JP2002340129A - ボールねじ装置 - Google Patents

ボールねじ装置

Info

Publication number
JP2002340129A
JP2002340129A JP2001149278A JP2001149278A JP2002340129A JP 2002340129 A JP2002340129 A JP 2002340129A JP 2001149278 A JP2001149278 A JP 2001149278A JP 2001149278 A JP2001149278 A JP 2001149278A JP 2002340129 A JP2002340129 A JP 2002340129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
screw
ball nut
screw device
screw shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001149278A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Nakagawa
弘路 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2001149278A priority Critical patent/JP2002340129A/ja
Publication of JP2002340129A publication Critical patent/JP2002340129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールねじ装置の低騒音化を図る。 【解決手段】 外周面に螺旋状のねじ溝2を有するねじ
軸3と、ねじ軸3のねじ溝2に対応するねじ溝を内周面
に有してねじ軸3に遊嵌されるボールナット6と、前記
両ねじ溝間に転動可能に配置された多数のボールとを備
え、ボールがボールナット6に取り付けられたボール循
環部品50Aに案内されて循環するボールねじ装置であ
って、ボール循環部品50Aを包囲する包囲部材21,
25を設け、該包囲部材21,25とボールナット6と
の間に発泡樹脂29を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送り装置等に用い
られるボールねじ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のボールねじ装置として
は、例えば図3に示すものが知られている。このボール
ねじ装置1は、外周面に断面半円状のねじ溝2を有して
軸方向に延びるねじ軸3に、内周面に断面半円状のねじ
溝4を有するボールナット6が嵌合されている。ボール
ナット6はねじ軸3に嵌合される筒部6aと、該筒部6
aの軸方向の端部に設けられたフランジ部6bとを備え
ている。
【0003】ボールナット6のねじ溝4とねじ軸3のね
じ溝2とは互いに対向して両者の間に螺旋状通路を形成
しており、該螺旋状通路には転動体としての多数の鋼製
ボール5が転動可能に装填されている。そして、ねじ軸
3の回転により、ボールナット6がボール5の転動を介
して直線移動するようになっている。なお、ボールナッ
ト8が直線移動する際には、ボール5が両ねじ溝2,4
で形成される螺旋状通路を転動しつつ移動するが、ボー
ルナット6を継続して移動させていくためには、ボール
5を無限循環させる必要がある。
【0004】このため、ボールナット6の筒部6aの肉
厚部に、前記螺旋状通路に接線方向から連通すると共に
ねじ軸3を跨いで一対をなしてナット外部に開口させた
循環穴51,51を形成し、この循環穴51,51を略
U字形のリターンチューブ(ボール循環部品)50Aで
連結することによりボール循環経路52を構成している
(図ではボール循環経路52を2経路設けてある)。ボ
ール5は螺旋状通路を例えば1.5巻き分移動した後に
ボール循環経路52に導かれて無限循環を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボールねじ装置においては、ボール5がリターンチ
ューブ50A内を循環する際に騒音が発生するため、低
騒音化や消音化が要求される環境で用いられる場合に問
題が生じている。本発明はこのような不都合を解消する
ためになされたものであり、低騒音化を図ることができ
るボールねじ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、外周面に螺旋状のねじ溝を
有するねじ軸と、該ねじ軸のねじ溝に対応するねじ溝を
内周面に有して前記ねじ軸に遊嵌されるボールナット
と、前記両ねじ溝間に転動可能に配置された多数のボー
ルとを備え、該ボールが前記ボールナットに取り付けら
れたボール循環部品に案内されて循環するボールねじ装
置であって、前記ボール循環部品を包囲する包囲部材を
設け、該包囲部材と前記ボールナットとの間に吸音材を
充填したことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記包囲部材として制振金属板を用いたことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例であるボールねじ装置を説明するための一部を破断
した説明図、図2は図1のA−A線断面図である。な
お、この実施の形態のボールねじ装置の基本的構成はリ
ターンチューブを一経路とした点を除いて図3で説明し
た従来のものと同一であるので、相違点のみについて説
明し、重複する部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0009】図1および図2を参照して、このボールね
じ装置20は、ボールナット6の筒部6aに所定の間隔
をあけて外挿された外筒部21を備えている。外筒部2
1のボールナット6のフランジ部6b側の端部にはフラ
ンジ部22が設けられており、該フランジ部22はフラ
ンジ部6bにねじ23等の固定手段によって固定されて
いる。一方、外筒部21のボールナット6のフランジ部
6bから離間する側の端部はボールナット6の筒部6a
より若干突出して開口部24とされており、該開口部2
4はねじ軸3に外挿された蓋部25によって閉塞される
ようになっている。この蓋部25と前記外筒部21とに
よって本発明の包囲部材を構成して、該包囲部材によっ
てボールナット6の筒部6aに取り付けられたボール循
環部品としてのリターンチューブ50Aを包囲するよう
になっている。
【0010】蓋部25は、外筒部21の内径と略同径の
小径部26と、外筒部21の外径と略同径の大径部27
とを有しており、小径部26を開口部24から外筒部2
1の内径に嵌め込んで小径部26の端面をボールナット
6の筒部6aの端面に突き当て、この状態で外筒部21
の端部を小径部26にねじ28等の固定手段によって固
定することにより、蓋部25によって開口部24が閉塞
されるようになっている。
【0011】ここで、この実施の形態では、外筒部21
およびフランジ部22を制振合金板(制振金属板)で一
体に成形すると共に、蓋部25によって開口部24を閉
塞する前に該開口部24から外筒部21とボールナット
6の筒部6aとの間の空間に音エネルギーの減衰機能を
持つ吸音材としての例えばポリスチレンフォーム等の発
泡樹脂29を充填してボールナット6の筒部6aに取り
付けられたリターンチューブ50Aを該発泡樹脂29に
埋設するようにしている。
【0012】これにより、リターンチューブ50A内を
ボール5が循環する際に発生する音のエネルギーが発泡
樹脂29によって減衰されると共に、制振合金板からな
る外筒部21による制振作用により更なる低騒音化が図
られ、この結果、低騒音化や消音化が要求される環境で
ボールねじ装置20を好適に用いることができる。な
お、上記実施の形態では、ボールナット6の筒部6a全
体を包囲部材で覆った場合を例に採ったが、該筒部6a
を部分的に覆ってリターンチューブ50Aを包囲するよ
うにしてもよい。
【0013】また、上記実施の形態では、ボール循環部
品としてリターンチューブ50Aを例に採ったが、これ
に代えて、こま式、ガイドプレート式、エンドキャップ
式その他のボール循環部品を備えたボールねじ装置に本
発明を適用してもよい。但し、エンドキャップ式の場合
はボールナット6の筒部6aの端面と蓋部25との間に
空間を設け、その空間にも吸音材を充填するのがよい。
【0014】また、上記の実施の形態では、吸音材とし
て発泡樹脂を充填しているが、発泡樹脂に代えてゲル状
物質、例えばポリイソブチレン、ポリブデン等を充填す
るようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、ボール循環部品内をボールが循環す
る際に発生する音のエネルギーを吸音材によって減衰す
ることができるので、低騒音化や消音化が要求される環
境で好適に用いることができるという効果が得られる。
【0016】請求項2の発明では、請求項1の発明に加
えて、制振金属板の制振作用により更なる低騒音化を図
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるボールねじ装
置を説明するための一部を破断した説明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来のボールねじ装置を説明するための一部を
破断した斜視図である。
【符号の説明】
2…ねじ溝 3…ねじ軸 4…ねじ溝 5…ボール 6…ボールナット 20…ボールねじ装置 21…外筒部(包囲部材) 25…蓋部(包囲部材) 29…発泡樹脂(吸音材) 50A…リターンチューブ(ボール循環部品)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸
    と、該ねじ軸のねじ溝に対応するねじ溝を内周面に有し
    て前記ねじ軸に遊嵌されるボールナットと、前記両ねじ
    溝間に転動可能に配置された多数のボールとを備え、該
    ボールが前記ボールナットに取り付けられたボール循環
    部品に案内されて循環するボールねじ装置であって、 前記ボール循環部品を包囲する包囲部材を設け、該包囲
    部材と前記ボールナットとの間に吸音材を充填したこと
    を特徴とするボールねじ装置。
  2. 【請求項2】 前記包囲部材として制振金属板を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載のボールねじ装置。
JP2001149278A 2001-05-18 2001-05-18 ボールねじ装置 Pending JP2002340129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149278A JP2002340129A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ボールねじ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149278A JP2002340129A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ボールねじ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002340129A true JP2002340129A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18994473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001149278A Pending JP2002340129A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ボールねじ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002340129A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1596100A3 (de) * 2004-05-12 2006-09-13 Schaeffler KG Kugelgewindetrieb
JP2007182853A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Hitachi Plant Technologies Ltd 空気圧縮機
CN104929263A (zh) * 2015-06-23 2015-09-23 东南大学 一种建筑减振用装配式铅-泡沫铝复合材料阻尼器
KR101563181B1 (ko) * 2015-01-26 2015-10-26 윤남열 변압기용 안전 커버

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1596100A3 (de) * 2004-05-12 2006-09-13 Schaeffler KG Kugelgewindetrieb
JP2007182853A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Hitachi Plant Technologies Ltd 空気圧縮機
KR101563181B1 (ko) * 2015-01-26 2015-10-26 윤남열 변압기용 안전 커버
CN104929263A (zh) * 2015-06-23 2015-09-23 东南大学 一种建筑减振用装配式铅-泡沫铝复合材料阻尼器
CN104929263B (zh) * 2015-06-23 2017-03-15 东南大学 一种建筑减振用装配式铅‑泡沫铝复合材料阻尼器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4746813B2 (ja) 球状圧力摺動ドア固定装置
JP5746209B2 (ja) 遠心力振り子装置
US20050111769A1 (en) Fluid bearing device
JP4904467B2 (ja) ボールねじ伝動装置
US6663285B2 (en) Linear guide bearing apparatus
JP2002340129A (ja) ボールねじ装置
WO2007063696A1 (ja) 転動体ねじ装置
JP3726460B2 (ja) ボールねじ機構
US8100024B2 (en) External circulation type ball screw with a noise-reduction structure
JP4745308B2 (ja) 減衰機構付き免震装置
JP2001153179A (ja) 減衰機構付き免震装置
JP4397194B2 (ja) 有限ストロークボールねじ装置
JP2005308081A (ja) ボールねじ装置
TWI444545B (zh) Ball screw with cooling and damping
WO2019107520A1 (ja) 減衰装置及び減衰力切替え構造
JP3234793U (ja) 循環騒音低減型ボールねじ
JP4331819B2 (ja) 運動案内装置
JPH0647159Y2 (ja) ボールねじの防音構造
JPH08162242A (ja) 固定体と回転体との電気的接続装置
KR100228898B1 (ko) 베어링 결합구조의 진동흡수장치
JP2006017252A (ja) 直動案内軸受装置
JP2005069272A (ja) ボールねじ装置
JP4322015B2 (ja) 摺動装置
JP2003194175A (ja) ボールねじ
JP2005249046A (ja) ボールねじ装置