JP2002313586A - 有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子

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JP2002313586A
JP2002313586A JP2001110891A JP2001110891A JP2002313586A JP 2002313586 A JP2002313586 A JP 2002313586A JP 2001110891 A JP2001110891 A JP 2001110891A JP 2001110891 A JP2001110891 A JP 2001110891A JP 2002313586 A JP2002313586 A JP 2002313586A
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JP
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electrode
layer
organic electroluminescent
electroluminescent device
organic
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JP2001110891A
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Inventor
Hiroshi Kubota
浩史 久保田
Yuji Satani
裕司 佐谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/805Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光の取りだし効率及び量産性に優れ、高輝度化
・低電力化が可能な有機電界発光素子を提供する。 【解決手段】基板101の上に設けられた第1櫛歯電極
部102aと、第1櫛歯電極部102a及び基板101
の上に設けられた、電界の印加により発光する発光層1
03と、発光層103上に設けられた第2櫛歯電極部1
04aとを備える有機電界発光素子に於いて、第1櫛歯
電極部102a及び第2櫛歯電極部104aの電極のう
ち、少なくとも表示面側に設けられている電極は透明性
を有し、発光層103に於ける表示面側の一部は、第1
櫛歯電極部102a又は第2櫛歯電極部104aによっ
て覆われていない構成を有する。これにより、光の取り
出し効率を向上し、輝度の増大が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置や照明装
置などに好適に使用できる有機電界発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の有機電界発光素子は、基本的に
は、ガラス基板上に透明電極、有機層および反射電極が
順に積層された構造を有している。この有機電界発光素
子を発光させる場合には、反射電極および透明電極によ
り、ガラス基板面に垂直な方向の電界を有機層に印加す
ることによって行う。なお、透明電極は通常ガラス基板
側に形成されており、有機層で発光させた光はそのガラ
ス基板側から取り出す。
【0003】しかし、前記の構造を有する従来の有機電
界発光素子であると、有機層で発光させた光の一部は、
ガラス基板から出射せずにガラス基板内を全反射するた
め光損失が生じ、光の取り出し効率が25%程度と大幅
に低下するという問題があった。
【0004】これに対して、ガラス基板上に反射電極、
有機層および透明電極が順に積層された構造の有機電界
発光素子が開発されている。この構造を採用すれば、有
機層で発光した光を、ガラス基板を通過させずに、ガラ
ス基板とは反対側の透明電極側から取り出すことがで
き、前記した全反射による光損失が防止できる。
【0005】また、光の取り出し効率の低下を防止する
ため、例えば特開平9−115667号公報では、発光
層が設けられている領域の発光面を、傾斜角が45度の
凹凸状に形成した光学的素子が開示されている。この公
報によれば、前記光学的素子は、基板面から取り出す光
の光量を増加できることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
基板側に反射電極を設けた構成の有機電界発光素子であ
ると、有機層で発光させた光の一部は透明電極で吸収さ
れるため、これにより光損失が発生し、やはり光の取り
だし効率が低下するという問題点を有している。
【0007】また、前記特開平9−115667号公報
に記載の光学的素子に於いては、発光層が設けられてい
る領域の発光面を、傾斜角を均一にして作製するのが困
難であり、さらにその困難性に起因して量産性も低いと
いう問題点がある。
【0008】本発明は、これらの問題点を解決すべくな
されたものであり、その目的は、光の取りだし効率が良
好で、量産性に優れ、高輝度化および低電力化が可能な
有機電界発光素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)前記の課題を解決
する為に、本発明に係る有機電界発光素子は、基板の上
に設けられた第1の電極と、前記第1の電極を有する前
記基板の上に設けられ、かつ電界の印加により発光する
有機層と、前記有機層上に設けられた第2の電極とを備
える有機電界発光素子であって、前記第2の電極は透明
性を有し、前記有機層に於ける表示面側は、前記第2の
電極の存在しない領域を有することを特徴とする。
【0010】この構成によれば、有機層に於ける表示面
側の一部は第2の電極によって一部被覆されていないの
で、有機層で発光した光の一部が表示面側の第2の電極
を通過せずに出射できる。これにより、発光した光の一
部が、第2の電極によって吸収されるのを防ぎ、光の取
り出し効率を向上させると共に、高輝度化を図ることが
できる。
【0011】前記(1)の構成に於いて、前記第1の電
極は、前記第2の電極が存在しない領域と重なって形成
されている構成とすることができる。
【0012】この構成によれば、前記第1の電極および
第2の電極に電圧を印加した場合、両電極間に基板面に
対して垂直方向の電界成分(以下、垂直電界と言う)、
斜め方向の電界成分(以下、斜め電界と言う)および漏
れ電界を発生させることができる。特に、斜め電界およ
び漏れ電界は有機層に於ける表示面側の第2の電極の形
成されていない領域の少なくとも一部を発光させること
ができる。しかも、有機層に於ける表示面側の一部は、
第2の電極によって覆われていないので、前記斜め電界
の印加によって発光した光はその覆われていない領域か
ら表示面側に出射させることができる。これにより、第
2の電極を通過することなく出射できた光は、電極の光
吸収による減衰を受けることがない。その結果、光の取
り出し効率を向上させることができ、高輝度化が図れ
る。
【0013】さらに前記(1)の構成に於いて、前記第
1の電極および第2の電極はそれぞれ電極部を有してお
り、前記第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於け
る電極部とが相互に重ならずに交互配置されているもの
とすることができる。これにより、第1の電極および第
2の電極に電圧を印加すれば、両電極の間で基板面に対
して斜め方向に電界を印加することができる。
【0014】また前記(1)の構成は、前記第1の電極
および第2の電極はそれぞれ電極部を有しており、前記
第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於ける電極部
との一部が相互に重なって交互配置されているものであ
ってもよい。この構成によっても、有機層に斜め電界を
印加することができる。さらに、前記有機層に於いて、
第1の電極または第2の電極によって覆われていない表
示画面側の領域では、漏れ電界が印加されるので、当該
領域に於いても発光させることができる。これにより、
有機層で発光した光の一部は、第1の電極または第2の
電極によって吸収されずに出射させることができ、光の
取り出し効率を向上させると共に、高輝度化が図れる。
【0015】また前記(1)の構成に於いては、前記第
1の電極が反射電極とすることもできる。
【0016】さらに前記各構成に於いては、前記基板と
第1の電極との間、または前記基板の外側面に反射層が
設けられ、前記有機層および第2の電極の上に保護層が
設けられていてもよい。これにより、有機層において発
光した光の一部が表示面とは反対側の方へ出射されるの
を防止し、光損失を低減できる。この結果、一層の高輝
度化が図れ、光の取り出し効率も向上する。さらに、有
機層および第2の電極の上に保護層を設けることによ
り、有機層および第2の電極の劣化を抑制し、有機電界
発光素子の寿命特性の向上が図れる。ここで、基板と第
1の電極との間に反射層を設ける場合、反射層には誘電
多層膜やコレステリック液晶層、フォトニック結晶等を
用いることができる。また、基板の外側面に反射層を設
ける場合、反射層には金属材料を用いることができる。
【0017】その上さらに、前記構成に於ける前記保護
層の屈折率は、空気の屈折率とほぼ等しいのが好まし
い。この構成によれば、有機層で発光した光が保護層と
空気との界面で全反射するのを防ぎ、光が保護層内に閉
じ込められるのを防止する。よって、保護層から出射す
る光の光量を増加させ、光の取り出し効率を一層向上さ
せることができる。このとき、保護層には多孔質性の誘
電体を用いることができる。
【0018】(2)また、前記の課題を解決する為に、
本発明に係る他の有機電界発光素子は、基板の上に設け
られた第1の電極と、前記第1の電極を有する前記基板
の上に設けられ、かつ電界の印加により発光する有機層
と、前記有機層上に設けられた第2の電極とを備える有
機電界発光素子であって、前記第1の電極は透明性を有
し、前記有機層に於ける表示面側は、前記第1の電極の
存在しない領域を有することを特徴とする。
【0019】前記の構成によれば、前記(1)の有機電
界発光素子と同様に、有機層に於ける表示面側の一部が
第1の電極によって一部被覆されていないので、有機層
で発光した光の一部が表示面側の第1の電極を通過せず
に出射できる。これにより光の一部が第1の電極によっ
て吸収されるのを防ぎ、光の取り出し効率の向上および
高輝度化を図ることができる。
【0020】また、前記第2の電極は、前記第1の電極
が存在しない領域と重なって形成されている構成とする
ことができる。この構成によれば、前記第1の電極と第
2の電極との間で斜め電界を発生できるので、有機層に
於ける表示面側の第2の電極の形成されていない領域の
少なくとも一部を発光させることができる。その結果、
光の取り出し効率を向上させることができ、高輝度化が
図れる。
【0021】また、前記(2)の構成に於いて、前記第
1の電極および第2の電極はそれぞれ電極部を有してお
り、前記第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於け
る電極部とが相互に重ならずに交互配置されている構成
とすることができる。
【0022】また前記(2)の構成は、前記第1の電極
に於ける電極部と第2の電極に於ける電極部との一部が
相互に重なって交互配置されているものであってもよ
い。この構成によっても、基板面に垂直方向の電界成分
および斜め方向の電界成分を、有機層に印加することが
できる。さらに、前記有機層に於いて、第1の電極また
は第2の電極によって覆われていない表示画面側の領域
では、斜め電界が印加されるので、当該領域に於いても
発光させることができる。これにより、有機層で発光し
た光の一部は、第1の電極または第2の電極によって吸
収されずに出射させることができ、光の取り出し効率を
向上させると共に、高輝度化が図れる。
【0023】また前記(2)の構成に於いては、前記第
2の電極が反射電極とすることもできる。
【0024】さらに前記(2)の構成に於いては、前記
有機層および第2の電極の上には保護層が設けられてお
り、前記保護層の屈折率が空気の屈折率と実質的に等し
くすることができる。これにより、有機層および第2の
電極の劣化を抑制し、有機電界発光素子の寿命特性の向
上が図れる。さらに、保護層の屈折率と空気の屈折率と
をほぼ等しくしているので、有機層で発光した光が保護
層と空気との界面で全反射するのを防ぎ、光が保護層内
に閉じ込められるのを防止する。
【0025】また前記(1)または(2)の構成におい
て、前記第1の電極および第2の電極に於ける前記電極
部はそれぞれ複数設けられており、前記第2の電極に於
ける電極部がそれぞれ、前記第1の電極に於ける電極部
間に入り込んだ位置に設けられているのが好ましい。こ
の構成によれば、第1の電極と第2の電極との間に設け
られている有機層は、複数の電極部が設けられている基
板の形状に応じて褶曲した状態で積層されている。よっ
て、基板面に平行な有機層の場合と比較して、褶曲した
分だけ、有機層に於ける発光域の面積を拡大することが
できる。この結果、輝度の向上が図れる。
【0026】さらに前記構成に於いては、前記第1の電
極に於ける電極部と第2の電極に於ける電極部との間の
平面視に於ける離間距離が、前記第1の電極に於ける電
極部の高さよりも小さくするのが好ましい。これによ
り、第1の電極に於ける電極部の端面と、第2の電極に
於ける電極部の端面との距離を近づけさせることがで
き、それらの端面が斜め電界の発生に寄与する効果を一
層大きくできる。その結果、第2の電極に於ける電極部
に吸収されずに有機電界発光素子から出射できる光の光
量を一層増大させ、輝度を大きくすると共に、光の取り
出し効率も向上できる。
【0027】また、前記各構成に於いて、前記有機層
は、正孔輸送層および電子輸送層が積層した構造とする
ことができる。この構成のように、有機層を正孔輸送層
と電子輸送層とに機能分離し、正孔輸送層を設けること
により正孔の注入効率を向上させる一方、電子輸送層を
設けることにより電子の注入効率を向上させることがで
きる。この結果、正孔輸送層と電子輸送層との境界で正
孔と電子との再結合効率を向上させることができ、発光
効率の向上が図れる。
【0028】また前記各構成に於いて、前記有機層は、
正孔輸送層と電子輸送層との間に発光層が積層された構
造とすることができる。この構成によれば、正孔輸送層
を設けることにより正孔の注入効率を向上させる一方、
電子輸送層を設けることにより電子の注入効率を向上さ
せる。さらに正孔輸送層と電子輸送層との間には発光層
が設けられているので、これにより正孔と電子との再結
合効率を一層向上させることができる。この結果、一層
発光効率の向上が図れる。
【0029】また、前記構成の有機電界発光素子に於い
て、前記第1の電極は、前記電極部が相互に平行になる
様に複数配置され、かつ互いに連結された櫛形電極であ
り、前記第2の電極は、前記電極部が相互に平行になる
様に複数配置され、かつ互いに連結された櫛形電極とす
ることができる。
【0030】前記電極部は、所定の方向に屈曲した少な
くとも1つの屈曲部を有し、前記電極部の端部および/
または屈曲部は、電界集中回避構造を有していてもよ
い。これにより、端部および屈曲部での電界強度が過度
に強くなり過ぎるのを防止し、電界強度が強すぎた場合
に生じる有機層の劣化を抑制できる。よって、前記の構
成によれば、低消費電力化を図りつつ、発光寿命が短く
なるのを抑制できる。
【0031】また、前記構成の有機電界発光素子に於い
ては、前記第1の電極および第2の電極が複数のストラ
イプ状電極からなる構成とすることができる。
【0032】(3)また、前記の課題を解決する為に、
本発明に係るさらに他の有機電界発光素子は、基板の上
に設けられた第1の電極と、前記第1の電極を有する前
記基板の上に設けられた、電界の印加により発光する有
機層と、前記有機層上に設けられた第2の電極とを備え
る有機電界発光素子であって、前記有機層において発光
する発光域が褶曲していることを特徴とする。
【0033】基板面に平行な有機層が設けられている場
合には、発光域も基板面に平行となっている。これに対
して、前記構成のように、有機層に於ける発光域が褶曲
していると、その褶曲した分だけ、有機層に於ける発光
域の面積を拡大することができる。この結果、輝度の向
上が図れる。
【0034】前記(3)の構成に於いて、前記有機層は
正孔輸送層および電子輸送層が積層し、かつ少なくとも
正孔輸送層および電子輸送層の境界が褶曲した構造であ
り、前記発光域は前記正孔輸送層と電子輸送層との境界
である構成とすることができる。
【0035】また前記(3)の構成に於いて、前記有機
層は正孔輸送層と電子輸送層との間に発光層が積層さ
れ、かつ少なくとも前記発光層が褶曲した構造であり、
前記発光域は前記発光層である構成とすることができ
る。
【0036】(4)また、前記の課題を解決する為に、
本発明に係る有機電界発光素子は、基板の上に、第1の
電極と、これと対をなす第2の電極とが面内方向に配列
され、前記第1の電極と第2の電極との間には、電界の
印加により発光する有機層が設けられていることを特徴
とする。
【0037】前記構成によれば、第1の電極および第2
の電極に電圧を印加すると、両電極間に設けられた有機
層に、基板面にほぼ平行な方向の電界成分(横電界)を
印加することができる。これにより、有機層に於いて発
光させることができるが、有機層上には第1の電極およ
び第2の電極の双方が存在しない為、当該有機層で発光
させた光の取り出し効率を一層向上させることができ
る。
【0038】前記(4)の構成に於いて、前記有機層は
正孔輸送層および電子輸送層が面内方向に配列して構成
されるものとすることができる。
【0039】また、前記(4)の構成に於いて、前記有
機層は、正孔輸送層と電子輸送層との間に発光層が挟ま
れるように、面内方向に配列して構成されるものとする
こともできる。
【0040】さらに前記各構成に於いては、前記第1の
電極、第2の電極および有機層が保護層に覆われている
の好ましい。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を示
す。
【0042】(実施の形態1)本発明の実施の形態につ
いて、図1〜図3に基づいて説明する。但し、説明に不
要な部分は省略し、また説明を容易にする為に拡大或い
は縮小等して図示した部分がある。
【0043】図1は、本実施の形態1に係る有機電界発
光素子を示す断面図である。図2は、前記有機電界発光
素子を示す平面図である。
【0044】図1および図2に示す様に、有機電界発光
素子は、基板101上に、第1の櫛形電極(第1の電
極)102と、基板101および第1の櫛形電極102
上に設けられた発光層(有機層)103と、発光層10
3上に設けられた第2の櫛形電極(第2の電極)104
と、発光層103および第2の櫛形電極104上に設け
られた保護層105とを積層した構造である。
【0045】前記基板101は、第1の櫛形電極102
および発光層103などを担持できるものであればよ
い。
【0046】前記第1の櫛形電極102は、電子を発光
層103に注入する機能を有する電子注入電極である。
この第1の櫛形電極102としては、例えばアルミニウ
ムなどからなる電極を用いることができる。前記第2の
櫛形電極104は、正孔を発光層103に注入する機能
を有する正孔注入電極である。この第2の櫛形電極10
4としては、例えばITO(インジウム錫酸化物)膜を
用いることができる。
【0047】前記第1の櫛形電極102は、複数の第1
櫛歯電極部(電極部)102aと第1連結電極部102
bとを有し、各第1櫛歯電極部102aは一定の距離を
置いて相互に平行に配設されている。又、前記第2の櫛
形電極104も、第1の櫛形電極102と同様の形状で
あり、複数の第2櫛歯電極部(電極部)104aと第2
連結電極部104bとを有し、かつ各第2櫛歯電極部1
04aは一定の距離を置いて相互に平行に配置されてい
る。さらに、これら第1櫛歯電極部102aと第2櫛歯
電極部104aとは、相互に咬合した状態に交互配置さ
れている。
【0048】第1櫛歯電極部102a・104aの電極
幅は、例えば0.1μm〜3μmの範囲内であり、第1
櫛歯電極部102aと第2櫛歯電極部104aとの間
は、例えば0.1μm〜3μmの範囲内である。電極幅
及び第1櫛歯電極部102aと第2櫛歯電極部104a
との間の距離が前記数値範囲内であると、発光強度と取
り出し効率の両立が図れる。また、本実施の形態に於い
ては、発光層103の層厚は、例えば3nm〜100n
mの範囲内である。この範囲内であると、電子と正孔と
の結合効率が向上する。
【0049】前記発光層103は、第1の櫛形電極10
2が設けられた基板101の全面に設けられている。さ
らに発光層103は、第1の櫛形電極102が設けられ
た基板101の表面の形状により褶曲した構造となって
いる。この発光層103は、第1櫛歯電極部102aお
よび第2櫛歯電極部104aにより電界が印加されるこ
とによって発光する機能を有している。発光は、第1の
櫛形電極102から注入された電子と、第2の櫛形電極
104から注入された正孔とが再結合することにより起
きるが、その発光域は例えば図1の一点鎖線で示す領域
である。この様に発光域が褶曲していると、発光層が基
板面に平行になる様に積層されている場合と比較して、
有機層に於ける発光域の面積を拡大することができる。
その結果、発光量を増大させることができ輝度の向上が
一層図れる。なお、発光層103に用いる材料として
は、アルミキノリンなどが挙げられる。また、発光層1
03の層厚は、3〜10nmである。
【0050】前記保護層105は、発光層103および
第2の櫛形電極104を空気中の水分などから保護する
層である。この保護層105の形成により、素子の耐湿
性および発光寿命を向上させることが可能となる。ま
た、保護層105の光の屈折率を空気(1.0)と同程
度とすれば、保護層105が、発光層103で発光され
る光の波長の数倍以上に厚くても、その光は保護層10
5と空気との界面で全反射することがない。これによ
り、光が保護層105内に閉じ込められるのを防ぐこと
ができ、保護層105から出射する光の光量を増加さ
せ、光の取り出し効率を向上させることができる。前記
光屈折率を空気と同程度の保護層105としては、例え
ば多孔質体などからなる絶縁層が例示できる。
【0051】ここで、前記櫛歯電極部102aおよび第
2櫛歯電極部104aの両者は、第1櫛歯電極部102
aが隣り合う第2櫛歯電極部104a間に位置する様に
形成されている。また、前記櫛歯電極部102aおよび
第2櫛歯電極部104aは、相互に重ならない様に設け
られている。この様な構成であると、第1の櫛形電極1
02および第2の櫛形電極104に電圧を印加した場
合、発光層103に於いて第2櫛歯電極部104aで覆
われている領域106では、基板101に対して垂直方
向の電界成分(垂直電界)106aおよび漏れ電界10
6bが発生する。また、有機電界発光素子を平面視した
場合に、発光層103に於いて第1櫛歯電極部102a
および第2櫛歯電極部104aが存在しない領域107
では、基板101に対して斜め方向の電界成分(斜め電
界)107aも発生する。さらに、第2櫛歯電極部10
4aで覆われていない領域108では、基板101に対
して垂直電界108aおよび漏れ電界108bが発生す
る。このとき、領域106で発光した光は第2櫛歯電極
部104aを通過するので、その光の一部は第2櫛歯電
極部104aに吸収される。この為、領域106で発光
した光は減衰しつつ出射する。しかしながら、領域10
7・108で発光した光は、第2櫛歯電極部104aを
通過せずに出射することができる。よって、領域107
・108で発光した光の一部が第2の櫛形電極104に
吸収されることがない。これにより、有機電界発光素子
の外部に取り出される光の光量が増大して輝度を高める
ことができると共に、光の取り出し効率も向上する。
【0052】また、第1櫛歯電極部102aの電極幅が
2μm以下(有機層の層厚と同程度か10倍以下)であ
れば、その第1櫛歯電極部102a上の領域110に斜
め電界が印加されるので、これにより領域110に於い
ても発光させることができる。よって、前記電極構成と
することにより、発光層103の全領域で発光させるこ
とができ、輝度の向上が図れる。
【0053】ここで、有機電界発光素子を平面視した場
合の、第1櫛歯電極部102aと第2櫛歯電極部104
aとの距離dは、例えば0.05μm〜1μmの範囲内
であることが好ましい。前記数値範囲内であると、低電
圧で発光させることができる。
【0054】また、第1の櫛形電極102を反射電極と
すれば、発光層103で発光した光の一部は、第1の櫛
形電極102で反射して、第2の櫛形電極104側から
外部に出射するため、光の取り出し効率が一層高まる。
【0055】次に、本実施の形態に係る有機電界発光素
子の製造方法について説明する。
【0056】先ず、基板101上に、蒸着法又はスパッ
タ法などの従来公知の方法により、例えばアルミニウム
などからなる金属層を成膜する。さらに、この金属層を
従来公知の方法でパターニングして、第1の櫛形電極1
02を形成する。
【0057】次に、基板101および第1の櫛形電極1
02上に発光層103を形成する。発光層103を形成
する方法としては、例えば真空蒸着法、スピンコート
法、ディップ法、キャスト法等その他の溶液塗布法や、
ラングミュア・ブロジェット(LB)法などが挙げられ
る。
【0058】続いて、発光層103上に第2の櫛形電極
104を形成する。例えば第2の櫛形電極104がIT
Oからなる場合、先ずスパッタ法、エレクトロンビーム
蒸着法またはイオンプレーティング法などの成膜方法を
用いてITO膜を成膜する。さらに、このITO膜を従
来公知の方法にてパターニングして、第2の櫛形電極1
04を形成する。
【0059】次に、発光層103および第2の櫛形電極
104上に、スパッタリング法、エレクトロンビーム蒸
着法または自己組織化製膜法等にて保護層105を形成
する。
【0060】以上により、本実施の形態1に係る有機電
界発光素子を量産性良く作製することができる。
【0061】なお、本実施の形態に於いては、発光層1
03が褶曲した構造の場合について説明したが、本発明
はこれに限定されない。例えば、図3(a)に示すよう
に、発光層103’が基板101の面に平行な層構造で
あってもよい。
【0062】また、第1の櫛形電極102および第2の
櫛形電極104は、一部重なって設けられていてもよ
い。具体的には、図3(b)に示すように、第1櫛歯電
極部102aと櫛歯電極部104aとが、端部で重なっ
た態様等が例示できる。この場合、発光層103に於け
る第2の櫛歯電極部104aに覆われた領域であって、
第1櫛歯電極部102aと重ならない領域201では、
垂直電界および斜め電界が印加されることにより発光す
る。また、発光層103に於ける第1櫛歯電極部102
a上の領域であって、第2櫛歯電極部104aと重なら
ない領域202では、および斜め電界が印加されること
により発光する。さらに、第1櫛歯電極部102aと第
2櫛歯電極部104aとの重なり部分である領域203
では、斜め電界203aも発生するので、この領域20
3に於いても発光する。これらの各領域201〜203
で発光される光のうち、領域202で発光される光は第
2の櫛形電極104を通過することなく出射できる。従
って、その光の一部が第2櫛歯電極部104aに吸収さ
れることがない。これにより、有機電界発光素子の外部
に取り出される光の光量をやはり増大して輝度を高める
ことができる。また、光の取り出し効率も向上させるこ
とができる。
【0063】また、本実施の形態に係る有機電界発光素
子に於いて、発光層103で発光させた光を基板101
側から取り出す場合には、基板101および第1の櫛形
電極102は透明性または半透明性を有しているものを
使用すればよい。
【0064】(実施の形態2)本発明にかかる有機電界
発光素子の他の実施の形態について、図4を用いて説明
する。なお、前記実施の形態1の有機電界発光素子と同
様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0065】本実施の形態2に係る有機電界発光素子
は、前記実施の形態1の有機電界発光素子と比較して、
有機層としての発光層を電子輸送層/正孔輸送層に機能
分離させたものに替えた点が異なる。また、第1および
第2の櫛形電極の電極高さを、有機電界発光素子を平面
視した場合の第1の櫛形電極と第2の櫛形電極との距離
よりも大きくした点が異なる。さらに、基板の外部側に
反射層を設けた点が異なる。
【0066】図4は、本実施の形態2に係る有機電界発
光素子を示す断面図である。
【0067】同図に示す様に、有機電界発光素子は、基
板101と、この基板101上に設けられた第1の櫛形
電極と、基板101および第1の櫛形電極上に設けられ
た有機層302と、有機層302上に設けられた第2の
櫛形電極と、有機層302および第2の櫛形電極上に設
けられた保護層105と、基板101の外部側に設けら
れた反射層304とを積層した構造である。
【0068】前記第1の櫛形電極および第2の櫛形電極
は、それぞれ前記第1の櫛形電極または第2の櫛形電極
に相当し、基本的には同様の機能を有する。すなわち、
第1の櫛形電極は、複数の第1櫛歯電極部301と第1
連結電極部(図示しない)とを有し、各第1櫛歯電極部
301は一定の距離を置いて相互に平行に配設されてい
る。又、前記第2の櫛形電極も、第1の櫛形電極と同様
の形状であり、複数の第2櫛歯電極部303と第2連結
電極部(図示しない)とを有し、かつ各第2櫛歯電極部
303は一定の距離を置いて相互に平行に配置されてい
る。さらに、これら第1櫛歯電極部301と第2櫛歯電
極部303とは、相互に咬合した状態に交互配置されて
おり、第2櫛歯電極部303はそれぞれ、第1櫛歯電極
部301間に入り込んだ位置に設けられている。
【0069】前記第1の櫛形電極および第2の櫛形電極
に電圧を印加すると、例えば領域305に於いては斜め
電界が発生する。また、本実施の形態に於いては、第1
の櫛形電極として電子注入効率の高いアルミニウム電極
を使用している。また、第2の櫛形電極として正孔注入
効率の高い透明電極を使用している。
【0070】ここで、第1櫛歯電極部301および第2
櫛歯電極部303は、前記実施の形態1に於ける第1櫛
歯電極部102aおよび第2櫛歯電極部104aと比較
して、それらの電極高さを、有機電界発光素子を平面視
した場合の第1櫛歯電極部301と第2櫛歯電極部30
3との距離よりも大きくした構成となっている。具体的
には、電極高さを約0.1μm〜1μmの範囲内とした
場合、電極間距離は前記数値範囲内の任意の値より小さ
くするのが好ましい。
【0071】前記有機層302は、基板101側から順
に、電子輸送層302aおよび正孔輸送層302bが積
層された構造である。前記電子輸送層302aは、第1
櫛歯電極部301から電子を受け取り、これを電子輸送
層302aと正孔輸送層302bとの界面まで輸送する
機能を有する。さらに、正孔の侵入を妨げる機能も有し
ている。この電子輸送層302aに用いる材料として
は、例えばトリス(8−キノリノラト)アルミニウムな
どが挙げられる。その一方、前記正孔輸送層302b
は、第2櫛歯電極部303から正孔を受け取り、これを
電子輸送層302aと正孔輸送層302bとの界面まで
輸送する機能を有する。さらに、電子の侵入を妨げる機
能も有している。この正孔輸送層302bに用いる材料
としては、例えばトリフェニルアミン3量体などが挙げ
られる。
【0072】ここで、第2櫛歯電極部303は第1櫛歯
電極部301間に入り込んだ位置に設けられているの
で、有機層302は、第1櫛歯電極部301と第2櫛歯
電極部303との間を褶曲した状態で積層されている。
この結果、電子輸送層302aと正孔輸送層302bと
の境界面の面積は、基板面に平行に積層した場合と比較
して、大きくできる。一方、有機層302で発光現象が
起こるのは、厳密に言えば電子輸送層302aと正孔輸
送層302bとの境界面近傍である。従って、前記構成
のように、有機層302が褶曲していると、褶曲した分
だけ発光域を拡大できたことになる。この結果、一層発
光度を向上させることができ、さらなる高輝度化が図れ
る。
【0073】前記反射層304は光反射性を有し、例え
ばアルミニウムからなる。この反射層304は基板10
1の外部側に設けられているので、有機層302で発光
した光のうち基板101側に放射された光を反射して、
保護層105側から出射させることができる。この結
果、光の取りだし効率が一層向上する。ここで、反射層
304を基板101の外部側に設けたのは、この反射層
304が金属性である場合にも、第1櫛歯電極部301
および第2櫛歯電極部303との間の領域305で印加
される斜め電界の影響を受けないという利点があるから
である。もし、基板101と第1櫛歯電極部301との
間に反射層304が設けられると、第2櫛歯電極部30
3と反射層304との間でも電界が発生するため、この
電界の影響を受けて斜め電界が正常に印加されなくな
る。しかし、基板101の外部側に反射層304を設け
ると、電極と反射層304との距離が有機層の層厚に対
し十分に離すことができ、領域301aを発光させるこ
とが可能となる。
【0074】なお、反射層304が誘電多層膜またはフ
ォトニック結晶層などの導電性を有しない層である場合
は、反射層304を第1の櫛歯電極部301の近傍に配
置してもよい。この反射層304は、例えば基板101
と第1櫛歯電極部301との間(第1櫛歯電極部301
の設けられていない領域にあっては基板101と有機層
302との間)に形成することができる。この場合、有
機層302で発光した光は基板101を達することなく
反射層304に反射されて保護層105側から出射され
るため、光の取り出し効率をさらに向上する効果が得ら
れる。
【0075】(実施の形態3)本発明にかかる有機電界
発光素子のさらに他の実施の形態について、図5を用い
て説明する。なお、前記各実施の形態の有機電界発光素
子と同様の機能を有する構成要素については、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0076】本実施の形態3に係る有機電界発光素子
は、前記実施の形態2の有機電界発光素子と比較して、
有機層を電子輸送層/発光層/正孔輸送層に機能分離し
た点が異なる。
【0077】図5は、本実施の形態3に係る有機電界発
光素子を示す断面図である。
【0078】同図に示すように、有機層401は、基板
101側から順に電子輸送層401a、発光層401b
および正孔輸送層401cが積層された積層体である。
前記電子輸送層401aおよび正孔輸送層401cは、
実施の形態2で説明した電子輸送層302aおよび正孔
輸送層302bと同様であり、その説明は省略する。
【0079】発光層401bは、電子輸送層401aか
ら注入された電子と、正孔輸送層401cから注入され
た正孔とが結合して、その結合エネルギーが光として放
射される層を言う。この発光層に用いる材料としては、
アルミキノリンなどが挙げられる。
【0080】(実施の形態4)本発明にかかる有機電界
発光素子のさらに他の実施の形態について、図6を用い
て説明する。なお、前記各実施の形態の有機電界発光素
子と同様の機能を有する構成要素については、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0081】本実施の形態4に係る有機電界発光素子
は、前記実施の形態3の有機電界発光素子と比較して、
櫛形電極に替えて、ストライプ状の電極を用いた点が異
なる。
【0082】図6は、本実施の形態4に係る有機電界発
光素子を示す平面図である。
【0083】同図に示す様に、基板101の上には、第
1のストライプ状電極(第1の電極)501及び第2の
ストライプ状電極(第2の電極)502が設けられてい
る。
【0084】第1のストライプ状電極501は、電子を
電子輸送層401aに注入する機能を有する電子注入電
極である。この第1のストライプ状電極501として
は、例えばアルミニウムを用いることができる。前記第
2のストライプ状電極502は、正孔を正孔輸送層40
1cに注入する機能を有する正孔注入電極である。この
第2のストライプ状電極502としては、例えばITO
(インジウム錫酸化物)膜を用いることができる。前記
第1のストライプ状電極501は、相互に平行に配設さ
れている。又、前記第2のストライプ状電極502も、
第1のストライプ状電極501と同様の形状を有してい
る。
【0085】以上のような電極構成により、基板101
に垂直な方向の垂直電界と斜め電界とを、有機層401
に印加してこれを発光させる。この結果、有機電界発光
素子の外部に取り出せる光の光量を増大させ、輝度を高
めると共に、光の取り出し効率も向上させることができ
る。
【0086】(実施の形態5)本発明にかかる有機電界
発光素子のさらに他の実施の形態について、図7を用い
て説明する。なお、前記各実施の形態の有機電界発光素
子と同様の機能を有する構成要素については、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0087】図7は、本実施の形態5に係る有機電界発
光素子を示す平面図である。同図に示す様に、本実施の
形態に係る有機電界発光素子は、基板101上に、第1
の櫛形電極601と、基板101および第1の櫛形電極
601上に設けられた有機層602と、この有機層60
2上に設けられた第2の電極603とを積層した構造で
ある。
【0088】前記第1の櫛形電極601は電子注入電極
としての役割を果たし、基本的には、前記実施の形態2
に於いて説明した第1の櫛形電極と同様の形状を有して
いる。
【0089】また、前記有機層602は、基板101側
から順に、電子輸送層602aおよび正孔輸送層602
bが積層された構造である。この電子輸送層602aと
正孔輸送層602bとの境界面は、第1の櫛形電極60
1が設けられた基板101の平面形状に応じて褶曲した
構造となっている。また、正孔輸送層602bの第2の
電極603側は、基板101の表面にほぼ平行となって
いる。
【0090】前記第2の電極603は正孔注入電極とし
ての役割を果たす。この第2の電極603は、基板10
1の表面にほぼ平行になる様に、正孔輸送層602bの
全面に設けられている。
【0091】以上の様な構成に於いては、有機層602
で発光する発光域は、電子輸送層602aと正孔輸送層
602bとの境界面604である。この境界面604
は、図7からも明らかな様に褶曲構造となっているの
で、単に基板101面に平行となる様に電子輸送層およ
び正孔輸送層が設けられる場合と比較して、発光域の面
積は拡大されている。これにより、発光量を増大させ、
高輝度化が図れる。
【0092】(実施の形態6)本発明にかかる有機電界
発光素子のさらに他の実施の形態について、図8を用い
て説明する。なお、前記各実施の形態の有機電界発光素
子と同様の機能を有する構成要素については、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0093】図8は、本実施の形態6に係る有機電界発
光素子を示す断面図である。本実施の形態に係る有機電
界発光素子は、ガラス基板701上に第1の電極702
と第2の電極703とが交互に配置され、かつ、両電極
間には正孔輸送層704、発光層705および電子輸送
層706が順に基板面内方向に配列されている。さら
に、第1の電極702、第2の電極703、正孔輸送層
704、発光層705および電子輸送層706を覆う様
に保護層105が設けられている。
【0094】ここで、第1の電極702および第2の電
極703の電極幅は、例えば約0.5μmであり、電極
高さは約0.5μmである。また、第1の電極702と
第2の電極703との間の電極間距離は、約0.3μm
である。また、前記正孔輸送層704および電子輸送層
706の幅は約0.15μmである。さらに、発光層7
05の幅は約10nmである。
【0095】前記の構成に於いて、第1の電極702お
よび第2の電極703に電圧を印加すると、基板701
の表面に平行な方向の電界成分(以下、横電界と称す
る。)が両電極間に発生し、これにより発光層705に
於いて発光する。このとき、発光層705で発光した光
は第1の電極702または第2の電極703を通過する
ことなく、保護層105側(または基板701側)から
出射させることができる。これにより、従来の素子であ
れば20%程度であった光の取り出し効率を、約50%
にまで向上させることができる。
【0096】また、発光層705に発生する発光面積
(発光域の面積)は電極の高さに比例するので、電極の
高さを高くすることで発光強度を増大させることができ
る。その一方、電極幅を小さくすると、単位面積当たり
に於ける第1の電極702および第2の電極703の電
極数が増加する。その結果、この場合に於いても発光強
度の増大が図れる。電極幅および電極高さは、発光強度
を考慮して任意に形成してもよいが、前記の理由から電
極高さが電極幅よりも大きい方が、発光強度を一層増大
させる効果が得られる。
【0097】(その他の事項)前記各実施の形態に於い
て説明した、本発明の主要構成要素である第1の電極お
よび第2の電極については、寸法、材質、形状、その相
対配置等は、特に限定的な記載がない限りは、この発明
の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単
なる説明例に過ぎない。
【0098】例えば、第1の電極および第2の電極の平
面形状は、前記各実施の形態に記載したものに限定され
るものではなく、他の平面形状を有するものであっても
よい。具体的には、例えば図9に示すように、円形状の
開口部802が複数開口した第2の電極801を採用す
ることもできる。このときの開口部802の直径は、例
えば約0.3μm〜0.5μmとすることができ、開口
率も例えば約50%とすることができる。なお、前記第
2の電極701と対をなす第1の電極としては、例え
ば、基板上に全面に形成されものなどを用いることがで
きる。
【0099】また、前記各実施の形態に於いては、保護
層を設けずに、有機層の一部および第2の電極の一部が
空気に直接触れる様にしてもよい。この場合、光の取り
だし効率を一層向上させることができる。
【0100】また、前記各実施の形態に於いては、有機
層が各画素領域の全面に設けられている場合を例にして
説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、前
記実施の形態1の有機電界発光素子を例にして説明する
と、図10に示すように、第1の櫛形電極および第2の
櫛形電極の双方が形成されている領域であって、少なく
とも両電極によって電界を発生させる領域を包含した領
域に設けられていてもよい。具体的には、第1櫛歯電極
部102aと第2櫛歯電極部104aとの間の電極間領
域、並びに第1連結電極部102bおよび第2連結電極
部104bの一部に重なる様に、発光層103を形成し
てもよい。これにより、発光層103の形成時にマスク
合わせのズレ等が生じても、電界の発生領域、例えば前
記電極間領域などには、確実に発光層103が設けられ
るので、一定程度以上の輝度が確保できる。
【0101】また、前記実施の形態1〜実施の形態3で
説明した第1の櫛歯電極に於ける第1櫛歯電極部、およ
び第2の櫛形電極に於ける第2櫛歯電極部は、所定の角
度(例えば、10〜20度)で所定の方向に屈曲した屈
曲部を備えていてもよい。
【0102】この屈曲部を第1および第2櫛歯電極部が
有することにより、この屈曲部近傍で電界強度を強くす
ることができ、これにより第1および第2の櫛形電極に
印加する電圧が低減させることができる。これにより、
前記屈曲部を設けた場合には消費電力の低減が可能とな
る。
【0103】櫛歯電極の屈曲部近傍での電界強度が大き
くなり過ぎると、有機層の劣化が促進され発光寿命が短
くなる。また、第1および第2櫛歯電極部の端部に於い
ても、電界の集中によって電界強度が大きくなり過ぎる
現象が起こる。よって、過大に電界の集中が起きる場合
には、電界強度が所定の範囲内に抑制される様に、屈曲
部や端部を電界集中回避構造とするのが好ましい。具体
的には、屈曲部および端部を丸めることにより、電界の
集中を低減できる。また、屈曲部や端部の上に、局所的
に誘電体層を設けてもよい。これにより、電界強度の調
整が可能となり、高輝度化と寿命特性の向上の両立が図
れる。
【0104】また、前記実施の形態2に於いては、有機
電界発光素子が反射層を備えた態様を例示的に説明した
が、この反射層は実施の形態2以外の各実施の形態にか
かる有機電界発光素子にも適用可能である。
【0105】また、前記実施の形態3および実施の形態
4に於いては、有機層が基板側から順に電子輸送層、発
光層および正孔輸送層が積層された構造のものについて
例示的に示したが、基板側から順に正孔輸送層、発光層
および電子輸送層が積層された構造のものであってもよ
い。
【0106】なお、本発明に係る有機電界発光素子は、
例えば面発光の照明装置や表示装置として好適に利用す
ることができる。
【0107】また、有機電界発光素子の上に円偏光板を
配置し、外光による正反射を防いでもよい。
【0108】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた形態で実施さ
れ、以下の効果を奏する。すなわち、本発明の有機電界
発光素子によれば、有機層に於ける表示面側の一部は、
第1の電極または第2の電極によって覆われていないの
で、有機層で発光した光の一部は第1の電極または第2
の電極を通過せずに出射させることができる。よって、
第1の電極または第2の電極によって吸収される光を極
力低減するので、これにより光の取り出し効率および輝
度の向上が図れる。
【0109】また、本発明の他の有機電界発光素子によ
れば、有機層において発光する発光域を褶曲させている
ので、基板面に対して平行に有機層を形成した場合より
も発光域の面積を拡大することができる。この結果、素
子の高輝度化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る有機電界発光素子
を示す断面図である。
【図2】前記実施の形態1に係る有機電界発光素子の平
面形状を示す平面図である。
【図3】図3(a)は前記実施の形態1に係る他の有機
電界発光素子を示す断面図であり、図3(b)は前記実
施の形態1に係るさらに他の有機電界発光素子を示す断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る有機電界発光素子
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る有機電界発光素子
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る有機電界発光素子
を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る有機電界発光素子
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態6に係る有機電界発光素子
を示す断面図である。
【図9】本発明の有機電界発光素子に係る第2の電極の
平面状態を示す平面図である。
【図10】本発明の有機電界発光素子に係る有機層の形
成領域を示す平面図である。
【符号の説明】
101 基板 102 第1の櫛形電極(第1の電極) 102a 第1櫛歯電極部(電極部) 102b 第1連結電極部 103 発光層(有機層) 104 第2の櫛形電極(第2の電極) 104a 第2櫛歯電極部(電極部) 104b 第2連結電極部 105 保護層 301 第1櫛歯電極部(電極部) 302 有機層 302a 電子輸送層 302b 正孔輸送層 303 第2櫛歯電極部(電極部) 304 反射層 401 有機層 401a 電子輸送層 401b 発光層 401c 正孔輸送層 501 第1のストライプ状電極(第1の電極) 502 第2のストライプ状電極(第2の電極) 601 第1の櫛形電極(第1の電極) 602 有機層 602a 電子輸送層 602b 正孔輸送層 603 第2の電極 702 第1の電極 703 第2の電極 704 正孔輸送層 705 発光層 706 電子輸送層 801 第2の電極 802 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 Z 33/24 33/24 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB05 AB18 CB01 CC01 CC04 DA01 DB03 EA01 EB00

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上に設けられた第1の電極と、 前記第1の電極を有する前記基板の上に設けられ、かつ
    電界の印加により発光する有機層と、 前記有機層上に設けられた第2の電極とを備える有機電
    界発光素子であって、 前記第2の電極は透明性を有し、 前記有機層に於ける表示面側は、前記第2の電極の存在
    しない領域を有することを特徴とする有機電界発光素
    子。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極は、前記第2の電極が存
    在しない領域と重なって形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の有機電界発光素子。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極および第2の電極はそれ
    ぞれ電極部を有しており、 前記第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於ける電
    極部とが相互に重ならずに交互配置されていることを特
    徴とする請求項2に記載の有機電界発光素子。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極および第2の電極はそれ
    ぞれ電極部を有しており、 前記第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於ける電
    極部との一部が相互に重なって交互配置されていること
    を特徴とする請求項2に記載の有機電界発光素子。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極は反射電極であることを
    特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の有
    機電界発光素子。
  6. 【請求項6】 前記基板と第1の電極との間、または前
    記基板の外側面に反射層が設けられ、 かつ、前記有機層および第2の電極の上に保護層が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れ
    か1項に記載の有機電界発光素子。
  7. 【請求項7】 前記保護層の屈折率が、空気の屈折率と
    実質的に等しいことを特徴とする請求項6に記載の有機
    電界発光素子。
  8. 【請求項8】 基板の上に設けられた第1の電極と、 前記第1の電極を有する前記基板の上に設けられ、かつ
    電界の印加により発光する有機層と、 前記有機層上に設けられた第2の電極とを備える有機電
    界発光素子であって、 前記第1の電極は透明性を有し、 前記有機層に於ける表示面側は、前記第1の電極の存在
    しない領域を有することを特徴とする有機電界発光素
    子。
  9. 【請求項9】 前記第2の電極は、前記第1の電極が存
    在しない領域と重なって形成されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の有機電界発光素子。
  10. 【請求項10】 前記第1の電極および第2の電極はそ
    れぞれ電極部を有しており、 前記第1の電極に於ける電極部と第2の電極に於ける電
    極部とが相互に重ならずに交互配置されていることを特
    徴とする請求項8に記載の有機電界発光素子。
  11. 【請求項11】 前記第1の電極に於ける電極部と第2
    の電極に於ける電極部との一部が相互に重なって交互配
    置されていることを特徴とする請求項8に記載の有機電
    界発光素子。
  12. 【請求項12】 前記第2の電極は反射電極であること
    を特徴とする請求項8〜請求項11の何れか1項に記載
    の有機電界発光素子。
  13. 【請求項13】 前記有機層および第2の電極の上には
    保護層が設けられており、前記保護層の屈折率が空気の
    屈折率と実質的に等しいことを特徴とする請求項8〜請
    求項12の何れか1項に記載の有機電界発光素子。
  14. 【請求項14】 前記第1の電極および第2の電極に於
    ける前記電極部はそれぞれ複数設けられており、前記第
    2の電極に於ける電極部がそれぞれ、前記第1の電極に
    於ける電極部間に入り込んだ位置に設けられていること
    を特徴とする請求項3または請求項10に記載の有機電
    界発光素子。
  15. 【請求項15】 前記第1の電極に於ける電極部と第2
    の電極に於ける電極部との間の平面視に於ける離間距離
    が、前記第1の電極に於ける電極部の高さよりも小さい
    ことを特徴とする請求項14に記載の有機電界発光素
    子。
  16. 【請求項16】 前記有機層は、正孔輸送層および電子
    輸送層が積層した構造であることを特徴とする請求項1
    〜請求項15の何れか1項に記載の有機電界発光素子。
  17. 【請求項17】 前記有機層は、正孔輸送層と電子輸送
    層との間に発光層が積層された構造であることを特徴と
    する請求項1〜請求項16の何れか1項に記載の有機電
    界発光素子。
  18. 【請求項18】 前記第1の電極は、前記電極部が相互
    に平行になる様に複数配置され、かつ互いに連結された
    櫛形電極であり、 前記第2の電極は、前記電極部が相互に平行になる様に
    複数配置され、かつ互いに連結された櫛形電極であるこ
    とを特徴とする請求項3、請求項4、請求項10または
    請求項11の何れか1項に記載の有機電界発光素子。
  19. 【請求項19】 前記電極部は、所定の方向に屈曲した
    少なくとも1つの屈曲部を有し、 前記電極部の端部および/または屈曲部は、電界集中回
    避構造を有していることを特徴とする請求項10または
    請求項11に記載の有機電界発光素子。
  20. 【請求項20】 前記第1の電極および第2の電極が複
    数のストライプ状電極からなることを特徴とする請求項
    3、請求項4、請求項9または請求項10の何れか1項
    に記載の有機電界発光素子。
  21. 【請求項21】 基板の上に設けられた第1の電極と、 前記第1の電極を有する前記基板の上に設けられ、かつ
    電界の印加により発光する有機層と、 前記有機層上に設けられた第2の電極とを備える有機電
    界発光素子であって、 前記有機層において発光する発光域が褶曲していること
    を特徴とする有機電界発光素子。
  22. 【請求項22】 前記有機層は正孔輸送層および電子輸
    送層が積層し、かつ少なくとも正孔輸送層および電子輸
    送層の境界が褶曲した構造であり、 前記発光域は前記正孔輸送層と電子輸送層との境界であ
    ることを特徴とする請求項21に記載の有機電界発光素
    子。
  23. 【請求項23】 前記有機層は正孔輸送層と電子輸送層
    との間に発光層が積層され、かつ少なくとも前記発光層
    が褶曲した構造であり、 前記発光域は前記発光層であることを特徴とする請求項
    21に記載の有機電界発光素子。
  24. 【請求項24】 基板の上に、第1の電極と、これと対
    をなす第2の電極とが面内方向に配列され、 前記第1の電極と第2の電極との間には、電界の印加に
    より発光する有機層が設けられていることを特徴とする
    有機電界発光素子。
  25. 【請求項25】 前記有機層は、正孔輸送層および電子
    輸送層が面内方向に配列して構成されることを特徴とす
    る請求項24に記載の有機電界発光素子。
  26. 【請求項26】 前記有機層は、正孔輸送層と電子輸送
    層との間に発光層が挟まれるように、面内方向に配列し
    て構成されることを特徴とする請求項24に記載の有機
    電界発光素子。
  27. 【請求項27】 前記第1の電極、第2の電極および有
    機層が保護層に覆われていることを特徴とする請求項2
    3〜請求項26の何れか1項に記載の有機電界発光素
    子。
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