JP2002344560A - 携帯通信端末 - Google Patents

携帯通信端末

Info

Publication number
JP2002344560A
JP2002344560A JP2001142336A JP2001142336A JP2002344560A JP 2002344560 A JP2002344560 A JP 2002344560A JP 2001142336 A JP2001142336 A JP 2001142336A JP 2001142336 A JP2001142336 A JP 2001142336A JP 2002344560 A JP2002344560 A JP 2002344560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
downlink data
terminal
state
base station
data communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001142336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4694034B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Kitachi
三浩 北地
Takashi Matsumura
隆司 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2001142336A priority Critical patent/JP4694034B2/ja
Publication of JP2002344560A publication Critical patent/JP2002344560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4694034B2 publication Critical patent/JP4694034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下りデータの状態に応じて、最適の誤り率と
データ通信速度でデータ通信できる携帯通信端末を提供
する。 【解決手段】 端末における基地局からの信号の受信状
態に基づいて端末側で下りデータ通信速度を予測し、予
測下りデータ通信速度を基地局へ通知することにより、
基地局が予測下りデータ通信速度でデータを通信する場
合、下りデータの状態を取得する状態取得手段(CP
U)9と、予測下りデータ通信速度の予測に用い、信号
の受信状態と下りデータ通信速度とを予め関連付けて記
憶するとともに、下りデータの状態に対応して設けられ
た1以上のテーブル13aと、CPU9の取得結果に応
じ、対応するテーブルを選択する選択手段(CIR−D
RC変換部)13と、選択手段が選択したテーブルに基
づく予測下りデータ通信速度を基地局へ通知する通知手
段(CPU)9とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末における基地
局からの信号の受信状態に基づいて端末側で下りデータ
通信速度を予測し、予測した下りデータ通信速度を基地
局へ通知することにより、基地局が予測下りデータ通信
速度でデータを通信するデータ通信方式を採用する携帯
通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の高速無線通信方式として
cdma2000 1x-EV DO方式が開発されている。上記cdma200
0 1x-EV DO方式は、Qualcomm社によるcdma2000 1xの拡
張方式であるHDR(High Data Rate)方式を標準化した
方式として、電波産業会ARIBにおいてStd.T-64 1S-2000
C.S.0024“cdma2000 High Rate Packet Data Air Inte
rface Specification"で標準化されているもので、現在
国内ではKDDI社によりサービスされているcdmaOne方式
(国内ではARIB T-53、北米、韓国等ではEIA/TIA/IS-95
等)を拡張し、第3世代方式(3G)に対応させたcdma
2000 1x方式を更にデータ通信に特化して通信速度を改
善することを目的とした方式である。なお、cdma2000 l
x-EV DOにおいて、EVはEvolution、DOはData onlyの意
である。
【0003】cdma2000 1x-EV DO方式では、携帯通信端
末から受信した受信状態を通知する情報に基づいて、基
地局が当該端末へ送信するデータの変調方式を切り替え
ることにより、当該端末の受信状態が良好な時は誤り耐
性が低いが高速な通信レート、受信状態が悪いときは低
速だが誤り耐性の高い通信レートを使用することが可能
となっている。この方式では、下りデータ通信速度は、
従来のcdmaOne方式のように受信状態を示すCIR(搬
送波対干渉比)の瞬時の値で単純に決定されるのではな
く、予測や過去の下りデータ伝送の誤り率等の統計デー
タによる補正等により変化する。すなわち、現在普及し
ている通信方式であるCDMAでは、cdma2000 1x-EV D
O方式のように、場所によるデータ通信速度の変化がそ
れほど顕著でないことから、受信状態等の判断も、基地
局から受信するパイロット信号から求めたEc/Io(パイ
ロット信号強度対全受信信号強度)、CIR等の瞬時値
に基づいて行う程度のものであった。
【0004】これに対し、cdma2000 1x-EV DO方式で
は、予測や過去の下りデータ伝送の誤り率等の統計デー
タによる補正等を考慮して求められた極めて正確なデー
タ通信速度を直接的に示す予測下りデータ通信速度(D
RC;Data Rate Control Bit)をテーブルとして端末
側が備え、このテーブルに基づいて、上記予測下りデー
タ通信速度を端末から前記基地局へ通知するようになっ
ている。これにより、上記した種々の通信レートでのデ
ータ通信が行われる。
【0005】また、cdma2000 1x-EV DO方式の下り方向
(基地局から携帯通信端末への方向)では、時間を1/60
0秒単位で分割し、その時間内では一つの携帯通信端末だ
けとの通信を行い、通信相手の携帯通信端末を時間によ
り切り替えることにより複数の携帯通信端末と通信を行
う、時分割多重アクセス(TDMA;time division multip
lex access)を採用している。これにより、常に、個々
の携帯通信端末に対して最大の電力を持ってデータ送信
を行うことが可能となり、携帯通信端末間で行うデータ
通信を最速の通信速度で行うことができる。
【0006】このように、上述したcdma2000 1x-EV DO
方式は、基地局から携帯通信端末への方向のデータ通信
速度が携帯通信端末における受信状態(例えば受信電界
強度、搬送波対干渉比=CIR)によって、大きく変化す
るという特性を有している。例えば、携帯通信端末が受
信状態が最も良好なときであれば通信速度2.4Mbpsでの
データ通信が可能となるが、受信状態が悪いときでは数
10kbps程度にまでデータ通信速度が低下することにな
る。
【0007】なお、cdma2000 1x-EV DO方式では、携帯
通信端末のその時々の受信状態で常に誤り率が1%以下
となるよう、上記データ通信速度が定められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに下りデータの誤り率が1%以下となるようデータ通
信速度が設定される場合、下りデータの状態等に応じて
最適な誤り率とデータ通信速度を選択できないという問
題があった。
【0009】例えば、下りデータがUDP/IPプロト
コルによるストリーミングである場合、誤り率は1%以
上であってもよいが、通信速度を高速にすることが求め
られる。又、下りデータがオンラインゲームに関わるデ
ータである場合、通信速度は低くてもよいが誤り率を1
%以下とし、データ再送による遅延を避けることが求め
られる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、下りデータの状態や下りデータ再生時におけ
る端末の状態に応じて、最適の誤り率とデータ通信速度
でデータ通信を行うことができる携帯通信端末を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の携帯通信端末は、端末における基地
局からの信号の受信状態に基づいて端末側で下りデータ
通信速度を予測し、前記予測下りデータ通信速度を前記
基地局へ通知することにより、前記基地局が前記予測下
りデータ通信速度でデータを通信するデータ通信方式を
採用し、前記下りデータの状態、又は前記下りデータ再
生時における前記端末の状態を取得する状態取得手段
と、前記予測下りデータ通信速度の予測に用い、前記信
号の受信状態と下りデータ通信速度とを予め関連付けて
記憶するとともに、前記下りデータの状態又は前記端末
の状態に対応して設けられた1以上のテーブルと、前記
状態取得手段の取得結果に応じ、対応するテーブルを選
択する選択手段と、前記選択手段が選択したテーブルに
基づく予測下りデータ通信速度を前記基地局へ通知する
通知手段とを具備することを特徴とする。このようにす
ると、コンテンツの種別などの下りデータの状態、ある
いは下りデータ再生時における前記端末の状態に応じた
テーブルを用意しておき、このテーブルに基づいて通信
速度が決定されるので、ユーザは下りデータの状態等に
応じた最適な受信環境(誤り率、通信速度)で受信をす
ることができる。
【0012】請求項2記載の携帯通信端末は、前記デー
タ通信方式を採用し、前記下りデータの状態、又は前記
下りデータ再生時における前記端末の状態を取得する状
態取得手段と、前記予測下りデータ通信速度の予測に用
い、前記信号の受信状態と下りデータ通信速度とを予め
関連付けて記憶するテーブルと、前記状態取得手段の取
得結果に応じ、前記テーブルを参照するための前記信号
の受信状態、又は前記テーブルに基づく前記下りデータ
通信速度の数値を変動させる数値変動手段と、前記数値
変動手段によって変動された数値に基づく予測下りデー
タ通信速度を前記基地局へ通知する通知手段とを具備す
ることを特徴とする。このようにすると、下りデータの
状態、あるいは下りデータ再生時における前記端末の状
態に応じ、テーブルを参照するための予測CIR値(信
号の受信状態)、又はテーブルに基づくDRC値(下り
データ通信速度)を変動させることで、変動後の数値に
応じて予測データ通信速度が決定されるので、ユーザは
下りデータの状態に応じた最適な受信環境で受信をする
ことができる。
【0013】請求項3記載の携帯通信端末において、前
記状態取得手段は、前記下りデータの通信プロトコル、
前記下りデータ、又は前記下りデータを再生するための
アプリケーションの種別を取得することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係るcdma2000 1x-EV DO方式を採用した携帯通信端
末の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形
態に係る携帯通信端末は、アンテナ1、共用器3、復調器
5、変調器19からなるRF部と、復号器7、予測器1
1、後述のテーブルを格納するCIR−DRC変換部
(選択手段、数値変動手段)13、マルチプレクサ(M
UX;Multiplexer)15からなるベースバンド処理部
と、CPU(状態取得手段、通知手段)9、後述するア
プリケーションソフトを含む各種情報を格納するメモリ
21、液晶ディスプレイ等からなる表示部23、キーパ
ッド、キーボード等の操作部25を備えている。また、
当該携帯通信端末を無線モデムとして使用できるよう
に、パーソナルコンピュータ(PC)29との外部イン
ターフェース(例えばシリアルポート、パラレルポー
ト、USB、blue-tooth、赤外線通信、10base-T LAN
等)27を備えている。
【0015】《cdma2000 1x-EV DO方式を採用した当該
携帯通信端末の動作概要》次に、上記構成からなる携帯
通信端末について、cdma2000 1x-EV DO方式の動作概要
を説明する。携帯通信端末によって受信された基地局か
らの下りパイロット信号は、アンテナ1、共用器3を経
由して復調器5により復調される。このとき、復調器5
は、基地局から受信した受信信号の変調方式に対応する
復調方式によって、ベースバンド帯域の受信信号から多
重化信号を復調する。なお、本実施形態においては、Q
PSK(quadriphase phase shift keying)、8PSK
(8 phase shift keying)、16QAM(16 amplit
ude modulation)の3種のいずれかの復調方式によって
復調を行う。
【0016】復調器5によって復調された受信データ
は、復号器7へ出力され、復号器7によって復号処理さ
れる。即ち、スペクトル拡散されている受信多重化信号
をスペクトル逆拡散する。ここで、自局に割り当てられ
た受信データ(例えば、通話相手からの通話信号やダウ
ンロードを希望したデータ等)があった場合には、受信
データは復号器7からCPU9へ出力される。この受信
データは、CPU9内において処理されるか、又はCP
U9及び外部インターフェース27を経由して外部のP
C等29へ送られる。更に、復号器7は復号処理の過程
において、Ec/Io(パイロット信号強度対全受信信号強
度)を求め、以下に示す(1)式に基づいてCIR(搬送
波対干渉比)を算出する。 CIR=(Ec/lo)/(1-Ec/lo)…(1)
【0017】上述の式に基づいて求められたCIRは、
復号器7から予測器11に出力され、予測器11におい
て、次の受信スロットタイミング(ここで、1スロットは
1.66ms=1/600秒)におけるCIRの値が予測される。ここ
での予測の方法については、特に限定しないが、線形予
測等の方法が例として挙げられる。また、上記予測器1
1が何スロット後のCIRを予測すればよいかを指示す
る情報は、当該携帯通信端末の電源オン時に基地局から
送信されてくる種々の制御信号に含まれている。そし
て、予測器11によって求められた予測CIRは、続く
CIR−DRC変換部13へ出力される。
【0018】CIR−DRC変換部13は、図2に示す
(CIR−DRC変換)テーブルを備え、このテーブル
に基づいて、予測CIRをDRCに変換する。このDR
Cとは、予測CIRから期待される、当該携帯通信端末
において所定の誤り率以下で受信可能な最高通信速度で
ある。ここで、図2に示したように、CIR−DRC変
換テーブルには、基準CIRに対応するDRCが定義さ
れている。CIR−DRC変換部13は、入力された予
測CIRが基準CIRであった場合には、そのCIRに
対応するDRCをCPU9へ出力する。一方、予測器1
1から入力された予測CIRが基準CIRでなかった場
合には、入力された予測CIRに最も近い基準CIRに
対応するDRCを取得するか、又は、入力された予測C
IRに最も近い2値のCIRから補間することにより、
補間したCIRに対応するDRCを取得する。これによ
り、各予測CIRに応じたDRCを取得することがで
き、より正確な受信状態を基地局に対して通知すること
が可能となる。
【0019】上述したように求められたDRCは、CI
R−DRC変換部13からCPU9へ出力される。DR
Cが入力されると、CPU9は、当該携帯通信端末にお
いて生成された、又は、外部のPC等29から外部イン
タフェース27を経由して入力された送信データがある
か否かを判断する。そして、送信データがある場合に
は、CPU9は、上述したDRCと共にこの送信データ
をマルチプレクサ15へ出力する。一方、送信データが
ない場合には、CIR−DRC変換部13から入力され
たDRCをマルチプレクサ(MUX;Multiplexer)1
5へ出力する。
【0020】CPU9から出力されたDRCや送信デー
タは、マルチプレクサ15によって多重化され、符号化
器17によって更に符号化され、変調器19によって特
定の変調方式(例えば、QPSK)により変調され、共
用器3及びアンテナ1を経由して基地局へ送信される。
基地局では、各携帯通信端末から受信したDRCに基づ
いて、次のスロットをどの携帯通信端末への送信に使用
するか、及びその送信での通信速度(および変調方式)を
決定する。
【0021】《第1の実施形態》次に、本発明の第1の
実施形態に係る携帯通信端末の動作について説明する。
本発明の第1の実施形態では、上述したCIR−DRC
変換部13が予測CIRをDRCに変換する際、図2に
示す標準テーブルだけでなく、図3に示す別のテーブル
を参照することが特徴になっている。以下、DRCへの
変換処理を、フロー図4を参照して説明する。
【0022】図4において、まず、CPU9は、下りデ
ータの状態として、下りデータ(コンテンツ)の種別を
取得する(ステップS100)。取得方法としては、例
えば、端末側でダウンロード希望するコンテンツを指定
して基地局に送信する際、コンテンツの種別(カテゴリ
等)を入力するようにすればよい。又、コンテンツヘッ
ダ部分にコンテンツの属性情報を記録しておき、このコ
ンテンツがダウンロードされ始める際、ヘッダ情報を端
末側で取得するようにしてもよい。CPU9は、取得し
た種別をCIR−DRC変換手段13へ出力する。
【0023】次に、CIR−DRC変換部13は、上記
種別に対応するテーブルを選択する(ステップS11
0)。CIR−DRC変換部13は、図2の標準テーブ
ルの他、図3のテーブルを含む複数のテーブル13aを
備えており、これらのテーブルの中から所望のテーブル
を選択するようになっている。
【0024】ここで、図2の標準テーブルは、左欄の各
CIR値に対し、システム設計にも依存するが、通常1
%以下の誤り率でデータ通信可能な通信速度をDRC値
として定めている。そして、テーブルの上から下へ向か
うにつれて値が大きくなるようになっている。
【0025】一方、図3のテーブルは、ストリーミング
コンテンツの種別(カテゴリ)に応じて設けられてお
り、例えば画像の動きの激しい種別のコンテンツ用のテ
ーブル(図3(a))と、画像の動きの少ない種別のコ
ンテンツ用のテーブル(図3(b))とを含む。例え
ば、コンテンツのカテゴリが「サッカー」であれば、C
IR−DRC変換部13はこれを動きの激しいコンテン
ツと判断し、図3(a)のテーブルを選択するようにな
っている。
【0026】又、図3(a)のテーブルでは、左欄のC
IR値において、図2の標準テーブルでのCIR値(C
i1)より値の小さいCIR値(Ci0)から順にデー
タが配列するようになっている。一方、右欄のDRC値
は図の標準テーブルと同一である。つまり、標準テーブ
ルの場合よりCIR値が小さくとも、これと同等のDR
C値が出力されるようになっている。従って、図3
(a)のテーブルでは、受信状態が悪くても高速で通信
するような設定がされるので、サッカーの試合のストリ
ーミングのように、動きが激しいために高い通信速度が
要求される一方で、動きの激しさのゆえに多少のノイズ
が問題とならないような場合に、誤り率を大きく(例え
ば3%)して通信速度を高くすることができる。
【0027】一方、図3(b)のテーブルでは、左欄の
CIR値において、図2の標準テーブルでのCIR値
(Ci1)より値の大きいCIR値(Ci2)から順に
データが配列するようになっており、最も値の大きいC
IR値としてCi11が採用されている。一方、右欄の
DRC値は図の標準テーブルと同一である。つまり、標
準テーブルの場合に比べてCIR値が大きくとも、これ
と同等のDRC値が出力されるようになっている。従っ
て、図3(b)のテーブルでは、受信状態を良好にして
比較的低速で通信するような設定がされるので、ニュー
ス番組のストリーミングのように、動きが少ないために
通信速度が高い必要がない一方で、動きが少ないゆえに
ノイズが目立つ場合に、誤り率を小さく(例えば0.5
%)して通信速度を比較的低くすることができる。
【0028】以上のようにしてテーブルを選択した後、
CIR−DRC変換部13は、このテーブルを参照して
所定のCIR値におけるDRCを上述の方法で取得する
(ステップS120)。そして、CIR−DRC変換部
13は、取得したDRCをCPU9へ出力する。
【0029】DRCが入力されると、CPU9は、上述
の方法で適宜送信データとDRCとをマルチプレクサ1
5へ出力し、これらの情報はマルチプレクサ15、符号
化器17、変調器19を介して、共用器3及びアンテナ
1を経由して基地局へ送信(通知)される(ステップS
130)。基地局は、このDRCに基づいて通信速度を
決定し、端末は最適な誤り率及び通信速度で下りデータ
(コンテンツ)を受信する(ステップS140)。
【0030】このように、コンテンツの種別など、下り
データの状態に応じたテーブルを用意しておき、このテ
ーブルに基づいて通信速度が決定されるので、ユーザは
下りデータの状態に応じた最適な受信環境(誤り率、通
信速度)で受信をすることができる。
【0031】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態に係る携帯通信端末の動作について説明する。
第2の実施形態では、上述したCIR−DRC変換部1
3が図2に示す標準テーブルを用いて、予測CIRをD
RCに変換する際、所定のオフセットをかけて数値を変
更することが特徴になっている。以下、DRCへの変換
処理を、フロー図5を参照して説明する。
【0032】図5において、ステップS200、23
0、240は上記図4におけるステップS100、13
0、140とそれぞれ同様であるので説明を省略する。
そして、CIR−DRC変換部13は上記種別に応じ、
図2の標準テーブルを参照するための予測CIR値に所
定のオフセットをかけ(ステップS210)、この予測
CIR値によりテーブルを参照してDRCを上述の方法
で取得する(ステップS220)。
【0033】図6は、予測CIR値にオフセットをかけ
てテーブルを参照する態様を示している。例えば予測C
IR値がCi5の場合、通常はそれに対応するDr5が
DRC値として取得される。一方、例えばコンテンツの
カテゴリが「サッカー」であれば、上記第1の実施形態
と同様、CIR−DRC変換部13はこれを動きの激し
いコンテンツと判断し、Ci5に正のオフセット量をか
けるようになっている。これにより、CIR値はCi4
と同等の値となるので、取得されるDRC値はDr6と
なり、誤り率が大きいものの通信速度を高くして通信す
ることができる。
【0034】又、コンテンツが「ニュース番組」であれ
ば、上記第1の実施形態と同様、CIR−DRC変換部
13はこれを動きの少ないコンテンツと判断し、Ci5
に負のオフセット量をかけるようになっている。これに
より、CIR値はCi6と同等の値となるので、取得さ
れるDRC値はDr4となり、通信速度は低いが誤り率
を小さくして通信することができる。
【0035】このように、コンテンツの種別など、下り
データの状態に応じ、テーブルを参照するための予測C
IR値(信号の受信状態)の値を変動させることで、変
動後の値に応じて通信速度が決定されるので、ユーザは
下りデータの状態に応じた最適な受信環境(誤り率、通
信速度)で受信をすることができる。
【0036】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、上記各実施形態ではステッ
プS100、S200で下りデータの種別(サッカー、
ニュース番組等のカテゴリ)を取得したが、下りデータ
を端末側で再生する際のアプリケーションの種別を取得
するようにしてもよい。例えば、下りデータが動画であ
るストリーミングであれば、これを再生するアプリケー
ションとして動画再生プレイヤが起動され、静止画であ
れば所定の静止画再生プレイヤが起動されるので、その
起動状態を取得することができる。そして、アプリケー
ションに応じて、図3と同様にテーブルを換えたり、図
6に示すように所定のオフセットをかければよい。
【0037】また、下りデータの通信プロトコルを取得
してもよい。例えばUDP/IPプロトコルはコネクシ
ョンレス型であり、このプロトコルで通信される下りデ
ータは比較的高い誤り率を許容する傾向がある。そこ
で、下りデータの通信プロトコルがUDP/IPであれ
ば、誤り率が大きいが通信速度の高くなるテーブルを選
んだり、予測CIR値に正のオフセットをかけるように
すればよい。一方、TCP/IPプロトコルの場合、こ
れと逆の操作を行えばよい。
【0038】通信プロトコルの取得方法としては、端末
がダウンロード希望するコンテンツを指定する際のアド
レス情報、例えば「http://www.×××」から、端末自
身が「http」を読取り、これに基づいて通信方法(この
場合はTCP/IPプロトコルに相当)を取得すればよ
い。また、下りデータのヘッダ等の所定領域にプロトコ
ル情報を記録しておき、この情報をダウンロード時に端
末側で取得してもよい。さらには、上記第2の実施形態
では、予測CIR値に所定のオフセットをかけた値から
標準テーブルを参照してDRCを取得したが、予測CI
R値にはオフセットをかけずに標準テーブルを参照して
DRCを取得し、取得したDRC値にオフセットをかけ
るようにしてもよい。又、上記第1の実施形態で用いた
テーブルでは、標準テーブルの予測CIR値を変えた
が、DRC値を変えるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、コンテンツの種別などの下りデータの状
態、あるいは下りデータ再生時における前記端末の状態
に応じたテーブルを用意しておき、このテーブルに基づ
いて通信速度が決定されるので、ユーザは下りデータの
状態等に応じた最適な受信環境(誤り率、通信速度)で
受信をすることができる。
【0040】請求項2記載の本発明によれば、下りデー
タの状態、あるいは下りデータ再生時における前記端末
の状態に応じ、テーブルを参照するための予測CIR値
(信号の受信状態)、又はテーブルに基づくDRC値
(下りデータ通信速度)を変動させることで、変動後の
数値に応じて予測データ通信速度が決定されるので、ユ
ーザは下りデータの状態に応じた最適な受信環境で受信
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る携帯通信端末の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 CIR−DRC変換テーブル(標準テーブ
ル)の一例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係るCIR−DR
C変換テーブルの一例を示す図である。
【図4】 予測CIRをDRCに変換する処理フローを
示した図である。
【図5】 予測CIRをDRCに変換する処理フローを
示した別の図である。
【図6】 予測CIR値にオフセットをかけてテーブル
を参照する態様を示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、3…共用器、5…復調器、7…復号器、
9…CPU(状態取得手段、通知手段)、11…予測
器、13…CIR−DRC変換部(選択手段、数値変動
手段)、13a…テーブル、15…MUX(マルチプレ
クサ)、17…符号化器、19…変調器、21…メモ
リ、23…表示部、25…操作部、27…外部I/F
(インターフェース)、29…PC等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K034 AA05 DD01 EE03 HH01 HH02 MM08 5K067 AA01 BB04 BB21 DD43 DD46 EE02 EE10 FF16 KK13 KK15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末における基地局からの信号の受信状
    態に基づいて端末側で下りデータ通信速度を予測し、前
    記予測下りデータ通信速度を前記基地局へ通知すること
    により、前記基地局が前記予測下りデータ通信速度でデ
    ータを通信するデータ通信方式を採用する携帯通信端末
    において、前記下りデータの状態、又は前記下りデータ
    再生時における前記端末の状態を取得する状態取得手段
    と、前記予測下りデータ通信速度の予測に用い、前記信
    号の受信状態と下りデータ通信速度とを予め関連付けて
    記憶するとともに、前記下りデータの状態又は前記端末
    の状態に対応して設けられた1以上のテーブルと、前記
    状態取得手段の取得結果に応じ、対応するテーブルを選
    択する選択手段と、前記選択手段が選択したテーブルに
    基づく予測下りデータ通信速度を前記基地局へ通知する
    通知手段とを具備することを特徴とする携帯通信端末。
  2. 【請求項2】 端末における基地局からの信号の受信状
    態に基づいて端末側で下りデータ通信速度を予測し、前
    記予測下りデータ通信速度を前記基地局へ通知すること
    により、前記基地局が前記予測下りデータ通信速度でデ
    ータを通信するデータ通信方式を採用する携帯通信端末
    において、前記下りデータの状態、又は前記下りデータ
    再生時における前記端末の状態を取得する状態取得手段
    と、前記予測下りデータ通信速度の予測に用い、前記信
    号の受信状態と下りデータ通信速度とを予め関連付けて
    記憶するテーブルと、前記状態取得手段の取得結果に応
    じ、前記テーブルを参照するための前記信号の受信状
    態、又は前記テーブルに基づく前記下りデータ通信速度
    の数値を変動させる数値変動手段と、前記数値変動手段
    によって変動された数値に基づく予測下りデータ通信速
    度を前記基地局へ通知する通知手段とを具備することを
    特徴とする携帯通信端末。
  3. 【請求項3】 前記状態取得手段は、前記下りデータの
    通信プロトコル、前記下りデータ、又は前記下りデータ
    を再生するためのアプリケーションの種別を取得するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯通信端末。
JP2001142336A 2001-05-11 2001-05-11 携帯通信端末 Expired - Fee Related JP4694034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142336A JP4694034B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 携帯通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142336A JP4694034B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 携帯通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002344560A true JP2002344560A (ja) 2002-11-29
JP4694034B2 JP4694034B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=18988654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001142336A Expired - Fee Related JP4694034B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 携帯通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4694034B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082761A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置及びリソース割り当て方法
WO2006085366A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信装置および無線通信システム
JP2008011444A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fujitsu Ltd 移動端末装置及び同装置における受信制御方法
US7424308B2 (en) 2004-10-22 2008-09-09 Kyocera Corporation Mobile terminal device and antenna switch
US7508760B2 (en) 2003-04-10 2009-03-24 Hitachi, Ltd. Data distribution server and terminal apparatus
US7555063B2 (en) 2004-09-27 2009-06-30 Kyocera Corporation Mobile terminal and data reception method for the same
US8014817B2 (en) 2004-04-30 2011-09-06 Kyocera Corporation Wireless communication terminal and antenna switching control method
JP2013192191A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Mitsubishi Electric Corp 光ネットワーク制御方法、光ネットワーク

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02274131A (ja) * 1989-04-17 1990-11-08 Toshiba Corp 移動無線通信システムの伝送制御方式
JPH08340308A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 N T T Data Tsushin Kk 通信方式
JPH10248006A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Canon Inc 通信装置
JPH11127218A (ja) * 1997-10-21 1999-05-11 Mitsubishi Electric Corp データ通信装置
JP2000032000A (ja) * 1998-07-16 2000-01-28 Kawasaki Steel Corp 赤外線通信機
JP2000101680A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Canon Inc 無線通信装置、通信速度制御方法及び記憶媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02274131A (ja) * 1989-04-17 1990-11-08 Toshiba Corp 移動無線通信システムの伝送制御方式
JPH08340308A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 N T T Data Tsushin Kk 通信方式
JPH10248006A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Canon Inc 通信装置
JPH11127218A (ja) * 1997-10-21 1999-05-11 Mitsubishi Electric Corp データ通信装置
JP2000032000A (ja) * 1998-07-16 2000-01-28 Kawasaki Steel Corp 赤外線通信機
JP2000101680A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Canon Inc 無線通信装置、通信速度制御方法及び記憶媒体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508760B2 (en) 2003-04-10 2009-03-24 Hitachi, Ltd. Data distribution server and terminal apparatus
US8014817B2 (en) 2004-04-30 2011-09-06 Kyocera Corporation Wireless communication terminal and antenna switching control method
US7555063B2 (en) 2004-09-27 2009-06-30 Kyocera Corporation Mobile terminal and data reception method for the same
US7424308B2 (en) 2004-10-22 2008-09-09 Kyocera Corporation Mobile terminal device and antenna switch
WO2006082761A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置及びリソース割り当て方法
WO2006085366A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信装置および無線通信システム
JP2008011444A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fujitsu Ltd 移動端末装置及び同装置における受信制御方法
JP4734186B2 (ja) * 2006-06-30 2011-07-27 富士通株式会社 移動端末装置及び同装置における受信制御方法並びに無線伝送システム
US8165071B2 (en) 2006-06-30 2012-04-24 Fujitsu Limited Mobile terminal and method of controlling reception of the same
JP2013192191A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Mitsubishi Electric Corp 光ネットワーク制御方法、光ネットワーク

Also Published As

Publication number Publication date
JP4694034B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4790924B2 (ja) 携帯通信端末
KR100548899B1 (ko) 휴대용 통신 단말기, 무선 데이터 통신 네트워크 시스템, 무선 통신 장치와 그 방법, 및 통신 방식 전환 방법
JP2002345019A (ja) 携帯通信端末及び無線通信システム
US8050216B2 (en) Communication terminal and communication method thereof
CN104641700B (zh) 用于控制提前解码终止模式中的下行链路功率的装置和方法
JP4011319B2 (ja) 通信装置及び通信方法
JP2001333123A (ja) 通信端末装置及び復調方法
JP4336760B2 (ja) ダイバーシティ受信機およびアンテナ切り替え制御方法
JP4694034B2 (ja) 携帯通信端末
US20120163207A1 (en) Speed-adaptive channel quality indicator (cqi) estimation
JP3923967B2 (ja) 移動通信システムとその移動通信端末
JP2003037547A (ja) 携帯通信端末
JP2005277612A (ja) 移動通信システム、無線基地局及びそれらに用いる送信電力制御方法
CN102334304B (zh) 多载波无线接入网中的高速控制信道监测
JP4463650B2 (ja) 通信端末
JP4623865B2 (ja) 基地局、携帯通信端末及び携帯通信方法
JP4563607B2 (ja) 携帯通信端末
JP2010268482A (ja) 携帯通信端末
JP4160085B2 (ja) 基地局及びデータ送信方法
JP3970635B2 (ja) 基地局及びデータ送信方法
JP4471984B2 (ja) 通信端末の通信制御方法
JP4372578B2 (ja) 携帯端末装置
JP4637798B2 (ja) 通信装置及び通信方法
JP2004297312A (ja) 携帯端末
JP3874728B2 (ja) 無線通信端末および復調方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4694034

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees