JP2002348467A - ゴルフボール用組成物およびそれを用いたゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール用組成物およびそれを用いたゴルフボール

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JP2002348467A
JP2002348467A JP2001159461A JP2001159461A JP2002348467A JP 2002348467 A JP2002348467 A JP 2002348467A JP 2001159461 A JP2001159461 A JP 2001159461A JP 2001159461 A JP2001159461 A JP 2001159461A JP 2002348467 A JP2002348467 A JP 2002348467A
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golf ball
polyamide
composition
unsaturated carboxylic
carboxylic acid
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JP2001159461A
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Yoji Watabe
洋士 渡部
Hiroshi Kawabata
浩 川畑
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KASCO CORP
Original Assignee
KASCO CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】柔らかい打球感が得られ、かつ優れた飛距離性
能を有するゴルフボールを提供する。 【解決手段】ゴルフボール20は、コア22、中間層2
4、カバー26を内側からこの順序で備える。このう
ち、カバー26は、ポリアミド系エラストマーとポリア
ミド樹脂との混合物に、不飽和カルボン酸もしくは不飽
和カルボン酸無水物によって変性された変性オレフィ
ン、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物
によって変性された変性オレフィン系共重合体、不飽和
カルボン酸無水物もしくはグリシジルエステルを共重合
成分として有するオレフィン系共重合体の群から選択さ
れる少なくとも1種が添加された組成物から形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール用組
成物およびそれを用いたゴルフボールに関し、一層詳細
には、柔軟でありながら反発性に優れ、かつ耐カット性
も良好なゴルフボール用組成物およびそれを用いたゴル
フボールに関する。
【0002】
【従来の技術】アイオノマー樹脂は、ゴルフボールのカ
バーの原材料として広汎に採用されている。この理由
は、アイオノマー樹脂が反発性に優れているので、飛距
離性能に優れるゴルフボールとすることができるからで
ある。また、ゴルフ競技においては、プレイヤーが、ボ
ールがスピンするように意図して打球する、いわゆるカ
ット打法を行うことがあるが、アイオノマー樹脂は、こ
のカット打法に対する耐久性(以下、耐カット性とい
う)にも優れているからである。
【0003】ところで、アイオノマー樹脂は概して高硬
度であるので、アイオノマー樹脂からなるカバーを有す
るゴルフボールには、打球した際の感触(打球感)が硬
く、また、コントロール性が良好であるとは言い難いと
いう不具合がある。
【0004】そこで、柔らかい打球感が得られ、かつゴ
ルフボールを意図した方向に容易に飛行させることが可
能な材料について種々の検討がなされている。例えば、
特開昭54−126137号公報には、ポリアミド系エ
ラストマーからなる層をカバーとするゴルフボールが提
案されている。しかしながら、この場合、カバーの反発
性が充分でなくなるため、飛距離性能が乏しいゴルフボ
ールとなる不具合を招くことが指摘されている。
【0005】また、特開平9−70451号公報には、
ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂からなる組
成物をカバーとすることが提案されている。しかしなが
ら、ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との相
溶性は一般に良好ではないため、外観が不良なゴルフボ
ールが製造されることがある。すなわち、ポリアミド系
エラストマーとポリアミド樹脂との混合物をカバーの原
材料とする場合、製品としてのゴルフボールの歩留まり
が低下するという不具合が顕在化している。さらに、外
観が良好なものであっても、耐カット性に乏しくなる傾
向にある。
【0006】そこで、飛距離性能を低下させることなく
打球感を柔らかくすることができるものをカバーの原材
料とするべく種々の検討がなされ、その結果、ポリアミ
ド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーまたは
ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマー
や、この種の熱可塑性エラストマーとアイオノマー樹脂
との混合物が好適な材料であることが見い出されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た熱可塑性エラストマーのうちのポリウレタン系エラス
トマーとアイオノマー樹脂との混合物からなるカバーを
備えるゴルフボールの場合、反発性が必ずしも良好であ
るとは言い難く、飛距離性能が乏しくなることもあると
いう報告がなされている。
【0008】また、上記した熱可塑性エラストマーや混
合物からなるカバーを有するゴルフボールに比して一層
柔らかい打球感が得られるゴルフボールを希求するプレ
イヤーも少なからず存在する。打球感が柔らかいゴルフ
ボールを得るためにはカバーの硬度を低くすればよい
が、打球感を一層柔らかくするような柔軟なカバーは反
発性が乏しいので、ゴルフボールとしては飛距離性能が
低いものとなってしまうという不具合を招く。
【0009】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、ゴルフボールに柔らかい打球感と優れた
飛距離性能とをもたらすゴルフボール用組成物およびそ
れを用いたゴルフボールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カル
ボン酸無水物によって変性された変性オレフィン、不飽
和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって
変性された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン
酸無水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分とし
て有するオレフィン系共重合体の群から選択される少な
くとも1種と、ポリアミド系エラストマーとが混合され
ていることを特徴とする。
【0011】ポリアミド系エラストマーは、前記群から
選択された成分の存在下では反発性が向上する。また、
ポリアミド系エラストマー自体は柔軟性に優れる。した
がって、この組成物は、ポリアミド系エラストマーに由
来する柔軟性を有する一方、優れた反発性を示す。
【0012】なお、前記群から選択される少なくとも1
種の割合は、前記ポリアミド系エラストマー100重量
部に対して1〜15重量部であることが好ましい。1重
量部未満である場合、ポリアミド系エラストマーの反発
性を向上させる効果が乏しくなる。また、15重量部を
超える場合、組成物の反発性が乏しくなる。
【0013】上記の組成物は、ゴルフボールを構成する
層であればどのような層の原材料としても使用すること
ができるが、カバーの原材料として使用するときには、
ポリアミド系エラストマー100重量部中に、引っ張り
試験で破断に至るまでの伸びが550%以上である種類
のものが50重量部以上含まれていることが特に好まし
い。この場合、組成物の耐久性が特に優れるようになる
ので、耐カット性に優れるカバーを設けることができる
からである。
【0014】また、本発明は、不飽和カルボン酸もしく
は不飽和カルボン酸無水物によって変性された変性オレ
フィン、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無
水物によって変性された変性オレフィン系共重合体、不
飽和カルボン酸無水物もしくはグリシジルエステルを共
重合成分として有するオレフィン系共重合体の群から選
択される少なくとも1種と、ポリアミド系エラストマー
と、ポリアミド樹脂とが混合され、ポリアミド系エラス
トマーとポリアミド樹脂との合計を100重量部とする
とき、ポリアミド樹脂の割合は40重量部以下であるこ
とを特徴とする。
【0015】ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹
脂は、前記群から選択された成分の存在下では、互いに
良好に分散する。すなわち、相溶状態が良好となる。こ
のため、この組成物は、上記の組成物と同様に柔軟性を
有する一方で、反発性に一層優れるようになる。また、
耐久性も向上する。
【0016】この場合、前記群から選択される少なくと
も1種の割合は、ポリアミド系エラストマーとポリアミ
ド樹脂の合計を100重量部とするとき、1〜15重量
部とすることが好ましい。1重量部未満である場合、ポ
リアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との相溶性を
向上させる効果が乏しくなる。また、15重量部を超え
る場合、組成物の反発性が乏しくなる。
【0017】この組成物も、ゴルフボールを構成する層
であればどのような層の原材料としても使用することが
できるが、カバーの原材料として使用するときには、ポ
リアミド系エラストマーとポリアミド樹脂の合計100
重量部中に、引っ張り試験で破断に至るまでの伸びが5
50%以上を示す種類のポリアミド系エラストマーが5
0重量部以上含まれていることが好ましい。この場合、
組成物の耐久性が特に優れるようになるので、耐カット
性に優れるカバーを設けることができるからである。
【0018】いずれの場合においても、ポリアミド系エ
ラストマーとしては、ショアD硬度が60以下のものが
好ましい。60を超えるものであると、ゴルフボールと
しては、打球感が硬いものとなる傾向がある。
【0019】一方、ポリアミド樹脂としては、Rスケー
ルのロックウェル硬度が100以上のものが好ましい。
反発性が確保された層を構成することができるからであ
る。
【0020】さらに、本発明は、不飽和カルボン酸もし
くは不飽和カルボン酸無水物によって変性された変性オ
レフィン、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸
無水物によって変性された変性オレフィン系共重合体、
不飽和カルボン酸無水物もしくはグリシジルエステルを
共重合成分として有するオレフィン系共重合体の群から
選択される少なくとも1種と、ポリアミド系エラストマ
ーとが混合された組成物からなる層を備えることを特徴
とする。
【0021】上記したように、該組成物が柔軟でありか
つ反発性に優れているので、本発明に係るゴルフボール
では、柔らかい打球感が得られるとともに優れた飛距離
性能が得られる。
【0022】そして、上記したように、前記群から選択
される少なくとも1種の好適な割合は、ポリアミド系エ
ラストマー100重量部に対して1〜15重量部であ
る。
【0023】また、この組成物からカバーを構成すると
きには、ポリアミド系エラストマー100重量部中に、
引っ張り試験で破断に至るまでの伸びが550%以上を
示す種類のポリアミド系エラストマーが50重量部以上
含まれていることが好ましい。この場合、カバーが耐カ
ット性に優れるようになる。すなわち、ゴルフボールの
長寿命化を図ることができる。
【0024】さらにまた、本発明は、不飽和カルボン酸
もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変性された変
性オレフィン、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボ
ン酸無水物によって変性された変性オレフィン系共重合
体、不飽和カルボン酸無水物もしくはグリシジルエステ
ルを共重合成分として有するオレフィン系共重合体の群
から選択される少なくとも1種と、ポリアミド系エラス
トマーと、ポリアミド樹脂とが混合されてなり、かつポ
リアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との合計を1
00重量部とするとき、ポリアミド樹脂の割合が40重
量部以下である組成物からなる層を備えることを特徴と
する。
【0025】この層では、ポリアミド系エラストマーと
ポリアミド樹脂との相溶状態が良好である。このため、
この層は、柔軟性を有する一方で一層優れた反発性を示
す。また、耐久性も向上する。すなわち、ゴルフボール
に、一層優れた飛距離性能と耐カット性が発現する。
【0026】前記群から選択される少なくとも1種の好
適な割合は、上記したように、ポリアミド系エラストマ
ーとポリアミド樹脂の合計を100重量部とするとき、
1〜15重量部である。また、上記と同様に、この組成
物からカバーを構成するときには、ポリアミド系エラス
トマーと前記ポリアミド樹脂の合計100重量部中に、
引っ張り試験で破断に至るまでの伸びが550%以上を
示す種類のポリアミド系エラストマーが50重量部以上
含まれていることが好ましい。
【0027】また、前記組成物の構成成分であるポリア
ミド系エラストマーとしては、ショアD硬度が60以下
のものが好適であることも上述したとおりである。
【0028】さらに、ポリアミド樹脂を混合して組成物
とする場合、ポリアミド樹脂としては、Rスケールのロ
ックウェル硬度が100以上のものが好適である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るゴルフボール
用組成物につき、該ゴルフボール用組成物からなる層を
有するゴルフボールとの関係で好適な実施の形態を挙
げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0030】本発明の第1実施形態に係るゴルフボール
を図1に示す。このゴルフボール10は、コア12と、
該コア12を被覆するカバー14とを有するツーピース
ソリッドゴルフボールである。
【0031】コア12の構成材料としては、一般的に使
用されている天然ゴムや合成ゴムを基材とするゴム組成
物を例示することができる。ゴム組成物の具体例として
は、ポリブタジエンゴム、アクリル酸亜鉛等の不飽和カ
ルボン酸の金属塩、ジクミルパーオキサイド等の有機過
酸化物および酸化亜鉛等の充填剤がともに配合されたも
のが挙げられる。なお、ゴム組成物には、必要に応じ
て、老化防止剤、着色剤等がさらに配合されていてもよ
い。
【0032】カバー14は、組成物からなる。この組成
物は、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水
物によって変性された変性オレフィン、不飽和カルボン
酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変性された
変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン酸無水物も
しくはグリシジルエステルを共重合成分として有するオ
レフィン系共重合体の群から選択される少なくとも1種
と、ポリアミド系エラストマーとが互いに混合されてな
る。このような組成物は、溶融された上記各成分を混合
して冷却固化することにより容易に作製することができ
る。
【0033】ポリアミド系エラストマーは、それ自体で
柔軟であるが、前記群から選択される少なくとも1種が
共存する場合には反発性が向上する。すなわち、ポリア
ミド系エラストマーと前記群との混合物は、反発性が高
くかつ柔軟な材料となる。換言すれば、この場合、ポリ
アミド系エラストマーを主成分とするカバー14を設け
ることによって打球感が柔らかくなり、かつ該カバー1
4に前記群から選択される少なくとも1種を含有させる
ことによってゴルフボール10の飛距離性能を向上させ
ることができる。
【0034】ここで、変性オレフィンとは、不飽和カル
ボン酸の無水物によって共有結合が切断されることなく
立体構造を消失した(変性された)オレフィンのことで
あり、変性ポリエチレンあるいは変性ポリプロピレン等
を好適な例として挙げることができる。なお、オレフィ
ンを変性する不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、フマル酸等を例示することが
でき、不飽和カルボン酸無水物としては無水マレイン酸
や無水イタコン酸等を例示することができる。
【0035】そして、変性オレフィン系共重合体とは、
上記したような不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボ
ン酸無水物によって変性された変性オレフィンと、少な
くとも1種の他成分との共重合体である。このような共
重合体の好適な例としては、変性エチレン−プロピレン
共重合体や変性エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げ
ることができる。
【0036】さらに、オレフィン系共重合体としては、
不飽和カルボン酸あるいはグリシジルエステルを共重合
成分として有する共重合体が選定される。すなわち、こ
の共重合体は、オレフィンと、不飽和カルボン酸あるい
はグリシジルエステルとの共重合体であり、好適な例と
しては、エチレン−グリシジル(メタ)アクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−グリシジル(メタ)ア
クリレート3元共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸エステル−無水マレイン酸3元共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル−グリシジル(メタ)アク
リレート3元共重合体等を挙げることができる。なお、
(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリ
ル酸のメチルエステル、エチルエステル、n−ブチルエ
ステル、イソブチルエステル等が例示される。
【0037】一方、ポリアミド系エラストマーとして
は、ショアD硬度が60以下のものが好ましい。60を
超えるものであると、ゴルフボール10としては、打球
感が硬いものとなる傾向がある。
【0038】また、この場合、ポリアミド系エラストマ
ーは、引っ張り試験において破断に至るまでの伸びが5
50%以上を示すものが好ましい。伸びが550%未満
のものであると、耐カット性が乏しくなる。なお、ここ
でいう伸びは、元の長さを100%として計算されたも
のである。例えば、引っ張り試験が行われる前の試料の
長さが10cmであり、かつ引っ張り試験において破断
する直前の試料の長さが70cmであった場合、伸びは
700%である。
【0039】ショアD硬度が60以下でかつ550%以
上の伸びを示すポリアミド系エラストマーの好適な例と
しては、ナイロン−6やナイロン−11、ナイロン−1
2、芳香族ポリアミド等のポリアミド成分をハードセグ
メントに含有するブロック共重合体を挙げることができ
る。
【0040】前記ハードセグメントとともにポリアミド
系エラストマーのブロック共重合体を構成するソフトセ
グメントとしては、ポリオキシテトラメチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール等のポリオキシア
ルキレングリコールや、脂肪酸ポリエステル等を例示す
ることができる。
【0041】なお、ポリアミド系エラストマーには、伸
びが550%以上を示す種類のポリアミド系エラストマ
ーが50重量部以上含まれていればよい。すなわち、カ
バー14の構成材料の1つであるポリアミド系エラスト
マーは、例えば、伸びが550%以上を示すポリアミド
系エラストマー75重量部と、伸びが550%未満のポ
リアミド系エラストマー25重量部との混合物であって
もよい。
【0042】上記の群から選択される成分の割合は、ポ
リアミド系エラストマー100重量部に対して1〜15
重量部とすることが好ましい。1重量部未満では、ポリ
アミド系エラストマーの反発性を向上させる効果が乏し
くなる傾向にある。また、15重量部を超えると、カバ
ー14の反発性が乏しくなる。なお、ポリアミド系エラ
ストマーが異種のポリアミド系エラストマー同士の混合
物である場合、上記の群から選択される成分の割合は、
この混合物100重量部に対して1〜15重量部とする
ことが好ましい。
【0043】カバー14には、上記した組成物の他、酸
化防止剤、着色剤、充填剤、光安定剤、紫外線吸収剤、
紫外線安定剤、蛍光増白剤、分散剤、帯電防止剤等が必
要に応じて混合されていてもよい。また、カバー14の
柔軟性および反発性を低下させない程度の量であれば、
熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー等のポリマーが混
合されていてもよい。
【0044】第1実施形態に係るゴルフボール10のカ
バー14では、上記の群から選択された成分が共存して
いるためにポリアミド系エラストマーの反発性が向上す
る。また、該カバー14は、ポリアミド系エラストマー
の柔軟性に由来して柔軟である。したがって、打球感が
柔らかくかつ飛距離性能に優れたゴルフボール10を得
ることができる。
【0045】次に、本発明の第2実施形態に係るゴルフ
ボールを図2に示す。この第2実施形態に係るゴルフボ
ール20は、コア22、中間層24、カバー26を内側
からこの順序で有するスリーピースソリッドゴルフボー
ルである。
【0046】コア22は、上記第1実施形態に係るゴル
フボール10におけるコア12と同様に、ゴム組成物か
らなる。勿論、この場合にも老化防止剤、着色剤等が配
合されていてもよい。
【0047】中間層24の構成材料の好適な例としては
アイオノマー樹脂が挙げられるが、特にこれに限定され
るものではなく、ポリアミド系エラストマー等に代表さ
れる熱可塑性エラストマーであってもよいし、熱可塑性
エラストマーとアイオノマー樹脂との混合物であっても
よい。
【0048】カバー26は、前記群から選択される少な
くとも1種と、ポリアミド系エラストマーと、ポリアミ
ド樹脂とが互いに混合されてなる。この組成物もまた、
溶融された上記各成分を混合して冷却固化することによ
り容易に作製することができる。
【0049】このうち、ポリアミド樹脂は、カバー26
の反発性をさらに向上させる役割を果たす。すなわち、
ゴルフボール20は、上記ゴルフボール10に比して一
層優れた飛距離性能を示す。
【0050】なお、ポリアミド系エラストマーとポリア
ミド樹脂との合計を100重量部とするとき、ポリアミ
ド系エラストマーの割合は60重量部以上とし、かつポ
リアミド樹脂の割合は40重量部以下とする。ポリアミ
ド系エラストマーの割合が60重量部未満でかつポリア
ミド樹脂の割合が40重量部を超えると、カバー26の
硬度が高くなるので柔らかい打球感を得ることが困難と
なる。
【0051】ポリアミド樹脂の割合をこのように設定す
る場合、ポリアミド樹脂としては、Rスケールのロック
ウェル硬度(以下、HRRと表記する)が100以上を示
す種類のものが好ましい。この場合、カバー26に必要
な反発性を確保することができるからである。この種の
ポリアミド樹脂の好適な例としては、ナイロン−11、
ナイロン−12、ナイロン−6,10、ナイロン−6,
12、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−M
XD6、ナイロン−4,6等の脂肪族ポリアミド樹脂、
または芳香族ポリアミド樹脂が挙げられる。
【0052】ここで、ポリアミド系エラストマーに関し
ては、上記と同様に、引っ張り試験において破断に至る
までの伸びが550%以上であるものが好ましい。そし
て、この場合、カバー26の構成材料には、伸びが55
0%以上を示す種類のポリアミド系エラストマーが50
重量部以上含まれていればよい。すなわち、カバー26
の構成材料は、例えば、伸びが550%以上を示すポリ
アミド系エラストマー50重量部と、伸びが550%未
満のポリアミド系エラストマー25重量部と、ポリアミ
ド樹脂との混合物を主成分とするものであってもよい。
【0053】この場合、上記の群から選択される成分
は、ポリアミド系エラストマーの反発性を向上させるだ
けでなく、ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂
との相溶性を向上させる作用をも営む。このため、ゴル
フボール20に、外観および耐カット性が良好なカバー
26が形成される。
【0054】なお、上記の群から選択される成分の割合
は、ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂の合計
を100重量部とし、この100重量部に対して1〜1
5重量部とすることが好ましい。1重量部未満では、ポ
リアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との相溶性を
向上させる効果が乏しくなる傾向にある。また、15重
量部を超えると、カバー26の反発性が乏しくなる。カ
バー26に2種以上のポリアミド系エラストマーが含有
されている場合、上記の群から選択される成分の割合
は、この混合物とポリアミド樹脂の合計100重量部に
対して1〜15重量部とすることが好ましい。
【0055】カバー26には、上記カバー14と同様
に、酸化防止剤、着色剤、充填剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、紫外線安定剤、蛍光増白剤、分散剤、帯電防止剤
等が必要に応じて混合されていてもよい。また、カバー
26の柔軟性および反発性を低下させない程度の量であ
れば、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー等のポリマ
ーが混合されていてもよい。
【0056】上記した第2実施形態に係るゴルフボール
20のカバー26では、上記の群から選択された成分に
よって、ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂と
の相溶状態が良好となる。このため、該カバー26は、
柔軟性を有するとともに、ポリアミド系エラストマーと
ポリアミド樹脂のみを混合した場合に比して反発性が向
上する。したがって、ゴルフボール20は、打球感が柔
らかくかつ飛距離性能に一層優れるものとなる。しか
も、外観が良好で、耐カット性に優れるゴルフボール2
0を得ることもできる。
【0057】なお、上記した実施の形態においては、ポ
リアミド系エラストマーを主成分とする組成物からなる
層としてカバー14、26を有するゴルフボール10、
20を例示して説明したが、本発明に係るゴルフボール
は特にこれに限定されるものではなく、該組成物からな
る層を少なくとも1つ備えるものであればよい。例え
ば、コアと、中間層と、カバーとを有するスリーピース
ゴルフボールにおいて、中間層またはカバーの少なくと
もいずれか一方を前記組成物から形成するようにしても
よい。
【0058】また、ポリアミド系エラストマーとしてブ
ロック共重合体を例示したが、グラフト共重合体であっ
てもよいことはいうまでもない。
【0059】
【実施例】シス−1,4−ポリブタジエン、アクリル酸
亜鉛、酸化亜鉛、老化防止剤、ジクミルパーオキサイド
を100:29:23:0.5:3(重量比、以下同
じ)の割合で混合し、これらを加熱しながら圧縮成形し
て、上記成分・組成比のゴム組成物からなる、直径3
8.3mmのコアを作製した。
【0060】次に、ペバックス1205MX(アトケム
社製ポリアミド系エラストマーの商品名、伸び=600
%、ショアD硬度=42)と、ポリアミド樹脂としての
リルサンBMNO(アトケム社製のナイロン−11の商
品名、HRR=105)とを75:25の割合で混合し、
さらに、この混合物100重量部に対して、エルバロイ
AS(三井・デュポンポリケミカル社製エチレン−n−
ブチルアクリレート−グリシジルメタクリレート3元共
重合体の商品名)を5重量部の割合で添加して組成物の
原材料とした。そして、この組成物をバンバリーミキサ
で撹拌しながら加熱して流動物とした後、該流動物をコ
アの表面上に射出成形してカバーを作製し、直径が4
2.7mmのツーピースソリッドゴルフボールを得た。
これを実施例1とする。
【0061】また、リルサンBMNOに替えてリルサン
AMNO(アトケム社製のナイロン−12の商品名、H
RR=108)を混合し、かつエルバロイASの割合を1
0重量部としたことを除いては実施例1に準拠して、ツ
ーピースソリッドゴルフボールを作製した。これを実施
例2とする。
【0062】さらに、ペバックス1205MXと、ペバ
ックス3533SN01(アトケム社製ポリアミド系エ
ラストマーの商品名、伸び=480%、ショアD硬度=
35)と、リルサンBMNOとを50:25:25の割
合で混合したことを除いては実施例1に準拠して、ツー
ピースソリッドゴルフボールを作製した。これを実施例
3とする。
【0063】また、比較のため、ペバックス1205M
XとリルサンBMNOとの混合物からカバーを形成した
ことを除いては実施例1に準拠して、ツーピースソリッ
ドゴルフボールを作製した。これを比較例1とする。
【0064】さらに、主成分がアイオノマー樹脂である
カバーを有するツーピースソリッドゴルフボールを作製
した。すなわち、ペバックス3533SN01と、ハイ
ミラン1605(三井・デュポンポリケミカル社製ナト
リウムイオン中和タイプアイオノマー樹脂の商品名、シ
ョアD硬度=67)と、ハイミラン1706(三井・デ
ュポンポリケミカル社製亜鉛イオン中和タイプアイオノ
マー樹脂の商品名、ショアD硬度=66)とを40:3
0:30の割合で混合した。この混合物100重量部に
対して、5重量部の割合のエルバロイASを添加してカ
バーの原材料とした。以下、実施例1に準拠してツーピ
ースソリッドゴルフボールを作製した。これを比較例2
とする。
【0065】以上の実施例1〜3、比較例1、2の各ツ
ーピースソリッドゴルフボールにつき、反発性を評価し
た。具体的には、スイングロボット装置にウッド1番ク
ラブをセットして各ゴルフボールを打撃させて初速度を
計測し、比較例1の初速度を100として指数を求め
た。この値が高いほど、高い初速度で飛球するボールで
あること、すなわち、より反発性が高く、したがって、
飛距離性能に優れたゴルフボールであることを意味す
る。結果を図2に示す。
【0066】この図2から、実施例1〜3のゴルフボー
ルは、いずれも比較例1、2のゴルフボールに比して初
速度が同等ないしは高いこと、すなわち、反発性に優れ
飛距離性能に優れることが明らかである。
【0067】また、実施例1〜3および比較例1、2の
各ゴルフボールを該ゴルフボールがスピンするように打
球し、打球後の外観を目視にて評価した。結果を、「極
めて良好」を◎、「良好」を○、「不良」を×と表記し
て図3に併せて示す。なお、図3には、各カバーのショ
アD硬度も示した。
【0068】図3から諒解されるように、実施例1〜3
のゴルフボールでは、外観が極めて良好に保たれてい
た。すなわち、耐カット性に優れていることが認められ
た。これに対して、比較例1、2のゴルフボールでは、
打球後の外観は「良好」または「不良」であった。換言
すれば、実施例1〜3のゴルフボールに比して耐カット
性が低下した。この理由は、耐カット性とカバーのショ
アD硬度との間に相関関係が認められないことから、比
較例1、2のゴルフボールが、ポリアミド系エラストマ
ーに上記群から選択された成分が混合されたカバー、ま
たはポリアミド系エラストマーおよびポリアミド樹脂と
上記群から選択された成分とが混合されたカバーを備え
ていないためであると考えられる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るゴル
フボール用組成物によれば、ポリアミド系エラストマー
単体、または、ポリアミド系エラストマーとポリアミド
樹脂との混合物に、不飽和カルボン酸もしくは不飽和カ
ルボン酸無水物によって変性された変性オレフィン、不
飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によっ
て変性された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボ
ン酸無水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分と
して有するオレフィン系共重合体の群から選択される少
なくとも1種を添加するようにしている。この成分によ
ってポリアミド系エラストマーの反発性が向上する一方
で、ポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との相
溶状態が良好となる。このため、該組成物は、柔軟性を
保つ一方で反発性や耐久性が向上する。
【0070】また、本発明に係るゴルフボールによれ
ば、上記した組成物からなる層を有するので、打球感が
柔らかいながらも飛距離性能に優れ、かつ耐カット性に
優れるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るゴルフボールの概
略断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るゴルフボールの概
略断面図である。
【図3】実施例1〜3および比較例1、2のツーピース
ソリッドゴルフボールにおけるカバーの形成材料および
その割合と、ボールの特性を示す図表である。
【符号の説明】
10、20…ゴルフボール 12、22
…コア 14、26…カバー 24…中間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 77/00 23:02)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン
    酸無水物によって変性された変性オレフィン、不飽和カ
    ルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変性
    された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン酸無
    水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分として有
    するオレフィン系共重合体の群から選択される少なくと
    も1種と、ポリアミド系エラストマーとが混合されてい
    ることを特徴とするゴルフボール用組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の組成物において、前記群か
    ら選択される少なくとも1種の割合は、前記ポリアミド
    系エラストマー100重量部に対して1〜15重量部で
    あることを特徴とするゴルフボール用組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の組成物において、
    当該ゴルフボール用組成物をゴルフボールのカバーとし
    て使用するとき、前記ポリアミド系エラストマー100
    重量部中に、引っ張り試験で破断に至るまでの伸びが5
    50%以上を示す種類のポリアミド系エラストマーが5
    0重量部以上含まれていることを特徴とするゴルフボー
    ル用組成物。
  4. 【請求項4】不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン
    酸無水物によって変性された変性オレフィン、不飽和カ
    ルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変性
    された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン酸無
    水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分として有
    するオレフィン系共重合体の群から選択される少なくと
    も1種と、ポリアミド系エラストマーと、ポリアミド樹
    脂とが混合され、ポリアミド系エラストマーとポリアミ
    ド樹脂との合計を100重量部とするとき、ポリアミド
    樹脂の割合は40重量部以下であることを特徴とするゴ
    ルフボール用組成物。
  5. 【請求項5】請求項4記載の組成物において、前記群か
    ら選択される少なくとも1種の割合は、前記ポリアミド
    系エラストマーと前記ポリアミド樹脂の合計を100重
    量部とするとき、1〜15重量部であることを特徴とす
    るゴルフボール用組成物。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の組成物において、
    当該ゴルフボール用組成物をゴルフボールのカバーとし
    て使用するとき、前記ポリアミド系エラストマーと前記
    ポリアミド樹脂の合計100重量部中に、引っ張り試験
    で破断に至るまでの伸びが550%以上を示す種類のポ
    リアミド系エラストマーが50重量部以上含まれている
    ことを特徴とするゴルフボール用組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成
    物において、前記ポリアミド系エラストマーは、ショア
    D硬度が60以下のものであることを特徴とするゴルフ
    ボール用組成物。
  8. 【請求項8】請求項4〜7のいずれか1項に記載の組成
    物において、前記ポリアミド樹脂は、Rスケールのロッ
    クウェル硬度が100以上のものであることを特徴とす
    るゴルフボール用組成物。
  9. 【請求項9】不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン
    酸無水物によって変性された変性オレフィン、不飽和カ
    ルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変性
    された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン酸無
    水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分として有
    するオレフィン系共重合体の群から選択される少なくと
    も1種と、ポリアミド系エラストマーとが混合された組
    成物からなる層を備えることを特徴とするゴルフボー
    ル。
  10. 【請求項10】請求項9記載のゴルフボールにおいて、
    前記組成物中で前記群から選択される少なくとも1種が
    占める割合は、前記ポリアミド系エラストマー100重
    量部に対して1〜15重量部であることを特徴とするゴ
    ルフボール。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載のゴルフボール
    において、前記組成物を構成する前記ポリアミド系エラ
    ストマー100重量部中には、引っ張り試験で破断に至
    るまでの伸びが550%以上を示す種類のポリアミド系
    エラストマーが50重量部以上含まれており、 かつ該ゴルフボール用組成物からなる層がカバーである
    ことを特徴とするゴルフボール。
  12. 【請求項12】不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボ
    ン酸無水物によって変性された変性オレフィン、不飽和
    カルボン酸もしくは不飽和カルボン酸無水物によって変
    性された変性オレフィン系共重合体、不飽和カルボン酸
    無水物もしくはグリシジルエステルを共重合成分として
    有するオレフィン系共重合体の群から選択される少なく
    とも1種と、ポリアミド系エラストマーと、ポリアミド
    樹脂とが混合されてなり、 かつポリアミド系エラストマーとポリアミド樹脂との合
    計を100重量部とするとき、ポリアミド樹脂の割合が
    40重量部以下である組成物からなる層を備えることを
    特徴とするゴルフボール。
  13. 【請求項13】請求項12記載のゴルフボールにおい
    て、前記組成物中で前記群から選択される少なくとも1
    種が占める割合は、前記ポリアミド系エラストマーと前
    記ポリアミド樹脂の合計を100重量部とするとき、1
    〜15重量部であることを特徴とするゴルフボール。
  14. 【請求項14】請求項12または13記載のゴルフボー
    ルにおいて、前記組成物を構成する前記ポリアミド系エ
    ラストマーと前記ポリアミド樹脂の合計100重量部中
    には、引っ張り試験で破断に至るまでの伸びが550%
    以上を示す種類のポリアミド系エラストマーが50重量
    部以上含まれており、 かつ該組成物からなる層がカバーであることを特徴とす
    るゴルフボール。
  15. 【請求項15】請求項12〜14のいずれか1項に記載
    のゴルフボールにおいて、前記組成物の構成成分である
    前記ポリアミド系エラストマーは、ショアD硬度が60
    以下のものであることを特徴とするゴルフボール。
  16. 【請求項16】請求項9〜15のいずれか1項に記載の
    ゴルフボールにおいて、前記組成物の構成成分である前
    記ポリアミド樹脂は、Rスケールのロックウェル硬度が
    100以上のものであることを特徴とするゴルフボー
    ル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100167845A1 (en) * 2008-12-23 2010-07-01 Kim Hyun J Golf ball
JP2016190954A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール用樹脂組成物およびゴルフボール

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