JP2002338355A - 圧電磁器 - Google Patents

圧電磁器

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JP2002338355A
JP2002338355A JP2001153769A JP2001153769A JP2002338355A JP 2002338355 A JP2002338355 A JP 2002338355A JP 2001153769 A JP2001153769 A JP 2001153769A JP 2001153769 A JP2001153769 A JP 2001153769A JP 2002338355 A JP2002338355 A JP 2002338355A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた圧電特性を有し、焼成が容易で、か
つ、低公害化、対環境性および生態学的見地からも優れ
た圧電磁器を提供する。 【解決手段】 圧電基板1は、ペロブスカイト型酸化物
とタングステンブロンズ型酸化物との組成物を含有す
る。ペロブスカイト型酸化物としては(Na1-x x
(Nb1-y Tay )O3 が挙げられ、タングステンブロ
ンズ型酸化物としてはM(Nb1-z Taz 2 6 (M
はアルカリ土類金属元素)が挙げられる。組成物におけ
るタングステンブロンズ型酸化物の含有量は1mol%
以下の範囲内となっている。これにより容易に焼成する
ことができると共に、径方向振動の電気機械結合係数k
rおよびQmax の値を大きくすることができ、比誘電率
εrを例えば300以下に小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペロブスカイト型
酸化物とタングステンブロンズ型酸化物とを含む組成物
を含有する圧電磁器に係り、特に、圧電共振子などに適
した圧電磁器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、圧電磁器は、レゾネータあるいは
フィルタといった電子機器分野のみでなく、センサある
いはアクチュエータといった電荷あるいは変位を利用す
る製品などで幅広く用いられている。このような圧電磁
器としては、従来より、チタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)あるいはチタン酸鉛(PT)といったペロブスカイ
ト構造を有するものが知られており、これらに第3成分
あるいは添加物などを加えることにより良好な圧電特性
が得られている。しかし、これらの圧電磁器は、酸化鉛
(PbO)を60質量%〜70質量%程度含有している
ので、生態学的見地および公害防止の面からも好ましく
ない。そこで、最近では環境への配慮から鉛を含有しな
い圧電磁器の開発が望まれている。
【0003】鉛を含有しない圧電磁器としては、例え
ば、ペロブスカイト構造を有するニオブ酸ナトリウムカ
リウムがある(特開平7−82024号公報参照)。こ
の圧電磁器は比較的大きな径方向振動の電気機械結合係
数krを得ることができるが、焼成時にナトリウムおよ
びカリウムが揮発しやすく、焼成が難しい。また、最近
では、ニオブ酸ナトリウムカリウムとタングステンブロ
ンズ型酸化物とを複合化したものも報告されている(特
開平9−165262号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の鉛を含まない圧電材料は、鉛系の圧電材料に比べて圧
電特性が低いという問題があった。例えば、レゾネータ
などに用いる場合には、発振を安定させるために機械的
品質係数Qm あるいはQmax が大きいことが必要であ
る。なお、Qmax というのは、位相角の最大値をθmax
としたときのtanθmax である。すなわち、振動の起
こりやすさを表す値であり、インピーダンスにおけるリ
アクタンスXの絶対値をそのレジスタンスRで除算した
値(Q=|X|/R)の最大値である。また、比誘電率
εrが大き過ぎると高周波領域ではインピーダンスの低
下が生じてしまうので、比誘電率εrは例えば300以
下と小さいことが必要である。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、優れた圧電特性を有し、焼成が容易
で、かつ、低公害化、対環境性および生態学的見地から
も優れた圧電磁器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による圧電磁器
は、ペロブスカイト型酸化物と、タングステンブロンズ
型酸化物とを含む組成物を含有し、組成物におけるタン
ブステンブロンズ型酸化物の含有量は1mol%よりも
少ないものである。
【0007】本発明による圧電磁器では、組成物におけ
るタンブステンブロンズ型酸化物の含有量が0mol%
よりも多く1mol%よりも少ないので、焼成が容易で
あり、かつ、径方向振動の電気機械結合係数krおよび
max については大きな値が得られ、比誘電率εrにつ
いては一定以下の小さな値が得られる。
【0008】なお、ペロブスカイト型酸化物は、ナトリ
ウム(Na)およびカリウム(K)からなる群のうちの
少なくともナトリウムを含む第1の元素と、ニオブ(N
b)およびタンタル(Ta)からなる群のうちの少なく
ともニオブを含む第2の元素と、酸素(O)とからなる
ことが好ましい。この場合、第2の元素に対する第1の
元素の組成比(第1の元素/第2の元素)は、モル比で
0.95以上1.05以下の範囲内であることが好まし
い。
【0009】また、ペロブスカイト型酸化物は、ナトリ
ウムおよびカリウムらなる群のうちの少なくともナトリ
ウムを含む第1の元素と、ニオブおよびタンタルからな
る群のうちの少なくともニオブを含む第2の元素と、酸
素とからなり、第2の元素に対する第1の元素の組成比
(第1の元素/第2の元素)がモル比で1以下のもので
もよく、0.95以上であればより好ましい。
【0010】更に、第1の元素におけるカリウムの含有
量は90mol%以下であることが好ましい。
【0011】加えて、タングステンブロンズ型酸化物
は、アルカリ土類金属元素のちの少なくとも1種を含む
第3の元素と、ニオブおよびタンタルからなる群のうち
の少なくともニオブを含む第4の元素と、酸素とからな
ることが好ましい。第3の元素は、マグネシウム(M
g),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr)お
よびバリウム(Ba)からなるアルカリ土類金属元素群
のうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。
【0012】更にまた、この組成物を主成分とし、副成
分として、遷移金属元素および希土類金属元素のうちの
少なくとも1種を含む酸化物、特にマンガン(Mn)を
含む酸化物を、主成分の0.01質量%以上1質量%以
下の範囲内で含有することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0014】本発明の一実施の形態に係る圧電磁器は、
主成分として、ペロブスカイト型酸化物と、タングステ
ンブロンズ型酸化物とを含む組成物を含有している。こ
の組成物において、ペロブスカイト型酸化物とタングス
テンブロンズ型酸化物とは、固溶していてもよく、完全
に固溶していなくてもよい。
【0015】組成物におけるペロブスカイト型酸化物と
タングステンブロンズ型酸化物との組成比は、モル比
で、化1に示した範囲内であることが好ましい。すなわ
ち、組成物におけるタングステンブロンズ型酸化物の含
有量は、0mol%よりも大きく1mol%よりも小さ
いことが好ましい。
【0016】
【化1】(1−n)A+nB 式中、Aはペロブスカイト型酸化物、Bはタングステン
ブロンズ型酸化物をそれぞれ表し、nは0<n<0.0
1の範囲内の値である。
【0017】タングステンブロンズ型酸化物を含むこと
により、焼成が容易となると共に、その含有量を1mo
l%よりも少なくすることにより、径方向振動の電気機
械結合係数krおよびQmax を大きくし、かつ、比誘電
率εrを例えば300以下の一定値以下に小さくするこ
とができるからである。
【0018】ペロブスカイト型酸化物は、第1の元素と
第2の元素と酸素とからなる。第1の元素は、例えば、
ナトリウムおよびカリウムからなる群のうちの少なくと
もナトリウムを含むことが好ましく、ナトリウムとカリ
ウムとを共に含むようにすればより好ましい。第2の元
素は、例えば、ニオブおよびタンタルからなる群のうち
の少なくともニオブを含むことが好ましい。このような
場合に、鉛を含有せずあるいは鉛の含有量を少なくし
て、より優れた圧電特性を得ることができるからであ
る。この場合、化学式は例えば化2で表される。
【0019】
【化2】(Na1-x x m (Nb1-y Tay )O3 式中、xは0≦x<1、yは0≦y<1の範囲内の値で
ある。mは化学量論組成であれば1であるが、化学量論
組成からずれていてもよい。酸素の組成は化学量論的に
求めたものであり、化学量論組成からずれていてもよ
い。
【0020】なお、第1の元素におけるカリウムの含有
量は、90mol%以下であることが好ましい。すなわ
ち、例えば化2におけるxは、モル比で、0≦x≦0.
9の範囲内であることが好ましい。カリウムの含有量が
多くなりすぎると、焼成時におけるカリウムの揮発が激
しく、焼成が難しいからである。
【0021】第2の元素に対する第1の元素の組成比
(第1の元素/第2の元素)、例えば化2におけるm
は、モル比で1以下であることが好ましい場合もある。
例えば低温で焼成する必要がある場合(積層型素子の場
合など)には、このようにすることにより解決すること
ができるからである。また、第2の元素に対する第1の
元素の組成比は、モル比で0.95以上1.05以下の
範囲内であることが好ましい。0.95未満であると、
径方向振動の電気機械結合係数krおよびQmax が小さ
くなり、1.05を超えると、焼結密度が低下すること
により分極が難しくなってしまうからである。
【0022】タングステンブロンズ型酸化物は、第3の
元素と第4の元素と酸素とからなる。第3の元素は、例
えば、アルカリ土類金属元素のうちの少なくとも1種を
含むことが好ましく、中でも、マグネシウム,カルシウ
ム,ストロンチウムおよびバリウムからなるアルカリ土
類金属元素群のうちの少なくとも1種を含むことが好ま
しい。第4の元素は、例えば、ニオブおよびタンタルか
らなる群のうちの少なくともニオブを含むことが好まし
い。このような場合に、鉛を含有せずあるいは鉛の含有
量を少なくして、より優れた圧電特性を得ることができ
るからである。この場合、化学式は例えば化3で表され
る。
【0023】
【化3】M(Nb1-z Taz 2 6 式中、Mは第3の元素を表し、zは0≦z<1の範囲内
の値である。なお、第3の元素と第4の元素と酸素との
組成比は化学量論的に求めたものであり、化学量論組成
からずれていてもよい。
【0024】なお、第4の元素は第2の元素と同一でも
よく、異なっていてもよい。第2の元素と第4の元素と
の合計におけるタンタルの含有量は、50mol%以下
であることが好ましい。タンタルの含有量が多くなり過
ぎると、キュリー温度が例えば180℃以下と低くなる
と共に、圧電特性も低くなってしまうからである。
【0025】この圧電磁器は、また、主成分である上記
組成物に加え、副成分として、遷移金属元素および希土
類金属元素のうちの少なくとも1種を含む酸化物を、主
成分の0.01質量%以上1質量%以下の範囲内で含有
することが好ましい。焼結性を向上させることにより圧
電特性をより向上させることができるからである。中で
も、遷移金属元素のマンガンを含む酸化物が好ましい。
この副成分の酸化物は、主成分の組成物の粒界に存在し
ていることもあるが、主成分の組成物の一部に拡散して
存在していることもある。
【0026】この圧電磁器は、例えば、圧電素子である
レゾネータなどの圧電共振子の材料として好ましく用い
られる。
【0027】図1は本実施の形態に係る圧電磁器を用い
た圧電共振子の構造を表すものである。この圧電共振子
は、本実施の形態の圧電磁器よりなる圧電基板1と、こ
の圧電基板1の一対の対向面1a,1bにそれぞれ設け
られた一対の電極2,3とを備えている。圧電基板1
は、例えば、厚さ方向、すなわち電極2,3の対向方向
に分極されており、電極2,3を介して電圧が印加され
ることにより、厚み方向に縦振動するようになってい
る。
【0028】電極2,3は、例えば、銀(Ag)などの
金属によりそれぞれ構成されており、圧電基板1を介し
てその一部が互いに重なり合うように設けられている。
これら電極2,3には、例えば、図示しないワイヤなど
を介して図示しない外部電源が電気的に接続される。
【0029】このような圧電磁器および圧電共振子は、
例えば、次のようにして製造することができる。
【0030】まず、主成分の原料として、例えば、ナト
リウム,カリウム,アルカリ土類金属元素,ニオブおよ
びタンタルを含む酸化物粉末を必要に応じてそれぞれ用
意する。また、副成分の原料として、必要に応じて、例
えば遷移金属および希土類元素のうちの少なくとも1種
を含む酸化物粉末を用意する。なお、これら主成分およ
び副成分の原料には、酸化物でなく、炭酸塩あるいはシ
ュウ酸塩のように焼成により酸化物となるものを用いて
もよい。次いで、これら原料を十分に乾燥させたのち、
最終組成が上述した範囲となるように秤量する。
【0031】続いて、例えば、秤量した出発原料をボー
ルミルなどにより有機溶媒中または水中で十分に混合し
たのち、乾燥し、プレス成形して、750℃〜1100
℃で1時間〜4時間仮焼する。仮焼したのち、例えば、
この仮焼物をボールミルなどにより有機溶媒中または水
中で十分に粉砕し、再び乾燥して、バインダーを加えて
造粒する。造粒したのち、この造粒粉を一軸プレス成形
機あるいは静水圧成形機(CIP)などを用いプレス成
形する。
【0032】成形したのち、例えば、この成形体を加熱
して脱バインダを行い、更に950℃〜1350℃で2
時間〜4時間焼成する。焼成ののち、得られた焼結体を
必要に応じて加工し、分極用電極を設け、加熱したシリ
コーンオイル中で電界を印加して分極処理を行う。これ
により、上述した圧電磁器が得られる。そののち、分極
用電極を除去し、必要に応じてこの圧電磁器を加工して
圧電基板1を形成し、電極2,3を蒸着することによ
り、図1に示した圧電共振子が得られる。
【0033】このように本実施の形態によれば、ペロブ
スカイト型酸化物とタングステンブロンズ型酸化物とを
含む組成物におけるタンブステンブロンズ型酸化物の含
有量が1mol%よりも少なくなるようにしたので、容
易に焼成することができると共に、径方向振動の電気機
械結合係数krおよびQmax の値を大きくすることがで
き、比誘電率εrを例えば300以下の一定値以下に小
さくすることができる。よって、安定した発振を低い駆
動電圧で得ることができ、かつ、高周波領域においても
優れた特性を得ることができる。
【0034】従って、鉛を含有しない、あるいは鉛の含
有量が少ない圧電磁器および圧電素子についても、利用
の可能性を高めることができる。すなわち、焼成時にお
ける鉛の揮発が少なく、市場に流通し廃棄された後も環
境中に鉛が放出される危険性が低く、低公害化、対環境
性および生態学的見地から極めて優れた圧電磁器および
圧電素子の活用を図ることができる。
【0035】特に、ペロブスカイト型酸化物が、ナトリ
ウムおよびカリウムからなる群のうちの少なくともナト
リウムを含む第1の元素と、ニオブおよびタンタルから
なる群のうちの少なくともニオブを含む第2の元素と、
酸素とからなるようにすれば、または、タングステンブ
ロンズ型酸化物が、アルカリ土類金属元素のうちの少な
くとも1種を含む第3の元素と、ニオブおよびタンタル
からなる群のうちの少なくともニオブを含む第4の元素
と、酸素とからなるようにすれば、より優れた圧電特性
を得ることができる。
【0036】また、第1の元素がナトリウムおよびカリ
ウムを含むようにすれば、更に優れた圧電特性を得るこ
とができる。
【0037】更に、第1の元素におけるカリウムの含有
量が90mol%以下となるようにすれば、焼成を容易
とすることができ、優れた圧電特性を有する圧電磁器を
容易に得ることができる。
【0038】加えて、ペロブスカイト型酸化物における
第2の元素に対する第1の元素の組成比(第1の元素/
第2の元素)がモル比で0.95以上1.05以下の範
囲内となるようにすれば、径方向振動の電気機械結合係
数krおよびQmax をより大きくすることができる。
【0039】更にまた、第2の元素と第4の元素との合
計におけるタンタルの含有量が50mol%以下となる
ようにすれば、または、第3の元素が、マグネシウム,
カルシウム,ストロンチウムおよびバリウムからなるア
ルカリ土類金属元素群のうちの少なくとも1種を含むよ
うにすれば、より優れた圧電特性を得ることができる。
【0040】加えてまた、副成分として遷移金属元素お
よび希土類金属元素のうちの少なくとも1種を含む酸化
物を、主成分の0.01質量%以上1質量%以下の範囲
内で含有するようにすれば、焼結性を向上させることが
でき、圧電特性をより向上させることができる。
【0041】
【実施例】更に、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0042】(実施例1〜10)実施例1〜10とし
て、化4に示したペロブスカイト型酸化物とタングステ
ンブロンズ型酸化物とを含む組成物を主成分として含有
する圧電磁器を作製した。
【0043】
【化4】
【0044】まず、主成分の原料として、炭酸ナトリウ
ム(Na2 CO3 )粉末、炭酸カリウム(K2 CO3
粉末、炭酸バリウム(BaCO3 )粉末、炭酸ストロン
チウム(SrCO3 )粉末、炭酸カルシウム(CaCO
3 )粉末、および酸化ニオブ(Nb2 5 )粉末をそれ
ぞれ用意した。また、副成分の原料として、炭酸マンガ
ン(MnCO3 )粉末を用意した。次いで、これら主成
分および副成分の原料を十分に乾燥させ秤量したのち、
ボールミルにより水中で5時間混合し、乾燥して原料混
合粉末を得た。
【0045】その際、実施例1〜10で原料混合粉末の
配合比を調整し、主成分の組成、すなわち化4における
第3の元素M、並びにxおよびnの値を表1〜3に示し
たように変化させた。また、副成分の原料である炭酸マ
ンガン粉末の混合量は、主成分の原料のうち炭酸塩をC
2 が解離した酸化物に換算し、その換算した主成分の
原料の合計質量に対して0.5質量%となるようにし
た。すなわち、圧電磁器における酸化マンガンの含有量
は、表1〜3に示したように、主成分に対して0.31
質量%となる。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】続いて、この原料混合粉末をプレス成形し
て、850℃〜1000℃で2時間仮焼した。仮焼した
のち、ボールミルを用いて水中で粉砕し、再び乾燥し
て、ポリビニルアルコールを加えて造粒した。造粒した
のち、この造粒粉を一軸プレス成形機により約40MP
aの圧力で直径17mmの円柱状に成形し、更に約40
0MPaの圧力で静水圧成形した。
【0050】成形したのち、この成形体を650℃で4
時間加熱して脱バインダを行い、更に950℃〜135
0℃で4時間焼成した。そののち、この焼成体をスライ
ス加工およびラップ加工により厚さ0.6mmの円板状
とし、両面に銀ペーストを印刷して650℃で焼き付
け、分極用電極を形成した。分極用電極を形成したの
ち、室温〜200℃のシリコーンオイル中で1〜10k
V/mmの電界を1〜20分間印加して分極処理を行っ
た。これにより、実施例1〜10の圧電磁器を得た。
【0051】得られた実施例1〜10の圧電磁器につい
て、24時間放置したのち、圧電特性として、比誘電率
εr、径方向振動の電気機械結合係数krおよびQmax
を測定した。それらの測定にはインピーダンスアナライ
ザー(ヒューレット・パッカード社製HP4194A)
を用い、比誘電率εrを測定する際の周波数は1kHz
とし、Qmax は最大位相角θmax から求めた。それらの
結果を表1〜3に示す。
【0052】また、本実施例に対する比較例1〜7とし
て、化4における第3の元素M、並びにxおよびnの値
を表1〜3に示したように変化させたことを除き、他は
実施例1〜10と同様にして圧電磁器を作製した。比較
例1〜3はタングステンブロンズ型酸化物を含まないも
ので、比較例1は実施例1〜4に対応し、比較例2は実
施例5,6に対応し、比較例3は実施例7〜10に対応
している。比較例4〜7は化4における第3の元素Mお
よびnの値を変化させたもので、実施例7〜10に対応
している。
【0053】なお、原料混合粉末における炭酸マンガン
粉末の混合量は、実施例1〜10と同様に、酸化物に換
算した主成分の原料の合計質量に対して0.5質量%と
なるようにした。すなわち、圧電磁器における酸化マン
ガンの含有量は、表1〜3に示したように、主成分に対
して0.31質量%となる。比較例1〜7についても、
本実施例と同様にして、比誘電率εr、径方向振動の電
気機械結合係数krおよびQmax を測定した。それらの
結果についても表1〜3に合わせて示す。
【0054】表1〜3に示したように、実施例1〜10
によれば、対応する比較例1〜7よりも、Qmax につい
て大きな値が得られた。また、実施例1〜10によれ
ば、比誘電率εrが300以下となるのに対して、化4
におけるnが0.01以上の比較例4〜7では、比誘電
率εrが300よりも大きかった。更に、実施例1〜1
0によれば、径方向振動の電気機械結合係数krについ
て10%以上の大きな値が得られた。
【0055】すなわち、ペロブスカイト型酸化物とタン
グステンブロンズ型酸化物とを含む組成物においてタン
グステンブロンズ型酸化物の含有量を1mol%よりも
少なくすれば、径方向振動の電気機械結合係数krおよ
びQmax を大きくすることができ、かつ、比誘電率εr
を300以下に小さくできることが分かった。
【0056】(実施例11,12)実施例11,12と
して、化4におけるxの値を表4に示したように変化さ
せたことを除き、他は実施例1,5,7と同様にして圧
電磁器を作製した。すなわち、化4における第3の元素
Mはバリウムとし、nは0.005とした。なお、原料
混合粉末における炭酸マンガン粉末の混合量は、実施例
1,5,7と同様に、酸化物に換算した主成分の原料の
合計質量に対して0.5質量%となるようにした。すな
わち、圧電磁器における酸化マンガンの含有量は、表4
に示したように、主成分に対して0.31質量%とな
る。実施例11,12についても、実施例1,5,7と
同様にして、比誘電率εr、径方向振動の電気機械結合
係数krおよびQmax を測定した。それらの結果を実施
例1,5,7の結果と共に表4に示す。
【0057】
【表4】
【0058】表4に示したように、実施例11,12に
よれば、実施例1,5,7と同様に、径方向振動の電気
機械結合係数krおよびQmax については大きな値が得
られ、比誘電率εrについては300以下の値が得られ
た。また、化4におけるxが大きくなるに従い、すなわ
ちペロブスカイト型酸化物におけるカリウムの組成が大
きくなりナトリウムの組成が小さくなるに従い、径方向
振動の電気機械結合係数krおよびQmax は大きくな
り、極大値を示したのち、小さくなる傾向が見られた。
【0059】すなわち、第1の元素にナトリウムとカリ
ウムとを含むようにすれば、より圧電特性を向上させる
ことができることが分かった。また、第1の元素におけ
るカリウムの含有量が90mol%以下となるようにす
れば、優れた圧電特性を有する圧電磁器を得られること
が分かった。
【0060】なお、上記実施例では、ペロブスカイト型
酸化物とタングステンブロンズ型酸化物とを含む組成物
の組成についていくつかの例を挙げて具体的に説明した
が、上記実施の形態において説明した組成の範囲内であ
れば、他の組成であっても同様の結果を得ることができ
る。
【0061】以上、実施の形態および実施例を挙げて本
発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態および実
施例に限定されるものではなく、種々変形することがで
きる。例えば、上記実施の形態および実施例では、ペロ
ブスカイト型酸化物とタングステンブロンズ型酸化物と
の組成物を含有する場合について説明したが、この組成
物にペロブスカイト型酸化物およびタングステンブロン
ズ型酸化物以外の他の成分を更に含んでいてもよい。
【0062】また、上記実施の形態および実施例では、
主成分の組成物が第1の元素としてナトリウムおよびカ
リウムからなる群のうちの少なくともナトリウムを含
み、第2の元素としてニオブおよびタンタルからなる群
のうちの少なくともニオブを含み、第3の元素としてア
ルカリ土類金属元素のうちの少なくとも1種を含み、第
4の元素としてニオブおよびタンタルからなる群のうち
の少なくともニオブを含む場合について説明したが、こ
れら第1の元素,第2の元素,第3の元素および第4の
元素は、これら以外の他の元素を更に含んでいてもよ
い。
【0063】更に、上記実施の形態および実施例では、
主成分の組成物に加えて副成分を含む場合について説明
したが、本発明は、主成分の組成物を含んでいれば副成
分を含まない場合についても広く適用することができ
る。また、他の副成分を含む場合についても同様に適用
することができる。
【0064】加えて、上記実施の形態および実施例で
は、圧電素子として圧電共振子を例に挙げて説明した
が、他の圧電素子についても本発明を適用することがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項10のいずれかに記載の圧電磁器によれば、ペロブ
スカイト型酸化物とタングステンブロンズ型酸化物とを
含む組成物におけるタングステンブロンズ型酸化物の含
有量が1mol%よりも小さくなるようにしたので、容
易に焼成することができると共に、径方向振動の電気機
械結合係数krおよびQmax の値を大きくすることがで
き、比誘電率εrを一定値以下に小さくすることができ
る。よって、安定した発振を低い駆動電圧で得ることが
でき、かつ、高周波領域においても優れた特性を得るこ
とができる。従って、鉛を含有しない、あるいは鉛の含
有量が少ない圧電磁器および圧電素子についても、利用
の可能性を高めることができる。すなわち、焼成時にお
ける鉛の揮発が少なく、市場に流通し廃棄された後も環
境中に鉛が放出される危険性が低く、低公害化、対環境
性および生態学的見地から極めて優れた圧電磁器および
圧電素子の活用を図ることができる。
【0066】特に、請求項2ないし請求項10のいずれ
かに記載の圧電磁器によれば、ペロブスカイト型酸化物
が、ナトリウムおよびカリウムからなる群のうちの少な
くともナトリウムまたはナトリウムおよびカリウムを含
む第1の元素と、ニオブおよびタンタルからなる群のう
ちの少なくともニオブを含む第2の元素と、酸素とから
なるようにしたので、より優れた圧電特性を得ることが
できる。
【0067】また、請求項3または請求項5ないし請求
項10のいずれかに記載の圧電磁器によれば、ペロブス
カイト型酸化物における第2の元素に対する第1の元素
の組成比(第1の元素/第2の元素)がモル比で0.9
5以上1.05以下の範囲内、または0.95以上1以
下の範囲内となるようにしたので、径方向振動の電気機
械結合係数krおよびQmax をより大きくすることがで
きる。
【0068】更に、請求項6ないし請求項10のいずれ
かに記載の圧電磁器によれば、第1の元素におけるカリ
ウムの含有量が90mol%以下となるようにしたの
で、焼成を容易とすることができ、優れた圧電特性を有
する圧電磁器を容易に得ることができる。
【0069】加えて、請求項7ないし請求項10のいず
れかに記載の圧電磁器によれば、タングステンブロンズ
型酸化物が、アルカリ土類金属元素のうちの少なくとも
1種を含む第3の元素と、ニオブおよびタンタルからな
る群のうちの少なくともニオブを含む第4の元素と、酸
素とからなるようにしたので、より優れた圧電特性を得
ることができる。
【0070】更にまた、請求項9または請求項10記載
の圧電磁器によれば、副成分として遷移金属元素および
希土類金属元素のうちの少なくとも1種を含む酸化物
を、主成分の0.01質量%以上1質量%以下の範囲内
で含有するようにしたので、焼結性を向上させることが
でき、圧電特性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る圧電磁器を用いた
圧電共振子を表す構成図である。
【符号の説明】
1…圧電基板、1a,1b…対向面、2,3…電極。
フロントページの続き (72)発明者 石山 保 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4G030 AA03 AA04 AA05 AA20 AA21 AA25 BA10 CA01 CA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペロブスカイト型酸化物と、タングステ
    ンブロンズ型酸化物とを含む組成物を含有し、 前記組成物における前記タンブステンブロンズ型酸化物
    の含有量は1mol%よりも少ないことを特徴とする圧
    電磁器。
  2. 【請求項2】 前記ペロブスカイト型酸化物は、 ナトリウム(Na)およびカリウム(K)を含む第1の
    元素と、 ニオブ(Nb)およびタンタル(Ta)からなる群のう
    ちの少なくともニオブを含む第2の元素と、 酸素(O)とからなることを特徴とする請求項1記載の
    圧電磁器。
  3. 【請求項3】 前記ペロブスカイト型酸化物における前
    記第2の元素に対する前記第1の元素の組成比(第1の
    元素/第2の元素)は、モル比で0.95以上1.05
    以下の範囲内であることを特徴とする請求項2記載の圧
    電磁器。
  4. 【請求項4】 前記ペロブスカイト型酸化物は、ナトリ
    ウム(Na)およびカリウム(K)からなる群のうちの
    少なくともナトリウムを含む第1の元素と、ニオブ(N
    b)およびタンタル(Ta)からなる群のうちの少なく
    ともニオブを含む第2の元素と、酸素(O)とからな
    り、 前記第2の元素に対する前記第1の元素の組成比(第1
    の元素/第2の元素)は、モル比で1以下であることを
    特徴とする請求項1記載の圧電磁器。
  5. 【請求項5】 前記第2の元素に対する前記第1の元素
    の組成比(第1の元素/第2の元素)は、モル比で0.
    95以上であることを特徴とする請求項4記載の圧電磁
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1の元素におけるカリウムの含有
    量は、90mol%以下であることを特徴とする請求項
    2ないし請求項5のいずれかに記載の圧電磁器。
  7. 【請求項7】 前記タングステンブロンズ型酸化物は、 アルカリ土類金属元素のちの少なくとも1種を含む第3
    の元素と、 ニオブおよびタンタルからなる群のうちの少なくともニ
    オブを含む第4の元素と、 酸素とからなることを特徴とする請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載の圧電磁器。
  8. 【請求項8】 前記第3の元素は、マグネシウム(M
    g),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr)お
    よびバリウム(Ba)からなるアルカリ土類金属元素群
    のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項
    7記載の圧電磁器。
  9. 【請求項9】 前記組成物を主成分とし、更に、副成分
    として、遷移金属元素および希土類金属元素のうちの少
    なくとも1種を含む酸化物を、前記主成分に対して0.
    01質量%以上1質量%以下の範囲内で含有することを
    特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の
    圧電磁器。
  10. 【請求項10】 遷移金属としてマンガン(Mn)を含
    む酸化物を含有することを特徴とする請求項9記載の圧
    電磁器。
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