JP2002325160A - 撮影・配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、洋品店が販売促進を行うための宣伝
行為を行う場合において、購買者に強い印象を与えて効
果的な販売促進を行うことを可能にする撮影・配信シス
テムを提供すること。 【解決手段】 任意の場所にてサービス利用者を撮影す
る撮影手段と、撮影手段により撮影された画像情報を入
力して記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像
情報をサービス利用者の端末に配信する配信手段とを具
備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は撮影・配信システム
に係り、例えば、洋品店の試着室にて撮影した写真デー
タを本人の携帯電話等の端末に配信したり、さらには、
その写真に様々な情報を付加した新たな画像データを本
人の携帯電話等の端末に配信するように工夫したものに
関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、洋品店等において新製品が販売
される場合には、その商品を掲載したパンフレット等を
顧客名簿に記載されている複数の顧客に配布して宣伝活
動を行っていた。又、同様のパンフレット等を不特定多
数の人にいわゆる「ダイレクトメール」として配布する
ようにしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。上記したようなパンフレッ
トの配布によってある程度の宣伝を行うことはできるが
限界があった。その大きな要因はパンフレットが顧客に
与える印象の弱さにあった。通常、その種のパンフレッ
トにおいてはモデルが新製品の洋服を試着した写真を掲
載している。しかしながら顧客にとってそのような写真
は現実味を欠いたものであり、それによって、購買意欲
をかきたてられるようなものではなかった。

【０００４】尚、本願発明に関連すると思われる先行技
術として、いわゆる「プリクラ」と称される「映像プリ
ント遊戯装置」に関する出願がある。すなわち、特開２
０００−３５７２７３号公報、特開２０００−２７０３
１４号公報、特開２０００−２６７１８０号公報、特開
２０００−２６７１７９号公報、特開２０００−２６７
１６２号公報、特開２０００−２５００９９号公報、特
開２０００−２４１８６３号公報、特開２０００−２４
１８５７号公報、特開２０００−２４１８５３号公報、
特開２０００−７８５０１号公報、特開２０００−５０
１９０号公報、特開２０００−３２３７１号公報、特開
２０００−２９１３０号公報、特開２０００−２４３０
２号公報、特開平１１−８４５２１号公報に記載された
ものである。これらは何れもブース内にて撮影した利用
者の画像に予め用意された画像を合成してそれをその場
でプリントアウトして利用者に提供するためのものであ
り、これを利用して、例えば、洋品店の新製品の宣伝を
行うことはできなかった。又、洋品店のインターネット
のホームページ上で、例えば、モデルが着用している洋
服の種類を適宜変更したり、或いは、色を変更して確認
するというものがある。しかしながらこれらは何れもモ
デルがそれらの洋服を着用したものであり、利用者に与
える宣伝としてのインパクトは低いものである。尚、本
願発明と上記「映像プリント遊戯装置」に関する先行出
願に係る発明、インターネット上のホームページとの相
違については追って詳細に説明する。

【０００５】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、例えば、洋品店が販売
促進を行うための宣伝行為を行う場合において、購買者
に強い印象を与えて効果的な販売促進を行うことを可能
にする写真撮影・配信システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべく
本願発明の請求項１による撮影・配信システムは、任意
の場所にてサービス利用者を撮影する撮影手段と、上記
撮影手段により撮影された画像情報を入力して記憶する
記憶手段と、上記記憶手段に記憶された画像情報を上記
サービス利用者の端末に配信する配信手段と、を具備し
たことを特徴とするものである。又、請求項２による撮
影・配信システムは、請求項１記載の撮影・配信システ
ムにおいて、上記記憶手段に記憶されている画像情報に
別の情報を付加して加工する情報加工手段が設けられて
おり、該情報加工手段によって得られた新たな画像情報
を上記配信手段によって上記サービス利用者の端末に配
信するようにしたことを特徴とするものである。又、請
求項３による撮影・配信システムは、請求項１又は請求
項２記載の撮影・配信システムにおいて、上記任意の場
所は洋服売場の試着室であり、撮影される画像はサービ
ス利用者が試着した状態の画像であることを特徴とする
ものである。又、請求項４による撮影・配信システム
は、請求項２又は請求項３記載の撮影・配信システムに
おいて、新たに付加される情報は新製品に関する情報で
あり、撮影されたサービス利用者の写真情報に新製品の
画像情報を付加して新たな画像情報とすることを特徴と
するものである。又、請求項５による撮影・配信システ
ムは、請求項２又は請求項３記載の撮影・配信システム
において、新たに付加される情報は洋服以外の他業種に
関する情報であり、撮影されたサービス利用者の写真情
報に該他業種の画像情報を付加して新たな画像情報とす
ることを特徴とするものである。又、請求項６による撮
影・配信システムは、請求項２又は請求項３記載の撮影
・配信システムにおいて、請求項２又は請求項３記載の
撮影・配信システムにおいて、新たに付加される情報は
インターネット上の所定のホームページを介して得られ
る情報であり、撮影されたサービス利用者の写真情報に
該ホームページを介して得られる画像情報を付加して新
たな画像情報とすることを特徴とするものである。又、
請求項７による撮影・配信システムは、請求項１〜請求
項６の何れかに記載の撮影・配信システムにおいて、配
信される画像データは静止画像データ又は動画データで
あることを特徴とするものである。又、請求項８による
撮影・配信システムは、請求項７記載の撮影・配信シス
テムにおいて、撮影手段により撮影された画像情報を基
に三次元立体画像を得てこれを配信するようにしたこと
を特徴とするものである。又、請求項９による撮影・配
信システムは、請求項１〜請求項８の何れかに記載の撮
影・配信システムにおいて、送信されてきた画像データ
を選択することによりオンライン注文システムが実行さ
れるように構成されていることを特徴とするものであ
る。又、請求項１０による撮影・配信システムは、請求
項１〜請求項９の何れかに記載の撮影・配信システムに
おいて、上記サービス利用者の端末は移動体携帯通信装
置又は固定体通信装置であることを特徴とするものであ
る。

【０００７】すなわち、本願発明による写真撮影・配信
システムは、任意の場所にて撮影手段によってサービス
利用者を撮影し、撮影された画像情報を記憶手段に入力
して記憶する。そして、その記憶された画像情報を上記
サービス利用者の端末に配信手段によって配信するよう
にしたものである。又、その際、記憶手段に記憶されて
いる画像情報に別の情報を付加して加工する情報付加手
段を設け、該情報付加手段によって得られた新たな画像
情報を上記配信手段によって上記サービス利用者の端末
に配信するようにすることが考えられる。新たに付加す
る情報としては様々なものが考えられる。又、任意の場
所としては様々な場所が想定されるが、例えば、洋服売
場の試着室が想定され、撮影される画像はサービス利用
者が試着した状態の画像であるとすることが考えられ
る。又、既に述べた新たに付加される情報であるが、例
えば、洋服の新製品に関する情報とすることが考えら
れ、撮影されたサービス利用者の写真情報に洋服の新製
品の画像情報を付加して新たな画像情報とすることが考
えられる。この場合には恰も試着したかのような臨場感
をもって画像情報を提供することができる。又、新たに
付加される情報としては洋服以外の他業種に関する情報
も考えられる。この場合にも撮影されたサービス利用者
の写真情報に該他業種の画像情報を付加して新たな画像
情報とすることになる。他業種とは、例えば、貴金属、
靴、鞄、化粧品等であり、この場合にも恰もそれらの商
品を身に付けたかのような臨場感をもって画像情報を提
供することができる。又、新たに付加される情報として
は、インターネット上の所定のホームページを介して得
られる情報とすることが考えられ、撮影されたサービス
利用者の写真情報に該ホームページを介して得られる画
像情報を付加して新たな画像情報とするものである。ホ
ームページを介して得られる情報とは、ホームページ上
の情報はもとより、そこを経由して得られる様々な情報
を意味するものである。又、配信される画像データとし
ては静止画像データ又は動画データであることが考えら
れ、又、撮影手段により撮影された画像情報を基に三次
元立体画像を得てこれを配信するようにすることも考え
られる。又、サービス利用者の端末としては様々なもの
が想定されるが、例えば、移動体携帯通信装置、固定体
通信装置が考えられ、さらに具体的には、携帯電話、Ｐ
ＨＳ、パーソナルコンピュータ、デジタルテレビ等が想
定される。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図１及び図２を参照して本
発明の第１の実施の形態を説明する。図１は洋品店の試
着室内の様子等を模式的に示す図である。試着室１内に
は試着台３が設置されており、この試着台３には鏡５が
立設されている。尚、試着室１は図示しない囲いによっ
て閉じられた空間として構成されているものである。利
用者７は店内より購入したい洋服を持参して試着室１内
に入り試着台３上にて試着する。そして、鏡５を介して
試着した本人をみながら購入するか否かを判断するもの
である。

【０００９】上記鏡５の裏側には撮影手段としてのカメ
ラ９が設置されている。又、試着台３上の所定場所には
上記カメラ９をオンさせるためのフット式の撮影スイッ
チ１１が設置されている。利用者７は希望する場合には
上記撮影スイッチ１１を踏んでカメラ９をオンさせる。
それによって、持参した洋服を試着した自分を撮影する
ものである。尚、撮影スイッチ１１としては様々なもの
が考えられ、フット式のものはあくまで一例である。

【００１０】一方、洋品店１の別の場所にはいわゆるサ
ーバー１３が設置されていて、上記カメラ９によって撮
影した写真画像データはこのサーバー１３に送られて記
憶されることになる。又、利用者７は試着時或いは購買
時に端末としての自身の携帯電話１５の電話番号を洋品
店側に知らせる。そして、試着室１にて撮影された画像
データがサーバー１３より利用者７の携帯電話に適宜送
られることになる。

【００１１】利用者７の携帯電話の番号を特定する方法
としては、上記したように、利用者７が自ら自身の携帯
電話１５の番号を知らせる以外に、カードを利用するこ
とも考えられる。すなわち、利用者７が所持しているカ
ードを洋品店のカードリーダによって読み取ることによ
り、携帯電話１５の番号等必要な情報を得るというもの
である。その他、利用者７が洋品店側に自身の住所を知
らせることによっても特定可能である。さらには、後
日、利用者７が携帯電話１５にて自ら洋品店側にアクセ
スすることにより特定することも可能である。尚、一連
のシステムの説明、すなわち、「撮影スイッチ１１を踏
むことにより鏡５の裏側にあるカメラ９による撮影が実
行されそのデータが携帯電話１５に送信される」なる説
明が試着室１内の任意の場所に表示されているものであ
り、利用者７はその表示をみて自らの意思で撮影を行う
ものである。

【００１２】上記作用を図２のフローチャートを参照し
ながら整理してみる。まず、スタートした後、ステップ
Ｓ１において撮影スイッチ１１が押されたか否かの判別
が行われる。撮影スイッチ１１が押されていると判別さ
れた場合にはステップＳ２に移行してカメラ９による撮
影が実行される。次いで、ステップＳ３に移行して、カ
メラ９によって撮影された写真画像データがサーバー１
３に送信される。次いで、ステップＳ４に移行して、サ
ーバー１３から個人の携帯電話１５に撮影された写真画
像データが送信され、それによって、一連の写真画像デ
ータ配信サービスが終了する。尚、上記ステップＳ１に
おいて撮影スイッチ１１が押されていないと判別された
場合にはそのまま終了する。

【００１３】又、図２に示すフローチャートは利用者７
の携帯電話１５の番号が事前に（カメラ９による撮影時
に）確認されている場合を示すものである。そして、例
えば、試着時には利用者７の携帯電話１５の番号が確認
されていないような場合には、図２のフローチャートに
おいて、サーバー１３に写真画像データが送信されたと
ころで停止する。そして、利用者７の携帯電話１５の番
号が確認されたところで、或いは、利用者７本人からの
アクセスによって携帯電話１５の番号が確認されたとこ
ろで送信が実行される。

【００１４】又、携帯電話１５に送信されてきた試着時
の写真データの意義であるが、まず、試着時において
は、鏡５にて見る姿とは別の観点から試着時の自身の姿
を確認することができ、それによって、購買するか否か
の判断を行うための新たな基準となる。又、仮に、試着
時には判断できなかったような場合に、後でその写真デ
ータを見直すことにより再確認することができるという
ものである。又、当然のことながらプリントアウトすれ
ば写真として楽しむことができるものである。

【００１５】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、洋品店側からみると次の
ような利点がある。例えば、利用者７が試着した洋服の
購入を止めた場合であっても、携帯電話１５に送信され
た試着時の写真データを見直して購入の有無を再検討す
る可能性があり、それによって、販売促進を効果的に図
ることができる。又、その写真データそのものが顧客デ
ータとなり、その後それを利用した様々な販売促進活動
が可能になる。又、通信を利用したサービスだけではな
く、その写真画像データを使用した印刷物を介しての販
売促進活動も可能になる。又、話題性があることによ
り、利用者７が自ら口コミで宣伝するという効果もあ
る。一方、利用者７側にあっては、鏡５を通して試着時
の自分を見るだけでなく写真データを通してみることが
でき、それによって、より客観性の高い判断をすること
が可能になる。又、試着時に判断できなかった場合であ
っても、後で受信した写真データをみることにより再度
判断することができる。又、単純に写真データとして楽
しむことも可能である。

【００１６】次に、図３乃至図６を参照して本発明の第
２の実施の形態を説明する。尚、前記第１の実施の形態
の場合と同一部分には同一符号を付して示しその説明は
省略する。前記第１の実施の形態の場合には単に試着室
１内にて撮影した写真画像データをサーバー１３を介し
て利用者７の携帯電話１５に送信するだけであったが、
この第２の実施の形態の場合には、その撮影した写真画
像データを利用してそこに新たな情報（例えば、洋品店
における新製品の画像情報）を付加・加工して新たな画
像データとして利用者７の携帯電話１５に送信しようと
するものである。

【００１７】図３に示すように、まず、写真システム配
信データベース２１があり、サーバ１３に記憶された写
真データ、すなわち、利用者７の試着時の写真画像デー
タはこの写真システム配信データベース２１に送られ
る。上記写真システム配信データベース２１には様々な
情報が入力・記憶されており、例えば、洋服の新製品に
関する画像データが記憶されている。

【００１８】そして、例えば、洋服の新製品が発表され
ると、利用者７の写真画像データにその新製品のデータ
を組み合わせて新たな画像データを作成する。その画像
データをサーバ１３を介して利用者７の携帯電話１５に
送信するものである。それによって、洋品店は新製品の
宣伝ひいては販売促進活動を行うことができる。一方、
利用者７は洋品店に出向くことなく新製品の情報を得る
ことがてき、しかも、恰も試着したかのようなデータを
得て確認することができる。

【００１９】上記内容を図４乃至図６のフローチャート
を参照しながら確認する。まず、スタートした後、ステ
ップＳ１１において撮影スイッチ１１が押されたか否か
の判別が行われる。撮影スイッチ１１が押されていると
判別された場合にはステップＳ１２に移行してカメラ９
による撮影が実行される。次いで、ステップＳ１３に移
行して、カメラ９によって撮影された写真画像データが
サーバー１３に送信される。次いで、ステップＳ１４に
移行して、サーバー１３から個人の携帯電話１５に撮影
された写真画像データが送信される。ここまでは前記第
１の実施の形態の場合と同様である。

【００２０】次に、ステップＳ１５に移行して、第１メ
ールの配信が実行される。そして、新製品の配信サービ
スを実行するか否かの判別が行われる（ステップＳ１
６）。この判別は利用者７が携帯電話１５を介して入力
することにより確認される。新製品の配信サービスを実
行すると判別された場合にはステップＳ１７に移行して
一連の配信サービスが実行される。

【００２１】すなわち、図６に示すように、まず、サー
バー１３にある利用者の写真画像データが写真システム
配信データベース２１に送られる（ステップＳ１８）。
次に、ステップＳ１９に移行して、写真システム配信デ
ータベース２１にて画像データの二次加工が実行され
る。つまり、新製品の写真データと利用者７の写真デー
タとが合成され、恰も利用者７が新製品を試着して撮影
したかのような画像データを作成する。次に、その合成
した新たな写真データを利用者７の携帯電話１５に送信
する（ステップＳ２０）。尚、この場合新製品の数は１
個とは限らないので、まずは最初の画像データを配信
し、後は、利用者７の選択及び新製品に関する残りのデ
ータの有無等を判別しながら配信サービスを行っていく
ものである。

【００２２】そして、図５に戻って、一連の配信サービ
スが終了した時点で終了となる。又、ステップＳ１１に
おいて撮影スイッチ１１が押されていないと判別された
場合、ステップＳ１６において新製品の配信サービスを
利用しないと判別された場合には何れもそのまま終了す
る。

【００２３】以上この第２の実施の形態によると前記第
１の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができ
るのはもとより、撮影した利用者７の写真データと新た
な画像データを組み合わせた画像データを配信すること
により、洋品店側にとってはさらなる販売促進効果があ
り、利用者７側にとっては実際には試着しない別の商品
に関しても恰も試着したかのような感覚で情報を得るこ
とができる。尚、この実施の形態の場合には新製品に関
する画像データを付加する場合を例に挙げて説明した
が、新製品に限らず、洋品店における他の商品（利用者
７が試着した商品以外の商品）に関する画像データであ
ってもよく、その内容を特定するものではない。

【００２４】次に、図７乃至図１３を参照して本発明の
第３の実施の形態を説明する。この第３の実施の形態の
場合には、前記第２の実施の形態の場合よりもさらにサ
ービスの内容を充実させたものである。尚、前記第１及
び第２の実施の形態の場合と同様の構成については同一
符号を付して示しその説明は省略する。

【００２５】この第３の実施の形態の場合には、洋品店
における商品の画像データだけでなく、他の洋服メーカ
ーの商品に関する画像データ、洋服だけでなく他の業種
の商品に関する画像データ等を利用者７の画像データと
の組み合わせによって適宜合成して配信可能にしたもの
である。図７に示すように、他業種データベース３１が
あり、又、二次加工されたデータベース３３がある。

【００２６】又、他業種データベース３１としては、図
８に示すように、インターネットのホームページ上のデ
ータを想定している。すなわち、図８に示すように、利
用者７が自身の携帯電話１５を介してインターネットサ
ーバにつながり、最初の選択画面４１が表示される。こ
の選択画面４１は服を含んだ複数種類の業種、すなわ
ち、服、ジュエリー、旅行、ペット、車の各業種が表示
され、そこから任意の業種を選択することになる。

【００２７】上記選択画面４１において、例えば、服の
業種を選択すると、次の選択画面４３に移行する。この
選択画面４３では服の業種に属する複数のメーカー名が
表示される。そして、任意のメーカー名を選択するとこ
により次の選択画面４５が表示される。この選択画面４
５では服の種類が表示される。そこで、任意の種類の服
を選択する。それによって、データベース４７にデータ
が送られ、そこで利用者７の写真データと選択された服
の画像が合成されて新たな画像データが作成され、利用
者７の携帯電話１５に送信されるものである。

【００２８】以下、図９乃至図１１のフローチャートを
参照してその作用を説明する。まず、スタートした後、
ステップＳ３１において撮影スイッチ１１が押されたか
否かの判別が行われる。撮影スイッチ１１が押されてい
ると判別された場合にはステップＳ３２に移行してカメ
ラ９による撮影が実行される。次いで、ステップＳ３３
に移行して、カメラ９によって撮影された写真画像デー
タがサーバー１３に送信される。次いで、ステップＳ３
４に移行して、サーバー１３から個人の携帯電話１５に
撮影された写真画像データが送信される。ここまでは前
記第１の実施の形態、第２の実施の形態の場合と同様で
ある。

【００２９】次に、ステップＳ３５に移行して、第１メ
ールの配信が実行される。そして、新製品の配信サービ
スを実行するか否かの判別が行われる（ステップＳ３
６）。この判別は利用者７が携帯電話１５を介して入力
することにより確認される。新製品の配信サービスを実
行すると判別された場合にはステップＳ３７に移行して
一連の配信サービスが実行される。尚、この配信サービ
スの内容は前記第２の実施の形態において図６に示した
内容と同じであるのでその説明は省略する。ここまでは
前第２の実施の形態の場合と同じである。

【００３０】次に、ステップＳ３８に移行する。このス
テップＳ３８においては、第２メールの配信が実行さ
れ、他業種の配信サービスを利用するか否かの判別がな
される（ステップＳ３９）。又、上記ステップＳ３６に
おいて新製品の配信サービスを利用しないと判別された
場合にもステップＳ３８に移行する。そして、他業種の
配信サービスを利用すると判別された場合には、ステッ
プＳ４０に移行して、インターネットサイトカテゴリー
登録に移行する。そして、ステップＳ４１においてまず
は服サイトへの登録の有無が判別される。

【００３１】そして、登録すると判別された場合にはス
テップＳ４２に移行して一連の配信サービスが実行され
る。ここでの配信サービスも図６に示した配信サービス
の内容と同等のものである。つまり、服に関する画像デ
ータと利用者７の画像データとから新たな画像データを
得てこれを利用者７の携帯電話１５に配信するものであ
る。服に関する画像データと利用者７の画像データとを
組み合わせるとは、例えば、利用者７の画像データに各
種の服に関する画像情報を組み合わせ、恰も、利用者７
がその服を身に付けているような状態の新たな画像デー
タを得るものである。

【００３２】上記配信サービスをさらに詳しく説明す
る。まず、既に説明したステップＳ４１において、服サ
イトへの登録の有無を判別しているが、実際には、図８
に示すように、まず、選択画面４１で任意の業種を選択
するものである。この場合には服を選択しているので、
ステップＳ４１において、服サイトへの登録であると判
別されるものである。次いで、選択画面４３に移行す
る。この選択画面４３では服の業種に属する複数のメー
カー名が表示される。そして、任意のメーカーを選択す
るとこにより選択画面４５が表示される。この選択画面
４５では服の種類が表示される。そこで、任意の種類の
服を選択する。それによって、データベース４７にデー
タが送られ、そこで利用者７の写真データと服の画像が
合成されて新たな画像データが作成され、利用者７の携
帯電話１５に送信されるものである。以下、同様のサー
ビスが適宜繰り返される。

【００３３】次に、ステップＳ４３においてジュエリー
サイトへの登録の有無が判別される。又、ステップＳ４
１において服サイトに登録しないと判別された場合にも
ステップＳ４３に移行する。そして、登録すると判別さ
れた場合にはステップＳ４４に移行して一連の配信サー
ビスが実行される。ここでの配信サービスも図６に示し
た配信サービスの内容と同等のものである。つまり、ジ
ュエリーに関する画像データと利用者７の画像データと
から新たな画像データを得てこれを利用者７の携帯電話
１５に配信するものである。ジュエリーに関する画像デ
ータと利用者７の画像データとを組み合わせるとは、例
えば、利用者７の画像データとジュエリーの画像情報を
組み合わせ、恰も、利用者７がそのジュエリーを身に付
けているかのような状態の新たな画像データを得るもの
である。

【００３４】次に、ステップＳ４５において旅行サイト
への登録の有無が判別される。又、ステップＳ４３にお
いてジュエリーサイトに登録しないと判別された場合に
もステップＳ４５に移行する。そして、登録すると判別
された場合にはステップＳ４６に移行して一連の配信サ
ービスが実行される。ここでの配信サービスも図６に示
した配信サービスの内容と同等のものである。つまり、
旅行に関する画像データと利用者７の画像データとから
新たな画像データを得てこれを利用者７の携帯電話１５
に配信するものである。旅行に関する画像データと利用
者７の画像データとを組み合わせるとは、例えば、利用
者７の画像データと旅行先の画像情報を組み合わせ、恰
も、利用者７がその旅行先に行ったかのような状態の新
たな画像データを得るものである。

【００３５】以下、同様の処理が所定個数（準備されて
いる他業種の個数）だけ行われ（ステップＳ４７、Ｓ４
８）終了することになる。尚、ステップＳ３１において
撮影スイッチ１１が押されていないと判別された場合、
ステップＳ３９において他業種の配信サービスを利用し
ないと判別された場合、ステップＳ４７においてその他
のサイト選択に関して選択しないと判別された場合には
何れもそのまま終了する。

【００３６】又、図示したフローチャートでは、服サイ
トの登録の有無、ジュエリーサイトの登録の有無等を順
番に処理していくように説明しているが、実際には、図
８に示したように、携帯電話１５の表示としての選択画
面４１にてそれら複数の業種から任意に選択するような
操作になる。又、例えば、服サイトが選択・登録される
と、次に、服サイトに登録されている複数の店が表示さ
れ、そこから任意の店を選択するといった手順の処理が
実行される。そして、最終的に選択された店の服に関す
る画像データと利用者７の写真画像データとが合成され
て新たな画像データが作成されることになる。

【００３７】次に、オンライン注文に関して説明する。
すなわち、図１２に示すように、例えば、利用者７の携
帯電話１５に新たな画像データ５１が送信されたとす
る。この新たな画像データは、利用者７の写真データに
任意の店の服の画像データが合成されたものである。そ
して、利用者７がそれをみて購入したいと考えた場合に
は所定の操作、例えば、クリック操作を行う。それによ
って、購入フォーム画面５３に自動的に移行する。以
下、確認画面５５、確認画面５７等が順次表示され、そ
こで必要な入力を行っていくことによりオンラインにて
注文することができる。

【００３８】上記内容を図１３のフローチャートで確認
してみる。基本的には、携帯電話１５に送信された画像
データがクリックされたか否かが判別され（ステップＳ
５１）、クリックされたと判別された場合にはステップ
Ｓ５２に移行して、商品購入フォームの出力が行われ
る。そして、サーバーに出力され（ステップＳ５２）終
了する。尚、実際には、各種画面表示とサーバーへの出
力が数回行われる。

【００３９】したがって、前記第２の実施の形態の場合
以上に高い効果、すなわち、店側においては高いインパ
クトを以て宣伝することができ、又、利用者７は恰も身
に付けているような、行ったような、飼ったかのような
感覚をもって情報を受けることができる。又、利用者７
は送信される写真画像データをクリックすることにより
リンクしてオンラインにて注文することも可能になる。
又、この実施の形態の場合には、任意の店で利用者７を
撮影して写真画像データを得れば、それをインターネッ
トサイトのデータとして登録し、底に加盟している全て
の店がそのデータを共用するようになっているので、店
側にとっては、利用者７が何れかの場所で撮影してあれ
ば、その写真画像データを利用して宣伝を行うことがで
き、つまり、撮影手段を備えていない店であっても同等
の販売促進活動を行うことができるものである。

【００４０】尚、本発明は前記第１〜第３の実施の形態
に限定されるものではない。前記第１〜第３の実施の形
態では、洋品店の試着室を例に挙げて説明しているが、
それ以外にも様々な場所が想定される。又、他業種の中
身としても、貴金属店、旅行代理店、ペット店以外に、
靴、鞄、化粧品、寝具、自動車、等あらゆる業種が想定
される。要は、利用者を撮影した写真データに別の画像
データを組み合わせて販売促進を目的として利用者の端
末にデータを配信するようなものであればよい。又、商
品をコート化しておけばそのコード番号の入力によって
その商品にさし代わるようなことも考えられる。又、前
記第１〜第３の実施の形態の場合には配信する画像デー
タとして静止画像を想定しているが、動画データとして
配信することも考えられる。又、利用者の写真を正面及
び背面から撮影し（この場合にはカメラが複数台にな
る）、それに基づいて三次元の立体画像を作成し（例え
ば、米国ＢＩＯＶＩＲＴＵＡＬ社の３ＤＭｅＮｏｗの立
体モデル機能を使用して実施する）、一連のサービスを
提供することも考えられる。又、前記各実施の形態にお
いては、撮影手段として１台のカメラを設置しておき、
それによって撮影する場合を例に挙げて説明したがれそ
に限定されるものではない。例えば、利用者又は店側の
携帯電話に内蔵されているカメラによって撮影し、その
写真画像データを店側に送信し、以降のサービス提供に
利用するようにしてもよい。その他、撮影手段としての
カメラの台数等はこれを特に限定するものではない。
又、前記各実施の形態では端末として利用者の携帯電話
を例に挙げて説明したが、利用者のパーソナルコンピュ
ータであってもよいし、その他の様々な種類の端末の使
用が考えられる。又、パーソナルコンピュータを使用し
た場合には、試着写真等の配信サービスを携帯電話で受
けるようにすることも考えられ、逆に、携帯電話を使用
して配信サービスをパーソナルコンピュータで受けるよ
うにすることも考えられる。

【００４１】

【発明の効果】以上詳述したように本発明による撮影・
配信システムによると、利用者の写真データと様々な画
像データを組み合わせた新たな画像データを端末を通し
て提供することができ、それを利用して、例えば、販売
促進を効果的に行うことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態を示す図で、写真撮
影・配信システムの構成を模式的に示す図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態を示す図で、システ
ムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図３】本発明の第２の実施の形態を示す図で、写真撮
影・配信システムの構成を模式的に示す図である。

【図４】本発明の第２の実施の形態を示す図で、システ
ムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図５】本発明の第２の実施の形態を示す図で、システ
ムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図６】本発明の第２の実施の形態を示す図で、システ
ムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図７】本発明の第３の実施の形態を示す図で、写真撮
影・配信システムの構成を模式的に示す図である。

【図８】本発明の第３の実施の形態を示す図で、写真撮
影・配信システムの構成を模式的に示す図である。

【図９】本発明の第３の実施の形態を示す図で、システ
ムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図１０】本発明の第３の実施の形態を示す図で、シス
テムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図１１】本発明の第３の実施の形態を示す図で、シス
テムの流れを説明するためのフローチャートである。

【図１２】本発明の第３の実施の形態を示す図で、携帯
電話上の画面表示を示す図である。

【図１３】本発明の第３の実施の形態を示す図で、シス
テムの流れを説明するためのフローチャートである。

【符号の説明】

１ 試着室 ３ 試着台 ５ 鏡 ７ 利用者 ９ カメラ（撮影手段） １１ 撮影スイッチ １３ サーバー（記憶手段） １５ 携帯電話（端末）

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C054 AA01 AA05 CC03 CD04 CE16 CH02 DA01 DA09 EA07 EH00 FB04 GA00 GB02 GB11 HA14 HA35 5C062 AA11 AA13 AA29 AB38 AC41 AC42 BA04 BD00 5C064 BA07 BB10 BC18 BC23 BD02 BD08

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 任意の場所にてサービス利用者を撮影す
   る撮影手段と、 上記撮影手段により撮影された画像情報を入力して記憶
   する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された画像情報を上記サービス利用
   者の端末に配信する配信手段と、 を具備したことを特徴とする撮影・配信システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の撮影・配信システムにお
   いて、 上記記憶手段に記憶されている画像情報に別の情報を付
   加して加工する情報加工手段が設けられており、該情報
   加工手段によって得られた新たな画像情報を上記配信手
   段によって上記サービス利用者の端末に配信するように
   したことを特徴とする撮影・配信システム。
3. 【請求項３】 請求項１又は請求項２記載の撮影・配信
   システムにおいて、 上記任意の場所は洋服売場の試着室であり、撮影される
   画像はサービス利用者が試着した状態の画像であること
   を特徴とする撮影・配信システム。
4. 【請求項４】 請求項２又は請求項３記載の撮影・配信
   システムにおいて、 新たに付加される情報は新製品に関する情報であり、撮
   影されたサービス利用者の写真情報に新製品の画像情報
   を付加して新たな画像情報とすることを特徴とする撮影
   ・配信システム。
5. 【請求項５】 請求項２又は請求項３記載の撮影・配信
   システムにおいて、 新たに付加される情報は洋服以外の他業種に関する情報
   であり、撮影されたサービス利用者の写真情報に該他業
   種の画像情報を付加して新たな画像情報とすることを特
   徴とする撮影・配信システム。
6. 【請求項６】 請求項２又は請求項３記載の撮影・配信
   システムにおいて、 新たに付加される情報はインターネット上の所定のホー
   ムページを介して得られる情報であり、撮影されたサー
   ビス利用者の写真情報に該ホームページを介して得られ
   る画像情報を付加して新たな画像情報とすることを特徴
   とする撮影・配信システム。
7. 【請求項７】 請求項１〜請求項６の何れかに記載の撮
   影・配信システムにおいて、 配信される画像データは静止画像データ又は動画データ
   であることを特徴とする撮影・配信システム。
8. 【請求項８】 請求項７記載の撮影・配信システムにお
   いて、 撮影手段により撮影された画像情報を基に三次元立体画
   像を得てこれを配信するようにしたことを特徴とする撮
   影・配信システム。
9. 【請求項９】 請求項１〜請求項８の何れかに記載の撮
   影・配信システムにおいて、送信されてきた画像データ
   を選択することによりオンライン注文システムが実行さ
   れるように構成されていることを特徴とする撮影・配信
   システム。
10. 【請求項１０】 請求項１〜請求項９の何れかに記載の
    撮影・配信システムにおいて、 上記サービス利用者の端末は移動体携帯通信装置又は固
    定体通信装置であることを特徴とする撮影・配信システ
    ム。