JP2002306218A - 通信手段付き杖及びそれを使用したサービスシステム - Google Patents

通信手段付き杖及びそれを使用したサービスシステム

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JP2002306218A
JP2002306218A JP2001119285A JP2001119285A JP2002306218A JP 2002306218 A JP2002306218 A JP 2002306218A JP 2001119285 A JP2001119285 A JP 2001119285A JP 2001119285 A JP2001119285 A JP 2001119285A JP 2002306218 A JP2002306218 A JP 2002306218A
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Japan
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communication means
telephone
stick
portable
wand
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Application number
JP2001119285A
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English (en)
Inventor
Fumio Ichihara
文夫 市原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001119285A priority Critical patent/JP2002306218A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者が外出中に転倒等の状態にあるとき、
携帯電話機等によりその転倒などの危険な状態の概況を
家族等に連絡することができるが、電話機の操作ボタン
が小さく、操作し易いものではない。 【解決手段】 転倒を検出するセンサー101と、電話
番号を記憶するメモリー102と、可搬可能な電話機1
06に接続するインターフェイス104と、制御回路1
03をもつ信号発生機109を備え、センサー101に
よって転倒を検出した信号により起動し、メモリー10
2内に設定された相手先電話機に可搬可能な電話機10
6を介して発呼通信する構成とした通信手段付き杖と
し、この杖を利用して高齢者の転倒を知らせることを可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者等が転倒し
たときに、自動的に信号を発する杖に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】昨今、携帯電話機やPHS電話機が開発
され、高齢者も含め多くの人たちがこれらの電話機を使
うようになってきた。これらの携帯電話機やPHS電話
機は日常多様な情報の伝達に用いられているが、その携
帯性により更にその利便性を増してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高齢者
が外出中に、携帯している携帯電話機もしくはPHS電
話機を使おうとしても、昨今の携帯電話機およびPHS
電話機は操作ボタンが小さく、高齢者にとって操作し易
いものではない。また、携帯電話機またはPHS電話機
を操作できない場合もありうる。
【0004】本発明は前記従来の問題に留意し、高齢者
の転倒を知らせることが可能な杖およびこの杖による転
倒時告知システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、杖に転倒を検知するセンサーを設けるとと
もに、電話番号と伝送する信号を記憶するメモリーと、
携帯電話機またはPHS電話機に接続する端子を設け、
高齢者など杖の使用者が転ぶなどして倒れたときに杖の
倒れの検出により、使用者の異常状態を特定の記憶され
た電話番号先に自動的に通信報知する構成の通信手段付
き杖とする。
【0006】本発明によれば、杖が横になる状態が発生
したとき自動的に記憶された電話番号に発呼し告知する
ことができることから、高齢者など杖の使用者の転倒を
知らせて危険性を最小にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、転倒を検知する検出器と、電話番号を記憶するメモ
リーと、携帯もしくは可搬可能な電話機に接続する端子
と、それを制御する回路をもつ信号発生機を備え、検出
器によって転倒を検出した信号により起動し、接続端子
を通じてメモリー内に設定された相手先に携帯もしくは
可搬可能な電話機を介して発呼通信する構成とした通信
手段付き杖であり、杖が横になる状態が発生したとき自
動的に記憶された電話番号に発呼し告知する作用を有す
る。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の通信手段付き杖において、メモリーは、記憶
する電話番号をあらかじめ設定し記憶できるようにした
ものであり、使用者が電話番号を任意に設定できるとい
う作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の通信手段付き杖において、メモリー
は、電話番号および送信するデータを記憶しており、検
出器によって検出した信号によりメモリー内に設定され
た相手先に発呼するとともに、呼が確立した後、設定し
たデータを自動的に送信するようにしたものであり、杖
を垂直に維持できない状態が発生したとき、自動的に記
憶された電話番号に発呼し、かつ、自動的に設定された
告知するデータを自動的に送信し、使用者の特定または
使用者の状況把握を容易にする作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の通信手段付き杖において、メモリーは、記憶
するデータをあらかじめ設定し記憶できるようにしたも
のであり、使用者の状況または目的に応じてデータを任
意に設定できるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3または4に記載の通信手段付き杖において、メモリー
に記憶されたデータを音声としたものであり、受信者を
限定せず、また、特別な技術や機器を必要とせず誰にで
も状況を把握できるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の通信手段付き杖において、メモリーに記憶さ
れた音声を、録音または合成した音声としたものであ
り、使用者が簡単にデータを作成できるという作用を有
する。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
3から6のいずれかに記載の通信手段付き杖において、
メモリーに記憶し送信されるデータを、氏名、住所、電
話番号、年齢、性別のいずれかを含むデータとしたもの
であり、受信者は使用者の特定と処置が迅速且つ効率的
に行われることを可能にするという作用を有する。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1に記載の通信手段付き杖において、一定の時間呼が確
立した後、自動的に回線の切断が行われるようにしたも
のであり、受信者が受信したあと別の相手先に対し当該
電話機で通報することを可能にするという作用を有す
る。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1に記載の通信手段付き杖において、転倒を検知した信
号が一定の時間継続されたとき、発呼がおこなわれるよ
うにしたものであり、使用中誤って当該杖が倒れたり、
使用者が杖で指差す等、正常な状況に関わらず誤って特
定の電話番号に発呼するのを防止する作用を有する。
【0016】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1に記載の通信手段付き杖において、杖本体が、信号
発生機を接続する携帯もしくは可搬可能な電話機を取り
付ける構造をもつものであり、使用者が杖とともに電話
機を携帯することが容易になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項1に記載の通信手段付き杖において、信号発生機と携
帯もしくは可搬可能な電話機を一体に構成したものであ
り、信号発生機と電話機の接続の手間を省き、かつ、電
話機の落下等の恐れを少なくするという作用を有する。
【0018】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項1に記載の通信手段付き杖において、信号発生機を接
続可能な携帯もしくは可搬可能な電話機をPHS電話機
としたものであり、PHS電話機の簡便さを利用できる
という作用を有する。
【0019】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1に記載の通信手段付き杖において、信号発生機を接
続可能な携帯もしくは可搬可能な電話機を携帯電話機と
したものであり、カバーレンジを広げ、PHS基地局の
整備されていない地域や不感地帯での使用を可能にする
という作用を有する。
【0020】本発明の請求項14に記載の発明は、転倒
を検知する検出器と、電話番号を記憶するメモリーと、
携帯もしくは可搬可能な電話機に接続する端子と、それ
を制御する回路をもつ信号発生機を備え、検出器によっ
て転倒を検出した信号により起動し、接続端子を通じて
メモリー内に設定された相手先に携帯もしくは可搬可能
な電話機を介して発呼通信する構成の杖を用い、杖側の
信号発生機に記憶された特定番号の接続先に発呼、接続
されたとき、接続先にあらかじめ記憶された1つ以上の
他の特定番号に対し、あらかじめ設定された音声または
信号を発信する通信手段付き杖を使用した接続先のサー
ビスシステムであり、使用者の通報を、たとえば家族、
病院等、複数の関係者に自動的に告知できるという作用
を有する。
【0021】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項14に記載の通信手段付き杖を使用した接続先のサー
ビスシステムにおいて、接続先にあらかじめ記憶された
1つ以上の他の特定番号に対し、発信される、あらかじ
め設定された音声または信号は、杖側の信号発生機に記
憶された特定番号に対し発呼、接続されたとき、発呼元
である杖側の信号発生機に接続された電話機の電話番号
によって選択され発信するようにしたものであり、ユー
ザーの認証を電話番号によって行い、さらに使用者の特
定の精度を上げることが可能という作用を有する。
【0022】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項14に記載の通信手段付き杖を使用した接続先のサー
ビスシステムにおいて、接続先にあらかじめ記憶された
1つ以上の他の特定番号に対し、発信される、あらかじ
め設定された音声または信号は、杖側の信号発生機に記
憶された特定番号に対し発呼、接続されたとき、杖側の
信号発生機に記憶され送信される音声または信号によっ
て、選択され発信するようにしたものであり、使用者の
特定が伝送されるデータによって認証され、さらに使用
者の特定の精度を上げることができるという作用を有す
る。
【0023】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項14記載の通信手段付き杖を使用した接続先のサービ
スシステムにおいて、通信手段付き杖より発呼され接続
されたとき、呼の確立した親局の位置により、あらかじ
め設定された1つ以上の特定番号に対し発信元の概略の
位置を知らせるようにしたものであり、当該杖に接続ま
たは内蔵された携帯もしくは可搬可能な電話機の概略の
位置を求め、あらかじめ設定された電話番号に告知する
ことにより使用者の現在位置を特定することを可能にす
るという作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の通信手段付き杖における信号発生器の回路ブロ
ック図である。
【0026】図1に示すように、杖は信号発生器109
を装備しており、この信号発生器109は水銀スイッチ
や重力を利用して転倒を検出するセンサー101と、電
話番号および送信するデータを記憶するメモリー102
と、制御回路103と、携帯もしくは可搬可能な電話機
106と接続するインターフェイス104と、携帯もし
くは可搬可能な電話機106と接続する信号線105を
備えて構成されている。なお、信号発生器109は杖本
体の任意の部分に装着され、また、携帯もしくは可搬可
能な電話機106も杖本体の信号発生器109に近接し
た部分に装着され、そして信号発生器109と電話機1
06は信号線105で接続される。
【0027】杖は、通常の正しく使用されている場合は
概ね垂直に近い状態であり、また、使用を終えたときも
次に使う場合に取り易くするため、物に立てかけたり、
あるいは傘立てのようなものに差し込んだりして概ね垂
直に近い状態に保持される。
【0028】一方、散歩等で高齢者が杖を携え外出した
とき、杖を垂直に維持できない状況に遭遇すると、杖は
放置され、横向きの状態となる。
【0029】本発明の杖の信号発生器109は、水銀ス
イッチや重力を利用した杖の転倒を検出するセンサー1
01をもっており、杖の転倒を検知すると、内蔵したメ
モリー102にあらかじめ記憶した電話番号に対し、コ
ントローラーとしての機能をもつ制御回路103からイ
ンターフェイス104部のコネクタおよび、携帯電話機
もしくはPHS電話機等の電話機106と接続する信号
線105を通じて、携帯電話機もしくはPHS電話機等
の電話機106へ発呼のための信号が送られ、あらかじ
め設定された、たとえば家族、医療施設等の電話機へ呼
び出し電話が接続されるものである。前記の電話機10
6により、家族等の記憶された接続先に電話が接続され
ると、受信側では、その伝送されてくる音声により周囲
の状況が把握でき、以後必要な処置をとることが可能に
なる。また受信者は電話を通じて、使用者に呼びかけあ
るいは使用者の周囲に呼びかけることも可能になる。ま
た、通常の状況において家族に意志伝達の必要が生じて
も、単に杖を横にするのみでよく、使用者は容易に家族
に状況を知らせることが可能になるものである。
【0030】また、上記の構成において、そのメモリー
102に電話番号をあらかじめ記憶できるようにすれ
ば、連絡先を家族、親類、医療機関等、使用者が使用状
況に応じて、適時接続先を変更することができ、利便性
が向上する。
【0031】また、メモリー102に電話番号および送
信するデータを記憶しておき、回線接続時、データ、た
とえば、住所、氏名等を伝送すれば、接続先が家族以外
の第3者の場合においても状況の把握は簡便かつ高精度
で短時間にできる。
【0032】また、電話番号および送信するデータを記
憶するメモリー102に、回線接続時、伝送するデータ
たとえば、住所、氏名等をあらかじめ記憶させることが
できれば、使用者の状態や外出先の環境に応じ、伝送内
容を変更することが可能になり、状況の把握は簡便かつ
効率的になる。
【0033】また、自動的に送信するデータは、音声で
あれば装置が簡便で、かつ、受信者に特定の技能や特別
な装置を必要とせず、状況の把握が迅速で、効率的にお
こなうことができる。
【0034】また、自動的に送信するデータは、録音し
た音声であれば個人差や状況に応じて内容が変えられ、
的確な意志伝達ができる。
【0035】また、合成した音声であれば、録音の煩雑
さがなく取り扱いが簡単で、かつ、肉声による不明瞭さ
をなくし、受信者にとって容易に理解できる音声が可能
になり、さらに使い易い。
【0036】また、記憶し伝送されるデータが、音声も
しくは符号化された信号内に使用者の氏名、住所、電話
番号、年齢性別のいずれか1つ以上の情報を含むことに
より、使用者の特定とそれ以後の処置を的確で迅速、効
率的に行なえる。
【0037】また、回線が一定時間接続した後、発呼側
より自動的に切断することにより、電話回線が前記発信
者に占有され、受信者が医療機関、消防署、警察等他の
電話に発呼し救助等以後の処置をとろうとするのを妨げ
られるのを防止し、他の電話先に対し接続可能になる。
【0038】また、本発明は杖が横になったのを検知し
てから発呼まで一定時間待つタイマー機能を持たせる構
成に特徴を有する。一般に杖の使用時、時には杖で方向
を指し示したり、杖を落としたり正常な使用状況である
にも関わらず横になる場合が生ずる。本発明はこのよう
なとき、一定時間発呼を待ち誤って通知されるのを防止
することができる。
【0039】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2の通信手段付き杖の概略側面図である。なお、図
1と共通の部分については説明を省略する。
【0040】図2に示すように実施の形態2の杖は、信
号発生器109が杖本体107の任意の部分に装着さ
れ、また、携帯もしくは可搬可能な電話機106も杖本
体107の信号発生器109に近接した部分に装着さ
れ、そして信号発生器109と電話機106は信号線1
05で接続されて構成されている。なお、携帯電話機も
しくはPHS電話機等の電話機106は、取り付け部材
110で着脱自在に保持されている。図中の108は杖
の手で持つ柄である。
【0041】この実施の形態2のように杖本体107に
PHS電話機等の電話機106を取り付ける部分を設け
ることにより、電話機106の着脱等の取り扱いが容易
であり、また、信号発生器109との接続が維持され、
さらに転倒等の際も携帯電話機またはPHS電話機が飛
び出して接続ケーブルなどの信号線105の切断を防止
でき、通信機能を維持できる。
【0042】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3の通信手段付き杖の概略側面図である。
【0043】図3に示すように実施の形態3の杖におい
ては、前記の図1で説明したメモリーと制御部を搭載し
た信号発生器が、携帯電話機もしくはPHS電話機と一
体となって制御回路等が一体となった信号発生器付電話
機111として構成され、この信号発生器付電話機11
1が杖本体107に装着されている。
【0044】このように杖本体107に制御回路等が一
体となった信号発生器付電話機111を設けたことによ
り、信号発生器と電話機の接続が維持され、また、転倒
等の際も携帯電話機またはPHS電話機が飛び出して接
続ケーブルが切断されるのを防止できる。また、使用者
が杖を使用する際も、電話機がぶらぶらとし使用者の操
作性を損なうのを防止できる。
【0045】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4の通信手段付き杖を使用したサービスシステムの
構成図である。
【0046】図4に示すようにこのサービスシステム
は、公衆電話回線112と、電話の端末装置113と、
登録したユーザーの氏名、住所、発呼先の電話番号、連
絡先、持病等の個人情報を記憶するデーターベース11
5と、これらの電話端末装置113に接続先から要求が
あったとき、記憶装置からの内容を自動的に転送する制
御装置114を備えて構成されている。なお、使用の状
況に応じ課金等の処理もこの制御装置114でおこなう
ようになっている。
【0047】ここで前記図1の検出センサー101によ
り杖の転倒が検出され、決められた時間に杖が横置きの
状態となったとき、杖から使用者のPHSまたは携帯電
話機等の電話機106に発呼の指示信号が出され、公衆
電話回線112を通じ当該電話端末装置113に接続さ
れる。この端末電話装置113に接続された制御装置1
14は、接続された電話番号および、または伝送されて
くる認識信号によりユーザーを特定する。特定されたユ
ーザーの個人情報を記憶したデーターベース115より
情報を引き出し、あらかじめ記憶または登録された第3
の電話に対し発呼をおこなう。当該第3の電話が接続さ
れた後、前記記憶された信号またはデーターを自動的に
転送し、杖使用者の状況を第3の電話の受信者に知らせ
る。
【0048】このとき、発呼する第3の電話は、たとえ
ば家族、ホームドクター、警備機関、救急機関等、複数
とすることにより、通報後の処置が迅速かつ効果的に実
施することができる。
【0049】また、このとき第3の電話に対しは、発信
する信号が合成または記録された音声であれば、受話者
に特定の能力を要さず、以後の処置が迅速、かつ、効果
的に実施できる。
【0050】また、このような処理をサービス業務とし
て実施することにより、時間を問わないサービスの提供
と、信頼性が高いサービスが可能になる。
【0051】また、PHSにおいてはその基地局のサー
ビスエリアが限定されており、かつ、受信電界強度等の
情報により杖の発呼位置を概ね特定することが可能であ
り、第3の電話機の接続者に対し、かかる使用者の発呼
位置を要求に従いあるいは自動的に伝送することによ
り、使用者の処置を迅速、かつ、効率的に実施すること
が可能になる。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上の説明より明らかなよう
に、杖の転倒を検知するセンサーと電話番号を記憶する
メモリーと携帯もしくは可搬可能な電話機に接続する端
子をもち、前記センサーによって検出した信号により起
動し、前記接続端子を通じて前記メモリーに設定された
相手先に発呼する構成の通信手段付き杖であり、杖が横
になる状態が発生したとき自動的に記憶された電話番号
に発呼し通報することができるので、高齢者の転倒を知
らせることが可能になるという効果を有する。
【0053】また、使用者が電話番号を任意に設定でき
ること、杖が横になる状態が発生したとき自動的に記憶
された電話番号に発呼し、かつ、自動的に設定された情
報を告知するデータを自動的に送信し、使用者の特定ま
たは使用者の状況把握を容易にすること、使用者の状況
に応じてデータを任意に設定できること、受信者を限定
せず、また、特殊な機器および能力を要せず、だれにで
も状況を理解できること、使用者が簡単にデータを作成
できること、受信者は使用者の特定と処置が迅速に行有
ことができること等の効果を有する。
【0054】さらに、受信者が異常を検知したあと別の
相手先に対し受信者が当該電話機で通報することを可能
にすること、使用中誤って当該杖が倒れたり、使用者が
杖で指差す等、正常な状況に関わらず誤って特定の電話
番号に発呼するのを防止できること、使用者が杖ととも
に電話機を携帯することが容易になること、信号発生機
と電話機の接続の手間を省き、かつ、使用者が杖ととも
に携帯することが容易になること、PHS電話機の簡便
さを利用できること、PHS基地局の整備されていない
地域での使用を可能にすること等の効果を有する。
【0055】また、本発明の通信手段付き杖を使用した
サービスシステムは、杖より発呼され接続されたときあ
らかじめ設定された1つ以上の特定番号に対しあらかじ
め設定された音声または信号を発するようにしたもので
あり、使用者の状況をたとえば家族、病院等複数の関係
者に自動的に告知できること、ユーザーの認証を電話番
号によって行い、さらに使用者の特定の精度を上げるこ
とが可能であること、使用者の特定が伝送されるデータ
によって認証され、さらに使用者の特定の精度を上げる
ことができること、当該杖に接続または内蔵された携帯
もしくは可搬可能な電話機の概略の位置を求め、あらか
じめ設定された電話番号に告知することにより使用者の
現在位置を特定することを可能にすること等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の通信手段付き杖におけ
る信号発生器の回路ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2の通信手段付き杖の概略
側面図
【図3】本発明の実施の形態3の通信手段付き杖の概略
側面図
【図4】本発明の実施の形態4の通信手段付き杖を使用
したサービスシステムの構成図
【符号の説明】
101 センサー 102 メモリー 103 制御回路 104 インターフェイス 105 信号線 106 電話機 107 杖本体 108 柄 109 信号発生器 110 取付け部材 111 信号発生器付電話機 112 公衆電話回線 113 電話端末装置 114 制御装置 115 データーベース

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転倒を検知する検出器と、電話番号を記憶
    するメモリーと、携帯もしくは可搬可能な電話機に接続
    する端子と、それを制御する回路をもつ信号発生機を備
    え、前記検出器によって転倒を検出した信号により起動
    し、前記接続端子を通じて前記メモリー内に設定された
    相手先に携帯もしくは可搬可能な電話機を介して発呼通
    信する構成としたことを特徴とする通信手段付き杖。
  2. 【請求項2】メモリーは、記憶する電話番号をあらかじ
    め設定し記憶できることを特徴とする請求項1に記載の
    通信手段付き杖。
  3. 【請求項3】メモリーは、電話番号および送信するデー
    タを記憶しており、検出器によって検出した信号により
    前記メモリー内に設定された相手先に発呼するととも
    に、呼が確立した後、設定したデータを自動的に送信す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の通信手段付
    き杖。
  4. 【請求項4】メモリーは、記憶するデータをあらかじめ
    設定し記憶できることを特徴とする請求項3に記載の通
    信手段付き杖。
  5. 【請求項5】メモリーに記憶されたデータは、音声であ
    ることを特徴とする請求項3または4の通信手段付き
    杖。
  6. 【請求項6】メモリーに記憶された音声は、録音または
    合成した音声であることを特徴とする請求項5記載の通
    信手段付き杖。
  7. 【請求項7】メモリーに記憶し送信されるデータは、氏
    名、住所、電話番号、年齢、性別のいずれかを含むデー
    タであることを特徴とする請求項3から6のいずれかに
    記載の通信手段付き杖。
  8. 【請求項8】一定の時間呼が確立した後、自動的に回線
    の切断が行われることを特徴とする請求項1記載の通信
    手段付き杖。
  9. 【請求項9】転倒を検知した信号が一定の時間継続され
    たとき、発呼がおこなわれることを特徴とする請求項1
    記載の通信手段付き杖。
  10. 【請求項10】杖本体が、信号発生機を接続する携帯も
    しくは可搬可能な電話機を取り付ける構造をもつことを
    特徴とする請求項1記載の通信手段付き杖。
  11. 【請求項11】信号発生機と携帯もしくは可搬可能な電
    話機は、一体に構成されたことを特徴とする請求項1記
    載の通信手段付き杖。
  12. 【請求項12】信号発生機を接続可能な携帯もしくは可
    搬可能な電話機が、PHS電話機であることを特徴とす
    る請求項1記載の通信手段付き杖。
  13. 【請求項13】信号発生機を接続可能な携帯もしくは可
    搬可能な電話機が、携帯電話機であることを特徴とする
    請求項1記載の通信手段付き杖。
  14. 【請求項14】転倒を検知する検出器と、電話番号を記
    憶するメモリーと、携帯もしくは可搬可能な電話機に接
    続する端子と、それを制御する回路をもつ信号発生機を
    備え、前記検出器によって転倒を検出した信号により起
    動し、前記接続端子を通じて前記メモリー内に設定され
    た相手先に携帯もしくは可搬可能な電話機を介して発呼
    通信する構成の杖を用い、前記杖側の信号発生機に記憶
    された特定番号の接続先に発呼、接続されたとき、前記
    接続先にあらかじめ記憶された1つ以上の他の特定番号
    に対し、あらかじめ設定された音声または信号を発信す
    ることを特徴とする通信手段付き杖を使用したサービス
    システム。
  15. 【請求項15】接続先にあらかじめ記憶された1つ以上
    の他の特定番号に対し、発信される、あらかじめ設定さ
    れた音声または信号は、杖側の信号発生機に記憶された
    特定番号に対し発呼、接続されたとき、発呼元である杖
    側の信号発生機に接続された電話機の電話番号によって
    選択され発信することを特徴とする請求項14記載の通
    信手段付き杖を使用したサービスシステム。
  16. 【請求項16】接続先にあらかじめ記憶された1つ以上
    の他の特定番号に対し、発信される、あらかじめ設定さ
    れた音声または信号は、杖側の信号発生機に記憶された
    特定番号に対し発呼、接続されたとき、杖側の信号発生
    機に記憶され送信される音声または信号によって、選択
    され発信することを特徴とする請求項14記載の通信手
    段付き杖を使用したサービスシステム。
  17. 【請求項17】通信手段付き杖より発呼され接続された
    とき、呼の確立した親局の位置によりあらかじめ設定さ
    れた1つ以上の特定番号に対し、発信元の概略の位置を
    知らせることを特徴とする請求項14記載の通信手段付
    き杖を使用したサービスシステム。
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