JP2002317603A - 回転体のセンタリング方法 - Google Patents

回転体のセンタリング方法

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JP2002317603A
JP2002317603A JP2001118837A JP2001118837A JP2002317603A JP 2002317603 A JP2002317603 A JP 2002317603A JP 2001118837 A JP2001118837 A JP 2001118837A JP 2001118837 A JP2001118837 A JP 2001118837A JP 2002317603 A JP2002317603 A JP 2002317603A
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gap
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JP2001118837A
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Hiroyuki Kiuchi
弘幸 木内
Masaki Sakamoto
正樹 阪本
Kazuhiro Kobayashi
数弘 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体を回転することなく回転体外周とハウ
ジング穴とのギャップ及び回転体のスラスト鍔とスラス
トベアリング取付け溝壁とのギャップを計測し、計測結
果をコンピュータに入力して複数の調整箇所の必要調整
量を計算し回転体とハウジングとのセンタリングを行う
方法の提供。 【解決手段】 2分割されたハウジングの夫々に設けら
れた軸受に支持された回転体に対してハウジング側の複
数箇所について前記回転体との芯ぶれをハウジング側の
移動により調整する回転体のセンタリング方法におい
て、前記複数箇所における前記回転体とのギャップを回
転体を回転することなく計測し、計測結果をコンピュー
タに入力して前記ハウジング側の前記ギャップ計測箇所
とは異なる複数箇所の上下左右位置を調整してセンタリ
ングを行うための調整量を計算し、計算結果に基づいて
ハウジング側の前記複数箇所を移動させることにより、
各計測箇所における1回の計測と各調整個所の1回の移
動によりセンタリングが可能であることを特徴とする回
転体のセンタリング方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型タービン等の
回転体のセンタリング方法及びセンタリングのための左
右上下方向調整量を計算するプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】大型タービンは、軸受箱と車室箱は別体
製作されており、組立時にタービンロータとのセンタリ
ングを行って全体が固定される。従来、センタリング
は、ロータにダイアルゲージを取付け、ロータを回転す
ることにより車室箱とロータの芯ずれを計測し、1箇所
ずつ芯ずれを調整する方法で行われている。1箇所の芯
ずれを調整すると、その調整が他の箇所の芯ずれに影響
するので、どの箇所をどの程度調整するかは、芯ずれ測
定結果を見て作業者が判断していた。したがって、作業
者には熟練により培われる勘が要求される作業である。
【0003】タービンは、動翼と動翼の間にはノズル或
は静翼を有する仕切り板が車室箱に固設され、該固定さ
れた仕切り板の内径部とタービンロータ間はラビリンス
等の方法により作動ガスの漏洩防止が図られる。ロータ
上の他の部分についても同様な方法で漏洩防止が図られ
る。前記仕切り板等は、車室箱4の穴を基準として取付
けられるので、これらの穴とロータの芯ずれが大きいと
ロータ外周が回転中の軸ぶれにより仕切り板等のラビリ
ンス部等に接触して焼付きが発生する。したがって、組
立時に車室箱のこれらの穴のロータとの芯ぶれを図示許
容値内に納める芯ぶれ調整が行われる。
【0004】タービンロータセンタリングにおける計測
箇所及び調整箇所は、本発明においても従来と同じであ
るので、図1及び図2を用いて従来の方法を説明するこ
ととする。図1は、タービンロータを半割りのハウジン
グに搭載した状態の縦断面図である。同図において、タ
ービンロータ1は前方の高圧側ジャーナル部2と後方の
低圧側ジャーナル部3で、それぞれ軸受箱5と車室箱4
に固設された排気室箱6に設けられたベアリングを介し
て支持される。車室箱4は、高圧側が軸受箱5に猫足部
を介して支持され、該猫足部はセンタリング後に前記軸
受箱5に固定される。前記軸受箱5は、共通台板8の上
に軸受箱台板9と高さを調整する軸受台板下ライナー1
0(以後、軸受箱ライナーという)とを介して設置され
る。
【0005】図2は、ギャップ計測状況及び低圧側軸受
金12の位置調整状況及びスラスト鍔1a部ギャップ調
整状況を示す。図2(A)は、図1におけるG−G断面
を示し、車室箱4のB部の芯ぶれをダイアルゲージ11
により計測する状況を示す。ロータ1にダイアルゲージ
をマグネットベースを介して取付け、ロータを回転する
ことにより水平(左右)方向及び垂直(上下)方向の芯
ぶれを計測する。図1のC部についても同様にして芯ぶ
れを計測する。なお、本発明の方法においては後述する
ように、前記B部及びC部のギャップ計測はギャップセ
ンサーを用いて行われる。図2(B)は、図1における
F−F断面を示し、排気室箱6の図1におけるC部の芯
ぶれを調整する状況を示す。タービンロータ1をクレー
ンで持ち上げて、パッド13とライナー14が垂直方向
に対して45°の方向に設けられた低圧側軸受金12を
挿入後にロータ1をおろす。前記左右のライナー14の
厚さを変えることにより前記軸受金12の中心、即ちロ
ータ1の中心を上下左右に調整する。
【0006】図2(C)は図1におけるD部詳細を示
し、ロータ1のスラスト鍔1aの傾きを該鍔1a側面と
スラスト軸受取り付け溝側面とのギャップS2をシリン
ダーゲージ等によって計測することによりロータ1の傾
きを検知し、前記ライナー14による前記軸受金中心位
置の調節や前記前軸受台5の上下方向調整等により調整
される。各部の計測結果を基に作業者が調整箇所と調整
量を熟練による勘を働かせて決め、調整を行なう。芯ぶ
れが図示許容値内に納まるまでこの動作を繰返し行う。
なお、図1における軸受台反下ライナー10は設けず、
代りに排気室箱6の下に図14に示される排気室ライナ
ー15を設ける構成とされる場合もあるが、調整作業は
基本的には同じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1の場合、計測する
箇所がスラスト鍔部、車室箱のB部及びC部の3箇所で
あり、調整する各箇所が低圧側軸受、猫足部、及軸受箱
の3の3箇所であり、各箇所の調整調整作業が複数の計
測箇所に影響するので、1度に全箇所を調整して所要の
調整を完了することは、人間業では不可能である。した
がって、一度に1箇所乃至2箇所の調整行なった後、再
びロータを回転して芯ずれを計測し、新しい計測値を基
に再度1乃至2箇所の調整を行なうという作業を繰返し
ていた。このような作業は、作業者の熟練度によって所
要日数に大きな差があり、正確な工程日数の計画にも支
障をもたらしていた。また、大型タービンはロータ重量
が10トンを越えるので、ロータを回転するのは作業者
にとって大きな肉体的負担を伴うものであった。さら
に、調整のためのライナー交換作業は、1回に付き3人
作業で2〜3時間を要する作業であり、その間天井クレ
ーンとホイストクレーンを占有してしまい、他の作業工
程に支障を来すことが多かった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、タービンロータを回転することなく停止状態でギャ
ップの計測をギャップセンサーを用いて1回行い、計測
結果に基づいて各調整箇所の所要調整量を計算し、各調
整箇所の調整を行なうタービンセンタリング方法を提供
することを目的とする。他の目的は、調整箇所と調整量
を画面に図示し、作業者が画面をみて作業を行うことに
より作業ミスを防ぐことである。さらに他の目的は、計
測結果、調整箇所と調整量をデータベースに保存し、必
要に応じて容易に過去のデータを参照できるようにする
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の方法発明は、2分割されたハウジン
グの夫々に設けられた軸受に支持された回転体に対して
ハウジング側の複数箇所について前記回転体との芯ぶれ
をハウジング側の移動により調整する回転体のセンタリ
ング方法において、前記複数箇所における前記回転体と
のギャップを回転体を回転することなく計測し、計測結
果をコンピュータに入力して前記ハウジング側の前記ギ
ャップ計測箇所とは異なる複数箇所の上下左右位置を調
整してセンタリングを行うための調整量を計算し、計算
結果に基づいてハウジング側の前記複数箇所を移動させ
ることにより、各計測箇所における1回の計測と各調整
個所の1回の移動によりセンタリングが可能であること
を特徴とする。
【0010】かかる発明の方法によれば、回転体がター
ビンロータの場合、複数個所の計測部において停止状態
でタービンロータとのギャップを計測し、即ち芯ぶれを
計測し、計測結果に基づいてコンピュータで複数箇所の
調整による複数の計測個所への影響を考慮して複数の調
整箇所の必要調整量を計算するので、コンピュータから
の出力に従って作業者が複数の調整箇所を必要な方向と
量だけ調整することにより調整が完了し、調整作業に要
する人数と時間が大幅に低減される。
【0011】請求項2記載の方法発明は、複数箇所のギ
ャップを計測し、計測結果に基づいて複数箇所の上下左
右位置を調整することによって回転体に対するハウジン
グ側のセンタリングを行うセンタリング方法において、
前記回転体を停止した状態で複数箇所の計測箇所に対応
する前記回転体の位置に複数個のギャップセンサーを取
付けてギャップを回転体を回転することなく計測し、計
測結果をコンピュータに入力して複数箇所の必要調整量
を計算し、計算結果に基づいてこれら複数箇所の調整を
行なうことによって、回転体を回転することなくセンタ
リングが可能なことを特徴とする。
【0012】かかる発明の方法によれば、回転体がター
ビンロータの場合、複数個所の計測部において停止状態
のタービンロータとのギャップを該タービンロータの計
測部に対応する位置に取付けたギャップセンサーによっ
て計測し、計測結果に基づいてコンピュータで複数箇所
の調整による複数の計測個所への影響を考慮して複数の
調整箇所の必要調整量を計算するので、コンピュータか
らの出力に従って作業者が複数の調整箇所を必要な方向
と量だけ調整することにより調整が完了し、前記ギャッ
プセンサーは取付けたままであるので、調整結果は、該
ギャップセンサーの出力によって直ちに確認することが
できる。調整結果が許容値内に入らない場合は、そのま
まコンピュータを作動させれば該調整結果を初期値とし
てつぎの調整量が計算される。ギャップの初期値が大き
くない場合は1回の調整によって調整作業は完了する。
初期値が比較的大きい場合でも、2回の調整作業で調整
は完了する。したがって、手作業によって計測を行う必
要がなく、作業に要する人数と時間が大幅に低減され
る。
【0013】請求項3記載の方法発明は、前記回転体の
前端側のスラスト鍔と軸受箱のスラストベアリング溝壁
との軸方向ギャップと、車室箱の前後2箇所の半円穴と
これらの半円穴を貫通する前記ロータ外周との右、左、
下方向のギャップを計測箇所に対応する前記回転体に取
付けたギャップセンサーを用いて回転体を回転すること
なく計測し、前記軸受箱を上下左右方向に、該軸受箱と
前記車室箱との連結部で該車室箱を上下方向に、該車室
箱に固定された排気室箱に装着される軸受の中心位置を
上下左右方向に調節することによって前記回転体のセン
タリングを行う方法であって、前記ギャップ計測値がコ
ンピュ−タに入力され、前記3箇所の調整量が前記3箇
所のギャップに及ぼす影響を考慮した一時近似により、
前記入力値を基に前記3箇所の必要調整量を算出するこ
とを特徴とする。
【0014】かかる発明の方法によれば、前記回転体が
タービンロータの場合、該タービンロータの計測箇所に
対応する位置に取付けたギャップセンサーによってター
ビンロータを停止した状態で前記3箇所のギャップを計
測し、即ち芯ぶれを計測し、前記3箇所の調整箇所の調
整量が前記3箇所の芯ぶれに及ぼす影響量を考慮した1
次近似計算により前記3箇所の必要調整量がコンピュー
タにより近似計算される。最初の芯ぶれ計測値が余り大
きくない場合は1次近似計算で所要の許容範囲に納まる
調整量を算出することができる。算出値に従って各調整
箇所を調整し、調整後に、固定されているギャップセン
サーの計測値を点検すれば、ギャップ即ち芯ぶれが許容
値内に納まっているかどうかを簡単に確認することがで
きる。最初のギャップ計測値が大きい場合は、1回の1
次近似計算では所要の許容範囲に納まらない場合もあり
うるが、その際は1回目の調整結果を初期値として再度
1次近似計算を作動させ、その結果により再度調整すれ
ばよい。即ちコンピュータは常に1次近似計算を行う
が、調整結果を初期値としてコンピュータを再び作動さ
せることにより、実質的に2次近似計算が行われること
になる。
【0015】請求項4記載の方法発明は、前記回転体の
前端側のスラスト鍔と軸受箱のスラストベアリング溝壁
との軸方向ギャップと、車室箱の前後2箇所の半円穴と
これらの半円穴を貫通する前記ロータ外周との右、左、
下方向のギャップを計測箇所に対応する前記回転体に取
付けたギャップセンサーを用いて回転体を回転すること
なく計測し、前記軸受箱と前記車室箱との連結部で該車
室箱を上下左右方向に、該車室箱に固定された排気室箱
を上下方向に、該排気室箱に装着される軸受の中心位置
を上下左右方向に調節することによって前記回転体のセ
ンタリングを行う方法であって、前記ギャップ計測値が
コンピュータに入力され、前記3箇所の調整量が前記3
箇所のギャップに及ぼす影響を考慮した一時近似によ
り、前記入力値に対して前記3箇所の必要調整量を算出
することを特徴とする。
【0016】かかる発明の方法は、請求項3記載の方法
発明では前記軸受箱の上下方向調整を該軸受箱の下のラ
イナー厚さによって調整したのを、排気室箱の下にライ
ナーを敷きその厚さによって該排気室箱の上下方向調整
を行なうようにしたものであり、調整量計算手順が請求
項3記載の方法と異なるほかは本質的には請求項3記載
の方法と同じである。
【0017】請求項5記載の方法発明は、前記回転体の
前端側のスラスト鍔と軸受箱のスラストベアリング溝壁
との軸方向ギャップはシリンダーゲージ等を用いて手作
業で計測してコンピュータに入力し、その他のギャップ
はギャップセンサーを用いて計測してコンユータに入力
されることを特徴とする。スラスト鍔と軸受箱のスラス
トベアリング溝壁との軸方向ギャップ測定はシリンダー
ゲージ等で手作業で容易に計測できるので、手作業によ
り計測するほうがギャップセンサーを固定して計測する
よりも実用的である。手作業による計測結果はコンピュ
ータにキーボードから入力し、ギャップセンサーによる
計測値はコンピュータに変換器を介して直接に入力すれ
ばよい。
【0018】請求項6記載の発明は、排気箱の移動調整
を行なわない場合についてギャップ初期値の入力により
各部の必要調整量を算出するセンタリング調整方法であ
り、請求項7記載の発明は、軸受箱の移動調整を行わな
い場合についてギャップ初期値の入力により各部の必要
調整量を算出するセンタリング調整方法である。かかる
方法によれば、ある調整箇所の移動調整が複数の計測箇
所の芯ぶれに影響することを考慮に入れた、複数の移動
調整箇所の必要調整量を算出できるので、1回の計測値
入力により各移動調整箇所の調整量が正確に算出でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る寸法、材質、形状、その相対位置などは特に特定的な
記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する
趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0020】本発明の方法の適用例であるタービンの構
造は図1で説明したので説明を省略する。従来は、図2
(A)に示されるように、タービンロータにダイアルゲ
ージ11を1個取付け、タービンロータ1を回転しギャ
ップを計測していたが、本発明の実施例では、ギャップ
センサー23をタービンロータの計測箇所に対応する位
置に取付けて、タービンロータ1は停止した状態で所要
のギャップを同時に計測する。勿論、測定は従来の方法
で行い、測定値を後述する本発明の計算プログラムを納
めたコンピュータのキーボードから入力して調整量を計
算してもよい。
【0021】図3は、タービンロータ1円周上の左右と
下方の3箇所にギャップ計測器20を取付けた状態を示
す。図4は図3におけるE部の前記ギャップ計測器20
の詳細を示す。タービンロータ1の外周に、センサー取
付け台22が固定されたマグネットベース21をタービ
ンロータ1の外周に磁力により吸着固定し、ギャップセ
ンサー23により該センサー23の先端23aと車室箱
4の半円穴とのギャップを計測する。ギャップセンサー
23は図1における車室箱4のB部とC部に3個ずつ、
合計6個使用される。24はリード線である。後述する
ように、左右方向のギャップについては、調整目標とす
るギャップを左右ギャップの平均値とするので、計測位
置は、左右のセンサー23の軸がロータ1の直角断面上
にあり、かつ水平面、即ち2つ割りの車室箱の割り面に
平行な面上にあってロータ中心からセンサー先端までの
距離が等しいように取付ければよく、割面からの距離は
特に規定する必要はないが、割り面付近でのギャップを
計測するのが望ましい。
【0022】下方向のギャップを計測するセンサー23
は、その軸がロータ1の直角断面上でロータの中心を通
り垂直下方を向くように取付け、ロータ中心からセンサ
ー先端までの距離を明確にしておく。ロータ中心の左右
位置が車軸箱の半円穴の中心と一致していない場合は、
センサー先端と半円穴とのギャップはセンサー軸が垂直
から離れるにしたがって小さくなるか、一旦大きくなっ
た後小さくなるので、センサー軸を垂直に取付ける必要
がある。或は、センサーの出力をみながら、ギャップが
最大になるところでマグネットにより固定するのがよ
い、マグネットの回転体への取付け面は回転体の外周と
同じ曲率とし、下側ギャップを測定するギャップ測定器
のセンサー軸の延長線は常に回転体の中心を通るように
調整しておく。
【0023】図5は、ギャップセンサーとノートパソコ
ンの連結状況を示し、6個のギャップセンサー23がそ
れぞれの検出器29にリード線24により端子台30に
連結され、A/D変換カード31を介してノートパソコ
ン32に入力される。図2(C)におけるスラスト鍔と
軸受箱のスラストベアリング溝壁との軸方向ギャップS
2は、シリンダーゲージにより手作業で測定され、パソ
コン32のキーボードより入力される。パソコン32は
入力値を記憶し、作動開始操作により所定のアルゴリズ
ムに従って計算を行い、計算結果を画面表示する。
【0024】図6はタービンロータ1が軸受箱5の軸受
及び排気室箱6の低圧側軸受金12に支えられた状態
で、支点及び測定位置の関係を示す模式図である。ター
ビンロータ1は、支点F、Rの2点でそれぞれの軸
受金によって支えられ、車室箱4と軸受箱5との連結部
である猫足部は支点Nで支えられる。支持は全て点支
持とみなす。支点Fはライナー10で上下方向に調整
でき、支点Rは、図2(B)に示されるように、ライ
ナー14で上下左右方向に調整できる。支点Nは猫足
部ライナー16で上下方向に調整できる。車室箱半円穴
との芯ぶれ測定部は高圧側がH、低圧側がLであ
る。スラスト鍔1aとスラストベアリング溝壁とのギャ
ップ測定はロータ中心からaの位置で行う。図6の前軸
受箱ライナー10を設けずに、代りに排気室箱6の下に
図14に示されるようにライナー15を設ける場合もあ
る。図6の下部に示す支点RBはその場合に猫足部支
点Nをライナー16で上下に調整する時の支点であ
る。この場合前記猫足部では左右方向の調整も行われ
る。
【0025】図7は、図6に示されるように軸受箱がラ
イナー10により上下調整される場合のコンピュータ内
における計算手順を示すフローチャートである。図6に
おいて、最初にタービンロータ1を支点FとRで支
えた状態でのスラスト鍔とスラストベアリング溝壁との
ギャップ測定値S2を入力する(DT1)。次に計測点
Hm、Lmにおけるギャップセンサーによる測定値が入
力される(DT2)。この時の入力値は、Hmにおける
左ギャップH1、下ギャップH2、右ギャップH3、及
びLmにおける左ギャップL1、下ギャップL2、右ギ
ャップL3の合計6個である。
【0026】ついで、計測点Lmにおける上下方向芯ぶ
れを調整するための低圧側軸受ライナー14による支点
の上下調整量が計算され(DT3)、同じく計測点
Lmにおける左右方向芯ぶれを調整するための低圧側軸
受ライナー14による支点R の左右調整量が計算され
(DT4)、スラスト鍔振れを調整するための軸受箱ラ
イナー10による上下調整量が計算され(DT5)、計
測点Hmにおける上下方向芯ぶれを調整するための猫足
部ライナー16による支点Nの上下調整量が計算され
(DT6)、同じく計測点Hmにおける左右方向芯ぶれ
を調整するための軸受箱5の左右調整量が計算される
(DT7)。
【0027】以上はコンピュータ内での計算順序であ
り、実際の調整作業は排気室箱6を固定した状態で、出
力された各支点の移動調整量だけ計算順序に関係なく移
動調整すればよい。調整後、ギャップ計測値が許容値内
に入っているかどうかを確認し、若しも許容値外である
場合は再びDT1に戻る。調整中もギャップセンサーは
取付けた状態であるので、調整中に各ギャップがどのよ
うに変化したかを確認することもできる。なお、前記軸
受箱5の左右移動は、軸受台板を共通台板に締付けるボ
ルトを緩めてハンマーで叩いて軸受箱台板9と一緒に移
動させる。
【0028】次にアルゴリズムについて説明する。図8
は、計測点Lmにおける上下方向芯ぶれを調整するため
の車室箱の低圧側支点Rにおける軸受ライナー14に
よる上下調整量を算出するDT3のアルゴリズムを説明
するものである。KLは機械寸法、即ち支点Lmの車室
箱4の穴半径、HL2はギャップセンサーセンサー高
さ、即ちロータ中心からセンサー先端までの距離であ
る。したがって、調整目標とすべきターゲットギャップ
LT2は、LT2=KL−HL2である。上下方向のギ
ャップ測定値をL2とすると、目標調整量YLは、YL
=LT2−L2となる。
【0029】一方、図10に示すように、スラスト鍔振
れの調整は軸受箱ライナー10の厚さを変えて軸受箱5
を上下してロータの傾きを変えることによって行われる
が、その際、支点Rにおける軸受ライナー14による
上下方向調整によりロータは支点F回りに傾くので、
その影響が計測点Lmのギャップに現われる。したがっ
て、計測点Lmで調整される量はYLではなく、前記影
響分を予め差引いた調整量とする必要がある。そのため
の修正係数をHとし、計測点Lmにおける必要調整量T
Jは、TJ=YL・Hとする。補正係数Hは次のように
して求める。いま、計測点Lmでの必要補正量YLに対
応するためのロータの傾きをθ′とすると、ロータは支
点Fを支点として傾くので、tanθ′=YL/LH
Rである。一方、図10に示されるように、スラストギ
ャップのターゲットをST、計測値をS2とすると、必
要調整量(初期調整量)Sは、S=ST−S2である。
ターゲットSTは左右ギャップの平均値、即ちST=
(S1+S3)/2とする。スラストギャップの調整は
ライナー10の厚さを変えて軸受箱5を上下して行なう
が、該軸受箱5を上下すると支点Fを支点としてロー
タの傾き角が変る。
【0030】図8に戻って、計測点Lmにおける調整量
TJはまだ決っておらず、θは不明であるので、上記
θ′で近似して、ロータ傾きθ′によるスラストギャッ
プの変化量をS′とすると、S′=−a・tanθ′で
あり、ここにおける必要補正量S″は、上記初期調整量
Sから上記S′を差引いた量、即ち、S″=S−S′=
S−(−a/LHR)・YLとなる。スラスト鍔1aの
S″量の変位による計測点Lmの変位をYL′とする
と、軸受箱5の上下動により、即ち支点Fの上下動に
よりロータは支点Rを支点として傾くので、YL′=
(LRR/a)・S″=(LRR/a)・(S−(−a
/LHR)・YL)となる。したがって、計測点Lmで
の変位YL″は上記YLとYL′との和、即ち、YL″
=YL+YL′=YL+(LRR/a)・(S−(−a
/LHR)・YL)となる。上記目標調整量YLと実際
に調整される量YL″との比を補正係数Hとする。即
ち、H=YL/YL″=YL/((YL+(LRR/
a)・(S−(−a/LHR)・YL)))である。し
たがって、TJ=YL・Hは、支点Rにおける低圧側
軸受ライナーの上下方向調整により計測点Lmにおいて
実際に調整されるべき上下方向調整量となる。
【0031】したがって、支点Rの上下調整は、計測
点Lmにおける調整量TJがTJ=YL・Hとなるよう
な調整量とする。計測点Lmにおける変位をTJとする
ための支点Rにおける必要調整量Zは、Z=L・ta
n(tan−1(TJ/LHR))である。軸受ライナ
ー14は、図2(B)に示すように、垂直に対して45
゜傾いており、ロータを垂直上方に変位させるには右側
ライナー調整量RRと左側ライナー調整量Rとは等し
くしなければならないのでRR=R=Z/(2・co
s45°)となる。
【0032】次に図9は、車室箱の低圧側支点Rにお
ける軸受ライナーによる左右調整量を算出するDT4の
アルゴリズムを説明するものである。計測点Lmにおけ
る左右方向のターゲットギャップLT1は、左右のギャ
ップ計測値L1、L3の平均値とする。目標調整量XL
は、XL=LT1−L1、この場合も実際にギャップが
調整される量TSは目標調整量に補正係数Hを乗じて、
TS=XL・Hとする。この場合の該補正係数Hは次の
ようにして求められる。
【0033】計測点Lmにおけるロータの左右変位を目
標調整量XLだけ移動させるために必要な量を支点R
において軸受ライナーにより調整すると、ロータは支点
を支点として回るので、計測点Hmにおけるギャッ
プも変化する。軸受箱5を左右に移動して支点Fを左
右に移動する調整をDT7(図12)で行なうが、該支
点Fを左右に移動するとロータは支点Rを支点とし
て回り、計測点Lmのギャップに影響を及ぼす。その影
響を考慮して支点Rでの調整により計測点Lmにおい
て得られる移動量を求め、該移動量をもたらす支点R
の調整量を求める必要がある。
【0034】いま、計測点Lmにおける移動量が目標調
整量XLだけRにおける軸受ライナー調整により行っ
たとすると、ロータはθ″=tan−1(XL/LH
R)だけ回転する。一方、図12(DT7)に示すよう
に、計測点HmにおけるターゲットギャップHT1=
(H1+H3)/2とすると(H1、H3はそれぞれ左
右ギャップ計測値)、このターゲットギャップを達成す
るための計測点Hmにおける必要移動量(初期調整量)
XKは、XK=HT1−H1である。図9において、ロ
ータを図のθとは逆方向にθ″だけ支点Fを支点とし
て回転した場合の計測点Hmにおけるロータ移動量をX
K′とすると、XK′=LHH・tanθ″=(LHH
/LHR)・XLである。この回転角θ″は軸受箱の左
右方向調整によって行われる(最終的には、θ″とは若
干異なるのであるが、その値は分らないのでθ″で近似
するのである)。
【0035】そうすると、計測点Lmにおける必要調整
量XK″は、XK″=XK−XK′となる。支点R
支点として回るロータの計測点Hmにおける変位がX
K″になる時の計測点Lmにおけるロータの変位XL′
は、XL′=(LRR/LRH)・XK″であるので、
計測点Lmにおける合計変位(実際調整量)TS=XL
+XL′=XL±(LRR/LRH)・(XK−(LH
H/LHR)・XL)となる。目標調整量XLと実際調
整量TSとの比が補正係数Hである。即ち、H=XL/
(XL±(LRR/LRH)・(XK−(LHH/LH
R)・XL))である。調整によるロータの支点F
りの回転角θは、θ=tan−1(TS/LHR)であ
り、支点Rにおける左右方向調整量Yは、Y=±L・
tanθ=±L・tan(tan−1(TS/LH
R))となる。符合+はL3側、−はL1側に対応す
る。したがって、支点Rにおける軸受ライナーによる
必要調整量R=−RR=Y/(2・cos45°)と
なる。なお、低圧側軸受ライナーの左右の調整量は、D
T3、DT4におけるおける左右の計算値をそれぞれ合
計したものとなる。
【0036】図10は軸受箱をライナー10の厚さを変
えて上下することによってスラスト鍔1a部ギャップを
調整するための軸受箱5の上下方向調整量を計算するD
T5のアルゴリズムを説明するものである。先にDT3
のアルゴリズム説明の際に述べたように、初期調整量S
=ST−S2を、支点Rにおける軸受ライナーによる
上下方向調整の影響を考慮した修正を施す必要がある。
先に図8においてスラストギャップの必要補正量S″=
S−(−a/LHR)・YLとしたが、ここでは計測点
Lmでの実際の調整量TJを用いて必要補正量SSは、
SS=S−S2 −e=S−(−a/LHR)・TJとす
る。ライナー10による軸受箱の上下方向必要調整量Z
Jは、ZJ=L・tanθs=L・tan−1(SS/
a)となる。
【0037】図11は車室箱の高圧側計測点Hmにおけ
る芯ぶれを、支点Nで、即ち猫足部ライナー16の厚
さを変えることにより調整する調整量を計算するDT6
のアルゴリズムを説明するものである。機械寸法、即ち
計測点Hmの半円穴の半径をKH、ギャップセンサー高
さ、即ちロータ中心からギャップセンサー先端までの距
離をHH2とすると調整のための移動量、即ちターゲッ
トギャップHT2は、HT2=KH−HH2である。計
測点Hmにおけるギャップ測定値をH2とすると、必要
調整量(初期調整量)YKは、YK=HT2−H2であ
る。支点Rにおける軸受ライナーによる上下方向調整
の影響H2−elは、図8(DT3)を参照して、H2
−el=(LHH/LHR)・TJとなる。
【0038】軸受箱ライナー10の厚さ調整による影響
H2−esは該軸受箱の上下移動による影響分と該上下
移動によりロータが支点Rのまわりに回転することに
よる影響分とからなり、軸受箱上下動により支点N
おける車室箱が上下動する場合の支点はRBであるの
で、その影響分は、−(LNH/LNN)・ZJ(但し
ZJは図10(DT5)に示した軸受箱の上下方向調整
量である)であり、支点Rf回りのロータ回転による影
響分は図10(DT5)を参照し、正負の符号を考慮し
て−(LRH/L)・ZJである。したがって、軸受箱
上下移動による影響分H2−esは、H2−es=−
(LNH/LNN)・ZJ−(LRH/L)・ZJとな
る。したがって、ライナー16によって調整すべき量K
Jは、KJ=YK−(H2−el+H2−es)=YK−
(LHH/LHR)・TJ+(LNH/LNN)・ZJ
+(LRH/L)・ZJとなる。θn=tan−1(KJ
/LNH)であるので、支点Nにおけるライナー16
による必要調整量ZNは、ZN=−LNN・tan(t
an−1(KJ/LNH))となる。
【0039】図12(DT7)は、軸受台板9を左右移
動して軸受箱5を左右移動することにより車室箱6の高
圧側計測点Hmにおける左右方向芯ぶれを調整するため
の軸受箱の左右方向調整量を計算するアルゴリズムを説
明するものである。計測点Hmにおける左右測定ギャッ
プの平均値をターゲットギャップHT1とする。即ち、
HT1=(H1+H3)/2とする.計測点Hmにおけ
る必要調整量(初期調整量)XKは、XK=HT1−H
1であるが、図9(DT4)における低圧側軸受ライナ
ーによる調整によりロータは支点Fまわりに回転され
ており、この影響分H1−eは、図9(DT4)を参照
して、H1−e=(LHH/LHR)・TSであるの
で、計測点Hmにおける調整量KSは、KS=XK−H
−e=XK−(LHH/LHR)・TSである。θp=
tan−1(KS/LHR)であるので、支点Fにお
ける調整量、即ち軸受箱の左右方向必要調整量Yは、Y
=±L・tan(tan−1(KS/LHR))とな
る。符号+はH3側、−はH1側に対応する。
【0040】以上で、図6に示した、軸受箱5の上下調
整をライナー10で行なう場合のアルゴリズムの説明を
終えるが、該イライナー10を設けず、図14に示され
るように排気室箱の上下調整をライナー15で行う構成
としたものもある。この場合、軸受箱ライナー以外のロ
ータ支持状況は図6と同じである。この場合のコンピュ
ータ内における計算手順を示すフローチャートを図13
に示す。
【0041】図13において、先ず最初にスラストギャ
ップ測定値Sを入力し(AT1)、計測点Hm及びL
mのギャップ計測値が入力され(AT2)、計測点Lm
における上下方向芯ぶれを調整するための低圧側軸受ラ
イナー14による支点Rの上下調整量が計算され(A
T3)、同じく計測点Lmにおける左右方向芯ぶれを調
整するための低圧側軸受ライナー14による支点R
左右調整量が計算され(AT4)、スラスト鍔振れ調整
のための排気室箱ライナー15による上下調整量が計算
され(AT5)、計測点Hmにおける上下方向芯ぶれを
調整するための猫足部ライナー16による支点Nの上
下方向調整量が計算され(AT6)、同じく計測点Hm
における左右方向芯ぶれを調整するための支点Nにお
ける猫足部の左右方向調整量が計算される(AT7)。
【0042】以上はコンピュータ内での計算順序であ
り、実際の調整作業は軸受箱5を共通台板9に固定した
状態で、出力された各支点の移動調整量だけ計算順序に
関係なく移動調整すればよい。調整後、ギャップ計測値
が許容値内に入っているかどうかを確認し、若しも許容
値外である場合は再びDT1に戻る。調整中もギャップ
センサーは取付けた状態であるので、調整中に各ギャッ
プがどのように変化したかを確認することもできる。
【0043】図14は、計測点Lmにおける上下方向芯
ぶれを調整するための低圧側支点R における軸受ライ
ナーによる上下調整量を算出するAT3のアルゴリズム
を説明するものである。DT3の場合は、スラストギャ
ップの調整がDT5で軸受箱上下調整によって行われた
ので、その際のロータの支点R回りの傾きがスラスト
ギャップに影響したが、AT系列ではスラストギャップ
の調整はAT5で排気室箱のライナー15で行われ、計
測点Lmは排気室箱であり該排気室箱下ライナー15でス
ラストギャップを調整してもロータと排気室箱が一体で
上下するので、計測点Lmにおける上下方向の芯ぶれは変
化しない。そのためここでの補正は行っていない。即ち
DT3(図8)においてH=1としたものである。
【0044】図15は、車室箱の低圧側支点Rにおけ
る軸受ライナーによる左右調整量を算出するAT4のア
ルゴリズムを説明するものでsる。図9のDT4では、
図12(DT7)に示される計測点Hmにおける左右芯
ぶれ調整を軸受箱5(支点F )の左右移動により行っ
たが、AT4系列の場合は図18(AT7)に示すよう
に、計測点Hmにおける左右芯ぶれ調整は猫足部(支点
)の左右移動で行うので、補正係数Hが異なる他は
DT4と同じである。DT7においては軸受箱5の左右
移動によりロータが支点R回りに回転して計測点Hm
に影響したが、AT7では猫足部の左右移動により車室
箱が支点RBの回りに回転して計測点Hmに影響する
ので、この場合の補正係数Hは、H=XL/XL±(L
NR/LNH)・(XK−(LHH/LHR)・X
L))/XLとなる。なお、低圧側軸受ライナーの左右
の調整量は、AT3、AT4におけるおける左右の計算
値をそれぞれ合計したものとなる。
【0045】図16は、排気室箱ライナー15の厚さを
変えて排気室箱を上下することによってスラスト鍔1a
部ギャップを調整するための排気室6の上下方向調整量
を計算するAT5のアルゴリズムを説明するものであ
り、図10(DT5)では軸受箱のライナー10で支点
の高さを調整したのに対し、図16では後車室箱の
ライナー15で支点Rの高さを調整するものであり、
図10(DT5)におけるZJを−ZHとおいたもので
ある。
【0046】図17は、車室箱の高圧側計測点Hmにお
ける芯ぶれを支点Nで、即ち猫足部ライナー16の厚
さを変えることにより調整する調整量を計算するAT6
のアルゴリズムを説明するもので、図11のDT6のア
ルゴリズムとの相違点は、DT系列では軸受箱が上下方
向に調整されるのに対し、AT系列では排気室箱が上下
方向に調整されるため、該排気室箱の上下調整による計
測点Hmへの影響がDT系列の場合と異なることであ
る。即ち、DT6におけるH2−esを、H2 es
((LNN−LNH)/LNN)・ZH−(LHH/
L)・ZHとおけば、その他は図11のDT6と同じで
ある。
【0047】図18は、猫足部を左右移動させることに
より車室箱の高圧側計測点Hmにおける左右方向の芯ぶ
れを調整する猫足部の調整量を計算するアルゴリズムを
説明するものである。ターゲットギャップは左右のギャ
ップ測定値H1、H3の平均値とすると、必要調整量
(初期調整量)XKは、XK=HT−H1である。支点
における軸受ライナーの左右調整によりロータは支
点F回りに回転するので、計測点Hmへの影響量H1
−eは、図15を参照して、H1−e=(LHH/LH
R)・TSとなる。したがって、実際に計測点Hmで必
要な調整量KSは、KS=XK−H1−e=XK−(LH
H/LHR)・TSである。猫足部の支点N を左右移
動すると、支点RBの回りに回転するので、θpは、
θp=tan −1(KS/LNH)であり、計測点Hm
で必要な支点Nにおける猫足部の左右移動調整量Y
は、Y=±LNN・tan(tan−1(KS/LN
H))となる。符合の+はH1側、−はH3側に対応す
る。
【0048】以上、DT系列及びAT系列のアルゴリズ
ムを説明したが、DT系列の調整部位、調整される主た
る計測部位、調整される主たる計測部位以外の影響先計
測部位を整理すると次のようになる。
【0049】
【表1】
【0050】上表において、DT3の軸受ライナー上下
調整は、車室箱低圧側半円穴芯ぶれ上下調整を目的とし
て行われるが、スラスト鍔傾きと車室箱高圧側半円穴上
下芯ぶれにも影響する。DT6の猫足部上下調整は、車
室箱高圧側半円穴芯ぶれ調整を目的として行われ、他に
は影響しない。DT3の軸受ライナー上下調整はスラス
ト鍔傾きに影響し、スラスト鍔傾きを調整するDT5は
車室箱低圧側半円穴上下芯ぶれに影響するので、幾何学
的には解けない。したがって、1次近似解を得て次に進
む。DT4の軸受ライナー左右調整による車室箱低圧側
半円穴左右芯ぶれ調整も、DT7の軸受箱左右調整が同
じく車室箱低圧側半円穴左右芯ぶれに影響するので幾何
学的には解けず、1次近似解を得る。DT5の軸受箱上
下調整によるスラスト鍔傾きの調整は、DT3における
近似解を用いて軸受ライナー上下調整の影響を入れて計
算する。DT6の猫足部上下調整による車室箱高圧側半
円穴上下芯ぶれ調整は、DT3の軸受ライナー上下調整
とDT5の軸受箱上下調整の影響を入れて計算する。D
T7の軸受箱左右調整による車室箱高圧側半円穴左右芯
ぶれ調整は、DT4の軸受ライナー左右調整の影響を入
れて計算する。DT5乃至DT7における計算にはDT
3或はDT4で得られた1次近似解が使用される。
【0051】AT系列の調整部位、調整される主たる計
測部位、調整される主たる計測部位以外の影響先計測部
位を整理すると次のようになる。
【0052】
【表2】
【0053】上表において、AT4は、AT7を介して
影響が帰ってくるのでDT4の場合と同様に幾何学的に
は解けないので、1次近似解を得る。AT5は、AT3
の影響入れて計算する。AT6は、AT3とAT5の影
響を入れて計算される。AT7は、AT4の影響を入れ
て計算する。AT6、AT7における計算には、AT4
で得られた1次近似解が使用される。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記述されるような効果を奏する。
【0055】回転体を回転させることなくギャップを計
測し、計測値をコンピュータに入力して各部の必要調整
量が計算され、計算された調整量の調整を行えば調整順
序に係わりなく調整が完了するので、回転体を回転させ
る労力が不用となり、調整に要する工数を大幅に低減で
き、また、調整に要するクレーン等の占有時間が大幅に
低減されるので他の作業工程を阻害することがなくな
り、大幅な能率向上が達成される。
【0056】回転体にギャップセンサーを取付けて回転
体を回転させることなくギャップを計測し、計測値をコ
ンピュータに入力して各部の必要調整量が計算され、計
算された調整量の調整を行えば調整順序に係わりなく調
整が完了し、調整完了後の芯ぶれはギャップセンサーの
出力により直ちに確認でき、1回の調整で芯ぶれが許容
範囲に入らなかった場合は、前記確認値を初期値として
そのまま、或はスラストギャップのみを手作業で計測し
て入力し、さらに精度の高い必要調整量が直ちに計算さ
れるので、センタリングの能率が大幅に向上される。
【0057】計測初期値、調整量、調整結果の芯ぶれ値
等をデータベースとして保存することによって、過去の
データを容易に検索でき、調整作業の改善に資すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 大型タービン縦断面図である。
【図2】 (A)は従来のギャップ計測方法を、(B)
は低圧側軸受金の取付け状況を、(C)はスラスト鍔の
傾き計測状況を示す図である。
【図3】 タービンロータへのギャップセンサー取付け
状況を示す図である。
【図4】 タービンロータに取付けたギャップセンサー
の拡大図である。
【図5】 ギャップセンサーとノートパソコンの連結状
況を示す図である。
【図6】 大型タービンロータの支点、移動調整箇所、
ギャップ計測箇所を示す模式図である。
【図7】 排気室箱を移動調整しない場合の移動調整量
を計算する計算のフローチャートである。
【図8】 図7におけるDT3の算出方法と該方法を説
明するための図である。
【図9】 図7におけるDT4の算出方法と該方法を説
明するための図である。
【図10】 図7におけるDT5の算出方法と該方法を
説明するための図である。
【図11】 図7におけるDT6の算出方法と該方法を
説明するための図である。
【図12】 図7におけるDT7の算出方法と該方法を
説明するための図である。
【図13】 軸受箱を移動調整しない場合の移動調整量
を計算する計算のフローチャートである。
【図14】 図13におけるAT3の算出方法と該方法
を説明するための図である。
【図15】 図13におけるAT4の算出方法と該方法
を説明するための図である。
【図16】 図13におけるAT5の算出方法と該方法
を説明するための図である。
【図17】 図13におけるAT6の算出方法と該方法
を説明するための図である。
【図18】 図13におけるAT7の算出方法と該方法
を説明するための図である。
【符合の説明】
1 タービンロータ 2 高圧側ジャーナル部 3 低圧側ジャーナル部 4 車室箱 5 軸受箱 6 排気室箱 8 共通台板 9 軸受箱台板 10 軸受箱台板下ライナー 11 ダイアルゲージ 12 低圧側軸受金 13 パッド 14 軸受ライナー 15 排気箱下ライナー 16 猫足部ライナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 数弘 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割されたハウジングの夫々に設けら
    れた軸受に支持された回転体に対してハウジング側の複
    数箇所について前記回転体との芯ぶれをハウジング側の
    移動により調整する回転体のセンタリング方法におい
    て、前記複数箇所における前記回転体とのギャップを回
    転体を回転することなく計測し、計測結果をコンピュー
    タに入力して前記ハウジング側の前記ギャップ計測箇所
    とは異なる複数箇所の上下左右位置を調整してセンタリ
    ングを行うための調整量を計算し、計算結果に基づいて
    ハウジング側の前記複数箇所を移動させることにより、
    各計測箇所における1回の計測と各調整個所の1回の移
    動によりセンタリングが可能であることを特徴とする回
    転体のセンタリング方法。
  2. 【請求項2】 2分割されたハウジングの夫々に設けら
    れた軸受に支持された回転体に対してハウジング側の複
    数箇所について前記回転体との芯ぶれをハウジング側の
    移動により調整する回転体のセンタリング方法におい
    て、前記複数箇所における前記回転体とのギャップを前
    記回転体に取付けたギャップセンサーにより回転体を回
    転することなく計測し、計測結果をコンピュータに入力
    して前記ハウジング側の前記ギャップ計測箇所とは異な
    る複数箇所の上下左右位置を調整してセンタリングを行
    うための調整量を計算し、計算結果に基づいてハウジン
    グ側の前記複数箇所を移動させることにより、各計測箇
    所における1回の計測と各調整個所の1回の移動により
    センタリングが可能であることを特徴とする回転体のセ
    ンタリング方法。
  3. 【請求項3】 軸受箱と該軸受箱に上下左右方向に調整
    可能に連結される車室箱に固接された排気室箱とに夫々
    に設けられた軸受に支持された回転体に対して、前記軸
    受箱における前記回転体のスラスト鍔の芯ぶれと、前記
    車室箱の2箇所の半円穴についての前記回転体との芯ぶ
    れとを、前記軸受箱と、車室箱と、排気室箱に設けられ
    た軸受中心との移動により調整する回転体のセンタリン
    グ方法において、前記回転体のスラスト鍔と軸受箱のス
    ラストベアリング取付け溝壁との軸方向ギャップと、前
    記車室箱の前後2箇所の半円穴とこれらの半円穴を貫通
    する前記ロータ外周との右、左、下方向のギャップを回
    転体を回転することなく計測し、計測結果をコンピュ−
    タに入力して、前記3箇所の計測箇所とは異なる調整箇
    所の移動調整が前記3箇所の計測箇所におけるギャッ
    プ、即ち芯ぶれに及ぼす影響を考慮した一次近似によ
    り、前記3箇所の計測箇所とは異なる調整箇所である前
    記軸受箱の上下左右方向移動量、該軸受箱に連結される
    前記車室箱の連結部の上下方向移動量、及び該車室箱に
    固接された排気室箱に装着される軸受の中心位置を調整
    する軸受ライナーの調整量を計算し、該計算結果に基づ
    いて前記各調整箇所を移動するすることにより前記回転
    体のセンタリングを行うことを特徴とする回転体のセン
    タリング方法。
  4. 【請求項4】 軸受箱と該軸受箱に上下方向調整可能に
    連結される車室箱に固接された排気室箱に夫々に設けら
    れた軸受に支持された回転体に対して、前記軸受箱にお
    ける前記回転体のスラスト鍔の芯ぶれと、前記車室箱の
    2箇所の半円穴についての前記回転体との芯ぶれとを、
    前記軸受箱と、車室箱と、排気室箱に設けられた軸受中
    心との移動により調整する回転体のセンタリング方法に
    おいて、前記回転体のスラスト鍔と軸受箱のスラストベ
    アリング取付け溝壁との軸方向ギャップと、前記車室箱
    の前後2箇所の半円穴とこれらの半円穴を貫通する前記
    ロータ外周との右、左、下方向のギャップを回転体を回
    転することなく計測し、計測結果をコンピュ−タに入力
    して、前記3箇所の計測箇所とは異なる調整箇所の移動
    調整が前記3箇所の計測箇所におけるギャップ、即ち芯
    ぶれに及ぼす影響を考慮した一次近似により、前記3箇
    所の計測箇所とは異なる調整箇所である前記軸受箱に連
    結される前記車室箱の連結部の上下方向移動量、前記排
    気室箱の上下方向移動量、該排気室箱に装着される軸受
    の中心位置を調整する軸受ライナーの調整量を計算し、
    該計算結果に基づいて前記各調整箇所を移動するするこ
    とにより前記回転体のセンタリングを行うことを特徴と
    する回転体のセンタリング方法。
  5. 【請求項5】 前記回転体のスラスト鍔と軸受箱のスラ
    ストベアリング溝壁との軸方向ギャップはシリンダーゲ
    ージ等を用いて手作業で計測してコンピュータに入力
    し、その他のギャップはギャップセンサーを用いて計測
    してコンピュータに入力されることを特徴とする請求項
    3或は4のいずれか1項に記載の回転体のセンタリング
    方法。
  6. 【請求項6】 軸受箱と該軸受箱に上下方向調整可能に
    猫足連結される車室箱に固接された排気室箱に夫々設け
    られた高圧側軸受と低圧側軸受に支持された回転体の前
    側に設けられたスラスト鍔と前記軸受箱のスラストベア
    リング取付け溝壁との軸方向ギャップ(以下スラストギ
    ャップという)と、前記車室箱の前側(高圧側)と後側
    (低圧側)の2箇所の半円穴とこれら半円穴を貫通する
    前記ロータ外周との右、左、下方向のギャップ計測値か
    ら、 前記低圧側軸受ライナーによる上下調整が車室箱低圧側
    半円穴の下ギャップに影響するとともにスラストギャッ
    プに影響し、このスラストギャップ影響量が更に車室箱
    の前側半円穴の上下ギャップに影響を及ぼす関係を1次
    近似して車室箱低圧側半円穴の上下芯ぶれ調整に必要な
    芯ぶれ調整量を計算して芯ぶれ調整に必要な低圧側軸受
    ライナー上下調整量を計算し、 前記低圧側軸受ライナーによる左右調整が車室箱低圧側
    半円穴の左右ギャップに影響するとともに車室箱左右調
    整が車室箱低圧側半円穴の左右ギャップに影響する関係
    を1次近似して車室箱の低圧側半円穴の左右芯ぶれ調整
    に必要な芯ぶれ調整量を計算して芯ぶれ調整に必要な低
    圧側軸受ライナー左右調整量を計算し、 前記軸受箱の上下調整によるスラスト傾き調整に必要な
    軸受箱上下調整量を低圧側軸受ライナー上下調整による
    スラスト鍔傾きへの影響を入れて計算し、 前記猫足部における上下調整により車室箱高圧側半円穴
    の上下芯ぶれを調整するに必要な芯ぶれ調整量を低圧側
    軸受ライナー上下調整及び軸受箱上下調整による車室箱
    高圧側半円穴の上下芯ぶれへの影響を入れて計算して芯
    ぶれ調整に必要な猫足部上下調整量を計算し、 前記軸受箱の左右調整により車室箱高圧側半円穴の左右
    芯ぶれを調整するのに必要な芯ぶれ量を低圧側軸受ライ
    ナー左右調整による車室箱高圧側半円穴の左右芯ぶれへ
    の影響を入れて計算して芯ぶれ調整に必要な軸受箱左右
    調整量を計算することを特徴とする回転体のセンタリン
    グ方法。
  7. 【請求項7】 軸受箱と該軸受箱に上下方向調整可能に
    猫足連結される車室箱に固接された排気室箱に夫々設け
    られた高圧側軸受と低圧側軸受に支持された回転体の前
    側に設けられたスラスト鍔と前記軸受箱のスラストベア
    リング取付け溝壁との軸方向ギャップ(以下スラストギ
    ャップという)と、前記車室箱の前側(高圧側)と後側
    (低圧側)の2箇所の半円穴とこれら半円穴を貫通する
    前記ロータ外周との右、左、下方向のギャップ計測値か
    ら、 前記低圧側軸受ライナーによる上下調整により所要のス
    ラスト鍔傾き調整量が得られる低圧側軸受ライナー調整
    量を計算し、 前記低圧側軸受ライナーによる左右調整が車室箱低圧側
    半円穴の左右ギャップに影響するとともに猫足部左右調
    整が軸受箱の左右調整が車室箱低圧側半円穴の左右ギャ
    ップに影響する関係を1次近似して車室箱の低圧側半円
    穴の左右芯ぶれの必要調整量を計算して芯ぶれ調整に必
    要な低圧側軸受ライナー左右調整量を計算し、 前記前記排気室箱の上下調整によるスラスト傾き調整に
    必要な排気室箱上下調整量を低圧側軸受ライナー上下調
    整によるスラスト鍔傾きへの影響を入れて計算し、 前記猫足部における上下調整により車室箱高圧側半円穴
    の上下芯ぶれを調整するに必要な芯ぶれ調整量を低圧側
    軸受ライナー上下調整及び排気室箱上下調整による車室
    箱高圧側半円穴の上下芯ぶれへの影響を入れて計算して
    芯ぶれ調整に必要な猫足部上下調整量を計算し、 前記猫足部の左右調整により車室箱高圧側半円穴の左右
    芯ぶれを調整するのに必要な芯ぶれ量を低圧側軸受ライ
    ナー左右調整による車室箱高圧側半円穴の左右芯ぶれへ
    の影響を入れて計算し、芯ぶれ調整に必要な軸受箱左右
    調整量を計算することを特徴とする回転体のセンタリン
    グ方法。
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