JP2002327058A - 垂直配向型液晶配向剤および液晶表示素子 - Google Patents
垂直配向型液晶配向剤および液晶表示素子Info
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Abstract
時間が短い、MVA方式の液晶表示素子に好適に用いら
れる垂直配向型液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示
素子を提供すること。 【解決手段】 特定構造のジアミンを有し、イミド環を
有する繰り返し単位を全繰り返し単位中40モル%以上
有する重合体を含有してなる垂直配向型液晶配向剤およ
びそれを用いた液晶表示素子を提供する。
Description
剤に関する。さらに詳しくは、垂直配向性、印刷性、液
晶表示素子の残像消去時間が短く、MVA(Multi
−domain Vertical Alignmen
t)方式の液晶表示素子に特に好適な、垂直配向型液晶
配向剤に関する。
膜が設けられている基板表面にポリアミック酸、ポリイ
ミドなどからなる液晶配向膜を形成して液晶表示素子用
基板とし、その2枚を対向配置してその間隙内に正の誘
電異方性を有するネマチック型液晶の層を形成してサン
ドイッチ構造のセルとし、液晶分子の長軸が一方の基板
から他方の基板に向かって連続的に90度捻れるように
した、いわゆるTN(Twisted Nemati
c)型液晶セルを有するTN型液晶表示素子が知られて
いる。また、TN型液晶表示素子に比してコントラスト
が高くて、その視角依存性の少ないSTN(Super
Twisted Nematic)型液晶表示素子
や、垂直配向型液晶表示素子が開発されている。このS
TN型液晶表示素子は、ネマチック型液晶に光学活性物
質であるカイラル剤をブレンドしたものを液晶として用
い、液晶分子の長軸が基板間で180度以上にわたって
連続的に捻れる状態となることにより生じる複屈折効果
を利用するものである。これらに対し、“液晶”Vo
l.3 No.2 117(1999年)および特開平
11−258605号に記載されているように、ITO
上に突起を形成して液晶の配向方向を制御する、MVA
方式と呼ばれる垂直配向型液晶表示素子が提案されてい
る。MVA方式の液晶表示素子は、視野角、コントラス
トなどに優れ、液晶配向膜の形成においてラビング処理
を行わなくて良いなど、製造工程の面でも優れている。
MVA方式に好適な液晶配向膜としては、垂直配向性に
優れる、液晶表示素子の残像消去時間が短いなどの性能
が要求されている。
配向性に優れ、液晶表示素子の残像消去時間が短い、M
VA方式の液晶表示素子に好適に用いられる垂直配向型
液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子を提供する
ことである。本発明のさらに他の目的および利点は、以
下の説明から明らかになろう。
の上記目的および利点は、下記式(I−1)で表される
繰り返し単位および下記式(I−2)で表される繰り返
し単位から選ばれる少なくとも一種の繰り返し単位を有
し、イミド環を有する繰り返し単位を全繰り返し単位中
40モル%以上有する重合体(以下、「特定重合体」と
もいう)を含有してなることを特徴とする、垂直配向型
液晶配向剤により達成される。
は下記式(Q−1)または(Q−2)で表される基であ
る。)
は下記式(Q−1)または(Q−2)で表される基であ
る。)
−、−OCO−、−NHCO−、−CONH−、−S
−、メチレン基、炭素数2〜6のアルキレン基およびフ
ェニレン基から選ばれる2価の基であり、R1 は、炭素
数10〜20のアルキル基、炭素数4〜40の脂環式骨
格を有する1価の有機基または炭素数6以上のフッ素原
子を有する1価の有機基である。)
−、−OCO−、−NHCO−、−CONH−、−S
−、メチレン基、炭素数2〜6のアルキレン基およびフ
ェニレン基から選ばれる2価の基であり、R2 は、炭素
数4〜40の脂環式骨格を有する2価の有機基であ
る。)
する。本発明の垂直配向型液晶配向剤は、特定重合体が
有機溶媒に溶解されて構成される。上記特定重合体は、
上記式(Q−1)で表される繰り返し単位を全繰り返し
単位中5モル%以上有するポリアミック酸の一部または
全部を脱水閉環して得られる。
成に用いられるテトラカルボン酸二無水物としては、脂
環式テトラカルボン酸二無水物が好ましい。脂環式テト
ラカルボン酸二無水物の具体例としては、例えば、1,
2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,2−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シ
クロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジクロ
ロ−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無
水物、1,2,3,4−テトラメチル−1,2,3,4−シク
ロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シ
クロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5
−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ジシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水
物、シス−3,7−ジブチルシクロオクタ−1,5−ジエ
ン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、2,3,
5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、3,
5,6−トリカルボニル−2−カルボキシノルボルナン
−2:3,5:6−ジ無水物、2,3,4,5−テトラヒド
ロフランテトラカルボン酸二無水物、1,3,3a,4,
5,9b−ヘキサヒドロ−5(テトラヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラ
ン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒ
ドロ−5−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−
1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ
−5−エチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−
3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3
−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−7
−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジ
オン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−7−エ
チル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラ
ニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオ
ン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−メチ
ル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、
1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−エチル−
5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)
−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、1,
3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5,8−ジメチル
−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラル)−3−メ
チル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無
水物、ビシクロ[2,2,2]−オクト−7−エン−2,
3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、3−オキサビシ
クロ[3,2,1]オクタン−2,4−ジオン−6−ス
ピロ−3’−(テトラヒドロフラン−2’,5’−ジオ
ン)、下記式(I)および(II)で表される化合物など
が挙げられる。
2価の有機基を示し、R4およびR6は、水素原子または
アルキル基を示し、複数存在するR4およびR6は、それ
ぞれ同一でも異なっていてもよい。)
は、ブタンテトラカルボン酸二無水物などの脂肪族テト
ラカルボン酸二無水物;ピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、3,3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジメ
チルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸
二無水物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸二無
水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルスルフィド二無水物、4,4’−ビス
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェ
ノキシ)ジフェニルプロパン二無水物、3,3’,4,
4’−パーフルオロイソプロピリデンジフタル酸二無水
物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物、ビス(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイ
ド二無水物、p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタ
ル酸)二無水物、m−フェニレン−ビス(トリフェニル
フタル酸)二無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−
4,4’−ジフェニルエーテル二無水物、ビス(トリフ
ェニルフタル酸)−4,4’−ジフェニルメタン二無水
物、エチレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテ
ート)、プロピレングリコール−ビス(アンヒドロトリ
メリテート)、1,4−ブタンジオール−ビス(アンヒ
ドロトリメリテート)、1,6−ヘキサンジオール−ビ
ス(アンヒドロトリメリテート)、1,8−オクタンジ
オール−ビス(アンヒドロトリメリテート)、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン−ビス(アン
ヒドロトリメリテート)、下記式(1)〜(4)で表さ
れる化合物などの芳香族テトラカルボン酸二無水物を挙
げることができる。これらは1種単独でまたは2種以上
組み合わせて用いられる。
ち、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無
水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−テトラメチル
−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸
二無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸二無水物、シス−3,7−ジブチルシクロオク
タ−1,5−ジエン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二
無水物、3,5,6−トリカルボニル−2−カルボキシノ
ルボルナン−2:3,5:6−ジ無水物、1,3,3a,
4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]
フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキ
サヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラ
ン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒ
ドロ−5,8−ジメチル−5−(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラ
ン−1,3−ジオン、ビシクロ[2,2,2]−オクト−
7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、
3−オキサビシクロ[3,2,1]オクタン−2,4−
ジオン−6−スピロ−3’−(テトラヒドロフラン−
2’,5’−ジオン)、上記式(I)で表される化合物
のうち下記式(5)〜(7)で表される化合物および上
記式(II)で表される化合物のうち下記式(8)で表さ
れる化合物が、良好な液晶配向性を発現させることがで
きる観点から好ましく、特に好ましいものとして、1,
2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペ
ンチル酢酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオ
ン、シス−3,7−ジブチルシクロオクタ−1,5−ジエ
ン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、3,5,
6−トリカルボニル−2−カルボキシノルボルナン−
2:3,5:6−ジ無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘ
キサヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5
−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フ
ラン−1,3−ジオン、3−オキサビシクロ[3,2,
1]オクタン−2,4−ジオン−6−スピロ−3’−
(テトラヒドロフラン−2’,5’−ジオン)および下
記式(5)で表される化合物を挙げることができる。
好ましいものとしては、ブタンテトラカルボン酸二無水
物、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,
4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物な
どが挙げられる。これらテトラカルボン酸二無水物のう
ち、脂環式テトラカルボン酸二無水物が全テトラカルボ
ン酸二無水物に対して50モル%以上であることが好ま
しい。
式(Q−2)で表される基は、ポリアミック酸を合成す
るジアミン由来の基である。以下、上記式(Q−1)ま
たは上記式(Q−2)で表される基を有するジアミン
を、「特定ジアミン」ともいう。上記式(Q−1)にお
いて、R1 で表される炭素数10〜20のアルキル基と
しては、例えば、n−デシル基、n−ドデシル基、n−
ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシ
ル基、n−エイコシル基などが挙げられる。また、上記
式(Q−1)におけるR1 および上記式(Q−2)にお
けるR2 で表される炭素数4〜40の脂環式骨格を有す
る有機基としては、例えば、シクロブタン、シクロペン
タン、シクロヘキサン、シクロデカンなどのシクロアル
カン由来の脂環式骨格を有する基;コレステロール、コ
レスタノールなどのステロイド骨格を有する基;ノルボ
ルネン、アダマンタンなどの有橋脂環式骨格を有する基
などが挙げられる。これらの中で、特に好ましくは、n
−オクタデシル基、シクロヘキサン由来の脂環式骨格を
有する基またはステロイド骨格を有する基である。上記
脂環式骨格を有する有機基は、ハロゲン原子、好ましく
はフッ素原子で置換された基であってもよい。
表される炭素数6以上のフッ素原子を有する基として
は、例えば、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デ
シル基などの炭素数6以上の直鎖状アルキル基;シクロ
ヘキシル基、シクロオクチル基などの炭素数6以上の脂
環式炭化水素基;フェニル基、ビフェニル基などの炭素
数6以上の芳香族炭化水素基などの有機基における水素
原子の一部または全部を、フッ素原子またはフルオロア
ルキル基で置換した基が挙げられる。
−2)におけるXで表される2価の有機基としては、−
O−、−COO−、−OCO−、−NHCO−、−CO
NH−、−CO−、メチレン基、炭素数2〜6のアルキ
レン基およびフェニレン基であり、これらのうち、特に
好ましくは−O−、−COO−、−OCO−で表される
基である。
アミンの具体例としては、ドデカノキシ−2,4−ジア
ミノベンゼン、ペンタデカノキシ−2,4−ジアミノベ
ンゼン、ヘキサデカノキシ−2,4−ジアミノベンゼ
ン、オクタデカノキシ−2,4−ジアミノベンゼン、下
記式(9)〜(16)で表される化合物を好ましいもの
として挙げることができる。
するジアミンの具体例としては、下記式(17)〜(2
1)で表されるジアミンを好ましいものとして挙げるこ
とができる。
においては、本発明の効果を損なわない程度に、他のジ
アミン化合物が併用されていてもよい。他のジアミン化
合物としては、例えばp−フェニレンジアミン、m−フ
ェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルホン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミ
ノビフェニル、4,4’−ジアミノベンズアニリド、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,5−ジアミノ
ナフタレン、3,3−ジメチル−4,4’−ジアミノビフ
ェニル、5−アミノ−1−(4’−アミノフェニル)−
1,3,3−トリメチルインダン、6−アミノ−1−
(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルイン
ダン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’
−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾ
フェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、2,2−
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ア
ミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9,9−ビス
(4−アミノフェニル)−10−ヒドロアントラセン、
2,7−ジアミノフルオレン、9,9−ビス(4−アミノ
フェニル)フルオレン、4,4’−メチレン−ビス(2
−クロロアニリン)、2,2’,5,5’−テトラクロロ
−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジクロロ−
4,4’−ジアミノ−5,5’−ジメトキシビフェニル、
3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、
1,4,4’−(p−フェニレンイソプロピリデン)ビス
アニリン、4,4’−(m−フェニレンイソプロピリデ
ン)ビスアニリン、2,2’−ビス[4−(4−アミノ
−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキ
サフルオロプロパン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ビ
ス(トリフルオロメチル)ビフェニル、4,4’−ビス
[(4−アミノ−2−トリフルオロメチル)フェノキ
シ]−オクタフルオロビフェニルなどの芳香族ジアミ
ン;
プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチ
レンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン、4,4−ジアミノヘプタメチレンジアミン、
1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミ
ン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミン、
ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレンジメチレン
ジアミン、トリシクロ[6.2.1.02,7]−ウンデシレ
ンジメチルジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロ
ヘキシルアミン)などの脂肪族および脂環式ジアミン;
ノピリジン、3,4−ジアミノピリジン、2,4−ジアミ
ノピリミジン、5,6−ジアミノ−2,3−ジシアノピラ
ジン、5,6−ジアミノ−2,4−ジヒドロキシピリミジ
ン、2,4−ジアミノ−6−ジメチルアミノ−1,3,5
−トリアジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピ
ペラジン、2,4−ジアミノ−6−イソプロポキシ−1,
3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メトキシ−
1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−フェニ
ル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メ
チル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−1,3,5−
トリアジン、4,6−ジアミノ−2−ビニル−s−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−5−フェニルチアゾール、
2,6−ジアミノプリン、5,6−ジアミノ−1,3−ジ
メチルウラシル、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリア
ゾール、6,9−ジアミノ−2−エトキシアクリジンラ
クテート、3,8−ジアミノ−6−フェニルフェナント
リジン、1,4−ジアミノピペラジン、3,6−ジアミノ
アクリジン、ビス(4−アミノフェニル)フェニルアミ
ンなどの、分子内に2つの1級アミノ基および該1級ア
ミノ基以外の窒素原子を有するジアミン;下記式(II
I)で表されるジアミノオルガノシロキサンなどが挙げ
られる。
基を示し、複数存在するR7 は、それぞれ同一でも異な
っていてもよく、pは1〜3の整数であり、qは1〜2
0の整数である。)
2種以上組み合わせて用いることができる。
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルフィド、1,5−ジアミノナフタレ
ン、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、9,9−ビス(4−ア
ミノフェニル)フルオレン、2,2−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピ
リデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェニレンジ
イソプロピリデン)ビスアニリン、1,4−シクロヘキ
サンジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシ
ルアミン)、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、2,6−ジアミノピリジン、3,4−ジアミノピ
リジン、2,4−ジアミノピリミジン、3,6−ジアミノ
アクリジンなどが好ましい。
おける全ジアミン成分中に占める特定ジアミンの割合
は、ジアミン成分総量に対して、好ましくは5モル%以
上であり、さらに好ましくは10モル%以上である。こ
の使用割合が5モル%未満の場合は、垂直配向性に十分
な効果が得られない場合がある。
の合成反応に供されるテトラカルボン酸二無水物とジア
ミンの使用割合は、ジアミンのアミノ基1当量に対し
て、テトラカルボン酸二無水物の酸無水物基が0.2〜
2当量となる割合が好ましく、さらに好ましくは0.3
〜1.2当量となる割合である。ポリアミック酸の合成
反応は、有機溶媒中において、通常−20℃〜150
℃、好ましくは0〜100℃の温度条件下で行われる。
リアミック酸を溶解できるものであれば特に制限はな
く、例えば1−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、テトラメチ
ル尿素、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどの非プロ
トン系極性溶媒;m−クレゾール、キシレノール、フェ
ノール、ハロゲン化フェノールなどのフェノール系溶媒
を例示することができる。また、有機溶媒の使用量
(α)は、通常、テトラカルボン酸二無水物およびジア
ミン化合物の総量(β)が、反応溶液の全量(α+β)
に対して0.1〜30重量%になるような量であること
が好ましい。
の貧溶媒であるアルコール類、ケトン類、エステル類、
エーテル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類など
を、生成するポリアミック酸が析出しない範囲で併用す
ることができる。斯かる貧溶媒の具体例としては、例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、シクロヘキサノール、4−ヒドロキシ−4
−メチル−2−ペンタノン、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリエチ
レングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、乳酸エチル、乳酸ブチル、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルメトキシ
プロピオネ−ト、エチルエトキシプロピオネ−ト、シュ
ウ酸ジエチル、マロン酸ジエチル、ジエチルエーテル、
エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピル
エーテル、エチレングリコール−i−プロピルエーテ
ル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールエ
チルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、テトラヒドロフラン、
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,4−ジク
ロロブタン、トリクロロエタン、クロルベンゼン、o−
ジクロルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどを挙げることができ
る。
してなる反応溶液が得られる。そして、この反応溶液を
大量の貧溶媒中に注いで析出物を得、この析出物を減圧
下乾燥することによりポリアミック酸を得ることができ
る。また、このポリアミック酸を再び有機溶媒に溶解さ
せ、次いで貧溶媒で析出させる工程を1回または数回行
うことにより、ポリアミック酸を精製することができ
る。
成する特定重合体は、上記ポリアミック酸の一部または
全部を脱水閉環することにより合成することができる。
本発明に用いられる特定重合体は、全繰り返し単位にお
けるイミド環を有する繰り返し単位の割合(以下、「イ
ミド化率」ともいう)が40モル%以上、好ましくは5
0モル%以上である。イミド化率が40モル%以上の重
合体を用いることによって、残像消去時間の短い液晶配
向膜が形成可能な液晶配向剤が得られる。
アミック酸を加熱する方法により、または(ii)ポリア
ミック酸を有機溶媒に溶解し、この溶液中に脱水剤およ
び脱水閉環触媒を添加し必要に応じて加熱する方法によ
り行われる。上記(i)のポリアミック酸を加熱する方
法における反応温度は、好ましくは50〜200℃であ
り、より好ましくは60〜170℃である。反応温度が
50℃未満では脱水閉環反応が十分に進行せず、反応温
度が200℃を超えると得られるイミド化重合体の分子
量が低下することがある。一方、上記(ii)のポリアミ
ック酸の溶液中に脱水剤および脱水閉環触媒を添加する
方法において、脱水剤としては、例えば無水酢酸、無水
プロピオン酸、無水トリフルオロ酢酸などの酸無水物を
用いることができる。脱水剤の使用量は、所望するイミ
ド化率によるが、ポリアミック酸の繰り返し単位1モル
に対して0.01〜20モルとするのが好ましい。ま
た、脱水閉環触媒としては、例えばピリジン、コリジ
ン、ルチジン、トリエチルアミンなどの3級アミンを用
いることができる。しかし、これらに限定されるもので
はない。脱水閉環触媒の使用量は、使用する脱水剤1モ
ルに対して0.01〜10モルとするのが好ましい。イ
ミド化率は上記の脱水剤、脱水閉環剤の使用量が多いほ
ど高くすることができる。なお、脱水閉環反応に用いら
れる有機溶媒としては、ポリアミック酸の合成に用いら
れるものとして例示した有機溶媒を挙げることができ
る。そして、脱水閉環反応の反応温度は、好ましくは0
〜180℃であり、より好ましくは10〜150℃であ
る。また、このようにして得られる反応溶液に対し、ポ
リアミック酸の精製方法におけると同様の操作を行うこ
とにより、得られた特定重合体を精製することができ
る。
る特定重合体は、分子量が調節された末端修飾型のもの
であってもよい。この末端修飾型の重合体を用いること
により、本発明の効果が損われることなく液晶配向剤の
塗布特性などを改善することができる。このような末端
修飾型の重合体は、ポリアミック酸を合成する際に、酸
一無水物、モノアミン化合物、モノイソシアネート化合
物などを反応系に添加することにより合成することがで
きる。ここで、酸一無水物としては、例えば無水マレイ
ン酸、無水フタル酸、無水イタコン酸、n−デシルサク
シニック酸無水物、n−ドデシルサクシニック酸無水
物、n−テトラデシルサクシニック酸無水物、n−ヘキ
サデシルサクシニック酸無水物などを挙げることができ
る。また、モノアミン化合物としては、例えばアニリ
ン、シクロヘキシルアミン、n−ブチルアミン、n−ペ
ンチルアミン、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチルアミ
ン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、n−デシ
ルアミン、n−ウンデシルアミン、n−ドデシルアミ
ン、n−トリデシルアミン、n−テトラデシルアミン、
n−ペンタデシルアミン、n−ヘキサデシルアミン、n
−ヘプタデシルアミン、n−オクタデシルアミン、n−
エイコシルアミンなどを挙げることができる。また、モ
ノイソシアネート化合物としては、例えばフェニルイソ
シアネート、ナフチルイソシアネートなどを挙げること
ができる。
られるポリアミック酸は、その対数粘度(ηln)の値が
好ましくは0.05〜10dl/g、より好ましくは0.
05〜5dl/gである。本発明における対数粘度(η
ln)の値は、N−メチル−2−ピロリドンを溶媒として
用い、濃度が0.5g/100ミリリットルである溶液
について30℃で粘度の測定を行い、下記式(i)によ
って求められるものである。
記特定重合体が、通常、有機溶媒中に溶解含有されて構
成される。本発明の液晶配向剤を調製する際の温度は、
好ましくは0℃〜200℃であり、より好ましくは20
℃〜60℃である。
しては、例えば、1−メチル−2−ピロリドン、γ−ブ
チロラクトン、γ−ブチロラクタム、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、4−ヒ
ドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、乳酸ブチル、酢酸ブチル、
メチルメトキシプロピオネ−ト、エチルエトキシプロピ
オネ−ト、エチレングリコールメチルエーテル、エチレ
ングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n
−プロピルエーテル、エチレングリコール−i−プロピ
ルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル
(ブチルセロソルブ)、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、エチレングリコールエチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテートなどを挙げることができる。
は、粘性、揮発性などを考慮して選択されるが、好まし
くは1〜10重量%の範囲にある。すなわち、本発明の
液晶配向剤は、基板表面に塗布され、液晶配向膜となる
塗膜が形成されるが、固形分濃度が1重量%未満である
場合には、この塗膜の膜厚が過小となって良好な液晶配
向膜を得ることができず、固形分濃度が10重量%を超
える場合には、塗膜の膜厚が過大となって良好な液晶配
向膜を得ることができず、また、液晶配向剤の粘性が増
大して塗布特性が劣るものとなる。
なわない範囲内で、基板表面に対する接着性を向上させ
る観点から、官能性シラン含有化合物、エポキシ化合物
が含有されていてもよい。かかる官能性シラン含有化合
物としては、例えば3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、2−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノプロピル
トリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−ウ
レイドプロピルトリエトキシシラン、N−エトキシカル
ボニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
エトキシカルボニル−3−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−トリエトキシシリルプロピルトリエチレン
トリアミン、N−トリメトキシシリルプロピルトリエチ
レントリアミン、10−トリメトキシシリル−1,4,7
−トリアザデカン、10−トリエトキシシリル−1,4,
7−トリアザデカン、9−トリメトキシシリル−3,6
−ジアザノニルアセテート、9−トリエトキシシリル−
3,6−ジアザノニルアセテート、N−ベンジル−3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル
−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−ビス
(オキシエチレン)−3−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−ビス(オキシエチレン)−3−アミノプロ
ピルトリエトキシシランなどを挙げることができる。か
かるエポキシ化合物としては、例えばエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジル
エーテル、トリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリ
セリンジグリシジルエーテル、2,2−ジブロモネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,3,5,6
−テトラグリシジル−2,4−ヘキサンジオール、N,
N,N’,N’,−テトラグリシジル−m−キシレンジア
ミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’,−テトラグリシ
ジル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3−(N
−アリルーNーグリシジル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン、3−(N,N−ジグリシジル)アミノプロピ
ルトリメトキシシランなどを挙げることができる。
VA方式の液晶表示素子に好適に用いることができる。
MVAモードとは“液晶 Vol.3 No.2 11
7(1999年)”や特開平11−258605に示す
ように、突起を配向規制手段に用いた垂直配向モードを
示す。突起は、TFT基板側およびカラーフィルター側
のそれぞれに形成されていてもよく、カラーフィルター
側に突起を有し、TFT側にスリットを有するものでも
よい。
表示素子は、例えば次の方法によって製造することがで
きる。 (1)パターニングされた透明導電膜が設けられている
基板の一面、あるいは配向規制手段として突起を形成し
た透明導電膜上に本発明の液晶配向剤を例えばロールコ
ーター法、スピンナー法、印刷法などの方法によって塗
布し、次いで、塗布面を加熱することにより被膜を形成
する。ここに、基板としては、例えばフロートガラス、
ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホ
ン、ポリカーボネートなどのプラスチックからなる透明
基板を用いることができる。また、基板の一面に設けら
れる透明導電膜としては、酸化スズ(SnO2 )からな
るNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化インジウ
ム−酸化スズ(In2 O3 −SnO2 )からなるITO
膜などを用いることができ、これらの透明導電膜のパタ
ーニングには、フォト・エッチング法や予めマスクを用
いる方法が用いられる。さらに、基板には液晶の配向方
向を規定するために突起構造を形成したり、電極にスリ
ットを形成するなど突起物のレイアウト、電極構造と電
界の加わり方を設計することによって視野角依存性を改
善した液晶表示素子を得ることが出来る。液晶配向剤の
塗布に際しては、基板表面および透明導電膜と液晶配向
剤の被膜との接着性をさらに良好にするために、基板の
該表面に、官能性シラン含有化合物、官能性チタン含有
化合物などを予め塗布することもできる。また加熱温度
は80〜250℃とされ、好ましくは120〜200℃
とされる。形成される被膜の膜厚は、通常0.001〜
1μmであり、好ましくは0.005〜0.5μmであ
る。なお、本発明の液晶配向剤は、塗布後に有機溶媒を
除去することによって液晶配向膜となる被膜を形成する
が、さらに加熱することによって脱水閉環を進行させ、
一部イミド化または完全にイミド化された被膜とするこ
ともできる。
された基板を2枚作製し、間隙(セルギャップ)を介し
て対向配置し、2枚の基板の周辺部をシール剤により貼
り合わせ、基板表面およびシール剤により区画されたセ
ルギャップ内に液晶を注入充填し、注入孔を封止して液
晶セルを構成する。そして、液晶セルの外表面、すなわ
ち、液晶セルを構成するそれぞれの基板の他面側に、偏
光板を貼り合わせることにより、液晶表示素子が得られ
る。
およびスペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有す
るエポキシ樹脂などを用いることができる。液晶として
は、ネマティック型液晶およびスメクティック型液晶を
挙げることができ、その中でもネマティック型液晶が好
ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ系液晶、
ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液晶、エ
ステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニルシクロ
ヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン系液
晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶などを用
いることができる。また、これらの液晶に、例えばコレ
スチルクロライド、コレステリルノナエート、コレステ
リルカーボネートなどのコレステリック型液晶や商品名
「C−15」「CB−15」(メルク社製)として販売
されているようなカイラル剤などを添加して使用するこ
ともできる。さらに、p−デシロキシベンジリデン−p
−アミノ−2−メチルブチルシンナメートなどの強誘電
性液晶も使用することができる。また、液晶セルの外表
面に貼り合わされる偏光板としては、ポリビニルアルコ
ールを延伸配向させながら、ヨウ素を吸収させたH膜と
称される偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ偏光板
またはH膜そのものからなる偏光板を挙げることができ
る。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるも
のではない。 [特定重合体のイミド化率測定方法]重合体を室温で減
圧乾燥した後、重水素化ジメチルスルホキシドに溶解さ
せ、テトラメチルシランを基準物質として室温で1H−
NMRを測定し、下記式(ii)で示される式により求め
た。
m) A2 :その他のプロトン由来のピーク面積 α :重合体の前駆体(ポリアミック酸)における、N
H基のプロトン1個に対するその他のプロトンの個数割
合
トを用いて形成した突起を有するITO付きガラス基板
(A)およびITOのパターンを有するガラス基板
(B)に、それぞれ液晶配向剤を印刷し、80℃で1分
間、その後180℃で1時間乾燥することにより乾燥膜
厚600オングストロームの塗膜を形成した。上記のよ
うにして液晶配向膜が形成された基板を2枚作製し、基
板(B)の外縁部に、粒径3.5μmの酸化アルミニウ
ム球を含有するエポキシ樹脂系接着剤をスクリーン印刷
法により塗布した後、図1のような位置関係になるよう
に2枚の基板を張り合わせた。基板の表面および外縁部
の接着剤により区画されたセルギャップ内に、メルク社
製ネガ型液晶MLC6608を注入充填し、次いで、注
入孔をエポキシ系接着剤で封止して垂直配向型液晶表示
素子を作製した。
2V(ピーク−ピーク)での液晶表示素子をクロスニコ
ル下で観察した。 [電圧保持率]液晶表示素子に5Vの電圧を60マイク
ロ秒の印加時間、167ミリ秒のスパンで印加した後、
印加解除から167ミリ秒後の電圧保持率を測定した。
測定装置は(株)東陽テクニカ製VHR−1を使用し
た。
素子に直流3.0V、交流6.0V(ピーク−ピーク)
を重畳した30Hz、3.0Vの矩形波を70℃の環境
温度で20時間印加した後、電圧をOFFとし、目視に
より残像が消去するまでの時間を測定した。
アミン、テトラカルボン酸二無水物の順で加え、固形分
濃度20%、60℃で6時間反応させて、表1に示す対
数粘度を有するポリアミック酸を得た。
酢酸二無水物 CB:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸
無水物 MTDA:1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5
−8−メチル−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3
−フラニル)−ナフト[1,2−C]フラン−1,3−ジ
オン PDA:p−フェニレンジアミン ODA:オクタデカノキシ−2,4−ジアミノベンゼン ジアミン:式(9)で表されるジアミン ジアミン:式(10)で表されるジアミン ジアミン:式(13)で表されるジアミン
2−ピロリドンにより固形分濃度5%に希釈し、表2に
示す触媒としてピリジンおよび無水酢酸を添加し、11
0℃で4時間撹拌ことにより、特定重合体を合成した。
この重合体溶液をジエチルエーテルで再沈殿させること
により、重合体(イミド化重合体)の白色粉末を得た。
得られた特定重合体のイミド化率を表2に併せて示す。
なお、表2中ピリジン/酸無水物(倍モル)=1.0/
1.0とは、ポリアミック酸中のアミド結合1.0モル
に対してピリジン1.0モル、無水酢酸1.0モルを添
加することを意味する。
アミン、テトラカルボン酸二無水物の順で加え、固形分
濃度20%、60℃で6時間反応させて、表3に示す対
数粘度を有するポリアミック酸を得た。
(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−
ナフト[1,2−C]フラン−1,3−ジオン MTDA:1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5
−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジ
オン TNA:3,5,6−トリカルボニル−2−カルボキシノ
ルボルナン−2:3,5:6−ジ無水物 CHA:式(1)で表される酸無水物 DDE:4,4’−ジアミノジフェニルエーテル ジアミン:式(10)で表されるジアミン ジアミン:式(21)で表されるジアミン ジアミン:式(17)で表されるジアミン ジアミン:式(16)で表されるジアミン
により固形分濃度5%に希釈し、表4に示す触媒として
ピリジンおよび無水酢酸を添加し、110℃で4時間撹
拌ことにより、特定重合体を合成した。この重合体溶液
をジエチルエーテルで再沈殿させることにより、重合体
(イミド化重合体)の白色粉末を得た。得られた特定重
合体のイミド化率を表4に併せて示す。なお、表4中ピ
リジン/酸無水物(倍モル)=1.0/1.0とは、ポ
リアミック酸中のアミド結合1.0モルに対してピリジ
ン1.0モル、無水酢酸1.0モルを添加することを意
味する。
組成(重量比)で固形分濃度6.0%に調製し、本発明
の垂直配向型液晶配向剤を得た。この液晶配向剤を用い
て液晶表示素子を作製し、各種評価を行った。結果を表
5に示す。
剤(N,N,N',N'-テトラク゛リシシ゛ル-4,4'-シ゛アミノシ゛フェニルメタン 以下
EPと略)5gを溶剤(NMP:BC=5:5 重量比)に
溶解し、固形分濃度を6.0%となるように調整し、本
発明の垂直配向型液晶配向剤を得た。この液晶配向剤を
用いて上記MVA型の液晶表示素子を作製し、各種評価
を行った。結果を表6に示す。 実施例11と同様に表
6に示す割合で特定重合体と添加剤、溶剤を混合して配
向剤を調整し、各々の特性評価を行った。結果を全て表
6にまとめて示す。
ン
性が良好で残像消去時間が短くMVA方式の液晶表示素
子に好適な液晶配向膜および液晶表示素子が得られる。
さらに、本発明の液晶配向剤を用いて形成した液晶配向
膜を有する液晶表示素子は、種々の装置に有効に使用で
き、例えば直視方式のパーソナルコンピューター用モニ
ター、液晶テレビなどの他、投影方式の透過型、反射型
表示装置に用いられる。
セルの模式図を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(I−1)で表される繰り返し単
位および下記式(I−2)で表される繰り返し単位から
選ばれる少なくとも一種の繰り返し単位を有し、イミド
環を有する繰り返し単位を全繰り返し単位中40モル%
以上有する重合体を含有してなることを特徴とする、垂
直配向型液晶配向剤。 【化1】 (式中、P1 は4価の有機基であり、Q1 は下記式(Q
−1)または(Q−2)で表される基である。) 【化2】 (式中、P2 は4価の有機基であり、Q2 は下記式(Q
−1)または(Q−2)で表される基である。) 【化3】 (式中、Xは−O−、−CO−、−COO−、−OCO
−、−NHCO−、−CONH−、−S−、メチレン
基、炭素数2〜6のアルキレン基およびフェニレン基か
ら選ばれる2価の基であり、R1 は、炭素数10〜20
のアルキル基、炭素数4〜40の脂環式骨格を有する1
価の有機基または炭素数6以上のフッ素原子を有する1
価の有機基である。) 【化4】 (式中、Xは−O−、−CO−、−COO−、−OCO
−、−NHCO−、−CONH−、−S−、メチレン
基、炭素数2〜6のアルキレン基およびフェニレン基か
ら選ばれる2価の基であり、R2 は、炭素数4〜40の
脂環式骨格を有する2価の有機基である。) - 【請求項2】 請求項1記載の垂直配向型液晶配向剤を
用いて得られる液晶配向膜を具備することを特徴とす
る、液晶表示素子。
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