JP2002310589A - 熱交換素子 - Google Patents

熱交換素子

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JP2002310589A JP2001112478A JP2001112478A JP2002310589A JP 2002310589 A JP2002310589 A JP 2002310589A JP 2001112478 A JP2001112478 A JP 2001112478A JP 2001112478 A JP2001112478 A JP 2001112478A JP 2002310589 A JP2002310589 A JP 2002310589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤による仕切板の透湿有効面積の減少を
なくすことができるとともに、仕切板と間隔板自体の透
湿性を向上させることができ、潜熱交換効率の更なる向
上を達成することができる。 【解決手段】 仕切部材2と間隔保持部材3の基材2
a、3aを多孔質部材から構成し、その基材2a、3a
に、潜熱を通過させうる透湿剤を含有させ、仕切部材2
と間隔保持部材3の表面にそれぞれ空気遮蔽性を有する
透湿膜2b、3bを形成し、その透湿膜2b、3bによ
り仕切部材2と間隔保持部材3の両者を接着して熱交換
素子を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全熱交換素子に係
り、詳しくは、例えば、流体間での熱交換を行わせる空
調分野に利用される積層構造の熱交換器等に適用するこ
とができ、潜熱交換効率の更なる向上を達成することが
できる熱交換素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の熱交換素子における仕切板
と間隔板の接合部を拡大した断面図である。図7におい
て、101は表面にPVA(ポリビニルアルコール)膜
101aが形成されたセルロース繊維からなる多孔質部
材101bから構成される仕切板である。102はセル
ロース繊維からなる多孔質部材から構成される間隔板で
あり、103は仕切板101と間隔板102の両者を接
合させるための接着剤である。この接着剤103には、
ダンボール成形を行う時に一般的に使用されるデンプン
糊や、酢酸ビニル系の糊などが使用されることが多い。
【0003】この従来の熱交換素子では、図7に示す矢
印A1の透湿経路の如く、接着剤103が形成されてい
ない部分の仕切板101を透湿させることができるが、
仕切板101と間隔板102の接着に、透湿性のない接
着剤103を使用していたため、その接着剤103によ
り間隔板102から仕切板101への透湿が妨げられて
しまい、仕切板101の透湿有効面積がその接着剤10
3により減少するという問題があった。
【0004】なお、表面にPVA膜101aが形成され
たセルロース繊維からなる多孔質部材101bから構成
される仕切板101とセルロース繊維からなる多孔質部
材から構成される間隔板102を接着されるには、PV
A膜では接着させることができず、デンプン糊や酢酸ビ
ニル系の糊などの透湿性のない接着剤103を使用しな
ければならなかった。
【0005】そこで、上記仕切板101の透湿有効面積
を接着剤103により減少するという問題を解消する従
来技術として、例えば、実開昭56−93694号公報
で報告されたものが知られている。以下に、この従来技
術について、具体的に図面を用いて説明する。図8は従
来の熱交換素子における仕切板と間隔板の接合部を拡大
した断面図である。図8において、図7と同一符号は同
一又は相当部分を示す。仕切板101と間隔板102
は、セルロース繊維と熱可塑性繊維からなる合成紙から
構成される。
【0006】この従来の熱交換素子は、仕切板101と
間隔板102の接着を、接着剤を用いずに、加熱加圧処
理により、仕切板101と間隔板102中に含まれる熱
可塑性繊維を溶着させて行うものである。このため、前
述した接着剤103による仕切板101の透湿有効面積
が減少してしまうという問題を解消することができ、仕
切板101を介して行われる潜熱交換面積を向上させる
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した図7に示す従
来の熱交換素子では、仕切板101と間隔板102の接
着に、透湿性のない接着剤103を使用していたため、
その接着剤103により間隔板102から仕切板101
への透湿が妨げられてしまい、仕切板101の透湿有効
面積が接着剤103により減少するという問題があっ
た。
【0008】また、上記した実開昭56−93694号
公報で報告された図8に示す従来の熱交換素子では、仕
切板101と間隔板102の接着を、接着剤を用いず
に、加熱加圧処理により、仕切板101と間隔板102
中に含まれる熱可塑性繊維を溶着して行うことができる
ため、前述した接着剤による仕切板101の透湿有効面
積が減少してしまうことを抑えることができる。しかし
ながら、近時、熱交換素子においては、更なる潜熱交換
効率の向上が要求されてきているが、この従来の熱交換
素子では、仕切板101と間隔板102自体の透湿性が
劣っているため、更なる潜熱交換効率の向上の要求に対
応できないことがあった。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解消するため
になされたものであり、接着剤による仕切板の透湿有効
面積の減少をなくすことができるとともに、仕切板と間
隔板自体の透湿性を向上させることができ、潜熱交換効
率の更なる向上を達成することができる熱交換素子を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、間隔保持部材
によって間隔が保持された仕切部材を隔てて2種の気流
を流通させるとともに、この2種の気流の間で前記仕切
部材を介して熱交換する熱交換素子において、前記仕切
部材と前記間隔保持部材が、基材が多孔質部材からな
り、前記基材が、潜熱を通過させうる透湿剤を含有し、
前記仕切部材と前記間隔保持部材が、表面にそれぞれ空
気遮蔽性を有する透湿膜を有し、前記透湿膜により前記
仕切部材と前記間隔保持部材の両者を接着して積層構成
にするものである。
【0011】本発明は、間隔保持部材によって間隔が保
持された仕切部材を隔てて2種の気流を流通させるとと
もに、この2種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交
換する熱交換素子において、前記仕切部材が、厚さ方向
に密の層と疎の層を有するものである。
【0012】上記熱交換素子において、前記間隔保持部
材は、少なくとも前記仕切部材の前記疎の層内に配置さ
れて前記仕切部材と接着されるものである。
【0013】本発明は、間隔保持部材によって間隔が保
持された仕切部材を隔てて2種の気流を流通させるとと
もに、この2種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交
換する熱交換素子において、前記仕切部材と前記間隔保
持部材が、基材が多孔質部材からなり、前記仕切部材
は、厚さ方向に密の層と疎の層を有し、前記基材は、潜
熱を通過させうる透湿剤を含有し、前記仕切部材と前記
間隔保持部材は、表面にそれぞれ空気遮蔽性を有する透
湿膜を有し、前記透湿膜により前記仕切部材と前記間隔
保持部材の両者を接着して積層構成にするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における実施の形
態を、図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1におけ
る熱交換素子を示す斜視図、図2は図1に示す熱交換素
子における仕切部材と間隔保持部材を示す斜視図、図3
は図1に示す熱交換素子における仕切部材と間隔保持部
材の接合部を拡大した断面模式図、図4は図1に示す熱
交換素子におけるコルゲート加工を行うシングルフェー
サ装置を示す構成図である。本実施の形態では、図1に
示すような積層構造の六面体で構成された空調用に適し
た熱交換素子1を例示して説明する。
【0015】熱交換素子1は、伝熱性と透湿性とを有す
る薄肉の仕切部材2により間隔保持部材3を挟み込み、
所定の間隔をおいて、複数層に重ね合わせて接着した構
成となっている。仕切部材2と間隔保持部材3は、それ
ぞれ基材2a、3aが多孔質部材からなり、その基材2
a、3aは、潜熱を通過させうる透湿剤が含有されてい
る。多孔質部材には、例えば、セルロース繊維に樹脂繊
維を混抄したり、樹脂等をバインダーとして混入したも
のが好適であるが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル、ポリオレフィンなどの不織布や金属繊維、及びガラ
ス繊維で構成してもよい。
【0016】潜熱を通過させうる透湿剤には、例えば、
LiCl(塩化リチウム)、CaCl2(塩化カルシウ
ム)、ゼオライト、シリカゲルが挙げられる。仕切部材
2と間隔保持部材3は、表面にそれぞれ空気遮蔽性を有
する透湿膜2b、3bを有している。透湿膜2b、3b
の構成部材には、熱可塑性重合体、例えば、PVA(ポ
リビニルアルコール)が挙げられる。仕切部材2と間隔
保持部材3は、この透湿膜2b、3bにより接着されて
いる。透湿膜2b、3bにPVAを用いる場合は、空気
遮蔽性/透湿性/接着性を考慮すると、3〜5ミクロン程
度の厚みで形成することが望ましい。
【0017】熱交換素子1を構成している仕切部材2
は、正方形や菱形の平板として構成され、間隔保持部材
3は、投影平面形状が仕切部材2に一致する鋸波状又は
正弦波状の波形を成形した波板に形成されている。仕切
部材2は、それに仕切られた2つの流体相互間において
仕切部材2を介して空気漏れを生じることなく、全熱
(顕熱、潜熱)を交換する。
【0018】この間隔保持部材3は、その波の目の方向
を交互に90度又はそれに近い角度を持たせて仕切部材
2の間に挟着されている。流体通路4と流体通路5は、
間隔保持部材3と仕切部材2から構成される各層間に一
層おきに交互に略直交するように形成されている。流体
通路4は、一次気流(イ)を通し、流体通路5は、二次
気流(ロ)を通す。
【0019】熱交換素子1は、図2に示すように、一枚
の仕切部材2の片面に間隔保持部材3が接着された熱交
換器構成部材を積層接着することにより作成される。図
3に示すように、多孔質部材からなる基材2a、3aの
表面には、空気遮蔽機能を有する透湿膜2b、3bが薬
液塗工により形成されている。熱交換器構成部材は、仕
切部材2を構成する透湿膜2b側の面に、流体通路4、
5を構成する間隔保持部材3を、後述するコルゲート加
工によって接着することにより連続的に作成される。
【0020】透湿膜2b、3bは、例えば、上記素材を
コーティング若しくはラミネート加工で片面に透湿性空
気遮蔽膜を形成する有機材料を用いた樹脂フィルムをラ
ミネート加工して形成してもよい。この透湿膜2b、3
bによれば、例えば、間隔保持部材3の素材に同系統の
樹脂繊維を混抄したり、樹脂等をバインダーとして混入
した素材を用いることにより、接着剤を用いることな
く、熱融着によってコルゲート加工を行うことができ
る。これにより、より一層、高速で加工することができ
る。
【0021】ここで、コルゲート加工について、具体的
に説明する。このコルゲート加工を行うシングルフェー
サ装置は、図4に示すように、間隔保持部材3を成形す
る互いに噛み合って回転する歯車状の上下のコルゲータ
ー10、11と、仕切部材2の素材である多孔質部材か
らなる基材2aを、間隔保持部材3の素材9に回転しな
がら押付けるプレスロール12並びに糊付ロール13を
中核として構成されている。
【0022】上下のコルゲーター10、11は、互いに
噛み合って回転することにより、間隔保持部材3を成形
する。プレスロール12並びに糊付ロール13は、透湿
膜2bが形成された多孔質部材からなる基材2aを、透
湿膜2bと間隔保持部材3の素材9が接触するように、
間隔保持部材3の素材9に回転させながら押付ける。間
隔保持部材3の段形状を整えるために、上下のコルゲー
ター10、11とプレスロール12は、間隔保持部材3
の段形状を整え易い高い温度に維持されている。
【0023】糊付ロール13は、下段コルゲーター11
により送り出される段付きの間隔保持部材3における段
の峰部分に、PVA(ポリビニルアルコール)、PU
(ポリウレタン)などの接着剤を塗布する。仕切部材2
の素材は、プレスロール12側に透湿膜2bのない面を
向けて送られ、透湿膜2b側の面が間隔保持部材3の接
着面と接触するようになっている。
【0024】以上より、一方の流路、例えば、冬場であ
れば、室内外を比較して絶対湿度が高い室内側から絶対
湿度の低い室外側へ排気する流路の水分を、他方の流
路、例えば、冬場であれば、室内外で絶対湿度が低い室
外側から絶対湿度の高い室内側へ給気する流路へ湿度交
換を、図3に示す矢印M1、M2、M3の経路をたどり
交換することができる。
【0025】このように、本実施の形態では、仕切部材
2と間隔保持部材3の基材2a、3aを多孔質部材から
構成し、その基材2a、3aに、潜熱を通過させうる透
湿剤を含有させ、仕切部材2と間隔保持部材3の表面に
それぞれ空気遮蔽性を有する透湿膜2b、3bをそれぞ
れ形成し、その透湿膜2b、3bにより仕切部材2と間
隔保持部材3の両者を接着して熱交換素子1を構成して
いる。
【0026】このため、仕切部材2の透湿膜2bと間隔
保持部材3の透湿膜3bにより、仕切部材2と間隔保持
部材3とを接着するように構成したので、透湿性のない
接着剤を用いて仕切部材と間隔保持部材を接着した図7
の従来例の場合よりも、間隔保持部材3から仕切部材2
への透湿性を向上させることができる。
【0027】また、仕切部材2と間隔保持部材3の多孔
質部材から構成されるそれぞれの基材2a、3aに、潜
熱を通過させうる透湿剤を含有させるように構成したた
め、従来の透湿剤を含有していない仕切部材と間隔保持
部材をセルロース繊維と熱可塑性繊維から構成する図8
の場合よりも、仕切部材2と間隔保持部材3自体の透湿
性を向上させることができる。従って、接着剤による仕
切板2の透湿有効面積の減少を生じないようにすること
ができるとともに、仕切板2と間隔板3自体の透湿性を
向上させることができ、潜熱交換効率の更なる向上を達
成することができる。
【0028】ここで、図5は図7、8の従来例と本実施
の形態における透湿性、潜熱交換効率及び小型化率の比
較結果を示す図である。図5に示す従来例1は、透湿性
のない接着剤により仕切部材と間隔保持部材を接着した
図7の熱交換素子の場合であり、図5に示す従来例2
は、透湿剤を含有していない仕切部材と間隔保持部材を
用いた図8の熱交換素子の場合である。
【0029】透湿面積においては、透湿性のない接着剤
を用いた従来例1のものが1.00(基準値)とすると、透湿
性/空気遮蔽性/接着性を有する透湿膜2b、3bを用い
た本実施の形態のものは、従来例1と比較して、透湿面
積が1.96と従来例1よりも透湿面積を増加させることが
できることが判った。また、透湿剤を含有していない仕
切部材と間隔保持部材を用いた従来例2では、透湿面積
が1.49であったのに対し、透湿剤を含有している仕切部
材2と間隔保持部材3を用いた本実施の形態のものは、
透湿面積が1.96と従来例2よりも透湿面積を増加させる
ことができることが判った。
【0030】潜熱交換効率においては、透湿性のない接
着剤を用いた従来例1のものが60%であったのに対し、
透湿性/空気遮蔽性/接着性を有する透湿膜2b、3bを
用いた本実施の形態のものは、従来例1と比較して、潜
熱交換効率が71%と従来例1よりも潜熱交換効率を向上
させることができることが判った。また、透湿剤を含有
していない仕切部材と間隔保持部材を用いた従来例2で
は、潜熱交換効率が66.5%であったのに対し、透湿剤を
含有している仕切部材2と間隔保持部材3を用いた本実
施の形態のものでは、潜熱交換効率が71%と従来例2よ
りも潜熱交換効率を増加させることができることが判っ
た。
【0031】小型化率(同一潜熱交換効率条件下)にお
いては、透湿性のない接着剤を用いた従来例1のものが
1.00(基準値)とすると、透湿性/空気遮蔽性/接着性を有
する透湿膜2b、3bを用いた本実施の形態のものは、
従来例1と比較して、小型化率が0.5と従来例1よりも
小型化できることが判った。また、透湿剤を含有してい
ない仕切部材と間隔保持部材を用いた従来例2では、小
型化率が0.65であったのに対し、透湿剤を含有している
仕切部材2と間隔保持部材3を用いた本実施の形態のも
のは、小型化率が0.5と従来例2よりも小型化できるこ
とが判った。
【0032】実施の形態2.図6は本発明に係る実施の
形態2の熱交換素子における仕切部材と間隔保持部材の
接合部を拡大した断面模式図である。図6において、図
3と同一符号は同一又は相当部分を示し、2cは仕切部
材2の厚さ方向の下部側に形成された疎の層であり、2
dは仕切部材2の厚さ方向の上側に形成されるととも
に、疎の層2c上に形成された密の層である。熱交換素
子において、仕切部材2の構成以外は、実施の形態1と
同様である。
【0033】仕切部材2と間隔保持部材3は、実施の形
態1と同様に、例えば、加熱加圧することにより、仕切
部材2と間隔保持部材3の透湿膜2b、3bが溶着して
接着される。この加熱加圧時に、間隔保持部材3は、仕
切部材2の疎の層2c内に食い込むように配置される。
なお、実施の形態1では、仕切部材2に疎の層2cがな
く、仕切部材2が密の層で構成されるため、加熱加圧を
加えても、間隔保持部材3が密状態の仕切部材2に食い
込まれることはほとんどない。
【0034】このように、本実施の形態では、仕切部材
2を、厚さ方向で疎の層2cと密の層2dになるように
配置したため、間隔保持部材3を加熱加圧時に仕切部材
2の疎の層2c内に食い込ませて配置することができ
る。このため、実施の形態1のような密状態の仕切部材
の熱交換素子に比べて、接着後の接着部分における仕切
部材2と間隔保持部材3のトータル厚さを小さくするこ
とができるので、接着部分における透湿性を向上させる
ことができる。
【0035】また、本実施の形態では、実施の形態1と
同様、仕切部材2と間隔保持部材3の基材2a、3aを
多孔質部材から構成し、その基材2a、3aに、潜熱を
通過させうる透湿剤を含有させ、仕切部材2と間隔保持
部材3の表面にそれぞれ空気遮蔽性を有する透湿膜2
b、3bをそれぞれ形成し、その透湿膜2b、3bによ
り仕切部材2と間隔保持部材3の両者を接着して熱交換
素子1を構成している。
【0036】このため、実施の形態1と同様、仕切部材
2の透湿膜2bと間隔保持部材3の透湿膜3bにより、
仕切部材2と間隔保持部材3とを接着するように構成し
たので、透湿性のない接着剤を用いて仕切部材と間隔保
持部材を接着した図7の従来例の場合よりも、間隔保持
部材3から仕切部材2への透湿性を向上させることがで
きる。
【0037】また、仕切部材2と間隔保持部材3の多孔
質部材から構成されるそれぞれの基材2a、3aに、潜
熱を通過させうる透湿剤を含有させるように構成したた
め、実施の形態1と同様、従来の仕切部材と間隔保持部
材をセルロース繊維と熱可塑性繊維から構成する図8の
場合よりも、仕切部材2と間隔保持部材3自体の透湿性
を向上させることができる。従って、接着剤による仕切
板2の透湿有効面積の減少を生じないようにすることが
できるとともに、仕切板2と間隔板3自体の透湿性を向
上させることができ、潜熱交換効率の更なる向上を達成
することができる。
【0038】なお、上記実施の形態2では、間隔保持部
材3を、実施の形態1と同様、透湿剤を含有し、多孔質
部材からなる基材3aと、透湿膜3bとから構成した
が、間隔保持部材3の構成はこの構成に限らず、例えば
前述した図7のセルロース繊維からなる多孔質部材から
なる構成のものであってもよいし、図8の透湿剤を含有
しないセルロース繊維と熱可塑繊維からなる構成のもの
であってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、仕切部材と間隔保持部
材の基材を多孔質部材から構成し、その基材に、潜熱を
通過させうる透湿剤を含有させ、仕切部材と間隔保持部
材の表面にそれぞれ空気遮蔽性を有する透湿膜をそれぞ
れ形成し、その透湿膜により仕切部材と間隔保持部材の
両者を接着して熱交換素子を構成することにより、仕切
部材の透湿膜と間隔保持部材の透湿膜により仕切部材と
間隔保持部材とを接着するように構成することにより、
透湿性のない接着剤を用いて仕切部材と間隔保持部材を
接着した従来例の場合よりも、間隔保持部材から仕切部
材への透湿性を向上させることができる。また、仕切部
材と間隔保持部材の多孔質部材から構成される基材に、
潜熱を通過させうる透湿剤を含有させるように構成する
ことにより、従来の仕切部材と間隔保持部材をセルロー
ス繊維と熱可塑性繊維から構成する場合よりも、仕切部
材と間隔保持部材自体の透湿性を向上させることができ
る。従って、接着剤による仕切板の透湿有効面積の減少
をなくすことができるとともに、仕切板と間隔板自体の
透湿性を向上させることができ、潜熱交換効率の更なる
向上を達成することができる。
【0040】本発明によれば、仕切部材を、厚さ方向に
密の層と疎の層を有するように熱交換素子を構成するこ
とにより、間隔保持部材を加熱加圧時に仕切部材の疎の
層内に食い込ませて配置することができるため、密状態
の仕切部材の熱交換素子に比べて、接着後の接着部分に
おける仕切部材と間隔保持部材のトータル厚さを小さく
することができる。このため、接着部分における透湿性
を向上させることができる。
【0041】上記熱交換素子においては、前記間隔保持
部材を、少なくとも前記仕切部材の前記疎の層内に配置
されて前記仕切部材と接着されるように構成することに
より、接着部分における仕切部材と間隔保持部材のトー
タル厚さを小さくすることができるため、接着部分にお
ける透湿性を向上させることができる。
【0042】本発明によれば、仕切部材と間隔保持部材
の基材を多孔質部材から構成し、仕切部材の厚さ方向に
密の層と疎の層を形成し、その基材に、潜熱を通過させ
うる透湿剤を含有させ、仕切部材と間隔保持部材の表面
にそれぞれ空気遮蔽性を有する透湿膜を形成し、透湿膜
により仕切部材と間隔保持部材の両者を接着して熱交換
素子を構成することにより、仕切部材の透湿膜と間隔保
持部材の透湿膜により仕切部材と間隔保持部材とを接着
するように構成することにより、透湿性のない接着剤を
用いて仕切部材と間隔保持部材を接着した従来例の場合
よりも、間隔保持部材から仕切部材への透湿性を向上さ
せることができる。また、仕切部材と間隔保持部材の多
孔質部材から構成される基材に、潜熱を通過させうる透
湿剤を含有させるように構成することにより、従来の仕
切部材と間隔保持部材をセルロース繊維と熱可塑性繊維
から構成する場合よりも、仕切部材と間隔保持部材自体
の透湿性を向上させることができる。従って、接着剤に
よる仕切板の透湿有効面積の減少をなくすことができる
とともに、仕切板と間隔板自体の透湿性を向上させるこ
とができ、潜熱交換効率の更なる向上を達成することが
できる。
【0043】また、仕切部材を、厚さ方向に密の層と疎
の層を有するように熱交換素子を構成することにより、
間隔保持部材を加熱加圧時に仕切部材の疎の層内に食い
込ませて配置することができるため、密状態の仕切部材
の熱交換素子に比べて、接着後の接着部分における仕切
部材と間隔保持部材のトータル厚さを小さくすることが
できる。このため、接着部分における透湿性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1における熱交換素
子を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す熱交換素子における仕切部材と間
隔保持部材を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す熱交換素子における仕切部材と間
隔保持部材の接合部を拡大した断面模式図である。
【図4】 図1に示す熱交換器におけるコルゲート加工
を行うシングルフェーサ装置を示す構成図である。
【図5】 図7、8の従来例と本実施の形態における透
湿性、潜熱交換効率及び小型化率の比較結果を示す図で
ある。
【図6】 本発明に係る実施の形態2の熱交換素子にお
ける仕切部材と間隔保持部材の接合部を拡大した断面模
式図である。
【図7】 従来の熱交換素子における仕切板と間隔板の
接合部を拡大した断面図である。
【図8】 従来の実開昭56−93694号公報で報告
された熱交換素子における仕切板と間隔板の接合部を拡
大した断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換素子、2 仕切部材、2a、3a 基材、2
b、3b 透湿膜、2c 疎の層、2d 密の層、3
間隔保持部材、4、5 流体通路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔保持部材によって間隔が保持された
    仕切部材を隔てて2種の気流を流通させるとともに、こ
    の2種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱
    交換素子において、 前記仕切部材と前記間隔保持部材は、基材が多孔質部材
    からなり、前記基材は、潜熱を通過させうる透湿剤を含
    有し、前記仕切部材と前記間隔保持部材は、表面にそれ
    ぞれ空気遮蔽性を有する透湿膜を有し、前記透湿膜によ
    り前記仕切部材と前記間隔保持部材の両者を接着して積
    層構成にすることを特徴とする熱交換素子。
  2. 【請求項2】 間隔保持部材によって間隔が保持された
    仕切部材を隔てて2種の気流を流通させるとともに、こ
    の2種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱
    交換素子において、前記仕切部材は、厚さ方向に密の層
    と疎の層を有することを特徴とする熱交換素子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、少なくとも前記仕切部材の前記疎
    の層内に配置されて前記仕切部材と接着されることを特
    徴とする熱交換素子。
  4. 【請求項4】 間隔保持部材によって間隔が保持された
    仕切部材を隔てて2種の気流を流通させるとともに、こ
    の2種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱
    交換素子において、 前記仕切部材と前記間隔保持部材は、基材が多孔質部材
    からなり、前記仕切部材は、厚さ方向に密の層と疎の層
    を有し、前記基材は、潜熱を通過させうる透湿剤を含有
    し、前記仕切部材と前記間隔保持部材は、表面にそれぞ
    れ空気遮蔽性を有する透湿膜を有し、前記透湿膜により
    前記仕切部材と前記間隔保持部材の両者を接着して積層
    構成にすることを特徴とする熱交換素子。
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