JP2002341797A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002341797A
JP2002341797A JP2001141560A JP2001141560A JP2002341797A JP 2002341797 A JP2002341797 A JP 2002341797A JP 2001141560 A JP2001141560 A JP 2001141560A JP 2001141560 A JP2001141560 A JP 2001141560A JP 2002341797 A JP2002341797 A JP 2002341797A
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display device
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solar cell
emitting diode
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JP2001141560A
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Junji Kuroda
順治 黒田
Katsuhiko Nakagawa
勝彦 中川
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色むらがなく、任意の色の光を出すことがで
き、しかも低消費電力で長寿命の表示装置を提供する。 【解決手段】 発光ダイオードを導光板8の側面に配置
して照明を行う表示装置において、前記発光ダイオード
は赤色光、青色光及び緑色光をそれぞれ発光する3種類
の発光ダイオード44A、44B、44Cよりなり、各
発光ダイオードの発光特性は前記導光板の厚さ方向には
広がり角が小さく、前記導光板の側面の長手方向には広
がり角が大きくなされている。これにより、色むらがな
く、任意の色の光を出すことができ、しかも低消費電力
で長寿命化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば夜などの低
照度の環境において表示を認識し易くするための自発光
型の道路標識などの表示装置に関するものである。
【従来の技術】一般に、照明の暗い室内、日没後の屋外
などの低照度の環境下で表示を見易くするためのバック
ライト技術は各産業分野で使われている。また、そのバ
ックライト方法も多種多様なものがある。例えば近年急
速に普及しているノート型パソコンのバックライト技術
に関しては、これはパソコンの液晶画面を周りが暗いと
きに見易くするために液晶表示装置の裏側に薄型の面光
源を配置するものである。
【0002】現在使われているこの技術は、エッジライ
ト方式といわれるものであり、アクリルなどの透明材料
基盤(導光板)に微小な凹凸を設け、この透明材料基盤
の側面から冷陰極管などの光を導入して微小な凹凸から
の散乱により一様な発光面を得るようにしたものであ
る。また、広告表示板、警告表示板、案内表示板等の大
型の表示装置にもバックライト技術が使われている。最
も代表的な表示装置としては、屋外、鉄道駅構内等に設
置される広告表示板がある。これらの表示装置は、ほと
んどが内部に蛍光管を持ち、表面に透光性シートを張っ
たものである。また、近年の車社会の成熟、高齢化社会
への移行に伴い、道路標識(規制標識、警告標識、案内
標識等を含む)にも発光式の表示装置が使われるように
なってきた。これらの表示装置の大部分は蛍光灯式であ
る。
【0003】このような蛍光灯式の従来の表示装置の一
例を図10及び図11に示す。図10は従来の蛍光灯式
の表示装置を示す平面図、図11は表示装置の概略断面
図である。ここでは表示装置を道路標識として用いてい
る。この表示装置は、全体が例えば逆正三角形に成形さ
れており、この装置本体2内に光源として蛍光灯4を収
容している。そして、この装置本体2の表側面に所定の
文字や記号等が表された透明板6を設け、必要な文字、
例えば”止まれ”を明示するようになっている。この場
合、文字に代えて、進行方向を示す矢印等を表したり、
装置本体2の形状を円形にしたりする場合もある。
【0004】ところで、蛍光灯式の表示装置は消費電力
が大きいこと、奥行きが大きいこと、蛍光灯の寿命が短
いことなどの欠点があり、この種の表示装置の普及を妨
げているのが現状である。これに対して、蛍光灯以外の
光源を使用した表示装置が徐々に使われ始めている。例
えば、EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを背面
に組み込んだ道路標識の表示装置が実際に使われてきて
おり、また、太陽電池を組み込んだ表示装置も知られて
いる。
【0005】しかし、この種の表示装置は明るさが不充
分であるばかりか、ELの寿命が短く、しかも消費電力
が比較的大きい等の欠点を持っている。従って、この表
示装置では表示の一部分のみ、例えば”止まれ”の文字
を発光させる部分を、点滅にして明時間を短くするな
ど、低消費電力化の工夫を凝らしているが、この場合に
は見易さ(視認性)に難点がある。また、消費電力を下
げるために、光源としてLED(以下、発光ダイオード
とも称す)を使うエッジライト方式のもの(例えば特開
平10−105094号公報)が提案されている。この
エッジライト方式は、LEDをアレー状に導光板のエッ
ジに沿って並べ、光を散乱することにより発光面を作り
出すものである。
【0006】このようなエッジライト方式の表示装置の
一例の断面図を図12に示す。図12において、この装
置本体は例えばアクリル等よりなる所定の厚さの導光板
8を有し、この導光板8の一側の端面に沿って白色光を
発する白色発光ダイオード10を配列している。図示例
では白色発光ダイオード10を1個のみ記載している
が、実際には、多数個配列されており、上記導光板8の
側面よりその内部へ白色光を導入するようになってい
る。例えば図10に示すような逆正三角形状の表示装置
では、白色発光ダイオード10を導光板8の上部端面に
沿って配列している。導光板8の裏面側の全面には微小
な凹凸12を形成し、上記白色光を乱反射させるように
なっている。また、この導光板8の上記凹凸12の形成
面には、反射板14を取り付けており、上記凹凸12の
部分を透過した光を反射するようになっている。そし
て、この導光板8の上記凹凸12の形成面とは反対側の
表面には、拡散板16が設けられており、これより出る
白色光を拡散させるようになっている。この拡散板16
に、図10に示すような文字”止まれ”や進行方向を示
す矢印などが表されており、ドライバーからこの文字や
矢印を視認できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに光源となるLEDとしては白色LED10を使用し
ているが、この種のLEDは半導体のエネルギーレベル
の差に相当するエネルギーの値により、次式により発光
色が単一スペクトルとなり、その波長も一義的に決まっ
ている。 E=hν ここで、E:エネルギー h:プランクの乗数 ν:光
の振動数 従って、白色光(各波長の成分を持つブロードなスペク
トル)を発光させるために、青色発光のLEDの光で、
赤色を発光する蛍光体を励起し、これにより青色光と赤
色光とを同時に発光して見かけ上、白色光に見せてい
る。
【0008】しかしながら、この発光方法の場合である
と蛍光体の変換効率が悪く、しかも蛍光体が不均一のた
めに輝度及び色相が同じものを作ることができない等の
欠点がある。また、基本的に青色と赤色のスペクトルし
か持っていないので透過性シートで青色、赤色及びその
合成色以外の色を出す時に非常に暗くなるという欠点も
ある。また、LEDは非常に長寿命であるが、蛍光体の
寿命があまり長くないため長寿命の表示装置を実現する
ことができない、といった問題もあった。本発明の第1
の目的は、このような問題点を解決することである。ま
た、この種の表示装置には、電源として太陽電池を有す
るものが知られており、太陽電池の取りつけ方法には、
一体型と分離型がある。分離型とは図13に示すごとく
装置本体2と太陽電池18とを分離して設置し、太陽電
池18の向きを可変とするものである。すなわち、装置
本体2を取り付け用ポール20に固定し、また、太陽電
池18を支持具22でもって上記ポール20に固定す
る。この時、装置本体2に対して別体で設けた太陽電池
18を発電効率が高くなるように所望の方向に向ける。
そして、この太陽電池18と装置本体2とを配線24で
電気的に接続する。このように設置することにより太陽
電池18の向きを年間を通じて最適な日照量の得られる
南向きとすることができる。しかしながら、この方式
は、装置本体2以外に太陽電池18の取りつけ部を備え
なければならず、また、設置に際しても角度調整が必要
となる不都合がある。
【0009】一方、一体型とは図14及び図15に示す
ように、装置本体2に直接的に太陽電池18を取り付け
るものである。図示例では、逆正三角形状の装置本体2
の上端面に上記太陽電池18を設けている。この方式は
表示装置を道路に設置する際に手間がかからないという
利点がある。ところで、従来の道路標識は路肩に設置す
ることが多くて、その高さも2m程度であった。この場
合、ドライバーの目線と道路標識の高さにあまり差がな
いため標識面は道路に対して垂直に設置されていた。し
かし、近年道路の整備、ドライバーからの見易さ改善等
のため図16及び図17に示すようなオーバーハング状
態とするために、長い6m位の垂直ポール26の先端に
取り付け用ポール20を水平に取り付けることが多くな
ってきた。この場合、道路標識である装置本体18は道
路にせり出しているため、設置高さは上述のように6m
と高くしなければならない。これに伴い、道路標識はド
ライバーから見易くするため、角度θが5〜10度程度
だけ下に傾けて取り付けられている。ここで、路面から
装置本体2の下端までの長さは、図16に示すように、
5m以上(5〜6m)である。
【0010】しかしながら、この道路標識を、その標識
面が北向きとなるように設置する場合、上述のように標
識面を下向きに5〜10度程度傾けるため、太陽電池1
8の受光面は北に上記角度θと同じ角度、すなわち5〜
10度程度傾いてしまう。このため、太陽電池18の受
光面を水平設置する場合と、北向き約10度の傾斜設置
の場合との間で、1日の総発電量に大きな差が生じてし
まう。下記の表1は、1日の総発電量の差を示す表であ
り、ここでは太陽電池18の角度θがゼロ(水平)の場
合と10度に設定して、その受光面を北に向けた時の1
日の総発電量を示している。
【0011】
【表1】 (測定点 神奈川県 太陽電池 10.8W級 測定時期
12月)
【0012】このように、充電が良好に行われた時に
は、北向きの場合には総発電量が約60%(=15.8
/26.8)まで低下してしまう、という問題があっ
た。ここで、太陽電池の取り付け角度を、この表示装置
の設置角度に対応させて、種々の傾きにした多種類の表
示装置を作ることも考えられるが、この場合にはコスト
アップの原因となり、現実的ではない。本発明の第2の
目的は、このような問題点を解決することである。ま
た、上述のような表示装置は、特に、一時停止標識用の
道路標識に適している。その理由は一時停止標識用の道
路標識はドライバーに注意を喚起することが目的のた
め、点滅動作が有効だからである。この点滅動作は蛍光
灯式の表示装置では実現が困難である。また、太陽電池
のエネルギーによって充電することが多いため、消費電
力を小さくすることが必要であるが点滅動作はこの点で
も有利であり、また、光源であるLEDは直流駆動であ
るので蓄電池との相性も良い。図18に従来の表示装置
の代表的なLEDの駆動回路を示す。この駆動回路は非
常に簡単な構成であり、各LED10と抵抗28とを直
流の蓄電池30に直列に接続している。この駆動回路で
は、蓄電池30の電圧によりLEDの輝度(明るさ)が
変化し、当然に消費電力も変化してしまうので好ましく
ない。この種の道路標識は定められた一定の明るさで点
滅することが求められるので、これを実現するのに図1
9に示すように電池や電圧を安定化させる安定化回路3
2を介在させることも行われる。しかしながら、上記安
定化回路32は蓄電池30の直流電圧をスイッチングし
て矩形波に変換し、そのデューティを変えることにより
一定の電流、或いは電圧を得るような構造なので回路自
体が非常に複雑になり、また消費電力も大きい、といっ
た問題があった。本発明の第3の目的は、このような問
題点を解決することである。
【0013】本発明の第1の目的は、色むらがなく、任
意の色の光を出すことができ、しかも低消費電力で長寿
命の表示装置を提供することにある。本発明の第2の目
的は、道路に対して所定の角度で傾斜させて取り付ける
場合に、太陽電池の発電量を、その取り付け方向に関係
なく安定化させることが可能な表示装置を提供すること
にある。本発明の第3の目的は、蓄電池の電圧に応じて
点滅周期を変更することができる表示装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
発光ダイオードを導光板の側面に配置して照明を行う表
示装置において、前記発光ダイオードは赤色光、青色光
及び緑色光をそれぞれ発光する3種類の発光ダイオード
よりなり、各発光ダイオードの発光特性は前記導光板の
厚さ方向には広がり角が小さく、前記導光板の側面の長
手方向には広がり角が大きくなされていることを特徴と
する表示装置である。これにより、赤、青、緑の光の3
原色の各色の発光ダイオードから放射される光を直接的
に用いて白色光を色むらなく出すことが可能となるばか
りか、低消費電力及び長寿命化も可能となり、しかも各
色光の出力を制御すれば任意の色を出すこともできる。
【0015】請求項2に係る発明によれば、太陽電池が
装置本体の上部面に設けられて前記装置本体の表示面が
垂直方向に対して所定の角度だけ傾斜した状態で取り付
けられる表示装置において、前記太陽電池の受光面が、
前記装置本体の表示面に直交する方向に対して実質的に
前記所定の角度だけ傾斜するように、前記太陽電池は設
けられることを特徴とする表示装置である。このよう
に、太陽電池の受光面を、この装置本体が垂直方向に対
して傾斜して取り付けられている傾斜角度と同じ角度だ
け装置本体の表示面に対して傾斜した状態で取り付けて
いるので、この受光面は水平状態となり、従って、表示
装置を設置する向きに関係なく太陽電池の発電量を安定
化させることが可能となる。
【0016】請求項3に係る発明は、発光ダイオードと
太陽電池と蓄電池とを有する表示装置において、前記蓄
電池の電圧をモニタするモニタ部と、前記モニタ部によ
って得られた電圧値に基づいて前記発光ダイオードの点
滅の周期を制御する周期制御部とを備えたことを特徴と
する表示装置である。このように、蓄電池の電圧に依存
して発光ダイオードの点滅周期を変更できるので、十分
な視認性を確保することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る表示装置の
一実施例を添付図面に基づいて詳述する。まず、第1の
発明について説明する。図1は第1の発明の表示装置を
示す概略断面図、図2は図1に示す表示装置の部分平面
図、図3は発光ダイオードからの放射される光の広がり
状態を示す図、図4は発光ダイオードの接続状態を示す
図、図5は発光ダイオードの駆動系を示すブロック構成
図である。この表示装置40の全体構成は、設置した発
光ダイオードの種類を除いて、先に図12にて説明した
と、同様に形成されている。
【0018】すなわち、この表示装置40の装置本体4
2は例えばアクリル等よりなる所定の厚さの導光板8を
有し、この導光板8の一側の端面に沿って赤色光、青色
光及び緑色光の各色(光の3原色)を発する発光ダイオ
ード44A、44B、44Cを配列している。図1中で
は発光ダイオードを1個のみ記載しているが、実際に
は、図2に示すように上記各色の発光ダイオード44
A、44B、44Cがこの順序で多数個配列されてお
り、上記導光板8の側面よりその内部へ各色の光を導入
するようになっている。例えば図10に示すような逆正
三角形状の表示装置では、各発光ダイオード44A、4
4B、44Cを導光板8の上部端面に沿って配列してい
る。尚、上記各発光ダイオード44A、44B、44C
の配列の順序は問わない。
【0019】導光板8の裏面側の全面には微小な凹凸1
2を形成し、上記各色光を乱反射させるようになってい
る。また、この導光板8の上記凹凸12の形成面には、
反射板14を取り付けており、上記凹凸12の部分を透
過した各色の光を反射するようになっている。そして、
この導光板8の上記凹凸12の形成面とは反対側の表
面、例えば上端面8Aには、拡散板16が設けられてお
り、これより出る各色光を拡散させるようになってい
る。これにより、光の3原色の各色が混じって白色光を
生ずるようになっている。そして、この拡散板16に、
図10に示すような文字”止まれ”や進行方向を示す矢
印などが表されており、ドライバーからこの文字や矢印
を視認できるようになっている。実際には、上記各発光
ダイオード44A〜44Cは、例えば8mm間隔で設け
られ、各色の発光ダイオードは例えば45個であり、全
部で135個の発光ダイオード44A〜44Cを設けて
いる。
【0020】ここで、このように赤色光、青色光及び緑
色光の各発光ダイオード44A〜44Cを上述のように
並べて白色光を実現する方法は発光ダイオードの近傍で
虹(赤、青、緑の各光が混ざらないために起こる)が発
生する傾向がある。これは、放出される光の広がり角の
大きなLEDを使用すれば防ぐことができるが、反対
に、光の導光板8への効率のよい導入ができないという
問題が発生する。そこで、本発明では導光板18の側面
(端面)の長手方向には約70度と広がり角θ1が大き
く、導光板8の厚さ方向には約30度と広がり角θ2の
小さな扁平発光型の発光ダイオードを使用している。こ
れにより、LEDの光を有効に導光板8に導入できると
共に、発光ダイオード44A〜44Cの近傍での虹の発
生を防ぐことができる。この場合、発光ダイオードの駆
動系は、例えば赤色光の発光ダイオードを例にとれば、
図4に示す様に、赤色光の発光ダイオード44Aと抵抗
46とをそれぞれ直列に接続してこれに直流電圧を印加
すればよい。また、青色光の発光ダイオード44B、緑
色光の発光ダイオード44Cは、図4に示した赤色光の
発光ダイオード44Aの縦続接続状態と同様に、それぞ
れ個別に縦続接続される。
【0021】これにより、光の3原色である赤色光、青
色光及び緑色光がそれぞれ同時に放射され、これらが乱
反射等によって混じり合って白色光が形成される。ま
た、各色毎に発光のタイミングを変えるには、図5に示
すように各色の発光ダイオード44A〜44C毎にLE
Dドライブ回路48A、48B、48Cにそれぞれ接続
し、各ドライブ回路48A〜48Cをそれぞれ独自のタ
イミング発生回路50A、50B、50Cで駆動させれ
ばよい。これによれば、各色の発光ダイオード44A〜
44Cの発光のタイミングを独自に制御でき、また、各
色の発光量の制御及び特定の色の発光の停止などの制御
を行うことができる。従って、通常は赤色、青色、緑色
の各色を発光させて”止まれ”の文字を白く見せるが、
例えば霧の発生時には赤色と緑色のみの光を発光させて
オレンジ色に”止まれ”の文字を見せて視認性を改善す
ることもできる。また、各色の発光量を変えることによ
って任意の色を出すこともできる。
【0022】次に、第2の発明について説明する。図6
は第2の発明の表示装置を示す平面図、図7は図6に示
す表示装置の側面図である。この表示装置52は、装置
本体42の上部面42Aに、太陽電池18を取り付けて
いる。この表示装置52は、図16及び図17にて説明
したように、垂直ポール26及び取り付けポール20を
用いて取り付けられており、道路に対してオーバハング
状態に設置されている。そして、この装置本体42は、
この表示面42Bが垂直方向に対して所定の角度θ、例
えば5〜10度程度だけ表示面42B側に傾斜させて設
けており、ドライバーに対して視認し易くしている。そ
して、上記太陽電池18は、その上面の受光面18A
が、上記装置本体42の表示面42Bに直交する方向に
対して実質的に所定の角度θ3だけ傾斜するように取り
付けられている。ここで角度θ3は、上記角度θと略同
じ角度に設定されており、例えば5〜10度程度の範囲
内である。これにより、この表示装置52の装置本体4
2が、東西南北等のどの方向に向かって設置されても、
この太陽電池18の受光面18Aは常に略水平状態に維
持されることになるので、装置本体42の取り付け方向
に関係なく、常に発電量を一定にすることが可能とな
る。
【0023】次に、第3の発明について説明する。図8
は第3の発明の表示装置を示す回路構成図、図9は図8
に示す表示装置の制御系を示すブロック構成図である。
本発明の重要な点は、蓄電池の電圧に応じて発光ダイオ
ードの点滅の周期をコントロールしてドライバーに対す
る表示の認識をそれ程劣化させず、且つ長時間の使用を
可能とする点である。まず、本発明者は、我々のこれま
での経験では点滅表示における視認性は輝度だけで決ま
るのではなく、その明時間(点灯時間)にも大きく関係
していることが判明しており、すなわちドライバーの目
に入る光のエネルギーの大きさに大きく関係している、
という知見を得ることにより、この第3の発明に至った
ものである。
【0024】図8及び図9に示すように、この表示装置
54は、太陽電池18の他に蓄電池56を有しており、
ここで得られた電力を、例えばマイクロコンピュータ等
よりなる制御系57を介して装置本体42の各発光ダイ
オード44A〜44C等へ供給している。この制御系5
7は、主として上記蓄電池56の電圧をモニタするモニ
タ部58、このモニタ部58で得られた電圧値に基づい
て上記発光ダイオード44A〜44Cの点滅の周期を制
御する周期制御部60とを有している。上記モニタ部5
8は、例えば内蔵のADコンバータ等を用いることがで
き、ここでは蓄電池56のみならず、太陽電池18で発
電される電圧値もモニタしている。ここで、この制御系
57は、上記太陽電池18の発電量が過剰になると太陽
電池18を蓄電池56から切り離して過充電となること
を防止する機能及び蓄電池56の電圧が一定の電圧より
も下がると、これを負荷である発光ダイオード44A〜
44C側から切り離して過放電となることを防止する機
能も有する。
【0025】このような構成において、上記モニタ部5
8は上記蓄電池56の電圧を常時モニタしており、上記
周期制御部60は内蔵クロックから時間を算出してこの
検出された電圧値に基づいて上記発光ダイオード44A
〜44Cの点滅の周期を制御している。この表示装置5
4を交通標識として用いて、輝度が約20cd/m
の時に周期約1秒の点滅を行う。また、蓄電池56とし
ては12V(ボルト)のものを使用すると仮定する。こ
こで蓄電池56の電圧が13.5V〜13.0Vの時は明時間を
0.3秒、13.0〜12.5Vでは明時間を0.35秒、12.5〜12.0
Vでは明時間を0.4秒、12.0〜11.5Vでは明時間を0.45
秒とする。ただし、この設定値は制御系57のマイクロ
コンピュータのプログラムを書き換えることにより自由
に変更可能であり、この設定値は本発明を制約するもの
ではない。
【0026】このように点滅時間を可変に制御すること
により、蓄電池56の電圧が変動しても、ドライバーに
対して略同様な視認性を確保することができる。また、
この発明は上記方法以外にも使うことができる。例えば
太陽電池式の道路標識はその発電量が天候に大きく左右
されるので、異常気象などで発電量が極端に少なくなる
こともある。この場合、動作停止とならないように、蓄
電池の電圧がある値以下になった場合、視認性を犠牲に
してでも点滅の明時間を極度に短くして消費電力を少な
くするといった設定にすることもできる。尚、上記各発
明の表示態様は単に一例を示したに過ぎず、これらに限
定されないのは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示装置
によれば、次のように優れた作用効果を発揮することが
できる。請求項1の発明によれば、赤、青、緑の光の3
原色の各色の発光ダイオードから放射される光を直接的
に用いて白色光を色むらなく出すことが可能となるばか
りか、低消費電力及び長寿命化も可能となり、しかも各
色光の出力を制御すれば任意の色を出すことができる。
請求項2の発明によれば、太陽電池の受光面を、この装
置本体が垂直方向に対して傾斜して取り付けられている
傾斜角度と同じ角度だけ装置本体の表示面に対して傾斜
した状態で取り付けているので、この受光面は水平状態
となり、従って、表示装置を設置する向きに関係なく太
陽電池の発電量を安定化させることができる。請求項3
の発明によれば、蓄電池の電圧に依存して発光ダイオー
ドの点滅周期を変更できるので、十分な視認性を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の表示装置を示す概略断面図であ
る。
【図2】図1に示す表示装置の部分平面図である。
【図3】発光ダイオードからの放射される光の広がり状
態を示す図である。
【図4】発光ダイオードの接続状態を示す図である。
【図5】発光ダイオードの駆動系を示すブロック構成図
である。
【図6】第2の発明の表示装置を示す平面図である。
【図7】図6に示す表示装置の側面図である。
【図8】第3の発明の表示装置を示す回路構成図であ
る。
【図9】図8に示す表示装置の制御系を示すブロック構
成図である。
【図10】従来の蛍光灯式の表示装置を示す平面図であ
る。
【図11】表示装置を示す概略断面図である。
【図12】エッジライト方式の表示装置の一例を示す断
面図である。
【図13】太陽電池分離型の従来の表示装置を示す図で
ある。
【図14】太陽電池一体型の従来の表示装置を示す平面
図である。
【図15】太陽電池一体型の従来の表示装置を示す側面
図である。
【図16】オーバーハング型の従来の表示装置を示す平
面図である。
【図17】オーバーハング型の従来の表示装置を示す側
面図である。
【図18】従来の表示装置の代表的なLEDの駆動回路
を示す図である。
【図19】安定化回路を有する従来の表示装置の代表的
なLEDの駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
8…導光板、8A…上端面、12…凹凸、14…反射
板、16…拡散板、18…太陽電池、40,52,54
…表示装置、42…装置本体、42A…上部面、42B
…表示面、44A…赤色光の発光ダイオード、44B…
青色光の発光ダイオード、44C…緑色光の発光ダイオ
ード、56…蓄電池、57…制御系、58…モニタ部、
60…周期制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 F21Q 3/00 C // F21W 111:02 F21S 9/02 Q F21Y 101:02 H01L 31/04 Q Fターム(参考) 3K080 AA12 AA14 AB01 BA07 BB19 5C096 AA22 BA01 CA02 CA13 CA14 CA25 CA32 CB04 CC06 CC24 CD02 CD24 CD31 CD53 CF02 DC06 DD05 FA03 5F041 AA14 BB33 DC07 EE25 FF11 5F051 BA05 JA09 JA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ダイオードを導光板の側面に配置し
    て照明を行う表示装置において、 前記発光ダイオードは赤色光、青色光及び緑色光をそれ
    ぞれ発光する3種類の発光ダイオードよりなり、各発光
    ダイオードの発光特性は前記導光板の厚さ方向には広が
    り角が小さく、前記導光板の側面の長手方向には広がり
    角が大きくなされていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 太陽電池が装置本体の上部面に設けられ
    て前記装置本体の表示面が垂直方向に対して所定の角度
    だけ傾斜した状態で取り付けられる表示装置において、 前記太陽電池の受光面が、前記装置本体の表示面に直交
    する方向に対して実質的に前記所定の角度だけ傾斜する
    ように、前記太陽電池は設けられることを特徴とする表
    示装置。
  3. 【請求項3】 発光ダイオードと太陽電池と蓄電池とを
    有する表示装置において、 前記蓄電池の電圧をモニタするモニタ部と、 前記モニタ部によって得られた電圧値に基づいて前記発
    光ダイオードの点滅の周期を制御する周期制御部とを備
    えたことを特徴とする表示装置。
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