JP2002347854A - 混合容器 - Google Patents

混合容器

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JP2002347854A JP2001161490A JP2001161490A JP2002347854A JP 2002347854 A JP2002347854 A JP 2002347854A JP 2001161490 A JP2001161490 A JP 2001161490A JP 2001161490 A JP2001161490 A JP 2001161490A JP 2002347854 A JP2002347854 A JP 2002347854A
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勉 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別々に収容された二液を一つの中空容器内で
混合できて、前記中空容器の蓋体を容易に開閉すること
ができて、蓋を開いた際に内溶液が飛び散ることがない
ようにすると共に、使い残した混合溶液を保存すること
ができるにした混合容器を提供する。 【解決手段】 中空容器1の口頸部1aに嵌合可能に形
成した筒状保持体3に、底部に閉塞栓体9を立設すると
共に下端部に流出口4aを設けた内筒体4を密着嵌合し
て、混合する液を収容する収容室を形成すると共に、前
記内筒体4を上下動可能に螺合せしめて混合液収容体1
を形成して、該溶液収容体をヒンジ蓋2の円筒胴部5a
に嵌合せしめて一体となすと共に、前記ヒンジ蓋2を回
転させることにより前記内筒体4が回動するように連結
してなる開閉自在な蓋体を、前記内筒体の閉塞栓9にヒ
ンジ蓋2の中蓋の注出口6aの裏面に突設した注出筒6
bを嵌合せしめて、主液を収容した中空容器本体1の口
頸部1aに嵌合せしめて中空容器内で混合可能な混合容
器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、複数の種類の
内容液を一定の割合で混合して使用可能にした混合注出
容器に係わるもので、更に詳細には、混合すべき溶液等
の複数の内容物を、ヒンジ蓋を有する一つの注出容器内
に各々が分離された状態で一つの容器に収容しておい
て、使用する際に前記内容物を容器本体内で確実に混合
せしめた後に、容器本体から注出して使用することがで
きるようにした混合注出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の成分を予め混合しておい
て使用するようにしたものとしては、化粧品や殺虫剤、
殺菌剤、調味料その他の飲食品等の多くのものが知られ
ているが、しかし、これらの中には混合した状態で長期
間にわたって保管されているうちに、内容物が変質した
り、劣化したりするようなものについては、通常はそれ
ぞれの成分を別々の容器に保管しておいて、使用する直
前になって各容器から必要なものを取り出して混合して
から使用する方法が取られている。
【0003】そして、上記のように複数の内容物が別々
の容器に収容されたものは、内容物を容器から注出して
混合する際に、内容物がこぼれて無駄を生じたり、周囲
を汚したり、また、混合比率が一定しなかったりする等
の問題点があった。そこで、別々に収容された内容物を
こぼさずに容器内で混合できるようにすることが考えら
れるようになり、その結果、実開昭61−141231
号公報や実開昭58−46741号公報、あるいは、実
開昭58−145868号公報や実開平2−16777
号公報等に見られるように、同一容器の内部を破断可能
な仕切り体を設けて区切った混合可能な容器や異なる内
容物が収容された二つの容器を連結して一体にした容器
等が各種提案されている。
【0004】しかし、上記したような構造の混合容器
は、構造が複雑であったり、開閉蓋がないので、使いか
けのものを保存しておくことがでずに、混合したものは
全部使い切らなくてはならなかったりして、生産コスト
や商品としての価格を低減することが困難である。そこ
で、容器の構造をもう少し簡単にすると共に、内容物を
容易に混合できるようにした混合容器を形成するため
に、溶液を収容した中空容器の口頸部に螺着する蓋体部
分に混合すべき成分を収容した混合容器が、実公昭52
−51103号公報や実開平4−132069号公報等
に提案されている。
【0005】上記したような考案の混合容器は、使用す
る際に蓋部を捻ることにより、蓋部分に液体等が収容さ
れた収容室の底部の一部が破断開口して、開口部から液
体が流出して、容器本体部分に収容された液体上に落下
して混合するので、混合液が漏れるようなこともなく、
簡単に混合することができて、また、容器の開口部も蓋
体により密閉されているので、使い残した混合液も保存
しておくことができて便利である。しかし、上記公報に
記載されるような考案は、密閉蓋部がねじ蓋形式である
ので、蓋部を開閉するのにやや面倒な点があり、また、
開口部が容器の口頸部の先端から蓋部を外したままの大
きさであるから、容器を傾けて注出する際に内容物が出
過ぎる傾向がある。
【0006】そこで、上記のような問題点を改良して、
内溶液の混合が簡単にできて、容器の蓋部の開閉を容易
にできるようにすると共に、内溶液を注出する際には、
注出量を容易に加減することができるような構造にする
ために、ヒンジ蓋を有する蓋体を用いた混合容器の発明
が、特開2000−72185号として、提案されてい
る。上記混合容器の発明は、容器の開口部を開閉する蓋
体として、ヒンジ蓋からなる蓋体を用いて蓋部の開閉が
容易にできるようにすると共に、該蓋体に混合液を収容
可能に形成して、該蓋体を主液を収容した中空容器本体
の口頸部に嵌着して、簡単に混合液を混合することがで
きるように構成した二液混合形式の混合容器である。
【0007】上記混合容器は、図4に示すように、中空
容器の口頸部に螺合可能に形成した筒状体42にヒンジ
蓋43を螺着して一体になした蓋体46の収容部に混合
液を収容したものを、主溶液を収容した中空容器本体4
1の口頸部41aに螺着して構成されている。そして、
前記筒状体42は、下端部に容器本体の口頸部41aに
螺合するネジ部42aと開閉弁を形成する開口部42c
を設けた底壁部42bを有すると共に、上端部にヒンジ
蓋43を螺着、固定するネジ部42dが形成されてい
る。このように形成された筒状体42の上端部に、注出
口兼充填口44aが設けられた中蓋44を有するヒンジ
蓋43の外筒部43aを螺着、固定すると共に、ヒンジ
蓋の中蓋44の下面に設けられた栓体44bを前記開口
部42cに嵌入、密着させて開閉弁を構成して、前記筒
状体42に混合液を収容する収容部を形成した蓋体46
を形成する。
【0008】上記のように形成された蓋体46を主液を
収容した中空容器本体41の口頸部41aに嵌着、固定
して、該蓋体の収容部に混合液を中蓋44の注出口44
aから充填してから、ヒンジ蓋43の外蓋45を閉じる
と、図4に示すように、外蓋の内面に突設された密閉栓
45aが前記注出口44aに嵌合して密閉された状態と
なった液体混合容器が形成される。このように形成され
た液体混合容器は、使用するに際して、ヒンジ蓋43の
外蓋45を開いてからヒンジ蓋43の外筒部43aを捻
じると、図5に示したように、前記栓体44bが上方へ
移動して筒状体42底部の開口部42cが開口するの
で、蓋体46の内部に収容されていた混合液が容器本体
41内の主液上に落下して混合される。
【0009】このようにして、蓋体46の内部に収容さ
れていた混合液が容器本体41内の主液の上に落下して
混合された溶液は、中空容器本体を手にして揺すると、
内部の容液は均一に混合されるので、ヒンジ蓋43の鍔
部45bを指先で押し上げて外蓋45を開いてから容器
を傾けると、混合された溶液は注出口44aから所定量
づつ注出してそのまま使用することができる。そして、
このようにして使用した後に使い切れずに混合溶液が残
された場合には、ヒンジ蓋43を再び閉じることによ
り、ヒンジ蓋の外蓋45の内面に突設した密閉栓45a
が中蓋の注出口44aに密に嵌入されるので、容器の開
口部を簡単に密閉することができて、暫くの間は密封状
態で保存することができる。
【0010】上記のように構成された混合容器は、ヒン
ジ蓋からなる蓋体の内部に収容されている混合用の溶液
を、特別な操作をしなくても、単にヒンジ蓋の外筒部を
捻ることにより容易に容器本体内に流出させて、容器本
体内で容易に均一に混合することができて、そのまま使
用することができるので便利であり、また、一度使用し
た後で容器の開口部を簡単に密封することができて保存
性も有している。しかし、このような蓋体の構造はやや
複雑な形状をしていて、成形金型の製作が面倒な点があ
り、また、蓋体を組み立てるのにも手間が掛かるので、
生産コストを低減させて安価な混合容器を製造するには
やや困難な点もあって、まだ改良の余地がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】混合すべき二液を一つ
の容器内に別々に分離して収容した混合容器において、
蓋部内に収容した混合溶液と中空容器本体内に収容した
主液とを中空容器内で簡単に混合できるような構造に形
成して、前記中空容器の口頸部を密閉する蓋体を、容易
に開閉することができるように形成すると共に、蓋を開
いた際に内溶液が飛び散ることがないような構造に形成
して、また、混合して使い残した溶液を保存することが
できるように容器の開口部を再密閉が可能なように形成
して、更に、容器の構造をできるだけ簡単なものにする
ことにより、安価に製造することができるようにした混
合容器を提供することを目的とする。
【0012】
【発明を解決する手段】ヒンジ蓋からなる蓋体内に混合
すべき混合液を流出可能に密封して開閉可能に形成して
なる蓋体を、主液を収容した中空容器本体の口頸部に混
合可能に嵌着して形成した混合容器に於いて、前記ヒン
ジ蓋からなる蓋体を、中空容器本体の口頸部に嵌合する
筒状をした保持体と該保持体に螺合して混合液を流出可
能に密閉する収容室を形成した内筒体に、開閉自在なヒ
ンジ蓋の円筒状胴部を嵌合せしめて一体に形成すると共
に、開蓋時に内容液が飛散することがないようにするた
めに、前記ヒンジ蓋の中蓋の開口部の下面に筒体を垂設
して、該筒体を混合液の収容室の底部に立設した閉塞体
が開口部に密着係合するように形成して、前記収容室内
に混合液を収容した蓋体を中空容器本体の口頸部に嵌着
可能に形成すると共に、ヒンジ蓋の円筒状胴部を回動さ
せることにより前記混合液を収容した内筒体が連動して
回転して、該内筒体の下端部に設けた流出口が開口して
混合液が流出するように形成する。
【0013】
【発明の実施の形態】コンタクトレンズやその他を消毒
したり、洗浄したりする薬液、あるいは、毛染等の化粧
料や調味料、その他各種の混合して使用する複数の溶液
を収容する混合容器を、図1に示したように、主液を収
容した中空容器本体1と、前記主液に混合する混合液を
収容して容器本体1の口頸部1aに嵌着した開閉自在な
蓋体2とから形成する。前記蓋体2は、図3(a)に示
されるように、中空容器本体1の口頸部1aに嵌合する
筒状の保持体3と該保持体に螺合して混合液を流出可能
に収容する収容室を形成した内筒体4に、開閉自在なヒ
ンジ蓋5の円筒胴部5aを嵌合せしめて一体に構成して
容器本体1に装着可能な蓋体2を形成する。
【0014】そして、前記筒状の保持体3は、図3
(b)に示されるように、中空容器本体1の口頸部1a
の内周面に接する内筒壁3aと外周面に接する外筒壁3
bとを頂壁3cで連結して断面U字状に形成されると共
に、前記頂壁面には収容室を形成する内筒体4を螺合、
保持するネジ部を形成した保持片3dが立設して形成さ
れる。また、前記混合液を収容する内筒体4は、前記筒
状保持体3の内筒壁3a面に摺動可能に密着すると共に
前記保持片3dのネジ部に螺合、保持されて、上下方向
に摺動可能に構成されている。
【0015】上記のように形成された混合液を収容可能
な収容体は、前記内筒体4内に混合液を収容してから該
収容体にヒンジ蓋5を上方から被着せしめて、ヒンジ蓋
5の中蓋6の注出口6aの下面に設けられた注出筒6b
を前記内筒体4底部に立設された閉塞栓9に嵌合、密着
せしめると共に、ヒンジ蓋5の内周面に設けられた係合
突条5bを前記内筒体の外周面の係止歯4bに係合せし
めて回動可能にして一体に形成して、前記収容体の上端
開口部に密着せしめたヒンジ蓋5からなる開閉自在な蓋
体2を形成する。
【0016】上記のようにして構成された混合容器は、
使用するに際して、図2に示すように、ヒンジ蓋5の筒
状胴部5aを掴んで捻じることにより、前記混合液を収
容した内筒体4が回転して下方へ摺動して、筒状保持体
3により密閉されていた流出口4aが開口して、該流出
口から混合液が中空容器本体1内に流出して主液中に落
下するので、容器を振盪することにより混合液と主液と
が均一に混ざるように混合される。このようにして容器
内で均一に混合された溶液は、ヒンジ蓋5の鍔部7aに
指先を掛けて外蓋7を開いてから、容器を傾けることに
より蓋体の開口6aから簡単に注出して使用することが
できる。
【0017】
【実施例】本願の発明である液体混合容器について、最
適な一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に
説明する。本願の発明は、別々に収容された複数の溶液
を混合してから使用する混合容器を、図1に示すよう
に、主液を収容してなる中空容器本体1の口頸部1a
に、ヒンジ蓋5を用いて形成してなる蓋体2に混合すべ
き溶液を収容して形成した開閉自在な蓋体を嵌着して構
成したものである。前記開閉自在な蓋体2は、図3に示
した中空容器本体1の口頸部1aに嵌合する筒状の保持
体3と該保持体に螺合して混合液を流出可能に収容する
収容室8を形成した内筒体4に、外蓋7をヒンジ部7b
で開閉自在に連結したヒンジ蓋5の円筒胴部5aを嵌
合、固定せしめて一体となした構成にする。
【0018】前記のように構成した蓋体2に於いて、前
記筒状の保持体3は、図3に示dqように、中空容器本
体1の口頸部1aの内面に接する内筒壁3aと外面に接
する外筒壁3bを頂壁3cを介して連結して断面U字状
の嵌合部を形成すると共に、前記頂壁面3cに収容室8
を有する内筒体4を螺合、固定するネジ部を設けた保持
片3dを立設して、中空容器本体1の口頸部1aに嵌合
可能に形成される。そして、前記筒状保持体3の内筒壁
3aに密着して摺動可能に設けられた前記内筒体4は、
円筒体の下端側面部に混合液を流出する流出口4aが形
成されると共に、円筒体の上端部にヒンジ蓋5の内周面
に形成した係合突条5bに係合する係止歯4bが形成さ
れている。
【0019】そして、上記内筒体4には、底部の中央部
に立設されて前記ヒンジ蓋5の中蓋6の注出口6aの下
面に設けられた注出筒6bに嵌合、密着する閉塞栓9が
設けられると共に、下端部の側面に設けられた複数の流
出口4aは保持体3の内筒壁3aに密着して開閉可能に
設けられて、図1に示すような保持体3の保持片3dの
ネジ部に螺合されて一体に結合した混合液が収容可能な
収容体になるように形成されている。このように形成さ
れた内筒体4は、上端部の外周面に設けられた係止歯4
bが前記ヒンジ蓋5の内周面の係合突条5bが係合して
回転することにより、前記筒状保持体3の内面を上下方
向に摺動可能に形成して、容器本体の口頸部に嵌着可能
に形成される。
【0020】上記のように形成された内筒体4は、下方
部分を筒状保持体3の内筒壁3aに嵌合してから、上方
部分を筒状保持体3の保持片3dに螺合して固定して、
下部流出口4aを塞ぐようにして筒状保持体3と一体に
して混合溶液を収容可能な収容体に構成される。そし
て、このように形成された混合液を収容可能な収容体
は、図1に示すように、前記内筒体4内に混合液を収容
してから該収容体にヒンジ蓋5を上方から被着せしめ
て、ヒンジ蓋5の中蓋6の注出口6aの下面に設けられ
た注出筒6bを前記内筒体4底部に立設された閉塞栓9
に嵌合、密着せしめると共に、ヒンジ蓋5の内周面に設
けられた係合突条5bを前記内筒体の外周面の係止歯4
bに係合せしめて回動可能にして一体に形成して、前記
収容体の上端開口部に密着せしめたヒンジ蓋5からなる
開閉自在な蓋体2に形成される。
【0021】このようにして形成されて混合液が収容さ
れた蓋体2は、主液を収容した中空容器本体1の口頸部
1aに嵌着せしめることにより、極めて簡単に溶液の混
合を可能となした液体混合容器が構成される。上記のよ
うに構成された蓋体2は、図1に示したように、筒状保
持体3の内筒壁3aと外筒壁3bとで形成された嵌合凹
部内に容器本体1の口頸部1aが嵌合されると共に、ヒ
ンジ蓋5の円筒胴部5aの下端部に設けた係止突起5c
が口頸部1aの係合突起1bに係合して係止されて、二
液が混合可能な混合容器が形成される。
【0022】このように形成された混合容器は、使用す
るに当たって、ヒンジ蓋5の円筒胴部5aを掴んで開封
方向へ捻ると、図2に示すように、ヒンジ蓋の内面に設
けられた係合突条5bに収容体の内筒体4の上端部に設
けた係止歯4bが係合して、ヒンジ蓋5が回転するにつ
れて内筒体4も回動して、筒状保持体3の保持片3dに
設けられたねじの作用により内筒体4は下方へ移動され
る。そして、筒状保持体3の内筒壁3aにより塞がれて
いた流出口4aが開口して、内筒体4の収容室内に収容
されていた混合溶液が矢印で示すように流出口4aから
中空容器本体1内に流出して、容器本体1内の主液に混
入されると同時に、ヒンジ蓋5の中蓋6の裏面に設けた
注出筒6bに嵌合していた閉塞栓9が離れて注出口6a
が開口可能になる。
【0023】上記のようにして内筒体4内の混合溶液が
主液に混入された中空容器1は、そのまま振盪させるこ
とにより溶液は均一に混合されるので、ヒンジ蓋5の外
蓋7の鍔部7aを指先で押し上げることにより中空容器
1は容易に開口させることができて、開口した中空容器
は傾けることにより内溶液を簡単に注出して使用するこ
とができるが、この時、内筒体4に設けられた閉塞栓9
と中蓋6に設けられた注出筒6bとにより、蓋を開いた
時に内溶液が飛び散るのが防止される。このようにして
溶液を注出して使用した後で、再びヒンジ蓋5を閉じる
と、図1に示したようになって、外蓋7の裏面に突設さ
れた栓体7cが中蓋6の注出口6aに嵌入されて、開口
部が密閉されるので、しばらくの間は品質を損なわずに
保存することができる。
【0024】以上、説明したように、本願の発明は、ヒ
ンジ蓋からなる蓋体に混合すべき溶液を収容して形成し
た開閉自在な蓋体を、主液を収容した中空容器本体の口
頸部に嵌着して混合容器を構成したものであるから、容
器の形状や容量の制限を受けるようなこともなしに、色
々な大きさの混合容器をコンパクトに形成することがで
きて、また、従来のものに比べて構造が簡単であり、容
易に組み立てることができて生産性がよいので、製造コ
ストを低減することができる。
【0025】そして、本願の発明の混合容器は、使用す
る際に、混合する溶液を外部にこぼして無駄にしたり、
手や周辺部を汚したりするようなこともなく、決められ
た規定量を確実に、且つ、簡単に混合することができ
て、非常に便利である。また、本願の発明は、溶液を注
出する容器の開口部を注出量をコントロールし易い程度
の大きさに開口したので、一度に多量の溶液が吐出する
ようなこともなく、必要とする量だけを簡単に注出する
ことができて、また、使用した後に残された混合液は、
再びヒンジ蓋を閉めることにより緊密に開口部を閉止す
ることができて、暫くの間は内容物が変質しないように
保存することができる。
【0026】
【発明の効果】本願の発明は、ヒンジ蓋からなる蓋体に
混合すべき溶液を収容した蓋体を、主液を収容した中空
容器本体の口頸部に嵌着したものであるから、色々な大
きさの混合容器をコンパクトに形成することができる。
また、蓋体の構造を簡単にしたので、生産性がよくなっ
て製造コストを低減することができて、また、混合する
際に蓋体の一部が容器本体内に落下して、混合液中に残
らないような構造にしたので、必要とする量の溶液を容
易に注出することができる。更に、ヒンジ蓋の外蓋に栓
体を突設して、中蓋の注出口に嵌入して密閉するように
して蓋体を形成したので、蓋体は開閉が容易であると同
時に密閉度もよくなって、使いかけの混合液を再封して
保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の混合容器を示すX−X横断面(a)
と縦断面(b)である。
【図2】図1に示す混合容器に於いて、蓋体内の混合溶
液を流出させて混合する状態を示す断面図である。
【図3】本願発明の混合容器に於ける蓋体のヒンジ蓋部
(a)と内筒体(b)を示す分解図である。
【図4】本願発明の先行例の混合容器を示す部分断面図
である。
【図5】図4に示した混合容器に於ける混合溶液の混合
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1. 容器本体 1a. 口頸部 2. 蓋体 3. 保持体 3a. 内筒壁 4. 内筒体 4a. 流出口 4b. 係止歯 5. ヒンジ蓋 5b. 係合突条 6. 中蓋 7. 外蓋 7b. ヒンジ部 8. 収容室 9. 閉塞栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 AB05 BA03 CA01 CB02 DA01 DB13 EA02 FA03 FC07 GA07 GA08 GB06 GB12 KB03 LA18 LB02 LB07 LD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空容器の口頸部に嵌合可能に形成した
    筒状保持体に、下端部に流出口を設けた内筒体を密着嵌
    合して混合液を収容する収容室を形成すると共に上下動
    可能に螺合せしめて混合液収容体を形成して、該溶液収
    容体をヒンジ蓋の円筒胴部に嵌合せしめて一体となすと
    共に、ヒンジ蓋を回転させることにより前記内筒体が回
    動するように連結してなる開閉自在な蓋体を、主液を収
    容した中空容器本体の口頸部に嵌合せしめて容器本体内
    で混合可能に形成してなることを特徴とする混合容器。
  2. 【請求項2】 中空容器の口頸部に嵌合可能に形成した
    筒状保持体に、底部に閉塞栓体を立設すると共に下端部
    に流出口を設けた内筒体を密着嵌合して、混合液を収容
    する収容室を形成すると共に、前記内筒体を上下動可能
    に螺合せしめて混合液収容体を形成して、該溶液収容体
    をヒンジ蓋の円筒胴部に嵌合せしめて一体となすと共
    に、ヒンジ蓋を回転させることにより前記内筒体が回動
    するように連結してなる開閉自在な蓋体を、前記内筒体
    の閉塞栓にヒンジ蓋の中蓋の注出口の裏面に突設した注
    出筒を嵌合せしめて、主液を収容した中空容器本体の口
    頸部に嵌合せしめて容器本体内で混合可能に形成してな
    ることを特徴とする混合容器。
  3. 【請求項3】 前記筒状保持体は、中空容器本体の口頸
    部の内周面に接する内筒壁と外周面に接する外筒壁とが
    頂壁部で連結されて断面U字状の嵌合凹部が形成される
    と共に、前記頂壁部に収容室を形成する内筒体を上下動
    可能に螺合するネジ部を形成した保持片を立設して形成
    されてなることを特徴とする請求項1または2に記載す
    る混合容器。
  4. 【請求項4】 前記内筒体は、前記筒状保持体の内筒壁
    面に密着する下部円筒部と前記保持片のネジ部に螺合す
    る上部ネジ部とからなり、前記下部円筒部には内部に収
    容した混合液が流出する流出口が設けられると共に、上
    端部にはヒンジ蓋の胴部内壁面に係合する係止歯が設け
    られてなることを特徴とする請求項1または2に記載す
    る混合容器。
  5. 【請求項5】 前記混合液収容体は、前記内筒体を下部
    円筒部に設けられた混合液が流出する流出口を密閉する
    ように筒状保持体の内筒壁部に嵌合すると共に、上部ネ
    ジ部を前記筒状保持体の保持片のネジ部に螺合して、上
    下に摺動可能に一体に結合してなることを特徴とする請
    求項1または2に記載する混合容器。
  6. 【請求項6】 前記蓋体は、前記混合液収容体にヒンジ
    蓋を被着せしめて一体となして、内筒体の上端部に設け
    られた係止歯がヒンジ蓋の円筒胴部内面に形成された係
    合突条に係合するようにして、ヒンジ蓋の回動により内
    筒体が回転降下されて流出口が開口するように形成され
    てなることを特徴とする請求項1または2に記載する混
    合容器。
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KR101817065B1 (ko) * 2016-06-01 2018-01-11 펌텍코리아 (주) 생산성과 밀폐력이 향상된 이종 내용물 혼합 용기

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KR101817065B1 (ko) * 2016-06-01 2018-01-11 펌텍코리아 (주) 생산성과 밀폐력이 향상된 이종 내용물 혼합 용기

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