JP2002315198A - 電池駆動機器 - Google Patents

電池駆動機器

Info

Publication number
JP2002315198A
JP2002315198A JP2001117576A JP2001117576A JP2002315198A JP 2002315198 A JP2002315198 A JP 2002315198A JP 2001117576 A JP2001117576 A JP 2001117576A JP 2001117576 A JP2001117576 A JP 2001117576A JP 2002315198 A JP2002315198 A JP 2002315198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
depth
battery pack
battery
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001117576A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Sakakibara
和征 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2001117576A priority Critical patent/JP2002315198A/ja
Priority to US10/123,508 priority patent/US6577104B2/en
Priority to EP02008179A priority patent/EP1251618B1/en
Priority to DE60213502T priority patent/DE60213502T2/de
Publication of JP2002315198A publication Critical patent/JP2002315198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0029Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
    • H02J7/0031Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits using battery or load disconnect circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0047Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with monitoring or indicating devices or circuits
    • H02J7/0048Detection of remaining charge capacity or state of charge [SOC]
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0069Charging or discharging for charge maintenance, battery initiation or rejuvenation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/425Structural combination with electronic components, e.g. electronic circuits integrated to the outside of the casing
    • H01M10/4257Smart batteries, e.g. electronic circuits inside the housing of the cells or batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池のメモリ効果を防ぎつつ、寿命を伸
ばし得る電池駆動機器を提供する。 【解決手段】 電動工具20によると、LED29、ブ
ザーBZおよび制御部32により、電池パック40が予
め設定された基準放電深度まで放電すると、電池パック
40の充電時期が到来したことを報知し、制御部32に
より、基準放電深度を電池パック40のEEPROM5
2に記憶された使用履歴情報に基づいて変更する。これ
により、電池パック40の使用履歴情報に基づいて変更
される基準放電深度を基準にして、電動工具20に電力
を供給する電池パック40の充電時期が到来したことを
報知するので、電池パック40の使用履歴に対応した充
電時期の到来を報知することができる。したがって、充
電直前の放電深度を管理することができ、過放電やメモ
リ効果を防止することができるため、電池パック40の
寿命を伸ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池により電
力を供給される電池駆動機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ニッケルカドミウム電池やニッケル水素
電池等の二次電池を使用する電池駆動機器において、二
次電池の容量が少なくなり電池電圧が低下することによ
って電池駆動機器の機能・性能に悪影響を及ぼす場合
に、電池電圧の低下(残容量の低下)を知らせたり、通
電を遮断する機能を有しているものがある。
【0003】一方、上記二次電池は、充電容量を十分に
使い切らない状態で充放電を繰り返すと、いわゆるメモ
リ効果によって充電容量が低下する現象が生じるため、
かかるメモリ効果を防止する観点から様々な技術が提案
されている。
【0004】前者の例として、実公平4−32224号
公報に開示される「電圧低下警報付バッテリー締付工
具」があげられる。前記「電圧低下警報付バッテリー締
付工具」では、電池電圧が基準電圧より低くなったとき
に表示手段を作動させ、作業者に二次電池の充電を促
す。
【0005】また、実開平5−26278号公報に開示
される「電動工具」では、電池の電圧が所定値まで低下
するとこれを検出してモータへの給電を停止し、また特
開平7−1350号公報に開示される「強制停止機構付
電池式締付工具」では、電池の残容量が所定値以下にな
ったときや過負荷が作用したときにスイッチをオフにす
る。これにより、電池の残容量が所定値以下になった場
合には、強制的に通電を遮断し、電池の使用を中止させ
ている。
【0006】このような技術によって、電池駆動機器の
機能・性能に悪影響を及ぼすことが無くなり、また二次
電池を過放電させてしまうこともないため、二次電池の
寿命が短くなることを防ぐ効果もある。
【0007】一方、後者の例として、本願出願人による
特願2001−29284号明細書に開示される「複数
電池充電装置」があげられる。この「複数電池充電装
置」では、二次電池の充放電を行うリフレッシュ機能を
充電装置自体に持たせ、また同人による特願2000−
46859号明細書に開示される「アダプタ」ではリフ
レッシュ機能のない充電装置と電池との間にリフレッシ
ュ機能を持った当該アダプタを介在させることにより、
リフレッシュ機能を付加する。これにより、充電容量を
十分に使い切らない電池であってもリフレッシュ機能に
より充放電を複数回繰り返すことで、メモリ効果の発生
を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニッケ
ルカドミウム電池やニッケル水素電池当の二次電池は深
く放電しないで充電する使い方の方が寿命が長くなる
が、そのような使い方では前述の通りメモリ効果を生じ
てしまうという問題がある。
【0009】即ち、実公平4−32224号公報に開示
される「電圧低下警報付バッテリ−締付工具」のよう
に、電池の残容量が所定値以下になったときに表示手段
を作動させたり、実開平5−26278号公報に開示さ
れる「電動工具」や特開平7−1350号公報に開示さ
れる「強制停止機構付電池式締付工具」のように電池の
残容量が所定値以下になったときに通電を遮断するなど
で、電池の容量が残っている状態で使用を中止するよう
にすれば、電池の寿命は長くなるが、メモリ効果が生じ
る。
【0010】一方、メモリ効果を解消するためには、特
願2001−29284号明細書に開示される「複数電
池充電装置」のようにリフレッシュ機能を有する充電池
を用いるか、特願2000−46859号明細書に開示
される「アダプタ」などで充電器にリフレッシュ機能を
付加するなどの必要があり、使用頻度の割に投資額が大
きい。また、リフレッシュを行うことでメモリ効果は解
消されるが、充放電の繰り返しを行うため、頻繁にリフ
レッシュを行うと電池の寿命を縮める原因になる。
【0011】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、二次電
池のメモリ効果を防ぎつつ、寿命を伸ばし得る電池駆動
機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の電池駆動機器では、二次電池により電力
を供給される電池駆動機器であって、前記二次電池が、
予め設定された基準放電深度まで放電すると、前記二次
電池の充電時期が到来したことを報知する報知手段と、
前記基準放電深度を前記二次電池の使用履歴に基づいて
変更する変更手段と、を備えたことを技術的特徴とす
る。
【0013】また上記目的を達成するため、請求項2の
電池駆動機器では、二次電池により電力を供給される電
池駆動機器であって、前記二次電池が、予め設定された
基準放電深度まで放電すると、前記電力の供給を遮断す
る遮断手段と、前記基準放電深度を前記二次電池の使用
履歴に基づいて変更する変更手段と、を備えたことを技
術的特徴とする。
【0014】さらに、請求項3の電池駆動機器では、請
求項1または2において、前記基準放電深度は、前記使
用履歴が所定の条件を満たさない場合には、第1の放電
深度であり、前記使用履歴が所定の条件を満たす場合に
は、前記第1の放電深度よりも深く設定された少なくと
も第2の放電深度である、ことを技術的特徴とする。
【0015】請求項1の発明では、報知手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
二次電池の充電時期が到来したことを報知し、変更手段
により、基準放電深度を二次電池の使用履歴に基づいて
変更する。これにより、二次電池の使用履歴に基づいて
変更される基準放電深度を基準にして、電池駆動機器に
電力を供給する二次電池の充電時期が到来したことを報
知するので、二次電池の使用履歴に対応した充電時期の
到来を報知することができる。
【0016】請求項2の発明では、遮断手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
電力の供給を遮断し、変更手段により、基準放電深度を
二次電池の使用履歴に基づいて変更する。これにより、
二次電池の使用履歴に基づいて変更される基準放電深度
を基準にして、電池駆動機器に供給される電力を遮断す
るので、二次電池の使用履歴に対応して当該二次電池の
使用を中止することができる。
【0017】請求項3の発明では、基準放電深度は、使
用履歴が所定の条件を満たさない場合には第1の放電深
度であり、使用履歴が所定の条件を満たす場合には第1
の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の放電
深度であることから、使用履歴が所定の条件を満たす場
合、二次電池が第1の放電深度よりも深い第2の放電深
度まで少なくとも放電すると、報知手段により二次電池
の充電時期が到来したことを報知し、あるいは遮断手段
により電力の供給を遮断する。これにより、使用履歴が
所定の条件を満たす場合には、使用履歴が所定の条件を
満たさない場合よりも深く二次電池を放電させることが
できる。つまり、所定の条件を満たす場合にのみ、例え
ばリフレッシュ機能を作動させたのと同様の深い放電を
させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照して説明する。 [第1実施形態]図1は、本実施形態に係る電動工具20
の電気的構成を示すブロック図で、図2は、電動工具2
0の機械的構成を示す外観図である。また図3は電動工
具20に用いられる電池パック40の外観を示す斜視図
である。なお、図2には、二点鎖線の円α内に部分断面
図が描かれていることに留意されたい。
【0019】まず、電動工具20の機械的構成を図2に
基づいて説明する。図2に示すように、電動工具20
は、主に、本体部21、グリップ部24および電池パッ
ク取付部25から構成されている。
【0020】本体部21の内部には、駆動モータMが内
蔵されており、これにより回転部22を回転させる。ま
た、グリップ部24を介在して本体部21の反対側に設
けられる電池パック取付部25は、電池パック40を着
脱可能に構成されているとともに、この電池パック40
のプラス端子t1’およびマイナス端子t3’にそれぞ
れ電気的に接続可能なプラス受電端子t1およびマイナ
ス受電端子t3が設けられている。これにより、両受電
端子t1、t3を介して駆動モータMに駆動電力が供給
される。
【0021】グリップ部24には、押圧することにより
オフ状態からオン状態に移行するスイッチ23が取り付
けられており、このスイッチ23のオンにより、電池パ
ック40から駆動モータMに駆動電力が供給される(図
1参照)。即ち、プラス受電端子t1と駆動モータMと
の間に介在するスイッチ23によって、通電の導通およ
び遮断を可能にしている。これにより、スイッチ23が
押圧されて導通する間は、電池パック40から駆動モー
タMに駆動電力が供給されるので、回転部22が所定方
向に所定トルクでもって回転する。
【0022】一方、回転部22の反対側に位置する本体
部21の端部には、発光部27が設けられている。この
発光部27の内部には、図2の二点鎖線円α内に示すよ
うにLED29が位置しており、このLED29は、後
述する制御部32の所定制御により点灯することで、電
池パック40の充電時期が到来したことを報知する。こ
れにより、電動工具20の使用者は当該電池パック40
の充電時期等を知ることができる。
【0023】次に、電動工具20の電気的構成を図1に
基づいて説明する。図1に示すように、電動工具20
は、電気的には、主に、制御部32、電圧検出部34、
スイッチ素子36、LED29、ブザーBZ、駆動モー
タMから構成されている。
【0024】制御部32は、いわゆるワンチップマイコ
ンにより構成されており、中央演算装置、主記憶装置、
入出力インターフェイス装置、各種レジスタ群等を備え
ている。そして、後述するような所定の制御プログラム
により、入出力インターフェイス装置を介して、中央演
算処理装置と電圧検出部34あるいはスイッチ素子36
との間で所定データの授受が行われ得るように構成され
ている。
【0025】電圧検出部34は、電池パック40の端子
電圧Vbtを検出し制御部32に出力するものである。即
ち、駆動モータMに接続される電源ラインの電圧、つま
りプラス受電端子t1とマイナス受電端子t3との間の
電圧を検出し得るように、両受電端子t1、t3に入力
端子が接続され、出力端子が制御部32に接続されてい
る。
【0026】この電圧検出部34は、具体的には、例え
ばA/Dコンバータにより構成されており、入力される
両受電端子t1、t3間の電圧(アナログ信号)を所定
ビット数のビット列からなるディジタル信号に変換し、
制御部32の入力ポートに出力する。これにより、両受
電端子t1、t3に接続された電池パック40の端子電
圧Vbtを制御部32にディジタル情報として入力するこ
とができるので、後述するように制御部32は電池パッ
ク40の電圧情報を取得することができる。
【0027】なお、電圧検出部34は、A/Dコンバー
タに限られることなく、例えばコンパレータと基準電圧
源とからなる電圧判定回路を所定電圧間隔ごとに複数設
けたもので構成しても良い。これにより、A/Dコンバ
ータを用いる場合に比べ部品コストを低減することがで
きる。
【0028】スイッチ素子36は、両受電端子t1、t
3と駆動モータMとを接続する電源ラインを導通または
遮断する機能を有する半導体素子で、例えばパワーMO
SFET等により構成されている。MOSFETは、例
えばゲート端子に所定電圧を印加すると、ドレインおよ
びソースの両端子間を導通させることができるので、本
実施形態のスイッチ素子36では、制御部32の出力ポ
ートにゲート端子を接続し、駆動モータMおよびマイナ
ス受電端子t3をドレイン端子あるいはソース端子に接
続している。なお、このゲート端子に印加される所定電
圧は、例えば図示しないドライバ回路を介して印加され
る。
【0029】LED29は、所定電流を流すことによ
り、例えば赤色可視光を発する発光ダイオードで、前述
した発光部27の内部に設けられている。このLED2
9は、例えば図示しないドライバ回路を介して制御部3
2の出力ポートに接続されており、制御部32から出力
される所定信号により点灯制御し得るように構成されて
いる。これにより、後述する制御プログラムによって、
充電必要時期が到来するとLED29が点灯するように
制御することができる。
【0030】ブザーBZは、LED29と同様に、図示
しないドライバ回路を介して制御部32の出力ポートに
接続されており、制御部32から出力される所定信号に
より鳴動制御し得るように構成されている。これによ
り、後述する制御プログラムによって、充電時期が到来
するとブザーBZが鳴動するように制御できるので、充
電時期の到来を警報音により使用者等の聴覚に訴えるこ
とができる。
【0031】駆動モータMは、スイッチ23のオンによ
り電池パック40から供給される電力によって回転子が
回転する電動モータであり、一般に、当該回転子とこの
回転子の周りに位置する固定子とから構成されている。
なお、この回転子とともに回転する軸部には、図2に示
す回転部22が固定されており、スイッチ23のオンに
より所定方向に回転することができる。
【0032】続いて、電池パック40の構成を図1およ
び図3に基づいて説明する。図1および図3に示すよう
に、電池パック40は、略角柱状に形成された樹脂製の
ケーシング41を備えており、その内部には、複数のセ
ル(以下「セル群」という)として電気的に直列に接続
さえたニッケル水素電池と、このセル群を2つのブロッ
クA、Bに分割しそれぞれのブロックごとにブロック内
のセル温度を検出し得る温度センサTM1,TM2と、この
セル群の使用履歴等の固有情報を記憶しているEEPR
OM52と、が収容されている。
【0033】なお、この使用履歴等の記憶は、半導体記
憶素子であればEEPROM52に限られることはな
く、例えばDRAM、SRAM、SDRAM、EDOR
AM等でも良く、またこれらを含むメモリーカード等で
あっても良い。
【0034】図3に示すように、ケーシング41の上端
側には、前述した電動工具20や図示しない充電装置に
装着する際に、相手側に嵌合可能な嵌合溝43を形成し
た嵌入部42がレール状に並列して設けられている。ま
た、この嵌入部42の一端側に位置する部位には上下方
向に出入可能なフック44、通気口46、プラス端子溝
47、センター端子溝48、マイナス端子溝49、コネ
クタ50等が設けられいる。
【0035】フック44は、ケーシング41の側面に設
けられるレバー45と一体に成形され、図示しないコイ
ルばねにより突出方向に付勢されている。そのため、電
動工具20や充電装置に電池パック40を装着したと
き、これらに形成される所定のフック溝に係合すること
ができ、これにより電動工具20等から電池パック40
が容易に外れないようにしている。また、コイルばねの
付勢力に抗してレバー45をケーシング41の下端方向
に押し下げることによって、フック44も引っ込むよう
に下端方向に移動するので、フック溝との係合が解除さ
れ、電動工具20等から電池パック40を取り外すこと
が可能になる。
【0036】プラス端子溝47、センター端子溝48、
マイナス端子溝49は、その中に、ケーシング41に内
蔵されたプリント基板に半田付固定されたプラス端子t
1’、センター端子t2’、マイナス端子t3’がそれ
ぞれ設けられており、電動工具20や充電装置に電池パ
ック40を装着したときに、これらの端子が相手側の受
電端子等と接触し得るように構成されている。そして、
プラス端子t1’は、ケーシング41内のセル群のブロ
ックAの正極側に、またマイナス端子t2’は、セル群
のブロックBの負極側に、それぞれ電気的に接続され、
またセンター端子t2’にはセル群のブロックAおよび
ブロックBの接続部がサーモスタットTHを介して電気的
に接続されている。
【0037】ケーシング41の上端側に露出するコネク
タ50も、ケーシング41内でプリント基板に半田付固
定されており、コネクタ50の内部には、複数の接続端
子t4a’、t4b’、t5、t6を備えている(図1
参照)。これらは、電池パック40が電動工具20や図
示しない充電装置に装着されたときに電池パック40か
ら電動工具20等に所定情報を送受するために用いられ
るのもので、例えば本実施形態の場合、電池パック40
に内蔵された温度センサTM1,TM2による温度情報の読
み出しや、EEPROM52に記憶された放電深度に関
する履歴情報等の読み出しあるいは書き込みの際に当該
コネクタ50を介して行われる。
【0038】次に、電池パック40の充電時期の到来等
を判断する、電動工具20の制御プログラムによる処理
の流れを図4〜図6に基づいて説明する。なお、この制
御プログラムは、前述した制御部32の主記憶装置に展
開され、中央演算処理装置により実行されるものであ
る。
【0039】図4に示すように、まずステップS101
により、現在、電動工具20に装着し使用している電池
パック40のEEPROM52から使用履歴情報を読み
出す。この使用履歴情報には、例えば、当該電池パック
40の使用開始から現在に至るまでの、充放電回数、放
電深度情報、使用温度情報等の固有情報が記憶されてい
る。
【0040】次にステップS103により、読み出した
使用履歴情報の中から、比較的浅い放電深度に相当する
第1放電深度まで使用した後に充電した回数(以下「第
1放電深度回数」という)N1を取得する。この第1放
電深度回数N1の取得は、読み出した使用履歴情報に予
め含まれているカウンタ値の読み出しにより行われる。
【0041】そして、ステップS105により、第1放
電深度回数N1が2以下であるか否かの判断を行う。即
ち、第1放電深度回数N1が2回以下である場合には
(S105でYes)、今回も第1放電深度、つまり浅
い放電深度まで放電させた後に充電時期が到来したこと
を報知するようにステップS107により基準放電深度
EVを設定する。一方、当該回数が2回以下でない場合
(S105でNo)、つまり3回以上である場合には今
回は第1放電深度よりも深く設定された第2放電深度ま
で放電させた後に充電時期が到来したことを報知するよ
うにステップS109により基準放電深度EVを設定す
る。
【0042】このように本実施形態では、ステップS1
05において、第1放電深度回数N1が2以下であるか
否か、つまり電池パック40の使用履歴情報基づいて、
基準放電深度EVを第1放電深度から第2放電深度に変
更する。即ち、浅い放電深度(第1放電深度)による充
放電が3回以上続いた場合には(ステップS105でN
o)、深い放電深度(第2放電深度)まで放電するよう
に電動工具20による電池パック40の使用状態を設定
する。これにより、電池パック40を十分に使い切らな
い状態で何回も充放電を繰り返すことがないので、メモ
リ効果の発生を抑制することができる。
【0043】ステップS107では、浅い放電深度、例
えば1セル当たり1.0Vの放電深度まで放電したら、
当該電池パック40の充電を促す報知を行うように、基
準放電深度EVを1.0×セル数CL(V)に設定する。
一方、ステップS109では深い放電深度、例えば単電
池当たり0.8Vの放電深度まで放電したら、当該電池
パック40の充電を促す報知を行うように、基準放電深
度EVを0.8×セル数CL(V)に設定する。
【0044】ステップS107により、基準放電深度E
Vを第1放電深度に設定した場合には、ステップS11
1により第1放電深度回数N1を1回加算して(N1=
N1+1)、ステップS115により所定のカウンタ値
としてEEPROM52に書き込む。一方、ステップS
109により、基準放電深度EVを第2放電深度に設定
した場合には、ステップS113により、第1放電深度
回数N1をゼロクリアして(N1=0)、ステップS1
15により所定のカウンタ値としてEEPROM52に
書き込む。
【0045】ステップS115により、EEPROM5
2の書き込みが完了すると、次にステップS117によ
り、電圧検出部34から電池パック40の端子電圧Vbt
を取得し、さらに当該端子電圧Vbtが先に設定した基準
放電深度EV以下に到達したか否かを判断する。そし
て、端子電圧Vbtが基準放電深度EV以下になるまで判
断処理を繰り返す。即ち、現在、電動工具20に装着し
使用している電池パック40の充電容量が、基準放電深
度EVまで降下するまでステップS117による判断処
理を続ける。
【0046】ステップS117により電池パック40の
端子電圧Vbtが基準放電深度EV以下まで降下したと判
断すると(S117でYes)、予定した電池パック4
0の充電時期が到来したことになるので、続くステップ
S119によりLED29に所定信号を出力してLED
29を点灯させ、またブザーBZを鳴動させる。そして
さらにステップS121により、スイッチ素子36に所
定信号を出力してスイッチ素子36をオン状態からオフ
状態に移行させる。
【0047】これにより、電動工具20の使用者は、発
光部27の赤色発光やブザーBZの鳴動とともにスイッ
チ素子36のオフ状態による駆動モータMの駆動不能に
なることにより、当該使用中の電池パック40の充電時
期が到来したことを知ることができる。
【0048】なお、ステップS105では、第1放電深
度回数N1が2以下でない場合には(S105でN
o)、ステップS109に処理を移行して基準放電深度
EVを第2放電深度に設定したが、ステップS105に
よる判断をさらに細かくし、各々条件に応じて多段階に
基準放電深度EVを設定するようにしても良い。例え
ば、第1放電深度回数N1が2〜4の場合は第2放電深
度に、第1放電深度回数N1が5〜7の場合は第2放電
深度よりも深い第3放電深度に、第1放電深度回数N1
が8以上の場合は第2、第3放電深度よりもさらに深い
第4放電深度に、それぞれ基準放電深度EVを設定す
る。これにより、基準放電深度EVをより詳細に設定す
ることができるので、電池パック40の使用履歴に応じ
て最適な放電深度を設定することができる。したがっ
て、メモリ効果等をより確実に防止できるので、電池パ
ック40の寿命をさらに伸ばすことができる。
【0049】次に、電動工具20による制御プログラム
の変形例を図5および図6を参照して説明する。図5に
示す変形例は、ステップS201により読み出した使用
履歴情報中の、電池パック40の使用開始から現在に至
るまでの充放電回数を累積したもの(以下「累積充放電
回数」という)Ntを、前述した第1放電深度回数N1
の代わりに使用し、累積充放電回数Ntが5の倍数であ
れば、基準放電深度EVを第1放電深度から第2放電深
度に変更する例である。なお、ステップS201、S2
15、S217およびS219は、前述したステップS
101、S117、S119およびS121に、それぞ
れ対応する処理で、前述と同様のものである。またステ
ップS211は累積充放電回数Ntの積算処理である。
【0050】この変形例では、浅い放電深度である第1
放電深度回数N1に関わらず、累積充放電回数Ntに着
目し、累積充放電回数Ntが5の倍数になるとき、つま
り充放電を5回行うごとに1回の割合で、第1放電深度
よりも深い放電深度の第2放電深度に基準放電深度EV
を設定(S205でYes、S209)するようにして
いる。これにより、電池パック40を十分に使い切らな
い状態での充放電を5回以上繰り返すことがないので、
メモリ効果の発生を抑制することができる。
【0051】図6に示す変形例は、ステップS301に
より読み出した使用履歴情報中の、前回使用終了時の残
容量状態を示すフラグ(以下「状態フラグ」という)F
sを、ステップS303により取得してこれを基準放電
深度の設定変更に用いる例である。なお、この状態フラ
グFsは、例えば2ビットによる0〜2の値を持ってお
り、電池パック40の端子電圧Vbtが基準放電深度EV
まで降下する前に使用を中止した場合には状態フラグF
s=0、端子電圧Vbtが基準放電深度EV以下になった
ときに使用を中止した場合には状態フラグFs=1、端
子電圧Vbtが基準放電深度EV−ΔV以下で使用を中止
した場合には状態フラグFs=2に、それぞれ設定され
る。
【0052】ステップS305により、状態フラグFs
の値を判断する。そして、状態フラグFsの値がFs=
0であれば、端子電圧Vbtが基準放電深度EVまで降下
する前に当該電動工具20による電池パック40の使用
を前回は中止しているので、今回は第1放電深度よりも
深い第2放電深度に基準放電深度EVを設定する。一
方、状態フラグFsの値がFs=1であれば、端子電圧
Vbtが基準放電深度EV以下になったときに当該電池パ
ック40の使用を前回は中止しているので、今回は浅め
の放電深度による第1放電深度に基準放電深度EVを設
定する。また、状態フラグFsの値がFs=2であれ
ば、端子電圧Vbtが基準放電深度EV−ΔV以下で当該
電池パック40の使用を前回は中止しているので、今回
は第1放電深度よりもさらに浅めの放電深度による第0
放電深度に基準放電深度EVを設定する。
【0053】ステップS317では、状態フラグFsに
0をセットし、それをEEPROM52に書き込む。即
ち、現在使用している電池パック40の端子電圧Vbt
が、基準放電深度EVまで降下する前に使用を中止し電
池パック40が交換された場合に備え、状態フラグFs
に0する。なお、この状態フラグFsを0にセットする
処理は、電池パック40を充電する充電装置側で行って
も良い。
【0054】そして、ステップS319により、電圧検
出部34から電池パック40の端子電圧Vbtを取得し、
さらに当該端子電圧Vbtが先に設定した基準放電深度E
V以下に到達したか否かを判断し、電動工具20に装着
し使用している電池パック40の充電容量が、基準放電
深度EVまで降下するまでステップS319による判断
処理を続ける。
【0055】ステップS319により電池パック40の
端子電圧Vbtが基準放電深度EV以下まで降下したと判
断すると(S319でYes)、予定した電池パック4
0の充電時期が到来したことになるので、続くステップ
S321により状態フラグFsに1をセットし、それを
EEPROM52に書き込み、さらにステップS323
によりLED29に所定信号を出力してLED29を点
灯させる。ここで、状態フラグFsに1をセットするの
は、端子電圧Vbtが基準放電深度EV以下になったとき
のLED29による報知に従って使用を中止した当該電
池パック40の交換に備えるためである。
【0056】続くステップS325では、このLED2
9による報知を使用者が認識することことなく、またそ
の報知を使用者が認識していても作業状況の都合等によ
りさらに電動工具20による当該電池パック40の使用
を続けた場合に備えた処理を行う。即ち、ステップS3
19により判断した電池パック40の端子電圧Vbtが基
準放電深度EVよりもさらに降下したか否か判断を行
う。本実施形態では(EV−ΔV)以下まで降下したと
判断すると(S325でYes)、予定した電池パック
40の充電時期を越えてさらに当該電池パック40の使
用を続けているものとみなして、続くステップS327
により状態フラグFsに2をセットする。そして、2に
セットされた状態フラグFsをEEPROM52に書き
込み、さらにステップS329によりスイッチ素子36
をオン状態からオフ状態に移行させ電動工具20への電
力供給を中止する。
【0057】これにより、電動工具20の駆動が停止す
るので、電池パック40の充電時期が到来した後も当該
電池パック40の使用を継続していた電動工具20の使
用者は、当該電池パック40を充電しなければならなく
なる。したがって、電池寿命の低下に繋がる過剰な放電
を回避することができる。
【0058】なお、上述した図5および図6に示す変形
例のほか、例えば使用履歴情報中の使用温度情報、即
ち、電池パック40の使用温度に関する履歴を使用して
基準放電深度EVの設定を変更しても良い。具体的に
は、例えば、前回の電池パック40の使用中におけるセ
ル温度が所定温度以上に達していた履歴があれば、今回
の放電時における発熱量を減少させるため、浅い放電を
行うように第0放電深度または第1放電深度を基準放電
深度EVに設定する。これにより、今回の放電では電池
パック40の発熱を積極的に避けることができるので、
電池寿命の低下を抑制することができる。
【0059】以上説明したように、本実施形態に係る電
動工具20によると、LED29、ブザーBZおよび制
御部32により、電池パック40が予め設定された基準
放電深度EVまで放電すると、電池パック40の充電時
期が到来したことを報知し、制御部32により、基準放
電深度EVを電池パック40のEEPROM52に記憶
された使用履歴情報、例えば第1放電深度回数N1、累
積充放電回数Nt、状態フラグFsあるいは使用温度情
報等に基づいて変更する。これにより、電池パック40
の使用履歴情報に基づいて変更される基準放電深度EV
を基準にして、電動工具20に電力を供給する電池パッ
ク40の充電時期が到来したことを報知するので、当該
電池パック40の使用履歴に対応した充電時期の到来を
報知することができる。したがって、充電直前の放電深
度を管理することができ、過放電やメモリ効果を防止す
ることができるため、電池パック40のメモリ効果を防
ぎつつ、電池パック40の寿命を伸ばし得る効果があ
る。
【0060】また、本実施形態に係る電動工具20によ
ると、スイッチ素子36および制御部32により、電池
パック40が予め設定された基準放電深度EVまで放電
すると、電力の供給を遮断し、制御部32により、基準
放電深度EVを電池パック40の使用履歴情報、例えば
第1放電深度回数N1、累積充放電回数Nt、状態フラ
グFsあるいは使用温度情報等に基づいて変更する。こ
れにより、電池パック40の使用履歴情報に基づいて変
更される基準放電深度EVを基準にして、電動工具20
に供給される電力を遮断するので、電池パック40の使
用履歴に対応して当該電池パック40の使用を中止する
ことができる。したがって、充電直前の放電深度を管理
することができ、過放電やメモリ効果を防止することが
できるため、電池パック40のメモリ効果を防ぎつつ、
電池パック40の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0061】さらに、本実施形態に係る電動工具20に
よると、基準放電深度EVは、第1放電深度回数N1、
累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を満たさ
ない場合には第1放電深度であり、当該使用履歴が所定
の条件を満たす場合には第1放電深度よりも深く設定さ
れた少なくとも第2放電深度であることから、当該使用
履歴が所定の条件を満たす場合、電池パック40が第1
放電深度よりも深い第2放電深度まで少なくとも放電す
ると、LED29、ブザーBZおよび制御部32によ
り、電池パック40の充電時期が到来したことを報知
し、あるいはスイッチ素子36および制御部32により
電力の供給を遮断する。これにより、第1放電深度回数
N1、累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を
満たす場合には、当該使用履歴が所定の条件を満たさな
い場合よりも深く電池パック40を放電させることがで
きるので、例えばリフレッシュ機能を作動させたの同様
の深い放電をさせることができる。したがって、必要以
上に深い放電をさせることがないので、過放電を防止し
つつも、メモリ効果を防止することができる。よって、
電池パック40のメモリ効果を防ぎつつ、電池パック4
0の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0062】なお、電池の残容量に相当するLED列が
点灯することにより、電池の残容量を把握しながら電池
駆動機器を使用しようする構成のものがあったとして
も、「電池の残容量表示を見ながら、通常は浅い放電を
行い、メモリ効果の発生時など必要に応じて深い放電を
行う」といった使用履歴に基づく管理を伴う使用方法
は、作業現場の使用者においては事実上不可能である。
【0063】これに対し、本第1実施形態に係る電動工
具20では、上述した構成により、電池パック40の使
用履歴に基づいて、電池パック40のメモリ効果を防ぎ
つつ、電池パック40の寿命を伸ばし得るように設定さ
れる充電時期を自動的に使用者に報知等するので、作業
現場の使用者であっても電池パック40の適切な充電時
期を容易に知ることができる。したがって、このような
点において、本第1実施形態に係る電動工具20は、
「電池の残容量に相当するLED列が点灯することによ
り、電池の残容量を把握しながら電池駆動機器を使用し
ようする構成のもの」にはない、特有の作用および効果
を奏するといえる。
【0064】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施形
態を図7〜図9に基づいて説明する。図7は、第2実施
形態に係る電池パック60の電気的構成を示すブロック
図で、図8および図9は、電池パック60の外観を示す
平面図等である。
【0065】本第2実施形態に係る電池パック60は、
前述した第1実施形態の電動工具20を構成する制御部
32、電圧検出部34、スイッチ素子36、発光部2
7、LED29等を、第1実施形態の電池パック40に
内蔵したものである。そのため、電動工具20や電池パ
ック40と実質的に同一の構成部分には、同一の符号を
付しそれらの説明を省略する。また電池パック60の充
電時期の到来等を判断する制御部32による制御プログ
ラムも、図4〜図6を参照して説明したものと同様であ
るので、それらの説明も省略する。
【0066】図8および図9に示すように、電池パック
60の機械的構成は、第1実施形態で説明した電池パッ
ク40とほぼ同様であるが、ケーシング41の上端部側
方には、有色透明または無色透明の樹脂からなる窓状の
発光部61が設けられているところが外観上、電池パッ
ク40と異なる。発光部61の内側には、図7に示すL
ED29が設けられている。そのため、前述した制御部
32による制御プログラムにより電池パック60の充電
時期が到来したと判断すると、点灯して使用者に充電時
期の到来を報知する。
【0067】また、電池パック60のケーシング41内
には、LED29と同様に、図示しないドライバ回路を
介して制御部32の出力ポートに接続されたブザーBZ
が内蔵されている。これにより、制御部32から出力さ
れる所定信号により鳴動制御し得るので、制御部32に
よる制御プログラムによって、充電時期が到来するとブ
ザーBZが鳴動するように制御することができる。した
がって、充電時期の到来を警報音により使用者等の聴覚
に訴えることができる。
【0068】また図7に示すように、電池パック60の
電気的構成は、第1実施形態で説明した電動工具20か
らスイッチ23と駆動モータMを取り除いた構成とほぼ
同様である。即ち、電池パック60は、電動工具に電力
を供給するものであるから、スイッチ23および駆動モ
ータMを必要としない。
【0069】なお、セル群として電気的に直列に接続さ
えたニッケル水素電池、このセル群を2つのブロック
A、Bに分割しそれぞれのブロックごとにブロック内の
セル温度を検出し得る温度センサTM1,TM2、および、
ブロックA、Bの温度を検出するサーモスタットTHも、
電池パック40と同様に内蔵している。
【0070】このように電池パック60を構成すること
により、LED29、ブザーBZおよび制御部32によ
り、電池パック60が予め設定された基準放電深度EV
まで放電すると、電池パック60の充電時期が到来した
ことを報知し、制御部32により、基準放電深度EVを
電池パック60のEEPROM52に記憶された使用履
歴情報、例えば第1放電深度回数N1、累積充放電回数
Nt、状態フラグFsあるいは使用温度情報等に基づい
て変更する。これにより、電池パック60の使用履歴情
報に基づいて変更される基準放電深度EVを基準にし
て、電動工具に電力を供給する電池パック60の充電時
期が到来したことを報知するので、当該電池パック60
の使用履歴に対応した充電時期の到来を報知することが
できる。したがって、充電直前の放電深度を管理するこ
とができ、過放電やメモリ効果を防止することができる
ため、電池パック60のメモリ効果を防ぎつつ、電池パ
ック60の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0071】また、本実施形態に係る電池パック60に
よると、スイッチ素子36および制御部32により、電
池パック60が予め設定された基準放電深度EVまで放
電すると、電力の供給を遮断し、制御部32により、基
準放電深度EVを電池パック60の使用履歴情報、例え
ば第1放電深度回数N1、累積充放電回数Nt、状態フ
ラグFsあるいは使用温度情報等に基づいて変更する。
これにより、電池パック60の使用履歴情報に基づいて
変更される基準放電深度EVを基準にして、電動工具に
供給される電力を遮断するので、電池パック60の使用
履歴に対応して当該電池パック60の使用を中止するこ
とができる。したがって、充電直前の放電深度を管理す
ることができ、過放電やメモリ効果を防止することがで
きるため、電池パック60のメモリ効果を防ぎつつ、電
池パック60の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0072】さらに、本実施形態に係る電池パック60
によると、基準放電深度EVは、第1放電深度回数N
1、累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を満
たさない場合には第1放電深度であり、当該使用履歴が
所定の条件を満たす場合には第1放電深度よりも深く設
定された少なくとも第2放電深度であることから、当該
使用履歴が所定の条件を満たす場合、電池パック60が
第1放電深度よりも深い第2放電深度まで少なくとも放
電すると、LED29、ブザーBZおよび制御部32に
より、電池パック60の充電時期が到来したことを報知
し、あるいはスイッチ素子36および制御部32により
電力の供給を遮断する。これにより、第1放電深度回数
N1、累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を
満たす場合には、当該使用履歴が所定の条件を満たさな
い場合よりも深く電池パック60を放電させることがで
きるので、例えばリフレッシュ機能を作動させたの同様
の深い放電をさせることができる。したがって、必要以
上に深い放電をさせることがないので、過放電を防止し
つつも、メモリ効果を防止することができる。よって、
電池パック60のメモリ効果を防ぎつつ、電池パック6
0の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0073】なお、電池の残容量に相当するLED列が
点灯することにより、電池の残容量を把握しながら電池
駆動機器を使用しようする構成のものがあったとして
も、「電池の残容量表示を見ながら、通常は浅い放電を
行い、メモリ効果の発生時など必要に応じて深い放電を
行う」といった使用履歴に基づく管理を伴う使用方法
は、作業現場の使用者においては事実上不可能である。
【0074】これに対し、本第2実施形態に係る電池パ
ック60では、上述した構成により、電池パック60の
使用履歴に基づいて、電池パック60のメモリ効果を防
ぎつつ、電池パック60の寿命を伸ばし得るように設定
される充電時期を自動的に使用者に報知等するので、作
業現場の使用者であっても電池パック60の適切な充電
時期を容易に知ることができる。したがって、このよう
な点において、本第2実施形態に係る電池パック60
は、「電池の残容量に相当するLED列が点灯すること
により、電池の残容量を把握しながら電池駆動機器を使
用しようする構成のもの」にはない、特有の作用および
効果を奏するといえる。
【0075】また、上述した本第2実施形態を技術的思
想として把握すると、次の(1) 〜(3) のように記載する
ことができる。
【0076】(1) 電池駆動機器に電力を供給する二次電
池を内蔵した電池パックであって、前記二次電池が、予
め設定された基準放電深度まで放電すると、前記二次電
池の充電時期が到来したことを報知する報知手段と、前
記基準放電深度を前記二次電池の使用履歴に基づいて変
更する変更手段と、を備えたことを特徴とする電池パッ
ク。
【0077】このような構成では、報知手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
二次電池の充電時期が到来したことを報知し、変更手段
により、基準放電深度を二次電池の使用履歴に基づいて
変更する。これにより、二次電池の使用履歴に基づいて
変更される基準放電深度を基準にして、電池駆動機器に
電力を供給する二次電池の充電時期が到来したことを報
知するので、二次電池の使用履歴に対応した充電時期の
到来を報知することができる。したがって、充電直前の
放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効果を
防止することができるため、二次電池のメモリ効果を防
ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0078】(2) 電池駆動機器に電力を供給する二次電
池を内蔵した電池パックであって、前記二次電池が、予
め設定された基準放電深度まで放電すると、前記電力の
供給を遮断する遮断手段と、前記基準放電深度を前記二
次電池の使用履歴に基づいて変更する変更手段と、を備
えたことを特徴とする電池パック。
【0079】このような構成では、遮断手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
電力の供給を遮断し、変更手段により、基準放電深度を
二次電池の使用履歴に基づいて変更する。これにより、
二次電池の使用履歴に基づいて変更される基準放電深度
を基準にして、電池駆動機器に供給される電力を遮断す
るので、二次電池の使用履歴に対応して当該二次電池の
使用を中止することができる。したがって、充電直前の
放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効果を
防止することができるため、二次電池のメモリ効果を防
ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0080】(3) 前記基準放電深度は、前記使用履歴が
所定の条件を満たさない場合には、第1の放電深度であ
り、前記使用履歴が所定の条件を満たす場合には、前記
第1の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の
放電深度である、ことを特徴とする(1) または(2) に記
載の電池パック。
【0081】このような構成では、基準放電深度は、使
用履歴が所定の条件を満たさない場合には第1の放電深
度であり、使用履歴が所定の条件を満たす場合には第1
の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の放電
深度であることから、使用履歴が所定の条件を満たす場
合、二次電池が第1の放電深度よりも深い第2の放電深
度まで少なくとも放電すると、報知手段により二次電池
の充電時期が到来したことを報知し、あるいは遮断手段
により電力の供給を遮断する。これにより、使用履歴が
所定の条件を満たす場合には、使用履歴が所定の条件を
満たさない場合よりも深く二次電池を放電させることが
できる。つまり、所定の条件を満たす場合にのみ、例え
ばリフレッシュ機能を作動させたのと同様の深い放電を
させることができる。したがって、必要以上に深い放電
をさせることがないので、過放電を防止しつつも、メモ
リ効果を防止することができる。よって、二次電池のメ
モリ効果を防ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果
がある。
【0082】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施形
態を図10〜図14に基づいて説明する。図10は、第
3実施形態に係るアダプタ70の電気的構成を示すブロ
ック図で、図11〜図13は、アダプタ70の外観を示
す平面図等、また図14は、アダプタ70を介して電池
パック40を電動工具90に装着した状態を示す説明図
である。
【0083】本第3実施形態に係るアダプタ70は、図
14に示すように、電動工具90と電池パック40との
間に介在するもので、電池パック40の充電時期を報知
する機能のない通常の電動工具90に当該機能を付加す
るためのものである。そのため、本アダプタ70は、前
述した第1実施形態の電動工具20を構成する制御部3
2、電圧検出部34、スイッチ素子36、発光部27、
LED29等を、備えている。なお、前述した第2実施
形態の電池パック60の場合と同様、電動工具20と実
質的に同一の構成部分には、同一の符号を付しそれら説
明を省略する。また、電池パック40の充電時期の到来
等を判断する制御部32による制御プログラムも、図4
〜図6を参照して説明したものと同様であるので、それ
らの説明も省略する。
【0084】図10〜図13に示すように、アダプタ7
0は、略角柱状に形成された樹脂製のケーシング71を
備えており、その内部には、制御部32、電圧検出部3
4、スイッチ素子36、発光部27、LED29、ブザ
ーBZ等を収容している。
【0085】ケーシング71の上端側には、電動工具9
0に装着する際に相手側に嵌合可能な嵌合溝73を形成
した嵌入部72がレール状に並列して設けられているほ
か、この嵌入部72の一端側に位置する部位には上下方
向に出入可能なフック74、プラス端子溝77、センタ
ー端子溝78、マイナス端子溝79、コネクタ80等が
それぞれ設けられている。
【0086】一方、ケーシング71の下端側には、電池
パック40を装着し得るように、ホルダ部71aが形成
されており、このホルダ部71aには、スライドさせて
取り付けられる電池パック40の嵌入部と嵌合可能な嵌
合部76がレール状に並列して設けられている。そし
て、このホルダ部71aには、ホルダ部71aに取付け
られた電池パック40のプラス端子t1’、センター端
子t2’、マイナス端子t3’に接続可能な接続端子t
11、t12、t13が、それぞれ設けられている。
【0087】フック74は、ケーシング71の側面に設
けられる図示しないと一体に成形され、図示しないコイ
ルばねにより突出方向に付勢されている。そのため、電
動工具90にアダプタ70を装着したとき、これらに形
成される所定のフック溝に係合することができる。これ
により、電動工具90からアダプタ70が容易に外れな
いようにすることができる。また、コイルばねの付勢力
に抗してレバーをケーシング71の下端方向に押し下げ
ることによって、フック74も引っ込むように下端方向
に移動するので、フック溝との係合が解除され、電動工
具90からアダプタ70を取り外すことが可能になる。
【0088】プラス端子溝77、センター端子溝78、
マイナス端子溝79は、その中に、ケーシング71に内
蔵されたプリント基板に半田付け固定されたプラス端子
t21、センター端子t22、マイナス端子t23がそれぞれ
設けられており、電動工具90にアダプタ70を装着し
たときに、これらの端子が電動工具90側の受電端子と
接触し得るように構成されている。そして、このプラス
端子t21はホルダ部71aのプラス端子t11に、マイナ
ス端子t23はホルダ部71aのマイナス電極t13に、そ
れぞれ電気的に接続され、またセンター端子t22には、
ホルダ部71aのセンター電極t12に電気的に接続され
ている。そのため、電池パック40の電力は、アダプタ
70を介して電動工具90に供給することができる。
【0089】また、ケーシング71の上端側に露出する
コネクタ80は、疑似的なものである。そのため、コネ
クタ80は、ケーシング71内でプリント基板に半田付
け固定されているものの、コネクタ80内の接続端子に
は、何も接続されていない。したがって、電池パック4
0から送られてくる所定情報は、電動工具90に伝えら
れることはない。
【0090】ケーシング71の上端部側方には、有色透
明または無色透明の樹脂からなる窓状の発光部81が設
けられており、その内側には、図10に示すLED29
が設けられている。そのため、前述した制御部32によ
る制御プログラムにより電池パック40の充電時期が到
来したと判断すると、点灯して使用者に充電時期の到来
を報知する。
【0091】また、ケーシング71内には、LED29
と同様に、図示しないドライバ回路を介して制御部32
の出力ポートに接続されたブザーBZが内蔵されてい
る。これにより、制御部32から出力される所定信号に
より鳴動制御し得るので、制御部32による制御プログ
ラムによって、充電時期が到来するとブザーBZが鳴動
するように制御することができる。したがって、充電時
期の到来を警報音により使用者等の聴覚に訴えることが
できる。
【0092】このようにアダプタ70を構成することに
より、LED29、ブザーBZおよび制御部32によ
り、電池パック40が予め設定された基準放電深度EV
まで放電すると、電池パック40の充電時期が到来した
ことを報知し、制御部32により、基準放電深度EVを
電池パック40のEEPROM52に記憶された使用履
歴情報、例えば第1放電深度回数N1、累積充放電回数
Nt、状態フラグFsあるいは使用温度情報等に基づい
て変更する。これにより、電池パック40の使用履歴情
報に基づいて変更される基準放電深度EVを基準にし
て、電動工具90に電力を供給する電池パック40の充
電時期が到来したことを報知するので、当該電池パック
40の使用履歴に対応した充電時期の到来を報知するこ
とができる。したがって、充電直前の放電深度を管理す
ることができ、過放電やメモリ効果を防止することがで
きるため、電池パック40のメモリ効果を防ぎつつ、電
池パック40の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0093】また、本実施形態に係るアダプタ70によ
ると、スイッチ素子36および制御部32により、電池
パック40が予め設定された基準放電深度EVまで放電
すると、電力の供給を遮断し、制御部32により、基準
放電深度EVを電池パック40の使用履歴情報、例えば
第1放電深度回数N1、累積充放電回数Nt、状態フラ
グFsあるいは使用温度情報等に基づいて変更する。こ
れにより、電池パック40の使用履歴情報に基づいて変
更される基準放電深度EVを基準にして、電動工具90
に供給される電力を遮断するので、電池パック40の使
用履歴に対応して当該電池パック40の使用を中止する
ことができる。したがって、充電直前の放電深度を管理
することができ、過放電やメモリ効果を防止することが
できるため、電池パック40のメモリ効果を防ぎつつ、
電池パック40の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0094】さらに、本実施形態に係るアダプタ70に
よると、基準放電深度EVは、第1放電深度回数N1、
累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を満たさ
ない場合には第1放電深度であり、当該使用履歴が所定
の条件を満たす場合には第1放電深度よりも深く設定さ
れた少なくとも第2放電深度であることから、当該使用
履歴が所定の条件を満たす場合、電池パック40が第1
放電深度よりも深い第2放電深度まで少なくとも放電す
ると、LED29、ブザーBZおよび制御部32によ
り、電池パック40の充電時期が到来したことを報知
し、あるいはスイッチ素子36および制御部32により
電力の供給を遮断する。これにより、第1放電深度回数
N1、累積充放電回数Nt等の使用履歴が所定の条件を
満たす場合には、当該使用履歴が所定の条件を満たさな
い場合よりも深く電池パック40を放電させることがで
きるので、例えばリフレッシュ機能を作動させたの同様
の深い放電をさせることができる。したがって、必要以
上に深い放電をさせることがないので、過放電を防止し
つつも、メモリ効果を防止することができる。よって、
電池パック40のメモリ効果を防ぎつつ、電池パック4
0の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0095】なお、電池の残容量に相当するLED列が
点灯することにより、電池の残容量を把握しながら電池
駆動機器を使用しようする構成のものがあったとして
も、「電池の残容量表示を見ながら、通常は浅い放電を
行い、メモリ効果の発生時など必要に応じて深い放電を
行う」といった使用履歴に基づく管理を伴う使用方法
は、作業現場の使用者においては事実上不可能である。
【0096】これに対し、本第3実施形態に係るアダプ
タ70では、上述した構成により、電池パック40の使
用履歴に基づいて、電池パック40のメモリ効果を防ぎ
つつ、電池パック40の寿命を伸ばし得るように設定さ
れる充電時期を自動的に使用者に報知等するので、作業
現場の使用者であっても電池パック40の適切な充電時
期を容易に知ることができる。したがって、このような
点において、本第3実施形態に係るアダプタ70は、
「電池の残容量に相当するLED列が点灯することによ
り、電池の残容量を把握しながら電池駆動機器を使用し
ようする構成のもの」にはない、特有の作用および効果
を奏するといえる。
【0097】また、上述した本第3実施形態を技術的思
想として把握すると、次の(1) 〜(3) のように記載する
ことができる。
【0098】(1) 電池駆動機器とこの電池駆動機器に電
力を供給する二次電池を内蔵した電池パックとの間に介
在して装着されるアダプタであって、前記二次電池が、
予め設定された基準放電深度まで放電すると、前記二次
電池の充電時期が到来したことを報知する報知手段と、
前記基準放電深度を前記二次電池の使用履歴に基づいて
変更する変更手段と、を備えたことを特徴とするアダプ
タ。
【0099】このような構成では、報知手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
二次電池の充電時期が到来したことを報知し、変更手段
により、基準放電深度を二次電池の使用履歴に基づいて
変更する。これにより、二次電池の使用履歴に基づいて
変更される基準放電深度を基準にして、電池駆動機器に
電力を供給する二次電池の充電時期が到来したことを報
知するので、二次電池の使用履歴に対応した充電時期の
到来を報知することができる。したがって、充電直前の
放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効果を
防止することができるため、二次電池のメモリ効果を防
ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0100】(2) 電池駆動機器とこの電池駆動機器に電
力を供給する二次電池を内蔵した電池パックとの間に介
在して装着されるアダプタであって、前記二次電池が、
予め設定された基準放電深度まで放電すると、前記電力
の供給を遮断する遮断手段と、前記基準放電深度を前記
二次電池の使用履歴に基づいて変更する変更手段と、を
備えたことを特徴とするアダプタ。
【0101】このような構成では、遮断手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
電力の供給を遮断し、変更手段により、基準放電深度を
二次電池の使用履歴に基づいて変更する。これにより、
二次電池の使用履歴に基づいて変更される基準放電深度
を基準にして、電池駆動機器に供給される電力を遮断す
るので、二次電池の使用履歴に対応して当該二次電池の
使用を中止することができる。したがって、充電直前の
放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効果を
防止することができるため、二次電池のメモリ効果を防
ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果がある。
【0102】(3) 前記基準放電深度は、前記使用履歴が
所定の条件を満たさない場合には、第1の放電深度であ
り、前記使用履歴が所定の条件を満たす場合には、前記
第1の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の
放電深度である、ことを特徴とする(1) または(2) に記
載のアダプタ。
【0103】このような構成では、基準放電深度は、使
用履歴が所定の条件を満たさない場合には第1の放電深
度であり、使用履歴が所定の条件を満たす場合には第1
の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の放電
深度であることから、使用履歴が所定の条件を満たす場
合、二次電池が第1の放電深度よりも深い第2の放電深
度まで少なくとも放電すると、報知手段により二次電池
の充電時期が到来したことを報知し、あるいは遮断手段
により電力の供給を遮断する。これにより、使用履歴が
所定の条件を満たす場合には、使用履歴が所定の条件を
満たさない場合よりも深く二次電池を放電させることが
できる。つまり、所定の条件を満たす場合にのみ、例え
ばリフレッシュ機能を作動させたのと同様の深い放電を
させることができる。したがって、必要以上に深い放電
をさせることがないので、過放電を防止しつつも、メモ
リ効果を防止することができる。よって、二次電池のメ
モリ効果を防ぎつつ、二次電池の寿命を伸ばし得る効果
がある。
【0104】
【発明の効果】請求項1の発明では、報知手段により、
二次電池が予め設定された基準放電深度まで放電する
と、二次電池の充電時期が到来したことを報知し、変更
手段により、基準放電深度を二次電池の使用履歴に基づ
いて変更する。これにより、二次電池の使用履歴に基づ
いて変更される基準放電深度を基準にして、電池駆動機
器に電力を供給する二次電池の充電時期が到来したこと
を報知するので、二次電池の使用履歴に対応した充電時
期の到来を報知することができる。したがって、充電直
前の放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効
果を防止することができるため、二次電池のメモリ効果
を防ぎつつ、寿命を伸ばし得る効果がある。
【0105】請求項2の発明では、遮断手段により、二
次電池が予め設定された基準放電深度まで放電すると、
電力の供給を遮断し、変更手段により、基準放電深度を
二次電池の使用履歴に基づいて変更する。これにより、
二次電池の使用履歴に基づいて変更される基準放電深度
を基準にして、電池駆動機器に供給される電力を遮断す
るので、二次電池の使用履歴に対応して当該二次電池の
使用を中止することができる。したがって、充電直前の
放電深度を管理することができ、過放電やメモリ効果を
防止することができるため、二次電池のメモリ効果を防
ぎつつ、寿命を伸ばし得る効果がある。
【0106】請求項3の発明では、基準放電深度は、使
用履歴が所定の条件を満たさない場合には第1の放電深
度であり、使用履歴が所定の条件を満たす場合には第1
の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の放電
深度であることから、使用履歴が所定の条件を満たす場
合、二次電池が第1の放電深度よりも深い第2の放電深
度まで少なくとも放電すると、報知手段により二次電池
の充電時期が到来したことを報知し、あるいは遮断手段
により電力の供給を遮断する。これにより、使用履歴が
所定の条件を満たす場合には、使用履歴が所定の条件を
満たさない場合よりも深く二次電池を放電させることが
できる。つまり、所定の条件を満たす場合にのみ、例え
ばリフレッシュ機能を作動させたのと同様の深い放電を
させることができる。したがって、必要以上に深い放電
をさせることがないので、過放電を防止しつつも、メモ
リ効果を防止することができる。よって、二次電池のメ
モリ効果を防ぎつつ、寿命を伸ばし得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電動工具(電池駆
動機器)の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本第1実施形態の電動工具の外観構成を示す外
観図である。
【図3】本第1実施形態の電動工具に用いられる電池パ
ックの外観を示す斜視図である。
【図4】本第1実施形態の電動工具による制御処理を示
すフローチャートである。
【図5】本第1実施形態の電動工具による制御処理の変
形例を示すフローチャートである。
【図6】本第1実施形態の電動工具による制御処理の変
形例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係る電池パックの電気
的構成を示すブロック図である。
【図8】本第2実施形態の電池パックの外観構成を示す
平面図である。
【図9】図8に示すIX線方向矢視による側面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るアダプタの電気
的構成を示すブロック図である。
【図11】本第3実施形態のアダプタの外観構成を示す
平面図である。
【図12】図11に示すXII 線方向矢視による側面図で
ある。
【図13】図11に示すXIII線方向矢視による側面図で
ある。
【図14】本第3実施形態のアダプタを介して電池パッ
クを電動工具に装着した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
20 電動工具(電池駆動機器) 27 発光部(報知手段) 29 LED(報知手段) 32 制御部(報知手段、変更手段、遮断手段) 34 電圧検出部 36 スイッチ素子(遮断手段) 40 電池パック(二次電池) 52 EEPROM 60 電池パック 70 アダプタ 90 電動工具 M 駆動モータ BT 組電池(二次電池) BZ ブザー(報知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池により電力を供給される電池駆
    動機器であって、 前記二次電池が、予め設定された基準放電深度まで放電
    すると、前記二次電池の充電時期が到来したことを報知
    する報知手段と、 前記基準放電深度を前記二次電池の使用履歴に基づいて
    変更する変更手段と、 を備えたことを特徴とする電池駆動機器。
  2. 【請求項2】 二次電池により電力を供給される電池駆
    動機器であって、 前記二次電池が、予め設定された基準放電深度まで放電
    すると、前記電力の供給を遮断する遮断手段と、 前記基準放電深度を前記二次電池の使用履歴に基づいて
    変更する変更手段と、 を備えたことを特徴とする電池駆動機器。
  3. 【請求項3】 前記基準放電深度は、 前記使用履歴が所定の条件を満たさない場合には、第1
    の放電深度であり、 前記使用履歴が所定の条件を満たす場合には、前記第1
    の放電深度よりも深く設定された少なくとも第2の放電
    深度である、 ことを特徴とする請求項1または2記載の電池駆動機
    器。
JP2001117576A 2001-04-17 2001-04-17 電池駆動機器 Pending JP2002315198A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117576A JP2002315198A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 電池駆動機器
US10/123,508 US6577104B2 (en) 2001-04-17 2002-04-15 Apparatus and methods for determining appropriate timing for recharging rechargeable batteries
EP02008179A EP1251618B1 (en) 2001-04-17 2002-04-16 Apparatus and methods for determining appropriate timing for recharching recharcheable batteries
DE60213502T DE60213502T2 (de) 2001-04-17 2002-04-16 Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung eines geeigneten Zeitpunkts zur Aufladung wiederaufladbarer Batterien

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117576A JP2002315198A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 電池駆動機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002315198A true JP2002315198A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18968098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001117576A Pending JP2002315198A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 電池駆動機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6577104B2 (ja)
EP (1) EP1251618B1 (ja)
JP (1) JP2002315198A (ja)
DE (1) DE60213502T2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198690A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2007520180A (ja) * 2003-10-14 2007-07-19 ブラック アンド デッカー インク 電池パックの障害状態からの保護を提供するべく適合された二次電池、電動工具、充電器、及び電池パック用の保護方法、保護回路、及び保護装置
JP2007198994A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Kyocera Corp 電子機器
JP2007255987A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Casio Comput Co Ltd 携帯機器及びそのプログラム
US7304454B2 (en) 2003-12-22 2007-12-04 Lenovo Singapore Pte. Ltd. Information processing apparatus for setting charge-start criteria level based on power supply drive history
JP2008178278A (ja) * 2006-09-19 2008-07-31 Hitachi Koki Co Ltd アダプタ、電池パックとアダプタの組み合わせ、及びそれらを備えた電動工具
US7466105B2 (en) 2003-12-22 2008-12-16 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Autonomic battery reconditioning
US7589500B2 (en) 2002-11-22 2009-09-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US7612525B2 (en) 2005-03-28 2009-11-03 Matsushita Electric Works, Ltd. Electrical apparatus
US7667437B2 (en) 2002-11-22 2010-02-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for protection of a lithium-based multicell battery pack including a heat sink
JP2011034793A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック、該電池パックを充電する充電システム、および該電池パックを備えた電動工具
JP2011041345A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック
JP2011165420A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック及び電動工具
WO2012008244A1 (ja) * 2010-07-16 2012-01-19 株式会社マキタ バッテリパックを電源とする電動工具及びそのアダプタ
US8471532B2 (en) 2002-11-22 2013-06-25 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
JP2013175482A (ja) * 2013-05-28 2013-09-05 Ryobi Ltd バッテリパック
JP2014176268A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Panasonic Corp 電池パック、充電回路、及び充電装置
US8885307B2 (en) 2010-04-21 2014-11-11 Makita Corporation Heat generation amount estimation unit for battery for electric power tool, and apparatus for electric power tool
JP2019009853A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 株式会社Jvcケンウッド 充電器、バッテリパック、充電システム

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3772765B2 (ja) * 2001-05-11 2006-05-10 トヨタ自動車株式会社 リフレッシュ充電制御装置
JP3886835B2 (ja) * 2002-03-25 2007-02-28 株式会社マキタ 充電システム
WO2003103071A2 (en) * 2002-06-04 2003-12-11 University Of Akron BATTERY CHARGE FOR REDUCTION OF ALTERATION
DE10235139A1 (de) * 2002-08-01 2004-02-19 Phocos Ag Einrichtung zur Überwachung des Entladevorgangs eines Akkumulators
US7253585B2 (en) 2002-11-22 2007-08-07 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
DE10354871A1 (de) 2002-11-22 2004-10-28 Milwaukee Electric Tool Corp., Brookfield Verfahren und System für den Schutz einer Batterie
US7714538B2 (en) 2002-11-22 2010-05-11 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
US7282891B2 (en) * 2002-12-30 2007-10-16 Motorola, Inc. Method for charging a battery
CN1864300B (zh) * 2003-10-03 2010-12-15 布莱克和戴克公司 无绳电动工具***的电池组的放电控制方法、被适配来提供过放电保护和放电控制的无绳电动工具***和电池组
US6980912B2 (en) * 2003-12-05 2005-12-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for use with a portable power source
US7191077B2 (en) * 2003-12-23 2007-03-13 Lenovo Singapore Pte Ltd Smart battery charging system, method, and computer program product
US7176656B2 (en) * 2004-06-22 2007-02-13 Campbell Hausfeld/Scott Fetzer Company Tool with battery pack
US20060061922A1 (en) * 2004-09-22 2006-03-23 Cellex Power Products, Inc. Hybrid power supply system having energy storage device protection circuit
KR20060032838A (ko) * 2004-10-13 2006-04-18 엘지전자 주식회사 회로 보호장치
US7723952B2 (en) * 2004-10-18 2010-05-25 Black & Decker Inc. Cordless power system with system component identification and/or battery pack control
ES2306954T3 (es) * 2004-12-10 2008-11-16 Hoppecke Batterie Systeme Gmbh Sistema de bateria, en particular para trenes.
CN2762964Y (zh) * 2005-01-10 2006-03-08 南京德朔实业有限公司 用电池供电的电动工具
JP2006192518A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Max Co Ltd 充電式電動工具
US20060197502A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-07 International Business Machines Corporation Method and system for rejuvenation of an energy storage unit
DE202005003912U1 (de) * 2005-03-09 2006-07-20 Andresen, Günter Notstromquelle für Mobiltelefone und Digitalkameras
DE102005015267A1 (de) * 2005-04-04 2006-10-05 Robert Bosch Gmbh Ladeeinheit
JP2007236027A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Matsushita Electric Works Ltd 充電装置
CN101123358B (zh) * 2006-08-10 2010-12-01 仁宝电脑工业股份有限公司 具有电压平衡单元的混合形式的电池模块及其充放电方法
JP5574138B2 (ja) 2006-09-19 2014-08-20 日立工機株式会社 アダプタ、電池パックとアダプタの組み合わせ、及びそれらを備えた電動工具
JP2008092768A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 放電器、放電制御方法、放電制御プログラム並びにプログラム記録媒体
US7939192B2 (en) * 2007-06-20 2011-05-10 Tesla Motors, Inc. Early detection of battery cell thermal event
EP2020723A3 (en) 2007-07-31 2012-11-21 Yamaha Corporation Battery charger, secondary battery unit and electric apparatus equipped therewith
US20140000922A1 (en) * 2007-09-06 2014-01-02 PELLENC (Société Anonyme) Multifunctional portable electric apparatuses
NL2000917C2 (nl) * 2007-10-10 2009-04-14 Electrische App Nfabriek Capax Elektrisch gereedschap met door batterijbewaking bestuurde beveiliging.
JP2009289578A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Makita Corp 電動工具のバッテリパック
US8255176B2 (en) * 2008-08-07 2012-08-28 Research In Motion Limited Systems and methods for monitoring deterioration of a rechargeable battery
US9214822B2 (en) 2009-04-06 2015-12-15 The University Of Akron Battery pack manager unit and method for using same to extend the life of a battery pack
DE112010001963T5 (de) * 2009-05-11 2012-09-06 Mahindra Reva Electric Vehicles Pvt. Ltd. Verfahren zur Validierung und Einführung eines oder mehrerer Leistungsmerkmale in ein elektrisch angetriebenes System
JP5432761B2 (ja) 2010-02-12 2014-03-05 株式会社マキタ 複数のバッテリパックを電源とする電動工具
JP5461221B2 (ja) 2010-02-12 2014-04-02 株式会社マキタ 複数のバッテリパックを電源とする電動工具
US8179092B2 (en) 2010-04-12 2012-05-15 Concorde Battery Corporation Lithium-ion aircraft battery with automatically activated battery management system
US20110307201A1 (en) * 2010-06-09 2011-12-15 Dezhong Yang Battery capacity display for a power tool
DE102010045550A1 (de) * 2010-09-16 2012-03-22 Festool Gmbh Steuerung und Verfahren für eine elektrische Hand-Werkzeugmaschine
DE102011010585B4 (de) * 2011-02-08 2019-01-03 Audi Ag Verfahren zum Überwachen der Nutzung eines elektrochemischen Energiespeichers in einem Kraftfahrzeug, sowie Kraftfahrzeug
EP3561995A1 (en) * 2011-04-28 2019-10-30 ZOLL Circulation, Inc. System and method for tracking and archiving battery performance data
US20130164567A1 (en) 2011-06-24 2013-06-27 Seektech, Inc. Modular battery pack apparatus, systems, and methods
JP6382104B2 (ja) * 2011-07-24 2018-08-29 株式会社マキタ 動力工具システム
CN103718421B (zh) 2011-07-24 2016-08-17 株式会社牧田 用于手持电动工具的充电器、电动工具***和对电动工具电池进行充电的方法
EP2735077B1 (en) 2011-07-24 2017-06-21 Makita Corporation Portable battery pack charging system and method for recharging a battery pack
US9467862B2 (en) 2011-10-26 2016-10-11 Milwaukee Electric Tool Corporation Wireless tracking of power tools and related devices
US8768549B2 (en) 2011-11-04 2014-07-01 Tennant Company Battery maintenance system
FR2988924B1 (fr) * 2012-03-30 2015-02-20 Renault Sas Systeme de gestion de la charge d'une batterie d'accumulateurs
US9450471B2 (en) 2012-05-24 2016-09-20 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless DC motor power tool with combined PCB design
US10090498B2 (en) 2012-06-24 2018-10-02 SeeScan, Inc. Modular battery pack apparatus, systems, and methods including viral data and/or code transfer
US9312712B2 (en) * 2012-07-26 2016-04-12 Samsung Sdi Co., Ltd. Method and system for controlling charging parameters of a battery using a plurality of temperature ranges and counters and parameter sets
US20140139344A1 (en) * 2012-11-19 2014-05-22 Snap-On Incorporated Warning light devices and methods
JP5954144B2 (ja) * 2012-11-30 2016-07-20 ソニー株式会社 制御装置、制御方法、制御システムおよび電動車両
US10158213B2 (en) 2013-02-22 2018-12-18 Milwaukee Electric Tool Corporation Worksite power distribution box
US9466198B2 (en) 2013-02-22 2016-10-11 Milwaukee Electric Tool Corporation Wireless tracking of power tools and related devices
US9787159B2 (en) 2013-06-06 2017-10-10 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless DC motor configuration for a power tool
AU2015202651B2 (en) 2014-05-16 2019-05-02 Techtronic Power Tools Technology Limited Multi-battery pack for power tools
JP6516135B2 (ja) * 2014-07-01 2019-05-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動工具
KR102336856B1 (ko) * 2014-11-13 2021-12-08 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 그의 배터리 충방전 제어 방법
US9917457B2 (en) 2015-02-02 2018-03-13 Black & Decker Inc. Power tool with USB connection
MX367909B (es) * 2015-04-09 2019-09-11 Group Dekko Inc Sistema de carga modular y metodo de distribucion de energia electrica a traves del mismo.
TWI811718B (zh) 2016-03-16 2023-08-11 澳門商創科(澳門離岸商業服務)有限公司 具有無線通訊的電動工具蓄電池組
KR102657052B1 (ko) * 2016-04-12 2024-04-15 삼성전자주식회사 배터리 충전 방법 및 전자 장치
US10513005B2 (en) * 2016-11-02 2019-12-24 Makita Corporation Power tool
US10291046B2 (en) * 2016-11-23 2019-05-14 Robert Bosch Gmbh Method for fast charging lithium-ion batteries
CN110399768B (zh) * 2019-03-21 2020-07-28 泉州市佑冠建筑装饰有限公司 智能化信号调整***
CN110988702B (zh) 2019-04-25 2021-04-02 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池可用容量确定方法、装置、管理***以及存储介质
DE102020209396A1 (de) 2020-07-24 2022-01-27 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Verfahren zur Erfassung von elektrischen Fehlerzuständen in einem Wechselakkupack und System zur Durchführung des Verfahrens
JP2023110679A (ja) * 2022-01-28 2023-08-09 株式会社マキタ アダプタ及び回転工具

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4709202A (en) * 1982-06-07 1987-11-24 Norand Corporation Battery powered system
US5619117A (en) * 1982-06-07 1997-04-08 Norand Corporation Battery pack having memory
US5278487A (en) * 1988-03-15 1994-01-11 Norand Corporation Battery conditioning system having communication with battery parameter memory means in conjunction with battery conditioning
US6075340A (en) * 1985-11-12 2000-06-13 Intermec Ip Corp. Battery pack having memory
JPH0432224A (ja) 1990-05-29 1992-02-04 Fujitsu Ltd 熱処理装置
JPH0526278A (ja) 1991-07-25 1993-02-02 Toyoda Mach Works Ltd 回転式シヨツクアブソーバ
JP3583155B2 (ja) 1993-06-14 2004-10-27 株式会社マキタ 強制停止機構付電池式締付工具
JPH07143680A (ja) 1993-11-16 1995-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 充電器
WO1998002933A1 (en) * 1996-07-17 1998-01-22 Duracell Inc. Battery operating system
US6023151A (en) * 1998-03-16 2000-02-08 Eveready Battery Company, Inc. Method and device for enhancing smart battery performance
JP2001238361A (ja) 2000-02-24 2001-08-31 Makita Corp アダプタ

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8471532B2 (en) 2002-11-22 2013-06-25 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
US9660293B2 (en) 2002-11-22 2017-05-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US11469608B2 (en) 2002-11-22 2022-10-11 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US10862327B2 (en) 2002-11-22 2020-12-08 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US10593991B2 (en) 2002-11-22 2020-03-17 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US10536022B2 (en) 2002-11-22 2020-01-14 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US10097026B2 (en) 2002-11-22 2018-10-09 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US7589500B2 (en) 2002-11-22 2009-09-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US9819051B2 (en) 2002-11-22 2017-11-14 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US7667437B2 (en) 2002-11-22 2010-02-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for protection of a lithium-based multicell battery pack including a heat sink
US9680325B2 (en) 2002-11-22 2017-06-13 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US9312721B2 (en) 2002-11-22 2016-04-12 Milwaukee Electric Tool Corporation Lithium-based battery pack for a hand held power tool
US7944181B2 (en) 2002-11-22 2011-05-17 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
US8653790B2 (en) 2002-11-22 2014-02-18 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery pack
US9112248B2 (en) 2002-11-22 2015-08-18 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US8822067B2 (en) 2002-11-22 2014-09-02 Milwaukee Electric Tool Corporation Battery Pack
US7952326B2 (en) 2002-11-22 2011-05-31 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection employing over-discharge control
US10224566B2 (en) 2002-11-22 2019-03-05 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
US11196080B2 (en) 2002-11-22 2021-12-07 Milwaukee Electric Tool Corporation Method and system for battery protection
JP2007520180A (ja) * 2003-10-14 2007-07-19 ブラック アンド デッカー インク 電池パックの障害状態からの保護を提供するべく適合された二次電池、電動工具、充電器、及び電池パック用の保護方法、保護回路、及び保護装置
US7466105B2 (en) 2003-12-22 2008-12-16 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Autonomic battery reconditioning
US7304454B2 (en) 2003-12-22 2007-12-04 Lenovo Singapore Pte. Ltd. Information processing apparatus for setting charge-start criteria level based on power supply drive history
JP2006198690A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
US7612525B2 (en) 2005-03-28 2009-11-03 Matsushita Electric Works, Ltd. Electrical apparatus
JP2007198994A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Kyocera Corp 電子機器
JP4721920B2 (ja) * 2006-01-30 2011-07-13 京セラ株式会社 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2007255987A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Casio Comput Co Ltd 携帯機器及びそのプログラム
JP2008178278A (ja) * 2006-09-19 2008-07-31 Hitachi Koki Co Ltd アダプタ、電池パックとアダプタの組み合わせ、及びそれらを備えた電動工具
JP2011034793A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック、該電池パックを充電する充電システム、および該電池パックを備えた電動工具
JP2011041345A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック
JP2011165420A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック及び電動工具
US8885307B2 (en) 2010-04-21 2014-11-11 Makita Corporation Heat generation amount estimation unit for battery for electric power tool, and apparatus for electric power tool
RU2538097C2 (ru) * 2010-07-16 2015-01-10 Макита Корпорейшн Инструмент с электрическим приводом, питаемый посредством батарейного источника питания, и адаптер для них
WO2012008244A1 (ja) * 2010-07-16 2012-01-19 株式会社マキタ バッテリパックを電源とする電動工具及びそのアダプタ
US9337677B2 (en) 2010-07-16 2016-05-10 Makita Corporation Electric power tool powered by battery pack and adapter therefor
JP2012023911A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Makita Corp バッテリパックを電源とする電動工具及びそのアダプタ
JP2014176268A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Panasonic Corp 電池パック、充電回路、及び充電装置
JP2013175482A (ja) * 2013-05-28 2013-09-05 Ryobi Ltd バッテリパック
JP2019009853A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 株式会社Jvcケンウッド 充電器、バッテリパック、充電システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020149346A1 (en) 2002-10-17
EP1251618A3 (en) 2004-01-28
EP1251618B1 (en) 2006-08-02
DE60213502T2 (de) 2007-03-15
DE60213502D1 (de) 2006-09-14
EP1251618A2 (en) 2002-10-23
US6577104B2 (en) 2003-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002315198A (ja) 電池駆動機器
EP2034585B1 (en) System and Method for Re-initiating Charge Cycle for Battery Pack Left in a Charger
CN100492753C (zh) 电池组以及用该电池组作为电源的无绳电动工具
US20130098646A1 (en) Power Tool and Battery Pack for Use in the Power Tool
US9331365B2 (en) Shared control of thermistor and dual purpose thermistor line
US20130113438A1 (en) Power Tool
JP3222999B2 (ja) 二次電池の過放電防止回路
JP5744509B2 (ja) 電動工具用バッテリ
US20140014384A1 (en) Power tool
JP5488877B2 (ja) 電動工具
CA2596779A1 (en) Rechargeable powered device
JP4725605B2 (ja) 充電回路
US20090027005A1 (en) Charging device
JPWO2004051785A1 (ja) 電池パックとその充放電方法
EP2709235B1 (en) Battery state indication device and electric construction tool
US20060251958A1 (en) Battery charge indicator
JP2004135496A (ja) バッテリ駆動型の手持式電動工具
US20180006473A1 (en) Ensuring backward compatibility in battery authentication applications
JP6793335B2 (ja) 充電アダプタ
JP2007280873A (ja) 充電システム
EP2871701B1 (en) Battery pack and electric device including the battery pack
JP2014072975A (ja) 充電装置
JP2007285972A (ja) 電池パック診断装置
EP2995428B1 (en) Electric power tool
JP2005287092A (ja) 充電装置及びこの充電装置を備えてなる充電式電動器具セット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061113