JP2002337300A - 木目調化粧板及びその製造方法 - Google Patents
木目調化粧板及びその製造方法Info
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- JP2002337300A JP2002337300A JP2001148612A JP2001148612A JP2002337300A JP 2002337300 A JP2002337300 A JP 2002337300A JP 2001148612 A JP2001148612 A JP 2001148612A JP 2001148612 A JP2001148612 A JP 2001148612A JP 2002337300 A JP2002337300 A JP 2002337300A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】擬木材の価値観から脱皮してリアルな木質柄表
現が容易に得られると共に、耐候性等の性能向上を同時
に図り得る木目調化粧板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】基材上に形成された木質柄の印刷層と、こ
の印刷層を保護する印刷保護層と、熱硬化性樹脂膜もし
くは熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させてその導
管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様樹脂層
と、この模様樹脂層を覆う透明樹脂層と、からなること
を特徴とする。前記印刷層は、例えば基材上に形成され
たプライマー層と合成樹脂エナメル層とを有する合成樹
脂着色層の表面に形成され、前記透明樹脂層は、着色透
明樹脂層と透明光沢樹脂層もしくは半光沢樹脂層とを有
する。
現が容易に得られると共に、耐候性等の性能向上を同時
に図り得る木目調化粧板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】基材上に形成された木質柄の印刷層と、こ
の印刷層を保護する印刷保護層と、熱硬化性樹脂膜もし
くは熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させてその導
管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様樹脂層
と、この模様樹脂層を覆う透明樹脂層と、からなること
を特徴とする。前記印刷層は、例えば基材上に形成され
たプライマー層と合成樹脂エナメル層とを有する合成樹
脂着色層の表面に形成され、前記透明樹脂層は、着色透
明樹脂層と透明光沢樹脂層もしくは半光沢樹脂層とを有
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば厨房家具や
建材をはじめとして玄関ドア等のように、耐候性、耐水
性等が要求される部位に好適に使用し得る木目調化粧板
及びその製造方法に関する。
建材をはじめとして玄関ドア等のように、耐候性、耐水
性等が要求される部位に好適に使用し得る木目調化粧板
及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属、アルミ、無機材、プラスチ
ック、エンジニアリングウッド等の素材は、そのままの
表面で木目調の柄を表現することが困難であることか
ら、これらは物理的な価値として構造基材となることが
大半で、木質柄の表面材としては不適なものである。そ
のため、木質柄を得る手段としては、一般的に印刷化粧
紙、塩化ビニル樹脂印刷化粧紙、オレフィン樹脂印刷化
粧紙等からなる印刷化粧シートが使用されている。
ック、エンジニアリングウッド等の素材は、そのままの
表面で木目調の柄を表現することが困難であることか
ら、これらは物理的な価値として構造基材となることが
大半で、木質柄の表面材としては不適なものである。そ
のため、木質柄を得る手段としては、一般的に印刷化粧
紙、塩化ビニル樹脂印刷化粧紙、オレフィン樹脂印刷化
粧紙等からなる印刷化粧シートが使用されている。
【０００３】この印刷化粧シートは、例えばグラビア印
刷によって木目柄が表現され、これが構造基材の表面に
ラッピングされてそのままの表面状態で木目調化粧板と
して使用されている。また、一部には、表面樹脂処理で
耐擦り傷性や耐汚染性等の機能性樹脂膜を形成させた木
目調化粧板も使用されている。
刷によって木目柄が表現され、これが構造基材の表面に
ラッピングされてそのままの表面状態で木目調化粧板と
して使用されている。また、一部には、表面樹脂処理で
耐擦り傷性や耐汚染性等の機能性樹脂膜を形成させた木
目調化粧板も使用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな木目調化粧板にあっては、構造基材に各種印刷化粧
シートを貼り付ける構造であるため、外観上どうしても
印刷の領域から脱皮することができず、擬木材の価値観
にとどまざるを得ないという問題点を有している。ま
た、印刷化粧シートが接着剤によって構造基材にラッピ
ングされるため、シート基材そのものの性能低下や接着
剤層を介した印刷化粧シートの剥離現象が生じ、特に、
耐水性、耐温水性、耐候性の要求される屋外や水回り部
材への使用が困難であるという問題点を有している。こ
の剥離現象の原因は、ラッピングされるシート基材自体
や接着剤層が水や湿気を吸収することにより化学分解や
寸法変化を生じることにある。
うな木目調化粧板にあっては、構造基材に各種印刷化粧
シートを貼り付ける構造であるため、外観上どうしても
印刷の領域から脱皮することができず、擬木材の価値観
にとどまざるを得ないという問題点を有している。ま
た、印刷化粧シートが接着剤によって構造基材にラッピ
ングされるため、シート基材そのものの性能低下や接着
剤層を介した印刷化粧シートの剥離現象が生じ、特に、
耐水性、耐温水性、耐候性の要求される屋外や水回り部
材への使用が困難であるという問題点を有している。こ
の剥離現象の原因は、ラッピングされるシート基材自体
や接着剤層が水や湿気を吸収することにより化学分解や
寸法変化を生じることにある。
【０００５】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項１ないし４記載の発明の目的は、擬木
材の価値観から脱皮してリアルな木質柄表現が容易に得
られると共に、耐候性等の性能向上を同時に図り得る木
目調化粧板を提供することにある。また、請求項５また
は６記載の発明の目的は、擬木材の価値観から脱皮して
リアルな木質柄表現が容易に得られると共に、耐候性等
の性能向上を同時に図り得る木目調化粧板の製造方法を
提供することにある。
たもので、請求項１ないし４記載の発明の目的は、擬木
材の価値観から脱皮してリアルな木質柄表現が容易に得
られると共に、耐候性等の性能向上を同時に図り得る木
目調化粧板を提供することにある。また、請求項５また
は６記載の発明の目的は、擬木材の価値観から脱皮して
リアルな木質柄表現が容易に得られると共に、耐候性等
の性能向上を同時に図り得る木目調化粧板の製造方法を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項１記載の木目調化粧板は、基材
上に形成された木目柄の印刷層と、この印刷層を保護す
る印刷保護層と、熱硬化性樹脂膜もしくは熱可塑性樹脂
膜にエンボス導管を付型させてその導管部だけにワイピ
ング着色剤を充填させた模様樹脂層と、この模様樹脂層
を覆う透明樹脂層と、からなることを特徴とする。
く、本発明のうち請求項１記載の木目調化粧板は、基材
上に形成された木目柄の印刷層と、この印刷層を保護す
る印刷保護層と、熱硬化性樹脂膜もしくは熱可塑性樹脂
膜にエンボス導管を付型させてその導管部だけにワイピ
ング着色剤を充填させた模様樹脂層と、この模様樹脂層
を覆う透明樹脂層と、からなることを特徴とする。
【０００７】このように構成することにより、基材の表
面に木目柄が印刷された印刷層が形成され、この印刷層
が印刷保護層で保護されて、その表面にエンボス導管で
付型された導管部にワイピング着色剤が充填された模様
樹脂層が形成されることから、印刷層で木目柄が容易に
得られると共に模様樹脂層で凹凸が付与され、表面に本
物の木材により近いリアルな木質柄表現が得られる。ま
た、印刷保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候
性等の性能向上が同時に図れる。
面に木目柄が印刷された印刷層が形成され、この印刷層
が印刷保護層で保護されて、その表面にエンボス導管で
付型された導管部にワイピング着色剤が充填された模様
樹脂層が形成されることから、印刷層で木目柄が容易に
得られると共に模様樹脂層で凹凸が付与され、表面に本
物の木材により近いリアルな木質柄表現が得られる。ま
た、印刷保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候
性等の性能向上が同時に図れる。
【０００８】そして、前記印刷層は、請求項２記載の発
明のように、基材上に形成された合成樹脂着色層の表面
に形成されていることが好ましく、この場合、前記合成
樹脂着色層は、請求項３記載の発明のように、プライマ
ー層と合成樹脂エナメル層とを有することが好ましい。
このように構成することにより、合成樹脂着色層の合成
樹脂エナメル層で、木目調化粧板の色調を要求される色
調に容易に合わせることができると共に、プライマー層
により基材への付着性を高めて、各層の剥離等が確実に
防止される。
明のように、基材上に形成された合成樹脂着色層の表面
に形成されていることが好ましく、この場合、前記合成
樹脂着色層は、請求項３記載の発明のように、プライマ
ー層と合成樹脂エナメル層とを有することが好ましい。
このように構成することにより、合成樹脂着色層の合成
樹脂エナメル層で、木目調化粧板の色調を要求される色
調に容易に合わせることができると共に、プライマー層
により基材への付着性を高めて、各層の剥離等が確実に
防止される。
【０００９】また、前記透明樹脂層は、請求項４記載の
発明のように、着色透明樹脂層と透明光沢樹脂層もしく
は半光沢樹脂層とを有することが好ましく、このように
構成することにより、透明光沢樹脂層や半光沢樹脂層を
適宜に選択使用することで、木目調化粧板の表面により
木質に近いトーンが得られる。
発明のように、着色透明樹脂層と透明光沢樹脂層もしく
は半光沢樹脂層とを有することが好ましく、このように
構成することにより、透明光沢樹脂層や半光沢樹脂層を
適宜に選択使用することで、木目調化粧板の表面により
木質に近いトーンが得られる。
【００１０】また、請求項５記載の木目調化粧板の製造
方法は、基材上に木目柄の印刷層を設け、該印刷層を印
刷保護層で保護した後に、印刷保護層上に熱硬化性樹脂
膜または熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させてそ
の導管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様樹脂
層を設け、その後この模様樹脂層を透明樹脂層で覆った
ことを特徴とする。
方法は、基材上に木目柄の印刷層を設け、該印刷層を印
刷保護層で保護した後に、印刷保護層上に熱硬化性樹脂
膜または熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させてそ
の導管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様樹脂
層を設け、その後この模様樹脂層を透明樹脂層で覆った
ことを特徴とする。
【００１１】このように構成することにより、基材の表
面に形成された木目柄の印刷層が印刷保護層で保護さ
れ、その表面にエンボス導管で付型された導管部にワイ
ピング着色剤が充填された模様樹脂層が形成されること
から、請求項１記載の発明と同様に、印刷層で木目柄が
得られ模様樹脂層で凹凸が付与されて、表面に本物の木
材により近いリアルな木質柄表現が得られると共に、印
刷保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の
性能向上が同時に図れる。
面に形成された木目柄の印刷層が印刷保護層で保護さ
れ、その表面にエンボス導管で付型された導管部にワイ
ピング着色剤が充填された模様樹脂層が形成されること
から、請求項１記載の発明と同様に、印刷層で木目柄が
得られ模様樹脂層で凹凸が付与されて、表面に本物の木
材により近いリアルな木質柄表現が得られると共に、印
刷保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の
性能向上が同時に図れる。
【００１２】そして、前記印刷層は、請求項６記載の発
明のように、基材もしくは基材上に形成された合成樹脂
着色層に、オフセット印刷、スクリーン印刷、昇華印
刷、インクジェット印刷等で印刷されることが好まし
い。このように構成することにより、基材もしくは基材
上に形成された合成樹脂着色層に、各種印刷技術を選択
使用して木目柄の印刷層を容易かつ安価に形成できる。
明のように、基材もしくは基材上に形成された合成樹脂
着色層に、オフセット印刷、スクリーン印刷、昇華印
刷、インクジェット印刷等で印刷されることが好まし
い。このように構成することにより、基材もしくは基材
上に形成された合成樹脂着色層に、各種印刷技術を選択
使用して木目柄の印刷層を容易かつ安価に形成できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明に係わる木
目調化粧板の基本的構造を示す分解断面状態の概念図で
ある。図１において、木目調化粧板１は、基材２と、こ
の基材２上に設けられた合成樹脂着色層３と、この合成
樹脂着色層３上に設けられた印刷層４と、この印刷層４
を保護する印刷保護層５と、所定の模様が形成される模
様樹脂層６と、この模様樹脂層６を覆う着色透明樹脂層
７及び表面層８の積層構造によって形成されている。
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明に係わる木
目調化粧板の基本的構造を示す分解断面状態の概念図で
ある。図１において、木目調化粧板１は、基材２と、こ
の基材２上に設けられた合成樹脂着色層３と、この合成
樹脂着色層３上に設けられた印刷層４と、この印刷層４
を保護する印刷保護層５と、所定の模様が形成される模
様樹脂層６と、この模様樹脂層６を覆う着色透明樹脂層
７及び表面層８の積層構造によって形成されている。
【００１４】前記基材２は例えば鋼板で形成され、前記
合成樹脂着色層３は、例えば木目調化粧板１に要求され
る色調に合わせるための指定色の合成樹脂エナメル層３
ｂと、この合成樹脂エナメル層３ｂの基材２への付着性
を向上させるためのプライマー層３ａ（もしくは化成処
理層）とで形成されている。
合成樹脂着色層３は、例えば木目調化粧板１に要求され
る色調に合わせるための指定色の合成樹脂エナメル層３
ｂと、この合成樹脂エナメル層３ｂの基材２への付着性
を向上させるためのプライマー層３ａ（もしくは化成処
理層）とで形成されている。
【００１５】前記印刷層４は、木材のもつ表面情報のう
ち板目や柾目等の木理のパターンの印刷によって形成さ
れ、その印刷手段としては、オフセット印刷、スクリー
ン印刷、昇華印刷、インクジェット印刷等が使用され、
印刷時の原版としては、目的とする本物の木材を写真撮
影することによって形成されている。また、印刷時に使
用されるインキ樹脂は、化学反応する樹脂タイプを使用
すれば耐水性能の向上が図れるが、密着性と耐水性能が
満足されれば、木目調化粧板１の用途に応じて、例えば
反応型のウレタン、エポキシ、１液タイプのアルキッ
ド、ビニル、ラッカー等が選択使用される。
ち板目や柾目等の木理のパターンの印刷によって形成さ
れ、その印刷手段としては、オフセット印刷、スクリー
ン印刷、昇華印刷、インクジェット印刷等が使用され、
印刷時の原版としては、目的とする本物の木材を写真撮
影することによって形成されている。また、印刷時に使
用されるインキ樹脂は、化学反応する樹脂タイプを使用
すれば耐水性能の向上が図れるが、密着性と耐水性能が
満足されれば、木目調化粧板１の用途に応じて、例えば
反応型のウレタン、エポキシ、１液タイプのアルキッ
ド、ビニル、ラッカー等が選択使用される。
【００１６】なお、この印刷層４は、図示する合成樹脂
着色層３を必要としない場合は、基材２に直接印刷する
ことも可能であるが、木目調化粧板１の性能安定化や仕
上がり外観の観点から、前述したプライマー層３ａや合
成樹脂エナメル層３ｂを設けることが好ましい。この印
刷層４によって、無地である基材２の表面をより本物の
木材の表面に近づけることができる。
着色層３を必要としない場合は、基材２に直接印刷する
ことも可能であるが、木目調化粧板１の性能安定化や仕
上がり外観の観点から、前述したプライマー層３ａや合
成樹脂エナメル層３ｂを設けることが好ましい。この印
刷層４によって、無地である基材２の表面をより本物の
木材の表面に近づけることができる。
【００１７】前記印刷保護層５は、例えばウレタン透明
着色樹脂で形成されている。また、前記模様樹脂層６
は、導管部９を有するエンボス付型樹脂層６ａと、この
エンボス付型樹脂層６ａの導管部９だけに着色された導
管着色層６ｂを有している。エンボス付型樹脂層６ａ
は、スプレー法やフィルム法によって得られた厚さが数
百マイクロメータの例えば熱硬化性樹脂または熱可塑性
樹脂の樹脂膜を使い、樹脂が硬化しないうちに導管エン
ボス型を押さえ付けて 樹脂膜に導管部９を付型させる
ことによって形成されている。
着色樹脂で形成されている。また、前記模様樹脂層６
は、導管部９を有するエンボス付型樹脂層６ａと、この
エンボス付型樹脂層６ａの導管部９だけに着色された導
管着色層６ｂを有している。エンボス付型樹脂層６ａ
は、スプレー法やフィルム法によって得られた厚さが数
百マイクロメータの例えば熱硬化性樹脂または熱可塑性
樹脂の樹脂膜を使い、樹脂が硬化しないうちに導管エン
ボス型を押さえ付けて 樹脂膜に導管部９を付型させる
ことによって形成されている。
【００１８】この時、導管エンボス型には、本物の木材
にシリコン樹脂をシート状に押し流して凹んだ導管部に
充填することにより導管部９が立体的に転写されてい
る。なお、導管エンボス型の種類としては、シリコン樹
脂シートの他に電鋳型等が用いられる。そして、この導
管エンボス型による付型で、樹脂膜の表面に無数のラン
ダムな凹みができて、本物の木材に近い外観が得られ
る。
にシリコン樹脂をシート状に押し流して凹んだ導管部に
充填することにより導管部９が立体的に転写されてい
る。なお、導管エンボス型の種類としては、シリコン樹
脂シートの他に電鋳型等が用いられる。そして、この導
管エンボス型による付型で、樹脂膜の表面に無数のラン
ダムな凹みができて、本物の木材に近い外観が得られ
る。
【００１９】しかし、このままでは、導管部９としての
アクセントがなく木質感が十分でないため、前記導管着
色層６ｂが設けられている。この導管着色層６ｂは、エ
ンボス付型樹脂層６ａの導管部９だけを着色するワイピ
ング手法により、ワイピング着色剤を選択的に充填させ
ることによって形成され、この導管着色層６ｂによっ
て、本物により近い外観が得られることになる。
アクセントがなく木質感が十分でないため、前記導管着
色層６ｂが設けられている。この導管着色層６ｂは、エ
ンボス付型樹脂層６ａの導管部９だけを着色するワイピ
ング手法により、ワイピング着色剤を選択的に充填させ
ることによって形成され、この導管着色層６ｂによっ
て、本物により近い外観が得られることになる。
【００２０】前記着色透明樹脂層７は、合成樹脂塗料に
染料や顔料を混入させた着色透明樹脂が使用され、これ
を模様樹脂層６上にコーティングすることで形成されて
いる。この着色透明樹脂層７によって、より木質らしい
トーンを出すことができる。前記表面層８は、上塗り塗
料樹脂でクリアをそのまま塗布して光沢を出したり、あ
るいは艶消し剤を透明樹脂に混入させて適宜の光沢を消
したりするためのもので、樹脂としては、アクリルウレ
タン、フッソウレタン、アクリルシリコン、ニトロセル
ロースラッカー、アミノアルキド樹脂等が使用される。
染料や顔料を混入させた着色透明樹脂が使用され、これ
を模様樹脂層６上にコーティングすることで形成されて
いる。この着色透明樹脂層７によって、より木質らしい
トーンを出すことができる。前記表面層８は、上塗り塗
料樹脂でクリアをそのまま塗布して光沢を出したり、あ
るいは艶消し剤を透明樹脂に混入させて適宜の光沢を消
したりするためのもので、樹脂としては、アクリルウレ
タン、フッソウレタン、アクリルシリコン、ニトロセル
ロースラッカー、アミノアルキド樹脂等が使用される。
【００２１】次に、この木目調化粧板１の製造方法の一
例を図２の工程図に基づいて説明する。先ず、基材２と
しての鋼板の表面にプライマー処理（Ｋ１０１）し、こ
のプライマー処理した鋼板表面上にエナメル樹脂を焼き
付け（Ｋ１０２）て、プライマー層３ａと合成樹脂エナ
メル層３ｂからなる合成樹脂着色層３を形成する。合成
樹脂着色層３を形成したら、その合成樹脂エナメル層３
ｂの表面に、前述した印刷技術により表面印刷（Ｋ１０
３）して印刷層４を形成し、この印刷層４の表面に透明
着色樹脂を塗布（Ｋ１０４）して印刷保護層５を形成す
る。
例を図２の工程図に基づいて説明する。先ず、基材２と
しての鋼板の表面にプライマー処理（Ｋ１０１）し、こ
のプライマー処理した鋼板表面上にエナメル樹脂を焼き
付け（Ｋ１０２）て、プライマー層３ａと合成樹脂エナ
メル層３ｂからなる合成樹脂着色層３を形成する。合成
樹脂着色層３を形成したら、その合成樹脂エナメル層３
ｂの表面に、前述した印刷技術により表面印刷（Ｋ１０
３）して印刷層４を形成し、この印刷層４の表面に透明
着色樹脂を塗布（Ｋ１０４）して印刷保護層５を形成す
る。
【００２２】この状態で、印刷保護層５の表面に熱硬化
性樹脂（もしくは熱可塑性樹脂）をスプレー法等で塗布
して樹脂膜を形成（Ｋ１０５）し、この樹脂膜が硬化し
ない間に、前記エンボス型を使用して導管を付型（Ｋ１
０６）する。これにより、エンボス付型樹脂層６ａが形
成され、このエンボス付型樹脂層６ａの導管部９にワイ
ピング着色剤を充填（Ｋ１０７）して導管着色層６ｂを
形成することで、印刷保護層５上に模様樹脂層６が形成
される。
性樹脂（もしくは熱可塑性樹脂）をスプレー法等で塗布
して樹脂膜を形成（Ｋ１０５）し、この樹脂膜が硬化し
ない間に、前記エンボス型を使用して導管を付型（Ｋ１
０６）する。これにより、エンボス付型樹脂層６ａが形
成され、このエンボス付型樹脂層６ａの導管部９にワイ
ピング着色剤を充填（Ｋ１０７）して導管着色層６ｂを
形成することで、印刷保護層５上に模様樹脂層６が形成
される。
【００２３】模様樹脂層６を形成したら、その表面に着
色透明樹脂を塗布（Ｋ１０８）して、着色透明樹脂層７
を形成し、さらにその表面に例えば艶消し樹脂を塗布
（Ｋ１０９）して表面層８を形成する。これにより、鋼
板の表面に、合成樹脂着色層３、印刷層４、印刷保護層
５、模様樹脂層６、着色透明樹脂層７及び表面層８が積
層状態で形成された木目調化粧板１が製造される。
色透明樹脂を塗布（Ｋ１０８）して、着色透明樹脂層７
を形成し、さらにその表面に例えば艶消し樹脂を塗布
（Ｋ１０９）して表面層８を形成する。これにより、鋼
板の表面に、合成樹脂着色層３、印刷層４、印刷保護層
５、模様樹脂層６、着色透明樹脂層７及び表面層８が積
層状態で形成された木目調化粧板１が製造される。
【００２４】
【実施例】下記表１は、前記木目調化粧板１の実施例を
示し、基材２の材質や各層の使用樹脂を特定しかつその
層厚を特定して木目調化粧板１を作成したところ、本物
の木材により近いリアルな木質柄を有する木目調化粧板
１を得ることができた。
示し、基材２の材質や各層の使用樹脂を特定しかつその
層厚を特定して木目調化粧板１を作成したところ、本物
の木材により近いリアルな木質柄を有する木目調化粧板
１を得ることができた。
【００２５】
【表１】
【００２６】このように、上記の木目調化粧板１にあっ
ては、基材２の表面に合成樹脂着色層３を介して印刷層
４を形成し、この印刷層４を印刷保護層５で保護し、か
つ印刷保護層５の表面にエンボス付型樹脂層６ａと導管
着色層６ｂからなる模様樹脂層６を設けているため、木
目調化粧板１に本物の木質に近い木質柄を容易に形成す
ることができる。特に、印刷層４により基材２の表面に
木目柄を印刷で表現できたり、エンボス付型樹脂層６ａ
や導管着色層６ｂにより本物の木質に近い凹凸を付与で
きて、よりリアルな木質柄の木目調化粧板１が得られ
る。
ては、基材２の表面に合成樹脂着色層３を介して印刷層
４を形成し、この印刷層４を印刷保護層５で保護し、か
つ印刷保護層５の表面にエンボス付型樹脂層６ａと導管
着色層６ｂからなる模様樹脂層６を設けているため、木
目調化粧板１に本物の木質に近い木質柄を容易に形成す
ることができる。特に、印刷層４により基材２の表面に
木目柄を印刷で表現できたり、エンボス付型樹脂層６ａ
や導管着色層６ｂにより本物の木質に近い凹凸を付与で
きて、よりリアルな木質柄の木目調化粧板１が得られ
る。
【００２７】また、基材２の表面に設けられた合成樹脂
着色層３の合成樹脂エナメル層３ｂで、木目調化粧板１
に要求される色調に容易に合わせることができたり、模
様樹脂層６の表面に設けられる着色透明樹脂層７で木質
らしいトーンを出すことができるため、リアルな木質の
表情により近づけることが可能となり、これらのことか
ら、従来の擬木材の価値観を脱した、より本物に近いリ
アルな木質柄表現を有する木目調化粧板１を得ることが
可能になる。
着色層３の合成樹脂エナメル層３ｂで、木目調化粧板１
に要求される色調に容易に合わせることができたり、模
様樹脂層６の表面に設けられる着色透明樹脂層７で木質
らしいトーンを出すことができるため、リアルな木質の
表情により近づけることが可能となり、これらのことか
ら、従来の擬木材の価値観を脱した、より本物に近いリ
アルな木質柄表現を有する木目調化粧板１を得ることが
可能になる。
【００２８】また、基材２にプライマー層３ａを介して
合成樹脂エナメル層３ｂを焼き付け形成したり、印刷層
４を印刷保護層５で保護したり、あるいは各種樹脂とし
て耐水性能等に優れた樹脂を使用しているため、基材２
表面からの印刷層４自体の剥離や、各層の吸湿による化
学分解及び寸法変化による層間剥離を確実に防止するこ
とができて、耐水性や耐候性に優れた木目調化粧板１を
得ることが可能になる。さらに、木目調化粧板１の表面
が着色透明樹脂層７や表面層８で覆われているため、耐
擦り傷性や耐汚染性等を向上させることができる。その
結果、厨房家具や建材を初めとして玄関ドア等のような
屋外や水回り部材の木目調化粧板１としても好適に使用
することができる。
合成樹脂エナメル層３ｂを焼き付け形成したり、印刷層
４を印刷保護層５で保護したり、あるいは各種樹脂とし
て耐水性能等に優れた樹脂を使用しているため、基材２
表面からの印刷層４自体の剥離や、各層の吸湿による化
学分解及び寸法変化による層間剥離を確実に防止するこ
とができて、耐水性や耐候性に優れた木目調化粧板１を
得ることが可能になる。さらに、木目調化粧板１の表面
が着色透明樹脂層７や表面層８で覆われているため、耐
擦り傷性や耐汚染性等を向上させることができる。その
結果、厨房家具や建材を初めとして玄関ドア等のような
屋外や水回り部材の木目調化粧板１としても好適に使用
することができる。
【００２９】なお、上記の説明においては、基材２の表
面に合成樹脂着色層３を設けたが、この合成樹脂着色層
３は必ずしも必要ではなく、前述したように基材２に印
刷層４を直接設けることもできるし、各層の形成方法と
して上記した例以外の方法を採用したり、各層を適宜に
増減する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更することができる。
面に合成樹脂着色層３を設けたが、この合成樹脂着色層
３は必ずしも必要ではなく、前述したように基材２に印
刷層４を直接設けることもできるし、各層の形成方法と
して上記した例以外の方法を採用したり、各層を適宜に
増減する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１記載の発
明によれば、基材の表面に木目柄が印刷された印刷層が
形成され、この印刷層が印刷保護層で保護され、かつそ
の表面にエンボス導管で付型された導管部にワイピング
着色剤が充填された模様樹脂層が形成されているため、
印刷層で木目柄が容易に得られ模様樹脂層で凹凸が付与
されて、木目調化粧板の表面に本物の木材により近いリ
アルな木質柄表現を得ることができると共に、印刷保護
層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の性能向
上を同時に図ることができる。
明によれば、基材の表面に木目柄が印刷された印刷層が
形成され、この印刷層が印刷保護層で保護され、かつそ
の表面にエンボス導管で付型された導管部にワイピング
着色剤が充填された模様樹脂層が形成されているため、
印刷層で木目柄が容易に得られ模様樹脂層で凹凸が付与
されて、木目調化粧板の表面に本物の木材により近いリ
アルな木質柄表現を得ることができると共に、印刷保護
層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の性能向
上を同時に図ることができる。
【００３１】また、請求項２記載の発明によれば、請求
項１記載の発明の効果に加え、印刷層が基材上に形成さ
れた合成樹脂着色層の表面に形成されているため、木目
調化粧板の色調を要求される色調に容易に合わせること
ができる。
項１記載の発明の効果に加え、印刷層が基材上に形成さ
れた合成樹脂着色層の表面に形成されているため、木目
調化粧板の色調を要求される色調に容易に合わせること
ができる。
【００３２】また、請求項３記載の発明によれば、請求
項２記載の発明の効果に加え、合成樹脂着色層がプライ
マー層と合成樹脂エナメル層とを有するため、合成樹脂
エナメル層で要求される色調に容易に合わせることがで
きると共に、プライマー層により基材への付着性を高め
て、各層の剥離等を確実に防止することができる。
項２記載の発明の効果に加え、合成樹脂着色層がプライ
マー層と合成樹脂エナメル層とを有するため、合成樹脂
エナメル層で要求される色調に容易に合わせることがで
きると共に、プライマー層により基材への付着性を高め
て、各層の剥離等を確実に防止することができる。
【００３３】また、請求項４記載の発明によれば、請求
項１ないし３記載の発明の効果に加え、透明樹脂層が着
色透明樹脂層と透明光沢樹脂層もしくは半光沢樹脂層と
を有するため、透明光沢樹脂層や半光沢樹脂層を適宜に
選択使用することで、木目調化粧板の表面により木質に
近いトーンを出すことができる。
項１ないし３記載の発明の効果に加え、透明樹脂層が着
色透明樹脂層と透明光沢樹脂層もしくは半光沢樹脂層と
を有するため、透明光沢樹脂層や半光沢樹脂層を適宜に
選択使用することで、木目調化粧板の表面により木質に
近いトーンを出すことができる。
【００３４】また、請求項５記載の発明によれば、基材
の表面に形成された木目柄の印刷層が印刷保護層で保護
され、その表面にエンボス導管で付型された導管部にワ
イピング着色剤が充填された模様樹脂層が形成されるた
め、請求項１記載の発明と同様に、印刷層で木目柄が得
られ模様樹脂層で凹凸が付与されて、表面に本物の木材
により近いリアルな木質柄表現が得られると共に、印刷
保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の性
能向上を同時に図ることができる。
の表面に形成された木目柄の印刷層が印刷保護層で保護
され、その表面にエンボス導管で付型された導管部にワ
イピング着色剤が充填された模様樹脂層が形成されるた
め、請求項１記載の発明と同様に、印刷層で木目柄が得
られ模様樹脂層で凹凸が付与されて、表面に本物の木材
により近いリアルな木質柄表現が得られると共に、印刷
保護層等により各層の剥離等が防止されて耐候性等の性
能向上を同時に図ることができる。
【００３５】また、請求項６記載の発明によれば、印刷
層が基材もしくは基材上に形成された合成樹脂着色層
に、各種印刷技術で印刷されるため、各種印刷技術を選
択使用で木目柄の印刷層を容易かつ安価に形成できる等
の効果を奏する。
層が基材もしくは基材上に形成された合成樹脂着色層
に、各種印刷技術で印刷されるため、各種印刷技術を選
択使用で木目柄の印刷層を容易かつ安価に形成できる等
の効果を奏する。
【図１】本発明に係わる木目調化粧板の基本的構造を示
す分解断面状態の概念図
す分解断面状態の概念図
【図２】同その製造方法の工程図
１・・・・・・・・・木目調化粧板 ２・・・・・・・・・基材 ３・・・・・・・・・合成樹脂着色層 ３ａ・・・・・・・・プライマー層 ３ｂ・・・・・・・・合成樹脂エナメル層 ４・・・・・・・・・印刷層 ５・・・・・・・・・印刷保護層 ６・・・・・・・・・模様樹脂層 ６ａ・・・・・・・・エンボス付型樹脂層 ６ｂ・・・・・・・・導管着色層 ７・・・・・・・・・着色透明樹脂層 ８・・・・・・・・・表面層 ９・・・・・・・・・導管部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4F100 AB03E AK36E AK44C AK51A AK51B AK51D BA05 BA07 BA10A EJ39C EJ65E GB07 HB00B HB00D HB26C HB31C HB32E JL00 JL09 JL10B JL10D JN26A
Claims (6)
- 【請求項１】基材上に形成された木目柄の印刷層と、こ
の印刷層を保護する印刷保護層と、熱硬化性樹脂膜もし
くは熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させてその導
管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様樹脂層
と、この模様樹脂層を覆う透明樹脂層と、からなること
を特徴とする木目調化粧板。 - 【請求項２】前記印刷層は、基材上に形成された合成樹
脂着色層の表面に形成されていることを特徴とする請求
項１記載の木目調化粧板。 - 【請求項３】前記合成樹脂着色層は、プライマー層と合
成樹脂エナメル層とを有することを特徴とする請求項２
記載の木目調化粧板。 - 【請求項４】前記透明樹脂層は、着色透明樹脂層と透明
光沢樹脂層もしくは半光沢樹脂層とを有することを特徴
とする請求項１ないし３のいずれかに記載の木目調化粧
板。 - 【請求項５】基材上に木目柄の印刷層を設け、該印刷層
を印刷保護層で保護した後に、印刷保護層上に熱硬化性
樹脂膜または熱可塑性樹脂膜にエンボス導管を付型させ
てその導管部だけにワイピング着色剤を充填させた模様
樹脂層を設け、その後この模様樹脂層を透明樹脂層で覆
ったことを特徴とする木目調化粧板の製造方法。 - 【請求項６】前記印刷層は、基材もしくは基材上に形成
された合成樹脂着色層に、オフセット印刷、スクリーン
印刷、昇華印刷、インクジェット印刷等で印刷されるこ
とを特徴とする請求項５記載の木目調化粧板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001148612A JP2002337300A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 木目調化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001148612A JP2002337300A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 木目調化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002337300A true JP2002337300A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18993893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001148612A Pending JP2002337300A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 木目調化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002337300A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004108436A2 (en) * | 2003-06-04 | 2004-12-16 | Flooring Industries Ltd. | Floor panel and method for manufacturing such floor panel |
| BE1015550A5 (nl) * | 2003-06-04 | 2005-06-07 | Flooring Ind Ltd | Vloerpaneel en werkwijze voor het vervaardigen van dergelijk vloerpan eel. |
| JP2009173003A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木目調化粧材及びその製造方法 |
| JP2010076170A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木目調化粧材 |
| JP2018052761A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 壽工業株式会社 | 天然木調化粧繊維強化セメント板及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-05-18 JP JP2001148612A patent/JP2002337300A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004108436A2 (en) * | 2003-06-04 | 2004-12-16 | Flooring Industries Ltd. | Floor panel and method for manufacturing such floor panel |
| WO2004108436A3 (en) * | 2003-06-04 | 2005-02-10 | Flooring Ind Ltd | Floor panel and method for manufacturing such floor panel |
| BE1015550A5 (nl) * | 2003-06-04 | 2005-06-07 | Flooring Ind Ltd | Vloerpaneel en werkwijze voor het vervaardigen van dergelijk vloerpan eel. |
| JP2009173003A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木目調化粧材及びその製造方法 |
| JP2010076170A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木目調化粧材 |
| JP2018052761A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 壽工業株式会社 | 天然木調化粧繊維強化セメント板及びその製造方法 |
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