JP2002334168A - 車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠隔故障診断装置 - Google Patents

車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠隔故障診断装置

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JP2002334168A
JP2002334168A JP2001137469A JP2001137469A JP2002334168A JP 2002334168 A JP2002334168 A JP 2002334168A JP 2001137469 A JP2001137469 A JP 2001137469A JP 2001137469 A JP2001137469 A JP 2001137469A JP 2002334168 A JP2002334168 A JP 2002334168A
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JP2001137469A
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Hiroshi Omura
博志 大村
Koji Hosoda
浩司 細田
Shigefumi Hirabayashi
繁文 平林
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーラ及び/又はサービス工場(修理工
場)に出向くことなく、簡易に車両の故障診断及び検査
を行なうことができ、それにより、安全性確保を容易で
確実なものとすることができる、車両の遠隔故障診断用
サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔故障診断用プロ
グラム、及び、車載の遠隔故障診断装置等を提供する。 【解決手段】 本発明は、車両を遠隔的に診断する車両
の遠隔故障診断用サーバ6であって、車両36で行なわ
れた検査の結果を受信すると共にその検査結果を解析し
て故障内容を検出する故障内容検出手段と、この故障内
容検出手段により検出された故障内容を車両の走行可能
性を示す走行レベル(走行可能、ゆっくり走行、走行不
可)に分け、この走行レベルに対応する故障対応ガイダ
ンスを車両に送信する故障対応ガイダンス送信手段と、
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の遠隔故障診
断用サーバ等に係り、特に、車両の故障診断や、定期検
査、部品発注等を車両から離れた遠隔地から行なうよう
にした、車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障
診断方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠
隔故障診断装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の故障診断を行なう種々
の技術が知られている。例えば、特開平10−1001
3号公報には、ディーラのサービス工場等に配置された
セレクトモニタ(故障診断装置)を用いて車両の故障診
断を行なうようにした故障診断装置が開示されている。
即ち、この公報に記載のものは、先ず、車載のセンサ・
スイッチ類やアクチュエータ類のデータ等の車両データ
を記憶する電子制御装置が車両に搭載され、一方、ディ
ーラのサービス工場等には、セレクトモニタ(故障診断
装置)が配置されている。このセレクトモニタは、この
車載の電子制御装置からこれらの各種の車両データであ
る内部データを読み出すと共に、自らも計測機能を有
し、この自己計測した車両のデータと車載の電子制御装
置から読み出した内部データとを同時に表示させること
で、対応するデータの比較検討が容易に行なえるように
なっている。このようにして、この公報記載の故障診断
装置は、車載の電子制御装置から読み出したデータの妥
当性を容易に判断可能とし、診断効率を向上させるよう
にしている。
【0003】次に、特開平11−51817号公報に
は、車両の自己診断情報をイグニッション・キーに保存
させ、このイグニッション・キーから読み出した診断情
報から故障箇所、故障状態等を詳細に解析するようにし
た故障検出装置が開示されている。具体的に説明すれ
ば、この公報の記載のものは、イグニッション・キーを
シリンダ錠から取り出すとき、車両の送信機が自己診断
情報を出力し、イグニッション・キーの受信機がこの情
報を受信し、車両の自己診断情報がイグニッション・キ
ーのメモリに記憶される。この自己診断情報を保存した
イグニッション・キーから、キー情報リーダを使ってそ
の診断情報が読み出され、パソコンに入力され、このパ
ソコンにより故障箇所・故障状態等を詳細に検出するよ
うになっている。この公報記載のものによれば、イグニ
ッション・キーは車両から取り外して携帯する唯一の部
品であるから、このキーを預かったディーラが、キーよ
り自己診断情報を読み出して故障個所、故障状態等を検
出することができるから、故障修理や交換部品などに必
要な費用、車両の納期などについて直ちに明示すること
ができるといった効果がある。
【0004】さらに、特開平11−223578号公報
には、車両の自己診断による異常に基づく故障診断情報
が車両から基地局側に無線にて送信され、その後、その
故障診断情報に対応した車両の異常が解消(修復)され
たときには、その異常解消情報(修理済コード)が、車
両から基地局へ同様に無線にて送信されるようにした車
両診断システムが開示されている。この公報記載のもの
によれば、基地局にて車両の故障診断情報が受信されそ
の後に対応する修理済コードが受信されたときには、基
地局からユーザに対する車両の点検・修理・整備に関す
る要請を省略することができ、車両と基地局との相互間
の無駄な処理を無くすことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、いずれも、車両自身が故障診断機能を備
え、この自己故障診断機能により得られた故障診断情報
を、何らかの手段、例えば、故障診断装置(セレクトモ
ニタ)、イグニッション・キー、基地局への無線による
送信、を介して、ディーラを含む外部に連絡するように
してものである。
【0006】一方、本発明者らは、インターネットの普
及に伴い、将来、インターネット等のネットワークを用
いた遠隔故障診断の必要性が増大するとした新規の課題
を見い出した。上述した従来技術のうち、第3の公報に
記載されたものは、無線により、車両の故障診断情報を
基地局に送るようにしたものであるが、基地局は、この
故障診断情報に基づき、車両側(ユーザ側)にこの故障
診断情報に対応した車両の点検・修理・整備に関する要
請を行なう程度であり、遠隔故障診断とは言い難い程度
の内容である。従って、現状では、車両の遠隔故障診断
に対する具体的な提案は何らなられていないのである。
【0007】このように、本発明は、車両の遠隔故障診
断に対する具体的な提案を行なうという新規な課題を達
成するためになされたものであり、ディーラ及び/又は
サービス工場(修理工場)に出向くことなく、簡易に車
両の故障診断及び検査を行なうことができ、それによ
り、安全性確保を容易で確実なものとすることができ
る、車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断
方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠隔故
障診断装置等を提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、車両が故障であると診断
された場合に、車両側に故障診断ガイダンスを送信する
ことにより、ユーザに故障のレベルを知らせることがで
きる、車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診
断方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠隔
故障診断装置等を提供することを目的としている。さら
に、本発明は、車両が故障であると診断された場合に、
修理工場(サービス工場)への連絡、故障部品の発注、
修理予約等を容易且つ確実に行うことができる、車両の
遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔
故障診断用プログラム、車載の遠隔故障診断システム、
及び、車両の遠隔故障診断システム等を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1乃至請求項49に記載された発明が提
供される。請求項1乃至請求項11に記載された本発明
の第1の発明は、車両の遠隔故障診断用サーバを対象と
した発明である。請求項12乃至請求項22に記載され
た本発明の第2の発明は、遠隔故障診断用サーバが実施
する車両の遠隔故障診断方法を対象とした発明である。
請求項23乃至請求項33に記載された本発明の第3の
発明は、遠隔故障診断用サーバが実行する車両の遠隔故
障診断用のプログラムを対象とした発明である。請求項
34乃至請求項41に記載された本発明の第4の発明
は、車載の遠隔故障診断装置を対象とした発明である。
請求項42及び請求項49に記載された本発明の第5の
発明は、車両で実行される遠隔故障診断用プログラムを
対象とした発明である。
【0010】本発明の第1の発明は、車両を遠隔的に診
断する車両の遠隔故障診断用サーバであって、車両で行
なわれた検査の結果を受信すると共にその検査結果を解
析して故障内容を検出する故障内容検出手段と、この故
障内容検出手段により検出された故障内容を車両の走行
可能性を示す走行レベルに分け、この走行レベルに対応
する故障対応ガイダンスを車両に送信する故障対応ガイ
ダンス送信手段と、を有することを特徴としている。
【0011】本発明の第2の発明は、車両を遠隔的に診
断する車両の遠隔故障診断方法であって、車両で行なわ
れた検査の結果を受信すると共にその検査結果を解析し
て故障内容を検出する故障内容検出工程と、この故障内
容検出工程により検出された故障内容を車両の走行可能
性を示す走行レベルに分け、この走行レベルに対応する
故障対応ガイダンスを車両に送信する故障対応ガイダン
ス送信工程と、を有することを特徴としている。
【0012】本発明の第3の発明は、車両で行なわれた
検査の結果を受信すると共にその検査結果を解析して故
障内容を検出し、この検出された故障内容を車両の走行
可能性を示す走行レベルに分け、この走行レベルに対応
する故障対応ガイダンスを車両に送信するようにサーバ
のコンピュータを制御するための車両の遠隔故障診断用
プログラムである。
【0013】本発明の第4の発明は、車両を遠隔的に診
断する車載の遠隔故障診断装置であって、車両で行なわ
れた検査の結果を外部サーバに送信する送信手段と、外
部サーバがこの送信された検査結果を解析して得た故障
内容を外部サーバから受信する受信手段と、外部サーバ
が生成した故障内容により分けられた車両の走行可能性
を示す走行レベルに対応する故障対応ガイダンスを外部
サーバから受信して車載ディスプレイに表示する故障対
応ガイダンス表示手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0014】本発明の第5の発明は、車両で行なわれた
検査の結果を外部サーバに送信し、外部サーバがこの送
信された検査結果を解析して得た故障内容を外部サーバ
から受信し、外部サーバが生成した故障内容により分け
られた車両の走行可能性を示す走行レベルに対応する故
障対応ガイダンスを外部サーバから受信して車載ディス
プレイに表示するように車載コンピュータを制御するた
めの車両の遠隔故障診断用プログラムである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる車両の
遠隔故障診断システムの実施形態を示す基本構成図であ
る。図1に示すように、符号1は、車両の遠隔故障診断
システム1を示し、この車両遠隔システム1は、情報セ
ンタ2を有し、この情報センタ2には、ネットワーク4
を介して種々のコンピュータ及び各種データベースが接
続され、相互に通信可能となっている。また、情報セン
タ2は、遠隔故障診断サーバ6を備えている。
【0016】情報センタ2(遠隔故障サーバ6)には、
ネットワーク4を介して、メーカ8、ディーラ10、サ
ービス工場12及び部品工場14等のコンピュータが接
続されている。また、情報センタ2(遠隔故障サーバ
6)にネットワーク4を介して接続される各種データベ
ースとしては、地図情報等を格納するデータベース1
6、各種コンテンツを格納するデータベース18、ユー
ザ情報を格納するデータベース20、車両の不具合・故
障コード及び故障対応情報を格納するデータベース2
2、修理・検査マニュアルを格納するデータベース2
4、診断プログラムを格納するデータベース26等があ
り、これらの各種のデータは、情報センタ2(故障診断
サーバ6)に提供され、活用されるようになっている。
【0017】さらに、情報センタ2は、インターネット
28を介して外部の種々の施設及び特定の車両又はユー
ザのコンピュータに接続されている。これらの接続され
た施設としては、サービス工場30、ロードサービス3
2、警察署・消防署34であり、また、後述する契約を
行なったユーザの車両36及びそのユーザが使用するホ
ームPC又はモバイルコンピュータ等のコンピュータ
(ユーザ)38とも接続されている。なお、車両36
は、後述する車載コンピュータ40を備え、この車載コ
ンピュータ40が、インターネット28を介して、情報
センタ2へ各種の情報を送信すると共に、情報センタ2
から各種の情報を送信するようになっている。また、こ
の実施形態では、インターネット28を使用している
が、これに限らず、他のネットワーク、又は、他の通信
手段を使用してもよい。
【0018】ここで、上述した各種のデータベースの内
容を説明する。地図情報等を格納するデータベース16
は、地図情報、地図情報以外の情報(広告情報等)、各
オブジェクトのホームページ情報を格納している。この
地図情報には、「地図データ」と、この地図データに重
畳して表示される交差点、一方通行表示、左右折禁止等
の交通規制情報等の「道路情報」とが、含まれ、さら
に、後述する地図情報以外の情報である広告情報等が含
まれる。また、各種コンテンツを格納するデータベース
18には、後述する、「音楽」、「カラオケ」、「VI
DEO」、「テレビ電話」、「個人スケジュール管
理」、「インターネット&電子メール」等に関する情報
が含まれる。
【0019】さらに、ユーザ情報を格納するデータベー
ス20には、ユーザ毎の、免許発行時期(更新時期)や
契約保険会社等を含む「顧客データ」、「車両デー
タ」、「修理・検査履歴データ」、「走行管理データ」
等のデータが格納され、顧客であるユーザの個人的なデ
ータ及び所有する車両固有のデータが記憶されている。
このユーザが、後述する契約(図3参照)を行なった場
合には、このデータが遠隔故障診断においても、有効に
活用されることになる。このユーザ情報は、所定期間毎
に最新の情報に更新(アップグレード)されるようにな
っている。
【0020】車両の不具合等を格納するデータベース2
2には、車種別の、「顧客の不満」、「不具合」等のデ
ータが格納され、車種別にその車種固有のデータが記憶
されて蓄積されている。この車種別の情報も所定期間毎
に最新の情報に更新(アップグレード)されるようにな
っている。従って、このデータベース22により、特定
の車種の故障し易い部品等が統計的に正確に把握できる
ようになっている。修理・検査マニュアルを格納するデ
ータベース24には、後述するエンジンオイルのチェッ
クやチェーンの装着方法等に関するサービルマニュアル
が格納されている。
【0021】データベース26は、後述する診断プログ
ラムである「第1診断プログラム」、「第2診断プログ
ラム」、「故障個所特定プログラム」等を格納してい
る。これらの診断プログラムも、データベース22に格
納された車種別のデータに基づいて、所定期間毎に、更
新(アップグレード)されるようになっている。これら
の診断プログラムの内容は、後で詳細に説明する。
【0022】次に、図2により、車両に搭載される車載
コンピュータ40を説明する。車載コンピュータ40
は、集中コントロールユニット41を備え、この集中コ
ントロールユニット41には、この集中コントロールユ
ニット41に出力信号を出力する操作系42が接続さ
れ、この操作系42には、各種スイッチ44と音声対話
スイッチ45(マイク、スピーカ)が設けられている。
各種スイッチ44は、乗員の操作に基づくスイッチ信号
等を集中コントロールユニット41に出力するようにな
っている。音声対話スイッチ45は、集中コントロール
ユニット41との間で、インターフェイス46を介して
信号をやり取りし、これにより、電話端子、無線端子等
の通信端子47を通じて外部との連絡が可能となってい
る。
【0023】集中コントロールユニット41から出力信
号が入力される要素として、補機類49、車両運動系シ
ステム50が設けられている。補機類49としては、パ
ワーウインドウ、ドアロック、燃料計、ワイパー、フォ
グランプ、エアコン等が設けられ、これらの補機類49
には、多重通信システム(TWS)を用いて出力信号が
入力される。その一方、補機類49からは、状態信号、
ガソリン残量信号等が集中コントロールユニット41に
入力されるようになっている。
【0024】車両運動系システム50には、車両運動総
合制御を行なえるように、ABS、4WS、ICC(オ
ートクルーズ)、4WD、EGI(電子式燃料制御)E
AT(電子式変速機)等の各システムが設けられてお
り、これらの各要素には、集中コントロールユニット4
1からの出力信号(道路形状、路面μ、車間距離、荷重
分布、運転意志等)が適宜入力されるようになってい
る。その一方、車両運動系システム50からは、運動状
態モニタ、システムワーニング、空気圧(ABSより)
の各種信号が集中コントロールユニット41に入力され
るようになっている。
【0025】集中コントロールユニット41に対して信
号を入出力する要素として、高機能ナビゲーションシス
テム43が設けられている。高機能ナビゲーションシス
テム43は、ナビゲーション制御手段NAVIと、道路
交通情報通信システムVICSと、地図情報等を予め格
納しているDVD−ROM48(CD−ROM等の他の
記憶媒体でも良い)と、通信端子47を介して、上述し
た情報センタ2を含む外部から、後述する診断プログラ
ム等の種々の情報を一時的に記憶する記憶装置(HDD
等)53とが設けられており、VICSからの交通情
報、DVD−ROM48からの地図情報等、記憶装置5
3から診断プログラム等が、NAVIを介して集中コン
トロールユニット41に入力されるようになっている。
さらに、高機能ナビゲーションシステム43には、集中
コントロールユニット41からの出力信号が入力され、
それに基づき、記憶装置53に車両運動系システム50
の走行状態情報等が記録されるようになっている。
【0026】集中コントロールユニット41からの出力
信号が入力される要素として、表示系システム51が設
けられている。この表示系システム51には、マルチデ
ィスプレイ(以下、ディスプレイという)52等が設け
られ、そのディスプレイ52は、車両の運転席近傍(見
易い位置)に配置されている。このディスプレイ52
は、車両に対し着脱可能となっており、取り外した場合
には、無線を介して必要な情報を集中コントロールユニ
ット41と送受信できるようになっている。さらに、こ
のディスプレイ52には、後述する「診断ガイド」にお
ける音声ガイダンスが行なえるようにスピーカが搭載さ
れている。このディスプレイ52には、集中コントロー
ルユニット41からの出力信号を受けて、補機類49、
車両運動系システム50等の異常情報、現在状態(生デ
ータ)若しくは走行状態情報、ナビゲーション表示等が
表示されるようになっている。さらに、このディスプレ
イ52には、後述する故障診断を行なう際に種々の故障
診断に関連する情報が表示されるようになっている。
【0027】なお、高機能ナビゲーションシステム43
は、図示しないが、車両の現在位置を検出するための、
GPS受信機、車速センサ及びジャイロセンサを備えて
いる。GPS受信機は衛星から電波を受信して現在位置
を検出し、車速センサは移動距離を求めるために車両の
速度を検出し、ジャイロセンサは車両の移動方向を検出
し、これらの各センサの検出値により、車両の現在位置
を正確に検出するようになっている。
【0028】車載コンピュータ40が、情報センタ2か
ら、種々の情報を受信できるようにするためには、事前
に、情報センタと有料の契約を行う必要がある。この情
報センタとの契約は、原則的には、ディーラで車両の購
入の際に、書面でなされるものである。しかし、これに
限らず、車両購入の際に、車載コンピュータ40自体に
より、インターネット28経由で、情報センタ2と、契
約するようにしてもよく、車両購入後、自宅のコンピュ
ータ38等により、インターネット28経由で契約する
ようにしてもよい。
【0029】図3は、この契約を行うときの契約書類の
一例を示す。以下、図3により、この契約書類の内容を
説明する。この契約は、大別すると、(1)ナビゲーショ
ン契約(NAVI契約)と、(2)乃至(9)の各種の個別契
約である。先ず、ナビゲーション契約(NAVI契約)
を説明する。このナビゲーション契約は、基本契約であ
る高機能ナビゲーションシステム43への「地図情報」
の配信と、オプションである「広告情報」の配信とを含
む。基本契約には、初期装置購入費用15000円と、
後述するオプションの選択内容により金額が変動する月
額5000円が含まれる。
【0030】次に、オプション契約をする場合には、以
下に述べる種々の情報が選択でき、月額5000円の金
額が変動するようになっている。即ち、「広告情報配信
許可」を契約し、「飲食店広告配信契約」、「カーディ
ーラ広告配信契約」、「百貨店広告配信契約」、「スポ
ーツ店広告配信契約」、「家電&PCショップ広告配信
契約」、「レジャー施設配信契約」及び「宿泊施設配信
契約」のうちの幾つかを選択して契約すると、例えば、
「飲食店広告配信契約」を契約すると、基本契約の月額
5000円が500円減額される。他の項目を契約する
と、同様に、図3に示す金額だけ減額される。
【0031】次に、これらのオプション契約を行った場
合、フルタイムで配信する場合には、オプションによる
減額を加味した基本契約の月額はそのままであるが、
「土曜日/日曜日/祝日」のみに配信する旨の契約した
場合には、その基本契約の月額が35パーセント増額さ
れる。また、時間帯指定(10時〜17時)した場合に
も、同様に、10パーセント増額される。また、広告情
報配信方法に関し、「アイコン&メッセージ表示」を行
なう場合には、オプションによる減額を加味した基本契
約の月額はそのままであり、「接近時スーパインポーズ
表示」を行なう場合には、基本契約の月額が5パーセン
ト減額され、「ナビゲーション装置起動時広告表示」を
行なう場合には、同様に、5パーセント減額され、、
「表示&音声表示」を行なう場合には、基本契約の月額
が10パーセント減額される。
【0032】さらに、広告情報配信契約を行なう場合、
「1週間当たり10時間以上ナビゲーション装置を使用
する」と契約した場合には、上述の月額5000円が半
額の2500円に大幅減額される。これにより、契約者
(ドライバ)は、広告情報を積極的に見ることになる。
しかしながら、1週間当たり10時間以上ナビゲーショ
ン装置を使用しない場合には、ペナルティ(100円/
1時間)として、この減額された月額(2500円)に
対し、10時間に足らない時間分に相当する金額が増額
して課される。このようにして、ナビゲーション契約を
行うことにより、高機能ナビゲーションシステム43の
コスト(上述の15000円)を相当低額に押さえるこ
とができ、さらに、情報センタ2は、毎月契約件数に相
当する契約料金が入ってくるため、情報センタの運営資
金を確保することができる。
【0033】また、広告情報の配信に関しては、各契約
者(ユーザ)が、自己の好み及び必要性に応じて、配信
される広告の種類を選択できるので、不要な広告のディ
スプレイ表示が行なわれることがない。さらに、必要な
広告のみが配信されるため、ドライバはこの広告情報を
有効に活用することができ且つナビゲーション契約の月
額を減額することもできる。これに関し、情報センター
2は、各契約者がオプションを選択した場合、各契約者
(ユーザ)との契約料金は減額されることになるが、そ
れに対応して、広告依頼者(会社)から広告料を徴収す
ることができるため、トータルとしては、増額となり、
この点からも、運転資金の確保が効果的に達成できる。
【0034】また、配信受け時間によっては、月額が増
額されるが、契約者(ユーザ)にとっては、多少の増額
となっても自己のライフスタイルに合致した移動体ナビ
ゲーション装置4の利用が可能となり、一方、情報セン
タ2にとっては、フルタイムで配信する場合には、広告
依頼者からの広告料がその分増額され、限られた曜日や
時間帯のみ配信する場合には、広告料は減額となるが、
各契約者の月額収入は増額されるので、トータルとし
て、好ましい金額の収入を確保することができる。
【0035】さらに、広告情報配信契約を行う際、「1
週間当たり所定時間(10時間)以上ナビゲーション装
置を使用する」場合には、月額を大幅に減額したので、
広告情報をドライバは積極的に見ることになる。さら
に、1週間当たり所定時間(10時間)以上ナビゲーシ
ョン装置を使用しない場合には、各契約者に対してペナ
ルティが課されるため、それにより、契約者の支払う月
額が増大すると共に、広告依頼者に対しては、1週間当
たり所定時間(10時間)以上の使用を前提とした比較
的高額の広告料を要求することができる。
【0036】次に、(1)ナビゲーション契約(NAVI
契約)以外の、契約内容を説明する。「音楽配信契
約」、「カラオケ配信契約」、「VIDEO配信契
約」、「デレビ電話配信契約」、「個人スケジュール管
理契約」、「インターネット&電子メール契約」、「車
両オンライン診断契約」、及び、「定期点検/消耗部品
通知契約」があり、各人の好み及び必要性に応じて、適
宜、契約できるようになっている。 この場合には、上
述のナビゲーション契約の月額5000円(オプション
契約により変動あり)以外に、個別の月額の契約料金が
課される。
【0037】ここで、「車両オンライン診断契約」は、
低額の月額100円(又は、無料でも良い)であり、
「定期点検/消耗部品通知契約」は、無料である。この
ため、この2つの契約項目に対して、多くのユーザが契
約者となることが期待できる。また、これらの契約内容
に関係する各コンテンツは、上述した各種コンテンツを
格納したデータベース18に格納されている。さらに、
「車両オンライン診断契約」、及び、「定期点検/消耗
部品通知契約」に関係するコンテンツ(データ及びプロ
グラム)は、上述したデータベース20、22、24、
26に格納されている。各契約者(ユーザ)は、契約料
金の支払いを伴うが自己の好み及び必要性に応じて、種
々のコンテンツを楽しむことができる。また、情報セン
タ2は、さらに、これらの契約料金が収入となり、より
有効に運営資金を確保することができる。
【0038】次に、情報センタ2が、この契約の内、
「車両オンライン診断契約」、及び/又は、「定期点検
/消耗部品通知契約」を契約した契約者(ユーザ)に対
して行なうサービス内容(以下、「遠隔故障診断サービ
ス」ともいう)を以下、具体的に説明する。
【0039】先ず、図4により、遠隔故障診断サービス
の概要を説明する。遠隔故障診断サービスにおいては、
先ず、情報センタ2からユーザの車両36の車載コンピ
ュータ40にインターネット28を介して遠隔故障診断
を行なうための情報を含む種々の情報が送信され、一
方、車両36の車載コンピュータ40から情報センタ2
に遠隔故障診断を行なうための情報を含む種々の情報が
送信される。なお、情報の種類によっては、情報センタ
2は、車両36の車載コンピュータ40ではなく契約者
であるユーザの自宅等のコンピュータ38に対して必要
な情報を送信し、また、コンピュータ38から必要な情
報を受信するようにしてもよい。
【0040】情報センタ2から車両36側に送信される
情報は、「車検・定期点検の時期の電子メール通信」、
「免許更新時期の通知」、「故障解析及び検査(後述の
「診断プログラム」使用)」、「サービスマニュアルの
提供」、「故障確認方法のオンラインヘルプ(後述の
「故障個所特定プログラム」参照)」、「ロードサービ
スとのリンク」、「部品発注・サービス工場の予約」、
「サービス工場の紹介」、「修理費の見積もり」、「保
険仲介」等である。一方、車両36側から情報センタ2
に送信される情報は、「故障コード」、「故障診断要
求」、「故障点検のオンラインヘルプ」、「部品注
文」、「サービス予約」、「修理費見積もり要求」等で
ある。
【0041】次に、図5により、「定期点検/消耗部品
通知契約」を行なったユーザに対する情報センタからの
サービス内容を説明する。契約を行なったユーザの情報
は、上述したユーザ情報のデータベース20に記憶され
ているため、この記憶された契約ユーザの情報に基づい
て、情報センタ2から、ユーザのコンピュータ38又は
車両36の車載コンピュータに対して、電子メール形式
により、定期的に、種々の情報が通知される。先ず、定
期点検の通知に関しては、例えば、ユーザが所有する車
両の車検の時期になった場合には、情報センタ2から車
検の時期の通知が、ユーザになされる。図5は、ユーザ
が受信して例えば車載コンピュータ40のディスープレ
イ52上に表示された「車検の案内」の例を示してい
る。車検以外の他の定期点検も同様な形式で、ユーザに
通知される。
【0042】また、消耗部品通知の場合には、先ず、ユ
ーザ情報のデータベース20に、そのユーザが行なった
定期点検の結果、時期及び車両の走行距離等が記憶され
ているため、これらのデータが活用される。具体的に
は、各種オイルやタイヤ等の交換時期が、過去になされ
た定期点検の時期及び走行距離等に基づいて判断され、
その時期になると、情報センタ2から、ユーザのコンピ
ュータ38又は車両36の車載コンピュータに対して、
電子メール形式により、その消耗部品の通知がなされる
ようになっている。このように、定期点検及び消耗部品
通知は、データベース20に格納されたユーザ情報に基
づいて行なわれるため、正確且つタイムリーにそれらの
内容をユーザに通知することが可能となる。
【0043】次に、「車両オンライン診断契約」を行な
ったユーザに対する情報センタ2(故障診断サーバ6)
によるサービス内容を具体的に説明する。図6は、「車
両オンライン診断契約」を行なったユーザが、遠隔故障
診断等を行なう場合に、車載コンピュータ40を操作し
て、ディスプレイ52上に表示する初期画面である。こ
の初期画面には、遠隔故障診断等に必要なメニューが表
示されている。このメニューは、「連絡・予約・購入」
と「ON LINE 診断」の2つに区分されている。ま
ず、「連絡・予約・購入」には、「MAY DAY」、
「お客様相談室」、「ロードサービス」、「販社(ディ
ーラ)」、「整備予約」及び「部品購入」の各メニュー
が含まれている。
【0044】「MAY DAY」は、ユーザの車両が事
故を起こした場合に選択され、図示しないGPS及びメ
ーデー専用サーバを介して、インターネット28経由
で、警察署・消防署34に連絡するためのものである。
最近の車両では、エアーバックが作動した場合には、自
動的に「MAY DAY」が選択され、事故の連絡がな
されるようになっているものもある。「お客様相談室」
は、メーカへの要望等を連絡するためのものであり、
「ロードサービス」は、ロードサービスが必要な場合に
連絡するためのものであり、「販社(ディーラ)」は、
ディーラへの連絡をするためのものであり、「整備予
約」及び「部品購入」は、ディーラ又はサービス工場に
整備(又は定期点検)の予約や部品購入を連絡するため
のものである。
【0045】次に、「ON LINE 診断」には、「故
障ランプ点灯」、「何か変」、「車健康診断」、「診断
ガイド」、「サービスマニュアル」の各メニューが含ま
れている。ここで、「故障ランプ点灯」及び「何か変」
のメニューを選択した場合、追加料金は不用であるが、
「車健康診断」、「診断ガイド」、「サービスマニュア
ル」の各メニューを選択する場合には、1回100円の
有料となっている。「故障ランプ点灯」は、車両の何ら
かの機器が実際に故障している場合に選択される。この
場合には、後述する「第1診断プログラム」を用いた遠
隔故障診断(図7参照)が行なわれる。
【0046】「何か変」は、ユーザが、車両に何らかの
異変(異臭、異音等)が発生していると感じた場合(実
際に故障が発生している場合と発生していない場合の両
者が含まれる)に選択される。この場合には、後述する
「故障個所特定プログラム」を用いた遠隔故障診断(図
9乃至図13参照)が行なわれる。「車健康診断」を選
択した場合には、サービス工場に出向く必要なく、オン
ラインで車両の点検を行なうこごができる。この場合に
は、上述したように、車載コンピュータ40において、
車両の補機類49及び車両運動系システム50に関する
データが既に収集されているので、これらのデータを情
報センタ2に送信することにより、情報センタ2の故障
診断サーバ6は、これらのデータを活用すると共に、後
述する「第2診断プログラム」を使用して、木目細かく
車両の検査を行なうことができる。長距離に出発前等に
おいて、手軽に且つ詳細に車両の検査を行なえる利点が
ある。
【0047】「診断ガイド」は、エンジンオイルの点検
等のように、ユーザの作業を介してしか点検できないよ
うな診断項目(検査項目)を検査する場合に選択され
る。この場合には、車載コンピュータ40のディスプレ
イ52上に、ユーザ自身が行なう作業が表示され、ユー
ザは、必要に応じてこのディスプレイ52を車体側から
取り外し、この表示に従って作業が行なわれ、その結果
が、情報センタ2の故障診断サーバ6に送信されて、診
断が行なわれるようになっている。「サービスマニュア
ル」が選択された場合には、配線等を示したサービスマ
ニュアルが車載コンピュータ40のディスプレイ52上
に表示されるようになっている。
【0048】次に、診断プログラムを用いた遠隔故障診
断の内容を説明する。まず、遠隔故障診断に使用される
診断プログラムには、故障が発生した場合の故障解析を
行なう「第1診断プログラム」(図7参照)、定期点検
等を行なう「第2診断プログラム」(図8参照)及びユ
ーザが故障と感じた場合に故障解析を行なう「故障個所
特定プログラム」(図9乃至図13参照)が含まれ、、
以下、これらの診断プログラムの特性を包括的に説明す
る。
【0049】これらの診断プロプログラムは、車両の特
定の機器の故障を単に検出するものではなく、特定の機
器がどのように故障しているかについてまで詳細に故障
解析及び検査を行なうことができる比較的大容量のプロ
グラムである。このため、これらの診断プログラムは、
必要なときだけ、情報センタ2の故障診断サーバ6か
ら、車両36側にインターネット28を経由して送信さ
れ、車両側は、車載コンピュータ40の記憶装置53に
一時的に記憶するようになっている。このため、車両側
は、大容量の診断プログラムを常時記憶している必要が
なく、記憶装置53のメモリー容量を低減できる。
【0050】これらの診断プログラム、即ち、「第1診
断プログラム」、「第2診断プログラム」及び「故障個
所特定プログラム」は、上述したように、車載コンピュ
ータ40の記憶装置53に一時的に記憶されるものであ
るが、これに限定されない。即ち、これらの診断プログ
ラムの内の基本機能の部分を予め車載コンピュータ40
の記憶装置53に記憶しておき、必要な場合に、それら
の差分プログラムだけを、情報センタ2の故障診断サー
バ6から、車両36側にインターネット28を経由して
送信し、車両側の車載コンピュータ40の記憶装置53
にそれらの差分プログラムを一時的又は継続的に記憶す
るようにしてもよい。ここで、この差分プログラムは、
その車種において蓄積された不具合等のデータに基づ
き、更新(アップグレード)されたものになっている。
また、情報センタ2の故障診断サーバ6から、車両36
側にインターネット28を経由して車両側に送信される
上述のそれぞれの診断プログラムは、車両側の車載コン
ピュータ40の記憶装置53に継続的に記憶されてもよ
い。
【0051】また、これらの診断プログラムは、上述し
たように、データベース22(図1参照)に蓄積された
車両別の過去に発生した不具合等のデータにより、所定
の期間毎に、更新(アップグレード)されるようになっ
ている。そのため、その車種固有の故障傾向にマッチし
た故障を容易に克つ正確に検出できるようになってい
る。また、これらの診断プログラムは、車両の故障解析
及び検査を行なうために、車両を検査可能状態にする機
能を内蔵している。例えば、回転数センサの故障を検出
するためにエンジン始動させたり、車速センサの故障を
検出するために車両を走行させたり、エアコンの故障を
検出するためにエアコンをオンオフさせたりすることが
出来るようになっている。これらの操作は、自動又はユ
ーザの操作により行なわれる。
【0052】また、これらの診断プログラムを使用して
故障診断を行なう場合、車両の全ての機器に対して行な
ってもよいが、必要に応じて、特定の機器のみの故障診
断が行なえるように、ユーザの指示により、故障診断の
対象がセレクト可能となっている。また、これらの診断
プログラムを実行することにより得られたデータは、車
両側で収集され、故障診断サーバ6に返送される。故障
診断サーバ6は、これらの収集データを基にして、故障
解析及び検査を実行する。さらに、これらの故障解析結
果及び検査結果は、上述したデータベース20,22
(図1参照)に車種別に蓄積され、今後の故障診断に活
用されるようになっている。
【0053】次に、図7により、故障が発生した場合の
故障解析を行なう「第1診断プログラム」を用いた遠隔
故障診断の内容を説明する。なお、図7において「S」
は、各ステップを示す。S1,2,7,8,11,1
2,16は、車両側で実行され、それら以外のステップ
は、情報センタ2の故障診断サーバ6側で実行される。
まず、S1において、車両側で、故障表示指示を行な
う。これは、図6において、「故障ランプ点灯」を選択
したような場合であり、明らかに車両のどこかの機器に
故障が発生している場合である。次に、S2において、
車両側から「故障コード」をサーバ側に送信する。この
「故障コード」は、種々の故障に対応して予め設定され
ており、上述した車載コンピュータ40の集中コントロ
ールユニット41が、補機類49及び車両運動系システ
ム50等からの異常情報に基づいて、故障個所等を特定
するコードである。なお、この「故障コード」の送信
は、自動的に送信しても良いし、ユーザが自己の判断で
送信するようにしてもよい。
【0054】サーバ側は、S3において、この「故障コ
ード」を受信し、次に、S4において、この「故障コー
ド」をデータベース22(図1参照)に記憶されている
データから特定し、S5において、その故障の詳細検査
が必要か否かを判定する。詳細検査が不用で「故障コー
ド」から故障内容が判明した場合には、S6〜9を経由
せず、即ち、車両側に「第1診断プログラム」を送信す
ることなく、直接S10に進む。
【0055】詳細検査が必要な場合には、S6に進み、
サーバは、第1診断プログラムを車両側に送信する。こ
の第1診断プログラムは、上述した特性を有する故障解
析を行なうためのプログラムである。次に、車両側は、
S7において、受信した第1診断プログラムを一時的に
記憶装置53に記憶すると共に、この第1診断プログラ
ムにより、車載コンピュータ40は、故障コードにより
特定された故障個所等に基づいて、詳細検査を実行す
る。その後、S8において、この検査結果をサーバ側に
送信する。
【0056】ここで、上述した「故障コード」と「第1
診断プログラム」の関係を具体例により説明する。例え
ば、「故障コード」が「車速エラー」の場合には、この
「車速エラー」が、車速センサの故障によるものなの
か、CPUの故障によるものなのか、又は、ケーブルラ
インの故障によるものなのか、どれに起因するか不明で
ある。「第1診断プログラム」は、この「車速エラー」
の原因を検出するために、車速センサ自体を検査した
り、CPUを相互通信させてCPUの故障の有無を検査
したり、車速信号が他のCPUには入力されていること
を確認することによりケーブルラインの故障を検出した
りして、「車速エラー」の原因を検出しているのであ
る。また、第1診断プログラムは、このような「故障コ
ード」の全てに対応できる診断プログラムでもよいし、
また、車両側から送信された特定の「故障コード」に対
応する検査を行なうためだけの診断プログラムであって
もよい。
【0057】次に、サーバ側は、S9において、データ
ベース22(図1参照)に格納された車種別の蓄積され
たデータから、検査データを解析して、故障内容を検出
する。次に、S10において、検査結果(故障内容)を
車両側に送信する。また、S5において詳細検査不要と
判断された場合も、このS10において、S4で得た検
査結果(故障内容)を車両側に送信する。車両側は、S
11において、検査結果(故障内容)を受信し、S12
において、サーバ側に「修理の予約」及び/又は「部品
発注」を行なう。サーバ側は、S13において、これら
の「修理の予約」及び/又は「部品発注」を受け、次
に、S14において、ネットワーク4を介して、ディー
ラ10及び/又はサービス工場12及び/又は部品工場
14に対して、「修理予約」及び/又は「部品発注」を
行ない、S15において、車両側に「修理予約」及び/
又は「部品発注」の完了を通知する。
【0058】さらに、車両側は、S16において、サー
バ側から「修理予約」及び/又は「部品発注」の完了の
通知を受信して、この第1診断プログラムを用いた故障
診断を終了する。なお、この遠隔故障診断が終了して
も、この故障診断のデータは、図1のデータベース2
0,22に蓄積され、この後の、故障診断に活用される
ようになっている。
【0059】上述した図7の例では、車両側から故障診
断サーバ6に「故障コード」を送信するようにしている
が、本実施形態は、これに限らない。即ち、この「故障
コード」の代わりに、上述した車両の補機類49及び車
両運動系システム50から車載コンピュータ40の集中
コントロールユニット41に入力される「車両データ」
を、車両側から故障診断サーバ6に送信するようにして
も良い。この場合には、図7に示す例と同様に、これら
の「車両データ」のみで故障内容が判明した場合には、
故障診断サーバ6は、第1診断プログラムを車両に送信
することなく、S10に進み、その後、同様なステップ
を実行する。また、「車両データ」のみで故障内容が判
明しない場合には、S6において、第1診断プログラム
を車両に送信し、その後、同様な工程を実行するように
してもよい。
【0060】次に、図8により、定期点検等を行なう
「第2診断プログラム」を用いた遠隔故障診断の内容を
説明する。なお、図8において「T」は、各ステップを
示す。S1,4,5,8,9,13は、車両側で実行さ
れ、それら以外のステップは、情報センタ2の故障診断
サーバ6側で実行される。まず、T1において、車両側
で、検査日及び検査項目を登録する。これには、車両の
定期点検を行なう場合や「車健康診断」(図6を参照)
を選択したような場合も含まれ、車両に故障が発生して
いるか否かを検査すると共に故障を検出した場合には、
その詳細検査まで行なう。
【0061】次に、サーバ側は、T2において、「検査
日」であるか否を判定し、検査日である場合には、T3
に進み、第2診断プログラムを車両側に送信する。ま
た、「車健康診断」(図6を参照)が選択された場合に
も、第2診断プログラムを送信する。この第2プログラ
ムは、上述した特性を有する故障解析を行なうことが可
能なプログラムである。また、第2診断プログラムは、
第1診断プログラムと同様に詳細検査を実行するための
機能を有し、さらに、それ以外に、「走行距離」、「オ
イル量」、「オイル劣化」、「ブレーキパッド量」、
「タイヤ空気圧」、「エアコン冷媒量」等のデータ収集
も可能な機能を備えている。次に、車両側は、T4にお
いて、受信した第2診断プログラムを一時的に記憶装置
53に記憶すると共に、この第2診断プログラムによ
り、車載コンピュータ40は、詳細検査を実行する。そ
の後、T5において、この検査結果をサーバ側に送信す
る。
【0062】次に、サーバ側は、T6において、データ
ベース22(図1参照)に格納された車種別の蓄積され
たデータから、検査データを解析して、故障内容を検出
する。次に、T7において、検査結果(故障内容)を車
両側に送信する。車両側は、T8において、検査結果を
受信し、T9において、サーバ側に「修理の予約」及び
/又は「部品発注」を行なう。サーバ側は、T10にお
いて、これらの「修理の予約」及び/又は「部品発注」
を受け、次に、T11において、ネットワーク4を介し
て、サービス工場12及び部品工場14に対して、「修
理予約」及び/又は「部品発注」を行ない、T12にお
いて、車両側に「修理予約」及び/又は「部品発注」の
完了を通知する。さらに、車両側は、T13において、
サーバ側から「修理予約」及び/又は「部品発注」の完
了の通知を受信して、この第2診断プログラムを用いた
故障診断を終了する。なお、この第2診断プログラムを
使用した場合も、同様に、この遠隔故障診断が終了して
も、この故障診断のデータは、図1のデータベース2
0,22に蓄積され、この後の、故障診断に活用される
ようになっている。
【0063】次に、ユーザが故障であると感じている場
合に「故障個所特定プログラム」を用いた遠隔故障診断
の内容を図9乃至13により説明する。この「故障個所
特定プログラム」による故障診断は、上述した第1診断
プログラム及び第2故障診断プログラムでは検出できな
いような故障を検出(故障個所を特定する)するための
ものであり、具体的には、図6において、「何か変」が
選択された場合に実行される遠隔故障診断である。この
「故障個所特定プログラム」を用いた遠隔故障診断にお
いても、図7及び図8に示す故障診断と同様に、車両側
からの要求により、「故障個所特定プログラム」が情報
センタ2の故障診断サーバ6から、車両側に送信され、
この送信された「故障個所特定プログラム」により故障
診断が行なわれる。
【0064】先ず、図9により、「故障個所特定プログ
ラム」を用いた遠隔故障診断の第1例を説明する。図9
は、故障個所特定プログラム」を用いた遠隔故障診断の
第1例を示し、図9中の「M」は車載コンピュータ40
のディスプレイ52上の各画面を示している。図9の各
画面は、ディスプレイ52上に、階層状に展開して表示
されるようになっている。図10乃至図13も同様であ
る。先ず、図6において、「何か変」が選択された場合
には、「故障個所特定プログラム」が故障診断サーバ6
から、車両側に送信され、この送信された「故障個所特
定プログラム」により、車載コンピュータ40のディス
プレイ52上に、図9のM1に示す画面が表示される。
この「故障個所特定プログラム」を用いた故障診断で
は、画面M1に示すように、検出すべき車両の故障を
「基本性能の異常」、「部品が特定できる異常」及び
「何かおかしい」という3つのグループに分類して、故
障個所を特定している。
【0065】「基本性能の異常」は、「走らない」、
「曲がらない」、「止まらない」、「燃費が悪い」、
「始動性が悪い」、「直進安定性が悪い」、「ハンドル
が取られる」等の各異常項目を含むようになっている。
また、「部品が特定できる異常」は、「内装部品」及び
「外装部品」の各異常項目を含む。さらに、「何かおか
しい」は、ユーザの五感により感じる項目であり、「異
臭がする」、「異音がする」、「振動がする」・「外観
が異常」の各異常項目を含む。この第1例では、「何か
おかしい」の「異臭がする」が選択された場合を例とし
ている。
【0066】ここで、これらの各「異常項目」及び後述
する各「選択肢」は、故障診断を行なうユーザの車両の
車種に基づいて、個別に設定されたものであり、更新
(アップグレード)されるようになっている。具体的に
言えば、図1のデータベース22には、車種毎に、顧客
からの不満及び不具合のデータが蓄積されており、これ
らのデータに基づき、その車種において不満及び不具合
の多い項目を基準として、車種毎に、「異常項目」及び
「選択肢」を設定するようにしている。このため、故障
診断を行なう車両の車種の故障傾向にマッチした「異常
項目」及び「選択肢」に従って経験的に故障診断するよ
うにしているため、故障診断を容易に且つ正確に行なう
ことができるようになっている。これらは、図10乃至
図13に示された他の例においても同様である。
【0067】次に、画面L1で、「異臭がする」が選択
された場合には、画面L2が表示される。画面L2に
は、「どんな時」という質問、及び、この質問に対し、
「エンジンをかけた時」、「エンジンを切った時」、
「走行中いつも」、「停車中のみ」、「エンジンがかか
っている時」、「エンジンのオン・オフに関わらずいつ
も」、「特定できない」といった回答のための選択肢が
用意されている。この第1例では、画面L2において、
「走行中はいつも」が選択される。次に、画面L3が表
示される。画面M3には、「どんな」という質問、及
び、この質問に対し、「ガソリン臭い」、「焦げ臭
い」、「刺激臭」、「そのほか」といった回答のための
選択肢が用意されている。この選択肢も、同様に、デー
タベース22のデータに基づいて設定されたものであ
る。画面L3において、「焦げ臭い」が選択される。
【0068】次に、画面L4が表示される。画面L4に
は、「どこから」という質問、及び、この質問に対し、
「運転席周辺」、「エンジンルーム」、「タイヤ周
辺」、「トランクルーム」、「そのほか」といった回答
のための選択肢が用意されている。画面MLでは、「運
転席周辺」が選択される。次に、画面L5が表示され、
「ただいま診断中」とのコメントを表示して、ユーザに
その旨を知らせる。このときの診断は、故障診断サーバ
6が、上述したデータベース26に格納されれた「故障
個所特定プログラム」を使用して行なうようになってい
る。その後、画面L6が表示され、「診断結果」がユー
ザに通知される。この例では、「至急ディーラにお持ち
込み下さい」とのコメントと、それに対応した内容が
「詳細」欄に通知される。なお、図9示す第1例の具体
例としては、運転席付近の配線がショートしているとい
った故障が該当する。
【0069】この図9に示された「故障個所特定プログ
ラム」を用いた遠隔故障診断においても、この遠隔故障
診断が終了しても、この故障診断のデータは、図1のデ
ータベース20,22に蓄積され、この後の、故障診断
に活用されるようになている。さらに、この「故障個所
特定プログラム」を用いた遠隔故障診断においても、図
7及び図8に示した第1実施形態と同様に、情報センタ
2の故障診断サーバ6により、この検査結果が、ディー
ラ12や部品工場14に連絡されると共に「修理予約」
及び/又は「部品予約」が行なわれるようになってい
る。
【0070】なお、第1例において、画面L1におい
て、「異音がする」が選択された場合には、画面L3の
表示の際に、種々の「異音」を発し、ユーザが聞いてい
る実際の異音に近い音が選択できるようになっている。
後述する第2例乃至第5例も同様である。
【0071】図10に示された「故障個所特定プログラ
ム」を用いた遠隔故障診断の第2例は、画面M1乃至M
5までが、図9の第1例の画面L1乃至L5と同じであ
るが、画面M6が、異なっている。この第2例では、画
面M6が表示され、「診断結果」がユーザに通知され
る。この例では、「故障しています。至急ディーラにお
持ち込み下さい」とのコメントと、それに対応した内容
が「詳細」欄に「×××が破損している可能性がありま
す。至急、最寄りのディーラまでお持ち込み下さい。」
と通知される。この画面M6において、ユーザは、「最
寄りのディーラを検索」し、この診断結果を、故障診断
サーバ6を経由して、ディーラ10又はサービス工場1
2に連絡し、故障修理を依頼できるようになっている。
【0072】図11に示された「故障個所特定プログラ
ム」を用いた遠隔故障診断の第3例は、画面N1におい
て、「内部部品が異常」が選択され、画面N2におい
て、「オーディオ」が選択され、画面N3において、
「ラジオにノイズが入る」が選択され、画面N4におい
て、「走行中はいつも」が選択され、これらの選択肢の
内容に基づいて、蓄積されたデータに基づき、経験的に
故障診断を行なう。画面N5において、「ただいま診断
中」である旨を表示し、画面N6において、「診断結
果」を表示する。この第3例では、画面N6において、
「走行に支障ありません。ディーラにお持ち込み下さ
い」とのコメントと、それに対応した内容が「詳細」欄
に通知される。なお、図11示す第3例の具体例として
は、オールタネータにノイズが乗っているいたり、アー
スの取り方が悪かったりする故障が該当する。
【0073】図12に示された「故障個所特定プログラ
ム」を用いた遠隔故障診断の第4例は、画面P1におい
て、「走らない」が選択され、画面P2において、「加
速が悪い」が選択され、画面P3において、「中速域
(40km/h前後)から加速した時」が選択され、こ
れらの選択肢の内容に基づいて、蓄積されたデータに基
づき、経験的に故障診断を行なう。画面P4において、
「ただいま診断中」である旨を表示し、その後、画面P
5において、「診断結果」を表示する。この第4例は、
この状態で依然として故障診断を行なうことができない
情況であり、この場合には、画面P5に示すように、
「ATのホールドモードを解除して40km/h付近か
ら加速した時に症状は発生しますか?」との質問を発す
る。この質問に対して、ユーザは、車両のそのように操
作してその症状が発生しているか否かを実際に確認す
る。この例では、「発生する」と回答している。次に、
この質問及び回答の結果に基づき、再度、故障診断を行
ない、その間中は、画面P6に「ただいま診断中」であ
る旨を表示する。その後、画面P7において、「至急デ
ィーラにお持ち込み下さい」とのコメントと、それに対
応した内容が「詳細」欄に通知される。この第4例の具
体例としては、ホールドモードスイッチが壊れていると
いった故障が該当する。
【0074】図13に示された「故障個所特定プログラ
ム」を用いた遠隔故障診断の第5例は、画面Q1におい
て、「内部部品が異常」が選択され、画面Q2におい
て、「オーディオ」が選択され、画面Q3において、
「ラジオにノイズが入る」が選択され、画面Q4におい
て、「走行中はいつも」が選択され、これらの選択肢の
内容に基づいて、蓄積されたデータに基づき、経験的に
故障診断を行なう。画面Q5において、「ただいま診断
中」である旨を表示し、画面Q6において、「診断結
果」を表示する。この第5例では、画面Q6において、
「故障個所が特定できません。以下の問診票にお答えの
上、ディーラにお持ち込み下さい」とのコメントと、
「問診票」の欄に具体的に問診内容が表示される。ユー
ザは、この問診票に回答し、この回答内容を、故障診断
サーバ6に送信する。この場合には、この検査結果及び
問診結果が、ディーラ10及びサービス工場12に連絡
され、さらに、修理予約や部品発注も行なわれていい
る。
【0075】以上説明した「故障個所特定プログラム」
を用いた遠隔故障診断においては、最初に、「基本性能
の異常」、「部品が特定できる異常」及び「何かおかし
い」といった3つのグループに分類し、その後、この分
類された異常項目に対応した「選択肢」を階層状に展開
して、ユーザに選択させることにより、故障診断を行っ
て、故障個所を検出するようにしている。この「故障個
所特定プログラム」を用いた遠隔故障診断においては、
「異常項目」及び「選択肢」を、データベース22に車
種毎に蓄積された顧客からの不満や不具合に基づいて設
定するようにしているので、その車種固有の故障傾向に
マッチした故障を容易に且つ正確に検出することができ
るようになっている。
【0076】次に、図6及び図14乃至図17により、
ユーザ自身が検査作業を行なう場合の「診断ガイド」の
内容を説明する。上述した契約を行なっているユーザ
が、図6に示すディスプレイ52の表示画面の「診断ガ
イド」を選択した場合、ディスプレイ52には、次ぎ
に、図14に示す画面が表示される。図14の画面は、
「検査方法HELP」のメニューを示しており、そのメ
ニューには、「タイヤ交換」、「バッテリー残量確
認」、「ブレーキオイル残量確認」、「エンジンオイル
劣化検査の方法」、「AT(自動変速機)オイル」、
「ワイパーブレード交換」、「ランプの交換」、「エア
クリーナ劣化検査・交換」、「プラグ交換」、及び、
「チェーン装着」等が含まれている。
【0077】この診断ガイドを行なう場合も、上述した
診断プログラムである「第1診断プログラム」等と同様
に、ユーザの要求により、データベース26に格納され
ている「診断ガイドプログラム」を、情報センタ2の遠
隔故障診断サーバ6から、インターネット28を介し
て、車載コンピュータ40が受信するようになってい
る。この「診断ガイドプログラム」は、画像と音声によ
り、作業手順等をユーザにガイダンスするようになって
いる。この診断ガイドプログラムは、そのため、比較的
に大容量のプログラムとなっている。このため、この診
断ガイドプログラムは、必要なときだけ、情報センタ2
の故障診断サーバ6から、車両36側に送信され、車両
側は、車載コンピュータ40の記憶装置53に一時的に
記憶するようになっている。その結果、車両側は、大容
量の診断プログラムを常時記憶している必要がなく、記
憶装置53のメモリー容量を低減できる。また、この診
断ガイドプログラムを使用するときには、1回100円
の有料となる(図6参照)。
【0078】また、この診断ガイドプログラムに使用さ
れる画像は、ユーザが検査作業を行なう車両と同一の車
種の車両の画像が使用されており、ユーザが容易に理解
できるようになっている。さらに、上述したように、車
載コンピュータ40のディスプレイ52は、車両側から
着脱自在となっているため、ユーザが検査作業を行なう
際には、ディスプレイ52を車両側から取外し、ユーザ
は、ディスプレイ52に表示される画像を見ながら且つ
音声によるガイダンスを聞きながら、検査作業が行なえ
るようになっている。
【0079】ここで、「診断ガイドプログラム」は、上
述したように、車載コンピュータ40の記憶装置53に
一時的に記憶されるものであるが、これに限定されな
い。即ち、この診断ガイドプログラムの内の基本機能の
部分を予め車載コンピュータ40の記憶装置53に記憶
しておき、必要な場合に、それらの差分プログラムだけ
を、情報センタ2の故障診断サーバ6から、車両36側
にインターネット28を経由して送信し、車両側の車載
コンピュータ40の記憶装置53にそれらの差分プログ
ラムを一時的又は継続的に記憶するようにしてもよい。
また、情報センタ2の故障診断サーバ6から、車両36
側にインターネット28を経由して車両側に送信される
上述の診断ガイドプログラムは、車両側の車載コンピュ
ータ40の記憶装置53に継続的に記憶されてもよい。
【0080】次に、図15及び図16により「エンジン
オイル劣化検査の方法」を例として説明する。ユーザ
が、図14に示された画面の「エンジンオイル劣化検査
の方法」を選択した場合には、次ぎに、ディスプレイ5
2には、図15に示された画面R1、R2、R3が順番
に表示される。この時、画面内容に対応した音声による
ガイダンスが行なわれる。画像は、ユーザが作業を行な
っている車両と同じものでり、さらに、音声ガイダンス
が併用されているため、ユーザは、ごく簡単に、作業を
進めることができるようになっている。
【0081】図16は、ディスプレイ52上に、エンジ
ンオイルの劣化状態を4つのレベル(A,B,C,D)
のオイルサンプルとして表示したものである。ここで、
レベルAは「交換要」であり、レベルBは「もう少しで
交換」であり、レベルC及びDは「交換不要」である。
ユーザは、図15に示されたガイダンスに従ってエンジ
ンオイルを抜き取り、エンジンオイルの劣化状態を検査
するとき、図16の4つのレベルのオイルサンプルと抜
き取った実際のエンジンオイルとを比較し、抜き取った
エンジンオイルがどのレベルのものに該当するか判定す
る。このようにして、ごく簡単に且つ正確に検査作業が
行なえるようになっている。
【0082】この場合、ユーザが、実際のオイルのレベ
ルを判定した場合、ディスプレイ52の画面に例えば
「交換要」と表示されるようになっている。また、この
ユーザが判定した実際のオイルのレベルが、遠隔故障診
断サーバ6に送信され、遠隔故障診断サーバ6から、
「オイル交換時期」のガイダンスを受信して、画面に表
示するようにしても良い。
【0083】図17は、図14に示す「タイヤ交換」を
選択した場合の実際の交換作業の様子を示した図であ
る。この図14から明らかなように、作業者(又は補助
者)は、車載コンピュータ40からディスプレイ52を
取り外し、このディスプレイ52に表示された画像と音
声によるガイダンスに従って、タイヤ交換の作業を迷う
ことなく行なっていること様子が理解できる。
【0084】このように、ユーザが、必要な検査作業を
行なう場合、「診断ガイドプログラム」を使用すること
により、自分と同じ車両の画像が使用され、車両から取
り外されたディスプレイ52上に表示される画像と音声
によるガイダンスに従って、検査作業ができるようにな
っているため、検査作業に対する知識が低くても、検査
作業を確実に行なうことができるのである。また、ディ
ーラ又は修理工場に出向むく必要もなくなり、煩わしさ
もなく、利便性が向上する。
【0085】次に、本発明の実施形態においては、上述
した「第1診断プログラム」(図7参照)、「第2診断
プログラム」(図8参照)及び「故障個所特定プログラ
ム」(図9乃至図13参照)等を実行することにより、
故障有りと判定された場合、図18及び図19に示すよ
うに、ユーザへの故障対応ガイダンス、修理予約、部品
発注、ロードサービス通報等を行なうことも可能であ
る。以下、図18及び図19を参照して、このユーザへ
の故障対応ガイダンス等の内容を説明する。図18は本
発明の実施形態による遠隔故障診断による故障対応ガイ
ダンス等の内容を示すフトーチャートである。また、図
19は本発明の実施形態による隔故障診断による故障対
応ガイダンス等を行なう場合の車載コンピュータのディ
スプレイに表示される画面を示す図である。図18にお
いて「E」は各ステップを示し、図19において「F」
は各ディスプレイ画面を示す。
【0086】図18において、E1,2,7,8,1
1,12〜16及び20は、車載コンピュータ側(車両
側)で実行され、それ以外のステップは、情報センタ2
の故障診断サーバ6側(サーバ側)で実行される。この
図18に示すユーザの車両の故障診断は、図7に示す
「第1診断プログラム」を用いて行うものであるため、
E1〜E11の各ステップで実行される内容は、図7に
おけるS1〜S11で実行される内容と同じである。そ
のため、これらの各ステップの内容の説明は省略する。
このようにして、E10において、サーバ側から、車両
側に検査結果が送信され、E11において、車両側は検
査結果を受信する。次に、E12〜E16の各ステップ
の内容が車両側で実行されるが、これらの各ステップで
実行されるプログラムは、E10において、後述する車
両の故障の「走行レベル」に基づき、サーバ側から車両
側に送信されるようになっている。
【0087】次に、E12において、車両側で、故障あ
りとした検査結果であるか否かを判定する。本来的に
は、このフローは故障診断を行うものであるため、「故
障有り」と判定される場合がほとんどであるが、何らか
の理由で、「故障無し」と判断される場合もある。「故
障無し」と判断された場合には、E13に進み、車載コ
ンピュータ40のディスプレイ52の画面上に「故障無
し」と表示する。「故障有り」の場合には、E14に進
み、車両側(ユーザ)に対して、故障対応ガイダンスを
行なう。この故障対応ガイダンスにおいて、先ず、「走
行レベル」を示したメッセージをディスプレイ52の画
面上に表示する。この「走行レベル」のメッセージを含
むディスプレイ52の表示画面の例を示したのが図19
のF1〜F3である。ここで、表示される「走行レベ
ル」は、「走行を中止する必要があるもの(走行中
止)」、「ゆっくりとした走行は可能であるもの(ゆっ
くり走行)」、及び、「走行は可能であるもの(走行可
能)」の3つに分けられる。
【0088】図19のF1は、故障が「走行中止」のレ
ベルと判定された場合のディスプレイ52の表示画面の
例を示している。具体的には、「走行を中止し、ローサ
ービスにご連絡下さい。」というメッセージが表示さ
れ、ユーザ(ドライバ)に対し、走行を中止すべき旨が
ガイダンスされる。図19のF2は、故障が「ゆっくり
走行」のレベルと判定された場合のディスプレイ52の
表示画面の例を示している。具体的には、「ゆっくり走
行しながら修理工場に行って下さい」というメッセージ
が表示され、ユーザ(ドライバ)に対し、ゆっくりと走
行すべき旨がガイダンスされる。図19のF3は、故障
が「走行可能」のレベルと判定された場合のディスプレ
イ52の表示画面の例を示している。具体的には、「走
行は可能です。○○が故障していますので修理して下さ
い」というメッセージが表示され、ユーザ(ドライバ)
に対し、ゆっくりと走行すべき旨がガイダンスされる。
【0089】このようにして、故障対応ガイダンスとし
て「走行レベル」を示すメッセージが表示された後、E
15に進み、ディスプレイ52の画面上に、次の故障対
応ガイダンスとして、「対応インフォメーション」が表
示される。次に、E16に進み、ユーザ(ドライバ)
は、この対応インフォメーションに対応してユーザ(ド
ライバ)の希望を選択しサーバ側に送信する。
【0090】これらのE15及びE16における「対応
インフォメーション」の内容及びユーザの希望の選択の
仕方を以下説明する。先ず、故障が「走行中止」のレベ
ルと判定された場合には、図19のF1に示すように、
「ロードサービス通報」、「修理工場選択」、「修理工
場連絡」というメッセージが表示される。ユーザ(ドラ
イバ)は、これらの各メッセージに対して、これらの行
為を実行するか否かを確認する。ユーザがロードサービ
スへの通報を希望する場合には、この「ロードサービス
通報」というメッセージをダブルクリックすると、その
内容が、サーバ側に送信される。また、この故障が「走
行中止」のレベルと判定されたときには、その車両の
「現在地」が車両側からサーバ側に自動的に送信するよ
うになっている。
【0091】次に、「修理工場選択」というメッセージ
に対しては、修理工場への連絡(予約)を希望する場合
には、この「修理工場選択」というメッセージをダブル
クリックすると、図19のF4に示された画面が表示さ
れる。この画面上には、ユーザ(ドライバ)が選択すべ
き修理工場のリストが表示される。これらの修理工場と
して、故障現場である車両の現在地から最寄りの位置に
あるものが優先的に表示されるようになっている。ユー
ザ(ドライバ)は、これらの表示された修理工場の中か
ら、希望する修理工場を選択する。選択後に、ディスプ
レイ52の画面は、F4からF1に戻る。次に、ユーザ
(ドライバ)が、修理工場への連絡(予約)を希望する
場合には、「修理工場連絡」というメッセージをダブル
クリックする。このようにして、車両側からサーバ側
に、この選択され且つ連絡(予約)希望の「修理工場」
が送信される。
【0092】一方、ユーザ(ドライバ)が、画面F1に
おいて、「修理工場選択」を希望しない場合には、F1
に表示された「個別連絡設定(修理工場連絡)」のメッ
セージをダブルクリックし、情報センタ2(故障診断サ
ーバ6)を経由することなく、自分の携帯電話等を介し
て、その個別に設定した修理工場に直接連絡して修理予
約をすることも可能となっている。
【0093】次に、故障が「ゆっくり走行」のレベルと
判定された場合には、図19のF2に示すように、「修
理工場選択」及び「修理工場連絡」というメッセージが
表示される。この場合も、F1の画面のときと同様な操
作を行う。このようにして、車両側からサーバ側にこの
選択された「修理工場」が送信される。
【0094】さらに、故障が「走行可能」のレベルと判
定された場合には、図19のF3に示すように、「部品
依頼&修理予約」というメッセージが表示され、「部品
依頼」及び/又は「修理予約」を希望する場合には、こ
のメッセージをダブルクリックする。この後、「部品見
積り」、「部品依頼」及び「部品予約」の各項目に関
し、これらを希望する場合には、これらの各メッセージ
をダブルクリックするとこれらの各項目に関する詳細情
報が表示され(これらの表示画面の図示は省略する)、
「部品見積り」、「部品依頼」及び「部品予約」を希望
することが出来るようになっている。これらの各項目が
希望された場合には、その旨(修理予約、部品発注等)
が、車両側からサーバ側に送信される。なお、部品依頼
及び修理予約の何れも希望しない場合には、「キャンセ
ル」をダブルクリックして、その旨を車両側からサーバ
側に連絡するようになっている。
【0095】このようにして、E16において、車両側
から送信された内容、即ち、「修理工場」、「修理予
約」、「部品発注」、「ロードサービス通報」等は、E
17において、サーバ側で受信される。ここで、E16
においては、上述したように、故障が「走行不可」のレ
ベルと判定された場合には、その故障した車両の「現在
地」も合わせて、サーバ側に送信される。この「現在
地」の送信は、ユーザ(ドライバ)が選択するのではな
く、自動的に行なわれる。また、この「現在地」は、後
述するE18における「ロードサービス通報」に付随し
た情報であり、故障診断サーバ6からロードサービス3
2に連絡されるようになっている。
【0096】次に、E18に進み、これらの「修理工
場」、「修理予約」、「部品発注」、「ロードサービス
通報」等が、情報センタ2の故障診断サーバ6から、ネ
ットワーク4及び/又はインターネット28を経由し
て、必要な、選択された修理工場(サービス工場)、デ
ィーラ、部品工場、ロードサービス等に連絡される。
【0097】次に、E19に進み、これらの事項が修理
工場(サービス工場)等に連絡された旨の結果報告が、
サーバ側から車両側になされる。次に、E20におい
て、車両側でこの結果報告を受信し、その内容を車載コ
ンピュータ50のディスプレイ52上に表示する。ここ
で、サーバ側から車両側に送信される報告には、「修理
工場への連絡が完了しました」等の報告以外に、これら
に関連する以下の事項も含まれている。即ち、車載のデ
ィスプレイ52上には、図19のF5,F6,F7に示
す内容も表示されるようになっている。F5は、「修理
予約」の現状をユーザ(ドライバ)に知らせるメッセー
ジを表示した画面であり、このようにして、「修理工
場」及び「修理予約日」が連絡される。F6は、「部品
発注」の現状をユーザ(ドライバ)に知らせるメッセー
ジを表示した画面であり、このようにして、「発注部
品」及び「納入予定日」が連絡される。F7は、「ロー
ドサービス通報」の現状をユーザ(ドライバ)に知らせ
るメッセージを表示した画面であり、このようにして、
「ロードサービス」及び「到着までの時間」が連絡され
る。
【0098】なお、「部品発注」に関しては、その時点
において、「納入予定日」が不明であり、後日、判明す
る場合も多い。このような場合には、判明した時点で、
その車両のユーザの予め登録されたメールアドレスに、
電子メールにより、「発注部品」の「納入予定日」を連
絡するようにしている。さらに、電子メールにより、併
せて、「修理予約状況」等の他の情報を連絡するように
してもよい。さらに、後述する図21に示すように、情
報センタ2内のユーザ専用ウエブサイトにその「納入予
定日」や「修理予約状況」等を表示するようにしても良
い。
【0099】このように、図18及び図19に示したよ
うに、遠隔故障診断により、車両に故障があることが判
明した場合には、サーバ側から車両のユーザ(ドライ
バ)に対して、故障対応ガイダンスが行なわれ、この故
障対応ガイダンスにより、ユーザ(ドライバ)が、故障
の走行レベルを知ることができ、それにより、走行を中
止すべきか、ゆっくり走行して修理工場(サービス工
場)に行けばよいのか、また、走行には問題なく後日そ
の修理を行なえば良い等の判断を、その場で、行うこと
ができる。その結果、従来のように、走行すべきでなか
ったのに走行したり、不安に感じながら走行したりする
ことが無くなり、故障と判明した時点で、ユーザ(ドラ
イバ)は、適切な故障対応を行なうことが出来るのであ
る。
【0100】また、故障が「走行中止」のレベルと判定
された場合には、その車両の「現在地」が車両側からサ
ーバ側に自動的に送信され、さらに、サーバ側でロード
サービスに現在地を含む情報を連絡するようにしている
ので、確実性が増すと共にユーザ(ドライバ)の手間が
省け利便性が向上する。また、故障と判定された時点
で、「修理工場の連絡」、「修理予約」、「部品発注」
等が、ユーザ(ドライバ)の希望(選択)に応じて、故
障診断サーバ6から必要な場所に連絡されるようになっ
ているので、確実性及びユーザ(ドライバ)における利
便性が向上する。さらに、ユーザの車両が故障と判定さ
れた場合、「修理工場の連絡」、「修理予約」、「部品
発注」等が、ほとんどの場合(画面F1における個別連
絡設定で修理工場連絡が選択された場合以外)、情報セ
ンタ2(故障診断サーバ6)から情報センタ2に関連す
る修理工場(サービス工場)に連絡されるため、この修
理工場、及び、その修理工場に関係するディーラのそれ
ぞれの収益性も増大する。
【0101】なお、上述した図18及び図19の例は、
「第1診断プログラム」(図7参照)を用いて車両の故
障を判定するようにしたものであるが、車両の故障判定
に関しては、本実施形態はこれに限られず、上述した
「第2診断プログラム」(図8参照)、「故障個所特定
プログラム」(図9乃至図13参照)を用いて、車両の
故障を判定するようにしてもよい。
【0102】次に、情報センタ2は、上述した契約(図
3参照)を行なったユーザに対して種々のサービスを行
なうが、そのサービスの一つとして、ユーザ専用のウエ
ブサイドを情報センタ2内に設定している。この情報セ
ンタ2内に設定されたユーザ専用のウエブサイトは、そ
のユーザが、図3の契約書の「インターネット&メール
契約」を行っていることが前提となる。その具体例を図
20及び図21を参照して説明する。図20は、情報セ
ンタ内に設定されたユーザ専用のウエブサイドである
「ガレージ情報」を含む画面を示す図であり、図21
は、ユーザ専用のウエブサイトの画面の一例を示す図で
ある。
【0103】図20に示すように、契約したユーザは、
車載コンピュータ又は自宅のコンピュータ等から、情報
センタ2内の自己のウエブサイトに、インターネットを
経由してアクセスすることができる。なお、アクセスの
際には、ID(パスワード)が必要である。そのときの
画面が図20であり、この画面から、「ガレージ情報」
を選択する。
【0104】この「ガレージ情報」が選択された場合に
は、図21に示す画面が表示される。この図21の画面
には、ユーザが所有する自己の「車両」の「修理履歴」
及び「修理情報」が表示されるようになっている。具体
的には、「新車購入」、「オイル交換」、「6ケ月点
検」等の「定期点検」、上述した「遠隔故障診断」、及
び、それらが実施された時期が表示される。さらに、
「定期点検」及び「遠隔故障診断」等に付随する「修理
履歴」及び「修理情報」も併せて表示されるようになっ
ている。
【0105】また、「修理履歴」及び「修理情報」の詳
細情報を見たい場合には、「遠隔故障診断」の該当個所
をダブルクリックすると、その詳細情報にジャンプする
ようになっている。図21に示す画面には、「2000
/12/10に実施された遠隔故障診断」がダブルクリ
ックされ、その詳細情報が表示されている。この詳細情
報は、具体的には、図21に示されているように、「修
理予約日」、「修理工場(サービス工場)」、「ディー
ラ又は修理工場の担当者名」、「担当者のメールアドレ
ス」、「修理内容」、「部品情報」等が含まれている。
【0106】更に、メーカ又はディーラから、例えば、
図21に示されているように、「松田太郎さんのロード
スターに関するリコール情報や不具合情報は現在ありま
せん。」というような、ユーザが所有する車両又は車種
の固有の情報をユーザに個別に流すことも出来るように
なっている。
【0107】このように、本実施形態においては、情報
センタ2と契約を行ったユーザが、情報センタ2内に設
けられた自分専用のウエブサイトにアクセスし、自己の
所有する車両の「修理履歴」、「修理情報」、「部品状
況」及び「修理予約状況」等を極めて容易に知り得るこ
とができるので、ユーザの満足度が増大する。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両の遠
隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔故
障診断用プログラム、及び、車載の遠隔故障診断装置等
によれば、ディーラ及び/又はサービス工場(修理工
場)に出向くことなく、簡易に車両の故障診断及び検査
を行なうことができ、それにより、安全性確保を容易で
確実なものとすることができる。また、本発明によれ
ば、車両が故障であると診断された場合に、車両側に故
障診断ガイダンスを送信することにより、ユーザに故障
のレベルを知らせることができる。さらに、本発明によ
れば、車両が故障であると診断された場合に、修理工場
(サービス工場)への連絡、故障部品の発注、修理予約
等を容易且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両の遠隔故障診断システムの
実施形態を示す基本構成図である。
【図2】本発明の実施形態に使用される車載コンピュー
タを示す全体構成図である。
【図3】本発明の実施形態に使用される情報センタ契約
書類の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による遠隔故障診断の内容の
概要を示す概念図である。
【図5】本発明の実施形態による車載のディスプレイに
表示された「車検のご案内」の例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態による遠隔故障診断を行なう
際に車載のディスプレイに表示される初期画面の例を示
す図である。
【図7】本発明の実施形態による第1診断プログラムを
用いた遠隔故障診断の内容を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施形態による第2診断プログラムを
用いた遠隔故障診断の内容を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施形態による故障個所特定プログラ
ムを用いた遠隔故障診断の第1例の車載のディスプレイ
に表示される階層状に展開される画面を示す図である。
【図10】本発明の実施形態による故障個所特定プログ
ラムを用いた遠隔故障診断の第2例の車載のディスプレ
イに表示される階層状に展開される画面を示す図であ
る。
【図11】本発明の実施形態による故障個所特定プログ
ラムを用いた遠隔故障診断の第3例の車載のディスプレ
イに表示される階層状に展開される画面を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施形態による故障個所特定プログ
ラムを用いた遠隔故障診断の第4例の車載のディスプレ
イに表示される階層状に展開される画面を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施形態による故障個所特定プログ
ラムを用いた遠隔故障診断の第5例の車載のディスプレ
イに表示される階層状に展開される画面を示す図であ
る。
【図14】本発明の実施形態による「診断ガイド」によ
りユーザ自身が検査作業を行なう際に車載のディスプレ
イに表示される「検査方法HELP」の画面を示す図で
ある。
【図15】本発明の実施形態による「診断ガイド」によ
りユーザ自身がエンジンオイル劣化検査作業を行なう際
に車載のディスプレイに表示される「エンジンオイル劣
化検査方法」の例を示す図である。
【図16】本発明の実施形態による「診断ガイド」によ
りユーザ自身がエンジンオイルの劣化検査作業を行なう
際に車載のディスプレイに表示される「オイルサンプ
ル」を示す図である。
【図17】本発明の実施形態による「診断ガイド」によ
りユーザ自身が「タイヤ交換」の作業を行なう様子を示
した図である。
【図18】本発明の実施形態による遠隔故障診断による
故障対応ガイダンス等の内容を示すフトーチャートであ
る。
【図19】本発明の実施形態による隔故障診断による故
障対応ガイダンス等を行なう場合の車載コンピュータの
ディスプレイに表示される画面を示す図である。
【図20】情報センタ内に設定されたユーザ専用のウエ
ブサイドである「ガレージ情報」を含む画面を示す図で
ある。
【図21】ユーザ専用のウエブサイトの画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 車両の遠隔故障診断システム 2 情報センタ 4 ネットワーク 6 遠隔故障診断サーバ 8 メーカ 10 ディーラ 12,30 サービス工場(修理工場) 14 部品工場 16,18,20,22,24,26 データベース 28 インターネット 32 ロードサービス 34 警察署・消防署 36 車両 38 ユーザのコンピュータ 40 車載コンピュータ 41 集中コントロールユニット 42 操作系 43 高機能ナビゲーションシステム 44 各種スイッチ 47 通信端子 49 補機類 50 車両運動系システム 51 表示系システム 52 ディスプレイ 53 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 繁文 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D026 BA28 BA29

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を遠隔的に診断する車両の遠隔故障
    診断用サーバであって、 車両で行なわれた検査の結果を受信すると共にその検査
    結果を解析して故障内容を検出する故障内容検出手段
    と、 この故障内容検出手段により検出された故障内容を車両
    の走行可能性を示す走行レベルに分け、この走行レベル
    に対応する故障対応ガイダンスを車両に送信する故障対
    応ガイダンス送信手段と、 を有することを特徴とする車両の遠隔故障診断用サー
    バ。
  2. 【請求項2】 上記故障対応ガイダンス送信手段の走行
    レベルは、少なくとも走行中止、ゆっくり走行、走行可
    能の何れかを含む請求項1記載の車両の遠隔故障診断用
    サーバ。
  3. 【請求項3】 上記故障対応ガイダンス送信手段は、車
    両に修理工場を含む情報を送信し、車両のユーザが希望
    する修理工場を含む情報を車両から受信する請求項1又
    は請求項2記載の車両の遠隔故障診断用サーバ。
  4. 【請求項4】 上記故障対応ガイダンス送信手段は、故
    障内容が検出されたときに、車両にその現在地を送信さ
    せると共にその現在地に近い修理工場を含む情報を車両
    に送信する請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両の
    遠隔故障診断用サーバ。
  5. 【請求項5】 更に、車両のユーザに故障部品を発注す
    るか否かを確認し、車両のユーザが故障部品の発注を希
    望する場合にはその故障部品を発注する部品発注手段
    と、を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両
    の遠隔故障診断用サーバ。
  6. 【請求項6】 上記部品発注手段は、発注した部品の納
    入時期をその車両のユーザに連絡する請求項5記載の車
    両の遠隔故障診断用サーバ。
  7. 【請求項7】 更に、車両のユーザに故障の修理を依頼
    するか否かを確認し、車両のユーザが故障の修理の依頼
    を希望する場合にはその車両の故障の修理を修理工場に
    予約する修理工場予約手段と、を有する請求項1乃至6
    の何れか1項に記載の車両の遠隔故障診断用サーバ。
  8. 【請求項8】 更に、上記故障対向ガイダンス手段が走
    行不可という故障対向ガイダンスを行なったとき、車両
    から自動的に送信されるその車両の現在地を受信すると
    共にロードサービスにその現在地を含む情報を送信する
    現在地連絡手段を有する請求項1乃至7の何れか1項に
    記載の車両の遠隔故障診断用サーバ。
  9. 【請求項9】 更に、上記車両のユーザの予め登録され
    たメールアドレスに、少なくとも修理予約状況又は部品
    状況を含む情報を、電子メールにより連絡する電子メー
    ル手段を有する請求項6又は請求項7記載の車両の遠隔
    故障診断用サーバ。
  10. 【請求項10】 車両を遠隔的に診断する車両の遠隔故
    障診断用サーバであって、 車両で行なわれた検査の結果を受信すると共にその検査
    結果を解析して故障内容を検出する故障内容検出手段
    と、 この車両の故障内容を車両のユーザに連絡する故障内容
    連絡手段と、 契約したユーザの専用のウエブサイトを有し、このユー
    ザ専用のウエブサイトにそのユーザの車両の少なくとも
    部品状況又は修理予約状況を含む修理情報を表示するユ
    ーザ専用ウエブサイト手段と、 を有することを特徴とする車両の遠隔故障診断用サー
    バ。
  11. 【請求項11】 上記ユーザ専用ウエブサイト手段は、
    上記ウエブサイトに、そのユーザの車両の修理履歴を表
    示する請求項11記載の車両の遠隔故障診断用サーバ。
  12. 【請求項12】 車両を遠隔的に診断する車両の遠隔故
    障診断方法であって、 車両で行なわれた検査の結果を受信すると共にその検査
    結果を解析して故障内容を検出する故障内容検出工程
    と、 この故障内容検出工程により検出された故障内容を車両
    の走行可能性を示す走行レベルに分け、この走行レベル
    に対応する故障対応ガイダンスを車両に送信する故障対
    応ガイダンス送信工程と、 を有することを特徴とする車両の遠隔故障診断方法。
  13. 【請求項13】 上記故障対応ガイダンス送信工程の走
    行レベルは、少なくとも走行中止、ゆっくり走行、走行
    可能の何れかを含む請求項12記載の車両の遠隔故障診
    断方法。
  14. 【請求項14】 上記故障対応ガイダンス送信工程は、
    車両に修理工場を含む情報を送信し、車両のユーザが希
    望する修理工場を含む情報を車両から受信する請求項1
    又は請求項13記載の車両の遠隔故障診断方法。
  15. 【請求項15】 上記故障対応ガイダンス送信工程は、
    故障内容が検出されたときに、車両にその現在地を送信
    させると共にその現在地に近い修理工場を含む情報を車
    両に送信する請求項12乃至14の何れか1項に記載の
    車両の遠隔故障診断方法。
  16. 【請求項16】 更に、車両のユーザに故障部品を発注
    するか否かを確認し、車両のユーザが故障部品の発注を
    希望する場合にはその故障部品を発注する部品発注工程
    と、を有する請求項12乃至15の何れか1項に記載の
    車両の遠隔故障診断方法。
  17. 【請求項17】 上記部品発注工程は、発注した部品の
    納入時期をその車両のユーザに連絡する請求項16記載
    の車両の遠隔故障診断方法。
  18. 【請求項18】 更に、車両のユーザに故障の修理を依
    頼するか否かを確認し、車両のユーザが故障の修理の依
    頼を希望する場合にはその車両の故障の修理を修理工場
    に予約する修理工場予約工程と、を有する請求項12乃
    至17の何れか1項に記載の車両の遠隔故障診断方法。
  19. 【請求項19】 更に、上記故障対向ガイダンス手段が
    走行不可という故障対向ガイダンスを行なったとき、車
    両から自動的に送信されるその車両の現在地を受信する
    と共にロードサービスにその現在地を含む情報を送信す
    る現在地連絡工程を有する請求項12乃至18の何れか
    1項に記載の車両の遠隔故障診断方法。
  20. 【請求項20】 更に、上記車両のユーザの予め登録さ
    れたメールアドレスに、少なくとも修理予約状況又は部
    品状況を含む情報を、電子メールにより連絡する工程を
    有する請求項17又は請求項18記載の車両の遠隔故障
    診断用サーバ。
  21. 【請求項21】 車両を遠隔的に診断する車両の遠隔故
    障診断方法であって、 車両で行なわれた検査の結果を受信すると共にその検査
    結果を解析して故障内容を検出する工程と、 この車両の故障内容を車両のユーザに連絡する工程と、 契約したユーザの専用のウエブサイトにそのユーザの車
    両の少なくとも部品状況又は修理予約状況を含む修理情
    報を表示する工程と、 を有することを特徴とする車両の遠隔故障診断用サー
    バ。
  22. 【請求項22】 上記表示手段は、上記ウエブサイト
    に、そのユーザの車両の修理履歴を表示する請求項21
    記載の車両の遠隔故障診断方法。
  23. 【請求項23】 車両で行なわれた検査の結果を受信す
    ると共にその検査結果を解析して故障内容を検出し、こ
    の検出された故障内容を車両の走行可能性を示す走行レ
    ベルに分け、この走行レベルに対応する故障対応ガイダ
    ンスを車両に送信するようにサーバのコンピュータを制
    御するための車両の遠隔故障診断用プログラム。
  24. 【請求項24】 上記走行レベルは、少なくとも走行中
    止、ゆっくり走行、走行可能の何れかを含むようにサー
    バのコンピュータを制御するための請求項23記載の車
    両の遠隔故障診断用プログラム。
  25. 【請求項25】 車両に修理工場を含む情報を送信し、
    車両のユーザが希望する修理工場を含む情報を車両から
    受信するようにサーバのコンピュータを制御するための
    請求項23又は請求項24記載の車両の遠隔故障診断用
    プログラム。
  26. 【請求項26】 故障内容が検出されたときに、車両に
    その現在地を送信させると共にその現在地に近い修理工
    場を含む情報を車両に送信するようにサーバのコンピュ
    ータを制御するための請求項23乃至25の何れか1項
    に記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  27. 【請求項27】 更に、車両のユーザに故障部品を発注
    するか否かを確認し、車両のユーザが故障部品の発注を
    希望する場合にはその故障部品を発注するようにサーバ
    のコンピュータを制御するための請求項23乃至26の
    何れか1項に記載の車両の遠隔故障診断プログラム。
  28. 【請求項28】 発注した部品の納入時期をその車両の
    ユーザに連絡するようにサーバのコンピュータを制御す
    るための請求項27記載の車両の遠隔故障診断用プログ
    ラム。
  29. 【請求項29】 更に、車両のユーザに故障の修理を依
    頼するか否かを確認し、車両のユーザが故障の修理の依
    頼を希望する場合にはその車両の故障の修理を修理工場
    に予約するようにサーバのコンピュータを制御するため
    の請求項23乃至28の何れか1項に記載の車両の遠隔
    故障診断用プログラム。
  30. 【請求項30】 更に、走行不可という故障対向ガイダ
    ンスを行なったとき、車両から自動的に送信されるその
    車両の現在地を受信すると共にロードサービスにその現
    在地を含む情報を送信するようにサーバのコンピュータ
    を制御するための請求項23乃至29の何れか1項に記
    載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  31. 【請求項31】 更に、上記車両のユーザの予め登録さ
    れたメールアドレスに、少なくとも修理予約状況又は部
    品状況を含む情報を、電子メールにより連絡するように
    サーバのコンピュータを制御するための請求項28又は
    請求項29記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  32. 【請求項32】 車両で行なわれた検査の結果を受信す
    ると共にその検査結果を解析して故障内容を検出し、こ
    の車両の故障内容を車両のユーザに連絡し、契約したユ
    ーザの専用のウエブサイトにそのユーザの車両の少なく
    とも部品状況又は修理予約状況を含む修理情報を表示す
    るようにサーバのコンピュータを制御するための車両の
    遠隔故障診断用プログラム。
  33. 【請求項33】 上記ウエブサイトに、そのユーザの車
    両の修理履歴を表示するようにサーバのコンピュータを
    制御するための請求項32記載の車両の遠隔故障診断用
    サーバ。
  34. 【請求項34】 車両を遠隔的に診断する車載の遠隔故
    障診断装置であって、 車両で行なわれた検査の結果を外部サーバに送信する送
    信手段と、 外部サーバがこの送信された検査結果を解析して得た故
    障内容を外部サーバから受信する受信手段と、 外部サーバが生成した故障内容により分けられた車両の
    走行可能性を示す走行レベルに対応する故障対応ガイダ
    ンスを外部サーバから受信して車載ディスプレイに表示
    する故障対応ガイダンス表示手段と、 を有することを特徴とする車載の遠隔故障診断装置。
  35. 【請求項35】 上記故障対応ガイダンスの走行レベル
    は、少なくとも走行中止、ゆっくり走行、走行可能の何
    れかを含む請求項34記載の車載の遠隔故障診断装置。
  36. 【請求項36】 上記故障対応ガイダンス表示手段は、
    車両のユーザが希望する修理工場を含む情報を外部サー
    バに送信する請求項34又は請求項35記載の車載の遠
    隔故障診断装置。
  37. 【請求項37】 上記故障対応ガイダンス表示手段は、
    故障内容が検出されたときに、外部サーバに車両の現在
    地を送信すると共にその現在地に近い修理工場を含む情
    報を外部サーバから受信する請求項34乃至36の何れ
    か1項に記載の車載の遠隔故障診断装置。
  38. 【請求項38】 更に、車両のユーザに故障部品を発注
    するか否かを確認させ、車両のユーザが故障部品の発注
    を希望する場合にはその故障部品を外部サーバに発注す
    る部品発注手段と、を有する請求項34乃至37の何れ
    か1項に記載の車載の遠隔故障診断装置。
  39. 【請求項39】 上記部品発注手段は、外部サーバから
    発注した部品の納入時期を受信する請求項38記載の車
    載の遠隔故障診断装置。
  40. 【請求項40】 更に、車両のユーザに故障の修理を依
    頼するか否かを確認させ、車両のユーザが故障の修理の
    依頼を希望する場合にはその車両の故障の修理を外部サ
    ーバを介して修理工場に予約する修理工場予約手段と、
    を有する請求項34乃至39の何れか1項に記載の車載
    の遠隔故障診断装置。
  41. 【請求項41】 更に、上記故障対向ガイダンス表示手
    段が走行不可という故障対向ガイダンスを行なったと
    き、その車両の現在地を外部サーバに自動的に送信する
    と共に外部サーバからロードサービスにその現在地を含
    む情報を送信させる現在地連絡手段を有する請求項34
    乃至40の何れか1項に記載の車載の遠隔故障診断装
    置。
  42. 【請求項42】 車両で行なわれた検査の結果を外部サ
    ーバに送信し、外部サーバがこの送信された検査結果を
    解析して得た故障内容を外部サーバから受信し、外部サ
    ーバが生成した故障内容により分けられた車両の走行可
    能性を示す走行レベルに対応する故障対応ガイダンスを
    外部サーバから受信して車載ディスプレイに表示するよ
    うに車載コンピュータを制御するための車両の遠隔故障
    診断用プログラム。
  43. 【請求項43】 上記故障対応ガイダンスの走行レベル
    は、少なくとも走行中止、ゆっくり走行、走行可能の何
    れかを含むように車載コンピュータを制御するための請
    求項42記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  44. 【請求項44】 車両のユーザが希望する修理工場を含
    む情報を外部サーバに送信するように車載コンピュータ
    を制御するための請求項42又は請求項43記載の車両
    の遠隔故障診断用プログラム。
  45. 【請求項45】 故障内容が検出されたときに、外部サ
    ーバに車両の現在地を送信すると共にその現在地に近い
    修理工場を含む情報を外部サーバから受信するように車
    載コンピュータを制御するための請求項42乃至44の
    何れか1項に記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  46. 【請求項46】 更に、車両のユーザに故障部品を発注
    するか否かを確認させ、車両のユーザが故障部品の発注
    を希望する場合にはその故障部品を外部サーバに発注す
    るように車載コンピュータを制御するための請求項42
    乃至46の何れか1項に記載の車両の遠隔故障診断用プ
    ログラム。
  47. 【請求項47】 外部サーバから発注した部品の納入時
    期を受信するように車載コンピュータを制御するための
    請求項45記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  48. 【請求項48】 更に、車両のユーザに故障の修理を依
    頼するか否かを確認させ、車両のユーザが故障の修理の
    依頼を希望する場合にはその車両の故障の修理を外部サ
    ーバを介して修理工場に予約するように車載コンピュー
    タを制御するための請求項42乃至47の何れか1項に
    記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
  49. 【請求項49】 更に、走行不可という故障対向ガイダ
    ンスを行なったとき、その車両の現在地を外部サーバに
    自動的に送信すると共に外部サーバからロードサービス
    にその現在地を含む情報を送信させるように車載コンピ
    ュータを制御するための請求項42乃至48の何れか1
    項に記載の車両の遠隔故障診断用プログラム。
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