセトアミド(と上記他のコモ
ノマーと)を重合架橋したもの、または未架橋である前
駆重合体を予め製造しておき、これを重合体中の官能基
と反応させ化学結合を形成させる方法、例えば放射線や
過酸化物等で架橋する方法などにより製造されたもので
ある。
【0019】ここで架橋する際に使用する1分子内に重
合性二重結合を2個以上もつ架橋剤としては、テトラア
リルオキシエタン、ペンタエリスリトールテトラアリル
エーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、
トリメチロールプロパントリアリルエーテル、エチレン
グリコールジアリルエーテル、ジエチレングリコールジ
アリルエーテル、トリエチレングリコールジアリルエー
テル、ジアリルエーテル、単糖類、二糖類、多糖類、セ
ルロースなどの水酸基を1分子内に2個以上有する化合
物から誘導されるポリアリルエーテル;トリメリット酸
トリアリル、クエン酸トリアリル、シュウ酸ジアリル、
コハク酸ジアリル、アジピン酸ジアリル、マレイン酸ジ
アリル等の1分子中にカルボキシル基を2個以上有する
化合物から誘導されるポリアリルエステル;ジアリルア
ミン、トリアリルイソシアヌレートなどの1分子内にア
リル基を2個以上有する化合物;シュウ酸ジビニル、マ
ロン酸ジビニル、コハク酸ジビニル、グルタル酸ジビニ
ル、アジピン酸ジビニル、マレイン酸ジビニル、フマル
酸ジビニル、クエン酸トリビニルなどの1分子内にビニ
ルエステル構造を2個以上有する化合物;N,N'−ブ
チレンビス(N−ビニルアセトアミド)、N,N'−ジ
アセチル−N,N'−ジビニル−1,4−ビスアミノメ
チルシクロヘキサンなどのビス(N−ビニルカルボン酸
アミド)化合物;N,N'−メチレンビスアクリルアミ
ド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート等の複数個のアクリルア
ミド構造や(メタ)アクリル基を有する化合物;ジビニ
ルベンゼン、ジビニルエーテル、(メタ)アクリル酸ア
リル等のあらゆる公知の架橋剤が使用可能である。ま
た、これらの架橋剤は一種または二種以上用いることも
できる。
【0020】上記架橋剤の使用量は、N−ビニルアセト
アミドを含む重合性モノマー全量に対して10質量%以
下が好適であり、6質量%以下がより好ましい。
【0021】未架橋である前駆重合体中の官能基(例え
ば、水酸基、アミノ基、カルボキシル基等)と反応して
化学結合を生成し得る架橋剤としては、その官能基に応
じて、ポリグリシジルエーテル、ポリイソシアヌレー
ト、ポリアミン、ポリオール、ポリカルボン酸などが挙
げられる。これらの架橋剤の使用量は、通常架橋物前駆
重合体総量を基準として、重合体:架橋剤の比が質量比
で90:10〜99.999:0.001の範囲が好ま
しく、95:5〜99.995:0.005の範囲がよ
り好ましい。
【0022】N−ビニルアセトアミドの重合体の分子量
は、質量平均分子量として5000以上が好ましく、5
000以上1000万以下がより好ましく、3万以上1
000万以下がさらに好ましく、30万以上500万以
下が特に好ましい。分子量が小さすぎると、電解質や溶
媒の吸収量が少なく、また機械的強度も小さくなり好ま
しくない。分子量が高すぎると、電極や他のセパレータ
等と複合しにくくなり好ましくない。
【0023】本発明の電極ペースト及び/または電極及
び/または電気二重層コンデンサに用いられるN−ビニ
ルアセトアミドの重合体の使用量は、電極材料や電解液
等の種類やN―ビニルアセトアミドの重合体の分子量等
によっても異なるが、増粘効果、結着効果の少なくとも
1種の効果を出すには、一般的には0.05質量%以上
20質量%以下であり、好ましくは0.1質量%以上1
0質量%以下、さらに好ましくは、0.2質量%以上5
質量%以下である。
【0024】本発明のN−ビニルアセトアミドの重合体
の具体例としては昭和電工製のポリ−N−ビニルアセト
アミドが挙げられ、例えば架橋タイプのNA−150
F、NA−010F、NA−010S、非架橋タイプの
GE−191、GE−191LH、GE−191L、G
E−191LL、GE−191L34、及び、GE−1
67、GE−167L、GE−163LM(アクリル酸
ナトリウム共重合体)、及び、XGC−330(酢酸ビ
ニル共重合体)、及び、XGC−265(アクリルアミ
ド共重合体)等が挙げられる。
【0025】本発明の電極ペーストに用いられる分極性
電極材料としては、例えば、比表面積の大きい炭素から
なる炭素材料(比表面積800〜3500m2/g程
度)またはRuO2、RuO4、K2RuO4、Ru23
どのルテニウム系酸化物を主成分とし、必要ならばこれ
に導電性物質として、電気化学的に安定であれば特に制
約はないが、カーボンブラック、カーボンウィスカー、
黒鉛繊維などを添加しても構わない。一般的には、導電
性物質は分極性電極材料に対して、5〜20質量%、好
ましくは10〜15質量%である。
【0026】また柔軟で、薄膜にしやすいという点で
は、分極性電極材料として、導電性重合体が好ましい。
導電性重合体の例としては、ポリアニリン、ポリチオフ
ェン、ポリアセチレン及びその誘導体、ポリパラフェニ
レン及びその誘導体、ポリピロール及びその誘導体、ポ
リチエニレン及びその誘導体、ポリピリジンジイル及び
その誘導体、ポリイソチアナフテニレン及びその誘導
体、ポリフリレン及びその誘導体、ポリセレノフェン及
びその誘導体、ポリパラフェニレンビニレン、ポリチエ
ニレンビニレン、ポリフリレンビニレン、ポリナフテニ
レンビニレン、ポリセレノフェンビニレン、ポリピリジ
ンジイルビニレン等のポリアリーレンビニレン及びそれ
らの誘導体等が挙げられる。中でも有機溶媒に可溶性の
アニリン誘導体の重合体が特に好ましい。
【0027】また、炭素からなる炭素材料としては、天
然黒鉛、人造黒鉛、気相法黒鉛、石油コークス、石炭コ
ークス、ピッチ系炭素、カーボンブラック、ポリアセ
ン、C60、C70等のフラーレン類、カーボンナノチ
ューブ等が挙げられる。
【0028】本発明の電極ペーストの調製に用いられる
溶剤としては、分極性電極材料と相性がよく、N−ビニ
ルアセトアミドの重合体と相溶性のよいものであれば特
に限定されないが、水またはメタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類、N−メチルピロリ
ドン等が用いられる。これらはそれぞれ単独で用いても
よいし、併用して用いてもよい。本発明の電極ペースト
中には前述した従来から用いられている増粘剤や結着剤
を併用してもよい。前述したようにN−ビニルアセトア
ミドの重合体が優先的に分極性材料表面に吸着するた
め、他の材料も容易に併用することができる。
【0029】以上、本発明の電極ペーストに用いられる
構成成分を列挙したが、本発明の目的を損なわない限
り、他の成分を添加することも可能である。例えば、各
種無機微粒子を添加することにより、粘度制御/溶媒保
持性/熱安定性が改善され、耐久性、安全性、信頼性が
改善される。また、場合によっては、無機微粒子と電解
質塩、重合体との相互作用により、逆にイオン伝導度、
移動度を増加することもある。
【0030】使用する無機微粒子としては非電子伝導
性、電気化学的に安定なものが選ばれる。またイオン伝
導性で有ればさらに好ましい。具体的にはα、β、γ−
アルミナ、シリカ等のイオン伝導性または非電導性セラ
ミックス微粒子が挙げられる。複合電解質の電解液保持
性向上や固体系の場合の強度の観点から、無機微粒子は
一次粒子が凝集した二次粒子構造をもつものが好まし
い。このような構造を持つ無機微粒子の具体例としては
アエロジル(日本アエロジル(株)製)のようなシリカ
超微粒子、アルミナ超微粒子が挙げられ、安定性、複合
効率からアルミナ超微粒子がさらに好ましい。無機微粒
子の比表面積はできるだけ大きいことが好ましく、BE
T法で5m2/g以上が好ましく、50m2/g以上がさ
らに好ましい。このような無機微粒子のサイズとして
は、平均粒径としては0.01μm〜100μmが好まし
く、0.01μm〜20μmがさらに好ましい。無機微粒子
の添加量は多すぎると電極の抵抗増、粘度増大、強度低
下等の問題を生じる。従って好ましい添加量としては、
N―ビニルアセトアミドの重合体に対して30質量%程
度以下が好ましく、0.1から20質量%程度の範囲が
好ましい。
【0031】本発明の電極ペースト及び電極の作製方法
は特に制約はなく、公知の作製方法で構わない。電極の
製造方法としては、好ましくは分極性電極材料が粉体と
して、有機系の結着剤とその溶媒及び電子導電性付与剤
(導電性物質)の粉末とともに混練されてペースト状の
合剤となり、この電極ペーストを導電性基材に施用し
て、例えば、噴霧、スピン−コーティング(spin-coati
ng)、ブレード−コーティング(blade-coating)、静
電吹き付け、スクリーン印刷、塗装等によって行うこと
ができる。中でも、スピン−コーティング(spin-coati
ng)、ブレード−コーティング(blade-coating)、ス
クリーン印刷、塗装による塗布が好適である。
【0032】以下で一例を挙げて説明することにする。
分極性電極材料に必要に応じて所定量の導電性物質を添
加し、本発明のN−ビニルアセトアミドの重合体を溶媒
に溶解したものを添加し、プラネタリーミキサー等で1
〜4時間、機械的に混練し、スラリーを形成し、ペース
ト化する。得られたペーストをアルミニウム、炭素被覆
アルミニウム、ステンレス、チタン等の箔、板状物の金
属集電材(導電性基材)(厚み10μm〜0.5mmが
好ましい)に、所定厚みに塗布し、溶媒を室温または加
熱して蒸発後、またその後必要により、ロールプレス等
で加圧処理して電極シートとする。
【0033】使用される電解液としては、公知のもので
よく、水系のものとしては、硫酸水溶液、硫酸ナトリウ
ム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水
溶液、水酸化アンモニウム水溶液、塩化カリウム水溶
液、炭酸カリウム水溶液等が挙げられる。
【0034】また、非水系のものとしては、R345
6+またはR3456+で表されるカチオン
(R3、R4、R5、R6は、それぞれ独立に炭素数1〜1
0のアルキル基またはアリル基である。)と、BF4 -
PF6 -、ClO4 -等のアニオンとからなる4級アンモニ
ウム塩または4級ホスホニウム塩を電解質として、ジエ
チルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、エチレングリコールフェニルエーテル等のエーテ
ル;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,
N−ジエチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−エチルアセトアミ
ド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチル
プロピオンアミド、ヘキサメチルホスホリルアミド等の
アミド;ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含硫黄
化合物;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等のジアルキルケトン;エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、テトラヒドロフラン、2−メトキシテトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオ
キソラン等の環状エーテル;エチレンカーボネート、プ
ロピレンカーボネート等のカーボネート;γ−ブチロラ
クトン;N−メチルピロリドン;アセトニトリル、ニト
ロメタン等の有機溶媒の溶液が好ましい。さらに、好ま
しくはエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート
等のカーボネート系非水溶媒を用いることができる。電
解質または溶媒は、それぞれ二種以上用いることもでき
る。
【0035】電極間に必要に応じて介在させるセパレー
タとしては、イオンを透過する多孔質セパレータであれ
ばよく、微孔性ポリエチレンフィルム、微孔性ポリプロ
ピレンフィルム、ポリエチレン不織布、ポリプロピレン
不織布、ガラス繊維混抄不織布、ガラスマットフィルタ
等が好ましく使用できる。
【0036】
【実施例】以下に本発明について代表的な例を示し、さ
らに具体的に説明する。なお、これらは説明のための単
なる例示であって、本発明はこれらに何等制限されるも
のではない。 実施例1:活性炭分極性電極の製造 フェノール樹脂焼成品の水蒸気賦活活性炭(比表面積2
010m2/g、平均粒径8μm、細孔容積0.7ml
/g)、昭和電工(株)製気相法黒鉛繊維(平均繊維
径:0.3μm,平均繊維長:2.0μm,2,700℃熱処理
品)の質量比9.5:0.5の混合物100質量部に対
して、増粘剤及び結着剤として濃度10質量%のポリ−
N−ビニルアセトアミド(GE-191LL、昭和電工(株)
製)水溶液を50部添加混合し、活性炭分極性電極ペー
ストを調製した。このペーストを約25μmのアルミ箔
上に約150μmの厚さに塗布後、加圧成形し、活性炭
電極シートを得た。このシートを40mm角に10枚切
断し、100℃で10時間真空乾燥し、電気二重層コン
デンサ用活性炭電極を得た。これら10枚の電極の質量
を測定したところ、230.0mg±1.5mgのばら
つきで均一性にすぐれていた。このシートをステンレス
板に両面粘着テープで固定し、碁盤目テープ法(JIS K
5400)に従い、すきま間隔1mm、ます目の数100目で
試験を行い評価した。試験を3回行ったところ、評価点
数は10点、10点、10点と接着性に非常にすぐれて
いた。
【0037】実施例2:活性炭分極性電極の製造 フェノール樹脂焼成品の水蒸気賦活活性炭(比表面積2
010m2/g、平均粒径8μm、細孔容積0.7ml
/g)、昭和電工(株)製気相法黒鉛繊維(平均繊維
径:0.3μm,平均繊維長:2.0μm,2,700℃熱処理
品)の質量比9.5:0.5の混合物100質量部に対
して、増粘剤及び結着剤として濃度10質量%のポリ−
N−ビニルアセトアミド(GE-191LL、昭和電工(株)
製)水溶液を50部添加混合し、活性炭分極性電極ペー
ストを調製した。このペーストを約100μmのポリビ
ニルブチラール系導電性樹脂シート上に約400μmの
厚さに塗布後、加圧成形し、活性炭電極シートを得た。
このシートを40mm角に10枚切断し、100℃で1
0時間真空乾燥し、電気二重層コンデンサ用活性炭電極
を得た。これら10枚の電極の質量を測定したところ、
750.0mg±5.0mgのばらつきで均一性にすぐ
れていた。このシートをステンレス板に両面粘着テープ
で固定し、碁盤目テープ法(JIS K5400)に従い、すき
ま間隔1mm、ます目の数100目で試験を行い評価し
た。試験を3回行ったところ、評価点数は10点、8
点、10点と接着性に非常にすぐれていた。
【0038】比較例1 :活性炭分極性電極の製造 実施例1と同じフェノール樹脂焼成品の水蒸気賦活活性
炭、気相法黒鉛繊維と増粘剤及び結着剤として用いるポ
リフッ化ビニリデ ン(クレハ製KFL1120)の質量
比8.6:0.4:1.0の混合物に過剰のN−メチルピロリド
ン溶液を加え、活性炭分極性電極ペーストを得た。この
ペーストを実施例1と同様にして、アルミ箔上に約15
0μmの厚さに塗布後、加圧成形し、活性炭電極シート
を得た。このシートを40mm角に10枚切断し、10
0℃で10時間真空乾燥し、電気二重層コンデンサ用活
性炭電極を得た。これら10枚の電極の質量を測定した
ところ、224.0mg±3.0mgのばらつきでやや
ばらつきが大きかった。このシートを実施例1と同様に
して碁盤目テープ法(JIS K5400)に従い、接着性を評
価した。試験を3回行ったところ、評価点数は2点、4
点、2点と接着性が弱かった。
【0039】比較例2 :活性炭分極性電極の製造 実施例2と同じフェノール樹脂焼成品の水蒸気賦活活性
炭、気相法黒鉛繊維と増粘剤及び結着剤として用いるポ
リフッ化ビニリデ ン(クレハ製KFL1120)の質量
比8.6:0.4:1.0の混合物に過剰のN−メチルピロリド
ン溶液を加え、活性炭分極性電極ペーストを得た。この
ペーストを実施例2と同様にしてポリビニルブチラール
系導電性樹脂シート上に約400μmの厚さに塗布後、
加圧成形し、活性炭電極シートを得た。このシートを4
0mm角に10枚切断し、100℃で10時間真空乾燥
し、電気二重層コンデンサ用活性炭電極を得た。これら
10枚の電極の質量を測定したところ、723.0mg
±12.0mgのばらつきでややばらつきが大きかっ
た。このシートを実施例2と同様にして碁盤目テープ法
(JIS K5400)に従い、接着性を評価した。試験を3回
行ったところ、評価点数は2点、2点、2点と接着性が
弱かった。
【0040】実施例3:電気二重層コンデンサの製造 実施例1で製造した活性炭電極(40mm角)2枚、テ
フロン製マイクロポーラスフィルムセパレータ(42m
m角、25μm、三井フロロケミカル製)を非水電解液
(1モル トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオ
ロボレート/プロピレンカーボネート溶液)中に2時間
静置し含浸させた後、2枚の活性炭電極をセパレータを
介在させて貼り合わせた。これをPP/Al/PETの
3層ラミネートで作製した袋(外装体)に入れ、各集電
体の一部を袋の外に端子として出して、両面から1.1m
m厚のガラス板を用いて加圧しながら熱融着で封口し、
電気二重層コンデンサを製造した。このコンデンサを、
25℃、−20℃で作動電圧0〜2.5V、電流7mA
で充放電を行なったところ、最大容量はそれぞれ9.3
F、7.8Fであった。また、25℃、28mAで充放
電を行ったところ、最大容量は9.0Fで、その後20
0回充放電を繰り返してもほとんど容量に変化はなかっ
た。
【0041】比較例3:電気二重層コンデンサの製造 活性炭電極として比較例1で製造した活性炭電極(40
mm角)2枚を用いた以外は実施例3と同様にして電気
二重層コンデンサを製造した。このコンデンサを、25
℃、−20℃で作動電圧0〜2.5V、電流7mAで充
放電を行なったところ、最大容量はそれぞれ8.8F、
5.0Fであった。また、25℃、28mAで充放電を
行ったところ、最大容量は6.8Fで、その後200回
充放電を繰り返したところ4.0Fに低下した。
【0042】実施例4:電気二重層コンデンサの製造 実施例2で製造した活性炭電極(40mm角)2枚、親
水処理PP製マイクロポーラスフィルム/不織布積層セ
パレータ(ジュラガード5500、42mm角、100
μm、ポリプラスチック社製)を40質量%硫酸水溶液
電解液中に2時間静置し含浸させた後、2枚の活性炭電
極をセパレータを介在させて貼り合わせた。これをPP
/Al/PETの3層ラミネートで作製した袋(外装
体)に入れ、各集電体の一部を袋の外に端子として出し
て、両面から1.1mm厚のガラス板を用いて加圧しなが
ら熱融着で封口し、水系電気二重層コンデンサを製造し
た。このコンデンサを、25℃、−20℃で作動電圧0
〜1.2V、電流160mAで充放電を行なったとこ
ろ、最大容量はそれぞれ30.5F、25.6F常温、
低温で高容量であった。また、25℃で10倍の電流の
1.6Aで充放電を行ったところ、最大容量は28.8
Fとほとんど容量低下しなかった。
【0043】比較例4:電気二重層コンデンサの製造 活性炭電極として比較例2で製造した活性炭電極(40
mm角)2枚を用いた以外は実施例4と同様にして水系
電気二重層コンデンサを製造した。このコンデンサを、
25℃、−20℃で作動電圧0〜1.2V、電流160
mAで充放電を行なったところ、最大容量はそれぞれ2
5.0F、15.6Fと実施例4で作成した電気二重層
コンデンサより低容量であった。また、25℃で1.6
Aで充放電を行ったところ、最大容量は18.7Fと容
量低下が大きかった。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明において、分極性
電極ペーストにアミド構造を有する繰り返し構造単位を
含む重合体、例えば、N−ビニルアセトアミドの重合体
を用いることにより、N−ビニルアセトアミドの重合体
を結着剤及び/または増粘剤として用いることにより、
強度、接着性の良好な電極を歩留まりよく安定に製造で
きた。さらに上記N−ビニルアセトアミドの重合体を使
用した分極性電極ペーストから得られる電極を用いるこ
とにより、常温、低温において高容量、高電圧、高電流
で作動でき信頼性に優れた非水系電気二重層コンデン
サ、水系電気二重層コンデンサが得られた。本発明の電
気二重層コンデンサは、高容量、高電圧、高電流作動が
可能であり、バックアップ電源だけでなく、小型電池と
の併用で、各種電気製品用電源として使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 哲夫 神奈川県川崎市川崎区扇町五丁目1番 昭 和電工株式会社総合研究所川崎研究室内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分極性電極材料と、一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
    以上10以下のアルキル基を表す。アルキル基の鎖中に
    は任意にエーテル結合、エステル結合、チオエーテル結
    合、アミド結合を含んでもよい。)で表されるアミド構
    造を有する繰り返し構造単位を含む重合体を含む電気二
    重層コンデンサ用電極ペースト。
  2. 【請求項2】アミド構造を有する繰り返し構造単位を含
    む重合体が、一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2は各々独立に水素原子または炭素数1
    以上10以下のアルキル基を表す。アルキル基の鎖中に
    は任意にエーテル結合、エステル結合、チオエーテル結
    合、アミド結合を含んでもよい。)で表されるN−ビニ
    ルアミド構造を有する化合物の重合体であることを特徴
    とする請求項1に記載の電気二重層コンデンサ用電極ペ
    ースト。
  3. 【請求項3】アミド構造を有する繰り返し構造単位を含
    む重合体が、N−ビニルアセトアミドの重合体であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電気二重層コ
    ンデンサ用電極ペースト。
  4. 【請求項4】N−ビニルアセトアミドの重合体が、直鎖
    状であることを特徴とする請求項3に記載の電気二重層
    コンデンサ用電極ペースト。
  5. 【請求項5】N−ビニルアセトアミドの重合体が、三次
    元架橋体構造を含むものであることを特徴とする請求項
    3に記載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト。
  6. 【請求項6】アミド構造を有する繰り返し構造単位を含
    む重合体の質量平均分子量が、5000以上であること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかひとつに記載の
    電気二重層コンデンサ用電極ペースト。
  7. 【請求項7】N−ビニルアセトアミドの重合体が、ポリ
    −N−ビニルアセトアミド、N−ビニルアセトアミド/
    アクリル酸ナトリウム共重合体、N−ビニルアセトアミ
    ド/酢酸ビニル共重合体、N−ビニルアセトアミド/ア
    クリルアミド共重合体からなる群から選ばれた少なくと
    もひとつであることを特徴とする請求項3に記載の電気
    二重層コンデンサ用電極ペースト。
  8. 【請求項8】分極性電極材料が、ルテニウム系酸化物を
    主成分とすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かひとつに記載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト
    ペースト。
  9. 【請求項9】分極性電極材料が、炭素からなる炭素材料
    であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかひと
    つに記載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト。
  10. 【請求項10】分極性電極材料が、導電性重合体である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかひとつに記
    載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト。
  11. 【請求項11】導電性重合体が、ポリアニリン、ポリチ
    オフェン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリ
    ピロール、ポリチエニレン、ポリピリジンジイル、ポリ
    イソチアナフテニレン、ポリフリレン、ポリセレノフェ
    ン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリチエニレンビニ
    レン、ポリフリレンビニレン、ポリナフテニレンビニレ
    ン、ポリセレノフェンビニレン、ポリピリジンジイルビ
    ニレン、またはその誘導体からなる群から選ばれた少な
    くともひとつを含むものであることを特徴とする請求項
    10に記載の電気二重層コンデンサ用電極ペースト。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかひとつに記
    載の電気二重層コンデンサ用電極ペーストを導電性基材
    に施用して得られた電極。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11のいずれかひとつに記
    載の電気二重層コンデンサ用電極ペーストを導電性基材
    に塗布して得られた電極。
  14. 【請求項14】分極性電極材料から得られた電極と、溶
    媒及び電解質を含む電解液とを備えた電気二重層コンデ
    ンサにおいて、該電極に請求項12または13に記載の
    電極を用いることを特徴とする電気二重層コンデンサ。
  15. 【請求項15】電解質が、4級アンモニウム塩及び/ま
    たは4級ホスホニウム塩であることを特徴とする請求項
    14に記載の電気二重層コンデンサ。
  16. 【請求項16】溶媒が、カーボネート系非水溶媒である
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の電気二
    重層コンデンサ。
  17. 【請求項17】溶媒及び電解質を含む電解液が、硫酸水
    溶液、硫酸ナトリウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶
    液、水酸化カリウム水溶液、水酸化アンモニウム水溶
    液、塩化カリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液からなる
    群から選ばれた少なくともひとつであることを特徴とす
    る請求項14に記載の電気二重層コンデンサ。
JP2001158360A 2001-05-28 2001-05-28 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極 Pending JP2002353074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158360A JP2002353074A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158360A JP2002353074A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002353074A true JP2002353074A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19002097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001158360A Pending JP2002353074A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002353074A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136397A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Showa Denko Kk 活性炭及びそれを用いた電極材料並びに電気二重層キャパシタ
WO2008123577A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sumitomo Chemical Company, Limited 炭素粒子フィルム、積層電極、および電気二重層キャパシタの製造方法
WO2009091102A1 (en) * 2008-01-14 2009-07-23 Nesscap Co., Ltd. Electrode for electrochemical capacitor and process for preparing the same
EP2088604A1 (en) * 2006-11-02 2009-08-12 Sumitomo Chemical Company, Limited Electrode membrane, electrode and method for producing the same, and electric double layer capacitor
WO2009139493A1 (ja) * 2008-05-13 2009-11-19 ジャパンゴアテックス株式会社 導電性接着剤ならびにそれを用いた電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ
JP2010141322A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Avx Corp 酸化ルテニウム電極を含む電気化学キャパシタ
WO2011016563A1 (ja) * 2009-08-07 2011-02-10 Jsr株式会社 電気化学デバイス及びバインダー組成物
JP2014512697A (ja) * 2011-04-28 2014-05-22 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング キャリア、キャリアを備えたオプトエレクトロニクスユニット、ならびにキャリアおよびオプトエレクトロニクスユニットの製造方法
KR20140140557A (ko) * 2012-03-30 2014-12-09 니뽄 고아 가부시끼가이샤 전기 이중층 캐패시터용의 분극성 전극
KR101576316B1 (ko) 2008-05-29 2015-12-09 코닝 인코포레이티드 섬유성 폴리머 재료 및 탄소 재료의 혼합물에 기초한 전기 이중 층 디바이스용 전극의 제조방법
JP2016213440A (ja) * 2015-04-28 2016-12-15 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. 電極形成用組成物ならびに当該組成物を用いて製造される電極および太陽電池
CN108565382A (zh) * 2018-04-28 2018-09-21 上海恩捷新材料科技股份有限公司 一种水性涂层锂离子电池隔膜及其制备方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136397A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Showa Denko Kk 活性炭及びそれを用いた電極材料並びに電気二重層キャパシタ
EP2088604A4 (en) * 2006-11-02 2009-12-02 Sumitomo Chemical Co ELECTRODE MEMBRANE, ELECTRODE AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND ELECTRODE DOUBLE LAYER CAPACITOR
EP2088604A1 (en) * 2006-11-02 2009-08-12 Sumitomo Chemical Company, Limited Electrode membrane, electrode and method for producing the same, and electric double layer capacitor
WO2008123577A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sumitomo Chemical Company, Limited 炭素粒子フィルム、積層電極、および電気二重層キャパシタの製造方法
WO2009091102A1 (en) * 2008-01-14 2009-07-23 Nesscap Co., Ltd. Electrode for electrochemical capacitor and process for preparing the same
KR100917408B1 (ko) * 2008-01-14 2009-09-14 주식회사 네스캡 전기화학 커패시터용 전극 및 이의 제조방법
KR101162464B1 (ko) * 2008-05-13 2012-07-04 니뽄 고아 가부시끼가이샤 도전성 접착제 및 그것을 이용한 전기 이중층 캐패시터용 전극 및 전기 이중층 캐패시터
US8456802B2 (en) 2008-05-13 2013-06-04 Japan Gore-Tex Inc. Conductive adhesive and electrode for electric double layer capacitor and electric double layer capacitor employing it
JP2009277783A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Japan Gore Tex Inc 導電性接着剤ならびにそれを用いた電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ
EP2278597A1 (en) * 2008-05-13 2011-01-26 Japan Gore-Tex Inc. Conductive adhesive, electric double layer capacitor electrode using the same, and electric double layer capacitor
EP2278597A4 (en) * 2008-05-13 2013-11-06 Japan Gore Tex Inc CONDUCTIVE ADHESIVE, ELECTRODE WITH DOUBLE-LAYER ELECTRICAL CAPACITOR USING THE SAME, AND DOUBLE-LAYER ELECTRICAL CAPACITOR
CN102027555A (zh) * 2008-05-13 2011-04-20 日本奥亚特克斯股份有限公司 导电性粘接剂以及使用该粘接剂的双电层电容器用电极和双电层电容器
WO2009139493A1 (ja) * 2008-05-13 2009-11-19 ジャパンゴアテックス株式会社 導電性接着剤ならびにそれを用いた電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ
KR101576316B1 (ko) 2008-05-29 2015-12-09 코닝 인코포레이티드 섬유성 폴리머 재료 및 탄소 재료의 혼합물에 기초한 전기 이중 층 디바이스용 전극의 제조방법
JP2010141322A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Avx Corp 酸化ルテニウム電極を含む電気化学キャパシタ
WO2011016563A1 (ja) * 2009-08-07 2011-02-10 Jsr株式会社 電気化学デバイス及びバインダー組成物
JP2014512697A (ja) * 2011-04-28 2014-05-22 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング キャリア、キャリアを備えたオプトエレクトロニクスユニット、ならびにキャリアおよびオプトエレクトロニクスユニットの製造方法
US9455379B2 (en) 2011-04-28 2016-09-27 Osram Opto Semiconductors Gmbh Carrier, optoelectronic unit comprising a carrier and methods for the production of both
KR20140140557A (ko) * 2012-03-30 2014-12-09 니뽄 고아 가부시끼가이샤 전기 이중층 캐패시터용의 분극성 전극
CN104221111A (zh) * 2012-03-30 2014-12-17 日本戈尔有限公司 双电层电容器用的可极化电极
EP2833382A4 (en) * 2012-03-30 2015-11-25 Gore W L & Ass Co Ltd POLARIZABLE ELECTRODE FOR ELECTRICAL CAPACITOR WITH DOUBLE LAYER
US10186385B2 (en) 2012-03-30 2019-01-22 W. L. Gore & Associates, Co., Ltd. Polarizable electrode for electric double layer capacitor
KR102094558B1 (ko) * 2012-03-30 2020-03-27 니뽄 고아 가부시끼가이샤 전기 이중층 캐패시터용의 분극성 전극
JP2016213440A (ja) * 2015-04-28 2016-12-15 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. 電極形成用組成物ならびに当該組成物を用いて製造される電極および太陽電池
CN108565382A (zh) * 2018-04-28 2018-09-21 上海恩捷新材料科技股份有限公司 一种水性涂层锂离子电池隔膜及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101296183B1 (ko) 전기 이중층 커패시터용 집전체, 전기 이중층 커패시터용 전극, 전기 이중층 커패시터, 및 그들의 제조 방법
Kang et al. 3-V solid-state flexible supercapacitors with ionic-liquid-based polymer gel electrolyte for AC line filtering
US9941059B2 (en) Low resistance ultracapacitor electrode and manufacturing method thereof
CN102324317B (zh) 一种用于柔性固态超级电容器的电极及其制备方法
JP5015146B2 (ja) エネルギー貯蔵システム用の電極と、その製造方法と、この電極を含むエネルギー貯蔵システム
JP2005294832A (ja) エネルギー貯蔵装置に有用な電極構造を形成する方法
JP2009277783A (ja) 導電性接着剤ならびにそれを用いた電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ
JP2002353074A (ja) 電気二重層コンデンサ、該コンデンサに用いる電極用ペースト及び電極
JP2005129924A (ja) 電気二重層コンデンサ用金属製集電体およびそれを用いた分極性電極並びに電気二重層コンデンサ
WO2007037523A1 (ja) 電気二重層キャパシタ用炭素材料および電気二重層キャパシタ
JP2014064030A (ja) 電気化学キャパシタ
WO2009123031A1 (ja) 電気化学素子用電極の製造方法
JP2006269827A (ja) 電気化学素子電極用組成物
KR100745193B1 (ko) 수퍼캐패시터용 cnf/daaq 복합전극의 제조방법
KR20140140557A (ko) 전기 이중층 캐패시터용의 분극성 전극
JPWO2007029742A1 (ja) 分極性電極
Niu et al. Flexible supercapacitors–Development of bendable carbon architectures
JPH09270370A (ja) 電気二重層コンデンサ及びその製造方法
JP5212094B2 (ja) 電気化学素子用電極、および電気化学素子
KR102188242B1 (ko) 전극밀도를 개선할 수 있는 슈퍼커패시터 전극용 조성물, 이를 이용한 슈퍼커패시터 전극의 제조방법 및 상기 제조방법을 이용하여 제조된 슈퍼커패시터
KR102188237B1 (ko) 전해액 함침성이 우수한 전극을 제조할 수 있는 슈퍼커패시터 전극용 조성물, 이를 이용한 슈퍼커패시터 전극의 제조방법 및 상기 제조방법을 이용하여 제조된 슈퍼커패시터
Yeasmin et al. Asymmetric Flexible Supercapacitors: An Overview of Principle, Materials and Mechanism
Beg et al. Organic Electrolytes for Flexible Supercapacitors
WO2011155000A1 (ja) キャパシタ
KR102016520B1 (ko) 고전압 슈퍼커패시터 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090724

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20091002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20091002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02