JP2002335933A - 食品成形方法とその装置 - Google Patents

食品成形方法とその装置

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JP2002335933A JP2001143043A JP2001143043A JP2002335933A JP 2002335933 A JP2002335933 A JP 2002335933A JP 2001143043 A JP2001143043 A JP 2001143043A JP 2001143043 A JP2001143043 A JP 2001143043A JP 2002335933 A JP2002335933 A JP 2002335933A
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博紀 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外皮材で内材を包み込み成形する食品成形方法
とその装置に関して、外皮材に内材を配置した状態でよ
り確実に外皮材を封着する食品成形方法とその装置を提
供する。 【解決手段】第一シャッタ1の閉動作により内材を外皮
材で包み込むように外皮材の周縁部を集め、集められた
外皮材の周縁部を第二シャッタ2の閉動作により封着す
ることで、内材を露出させることなくより確実に外皮材
で包み込み成形ができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品成形方法とそ
の装置、より詳しくは、パン生地、饅頭生地等の外皮材
によって、餡、調理した肉・野菜等の内材を確実に包み
込み成形することができる食品成形方法と食品成形装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パン生地、饅頭生地等の外皮材に
より、餡、調理した肉・野菜等の内材を包み込む食品成
形に関する技術としては、内材を棒状にしてその外側に
外皮材を筒状にしたものを連続して形成し、シャッタ機
構の開閉動作により絞り込んで成形切断することが行わ
れている(例えば実公昭63-29433号公報)。しかしなが
ら、パン生地等の発酵性の生地を外皮材として用いる場
合、筒状に形成することは外皮材に過度な圧力、捻りな
どが加わって、成形切断後に生地が十分膨らまなくな
り、外皮材が弾性のない硬い食品になってしまうため、
その成形加工は人手で行っているのが現状である。
【0003】こうした外皮材の筒状形成を避けてシート
状の外皮材で食品成形を行う方法も提案されている。例
えば、実公平7-18299号公報では、カップ内にパン生地
及び餡を入れ、封止ゲートによりパン生地を封止した点
が記載されている。また、特開2000-50854号公報では、
上面が開口したカップ状の雌型の内壁面に沿って外包材
を椀状に形成し、この椀状に形成した外包材の内部に内
材を供給した後、外包材の上縁部を複数のシャッタ片か
ら成るシャッタで絞ることによって外包材の上縁部を封
着して内材を包み込んだ点が記載されている。そして、
シャッタ片で外包材を絞って封着する際に、雌型の開口
部にプラグを配置することによって、絞った外包材のシ
ャッタ片上方への突出防止を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにシート状
の外皮材により成形を行う場合、例えばパン生地のよう
に柔軟性を有するため、外皮材の形状が一定しないこと
が多く、一枚一枚微妙にばらついた楕円形状なってお
り、また、生地には粘着性があるため、搬送途中で位置
ずれが生じたりして正確に成形位置に配置することがで
きないことも考慮していくことが必要である。上述した
シート状の外皮材を用いた従来の食品成形方法では、外
皮材が楕円形状であったり、成形位置からずれた位置に
外皮材が供給されると、外皮材が封止できないことが生
じやすい。例えば、実公平7-18299号公報では、生地片
がカップ周縁に載置されないと、以後の工程で生地片の
縁部が落ち込み封止できなくなる。それを避けるために
生地片を大きくすることも考えられるが、その場合に
は、生地片の量が多くなるため封止ゲートを閉じた際に
生地片がはみ出してくるおそれがある。
【0005】特開2000-50854号公報でも同様のことが言
え、プラグによって外皮材の突出防止を図っているもの
の、椀状形成された外皮材の上縁部の生地量が少ない場
合には、外皮材を確実に封着できないことがあり、内材
が露出して包み込みが不完全になる難点があった。実
際、外皮材を椀状形成した場合、外皮材の生地量はその
周縁部に限ってみてもばらつくことが普通であり、した
がって、この従来装置にあっては、外皮材の上縁部の生
地量を多めにせざるを得ず、外皮材の封着部分が必要以
上に厚くなる傾向があった。また、プラグを配置するた
め、工程が増えるとともに外皮材を載置した雌型を移動
させるなど工程が複雑化するといった量産面でも問題点
が生じるおそれがある。
【0006】本発明は、従来の食品成形装置に上記のよ
うな難点があったことに鑑みて為されたもので、外皮材
の形状のばらつき及び位置ずれ、さらに、外皮材の縁部
の生地量が比較的少なくまた多少ばらついていても、外
皮材で内材を確実に包み込み成形することができる食品
成形方法とその装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食品成形方
法は、外皮材に内材を配置する配置工程と、複数のシャ
ッタ片から成る第一シャッタの閉動作により前記内材を
包むように前記外皮材の周縁部を集める第一シャッタ工
程と、集められた前記外皮材の周縁部を複数のシャッタ
片から成る第二シャッタの閉動作により封着する第二シ
ャッタ工程とを含む食品成形方法であって、前記配置工
程において、第一シャッタ及び第二シャッタを開口させ
た状態で、少なくとも第二シャッタの開口部に相対的に
進入させた外皮材形成手段でシート状の外皮材の中央部
を保持し、この外皮材形成手段を第二シャッタの開口部
から相対的に退出させることによって外皮材の中央部を
窪ませて外皮材を椀状に形成することを特徴とする。さ
らに、前記配置工程において、第一シャッタを開口させ
た状態で、第二シャッタのシャッタ片上にシート状の外
皮材を供給することを特徴とする。さらに、前記配置工
程において、外皮材の縁部を第二シャッタのシャッタ片
上に保持することを特徴とする。さらに、前記配置工程
において、第一シャッタを開口させた状態で、第二シャ
ッタのシャッタ片上に配置された受け部材にシート状の
外皮材を供給することを特徴とする。さらに、前記配置
工程において、外皮材の縁部を受け部材上に保持するこ
とを特徴とする。さらに前記配置工程において、外皮材
を椀状に形成する前に、第一シャッタを動作させて、外
皮材の位置を調整することを特徴とする。さらに、前記
配置工程において、第一シャッタのシャッタ片上にシー
ト状の外皮材を供給することを特徴とする。さらに、前
記配置工程において、外皮材を椀状に形成する前に外皮
材に内材を配置することを特徴とする。さらに前記配置
工程において、外皮材を椀状に形成しながら第一シャッ
タ工程を開始させることを特徴とする。
【0008】本発明に係る食品成形装置は、複数のシャ
ッタ片から成る第一シャッタと、前記第一シャッタの下
方に配設され、かつ、複数のシャッタ片から成る第二シ
ャッタと、外皮材に内材を配置した状態で、前記第一シ
ャッタの閉動作により内材を包むように外皮材の周縁部
を集めると共に、集められた外皮材の周縁部を前記第二
シャッタの閉動作により封着するシャッタ駆動手段とを
備えた食品成形装置において、前記第二シャッタの下方
に、少なくとも第二シャッタの開口部に相対的に進入可
能で、シート状の外皮材の中央部を保持して第二シャッ
タの開口部から相対的に退出することによって外皮材の
中央部を窪ませて外皮材を椀状に形成する外皮材形成手
段を備えたことを特徴とする。さらに、前記第一シャッ
タと前記第二シャッタとの間には、供給された外皮材を
受ける受け部材を備えたことを特徴とする。さらに、前
記外皮材の縁部を保持する保持手段を備えたことを特徴
とする。さらに、前記第一シャッタ及び前記第二シャッ
タを1組として複数組設けたことを特徴とする。
【0009】上記のような構成を有することで、外皮材
で内材を確実に包み込み成形することが可能となる。即
ち、第一シャッタにより外皮材の周縁部を集めた後、第
二シャッタにより封着するので、外皮材の形状のばらつ
き及び位置ずれ、外皮材の縁部の生地量のばらつきがあ
ったとしても、第一シャッタの閉動作で強制的に外皮材
の周縁部が集められ、集められた外皮材の周縁部を第二
シャッタで確実に封着することができる。しかも、少な
くとも第二シャッタの開口部に相対的に進入させた外皮
材形成手段でシート状の外皮材の中央部を保持し、この
外皮材形成手段を第二シャッタの開口部から相対的に退
出させることにより外皮材の中央部を窪ませて外皮材を
椀状に形成するので、ほとんど外皮材にダメージを加え
ることなく椀状形成することができ、高品質な成形品を
得ることができる。さらに、第二シャッタによる外皮材
の封着時に第一シャッタを閉じておけば、外皮材の突出
防止となる。また、2つのシャッタにより包み込み成形
を行うため、従来に比べて機構的にコンパクト化され、
食材の搬送経路も大幅に短縮され、高速で成形処理する
ことが可能となる。
【0010】また、第一シャッタを開口した状態で第二
シャッタのシャッタ片上に外皮材を供給すれば、外皮材
を移動させることなく、供給−形成−成形といった一連
の動作を行うことができ、より確実かつ高速に処理が可
能となる。さらに、第二シャッタのシャッタ片上に外皮
材を供給した後、第一シャッタにより外皮材の位置調整
を行えば、外皮材の形状のばらつき又は位置ずれが予め
修正され、より確実な成形処理を行うことができる。ま
た、外皮材の縁部を第二シャッタのシャッタ片上に保持
することで、外皮材の椀状形成をより確実に行うことが
できる。さらに第一シャッタと第二シャッタとの間に外
皮材を受ける受け部材を設けておけば、外皮材の縁部を
より確実に保持することができる。さらに、外皮材を椀
状に形成する前に、外皮材に内材を配置しておけば、よ
り確実かつ高速に内材を包み込み成形することができ
る。さらに、外皮材を椀状に形成しながら第一シャッタ
工程を行えば、よりスムーズに包み込み成形することが
できる。
【0011】なお、外皮材に内材を配置する配置工程
は、外皮材に内材が配置されている状態までの工程であ
り、外皮材の供給、内材の供給、外皮材の形状形成とい
った一連の処理工程を含んでいる。また、外皮材を椀状
に形成する際に、外皮材形成手段をシャッタ開口部に相
対的に進入・退出させるとは、外皮材形成手段およびシ
ャッタの少なくとも何れか一方、あるいは両方を移動さ
せることによって外皮材形成手段をシャッタ開口部に対
して相対的に進入・退出させることを意味しており、ま
た、外皮材形成手段でシート状の外皮材の中央部を保持
するとは、吸気可能な外皮材形成手段によって外皮材の
中央部を吸着して保持する他、外皮材の粘着性を利用し
て外皮材の中央部に外皮材形成手段を付着させて保持し
たり、外皮材の中央部を部分的に摘んで機械的に保持し
たりすることを含んでいる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて詳しく説明する。なお、図1は本発明
に係る第一実施形態の食品成形装置を示す部分断面正面
図、図2は同装置の第一シャッタ及び第二シャッタを示
す概略平面図、図3及び図4はシャッタの駆動機構を示
す概略平面図、図5〜図13は同装置による食品成形工程
を説明する概略平面図と概略側面図、図14〜図16は第一
実施形態の変形例を説明する概略側面図と概略平面図で
ある。また、図17は本発明に係る第二実施形態の食品成
形装置を示す部分断面正面図、図18〜図24は同装置によ
る食品成形工程を説明する概略側面図である。図25及び
図26は本発明に係るシャッタの変形例を示す概略平面
図、図27は第一シャッタ及び第二シャッタを複数組備え
たシャッタ機構の変形例を示す概略平面図である。
【0013】[第一実施形態]図1〜図13を参照しなが
ら、第一実施形態の食品成形装置と同装置による食品成
形工程について説明する。
【0014】図1において符号1で指示するものは、図
2の平面図に示した計4枚のシャッタ片10・10…が組み
合って開閉可能に構成された第一シャッタである。図2
は、図1の面Sにおける平面図である。この第一シャッ
タ1は、図1及び図2に示すように、駆動軸11・11…に
各々固定された各シャッタ片10がこの駆動軸11を中心に
往復揺動して各シャッタ片10の先端が隣りのシャッタ片
10の側辺を摺動移動するように構成されており、これら
シャッタ片10・10…の側辺で囲んだ領域を開閉させる。
【0015】図1において符号2で指示するものは、図
2の平面図で示した計4枚のシャッタ片20・20…が組み
合って開閉可能に構成され、上述した第一シャッタ1の
下方に配設された第二シャッタである。第二シャッタ2
の各シャッタ片20は、その上面が第一シャッタ1のシャ
ッタ片10の下面と隙間の無いように配設されており、第
一シャッタ1の駆動軸11と同心状に設けられた駆動中空
軸21・21…に固定されている。そして、第二シャッタ2
は、駆動中空軸21を中心に往復揺動して各シャッタ片20
の先端が隣りのシャッタ片20の側辺を摺動移動するよう
に構成されており、これらシャッタ片20・20…の側辺で
囲んだ領域を開閉させる。
【0016】図4は図1の面Uにおける平面図であり、
第一シャッタ1のシャッタ駆動機構を示している。図1
及び図4に示すように、第一シャッタ1の駆動機構は、
各駆動軸11の下端部に固定されたフランジ12と、このフ
ランジ12に枢着され、フランジ12同士を連繋するリンク
13・13…と、これらリンク13を駆動するモータ14とから
構成されており、このモータ14の回転方向、回転角度等
を制御することによって、複数のリンク13・13…が連関
動作して第一シャッタ1を適宜に開閉させる。図3は図
1の面Tにおける平面図であり、第二シャッタのシャッ
タ駆動機構を示している。図1及び図3に示すように、
第二シャッタ2の駆動機構は、各駆動中空軸21の下端部
に固定されたフランジ22と、このフランジ22に枢着さ
れ、フランジ22同士を連繋するリンク23・23…と、これ
らリンク23を駆動するモータ24とから構成されており、
このモータ24の回転方向、回転角度等を制御することに
よって複数のリンク23・23…が連関動作して第二シャッ
タ2を適宜に開閉させる。
【0017】図1において符号3で指示するものは、第
二シャッタ2の下方に配設され、シート状外皮材の中央
部を窪ませて椀状に形成するための外皮材形成手段であ
る。本実施形態の外皮材形成手段3は、昇降台33に固定
されたステー32に基部側が軸受けされ、先端側が直角に
屈曲した管状の形成部材31と、この形成部材31の先端を
上下反転させるために形成部材31の基部を回動させるピ
ニオン−ラック機構34と、このピニオン−ラック機構34
のラックを直線往復運動させる図示しないエアシリンダ
と、上記昇降台33を上下昇降させるための送りねじ機構
35と、この送りねじ機構35の雄ねじを駆動するモータ36
とから構成されている。このモータ36の回転方向、回転
角度等を制御することによって形成部材31の先端を適宜
に上下昇降させると共に、エアシリンダによってピニオ
ン−ラック機構34を駆動させて適時に形成部材31の先端
を上下反転させる。
【0018】また、外皮材形成手段3の形成部材31は、
図5(b)に示すようにその先端に複数の通気孔30・30
…が開設されている一方、基端側には図示しない吸排気
装置が接続されており、これら通気孔30・30…から吸気
して外皮材の中央部を吸着保持し(図7(b)参照)、
そして、この通気孔30・30…から噴気することにより保
持した外皮材を離す(図13(b)参照)。
【0019】図1において符号4で指示するものは、第
一シャッタ1の上方に配設され、外皮材の縁部を第二シ
ャッタ2のシャッタ片20上に保持する保持手段である。
この保持手段4は、図5(b)に示すように、複数の通
孔を有し、エアシリンダ40の進退動作により上下昇降す
るステー41と、このステー41の通孔に上下スライド可能
に挿嵌され、上端にステー41に係止可能な頭部を備えた
複数の支持ロッド42・42…と、この支持ロッド42・42…
の下端に固定されたリング状の押え部材43と、この押え
部材43とステー41との間において各支持ロッド42に被嵌
され、押え部材43を下方へ付勢するコイルばね44とから
構成されており、ステー41が下降することにより押え部
材43がシャッタ片20上の外皮材Fの周縁部を押えて保持
する。
【0020】図1において符号5で指示するものは、外
皮材形成手段3の下方に配設されたベルトコンベヤであ
り、成形処理されて外皮材形成手段3の形成部材31から
離れた成形品Hをベルト搬送する(図13(b)参照)。
【0021】以下、図5〜図13を参照しながら第一実施
形態の食品成形装置による食品成形工程について説明す
る。図5(a)〜図13(a)はそれぞれ、図5(b)〜
図13(b)に示す各工程においての第一シャッタ及び第
二シャッタの平面図を示している。なお、本実施形態で
は、外皮材Fとしてパン生地を使用し、内材Gとして餡
を使用した例で説明する。
【0022】まず、図5に示すように、第一シャッタ1
を開口させ、第二シャッタ2を閉鎖させた状態で、第二
シャッタ2のシャッタ片20上にシート状の外皮材Fを戴
置する。外皮材Fの形状は、ローラーで伸ばされて楕円
形状をしており、この外皮材上には予め内材Gが供給さ
れている。本実施形態では、外皮材Fをシャッタ片20上
に安定的に戴置するため、第二シャッタ2を閉鎖させた
状態で外皮材Fを載置しているが、この第二シャッタ2
を外皮材Fが落下しない程度に開口させた状態で外皮材
Fを載置するようにしても良い。また、シャッタ片20上
に外皮材Fを戴置した後、第一シャッタ1のシャッタ片
10を閉じる方向に動作させて開口面積を縮小させれば、
縮小した開口状態に合わせて外皮材Fをセットすること
ができ、外皮材Fが所定位置に収まるように外皮材Fの
位置調整を行うことができる。
【0023】次に、図6に示すように、外皮材形成手段
3が進入可能な程度に第二シャッタ2を開口させた状態
で、上方の保持手段4を下降させることにより押え部材
43で外皮材Fの周縁部を第二シャッタ2のシャッタ片20
上で押えて保持する。即ち、保持手段4を下降させて押
え部材43を外皮材Fの周縁部に当接させ、この保持手段
4をさらに下降させることによって、押え部材43とステ
ー41との間隔を狭めてコイルばね44を圧縮させ、このコ
イルばね44の付勢力を利用して押え部材43を外皮材Fの
周縁部に押し付けてシャッタ片20上で外皮材Fを押え保
持する。
【0024】次に、図7に示すように、形成部材31の通
気孔30で吸気しながら、外皮材形成手段3を上昇させ、
外皮材形成手段3の形成部材31を第二シャッタ2の開口
部に進入させることにより、第二シャッタ2のシャッタ
片20上の外皮材Fの下面中央部を吸着し保持する。
【0025】そして、図8に示すように、保持手段4で
外皮材Fの周縁部を押え保持した状態で、外皮材Fの下
面中央部を外皮材形成手段3で吸着保持したまま、外皮
材形成手段3を下降させ、外皮材形成手段3の形成部材
31を第二シャッタ2の開口部から退出させることによっ
て外皮材Fの中央部を窪ませて外皮材Fを椀状に形成す
る。このとき、外皮材F上に予め供給されている内材G
は、外皮材の椀状形成に伴って外皮材の中央部と共に下
降し、椀状の外皮材の底部に配置される。この後、図9
に示すように、保持手段4を上昇させて押え部材43を外
皮材Fの周縁部から離す。
【0026】次に、第一シャッタ工程として、図9及び
図10に示すように、第一シャッタ1を閉動作させること
によって第二シャッタ2のシャッタ片20上に位置する外
皮材Fの周縁部を内材Gを包むように集める。このよう
に本実施形態では、複数のシャッタ片10・10…が外側か
ら中央へ向かって水平に移動して外皮材Fの周縁部を内
材Gに沿って中央に集めることができるので、外皮材F
と内材Gとの間の空気を逃がしながら外皮材Fで内材G
を包んでゆくことができる。
【0027】そして、第二シャッタ工程として、図11及
び図12に示すように、第一シャッタ1を閉じた状態で、
第二シャッタ2を閉動作させることによって、集めた外
皮材Fの周縁部を確実に封着して外皮材Fで内材Gを包
み込んだ成形品Hを得るのである。なお、外皮材Fの周
縁部を第二シャッタ2で封着するとき、外皮材形成手段
3を適宜に上下動させて第二シャッタ2との間隔を調整
することにより成形品Hの形状を積極的に整形すること
も可能である。
【0028】その後、図13に示すように、成形品Hを吸
着保持させたまま、外皮材形成手段3の形成部材31の先
端を上向きから下向きに反転させ、通気孔30・30…から
噴気することによって成形品Hを形成部材31から離し、
コンベヤ5上に戴置してベルト搬送する。
【0029】このように本実施形態によれば、まず、第
一シャッタ1が外皮材Fの周縁部(図10(b)の符号A
参照)を集め、次いで下方の第二シャッタ2が、集めた
部分(図10(b)の符号A参照)とは異なる外皮材Fの
周辺部分(図10(b)の符号B参照)を更に集めて封着
するので、例えば、椀状形成した段階で、外皮材Fの周
縁部の生地量が少なかったり、ばらついたりしていて
も、第一シャッタ1により外皮材を集めて、さらに第二
シャッタ2により集めることで封着に必要な生地量が確
保されるため、外皮材の周縁部を確実に封着することが
でき、内材が露出することもない。同様に、外皮材の形
状のばらつき及び位置ずれがあったとしても、上述のよ
うに第一シャッタ1及び第二シャッタ2の2つの閉動作
により外皮材を集めるので、より確実に封着動作を行う
ことができる。
【0030】また、図11(b)に示すように、外皮材F
の周縁部を第二シャッタ2で封着するとき、第一シャッ
タ1が閉じた状態であれば、封着時に外皮材Fが第二シ
ャッタ2の上方へはみ出すこともなく、外皮材のロスな
く綺麗に包み込み成形することができる。
【0031】また、本実施形態によれば、シャッタ開口
部に進入させた外皮材形成手段3でシート状の外皮材の
中央部を保持し、この外皮材形成手段3をシャッタ開口
部から退出させることによって外皮材を椀状に形成する
ので、ほとんど外皮材にダメージを加えることなく椀状
形成することができ、高品質な成形品を得ることができ
る。しかも、この外皮材形成手段3と外皮材F上の内材
Gとを接触させることなく椀状形成できるので、外皮材
形成手段3に内材Gが付着して衛生面上の問題を生じる
おそれもない。
【0032】また、本実施形態のように、外皮材形成手
段3の形成部材31で外皮材の中央部を吸着することによ
って保持し、この形成部材31からの噴気によって成形品
をリリースするようにすれば、成形品を確実かつ迅速に
コンベヤ5へ移戴することができる。
【0033】さらに、図14及び図15に示すように、第一
シャッタ1と第二シャッタ2との間に外皮材Fを受ける
受け部材として薄板6を挟み、この薄板6に図16の平面
図に示すような開口部60を設けておけば、この薄板6と
保持手段4の押え部材43とによって外皮材Fを確実に押
え保持できると共に、開口部60に進入させた外皮材形成
手段3の形成部材31で外皮材Fを吸着保持し、この形成
部材31を開口部60から退出させることによって、この薄
板6に開口部60を利用して外皮材を椀状形成することが
できる。
【0034】[第二実施形態]図17に示す第二実施形態
の食品成形装置は、外皮材の縁部をシャッタ上に保持す
る保持手段を省いて装置構成の簡素化と食品成形工程の
簡略化を図った点に特徴があり、他の構成は上述した第
一実施形態と同様であり、第一実施形態と同一符号を付
してその説明を省略する。以下、この第二実施形態装置
による食品成形工程について図18〜図24を参照しながら
説明する。
【0035】まず、図18に示すように、第一シャッタ1
及び第二シャッタ2を開口させた状態で、第一シャッタ
1のシャッタ片10上にシート状の外皮材Fを戴置する。
この外皮材上には予め内材Gが供給されている。なお、
ここでは、第一シャッタ1を外皮材Fが落下しない程度
に開口させた状態で外皮材Fを供給しているが、第一シ
ャッタ1を閉じた状態で外皮材Fを供給するようにして
も良く、また、第一シャッタ1及び第二シャッタ2を開
口させた状態で、次述する外皮材形成手段3の形成部材
31を予め上昇させておいてから、第一シャッタ1のシャ
ッタ片10及びこの形成部材31上に外皮材Fを戴置するよ
うにしても良い。これらのことによってより安定的に外
皮材Fを載置することができる。
【0036】次に、図19に示すように、形成部材31の通
気孔30で吸気しながら、外皮材形成手段3を上昇させ、
形成部材31を第一シャッタ1及び第二シャッタ2の開口
部に進入させることにより第一シャッタ1のシャッタ片
10上の外皮材Fの下面中央部を吸着し保持する。そし
て、図20に示すように、外皮材Fの中央部を吸着保持し
たまま、外皮材形成手段3を下降させ、外皮材形成手段
3の形成部材31を第二シャッタ2の開口部から退出させ
ることによって外皮材Fの中央部を窪ませて外皮材Fを
椀状に形成する。このとき、外皮材F上に予め供給され
ている内材Gは、外皮材の椀状形成に伴って外皮材の中
央部と共に下降し、椀状の外皮材の底部に配置される。
【0037】そして、上述した第一実施形態と同様、第
一シャッタ工程として、図21に示すように、第一シャッ
タ1を閉動作させることによって内材Gを包むように外
皮材Fの周縁部を集め、そして、第二シャッタ工程とし
て、図22及び図23に示すように第一シャッタ1を閉じた
状態で、第二シャッタ2を閉動作させることによって集
めた外皮材Fの周縁部を確実に封着して外皮材Fで内材
Gを包み込んだ成形品Hを得、その後、図24に示すよう
に成形品Hを吸着保持させたまま、外皮材形成手段3の
形成部材31の先端を上向きから下向きに反転させ、通気
孔30・30…から噴気することによって成形品Hを形成部
材31から離し、コンベヤ5上に戴置してベルト搬送す
る。
【0038】なお、本実施形態では、第一シャッタ1の
シャッタ片10上にシート状の外皮材Fを戴置し、第一シ
ャッタ1及び第二シャッタ2の開口部に進入させた外皮
材形成手段3で外皮材Fを吸着保持し、シャッタ開口部
から退出させることによって外皮材を椀状に形成してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、外皮材
Fを第二シャッタ2のシャッタ片20上に戴置し、この外
皮材Fの縁部を第二シャッタ2上で保持することなく、
第二シャッタ2の開口部に進入させた外皮材形成手段3
で外皮材Fを吸着保持し、シャッタ開口部から退出させ
ることによって外皮材を椀状形成するようにしてもよ
い。このように外皮材Fを第二シャッタ2上に戴置する
ようにすれば、上述した第一実施形態と同様に、外皮材
Fが所定位置に収まるように第一シャッタ1のシャッタ
片10を揺動させて外皮材Fの位置調整を行なうことがで
きる。
【0039】また、上記実施形態では、外皮材形成手段
3を下降させて外皮材Fを椀状に形成した後に、第一シ
ャッタ1を閉動作させて第一シャッタ工程を行っている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、外皮材形
成手段3が下降している途中で、第一シャッタ工程を開
始させるようにしても良い。このようにすれば、内材G
を基準にして見たときに、第一シャッタ1のシャッタ片
10が相対的に上昇しながら閉動作することになるので、
シャッタ片10を内材Gに沿って移動させることが可能と
なり、外皮材の椀状形成作用と外皮材周縁部の集め作用
とを連続的に行なうことができ、よりスムーズに内材G
を包んでゆくことができる。
【0040】以上のように、本実施形態においては、外
皮材をシャッタ片上に保持する保持手段を設けていない
ので、その分装置を簡素化することができ、また、工程
の簡略化及びスピード向上を図ることができる。
【0041】そして、本実施形態においても、第一実施
形態と同様に、第一シャッタ1及び第二シャッタ2の2
つの閉動作で外皮材Fの周縁部を集めるので、より確実
に封着動作を行うことができる。また、図22に示すよう
に、外皮材Fの周縁部を第二シャッタ2で封着すると
き、第一シャッタ1が閉じた状態であれば、封着時に外
皮材Fが第二シャッタ2の上方へはみ出すこともなく、
外皮材のロスなく綺麗に包み込み成形することができ
る。また、シャッタ開口部に進入させた外皮材形成手段
3でシート状の外皮材の中央部を保持し、この外皮材形
成手段3をシャッタ開口部から退出させることにより外
皮材を椀状に形成するので、ほとんど外皮材にダメージ
を加えることなく椀状形成することができ、高品質な成
形品を得ることができる。
【0042】本発明に係る食品成形方法とその装置は、
これら実施形態に限定されるものではなく「特許請求の
範囲」の記載内において種々の設計変更が可能である。
【0043】例えば、上記実施形態では、第一シャッタ
1及び第二シャッタ2として、4枚のシャッタ片を用い
ているが、外皮材を集めることが可能であれば、シャッ
タ片の枚数は特に限定されることはなく、第一シャッタ
1及び第二シャッタ2でシャッタ片の枚数が異なっても
よく、また、第一シャッタ1及び第二シャッタ2のシャ
ッタ片の揺動軸の位置が異なってもよい。シャッタ駆動
手段については、駆動軸を中心に各シャッタ片が往復揺
動することによって開閉動作する駆動機構を採用してい
るが、本発明は勿論これに限定されるものではなく、例
えば、図25に示すように、各シャッタ片101が互いに
矢印方向へスライド直線移動することで開閉動作する駆
動機構や、図26に示すように、各シャッタ片102が作
用ピン103の矢印方向への回転運動に応じて直線運動
しながら揺動することで開閉動作する駆動機構等、種々
の駆動機構を用いることができる。また、第一シャッタ
1と第二シャッタ2とで異なるシャッタ機構を採用して
も良い。そして、各シャッタ片の形状ついても、こうし
たシャッタ駆動手段に対応して上記実施形態以外にも図
25又は図26に示すような直線状の側辺を有するもの等、
種々の形状を採用することができる。
【0044】また、上記実施形態では、第一シャッタ1
と第二シャッタ2とは隙間の無いように配設されている
が、両者は常に隙間の無いようにする必要はなく、少な
くとも外皮材の周縁部を第二シャッタで封着するとき、
第一シャッタ1と第二シャッタ2との間に隙間がなけれ
ば、外皮材のはみ出しが防止できるから、第一シャッタ
1及び第二シャッタ2の位置関係は上記実施形態に限定
されない。そして、外皮材の性状等によって、外皮材を
封着するときこの隙間に食材が進入するおそれがない場
合には、第一シャッタ1と第二シャッタ2とは必ずしも
隙間無く接触している必要はない。さらに、上記実施形
態では、第一シャッタ1及び第二シャッタ2とも閉じた
状態では平面状態になっているが、外皮材を集めること
が可能であれば、曲面になるような各シャッタ片の形状
にすることもでき、また必ずしも閉じたとき、面が形成
されていなくても良く、種々の設計変更が可能である。
【0045】また、上記実施形態では、第一シャッタ1
を完全に閉じてから第二シャッタ2を閉動作させている
が、第一シャッタ1が完全に閉じる前に第二シャッタ2
の閉動作を開始させるようにしても良く、第一シャッタ
1及び第二シャッタ2の駆動タイミングについても外皮
材の性状等を考慮して種々の変更が可能で、上記実施形
態に限定されることはない。
【0046】また、上記実施形態では、予め外皮材F上
に内材Gを供給しておき、そのまま外皮材Fを椀状に形
成することによって、この椀状形成された外皮材Fの底
部に内材Gを配置しているが、例えば、外皮材Fを椀状
に形成した後、この椀状形成された外皮材Fの底部に内
材Gを供給するようにしても良く、外皮材及び内材の供
給についても上記実施形態に限定されることはない。
【0047】また、上記実施形態では、第一シャッタ1
及び第二シャッタ2は1組だけであるが、図27に示すよ
うに、複数組設けることも可能である。図27では、図2
〜図4に示した第一シャッタ及び第二シャッタを、第一
シャッタ111及び第二シャッタ112、第一シャッタ
113及び第二シャッタ114の2組並列して配設して
いる。2組の隣接するシャッタ片の駆動軸は共通化して
おり、隣接するシャッタ片を1つの駆動軸で揺動させる
ようにしている。上記実施形態で説明した形成部材等の
外皮材形成手段、押え部材等の保持手段等は、配設する
組数に応じて設ければよい。このように複数組の隣接す
るシャッタ片の駆動軸を共通化していけば、3組以上で
も同様に並列配置していくことができ、同時に複数の成
形処理が可能となる。したがって、生産効率が大幅にア
ップするとともに、駆動軸の共通化により装置の構造が
単純化でき、さらにコンパクト化も達成できる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明に係る食
品成形方法とその装置にあっては、まず、第一シャッタ
が外皮材の周縁部を集め、次いで、第二シャッタが更に
外皮材を集めることで、外皮材の周縁部を確実に封着す
ることができるので、外皮材の形状のばらつき又は位置
ずれがある場合や、外皮材の周縁部の生地量が少なかっ
たり、ばらついたりする場合であっても、第一シャッタ
及び第二シャッタが外皮材の周縁部を集めて封着に必要
な生地量が確保されることで、外皮材の周縁部を確実に
封着することができ、内材が露出してしまうこともな
い。
【0049】しかも、シャッタ開口部に相対的に進入さ
せた外皮材形成手段でシート状の外皮材の中央部を保持
し、この外皮材形成手段をシャッタ開口部から相対的に
退出させることによって外皮材の中央部を窪ませて外皮
材を椀状に形成するので、ほとんど外皮材にダメージを
加えることなく椀状形成することができ、高品質な成形
品を得ることができる。さらに、第二シャッタによる外
皮材の封着時に第一シャッタを閉じておけば、外皮材が
第二シャッタの上方へはみ出すこともなく、外皮材のロ
スなく綺麗に包み込み成形することができる。さらに、
2つのシャッタにより包み込み成形を行うため、従来に
比べて機構的にコンパクト化され、食材の搬送経路も大
幅に短縮され、高速で成形処理することが可能となる。
【0050】また、第一シャッタを開口した状態で第二
シャッタのシャッタ片上に外皮材を供給すれば、外皮材
を移動させることなく、供給−形成−成形といった一連
の動作を行うことができ、より確実かつ高速に処理が可
能となる。さらに、第二シャッタのシャッタ片上に外皮
材を供給した後、第一シャッタにより外皮材の位置調整
を行えば、外皮材の形状のばらつき又は位置ずれが予め
修正され、より確実な成形処理を行うことができる。ま
た、外皮材の縁部を第二シャッタのシャッタ片上に保持
することで、外皮材の椀状形成をより確実に行うことが
できる。さらに第一シャッタと第二シャッタとの間に外
皮材を受ける受け部材を設けておけば、外皮材の縁部を
より確実に保持することができる。さらに、外皮材を椀
状に形成する前に、外皮材に内材を配置しておけば、よ
り確実かつ高速に内材を包み込み成形することができ
る。さらに、外皮材を椀状に形成しながら第一シャッタ
工程を行えば、よりスムーズに包み込み成形することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一実施形態の食品成形装置を示
す部分断面正面図である。
【図2】同装置の第一シャッタ及び第二シャッタを示す
概略平面図である。
【図3】同装置の第二シャッタの駆動機構を示す概略平
面図である。
【図4】同装置の第一シャッタの駆動機構を示す概略平
面図である。
【図5】同装置による食品成形工程を説明する概略平面
図と概略側面図である。
【図6】同装置による食品成形工程を説明する概略平面
図と概略側面図である。
【図7】同装置による食品成形工程を説明する概略平面
図と概略側面図である。
【図8】同装置による食品成形工程を説明する概略平面
図と概略側面図である。
【図9】同装置による食品成形工程を説明する概略平面
図と概略側面図である。
【図10】同装置による食品成形工程を説明する概略平
面図と概略側面図である。
【図11】同装置による食品成形工程を説明する概略平
面図と概略側面図である。
【図12】同装置による食品成形工程を説明する概略平
面図と概略側面図である。
【図13】同装置による食品成形工程を説明する概略平
面図と概略側面図である。
【図14】第一実施形態の食品成形装置の変形例を説明
する概略側面図である。
【図15】第一実施形態の食品成形装置の変形例を説明
する概略側面図である。
【図16】第一実施形態の食品成形装置の変形例を説明
する概略平面図である。
【図17】本発明に係る第二実施形態の食品成形装置を
示す部分断面正面図である。
【図18】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図19】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図20】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図21】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図22】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図23】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図24】同装置による食品成形工程を説明する概略側
面図である。
【図25】本発明に係るシャッタに関する変形例を示す
概略平面図である。
【図26】本発明に係るシャッタに関する別の変形例を
示す概略平面図である。
【図27】第一シャッタ及び第二シャッタを複数組備え
たシャッタ機構の変形例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
F 外皮材 G 内材 H 成形品 1 第一シャッタ 10 第一シャッタのシャッタ片 11 駆動軸 12 フランジ 13 リンク 14 モータ 2 第二シャッタ 20 第二シャッタのシャッタ片 21 駆動中空軸 22 フランジ 23 リンク 24 モータ 3 外皮材形成手段 30 通気孔 31 形成部材 32 ステー 33 昇降台 34 ピニオン−ラック機構 35 送りねじ機構 36 モータ 4 保持手段 40 エアシリンダ 41 ステー 42 支持ロッド 43 押え部材 44 コイルばね 45 ホッパ 5 ベルトコンベヤ 6 薄板(受け部材) 60 開口部 101 変形例のシャッタ片 102 変形例のシャッタ片 103 変形例の作用ピン 111 変形例の第一シャッタ 112 変形例の第二シャッタ 113 変形例の第一シャッタ 114 変形例の第二シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B032 DE06 DP23 4B048 PE12 PP01 PS09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外皮材に内材を配置する配置工程と、複
    数のシャッタ片から成る第一シャッタの閉動作により前
    記内材を包むように前記外皮材の周縁部を集める第一シ
    ャッタ工程と、集められた前記外皮材の周縁部を複数の
    シャッタ片から成る第二シャッタの閉動作により封着す
    る第二シャッタ工程とを含む食品成形方法であって、 前記配置工程において、第一シャッタ及び第二シャッタ
    を開口させた状態で、少なくとも第二シャッタの開口部
    に相対的に進入させた外皮材形成手段でシート状の外皮
    材の中央部を保持し、この外皮材形成手段を第二シャッ
    タの開口部から相対的に退出させることによって外皮材
    の中央部を窪ませて外皮材を椀状に形成することを特徴
    とした食品成形方法。
  2. 【請求項2】 前記配置工程において、第一シャッタを
    開口させた状態で、第二シャッタのシャッタ片上にシー
    ト状の外皮材を供給することを特徴とした請求項1記載
    の食品成形方法。
  3. 【請求項3】 前記配置工程において、外皮材の縁部を
    第二シャッタのシャッタ片上に保持することを特徴とし
    た請求項2記載の食品成形方法。
  4. 【請求項4】 前記配置工程において、第一シャッタを
    開口させた状態で、第二シャッタのシャッタ片上に配置
    された受け部材にシート状の外皮材を供給することを特
    徴とした請求項1記載の食品成形方法。
  5. 【請求項5】 前記配置工程において、外皮材の縁部を
    受け部材上に保持することを特徴とした請求項4記載の
    食品成形方法。
  6. 【請求項6】 前記配置工程において、外皮材を椀状に
    形成する前に、第一シャッタを動作させて、外皮材の位
    置を調整することを特徴とした請求項2〜請求項5の何
    れかに記載の食品成形方法。
  7. 【請求項7】 前記配置工程において、第一シャッタの
    シャッタ片上にシート状の外皮材を供給することを特徴
    とした請求項1記載の食品成形方法。
  8. 【請求項8】 前記配置工程において、外皮材を椀状に
    形成する前に外皮材に内材を配置することを特徴とした
    請求項1〜請求項7の何れかに記載の食品成形方法。
  9. 【請求項9】 前記配置工程において、外皮材を椀状に
    形成しながら第一シャッタ工程を開始させることを特徴
    とした請求項1〜請求項8の何れかに記載の食品成形方
    法。
  10. 【請求項10】 複数のシャッタ片から成る第一シャッ
    タと、前記第一シャッタの下方に配設され、かつ、複数
    のシャッタ片から成る第二シャッタと、外皮材に内材を
    配置した状態で、前記第一シャッタの閉動作により内材
    を包むように外皮材の周縁部を集めると共に、集められ
    た外皮材の周縁部を前記第二シャッタの閉動作により封
    着するシャッタ駆動手段とを備えた食品成形装置におい
    て、 前記第二シャッタの下方に、少なくとも第二シャッタの
    開口部に相対的に進入可能で、シート状の外皮材の中央
    部を保持して第二シャッタの開口部から相対的に退出す
    ることによって外皮材の中央部を窪ませて外皮材を椀状
    に形成する外皮材形成手段を備えたことを特徴とする食
    品成形装置。
  11. 【請求項11】 前記第一シャッタと前記第二シャッタ
    との間には、供給された外皮材を受ける受け部材を備え
    たことを特徴とする請求項10記載の食品成形装置。
  12. 【請求項12】 前記外皮材の縁部を保持する保持手段
    を備えたことを特徴とする請求項10または請求項11
    記載の食品成形装置。
  13. 【請求項13】 前記第一シャッタ及び前記第二シャッ
    タを1組として複数組設けたことを特徴とする請求項1
    0〜請求項12の何れかに記載の食品成形装置。
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