JP2002319965A - データ選択出力装置及びこれを備えるデータ通信システム - Google Patents

データ選択出力装置及びこれを備えるデータ通信システム

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JP2002319965A
JP2002319965A JP2001126107A JP2001126107A JP2002319965A JP 2002319965 A JP2002319965 A JP 2002319965A JP 2001126107 A JP2001126107 A JP 2001126107A JP 2001126107 A JP2001126107 A JP 2001126107A JP 2002319965 A JP2002319965 A JP 2002319965A
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Satoru Ejiri
悟 江尻
Yoshiaki Nozawa
善明 野澤
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送経路の障害のようにデータの伝送経路の
切替が必要な場合と、伝送経路の輻輳のようにデータの
伝送経路の切替が不要な場合とにそれぞれ対応できるよ
うにする。 【解決手段】 セルのヘッダを参照して伝送経路を検出
する伝送経路検出手段5と、伝送経路検出手段5による
検出結果に応じてモード格納レジスタ8の状態を切り替
える切替手段7と、伝送経路検出手段5による検出結果
を格納する検出結果格納レジスタ6と、検出結果格納レ
ジスタ6に格納されている検出結果を内蔵するタイマが
タイムアウトしたときに参照してその検出結果に応じて
モード格納レジスタ8の状態を切り替えるCPU4と、
モード格納レジスタ8の状態に従って伝送線40,50
を伝送してきたセルのいずれかを選択的に出力するVP
選択フィルタ9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ選択出力装
置及びこれを備えるデータ通信システムに関し、特に、
バースト性を有するデータの非同期伝送モード伝送に係
るデータ選択出力装置及びこれを備えるデータ通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ通信の高信頼性を実現する
ため、ネットワークには、伝送経路(パス)の2ルート
化が図られている。そして、通常時にデータを伝送して
いる伝送経路に障害が発生したことを検出すると、デー
タを伝送する伝送経路を障害が発生した伝送経路から、
他の伝送経路へ切り替えていた。
【0003】ここで、非同期転送モード(Asynchronous
Transfer Mode:ATM)伝送では、OAM(operatio
n and maintenance)セルを用いて、伝送経路の障害の
発生を検出していた。
【0004】ところで、MPEG2等の符号化方式を採
用したデジタル画像伝送装置を備えたネットワークを含
むプライベートなネットワークでは、システム実現の容
易さ、伝送効率の面から、OAMセルを用いてデータの
伝送が行われないものもある。
【0005】このようなネットワークでは、伝送速度固
定(constant bit rate:CBR)伝送においては、C
BR伝送のデータの伝送速度が一定であるという性質を
利用して、所定時間内にデータ送信機から送信されたセ
ルが、データ受信機側で受信されない場合に、そのデー
タを伝送している伝送経路に障害が発生したとみなし
て、伝送経路を切り替えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、可変ビットレート(variable bit rate:VBR)
伝送や、制御データ等がセル化された伝送のようにバー
スト性を有するデータ通信においては、データの伝送速
度が一定でないので、CBR伝送におけるデータ通信と
同様の手法によって伝送経路の切替を行うことが困難で
ある。
【0007】すなわち、データの伝送速度が一定でない
ので、所定時間をどの程度の長さの時間にするのかを設
定することが困難であるし、また、たとえ所定時間を設
定できたとしても、たとえば伝送線に輻輳が生じると、
その所定時間内にセルがデータ受信機側に到着しないこ
とも多く、そのため、実際に伝送経路に障害が生じてい
ないにも拘わらず、伝送経路の切り替えが行われるよう
になり、たとえば瞬断等が起こり、データ受信機にきち
んとデータが伝送されない場合がある。
【0008】そこで、本発明は、データ受信機にきちん
とデータが伝送されなるように、伝送経路の障害のよう
にデータの伝送経路の切替が必要な場合と、伝送経路の
輻輳のようにデータの伝送経路の切替が不要な場合とに
それぞれ対応できるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、セルの伝送時間が固有にばらついている
複数の伝送経路を介してデータ送信機に接続され、前記
データ送信機から各伝送経路を通じて伝送されたセルの
内いずれか一つを選択してデータ受信機へ出力するデー
タ選択出力装置であって、前記データ送信機から複数の
伝送経路を介して伝送されたセルのうち前記伝送時間が
最短である伝送経路を通じて伝送されたセルを前記デー
タ受信機に出力する第1出力手段と、前記伝送時間が最
短である伝送経路よりも伝送時間が遅い伝送経路を通じ
てセルが入力されたときは当該セルを選択して前記デー
タ受信機に出力する第2出力手段と、前記伝送時間が遅
い伝送経路を通じてセルが連続して入力されたときは当
該伝送経路を通じて伝送されるセルを前記伝送時間が最
短である伝送経路からのセルの出力に代えて前記データ
受信機に出力する第3出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0011】[構成の説明]図1は、本発明の実施形態
のデータ通信システムの模式的な構成を示すブロック図
である。図1には、データ送信機10とデータ受信機3
0との間にデータ選択出力装置20を設けている様子を
示している。
【0012】データ送信機10とデータ選択出力装置2
0とは伝送線(パス)40,50を介して接続してお
り、データ選択出力装置20とデータ受信機30とは伝
送線60を介して接続している。
【0013】データ送信機10からは、伝送線40,5
0を通じてそれぞれ同じデータのセルが2系統で送信さ
れ、データ選択出力装置20で伝送線40,50を通じ
て入力したデータの一方を後述する手法によって選択し
て、データ受信機30へ伝送線60を通じて出力するよ
うにしている。
【0014】このため、伝送線40,50のいずれか一
方に障害が発生したときでも、伝送経路を変えることに
よってデータの伝送を維持すると共に、伝送線40,5
0のいずれか一方に輻輳が発生しただけの場合には、デ
ータの伝送経路を変えずに瞬断が生じないようにしてい
る。
【0015】ここで、データ送信機10から送信された
セルは、伝送線40,50の長さが若干相違することな
どにより、データ選択出力装置20に入力されるまでに
要する時間が固有にばらついている。以下、本実施形態
ではたとえば伝送線40側の伝送時間の方が、伝送線5
0側の伝送時間よりも短いと想定して説明する。
【0016】図2は、図1のデータ選択出力装置20の
内部構成を示すブロック図である。図2には、伝送線4
0,50を通じて伝送されたセルを入力する入力手段1
と、前記入力手段1で入力された種々のセルのうち有効
セルだけを通過させるための仮想チャネル拡張子(V
C)選択フィルタ2と、VC選択フィルタ2を通過した
有効セルのヘッダを参照して伝送経路を検出する伝送経
路検出手段5と、伝送経路検出手段5による検出結果に
応じてモード格納レジスタ8の状態を切り替える切替手
段7と、伝送経路検出手段5による検出結果を格納する
検出結果格納レジスタ6と、検出結果格納レジスタ6に
格納されている検出結果を内蔵するタイマがタイムアウ
トしたときに参照してその検出結果に応じてモード格納
レジスタ8の状態を切り替えたり、VCIの割り当て及
びその結果をVCI状況格納レジスタ3に格納するCP
U4と、モード格納レジスタ8の状態に従って伝送線4
0,50のいずれかを伝送してきたセルを選択的に出力
する仮想パス(VPI)選択フィルタ9とを示してい
る。
【0017】図3(a)は、図2の検出結果格納レジス
タ6の構成概念図である。図3(a)に示すように、本
実施形態では、検出結果格納レジスタ6をA面、B面の
2バンクを有するように構成している。バンクは、CP
U4からアクセスの際に出力されるトグルビットにより
切り替えられるようにしている。
【0018】このため、CPU4からリード/ライト可
能なバンクが現在A面バンクであるときに、CPU4が
検出結果格納レジスタ6にアクセスすると、CPU4は
A面バンクを参照することになると共に、トグルビット
によって、CPU4が検出結果格納レジスタ6に次回ア
クセスするときにはCPU4がB面バンクを参照できる
ように切り替わる。
【0019】ちなみに、CPU4からアクセス可能なバ
ンクが現在A面バンクであれば、伝送経路検出手段5の
検出結果はB面バンクに格納可能な状態になり、逆にC
PU4からアクセス可能なバンクが現在B面バンクであ
れば、伝送経路検出手段5の検出結果はA面バンクに格
納可能な状態になる。
【0020】また、ここでは、たとえばセルが伝送経路
検出手段5によって伝送経路が検出されると、伝送路検
出手段5により格納可能なバンクのレジスタ値が「0」
から「1」に書き換えられるようにして、CPU4のア
クセス間にセルがきちんと入力されているかどうかを判
別できるようにしている。なお、各バンクのレジスタ値
は、CPU4に内蔵されているタイマがタイムアウトす
るまでに要する時間の設定状況にもよるが、バンクの切
り替え時に「0」にリセットするようにしてもよい。
【0021】図3(b)は、図2のモード格納レジスタ
8の構成概念図である。図4は、図3(b)に示すモー
ド格納レジスタ8に格納されているレジスタ値の状態遷
移図である。図3(b)に示すように、本実施形態で
は、モード格納レジスタ8に格納されるレジスタ値を2
ビットとしている。
【0022】また、図4に示すように、本実施形態で
は、 第1モード(S1): 伝送線40を通じて伝送してき
たセルをデータ受信機30へ出力するように設定されて
いるモード、 第2モード(S2): 伝送線40,50を通じて伝送
してきたセルのうち先に検出結果格納レジスタ6に入力
されたセルをデータ受信機30へ出力するように設定さ
れているモード、 第3モード(S3): 伝送線50を通じて伝送してき
たセルをデータ受信機30へ出力するように設定されて
いるモードとを用意している。
【0023】ここでは、たとえばモード格納レジスタ8
に格納されているレジスタ値の上位ビットが「1」の時
には伝送線40,50を通じて伝送してきたセルのうち
先に検出結果格納レジスタ6に入力されたセルをデータ
受信機30へ出力するよう(第2モード)に設定されて
いることを示し、上位ビットが「0」の時には下位ビッ
トが「0」であれば伝送線40を通じて伝送してきたセ
ルをデータ受信機30へ出力するよう(第1モード)に
設定されていることを示し、下位ビットが「1」であれ
ば伝送線50を通じて伝送してきたセルをデータ受信機
30へ出力するよう(第3モード)に設定されているこ
とを示している。
【0024】なお、VCI状況格納レジスタ3及び検出
結果格納レジスタ6を「0」にリセットする際には、パ
ワーオンリセットを行う。また、パワーオンリセットに
より、モード格納レジスタ8は「1」になり、その結
果、第2モードの状態になる。
【0025】[動作の説明]まず、CPU4は、VPI
やVCIの割り当てを行う。具体的には、いずれのV
P、VCを、データ通信システム本体の各種制御に必要
なデータの伝送路にするか、有効セルの伝送路にするか
などの割り当てを行う。割り当ての結果は、VCI状況
格納レジスタ3に格納する。
【0026】また、CPU4は、内蔵するタイマをオン
して、定期的に検出結果格納レジスタ6を参照できるよ
うにする。さらに、モード格納レジスタ8を、ここでは
第1モードに設定して(図4(S2))、データ送信機
10から伝送線40を通じて伝送されてくるセルをデー
タ受信機30へ出力できる状態にしておく。具体的に
は、モード格納レジスタ8の上位ビット及び下位ビット
の双方を「0」とする。
【0027】「通常時の動作の説明」この状態で、デー
タ送信機10から伝送線40,50を通じて、それぞれ
セルが伝送されると、入力手段1によってこれらが入力
される。入力手段1で入力された種々のセルはVC選択
フィルタ2へ出力される。
【0028】VC選択フィルタ2は、VCI状況格納レ
ジスタ3に格納されているレジスタ値に基づいて、入力
手段1からのセルのうち、有効セルだけを通過させる。
有効セルは、伝送経路検出手段5及びVP選択フィルタ
9にパラレルに出力される。
【0029】VP選択フィルタ9は、第1モードに設定
されているので、伝送線40を通じて伝送されてきたセ
ルだけを通過させ、伝送線60を通じてデータ受信機3
0へ出力する。伝送線50を通じて伝送されてきたセル
は廃棄等している。
【0030】伝送経路検出手段5は、VC選択フィルタ
2を通過したセルのヘッダを参照して、そのセルが伝送
線40,50のいずれを通じて伝送されてきたかを検出
する。なお、通常時には、伝送線40,50を通じて伝
送されてきた各セルが数μs程度のずれで順次伝送経路
検出手段5に入力される。そのため、検出結果格納レジ
スタ6及び切替手段7に、先に伝送路40からのセルを
入力した旨の検出結果がパラレルに出力され、つづいて
伝送路50からのセルを入力した旨の検出結果がパラレ
ルに出力される。
【0031】検出結果格納レジスタ6は、伝送経路検出
手段5からの検出結果を格納する。通常時には、たとえ
ば図3(a)のA面バンクのレジスタ値が伝送線40,
50の双方で「0」から「1」に切り替えられる。
【0032】切替手段7は、伝送経路検出手段5による
検出結果の入力をトリガとしてモード格納レジスタ8を
参照する。そして、モード格納レジスタ8のレジスタ値
の上位ビットが「1」の時には、第2モードを示してい
るので、検出結果に応じてモード格納レジスタ8のレジ
スタ値の上位ビットを「0」に切り替えて、第1又は第
3モードを示すレジスタ値に切り替える。ここでは、モ
ード格納レジスタ8は第1モードを示すレジスタ値が格
納されているので、切り替えは行われない。
【0033】CPU4は、オンしたタイマがタイムアウ
トしたときに、検出結果格納レジスタ6を参照すると共
に、モード格納レジスタ8を参照する。そして、モード
格納レジスタ8のレジスタ値の上位ビットが「0」の時
には、第1又は第3モードを示しているので、検出結果
格納レジスタ6に格納されている検出結果に応じて第1
又は第3モードの設定を保持するか、第2モードへの切
り替えを行う。
【0034】伝送経路検出手段5による検出結果が、検
出結果格納レジスタ6のA面バンクに格納された直後
に、CPU4が検出結果格納レジスタ6を参照すると、
CPU4はB面バンクを参照することになる。B面バン
クのレジスタ値は初期状態なので共に「0」に保持され
ており、データ送信機10から、データが送信されてい
ないと判別される。一方、モード格納レジスタ8のレジ
スタ値は、上位ビットが「0」であり下位ビットが
「0」であり、第1モードを示しているので、第2モー
ドを示すように、レジスタ値の上位ビットが「1」に切
り替えられる。
【0035】つづいて、データ送信機10から伝送線4
0,50を通じて、次のセルが送信されると、伝送線4
0,50に輻輳や障害が生じない限り、上記と同様に各
セルが、伝送経路検出手段5及びVP選択フィルタ9へ
出力される。
【0036】ここでは、第2モードに設定されているた
め、VP選択フィルタ9では先に入力したセルを選択し
て、伝送線60を通じてデータ受信機30へ出力する。
具体的には、伝送線40側を通じて伝送されたセルをデ
ータ受信機30へ出力する。
【0037】一方、伝送経路検出手段5では、伝送線4
0,50の双方を通じてセルが伝送されてきたことが検
出され、検出結果は、検出結果格納レジスタ6及び切替
手段7にパラレルに出力される。
【0038】検出結果格納レジスタ6は、伝送経路検出
手段5からの検出結果を格納する。今度は、図3(a)
のB面バンクのレジスタ値が伝送線40,50の双方で
「0」から「1」に切り替えられる。
【0039】切替手段7は、伝送経路検出手段5による
伝送線40からのセルを入力した旨の検出結果の入力を
トリガとして、モード格納レジスタ8を参照する。ここ
では、モード格納レジスタ8のレジスタ値の上位ビット
が「1」であり、第2モードを示しているので、検出結
果に応じて第1又は第3モードを示すように、レジスタ
値の上位ビットが「0」に切り替えられる。
【0040】検出結果モード格納レジスタ8は、伝送路
40からのセルが入力された旨の検出結果により、第1
モードを示すように切り替えられる。一方、伝送路50
からのセルが入力された旨の検出結果により、第3モー
ドを示すように切り替えられる。ここでは、通常時、す
なわち、伝送線40に輻輳や障害が生じてないので、伝
送線40からのセルが入力された旨の検出結果により第
1モードに切り替えられる。
【0041】また、CPU4によって、検出結果格納レ
ジスタ6及びモード格納レジスタ8が参照されても、検
出結果格納レジスタ6には、伝送線40を通じて伝送さ
れたセルが、伝送線50を通じて伝送されたセルよりも
先に入力された旨が格納されるので(図4(a))、伝
送線40側のレジスタ値が「1」となり、モードの設定
変更は行われず第1モードが保持される。
【0042】なお、実際には、CPU4が検出結果格納
レジスタ6を参照してから、モード格納レジスタ8に格
納されているモードの変更を行うまでには若干の時間が
生じ、セル入力中にモード切り替えが行なわれることに
よって、同じ内容のセルがデータ受信機30へ重複して
出力されることがあると考えられるが、これは、以下説
明するような手法によって解決する。
【0043】図5(a),図5(b)は、セル入力中に
モード切り替えが行なわれて同じ内容のセルがデータ受
信機30へ重複して出力されることを防止するための説
明図である。図5(a)には、同じ内容のセルがデータ
受信機30へ重複して出力される場合の様子を示す。図
5(b)には、同じ内容のセルがデータ受信機30へ重
複して出力されないようにしている場合の様子を示す。
【0044】図5(a)に示すように、時刻[A]でC
PU4が検出結果格納レジスタ6を参照すると、このと
き検出結果格納レジスタ6に伝送線40側を通じてセル
が入力されている旨がCPU4に報知されないので、時
刻[B]でCPU4がモード格納レジスタ8のレジスタ
値の切替を開始する。
【0045】この切替中に、時刻[C]で伝送線40側
を通じてセルの入力が開始すると、時刻[D]で伝送線
40側を通じて入力したセルがデータ受信機30へ出力
される。それから、時刻[E]でCPU4が行っている
モード格納レジスタ8のレジスタ値の切替が終了して、
第1モードから第2モードに切り替えられる。
【0046】つづいて、時刻[F]で伝送線50側を通
じてセルの入力が開始すると、このセルは第2モードに
切り替わってから最初に到達したセルであるので、時刻
[G]で伝送線50側を通じて入力したセルがデータ受
信機30へ出力される。
【0047】図5(b)に示すように、時刻[A]でC
PU4が検出結果格納レジスタ6を参照すると、このと
き検出結果格納レジスタ6に伝送線40側を通じてセル
が入力されている旨がCPU4に報知されないのだが、
時間α経過する時刻[B’]までCPU4がモード格納
レジスタ8のレジスタ値の切替を開始しない。すなわ
ち、しばらく、第1モードが保持される。
【0048】この状態で、時刻[C]で伝送線40側を
通じてセルの入力が開始すると、時刻[D]で伝送線4
0側を通じて入力したセルがデータ受信機30へ出力さ
れる。つづいて、時刻[F]で伝送線50側を通じてセ
ルの入力が開始すると、このセルは第1モードのままで
あるので、伝送線50側を通じて入力したセルは、デー
タ受信機30へ出力されない。
【0049】それから、時刻[B’]でCPU4がモー
ド格納レジスタ8のレジスタ値の切替を開示する。そし
て、時刻[E’]でCPU4が行っているモード格納レ
ジスタ8のレジスタ値の切替が終了して、第1モードか
ら第2モードに切り替えられる。
【0050】このような手法によると、時刻[C],時
刻[E]でそれぞれ入力したセルが重複してデータ受信
機30へ出力するという事態を回避することができる。
【0051】なお、時刻αの長さは、たとえば通常時の
伝送線40,50間のセルの伝送時間の差以上であれば
よいが、輻輳などによるセルの伝送時間の遅延を考慮し
て、この伝送時間の差の10倍程度の長さとすればよ
い。
【0052】「伝送線40の輻輳等の発生時の動作の説
明」つぎに、伝送線40で輻輳等が発生すると、一時的
に伝送線50を通じて伝送されたセルの入力だけが検出
され、伝送線40を通じて伝送されたセルの入力が検出
されない場合が起こりうる。
【0053】このとき、CPU4によって、この検出結
果が格納されている検出結果格納レジスタ6が参照され
ると(図4(b))、伝送線50を通じて伝送されたセ
ルしか入力されていない旨が格納されているので、モー
ド格納レジスタ8のレジスタ値が第2モードを示すレジ
スタ値に切り替えられる(図4(S2))。
【0054】次にデータ送信機10から伝送線40を通
じて伝送されてくるセルは、伝送路40で生じていた輻
輳が解消されていれば、伝送経路検出手段5では、伝送
線50を通じて伝送されるセルよりも、伝送線40から
のセルの入力の方が先に検出されるので(図4
(c))、切替手段7によって第1モードへ切り替えら
れる。
【0055】ちなみに、データがバースト性を有してい
れば、2連続で輻輳が伝送線40に生じていることは考
えにくいので、伝送線40に障害が生じていないにも拘
わらず、第3モードへ切り替えられることのはほとんど
ないと考えられる。また、データがバースト性を有して
いない場合には、たとえば多連続で伝送線50からのセ
ルしか入力の旨が切替手段7へ出力される場合に、第3
モードへ切り替えるようにすればよい。
【0056】「伝送線40の障害等の発生時の動作の説
明」伝送線40で障害等が発生すると、伝送線40の輻
輳等の発生時と同様に、第2モードに切り替えられる。
しかし、伝送線40からのセルは、ネットワークの管理
者等によって伝送線が復旧しない限り、データ選択出力
装置20に入力されないので、伝送線50を通じて伝送
されるセルだけがデータ選択出力装置20に入力される
ことになる。
【0057】この場合には、伝送線50を通じて伝送さ
れるセルだけを連続して入力することになるので(図4
(e))、切替手段7によって、モード格納レジスタ8
に格納されているレジスタ値が第3モード(図4(S
3))を示すように切り替えられる。
【0058】なお、モード格納レジスタ8のレジスタ値
が第2モードを示すように切り替えられた直後に、たと
えば伝送線50にも障害が生じれば、第2モードを示す
状態が保持される(図4(d))。
【0059】それから、伝送線40が復旧しない限り、
データ選択出力装置20には伝送線50を通じて伝送さ
れるセルしか入力されないので(図4(f))、第3モ
ードが保持される。
【0060】その後、伝送線40が復旧した場合には、
再度、伝送線40を通じて伝送されたセルが、伝送線5
0を通じて伝送されたセルよりも先に入力されているこ
とが、伝送経路検出手段5で検出されるようになり(図
4(g))、第2モードを示すように切り替えられ、さ
らに、第1モードを示すように切り替えられる(図4
(c))。
【0061】このように、本実施形態では、伝送線40
に障害が生じていないような場合に、データ受信機30
へ出力するセルの伝送経路が伝送線50に切り替わらな
いようにしている。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明による
と、伝送経路に障害や輻輳等が発生しても、瞬断等が生
じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータ通信システムの模式
的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ選択出力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の検出結果格納レジスタ及びモード格納レ
ジスタの構成概念図である。
【図4】図3に示すモード格納レジスタに格納されてい
るレジスタ値の状態遷移図である。
【図5】セル入力中にモード切り替えが行なわれて同じ
内容のセルがデータ受信機へ重複して出力されることを
防止するための説明図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 仮想チャネル(VC)選択フィルタ 3 VCI状況格納レジスタ 4 CPU 5 伝送経路検出手段 6 検出結果格納レジスタ 7 切替手段 8 モード格納レジスタ 9 仮想パス(VP)選択フィルタ 10 データ送信機 20 データ選択出力装置 30 データ受信機 40,50,60 伝送線(パス)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルの伝送時間が固有にばらついている
    複数の伝送経路を介してデータ送信機に接続され、前記
    データ送信機から各伝送経路を通じて伝送されたセルの
    内いずれか一つを選択してデータ受信機へ出力するデー
    タ選択出力装置であって、 前記データ送信機から複数の伝送経路を介して伝送され
    たセルのうち前記伝送時間が最短である伝送経路を通じ
    て伝送されたセルを前記データ受信機に出力する第1出
    力手段と、 前記伝送時間が最短である伝送経路よりも伝送時間が遅
    い伝送経路を通じてセルが入力されたときは当該セルを
    選択して前記データ受信機に出力する第2出力手段と、 前記伝送時間が遅い伝送経路を通じてセルが連続して入
    力されたときは当該伝送経路を通じて伝送されるセルを
    前記伝送時間が最短である伝送経路からのセルの出力に
    代えて前記データ受信機に出力する第3出力手段とを備
    えることを特徴とするデータ選択出力装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第3出力手段によってセル
    を出力しているときに前記伝送時間が最短である伝送経
    路を通じてセルが入力されたときは当該伝送時間が最短
    の伝送経路からのセルを前記データ受信機に出力する第
    4出力手段と、 前記第4出力手段によってセルを出力しているときに前
    記伝送時間が最短である伝送経路を通じてセルが連続し
    て入力されたときは当該伝送経路を通じて伝送されるセ
    ルを前記伝送時間が遅い伝送経路からのセルの出力に代
    えて前記データ受信機に出力する第5出力手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ選択出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記セルのヘッダを参照して当該セルの
    伝送経路を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
    果を格納する検出結果格納レジスタとを備えており、 前記第2から第5出力手段は、前記検出結果格納レジス
    タに格納されている検出結果に基づいてセルを出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ選択出力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記検出結果格納レジスタは、少なくと
    も2以上のバンクを有し、前記第2から第5出力手段側
    の検出結果の参照をトリガとして参照可能なバンクの切
    替がされることを特徴とする請求項3記載のデータ選択
    出力装置。
  5. 【請求項5】 前記セルは、非同期転送モードセルであ
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載
    のデータ選択出力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載のデ
    ータ選択出力装置を備えることを特徴とするデータ通信
    システム。
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