JP2002342508A - 自動車の故障検出と修理依頼システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の故障部位と故障地点を自動的に検出
し、故障地点近傍の複数の修理業者から修理条件の良い
業者を選択するシステムおよび方法を提供する。 【解決手段】 コンピュータ搭載自動車１０と、受付セ
ンター２０と、複数の修理業者３０と、これらを接続す
るネットワーク１００とから構成され、コンピュータ搭
載自動車１０からの故障連絡と故障地点を受信した受付
センター２０が、予め保有する診断プログラムにより故
障部位を特定し、故障地点の近傍の修理業者に見積もり
を要求し、提示された見積もりをコンピュータ搭載自動
車１０に送信し、修理条件のよい修理業者を選択するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車が走行中に
故障した場合、車に搭載したコンピュータにより故障と
故障地点を自動的に検出し、修理を依頼するシステムお
よび方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、車の走行中に故障が発生すると修
理業者に修理を依頼することが行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに走行中に故障した場合においては、緊急処置をとる
必要があることから、定常修理に比べて高額の修理費や
その他の条件面でも修理業者の言いなりにならざるを得
ない傾向にあった。

【０００４】本発明はこれらの状況を改善するものであ
り、自動車の故障部位と故障地点とを自動的に検出し、
故障地点近傍の複数の修理業者から修理条件の良い業者
を選択するシステムおよび方法を提供することを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、自動
車が走行中に故障した場合、車に搭載したコンピュータ
により故障と故障地点を自動的に検出し、修理を依頼す
る方法に関する発明であり、故障および故障地点検出機
能を有するコンピュータ搭載自動車からの故障連絡と故
障地点を受信した受付センターが、予め保有する診断プ
ログラムにより故障部位を特定し、故障地点の近傍の修
理工場に修理依頼することを特徴とする。

【０００６】具体的には、本発明は、自動車に設けられ
た情報処理端末と、この情報処理端末とネットワークを
介して接続される受付センターとを備える自動車の故障
検出と修理依頼システムであって、前記情報処理端末
は、前記情報処理端末が設けられた自動車の故障状態を
検知する故障検知手段と、前記情報処理端末が設けられ
た自動車の故障地点を求める故障地点特定手段と、少な
くとも前記検知された故障状態を含む故障情報を作成
し、この作成された故障情報と前記求められた故障地点
に関する故障地点情報とを前記受付センターへ送信する
故障通報手段とを有し、前記受付センターは、前記情報
処理端末から送信された前記故障情報に基づいて前記自
動車の故障部位を特定する故障部位特定手段と、前記情
報処理端末から送信された前記故障地点情報に基づい
て、所定の修理業者データベースを用いて前記故障地点
近傍の修理業者を検索する修理業者検索手段と、前記検
索された修理業者に対して前記特定された故障部位に関
する故障部位情報を送信し、各修理業者の修理条件の提
示を求める修理条件要求手段と、前記各修理業者から送
信された修理条件を前記情報処理端末へ送信する修理条
件送信手段とを有する自動車の故障検出と修理依頼シス
テムを含む。

【０００７】また、本発明は、自動車に設けられた情報
処理端末と、この情報処理端末とネットワークを介して
接続される受付センターとを備える自動車の故障検出と
修理依頼システムであって、前記情報処理端末は、前記
情報処理端末が設けられた自動車の故障状態を検知する
故障検知手段と、前記情報処理端末が設けられた自動車
の故障地点を求める故障地点特定手段と、少なくとも前
記検知された故障状態および自動車の諸元を含む故障情
報を作成し、この作成された故障情報と前記求められた
故障地点に関する故障地点情報とを前記受付センターへ
送信する故障通報手段と、前記受付センターから送信さ
れた診断プログラムを用いて前記情報処理端末が設けら
れた自動車の診断を行い、自動車の診断結果を前記受付
センターへ送信する診断手段とを有し、前記受付センタ
ーは、前記情報処理端末から送信された前記故障情報に
基づいて、所定の診断プログラムデータベースを用いて
適切な診断プログラムを検索し、この検索された診断プ
ログラムを前記情報処理端末へ送信する診断プログラム
検索手段と、前記情報処理端末から送信された前記自動
車の診断結果に基づいて前記自動車の故障部位を特定す
る故障部位特定手段と、前記情報処理端末から送信され
た前記故障地点情報に基づいて、所定の修理業者データ
ベースを用いて前記故障地点近傍の修理業者を検索する
修理業者検索手段と、前記検索された修理業者に対して
前記特定された故障部位に関する故障部位情報を送信
し、各修理業者の修理条件の提示を求める修理条件要求
手段と、前記各修理業者から送信された修理条件を前記
情報処理端末へ送信する修理条件送信手段とを有する自
動車の故障検出と修理依頼システムも含む。

【０００８】これらの場合において、前記故障部位特定
手段は、少なくとも過去の故障事例が格納される故障事
例データベースを用いて前記自動車の故障部位を特定す
るようにすると好適である。

【０００９】また、これらの場合において、前記情報処
理端末は、前記受付センターから送信された前記各修理
業者の修理条件を比較し、所定の業者選定条件に基づい
て修理業者を選択して修理業者の選択結果を前記受付セ
ンターへ送信する修理業者選択手段をさらに有し、前記
受付センターは、前記情報処理端末から送信された前記
修理業者の選択結果に基づいて、選択された修理業者へ
修理を依頼する修理依頼手段をさらに有する自動車の故
障検出と修理依頼システムも本発明に含まれる。

【００１０】さらに、上記システムの発明は、方法の発
明としても成立する。

【００１１】本明細書における手段は、ハードウェア、
ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの
組み合わせにより実現可能である。

【００１２】また、１つの手段が有する機能が２つ以上
のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよ
びソフトウェアの組み合わせにより実現されても、２つ
以上の手段の機能が１つのハードウェア、ソフトウェア
またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせに
より実現されても良い。ハードウェアおよびソフトウェ
アの組み合わせによる実行は、所定のプログラムを有す
るコンピュータ・システムにおける実行が典型的な例で
ある。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。

【００１４】図１は、本発明の実施の形態に係る自動車
の故障検出と修理依頼システムの全体の構成図であり、
図２は、コンピュータ搭載自動車の自動車搭載装置の構
成図であり、図４は、自動車の機能チェックの一例を示
す図であり、図５は、修理見積もりの一例を示す図であ
る。

【００１５】図１に示すように、本発明の実施の形態に
係る自動車の故障検出と修理依頼システムは、コンピュ
ータ搭載自動車１０，受付センター２０および複数の修
理業者３０より構成されており、各々インターネット等
のネットワーク１００を介して接続されている。

【００１６】コンピュータ搭載自動車１０は、図２に示
すような、処理装置１０１と地図情報１０２とを備える
自動車搭載装置１１を保有する自動車であり、自動車搭
載装置１１は、自動車の故障および故障地点の検出機能
を有する。

【００１７】処理装置１０１は、パーソナルコンピュー
タ，携帯端末等の情報処理装置であり、図４に示すよう
な車の運転状況を常時監視して異常時を検出する機能と
地図情報１０２により故障地点の検出を行う機能とを有
する。処理装置１０１は、例えば図示しないＧＰＳ受信
装置を用いて故障地点を求めるようにしてもよい。

【００１８】また、処理装置１０１は、インターネット
１００を介して受付センター２０とデータ通信を行う機
能を有し、故障情報および故障地点情報を作成して受付
センター２０へ送信する機能を有する。

【００１９】そして、処理装置１０１は、受付センター
２０から送信された診断プログラムを受信し、処理装置
が搭載された自動車の診断を行い、診断結果を受付セン
ター２０へ送信する機能を有する。

【００２０】更に処理装置１０１は、受付センター２０
から送付された修理業者３０の修理条件（修理費用，修
理期間，付帯サービス等）を、予め登録された業者選定
条件を元に自動判定して最適な修理業者を選択し、選択
結果を受付センター２０へ送信する機能を有する。

【００２１】地図情報１０２は全国の地図が格納された
データベースである。

【００２２】受付センター２０は、例えばワークステー
ション，汎用コンピュータ等の情報処理装置を備え、イ
ンターネット１００を介して処理装置１０１および修理
業者３０とデータ通信を行う機能を有する。

【００２３】また、受付センター２０は、診断プログラ
ムＤＢ２０１、故障事例ＤＢ２０２および修理業者ＤＢ
２０３のデータベースを保有する修理依頼の受付センタ
ーであり、コンピュータ搭載自動車１０からの故障情報
を受理して、適切な診断プログラムを選択して処理装置
１０１へ送信し、診断プログラムの診断結果に基づいて
故障部位を特定する機能を有する。

【００２４】更に、受付センター２０はコンピュータ搭
載自動車１０からの故障地点情報を受理して、予め登録
された修理業者３０を検索して前記故障地点の近傍の複
数の修理業者３０を選択する機能と、選択された修理業
者３０に特定された故障部位を送信して修理見積もり
（修理条件）依頼を行う機能を有する。

【００２５】そして、受付センター２０は、修理業者３
０から送信された修理条件を処理装置１０１へ送信し、
処理装置１０１から送信された選択結果情報に基づいて
選択された修理業者３０へ修理を依頼する機能を有す
る。

【００２６】診断プログラムＤＢ２０１は全ての自動車
のメーカ、型式および年代（年式）等に対応する診断プ
ログラムが格納されている。

【００２７】故障事例ＤＢ２０２は過去の故障事例や全
ての自動車の機能／性能等が格納されており、診断プロ
グラムの診断結果より故障部位を抽出する際に使用され
る。

【００２８】修理業者ＤＢ２０３は予め登録された自動
車の修理業者が格納されたデータベースであり、コンピ
ュータ搭載自動車１０から送付された故障地点情報によ
り、該地点の近傍の修理業者を選択する際、使用され
る。なお、修理業者ＤＢ２０３は、データの項目として
各修理業者の住所情報を少なくとも有する。

【００２９】複数の修理業者３０は予め受付センター２
０に登録された複数の修理業者であり、受付センター２
０の依頼により図５に示すような修理見積もりを作成す
る。

【００３０】各修理業者３０は、パーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置，ファクシミリ等を備え、インター
ネット１００を介して受付センター２０とデータ通信を
行う機能を有する。

【００３１】（実施の形態の動作）次に図１，図２，図
３，図４および図５を用いて本発明の実施の形態に係る
自動車の故障検出と修理依頼システムの動作を詳細に説
明する。ここで、図３は、本発明の実施の形態に係る自
動車の故障検出と修理依頼システムの動作を説明するフ
ローチャートである。

【００３２】通常の運行時には、自動車に搭載された処
理装置１０１は図４に示すように各機能をチェックして
故障が発生していないことを確認しているが、突然トラ
ブルが発生した場合について説明する。

【００３３】トラブルの内容は図４に示すようにガソリ
ンの消費量が急に３ｋｍ／リットルに低下した場合を記
述する。

【００３４】本状況はコンピュータ搭載自動車１０の処
理装置１０１にて直ちに検出され、処理装置１０１は、
図４の（故障の一例）にて示すように現象ＡＡＡＡ（こ
の場合には、通常の走行でガソリンの消費が１リットル
当たり７ｋｍ〜９ｋｍのところ、急に１リットル当たり
３ｋｍに低下した）と処理装置１０１のメールアドレス
ＢＢＢＢおよびメーカ、型式、年式等の自動車の諸元Ｃ
ＣＣＣ並びに地図情報１０２から割り出した故障地点Ｄ
ＤＤＤの情報をインターネット１００を介して受付セン
ター２０へ送付する（ステップＣ１）。

【００３５】受付センター２０は該情報を受信すると現
象ＡＡＡＡ、車の諸元ＣＣＣＣに基づいて診断プログラ
ムＤＢ２０１を検索し、診断プログラムＥＥＥＥを選出
してインターネット１００を介してメールアドレスＢＢ
ＢＢのコンピュータ搭載自動車１０（処理装置１０１）
へ送付する（ステップＣ２）。

【００３６】コンピュータ搭載自動車１０は処理装置１
０１により診断プログラムＥＥＥＥにて自己診断を実施
し、診断結果ＦＦＦＦをインターネット１００を介して
受付センター２０へ送付する（ステップＣ３）。

【００３７】受付センター２０は故障事例ＤＢ２０２を
検索し、診断結果ＦＦＦＦから故障部位ＧＧＧＧを抽出
する（ステップＣ４）。

【００３８】次に受付センター２０は故障地点ＤＤＤＤ
に基づいて修理業者ＤＢ２０３を検索し、故障地点ＤＤ
ＤＤの近傍の複数の修理業者３０を選出し、これら選出
した修理業者３０へ前記故障部位ＧＧＧＧの情報をイン
ターネット１００を介して送付し、修理の見積もり（修
理条件）依頼をする（ステップＣ５）。

【００３９】修理業者３０は故障部位ＧＧＧＧについて
図５の一例に示すような修理見積もりを作成し、インタ
ーネット１００を介して受付センター２０へ送付する
（ステップＣ６）。

【００４０】受付センター２０は複数の修理業者３０か
らの修理見積もりをインターネット１００を介してコン
ピュータ搭載自動車１０へ送付する（ステップＣ７）。

【００４１】コンピュータ搭載自動車１０の処理装置１
０１は予め登録した業者選定条件を元に複数の業者から
の見積もり（修理条件）を自動的に比較して、例えば図
５の条件では、 １．値段が安い ・・・業者Ｏを選定 ２．代車を用意して貰える・・・業者Ｏを選定 その結果、図５の業者Ｏを決定するという方法で修理業
者を選択し、選択結果情報を受付センター２０へ送付す
る（ステップＣ８）。

【００４２】受付センター２０はインターネット１００
を介して、選択された修理業者３０へ修理を依頼する
（ステップＣ９）。

【００４３】修理業者３０により修理を実施して本発明
は終了する（ステップＣ１０）。

【００４４】なお、業者選定条件は、図示しないキーボ
ード，タッチパネル，ポインティングデバイス等の入力
装置から入力されてもよい。

【００４５】また、処理装置１０１は、複数の業者から
の見積もりを図示しない液晶ディスプレイ等の表示装置
に表示し、ユーザが適切な修理業者を選択する構成とす
ることもできる。

【００４６】（他の実施の形態）上記実施の形態では故
障修理に限定して説明したが、以下に他の実施の形態に
ついて説明する。

【００４７】以下は車の車検を受ける場合について記述
し、全体の構成は図１で修理業者３０を車検業者３０と
置き換えて説明する。

【００４８】まず、コンピュータ搭載自動車１０から受
付センター２０へ車検依頼する。

【００４９】受付センター２０は予め登録された複数の
車検業者３０に車検費用の見積もり依頼を行う。

【００５０】複数の車検業者３０から費用の見積もりが
例えば車検期間中の代車の貸し出し等のサービスを付加
して返送され、本内容をコンピュータ搭載自動車１０が
受け取る。

【００５１】コンピュータ搭載自動車１０の処理装置１
０１は予め登録された業者選定条件より一番条件の良い
車検業者を自動選択する。

【００５２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
常にコンピュータにより全ての機能チェックを実施して
いるので、少しでも調子が悪い時は事前に検出が可能で
ある。

【００５３】また、故障時は直ちに検知して自動的に診
断プログラムにより故障部位を検出し、人手を介さない
ので、ミスが発生せず、コンピュータによる処理である
ので、処理時間が早い。

【００５４】そして、複数の修理業者から修理条件の良
い業者を選択でき、修理業者の言いなりになることを回
避できる。

【００５５】さらに、故障地点の近傍の修理業者を選択
できるので、修理時間が早くなるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る自動車の故障検出と
修理依頼システムの全体の構成図である。

【図２】コンピュータ搭載自動車の自動車搭載装置の構
成図である。

【図３】本発明の実施の形態に係る自動車の故障検出と
修理依頼システムの動作を説明するフローチャートであ
る。

【図４】自動車の機能チェックの一例を示す図である。

【図５】修理見積もりの一例を示す図である。

【符号の説明】

１０ コンピュータ搭載自動車 １１ 自動車搭載装置 ２０ 受付センター ３０ 修理業者 １００ インターネット １０１ 処理装置 １０２ 地図情報 ２０１ 診断プログラムＤＢ ２０２ 故障事例ＤＢ ２０３ 修理業者ＤＢ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車に設けられた情報処理端末と、この
   情報処理端末とネットワークを介して接続される受付セ
   ンターとを備える自動車の故障検出と修理依頼システム
   であって、 前記情報処理端末は、前記情報処理端末が設けられた自
   動車の故障状態を検知する故障検知手段と、前記情報処
   理端末が設けられた自動車の故障地点を求める故障地点
   特定手段と、少なくとも前記検知された故障状態を含む
   故障情報を作成し、この作成された故障情報と前記求め
   られた故障地点に関する故障地点情報とを前記受付セン
   ターへ送信する故障通報手段とを有し、 前記受付センターは、前記情報処理端末から送信された
   前記故障情報に基づいて前記自動車の故障部位を特定す
   る故障部位特定手段と、前記情報処理端末から送信され
   た前記故障地点情報に基づいて、所定の修理業者データ
   ベースを用いて前記故障地点近傍の修理業者を検索する
   修理業者検索手段と、前記検索された修理業者に対して
   前記特定された故障部位に関する故障部位情報を送信
   し、各修理業者の修理条件の提示を求める修理条件要求
   手段と、前記各修理業者から送信された修理条件を前記
   情報処理端末へ送信する修理条件送信手段とを有する自
   動車の故障検出と修理依頼システム。
2. 【請求項２】自動車に設けられた情報処理端末と、この
   情報処理端末とネットワークを介して接続される受付セ
   ンターとを備える自動車の故障検出と修理依頼システム
   であって、 前記情報処理端末は、前記情報処理端末が設けられた自
   動車の故障状態を検知する故障検知手段と、前記情報処
   理端末が設けられた自動車の故障地点を求める故障地点
   特定手段と、少なくとも前記検知された故障状態および
   自動車の諸元を含む故障情報を作成し、この作成された
   故障情報と前記求められた故障地点に関する故障地点情
   報とを前記受付センターへ送信する故障通報手段と、前
   記受付センターから送信された診断プログラムを用いて
   前記情報処理端末が設けられた自動車の診断を行い、自
   動車の診断結果を前記受付センターへ送信する診断手段
   とを有し、 前記受付センターは、前記情報処理端末から送信された
   前記故障情報に基づいて、所定の診断プログラムデータ
   ベースを用いて適切な診断プログラムを検索し、この検
   索された診断プログラムを前記情報処理端末へ送信する
   診断プログラム検索手段と、前記情報処理端末から送信
   された前記自動車の診断結果に基づいて前記自動車の故
   障部位を特定する故障部位特定手段と、前記情報処理端
   末から送信された前記故障地点情報に基づいて、所定の
   修理業者データベースを用いて前記故障地点近傍の修理
   業者を検索する修理業者検索手段と、前記検索された修
   理業者に対して前記特定された故障部位に関する故障部
   位情報を送信し、各修理業者の修理条件の提示を求める
   修理条件要求手段と、前記各修理業者から送信された修
   理条件を前記情報処理端末へ送信する修理条件送信手段
   とを有する自動車の故障検出と修理依頼システム。
3. 【請求項３】前記故障部位特定手段は、少なくとも過去
   の故障事例が格納される故障事例データベースを用いて
   前記自動車の故障部位を特定する請求項１または２に記
   載の自動車の故障検出と修理依頼システム。
4. 【請求項４】前記情報処理端末は、前記受付センターか
   ら送信された前記各修理業者の修理条件を比較し、所定
   の業者選定条件に基づいて修理業者を選択して修理業者
   の選択結果を前記受付センターへ送信する修理業者選択
   手段をさらに有し、 前記受付センターは、前記情報処理端末から送信された
   前記修理業者の選択結果に基づいて、選択された修理業
   者へ修理を依頼する修理依頼手段をさらに有する請求項
   １〜３のいずれかに記載の自動車の故障検出と修理依頼
   システム。
5. 【請求項５】自動車に設けられた情報処理端末と、この
   情報処理端末とネットワークを介して接続される受付セ
   ンターとを備える自動車の故障検出と修理依頼システム
   において、 前記情報処理端末の故障検知手段が、前記情報処理端末
   が設けられた自動車の故障状態を検知するステップと、 前記情報処理端末の故障地点特定手段が、前記情報処理
   端末が設けられた自動車の故障地点を求めるステップ
   と、 前記情報処理端末の故障通報手段が、少なくとも前記検
   知された故障状態を含む故障情報を作成し、この作成さ
   れた故障情報と前記求められた故障地点に関する故障地
   点情報とを前記受付センターへ送信するステップと、 前記受付センターの故障部位特定手段が、前記情報処理
   端末から送信された前記故障情報に基づいて前記自動車
   の故障部位を特定するステップと、 前記受付センターの修理業者検索手段が、前記情報処理
   端末から送信された前記故障地点情報に基づいて、所定
   の修理業者データベースを用いて前記故障地点近傍の修
   理業者を検索するステップと、 前記受付センターの修理条件要求手段が、前記検索され
   た修理業者に対して前記特定された故障部位に関する故
   障部位情報を送信し、各修理業者の修理条件の提示を求
   めるステップと、 前記受付センターの修理条件送信手段が、前記各修理業
   者から送信された修理条件を前記情報処理端末へ送信す
   るステップとを含む自動車の故障検出と修理依頼方法。
6. 【請求項６】自動車に設けられた情報処理端末と、この
   情報処理端末とネットワークを介して接続される受付セ
   ンターとを備える自動車の故障検出と修理依頼システム
   において、 前記情報処理端末の故障検知手段が、前記情報処理端末
   が設けられた自動車の故障状態を検知するステップと、 前記情報処理端末の故障地点特定手段が、前記情報処理
   端末が設けられた自動車の故障地点を求めるステップ
   と、 前記情報処理端末の故障通報手段が、少なくとも前記検
   知された故障状態および自動車の諸元を含む故障情報を
   作成し、この作成された故障情報と前記求められた故障
   地点に関する故障地点情報とを前記受付センターへ送信
   するステップと、 前記受付センターの診断プログラム検索手段が、前記情
   報処理端末から送信された前記故障情報に基づいて、所
   定の診断プログラムデータベースを用いて適切な診断プ
   ログラムを検索し、この検索された診断プログラムを前
   記情報処理端末へ送信するステップと、 前記情報処理端末の診断手段が、前記受付センターから
   送信された前記診断プログラムを用いて前記情報処理端
   末が設けられた自動車の診断を行い、自動車の診断結果
   を前記受付センターへ送信するステップと、 前記受付センターの故障部位特定手段が、前記情報処理
   端末から送信された前記自動車の診断結果に基づいて前
   記自動車の故障部位を特定するステップと、前記受付セ
   ンターの修理業者検索手段が、前記情報処理端末から送
   信された前記故障地点情報に基づいて、所定の修理業者
   データベースを用いて前記故障地点近傍の修理業者を検
   索するステップと、 前記受付センターの修理条件要求手段が、前記検索され
   た修理業者に対して前記特定された故障部位に関する故
   障部位情報を送信し、各修理業者の修理条件の提示を求
   めるステップと、 前記受付センターの修理条件送信手段が、前記各修理業
   者から送信された修理条件を前記情報処理端末へ送信す
   るステップとを含む自動車の故障検出と修理依頼方法。
7. 【請求項７】前記情報処理端末の修理業者選択手段が、
   前記受付センターから送信された前記各修理業者の修理
   条件を比較し、所定の業者選定条件に基づいて修理業者
   を選択して修理業者の選択結果を前記受付センターへ送
   信するステップと、 前記受付センターの修理依頼手段が、前記情報処理端末
   から送信された前記修理業者の選択結果に基づいて、選
   択された修理業者へ修理を依頼するステップとをさらに
   含む請求項５または６に記載の自動車の故障検出と修理
   依頼方法。
8. 【請求項８】自動車に設けられた情報処理端末と、この
   情報処理端末とネットワークを介して接続される受付セ
   ンターとを備える自動車の車検依頼システムにおいて、 前記情報処理端末の車検問合せ手段が、所定の車検問合
   せを前記受付センターへ送信するステップと、 前記受付センターの車検業者検索手段が、前記情報処理
   端末から送信された前記車検問合せに基づいて、所定の
   車検業者データベースを用いて複数の車検業者を検索す
   るステップと、 前記受付センターの車検見積要求手段が、前記検索され
   た複数の車検業者に対して、車検見積の提示を求めるス
   テップと、 前記受付センターの車検見積送信手段が、前記複数の車
   検業者から送信された少なくとも車検費用および付帯サ
   ービスを含む車検見積を前記情報処理端末へ送信するス
   テップと、 前記情報処理端末の車検業者選択手段が、前記受付セン
   ターから送信された前記複数の車検業者の車検見積を比
   較し、所定の業者選定条件に基づいて車検業者を選択し
   て車検業者の選択結果を前記受付センターへ送信するス
   テップと、 前記受付センターの車検依頼手段が、前記情報処理端末
   から送信された前記車検業者の選択結果に基づいて、選
   択された車検業者へ車検を依頼するステップとを含む車
   検依頼方法。