JP2002311430A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
広い温度範囲にわたって良好な表示性能を得る。 【解決手段】バックライト2aは導光板4とCFL5と
リフレクター6とからなり、さらに導光板4に拡散シー
ト7とレンズシート8を配置し、導光板4の出射面と対
向する面には反射シート9を形成し、導光板4の他の端
面には反射シート10を形成している。また、拡散シー
ト7の端部に突片部71を4個設け、レンズシート8の
端部にも突片部81を4個設け、拡散シート11の端部
にも突片部111を4個設け、また、反射シート10を
導光板4の光出射主面より延在し開口部101が4個設
けられ、各開口部101に対し突片部71、81、11
1を挿入し係止させる。
Description
ックライトとから成り、そして、バックライトに対する
光学シートの位置決めを改善した液晶表示装置に関する
ものである。
装置においては、バックライトが用いられるが、このタ
イプの装置は、図8と図9に示すような構成である。
ト構造の液晶表示装置の分解斜視図であり、図9はこの
液晶表示装置の断面概略図である。
せるために2枚のガラス基板を貼り合せ、液晶を封入さ
せたものであり、さらにドライバーICや回路基板を付
加させた液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1を裏面
から光照射するためのバックライト14が、双方間にて
平行に配置されており、そして、これら液晶表示パネル
1とバックライト14はベゼル3でもって支持固定す
る。
イト方式であり、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂
などからなる透明な導光板4の端面に線状光源である冷
陰極管5(以下、CFL5と略す)を配置し、リフレク
ター6で扇状に覆うことでCFL5の出射光を導光板4
の内部に導き、そして、導光板4の他の端面にはCFL
5からの出射光を効率よく出射面側に導くように反射シ
ート15が設けられている。
反射シート9が形成され、導光板4の出射面側には拡散
シート7やレンズシート8などの光学シートが配置され
ている。
4、CFL5、リフレクター6、反射シート9、15、
拡散シート7、レンズシート8は下記のようなフレーム
16により支持固定され、これら全体の構造でもってバ
ックライトと称している(特開2000−19512号
参照)。
光学シートの端面にはフレーム凹み161に対応する部
位に突片71、81が設けられ、そして、光学シート端
面の突片71、81とフレーム凹み161とを嵌合さ
せ、これによって拡散シート7、レンズシート8などの
光学シートを位置決めし、固定している。
する。なお、上述の液晶表示装置と同一箇所には同一符
号を付す。
6を用いることに代えて、導光板4の出射面側に拡散シ
ート7やレンズシート8などの光学シートを両面テープ
17にて接合し、さらには反射シート9も両面テープに
より接合した構成も提案されている。
図9に示す液晶表示装置によれば、光学シートの固定に
フレーム16を使用したことで、その分、厚くなり、近
年の装置の薄型化という市場のニーズに応じられていな
い。
て、部品点数が増し、これにより、製造コストが大きく
なるという課題もある。
両面テープを使用したことで、各々の光学シート及び導
光板のそれぞれの熱膨張率の違いにより、高温にて光学
シート類の歪みが生じ、液晶表示装置の表示性能を低下
させていた。
り、その目的は部品点数を増大させないで、製造コスト
を低減させるとともに、優れた表示性能を維持した高性
能かつ高信頼性の低コストな液晶表示装置を提供するこ
とにある。
は、端面に光源を配した導光板の光出射主面に光学シー
トを配し、その対向主面及び他の端面に反射シートを設
けたバックライトと、液晶表示パネルとを重ね合わせた
装置構成において、導光板端面に配置した反射シートを
延在させて光出射主面を越える部位に引掛け部を設け、
この引掛け部に対し光学シートの引出部を係止させて、
光学シートをバックライトに対して位置決めすべく固定
せしめたことを特徴とする。
を配した導光板の光出射主面に光学シートを配し、その
対向主面及び他の端面に反射シートを設けたバックライ
トと、液晶表示パネルとを重ね合わせた装置構成におい
て、導光板端面に配置した反射シートを延在させて光出
射主面を超える部位に引掛け部を設け、光学シートの引
出部を折り曲げ、この折曲した引出部に対し、この引掛
け部を係止して、光学シートをバックライトに対して位
置決めし、さらに引出部の端部を導光板の他の端面又は
対向主面にて固定せしめたことを特徴とする。
ば、上記構成の如く、導光板端面に配置した反射シート
を延在させて光出射主面を越える部位に引掛け部を設
け、この引掛け部に対し光学シートの引出部を係止させ
て、光学シートをバックライトに対して位置決めすべく
固定せしめたことで、従来に比べ、部品点数を削減さ
せ、コストダウンがはかれる。
ームが不要となり、これによって装置の薄型化が達成さ
れる。
プを用いないことで、熱膨張率の違う光学シート同士を
接合させない構成となり、そのために温度変化による光
学シート類のズレや変形が、液晶表示装置の表示性能に
影響を及ぼさなくなり、その結果、広い温度範囲にわた
って良好な表示性能が得られる。請求項2に係る本発明
の他の液晶表示装置においても、上記構成の如く、光学
シートの引出部を折り曲げ、この折曲げした引出部に対
し、導光板端面に配置した反射シートを延在させて光出
射主面を超える部位に引掛け部を設け、この引掛け部と
光学シートの引出部を係止して、光学シートをバックラ
イトに対して位置決めし、さらに引出部の端部を導光板
の他の端面又は対向主面にて固定せしめたことで、従来
に比べ、部品点数を削減させ、コストダウンがはかれ、
装置の薄型化及び良好な表示性能が達成される。
示装置)本発明を図1〜図3により説明する。
図2と図3は断面概略図である。図2は図1にてX−X
軸方向に添う断面図であり、図3はY−Y軸方向に添う
断面図である。なお、従来の液晶表示装置と同一箇所に
は同一符号を付す。
基板を貼り合せ、液晶を封入させたものであり、さらに
ドライバーICや回路基板を付加させている。これには
単純マトリックス型の装置やアクティブ型の装置など従
来周知の構成がある。
側にバックライト2aを配し、双方を重ね合わせ、バッ
クライト2aの主要部である導光板4などは、液晶表示
パネル1とともに、SUSや合成樹脂などからなるベゼ
ル3によって支持固定されている。
脂やポリカーボネート樹脂などの透明材料からなる導光
板4と、導光板4の端面に配置されたCFL5と、CF
L5から発せられた光を効率よく導光板4の内部に導く
ためのリフレクター6とからなり、さらに導光板4の光
出射面側に拡散シート7、出射光を集光させるためのレ
ンズシート8を少なくとも1枚以上配置している。な
お、レンズシート8の上に拡散シート11が配置するこ
ともあるが、必須不可欠ではない。
反射シート9を形成し、CFL5が配置されていない導
光板4の他の端面には反射シート10を形成している。
の端部に前記引出部である凸形状の突片部71を4個設
けている。レンズシート8の端部にも同様な突片部81
を4個設け、拡散シート11の端部にも同様な突片部1
11を4個設け、これら各突片部71、81、111
は、双方間にて同じ位置にて対応するように設けられて
いる。
やPCフィルムに対し、その拡散面(光出射面)をエン
ボス加工したものである。
で作製する。たとえば、トムソン型であれば、木型には
め込む刃型を拡散シートと同じ形状に加工する。もしく
は、本型であれば熱処理された鋼材を用いて、雄型、雌
型を作製し、材料(PETフィルムなど)を雄型、雌型
ではさみこんで打ち抜き加工する。
アクリル系樹脂層を形成したものであり、この樹脂層に
対しプリズム形状する。このようなレンズシート8も拡
散シート7、11と同じように作製する。
基材としてのPETフィルムの上にポリウレタン系接着
剤を介してポリオレフィンからなる反射層を接着させた
ものであり、導光板4に貼りつける。そのように反射シ
ート10を導光板4の他の端面(CFL5を配する導光
板4の端面以外の端面)から延在し、さらに導光板4の
光出射主面を越える部位に前記引掛け部である開口部1
01が4個設けられている。
突片部71、81、111を挿入し係止させることで、
拡散シート7、レンズシート8及び拡散シート11をバ
ックライト2aに対して固定し、その上、かかる係止で
もって位置決めを行っている。
ば、従来の如く光学シート固定用のフレームを不要と
し、部品点数が削減され、これによって製造コストが低
減され、さらに薄型化となった。また、両面テープに代
えて開口部101と突片部71、81、111との係止
でもって固定させたことで、周囲の温度変化に対し、若
干の遊びが生まれ、各種光学シートのズレや変形が液晶
表示装置の表示性能に影響を及ぼさなくなり、その結
果、広い温度範囲にわたって良好な表示性能が得られ
た。
11のA、Bに示す如く、他の形状にしてもよい。さら
に反射シートの引掛け部についても、図12のA、Bに
示す如く、他の形状にしてもよい。
本発明を図4〜図7により説明する。図4は液晶表示装
置の分解斜視図であり、図5と図6は断面概略図であ
り、図5は図4にてX−X軸方向に添う断面図であり、
図6はY−Y軸方向に添う断面図である。また、図7は
光学シートの引出部を折り曲げを示し、同図Aは光学シ
ートの引出部付近の折り曲げ前の斜視図であり、同図B
はその折り曲げ後の斜視図である。なお、従来の液晶表
示装置及び上述の本発明の装置と同一箇所には同一符号
を付す。
1とバックライト2bとを重ね合わせ、バックライト2
bの主要部である導光板4などは、液晶表示パネル1と
ともにベゼル3によって支持固定される。
板4とCFL5とリフレクター6とからなり、さらに導
光板4に拡散シート7、レンズシート8及び拡散シート
13とを順次積層配置している。
反射シート9を形成し、CFL5が配置されていない導
光板4の他の端面には反射シート12を形成している。
の端部に前記引出部である凸形状の突片部71を4個設
けている。レンズシート8の端部にも同様な突片部81
を4個設け、これら各突片部71、81は、双方間にて
同じ位置にて対応するように設けられている。
を1組にして所定の間隔t1でもって設けられている。
また、拡散シート13においては、所定の長手寸法t2
を有する引出部131が対向する辺部に設けられ、そし
て、間隔t1と長手寸法t2とはほぼ同じにしている。
t3で設けてあり、導光板4端面に配置した反射板12
の光出射主面から延在した凸部121の内側寸法を間隔
t4で設けてある。そして、間隔t3とt4とはほぼ同
じになっている。つまり、(t1=t2)>(t3=t
4)となる。
を折り曲げることで、同図Bに示すように折曲した引出
部131とする。これによって拡散シート13の引出部
131が突片部71、81でもって係止される。本例で
は拡散シート13を折り曲げやすくするため、折り曲げ
位置にミシン目132を入れている。
ト7と同じであり、ミシン目132も型で作製する。
基材としてのPETフィルムの上にポリウレタン系接着
剤を介してポリオレフィンからなる反射層を接着させた
ものであり、導光板4に貼りつけたものであり、反射シ
ート12を導光板4の他の端面(CFL5を配する導光
板4の端面以外の端面)から延在している。さらに導光
板4の光出射主面を越える部位に前記引掛け部である凸
部121が4個設けられている。
突片部71、81でもって係止して、拡散シート7、レ
ンズシート8及び拡散シート13の三者間を固定し、そ
して、引出部131の端部を導光板4の対向主面に両面
テープなどで固定することで、これら各光学シートをバ
ックライト2bに対し高い精度でもって位置決めされ
る。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて
種々の変更や改良等は何ら差し支えない。たとえば、上
記の例では、引出部131の端部を導光板4の対向主面
にて固定したが、これに代えて導光板4の他の端面に固
定してもよい。
ン目を設けることに代えて、図13に示す如く、ハーフ
カットを設けてもよい。
0にて挙げた従来例の液晶表示装置において、拡散シー
ト7としてツジデン製D120を使用し、レンズシート
8として2枚シートの積層構造であり、同図上側に3M
製BEFII―90/24を、その下側に3M製BEFII
―90/50を用いて、さらに三井化学製LH−202
の反射シート9を寺岡製7641の両面テープを使用
し、そして、−40℃〜90℃の温度範囲にて熱衝撃試
験を行った。
た槽と、90℃に温度設定した槽とに交互に被試験用サ
ンプルを投入し、それぞれ30分間保持し、そのような
ヒートサイクルを100サイクルおなったところ、両面
テープにズレが生じ、拡散シート7とレンズシート8が
移動し、これにより、表示画面内にこれらの端部が入
り、その端部が視認された。あるいは拡散シート7とレ
ンズシート8にたわみが発生し、それが視認される場合
もあった。
ては、下記のような構成にしたことで、そのような課題
が解消された。以下、この装置を述べる。
示装置であり、長手寸法を155.0mmにした導光板
4をアクリル樹脂(熱膨張係数7×10-5/℃)により
構成した。長手寸法を154.5mmにしたレンズシー
ト8をアクリル樹脂とポリエステル樹脂との組合せ(熱
膨張係数10×10-5/℃)により、長手寸法を15
4.5mmにした拡散シート7、11をPET樹脂(熱
膨張係数1.5×10-5/℃)により、長手寸法を15
4.5mmにした反射シート9をPET樹脂(熱膨張係
数1.5×10-5/℃)により構成した。
も、表示画面内に光学シートの端部が入らなくなり、そ
の端部が視認されず、この光学シートにはたわみが発生
しなかった。
示装置であり、長手寸法を155.0mmにした導光板
4をアクリル樹脂(熱膨張係数7×10-5/℃)に構成
したことに対し、長手寸法を154.7mmにしたレン
ズシート8をアクリル樹脂とポリエステル樹脂との組合
せ(熱膨張係数10×10-5/℃)により、長手寸法を
154.7mmにした拡散シート7、13をPET樹脂
(熱膨張係数1.5×10-5/℃)により、長手寸法を
154.7mmにした反射シート9をPET樹脂(熱膨
張係数1.5×10-5/℃)により構成した。
示画面内に光学シートの端部が入らなくなり、その端部
が視認されず、この光学シートにはたわみが発生しなか
った。
よれば、導光板端面に配置した反射シートを延在させて
光出射主面を越える部位に引掛け部を設け、この引掛け
部に対し光学シートの引出部を係止させて、光学シート
をバックライトに対して位置決めすべく固定せしめたこ
とで、従来に比べ、部品点数を削減させ、コストダウン
がはかれ、フレームが不要となって、装置の薄型化が達
成された。
で、熱膨張率の違う光学シート同士を接合させない構成
となり、そのために温度変化による光学シート類のズレ
や変形が、液晶表示装置の表示性能に影響を及ぼさなく
なり、その結果、広い温度範囲にわたって良好な表示性
能が得られた。
学シートの引出部を折り曲げ、この折曲した引出部に対
し、導光板端面に配置した反射シートを延在させて光出
射主面を超える部位に引掛け部を設け、この引掛け部と
光学シートの引出部を係止して、光学シートをバックラ
イトに対して位置決めし、さらに引出部の端部を導光板
の他の端面又は対向主面にて固定せしめたことで、従来
に比べ、部品点数を削減させ、コストダウンがはかれ、
装置の薄型化及び良好な表示性能が達成された。
る。
視図であり、同図Bはその折り曲げ後の斜視図である。
る。
ある。
である。
示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】端面に光源を配した導光板の光出射主面に
光学シートを配し、その対向主面及び他の端面に反射シ
ートを設けたバックライトと、液晶表示パネルとを重ね
合わせた液晶表示装置において、前記導光板端面に配置
した反射シートを延在させて光出射主面を越える部位に
引掛け部を設け、この引掛け部に対し光学シートの引出
部を係止させて、光学シートをバックライトに対して位
置決めすべく固定せしめたことを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項2】端面に光源を配した導光板の光出射主面に
光学シートを配し、その対向主面及び他の端面に反射シ
ートを設けたバックライトと、液晶表示パネルとを重ね
合わせた液晶表示装置において、前記導光板端面に配置
した反射シートを延在させて光出射主面を超える部位に
引掛け部を設け、光学シートの引出部を折り曲げ、この
折曲した引出部に対し、この引掛け部を係止して、光学
シートをバックライトに対して位置決めし、さらに引出
部の端部を導光板の他の端面又は対向主面にて固定せし
めたことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113030A JP4721543B2 (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | バックライト、および液晶表示装置 |
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JP2001113030A JP4721543B2 (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | バックライト、および液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18964329
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Country Status (1)
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