JP2002338123A - 縦置き補助装置及び画像形成装置 - Google Patents

縦置き補助装置及び画像形成装置

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JP2002338123A
JP2002338123A JP2001141104A JP2001141104A JP2002338123A JP 2002338123 A JP2002338123 A JP 2002338123A JP 2001141104 A JP2001141104 A JP 2001141104A JP 2001141104 A JP2001141104 A JP 2001141104A JP 2002338123 A JP2002338123 A JP 2002338123A
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sheet
recording
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cassette
sheet cassette
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JP2001141104A
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English (en)
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Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給送不良を生じないように装置本体を縦置き
可能な縦置き補助装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートカセット2を装着した装置本体1
の縦置き状態を補助する縦置き補助装置であって、前記
シートカセット2に収納されたシートを直接的又は間接
的に付勢するシート押さえ部34と、縦置きされたシート
カセット2に沿って排出されたシートを保持するシート
保持部32とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートカセットを装
着して横置きのみならず、縦置きも可能な装置本体を縦
置きする場合の補助具となる縦置き補助装置及びこれを
備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から印画シートとして感熱型のシー
トを用い、このシートに対してシート幅方向(主走査方
向)に配列された複数個の発熱対を選択的に駆動すると
ともに、該シートを主走査方向と直交する副走査方向に
搬送することで、シートにドットライン上に印画を行う
ライン熱転写方式のプリンタが存在する。
【0003】近年入力側としてのデジタルカメラやデジ
タルビデオカメラ、またはスキャナなどの画像を扱う入
力機器の進歩に伴い、熱転写方式のプリンタ装置も注目
されている。
【0004】それはインクジェットプリンタが、液滴を
飛ばすか飛ばさないか、という2値の選択しかないため
に、小さな液滴をシートへ着弾させて、誤差拡散等の手
法でみかけの解像度と階調性を得ようとするのに対し
て、熱転写方式のプリンタの場合には、一つの画素に制
御可能な熱の値を容易に変更できるため、一つの画素に
対する階調性が多く取ることが可能になるので、インク
ジェットプリンタに比べて滑らかで高画質な画像を得る
ことができるという点が上げられる。
【0005】またサーマルヘッドの性能やシート材料の
性能も向上したために、仕上がり品位で銀塩写真にも見
劣りしない画像プリントを得ることが可能になってお
り、近年のデジタルカメラの進歩に歩調を合わせるよう
に特に自然画像用のプリンタとして注目されている。
【0006】そこで、こうしたプリンタ装置とデジタル
カメラやデジタルビデオカメラなどの撮影機器を直接的
に接続したり、または一体的に構成して撮影された画像
情報をコンピュータなどの画像情報を処理する機器を介
すことなくプリントするシステムも登場している。
【0007】こうしたシステムによれば、デジタルカメ
ラやデジタルビデオからの画像情報を簡単に写真的なプ
リントアウトを行うことが可能になり、大変便利であ
る。
【0008】これらの一例として、たとえば、特開平10
-243327号公報では画像入力装置と画像出力装置の接続
にについて述べられている。
【0009】これによれば、画像出力装置と画像入力装
置とを接続してなる画像入出力システムであって、前記
画像出力装置は、前記画像入力装置からの画像信号を受
信して出力すると共に、前記画像入力装置に電力を供給
する電源部を有する。また、前記画像入力装置は、前記
画像出力装置に画像データを送信し、かつ前記画像出力
装置から電源電力の供給を受けるための接続ケーブルに
より、前記画像出力装置と接続され、前記画像出力装置
から電力供給を受けることの可否を判定する判定手段
と、電源部とを有し、前記判定手段により、前記画像出
力装置から電力供給を受けられると判定された場合は、
前記画像出力装置からの電力を用い、電力供給を受けら
れないと判定された場合は、前記電源部からの電力を用
いるというものである。
【0010】これによれば画像出力装置から電力の供給
が受けられるのでデジタルカメラなどの画像入力装置の
電源の残量を気にすることなくプリント出力できるもの
で非常に効果的である。
【0011】また特開平9-65182号公報の複合カメラで
は、プリント時の電力省電について述べている。これに
よれば電子ビューファインダを有し、且つ映像情報を記
録媒体へ記録する撮影手段と、映像情報を記録シートへ
プリント出力するプリンタ手段とを一体化した複合カメ
ラであって、上記プリンタ手段が記録シートへ映像情報
をプリント出力している間は、上記電子ビューファイン
ダへ電力を供給するのを停止するよう制御する制御手段
を設けたものである。これによればプリント中は電子ビ
ューファインダーへの電力供給をしないので節電に役立
つというものであり非常に効果的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではプリンタ装置や、デジタルカメラなどの画像入
力機器とのシステムを構成したときに小型化や、低コス
ト、高速化等に十分な解決方法を与えるものではなかっ
た。
【0013】ここで従来からプリンタ装置を横置きに限
らず縦置きにも扱える装置が知られている。
【0014】一例として、特開平05-027489号画像形成
装置においては、省スペースで設置面に対して垂直方向
に安定した状態で縦置き可能な画像形成装置が示されて
いる。
【0015】これによれば、装置本体を縦置きする場合
に、設置面に対する投影面積を装置本体の投影面積より
増加させるための支持部材とを有し、前記支持部材は設
置面に対する投影面積を増加させる第1位置と、装置本
体の投影面積内に収納可能な第2位置とを選択可能であ
るもので使い勝手がよい。
【0016】また特開平06-15900号小型プリンタにおい
ては、縦置き横置きに適した機能をプリンタに付与する
ことが示されており、プリンタ本体のケーシング後端面
にスタンド兼スタッカボードを収容するボード収納凹部
を設け、プリンタ本体を横置きした場合には、ここに収
容したボードを上方に引出して排出されてきた記録シー
トのスタッカとして、また縦置きした場合には、このボ
ードを下面側に引出してプリンタ本体の倒れを抑えるよ
うにしたものでありやはり使い勝手が良い。
【0017】以上のように縦置き設置が考慮されている
と、設置条件によらず省スペースにできるため便利であ
るが、従来の装置ではシートを扱う際の給送性能に対す
る姿勢差について述べられていない。
【0018】すなわち、縦位置でのシートの給送性能と
横位置でのシートの給送性能が姿勢差によって異なって
しまうことが多く、こうした場合にどちらかの姿勢で性
能が発揮されるように構成されていると、違う姿勢で設
置して印画を行った時に給送不良(給送できない場合や
複数枚のシートを搬送してしまう場合)になることがあ
るわけである。
【0019】こうした不良からプリンタ装置を縦置きで
きない場合や所定の不良率を想定した上で割り切って使
うということになり、使用者にとって性能の良いプリン
タ装置が提供できていないという問題点があった。
【0020】本発明は以上のような問題点を考慮してな
されたものであり、その目的は、給送不良を生じないよ
うに装置本体を縦置き可能な縦置き補助装置及び画像形
成装置を提供するものである。
【0021】また縦置きした場合に排出されたシートを
確実に受け止め、且つ装置が倒れるのを防止する画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートカセットを装着
した装置本体の縦置き状態を補助する縦置き補助装置で
あって、前記シートカセットに収納されたシートを直接
的又は間接的に付勢する付勢部材と、縦置きされたシー
トカセットに沿って排出されたシートを保持する保持部
とを有することを特徴とする。
【0023】上記構成にあっては、縦置き補助装置によ
ってシートカセットを装着した装置本体を縦置きする
と、シートカセット内のシートは付勢部材によって押さ
えられ、また排出された印画済みシートは保持部によっ
て保持される。このため、縦置き状態でも給送排出不良
を生じない。
【0024】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1乃至図6を
参照して本発明の第1実施形態に係る画像形成装置につ
いて説明する。
【0025】{全体構成}まず図3乃至図6を参照して
画像形成装置の全体構成について説明する。なお、図3
は横置きした画像形成装置の全体断面説明図であり、図
4は記録シートの印画領域を示す説明図、図5は画像形
成手順のフローチャート、図6はデジタルカメラの画像
をプリントアウトする結線説明図である。
【0026】本実施形態に係る画像形成装置はプリンタ
部に昇華型の熱転写記録方式を採用し、電子的な画像の
情報を任意なプリント枚数分プリントアウトすることが
できるものである。図3に示すように、装置本体1に記
録シートPを積載したシートカセット2から給送ローラ
3で一枚ずつ分離給送する。この際記録シートPは給送
時にバネ20によって付勢された押上げ板21によって給送
ローラ3に当接する。
【0027】記録シートPは記録シートPのシートの反
りによる給送不良を防ぐため、反りを矯正できる程度の
作用力のシート押さえバネ24によって押さえられてい
る。
【0028】そして、給送ローラ3によって搬送された
記録シートPは搬送ローラ対4で挟持搬送されて記録部
を往復可能にしている。搬送ローラ対4はグリップロー
ラ4aとピンチローラ4bとで構成されている。
【0029】記録部においては記録シート搬送経路を挟
んでプラテンローラ5と記録情報に応じて発熱するサー
マルヘッド6が対向しており、インクカセット7に収納
される、熱溶融性または熱昇華性インクを塗布したイン
ク層と印画面を保護するために印画面上にオーバーコー
トされるオーバーコート層をもつインクシート8をサー
マルヘッド6によって記録シートPに押圧するととも
に、選択的に加熱することにより、該記録シートPに所
定画像を転写記録し、または保護層がオーバーコートさ
れる。インクシート8はインクカセット7の供給側7a
から巻き取り側7bへ巻き取られる。
【0030】上記インクシート8は、記録シートPの印
画領域を覆ってそのサイズと略等しいサイズでイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバ
ーコート層が並べて設けられたものであり、各層ずつ熱
転写しては、記録シートPを記録開始位置Pに戻し、記
録シート上に各色画像が順次重ねて転写される。このよ
うに、記録シートPは搬送ローラ対4により、各色イン
ク及びオーバーコート層の数だけ往復される。
【0031】この際、各インク層の印画後の記録シート
Pは装置本体1の前方で搬送経路切り替えシート16によ
って搬送路が切り替えられ、ガイド部15に沿って排出方
向へ導かれる。
【0032】前記シートカセット2はカセット本体2a
に対して蓋部材2bが開閉可能になっており、この蓋部
材2bはシート交換時には開くようになっており、且つ
上面が排出される印画されて排出される記録シートPを
受ける排出トレイ部となっている。
【0033】前述のシート押さえバネ24は前記蓋部材2
bの内側の左右2箇所にに配設されている。
【0034】各インク層の印画終了後に記録シートPは
排出ローラ9へ案内され、装置本体1の前方に向かって
排出されて記録動作が終了する。
【0035】また印画用のサーマルヘッド6はヘッドア
ーム22に一体的に構成されており、インクカセット7を
交換する場合にはインクカセット7の抜き差しに支障な
い位置まで退避する。
【0036】通常の熱転写記録装置ではイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色を3回面
順次で記録するため、各色の記録先端を正確に合致させ
る制御が必要となる。このためには、図3に示す搬送ロ
ーラ対4で記録シートPを離さず、しっかり挟持して搬
送を行う必要がある。このため、記録シートPの送り方
向の端部には記録不可能な余白部が必要となる。そのた
め、記録後に容易に縁のない印画物が得られるように、
図4に示すように、記録シートPには、記録開始時には
搬送ローラ対4でしっかり挟持されて記録できない余白
部分P1を後で容易に手で切取り可能なようにミシン目
P2が設けられる。
【0037】本実施形態は上記ミシン目P2をもつ記録
シートPと熱転写記録装置をもちいて記録され、上記の
記録シートPに設けられたミシン目領域にはオーバーコ
ートするものとする。
【0038】また、図4の斜線に示す領域は印画領域P
3であり、ミシン目P2を含む領域を印画するように制御
される。オーバーコートは略印画される領域であり、且
つ印画される領域よりやや大きく印画される領域を含む
ように印画するように制御される。
【0039】図3に示す、グリップローラ4aは図示し
ないステッピングモータの出力軸が減速機構を介してし
て直結され、このステッピングモータの回転制御によ
り、正逆自在に駆動される。記録シートPは、搬送ロー
ラ対4によりしっかりと挟持され、往復搬送されるもで
あるから、記録シートPもまた、ステッピングモータの
回転制御により、正確に位置制御され、搬送駆動され
る。
【0040】いま、一例としてサーマルヘッド6による
1ライン分の記録ピッチを85μmとし、記録シートPを
1ライン分搬送するためのステッピングモータのステッ
プ数を4ステップとするならば、記録シートPは、ステ
ッピングモータを4ステップで回転制御することによ
り、1ライン(すなわち85μm)搬送することができ
る。図4に示した印画領域P3は、搬送方向において144
mmであるとすると、1694ライン印画可能であり、記録シ
ートをこの分搬送するためには、ステッピングモータを
6776ステップ分回転させればよい。
【0041】図3に示す記録装置1において、給送ロー
ラ3から給送ローラ対4を見て、給送ローラ対4の近傍
の位置に、記録シート先端検出センサ10が置かれ、これ
により記録シートの先端を検出し、検出後、搬送ローラ
対4で挟持できる範囲で所定ラインを送り停止させる。
この位置が前述の記録開始時の位置となる。ここからま
ず最初のイエローからサーマルヘッド6を記録情報に応
じて発熱駆動し、各色インクの所定画像を記録し、また
はオーバーコート層を転写する。そして、1色記録が終
わると次にこの位置から記録シートを排出ローラ9のあ
る方向に戻して搬送し、再び所定のライン数を戻し送
り、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の
各色及びオーバーコート層転写を4回繰返す。
【0042】尚、本実施形態では記録シート先端検出セ
ンサ10と、プラテンローラ5とサーマルヘッド6により
記録シートPを押圧する位置の距離を、装置内部品配置
を考慮し、記録シート上の距離で20mmに設定している
が、これに限られるものではない。
【0043】この時、図4に示す印画物は、下記のよう
に各色インクを転写記録し、またオーバーコート層を転
写することにより得られる。
【0044】ここで、図5のフローチャートにおいて色
インク転写及びオーバーコートシーケンスを説明する。
【0045】まず、使用者は不図示のプリントボタンも
しくはデジタルカメラやデジタルビデオカメラからの印
画指示などによってプリント動作を指示する(S1)。
【0046】次に装置本体1内部の制御部18はプリント
指示を実行した機器との通信を開始し、制御部18ではプ
リント指示を実行した機器との間でプリントに必要な諸
条件の確認や必要であれば画像情報の印画情報への画像
処理を行う(S2)。
【0047】次に印画準備ができたら制御部18は給送ロ
ーラ3に連結されたモータを駆動して記録シートPを給
送開始する(S3)。
【0048】次に記録シート先端検出後、ステッピング
モータを所定ステップ分回転させ、印画を開始する。こ
のとき、印画開始位置は、記録シート先端を基準とし
て、12.465mmとした(S4)。
【0049】次に引き続き、ステッピングモータを4ス
テップ分回転しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1
ライン分の印画を行う。全部で6776ステップ分(1694ラ
イン分)回転させ、印画を終了する。この時の印画終了
位置は、記録シート先端を基準として、156.455mmとな
る(S5)。
【0050】次についで、停止にいたるまでの減速のた
め、ステッピングモータを10ライン分(40ステップ分)
程回転させ、停止させる(S6)。
【0051】この状態から、ステッピングモータを逆転
駆動し、記録シートPを印画時と逆方向に搬送し、所定
のステップ数(6776ステップ-減速分)だけ戻して、更に
減速のため、所定のライン数の10ライン分(40ステップ
分)程回転させ、停止させる(S7)。
【0052】上記をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)の3色分、3回程繰返し、所望の印画像を
記録シートPに転写記録する(S8)。その後、そし
て、更に一回印画面保護のためのオーバーコート層を転
写する(S9)。
【0053】その後ステッピングモータを駆動してその
まま排出ローラ9へ導き、排出ローラ9の駆動でシート
を排出して一連の動作を終了させる(S10)。
【0054】また、上記において、制御部18は記録シー
トPの給送時に、最初に記録シート先端検出センサ10で
検知した記録シートの先端検出信号をもとに、ステッピ
ングモータのステップ数と記録シートPの搬送時におけ
る位置関係をもとに、ステッピングモータの回転駆動の
ステップ数を、全印画記録時において管理することによ
り、記録位置管理を行うとしたが、これにかぎらす、各
YMC色及びオーバーコート層の転写記録時において、
記録シート先端部に検出センサを設けて記録シートの先
端検出を行い、その信号を基準としてステッピングモー
タの回転駆動のステップ数を管理することにより、記録
位置管理を行う構成としても良い。
【0055】また、上記において、オーバーコート層の
転写は、サーマルヘッドの発熱駆動のON/OFFのみ
で行うように記述したが、オーバーコートの転写開始時
では、徐々に発熱量を増加させ、また、オーバーコート
の転写終了時には、徐々に発熱量を減少させることによ
り得るような制御を加えることも可能である。
【0056】こうした発熱を伴う動作によって装置が過
熱して所定の性能を引き出せない場合があってはならな
い。特にヘッド近傍もしくは取り付け部品であるヘッド
アーム22が蓄熱していると印画のための過熱制御がうま
くいかないことがある。そこでファン23を設け、ヘッド
近傍が所定の温度を上回った場合にはファン23を回して
空冷する。
【0057】ここで前述のステップS2のプリント指示
を実行する機器と、該プリンタ装置の通信について、一
例として、今プリント指示を実行するのはデジタルカメ
ラとして説明する。
【0058】図6に示すように、デジタルカメラ28とプ
リンタ装置本体1をケーブル27で接続する。デジタルカ
メラ28は撮影後に該デジタルカメラ28内部のメモリに画
像情報が保持されているものとする。メモリはコンパク
トフラッシュ(登録商標)カードやスマートメデイアと
いった着脱自由なものが便利である。
【0059】デジタルカメラ28のモードを設定して、今
任意の画像を再生させるものとする。
【0060】画像情報の再生はデジタルカメラ28の具備
する液晶表示装置によって随時確認できるので使用者は
撮影された好きな画像情報を任意に呼び出すことが可能
である。
【0061】ここでケーブル27や無線手段によってプリ
ンタ装置本体1と通信可能な状態であると、所定のプリ
ント実行ボタン(図不示)によってデジタルカメラ28か
らプリンタ装置へ必要な情報が通信され、プリンタ装置
本体1からプリント出力が得られるというものである。
【0062】上記必要な情報としては、デジタルカメラ
28とのネゴシエーションの情報や、デジタルカメラ28か
らのプリントすべき画像の情報や画像情報に記録時また
は記録後から付加された情報等である。
【0063】{縦置き補助装置}前述した装置本体1は
シートカセット2を装着した状態で縦置き可能であり、
縦置きした状態でプリント可能になっている。これによ
って設置スペースが小さい場所においてもプリントでき
る。そして、本実施形態では前記装置本体1が縦置き状
態で安定するように、縦置き補助装置によって保持する
ようにしている。
【0064】次に縦置き補助装置について図1及び図2
を参照して説明する。なお、図1はプリンタ装置本体1
を縦置きして使用する場合のシートカセット2と、これ
と合わせて用いられる縦置き補助装置としての縦置き台
本体Cを模式した説明図であり、図2は縦置きした画像
形成装置を上方から見た断面模式説明図である。
【0065】縦置き台本体Cは本体保持部31によってプ
リンタ装置本体1を挟んで保持している。この本体保持
部31は「L」字状の切欠部31aが形成され、縦置きした
装置本体1の角部を前記切欠部31aに当接して保持する
ものである。
【0066】また、縦置き台本体Cには排出後に印画済
みシートを保持するシート保持部32と、シート排出時に
シートを確実にシート保持部32に導くためのガイド部33
が形成されている。前記シート保持部32は「コ」の字形
状になっており、プリンタ装置本体1側にあるシートカ
セット固定部35と共にシートカセット2を挟んで保持固
定するようになっている。
【0067】前記シートカセット2の蓋部材2bの一部
には切欠部2cが形成されている。そして、前記シート
カセット2を縦置き台Cによって縦置きされたプリンタ
装置本体1へ装着すると、前記切欠部2cによって当た
らないように付勢部材としてのシート押さえ部34がシー
ト押さえバネ24の近くでセットされるようになってい
る。
【0068】シート押さえ部34は記録シートPと当接す
る部分は曲面形状のいわゆるR形状になっており、記録
シートPにキズ等のダメージを与えないようになってい
る。
【0069】また、シートカセット2の装着時にはバネ
20(図3参照)を介して押し上げ板21(図3参照)によ
って記録シートPは持ち上がっていないので、シート押
さえ部34はシートにも触らないでセットされる。
【0070】この状態で使用者がプリントの指示を行う
と、バネ20によって押し上げ板21がシート押さえバネ24
とシート押さえ部34の力に抗して持ち上がり、記録シー
トPは給送ローラ3に当接して給送動作を行う。なお、
シート押さえ部34は縦置き時のシート押さえバネ24の荷
重の減少分を補充する程度のバネ力に設定されているこ
とが望ましい。本実施形態においては約0.5N程度の作
用力を給送時に与えるように構成した。これによって横
置き設置されている時のシートの反りの関係とほぼ等価
になるため、横置き設置での給送関係の作用力と同等の
給送能力になり縦置き時の給送不良がなくなるわけであ
る。
【0071】シートが給送された後、印画が完了する
と、排出ローラ9によって印画済み記録シートPはプリ
ンタ装置本体1から出てくるが、横置き時と違い、重力
が効かないためシートカセット2の排出トレイ部に確実
に積載されない。
【0072】そこで縦置き台本体1にはシート保持部32
とガイド部33が設けてあり、印画済み記録シートPはこ
の部分に積載保持されていくことになり、印画済み記録
シートPがバラバラに落ちてしまうということがない。
【0073】なお、シートカセット固定部35とシート押
さえ部34は排出ローラ9近傍に配設されているため、印
画済み記録シートPが排出時にこの部分に当たって引っ
かかることは無い。
【0074】シートカセット2の記録シートPが無くな
ったり交換したりする際には、縦置き台本体Cを外すこ
となく、シートカセット2のみを引き出せば記録シート
の交換は可能であり、操作性が良い。
【0075】〔第2実施形態〕次に図7及び図8を参照
して第2実施形態について説明する。なお前述した第1
実施形態と同一の動作を行う個所については同一の符号
をつけ、説明は省略する。
【0076】第2実施形態に係る画像形成装置のシート
カセット2にはシートを押さえるためのシート押さえ部
材40が具備されている形態のものである。
【0077】図7は第2実施形態の縦置きされた装置の
シートカセット2部分を上方から見た断面の模式説明図
であり、図8は縦置き台Cを模式した斜視説明図であ
る。
【0078】縦置き台Cをセットした状態でシートカセ
ット2が装着されると、縦置き台Cのシート押さえ部34
がシート押さえ部材40を押し下げる。シート押さえ部材
40はシートカセット2の蓋部材2bに回転軸41を持って
回動可能に取り付けられており、回転軸41に取り付けら
れた回動バネ42で通常は蓋部材2bに平面的になる方向
に付勢されている。
【0079】よってシート押さえ部34によってこれに抗
して回動させられるわけである。
【0080】このようにしたため、給送時にはシート押
さえ部材40が記録シートPに当接してバネ力はシート押
さえ部34によって与えられることになる。
【0081】こうしたことで、横置き時に印画済み記録
シートPが無い状態で蓋部材2bの一部に切り欠き穴25
が空いた状態にならないため、長期に放置された際など
にホコリが記録シートPに落ちたりするのを防止できる
わけである。
【0082】〔他の実施形態〕前述した実施形態ではプ
リンタを例示し、これを縦置きして使用する場合の例を
示したが、本発明に係る縦置き補助装置は画像形成装置
のみならず、原稿を収納したシートカセットを装着し、
該原稿を搬送して読み取るスキャナ等の画像読取装置を
縦置きする場合でも好適に用いることが可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
縦置き補助装置によってシートカセットを装着した装置
本体を縦置きすると、シートカセット内のシートは付勢
部材によって押さえられ、また排出された印画済みシー
トは保持部によって保持される。このため、縦置き状態
でも給送排出不良を生じない。
【0084】また給送の性能から横置きしかできない装
置であっても、該構成で縦置き設置が可能になり利用範
囲が広がるという効果も有している。
【0085】また装置本体を縦置きに保持する保持部を
設けることで、縦置き時の装置本体が倒れてしまうとい
うことがないという効果を有している。
【0086】さらに、シートカセットにシートを押さえ
るシート押さえ部材を設けることにより、横置き時にも
カセットにホコリが入って印画不良になるということを
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ装置本体を縦置きして使用する場合の
シートカセットと、これと合わせて用いられる縦置き補
助装置としての縦置き台本体を模式した説明図である。
【図2】縦置きした画像形成装置を上方から見た断面模
式説明図である。
【図3】横置きした画像形成装置の全体断面説明図であ
る。
【図4】記録シートの印画領域を示す説明図である。
【図5】画像形成手順のフローチャートである。
【図6】デジタルカメラの画像をプリントアウトする結
線説明図である。
【図7】第2実施形態の縦置きされた装置のシートカセ
ット部分を上方から見た断面の模式説明図である。
【図8】縦置き台を模式した斜視説明図である。
【符号の説明】
C …縦置き台本体 P …記録シート P1 …余白部分 P2 …ミシン目 P3 …印画領域 1 …装置本体 2 …シートカセット 2a …カセット本体 2b …蓋部材 2c …切欠部 3 …給送ローラ 4 …搬送ローラ対 4a …グリップローラ 4b …ピンチローラ 5 …プラテンローラ 6 …サーマルヘッド 7 …インクカセット 7a …供給側 7b …巻き取り側 8 …インクシート 9 …排出ローラ 10 …シート先端検出センサ 15 …ガイド部 16 …搬送経路切り替えシート 18 …制御部 20 …バネ 21 …押上げ板 22 …ヘッドアーム 23 …ファン 24 …シート押さえバネ 27 …ケーブル 28 …デジタルカメラ 31 …本体保持部 31a …切欠部 32 …シート保持部 33 …ガイド部 34 …シート押さえ部 35 …シートカセット固定部 40 …シート押さえ部材 41 …回転軸 42 …回動バネ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 31/06 B41J 29/00 A Fターム(参考) 2C061 AQ04 AR01 AS14 BB03 CC07 3F054 AA01 AC05 BA11 BG07 BJ02 DA12 3F343 FA02 FB04 GA03 GA04 GB01 GC01 GD01 HB03 HC05 HC10 HC12 HD18 MB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートカセットを装着した装置本体の縦
    置き状態を補助する縦置き補助装置であって、 前記シートカセットに収納されたシートを直接的又は間
    接的に付勢する付勢部材と、 縦置きされたシートカセットに沿って排出されたシート
    を保持する保持部と、 を有することを特徴とする縦置き補助装置。
  2. 【請求項2】 前記シートカセットを装着した装置本体
    を縦置きに保持するための保持部を有することを特徴と
    する請求項1記載の縦置き補助装置。
  3. 【請求項3】 前記シートカセットはシートを押さえる
    ためのシート押さえ部材を有し、該シートカセットが縦
    置きされたときに前記付勢部材が前記シート押さえ部材
    を押圧し、該シート押さえ部材がシートを押さえること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の縦置き補助
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シート押さえ部材は前記付勢部材に
    よって押圧されないときはシートカセット内のシートを
    押さえないことを特徴とする請求項3記載の縦置き補助
    装置。
  5. 【請求項5】 シートカセットを装着可能であって、横
    置き及び縦置きが可能な画像形成装置本体と、 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の縦置き補
    助装置と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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