JP2002337750A - 車体骨格構造 - Google Patents

車体骨格構造

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JP2002337750A
JP2002337750A JP2001148027A JP2001148027A JP2002337750A JP 2002337750 A JP2002337750 A JP 2002337750A JP 2001148027 A JP2001148027 A JP 2001148027A JP 2001148027 A JP2001148027 A JP 2001148027A JP 2002337750 A JP2002337750 A JP 2002337750A
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JP
Japan
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vehicle body
cross
frame
rear frame
car body
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JP2001148027A
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English (en)
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Satoshi Murakami
聡 村上
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載スペースの減少を招くことなくリヤフレ
ームの適正な剛性アップを図り、車体2節曲げモードに
おける車室内の体積変化を抑制して低周波騒音の発生を
効果的に低減する。 【解決手段】 リヤフレーム10,11の屈曲部10
A,11A周辺で、車体内側の側面上部がフロアパネル
16側に向けて斜めに張り出した断面形状に形成し、サ
スペンションリンクや燃料タンク14との間のスペース
上の余裕部分を利用してリヤフレーム10,11の断面
を拡大する。これにより、路面からの振動による車体2
節曲げモードでの傾きをもった曲げモーメントに対抗し
てリヤフレーム10,11の捩れを抑制し、車室内の体
積変化を抑制して低周波騒音の発生を効果的に低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体2節曲げモー
ドによる車室内体積変化に伴って発生する低周波騒音を
低減する車体骨格構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両においては、路
面からの振動により車体に曲げモーメントが作用し、低
周波騒音の原因となる。例えば、図6に示すように、曲
げ振動のノード(節)が車体前後の2つの節による、い
わゆる車体2節曲げモードでは、破線で示すように、車
室内の体積が変化し、低周波のこもり音となって乗員に
不快感を与える。
【0003】この車体2節曲げモードでは、車体後部に
配設された左右一対のリヤフレームに捩れを伴った曲げ
モーメントが作用するため、特開2000−72041
号公報に開示されているように、左右一対のリヤフレー
ム(リヤサイドメンバ)にクロスメンバーが架設されて
補強されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リヤフ
レームは、リヤホイールハウスのスペースを確保するた
め、長手方向の略中央に屈曲した形状を取らざるを得
ず、この屈曲部の存在により、車体2節曲げモードでル
ーフ部分とフロア部分と逆相で変形し、車室内の体積変
化を抑制する上での支障となる。これに対処するため、
リヤフレームやクロスメンバの断面拡大、板厚アップを
行うと、積載スペースの減少や重量増を招き、適正な剛
性アップと低周波騒音の低減とを両立させることが困難
であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、積載スペースの減少を招くことなくリヤフレームの
適正な剛性アップを図り、車体2節曲げモードにおける
車室内の体積変化を抑制して低周波騒音の発生を効果的
に低減することのできる車体骨格構造を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車体後部に配設された左右
一対のリヤフレームに、ホイールハウスのスペースを確
保するための屈曲部を有する車体骨格構造であって、上
記一対のリヤフレームを、車室側の断面上部が車体内側
に向かって張り出した形状とすることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記形状は、上記リヤフレームの路面側底
部からフロアパネル側に向けて断面2次モーメントが大
きくなる形状であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、上記形状を、上記屈曲部の周辺に設
けたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、車体後部に左右一
対のリヤフレームを配設した車体骨格構造であって、上
記リヤフレームの断面を、リヤサスペンションダンパー
の取付部周辺で拡大したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、上記リヤフレームの上面部と上記リヤサス
ペンションダンパーの取付部との高さを略同一として上
記リヤフレームの断面を拡大したことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明において、上記リヤフレームの断面を、上記リ
ヤサスペンションダンパーの取付部周辺で徐々に変化さ
せることを特徴とする。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明は、車体後
部に配設された左右一対のリヤフレームを車室側の断面
上部が車体内側に向かって張り出した形状とし、リヤフ
レームに傾きをもった曲げモーメントが加わった場合、
この曲げモーメントに対抗してリヤフレームの捩れを抑
制して車室内の体積変化を抑制し、低周波騒音の発生を
低減する。その際、請求項2記載の発明のように、リヤ
フレームの張り出し形状は、路面側底部からフロアパネ
ル側に向けて断面2次モーメントが大きくなる形状とす
ることが望ましく、また、請求項3記載の発明のよう
に、リヤフレームの屈曲部の周辺に設けることが望まし
い。
【0013】請求項4記載の発明は、車体後部に配設し
た左右一対のリヤフレームの断面をリヤサスペンション
ダンパーの取付部周辺で拡大することにより、リヤフレ
ームの剛性を高め、車体2節曲げモードによる車室内の
体積変化を抑制して低周波騒音を低減する。その際、請
求項5記載の発明のように、リヤフレームの上面部とリ
ヤサスペンションダンパーの取付部との高さを略同一と
することでリヤフレームの断面を拡大することが望まし
く、また、請求項6記載の発明のように、リヤフレーム
の断面を、リヤサスペンションダンパーの取付部周辺で
徐々に変化させることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1は車両のアンダーボディの骨格構造
を示す概略平面図、図2は図1のA−A線における車体
の上下方向の断面を模式的に示す説明図、図3は曲げモ
ーメントの発生方向を示す説明図である。
【0015】図1において、符号1,2は、車両のアン
ダーボデーの前後方向に沿って配設される左右一対のア
ンダーメンバであり、これらのアンダーメンバ1,2と
車両両側面のサイドシル3,4とがリンホーストーボー
ド5,6を介して結合される。アンダーメンバ1,2の
前端部には、フロントクロスメンバ7が架設され、この
フロントクロスメンバ7と平行に、サイドシル3,4に
架設される第1のクロスメンバ8が配置されている。
尚、図中の矢印Ftは車両前方方向を、符号y/oは車
体長手方向中心を示す。
【0016】また、アンダーメンバ1,2の後端部には
第2のクロスメンバ9が架設され、第2のクロスメンバ
9の両端がサイドシル3,4に結合されている。更に、
サイドシル3,4の後端内側部には、第2のクロスメン
バ9との結合部後方で左右一対のリヤフレーム10,1
1の前端部が結合されており、屈曲部10A,11Aを
経て車両後方に延出され、後端部にリヤスカート12が
架設されている。
【0017】リヤフレーム10,11の屈曲部10A,
11Aは、サイドシル3,4との結合部から車幅方向に
狭められ、且つ上方向にせりあがるように屈曲形成され
てホイールハウスのスペースを確保するために設けられ
るものであり、リヤフレーム10,11の長手方向の略
中央に設けられ、両側の屈曲部10A,11Aがリヤク
ロスメンバ13によって連結される。尚、リヤクロスメ
ンバ13の前後には、破線で示すように、燃料タンク1
4、スペアタイヤ15が配設・収納される。
【0018】リヤフレーム10(11)は、屈曲部10
A(11A)周辺で、図2に示すように、袋状断面の上
部開口側がフロアパネル16の下面に結合され、車体内
側の側面がフロアパネル16側に向けて斜めに張り出し
た断面形状に形成されている。すなわち、リヤフレーム
10(11)の内側上部には、サスペンションリンクや
燃料タンク14との間に比較的余裕があり、このスペー
ス上の余裕部分を利用してリヤフレーム10(11)の
断面を斜線で示す部分で拡大する。尚、図2において
は、一方のリヤフレーム10について図示しているが、
他方のリヤフレーム11についても同様である。また、
符号17は、ホイールハウスを形成するホイルエプロン
である。
【0019】以上の車体骨格構造を有する車両では、路
面からの振動による車体2節曲げモードでフレームが略
菱形に変形する際、リヤフレーム10,11に上下曲げ
応力が加わり、屈曲部10A,11A周辺では、図3に
示すように、車体内側に向かった斜めの曲げモーメント
が作用する。これに対し、屈曲部10A,11Aでは、
路面側底部からフロアパネル16側に向けて断面2次モ
ーメントが大きくなるよう形成されているため、傾きを
もった曲げモーメントに対抗してリヤフレーム10,1
1の捩れを抑制して車室内の体積変化を抑制することが
でき、低周波騒音の発生を効果的に低減することができ
る。
【0020】図4及び図5は本発明の実施の第2形態に
係わり、図4はリヤサスペンションダンパー取付部周辺
の側面図、図5は図4のB−B線における断面を模式的
に示す説明図である。
【0021】第2形態は、前述の第1形態に対し、リヤ
サスペンションダンパーの取付部周辺で、リヤフレーム
10,11の断面を拡大するものである。すなわち、図
4及び図5(リヤフレーム10で代表して図示するが、
リヤフレーム11も同様である)に示すように、リヤサ
スペンション18にコイルスプリング19及びダンパー
20を備えた車両では、ストロークを確保するために、
リヤフレーム10,11の上面より僅かに高い位置にリ
ヤサスペンションダンパー取付部21を設けることがあ
る(図5破線参照)。
【0022】従って、この僅かなスペース部分を利用
し、図5に示すように、リヤフレーム10,11の上面
部の高さをリヤサスペンションダンパー取付部21の高
さに合わせることで、サスペンションリンク22等に干
渉することなくリヤフレーム10,11の断面を斜線で
示す部分で拡大することができる。このリヤフレーム1
0,11の断面拡大部分は、図4に示すように、リヤサ
スペンションダンパー取付部21を頂点として徐々に変
化し、屈曲部10A,11Aの形状に沿った緩やかな拡
大形状とされる。
【0023】第2形態では、車体2節曲げモードの発生
によってフレームが上下に変形する際、図4及び図5に
斜線で示すように、リヤサスペンションダンパー取付部
21周辺でのリヤフレーム10,11の断面拡大によ
り、上下曲げ剛性を確保することができ、フロアパネル
16の変形を抑制して車室内の体積変化を低減すること
ができる。しかも、リヤサスペンションダンパー取付部
21周辺の余裕部分を利用してリヤフレーム10,11
の断面を拡大するため、積載スペースの減少を招くこと
なく、重量増加を最小限としてリヤフレーム10,11
の剛性を適正化することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、積
載スペースの減少を招くことなくリヤフレームの剛性を
高め、路面からの振動による車体2節曲げモードにおけ
る車室内の体積変化を抑制することができ、低周波騒音
の発生を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、車両のアン
ダーボディの骨格構造を示す概略平面図
【図2】同上、図1のA−A線における車体の上下方向
の断面を模式的に示す説明図
【図3】同上、曲げモーメントの発生方向を示す説明図
【図4】本発明の実施の第2形態に係わり、リヤサスペ
ンションのダンパー取付部周辺の側面図
【図5】同上、図4のB−B線における断面を模式的に
示す説明図
【図6】車体2節曲げモードの説明図
【符号の説明】
10,11 リヤフレーム 10A,11A 屈曲部 16 フロアパネル 18 リヤサスペンション 21 リヤサスペンションダンパー取付部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に配設された左右一対のリヤフ
    レームに、ホイールハウスのスペースを確保するための
    屈曲部を有する車体骨格構造であって、 上記一対のリヤフレームを、車室側の断面上部が車体内
    側に向かって張り出した形状とすることを特徴とする車
    体骨格構造。
  2. 【請求項2】 上記形状は、上記リヤフレームの路面側
    底部からフロアパネル側に向けて断面2次モーメントが
    大きくなる形状であることを特徴とする請求項1記載の
    車体骨格構造。
  3. 【請求項3】 上記形状を、上記屈曲部の周辺に設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車体骨格構造。
  4. 【請求項4】 車体後部に左右一対のリヤフレームを配
    設した車体骨格構造であって、 上記リヤフレームの断面を、リヤサスペンションダンパ
    ーの取付部周辺で拡大したことを特徴とする車体骨格構
    造。
  5. 【請求項5】 上記リヤフレームの上面部と上記リヤサ
    スペンションダンパーの取付部との高さを略同一として
    上記リヤフレームの断面を拡大したことを特徴とする請
    求項4記載の車体骨格構造。
  6. 【請求項6】 上記リヤフレームの断面を、上記リヤサ
    スペンションダンパーの取付部周辺で徐々に変化させる
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の車体骨格構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274798A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Honda Motor Co Ltd 車体フロア構造
JP2015063232A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274798A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Honda Motor Co Ltd 車体フロア構造
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