JP2002328507A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002328507A
JP2002328507A JP2001132165A JP2001132165A JP2002328507A JP 2002328507 A JP2002328507 A JP 2002328507A JP 2001132165 A JP2001132165 A JP 2001132165A JP 2001132165 A JP2001132165 A JP 2001132165A JP 2002328507 A JP2002328507 A JP 2002328507A
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JP2001132165A
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Yasushi Shimizu
康史 清水
Junichi Kato
淳一 加藤
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Hiroyuki Oba
浩幸 大羽
Masahiro Yoshida
雅弘 吉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体1の帯電手段2として、像担持体1に
接触して、像担持体1の回転方向aに対してカウンター
方向bに回転して帯電を行う帯電部材2−Aを有する帯
電手段を用い、かつクリーナレスシステムとした画像形
成装置において、像担持体1と帯電部材2−Aとの接触
部Cに持ち運ばれる転写残現像剤Tや帯電促進粒子とし
ての導電性粒子Zの過剰や偏り等に起因する帯電不良等
の発生を効果的に防止して、出力画像品質の向上・維持
を図る。 【解決手段】帯電部材2−Aの回転の開始は像担持体1
の回転の開始に対して、同時、若しくは先に行われるこ
と。像担持体1は帯電部材2−Aが1回転する前に回転
を開始すること。帯電部材2−Aの回転の停止は像担持
体1の回転の停止に対して、同時、若しくは後に行われ
ること。像担持体1が停止した後、帯電部材2−Aは1
回転する前に回転を停止すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真感光体
・静電記録誘電体等の像担持体の帯電手段として接触帯
電を用い、またクリーナレスシステムの、電子写真装置
・静電記録装置等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真装置等の画像形成装置にお
いては、像担持体上で静電潜像を形成するために、像担
持体を一様な電位に帯電させるための帯電工程が必要で
あり、その帯電手段としては像担持体に非接触なコロナ
帯電装置等が用いられてきた。しかしながら、コロナ帯
電装置では、オゾンが発生する、帯電装置と像担持体と
の間に10KV程度の高い電圧を印加しなければならな
い等の問題があった。
【0003】これらの問題を解決する帯電手段として、
近年、像担持体に直接接触する帯電部材に電圧を印加す
ることで、像担持体1を一様に帯電させる、いわゆる接
触帯電装置が、提案、実用化されている。
【0004】上記の接触帯電装置の代表的なものは、図
5に示すようなローラ帯電装置2−Xである。ローラ帯
電装置2−Xにおいては、導電性であるベースローラの
表層に中抵抗の層が設けられており、このローラが像担
持体1の回転aに合わせて矢印f方向に従動回転する
(接触部において順回転)。上記ローラと像担持体1の
間には電源S1により所定の電圧が印加されており、こ
れにより上記像担持体1は一様な電位に帯電させられ
る。
【0005】ここで、上記の電圧の印加については、
(1)直流電圧のみを印加する方法、(2)直流電圧に
交流電圧を重畳させた電圧を印加するする方法の2通り
がある。
【0006】(1)の場合では、例えば、像担持体1上
の電位を−600Vにするためには、−1300V程度
の電圧を印加する必要があり、(2)の場合では、直流
電圧を−600V、重畳する交流電圧を1500Vpp
以上として印加することで、同様に、像担持体1上の電
位を−600Vにすることができる。
【0007】この場合における帯電のメカニズムは、い
ずれの場合でも、Paschenの法則に従うものであ
り、図5中の領域Hで示されるような、上記のローラと
像担持体1とが、ある特定の距離において、Pasch
enの法則を満足する領域で、放電現象が起こり、像担
持体1上を帯電させるものである。
【0008】しかしながら、このような接触帯電装置
は、上記の帯電メカニズムからも分かるとおり、初めに
述べたコロナ帯電装置と同じことを微小な空間Hで行っ
ているものであり、オゾン発生はコロナ帯電装置よりは
大幅に抑えられているものの、やはり発生する。このオ
ゾンは、酸化窒素を生成し、像担持体1上に付着した場
合、その抵抗が低いため、帯電不良による画像不良を発
生させる。
【0009】これに対しては、上記のようなオゾンの発
生の問題が無く、また、これに伴い、帯電装置に印加す
る電圧を更に低くできる帯電プロセスが特開平10−3
07455号公報等に提案されている。
【0010】この帯電プロセスにおける特徴は、像担持
体1の表面電位を帯電装置に印加した電圧とほぼ同じ電
位に出来ることであり、これは、放電現象を用いること
なく、帯電部材に接触した像担持体1表面との直接の電
荷のやりとりにより、像担持体1への電荷注入を行うこ
とで可能とするものである。
【0011】図6に上記の注入帯電装置2の要部の模型
図を示す。即ち、表面に導電性粒子Zを付着させた、導
電性のスポンジでできた帯電スポンジローラ(帯電ロー
ラ)2−Aが、像担持体1との接触部Cにおいて像担持
体回転方向aに対してカウンター方向bに回転して、上
記帯電スポンジローラ2−Aのから上記像担持体1に電
荷の注入を行うことにより、上記像担持体1を上記帯電
スポンジローラ2−Aの電位とほぼ同電位に帯電させる
ものである。
【0012】導電性粒子は帯電補助を目的とした導電性
微粒子(帯電促進粒子)である。例えば粒径0.1〜5
μm、体積抵抗値1×1012Ω・cm以下、より好まし
くは1×1010Ω・cm以下の、導電性酸化亜鉛等の金
属酸化物微粒子、その他の導電性無機微粒子、有機物と
の混合物など各種の導電性粒子が使用可能である。
【0013】本システムにおいては、上記帯電スポンジ
ローラ2−Aには電源S1により−600Vの直流電圧
が印加されている。このため、像担持体1上において、
上記帯電スポンジローラ2−A及び上記導電性粒子Zが
接触している部分では、これと同電位になろうとする。
この時、上記帯電スポンジローラ2−A側から、像担持
体1表面のエネルギー障壁を越えて、電荷が像担持体1
に注入されれば、像担持体1は帯電され、このエネルギ
ー障壁を越えられないか、もしくは、上記帯電スポンジ
ローラ2−Aと像担持体1が離れるときに、再び、像担
持体1から、電荷が帯電スポンジローラ2−A側に移動
する場合には、帯電は起こらない。この現象は、像担持
体1の持つ表面のエネルギー障壁や、電荷の保持能力に
よるところが大きい一方で、競争反応として考えた場
合、帯電スポンジローラ2−A側が像担持体1と接触す
る機会の頻度が重要になる。この頻度を上げるために、
本システムでは、帯電スポンジローラ2−A表面に、粒
径の小さい導電性粒子Zを付着させており、像担持体1
と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cにおける注入
サイトを多くし、また上記の帯電スポンジローラ2−A
をカウンター回転として像担持体1との相対速度を上げ
ることにより、像担持体1への時間当たりの注入サイト
の接触回数を増やしている。
【0014】上記のように、像担持体1への電荷の注入
サイトとなる帯電スポンジローラ2−A及び上記導電性
粒子Zを高い確率で像担持体1に接触させることによ
り、像担持体1の表面電位は、帯電スポンジローラ2−
Aに印加した−600Vとほぼ同じ電位となり、また、
ミクロな部分についても、帯電ムラのない均一帯電が可
能になっている。
【0015】図7は、上記のような導電性粒子Zを用い
た注入帯電装置2を像担持体1の帯電手段としている、
クリーナレスシステムの転写式電子写真装置の一例の概
略図である。
【0016】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体であり、矢印aの時計方向に所定の周速度で
回転駆動される。2−Aは帯電スポンジローラであり、
像担持体1に対して所定の押圧力をもって接触させて所
定幅の接触部(帯電ニップ部)Cを形成させてある。こ
の帯電スポンジローラ2の外周面には予め導電性粒子Z
を付着させてある。そしてこの帯電スポンジローラ2が
矢印bの時計方向に回転駆動され、即ち像担持体1との
接触部Cにおいて像担持体1の回転方向aに対してカウ
ンター方向bに回転駆動され、かつ帯電スポンジローラ
2に電源S1から所定の帯電バイアスが印加されること
で、像担持体1の外周面が所定の極性・電位に一様に注
入帯電処理される。
【0017】その像担持体1の一様帯電処理面に対して
不図示の露光手段(レーザービームスキャナ等のデジタ
ル走査露光装置、原稿画像の結像投影装置等)による像
露光Lがなされることにより像担持体1の一様帯電処理
面に露光像パターンに対応した静電潜像が形成される。
【0018】次いで、その静電潜像が非接触のジャンピ
ング現像装置3の現像スリーブ3−aにより現像剤像
(トナー像)として可視化される。S2は現像スリーブ
3−aに対して所定の現像バイアスを印加する電源であ
る。
【0019】次いで、その現像剤像は像担持体1と転写
装置5の転写ローラ5−aとの接触部である転写部にお
いて、該転写部に不図示の給紙部から所定の制御タイミ
ングにて給紙された記録材である転写紙Pに転写され
る。S3は転写装置5に対して所定の転写バイアスを印
加する電源である。
【0020】転写部で現像剤像の転写を受けて、像担持
体1から分離されて記録材Pは不図示の定着装置に導入
されて像定着を受け、画像形成物(プリント、コピー)
として排紙される。
【0021】また記録材分離後の像担持体1面の転写残
現像剤は引き続く像担持体1の回転により帯電部を経由
して現像部に持ち運ばれて、現像装置3により現像同時
クリーニングにより回収される。
【0022】ここで、上記システムにおける、帯電スポ
ンジローラ2−A上での導電性粒子Zの保持力はそれほ
ど強くないため、帯電スポンジローラ2−Aに安定して
供給するシステムが必要となる。本システムでは、上記
導電性粒子Zを現像装置3の現像容器3−d中に現像剤
Tと共に混合しており、導電性粒子Zは非接触のジャン
ピング現像装置3により像担持体1を介して帯電スポン
ジローラ2−Aに供給される。
【0023】上記非接触のジャンピング現像装置3で
は、現像剤Tの像担持体1への現像を行う際に、上記導
電性粒子Zの供給も行う。導電性粒子Zはその帯電極性
を現像剤Tと逆極性のものを選ぶことで、転写ローラ5
−aにより転写紙Pに転写されることなく像担持体1上
に残り、これが像担持体1の回転方向aに対してカウン
ター方向bに回転するスポンジローラ2−A上で回収さ
れる。
【0024】また、本システムでは、上記プロセスを達
成するため、転写工程と上記帯電工程との間に、現像剤
Tを回収するためのクリーニング工程は設けない、クリ
ーナレスシステムを実施していることが大きな特徴とな
っている。図5で述べたような従来系の接触帯電装置等
で本例のクリーナレスシステムを実施しようとした場合
には、上記転写工程後に転写残の現像剤Tが次の像形成
にそのまま現れて画像不良を発生させてしまうが、本例
では弾性体である上記帯電スポンジローラ2−Aが像担
持体1に対してカウンター方向に回転しているため、上
記転写残の現像剤Tを掻き取り、通常、次の画像に影響
を与えることはない。また、この時、上記帯電スポンジ
ローラ2−Aに付着した現像剤Tの多くは比較的早い段
階で像担持体1に排出され、その後、現像工程が行われ
ている領域を通過する際に現像装置3に回収されること
になる。従って、クリーナレスの電子写真プロセスをも
実現することが可能となる。
【0025】更に、クリーナレスシステムを実現する上
で、上記帯電スボンジローラ2−Aのカウンター回転の
効果を、図8及び図9を用いて詳細に述べる。ここで、
仮に、帯電スポンジローラ2−Aが順回転した場合
(a)では、像担持体1上の現像剤Tは上記の接触部C
の通過時にいくらか帯電スポンジローラ2−Aに付着し
てその量は減るものの、それ以前に形成されていた画像
パターンがそのまま残っているため、特に、画像不良と
して認識されやすい。また、仮に、帯電スポンジローラ
2−Aが回転しない場合(b)では、図8に示すよう
に、上記の接触部Cの入り口部J部に上記の現像剤Tが
溜まっていくが、ある量を超えると、上記接触部Cの中
に現像剤Tは入り込んでいくため、帯電性能を落として
いってしまう。
【0026】一方、カウンター回転の場合では、図9に
示すように、転写工程において像担持体1上に残った現
像剤Tを掻き取るものであり、これにより、上記帯電ス
ポンジローラ2−Aとの接触部Cを通過した後の像担持
体1上には通過前に付着していた現像剤Tは存在しな
い。また、掻き取られた現像剤Tは、そのまま、帯電ス
ポンジローラ2−Aに付着するのではなく、上記の接触
部Cの入り口部J部で一旦留まる。
【0027】ここでの現像剤の挙動は、図中矢印jに示
すように、像担持体1表面の搬送力と、帯電スポンジロ
ーラ2−A表面の搬送力とにより、小さな循環をしなが
ら、帯電スポンジローラ2−A上に付着、搬送されるた
め、帯電スポンジローラ2−A上に上記の画像パターン
がそのまま残ることはない。
【0028】上記J部の現像剤Tは、黒画像後で転写残
の現像剤Tが多く、一斉にJ部に現像剤Tがきた場合
や、上記J部での潜像電位が変化した場合などで、帯電
スポンジローラ2−A上に移動する量は異なるが、通常
の使用では、一度に、多くの現像剤Tが帯電スポンジロ
ーラ2−Aに移動することはないため、これらが帯電不
良の原因になったり、また、帯電スポンジローラ2−A
から像担持体1へ移動する現像剤Tで画像不良が発生す
ることはない。
【0029】なお、上記の現像剤Tは転写工程によりプ
ラスに帯電しているものが多いが、上言J部における摩
擦帯電や、帯電工程でのマイナスのバイアス印加などの
影響を受けるために、比較的早い時間でマイナスに帯電
する。
【0030】その後、上記現像剤Tの多くは上記帯電ス
ポンジローラ2−A上で搬送されるが、図中矢印kに示
すように、像担持体1と帯電スポンジローラ2−Aとの
接触部Cの出口部Kにおいて像担持体1上に移動する。
これは、すでに述べたように、帯電スポンジローラ2−
A上の現像剤Tがマイナスに帯電しており、また、上記
K部における像担持体1表面と、帯電スポンジローラ2
−Aの電位を比較した場合、僅かでも、帯電スポンジロ
ーラ2−Aの方がマイナスの電位になっているためであ
る。
【0031】像担持体1と帯電スポンジローラ2−Aと
の接触部Cに入り込む前に上記像担持体1上に移動した
現像剤Tは、上記像担持体1の搬送力により上記接触部
Cとは反対方向である現像装置方向に搬送される。この
ため、多くの現像剤Tは上記接触部Cに入り込むことは
無く、帯電性能を悪化させることはない。
【0032】更に、導電性粒子Zの挙動と比べた場合に
おいても、帯電極性はもちろんのこと、その粒径から考
えても、上記の接触部Cには、現像剤Tは入って行きに
くく、上記導電性粒子Zだけがこの部分に存在しやすく
なるため、良好な帯電性能が得られるものである。
【0033】
【発明が解決しようとしている課題】(I)しかしなが
ら、上記注入帯電装置2を用いた画像形成プロセスを実
施する上で、画像形成工程のスタート時に注目すると、
帯電スポンジローラ2−Aの回転のスタートより、像担
持体1の回転のスタートを早く実行した場合において
は、上記従来例で述べた、帯電スポンジローラ2−Aが
回転しない場合(b)と同じ状態になる。この場合、通
常使用時においては、初期からのスタートで、像担持体
1上に転写残の現像剤Tが存在することはないが、画像
形成後に行われる、転写装置5である転写ローラ5−a
のクリーニング工程を実行する際に、転写ローラ5−a
から像担持体1上に吐き出された現像剤Tが、像担持体
1上に多くある場合や、転写紙Pの紙詰まり等の画像形
成装置のジャムが発生し、多量の現像剤Tが像担持体1
上に残った場合では、従来例で述べたように、上記の接
触部Cの入り口部Jに多くの現像剤Tが溜まることにな
る。この場合、上記の場合(b)で問題になった一時的
な帯電性の低下が起こるだけでなく、上記の像担持体1
と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cでは、帯電ス
ポンジローラ2−Aへの現像剤Tの埋め込みなども起来
ているため、この部分だけは、現像剤Tが帯電スポンジ
ローラ2−Aから離れにくく、部分的な帯電不良が続く
という問題があった。また、その後、帯電スポンジロー
ラ2−Aの回転が回転し始めると、上記J部にあった現
像剤Tが、一斉に、帯電スポンジローラ2−A上で搬送
されるため、その部分から帯電スポンジローラ2−A上
での抵抗変化が起こり、帯電電位が変化することによる
帯電ムラが発生したり、また、多量の現像剤Tが像担持
体1上に供給されるため、それが画像不良になる場合が
あった。
【0034】また、スタート時に、像担持体1上や、上
記J部に、現像剤Tがほとんど存在しない場合でも、こ
れらの場所に、帯電性能を上げるための上記導電性粒子
Zが多くある場合では、上記J部に多量の導電性粒子Z
が集まることになり、粒径の小さい導電性粒子Zは像担
持体1の回転による搬送力で帯電スポンジローラ2−A
表面に埋め込まれていく。そして、その後の帯電スポン
ジローラ2−Aの回転に伴い、上記J部において、多く
の導電性粒子Zが供給された部分のみが、帯電スポンジ
ローラ2−A上において、抵抗の低い、帯電性能の高い
部分となるため、これが帯状に潜像電位の高い部分を作
り出してしまい、画像上に不均一のムラを発生させる場
合があった。
【0035】また、上記の問題を解決するためには、画
像形成工程後の、上記J部の現像剤Tや導電性粒子Zの
量を常に安定した状態でスタート状態を迎えればよいた
め、上記画像形成工程や、転写ローラ5−aのクリーニ
ング工程を実行せず、帯電工程を実行しながら、現像工
程での現像剤Tの回収を行う工程を続ければよいが、こ
の場合、画像形成後に行われる後回転工程に長い時間を
かけなければならないという問題があった。
【0036】また、上記帯電スポンジローラ2−Aは弾
性体であるため、長期間、上記画像形成装置を動作させ
ない場合では、像担持体1との接触部Cで帯電スポンジ
ローラ2−Aの変形が起こりやすい。通常の使用状態で
は、この形状変化に伴う帯電状態の変化は画像に現れる
ほどのものではないが、この変形部で、上記の帯電不良
が発生しやすい状態が重なるため、更に、帯電不良が発
生しやすくなるという問題があった。
【0037】また、前回画像形成工程の後工程終了後に
おいて、上記のJ部に、比較的多量の現像剤Tがある場
合などでは、図10に示すように像担持体1が回転する
前に、帯電スポンジローラ2−Aが回転してほぼ1周す
ると、上記のK部に多量の現像剤T溜まることになる
が、その後も、そのまま帯電スボンジローラ2−Aのみ
が回転を続けると、上記のK部の現像剤Tは帯電スポン
ジローラ2−Aの搬送力により像担持体1と帯電スポン
ジローラ2−Aとの接触部Cに入り込むことになり、帯
電不良が発生しやすくなるという問題があった。
【0038】また、帯電工程を、図11に示すような、
導電性のブラシローラ2−Bを用いて、従来例のローラ
帯電装置の(1)で述べたように、直流電圧を印加する
方式で行う場合には、導電性ブラシローラ2−Bが回転
しない状態で、像担持体1が回転すると、これまでに述
べたように、像担持体1とブラシローラ2−Bとの接触
部Cに多量の現像剤Tが運ばれる場合があり、この時、
上記ブラシローラ2−Bの上記接触部Cの内部に現像剤
が入り込む。この現像剤はブラシ内部から離脱しにくい
上、外部から供給される導電性粒子のようなものもない
ため、上記ブラシローラにおけるこの部分の抵抗は、ブ
ラシローラが回転した後でも、他の部分に比べて高い状
態が続き、帯電ムラとして、画像不良になるという問題
があった。
【0039】本発明はこのような現状に対処すべくなさ
れたものであって、第1の目的は、像担持体上に形成さ
れた現像剤による像を記録材(転写紙)へ転写する際像
担持体上に残った現像剤を回収するための手段を持たな
い、いわゆる、クリーナレスシステムの画像形成装置に
おいて、帯電工程が上記像担持体に接触しながらカウン
ター方向に回転する帯電部材により行われる場合、画像
形成等のための、像担持体の回転の開始の際に、上記帯
電部材の回転を、上記像担持体の回転の開始に対して、
同時、もしくは、先に行うことにより、像担持体上に比
較的多量の現像剤が存在する状態から上記像担持体の回
転を開始した場合でも、上記帯電部材に局所的に現像剤
等が付着して帯電の均一性が損なわれることを防ぐこと
にある。
【0040】第2の目的は、上記の帯電部材を、上記現
像剤と共に現像装置により供給された導電性粒子を表面
に付着させた弾性ローラとする場合において、像担持体
上に多量の導電性粒子が存在する状態から上記像担持体
の回転を開始した場合でも、上記弾性ローラの回転を、
上記像担持体の回転の開始に対して、同時、もしくは、
先に行うことにより、上記導電性粒子が上記弾性ローラ
に局所的に付着して帯電の均一性が損なわれることを防
ぐことにある。
【0041】第3の目的は、上記弾性ローラが、上記像
担持体の回転の開始より、先に回転した場合、上記像担
持体の回転の開始を上記弾性ローラが1回転し終わる前
に行うことにより、上記弾性ローラ上に比較的多量の現
像剤が存在する状態で上記弾性ローラの回転を開始した
場合でも、上記弾性ローラ表面に局所的に現像剤が埋め
込まれて帯電の均一性が損なわれることを防ぐことにあ
る。
【0042】第4の目的は、上記の帯電部材に表層に導
電性ブラシを有するブラシローラを用いて、上記帯電工
程を上記ブラシローラに直流電圧を印加することにより
行う場合において、像担持体上に多量の現像剤が存在す
る状態から上記像担持体の回転を開始した場合でも、上
記ブラシローラの回転を上記像担持体の回転の開始に対
して、同時、もしくは、先に行うことにより、、上記現
像剤が上記ブラシローラの内部に局所的に付着して帯電
の均一性が損なわれることを防ぐことにある。
【0043】(II)また、上記注入帯電装置2を用いた
画像形成プロセスを実施する上で、画像形成工程の終了
時に注目すると、像担持体1の回転の停止より、帯電ス
ポンジローラ2−Aの回転の停止を早く実行した場合に
おいては、上記従来例で述べた、帯電スポンジローラ2
−Aが回転しない場合(b)と同じ状態になる。この場
合、一連の画像形成後に行われる、転写装置5である転
写ローラ5−aのクリーニング工程を実行する際に、転
写ローラ5−aから像担持体1上に吐き出された現像剤
Tが像担持体1上に多くある場合では、従来例で述べた
ように、上記の接触部Cの入り口部Jに多くの現像剤T
が溜まることになる。
【0044】また、転写紙Pの紙詰まり等の画像形成装
置のジャムが発生した場合では、通常、復帰のための前
処理を行うためシークエンスが実行され、この際、像担
持体上に残った多量の現像剤Tを除去するクリーニング
シークエンスも同時に実行される。しかしながら、この
場合でも、短い時間の間に、通常の状態まで、像担持体
1上にある現像剤Tを除去することは難しく、画像不良
にはならないレベルであっても、通常に比べて、多くの
現像剤Tがある場合が多い。
【0045】従って、ここでも、像担持体1の回転の停
止より、帯電スポンジローラ2−Aの回転の停止を早く
実行した場合においては、上記と同様の状態になる。
【0046】この場合、上記の像担持体1と帯電スポン
ジローラ2−Aとの接触部Cでは、帯電スポンジローラ
2−Aへの現像剤Tの埋め込みなども起きているため、
この部分だけは、現像剤Tが帯電スポンジローラ2−A
から離れにくく、その後の像形成工程実行する際に、こ
の部分の部分的な帯電不良が発生するという問題があっ
た。
【0047】また、上記の状態から像担持体1の回転が
開始すると、図12に示すように、回転を開始したと
き、上記J部にあった部分に多く現像剤が付着するた
め、この部分で、帯電電位が変化することによる帯電ム
ラが発生したり、また、一斉に多量の現像剤Tが像担持
体1上に供給されるため、それが画像不良になる場合が
あった。
【0048】また、像担持体1上や、上記J部に、現像
剤Tがほとんど存在しない場合でも、これらの場所に帯
電性能を上げるための上記導電性粒子Zが多くある場合
では、上記J部に多量の導電性粒子Zが集まることにな
り、粒径の小さい導電性粒子Zは像担持体1の回転によ
る搬送力で帯電スポンジローラ2−A表面に埋め込まれ
ていく。そして、その後の帯電スポンジローラ2−Aの
回転に伴い、上記J部において、多くの導電性粒子Zが
供給された部分のみが、帯電スポンジローラ2−A上に
おいて、抵抗の低い、帯電性能の高い部分となるため、
これが帯状に潜像電位の高い部分を作り出してしまい、
画像上に不均一のムラを発生させる場合があった。
【0049】また、帯電部材として上記のような弾性体
を使用する場合においては、図13に示すように、一般
に、像担持体1が回転している場合である図13の
(a)と、停止している場合である図13の(b)とで
は、帯電スポンジローラ2−Aの変形や当接圧に変化が
あり、一般には、停止している場合の方が上記接触部C
の面積は広い。このため、回転中には上記J部であって
も、停止後には接触部Cになる部分がある。
【0050】従って、上記J部に多量の現像剤Tや導電
性粒子Zが送り込まれ、その部分が後に像担持体1と帯
電スポンジローラ2−Aの接触部Cになると、これらの
粒子が、上記帯電スポンジローラ2−Aに埋め込まれる
ことになる。そして、更に、この状態での放置期間が長
くなった場合には、ここでの接触圧は高くなり、埋め込
まれて、より排出されにくくなり、上記のような帯電ム
ラを発生させる場合があった。
【0051】更に、高温度環境などでの長期放置では、
抵抗の低い導電性粒子が上記接触部Cに多量にある場
合、像担持体1上に電荷のメモリ効果を残し、この部分
のみ像担持体1の感度が変わり、画像不良が発生すると
いう問題があった。
【0052】また、上記帯電スポンジローラ2−Aは弾
性体であるため、長期間、上記画像形成装置をしない場
合では、像担持体1との接触部Cで帯電スポンジローラ
2−Aの変形が起こりやすい。通常の使用状態では、こ
の形状変化に伴う帯電状態の変化は画像に現れるほどの
物ではないが、この変形部で上記の帯電不良が発生しや
すい伏態が重なるため、更に、帯電不良が発生しやすく
なるという問題があった。
【0053】また、上記の問題を解決するためには、画
像形成工程後の上記J部の現像剤Tや導電性粒子Zの量
を常に安定した状態で一連の画像形成工程を終了すれば
よいため、上記画像形成工程後において、転写ローラ5
−aのクリーニング工程をした後、更に、帯電工程を実
行しながら、現像工程での現像剤Tの回収を行う工程を
十分に行えば続ければよいが、この場合、上記の後回転
工程に長い時間をかけなければならないという問題があ
った。
【0054】また、帯電スポンジローラ2−Aに比べ
て、像担持体1の停止を先に行う場合で、上記のJ部に
比較的多量の現像剤Tがある場合などでは、前述の図1
0に示すように、像担持体1の停止後、帯電スポンジロ
ーラ2−Aがほぼ1回転すると、上記のK部に多量の現
像剤T溜まることになるが、その後も、そのまま、帯電
スポンジローラ2−Aのみが回転を続けると、上記のK
部の現像剤Tは帯電スポンジローラ2−Aの搬送力によ
り、像担持体1と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部
Cに入り込むことになり、帯電不良が発生しやすくなる
という問題があった。
【0055】また、帯電工程を、前述図11に示すよう
な、導電性のブラシローラ2−Bを用いて、従来例のロ
ーラ帯電装置の(1)で述べたように、直流電圧を印加
する方式で行う場合には、導電性ブラシローラ2−Bが
停止した状態で、像担持体1が回転し続けると、これま
でに述べたように、像担持体1とブラシローラ2−Bと
の接触部Cに多量の現像剤Tが運ばれる場合があり、こ
の時、上記ブラシローラ2−Bの上記接触部Cの内部
に、現像剤が入り込む。この現像剤は、ブラシ内部から
離脱しにくい上、外部から供給される導電性粒子のよう
なものもないため、上記ブラシローラにおけるこの部分
の抵抗は、ブラシローラが回転した後でも、他の部分に
比べて高い状態が続き、帯電ムラとして、画像不良にな
るという問題があった。
【0056】本発明はこのような現状に対処すべくなさ
れたものであって、第5の目的は、像担持体上に形成さ
れた現像剤による像を記録材へ転写する際像担持体上に
残った現像剤を回収するための手段を持たない、いわゆ
る、クリーナレスシステムの画像形成装置において、帯
電工程が上記像担持体に接触しながらカウンター方向に
回転する帯電部材により行われる場合、画像形成等のた
めの、像担持体の回転の停止の際に、上記帯電部材の回
転を、上記像担持体の回転の停止に対して、同時、もし
くは、後に行うことにより、像担持体上の停止時に上記
帯電部材に局所的に現像剤等が付着して帯電の均一性が
損なわれることを防ぐことにある。
【0057】第6の目的は、上記の帯電部材を、上記現
像剤と共に現像装置により供給された導電性粒子を表面
に付着させた弾性ローラとする場合において、像担持体
上の回転の停止の際、上記弾性ローラの回転を、上記像
担持体の回転の停止に対して、同時、もしくは、後に行
うことにより、上記導電性粒子が上記弾性ローラに局所
的に付着して帯電の均一性が損なわれることを防ぐこと
にある。
【0058】第7の目的は、上記像担持体が停止した
後、上記弾性ローラを1回転する前に停止することによ
り、上記弾性ローラ上に比較的多量の現像剤が存在する
状態で上記像担持体を先に停止した場合でも、上記弾性
ローラ表面に局所的に現像剤が埋め込まれて帯電の均一
性が損なわれることを防ぐことにある。
【0059】第8の目的は、上記の帯電部材に表層に導
電性ブラシを有するブラシローラを用いて、上記帯電工
程を、上記ブラシローラに直流電圧を印加することによ
り行う場合において、像担持体上の回転の停止の際、上
記弾性ローラの回転を、上記像担持停の回転の停止に対
して、同時、もしくは、後に行うことにより、上記現像
剤が上記ブラシローラの内部に局所的に付着して帯電の
均一性が損なわれることを防ぐことにある。
【0060】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るため、第1の発明は、像担持体上に形成された現像剤
による像を記録材へ転写する際、像担持体上に残った現
像剤を回収するための手段を持たない、いわゆる、クリ
ーナレスシステムの画像形成装置において、帯電工程が
上記像担持体に接触しながらカウンター方向に回転する
帯電部材により行われる場合、画像形成等のための、像
担持体の回転の開始の際に、上記帯電部材の回転を、上
記像担持体の回転の開始に対して、同時、もしくは、先
に行うことを特徴とする。
【0061】これにより、現像剤で汚れた転写ローラの
クリーニング工程を行った後や、記録材の紙詰まり等が
原因でジャムが発生し、現像剤が完全に転写されなかっ
た場合などで、像担持体上に比較的多量の現像剤が存在
する状態から上記像担持体の回転を開始した場合でも、
上記帯電部材に、局所的に、現像剤等が付着して帯電の
均一性が損なわれることを防ぐことが可能になる。
【0062】(2)上記目的を達成するため、第2の発
明は、上記の帯電部材として弾性ローラを用いて、上記
帯電工程を、上記現像剤と共に現像装置により供給され
た導電性粒子を上記弾性ローラ表面に担持させながら行
う場合において、画像形成等のための、像担持体の回転
の開始の際に、上記帯電部材の回転を、上記像担持体の
回転の開始に対して、同時、もしくは、先に行うことを
特徴とする。
【0063】これにより、印字率の低い画像をとり続け
た場合などで像担持体上に多量の導電性粒子がある場合
でも、上記導電性粒子が上記弾性ローラに局所的に付着
して、帯電の均一性が損なわれることを防ぐことが可能
になる。
【0064】(3)上記目的を達成するため、第3の発
明は、上記弾性ローラが上記像担持体の回転の開始より
先に回転した場合において、上記像担持体の回転の開始
を上記弾性ローラが1回転し終わる前に行うことを特徴
とする。
【0065】これにより、上記の転写ローラのクリーニ
ング工程を行った後や、ジャム処理を行った後で、上記
弾性ローラ上から十分に像担持体上に現像剤を転移させ
きれずに、上記弾性ローラ上に比較的多量の現像剤が存
在する状態で上記弾性ローラの回転を開始した場合で
も、上記弾性ローラ表面に局所的に現像剤が埋め込まれ
て帯電の均一性が損なわれることを防ぐことが可能にな
る。
【0066】(4)上記目的を達成するため、第4の発
明は、上記の帯電部材に表層に導電性ブラシを有するブ
ラシローラを用いて、上記帯電工程を上記ブラシローラ
に直流電圧を印加することにより行う場合において、画
像形成等のための、像担持体の回転の開始の際に、上記
ブラシローラの回転を、上記像担持体の回転の開始に対
して、同時、もしくは、先に行うことを特徴とする。
【0067】これにより、上記の転写ローラのクリーニ
ング工程を行った後や、記録材の紙詰まり等が原因でジ
ャムが発生し、現像剤が完全に転写されなかった場合な
どで、像担持体上に多量の現像剤が存在する状態から、
上記像担持体の回転を開始した場合でも、上記ブラシロ
ーラの内部に局所的に付着して帯電の均一性が損なわれ
ることを防ぐことが可能になる。
【0068】(5)上記目的を達成するため、第5の発
明は、像担持体上に形成された現像剤による像を記録材
へ転写する際像担持体上に残った現像剤を回収するため
の手段を持たない、いわゆる、クリーナレスシステムの
画像形成装置において、帯電工程が、上記像担持体に接
触しながらカウンター方向に回転する帯電部材により行
われる場合、画像形成等のための、像担持体の回転の停
止の際に、上記帯電部材の回転を、上記像担持体の回転
の停止に対して、同時、もしくは、後に行うことを特徴
とする。
【0069】これにより、現像剤で汚れた転写ローラの
クリーニング工程を行った後や、記録材の紙詰まり等が
原因でジャムが発生し、現像剤が完全に転写されなかっ
た場合などで、像担持体上に比較的多量の現像剤が存在
する状態で上記像担持体の回転をする場合でも、上記帯
電部材に局所的に現像剤等が付着して帯電の均一性が損
なわれることを防ぐことが可能になる。
【0070】(6)上記目的を達成するため、第6の発
明は、上記の帯電部材として弾性ローラを用いて、上記
帯電工程を、上記現像剤と共に現像装置により供給され
た導電粒子を上記弾性ローラ表面に担持させながら行う
場合において、像担持体上の回転の停止の際、上記弾性
ローラの回転を、上記像担持体の回転の停止に対して、
同時、もしくは、後に行うことを特徴とする。
【0071】これにより、印字率の低い画像をとり続け
た場合などで、像担持体上に多量の導電性粒子がある場
合でも、上記導電性粒子が上記弾性ローラに局所的に付
着して帯電の均一性が損なわれることを防ぐことが可能
になる。
【0072】(7)上記目的を達成するため、第7の発
明は、上記像担持体が停止した後にも、上記弾性ローラ
が回転している場合において、上記弾性ローラは上記像
担持体が停止した後1回転する前に停止することを特徴
とする。
【0073】これにより、上記の転写ローラのクリーニ
ング工程を行った後や、ジャム処理を行った後で、上記
弾性ローラ上から十分に像担持体上に現像剤を転移させ
きれずに、上記弾性ローラ上に比較的多量の現像剤が存
在する伏態で上記像担持体を先に停止した場合でも、上
記弾性ローラ表面に局所的に現像剤が埋め込まれて帯電
の均一性が損なわれることを防ぐことが可能になる。
【0074】(8)上記目的を達成するため、第8の発
明は、上記の帯電部材に表層に導電性ブラシを有するブ
ラシローラを用いて、上記帯電工程を、上記ブラシロー
ラに直流電圧を印加することにより行う場合において、
像担持体上の回転の停止の際、上記弾性ローラの回転
を、上記像担持体の回転の停止に対して、同時、もしく
は、後に行うことを特徴とする。
【0075】これにより、上記の転写ローラのクリーニ
ング工程を行った後や、記録材の紙詰まり等が原因でジ
ャムが発生し、現像剤が完全に転写されなかった場合な
どで、像担持体上に比較的多量の現像剤が存在する状態
で上記像担持体の回転をする場合でも、上記ブラシロー
ラの内部に局所的に付着して帯電の均一性が損なわれる
ことを防ぐことが可能になる。
【0076】
【発明の実施の形態】(I)以下の第1及び第2の実施
例は請求項1〜4に係る発明の実施例である。
【0077】〈第1の実施例〉図1は本発明の実施例を
示す画像形成装置の概略断面図であり、前述した図7の
画像形成装置と同様に、導電性粒子Zを用いた注入帯電
装置2を像担持体1の帯電手段としている、クリーナレ
スシステムの転写式電子写真装置である。
【0078】すなわち、像担持体1、注入帯電装置2、
現像剤Tと導電性粒子Zの混合物を収容させた現像装置
3、転写装置5、定着装置6、及び露光装置7等よりな
るものであり、上記像担持体1、注入帯電装置2、及び
現像装置3を一体にしたプロセスカートリッジ10を、
上記転写装置5、定着装置6、及び露光装置7を含んだ
画像形成装置本体に装着したものである。
【0079】像担持体1上で潜像工程及び現像工程にお
いて形成された画像(現像剤像)は、転写装置5の転写
ローラ5−aにより、転写ローラ5−aの回転方向dに
より定着装置6の方向に送られる記録材である転写紙P
に転写され、この転写紙上の画像は定着装置6により転
写紙P上に定着され、画像が形成された転写紙Pは定着
装置6の回転方向e方向に排出される。
【0080】潜像工程における像担持体1の帯電工程
は、帯電スポンジローラ2−A上を導電性粒子Zで覆わ
れた注入帯電装置2により行われる。上記帯電スポンジ
ローラ2−Aは、硬度30度、平均発泡径50μmの導
電性ローラであり、像担持体1に接触しながら像担持体
回転方向aに対向する方向である矢印b方向にカウンタ
ー回転しており、その表面速度は、画像形成時において
は、像担持体1の同速度、すなわち、像担持体1との相
対速度では像担持体1表面速度に対して200%の速さ
で移動している。
【0081】一方、上記導電性粒子Zは、二次集合体を
含めた平均粒径が3μm、比抵抗106Ω・cmの導電
性酸化亜鉛粒子を用いている。
【0082】上記導電性粒子Zは、現像剤Tの帯電極性
のマイナスに対して、逆の極性であるプラスである。
【0083】上記導電性粒子Zは、スポンジの空包部に
重点的に付着し、帯電スポンジローラ2−Aの表面を覆
っている。
【0084】ここで、上記帯電スポンジローラ2−Aに
は電源S1により像担持体1に対して−610Vの電圧
が印加されている。このため、像担持体1と帯電スポン
ジローラ2−Aが接触する領域Cにおいて、低抵抗物質
である上記導電性粒子Zがこれらに直接接触する部分で
はこれらが同電位になろうとするため、像担持体1表面
には電荷が誘導され、帯電スポンジローラ2−A側と同
じ電位である−610Vになろうとする。
【0085】なお、この後、帯電スポンジローラ2−A
と像担持体1表面が剥離するとき、再び、電荷の移動も
起こり、像担持体1上の電荷は減少しようとするが、そ
の減少量は帯電スポンジローラ2−Aや導電性粒子の抵
抗値、また像担持体1の抵抗値や、その層構成によって
決まるものであり、本実施例においては、その減少量を
極力抑えるような系を得ることによって、10Vの減少
とし、−600Vの表面電位を得ている。
【0086】この帯電工程後に、露光装置7より発光さ
れた光Lは像担持体1表面に達する。そして、この光が
当たった部分は、一般的な電子写真プロセス同様、電位
が低くなり、露光された部分とされない部分で電位差が
作られ、潜像が形成される。
【0087】本実施例における、露光された部分のいわ
ゆる明部電位Vlは、露光されないいわゆる暗部電位V
d=−600Vに対して、Vl=−150Vである。
【0088】上記潜像工程で像担持体1上に形成された
静電潜像は、像担持体1に接触しない、いわゆるジャン
ピング現像法を用いた現像装置3を用いて現像剤Tによ
り現像される。
【0089】現像装置3は、固定された現像マグネット
3−bを内包した回転可能な現像スリーブ3−aと、上
記現像スリーブ3−aに当接している現像ブレード3−
c、及び現像剤Tを収納する現像容器3−dにより形成
される。また、上記現像容器3−d中には、現像剤Tと
共に上記導電性粒子Zが重量比1.5部で混合されてお
り、強い電気力が働かない場合は、現像剤Tにその多く
が付着した状態で移動している。
【0090】現像スリーブ3−aは、表面が荒らされて
おり、内包する現像マグネット3−bの磁力と合わせ
て、磁性トナーである現像剤Tをその表面に保持し、矢
印c方向に搬送する。ここで搬送された現像剤Tは現像
ブレード3−cとの接触部を通過する際に現像スリーブ
3−a上での高さの規制を受けると共に、摩擦による帯
電が行われ、電荷付与を受ける。この時の上記現像剤T
の帯電性は、その材料の持つ帯電極性により、本実施例
においては、その多くがマイナスになる。また、同時に
この領域を通過する導電性粒子Zはプラスに帯電する。
【0091】ここで、帯電した現像剤T及び導電性粒子
Zが現像スリーブ3−aと像担持体1の間でどのような
挙動をするかを図2に示す。
【0092】上記のマイナスに帯電した現像剤Tは、像
担持体1に接近する領域に達したとき、像担持体1と現
像スリーブ3−aとの間に形成された電界により上記の
静電潜像を現像する。本実施例においては、現像スリー
ブ3−aには電源S2により、像担持体1に対して、−
400Vの直流電圧に、周波数1500Hz、1600
vppの矩形波の交流電圧を重畳した電圧が印加されて
おり、像担持体1と現像スリーブ3−a間に形成された
300μmのギャップにおいて、マイナスに帯電してい
る現像剤Tは、Vd=−600Vの暗部電位部には飛翔
しないが、Vl=−150Vの明部電位部には飛翔す
る。
【0093】また、この時、プラスに帯電している導電
性粒子Zは、電気的には、上記現像剤Tとは逆に、暗部
電位部に飛翔しやすいが、その大きさにより、現像剤T
自体に付着しているものも多く、現像剤Tとの静電気力
の方が強い場合には、現像剤Tと逆の挙動を示すことな
く、現像剤Tと同様な移動の仕方を示すものもある。従
って、導電性粒子Zは、明部電位部にも暗部電位部にも
飛翔可能である。
【0094】現像工程によって、像担持体1上に移動し
た現像剤Tは、転写工程により、転写材Pに転写され
る。転写装置5の転写ローラ5−aには、電源S3によ
り、像担持体1に対して、+2KVの直流電圧が印加さ
れており、像担持体1と転写ローラ5−aとの間で形成
される電界に対して、マイナスに帯電している現像剤T
は転写ローラ5−a側に引き寄せられるために、その多
くが転写紙Pに転写される。
【0095】一方、プラスに帯電した導電性粒子Zは、
明部電位部において、現像剤Tに付着したものの多く
は、転写紙Pに現像剤Tと共に転移するが、電気的に
は、像担持体1上にある方が安定であるため、現像剤T
に比べて多くの量が像担持体1にそのまま残る。また、
暗部電位に付着した導電性粒子Zは、その多くが、その
まま像担持体1上に残る。
【0096】従って、転写工程を終えた像担持体1上に
は、明部電位部で、転写工程で僅かに残った現像剤T
と、像担持体1全面に比較的多く残った導電性粒子Zが
存在することとなる。
【0097】次に、像担持体1における上記の現像剤T
と導電性粒子Zは帯電スポンジローラ2−Aに達する。
この時、すでに従来例において述べたように、上記の現
像剤Tは比較的早い時間で帯電スポンジローラ2−A上
を越えて像担持体1に再び移動し、像担持体1により搬
送されるが、導電性粒子Zは帯電スポンジローラ2−A
に保持され、注入帯電の役割を担うものである。
【0098】その後、従来例で述べたように、マイナス
に帯電した現像剤Tは、現像工程が行われている現像ス
リーブ3−aとの近接する領域を通過する際に、新たに
現像される現像剤Tと同化するため、特に画像に影響を
与えることなく、本電子写真プロセスが成り立ってい
る。
【0099】ここで、本実施例においては、上記画像形
成装置の像担持体1及び帯電スポンジローラ2−Aの回
転の駆動タイミングに注目し、本発明により、上記像担
持体1と帯電スポンジローラ2−Aは、常に、同時に回
転するものとしている。
【0100】従って、上記プロセスカートリッジ10を
画像形成装置に装着したとき、上記プロセスカートリッ
ジ10の装着検知などを行うために行われる前処理工程
時、及び画像形成装置に画像形成の信号が送られたとき
に行われる一連の画像形成工程のスタート時には、上記
像担持体1の回転と共に、上記帯電スポンジローラ2−
Aの回転もスタートする。
【0101】一般的な画像形成装置における、上記像担
持体1の駆動を伴う上記の一連の画像形成プロセスは、
定着装置6の温度制御、転写装置5の電圧制御等の前処
理を行う前回転工程(1)、画像形成を実行する画像形
成工程(2)、及び像担持体1や転写ローラ5−aのク
リーニング等を行う後回転工程(3)等により成り立っ
ており、上記後回転工程(3)が終了すると同時に、上
記像担持体1の回転も終了する。
【0102】ここで、すでに述べたように、例えば、上
記画像形成工程(2)において、比較的多くの転写残の
現像剤Tが発生した場合では、これらは後回転工程
(3)中に像担持体1上からは多くが除去されるもの
の、帯電スポンジローラ2−Aから現像スリーブ3−a
との近接部に至る像担持体1上と、図3で示した像担持
体1と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cの入り口
J部には、通常より多くの現像剤Tが存在しやすい。ま
た、このような状況では、転写ローラ5−a上に現像剤
Tが多く付着していることも多く、上記後回転工程
(3)中の転写ローラ5−aのクリーニング工程によ
り、像担持体1上に多くの現像剤Tが吐き出されたま
ま、十分に、現像工程で回収しきれない場合にも、同様
なことが起こる。
【0103】また、逆に、白画像等をたくさんとり続け
ることで、上記J部を含めて、像担持体1上全体に、通
常より、多くの導電性粒子Zが存在することがある。
【0104】上記の状態で、帯電スポンジローラ2−A
が回転する前に、像担持体1を回し続けると、すでに述
べたような画像不良が発生しやすくなるが、本発明で
は、上記像担持体1と上記帯電スポンジローラ2−Aと
は同時に回転するため、上記現像剤Tや上記導電性粒子
Zが一ヵ所に集中して溜まったり、帯電スポンジローラ
2−Aに埋め込まれることがないため、上記のような問
題は発生しない。
【0105】また、転写紙Pのジャム等で、画像形成装
置本体が緊急停止し、転写されることのない現像剤Tが
像担持体1上に多量に残った状態で、上記の前回転工程
(1)を実行する場合においても、帯電スポンジローラ
2−Aが回転する前に、像担持体1を回し続けると、上
記と同様の問題が発生するが、本実施例ではそのような
問題は起こらない。
【0106】なお、本実施例においては、像担持体1と
帯電スポンジローラ2−Aの回転を同時にスタートさせ
るものであるが、上記の問題を解決するためには、帯電
スポンジローラ2−Aの回転より、像担持体1が先に回
転しなければよいものであり、同時に回転しなくても像
担持体1の回転より先に、帯電スポンジローラ2−Aが
先に回転していれば、上記問題の発生は解決できるもの
である。
【0107】一方、像担持体1が停止した状態で帯電ス
ポンジローラ2−Aが回転し続ける場合でも問題が発生
する場合がある。すでに述べたように、帯電スポンジロ
ーラ2−Aの回転開始前に上記J部に多量の現像剤Tが
存在する場合であるが、通常、上記J部にある現像剤T
だけではその量はそれほど多くなく、またこれが像担持
体1と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cに入り込
む程度も、帯電スポンジローラ2−Aのみが長い間回転
し続けない限りは発生の頻度はかなり低い。しかしなが
ら、上記画像形成装置の使用状態により、上記帯電スポ
ンジローラ2−A表面に多量の現像剤Tが蓄積していっ
た場合や、劣化等で帯電スポンジローラ2−A自身の抵
抗が高くなるなどしして、帯電性能に余裕が無くなって
きた場合では、上記のような問題が発生する場合もあ
る。
【0108】従って、上記の問題を、より確実に回避す
るには、上記帯電スポンジローラ2−Aの回転開始時、
上記のJ部にあった現像剤Tが像担持体1と帯電スポン
ジローラ2−Aとの接触部Cに達する前のK部、すなわ
ち、帯電スポンジローラ2−Aが1回転する前に上記像
担持体1の回転が開始されればよい。
【0109】なお、本実施例においては、上記の条件と
満たすものとして、像担持体1と帯電スポンジローラ2
−Aとを同時に回転させるため、一つの駆動系からギア
を介して駆動を行っているが、それぞれの駆動を独立し
た駆動系からとる場合でも、上記の条件を満足してそれ
ぞれの回転を開始すればよい。
【0110】本実施例においては、像担持体1の回転開
始と同時に、帯電スポンジローラ2−Aの回転も開始す
ることにより、帯電スポンジローラ2−A上に多量の現
像剤Tが付着して帯電不良を発生させるという問題を抑
えることが可能になった。
【0111】また、帯電スポンジローラ2−A上の特定
の場所のみに、現像剤T、または、導電性粒子Zのいず
れかが過剰に供給されることで、帯電スポンジローラ2
−A上に抵抗値のムラができ帯電性能が不均一になると
いう問題も解決できた。
【0112】また、画像形成装置が一旦停止した状態か
ら、再スタートする際に、前の工程での像担持体1上に
おける現像剤T及び導電性粒子Zの除去を最低限の程度
で済ますことが可能になったため、後回転工程(3)の
実行時間を最小限に抑えることが可能になった。
【0113】なお、上記の効果は、帯電スポンジローラ
2−Aの回転の開始を像担持体1の開始と同時にしなく
ても、それより早く実行すれば達成できるものである。
【0114】また、停止している状態の像担持体1に対
して帯電スポンジローラ2−Aが回転し続けることを禁
止したことにより、像担持体1と帯電スポンジローラ2
−Aとの接触部Cが現像剤Tで高い抵抗になり帯電不良
の発生するという問題を抑えることが可能になった。
【0115】〈第2の実施例〉図4は本発明の第2の実
施例を示す画像形成装置の概略断面図であり、帯電装置
2として、像担持体1に当接してカウンター方向に回転
しながら帯電を行うブラシ帯電器を用いたものである。
本実施例における画像形成装置は、帯電装置2以外は第
1の実施例と同様の構成のものを用いている。
【0116】本実施例におけるブラシローラ2−Bは、
低抵抗のベースローラ上に、多数の低抵抗のブラシ繊維
が植毛されているものである。
【0117】上記ブラシローラ2−Bには、電源S1に
より、像担持体1に対して−610Vの直流電圧が印加
されており、上記のブラシ繊維がこれまで述べた注入帯
電システムにおける注入サイトになって、この部分が触
れた像担持体上の部分が上記ブラシ繊維と同電位になろ
うとすることで、第1の実施例同様に上記像担持体1を
−600Vに帯電する。
【0118】上記ブラシローラ2−Bは像担持体1に接
触しながら像担持体1の回転方向aに対向する方向であ
る矢印b方向にカウンター回転しており、その表面速度
は、画像形成時においては、像担持体1の同速度、すな
わち、像担持体1との相対速度では像担持体1表面速度
に対して200%の速さで移動している。
【0119】カウンター回転しているのは、効率的に注
入サイトとなるブラシの繊毛を単位時間当たりによりた
くさん像担持体1に接触させ、帯電の均一性を向上させ
るためのものであるが、それと同時に、第1の実施例で
述べたシステム同様、転写工程後に像担持体1上に残っ
た現像剤Tを次の画像形成の妨げにならないようにする
ために散らす効果も兼ねたものである。
【0120】本実施例においては、本発明により、上記
像担持体1と上記ブラシローラ2−Bは、常に、同時に
回転するものとしている。従って、上記プロセスカート
リッジ10を画像形成装置に装着したとき、上記プロセ
スカートリッジ10の装着検知などを行うために行われ
る、前処理工程時、及び画像形成装置に画像形成の信号
が送られたときに行われる一連の画像形成工程のスター
ト時には、上記像担持体1の回転と共に上記ブラシロー
ラ2−Bの回転もスタートする。
【0121】本実施例における、ブラシローラ2−Bを
用いた画像形成装置において、本発明を実施しない場合
の問題点は、基本的には、第1の実施例で述べた帯電ス
ポンジローラ2−Aを用いた帯電装置2での時と同様の
ものであるが、その発生の仕方には多少の違いがある。
【0122】上記ブラシローラ2−Bにおいては、上記
帯電スポンジローラ2−Aに比べて、像担持体1に当接
する圧力が高くないため、像担持体1とブラシローラ2
−Bとの接触部Cの入り口部J部に溜まる現像剤Tの量
は、帯電スポンジローラ2−Aの場合に比べると少な
い。しかしながら、ブラシローラ2−B上の上記J部に
ある部分では、上記現像剤Tが徐々にブラシ内部まで入
っていくことになり、その部分の抵抗は高くなってい
く。ここで、本実施例では、第1の実施例の導電性粒子
Zのように、外部から帯電性能を向上させる手段を持た
ないため、内部に入り込んだ現像剤Tを除去しない限り
は、その部分帯電性能を回復させることは難しい。
【0123】また、上記の像担持体1とブラシローラ2
−Bとの接触部Cを通過した現像剤Tは、転写残の現像
剤Tであればプラスに帯電しているため、現像工程では
回収しにくい。また、ジヤム発生後の転写されない現像
剤Tでは、その量が多量であるなどことから、転写ロー
ラ5−aにまで多くの現像剤Tが達することになり、こ
れが転写ローラ5−aに付着して画像不良になるなどの
問題が発生する。
【0124】本実施例においては、第1の実施例同様
に、帯電部材であるブラシローラ2−Bを像担持体1の
回転と同時に行っているため、上記のような問題は発生
することなく、常に良好な帯電性能が得られる。
【0125】なお、本実施例においては、像担持体1よ
りも、ブラシローラ2−Bの回転を先に開始すれば上記
の効果が得られるものである。一方、第1の実施例で述
べたような帯電部材を先に回し続けた場合の弊害は、本
実施例においては、非常に起こりにくいと考えられる。
【0126】本実施例においても、本発明を実施するこ
とにより、ブラシローラ2−B上における現像剤Tの局
在的な付着に伴い起こる帯電ムラの発生を抑えることが
可能になった。
【0127】(II)以下の第3及び第4の実施例は請求
項5〜8に係る発明の実施例である。
【0128】〈第3の実施例〉本実施例おいて画像形成
装置のハード構成は第1の実施例の図1〜図3に示した
画像形成装置と同様であるので再度の説明は省略する。
【0129】本実施例においては、上記画像形成装置の
像担持体1及び帯電スポンジローラ2−Aの回転の駆動
タイミングに注目し、本発明により、上記像担持体1と
帯電スポンジローラ2−Aは、常に、同時に停止するも
のとしている。
【0130】従って、上記プロセスカートリッジ10を
画像形成装置に装着したとき、上記プロセスカートリッ
ジ10の装着検知などを行うために行われる前処理工程
時、及び画像形成装置に画像形成の信号が送られたとき
に行われる一連の画像形成工程の終了時には、上記像担
持体1の回転と共に上記帯電スポンジローラ2−Aの回
転も停止する。
【0131】前述したように、一般的な画像形成装置に
おける、上記像担持体1の駆動を伴う上記の一連の画像
形成プロセスは、定着装置6の温度制御、転写装置5の
電圧制御等の前処理を行う前回転工程(1)、画像形成
を実行する画像形成工程(2)、及び像担持体1や転写
ローラ5−aのクリーニング等を行う後回転工程(3)
等により成り立っており、上記後回転工程(3)が終了
すると同時に、上記像担持体1の回転も終了する。
【0132】ここで、すでに述べたように、例えば、上
記画像形成工程(2)において比較的多くの転写残の現
像剤Tが発生した場合では、これらは後回転工程(3)
中に像担持体1上からは多くが除去されるものの、帯電
スポンジローラ2−Aから現像スリーブ3−aとの近接
部に至る像担持体1上と、図3で示した像担持体1と帯
電スポンジローラ2−Aとの接触部Cの入り口J部に
は、通常より多くの現像剤Tが存在しやすい。また、こ
のような状況では、転写ローラ5−a上に、現像剤Tが
多く付着していることも多く、上記後回転工程(3)中
の転写ローラ5−aのクリーニング工程により、像担持
体1上に多くの現像剤Tが吐き出されたまま十分に現像
工程で回収しきれない場合に、同様な状態になる。
【0133】また、逆に、白画像等をたくさんとり続け
ることで、上記J部を含めて、像担持体1上全体に、通
常より多くの導電粒子Zが存在することがある。上記の
状態で、像担持体1が停止する前に、帯電スポンジロー
ラ2−Aが停止すると、すでに述べたような画像不良が
発生しやすくなるが、本発明では、上記像担持体1と上
記帯電スポンジローラ2−Aとは、同時に停止するた
め、上記現像剤Tや上記導電粒子Zが一ヵ所に集中して
溜まったり、帯電スポンジローラ2−Aに埋め込まれる
ことがないため、上記のような問題は発生しない。
【0134】また、転写紙Pのジャム等で画像形成装置
本体が緊急停止し、転写されることのない現像剤Tが像
担持体1上に多量に残った状態で上記の前処理工程を実
行する場合においても、前処理終了の際、像担持体1が
停止する前に、帯電スポンジローラ2−Aが停止する
と、上記と同様の問題が発生しやすいが、本実施例では
そのような問題は起こらない。
【0135】本実施例においては、像担持体1と帯電ス
ポンジローラ2−Aの回転を同時に停止させるものであ
るが、上記の問題を解決するためには、像担持体1より
先に帯電スポンジローラ2−Aが停止しなければよいも
のであり、同時に停止しなくても、上記問題の発生は解
決できるものである。
【0136】一方、像担持体1が先に停止した状態で、
帯電スポンジローラ2−Aが回転し続ける場合でも、問
題が発生する場合がある。すでに述べたように、像担持
体1が停止したときに、上記J部に多量の現像剤Tが存
在する場合であるが、通常、上記J部にある現像剤Tだ
けでは、その量はそれほど多くなく、また、これが像担
持体1と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cに入り
込む程度も、帯電スポンジローラ2−Aのみが長い間回
転し続けない限りは発生の頻度はかなり低い。しかしな
がら、上記画像形成装置の使用状態により、上記帯電ス
ポンジローラ2−A表面に多量の現像剤Tが蓄積してい
った場合や、劣化等で帯電スポンジローラ2−A自身の
抵抗が高くなるなどしして、帯電性能に余裕が無くなっ
てきた場合では、上記のような問題が発生する場合もあ
った。
【0137】従って、上記の問題をより確実に回避する
には、上記像担持体1の停止時、上記のJ部にあった現
像剤Tが、帯電スポンジローラ2−Aの回転により、像
担持体1と帯電スポンジローラ2−Aとの接触部Cに達
する前のK部、すなわち、帯電スポンジローラ2−Aが
1回転する前に、帯電スポンジローラ2−Aの回転を停
止すればよい。
【0138】なお、本実施例においては、上記の条件と
満たすものとして、像担持体1と帯電スポンジローラ2
−Aとを同時に停止させるため、一つの駆動系からギア
を介して駆動を行っているが、それぞれの駆動を独立し
た駆動系からとる場合でも、上記の条件を満足して、そ
れぞれを停止すればよい。
【0139】本実施例においては、像担持体1の回転停
止と同時に、帯電スポンジロ−ラ2−Aの回転も停止す
ることにより、帯電スポンジローラ2−A上に多量の現
像剤Tが付着して帯電不良を発生させるという問題を抑
えることが可能になった。
【0140】また、帯電スポンジローラ2−A上の特定
の場所のみに、現像剤T、または、導電粒子Zのいずれ
かが過剰に供給されることで、帯電スポンジローラ2−
A上に抵抗値のムラができ帯電性能が不均一になるとい
う問題も解決できた。
【0141】また、画像形成時を、長期使用せず放置し
た場合でも、像担持体1と帯電スポンジ口ーラ2−Aと
の接触部Cに、多量の現像剤Tや、導電粒子Zが、放置
されたままにならないため、帯電スポンジローラ2−A
にこれらが埋め込まれることもなく、良好な帯電性能が
得られるようになった。
【0142】また、画像形成装置が、一旦停止した状態
から、後回転工程における、像担持体1上における現像
剤T、及び、導電粒子Zの除去を、最低限の程度で済ま
すことが可能になったため、後回転工程の実行時間を最
小限に抑えることが可能になった。
【0143】なお、上記の効果は、帯電スポンジローラ
2−Aの停止を、像担持体1の停止と同時にしなくて
も、像担持体1の停止より後で行えば達成できるもので
ある。
【0144】また、停止している伏態の像担持体1に対
して、帯電スポンジローラ2−Aが回転し続けることを
禁止したことにより、像担持体1と帯電スポンジローラ
2−Aとの接触部Cが現像剤Tで高い抵抗になり、帯電
不良の発生するという問題を抑えることが可能になっ
た。
【0145】〈第4の実施例〉本実施例おいて画像形成
装置のハード構成は第2の実施例の図4に示した、帯電
部材としてブラシローラ2−Bを用いた画像形成装置と
同様であるので再度の説明は省略する。
【0146】本実施例においては、本発明により、上記
像担持体1と上記ブラシローラ2−Bは、常に、同時に
停止するものとしている。従って、上記プロセスカート
リッジ10を画像形成装置に装着したとき、上記プロセ
スカートリッジ10の装着検知などを行うために行われ
る前処理工程時、及び画像形成装置に画像形成の信号が
送られたときに行われる一連の画像形成工程の停止時に
は、上記像担持体1の停止と共に、上記ブラシローラ2
−Bも停止する。
【0147】本実施例における、ブラシローラ2−Bを
用いた画像形成装置において、本発明を実施しない場合
の問題点は、基本的には、第1・第3の実施例で述べた
スポンジローラを用いた帯電装置での時と同様のもので
あるが、その発生の仕方には、多少の違いがある。上記
ブラシローラ2−Bにおいては、上記帯電スポンジロー
ラ2−Aに比べて、像担詩体1に当接する圧力が高くな
いため、像担持体1とブラシローラ2−Bとの接触部C
の入り口部J部に溜まる現像剤Tの量は、帯電スポンジ
ローラ2−Aの場合に比べると少ない。しかしながら、
ブラシローラ2−B上の上記J部にある部分では、上記
現像剤Tが徐々にブラシ内部まで入っていくことにな
り、その部分の抵抗は高くなっていく。ここで、本実施
例では、第3の実施例の導電性粒子Zのように、外部か
ら帯電性能を向上させる手段を持たないため、内部に入
り込んだ現像剤Tを除去しない限りは、その部分帯電性
能を回復させることは難しい。
【0148】また、上記の像担持体1とブラシローラ2
−Bとの接触部Cを通過した現像剤Tは、転写残の現像
剤Tであれば、プラスに帯電しているため、現像工程で
は回収しにくい、また、ジャム発生後の転写されない現
像剤Tでは、その量が多量であるなどのことから、転写
ローラ5−aにまで多くの現像剤Tが達することにな
り、これが転写ローラ5−aに付着して画像不良になる
などの問題が発生する。
【0149】本実施例においては、第3の実施例と同様
に、帯電部材であるブラシローラ2−Bを像担持体1の
停止と同時に行っているため、上記のような問題は発生
することなく、常に良好な帯電性能が得られる。
【0150】なお、本実施例においては、像担持体1よ
りも、ブラシローラ2−Bの停止を後で行えば、上記の
効果が得られるものである。一方、第3の実施例で述べ
たような帯電部材を先に回し続けた場合の弊害は、本実
施例においては、非常に起こりにくいと考えられる。
【0151】本実施例においても、本発明を実施するこ
とにより、ブラシローラ2−B上における現像剤Tの局
在的な付着に伴い起こる帯電ムラの発生を抑えることが
可能になった。
【0152】〈その他〉 1)第1〜第4の実施例の構成を適宜組み合わせて実施
することも有効である。
【0153】2)接触帯電部材は実施例に示した形態の
ものに限られるものではない。
【0154】3)接触帯電部材や現像部材に対する印加
帯電バイアスあるいは印加現像バイアスは直流電圧に交
番電圧(交流電圧)を重畳してもよい。
【0155】交番電圧の波形としては、正弦波、矩形
波、三角波等適宜使用可能である。また、直流電源を周
期的にオン/オフすることによって形成された矩形波で
あっても良い。このように交番電圧の波形としては周期
的にその電圧値が変化するようなバイアスが使用でき
る。
【0156】4)静電潜像形成のための画像露光手段と
しては、ディジタル的な潜像を形成するレーザー走査露
光手段でもよいし、通常のアナログ的な画像露光やLE
Dなどの他の発光素子でも構わないし、蛍光燈等の発光
素子と液晶シヤッター等の組み合わせによるものなど、
画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであるな
ら構わない。
【0157】像担持体1は静電記録誘電体等であっても
良い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に一
様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電手
段で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成す
る。
【0158】5)現像手段3の構成について特に限定す
るものではない。
【0159】6)像担持体1からトナー画像の転写を受
ける記録材は転写ドラム等の中間転写体であってもよ
い。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
担持体の帯電手段として、像担持体に接触して、像担持
体の回転方向に対してカウンター方向に回転して帯電を
行う帯電部材を有する帯電手段を用い、かつクリーナレ
スシステムとした画像形成装置において、像担持体と帯
電部材との接触部に持ち運ばれる転写残現像剤や帯電促
進粒子としての導電性粒子の過剰や偏り等に起因する帯
電不良等の発生を効果的に防止して、出力画像品質の向
上・維持を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1及び第3の実施例における画像形成装置
の概略構成模型図
【図2】 現像領域における現像剤と導電性粒子の挙動
説明図
【図3】 図1の画像形成装置の部分拡大図
【図4】 第2及び第4の実施例における画像形成装置
の概略構成模型図
【図5】 ローラ帯電の説明図
【図6】 導電性粒子を用いた注入帯電の説明図
【図7】 注入帯電方式、クリーナレスプロセスの画像
形成装置例の概略構成模型図
【図8】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれた
転写残現像剤の挙動説明図(その1)
【図9】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれた
転写残現像剤の挙動説明図(その2)
【図10】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれ
た転写残現像剤の挙動説明図(その3)
【図11】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれ
た転写残現像剤の挙動説明図(その4)
【図12】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれ
た転写残現像剤の挙動説明図(その5)
【図13】 像担持体と帯電部材の接触部に持ち運ばれ
た転写残現像剤の挙動説明図(その6)
【符号の説明】
1は像担持体、2は帯電装置、2−Bは帯電スポンジロ
ーラ、2−Bはブラシローラ、2−Xは帯電ローラ、3
は現像装置、3−aは現像スリーブ、3−bは現像マグ
ネット、3−cは現像ブレード、3−dは現像容器、5
は転写装置、5−aは転写ローラ、6は定着装置、7は
露光装置、10はプロセスカートリッジ、Cは像担持体
と帯電部材の接触部、aは像担持体の回転方向、bは帯
電ローラの回転方向、cは現像スリーブの回転方向、d
は転写ローラ5−aの回転方向、eは定着ローラの回転
方向、jは領域Jにおける現像剤の移動方向、kは領域
Kにおける現像剤の移動方向、Hはローラ帯電装置によ
る放電領域、Jは帯電部材と像担持体の接触部前の領
域、Kは帯電部材と像担持体の接触部後の領域、Lは露
光信号、Pは転写紙(記録材)、Tは現像剤、Zは導電
性粒子、S1は帯電装置の電源、S2は現像装置の電
源、S3は転写装置の電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大羽 浩幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉田 雅弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA37 AC16 AD02 AD06 2H200 GA23 GA31 GA44 GB37 HA02 HA21 HA28 HA29 HB07 HB17 HB46 HB47 MB01 MC01 PA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、上記像担持体に接触して、上
    記像担持体の回転方向に対してカウンター方向に回転し
    て帯電を行う帯電部材を有する帯電手段と、上記像担持
    体の帯電面に静電潜像を形成する画像情報書き込み手段
    と、その静電潜像を現像剤により可視化する現像手段
    と、これにより像担持体上に形成された画像を、記録材
    へ転写するための転写手段を有し、且つ、上記転写手段
    と上記帯電手段との間に、上記像担持体上の現像剤を回
    収するためのクリーニング装置を有しない画像形成装置
    において、上記帯電部材の回転の開始は、上記像担持体
    の回転の開始に対して、同時、若しくは先に行われるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記帯電部材は、表面に導電性粒子を付着
    させた弾性ローラであり、上記導電性粒子は、上記現像
    剤と共に、現像装置より供給されることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記画像形成装置において、上記像担持体
    は、上記弾性ローラが1回転する前に、回転を開始する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】上記帯電部材は、表層に導電性ブラシを有
    するブラシローラであることを特徴とする請求項1から
    3の何れか1つに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体と、上記像担持体に接触して、上
    記像担持体の回転方向に対してカウンター方向に回転し
    て帯電を行う帯電部材を有する帯電手段と、上記像担持
    体の帯電面に静電潜像を形成する画像情報書き込み手段
    と、その静電潜像を現像剤により可視化する現像手段
    と、これにより像担持体上に形成された画像を、記録材
    へ転写するための転写手段を有し、且つ、上記転写手段
    と上記帯電手段との間に、上記像担持体上の現像剤を回
    収するためのクリーニング装置を有しない画像形成装置
    において、上記帯電部材の回転の停止は、上記像担持体
    の回転の停止に対して、同時、若しくは後に行われるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記帯電部材は、表面に導電性粒子を付着
    させた弾性ローラであり、上記導電性粒子は、上記現像
    剤と共に、現像装置より供給されることを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記画像形成装置において、上記像担持体
    が停止した後、上記弾性ローラは1回転する前に回転を
    停止することを特徴とする請求項5または6に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】上記帯電部材は、表層に導電性ブラシを有
    するブラシローラであることを特徴とする請求項5から
    7の何れか1つに記載の画像形成装置。
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