JP2002175581A - 生活見守りシステム - Google Patents

生活見守りシステム

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JP2002175581A
JP2002175581A JP2000372784A JP2000372784A JP2002175581A JP 2002175581 A JP2002175581 A JP 2002175581A JP 2000372784 A JP2000372784 A JP 2000372784A JP 2000372784 A JP2000372784 A JP 2000372784A JP 2002175581 A JP2002175581 A JP 2002175581A
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JP2000372784A
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Mieko Osuga
美恵子 大須賀
Eiko Sakayori
映子 酒寄
Taizo Miyaji
泰造 宮地
Hidenao Kitani
秀直 木谷
Yukioki Asari
幸起 浅里
Atsushi Takeda
竹田  淳
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見守り対象である生活者の異常を正確に検出
することができ、異常検出後に生活者を迅速かつ適切に
保護ないしは看護することができる生活見守りシステム
を提供する。 【解決手段】 生活見守りシステムは、見守りの対象と
なっている生活者11の動作や状態を計測するセンサ群
1と、センサ群1の出力信号に基づいて生活者11の異
常を判定する異常判定手段2と、異常判定手段2によっ
て生活者11に異常が有ると判定されたときには生活者
11に対して自動音声呼びかけを行なう自動音声呼びか
け手段3と、生活者11の音声を収集する音声収集手段
4と、自動音声呼びかけに対する音声応答の有無を判定
する応答判定手段5と、音声応答が無いと判定されたと
きにはあらかじめ設定されている通報先14に生活者1
1に異常が有る旨を自動通報する自動通報手段6とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見守りの対象とな
っている生活者の異常を正確に検出することができ、該
異常に迅速かつ適切に対処することができる生活見守り
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、単身で生活している高齢者、病
弱者、身体障害者、知的障害者等、見守りないしは看護
的後見が必要な者(以下、「見守り対象者」という。)
は、その身体又は住居に何らかの異常が生じても、該異
常に対処し又は該異常を外部の者に知らせるなどといっ
た適切な行動をとることができないことが多い。そこ
で、見守り対象者の身体ないしはその住居の異常を自動
的に検出するとともに、該異常を所定の関係者ないしは
機関に通報するようにしたシステムが種々提案されてい
る。
【0003】たとえば、特開平11−306473号公
報には、独居老人等の監視対象者の住居に種々のセンサ
を設け、該センサの出力信号を、公衆電話回線等を介し
て中央管理室に送り、中央管理室で監視対象者の異常を
検知するようにした異常検知システムが開示されてい
る。この異常検知システムでは、中央管理室は、監視対
象者の異常を検知したときには自動的に照会信号を監視
対象者に送り、その結果得られるデータと、センサ等の
出力信号とに基づいて、監視対象者の異常の内容を把握
するようにしている。
【0004】また、特開平3−165000号公報に
は、所定の室が有人状態となった後、一定時間経過後に
入室者に対して確認用押釦スイッチの押し操作を促し、
所定時間経過しても押し操作がない場合には、入室者に
異常が生じているものとして異常通報を発令するように
した異常確認システムが開示されている。さらに、特開
平9−305875号公報には、高齢者が身につけてい
る転倒検出装置に内蔵されている振動センサの出力に基
づいて、高齢者の転倒の有無を検出するようにした通報
システムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−306473号公報、特開平3−165000号
公報又は特開平9−305875号公報に開示されてい
る上記従来の各システム、ないしはその他の同種のシス
テムは、独居老人、高齢者、監視対象者等の見守り対象
者の異常を検出することはできるものの、異常検出後に
見守り対象者を保護ないしは救護するための具体的な手
段を備えていない。このため、見守り対象者の異常事態
に対して迅速かつ適切に対処することができないといっ
た問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、見守り対象者の異常を正確に
検出することができ、異常検出後に見守り対象者を迅速
かつ適切に保護ないしは看護することができる生活見守
りシステムを提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明の第1の態様にかかる生活見守りシス
テムは、(i)見守り(看護的後見)の対象となってい
る生活者の動作及び/又は状態を計測するセンサ群(1
つ又は複数のセンサで構成される)と、(ii)センサ群
の出力(出力信号)に基づいて生活者の異常を判定する
異常判定手段と、(iii)異常判定手段によって生活者
に異常が有ると判定されたときには(あるいは、異常判
定結果に基づいて)、生活者に対して自動音声呼びかけ
を行なう自動音声呼びかけ手段と、(iv)生活者の音声
を収集し、自動音声呼びかけに対する音声応答の有無を
判定する判定手段と、(v)該判定手段によって音声応
答が無いと判定されたときには、あらかじめ設定されて
いる通報先に、生活者に異常が有る旨を自動通報する自
動通報手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明の第2の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、(i)見守り(看護的後見)の対象となって
いる生活者の動作及び/又は状態を計測するセンサ群
(1つ又は複数のセンサで構成される)と、(ii)セン
サ群の出力(出力信号)に基づいて生活者の異常を判定
する異常判定手段と、(iii)異常判定手段によって生
活者に異常が有ると判定されたときには(あるいは、異
常判定結果に基づいて)、生活者に対して自動的に音声
呼びかけを行なう自動音声呼びかけ手段と、(iv)生活
者の音声を収集し、音声呼びかけに対する音声応答の有
無と内容とにより、生活者に異常が有る旨を自動通報す
る必要が有るか否かを判定する判定手段と、(v)該判
定手段によって自動通報する必要が有ると判定されたと
きには、あらかじめ設定されている通報先に、生活者に
異常が有る旨を自動通報する自動通報手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0009】本発明の第3の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第2の態様にかかる生活見守りシス
テムにおいて、上記判定手段が、生活者の音声応答の内
容を、自動通報の必要の有無により2群に分けて登録さ
れている応答語群と照合することにより、自動通報する
必要が有るか否かを判定することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明の第4の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第1〜第3の態様のいずれか1つに
かかる生活見守りシステムにおいて、センサ群の出力を
用いて生活者の生活行動を判定する生活行動判定手段が
設けられていて、自動音声呼びかけ手段が、生活行動判
定手段の判定結果に応じて、あらかじめ用意されている
自動呼びかけ語群の中の1つを選択して音声呼びかけを
行なうことを特徴とするものである。
【0011】本発明の第5の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第1〜第4の態様のいずれか1つに
かかる生活見守りシステムにおいて、通報先が、係員が
駐在する24時間体制(すなわち、24時間営業)のサ
ービスセンタ(生活者又はその関係者との間に利用契約
がある)であって、該サービスセンタが、自動通報を受
けたときに、係員に再度(すなわち、自動音声呼びかけ
に加えて)音声呼びかけを行なわせ、該音声呼びかけに
対する生活者の応答の内容により生活者の状況(ないし
は、緊急度)を判断し、該状況に応じてサービスの手配
を行なうようになっていることを特徴とするものであ
る。見守り対象者が、ケア付きマンションなどの高齢者
集合住宅の入居者の場合にも、本発明は適用できる。こ
の場合、サービスセンタは、同じ建物の中にあるナース
センタ、ケアセンタのようにスタッフが常時待機してい
るところであればよい。
【0012】本発明の第6の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第1〜第4の態様のいずれか1つに
かかる生活見守りシステムにおいて、通報先が、あらか
じめ指定されている個人であって、自動通報手段が、該
個人が保有する携帯端末に、生活者に異常が有る旨を自
動通報することを特徴とするものである。
【0013】本発明の第7の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第1〜第6の態様のいずれか1つに
かかる生活見守りシステムにおいて、センサ群に画像セ
ンサが含まれていて、生活者の異常検出時に、通報先に
画像データを同時に送信することにより、通報先での異
常状況の把握を助ける(すなわち、容易にする)ように
なっていることを特徴とするものである。
【0014】本発明の第8の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第1〜第6の態様のいずれか1つに
かかる生活見守りシステムにおいて、センサ群に画像セ
ンサが含まれていて、通報先の送信要求(送付要求)に
応じて画像データを送信することにより、通報先での異
常状況の把握を助けるようになっていることを特徴とす
るものである。
【0015】本発明の第9の態様にかかる生活見守りシ
ステムは、本発明の第7又は第8の態様にかかる生活見
守りシステムにおいて、画像センサが取得した画像デー
タを常時一定時間分蓄積する機能を有していて、生活者
の異常検出時に異常検出時点の前後一定時間範囲の画像
データを保持(記録)し、通報先への画像データ送信時
に、保持(記録)している画像データの全部又は上記送
信要求に対応する部分を通報先に送信し、通報先での異
常状況の把握を助けるようになっていることを特徴とす
るものである。
【0016】本発明の第10の態様にかかる生活見守り
システムは、本発明の第1〜第9の態様のいずれか1つ
にかかる生活見守りシステムにおいて、音収集を常時行
なう機能と、収集された音データを一定時間蓄積する機
能とを有していて、生活者の異常検出時に異常検出時点
の前一定時間範囲の(すなわち、一定時間前からの)音
データを通報先に送信し、通報先での異常状況の把握を
助けるようになっていることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1にかかる
生活見守りシステムの構成を示すブロック図である。図
2は、図1に示す生活見守りシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0018】図1において、1は、所定の生活空間(た
とえば、住居)内で生活している生活者11の動作や状
態を計測するセンサ群である。このセンサ群1は、生活
空間内に設置された設置型センサ1a(たとえば、赤外
線人感センサ、ドアセンサ)、生活空間内に設置された
画像センサ1b(たとえば、ビデオカメラ、CCDカメ
ラ、CMOS撮像素子)、生活用具(たとえば、電気ポ
ット、テレビ)に組み込まれた組込型センサ1c、生活
者11に装着された装着型センサ1d(たとえば、バイ
タルセンサ、加速度センサ、振動センサ)、水、ガス、
電力等のユーティリティの使用状況を計測するユーティ
リティ用センサ(図示せず)等の種々のセンサで構成さ
れている。
【0019】図1において、2は、センサ群1(センサ
1a〜1d等)の出力信号に基づいて生活者11の異常
を判定する異常判定手段である。異常判定手段2は、た
とえば、生活者11の転倒や長時間の不動、バイタルデ
ータの異常、生活用具の使用状況の異常などにより、生
活者11の異常の有無あるいは内容を検出又は判定す
る。3は、異常判定手段2によって生活者11に異常が
有ると判定されたときに、生活者11に自動音声呼びか
けを行なう自動音声呼びかけ手段である。この自動音声
呼びかけ手段3は、あらかじめ記録・保持されている音
声データを再生し、再生された音声を、生活者11のい
る空間(生活空間)に配置されたスピーカ12から流す
ようになっている。4は、生活空間内に設置されあるい
は生活者11に装着されたマイク13を介して、生活者
11の音声(音声応答)を収集する音声応答収集手段で
ある。
【0020】図1中の5は、音声応答収集手段4によっ
て収集された生活者11の音声から、自動音声呼びかけ
に対する音声応答の有無を判定する応答判定手段であ
る。なお、音声応答収集手段4と応答判定手段5とに代
えて、生活者11の音声を収集するとともに音声応答の
有無を判定する1つの判定手段(図示せず)を設けても
よい。6は、応答判定手段5によって生活者11の音声
応答が無いと判定されたときに、あらかじめ設定された
通報先14に、生活者11に異常が有る旨を自動通報す
る自動通報手段である。自動通報手段6には、電話(携
帯電話、PHSを含む)、インターネット、専用回線、
CATV回線、無線などといった、既存技術による通信
システムを用いればよい。
【0021】以下、図2に示すフローチャートに従っ
て、図1に示す生活見守りシステムの動作を説明する。
図2に示すように、この生活見守りシステムが動作を開
始すると、まず、異常判定手段2によって異常判定が行
なわれる(ステップS1)。異常判定の結果、生活者1
1に異常が無ければステップS1に戻る(ステップS
2)。他方、生活者11に異常が有れば、自動音声呼び
かけ手段3によって自動音声呼びかけが行なわれる(ス
テップS3)。次に、音声応答収集手段4と応答判定手
段5とによって、生活者11の音声応答の有無が判定さ
れる(ステップS4)。ここで、生活者11の音声応答
が有れば、ステップS1に戻る。他方、生活者11の音
声応答が無ければ、自動通報手段6によって、生活者1
1に異常が有る旨が通報先14に自動通報される(ステ
ップS5)。
【0022】この実施の形態1にかかる生活見守りシス
テムでは、まず生活者11の異常の有無を検出ないしは
判定し、生活者11の異常が検出された場合、さらに自
動音声呼びかけに対する生活者11の音声応答の有無に
基づいて、該異常の通報を行なうようにしている。この
ため、生活者11の異常の有無ないしは内容についての
誤報の発生が防止され、あるいは誤報率が低減される。
このように、誤報の発生が防止ないしは低減されるの
で、異常判定手段2の異常判定閾値を低く設定しても、
誤報が発生するおそれはほとんどない。したがって、異
常判定閾値を十分に低く設定して、生活者11の異常の
検出漏れを防止することができる。
【0023】実施の形態2.以下、図3と図4とを参照
しつつ、本発明の実施の形態2にかかる生活見守りシス
テムを説明する。ただし、図3に示す生活見守りシステ
ムの構成要素の大半は、図1に示す実施の形態1にかか
る生活見守りシステムの構成要素と共通であるので、説
明の重複を避けるため、共通の構成要素には実施の形態
1の場合と同一の参照番号を付して、その説明を省略す
る。
【0024】図3は、実施の形態2にかかる生活見守り
システムの構成を示すブロック図である。図4は、図3
に示す生活見守りシステムの動作を示すフローチャート
である。図3に示すように、実施の形態2にかかる生活
見守りシステムは、図1に示す生活見守りシステムの各
構成要素に加えて、通報必要判定手段7を備えている。
この通報必要判定手段7は、自動音声呼びかけ手段3に
よる音声呼びかけに対して生活者11の音声応答が有っ
たときに、該音声応答の内容に応じて、生活者11に異
常が有る旨を自動通報する必要が有るか否かを判定す
る。そして、通報必要判定手段7によって自動通報する
必要が有ると判定されたときには、自動通報手段6が、
あらかじめ設定された通報先14に、生活者11に異常
が有る旨を自動通報する。
【0025】このように、実施の形態2では、生活者1
1の音声応答が有ったときに、音声応答の有無ないしは
内容に応じて実質的に自動通報の必要の有無が判定され
る。これは、異常判定手段2によって生活者11に異常
が有ると判定された場合でも、生活者11の音声応答の
内容によっては異常の通報が不要な場合もあるからであ
る。これにより、たとえば、音声呼びかけに対して生活
者11が「大丈夫」と応答しているのにもかかわらず、
生活者11に異常が有ると自動通報してしまうなどとい
った誤通報を回避することができる。
【0026】以下、図4に示すフローチャートに従っ
て、図3に示す生活見守りシステムの動作を説明する。
図4に示すように、この生活見守りシステムが動作を開
始すると、まず、異常判定手段2によって異常判定が行
なわれる(ステップS11)。異常判定の結果、生活者
11に異常が無ければステップS11に戻る(ステップ
S12)。他方、生活者11に異常が有れば、自動音声
呼びかけ手段3によって自動音声呼びかけが行なわれる
(ステップS13)。
【0027】次に、音声応答収集手段4と応答判定手段
5とによって、生活者11の音声応答の有無が判定され
る(ステップS14)。ここで、生活者11の音声応答
が無ければ、生活者11が音声応答を行なうことすら不
可能な状態に陥っているおそれもあるので、自動通報手
段6によって、生活者11に異常が有る旨が通報先14
に自動通報される(ステップS17)。他方、生活者1
1の音声応答が有れば、その応答内容が、あらかじめ設
定されている応答語群と照合され(ステップS15)、
続いて生活者11に異常が有る旨を自動通報する必要が
有るか否かが判定される(ステップS16)。ここで、
自動通報する必要が無ければステップS11に戻り、自
動通報する必要があれば、自動通報手段6によって、生
活者11に異常が有る旨が通報先14に自動通報される
(ステップS17)。
【0028】ところで、ステップS16における自動通
報の必要の有無の判定には、生活者11の音声応答を認
識し、その内容を解釈するアルゴリズムが必要である
が、簡便な判定手法(アルゴリズム)としては、たとえ
ば次のようなものがある。すなわち、生活者11が発す
るであろうと想定される種々の応答語を、自動通報の必
要の有無により2つの応答語群、すなわち通報必要応答
語群と通報不要応答語群とに分けて登録しておく。そし
て、生活者11の音声応答が有ったときには、この音声
応答と登録されている応答語(以下、「登録語」とい
う。)との照合を行なう。
【0029】照合の結果、音声応答が登録語のいずれか
1つと一致すると判定された場合、その登録語がいずれ
の応答語群に属しているかによって、通報する必要が有
るか否かを決定する。すなわち、登録語が通報必要応答
語群に属していれば通報する必要が有ると判定され、通
報不要応答語群に属していれば通報する必要が無いと判
定される。なお、音声応答がどの登録語にも該当しない
場合は、通報する必要が有るものと判定される。この判
定手法では、高度な音声認識アルゴリズムを用いること
なく、誤報率を低減することができるという利点があ
る。また、登録語を生活者11に設定(登録)させるこ
とにより、言葉づかいや方言などにも対応することがで
きる。
【0030】表1に、通報必要応答語群と通報不要応答
語群とに分けられた登録語の一例を示す。表1 自動通報の有無の判定に用いられる登録語
【0031】この実施の形態2にかかる生活見守りシス
テムでは、生活者11の異常の有無ないしは内容につい
ての誤報の発生が有効に防止され、あるいは誤報率が大
幅に低減される。また、誤報の発生が防止ないしは低減
されるので、異常判定手段2の異常判定閾値を低く設定
しても誤報が発生するおそれはほとんどなく、異常判定
閾値を十分に低く設定して、生活者11の異常の検出漏
れを防止することができる。
【0032】実施の形態3.以下、図5を参照しつつ、
本発明の実施の形態3にかかる生活見守りシステムを説
明する。ただし、図5に示す生活見守りシステムの構成
要素の大半は、図1に示す実施の形態1又は図3に示す
実施の形態2にかかる生活見守りシステムの構成要素と
共通であるので、説明の重複を避けるため、共通の構成
要素には実施の形態1又は実施の形態2の場合と同一の
参照番号を付して、その説明を省略する。
【0033】図5は、実施の形態3にかかる生活見守り
システムの構成を示すブロック図である。図5に示すよ
うに、実施の形態3にかかる生活見守りシステムは、図
1又は図3に示す生活見守りシステムの各構成要素に加
えて、生活行動判定手段8と呼びかけ語データ15とを
備えている。生活行動判定手段8は、生活者11の動作
や状態を計測するセンサ群1(センサ1a〜1d等)の
出力信号を用いて、生活者11がどのような行動をして
いるかを判定(判断)し、この判定結果を異常判定基準
に反映させる。
【0034】さらに、生活行動判定手段8は、この判定
結果を常に保持しておき、異常判定手段2によって生活
者11に異常が有ることが検出されたときには、異常検
出直前に生活者11がどのような行動をしていたかを自
動音声呼びかけ手段3に出力する。そして、自動音声呼
びかけ手段3は、この行動の態様に応じて、あらかじめ
用意されている呼びかけ語データ15(自動呼びかけ語
群)の中の1つを選択して生活者11に音声呼びかけを
行なう。自動呼びかけ語の選択は、同じ語が繰り返し使
われないように、ランダムにあるいは所定の順序で行な
われる。このように、生活者11の行動の態様ないしは
場面に応じて、多様な呼びかけ語を用いる呼びかけを行
なうことにより、生活者11に「うるさい(耳障り)」
と感じさせない呼びかけを実現することができる。
【0035】表2に、生活者11の行動の態様又は場面
に応じた呼びかけ語の一例を示す。表2 生活者の行動の態様に応じた呼びかけ語
【0036】この実施の形態3にかかる生活見守りシス
テムでも、生活者11の異常の有無ないしは内容につい
ての誤報の発生が防止され、ないしは誤報率が大幅に低
減される。また、誤報の発生が防止ないしは低減される
ので、異常判定手段2の異常判定閾値を低く設定しても
誤報が発生するおそれはほとんどなく、異常判定閾値を
十分に低く設定して、生活者11の異常の検出漏れを防
止することができる。
【0037】実施の形態4.以下、図6と図7とを参照
しつつ、本発明の実施の形態4にかかる生活見守りシス
テムを説明する。ただし、図6に示す生活見守りシステ
ムの構成要素の大半は、図1に示す実施の形態1又は図
3に示す実施の形態2にかかる生活見守りシステムの構
成要素と共通であるので、説明の重複を避けるため、共
通の構成要素には実施の形態1又は実施の形態2の場合
と同一の参照番号を付して、その説明を省略する。
【0038】図6は、実施の形態4にかかる生活見守り
システムの構成を示すブロック図である。また、図7
は、図6に示す生活見守りシステムの通報先であるサー
ビスセンタないしはその係員の動作を示すフローチャー
トである。図6に示すように、実施の形態4にかかる生
活見守りシステムは、図1又は図3に示す生活見守りシ
ステムの各構成要素に加えて、送受信手段9(別の通信
手段)を備えている。また、通報先14は、生活者11
ないしはその関係者が利用契約を締結している、係員が
駐在する24時間体制のサービスセンタである。このサ
ービスセンタでは、生活者11に異常が有る旨の自動通
報を受けたときに、待機している係員が再度音声呼びか
けを行ない、該音声呼びかけに対する生活者11の応答
の内容により生活者11の状況(緊急度)を判断し、該
状況に応じてサービスの手配を行なう。
【0039】図6に示す生活見守りシステムでは、サー
ビスセンタの係員から生活者11への音声呼びかけは、
自動音声呼びかけ及びこれに対する音声応答のため(緊
急通報用)の通信システムとは別の、既存技術による送
受信手段9を用いて行なうようにしている。しかしなが
ら、サービスセンタの係員から生活者11への音声呼び
かけを、上記緊急通報用の通信システムを用いて行なっ
てもよい。
【0040】このサービスセンタの係員の音声呼びかけ
及びこれに対する音声応答の収集の範囲は、現に生活者
11が存在すると想定されている空間だけでなく、でき
るだけ広い生活空間をカバーできるようにするのが望ま
しい。すなわち、センサ群1による検知が可能な領域外
に生活者11が異常なく存在しているといった状況で
も、係員の音声呼びかけが生活者11に聞こえるよう
に、あるいは生活者11の音声応答がサービスセンタに
伝わるようにしておくのが望ましい。この生活見守りシ
ステムでは、サービスセンタの係員の判断を組み込むこ
とにより、サービスの手配の誤発動を防止することがで
き、かつ状況に応じたサービスの手配をすることができ
る。ここでサービスとは、救急車の発動(出動要請)、
専門職(かかり付けの医師、訪問看護婦、ヘルパー等)
への連絡、近隣の協力者への支援要請、家族への連絡な
どである。
【0041】以下、図7に示すフローチャートに従っ
て、実施の形態4にかかる生活見守りシステムにおける
サービスセンタ側での動作を説明する。図7に示すよう
に、サービスセンタでは、生活者11に異常が有る旨の
自動通報すなわち異常信号を受信すると(ステップS2
1)、係員が生活者11に対して音声呼びかけを行なう
(ステップS22)。そして、係員が生活者11の音声
応答を受信すれば(ステップS23)、係員は音声応答
に基づいて生活者11の異常状況ないしは緊急度を判断
する(ステップS24)。なお、生活者11の音声応答
により異常状況を判断できない場合は、さらなる音声呼
びかけを行なって、生活者11のさらなる音声応答を受
信し、異常状況を正確に判断する。
【0042】ここで、生活者11に異常が無いと係員が
判断した場合は、生活者側システムの見守り異常検出モ
ードを解除し(ステップS25)、通常の見守りモード
に戻るよう指示する(終了)。なお、この過程で、生活
者11とのコミュニケーションを図るなどといったサー
ビスを付加することも可能である。
【0043】他方、生活者11に異常が有ると係員が判
断した場合は、該異常状況に応じたサービス手配、例え
ば、救急車の発動、専門職への連絡、近隣の協力者への
支援要請、家族への連絡等を行なう(ステップS26〜
S29)。この実施の形態4にかかる生活見守りシステ
ムでは、生活者11の異常を正確に検出することがで
き、かつ異常検出後に生活者11を迅速かつ適切に保護
ないしは看護することができる。
【0044】実施の形態5.以下、図8を参照しつつ、
本発明の実施の形態5にかかる生活見守りシステムを説
明する。ただし、図8に示す生活見守りシステムの構成
要素の大半は、図5に示す実施の形態3にかかる生活見
守りシステムの構成要素と共通であるので、説明の重複
を避けるため、共通の構成要素には実施の形態3の場合
と同一の参照番号を付して、その説明を省略する。
【0045】図8は、実施の形態5にかかる生活見守り
システムの構成を示すブロック図である。図8に示すよ
うに、実施の形態5にかかる生活見守りシステムでは、
通報先14が、あらかじめ指定されている個人であり、
自動通報手段6が、該個人が保有する携帯端末に、生活
者11に異常が有る旨を自動通報するようになってい
る。このような個人としては、たとえば、家族、専門職
(訪問看護婦、ヘルパー等)、近隣協力者などがあげら
れる。通報先14は、優先順位つきで複数指定し(通報
先1〜通報先N)、ある通報先14が応答しないときに
は、次の通報先14に通報するようにしてもよい。ある
いは、複数の連絡先14(通報先1〜通報先N)に同時
に通報するようにしてもよい。
【0046】ここで、携帯端末としては、携帯電話、P
HS、ベージャー(ポケットベル(登録商標))、PD
A、携帯パソコンなどを用いることができる。このよう
な通報を受けた個人は、各自の判断により、確認行動を
とり、救急車を手配し、あるいはすぐに駆け付けるなど
して、生活者11の異常に迅速かつ適切に対応すること
ができる。この生活見守りシステムでは、生活者11の
異常に対処するための判断が個人にゆだねられるので、
各生活者11の個々の事情に相応する多様な対処が可能
である。また、サービスセンタが介在しないので、生活
者11のプライバシーが保護されるといった利点があ
る。この実施の形態5にかかる生活見守りシステムで
も、生活者11の異常を正確に検出することができ、か
つ異常検出後に生活者11を迅速かつ適切に保護ないし
は看護することができる。
【0047】実施の形態6.以下、本発明の実施の形態
6にかかる生活見守りシステムを説明する。しかしなが
ら、この実施の形態6にかかる生活見守りシステムの構
成は、図6に示す実施の形態4にかかる生活見守りシス
テムと同一である。したがって、以下では、図6を参照
しつつ、主として該生活見守りシステムの機能を説明す
る。
【0048】この生活見守りシステムでは、センサ群1
の構成要素である画像センサ1bを有効に利用して、生
活者11の映像を収集する。画像センサ1bとしては、
たとえばCCDカメラ、CMOS撮像素子などといっ
た、画像から生活者11の状況を把握することが可能な
程度の画素を有するものが用いられる。ここで、画像セ
ンサ1bは、生活者11の行動範囲の多くをカバーする
ことができるように配置される。そして、通常時は、収
集された画像データに画像処理が施され、人の動きや状
態を反映するパラメータが算出され、このパラメータは
異常判定手段2による異常判定に利用される。
【0049】他方、生活者11の異常が検出されたとき
には、これと同時に(即時に)、画像データそのものが
通報先14(サービスセンタ)に送信される。これによ
り、通報先14の係員等は、この画像を見て、異常状
況、たとえば、何が起こったのか、現在どのような状況
であるか等を把握して、迅速かつ適切な対応をとること
ができる。この生活見守りシステムでは、生活者11に
音声呼びかけを行ないながら、その反応を画像で確認す
ることができる。したがって、生活者11から明確な音
声応答が得られない場合でも、該画像によって生活者1
1の状況ないしは状態を把握することができる。なお、
図6に示す生活見守りシステムでは、通報先14がサー
ビスセンタであるが、通報先14が個人の場合でも同様
の効果があるのはもちろんである。
【0050】以下、図9及び図10に示すフローチャー
トに従って、実施の形態6にかかる生活見守りシステム
における、生活者側システムの動作と、センタ側システ
ムないしはその係員の動作とを説明する。まず、図9に
示すフローチャートに従って、生活者側システムの動作
を説明する。図9に示すように、この生活者側システム
では、まず、異常判定手段2によって、画像センサ1b
を用いた異常判定が行なわれる(ステップS31)。異
常判定の結果、生活者11に異常が無ければステップS
31に戻る(ステップS32)。他方、生活者11に異
常が有れば、自動音声呼びかけ手段3によって自動音声
呼びかけが行なわれる(ステップS33)。
【0051】次に、音声応答収集手段4と応答判定手段
5とによって、生活者11の音声応答の有無が判定され
る(ステップS34)。ここで、生活者11の音声応答
が無ければ、自動通報手段6によって生活者11に異常
が有る旨が通報先14(サービスセンタ)に自動通報さ
れるとともに、画像センサ1bによって撮影された画像
が通報先14(サービスセンタ)に送信される(ステッ
プS37)。他方、生活者11の音声応答が有れば、そ
の応答内容が、あらかじめ設定されている応答語群と照
合され(ステップS35)、続いて生活者11に異常が
有る旨を自動通報する必要が有るか否かが判定される
(ステップS36)。
【0052】ここで、自動通報する必要が無ければステ
ップS31に戻り、自動通報する必要があれば、自動通
報手段6によって生活者11に異常が有る旨が通報先1
4に自動通報されるとともに、画像センサ1bによって
撮影された画像が通報先14に送信される(ステップS
37)。なお、ステップS35における応答内容の照
合、ないしはステップS36における自動通報の必要の
有無の判定は、実施の形態4の場合と同様のアルゴリズ
ムを用いて行なわれる。
【0053】次に、図10に示すフローチャートに従っ
て、センタ側システムないしはその係員の動作を説明す
る。図10に示すように、このセンタ側システムでは、
生活者11に異常が有る旨の自動通報すなわち異常信号
と、画像センサ1bによって撮影された画像とを受信す
ると(ステップS41)、係員が生活者11に対して音
声呼びかけを行なうとともに(ステップS42)、画像
チェックを行なう(ステップS44)。そして、係員が
生活者11の音声応答を受信すれば(ステップS4
3)、係員は音声応答と画像とに基づいて、生活者11
の異常状況ないしは緊急度を判断する(ステップS4
5)。なお、係員は必要に応じてさらなる音声呼びかけ
を行なって、生活者11のさらなる音声応答を受信し、
異常状況を正確に判断する。
【0054】ここで、生活者11に異常が無いと係員が
判断した場合は、生活者側システムの見守り異常検出モ
ードを解除する(ステップS46)。他方、生活者11
に異常が有ると係員が判断した場合は、該異常状況に応
じたサービス手配、例えば、救急車の発動、専門職への
連絡、近隣の協力者への支援要請、家族への連絡等を行
なう(ステップS47〜S50)。この実施の形態6に
かかる生活見守りシステムでも、生活者11の異常を正
確に検出することができ、かつ異常検出後に生活者11
を迅速かつ適切に保護ないしは看護することができる。
【0055】実施の形態7.以下、本発明の実施の形態
7にかかる生活見守りシステムを説明する。しかしなが
ら、この実施の形態7にかかる生活見守りシステムの構
成は、図6に示す実施の形態4にかかる生活見守りシス
テムと同一である。したがって、以下では、図6を参照
しつつ、主として該生活見守りシステムの機能を説明す
る。なお、この生活見守りシステムでも、実施の形態6
の場合と同様に、センサ群1を構成している画像センサ
1bを有効に利用して、生活者11の映像を収集する。
【0056】この実施の形態7にかかる生活見守りシス
テムの機能は、実施の形態6にかかる生活見守りシステ
ムのそれと類似しているが、生活者11の異常の検出と
同時に生活者11の画像データを送信(送付)するので
はなく、通報先14(サービスセンタ)からの要求を受
けてから送信する点が異なる。すなわち、実施の形態7
にかかる生活見守りシステムでは、通報先14から生活
者11に音声呼びかけを行ない、正常な応答があれば画
像データの送信は要求せず、応答がないか、又は応答内
容により異常の可能性があると推定される場合にのみ、
画像データの送信を要求するようにしている。
【0057】このような手法(手順)を用いることによ
り、画像データの通信量を低減することができる。ま
た、生活者11に異常が有る可能性(確実度)が高いと
きにのみ画像データが送信されるので、生活者のプライ
バシーが保護される。なお、この実施の形態7にかかる
生活見守りシステムでは、通報先14はサービスセンタ
であるが、通報先14が個人であってもよいのはもちろ
んである。通報先14が個人の場合、生活者11のプラ
イバシーはあまり問題にならないので、上記のプライバ
シー保護効果はさほど利点とはならないが、画像データ
通信量の低減効果は大きな利点となる。
【0058】以下、図11及び図12に示すフローチャ
ートに従って、実施の形態7にかかる生活見守りシステ
ムにおける、生活者側システムの動作と、センタ側シス
テムないしはその係員の動作とを説明する。まず、図1
1に示すフローチャートに従って、生活者側システムの
動作を説明する。図11に示すように、この生活者側シ
ステムでは、まず、異常判定手段2によって、画像セン
サ1bを用いた異常判定が行なわれる(ステップS5
1)。異常判定の結果、生活者11に異常が無ければス
テップS51に戻る(ステップS52)。他方、生活者
11に異常が有れば、自動音声呼びかけ手段3によって
自動音声呼びかけが行なわれる(ステップS53)。
【0059】次に、音声応答収集手段4と応答判定手段
5とによって、生活者11の音声応答の有無が判定され
る(ステップS54)。ここで、生活者11の音声応答
が無ければ、自動通報手段6によって生活者11に異常
が有る旨が通報先14(サービスセンタ)に自動通報さ
れる(ステップS57)。他方、生活者11の音声応答
が有れば、その応答内容が、あらかじめ設定されている
応答語群と照合され(ステップS55)、続いて生活者
11に異常が有る旨を自動通報する必要が有るか否かが
判定される(ステップS56)。
【0060】ここで、自動通報する必要が無ければステ
ップS51に戻り、自動通報する必要があれば、自動通
報手段6によって生活者11に異常が有る旨が通報先1
4に自動通報される(ステップS57)。なお、ステッ
プS55における応答内容の照合、ないしはステップS
56における自動通報の必要の有無の判定は、実施の形
態4の場合と同様のアルゴリズムを用いて行なわれる。
【0061】ステップS57で通報先14に自動通報が
行なわれた後、該生活者側システムは、通報先14から
画像送信要求がある可能性があるので、所定時間待機す
る(ステップS58)。そして、通報先14の画像送信
要求が有るか否かを判定し(ステップS59)、要求が
無ければステップS58に戻り、要求があれば画像を通
報先14に送信する(ステップS60)。
【0062】次に、図12に示すフローチャートに従っ
て、センタ側システムの動作を説明する。図12に示す
ように、このセンタ側システムでは、生活者11に異常
が有る旨の自動通報すなわち異常信号を受信すると(ス
テップS61)、係員が生活者11に対して音声呼びか
けを行なう(ステップS62)。そして、生活者11の
音声応答の有無を判定し(ステップS63)、音声応答
が無ければ、係員は生活者側システムに画像送信を要求
し(ステップS64)、この後生活者側システムから画
像を受信する(ステップS65)。なお、生活者11の
音声応答があればステップS64〜S65をスキップす
る。
【0063】かくして、係員は音声応答又は画像に基づ
いて、生活者11の異常状況ないしは緊急度を判断する
(ステップS66)。ここで、生活者11に異常が無い
と係員が判断した場合は、生活者側システムの見守り異
常検出モードを解除する(ステップS67)。他方、生
活者11に異常が有ると係員が判断した場合は、該異常
状況に応じたサービス手配、例えば、救急車の発動、専
門職への連絡、近隣の協力者への支援要請、家族への連
絡等を行なう(ステップS68〜S71)。この実施の
形態7にかかる生活見守りシステムでも、生活者11の
異常を正確に検出することができ、かつ異常検出後に生
活者11を迅速かつ適切に保護ないしは看護することが
できる。
【0064】実施の形態8.以下、図13〜図15を参
照しつつ、本発明の実施の形態8にかかる生活見守りシ
ステムを説明する。ただし、図13に示す生活見守りシ
ステムの構成要素の大半は、図5に示す実施の形態3又
は図6に示す実施の形態4にかかる生活見守りシステム
の構成要素と共通であるので、説明の重複を避けるた
め、共通の構成要素には実施の形態3又は実施の形態4
の場合と同一の参照番号を付して、その説明を省略す
る。
【0065】図13は、実施の形態8にかかる生活見守
りシステムの構成を示すブロック図である。また、図1
4及び図15は、それぞれ、実施の形態8にかかる生活
見守りシステムにおける、生活者側システムの動作及び
センタ側システム(通報先)の動作を示すフローチャー
トである。図13に示すように、実施の形態8にかかる
生活見守りシステムは、図5又は図6に示す生活見守り
システムの各構成要素に加えて、画像・音データ蓄積手
段10を備えている。また、通報先14は、生活者11
ないしはその関係者が利用契約を締結している、係員が
駐在する24時間体制のサービスセンタである。
【0066】この生活見守りシステムでは、センサ群1
の構成要素である画像センサ1bを有効に利用して、生
活者11の映像を収集する。画像センサ1bとしては、
たとえばCCDカメラ、CMOS撮像素子などといっ
た、画像から生活者11の状況を把握することが可能な
程度の画素を有するものが用いられる。ここで、画像セ
ンサ1bは、生活者11の行動範囲の多くをカバーする
ことができるように配置される。そして、通常時は、収
集された画像データに画像処理が施され、人の動きや状
態を反映するパラメータが算出され、このパラメータ
は、異常判定手段2による異常判定に利用される。
【0067】画像・音データ蓄積手段10は、画像セン
サ1bによって取得された画像データを常時一定時間分
蓄積(保持)する。さらに、音声応答用のマイク13を
利用(兼用)して、生活者11の音声を常時収集して一
定時間蓄積(保持)する。すなわち、画像・音データ蓄
積手段10は、画像データ用の一定時間分のバッファ
(画像記録装置)をもち、常に、過去一定時間の画像デ
ータを蓄積(保持)している。さらに、音データ用の一
定時間分のバッファをもち、常に、過去一定時間の音デ
ータを蓄積(保持)している。
【0068】画像・音データ蓄積手段10のこれらのバ
ッファは、生活者11に異常が無いときは、常時、上書
きにより蓄積データを更新している。そして、異常が検
出されたときに、この蓄積している画像データ及び音デ
ータ、並びに異常検出後の一定時間分の画像データ及び
音データを、別のメモリ(記録手段)に移して記録(保
持)する。画像データは、動画像の形態で記録しても、
あるいは短い時間間隔の静止画像系列の形態で記録して
もよい。画像データと音データとを別々に記録してもよ
いが、MPEG2などの記録方式を用いて動画像と音と
を一括して記録するようにしてもよい。
【0069】かくして、画像・音データ蓄積手段10
は、生活者11の異常通報時に、自動的に、あるいは通
報先14(サービスセンタ)の送信要求に応じて、上記
別のメモリに記録されている画像データ及び音データを
通報先14に送信する。なお、図14及び図15にのフ
ローチャートは、通報先14の送信要求に応じて画像デ
ータ及び音データを送信する場合を示している。なお、
画像データの送信要求については、異常検出の前後の時
間範囲を指定できるようにしてもよい。これにより、必
要に応じて画像データ及び音データのチェックを効率よ
く行なうことができる。
【0070】このように、異常検出後だけでなく異常検
出前についても画像データ及び音データを残しておくこ
とにより、異常発生前後の生活者11の様子(たとえ
ば、倒れ方、倒れる音、悲鳴、倒れた直後の姿勢)を正
確に把握することができる。このため、異常の原因や程
度の同定(判定)が容易となる。異常原因により対処の
緊急度が異なるので、このような異常原因の同定によ
り、適切なサービスないしは対応を行なうことができ
る。なお、この生活見守りシステムでは画像・音データ
蓄積手段10は生活者側システムの構成要素とされてい
るが、この画像・音データ蓄積手段10は、通信手段が
確保されていれば物理的にはどこに配設されてもよい。
また、この生活見守りシステムでは、通報先14がサー
ビスセンタであるが、通報先14が個人の場合でも、同
様の効果があるのはもちろんである。
【0071】以下、図14及び図15に示すフローチャ
ートに従って、実施の形態8にかかる生活見守りシステ
ムにおける、生活者側システムの動作と、センタ側シス
テムないしはその係員の動作とを説明する。まず、図1
4に示すフローチャートに従って、生活者側システムの
動作を説明する。図14に示すように、この生活者側シ
ステムでは、まず、異常判定手段2によって、画像セン
サ1bを用いた異常判定が行なわれる(ステップS8
1)。異常判定の結果、生活者11に異常が無ければス
テップS81に戻る(ステップS82)。他方、生活者
11に異常が有れば、自動音声呼びかけ手段3によって
自動音声呼びかけが行なわれ(ステップS83)、かつ
画像データ及び音データが画像・音データ蓄積手段10
の上記別のメモリに記録(蓄積)される(ステップS8
7)。
【0072】次に、音声応答収集手段4と応答判定手段
5とによって、生活者11の音声応答の有無が判定され
る(ステップS84)。ここで、生活者11の音声応答
が無ければ、自動通報手段6によって生活者11に異常
が有る旨が通報先14(サービスセンタ)に自動通報さ
れる(ステップS88)。他方、生活者11の音声応答
が有れば、その応答内容が、あらかじめ設定されている
応答語群と照合され(ステップS85)、続いて生活者
11に異常が有る旨を自動通報する必要が有るか否かが
判定される(ステップS86)。
【0073】ここで、自動通報する必要が無ければステ
ップS81に戻り、自動通報する必要があれば、自動通
報手段6によって生活者11に異常が有る旨が通報先1
4に自動通報される(ステップS88)。なお、ステッ
プS85における応答内容の照合、ないしはステップS
86における自動通報の必要の有無の判定は、実施の形
態4の場合と同様のアルゴリズムを用いて行なわれる。
【0074】ステップS88で通報先14に自動通報が
行なわれた後、該生活者側システムは、通報先14から
画像データ及び音データの送信要求がある可能性がある
ので、所定時間待機する(ステップS89)。そして、
通報先14の送信要求が有るか否かを判定し(ステップ
S90)、要求が無ければステップS89に戻り、要求
が有れば画像データ及び音データを通報先14(センタ
側システム)に送信する(ステップS91)。
【0075】次に、図15に示すフローチャートに従っ
て、センタ側システムの動作を説明する。図15に示す
ように、このセンタ側システムでは、生活者11に異常
が有る旨の自動通報すなわち異常信号を受信すると(ス
テップS101)、係員が生活者11に対して音声呼び
かけを行なう(ステップS102)。そして、生活者1
1の音声応答の有無を判定し(ステップS103)、音
声応答が無ければ、係員は生活者側システムに画像デー
タ及び音データの送信を要求し(ステップS104)、
この後生活者側システムから画像データ及び音データを
受信する(ステップS105)。なお、生活者11の音
声応答が有ればステップS104〜S105をスキップ
する。
【0076】かくして、係員は、音声応答、あるいは画
像データ及び音データに基づいて、生活者11の異常状
況ないしは緊急度を判断する(ステップS106)。こ
こで、生活者11に異常が無いと係員が判断した場合
は、生活者側システムの見守り異常検出モードを解除す
る(ステップS107)。他方、生活者11に異常が有
ると係員が判断した場合は、該異常状況に応じたサービ
ス手配、例えば、救急車の発動、専門職への連絡、近隣
の協力者への支援要請、家族への連絡等を行なう(ステ
ップS108〜S111)。この実施の形態8にかかる
生活見守りシステムでも、生活者11の異常を正確に検
出することができ、かつ異常検出後に生活者11を迅速
かつ適切に保護ないしは看護することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の第1の態様にかかる生活見守り
システムでは、生活者の異常を検出した場合、自動音声
呼びかけに対する生活者の音声応答が無いときにのみ、
通報先に該異常の通報を行なうようにしている。したが
って、誤通報の発生が防止され、ないしは誤報率が低減
される。このため、異常判定手段の異常判定閾値を低く
設定することができ、生活者の異常の検出漏れを防止す
ることができる。よって、生活者の異常を正確に検出す
ることができ、ひいては異常検出後に生活者を迅速かつ
適切に保護ないしは看護することが可能となる。
【0078】本発明の第2の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、生活者の異常を検出した場合、自動音声呼
びかけに対する生活者の音声応答の有無と内容とに基づ
いて該異常の通報が必要であるか否かを判定した上で、
通報先に通報を行なうようにしている。したがって、誤
通報の発生が有効に防止され、あるいは誤報率が大幅に
低減される。このため、異常判定手段の異常判定閾値を
低く設定することができ、生活者の異常の検出漏れを防
止することができる。よって、生活者の異常を正確に検
出することができ、ひいては異常検出後に生活者を迅速
かつ適切に保護ないしは看護することが可能となる。
【0079】本発明の第3の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第2の態様にかかる生活見
守りシステムの場合と同様の効果が得られる。さらに、
生活者の音声応答の内容を登録されている応答語群と照
合することにより自動通報の必要の有無を判定するよう
にしているので、音声認識アルゴリズムを簡素化するこ
とができ、誤り率を低減することができる。
【0080】本発明の第4の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第1〜第3の態様のいずれ
か1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効果
が得られる。さらに、生活者の生活行動に応じて、あら
かじめ用意されている自動呼びかけ語の1つを選択して
自動音声呼びかけを行なうようにしているので、生活場
面に応じた適切な自動呼びかけを行なうことができる。
また、自動呼びかけ語が多様化されるので、生活者に
「うるさい」などと感じさせない自動呼びかけを実現す
ることができる。
【0081】本発明の第5の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第1〜第4の態様のいずれ
か1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効果
が得られる。さらに、サービスセンタが、異常通報があ
ったときに、係員に再度音声呼びかけを行なわせ、生活
者の応答の内容により生活者の状況を判断し、状況に応
じてサービスの手配を行なうので、誤判断によるむだな
サービスの手配を防止することができる。よって、生活
者の異常を正確に検出することができ、かつ異常検出後
に生活者を迅速かつ適切に保護ないしは看護することが
できる。
【0082】本発明の第6の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第1〜第4の態様のいずれ
か1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効果
が得られる。さらに、自動通報手段が、個人が保有する
携帯端末に生活者の異常を自動通報するので、該異常に
対する対処が、センタサービスを介在させず、個人の判
断により行なわれる。このため、各生活者の個々の事情
に相応する適切な対応が可能である。よって、生活者の
異常を正確に検出することができ、かつ異常検出後に生
活者を迅速かつ適切に保護ないしは看護することができ
る。
【0083】本発明の第7の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第1〜第6の態様のいずれ
か1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効果
が得られる。さらに、異常通報時に、通報先に画像デー
タが同時に送信され、通報先での異常状況の把握が容易
となるので、生活者をより迅速かつ適切に保護ないしは
看護することができる。
【0084】本発明の第8の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第1〜第6の態様のいずれ
か1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効果
が得られる。さらに、異常通報時に、通報先の送信要求
に応じて画像データを送信して、通報先での異常状況の
把握を助けるようにしているので、生活者のプライバシ
ーが保護され、かつ画像通信量が低減される。
【0085】本発明の第9の態様にかかる生活見守りシ
ステムでは、まず、本発明の第7又は第8の態様にかか
る生活見守りシステムの場合と同様の効果が得られる。
さらに、異常検出時の前後の画像データを通報先に送信
し、通報先での異常状況の把握を助けるようにしている
ので、異常発生時(たとえば、生活者が倒れる瞬間)の
状況の把握、ないしは異常の原因及び程度の同定が容易
となる。
【0086】本発明の第10の態様にかかる生活見守り
システムでは、まず、本発明の第1〜第9の態様のいず
れか1つにかかる生活見守りシステムの場合と同様の効
果が得られる。さらに、異常検出前の音データを通報先
に送信し、通報先での異常状況の把握を助けるようにし
ているので、異常発生時の状況の把握、ないしは異常の
原因及び程度の同定が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる生活見守りシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる生活見守りシ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる生活見守りシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる生活見守りシ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態3にかかる生活見守りシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態4にかかる生活見守りシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態4にかかる生活見守りシ
ステムにおけるセンタ側システムないしはその係員の動
作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態5にかかる生活見守りシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態6にかかる生活見守りシ
ステムにおける生活者側システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】 本発明の実施の形態6にかかる生活見守り
システムにおけるセンタ側システムないしはその係員の
動作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態7にかかる生活見守り
システムにおける生活者側システムの動作を示すフロー
チャートである。
【図12】 本発明の実施の形態7にかかる生活見守り
システムにおけるセンタ側システムないしはその係員の
動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態8にかかる生活見守り
システムの構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施の形態8にかかる生活見守り
システムにおける生活者側システムの動作を示すフロー
チャートである。
【図15】 本発明の実施の形態8にかかる生活見守り
システムにおけるセンタ側システムないしはその係員の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 センサ群、1a 設置型センサ、 1b 画像セン
サ、 1c 組込型センサ、 1d 装着型センサ、
2 異常判定手段、 3 自動音声呼びかけ手段、 4
音声応答収集手段、 5 応答判定手段、 6 自動
通報手段、 7通報必要判定手段、 8 生活行動判定
手段、 9 送受信手段、 10 画像・音データ蓄積
手段、 11 生活者、 12 スピーカ、 13 マ
イク、14 通報先(サービスセンタ)、 15 呼び
かけ語データ。
フロントページの続き (72)発明者 宮地 泰造 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木谷 秀直 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浅里 幸起 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 竹田 淳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 BB03 BB73 BB74 DD03 DD24 EE05 EE08 EE15 FF01 FF04 GG02 GG20 GG66 GG70 GG83 5K101 KK14 LL01 NN01 NN07 NN14 NN21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見守りの対象となっている生活者の動作
    及び/又は状態を計測するセンサ群と、 センサ群の出力に基づいて上記生活者の異常を判定する
    異常判定手段と、 異常判定手段によって上記生活者に異常が有ると判定さ
    れたときには、上記生活者に対して自動音声呼びかけを
    行なう自動音声呼びかけ手段と、 上記生活者の音声を収集し、自動音声呼びかけに対する
    音声応答の有無を判定する判定手段と、 上記判定手段によって音声応答が無いと判定されたとき
    には、あらかじめ設定されている通報先に、上記生活者
    に異常が有る旨を自動通報する自動通報手段とを備えて
    いることを特徴とする生活見守りシステム。
  2. 【請求項2】 見守りの対象となっている生活者の動作
    及び/又は状態を計測するセンサ群と、 センサ群の出力に基づいて上記生活者の異常を判定する
    異常判定手段と、 異常判定手段によって上記生活者に異常が有ると判定さ
    れたときには、上記生活者に対して自動的に音声呼びか
    けを行なう自動音声呼びかけ手段と、 上記生活者の音声を収集し、上記音声呼びかけに対する
    音声応答の有無と内容とにより、上記生活者に異常が有
    る旨を自動通報する必要が有るか否かを判定する判定手
    段と、 上記判定手段によって自動通報する必要が有ると判定さ
    れたときには、あらかじめ設定されている通報先に、上
    記生活者に異常が有る旨を自動通報する自動通報手段と
    を備えていることを特徴とする生活見守りシステム。
  3. 【請求項3】 上記判定手段が、上記生活者の音声応答
    の内容を、自動通報の必要の有無により2群に分けて登
    録されている応答語群と照合することにより、自動通報
    する必要が有るか否かを判定することを特徴とする請求
    項2に記載の生活見守りシステム。
  4. 【請求項4】 センサ群の出力を用いて上記生活者の生
    活行動を判定する生活行動判定手段が設けられていて、 自動音声呼びかけ手段が、生活行動判定手段の判定結果
    に応じて、あらかじめ用意されている自動呼びかけ語群
    の中の1つを選択して音声呼びかけを行なうことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の生活見守り
    システム。
  5. 【請求項5】 上記通報先が、係員が駐在する24時間
    体制のサービスセンタであって、 該サービスセンタが、上記自動通報を受けたときに、上
    記係員に再度音声呼びかけを行なわせ、該音声呼びかけ
    に対する上記生活者の応答の内容により上記生活者の状
    況を判断し、該状況に応じてサービスの手配を行なうよ
    うになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1つに記載の生活見守りシステム。
  6. 【請求項6】 上記通報先が、あらかじめ指定されてい
    る個人であって、 自動通報手段が、上記個人が保有する携帯端末に、上記
    生活者に異常が有る旨を自動通報することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の生活見守りシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 センサ群に画像センサが含まれていて、
    上記生活者の異常検出時に、上記通報先に画像データを
    同時に送信することにより、上記通報先での異常状況の
    把握を助けるようになっていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1つに記載の生活見守りシステム。
  8. 【請求項8】 センサ群に画像センサが含まれていて、
    上記通報先の送信要求に応じて画像データを送信するこ
    とにより、上記通報先での異常状況の把握を助けるよう
    になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1つに記載の生活見守りシステム。
  9. 【請求項9】 画像センサが取得した画像データを常時
    一定時間分蓄積する機能を有していて、上記生活者の異
    常検出時に異常検出時点の前後一定時間範囲の画像デー
    タを保持し、上記通報先への画像データ送信時に、保持
    している上記画像データの全部又は上記送信要求に対応
    する部分を上記通報先に送信し、上記通報先での異常状
    況の把握を助けるようになっていることを特徴とする請
    求項7又は8に記載の生活見守りシステム。
  10. 【請求項10】 音収集を常時行なう機能と、収集され
    た音データを一定時間蓄積する機能とを有していて、上
    記生活者の異常検出時に異常検出時点の前一定時間範囲
    の音データを上記通報先に送信し、上記通報先での異常
    状況の把握を助けるようになっていることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1つに記載の生活見守りシステ
    ム。
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