JP2002336795A - 光記録媒体を再利用するための処理方法 - Google Patents

光記録媒体を再利用するための処理方法

Info

Publication number
JP2002336795A
JP2002336795A JP2001148883A JP2001148883A JP2002336795A JP 2002336795 A JP2002336795 A JP 2002336795A JP 2001148883 A JP2001148883 A JP 2001148883A JP 2001148883 A JP2001148883 A JP 2001148883A JP 2002336795 A JP2002336795 A JP 2002336795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical recording
waste
sorting
recording medium
processing method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001148883A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oda
隆司 小田
Tomohiro Nakatsuchi
智博 中土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP2001148883A priority Critical patent/JP2002336795A/ja
Publication of JP2002336795A publication Critical patent/JP2002336795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 将来ますます増加し、多様化する廃ディスク
を効率的に再利用するための方法を提供する。 【解決手段】 不要となった光記録媒体を再利用するた
めの処理方法において、(1)光記録媒体が収容された
容器を用意する工程、(2)該容器から光記録媒体を搬
送する工程、(3)搬送された光記録媒体を選別に適し
た状態に並び替える工程、、および(4)並び替えられ
た光記録媒体を選別する工程を含んでなる光記録媒体を
再利用するための処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不要となった光記録
媒体(以下、単に“廃ディスク”と称する場合がある)
を再利用するための処理方法に関する。詳しくは、将来
ますます増加し、多様化する光記録媒体(以下、単に
“ディスク”と称する場合がある)を効率的に再利用す
るための処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、音声、映像、コンピュー
タープログラム、その他各種情報を記録および再生する
媒体として、極めて大量に製造され使用されている。し
たがってそれらの廃ディスクの再利用(いわゆるリサイ
クル)も重要な技術的課題となっており、従来から廃デ
ィスクに関する各種のリサイクル方法が提案されてい
る。
【0003】一方で、近年のディスクは極めて多様化し
ている。すなわち従来はCD(コンパクトディスク)お
よびMO(光磁気ディスク)程度の種類しかなかった。
特にリサイクルの対象としてはその数量からCDの1種
類と考えられる程度であった。近年はCDシングル(8
cmCD)、MD(ミニディスク)、CD−R、CD−
RW、DVD(デジタルバーサタイルディスク)、DV
D−RW、DVD−RAMなど多数の種類がある。これ
らは、それぞれ極めて多量に製造されているか、または
将来的に多量に製造されることが予定されている。これ
らは、大きさ、ディスクの構造、記録膜や反射膜の材質
などが異なる。更に同一種であっても基板の材質が異な
ったり、基板に着色されたものがあるなどその内容は多
様化しつつある。
【0004】現在市場で回収される廃ディスクの多く
は、音楽用のCDやコンピューターソフトを記録するC
D−ROMである。またそれらの8cm径仕様のものが
含まれる。そして将来的にはこれらの混合物の中のCD
−ROMや各種DVDの占める割合が増加すると予想さ
れる。
【0005】廃ディスクの再生処理においては、一括し
て処理する方法も考えられるが、より資源の有効活用を
考慮した場合これらをその種類毎に選別することが好ま
しい。
【0006】一方でディスクの外観が極めて似通ってい
ることを考えると、一般消費者や製造メーカーが廃棄す
る段階で廃ディスクを十分に選別することは困難を伴
う。したがって廃ディスクは、多種類が混合した混合物
として回収されることを想定する必要がある。そして、
混合物をより有効にリサイクルする方法が求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、将来
ますます増加し、多様化する廃ディスクを効率的に再利
用するための方法を提供することにある。すなわち、本
発明は光記録媒体を一括処理するとは異なる方法により
光記録媒体を再利用する方法を提供するものであり、種
々のものが混在する廃ディスクからディスクの種類ごと
の選別を可能とする方法を提供するものである。
【0008】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意
検討した結果、選別工程においてできる限り高速にしか
も簡易に選別処理を行うためには、予め対象となる廃デ
ィスクを略一定の方向に並べることが重要であり、更に
かかる並び替えは対象となる廃ディスクの形状から特定
の方法を用いると極めて簡易に行うことができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、不要となった
光記録媒体を再利用するための処理方法において、
(1)光記録媒体が収容された容器を用意する工程、
(2)該容器から光記録媒体を搬送する工程、(3)搬
送された光記録媒体を選別に適した状態に並び替える工
程、、および(4)並び替えられた光記録媒体を選別す
る工程を含んでなる光記録媒体を再利用するための処理
方法にかかるものである。
【0010】本発明の(1)光記録媒体が収容された容
器を用意する工程(以下、“工程(1)”と称する場合
がある)について説明する。かかる工程は市場から回収
された廃ディスクが収容された容器を廃ディスクの処理
工程、または廃ディスクの選別工程に用意するものであ
る。かかる容器としては各種の大きさ、構造、材質のも
のを使用できる。一般的にはコンテナ、フレコンバッグ
など現在各種の製品を輸送するために使用されているも
のが使用できる。また回収場所からリサイクル工程に車
両などにより輸送された場合、輸送の容器をそのまま使
用することも可能であるし、車両から(1)工程(1)
の容器に移し替える方法も可能である。より好ましいの
は前者の場合である。
【0011】本発明の(2)該容器から光記録媒体を搬
送する工程(以下、“工程(2)”と称する場合があ
る)について説明する。かかる工程は容器に収容された
廃ディスクを次の工程に搬送するためのものである。か
かる取出し方法としては各種のものが使用できる。工程
(2)に使用される搬送装置としては、振動型搬送装
置、上下動型搬送装置、スクリュー型搬送装置、無限軌
道ベルト型搬送装置など、各種製品を搬送する装置とし
て使用されているものが使用できる。他にも圧空や水流
など、気体や液体の圧力を利用する方法でも使用可能で
ある。また自然落下やスロープをすべり落とすなどの重
力による方法も使用可能である。更に機械的打撃などの
方法やロボットアームによる取出し方法なども可能であ
る。これらの方法の中ではその搬送装置の簡便さおよび
搬送量の制御の点から、振動型搬送装置、上下動型搬送
装置、スクリュー型搬送装置(内面にラセンを備えるド
ラム型を含む)、無限軌道ベルト型搬送装置などの装置
が好ましい。
【0012】本発明の(3)搬送された光記録媒体を選
別に適した状態に並び替える工程(以下、“工程
(3)”と称する場合がある)について説明する。かか
る工程は乱雑に収容された状態で回収された、多種類の
廃ディスクを種類ごとにすばやく選別することを可能と
する。更に本発明において重要なことは、かかる工程
(3)が廃ディスクの形状を有効に活用したものである
点である。すなわち、並び替えという工程が廃ディスク
ではその形状を利用して簡便に行うことができる。更に
かかる並び替えの工程により次の選別工程において、一
定の前提に基づいた処理が可能となるため、選別工程に
複雑な手段や選別のプログラム(判定基準のプログラ
ム)を設ける必要がない。これらの要因を組み合わせる
ことで、廃ディスク特有のリサイクル方法を可能として
いる。
【0013】かかる工程(3)は選別方法に適した並び
替えであれば、種々の方法が使用できる。しかしながら
ディスクの形状を有効に利用し、かつ後工程の選別を容
易にするためには、廃ディスクを同一の方向に並び替え
ることが最も適切である。例えば廃ディスクの盤面を進
行方向に平行水平方向に並べ替えたり、該面を進行方向
に垂直方向に並べ替えたりすることが適切である。更に
かかる並び替えにおいては、廃ディスクの重なりを高々
数枚分とすることが好ましい。
【0014】工程(3)を行う方法の1つとしては、廃
ディスクの円盤面方向にせん断力または摩擦力を作用さ
せる方法が好ましい。更にせん断力または摩擦力を作用
させて廃ディスクをその面方向に実質的に数枚以内の重
なりとして並び替えることが好ましく、より好ましくは
3枚以内の重なりであり、特に好ましいのは廃ディスク
が実質的に重なり合わないように並び替える場合であ
る。このように廃ディスクの形状を利用することで、簡
便な作用により選別に適した並び替えが可能となる。
【0015】廃ディスクの円盤面方向に剪断力または摩
擦力を作用させる手段としては、無限軌道ベルトが好ま
しく、特にベルトコンベアが好ましい。更に該無限軌道
ベルトに進行方向に対して上りの傾斜をつけて重力を利
用して廃ディスクに剪断力または摩擦力を与えることが
より効果的である。更にかかる無限軌道ベルトには、廃
ディスクが確実に捕捉できるよう堰を設けることが好ま
しい。また無限軌道ベルトが一定速度で廃ディスクを搬
送することは、工程(4)の選別のために極めて好まし
いものであり、かかる点においても無限軌道ベルトの利
用は好ましいものである。
【0016】尚、工程(3)の他の方法としては、例え
ば廃ディスクの比重よりも大きい液体中に廃ディスクを
供給し、廃ディスクが重なり合わないよう浮き上がった
廃ディスクを流す方法などが挙げられる。
【0017】一方で廃ディスクは、重なりあった状態で
ある場合それらが分離されにくい。これは、(i)ディ
スクの表面に印刷されたウレタン樹脂などの層の摩擦係
数が高い、(ii)ディスクの面同士が接触するため接
触面積が高く摩擦力が大きくなりやすい、(iii)デ
ィスクは反りなどの少ない精度のよい円盤状であるため
わずかな液体等の存在で容易に密着しやすいなどの要因
が考えられる。
【0018】より精度のよい選別を行うためには実質的
に廃ディスク1枚ごとを選別装置にかけることが好まし
いため、廃ディスクの重なりあった状態はあまり適切と
はいえない。したがってかかる重なりを分離する必要が
あるが、そのためには工程(3)において高いせん断力
または摩擦力を廃ディスクに掛けることが1つの方法と
して考えられる。
【0019】しかしそれ以前の工程において重なりが生
じにくい状態とすることがより適切である。例えば工程
(2)において廃ディスクを撹拌しながら搬送する手段
を含むことが挙げられる。すなわち搬送装置として撹拌
効果を有するものが本発明においてより適切である。か
かる観点からスクリュー型搬送装置、中でもドラム型搬
送装置は、廃ディスクの混合および撹拌効果を有するた
め、重なりあった廃ディスクを分離した状態にしやすく
好適である。
【0020】本発明の(4)並び替えられた光記録媒体
を選別する工程(以下、“工程(4)”と称する場合が
ある)について説明する。かかる工程は前工程で並び替
えられた廃ディスクを各種の方法により同一の種類に選
別する工程である。かかる工程は1段階で行う場合、お
よび数段階の組み合わせで行う場合のいずれの場合も選
択できる。例えば、廃ディスクをまず大きさで選別し、
その後廃ディスクの種類を識別するなどの方法が挙げら
れる。
【0021】大きさによる選別方法には、ふるい分けな
どの機械的方法、画像処理による方法、および重量によ
る方法などが使用できる。一方種類による選別方法とし
ては、画像処理、読取側の反射率、反射光線のスペクト
ル、コードの識別、およびIR(赤外線吸収スペクト
ル)測定などを挙げることができる。
【0022】上記工程(1)、工程(2)、工程
(3)、および工程(4)により選別された廃ディスク
は、各廃ディスクに好適なリサイクル処理を行い、廃デ
ィスクの有効なリサイクルが達成される。
【0023】上記の選別工程で回収された廃ディスク
は、同一の種類で分別されているため、それぞれのディ
スクにおいて最も効率的な回収処理を行うことができ
る。例えば、下記の(i)〜(viii)などの再利用
のための処理が可能である。
【0024】(i)特開平4−305414号公報(欧
州特許第476,475号、米国特許第5,151,4
52号)、特開平5−200379号公報(欧州特許第
537,567号、米国特許第5,214,072号)
および特開平6−223416号公報(欧州特許第60
1,719号、米国特許第5,306,349号):こ
れらの方法は被覆された樹脂板を、例えば酸またはアル
カリの水溶液で化学的に処理する方法である。
【0025】(ii)特開平5−345321号公報:
この方法は、被覆された樹脂板を長時間熱水中に浸漬す
る方法である。
【0026】(iii)特開平5−210873号公報
および米国特許第5,203,067号:これらの方法
は、被覆された樹脂板の被覆層表面を機械的に刃物や研
磨材を用いて切削、研磨して除去する方法である。
【0027】(iv)特開平7−205154号公報:
このかかる方法は光ディスクを特定の大きさに粉砕後、
特定濃度の塩基性水溶液中に浸漬して30℃〜75℃未
満で処理しディスク表面の金属層を分離除去しポリカー
ボネート樹脂を回収する方法である。
【0028】(v)特開平7−286064号公報およ
び特開平8−164524号公報:これらのかかる方法
は光ディスクを特定濃度の塩基性水溶液中または水と接
触させながら特定の大きさに粉砕し、更に粉砕物を特定
濃度の塩基性水溶液中で75℃未満で処理しディスク表
面の金属層を分離除去しその後中和、水洗、乾燥処理し
てポリカーボネート樹脂を回収する方法である。
【0029】(vi)特開平9−048025号公報:
このかかる方法は光ディスクに研磨剤を含む高圧空気流
を噴射することにより、ポリカーボネート樹脂基板表面
のアルミ層、保護層、および印刷層からなる薄膜層を剥
離する方法である。
【0030】(vii)特開平9−123167号公
報:このかかる方法は粉砕した記録媒体の小片を加熱
し、加熱された小片に微振動に基づいた圧縮衝撃力を負
荷して圧潰させ、樹脂材料を延展しかつ樹脂材料と金属
膜を剥離し、更に延展された小片に対して衝撃摩砕力を
負荷して樹脂材料と金属膜を分離し、樹脂材料を整粒し
て素材化された被回収樹脂材料とする工程と、分離され
た金属膜を随時に除去する工程とを少なくとも含む方法
である。
【0031】(viii)特開平10−52823号公
報および特開平10−58450号公報:これらのかか
る方法は圧延した記録媒体を加熱水と接触させることに
より塗膜および金属膜を剥離、除去することにより、基
板樹脂を回収する方法である。かかる方法は特に低コス
トであり、品質、回収率においても良好な方法である。
【0032】上記の方法はいずれも光情報記録媒体に使
用される樹脂自体をできるかぎり品質よく回収すること
により、通常に製造された樹脂と同様の汎用的な使用を
目的とするものである。
【0033】その他、ポリカーポネート樹脂粒子を基板
にブラスト処理することにより反射膜や塗装膜を除去す
る方法などが挙げられる。かかる方法においてブラスト
剤としてポリカーボネート樹脂粒子をは使用すると実質
的にポリカーボネート樹脂のみを回収可能となり、より
リサイクル性に優れるものである。
【0034】更に上記において回収された反射膜および
記録層は溶融および溶液への溶解などの方法により金な
どの特定の金属を採取することが可能である。例えば金
の場合にはヨウ化カリウムのアルコール溶液などが使用
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の1つを図1
に示す。尚、図の説明中カッコ内の数値は図中の符号を
示す。
【0036】図1は本発明の選別・回収装置全体(10
0)の概要を示すものである。廃ディスクは各製造メー
カーや回収場所から回収容器(101)に入れて運び込
まれる。該回収容器は本発明の工程(1)に相当する。
【0037】回収容器(101)はトラックなどの輸送
機からフォークリフトなどの運搬装置を使用して回収容
器の反転装置(102)に設置される。該装置は回収容
器の台座を傾けることにより、廃ディスクを次工程の上
下動型搬送装置(103)に送り込む。上下動型搬送装
置(103)は基本的に底面および側面から構成される
フラップを有し、かかるフラップ全体を傾斜すると共に
フラップに上下の振動を付与することにより廃ディスク
を次工程のドラム型搬送装置(104)に搬送する。上
下動型搬送装置(103)はフラップ排出部の断面のを
絞り込み、同時に振動周波数および稼動時間の制御によ
り廃ディスクの搬送量を調整する。ドラム型搬送装置
(104)はドラム内部のラセン型の突起により、ドラ
ムの回転が廃ディスクに推進力を与えるものである。か
かるドラム型搬送装置(104)は排出部の断面積を調
整する円盤状の排出ローターの設置、並びに回転数およ
び稼動時間の制御により廃ディスクの搬送量を調整し、
次工程の選別するのに適した並び替えをするためのベル
トコンベア(105)に廃ディスクを搬送する。上記反
転装置、上下動型搬送装置、およびドラム型搬送装置の
組合せが本発明の工程(2)に相当する。
【0038】上記3種の搬送装置は、以後の並べ替え工
程、選別工程、または廃ディスクのリサイクルのための
処理工程などの処理速度に合わせて搬送量を調整し、ま
たはそれぞれの工程からリミットスイッチなどを使用し
て送られる稼動または非稼動の制御信号によりその稼動
時間を調整する。これにより各工程にばらつきのない安
定した速度で廃ディスクが搬送され、多量の廃ディスク
が一度に搬送されることで生じる工程のトラブルを防止
する。
【0039】工程(3)に相当する並び替えのためのベ
ルトコンベア(105)では、廃ディスクはベルトに平
行になって並び替えられると共に、ベルトに設けられた
堰により1枚〜数枚の重なりの状態で次工程の選別工程
(106)に送られる。すなわち次工程にはベルトに平
行に置かれ、かつ堰によって落下の食い止められるもの
のみが次工程に搬送される。このように廃ディスクの形
状を利用することで、極めて簡便な装置によにり廃ディ
スクは一定方向に、かつ1〜数枚程度の重なりの状態に
並び替えられる。
【0040】工程(4)に相当する次工程の選別工程で
は、大きさによる選別が行われる。ここでシングルCD
や割れ品などの処理工程に不適なものが除かれる。かか
る選別工程は一定間隔で並べられた物体(選別棒)が周
回軌道上を周回するものであり、選別棒の間の隙間を通
過せず選別棒上に残った廃ディスクのみがクッションコ
ンベア(107)を通って次工程の二次供給機(10
8)のホルダーに規則正しく収容される。
【0041】二次供給機(108)ではホルダーに収容
された廃ディスクを1枚ずつ次工程の処理装置に送り込
む。一旦規則正しく廃ディスクを収容することにより極
めて効率よく確実に廃ディスクを処理装置に送り込むこ
とが可能となる。更に二次供給機においても重なりあっ
た廃ディスクが次工程に搬送されることがないよう、廃
ディスク1枚のみが通過する構造としている。
【0042】二次供給機(108)より送り込まれた廃
ディスクは洗浄装置(109)を通り、廃ディスクの圧
延処理装置(110)に送られ、圧延処理後、加熱水と
接触させることにより塗膜および金属膜を剥離し、純度
の高い樹脂を再生する。次に各工程の実施形態について
詳細を説明する。
【0043】回収容器の反転装置は、図2に示すように
駆動装置にリンク機構を設けて構成されるものが好適に
挙げられる。ギアードモーター(206)の回転はチェ
ーンカップリング(207)を介してボールネジ(21
0)を回転させ、かかる回転はボールネジナット(21
3)により図における水平方向の駆動力を発生させ、摺
動ブロック(214)をリニアガイド(212)上にス
ライドさせ、これによりリンク(211)を移動させる
(209)。かかるリンクの移動によりベース(21
7)より上部全体が反転軸(216)を中心に反時計方
向に反転し、回収容器(101)中の廃ディスクを次工
程(103)に排出する。反転機には排出シュート(2
01)が設けられ、廃ディスクが外部に漏れないように
している。更にかかる排出シュートは排出部分(すなわ
ち回収容器の上縁)よりも後部にも大きめの空間を設け
ることにより、廃ディスクの逃げ部分を確保し、廃ディ
スクの流れが回収容器の傾斜に比例せず唐突に流れ出た
場合にも、次工程の装置に過剰の荷重がかからないよう
にしている。一方回収容器(101)はベース(21
7)上に設置されるとリミットスイッチを通してギアー
ドモーター(205)が回転し、かかる回転はカップリ
ング(204)を介してパンタグラフジャッキ(20
3)のスクリューを回転させ、かかるジャッキの変形に
より回収容器の両側に配された爪(202)が移動して
回収容器を固定する。
【0044】上記反転装置においては、駆動装置として
は図に示されたギアードモーター(電気モーター)の
他、圧空モーター、油圧ピストン、超音波モーターなど
各種のものが挙げられる。好ましい駆動装置は制御が容
易で大きなトルクを取りだせる電気モーターである。ま
た電気モーターとしては通常のモーターの他、モーター
自体の位置制御が可能なサーボモータなども目的に応じ
て使用できる。例えば反転装置の角度を維持したり、ま
た微妙な制御により排出量を安定させる必要がある場合
にはサーボモーターの使用が好ましい。
【0045】上記反転装置においては、反転装置のリン
クを作動させる機構としてはボールネジおよびスクリュ
ーの組合せの他、圧空・油圧のシリンダーやラック&ピ
ニオンなどを挙げることができる。また駆動力と作動さ
せる機構が一体となったリニアモーターなども挙げるこ
とができる。好ましいのは電気モーターに対応してスク
リューが挙げられる。特にボールネジとの組合せが好適
である。
【0046】尚、駆動装置とリンクを作動させる機構は
直接結合してもよいし、図に示すようにギア、遊星ギ
ア、ビスカスカップリングなどのトルクを増幅させる機
構を介在させてもよい。
【0047】また反転装置の動作を単調に傾斜をつける
だけでなく、傾斜のつけ方に強弱をつけたり、反転動作
を揺動的にするなどしてもよい。これにより廃ディスク
間の拘束された状態が緩和し、廃ディスクが唐突に流れ
でることを緩和できる。
【0048】更に回収容器(101)は図2に示すよう
な天面部分が全て解放された凹状容器のものの他、解放
面の一部にフタやカバーを設置して廃ディスクの飛び出
しを防止するものでもよい。
【0049】回収された廃ディスクがフレコンバックな
どに収容された場合には、次のような処理が可能であ
る。天面が開放された凹状の箱型容器に移しかえて上記
と同様の操作を行うことができる。またフレコンバック
ごと箱型容器に入れて同様の操作を行うこともできる。
またフレコンバックの底面に開口部を有する場合には、
フレコンバックの底面からホッパーなどを介して次工程
に廃ディスクを送る方法を挙げることができる。かかる
方法において重要なことは、廃ディスク同士はその高い
摩擦力に起因としてホッパーでの詰まりが生じ易いた
め、詰まりを防止する措置が必要なことである。かかる
詰まり防止措置は粉体の取扱いにおいて使用される各種
のアーチブレーカが使用可能である。例えば、エアジェ
ット式、衝撃式、振動式、および撹拌式などの各種装置
が使用できる。
【0050】図3に示す上下動型搬送装置(103)
は、搬送量をフラップ(301)の形状、フラップの傾
斜および上下動の周波数などにより制御し、次工程(1
04)に適切な量の廃ディスクを搬送する。
【0051】かかる上下動型搬送装置(103)は、上
記反転機と同様の機構によりフラップ(301)を傾斜
させる。すなわち、ギアードモーター(305)の回転
はチェーンカップリング(306)を介してボールネジ
(308)を回転させ、かかる回転はボールネジナット
(311)により図における水平方向の駆動力を発生さ
せ、摺動ブロック(312)をリニアガイド(310)
上にスライドさせ、これによりリンク(309)を移動
させる。かかるリンクの移動によりベース(304)よ
り上部全体が軸(317)を中心に傾斜する。
【0052】更に振動用ギアードモーター(314)の
回転を偏芯ローター(315)を介して振動リンク(3
16)に伝えての上下動を発生させ、かかる上下動によ
りフラップ(301)が周期的な上下動を行う。フラッ
プ自体の傾斜とかかる上下動により廃ディスクはフラッ
プの入り口(302)から出口(303)へと搬送され
次工程(104)に移される。フラップ(301)は図
[3−B]に示すように入り口から出口にかけて絞り込
まれた状態となっており(例:入口(302):140
0mm、出口(303):300mm)、これにより廃
ディスクの搬送量を絞り込む。
【0053】また排出口の絞りこみが強すぎる場合に
は、排出口付近に存在する廃ディスクに強い圧力が生
じ、詰まりが発生しやすくなるため、絞り込み比(入口
部の出口部に対する搬送流路の断面積比)は0.15〜
0.5程度が適切である。また形状としては、できる限
り廃ディスクのスムースな動きを優先して排出するのが
好ましく、極めて鋭角な部位や邪魔板などが存在しない
ものがより好ましい。
【0054】更に上下動型搬送措置(103)における
上下運動によるフラップの移動角度は10〜40度程度
の範囲が好ましく、15〜35度程度が更に好ましい。
また上下運動の周期は30〜60サイクル/min程度
の範囲が適切である。
【0055】上下動型搬送装置においてフラップに傾斜
を与える機械的構成は上述の反転機と同様であり、上記
図3に記載の構成以外には、反転機の場合と同様のもの
が使用可能である。また上下の振動を与えるための機械
的構成としては、上記の偏芯ローターによるものの他、
圧空・油圧シリンダー、カム、ハンマー、ラック&ピニ
オンなどを挙げることができる。
【0056】上下動型搬送装置から排出された廃ディス
クは、次に図4に示すドラム型搬送装置(104)に入
る。かかるドラム型搬送装置はドラム(401)の内面
にラセン(417)が設けてありドラムの回転により廃
ディスクに推進力を与え搬送するものである。基本的な
作用はスクリュー型と同じ(スクリューが外側に備えら
れているか内側に備えられているかの違い)である。
【0057】かかるドラム型搬送装置ではドラム内部で
廃ディスクはドラムの回転と共に引き上げられ、上のも
のから下に順次落下していく流れが作られる。したがっ
て廃ディスクは搬送の進行方向の動きでなく、積み重な
り塊状となった単位の中で上下方向にも撹拌されながら
搬送されることになる。これにより重なりあった廃ディ
スクはかなりの部分がほぐされた状態となり、次工程に
おいて1枚、または2、3枚ずつ廃ディスクを搬送する
ことが容易となる。
【0058】図4に示すドラム型搬送装置(104)で
は、ギアードモーター(413)の回転により減速ユニ
ット(411)を介してプーリー(412)を回転さ
せ、かかる回転はベルト(414)を通してプーリー
(415)に伝達され、駆動ローラーユニット(41
6)を回転させる。駆動ローラーの回転によりドラム
(401)に回転力が与えられる。ドラム(401)は
駆動ローラーと3つの受けローラー(403)の4点で
支持されている。ドラムが前後方向に移動しないようズ
レ防止ユニット(410)が備えられている。
【0059】本発明のドラム型搬送装置としては、搬送
量制御部を有するものが好ましく、更に好適には、該搬
送量制御部がドラムの回転中心と同軸で回転するもので
ある。本発明の実施態様であるドラム型搬送装置(10
4)では、その廃ディスクの搬送量制御部を有してい
る。すなちわ出口に近い部分に円盤状の排出ローター
(404)を備え、廃ディスクの通るクリアランス(4
02)を制御することにより目的とする搬送量を安定さ
せている。排出ローターがない場合は、搬送量の変動が
大きくなり次工程に安定した搬送が行えない場合があ
る。
【0060】かかる排出ローター(404)は、そのク
リアランス(402)に廃ディスクが挟まれることで廃
ディスクが割れるのを防止するため、ドラム(401)
とほぼ同じ回転速度(同一の回転方向)で回転してい
る。排出ローター(404)の回転はギアードモーター
(407)の回転をプーリー(408)によりベルト
(409)に伝達し、ローター側のプーリー(406)
を回転させることにより行われる。かかる排出ローター
(404)の回転軸(405)は、ドラムの回転中心と
同一である。すなわちかかる排出ローターはドラムの回
転中心と同軸で回転する搬送量制御部である。
【0061】ドラムの回転装置としては、上記のローラ
ー方式の他、ギア、チェーンおよびベルトなどにより回
転を伝達する各種の方法並びに直接駆動など使用できる
が、ローラー方式は装置が簡便であり好ましい態様であ
る。ドラムの回転速度としては、目的に応じた各種の速
度が設定可能であるが、例えば好適には回転速度として
1〜5rpmの範囲が挙げられる。
【0062】ドラムの構成について更に説明する。ドラ
ム(401)のは内面のラセン(417)は幅および高
さが5mmのものである。かかる高さおよび幅の範囲と
しては2〜20mm程度が適切である。かかるドラム内
面のラセンは、1条または2条以上の多条ラセンとする
ことができる。また必ずしも連続したラセンである必要
はなく、不連続な部分があってもよい。またラセンの条
数やラセンのピッチが途中で変化するものであってもよ
い。特にラセンの条数を途中から増加したり、ラセンの
ピッチを狭くするなどの処方をとることが好ましい。こ
れは以下の理由による。前工程の上下動型搬送装置から
は多量のディスクが一度に送り込まれてくるため、初期
の段階では搬送量(廃ディスクが進行方向に進む速度)
が比較的高いことが求められる。一方排出口部分では次
工程に対して低い搬送量で精度よく廃ディスクを送り込
む必要がある。これらの特性をいずれも満足するために
は、ラセンの条数やピッチを制御することで、それら特
性を途中から変化させることが求められる。
【0063】本発明の実施態様においては初期に1条ラ
センとし、途中から同一ピッチの2条ラセンとしてい
る。
【0064】本発明のドラム型搬送装置においては、内
部ラセンとは異なる位置に突起物を有するものがより安
定した廃ディスクの搬送を可能とするため好適である。
更に本発明の実施態様においては、より拡散棒(41
8)をドラムのより後半部分に設けてより安定した搬送
を可能としている。かかる拡散棒(418)は廃ディス
クの流れを阻害することにより多量の廃ディスクが搬送
されることを防止すると共に、棒の撹拌効果によって廃
ディスクの塊を破壊し、搬送量を均一にする効果があ
る。拡散棒は1〜数箇所設置することができるが、あま
りに多いと廃ディスクの搬送が阻害される弊害が大きく
なるため1〜3箇所程度が好適である。またその大きさ
としては太さで数mm〜30mm程度、長さで30〜2
00mm程度が好ましい。あまりに細いと荷重による変
形が生じやすくなり、あまりに太いと搬送が阻害され搬
送が安定しない場合がある。また長さも短すぎると搬送
の阻害が少なくなって効率的でなく、あまりに長いのは
搬送には問題がないが特に利点がないため不経済であ
り、またドラムの固定部分に不用の負荷がかかるためド
ラムの耐久性の面で適切とはいえない。
【0065】尚、ドラムの詳細を図5に示す。は入り口
部分(502)は縁(504)を高くとり(例:狭い内
径=:直径520mmとし)多量のディスクの流入を許
容し、出口部分(503)はドラム内径と同じ径(例:
内径の直径約640mm)の縁(501)としている。
【0066】上記のごときドラム型搬送装置(104)
は、その搬送量の制御が比較的容易であるため、前記の
上下動型搬送装置(103)を介することなく、回収容
器から直接にドラム型搬送装置にディスクを送り込み制
御を行うことも可能である。しかしながらかかる場合に
は、大型のドラムが必要になり、それに伴い高強度の構
造・材料、高いトルクのモーターなどが必要となる。装
置の効率を考慮すると前工程に上下動型搬送装置を介在
させることが好ましい。
【0067】すなわち、本発明の好適な工程(2)の態
様としては、搬送装置の組み合わせを含む工程を挙げる
ことができ、より好ましくはその1つがドラム型搬送装
置を含んでなる工程であり、更に好ましくは上下動型搬
送装置とドラム型搬送措置の組合せを含む工程である。
上記の2段階の搬送装置により、多量の乱雑に収容され
た廃ディスクは、その搬送量が精度よく絞りこまれた状
態で、次工程(工程(3))の選別に適した状態に並び
替える、例えばベルトコンベアの工程に送り込まれる。
【0068】すなわち、本発明の好適な工程(2)の態
様としては、搬送装置を組み合わせを含む工程を挙げる
ことができ、より好ましくはその1つがドラム型搬送装
置を含んでなる工程であり、更に好ましくは上下動型搬
送装置とドラム型搬送装置の組合せを含む工程である。
【0069】かかるベルトコンベアの工程は、図6に示
す如く傾斜のついたベルトコンベアである。かかるベル
トコンベアのベルト(607)には、堰(608)が一
定間隔で複数設けられており、かかる堰の高さは廃ディ
スクの厚みの数倍、好ましくは約1〜4枚分すなわちデ
ィスク厚みを1.2mmとすれば1〜5mmである。更
に好ましくは1.5〜3.5枚分(約1.8〜4.2m
m)である。図6に示した実施態様においては高さ4m
mである。また堰の幅は数mm〜15mm程度が好まし
い。図6に示した実施態様においては幅は10mmであ
る。これにより廃ディスクを1枚ずつ、または2〜3枚
程度の重なりの状態で、かつ全ての廃ディスク(61
2)が一定方向に並んだ状態で次の選別工程に送ること
を可能とする。すなわちかかる廃ディスクはその傾斜に
より堰に止められたもの以外は下に落下し、ベルトコン
ベアにのって上部に搬送されることはない。堰の高さは
廃ディスクを拾い上げる効率と、選別工程において求め
られる状態とを考慮し適宜定められる。選別の自由度を
高めるためには実質的に1枚ずつを拾い上げて搬送する
場合である。一方そのため堰の高さを1枚分の厚み程度
とするとディスクを拾い上げる効率が低下してくる。
【0070】本発明の実施態様においては、上記の堰は
ベルト進行方向に対して垂直な直線状のものである。す
なわち進行方向に対して90°の角度を有する堰であ
る。かかる堰の場合、廃ディスクはベルトの横方向(進
行方向に対して90°)に自由に移動できるため、廃デ
ィスクの配列は進行方向に対してランダムとなる。
【0071】一方で、廃ディスクが進行方向に対しても
ある程度規則正しく配列した状態が必要な場合は、廃デ
ィスクがベルトの横方向に自由に移動できないような堰
を設けることができる。例えばV字型、U字型、および
突起型の堰などが挙げられる(V字型およびU字型で
は、廃ディスクをV字およびU字の間に捕捉し、突起型
では、突起の間に廃ディスクを捕捉する)。更に円柱、
円錐、截頭円錐型の堰を用いて、これらの堰が廃ディス
クの中央の孔に通るようにして廃ディスクを捕らえる方
法もとることができる。かかる堰の場合、MD、MO、
PDなどの貫通孔のない形態の廃ディスクがかかる時点
で選別することが可能となる。一方で搬送効率が低下す
ることを考慮する必要がある。
【0072】上記ベルトコンベアの傾斜の角度として
は、40〜80度が好ましく、50〜80度が更に好ま
しい。図6に示された実施態様においては60度であ
る。余りに高いと廃ディスクを拾い上げる効率が低下し
やすく、余りに低いと重なり合う確率が高くなり、一定
方向に並び替えられた状態が得られにくい。
【0073】更にかかるベルトコンベアの移動速度とし
ては、10〜50m/minの範囲が好ましく、20〜
40m/minの範囲がより好ましく、25〜35m/
minの範囲が更に好ましい。本発明の実施態様におけ
るかかるベルトコンベア移動速度は約30m/minで
ある。
【0074】かかる並べ替え工程のベルトコンベアはギ
アードモーター(601)の回転をモータースプロケッ
ト(609)からチェーン(610)を通して、ベルト
側スプロケット(611)を回転させこれによりベルト
駆動シャフト(602)を回転させる。ベルト(60
7)はかかる駆動シャフト(602)、中間シャフト
(603)、および従動シャフト(605)に掛けられ
る。ベルトは水平部分を設けることにより、次工程に一
定速度で水平に廃ディスクを投げ出して次工程のホッパ
ーに投入する。かかる投入は安定しているため通過断面
の狭いホッパーにおいても詰まりなどが生じることがな
い。選別工程のためには廃ディスクを一定方向にするこ
とが極めて好ましいが、並べ替えられた廃ディスクが一
定方向かつ一定速度で投入されることでかかる必要条件
を満足できる。
【0075】更にかかるベルトコンベア工程には、流量
調整ガイド(604)が設けられており、万が一廃ディ
スク同士が多く重なりあったものが上部まで運び込まれ
た場合にもそれらが次工程の選別工程に投入されること
を防止している。
【0076】選別に適した状態に並べ替える工程の他の
方法としては、上記のごとく重力とベルトコンベアの堰
により剪断力を廃ディスクに作用させる方法以外の方法
も利用可能である。例えば傾斜のないベルトコンベアに
対して、その上部に邪魔板を設けて、かかる邪魔板によ
り負荷される剪断力を利用して廃ディスクを一定の方向
に並び替える方法を挙げることができる。すなわち水平
なベルトコンベアに対して上記の流量調整ガイド(60
4)に類するものを設けて、ベルトコンベアと邪魔板に
より廃ディスクに剪断力を作用させる。邪魔板は好まし
くは複数設けて、廃ディスクの重なりを漸減させる方法
が好ましい。更に上記のごとく堰を有するベルトコンベ
アと上部に備えた邪魔板とを組合せる方法を挙げること
ができる。
【0077】上記の邪魔板としては、その材質として鋼
板のような剛直なものから、プラスチック、木材、ガラ
ス、ゴムなど各種が使用でき、またその形状として板、
フィルム、ブラシ(繊維)なども使用できる。邪魔板は
1段または2段以上設けることができる。特にゴムや繊
維(ブラシ状)などから形成された邪魔板を使用するこ
とが適切である。
【0078】上記の如く本発明の実施態様においては、
上下動型搬送装置およびドラム型搬送装置の2段階の搬
送装置を用いて廃ディスクの搬送量を徐々に絞り込み、
更に傾斜のついたベルトコンベアを用いて廃ディスクに
剪断力を作用させ、廃ディスクを次工程の選別に適する
よう並び替えている。このように多量の廃ディスクが同
時に搬送される状態から、ほぼ1〜数枚ずつが搬送さ
れ、かつ廃ディスクが一定方向に並んだ状態を達成して
いる。
【0079】かかる2段階の搬送装置に換えて変え、そ
の全部または一部を例えば搬送量の異なる(移動速度が
異なる)ベルトコンベア(無限軌道ベルト型搬送装置)
の複数の組み合わせとすることも可能である。この場合
には1つのベルトコンベア内で流量を絞り込むことが困
難となるので装置が大きくなりやすい点に配慮する必要
がある。。更にバイブレーションフィーダー(振動型搬
送機)とベルトコンベアの組み合わせでも同様の効果を
発揮することができる。本発明の工程(2)に対応する
実施方法は搬送装置の種々の組み合わせが可能である。
【0080】上記のベルトコンベアによる搬送の場合
は、廃ディスク同士は摩擦力が高く搬送される際に塊と
なりやすい点に配慮する必要がある。かかる塊を崩しな
がら廃ディスクを搬送することが好ましく、上記の如く
ベルトコンベア面の上部に邪魔板などを設けることが適
切である。これらの方法に対して、本発明の実施態様は
小スペースで多量の廃ディスクが処理可能であり、また
搬送装置自体に攪拌効果があるなど安定した搬送を可能
とする効果を本質的に備えるため好ましいものである。
【0081】上記により1枚または2、3枚ずつの廃デ
ィスクが同一方向に並び替えられ、選別に適した状態と
される。かかる状態となった廃ディスクが各種の選別装
置にかけられ、廃ディスクを一定の種類ごとに選別する
こととなる。選別方法としては、各種の方法を取り得る
が、磁力による選別や大きさによる選別を行うことが好
ましい。かかる選別の後に更に画像処理などの識別手段
を用いた選別をすると、より好ましい精度の高い選別が
可能となる。予備的な選別を行うことなく画像処理など
の識別手段のみを使用した場合、その対象となるディス
クが多岐の種類にわたる場合、であるとその識別論理が
極めて複雑となりやすい。その識別論理の複雑さは不必
要な処理コストの増大を招き好ましくない場合が多い。
【0082】大きさによる選別を行う装置としては、図
7および8に示すものが挙げられる。かかる装置におい
て、廃ディスクは前工程からシューター(701)に水
平に投げ出され、シューターのより細い部分(702)
を通る。ここで廃ディスクはほぼ垂直の状態とされ、周
回移動する選別棒(703)に達する。選別棒は目的と
する大きさの廃ディスクを捕捉できるよう、選別棒間の
間隔が調整されている。上記の如く前工程から送られた
廃ディスクのうち、選別棒間の間隔を通り抜けなかった
廃ディスクは、2本の選別棒に支えられた状態で搬送さ
れる。一方でかかる間隔を通り抜けた廃ディスクは、落
下ガイド(704)を通って、搬送用のベルトコンベア
(705)上に落下し、別の工程に搬送される。
【0083】選別棒間の間隔は、例えばCDシングルの
径(80mm)より大きく、CD、CD−R、DVDな
どの径(120mm)よりは小さな間隔とすることによ
り、CDシングルと、CDなどを大きさにより選別する
ことが可能となる。CDとCDシングルは大きさが大き
く異なるため、廃ディスクの処理を効率よく行うために
は選別することが好ましい。一方でこれらの媒体はいず
れも音楽用として広く出回っているため、区別されてい
ないことが多い。
【0084】CDシングルなどがスムースに通り抜け、
CDなどが確実に捕捉されることを考慮すると、選別部
分における選別棒の間隔(通り抜ける部分の間隔)は8
2〜95mmが好ましく、84〜90mmがより好まし
く、85〜88mmが更に好ましい。本発明の実施態様
においては85.6mmに調整されている。
【0085】一方選別棒の形状は、実施態様に示す円柱
棒のほか、楕円柱棒や角柱棒なども使用可能である。ま
た棒の大きさとしては円柱棒の直径として3〜30mm
程度が好ましく、5〜20mmがより好ましい。更にそ
の材質としては強度の面で十分であれば、金属、セラミ
ック、樹脂など任意の材料が使用できる。更に棒の表面
を他種の材料を被覆した態様も可能である。図7および
8に示す本発明の実施態様においてはステンレス製の直
径16mmの円柱棒を使用している。
【0086】選別棒(704)は図8に示すように無限
軌道のチェーン(706)またはベルトに結合され回転
する。したがって選別棒は図8に示すように直線軌道と
半円軌道を周回する。ここで直線軌道から半円軌道に移
る部分において、選別棒の間隔は選別部分(直線軌道部
分)の間隔より広がり、それまで搬送されていた廃ディ
スクが下側に落下する。この動きにより選別棒に捕捉さ
れた廃ディスクを回収することが可能となる。半円軌道
部分の半径はかかる落下が可能なように調整することが
好ましい。半円軌道部分の半径があまりに大きいと選別
棒間の間隔の広がりが小さくなる。本発明の実施態様に
おいてはかかる半径を約80mmとしている。
【0087】尚、選別棒から廃ディスクを回収する上記
本発明の態様は、その機構上極めて単純で好ましい態様
であるが、他の方法をとることも可能である。例えば、
バネなどの弾性体や電磁石を選別棒の取り付けブラケッ
ト(707)部分に取り付けることにより、選別棒が特
定位置において折りたたまれるような機構による方法が
可能である。
【0088】本発明の実施態様の選別装置は、ギアード
モーター(712)の回転を、モータースプロケット
(710)から伝達用チェーン(711)を通して、チ
ェーン駆動用のスプロケット(709)に伝達する。伝
達された回転力はチェーンスプロケット(駆動)(80
2)によりバイピッチタイプのチェーン(706)を矢
印(801)の方向に一定速度で回転させる。チェーン
は振れ止め(708)により、その振れが抑制され、ま
たアイドラープーリーにより一定の張力を保っている。
廃ディスクはチェーンスプロケット(従動)(803)
の部分で間隔が大きくなり下に落下する。選別棒上に捕
捉されなかった廃ディスクは、下側のベルトコンベア
(705)がチェーンの回転方向とは逆向きに周回して
おり、別の工程に回収される。尚、選別棒はチェーン1
つおきに全てのチェーンに取り付けられている(図8に
おいては一部省略している)。
【0089】上記の如く、本発明においては、極めて簡
便な装置により効率的な選別を可能としている。上記の
一定間隔の隙間を有する選別棒を備えた選別機が有効に
機能するのは、廃ディスクがほぼ均一な方向に並び替え
られ、かかる一定方向の状態で選別機に廃ディスクが投
入されているためである。かかる選別棒を備えた選別機
に種々の方向を向いた廃ディスクを投入したのでは、通
り抜けるものが数多く生ずる。例えば選別棒の間隔が8
5mmの場合、120mm径の廃ディスクは45度傾く
ことでその間隔を通り抜けてしまう。
【0090】更に、上記実施態様におけるシューターの
より細い部分が廃ディスクの動きを規制しており、かか
る規制は廃ディスクをほぼ一定方向で、一定間隔の隙間
を選別棒に到達させている1つの要因である。しかしな
がら、かかるシューターに一定方向に配列していない廃
ディスクを投入した場合、シューターにおける詰まりが
生じやすくなり、効率的な工程とはなりにくい。
【0091】尚、上記の如くシューターのより細い部分
(702)の幅(713)は、廃ディスクをほぼ一定方
向で選別棒に到達させるために重要な因子の1つであ
る。かかる幅としては、10〜40mmが好ましく、1
5〜35mmがより好ましく、18〜32mmが更に好
ましい。あまりに狭いと詰まりが生ずる場合があり、あ
まりに広いと廃ディスクの傾きが大きくなる場合があ
る。尚、本発明の実施態様においてはかかる幅の大きさ
を約25mmとしている。
【0092】上記の如く、本発明によれば工程(4)の
好適な態様として次の工程を挙げることができる。すな
わち大きさによる選別が、廃ディスクはほぼ一定の方向
で一定間隔の隙間を通過させることにより行われる工程
を挙げることができる。更に該隙間が移動する物体によ
り構成された工程を好ましく挙げることができる。そし
て該隙間を通過しなかった廃ディスクがかかる物体の移
動と共に搬送される工程を更に好ましく挙げることがで
きる。更に上記工程を行う装置としては、無限軌道ベル
ト上に一定間隔で選別のための物体が設置された装置が
好ましく、特に無限軌道ベルト上に一定間隔で選別のた
めの棒状物が設置され、かかる棒状物が周回する装置が
好ましい。
【0093】更に上記の廃ディスクの大きさによる選別
の工程以前に磁力による選別を含むことが好ましい場合
がある。MOおよびMD、並びに混入したフロッピーデ
ィスク(FD)などは磁力により選択することが可能で
あるため、これらが廃ディスクの混合物中にある程度の
割合で含まれる場合には、磁力による選別が有効とな
る。かかる選別により上記の大きさによる選別を複雑に
することがない。
【0094】磁力による選別は、例えば図6の傾斜のつ
いたベルトコンベアにおいて、そのベルトが水平となる
部分で行うことが効果的である。かかるベルトの上部に
別に磁力を有するチェーンまたはベルトなどを周回させ
て磁力により吸引されるものを捕捉する方法が好ましく
挙げられる。磁力により捕捉された廃ディスクは所定の
位置まで搬送させた後磁力を消失させて回収する。
【0095】上記の如く大きさにより選別された廃ディ
スクは、120mm径の廃ディスクを主体とする混合物
となる。かかる廃ディスクは、更に円筒型のホルダーな
どに積み重ねた状態で一旦収容し、より規則正しい状態
とすることが好ましい。これは、以後のリサイクル処理
工程または更なる選別工程においては、より精度の高く
安定した搬送が求められる場合が多いためである。廃デ
ィスクをホルダー中に規則正しく収容することにより、
一枚ずつの廃ディスクを任意の時間間隔、好ましくは一
定時間間隔で、以後の工程に搬送するという最も理想的
な搬送が可能となる。すなわち、ホルダーなどに積み重
ねられて収容された廃ディスクは、ロボットアームなど
で廃ディスクを処理することを容易とする。また極めて
コンパクトに収容されているため、収容容器ごと他の処
理装置に移動する場合にも好適である。
【0096】本発明の実施態様においては、上記工程に
より大きさで選別された廃ディスクを下記の如く二次供
給機(108)のホルダー中に一旦収容して処理するも
のである。円筒型ホルダーに積み重ねて廃ディスクを収
容する場合、図9に示すような該ホルダーに搬送するた
めのベルトコンベア(107)(尚、ここでは以後クッ
ションコンベアと称する)を設けることが好ましい。か
かるコンベアの作用により、廃ディスクの姿勢および搬
送速度(ホルダーへの投入速度)がより安定した状態で
廃ディスクをホルダーに供給可能となる。
【0097】すなわち、本発明の好適な実施態様とし
て、前工程(106)の選別棒(703)から半円軌道
部分で落下した廃ディスクは、シューター(901)を
滑り、クッションコンベア(107)を経由して、ホル
ダー中に収容される場合が挙げられる。
【0098】尚、かかるクッションコンベア(107)
部分においては、廃ディスクが重なりあう頻度は極めて
低いものではあるが、ホルダーには廃ディスクを1枚ず
つ供給することがより好ましいため、クッションコンベ
ア(107)の出口部分には、流量ガイドを設けること
が好ましい。かかる流量ガイドとしては、ベルトコンベ
ア上に設置した邪魔板などが挙げられる。
【0099】またクッションコンベアの搬送速度として
は、5〜150m/min程度が好ましく、10〜10
0m/minがより好ましく、20〜80m/minが
更に好ましい。あまりに低いと廃ディスクが水平に投げ
出されず傾いた状態でホルダーに供給されるため、収容
のための余裕代が極めて小さいホルダーへの供給が困難
となる場合がある。また搬送速度が低い場合は処理の効
率上もあまり適切ではない。一方高すぎる場合は廃ディ
スクが跳ね返り安定した供給が困難となりやすい。
【0100】本発明の好適な実施態様である二次供給機
(108)は図9(9−B)に示す如くホルダーと次工
程に廃ディスクを1枚ずつ送り込む装置と一体となった
ものである。かかる実施態様の構成について説明する。
【0101】廃ディスクはクッションコンベア(10
7)によりほぼ一定の水平な姿勢および一定の速度とさ
れる。廃ディスクはかかる状態でほぼ1枚ずつ受け入れ
側ホルダー(903)に供給される。かかるホルダー入
り口部に設けられた案内ガイド(921)は、廃ディス
クがホルダーに落下する際の姿勢を廃ディスクの面がほ
ぼ水平となるように規制する。かかる案内ガイドによ
り、廃ディスクの外径(120mm)よりもわずかに大
きな内径を有するホルダーに廃ディスクを効率よく供給
し、該ホルダー内に廃ディスクを積み重ねていくことが
可能となる。
【0102】ここで案内ガイドの内径としては、122
〜135mmが好ましく、124〜130mmがより好
ましく、124〜128mmが更に好ましい。本発明の
好適な実施態様においては、案内ガイドの内径は126
mmである。一方でホルダーの内径としては、122〜
142mmが好ましく、125〜139mmがより好ま
しく、127〜137mmが更に好ましい。本発明の実
施態様においては、ホルダーの内径は132mmであ
る。
【0103】上記の受け入れ側ホルダー(903)は、
振動ユニット(905)により受け入れの間振動してい
る。これにより廃ディスクが効率的に収容されることを
補助している。したがって振動ユニットを有するホルダ
ーが本発明においてより好適である。
【0104】受け入れ側ホルダー(903)中の廃ディ
スクの収容量はセンサーにより監視する。本発明の実施
態様においては、廃ディスクがホルダーの収容限度に達
した場合、センサー(902)によりかかる状態を感知
し、前工程の処理を停止するようになっている。
【0105】上記のごとく受け入れ側ホルダー(90
3)において廃ディスクを収容する一方で、同時にもう
一方の供給側ホルダー(921)において廃ディスクを
再処理工程に送り込んでいる。2つのホルダーはターン
テーブルシャフト(904)に結合しており、供給側ホ
ルダー中の廃ディスクが全て次工程に送り込まれると
(その時点では受け入れ側のホルダーにおいては廃ディ
スクが限度まで収容されている)、ターンテーブルがギ
アードモーター(908)により連結軸(906)を介
して回転し、受け入れ側ホルダーと供給側ホルダーを入
れ替える機構となっている。
【0106】供給側ホルダーでは、真空ユニット(91
7)によって、廃ディスクを吸引することで捕捉する。
かかる処理により廃ディスクはほぼ完全に1枚ずつの搬
送が可能となる。更に図9に示す本発明の実施態様にお
いては、廃ディスクの搬送時間間隔も一定である。
【0107】真空ユニット(917)はクランクユニッ
ト(916)の往復運動により廃ディスクをコンベアユ
ニット(920)に移動し、かかるコンベアユニット中
で真空を開放する共に、板バネ(1307)で廃ディス
クを下側に落下させて、廃ディスクを次の処理工程に送
るものである。かかる真空ユニット(917)の詳細は
図9(9−A)に示すとおりである。すなわち真空ユニ
ットは真空解除用のスロープ(918)と接点ローラー
(924)が接触している間は、弁部分(925)が開
放されており、真空が解除されているため吸引管(91
9)は十分な吸引力を有しない。一方図9の右方向にス
ライドすることにより内部のバネ(926)の力を用い
て弁部分(925)が閉じた状態となった真空ユニット
(929)は、真空が維持されて廃ディスクを吸引し捕
捉する。尚、吸引管(919)はリングブロワー(90
7)とホースにより連結され、吸引を可能としている。
【0108】図9(9−B)に示された真空ユニット
(917)がスライド運動する機構は次の通りである。
ギアードモーター(910)の回転はベルトを介してク
ランクプーリー(914)に伝達される。かかるクラン
クプーリー(914)の回転は、リンクを介して解して
クランクユニット(916)端部を往復運動させる。か
かる往復運動によりクランクユニット(916)の真空
ユニット接触側も支点(915)を中心に円弧状の往復
運動を行い、真空ユニットがスライド運動(927)す
る。
【0109】一方で上記クランクプーリー(914)に
は、中間プーリー(912)を介して、シンクロ用プー
リー(909)の回転も伝達される。
【0110】上記の真空ユニットの運動に対し、供給側
ホルダー(921)ではフィードユニット(913)に
より最上部の廃ディスクがほぼ一定に位置される機構と
なっている。かかる機構により真空ユニットの吸引管
(919)は確実に廃ディスクを捕捉できる。フィード
ユニット(913)ではフィードプレート(911)が
真空ユニットの往復運動に同期して上昇する機構となっ
ている。真空ユニットとフィードプレートができる限り
安定して作動するよう、上記シンクロ用プーリー(90
9)を介してフィードプレート側のモーター(101
0)とクランクユニット側のモーター(910)は連結
されている。
【0111】本発明の実施態様におけるフィードユニッ
ト(913)について図10に示し更に説明する。フィ
ードユニット(913)は、ボールネジ(1001)お
よびボールネジナットブロック(1004)、および該
ブロックのリニアベアリング(1002)から基本的に
なる。ボールネジの回転を受けて該ブロック(100
4)がスライドレールに沿って移動し、フィードプレー
トに上下運動を付与する。インダクションモーター(1
010)の回転はカップリング(1009)を介してギ
アボックス(1008)に伝達されボールネジを回転さ
せれる駆動力を発生する。一方で対向するシンクロ用プ
ーリー(909)を電磁クラッチ(1007)およびク
ラッチ受けユニット(1006)を介して回転させてい
る。したがってかかるインダクションモーター(101
0)とギアードモーター(910)は連結しており真空
ユニットとフィードプレートの運動を同期させている。
更に何らかの要因で2つのモーターの間の回転数に差異
が生じた場合、電磁クラッチでかかる回転差を吸収しこ
れらの同期が乱れないようになっている。
【0112】尚、本発明の実施態様においては真空ユニ
ットとフィードプレート間の運動の同期を上記のごとく
機械的な構成により達成しているが、かかる運動の同期
はモーターの回転数を精密にフィードバック制御または
予測制御する方法によっても達成できる。またフィード
プレートや真空ユニットの直線運動は、上記の機構の他
に圧空または油圧シリンダーによる方法、ラックアンド
ピニオン、およびリニアモーターなどによる方法も取る
ことが可能である。
【0113】上記リニアベアリング(1002)のベー
ス(1003)には、リミットスイッチ(下側(101
1)および上側(1013))が設置され、フィードプ
レートの下端および上端における停止を制御する。
【0114】次に本発明の実施態様における、受け入れ
側ホルダー(903)の振動ユニットについて説明す
る。かかる振動ユニットは図11に示す如く、モーター
(1105)の回転が、ギアユニット(1106)を介
して偏心ローター(1104)を回転させる。かかるロ
ーターからリニアブッシュ(1102)を介して振動板
(1107)に与えられた打撃が、受け入れ側ホルダー
を振動させる。リニアブッシュ(1102)のユニット
は、リニアブッシュのホルダー(1103)により固定
されている。また受け入れ側ホルダーは2箇所のスリー
ブ(1101)により位置決めされている。
【0115】ホルダーに対して付与する振動は、50回
/min以上が好ましい。更にかかる振動は、100〜
500回/minがより好ましく、150〜450回/
minが更に好ましく、200〜400回/minが特
に好ましい。本発明の実施態様においては、300回/
minの割合で打撃を与え、ホルダーを振動させてい
る。振動の付与は上記の打撃による方法の他、振動を発
生する素子を利用した方法なども可能である。かかる場
合超音波発振素子なども利用できる。このように収容容
器に振動を与えることで、余裕代の極めて少ない容器中
に、安定して廃ディスクを収容することを可能としてい
る。
【0116】本発明の実施態様におけるホルダーの形状
についても示しておく。図12には、ホルダーの側面図
(12−A;図9の側からみた場合を正面図とした場
合)、ホルダーの正面図(12−B:同上)、ホルダー
の上面図(12−C)、およびY−Y‘断面部より見た
上面図(12−D)を示す。かかるホルダーは上記の如
くフィードプレート(911)が上下に移動できるよ
う、切り欠き部(1201)を有している。尚、本発明
の実施態様においてはフィードプレートは約500mm
移動する。ホルダーは取り付け部(1202)を介して
ターンテーブルシャフト(904)に結合し、かかるシ
ャフトを中心に回転する。ホルダーの内径は上記のとお
り本発明の実施態様においては132mmの直径であ
る。一方ホルダーの底部においては120mmのディス
ク径よりやや小さい110mmとしている。廃ディスク
を安定して上昇させるためにはフィードプレートにディ
スク径に近い大きさが必要であるため、底部の内径は1
10mm前後の大きさとするのが適切である。
【0117】次に本発明の実施態様におけるコンベアユ
ニット(920)について説明する。図13はかかるコ
ンベアユニット内部の上面図(13−A)と正面図(1
3−B)を示す。真空ユニット(919)で捕捉された
廃ディスク(1310)は、通過規制プレート(130
2)を通過してコンベアユニット内部に搬送される。か
かる通過規制プレート(1302)は吸引管(919)
先端とのクリアランス(1309)が約1.6mmとな
るように設置されている。かかるクリアランスにより万
が一廃ディスクが2枚以上重なった状態で吸引管に捕捉
された場合であっても、2枚以上の廃ディスクは送り込
まれない。
【0118】コンベアユニット内部に搬送された廃ディ
スクは、上記のとおり真空ユニットが解除されつつあ
り、かつ落下ガイド(1307)と接触するため、コン
ベアベルト(1303)上に落下する。駆動モーター
(1304)の回転はベルトにより駆動側プーリー(1
305)に伝達され駆動側ローラーを回転させることに
より、コンベアベルト(1303)が駆動される。コン
ベアベルト(1303)は、従動ローラー(1301)
およびガイドローラー(1308)に掛けられ駆動され
る。コンベアベルト上の廃ディスクは1枚ずつ一定速度
かつ一定時間間隔で次工程に送られる。
【0119】ホルダーに規則正しく収容された廃ディス
クは、より自由度が高く複雑な搬送であるロボットアー
ムなどの使用も可能とする。廃ディスクが常に一定の位
置に存在することにより座標制御されるロボットアーム
の取り扱いが容易となる。すなわち上記の真空ユニット
に替えてロボットアームなどを使用することもできる。
【0120】ホルダーに収容された廃ディスクの種類
や、目的とする選別の精度により、廃ディスクを種類ご
とに選別することが好ましい場合がある。例えば廃ディ
スクがCD、CD−R、およびDVDなどを含みこれら
を選別する場合や、更にこれらの基板樹脂が着色された
ものを含みこれらを選別する場合などがある。これらを
選別する方法として例えばカラーイメージスキャナーの
装置を利用した方法が挙げられる。かかる方法は廃ディ
スクのデータ読み取り側から光が掃引されるように照射
し、反射光をCCDカメラで読み取るものである。かか
る処理によりCD、CD−R、およびDVDはそのピッ
トの大きさの相違、ピットの深さの相違、ならびにグル
ーブかピットかの相違などに起因してディスクの種類毎
に異なる回折光を呈する。結果として反射光は異なる色
相となる。色相のパターンを登録し、登録されたパター
ンデータと入力されたデータとの一致具合を判定するこ
とによりディスクの種類が識別可能となる。
【0121】上記のような廃ディスクの種類による識別
を行った後、種類毎に以後の廃ディスクの搬送経路が異
なるような機構を設けて廃ディスク毎のリサイクル処理
が行えるようにできる。
【0122】本発明の実施態様においては、コンベアベ
ルトに供給された廃ディスクは、次工程の洗浄装置(1
09)を経て、処理のための圧延処理装置(110)に
送られる。
【0123】洗浄装置(109)の概要は図14に示す
とおりである。14−Aは全体図、14−Bは洗浄機の
内部構造を示す。入り口(1401)に入った廃ディス
クは、ゴムローラー(1407)により搬送される過程
で内部の温水シャワーおよび洗浄ロール(1408)に
より洗浄される。温水はタンク(1403)中の水をヒ
ーター(1402)で加熱して得られ、ポンプ(140
4)で循環される。排水は濾過機を通って再びタンクに
戻り温水は循環されるようになっている。廃ディスクは
ゴムリングコンベア(1406)により次の圧延処理装
置(110)に送られる。ベルトゴムローラーおよびゴ
ムリングコンベアはギアードモーター(1405)によ
り駆動される。
【0124】圧延処理装置(110)の概要は図15に
示すとおりである。15−Aは上面図および15−Bは
側面図であり、共にローラー部分は内部構造を示す断面
図である。15−Cは圧延処理装置(110)の正面図
を示す。圧延機は上下2本のローラー(上側(150
2)および下側(1507))から構成され、共に内部
に組み込まれたヒーター(上側;1504、下側;15
06)により加熱された状態で廃ディスクを圧延する。
かかる圧延により廃ディスクの塗膜および金属蒸着膜と
樹脂の間の密着性が低下し基板樹脂からこれらの膜を十
分に除去することが可能となる。廃ディスクは入口側の
ベルトコンベア(1503)からローラーに送り込ま
れ、出口側のベルトコンベア(1505)により更に次
工程に搬送される。ローラーはギアードモーター(15
08)、チェーンで連結された駆動スプロケット(15
09)および従動スプロケット(1511)、ギア(上
側;1512、下側;1510)で連結した上側および
下側ローラーの構成により回転する。
【0125】以上のような工程で選別されたディスク
は、次いで例えば先行技術の欄で記載した、樹脂とそれ
以外との成分とを分離する手段を有する工程に付され、
樹脂が回収される。これらの手段の中でも、特開平10
−52823号公報および特開平10−58450号公
報に記載された方法が特に低コストであり、品質、回収
率においても良好な方法であるため好ましく使用でき
る。
【0126】
【実施例】下記に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明する。処理装置としては上記の発明の実施の形態に
おいて説明した図1の構成からなる装置を使用した。
【0127】[実施例1]音楽メーカーから回収され
た、CD、CDシングルおよびそれらの割れ品が混合し
た廃ディスクを収容した容器を用意した。容器内には約
350kgが収容されていた。フォークリフトにより反
転機にかかる収容容器を設置した。反転機は90°傾斜
させ、次の上下動型搬送機に廃ディスクを送った。上下
振動型搬送装置では、初期角度(底面と水平のなす角
度)を約20°とした後、クランクの往復運動により約
2°上下に振動させた。振動の周期は約46サイクル/
minであった。
【0128】上下振動型搬送装置から排出された廃ディ
スクは、ドラム型搬送装置中に送られ、該装置は回転数
約2.2rpmで回転することにより廃ディスクを次工
程に搬送した。並べ替えのためのベルトコンベアは約3
0.3m/minの移動速度とした。ベルトコンベアの
幅は200mmであった。大きさによる選別を行う装置
においては選別棒の周回速度を約12.3m/minと
した。かかる選別機において、CDシングルおよび大き
く割れたCDなどは除去され、基本的に120mm径の
正常なCDのみが次工程に搬送された。更にクッション
コンベアの速度は約46.5m/minであった。更に
供給側ホルダーに収容された廃ディスクを約60枚/m
inの速度で1枚ずつ一定速度で次工程に送り込んだ。
これにより廃ディスクは1枚ずつ圧延処理装置に送ら
れ、適正な処理がなされ、以後熱水中で洗浄することに
より塗装膜および金属蒸着膜が十分に除去され、極めて
純度の高いポリカーボネート樹脂が得られた。
【0129】上記処理の律速部分は受け入れ側のホルダ
ー部分とし、かかるホルダーに収容限度まで廃ディスク
が収容された時点で(これはセンサーにより感知す
る)、それ以前上下動型搬送装置、ドラム型搬送装置、
並べ替え装置(ベルトコンベア)、および選別装置のす
べてが停止する機構とした。かかる条件で上記の装置を
運転することにより、約350kgの廃ディスクを全て
処理した。
【0130】[比較例1]上記の選別装置のホッパーに
同様の構成からなる廃ディスクが積み重なり塊となった
状態で投入した。しかしながら廃ディスクの塊が一度に
供給され、ホッパーにディスクが滞留するなどして連続
的な処理が困難であった。
【0131】
【発明の効果】上記の如く本発明は乱雑に収容された廃
ディスクを、かかる廃ディスクの特性を生かして簡便な
装置で、選別処理に適した状態に並び替えるものであ
る。これにより将来その種類が極めて多様化しつつある
不要となった光記録媒体の再生処理において、各光記録
媒体ごとに適切な処理を可能とするものである。したが
ってその奏する産業上の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の全体の構成を示す図であ
る。
【図2】廃ディスクが収容された容器を反転し、次工程
に廃ディスクを送り込む装置の正面図である。
【図3】[3−A]上下動型搬送装置の正面図である
(2点鎖線図は傾斜した場合を示す) [3−B]上下動型搬送装置において廃ディスクが入る
フラップの上面図を示す。
【図4】[4−A]ドラム型搬送装置の側面図を示す [4−B]ドラム型搬送装置の正面図を示す。
【図5】[5−A]ドラム型搬送装置のドラム側面図
(出口側)を示す [5−B]ドラム型搬送装置のドラム正面図を示す(ラ
センおよび拡散棒は内部を示す)。 [5−C]ドラム型搬送装置のドラム側面図(入口側)
を示す。
【図6】[6−A]並べ替えのためのベルトコンベアの
正面図を示す [6−B]並べ替えのためのベルトコンベアの側面図を
示す。
【図7】大きさにより選別を行う選別装置の正面図(特
に機構部分)を示す。
【図8】大きさにより選別を行う選別装置の上面図(特
に機構部分)を示す。
【図9】[9−A]二次供給機の真空解除ユニットの内
部機構を示す [9−B]クッションコンベアおよび二次供給機の正面
図を示す(真空解除ユニット部分はコンベアユニットよ
り優先して記載)。
【図10】供給側ホルダーにおけるフィードユニットの
側面図を示す。
【図11】受け入れ側ホルダーにおける振動ユニットの
側面図を示す。
【図12】[12−A]ホルダーの側面図を示す [12−B]ホルダーの正面図を示す [12−C]ホルダーの上面図を示す [12−D]ホルダーのY−Y’断面から見た上面図を
示す
【図13】[13−A]供給側ホルダーからの廃ディス
クを受け入れるコンベアユニットの内部上面図を示す [13−B]供給側ホルダーからの廃ディスクを受け入
れるコンベアユニットの内部正面図を示す。
【図14】[14−A]洗浄装置の正面図を示す [14−B]洗浄装置の廃ディスクが通過する内部部分
の正面図を示す。
【図15】[15−A]圧延処理装置における内部上面
図を示す(圧延ローラー部は内部構造) [15−B]圧延処理装置の側面図を示す(圧延ローラ
ー部は内部構造) [15−C]圧延処理装置の正面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F079 AD18 CA21 CA29 CA31 CB08 CB16 CB24 DA11 4D021 AA08 AB06 JA01 JA02 JB02 KA03 KA05 KB02 LA05 NA10 4F301 BF03 BF08 BF26 BF31 BG22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不要となった光記録媒体を再利用するた
    めの処理方法において、(1)光記録媒体が収容された
    容器を用意する工程、(2)該容器から光記録媒体を搬
    送する工程、(3)搬送された光記録媒体を選別に適し
    た状態に並び替える工程、、および(4)並び替えられ
    た光記録媒体を選別する工程を含んでなる光記録媒体を
    再利用するための処理方法。
  2. 【請求項2】 上記(3)搬送された光記録媒体を選別
    に適した状態に並び替える工程が、光記録媒体を一方向
    に並べる工程である請求項1に記載の処理方法。
  3. 【請求項3】 上記(3)搬送された光記録媒体を選別
    に適した状態に並び替える工程が、光記録媒体の盤面方
    向に剪断力または摩擦力を作用させることにより光記録
    媒体を一方向に並び替える工程である請求項1または2
    のいずれかに記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 上記(3)搬送された光記録媒体を選別
    に適した状態に並び替える工程を行う装置が、無限軌道
    ベルト型搬送装置である請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の処理方法。
  5. 【請求項5】 上記(3)搬送された光記録媒体を選別
    に適した状態に並び替える工程を行う装置が、その進行
    方向に対して上りの傾斜を有するものである請求項4に
    記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 上記(3)搬送された光記録媒体を選別
    に適した状態に並び替える工程を行う装置が、無限軌道
    ベルト上に堰を有するものである請求項4または5のい
    ずれかに記載の処理方法。
  7. 【請求項7】 上記の堰の高さが1〜5mmである請求
    項6に記載の処理方法。
  8. 【請求項8】 上記(4)並び替えられた光記録媒体を
    選別する工程が光記録媒体をその大きさにより選別する
    手段を含むものである請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の光記録媒体を再利用するための処理方法。
  9. 【請求項9】 上記光記録媒体を大きさにより選別する
    手段を含む並び替えられた光記録媒体を選別する工程
    が、光記録媒体をほぼ一定方向で一定間隔の隙間を通過
    させる工程である請求項8に記載の処理方法。
  10. 【請求項10】 上記隙間が移動する物体により形成さ
    れている請求項9に記載の処理方法。
  11. 【請求項11】 上記隙間を通過しなかった光記録媒体
    がかかる物体の移動と共に搬送される請求項10の処理
    方法。
  12. 【請求項12】 上記光記録媒体を大きさにより選別す
    る手段を含む並び替えられた光記録媒体を選別する工程
    を行う装置が、無限軌道ベルト上に一定間隔で選別のた
    めの物体が設置された装置である請求項11の処理方
    法。
  13. 【請求項13】 上記(2)該容器から光記録媒体を搬
    送する工程を行う装置が、撹拌効果を有する搬送装置を
    含むものである請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    処理方法。
  14. 【請求項14】 上記撹拌効果を有する搬送装置がドラ
    ム型搬送装置である請求項13に記載の処理方法。
  15. 【請求項15】 上記ドラム型搬送装置は、搬送量制御
    部を有するものである請求項14に記載の処理方法。
  16. 【請求項16】 上記ドラム型搬送装置は、内部ラセン
    とは異なる位置に突起物を有するものである請求項15
    に記載の処理方法。
  17. 【請求項17】 上記請求項1〜16のいずれか1項に
    記載の光記録媒体を再利用するための処理方法により回
    収された芳香族ポリカーボネート樹脂。
JP2001148883A 2001-05-18 2001-05-18 光記録媒体を再利用するための処理方法 Pending JP2002336795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148883A JP2002336795A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 光記録媒体を再利用するための処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148883A JP2002336795A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 光記録媒体を再利用するための処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002336795A true JP2002336795A (ja) 2002-11-26

Family

ID=18994126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148883A Pending JP2002336795A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 光記録媒体を再利用するための処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002336795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101631189B1 (ko) * 2015-12-08 2016-06-16 서현택 콤팩트 디스크 표피 제거 장치
US10358007B2 (en) 2014-05-14 2019-07-23 Saf-Holland Gmbh Link unit and method for producing a link unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10358007B2 (en) 2014-05-14 2019-07-23 Saf-Holland Gmbh Link unit and method for producing a link unit
KR101631189B1 (ko) * 2015-12-08 2016-06-16 서현택 콤팩트 디스크 표피 제거 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4795103A (en) Pulverizing apparatus
JP7244471B2 (ja) 使用済み飲料又は食品容器を単一化するための装置及び方法
US5477953A (en) Filter and filter cleaning system for a reverse vending machine
JP2018199102A (ja) 粒状体選別装置
JP3249779B2 (ja) プラスチック容器を搬送する装置及びプラスチック容器を選別する装置
JP2002336795A (ja) 光記録媒体を再利用するための処理方法
JP2002161166A (ja) Petボトルのリサイクル方法
JP2002342982A (ja) 光記録媒体を再利用するための処理方法
JP3148738B2 (ja) 空容器サイズ分別装置
JP4023190B2 (ja) 光学式材質選別装置
SE511290C2 (sv) Anordning och förfarande för hantering av returförpackningar
JP2006224157A (ja) 空容器回収装置
JPS6335405B2 (ja)
JP2003200066A (ja) 穀物調製装置
JPH106088A (ja) 圧扁及び選別機能を有する空き缶処理装置
JP2021112787A (ja) 切粉回収装置
JP2003200068A (ja) 穀物乾燥調製装置
JP2002086446A (ja) 廃棄ペットボトルのリサイクル方法およびリサイクル装置
JP2686006B2 (ja) パトローネリサイクル装置及びこれに用いる整列装置
CN115520441A (zh) 一种棒棒糖理料生产线
JPH10230185A (ja) シュレッダーダストの処理装置および方法
JPH10194433A (ja) 物品整列機
JP3680653B2 (ja) パック食品の生ごみ分別方法及びその装置
JP2002037440A (ja) ボトル整列装置
NL1010258C2 (nl) Werkwijze voor het scheiden van korrels uit een mengsel van met betrekking tot een materiaalsamenstelling verschillende typen korrels alsmede inrichting voor het uitvoeren van de werkwijze.