JP2002326191A - スライサーの搬送装置 - Google Patents

スライサーの搬送装置

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JP2002326191A
JP2002326191A JP2001133336A JP2001133336A JP2002326191A JP 2002326191 A JP2002326191 A JP 2002326191A JP 2001133336 A JP2001133336 A JP 2001133336A JP 2001133336 A JP2001133336 A JP 2001133336A JP 2002326191 A JP2002326191 A JP 2002326191A
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聡司 竹内
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義久 山内
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猛 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック状の食パンを最後まで確実にスライ
スすることを可能とし、スライス刃に対して食パンを正
確な姿勢で送り込む。 【解決手段】 スライス刃13の上流側に、幅方向に離
間して並列に配置した複数の単一コンベヤ20からなる
搬送コンベヤ16が配置される。搬送コンベヤ16とス
ライス刃13との間に配設した支持部材28で支持され
ている食パン14を、スライス刃13を通り過ぎる位置
まで押送する押送部材30が配設される。押送部材30
は、各単一コンベヤ20の両側または片側に隣接位置す
る複数の押送体35からなる。押送体35の各押送片3
5bの厚みは、スライス刃13の間隔が最小に設定され
た場合の隣接するスライス刃13,13の隙間寸法より
小さく、また該押送片35bは特定位置に存在する各ス
ライス刃13に隣接して両側に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食パンのスライサ
ーのスライス刃に向けて食パンを搬送するスライサーの
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スライサーでブロック状の食パン
をスライスする際には、複数の該食パンを搬送方向の前
後で相互に接触させた状態(いわゆる押せ押せ状態)で、
ベルトコンベヤ等によってスライス刃に向けて送り込ん
でいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した搬送方法で
は、最後のブロック状の食パンは、後から押圧するもの
がないため、スライス刃に対して充分に送り込まれない
難点がある。そこで従来は、作業者が道具等を用いて、
最後のブロック状の食パンをスライス刃に向けて押し込
む煩雑な作業が必要となっていた。
【0004】ここで、山型食パンを、その山状になった
側を先頭にしてスライス刃に向けて送り込む場合、前述
したように搬送方向の前後で食パンを相互に接触させる
ようにすると、該食パンがスライス刃に対して斜めに送
られたり、あるいは振れながら送り込まれることがあ
る。このため、食パンが斜めにスライスされたり、スラ
イス厚が一定にならないおそれが指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、ブロック状の食パンを最後まで
確実にスライスすることを可能とし、またスライス刃に
対して食パンを正確な姿勢で送り込み得るスライサーの
搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るスライ
サーの搬送装置は、食パンをスライスするスライス刃が
食パンの搬送方向と直交する方向に離間して複数並列に
配設されたスライサーにて、前記複数のスライス刃に向
けてブロック状の食パンを搬送するスライサーの搬送装
置であって、前記スライス刃に向けて食パンを1つずつ
押送する押送部材を有し、前記押送部材は、食パンがス
ライス刃を通り過ぎる位置まで該食パンを押送するよう
構成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るスライサーの
搬送装置につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照
しながら以下説明する。
【0008】実施例に係る搬送装置の説明に先立ち、該
搬送装置10が配設される食パンのスライサー11にお
ける切断部12の概略構成を説明する。このスライサー
11の切断部12は、図3に示す如く、上下に延在する
複数の帯状スライス刃13を、食パン14の搬送方向と
交差する幅方向に離間して配設して構成される。そし
て、各スライス刃13を図示しない機構により高速で上
下動させることで、送り込まれるブロック状の食パン1
4を所定のスライス厚でスライスするようになってい
る。また、各スライス刃13の間隔は、食パン14のス
ライス厚に応じて調整可能に構成される。なお、食パン
14のスライス厚に応じてスライス刃13の間隔を変更
した場合においても、その最小公倍数と対応する複数の
特定位置Sにはスライス刃13が常に存在し、この特定
位置Sの夫々に後述する押送部材30の押送体35が対
応して位置するよう設定される。
【0009】図1および図2に示す実施例に係る搬送装
置10は、前記切断部12の上流側に、前工程のコンベ
ヤ(図示せず)から移送されてきたブロック状の食パン1
4を受け取り、下流側の切断部12に向けて該食パン1
4を搬送する供給コンベヤ15と搬送コンベヤ16とを
備える。供給コンベヤ15は、食パン14の搬送方向の
前後に離間する複数のローラ17に巻掛けられた無端ベ
ルト18で構成され、図示しない駆動モータによりロー
ラ17を回転駆動することで、無端ベルト18上に載置
されている食パン14を下流側に向けて連続的に搬送す
るよう構成される。なお、供給コンベヤ15上には、食
パン14はその長手方向を搬送方向と直交する横向き状
態で載置されて搬送されるようになっている。また供給
コンベヤ15の終端近傍に、食パン14の前端(搬送方
向下流端)を検出する物品センサ19が配設され、該セ
ンサ19が食パン14を検出すると供給コンベヤ15が
停止制御されると共に、押送部材30が所定のタイミン
グになったときに、該供給コンベヤ15が始動するよう
構成される。
【0010】前記搬送コンベヤ16は、前記供給コンベ
ヤ15から受け渡された食パン14を切断部12に向け
て搬送するコンベヤであって、幅方向に離間して並列に
配置した複数の単一コンベヤ20で構成される。すなわ
ち、幅方向に離間する一対の側板21,21間の搬送方
向上流端に、図2に示す如く、駆動軸22が回転可能に
枢支され、該駆動軸22に、軸方向に離間して複数(実
施例では6個)の駆動プーリ23が夫々一体回転可能に
配設されている。また各駆動プーリ23の配設位置に対
応して、該プーリ23の配設位置から搬送方向下流側に
所定長さで延在する支持フレーム24が搬送方向に沿っ
て配設されると共に、各支持フレーム24の下流端に従
動プーリ25が夫々回転可能に配設され、搬送方向で対
をなす一対のプーリ23,25間に無端状の丸ベルト2
6からなる無端索体が夫々巻掛けられている。そして、
図示しない駆動モータによって駆動軸22を回転駆動す
ることで、複数の丸ベルト26が同一速度で連続走行す
るよう構成される。すなわち、実施例では駆動プーリ2
3、従動プーリ25および丸ベルト26から単一コンベ
ヤ20を構成している。また搬送コンベヤ16における
食パン14の搬送速度は、前記供給コンベヤ15におけ
る食パン14の搬送速度より速く設定され、供給コンベ
ヤ15から搬送コンベヤ16に受け渡された食パン14
を後続する食パン14から分離し、当該搬送コンベヤ1
6上では複数の食パン14が所定の隙間を存して搬送さ
れるようになっている(図1参照)。
【0011】なお、前記供給コンベヤ15および搬送コ
ンベヤ16の上方には、幅方向に離間する一対のガイド
部材27,27が、前記スライス刃13に近接する位置
まで延在するよう配設され、両コンベヤ15,16で搬
送される食パン14の長手方向両側が、両ガイド部材2
7,27で案内されて幅方向に位置ずれしないよう構成
される。
【0012】前記搬送コンベヤ16と前記スライス刃1
3との間に、該搬送コンベヤ16から搬送された食パン
14の下面を支持する支持部材28が配設されている。
この支持部材28は、図2に示す如く、搬送コンベヤ1
6における各単一コンベヤ20と対応するよう幅方向に
所定間隔離間して配設した複数の支持板29から構成さ
れており、当該支持部材28の食パン14を支持するレ
ベル(支持板29の上面レベル)は、搬送コンベヤ16の
食パン14を載置するレベル(丸ベルト26の上側走行
部の上端レベル)より低位に設定されている(図1参
照)。
【0013】前記搬送コンベヤ16と対応する位置に、
前記支持部材28に受け渡されて下面が支持されている
食パン14を、前記スライス刃13を通り過ぎる位置ま
で押送する押送部材30が、その前端(搬送方向下流端)
がスライス刃13を通り過ぎた位置に臨む押送位置(図
5(c))と、該前端が搬送コンベヤ16の前端より上流
側に臨む待機位置(図5(a))との間を搬送方向の前後に
往復移動可能に配設されている。また搬送コンベヤ16
の下方に、押送部材30の駆動機構31が配設される。
この駆動機構31は、図1に示す如く、食パン14の搬
送方向前後に離間して配設された一対のプーリ32,3
2と、両プーリ32,32間に巻掛けられた無端ベルト
33と、該プーリ32を正逆方向に回転駆動するサーボ
モータ34とから構成され、前記無端ベルト33の所定
位置に押送部材30が一体的に移動するよう連結されて
いる。なお、サーボモータ34は、押送部材30が食パ
ン14を押送する前進時は、該押送部材30の速度が搬
送コンベヤ16の搬送速度と略同一となるよう回転制御
されると共に、押送部材30の後退時は前進時の速度よ
り速くなるよう逆転制御され、押送部材30の1サイク
ルに要する時間を短縮し得るようになっている。またプ
ーリ32および無端ベルト33は、歯付きタイプが用い
られ、正逆回転時にスリップしないよう構成される。
【0014】前記押送部材30は、図2に示す如く、前
記搬送コンベヤ16における各単一コンベヤ20の両側
または片側に隣接するよう、幅方向に所定間隔で離間す
る複数の押送体35から構成される。この押送体35
は、搬送方向に沿って延在する所定長さの板材で構成さ
れ、その幅方向の中間位置には、搬送方向前端で開口す
る所定長さのスリット35aが形成されている。スリッ
ト35aは、スライス刃13が常に存在する前記特定位
置Sに対応すると共に、該スライス刃13と干渉しない
よう設定されている。そして、スリット35aを挟んで
両側に位置する通過可能部としての各押送片35bの厚
みは、前記スライス刃13の間隔が最小に設定された場
合の隣接するスライス刃13,13の隙間寸法より小さ
くなるよう設定される。また、各押送体35の押送片3
5bは、前記各特定位置Sに存在する各スライス刃13
とこれに隣接する両側のフライス刃13,13との間を
通過するよう設定されており、スライス刃13の間隔が
変更された場合においても、押送部材30の位置調節を
行なうことなく、各押送片35bは、隣接するスライス
刃13,13の間を通過して前進移動可能に構成される
(図1の二点鎖線参照)。なお、前記押送体35(押送片
35b)は、スライスされる食パン14に対して複数存
在する前記特定位置Sの全てに対応して設けられてい
る。
【0015】前記押送部材30における押送体35の最
上部には、搬送コンベア16における丸ベルト26の上
側走行部と略平行に形成された載置部35cが形成さ
れ、食パン14が載置可能になっている。この載置部3
5cのレベルは、図1に示す如く、前記支持部材28の
食パン14を支持するレベルと、前記搬送コンベヤ16
の食パン14を載置するレベルとの間に設定される。す
なわち、搬送コンベヤ16から支持部材28に受け渡さ
れて支持される食パン14の下部を、押送部材30の前
端で押送すると共に、後述する如く、食パン14を押送
している押送部材30の載置部35cに対して搬送コン
ベヤ16から後続の食パン14の移載を支障なく行ない
得るよう構成される。
【0016】前記各ガイド部材27における搬送コンベ
ヤ16の下流端近傍に対応する位置に、図2に示す如
く、後退規制部材36が夫々水平回動可能に配設され、
該規制部材36の前端部は、ガイド部材27の対応する
位置に形成された通孔27aを介して内側に出没可能に
構成されている。この後退規制部材36は、常にはバネ
等の弾性部材37を介して前端部を食パン14に接触可
能な内側に突出させた状態に保持され、その前端部は搬
送コンベア16より下流側に位置するようになってい
る。そして、食パン14が通過する際には外側に退避し
てその通過を許容すると共に、食パン14の通過後には
内側に突出して該食パン14の後端に当接して後退を規
制するよう構成される(図5(c)参照)。また後退規制部
材36と前記スライス刃13との間で該スライス刃13
に近接する位置に、前記押送部材30に載置された状態
で搬送される食パン14の上部前端に当接し、該食パン
14の前進移動を規制する前進規制部材38が配設され
ている。
【0017】前記スライス刃13の下流側に、スライス
された食パン14aを受け取って後工程に送る受取りコ
ンベヤ39が配置されている。この受取りコンベヤ39
は、図4に示す如く、スライス食パン14aが載置され
る固定テーブル40と、該固定テーブル40とスライス
刃13との間に配設されて搬送方向の前後に移動する可
動テーブル41と、幅方向に離間すると共に両テーブル
40,41を挟む上下位置を走行する一対の無端チェン
42,42と、両無端チェン42,42間に架設されて走
行方向に所定間隔で離間する複数の棒状の押し部材43
とで構成される。また両テーブル40,41における上
面レベルは、前記支持部材28の支持レベルより低位に
設定され、前記押送部材30により押送される食パン1
4の支持部材28から可動テーブル41への受け渡しを
円滑に行ない得るようになっている。前記可動テーブル
41は、空気圧シリンダやモータ等の駆動手段により、
スライス刃13に近接する待機位置と固定テーブル40
に近接する作動位置との間を往復移動され、押送部材3
0で押送されたスライス食パン14aが待機位置の可動
テーブル41に移載されたタイミングで、作動位置まで
移動されるよう設定される。そして、このときに可動テ
ーブル41とスライス刃13との間に生ずる隙間を介し
て、前記押し部材43が可動テーブル41の下方から上
方に移動し、該押し部材43によりテーブル上のスライ
ス食パン14aを固定テーブル40に向けて押送するよ
う構成される。
【0018】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る搬送装置
の作用につき説明する。前工程から前記供給コンベヤ1
5に移送されるブロック状の食パン14は、該コンベヤ
15によって下流側に向けて搬送され、該食パン14の
前端が前記物品センサ19で検出されたときに該供給コ
ンベア15の運転が停止される。前記押送部材30は所
定の時間間隔で往復移動し、この往復移動における所定
タイミングで供給コンベヤ15の運転が開始され、該コ
ンベヤ15上の食パン14は前記搬送コンベヤ16に受
け渡されて、該コンベヤ16により引続き下流側に向け
て搬送される。搬送コンベヤ16の搬送速度は、供給コ
ンベヤ15の搬送速度より速く設定されているから、該
搬送コンベヤ16に受け渡された食パン14は、供給コ
ンベヤ15上の後続する食パン14から分離される。こ
の後続する食パン14の前端が前記物品センサ19で検
出されたときに供給コンベア15は停止される。従って
搬送コンベヤ16上では、搬送方向前後の食パン14,
14が所定間隔離間した状態で搬送される。
【0019】前記待機位置に臨む押送部材30が押送位
置に向けて前進移動され、該押送部材30が前記支持部
材28の上方を移動する間に、前記搬送コンベヤ16で
搬送される食パン14が該押送部材30の載置部35c
に移載されてそのまま下流側に向けて搬送される。押送
部材30に載置されて搬送される食パン14は、前記後
退規制部材36,36を越えて搬送された後、前記前進
規制部材38に上部前端が当接することで前進移動は規
制され、該食パン14に対して押送部材30のみが押送
位置まで前進移動する。
【0020】次に、前記押送部材30は待機位置に向け
て後退移動を開始するが、該押送部材30上の食パン1
4は、ガイド部材27,27より内側に突出する前記後
退規制部材36,36の前端部に後端が当接してその後
退移動は規制され、該食パン14に対して押送部材30
のみが待機位置まで後退移動する。そして、押送部材3
0が待機位置に至る間に、食パン14は該押送部材30
から前記支持部材28上に落下して支持される(図5
(a)参照)。待機位置まで後退した押送部材30は、再
び前進移動を開始し、このときに支持部材28上の食パ
ン14を押送部材30の前端で上流側から押して移送す
る(図5(b)参照)。なお、この前進時に後続の食パン1
4が、前述したと同様に搬送コンベヤ16から押送部材
30の載置部35cに移載される。
【0021】前記押送部材30で押送される食パン14
は、前記スライス刃13により所定のスライス厚毎にス
ライスされる。このとき、押送部材30の各押送片35
bは、図5(c)に示す如く、特定位置Sに存在するスラ
イス刃13とこれに隣接する両側のスライス刃13,1
3との間を通過し、食パン14がスライス刃13を通り
過ぎる位置まで押送されるので、該食パン14は確実に
スライスされる。すなわち、最後にスライス刃13に向
けて搬送される食パン14も確実にスライスすることが
でき、作業者の押込み作業を省略することができる。ま
た食パン14を1つずつスライス刃13に向けて押送す
るから、山型パンをその山状になった側を先頭にしてス
ライス刃13に向けて送り込む場合であっても正確な姿
勢で送り込むことができ、食パン14が斜めにスライス
されることはなく、スライス厚を常に一定とし得る。
【0022】前記スライス刃13を通過したスライス食
パン14aは、前記受取りコンベヤ39の待機位置に臨
む可動テーブル41に移載される。この可動テーブル4
1が作動位置に向けて前進移動すると共に、前記無端チ
ェン42,42が走行し、可動テーブル41とスライス
刃13との間の隙間を介して押し部材43が下方から上
方に移動し、該押し部材43により可動テーブル41上
のスライス食パン14aが固定テーブル40に押送され
る。
【0023】前記食パン14のスライス厚を変更する場
合は、前記スライス刃13の間隔が対応して変更され
る。この場合に、間隔が変更されても常にスライス刃1
3が存在する特定位置Sに対応して、前記押送部材30
の押送片35bが位置決めされているから、スライス厚
の変更に際して押送部材30の位置調節を行なう必要は
なく、調節作業に伴うロスタイムを削減し得る。また押
送部材30の調節手段を必要としないから、機械構成を
簡略化することができる。
【0024】
【変更例】本発明は、前述した実施例の構成に限定され
るものでなく、例えば以下に示す変更例を適宜に採用し
得る。搬送コンベヤをスライス刃の近傍まで延長し、実
施例の押送部材に代えて、搬送コンベヤ上で前後する食
パンの間に、押送部材が下方から突出して食パンをスラ
イス刃に向けて押送し、戻るときは後続の食パンの下を
通って戻る、いわゆるボックスモーションをする押送部
材としてもよい。複数の単一コンベヤからなる搬送コン
ベヤ、あるいはこれに代わる平ベルトコンベヤをスライ
ス刃の近傍まで延長し、実施例の押送部材に代えて、搬
送コンベヤ上で前後する食パンの間に、押送部材が上方
から挿入されて食パンをスライス刃に向けて押送し、戻
るときは後続の食パンの上を通って戻る、いわゆるボッ
クスモーションをする押送部材としてもよい。実施例で
は、押送部材は前記特定位置に対応して、別体の押送片
(通過可能部)を複数設けて構成したが、これらを搬送コ
ンベヤの各単一コンベヤと干渉しない一体のもので形成
し、スライス刃と対応する部分に凹部を形成するように
してもよい。また、通過可能部を前記特定位置の全てに
対応させず、例えば一箇所おき等、部分的に対応するよ
うにしたり、特定位置に存在するスライス刃に対して片
側のみに対応するよう形成してもよい。供給コンベヤ
は、1基でなく複数を直列に配置したものであってもよ
く、その場合であっても搬送コンベヤを含んで下流側の
コンベヤの搬送速度が、上流側のコンベヤの搬送速度よ
り高速となっていればよい。供給コンベヤを廃止し、搬
送コンベヤの搬送終端に食パンを検出する物品センサを
設けて、前述した実施例と同様に、押送部材のタイミン
グに合わせて搬送コンベヤの運転を開始させて食パンを
押送部材に移載し、後続の食パンを物品センサが検出し
たら搬送コンベヤを停止させるようにしてもよい。食パ
ンは、押送部材のタイミングに対応して、スライスの前
工程から所定の間隔をもって一つずつ搬送コンベヤに移
載する構成であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の請求項1
に係る搬送装置によれば、押送部材により食パンをスラ
イス刃を通り過ぎる位置まで押送するから、最後に搬送
される食パンまで確実にスライスすることができ、作業
者による押込み作業等を不要とし得る。また、食パンを
押送部材により1つずつ押送するから、例えば山型パン
をその山状になった側を前向きにしてスライス刃へ送り
込む場合等であってもスライス刃に対して正確な姿勢で
送り込むことができ、食パンが正確にスライスされると
共に、そのスライス厚さも一定となる。
【0026】請求項2に係る搬送装置によれば、押送部
材の通過可能部を、間隔が最小に設定された隣接するス
ライス刃の間を通過可能で、かつスライス刃の間隔が変
更された場合でも常にスライス刃が存在する特定位置に
対応して設けられるから、食パンのスライス厚の変更に
対応してスライス刃の間隔を変更した場合であっても、
これに応じて押送部材の位置調節を行なう必要はなく、
調節作業に伴うロスタイムを低減し得る。また、請求項
3に係る搬送装置によれば、複数の特定位置の全てに対
応して押送部材の通過可能部を設けているから、食パン
をスライス刃に向けて安定して押送することができ、食
パンをより正確かつ一定の厚みにスライスできる。
【0027】請求項4に係る搬送装置によれば、搬送コ
ンベヤから支持部材に移載された食パンの下部を押送部
材で押送するよう構成したから、該食パンを安定して押
送することができる。また請求項5に係る搬送装置によ
れば、押送部材により食パンを押送している間に後続の
食パンが該押送部材に移載されるようになっているか
ら、食パンの前後離間間隔を小さくすることができ、処
理能力を向上し得る。更に、請求項6に係る搬送装置に
よれば、供給コンベヤの搬送速度より搬送コンベヤの搬
送速度を高速に設定したので、供給コンベヤから受け渡
される食パンを後続の食パンから分離し、押送部材によ
る食パンの1つずつの押送を確実に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る搬送装置を示す概
略側面図である。
【図2】実施例に係る搬送装置を示す概略平面図であ
る。
【図3】実施例に係るスライサーと搬送装置とを示す概
略構成図である。
【図4】実施例に係る搬送装置の受取りコンベヤを示す
概略構成図である。
【図5】実施例に係る搬送装置による食パンのスライサ
刃への送り込み工程を示す説明図である。
【符号の説明】
11 スライサー 13 スライス刃 14 食パン 15 供給コンベヤ 16 搬送コンベヤ 20 単一コンベヤ 28 支持部材 30 押送部材 35b 押送片(通過可能部) 35c 載置部 36 後退規制部材 S 特定位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 猛 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 Fターム(参考) 4B032 DB02 DP63

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食パン(14)をスライスするスライス刃(1
    3)が該食パン(14)の搬送方向と直交する方向に離間して
    複数並列に配設されたスライサー(11)にて、前記複数の
    スライス刃(13)に向けてブロック状の食パン(14)を搬送
    するスライサーの搬送装置であって、 前記スライス刃(13)に向けて食パン(14)を1つずつ押送
    する押送部材(30)を有し、 前記押送部材(30)は、食パン(14)がスライス刃(13)を通
    り過ぎる位置まで該食パン(14)を押送するよう構成され
    ていることを特徴とするスライサーの搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記押送部材(30)には、各スライス刃(1
    3)の間を通過可能な通過可能部(35b)が設けられ、 この通過可能部(35b)は、スライス刃(13)の間隔が最小
    に設定された場合でも、隣接するスライス刃(13,13)の
    間を通過可能に形成され、 また前記通過可能部(35b)は、スライス刃(13)の間隔が
    変更された場合でも、常にスライス刃(13)が存在する特
    定位置(S)に対応して設けられると共に、この特定位置
    (S)に存在するスライス刃(13)とこれに隣接する片側ま
    たは両側のスライス刃(13,13)との間を通過するよう設
    定されている請求項1記載のスライサーの搬送装置。
  3. 【請求項3】 スライスされる前記食パン(14)に対して
    前記特定位置(S)が複数存在し、前記通過可能部(35b)
    は、複数ある該特定位置(S)の全てに対応して設けられ
    ている請求項2記載のスライサーの搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記スライス刃(13)に向けて食パン(14)
    を搬送する搬送コンベヤ(16)と、 この搬送コンベヤ(16)とスライス刃(13)との間に位置し
    て該搬送コンベヤ(16)から搬送された食パン(14)を支持
    する支持部材(28)とを有し、 前記支持部材(28)の食パン(14)を支持するレベルは、前
    記搬送コンベヤ(16)の食パン(14)を載置するレベルより
    低位に設定され、 前記押送部材(30)は、支持部材(28)に支持された食パン
    (14)の下部を押送するよう設定されている請求項1〜3
    の何れかに記載のスライサーの搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記押送部材(30)に食パン(14)を載置可
    能な載置部(35c)が設けられ、この載置部(35c)のレベル
    は、前記支持部材(28)の食パン(14)を支持するレベル
    と、前記搬送コンベヤ(16)の食パン(14)を載置するレベ
    ルとの間に設定され、 前記押送部材(30)の食パン(14)を押送する速度は、前記
    搬送コンベヤ(16)における食パン(14)の搬送速度と略同
    一に設定され、 前記搬送コンベヤ(16)は、食パン(14)の搬送方向と直交
    する方向に離間して並列に配設された複数の単一コンベ
    ヤ(20)で構成され、前記押送部材(30)はこれら単一コン
    ベヤ(20,20)間に介在可能に形成され、 前記押送部材(30)が食パン(14)を押送する際に、該押送
    部材(30)の載置部(35c)上に後続の食パン(14)が移載さ
    れ、 前記押送部材(30)が後退する際に、該押送部材(30)の載
    置部(35c)上に移載された食パン(14)が後退するのを規
    制する後退規制部材(36)を有している請求項4記載のス
    ライサーの搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送コンベヤ(16)の上流に、食パン
    (14)を搬送コンベヤ(16)に供給する供給コンベヤ(15)が
    少なくとも一つ設けられ、 前記搬送コンベヤ(16)および供給コンベヤ(15)における
    食パン(14)の搬送速度は、下流側のコンベヤの速度が上
    流側のコンベヤの速度より速く設定され、搬送コンベヤ
    (16)上では、食パン(14)が一つずつ分離されるようにな
    っている請求項4または5記載のスライサーの搬送装
    置。
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