JP2002343711A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法

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JP2002343711A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被処理面上における薬液の濃度差を無くすこと
ができ、高精度の薬液処理が可能にする。 【解決手段】被処理基板に対して現像液を吐出するため
の現像液吐出ノズル121と、被処理基板上の薬液を吸
引するための薬液吸引ノズル123とを具備した現像ノ
ズル120とで被処理基板上に常に新鮮な現像液を供給
すると共に、ヒータ125による加熱と、振動/乱流付
加用ノズルからリンス液を勢いよく噴出させることで、
被処理基板上に吐出された現像液少なくとも一部に振動
又は乱流を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造、露光
用マスク製造、液晶デバイス製造工程等における基板処
理装置及び基板処理方法に関し、特にフォトレジストが
塗布され、且つ所定パターンが露光された基板を現像す
る技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや液晶ディスプレーの製
造工程における基板の加工技術には広くウエットプロセ
スが用いられている。特に感光性樹脂膜を感光させた後
の現像処理においては、パドル法が積極的に検討されて
いる。
【0003】従来のパドル法では被処理基板を回転させ
ながら、基板上方に配置した薬液供給部より薬液を供給
していたものの、基板の中心部と周辺部で薬液の吐出圧
力や単位面積あたりの薬液供給量をそろえる事は非常に
困難であり、面内で均一の加工精度を得ることは非常に
困難となってきている。又、現像が進行するに従いその
副産物として溶解生成物や濃度の低い現像液が発生す
る。一般に溶解生成物や濃度の薄くなった現像液は感光
性樹脂膜の溶解を阻害する効果があると考えられてお
り、それらが基板内のパターン疎密に応じて分布を持っ
て生じ、その後基板回転による遠心力等の力を受け基板
上を不均一に動き回るため、従来のパドル法では面内で
均一の加工精度を得ることができなくなってきている。
【0004】そこで、特許公開2000−306809
公報(特願平11−113660)に記載された技術で
は、現像時の現像液を極力動かさないようにする方法も
提案されている。この方法ではパターンの疎密によって
濃度の高低がついた現像液が水平方向に移動することは
ほとんどないため溶解生成物や濃度の低くなった現像液
がその周辺に影響を与えることはないが、逆にそれらが
生じた個所において溶解生成物の量や濃度変化の差がそ
のまま維持されてしまうためパターン疎密による寸法差
を生じてしまっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、被処
理面に液も利された現像液の置換が、ほとんど行われな
いために、特に、疎密なパターンが存在する場合、現像
中に現像液の濃度差が用事、パターンの疎密差によりパ
ターン寸法が異なり、高精度なパターンが得られないと
言う問題があった。
【0006】本発明の目的は、被処理面上における薬液
の濃度差を無くすことができ、高精度の薬液処理が可能
な基板処理装置及び基板処理方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0008】(1)本発明に係わる基板処理装置は、被
処理基板を略水平に保持する基板保持機構と、前記被処
理基板の被処理面に対向配置され、前記被処理基板に対
して薬液を吐出するための薬液吐出開口と、被処理基板
上の薬液を吸引するための薬液吸引開口とを具備した薬
液吐出/吸引部を有する薬液吐出/吸引機構と、前記薬
液吐出/吸引部と前記被処理基板とを相対的に水平移動
させる移動機構と、前記薬液吐出/吸引部から前記被処
理基板上に吐出された薬液の液膜の少なくとも一部に振
動,対流又は乱流を与える振動/乱流付加機構とを具備
することを特徴とする。
【0009】本発明の好ましい実施態様を以下に記す。 (a) 前記薬液吐出/吸引機構には、前記薬液吐出開口及
び前記薬液吸引開口を、前記相対的な水平移動方向に、
挟むように設けられ、前記薬液吐出開口から吐出される
薬液と異なる第2の薬液を前記被処理面に対して吐出す
る第2の薬液吐出開口が1対以上更に設けられているこ
と。
【0010】(b) 前記振動/乱流付加機構が、前記被処
理基板及び、該被処理基板上に吐出された薬液の少なく
とも一方を加熱する加熱機構であること。前記加熱機構
は、前記薬液吐出/吸引部の被処理基板と対向する面に
設けられた窓と、前記窓を介して前記被処理基板及び該
被処理基板上の薬液の少なくとも一方に対して、光を照
射する光源とを具備してなること。前記加熱機構は、前
記被処理基板の被処理面と逆の面に対向して設けられ、
前記被処理基板に対して光を照射する光源を具備してな
ること。
【0011】(c) 前記振動/乱流付加機構は、薬液吐出
/吸引部の被処理基板の被処理面に対向する面に配置形
成された、複数の凸部で構成されていること。前記凸部
は、直線状、或いはまだら状に配置されていること。前
記複数の凸部の少なくとも一部は、角状あるいは滑らか
に形成されていること。
【0012】(d) 前記振動/乱流付加機構が、前記薬液
吐出/吸引部に設置された超音波振動子であること。
【0013】(e) 前記振動/乱流付加機構が、前記被処
理基板の被処理面に対向する前記薬液吐出/吸引部の面
が薬液に対する接触角の異なる2種類以上の表面状態で
構成されていること。 (f) 前記被処理基板の被処理面に対向する前記薬液吐出
/吸引部の面の一部の薬液に対する濡れ性を、被処理基
板の被処理面の薬液に対する濡れ性よりも親水性とした
表面状態で構成されること。
【0014】(g) 前記薬液吐出開口に薬液を供給する輸
送経路に薬液加熱機能が設けられていること。
【0015】(h) 前記振動/乱流付加機構が、該薬液吐
出開口と該薬液吸引開口との間に少なくとも一つ以上配
置された、薬液或いは気体を吐出する薬液/気体吐出開
口であること。
【0016】本発明に係わる基板処理方法は、被処理面
が略水平に保持された被処理基板に対して薬液吐出/吸
引部の薬液吐出開口から薬液を前記被処理基板に対して
連続的に吐出すると共に、前記薬液吐出開口に隣接して
前記薬液吐出/吸引部に配置された薬液吸引開口にて前
記被処理面上の薬液を連続的に吸引しつつ、前記薬液吐
出/吸引部と前記被処理基板とを相対的に水平移動させ
ながら前記被処理面を薬液処理する基板処理方法であっ
て、前記薬液吐出/吸引部と前記被処理面との間、且つ
前記薬液吐出開口と前記薬液吸引開口との間の領域にお
ける間隙には、常に新鮮な薬液を供給すると共に、被処
理面上の薬液に対して振動、対流又は乱流を生じさせる
ことを特徴とする。
【0017】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0018】薬液吐出口から薬液を吐出し、薬液吸引口
から薬液を吸引する機能を有するノズルを被処理基板に
近接させて基板を処理する方法を例えば感光性樹脂膜の
露光後の現像工程に適用した場合、現像が進行するにつ
れパターンが形成されるため被処理基板上に段差が生じ
る。特にアスペクト比が大きい段差においてはパターン
間に溜まった溶解生成物等を流動させる事が現像液の流
れが層流の状態では非常に困難になる。
【0019】被処理基板主面と対向するノズル面との間
に存在する薬液膜の少なくとも一部に振動又は乱流を起
こすことにより液の置換等を効率よく生じさせ、パター
ン疎密による寸法変動等を低減する効果が期待でき、膜
処理の高精度化を達成することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1,2は、本発明の第1の実施形
態に係わる基板現像装置における基板処理部の概略構成
を示す図である。図1(a)は、基板現像装置における
基板処理部の構成を示す平面図、図1(b)は同図
(a)のA−A’部の断面図、図2は図1(a)のB−
B’部の断面図である。
【0021】図1,2に示すように、基板保持具(基板
保持機構)111上にSiウェハ101表面に露光済み
の感光性樹脂膜102が形成された被処理基板100が
載置されている。被処理基板100は真空吸引により基
板保持具111にチャックされている。
【0022】基板保持具111上方に、現像液吐出ノズ
ル121,薬液吸引ノズル123,リンス液吐出ノズル
124を具備する現像ノズル(薬液吐出/吸引機構)1
20が配置されている。現像ノズル120には、ノズル
120下面と被処理基板100とのギャップを測定する
ため、例えばレーザ測長器を用いたギャップ測定機構1
13が設けられている。又、現像ノズル120の両端に
は、ギャップ測定機構113に応じてノズル120下面
と被処理基板100とのギャップを調整するために、例
えばピエゾ素子を有するギャップ調整機構114が備え
付けられている。ギャップ調整機構114は移動機構1
15に支持されている。移動機構115は、基板保持具
111に対してギャップ調整機構114及び現像ノズル
120を相対的に略水平方向に移動させる。
【0023】薬液の吐出は、配管に接続され、薬液を貯
蔵するキャニスター内を加圧することによって、行われ
る。また、薬液の吸引は、配管に接続されたポンプを動
作させることによって、行われる。
【0024】基板保持具111の周囲には、上下動可能
な補助板112が設けられている。補助板112の上面
は、被処理基板100表面と同じ高さまで上昇し、現像
ノズル120で薬液を吸引する際、被処理基板100面
内で等しく吸引力が働くようにするために設けられてい
る。なお、補助板112としては、その表面と半導体ウ
ェハの表面との濡れ性が、ほぼ同じになるような材質を
選ぶことが好ましい。具体的には、半導体ウェハ上での
現像液の接触角と補助板112上での現像液の接触角と
がほぼ同じになるようにする。
【0025】前述した現像ノズル120について、図3
を参照してより詳細に説明する。図3に示すように、現
像ノズル120には、被処理基板100の被処理面に対
して現像液を供給する現像液吐出ノズル121、現像液
供給配管を挟むように配置されリンス液(純水)を勢い
よく吐出する1対以上の振動/乱流付加用ノズル(図中
では2対)122、1対以上の振動/乱流付加用ノズル
122を挟むように設けられ、被処理基板100被処理
面上の薬液(現像液+リンス液)を吸引する1対の薬液
吸引ノズル123、1対の薬液吸引ノズル123を挟む
ように設けられリンス液を被処理面に吐出する1対のリ
ンス液吐出ノズル124が設けられている。被処理基板
100の被処理面に対して対向する、各ノズル121,
122,124の吐出口から薬液(現像液,リンス液)
等が吐出されると共に、薬液吸引ノズル123から薬液
が吸引される。
【0026】被処理基板100被処理面に対向する現像
ノズル120の面に設けられた、各ノズル121〜12
4の開口は、移動方向と垂直な方向に長辺を有し、且つ
移動方向と平行な方向に短辺を有し、長辺はウェハの最
大径以上の長さを有している。
【0027】現像液吐出ノズル121には、φ3mmの
配管121a,φ0.3mmの配管121b、二つの配
管121a,121bの間に現像液一時貯留用のドレイ
ン構造部121cを介して現像液が供給される。また、
φ0.3mmの配管121bと現像液吐出ノズル121
との間には、現像液吐出ノズルの長手方向に現像液を均
一に拡散させるための液溜め121dが設けられてい
る。現像液吐出ノズル121の配管121a,121
b、ドレイン構造部121c,液溜め121dには、加
熱するヒータ125が設けられている。また、現像液吐
出ノズル121の素材はヒータ125による熱変形等が
生じない材料を用いていることが好ましい。
【0028】振動/乱流付加用ノズル122の開口が形
成されている領域の現像ノズル下面には、高さ約70μ
m程度の尖った凸部126が形成されている。凸部12
6が形成されていない窪みに、極微細な振動/乱流付加
用ノズル122の開口が隣接しながら複数形成されてい
る。
【0029】リンス液吐出ノズル124は、現像液が流
れを作る領域の周辺をリンス液が覆うように、薬液吸引
ノズル123を挟むように配置されている。
【0030】尖った凸部126により現像液の流れを乱
すと共に、更には微細な開口の振動/乱流付加用ノズル
から被処理基板100の被処理面に液体を吹き付けるこ
とにより現像ノズル120直下の現像液の流れを効率的
に乱すことが可能となる。
【0031】該ノズル120下面と被処理基板との距離
は約100μmに設定した。
【0032】なお、現像液吐出ノズル121からの現像
液の吐出流量・吐出時間、薬液吸引ノズル123による
吸引流量・吸引時間、振動/乱流付加用ノズル122,
リンス液吐出ノズル124からのリンス液の吐出流量・
吐出時間、現像ノズル120の移動速度、ヒータ125
の温度等は、図示されない制御系により制御される。
【0033】次に、ウェハ上に現像液を供給する具体的
方法を説明する。先ず、加工しようとする下地膜上にレ
ジスト等の感光性樹脂膜102が形成されたSiウェハ
101にKrFエキシマーステッパーによりクロムマス
クを介して露光し、感光性樹脂膜102に潜像を形成す
る。
【0034】その被処理基板100を基板保持具111
に水平に保持させた後に、バキュームチャックにより被
処理基板100を固定保持させる、被処理基板100の
全面に液供給可能な現像ノズル120を端部上方のイニ
シャルポジションに動かす。補助板112の上面を被処
理基板上面と同じ高さにした。
【0035】現像液吐出ノズル121からの現像液吐出
流量を0.7L/min、リンス液吐出ノズル124か
らのリンス液吐出流量を2.2L/min、薬液吸引ノ
ズル123による薬液吸引流量を2.5L/min、現
像ノズル120の移動速度0.5mm/secに設定し
た。トータルの吐出量と吸引量が等しくないのは、ウェ
ハの上から現像カップの中に溢れているためである。
【0036】先ず、リンス液吐出ノズル124からリン
ス液を吐出を開始して、補助板112上、及び被処理基
板100被処理面上がリンス液で満たされた状態とし
た。被処理基板100上のリンス液膜142の膜厚は、
約1.5mmであった。
【0037】次いで、現像ノズル120を被処理基板1
00被処理面上端部からギャップ100μmを保ちなが
ら速度0.5mm/secで走査させると同時に、現像
液吐出ノズル121から現像液、振動/乱流付加用ノズ
ル122からリンス液の吐出を開始すると共に、薬液吸
引ノズル123から薬液の吸引を開始させる。処理開始
から処理終了まで、リンス液吐出ノズル124からは、
リンス液が常に吐出している状態である。
【0038】現像液は、現像液吐出ノズル121と両側
の薬液吸引ノズル123間における現像ノズル120下
面と被処理面との間隙を通して流れ、その領域間では、
常に新鮮な現像液が供給され、感光性樹脂膜が溶解した
現像液は、直ちに、薬液吸引ノズル123により吸引さ
れて取り除かれ、前記領域間には常に新鮮な現像液膜1
41が形成された状態になる。
【0039】また、現像ノズル120の移動方向前側の
リンス液吐出ノズル124から吐出されたリンス液は、
被処理面上に吐出された際、一部は前記前側の薬液吸引
ノズル123により現像液と共に吸引されるが、大部分
は、現像ノズル120下面と被処理面との間隙に吐出さ
れる。吐出されたリンス液は、現像ノズル120の移動
に伴い、直ちに薬液吸引ノズル123により吸引されて
取り除かれると共に、現像液に置換される。
【0040】振動/乱流付加用ノズル122からのリン
ス液の吐出により、現像ノズル120の走査中、常にノ
ズル120直下での液の流れを乱流にしつつ、現像処理
が行われる。また、現像ノズル120の移動に伴い、凸
部126により、ノズル下面の現像液膜141の流れが
乱された状態になる。現像液温度は室温になるようノズ
ル120内臓のヒータ125で制御した。
【0041】1対の薬液吸引ノズル123間の長さが4
0mmであり、走査速度を0.5mm/secとしたの
で、実効の現像時間は被処理基板100被処理面のすべ
ての点において80secである。
【0042】ノズルがウェハ面上を横切った後、充分リ
ンスを行い、その後基板を乾燥させレジストパターン形
成を完了した。
【0043】上記実施形態によれば、常に、新鮮な現像
液が被処理基板100の被処理面に直接供給され、更
に、現像液に使用した現像液は、直ちに吸引除去される
ため、被処理基板100の被処理面において、現像液の
濃度差が生じることがない。
【0044】現像が進行するにつれパターンが形成され
るため被処理基板上に段差が生じるが、振動/乱流付加
用ノズル122からのリンス液の吐出,及び凸部により
被処理基板100の被処理面と現像ノズル120下面と
の間に存在する現像液膜141の少なくとも一部に振動
又は乱流を起こすことにより、現像液の置換等を効率よ
く生じさせ、パターン疎密による寸法変動等を低減する
効果が期待でき、膜処理の高精度化を達成することが可
能となる。
【0045】また、ヒータ125により現像液膜141
を加熱しながら行うことにより感光性樹脂膜102のパ
ターン間に溜まっている溶解生成物が間接的に加熱され
るので、より効率的に乱流を生じさせることができ、よ
り高精度なパターン形成が可能となる。さらに、溶解生
成物自身が現像液膜141から受ける熱エネルギーによ
り分解、解離、移動しやすくなることによる洗浄効果に
より、より高精度なパターン形成が可能となる。
【0046】又、一般に現像液の温度が高くなると感光
性樹脂膜の溶解速度が大きくなるので所望のパターン寸
法を得るのに必要な現像時間が短くて済み、ひいては基
板1枚あたりに必要な現像液の消費量も低減できる効果
もある。
【0047】本実施形態の場合、現像ノズルの下に被処
理基板を配置したが両者の位置関係は必ずしもそういう
設定である必要はない。上下関係が逆転する場合もあり
える。又、吐出流量、時間、スキャン速度等の処理条件
についても記載された値に限定するものではない。同様
に現像液吐出ノズル、吸引ノズル、リンス液吐出ノズル
の位置関係も記載された範囲に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えばリンス液吐出ノズ
ル124は、上記実施形態に記載されているように現像
ノズル120と一体型である必要はない。また、上記実
施形態については、液の流れが対称になるように、薬液
吐出ノズル121と薬液吸引ノズル123とを配置した
が、必ずしもこのような配置に限定されるものではな
く、非対称な液の流れを形成するように配置しても良
い。 凸部126の形成による現像ノズル120下面の
凹凸形状や大きさも上述した範囲に限定されるものでは
なく、種々の変形が可能である。例えば図4(a)に示
したように、ノズルの進行方向の凹凸形状が任意の位置
で変わらないような(一次元配置)、正弦波形状の凹凸
形状であっても良い。なお、正弦波ではなく、矩形波形
状であっても良い。また、図4(b)に示すように、凸
部126が二次元配置(まだら状)されていても良い。
【0048】又、ノズル下面の振動/乱流付加用ノズル
122から吐出される液については、リンス液(純水)
に限定されるものではなく、現像液や酸化性や還元性を
有する機能水を吐出させても良い。また、振動/乱流付
加用ノズル122から吐出されるものとしては、液体に
限らず、気体を吐出させてもよい。
【0049】又、上記実施形態については、感光性樹脂
膜の現像に関し適用例を示したが、感光性樹脂膜の現像
だけに限定されるものではない。例えばウェハのウエッ
トエッチングや半導体製造用のフォトマスク製作プロセ
スにおける基板上の感光性樹脂膜の現像、ウエットエッ
チング、洗浄、及びカラーフィルター製作プロセス、及
びDVD等のディスクの加工プロセスにおける現像等に
おいても適用可能である。
【0050】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態に係わる基板現像装置における基板処理部の
概略構成を示す図である。なお、図5において、図3と
同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0051】被処理基板100の被処理面の逆の面に対
向して設けられ、前記被処理基板に対して光を照射する
ハロゲンランプ(光源)201が設けられている。ハロ
ゲンランプ201から照射された光を効率よく被処理基
板100に対して照射するために、直方体の石英ガラス
で構成されたライトガイド202が設けられている。ラ
イトガイド202に入射した光は、その内部で反射を繰
り返すことにより、その出口面内において光強度が平均
化される。ハロゲンランプ201とライトガイド202
は移動機構があり、処理中に被処理基板100下面を照
射しながら動かすことが可能である。
【0052】被処理基板100とライトガイド202と
の間に、被処理基板100及び補助板112からこぼれ
た薬液がハロゲンランプ201及びライトガイド202
にかかって光量が減少するのを防ぐための、石英ガラス
で構成された透明板203が設置されている。極薄の石
英基板には表面処理が施され、現像液やリンス液に対し
て撥水性を有する。透明板203端部に、被処理基板1
00に照射される光量の減衰を防ぐために、透明板20
3上に落ちた薬液を瞬時に吹き飛ばすエアノズル204
が設けられている。
【0053】ハロゲンランプ201による被処理基板の
加熱の制御方法の一例を次に示す。例えば、表面付近に
熱電対を埋設した、被処理基板100とは別のダミー基
板基板を使用して、予め実験条件と同じ条件を作りつつ
加熱実験を行うことにより、その加熱特性を制御部に複
数のパターン記憶させることにより所望の加熱をフォト
マスクに施す方式をとった。
【0054】フォトマスク上に現像液を供給する具体的
方法を示す。まず、加工しようとする下地膜上にレジス
ト等の感光性樹脂膜102が形成された被処理基板10
0に電子ビームを照射し、感光性樹脂膜102に潜像を
形成した。その被処理基板100を基板保持具111で
水平に保持し、被処理基板100の縦方向の長さとほぼ
同サイズの現像ノズル120を被処理基板100被処理
面上の端部上方に移動させた。リンス液吐出ノズル12
4からリンス液を吐出し、補助板112上、及び被処理
基板100上がリンス液で満たされた状態とした。被処
理基板100上のリンス液厚は、約1.5mmであっ
た。現像ノズル120を被処理基板100被処理面上端
部からギャップ20μmを保ちながら速度0.5mm/
secで走査させると同時に、現像液吐出、吸引、振動
/乱流付加用ノズル122からリンス液を開始させた。
【0055】処理開始から処理終了まで、リンス液吐出
ノズル124からはリンス液は常に吐出している状態で
ある。現像液の温度は室温より高くなるよう現像ノズル
120内臓のヒータ125で制御した。
【0056】又、制御系には、現像ノズル120の位置
が常時位置信号として送られており、位置信号に応じて
ハロゲンランプ及びライトガイドをノズルと等速度で移
動させて、現像ノズル120に対応する位置を照射しな
がら現像ノズル120の走査を行った。なお、被処理基
板100表面の温度は80℃に設定しながら処理を行っ
た。
【0057】ノズルがウェハ面上を横切った後、充分リ
ンスを行い、その後基板を乾燥させレジストパターン形
成を完了した。
【0058】本実施形態によれば、常に、新鮮な現像液
が被処理基板100の被処理面に直接供給され、更に、
現像液に使用した現像液は、直ちに吸引除去されるた
め、被処理基板100の被処理面において、現像液の濃
度差が生じることがない。
【0059】被処理基板100裏面側から、ハロゲンラ
ンプ201により被処理基板100を加熱することによ
り、被処理基板100被処理面上の現像液膜141が加
熱され暖められる。暖められた現像液膜には対流が起こ
り、現像液膜141の少なくとも一部に乱流が生じる。
乱流の発生により、現像液の置換等を効率よく生じさ
せ、パターン疎密による寸法変動等を低減する効果が期
待でき、膜処理の高精度化を達成することが可能とな
る。
【0060】基板を加熱する際、光を用いることによ
り、前実施形態のようにヒータを用いた場合に比べ、温
度上昇の応答性がよくなるため短時間処理が可能とな
る。また、本実施形態では、被処理基板100に接触し
ない基板裏面側から光を照射しているので、薬液処理ユ
ニット製作の上で利便性が高くなる。
【0061】又、上記実施形態については、Siウェハ
101上の感光性樹脂膜102の現像工程に適用した例
を示したが、感光性樹脂膜の現像だけに限定されるもの
ではない。例えば半導体ウェハのウエットエッチング
や、半導体製造用のフォトマスク製作プロセスにおける
基板上の感光性樹脂膜の現像、ウエットエッチング、洗
浄、及びカラーフィルター製作プロセス、及びDVD等
のディスクの加工プロセスにおける現像等においても適
用可能である。
【0062】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態にかかわる基板現像装置における基板処理部
の概略構成を示す図である。
【0063】被処理基板の被処理面上に現像液吐出ノズ
ル121、薬液吸引ノズル123、リンス液吐出ノズル
124が備えられた現像ノズル120が、被処理基板1
00に極近接させて配置されている。現像ノズル120
下面と被処理基板100表面とのギャップは10μmで
ある。又、現像ノズル120は駆動機構により、被処理
基板100とのギャップを一定に保ちながら移動するこ
とができる。
【0064】現像ノズル120は、現像液吐出ノズル1
21と薬液吸引ノズルとの間の領域内に、ハロゲンラン
プ301を具備する。ハロゲンランプ301から照射さ
れた光は、現像ノズル120下面に設けられたフィルタ
付き窓302を介して被処理基板100の被処理面を照
射する。フィルタ付き窓302は、赤外波長のみを選択
的に透過させる機能を有し、被処理面には赤外波長光の
みが照射される。被処理基板100に対して効率的に光
を照射するため、金コーティングされたリフレクタ30
3を具備する。
【0065】また、図示されていない制御系が、現像液
吐出流量、現像液吐出時間、吸引流量、吸引時間、リン
ス液吐出量、吐出時間、ノズル移動速度、ハロゲンラン
プ301の出力等の制御を行う。ハロゲンランプ301
の出力制御は、ランプ301の傍らにカロリーメータ
(不図示)を配置して、その出力をモニターし、フィー
ドバックして行っている。
【0066】先ず、加工しようとする下地膜上にレジス
ト等の感光性樹脂膜102が形成されたSiウェハ10
1にKrFエキシマーステッパーによりクロムマスクを
介して露光し、感光性樹脂膜102に潜像を形成する。
【0067】その被処理基板100を基板保持具111
に水平に保持させた後に、バキュームチャックにより被
処理基板100を固定保持させる、被処理基板100の
全面に液供給可能な現像ノズル120を端部上方のイニ
シャルポジションに動かす。補助板112の上面を被処
理基板上面と同じ高さにした。
【0068】次に、ウェハ上に現像液を供給する具体的
方法を示す。加工しようとする下地膜上にレジスト等の
感光性樹脂膜が形成されたウェハにKrFエキシマース
テッパーによりクロムマスクを介して露光し、感光性樹
脂膜に潜像を形成した。そのウェハをウェハ保持具で水
平に保持し、棒状のウェハの直径とほぼ同サイズでウェ
ハ全面に液供給可能な現像ノズル120をイニシャルポ
ジションに動かす。現像液吐出流量を0.7L/mi
n、リンス液吐出流量を2.2L/min、吸引流量を
2.5L/min、移動速度0.5mm/secに設定
した。トータルの吐出量と吸引量が等しくないのは、基
板の上から現像カップの中に溢れているためである。
【0069】先ず、リンス液吐出ノズル124からリン
ス液を吐出を開始して、補助板112上、及び被処理基
板100被処理面上がリンス液で満たされた状態とし
た。被処理基板100上のリンス液膜142の膜厚は、
約1.5mmであった。
【0070】次いで、現像ノズル120を被処理基板1
00被処理面上端部からギャップ100μmを保ちなが
ら速度0.5mm/secで走査させると同時に、現像
液吐出ノズル121から現像液の吐出、薬液吸引ノズル
123による薬液の吸引、並びにハロゲンランプ301
の点灯を開始させる。
【0071】ハロゲンランプを点灯しながら現像処理す
ることにより基板及び薬液の温度が上昇し、現像反応を
より効率的に行うことができる。
【0072】ノズルがウェハ面上を横切った後、充分リ
ンスを行い、その後基板を乾燥させレジストパターン形
成を完了した。
【0073】本実施形態によれば、常に、新鮮な現像液
が被処理基板100の被処理面に直接供給され、更に、
現像液に使用した現像液は、直ちに吸引除去されるた
め、被処理基板100の被処理面において、現像液の濃
度差が生じることがない。
【0074】被処理基板100被処理面側から、ハロゲ
ンランプ301により被処理基板100を加熱すること
により、被処理基板100被処理面上の現像液膜141
が加熱され暖められる。暖められた現像液膜には対流が
起こり、現像液膜141の少なくとも一部に乱流が生じ
る。乱流の発生により、現像液の置換等を効率よく生じ
させ、パターン疎密による寸法変動等を低減する効果が
期待でき、膜処理の高精度化を達成することが可能とな
る。
【0075】また、フィルタ付き窓302により、被処
理基板100及び現像液膜141に照射される光の波長
を選択することにより、高エネルギーの光照射及び加熱
効率の向上等が図れるようになる。
【0076】また、現像液膜が加熱されて、現像時間の
短縮化も図ることができる。
【0077】なお、第1の実施形態に示したように、ノ
ズル120下面に凸部を設け、凹凸等と光による加熱等
を組み合わせて使用することもありうる。凸部126
は、現像液吐出ノズル121と薬液吸引ノズル123と
の間(図7(a)、1対の薬液吸引ノズル123の外側
の領域(図7(b)、或いは現像液吐出ノズル121と
薬液吸引ノズル123との間及び1対の薬液吸引ノズル
123の外側(図7(c))に形成されるなどの形態を
とる場合もある。なお、図7においては、リンス液吐出
ノズル124の図示を省略している。
【0078】また、図7(a)〜7(b)に示した現像
ノズル120の構成において、加熱用のランプが無い構
成(図8(a)〜(c))であっても良い。
【0079】又、光源についてもハロゲンランプに限定
されるものではなく、レーザ発振器等を用いても良い。
又、必要に応じてライトガイドやレンズ等の光学系と組
み合わせて使用することもできる。
【0080】本実施形態の場合、現像ノズル120の下
に被処理基板100を配置したが両者の位置関係は必ず
しもそういう設定である必要はなく、図9に示したよう
に上下関係が逆転する場合もありえる。
【0081】又、吐出流量、時間、スキャン速度等の処
理条件についても実施例の値に限定するものではない。
同様に現像液吐出ノズル121、薬液吸引ノズル12
3、リンス液吐出ノズル124の位置関係も上記した範
囲に限定されるものではなく、種々の変形が可能であ
る。
【0082】又、本実施例についてはウェハの現像に関
し適用例を示したが、ウェハの現像だけに限定されるも
のではない。例えば前述の光を用いて処理速度の情報を
取得し、プロセスにフィードバックするような場合にも
適用可能である。他にもウェハのウエットエッチングや
半導体製造用のフォトマスク製作プロセスにおける基板
上の感光性膜の現像、ウエットエッチング、洗浄、及び
カラーフィルター製作プロセス、及びDVD等のディスク
の加工プロセスにおける現像等においても適用可能であ
る。
【0083】例えば洗浄例の一つとして図10に示した
ように、被処理基板300の下方にリンス液吐出ノズル
321、リンス液乱流形成部材326、及び光照射部3
01,302,303を具備したノズル320を配置す
る場合もあり得る。必要に応じて該処理系全体をリンス
液中に水没させる場合もあり得る。その場合、被処理基
板表面上で生成した反応生成物310を除去する工程に
於いて、光を照射しながら且つノズル320と被処理基
板300の上下関係を逆にしておくと重力の影響によっ
て、洗浄効率をあげる方向に作用するため、被処理基板
300表面の洗浄を効果的に行うことが可能となる。
【0084】(第4の実施形態)図11は、本発明の第
4の実施形態に係わる基板現像装置における基板処理部
の概略構成を示す図である。図2,3と同一な部位には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0085】図11に示すように、現像ノズル120に
は、その内部に超音波振動子401を具備する。超音波
振動子401を駆動せることにより、現像液やリンス液
に振動を与えて流れを乱すことが可能である。
【0086】又、更には該ノズルのノズル下面はメッシ
ュ上に表面粗さが変えてある(図12)。図12に示す
ように、表面粗さRa=0.20の第1の領域411及
びRa=0.80の第2の領域の2つの領域が存在す
る。2つの領域411,412で表面での粗さを変える
ことにより、表面での液体との摩擦力が局所的に変化す
るため流れが乱れ、且つ超音波振動子による振動を組み
合わせて左右、上下方向にさらに効率よく乱流を発生す
ることが可能となる。
【0087】又、被処理基板の被処理面における薬液の
流速を早めるために、被処理基板の被処理面に対向する
現像ノズルの面の一部の薬液に対する濡れ性を被処理基
板の被処理面の薬液に対する濡れ性よりも親水性とした
表面状態で構成される場合もあり得る。
【0088】上記したように濡れ性を変えることによっ
て、図13に示すように、被処理基板100主面上での
薬液(現像液,リンス液)420の流速が現像ノズル1
20の下面での流速より早められ、Siウェハ101上
の感光性樹脂膜102のパターン間に生じる流れを大き
くすることが可能となり、感光性樹脂膜102のパター
ン間の薬液の置換の効率を上昇させることが可能とな
る。
【0089】現像時、超音波振動をノズルを介して現像
液、及びリンス液に与えつつ、実施例1と同様の処理条
件にて現像処理を行うこと以外は、他の実施形態と同様
なので、現像処理の詳しい説明を省略する。
【0090】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することが可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
処理基板主面と対向するノズル面との間に存在する薬液
膜の少なくとも一部に振動又は乱流を起こすことにより
液の置換等を効率よく生じさせ、パターン疎密による寸
法変動等を低減する効果が期待でき、膜処理の高精度化
を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる基板現像装置における
基板処理部の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施形態に係わる基板現像装置における
基板処理部の概略構成を示す図。
【図3】図1,2に示す現像ノズル120の構成を示す
図。
【図4】現像ノズルに設けられた凸部の形状を示す図。
【図5】第2の実施形態に係わる基板現像装置における
基板処理部の概略構成を示す図。
【図6】第3の実施形態に係わる基板現像装置における
基板処理部の概略構成を示す図。
【図7】現像ノズルに設けられる凸部の設置位置を示す
図。
【図8】現像ノズルに設けられる凸部の設置位置を示す
図。
【図9】現像ノズルと被処理基板との配置関係の変形例
を示す図。
【図10】基板洗浄装置における基板処理部の概略構成
を示す図。
【図11】第4の実施形態に係わる基板現像装置におけ
る基板処理部の概略構成を示す図。
【図12】第4の実施形態に係わる被処理基板に対向す
る現像ノズルの面の状態を示す平面図。
【図13】現像ノズルと被処理基板との濡れ性を変えた
場合の効果の説明に用いる図。
【符号の説明】
100…被処理基板 101…ウェハ 102…感光性樹脂膜 111…基板保持具 112…補助板 113…ギャップ測定機構 114…ギャップ調整機構 115…移動機構 120…現像ノズル 121…現像液吐出ノズル 122…振動/乱流付加用ノズル 123…薬液吸引ノズル 124…リンス液吐出ノズル 125…ヒータ 126…凸部 141…現像液膜 142…リンス液膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA24 AA25 AA28 GA30 GA60 5F046 LA03 LA13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理基板を略水平に保持する基板保持機
    構と、 前記被処理基板の被処理面に対向配置され、前記被処理
    基板に対して薬液を吐出するための薬液吐出開口と、被
    処理基板上の薬液を吸引するための薬液吸引開口とを具
    備した薬液吐出/吸引部を有する薬液吐出/吸引機構
    と、 前記薬液吐出/吸引部と前記被処理基板とを相対的に水
    平移動させる移動機構と、 前記薬液吐出/吸引部から前記被処理基板上に吐出され
    た薬液の液膜の少なくとも一部に振動,対流又は乱流を
    与える振動/乱流付加機構とを具備することを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記薬液吐出/吸引機構には、前記薬液吐
    出開口及び前記薬液吸引開口を、前記相対的な水平移動
    方向に、挟むように設けられ、前記薬液吐出開口から吐
    出される薬液と異なる第2の薬液を前記被処理面に対し
    て吐出する第2の薬液吐出開口が1対以上更に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記振動/乱流付加機構が、前記被処理基
    板及び、該被処理基板上に吐出された薬液の少なくとも
    一方を加熱する加熱機構であることを特徴とする請求項
    1に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】前記加熱機構は、 前記薬液吐出/吸引部の被処理基板と対向する面に設け
    られた窓と、 前記窓を介して前記被処理基板及び該被処理基板上の薬
    液の少なくとも一方に対して、光を照射する光源とを具
    備してなることを特徴とする請求項3に記載の基板処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記加熱機構は、 前記被処理基板の被処理面と逆の面に対向して設けら
    れ、前記被処理基板に対して光を照射する光源を具備し
    てなることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記振動/乱流付加機構は、薬液吐出/吸
    引部の被処理基板の被処理面に対向する面に配置形成さ
    れた、複数の凸部で構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】前記凸部は、直線状、或いはまだら状に配
    置されていることを特徴とする請求項6に記載の基板処
    理装置。
  8. 【請求項8】前記複数の凸部の少なくとも一部は、角状
    あるいは滑らかに形成されていることを特徴とする請求
    項6に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】前記振動/乱流付加機構が、前記薬液吐出
    /吸引部に設置された超音波振動子であることを特徴と
    する請求項1に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】前記振動/乱流付加機構が、前記被処理
    基板の被処理面に対向する前記薬液吐出/吸引部の面が
    薬液に対する接触角の異なる2種類以上の表面状態で構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板処
    理装置。
  11. 【請求項11】前記被処理基板の被処理面に対向する前
    記薬液吐出/吸引部の面の一部の薬液に対する濡れ性
    を、被処理基板の被処理面の薬液に対する濡れ性よりも
    親水性とした表面状態で構成されることを特徴とした請
    求項1に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】前記薬液吐出開口に薬液を供給する輸送
    経路に薬液加熱機能が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】前記振動/乱流付加機構が、該薬液吐出
    開口と該薬液吸引開口との間に少なくとも一つ以上配置
    された、薬液或いは気体を吐出する薬液/気体吐出開口
    であることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装
    置。
  14. 【請求項14】被処理面が略水平に保持された被処理基
    板に対して薬液吐出/吸引部の薬液吐出開口から薬液を
    前記被処理基板に対して連続的に吐出すると共に、前記
    薬液吐出開口に隣接して前記薬液吐出/吸引部に配置さ
    れた薬液吸引開口にて前記被処理面上の薬液を連続的に
    吸引しつつ、前記薬液吐出/吸引部と前記被処理基板と
    を相対的に水平移動させながら前記被処理面を薬液処理
    する基板処理方法であって、 前記薬液吐出/吸引部と前記被処理面との間、且つ前記
    薬液吐出開口と前記薬液吸引開口との間の領域における
    間隙には、常に新鮮な薬液を供給すると共に、被処理面
    上の薬液に対して振動、対流又は乱流を生じさせること
    を特徴とする基板処理方法。
  15. 【請求項15】前記薬液吐出/吸引部と前記被処理面と
    の間、且つ前記薬液吐出開口と前記薬液吸引開口との間
    の領域において、前記被処理基板及び被処理面上の薬液
    の少なくとも一方を加熱して被処理面上の薬液に対して
    振動、対流又は乱流を生じさせることを特徴とする請求
    項14に記載の基板処理方法。
  16. 【請求項16】前記被処理基板及び被処理面上の薬液の
    少なくとも一方の加熱に光を用いることを特徴とする請
    求項15に記載の基板処理方法。
  17. 【請求項17】前記被処理基板の被処理面に光を照射し
    て加熱することを特徴とする請求項16に記載の基板処
    理方法。
  18. 【請求項18】前記被処理基板の被処理面と逆側の面に
    対して光を照射して加熱することを特徴とする請求項1
    6に記載の基板処理方法。
  19. 【請求項19】前記薬液吐出/吸引部に設けられた超音
    波振動子により前記薬液に対して振動を与えることによ
    り、被処理面上の薬液に対して振動、対流又は乱流を生
    じさせることを特徴とする請求項14に記載の基板処理
    方法。
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