JP2002317772A - 電動式油圧ポンプ - Google Patents
電動式油圧ポンプInfo
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Abstract
サレスブラシレスDCモータを使用する等改良を加える
ことによって、小型、軽量、低コスト、長寿命な電動式
油圧ポンプを提供する。 【解決手段】 センサレスブラシレスDCモータ12の
コア12b及びコイル12cと一体にモールド成形され
た有底筒状の樹脂製のモータハウジング12eの開口端
がシール部材13を介してポンプハウジング11dと結
合されてマグネット12aを収容する室15がモータハ
ウジング12えの内部に形成される。ポンプハウジング
11d内に形成された吐出室11kに吐出された作動油
が回転軸11eの外周とポンプハウジング11dとの間
の隙間を通って室15に流入してセンサレスブラシレス
DCモータ12が冷却される。
Description
プの回転軸を電動モータにより駆動する電動式油圧ポン
プに関するものである。
えば特開平11−173278号公報に記載されている
ように、ブラシ付きDCモータと油圧ポンプの回転軸と
を軸継手をより連結している。このDCモータは、単独
で動作できるように、回転子軸が軸受により回転自在に
支持されている。油圧ポンプの回転軸の外周には、作動
油がDCモータ側へ漏れないようにする回転軸用シール
が設置されている。DCモータの冷却は空冷による。
シ、軸継手、回転子軸受、回転軸用シールの存在により
重量及び体格が大きく、コストが高い上、回転軸用シー
ルの寿命が比較的に短く、さらには所定の冷却性能を確
保するためには体格が大きくなるいという問題がある。
電動モータとしてセンサレスブラシレスDCモータを使
用する等改良を加えることによって、小型、軽量、低コ
スト、長寿命な電動式油圧ポンプを提供することを目的
とする。
項1に記載したように、センサレスブラシレスDCモー
タのマグネットが油圧ポンプのポンプハウジングにより
回転自在に支持された回転軸の外端部に結合されてお
り、前記センサレスブラシレスDCモータのコア及びコ
イルと一体にモールド成形された有底筒状の樹脂製のモ
ータハウジングの開口端がシール部材を介在して前記ポ
ンプハウジングと結合されて前記マグネットを収容する
室が前記モータハウジングの内部に形成されており、前
記ポンプハウジング内に形成された吐出室に吐出された
作動油が前記回転軸の外周と前記ポンプハウジングとの
間の隙間を通って前記室に流入し且つ前記室から前記ポ
ンプハウジングに形成された通路を通って前記ポンプハ
ウジング内に形成された吸入室に還流することによって
前記センサレスブラシレスDCモータが冷却されること
を特徴とする電動式油圧ポンプである。
つ磁極位置を検出するセンサがなく、油圧ポンプの回転
軸用シールがなく、モータの回転軸用の軸受もなく、更
には作動油によりセンサレスブラシレスDCモータが冷
却されるため、全体として、小型、軽量、低コスト、長
寿命のものとすることができる。
形態に係る電動式油圧ポンプ10の断面図である。図1
において、油圧ポンプ11はトロコイドポンプにより形
成されており、電動モータ12はセンサレスブラシレス
DCモータにより形成されている。
1は、ボデー11aとカバー11bとを環状シール部材
11cを介在させて結合して形成されたポンプハウジン
グ11dと、このポンプハウジング11dにより回転自
在に支持された回転軸11eと、この回転軸11eの内
端部と回転連結された外歯付きインナーロータ11f
と、このインナーロータ11fの外歯と噛合う内歯を有
したアウターロータ11gとを主たる構成部材としてい
る。カバー11bには吸入ポート11hと吐出ポート1
1iが形成されている。また、ボデー11a内には、ボ
デー11aとロータ11f、11gとによってロータ1
1f、11gの軸方向一側に隣接する吸入室11j及び
吐出室11kが形成されている。
スDCモータ12は、回転軸11eの外端部に結合され
たマグネット(永久磁石)12aと、コア12bと、コ
イル12cと、端子12dと、コア12b、コイル12
c及び端子12dと一体にモールド成形された有底筒状
の樹脂製のモータハウジング12eとを主たる構成部材
としている。モータハウジング12eの開口端は環状シ
ール部材13を介在してネジ14によりポンプハウジン
グ11dと結合されており、マグネット12aを収容す
る室15がモータハウジング12eの内部に形成されて
いる。端子12dと接続されたセンサレスドライバ(図
示省略)によりコイル12cが通電されて回転磁界がマ
グネット12aに与えられると、マグネット12aが結
合された回転軸11eにトクルが与えられて回転軸11
eが駆動され、トロコイドポンプ11がポンプ作動す
る。
16により吸入室11jに連通される。ボデー11aに
は、回転軸11eの外周に形成された環状溝11mと吐
出室11kとを連通する通路17が形成されており、ト
ロコイドポンプ11がポンプ作動をしているとき、吐出
室11kに吐出された作動油の一部が通路17−環状溝
11m-回転軸11eの外周とボデー11aとの間の隙
間を順次通って室15に流入し、コア12bとの接触に
より吸熱して通路16を通って吸入室11jに還流す
る。つまり、作動油によってモータ12が冷却される。
吐出室11kから通路17を通って環状溝11mに供給
される作動油は、また回転軸11eの外周摺動部を潤滑
する。
コイドポンプに限定されるものではなく、例えばギヤポ
ンプにより形成することとしてもよい。
に係る電動式油圧ポンプは、ブラシがなく且つ磁極位置
を検出するセンサがなく、油圧ポンプの回転軸用シール
がなく、モータの回転軸用の軸受もなく、更には作動油
によりセンサレスブラシレスDCモータが冷却されるた
め、全体として、小型、軽量、低コスト、長寿命のもの
とすることができる。
ポンプの断面図である。
ータ 12a・・・マグネット 12b・・・コア 12c・・・コイル 12e・・・モータハウジング 13・・・シール部材 15・・・室 16・・・通路 17・・・通路
Claims (1)
- 【請求項1】 センサレスブラシレスDCモータのマグ
ネットが油圧ポンプのポンプハウジングにより回転自在
に支持された回転軸の外端部に結合されており、前記セ
ンサレスブラシレスDCモータのコア及びコイルと一体
にモールド成形された有底筒状の樹脂製のモータハウジ
ングの開口端がシール部材を介在して前記ポンプハウジ
ングと結合されて前記マグネットを収容する室が前記モ
ータハウジングの内部に形成されており、前記ポンプハ
ウジング内に形成された吐出室に吐出された作動油が前
記回転軸の外周と前記ポンプハウジングとの間の隙間を
通って前記室に流入し且つ前記室から前記ポンプハウジ
ングに形成された通路を通って前記ポンプハウジング内
に形成された吸入室に還流することによって前記センサ
レスブラシレスDCモータが冷却されることを特徴とす
る電動式油圧ポンプ。
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