JP2002315369A - アクチュエータ、光ファイバ移動体および光スイッチ - Google Patents

アクチュエータ、光ファイバ移動体および光スイッチ

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JP2002315369A JP2001114888A JP2001114888A JP2002315369A JP 2002315369 A JP2002315369 A JP 2002315369A JP 2001114888 A JP2001114888 A JP 2001114888A JP 2001114888 A JP2001114888 A JP 2001114888A JP 2002315369 A JP2002315369 A JP 2002315369A
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moving body
piezoelectric element
optical fiber
moving
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Toshiharu Noda
俊治 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化された、高速で大ストロークな移動
と、微小で精度の高い移動の両方が可能なアクチュエー
タを提供する。 【解決手段】 移動体10は、本体11の移動方向の側
面に圧電素子13、13’が固着され、圧電素子13、
13’にコイル12、12’が固着されて構成される。
ガイドレール内に磁石を配備し、コイル12、12’に
通電を行うことにより、移動体10を磁気式リニアモー
タ方式にて大距離を高速で移動させることができる。ま
た、コイル12、12’に通電を行い、そのとき発生す
る磁気力により本体11を磁石の装着されたガイドレー
ルに押圧し、圧電素子13、13’に電圧を印加して伸
長/縮小させることでインパクトドライブ駆動を行う。
これにより、微小で高精度な駆動が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ、
それにより駆動される光ファイバ移動体およびそれによ
り駆動される光スイッチに関し、特に、電気エネルギー
を運動エネルギーに変換することにより推進力を得る、
粗動手段と微動手段を備えるアクチュエータとそれによ
り駆動される光ファイバ移動体および光スイッチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気エネルギーを運動エネルギー
に変換することにより推進力を得るアクチュエータとし
て、例えば圧電素子を用いてインチワーム(inchworm)動
作を行わせるものとインパクトドライブにより駆動する
ものとが知られている。ここで、インチワーム駆動の動
作原理について、図18を用いて説明する。物体A41
と物体B42と、2軸方向に伸長可能な圧電素子43−
1〜43−3によって構成されるインチワーム機構がス
ライド面44上に置かれる〔図18(a)〕。まず、圧
電素子43−1に電圧が印加され進行方向と直交する上
方に伸び、物体B42が上方に持ち上げられる〔図18
(b)〕。次に、圧電素子43−2に電圧が印加され進
行方向に伸びる〔図18(c)〕。完全に伸び切った
後、上方に伸び上がった圧電素子43−1に印加された
電圧のみが遮断され、上方に持ち上げられていた物体B
42がスライド面44に戻ってくる〔図18(d)〕。
次に、圧電素子43−3に電圧が印加され進行方向と直
交する上方に伸び、物体A41が上方に持ち上げられる
〔図18(e)〕。この状態で、進行方向に伸びていた
圧電素子43−2に印加された電圧が遮断され圧電素子
43−2は元の長さに復帰する〔図18(f)〕。最後
に圧電素子43−3の電圧が遮断され、上方に持ち上げ
られていた物体A41がスライド面に戻ってくる〔図1
8(g)〕。結果的に物体A41および物体B42は、
圧電素子43−2が伸びた分だけ進行方向に進んだこと
になる。ちなみに逆方向に進む場合は、圧電素子43−
1と43−3に印加する電圧の順序を逆にすることで実
現できる。
【0003】また、これとは別に、微小アクチュエータ
機構として、インパクトドライブ機構がある。これにつ
いても、その動作原理を図19を用いて説明する。イン
パクトドライブ機構は、物体A51と物体B52が圧電
素子53を介して接合されて構成される。物体A51は
押圧力Fを受けスライド面54に押しつけられている
〔図19(a)〕。この状態で、圧電素子53に急激に
電圧が印加され、圧電素子53が図のように伸びると、
物体A51はスライド面54との摩擦に慣性力が打ち勝
って紙面左側に滑り出す。また同時に物体B52も紙面
右側に動く〔図19(b)〕。次に、圧電素子53に加
えられた電圧をゆっくり解放していくと、圧電素子53
はゆっくり元の長さに復帰する。この時点では、物体A
51、物体B52ともに、加速度が小さいためほとんど
慣性力が発生しない。そのため、物体A51は、押圧力
Fによってスライダ面54との間に生じている摩擦力に
よって動くことができない。結果的に、始めに圧電素子
53が伸びたときに生じた移動量が保存され、全体の形
状は元にもどる〔図19(c)〕。この動作を繰り返し
行うことによって、物体A51の方向に進んでいくこと
ができる。ちなみに、逆の方向に進むには、始めにゆっ
くり圧電素子53を伸ばしておき、伸びきったところ
で、急激に縮めることによって実行することができる。
【0004】上記インチワーム駆動方式を用いたアクチ
ュエータとしては、特開平4−360025号公報に記
載されたものが、またインパクトドライブ機構を用いた
従来技術としては、特開平8−266073号公報に記
載されたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のアクチュエータ
における第1の問題点は、大距離を高速で移動できない
ことである。この理由は、従来のアクチュエータではイ
ンチワーム駆動機構、インパクトドライブ機構のみしか
搭載されておらず、これらの駆動機構はともに圧電素子
の微小な変位を利用して駆動するものであるためであ
る。すなわち、従来のこの種アクチュエータは、微小な
駆動に特化したアクチュエータとなっており、大距離を
高速で移動させることはできなかった。従来のアクチュ
エータにおける第2の問題点は、小型化できないことで
ある。この理由は、大距離を高速で移動させようとした
場合、インチワーム駆動機構やインパクトドライブ機構
などの微小アクチュエータのみでは不可能であるので、
例えばボイスコイルモータのような高速ドライブ機構を
別に設け、このドライブ機構にインチワームやインパク
トドライブの微小アクチュエータを搭載するという形態
をとらざるをえない。そのため、アクチュエータ全体と
しては大型化してしまう。従って、従来のアクチュエー
タを用いた光ファイバ移動体により機械式光スイッチを
構成した場合には、高速な切り替えを行うことができ
ず、あるいはコンパクトな構成の光スイッチを実現する
ことができなかった。本発明の課題は、上述した従来技
術の問題点を解決することであって、その目的は、第1
に、高速に移動することができ、かつ、高精度に位置決
めを行うことのできる小型のアクチュエータを提供でき
るようにすることである。第2に、高速に移動すること
ができかつ高精度に位置決めを行うことのできる光ファ
イバ移動体を提供できるようにすることである。第3
に、高速の切り替えが可能でかつ接続損失の少ない、コ
ンパクトな構成の光スイッチを提供できるようにするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、電気エネルギーを運動エネルギー
に変換することにより、推進力を得て移動体を移動させ
るアクチュエータであって、粗位置決め用の高速な自走
移動手段と、精密位置決め用の低速な自走移動手段とを
備えることを特徴とするアクチュエータ、が提供され
る。そして、好ましくは、前記高速な自走移動手段は、
リニアモータの移動部によって構成される。また、好ま
しくは、前記低速な自走移動手段は、圧電素子を用い
た、インパクトドライブ若しくはインチワーム(inchwor
m)駆動により実現される。
【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明
によれば、光ファイバが、上記のように構成されたアク
チュエータによって駆動される移動体に固着されている
ことを特徴とする光ファイバ移動体、が提供される。ま
た、上記の目的を達成するため、本発明によれば、少な
くとも一方が上記のように構成されたアクチュエータに
よって駆動される移動体によって移動される光ファイバ
を端面同士が向かい合うようにして配置し、前記移動体
を移動させて光ファイバの接続切り替えを行うことを特
徴とする光スイッチ、が提供される。そして、好ましく
は、ガイドとなる溝が第1、第2の主面に互いに直交す
るようにかつその直交部が透孔となるように形成されて
いるボードの前記溝に、光ファイバが上記のように構成
されたアクチュエータによって駆動される移動体に固着
されてなる光ファイバ移動体が摺動自在にかつ前記ボー
ドの反対側の面に配置された光ファイバ同士では端面が
対向するように配置される。また、好ましくは、前記移
動体には自己の位置を認識するための位置検出センサが
搭載されており、また、前記ボード上には前記ガイドと
なる溝に沿ってスケールが目盛られている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を参照して詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1(a)、(b)は、本発明の
第1の実施の形態を示す平面図と側面図である。図1に
示すように、本実施の形態のアクチュエータは、本体1
1の両側に、圧電素子13、13’とコイル12、1
2’を接合した移動体10によって構成される。また、
この移動体10は、図2に示すように、ガイド14に挿
入され、このガイド14に沿って可動である。また、ガ
イド14に沿って、永久磁石15がガイド14側にS
極、N極が交互に現れるように敷設される。
【0009】次に、本実施の形態のアクチュエータの動
作について説明する。はじめに、図3を用いて、その高
速動作(粗動)について説明する。図3に示すように、
本実施の形態のアクチュエータの高速動作は、所謂磁気
式リニアモータと同様の原理で行われる。本体11に圧
電素子13、13’を介して接合されたコイル12、1
2’に通電し、このコイル12、12’に永久磁石15
寄りがN極、S極となる磁界を生じさせる。このコイル
12、12’に生じた磁界は、ガイド14に沿って設け
られた永久磁石15との間で吸引力Aを発生させる。こ
の吸引力Aで移動体10が永久磁石15の1ブロック分
を進むと次に、コイル12、12’に通電する極性を反
転させ、新たに吸引力A’を生じさせる。このようにコ
イル12、12’への通電をスイッチングしていくこと
で、吸引力A、A’、A”が図示のように発生し移動体
を高速に移動させる推進力が得られる。
【0010】次に、図4を参照して、その微動について
説明する。図4に示した本実施の形態のアクチュエータ
の微動は、所謂インパクトドライブと同様の原理で駆動
される。本体11に圧電素子13を介して接合されたコ
イル12、12’に通電し、このコイル12、12’に
永久磁石15寄りがS極、N極となる磁界を生じさせ
る。このコイル12、12’に生じた磁界は、ガイド1
4に沿って設けられた永久磁石15とに間に吸引力A、
A’を発生させる。この力で、本体11をガイド14に
押し当てる押圧力Fを得ることができる。この状態で、
圧電素子13に急激に電圧が印加されと、圧電素子13
が図のように伸びる。すると、押圧力Fによってガイド
14との間に生じていた摩擦力に、慣性力が打ち勝っ
て、本体11は、紙面右側に滑り出す。また同時にコイ
ル12も紙面左側に動く。次に、圧電素子13に加えら
れた電圧をゆっくり解放していくと、圧電素子13はゆ
っくり元の長さに復帰する。この時点では、本体11、
コイル12ともに、加速度が小さいためほとんど慣性力
が発生しない。そのため、本体11は、押圧力Fによっ
てガイド14との間に生じている摩擦力によって動くこ
とができない。結果的に、始めに圧電素子13が伸びた
ときに生じた移動量が保存され、全体の形状は元にもど
る。この動作を繰り返し行うことによって、本体11は
コイル12’の方向に進んでいくことができる。ちなみ
に、反対方向へ進めるには、予めゆっくり圧電素子13
を伸ばしておき、急激に縮めることで実現可能である。
また、反対側の圧電素子13’を用いて前述した内容と
同様の動作を行うことでも実現可能である。このよう
に、本実施の形態のアクチュエータでは、一つの移動体
により、磁気式リニアモータ駆動とインパクトドライブ
駆動が実現され、高速移動と高精度の位置決めの両方の
特徴を兼ね備えたアクチュエータを提供することが可能
になる。また、磁気式リニアモータ駆動に用いるコイル
とインパクトドライブに必要な慣性体が共通になってお
り、かつ、インパクトドライブに必要な押圧力を前記コ
イルによって得られる磁気力でまかなっているため、極
めて小型なアクチュエータを実現できる。
【0011】[第1の実施の形態の他の駆動方法]第1
の実施の形態のアクチュエータをインパクトドライブに
て微動する方式について先に説明したが、本実施の形態
はこれをインチワーム方式で駆動することもできる。こ
の駆動方式について図5を参照して説明する。コイル1
2に通電し、このコイル12に永久磁石と対向する側が
S極となる磁界を生じさせる。このコイル12に生じた
磁界は、ガイド14に沿って設けられた永久磁石15と
に間に吸引力Aを生じさせる。また、反対側のコイル1
2’に通電し、このコイル12’に永久磁石と対向する
側がN極となる磁界を生じさせる。このコイル12’に
生じた磁界は、ガイド14の沿って設けられた永久磁石
15との間に斥力Rを生じさせる。この状態で、圧電素
子13’と13に電圧を印加し、伸長させる。このと
き、吸引力Aで保持されたコイル12は静止したままで
あるが、本体11およびコイル12’は紙面右方向に向
かって圧電素子13と13’の伸長した分だけ移動する
ことになる。今度は、逆に、コイル12に通電し、この
コイル12に永久磁石15とに間に斥力Rを発生する磁
界を生じさせる。また、反対側のコイル12’に通電
し、このコイル12’に永久磁石15との間に吸引力A
を生じる磁界を生じさせる。この状態で、圧電素子1
3’と13の電圧を解除し、元の長さに収縮させる。こ
のとき、吸引力Aで保持されたコイル12’は静止した
ままであるが、本体11およびコイル12は紙面右方向
に向かって圧電素子13と13’の収縮した分だけ移動
することになる。結果的に、移動体は2つの圧電素子が
伸長した分だけ移動できることになる。なお、第1の実
施の形態のインチワーム駆動では、コイルで斥力を発生
したところは、単にコイルの通電を遮断し、磁界を無く
すことでもかまわない。
【0012】[第2の実施の形態]図6(a)、(b)は、
本発明の第3の実施の形態の平面図と側面図である。本
発明の第1の形態では、コイル及び圧電素子を本体11
の両側に配したが、本実施の形態では、図6に示すよう
に片側だけに配置している。本実施の形態の高速駆動は
第1の実施の形態の場合と同様に行われる。即ち、コイ
ル12に流す電流の極性を順次反転させることにより、
ガイドに沿って配置された永久磁石との間に吸引力を生
じさせて推進力を得る。また、微動を行わせる場合に
は、まず、インチワーム駆動の場合のように、コイル1
2に永久磁石との間に吸引力が発生する電流を流し、そ
の状態で圧電素子13を伸長させる。これにより、本体
11が移動する。次に、コイル12に供給する電流を遮
断し、インパクトドライブ方式の場合のように、圧電素
子に印加していた電圧をゆっくりと低下させる。このと
き本体11とガイドの間には摩擦力が作用しているため
に、本体11は静止状態を保ち、コイル12のみが本体
側に移動する。この動作を繰り返すことにより、本体1
1をコイル12と反対側の方向に移動させることができ
る。本体を逆方向に移動させるには、上記の説明とは動
作順序を逆にして、コイルに電流を流さない状態で圧電
素子をゆっくりと伸長し、コイルに電流を供給してコイ
ルの移動を束縛した状態で圧電素子にかけていた電圧を
開放する。
【0013】[第3の実施の形態]図7は、本発明の第
3の実施の形態の側面図である。本発明の第1、第2の
実施の形態では、コイル及び圧電素子は本体11の外部
に配したが、本実施の形態の移動体10では、図7に示
すように、本体11の内部に、2つのコイル12、1
2’を配し、それぞれを、圧電素子13、13’で本体
11の壁面と接続する。本実施の形態の高速駆動は第1
の実施の形態の場合と同様に行われる。即ち、コイル1
2に流す電流の極性を順次反転させることにより、ガイ
ドに沿って配置された永久磁石との間に吸引力を生じさ
せて推進力を得る。また、紙面に対し右方向に微動を行
わせる場合には、まず、コイル12に吸引力を作用させ
た状態で、圧電素子13を伸長する。次に、コイル12
に供給していた電流を遮断し、コイル12’に吸引力を
作用させる。そして、その状態で圧電素子13に印加し
ていた電圧を解除する。コイル12’に供給していた電
流を遮断した後、以下、同様の動作を繰り返す。また、
本体を紙面の左方向に移動させる場合には、コイル12
と12’、圧電素子13と13’の動作を上記と反転さ
せる。
【0014】[第4の実施の形態]図8は、本発明の第
4の実施の形態を示す側面図である。先の第3の実施の
形態では、本体内部にコイル及び圧電素子を2個ずつ配
したが、本実施の形態では、図8に示すように、本体1
1の内部に、一つのコイル12を配し、そのコイル12
の両端と本体11の内壁を圧電素子13、13’で接続
する。本実施の形態の高速駆動は第1の実施の形態の場
合と同様に行われる。即ち、コイル12に流す電流の極
性を順次反転させることにより、ガイドに沿って配置さ
れた永久磁石との間に吸引力を生じさせて推進力を得
る。また、紙面の右方向へ微動を行わせる場合には、イ
ンチワーム駆動の場合のように、コイル12に永久磁石
との間に吸引力が発生する電流を流し、その状態で圧電
素子13’を伸長させる。これにより、本体11が右方
向へ移動する。次に、コイル12に供給する電流を遮断
し、圧電素子13を伸長すると同時に圧電素子13’を
元の長さに戻す。次いで、コイル12に永久磁石との間
に吸引力が発生する電流を流し、その状態で圧電素子1
3’を再び伸長させると共に圧電素子13を元の長さに
戻す。以下、同様の動作を繰り返す。
【0015】[第5の実施の形態]図9(a)、(b)は、
本発明の第5の実施の形態の平面図と側面図である。本
発明の第1〜第4の実施の形態では、移動体側にコイル
が配置されていたが、本実施の形態では、移動体側に永
久磁石が接合される。即ち、図9に示すように、移動体
10は、本体11の左右に圧電素子13、13’を介し
て永久磁石16,16’を接続して構成される。そし
て、本実施の形態の移動体は、図10に示すように、ガ
イド14内に配置されるが、ガイド14に沿って、永久
磁石16,16’と共にリニアモータを構成するための
コイル17が設置される。本実施の形態は、第1の実施
の形態における永久磁石とコイルとを入れ替えたもので
あり、その動作は第1の実施の形態の場合と同様である
ので、動作に関する説明は省略する。本実施の形態は、
第1の実施の形態に対してコイルと永久磁石を入れ替え
る変更を加えたものであるが、第2〜第4の実施の形態
についても同様の変更を加えて移動体側に永久磁石を搭
載するようにしてもよい。
【0016】[第6の実施の形態]図11(a)、(b)
は、本発明の第6の実施の形態の平面図と側面図であ
る。先に説明した第1〜第5の実施の形態では、高速移
動を磁気式リニアモータにより行っていたが、本実施の
形態では誘導型のリニアモータにより高速移動を行う。
そのため、本実施の形態では、図11に示すように、本
体11の前後の側面に圧電素子13、13’を介して導
電体18、18’を接続する。この導電体18、18’
は、本実施の形態の移動体10をインパクトドライブ方
式で駆動する際の慣性体の機能を果たす。そして、本実
施の形態の移動体10は、図12に示すように、ガイド
14内に配置されるが、ガイド外側にはガイド14に沿
ってガイド内に移動磁界を発生させるためのコイル19
が設置される。次に、本実施の形態の動作について説明
する。高速移動を行わせるには、コイル19により、移
動体10を移動させる方向に移動する移動磁界を発生さ
せる。これにより導電体18は推進力を受け、磁界移動
方向に従って高速に移動する。また、移動体10に紙面
右方向の微動を行わせる場合には、まず、圧電素子13
を急激に伸長させる。次に、圧電素子13をゆっくり縮
小するとともに圧電素子13’をゆっくり伸長させる。
このとき、本体11はガイドとの摩擦力のために静止状
態を保つ。次に、圧電素子13を急激に伸長させるとと
もに圧電素子13’を急激に縮小する。これにより、本
体11は右方向へ移動する。この動作を繰り返すことに
より移動体10を紙面の右方向へ移動させることができ
る。移動体10を逆方向に移動させるには、圧電素子1
3の動作と圧電素子13’の動作とを入れ替えればよ
い。
【0017】本発明の第1、第2の実施の形態では、ガ
イドに沿って設けられた永久磁石やコイルを、移動体に
対し一列としたが、これを、永久磁石が設けられていな
かった側のガイド14側や、紙面の上下などに配置する
などして、複数列設けることも可能である。また、第1
の実施の形態等においては、インパクトドライブする際
の本体に対する押圧力を、移動体に設けたコイルもしく
は磁性体によって発生した磁気力によって得ていたが、
別の押圧手段を設けこれを利用することも可能である。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図13は、本発明の一実施例を示す
斜視図である。本発明の実施例では、実施の形態で示し
たアクチュエータを、機械式光スイッチに適用してい
る。図13に示すように、本発明の機械式光スイッチ2
0では、光ファイバ21は、スライダ22に挿入固定さ
れ、スライダ22と一体になって直線的に移動すること
が可能である。光ファイバ21は直径125μmの標準
品を使用する。スライダ22は、10mm厚のボード2
3に形成された滑りガイド24に沿ってスライドする。
この滑りガイド24はボード23の表面と裏面に互いに
直交するように100本ずつ形成される。この本数につ
いては光スイッチの規模によって決まり、本実施例では
100×100の光スイッチを構成している(図13で
は、わかりやすくするため、滑りガイド数、スイッチ数
は省略して表示されている)。滑りガイド24に沿っ
て、永久磁石25が、S極、N極が滑りガイドに交互に
向くように敷設される。
【0019】次に、図14を参照してスライダ22につ
いて詳細に説明する。図14(a)は、図13の部分拡大
図〔図14(a)では図を見やすくするため、ボードの一
部が削除されている〕であり、図14(b)は、スライダ
22の断面図である。スライダ22は光ファイバ21を
挿入したスライダ本体31と、スライダ本体31に固着
された圧電素子32、32’と、圧電素子32、32’
に固着されたコイル33、33’とから構成され、スラ
イダ22が全体としてインパクトドライブ駆動可能な微
小アクチュエータとなっている。スライダ本体31の大
きさは、ファイバが挿入された高さ方向は、ボード23
の厚みの半分にほぼ等しく5mmである。また長さは4
mm、幅2mmである。また、その材料にはステンレス
を用いた。光ファイバ21の端面はスライダ本体31の
底面と一致させるかわずかに(挿入損失を低く抑えるた
め、25μm以下とすることが好ましい)後退させる。
また、光ファイバ21については、スライダ本体31に
挿入される部分の被覆を他の部分の被覆より厚くしても
よい。コイルは、ほぼスライダ本体31の半分の大きさ
で、3mm×3.5mm×1.8mmのほぼ直方体であ
る。また、その巻線材料には銅線を用いた。コイル配線
331は、光ファイバ21に沿うように外部へ引き出さ
れている。圧電素子には、PZT積層型の長さ5mm、
断面2mm×1mmのものを用いた。また、更に、スラ
イダ本体31には磁気センサ34が取り付けられ、微小
アクチュエータの位置検出を行えるようになっている。
【0020】スライダ本体31は、図14(b)に示す
ように貫通穴が設けられ、その中に光ファイバ21が挿
入され接着固定される。コイル33は圧電素子32を介
してスライダ本体31に接着固定される。ここで、コイ
ル33と圧電素子32は、滑りガイド24には接触させ
ないようにしてこれからは独立させる。インパクトドラ
イブさせるために圧電素子32には電圧を印加する必要
があるが、そのための圧電素子配線321は、光ファイ
バ21に沿うようにして外部に取り出す。この微小アク
チュエータの位置検出は、スライダ本体31に取り付け
られた磁気センサ34により行う。磁気センサ34は、
そのヘッド部分がスライダ本体31からはみ出すように
して取り付けられている。このヘッドの真下に位置する
ボード23上には磁気パターン35が記録されている。
磁気センサからの磁気センサ配線341も、光ファイバ
21に沿うようにして外部に取り出す。本実施例の構成
について、最後に装置全体の大きさを説明する。スライ
ダが走るガイドは、ピッチ4mm×100本とした(図
1では、わかりやすくする為、各ガイド間は広げ、更に
数は省略して表示してある)。ボード13の大きさは4
08mm×408mm×厚み10mmの形状になる。
【0021】[実施例の動作]次に、本発明の機械式光
スイッチの実施例について、その動作を説明する。図1
3に示した機械式光スイッチ20では、ボード23の表
面と裏面に引き込まれた光ファイバを、ファイバ芯が一
致する位置までそれぞれ移動させることで切り替え接続
を行う。図15は、その概略の状態を示す平面図である
(この図では、図を簡略化するために滑りガイド24に
形成されている段差を省略して示してある)。この図で
は、表面のスライダ22と裏面のスライダ22aをそれ
ぞれ白矢印、黒矢印方向に移動させ、ボード23に形成
された透孔部26において光ファイバ同士の芯合わせを
行って接続を完了している。このときのスライダ同士の
様子を一部側面図にて断面図で図16に示す。表面側の
スライダ22のスライダ本体31は、そのスライド面3
11をボードのガイド面に接触させて紙面の左右方向に
往復移動し、裏面側のスライダ22aのスライダ本体3
1aは、そのスライド面311aをボードのガイド面に
接触させて紙面の垂直方向に往復移動する。このスライ
ド面311が接触するガイド面は図14(a)で示した
ガイド面36である。このような状態で、表面側に引き
込まれた光ファイバ21と裏面側から引き込まれた光フ
ァイバ21aの位置が合わされ接続される。
【0022】続けて、動作について更に詳細に説明す
る。まず、図15に示す機械式光スイッチ20に対し、
始めに図示されない制御系にスライダ22とスライダ2
2aの光ファイバを接合するという命令が入ると、その
切り替える光ファイバが取り付けられたスライダを駆動
すべく、コイル33と33’に通電される。このとき、
図3に示したように、コイルへの通電極性を切り替えな
がら、各スライダは電磁式のリニアモータ動作を行う。
このときには、ボード23上の滑りガイド24に沿っ
て、大距離を高速に移動する。移動は、最大20ms程
度で完了する。このリニアモータにより、図15に示す
スライダ22がスライダ22aの列へ、またスライダ2
2aがスライダ22の行まで、大まかに移動したら、次
に、各スライダに形成されたインパクトドライブ用微小
アクチュエータで、サブミクロンオーダーの位置決めを
行う。このインパクトドライブは、コイル33、33’
に電流を供給して永久磁石との間に吸着力を発生させ、
これにより、ボードのガイド面に対するスライダ本体3
1の押圧力を得て行うものであるが、その動作原理は図
4を参照して説明した通りであるので、本実施例スライ
ダのインパクトドライブ動作についての詳細な説明は省
略する。
【0023】ここで、実施例におけるインパクトドライ
ブについて、その動作性能を図17を参照して説明す
る。なお、図17では簡単のため、コイルと圧電素子は
一組とし、コイルは単なる慣性体とした。はじめに、計
算方法の概要を説明する。本実施例で圧電素子として用
いたPZTに電圧が印加され伸びた時のスライダ移動量
(ΔX1)と、その後、スライダとPZT及び慣性体が
一つの剛体として滑って移動した量(X)の合計を、1
パルスあたりのトータル移動量とする。上記1パルスの
動作にかかった時間を1周期(T)とし、上記トータル
移動量に(1/T)を掛け合わせたものを送り速度とす
る。続いて、詳細に計算式を示す。PZTに電圧が印加
され伸張力(P)が生じたときの、スライダ(質量M
1)及び慣性体(質量M2)、圧電素子(質量Mp)に
ついて運動方程式をたてる。このときスライダの静止摩
擦係数をμ0とするとスライダには押圧力Fによる摩擦
力(μ0F)が発生している。 P−μ0・F=α1・(M1+0.5Mp)・・・(1) P=α2・(M2+0.5Mp)・・・・・・・・・・・(2) (1)、(2)式よりスライダ、及び慣性体の加速度(α1、
α2)をそれぞれ求める。圧電素子の伸び量(ΔX)
は、スライダの移動量(ΔX1)と慣性体の移動量(Δ
X2)の合計であるから、 ΔX=ΔX1+ΔX2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・(3) また、それぞれの移動量は、 ΔX1=0.5*(0.5*α1)*Δt^2 ΔX2=0.5*(0.5*α2)*Δt^2・・・・・・・・ ・・・・・・・(4) で求まるから、(1)〜(4)式を用いてスライダの移動量
(ΔX1)を算出することができる。ここで、加速度α
はΔtの間変化し続けるものと考えられる。本計算では
0.5倍し線形近似を用いた。次に、全体系が剛体として
滑っていく量を求める。初めに、各質点系の初期速度を
求める。 V01=(0.5・α1)・Δt V02=(0.5・α2)・Δt ・・・・・・・・・・・・(5) よって、各質点系の運動量は、 MV1=V01・(M1+0.5・Mp) MV2=V02・(M2+0.5Mp)・・・・・・・(6) となる。全体としての運動量は、運動量保存の式から以
下のようになり、全体系が動き出したときの初期速度
(V0)が求まる。 (M1+M2+Mp)・V0=MV1−MV2 ・・・・(7) (7)式から求まる初期速度から、そのときの運動エネル
ギー(E)が求まる。E=0.5・(M1+M2+M
p)・V0^2・・・・・(8)このエネルギーが全て、
摩擦損失に使われたと仮定して、動摩擦係数をμとして
滑った量(X)を求める。 X=E/μF ・・・・・・・・・・・・・・・・(9) 滑っている時の加速度(a)は、 (M1+M2+Mp)・a=μF ・・・・・・・(10) よって、滑り初めてから静止するまでの時間(ts)
は、 ts=V0/a ・・・・・・・・・・・・・・・(11) また、1パルスの送りに必要とする時間、つまり周期
は、上記PZTの伸張にかかる時間(Δt)と、剛体と
して滑っている時間(ts)、更に、PZTが収縮する
時間(tb)の合計になる。収縮にかかる時間(tb)
は、その時に発生する慣性力が、摩擦力(μ0F)に対
して十分小さいことが条件となる。 T=Δt+ts+tb ・・・・・・・・・・・・・・・(12) 送り速度(Vs)は、トータル移動量と周期から求ま
る。 Vs=(ΔX1+X)/T ・・・・・・・・・・・・・(13) 以上の計算式に実際の圧電素子の仕様や、スライダの質
量等のデータを入力すると、 1パルス当たりの移動量(分解能)=1nm 移動速度=10μm/s となる。
【0024】上述してきたリニアモータによる粗動、イ
ンパクトドライブによる微動ともに、スライダ本体31
に取り付けられた磁気センサ34で位置決めする。ボー
ド23には既に述べたように磁化パターン35が形成さ
れており、このパターンを磁気センサ34が読みとるこ
とによりスライダ22自体の位置を把握することができ
る。尚、ファイバ同士の光軸合わせに要求される位置決
め性能はサブミクロンの精度である。そのため、あらか
じめ、光軸調整を行った際、最適なスライダ位置に相当
する磁化パターンをアドレスとして記録しておくと、精
度の高い位置合わせが可能となる。また、その光軸調整
も、装置の出荷時だけでなく、定期的に不使用中の光フ
ァイバを用いて行い、前記最適時のアドレスを更新して
いくことも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のアクチ
ュエータは、高速な自走移動手段と微細ピッチの自走移
動手段とを有するものであるので、大距離の高速な移動
と高精度な移動とが、共通のアクチュエータで実現でき
る。また、本発明によれば、上記の特長を備えたアクチ
ュエータをコンパクトに実現することができる。更に、
本発明に係るアクチュエータを用いて光スイッチを構成
した場合には、高速スイッチングが可能で、光損失が少
ない機械式光スイッチをコンパクトに実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の平面図と側面
図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のガイドへの装着
状態を示す平面図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の動作説明図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の動作説明図。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の他の動作の説明
図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の平面図と側面
図。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の側面図。
【図8】 本発明の第4の実施の形態の側面図。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の平面図と側面
図。
【図10】 本発明の第5の実施の形態のガイドへの装
着状態を示す平面図。
【図11】 本発明の第6の実施の形態の平面図と側面
図。
【図12】 本発明の第6の実施の形態のガイドへの装
着状態を示す平面図。
【図13】 本発明の一実施例を示す斜視図。
【図14】 図13の部分拡大図とスライダの断面図。
【図15】 本発明の一実施例の概略平面図。
【図16】 本発明の一実施例の動作説明図。
【図17】 本発明の一実施例の動作説明図。
【図18】 インチワーム駆動方式の動作原理を説明す
る図。
【図19】 インパクトドライブの動作原理を説明する
図。
【符号の説明】
10・・・移動体、 11・・・本体、 1
2、12’・・・コイル、 13、13’・・・圧
電素子、 14・・・ガイド、 15、16、
16’・・・永久磁石、 17・・・コイル、、
18、18’・・・導電体、 19・・・コイ
ル、 20・・・機械式光スイッチ、21、21a
・・・光ファイバ、 22、22a・・・スライ
ダ、23・・・ボード、 24・・・滑りガイド、
25・・・永久磁石、 26…透孔部、
31、31a・・・スライダ本体、 311、3
11a…スライド面、 32、32’・・・圧電素
子、 321・・・圧電素子配線、 33、3
3’・・・コイル、 331・・・コイル配線、
34・・・磁気センサ、 341・・・磁気セ
ンサ配線、35・・・磁気パターン、 36・・・
ガイド面、 41、51・・・物体A、 4
2、52・・・物体B、 43−1〜43−3、5
3・・・圧電素子、 44、54・・・スライド
面、 A、A’、A”・・・吸引力、 F・・
・押圧力、 R・・・斥力
フロントページの続き Fターム(参考) 5H303 BB01 BB11 CC02 DD04 DD11 DD14 KK35 5H641 BB13 GG03 HH02 HH07 HH09 JA02 JA13 JA14 5H680 AA04 AA06 BB09 BB13 BB20 DD01 DD11 DD23 DD34 DD55 DD59 DD65 DD76 EE20 FF24 FF32 GG02 GG32 GG42

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気エネルギーを運動エネルギーに変換
    することにより、推進力を得て移動体を移動させるアク
    チュエータであって、粗位置決め用の高速な自走移動手
    段と、精密位置決め用の低速な自走移動手段とを備える
    ことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記高速な自走移動手段は、リニアモー
    タの移動部によって構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは、ガイドに沿って
    直線的な移動を行うものであって、前記リニアモータの
    静止部は前記ガイドに沿って配置されていることを特徴
    とする請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記リニアモータの移動部には、コイ
    ル、永久磁石または導電体の中のいずれかが配置され、
    前記リニアモータの静止部には、永久磁石またはコイル
    の中のいずれかが配置されていることを特徴とする請求
    項3記載のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記低速な自走移動手段は、微細距離を
    間欠的に移動するものであることを特徴とする請求項2
    〜4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記低速な自走移動手段は、圧電素子を
    用いて構成されていることを特徴とする請求項5記載の
    アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記移動体は、前記圧電素子を用いたイ
    ンパクトドライブまたはインチワーム(inchworm)駆動に
    より移動されることを特徴とする請求項6記載のアクチ
    ュエータ。
  8. 【請求項8】 インパクトドライブまたはインチワーム
    駆動時に必要となる前記移動体に対する拘束力は、前記
    リニアモータの静止部と移動部との間に生成される永久
    磁石と電磁石間の吸引力によって形成されることを特徴
    とする請求項7記載のアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記移動体は、本体と、前記本体に固着
    された低速な自走移動手段を構成するための圧電素子
    と、前記圧電素子に固着された、リニアモータの構成要
    素である前記自走移動手段と、を備え、前記圧電素子と
    前記自走移動手段との組は1ないし2組設けられている
    ことを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載のアク
    チュエータ。
  10. 【請求項10】 光ファイバが、請求項1〜9のいずれ
    かに記載されたアクチュエータによって駆動される前記
    移動体に固着されていることを特徴とする光ファイバ移
    動体。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバの端面の前記移動体の
    摺動面からの後退距離gは、 0≦g≦25μm であることを特徴とする請求項10記載の光ファイバ移
    動体。
  12. 【請求項12】 少なくとも一方が請求項1〜9のいず
    れかに記載されたアクチュエータによって駆動される移
    動体によって移動される光ファイバを端面同士が向かい
    合うようにして配置し、前記移動体を移動させて光ファ
    イバの接続切り替えを行うことを特徴とする光スイッ
    チ。
  13. 【請求項13】 前記ガイドとなる溝が第1、第2の主
    面に互いに直交するように形成されかつその直交部に透
    孔が形成されているボードの前記溝に、光ファイバが請
    求項3〜9のいずれかに記載されたアクチュエータによ
    って駆動される移動体に固着されてなる光ファイバ移動
    体を摺動自在にかつ前記ボードの反対側の面に配置され
    た光ファイバ同士ではの端面が対向するように配置した
    ことを特徴とする光スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記ボードの前記第1の主面に配置さ
    れた光ファイバの端面と前記第2の主面に配置された光
    ファイバの端面との該端面に垂直な方向の距離は常時微
    小な一定距離に保持されていることを特徴とする請求項
    13記載の光スイッチ。
  15. 【請求項15】 前記移動体には自己の位置を認識する
    ための位置検出センサが搭載されていることを特徴とす
    る請求項13または14記載の光スイッチ。
  16. 【請求項16】 前記ボード上には前記ガイドとなる溝
    に沿ってスケールが目盛られていることを特徴とする請
    求項13〜15のいずれかに記載の光スイッチ。
  17. 【請求項17】 前記位置検出センサが磁気センサであ
    ることを特徴とする請求項15記載の光スイッチ。
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