JP2002319710A - 発光装置とその製造方法 - Google Patents

発光装置とその製造方法

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JP2002319710A
JP2002319710A JP2001122445A JP2001122445A JP2002319710A JP 2002319710 A JP2002319710 A JP 2002319710A JP 2001122445 A JP2001122445 A JP 2001122445A JP 2001122445 A JP2001122445 A JP 2001122445A JP 2002319710 A JP2002319710 A JP 2002319710A
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Japan
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light
cover
light emitting
emitting device
substrate
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JP2001122445A
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English (en)
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Junji Oishi
純司 大石
Takeochi Nagai
健生智 永井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、発光装置とその製造方法に関する
もので、その小型化を図ることを目的とする。 【解決手段】 そしてこの目的を達成するために本発明
は、表面に発光素子2が実装された基板1と、この基板
1上において前記発光素子2を覆った透明、または半透
明のカバー6とを備え、前記基板1とカバー6はそれぞ
れガラス、または水晶製とし、この基板1の前記発光素
子2外周の上面部分に、それに対向するカバー6の下面
部分を、原子の共有結合により直接接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光装置とその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の発光装置は、基板表面上に実装さ
れた発光素子の保護を図るために、それを金属製のケー
ス内に収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で問題とな
るのはこの発光装置が大型化してしまうということであ
った。
【0004】その理由は上述のごとく発光素子の保護を
図るために、これを実装した基板をケース内に収納さ
せ、つまり基板外周にケースを設けていたからである。
【0005】そこで本発明は発光装置の小型化を図るこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、表面に発光素子が実装された基板
と、この基板上において前記発光素子を覆った透明、ま
たは半透明のカバーとを備え、前記基板とカバーはそれ
ぞれガラス、または水晶製とし、この基板の前記発光素
子外周の上面部分に、それに対向するカバーの下面部分
を、原子の共有結合により直接接合したものであり、基
板上面とカバー下面を発光素子の外周部分で原子の共有
結合により直接接合するので、発光素子保護用のケース
等が不要で小型化が図れるものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、表面
に発光素子が実装された基板と、この基板上において前
記発光素子を覆った透明、または半透明のカバーとを備
え、前記基板とカバーはそれぞれガラス、または水晶製
とし、この基板の前記発光素子外周の上面部分に、それ
に対向するカバーの下面部分を、原子の共有結合により
直接接合した発光装置であって、基板上面とカバー下面
を発光素子の外周部分で原子の共有結合により直接接合
するので、発光素子保護用のケース等が不要で小型化が
図れるものとなる。
【0008】次に請求項2の発明は、カバー上面の発光
素子対向部分を透光部とし、この透光部外周を遮光膜で
覆った請求項1に記載の発光装置であって、カバー上面
の透光部以外を遮光膜で覆ったので、発光素子からの光
は遮光部で遮ぎられ、透光部だけからカバー外へと進行
することとなり、光伝達に対する信頼性の高いものとな
る。
【0009】次に請求項3の発明は、遮光膜は樹脂膜、
または金属膜により形成した請求項2に記載の発光装置
であって、カバーの上面に容易に遮光膜を形成すること
ができる。
【0010】次に請求項4の発明は、カバー上面の透光
部以外を粗面化し、この粗面上に遮光膜を形成した請求
項2、または3に記載の発光装置であって、カバー上面
における遮光膜の接着力が強くなり、その剥離が生じに
くくなる。
【0011】次に請求項5の発明は、板状のカバーの外
周面を遮光膜で覆った請求項2〜4のいずれか一つに記
載の発光装置であって、カバーの外周面を遮光膜で覆っ
たので、発光素子からの光がこのカバー外周面から外方
に漏れ出すことがなく、よって発光素子からの光の大部
分はカバー上面の透光部へと効率良く進行することとな
る。
【0012】次に請求項6の発明は、板状のカバーの外
周面を粗面化し、この粗面上に遮光膜を形成した請求項
5に記載の発光装置であって、板状のカバーの外周面に
おける遮光膜の接着力が強くなり、その剥離が生じにく
くなる。
【0013】次に請求項7の発明は、板状のカバーの外
周面を覆った遮光膜は、このカバー外周面と基板との接
合部に延長した請求項5、または6に記載の発光装置で
あって、カバーの外周面に設けた遮光膜を基板との接合
部に延長することで、カバーと基板との接合力を高める
ことができる。
【0014】次に請求項8の発明は、カバー上面の透光
部上面には上方に突出する凸レンズをこのカバーと一体
に設けた請求項1〜7のいずれか一つに記載の発光装置
であって、透光部上面に凸レンズを一体に設けることに
より発光素子からの光をこの凸レンズで集光して、その
光伝達性を高めることができる。
【0015】次に請求項9の発明は、カバーを凸レンズ
型とした請求項1〜7のいずれか一つに記載の発光装置
であって、カバー自体を凸レンズ型とすることで発光素
子からの光をこの凸レンズで集光して、その光伝達性を
高めることができる。
【0016】次に請求項10の発明は、基板には通電引
出用の貫通孔を設け、この貫通孔内は導電体で封口し、
この導電体の基板下面側は基板下方に突出させた請求項
1〜9のいずれか一つに記載の発光装置であって、基板
に設けた通電引出用の貫通孔を導電体で封口するだけで
なく、これを基板下面側に突出させることで、この発光
装置を他の基板装置に実装する際の突起電極として活用
することができる。
【0017】次に請求項11の発明は、カバーを透明と
し、板体を不透明とした請求項1〜10のいずれか一つ
に記載の発光装置であって、板体が不透明なので発光素
子からの光がこの板体側には漏れず、よって発光素子か
らの光はカバー上面の透光部へと進行することになる。
【0018】次に請求項12の発明は、板体は着色ガラ
スを用いた請求項11に記載の発光装置であって、着色
ガラスを用いれば板体を不透明化する作業が廃止でき
る。
【0019】次に請求項13の発明は、ガラス、または
水晶製の基板の表面に発光素子を実装し、次にこの基板
上にガラス、または水晶製で透明、または半透明のカバ
ーを被せ、その後発光素子の外周部の基板上面部とそれ
に対向するカバー下面部とを当接した状態で加熱し、こ
の当接部を原子の共有結合により直接接合する発光装置
の製造方法であって、発光素子の外周部の基板上面部と
カバー下面部とを当接した状態で加熱するだけで、これ
らの基板とカバーとを簡単に結合することができる。
【0020】次に請求項14の発明は、基板と接合前の
カバーの発光素子に対向するカバー上面に遮光膜を形成
する請求項13に記載の発光装置の製造方法であって、
基板と接合前のカバー単体であれば遮光膜を簡単に形成
することができる。
【0021】次に請求項15の発明は、カバー上面の発
光素子と対向する透光部部分以外を粗面化し、この粗面
部分に樹脂膜、または金属膜を設けて遮光膜を形成する
請求項14に記載の発光装置の製造方法であって、カバ
ー上面の粗面部分に遮光膜を設けるので、この遮光膜と
カバー上面との接合強度が強くなり、その剥離が生じに
くくなる。
【0022】次に請求項16の発明は、板状のカバーの
外周面に遮光膜を設ける請求項13〜15のいずれか一
つに記載の発光装置の製造方法であって、カバーの外周
面を遮光膜で覆ったので、発光素子からの光がこのカバ
ー外周面から外方に漏れ出すことがなく、よって発光素
子からの光の大部分はカバー上面の透光部へと効率良く
進行することとなる。
【0023】次に請求項17の発明は、板状のカバーの
外周面を粗面化し、その後この粗面上に遮光膜を設ける
請求項16に記載の発光装置の製造方法であって、粗面
上に設ければこの遮光膜は板状のカバーの外周面から剥
離しにくくなる。
【0024】次に請求項18の発明は、その上面に発光
素子が所定間隔ごとに複数個実装された大板状の基板上
に、所定間隔ごとに透光部を複数個有する大板状のカバ
ーを被せ、次に加熱することにより各発光素子の外周部
において基板の上面部とカバー下面部を、原子間の共有
結合により直接接合し、その後各発光素子の外周部の基
板とカバーを切断することにより個々の発光装置を形成
する請求項13に記載の発光装置の製造方法であって、
多数の発光装置を効率良く製造することができる。
【0025】次に請求項19の発明は、大板状のカバー
の各発光素子に対向する部分を透光部とし、これら複数
の透光部以外のカバー上面に遮光膜を形成する請求項1
8に記載の発光装置の製造方法であって、後に個片とな
る発光装置のカバー上面に一度に遮光膜を容易に形成す
ることができる。
【0026】次に請求項20の発明は、大板状のカバー
上面の各透光部以外の部分を粗面化し、この粗面上に遮
光膜を形成する請求項19に記載の発光装置の製造方法
であって、遮光膜が剥離しにくくするための粗面化が一
度に行え、作業性の高いものとなる。
【0027】次に請求項21の発明は、個片への切断後
の各発光装置のカバー外周部に遮光膜を設ける請求項1
8〜20のいずれか一つに記載の発光装置の製造方法で
あって、カバーの外周面を遮光膜で覆ったので、発光素
子からの光がこのカバー外周面から外方に漏れ出すこと
がなく、よって発光素子からの光の大部分はカバー上面
の透光部へと効率良く進行することとなる。
【0028】次に請求項22の発明は、個片への切断後
の各発光装置のカバー外周面を粗面化し、この粗面部分
に遮光膜を形成する請求項21に記載の発光装置の製造
方法であって、個片となった各発光装置のカバー外周面
を粗面化した後に、この粗面部分に遮光膜を形成すれ
ば、遮光膜の結合強度が強くなり、剥離しにくくなる。
【0029】次に請求項23の発明は、個片への切断後
の各発光装置のカバー外周面に切断による粗面を残した
状態で、この外周粗面部分に遮光膜を形成する請求項2
1に記載の発光装置の製造方法であって、カバー外周面
に各個片への切断時に生じた粗面を残した状態で、この
粗面部分に遮光膜を形成すれば、遮光膜の結合強度が強
くなり、剥離しにくくなる。
【0030】次に請求項24の発明は、大板状の基板に
は、大板状のカバーとの接合前に各発光素子に対応して
通電引出用の貫通孔を形成し、これらの貫通孔内には、
基板とカバーの接合後に導電体を設けて封口する請求項
18〜23のいずれか一つに記載の発光装置の製造方法
であって、大板状態で各貫通孔の封口を行うので、作業
性の良いものとなる。
【0031】次に請求項25の発明は、個片への切断前
に、個片となる各発光装置の基板の導電体を介して各発
光素子に通電し、各発光素子の発光状態により、個片と
なる各発光装置ごとの透光部を決定する請求項24に記
載の発光装置の製造方法であって、各発光素子を発光さ
せて各個片ごとの透光部を決定するので、適切な透光部
の形成ができる。
【0032】以下本発明の一実施形態を添付図面を用い
て説明する。
【0033】図1において、1はガラス製の基板で、こ
の基板1上には図2、図3に示すごとく発光ダイオード
等の発光素子2が実装されている。
【0034】具体的には基板1上にはこれらの図2、図
3に示すごとく導電パターン3,4が設けられており、
この内導電パターン3には発光素子2の裏面側の電極
(図示せず)が導通させられており、さらに導電パター
ン4には発光素子2の表面側の電極(図示せず)がワイ
ヤー5により導通させられている。
【0035】またこの基板1上にはガラス製のカバー6
が一体化されている。
【0036】具体的にはこのカバー6の下面側中央部に
は図3に示すごとく凹部7が形成されており、よってこ
のカバー6と基板1を図4に示すごとく一体化するとこ
の凹部7内に発光素子2と導電パターン3,4が収納さ
れるようになっている。その状態でこのカバー6下面の
凹部7外周部と基板1の上面外周部は当接し、この当接
部で両者は原子の共有結合により直接接合されている。
【0037】この直接接合を行わせるためには上記当接
部のカバー6下面および基板1上面はともにガラスでし
かも平滑面としている。
【0038】したがって、当接前にはその部分にO−H
基が存在し、当接後に加熱を行うと当接部から水分(H
2O)が抜け、それにより一つ残ったO原子を基板1と
カバー6が共有し、一体化、つまり原子の共有結合によ
り直接接合されることになる。
【0039】なおこの様な基板1とカバー6の原子の共
有結合による直接接合は、基板1とカバー6を共に水晶
で形成しても作られる。
【0040】前記基板1の導電パターン3,4に対向す
る部分にはあらかじめ貫通孔8が形成されており、これ
らの貫通孔8の内壁には図4に示すカバー6と基板1の
一体化後に図5に示すようにCuのスパッタリングを行
うことにより、Cu膜9を形成する。
【0041】このCu膜9では図5に示すようにこの貫
通孔8内壁だけでなく、導電パターン3,4の貫通孔3
a,4aおよびそれに対応するカバー6の凹部7内壁に
まで到達し、これにより一応図5の状態でも凹部7内は
気密が図れる状態となっている。
【0042】その後図6に示すごとく貫通孔8内にはC
uペーストが充填され、これを固化した導電体10で封
口した後その表面に半田膜11が形成される。
【0043】なおCuペーストを固化した導電体10は
基板1の下方に突出した状態となっているので、この発
光装置を他の基板上に実装するためには面実装が行え
る。
【0044】またカバー6上面の発光素子2の発光部2
a対向部分は透光部6aとしており、この透光部6a外
周は図7のごとくカバー6と基板1の一体化後に遮光膜
12で覆っており、カバー6上面の透光部6a以外を遮
光膜12で覆えば、発光素子2の発光部2aからの光は
遮光膜12で遮ぎられ、透光部6aだけからカバー6外
へと進行することとなり、光伝達に対する信頼性の高い
ものとなる。
【0045】さらに板状のカバー6の外周面も図8のご
とく遮光膜12の形成後遮光膜13で覆っており、カバ
ー6の外周面も遮光膜13で覆ったので、発光素子2の
発光部2aからの光がこのカバー6外周面から外方に漏
れ出すこともなく、よってこの点からも発光素子2の発
光部2aからの光の大部分はカバー6上面の透光部6a
へと効率良く進行することとなる。
【0046】なお遮光膜12,13は黒色系の樹脂膜、
または金属膜により形成するので、カバー6の上面や外
周面に容易に遮光膜12,13を形成することができ
る。
【0047】その際、カバー6上面の透光部6a以外お
よびこのカバー6外周面を粗面化し、この粗面上に遮光
膜12,13を形成すれば、カバー6に対する遮光膜1
2,13の接着力が強くなり、その剥離が生じにくくな
る。
【0048】さらに板状のカバー6の外周面を覆った遮
光膜13は、このカバー6外周面と基板1との接合部よ
りも基板1側にまで延長すれば、カバー6と基板1との
接合力を高めることもできる。
【0049】以上本実施形態の発光装置は、表面に発光
素子2が実装された基板1と、この基板1上において前
記発光素子2を覆った透明、または半透明のカバー6と
を備え、前記基板1とカバー6をそれぞれガラス、また
は水晶製とし、この基板1の前記発光素子2外周の上面
部分に、それに対向するカバー6の下面部分を、原子の
共有結合により直接接合したものであるので、図1、図
2からも理解されるように発光素子2保護用のケース等
が不要で、小型化が図れるものとなる。
【0050】図9は本発明の他の実施形態を示し、この
実施形態ではカバー上面の透光部6a上面には上方に突
出する凸レンズ6bをこのカバー6と一体に設けたもの
であり、透光部6a上面に凸レンズ6bを一体に設けれ
ば、発光素子2の発光部2aからの光をこの凸レンズ6
bで集光して、その光伝達性を高めることができる。
【0051】なおこの図9の14,15は板状のカバー
6の上面と外周面の粗面であり、これらの粗面14,1
5上に図10のごとく遮光膜12,13を形成する。
【0052】図11は本発明のさらに他の実施形態を示
し、この実施形態ではカバー6自体を凸レンズ型とした
ものであり、カバー6自体を凸レンズ型とすることで発
光素子2の発光部2aからの光をこの凸レンズで集光し
てその光伝達性を高めることができる。
【0053】なおカバー6は基本的には透明もしくは半
透明とするが、板体1は不透明とすることが好ましく、
板体1を不透明とすれば発光素子2の発光部2aからの
光がこの板体1側には漏れず、よって発光素子2の発光
部2aからの光はカバー6上面の透光部6aへと進行す
ることになる。
【0054】またそのために板体1を着色ガラスとする
ことも有効で、着色ガラスを用いれば板体1を不透明化
する作業が廃止できる。
【0055】図12は図1に示した発光装置を一度に大
量に形成する場合の製造方法を示している。
【0056】先ずこの図12には図示していないが、そ
の上面に発光素子2が所定間隔ごとに複数個実装された
大板状の基板1A上に、所定間隔ごとに透光部6aを複
数個有する大板状のカバー6Aを被せ、次に加熱するこ
とにより各発光素子2の外周部において基板1Aの上面
部とカバー6A下面部を、原子間の共有結合により直接
接合し、その後各発光素子2の外周部の基板1Aとカバ
ー6Aを切断線16,17で切断することにより図1に
示す個々の発光装置を形成するものである。
【0057】なお図12の製造方法の場合、大板状のカ
バー6A上面の各透光部6a以外の部分を一度に粗面化
し、この粗面上に一度に遮光膜12を形成する。
【0058】なおカバー6外周面の粗面15と遮光膜1
3は、個片への切断後に形成する。
【0059】また大板状の基板1Aには、大板状のカバ
ー6Aとの接合前に各発光素子2に対応して通電引出用
の貫通孔8を形成しており、これらの貫通孔8内には、
基板1Aとカバー6Aの接合後に導電体10等を設けて
封口するようにしており、大板状態で各貫通孔8の封口
を行うので、作業性の良いものとなる。
【0060】さらにこの様な大板状の基板1Aとカバー
6Aを用いる場合個片への切断前に、個片となる各発光
装置の導電体10を介して各発光素子2に通電し、各発
光素子2の発光状態により、個片となる各発光装置ごと
の透光部6aを決定し、その決定後粗面14や遮光膜1
2を形成する。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、表面に発光素子
が実装された基板と、この基板上において前記発光素子
を覆った透明、または半透明のカバーとを備え、前記基
板とカバーはそれぞれガラス、または水晶製とし、この
基板の前記発光素子外周の上面部分に、それに対向する
カバーの下面部分を、原子の共有結合により直接接合し
たものであって、基板上面とカバー下面を発光素子の外
周部分で原子の共有結合により直接接合するので、発光
素子保護用のケース等が不要で、小型化が図れるものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同製造工程を示す分解断面図
【図4】同製造工程を示す断面図
【図5】同製造工程を示す断面図
【図6】同製造工程を示す断面図
【図7】同製造工程を示す断面図
【図8】同製造工程を示す断面図
【図9】本発明の他の実施形態の製造工程を示す断面図
【図10】同製造工程を示す断面図
【図11】本発明のさらに他の実施形態を示す断面図
【図12】本発明の製造方法を示す斜視図
【符号の説明】
1 基板 2 発光素子 6 カバー 6a 透光部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に発光素子が実装された基板と、こ
    の基板上において前記発光素子を覆った透明、または半
    透明のカバーとを備え、前記基板とカバーはそれぞれガ
    ラス、または水晶製とし、この基板の前記発光素子外周
    の上面部分に、それに対向するカバーの下面部分を、原
    子の共有結合により直接接合した発光装置。
  2. 【請求項2】 カバー上面の発光素子対向部分を透光部
    とし、この透光部外周を遮光膜で覆った請求項1に記載
    の発光装置。
  3. 【請求項3】 遮光膜は樹脂膜、または金属膜により形
    成した請求項2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】 カバー上面の透光部以外を粗面化し、こ
    の粗面上に遮光膜を形成した請求項2、または3に記載
    の発光装置。
  5. 【請求項5】 板状のカバーの外周面を遮光膜で覆った
    請求項2〜4のいずれか一つに記載の発光装置。
  6. 【請求項6】 板状のカバーの外周面を粗面化し、この
    粗面上に遮光膜を形成した請求項5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】 板状のカバーの外周面を覆った遮光膜
    は、このカバー外周面と基板との接合部に延長した請求
    項5、または6に記載の発光装置。
  8. 【請求項8】 カバー上面の透光部上面には上方に突出
    する凸レンズをこのカバーと一体に設けた請求項1〜7
    のいずれか一つに記載の発光装置。
  9. 【請求項9】 カバーを凸レンズ型とした請求項1〜7
    のいずれか一つに記載の発光装置。
  10. 【請求項10】 基板には通電引出用の貫通孔を設け、
    この貫通孔内は導電体で封口し、この導電体の基板下面
    側は基板下方に突出させた請求項1〜9のいずれか一つ
    に記載の発光装置。
  11. 【請求項11】 カバーを透明とし、板体を不透明とし
    た請求項1〜10のいずれか一つに記載の発光装置。
  12. 【請求項12】 板体は着色ガラスを用いた請求項11
    に記載の発光装置。
  13. 【請求項13】 ガラス、または水晶製の基板の表面に
    発光素子を実装し、次にこの基板上にガラス、または水
    晶製で透明、または半透明のカバーを被せ、その後発光
    素子の外周部の基板上面部とそれに対向するカバー下面
    部とを当接した状態で加熱し、この当接部を原子の共有
    結合により直接接合する発光装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 基板と接合前のカバーの発光素子に対
    向するカバー上面に遮光膜を形成する請求項13に記載
    の発光装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 カバー上面の発光素子と対向する透光
    部部分以外を粗面化し、この粗面部分に樹脂膜、または
    金属膜を設けて遮光膜を形成する請求項14に記載の発
    光装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 板状のカバーの外周面に遮光膜を設け
    る請求項13〜15のいずれか一つに記載の発光装置の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 板状のカバーの外周面を粗面化し、そ
    の後この粗面上に遮光膜を設ける請求項16に記載の発
    光装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 その上面に発光素子が所定間隔ごとに
    複数個実装された大板状の基板上に、所定間隔ごとに透
    光部を複数個有する大板状のカバーを被せ、次に加熱す
    ることにより各発光素子の外周部において基板の上面部
    とカバー下面部を、原子間の共有結合により直接接合
    し、その後各発光素子の外周部の基板とカバーを切断す
    ることにより個々の発光装置を形成する請求項13に記
    載の発光装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 大板状のカバーの各発光素子に対向す
    る部分を透光部とし、これら複数の透光部以外のカバー
    上面に遮光膜を形成する請求項18に記載の発光装置の
    製造方法。
  20. 【請求項20】 大板状のカバー上面の各透光部以外の
    部分を粗面化し、この粗面上に遮光膜を形成する請求項
    19に記載の発光装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 個片への切断後の各発光装置のカバー
    外周部に遮光膜を設ける請求項18〜20のいずれか一
    つに記載の発光装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 個片への切断後の各発光装置のカバー
    外周面を粗面化し、この粗面部分に遮光膜を形成する請
    求項21に記載の発光装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 個片への切断後の各発光装置のカバー
    外周面に切断による粗面を残した状態で、この外周粗面
    部分に遮光膜を形成する請求項21に記載の発光装置の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 大板状の基板には、大板状のカバーと
    の接合前に各発光素子に対応して通電引出用の貫通孔を
    形成し、これらの貫通孔内には、基板とカバーの接合後
    に導電体を設けて封口する請求項18〜23のいずれか
    一つに記載の発光装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 個片への切断前に、個片となる各発光
    装置の基板の導電体を介して各発光素子に通電し、各発
    光素子の発光状態により、個片となる各発光装置ごとの
    透光部を決定する請求項24に記載の発光装置の製造方
    法。
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