JP2002305767A - 移動通信システムにおけるチャネル設定方法 - Google Patents

移動通信システムにおけるチャネル設定方法

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JP2002305767A JP2001105519A JP2001105519A JP2002305767A JP 2002305767 A JP2002305767 A JP 2002305767A JP 2001105519 A JP2001105519 A JP 2001105519A JP 2001105519 A JP2001105519 A JP 2001105519A JP 2002305767 A JP2002305767 A JP 2002305767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システムにおいて,Schのような
可変帯域が割り当てられるチャネルの有効利用を図る。 【解決手段】 基地局制御装置は,可変帯域のチャネル
であるSchに必要な要求帯域を基地局に送信する。基
地局は,この要求を受信すると,要求帯域以下の割り当
て可能な帯域を基地局制御装置に応答する。基地局制御
装置は,この応答を受信すると,該割り当て可能な帯域
により,Schを,移動局と基地局との間,および,基
地局と基地局制御装置との間に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,移動局,基地局,
および基地局制御装置を備えている移動通信システムに
おける可変帯域のチャネルの設定方法に関する。また,
本発明は,このような可変帯域が設定される移動通信シ
ステムおよび可変帯域を設定する基地局制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動通信の分野において
は,cdmaOne方式を広帯域化したcdma2000(MC−CD
MA)方式が実用化されようとしている。
【0003】cdma2000方式では,cdmaOne方式における
基本チャネル(Fch:FundamentalChannel)に加え
て,個別制御チャネル(DCch:Dedicated Control
Channel)および補助チャネル(以下「Sch」とい
う。)が新たに設けられている。そして,各移動局(携
帯電話,自動車電話等)と基地局および基地局制御装置
との間の通信回線は,FchおよびDCch,ならびに
Schにより構成される。
【0004】FchおよびDCchは,両者を合わせ
て,トラフィックチャネル(以下「Tch」という。)
と呼ばれる。このTchは,音声通信と,パケット通信
等のデータ通信との双方に使用される。一方,Sch
は,データ通信等のパケット通信にのみ使用される。ま
た,Tchに含まれるFchおよびDCchには,とも
に固定された大きさの帯域(リソース,レート)が割り
当てられる。たとえば,9.6[kbps]の帯域が割
り当てられる。
【0005】一方,Schには,可変の大きさの帯域
(リソース,レート)が割り当て可能であり,あらかじ
め定められた最大値以下の要求された帯域が確保可能で
あれば,その帯域が割り当てられる。たとえば,9.6
×m[kbps](mは正の整数)で,あらかじめ定め
られた最大値144[kbps](すなわちm=15)
までの帯域が割り当てられる。
【0006】移動局と基地局との間でデータ通信を行う
場合に,一般に,まずTch(FchまたはDCchの
一方)が使用され,Tchの帯域で足りない場合には,
Tchに加えて,Schが使用される。この時,Sch
には,必要となる帯域が割り当てられる。したがって,
移動局が,音声通信のみを行っている場合またはTch
でのみデータ通信を行っている場合には,Tchのみが
使用され,Schは設定されない。
【0007】現状のcdma2000方式において,このSch
への帯域の割り当ては,各移動局に対して平等に行われ
る。すなわち,いずれの移動局に対しても,要求された
帯域が確保可能であるときは,その要求された帯域がそ
の移動局のSchに割り当てられる。一方,要求された
帯域が確保できない場合には,その移動局に対してSc
hは設定されず,Tchでのみ通信が継続される。
【0008】また,セル間またはセクタ間に移動局が跨
るハンドオフ時において,移動局とソース側の基地局と
の間に設定されたSchの帯域を,ターゲット側の基地
局との間で確保できない場合には,移動局とターゲット
側の基地局との間のSchは設定されず,Schについ
てはハンドオフが実行されないようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように,現状のcd
ma2000方式では,Schに要求された帯域を確保できな
い場合には,それより小さな帯域が確保可能であって
も,そのSchには,帯域が割り当てられないこととな
っていたため,帯域(リソース)の有効利用がなされて
いない。
【0010】また,Schに使用できる帯域には,最大
値144[kbps]の制限はあるものの,この最大値
以下であれば,いずれの移動局も,要求した帯域がその
まま割り当てられるようになっている。したがって,一
部の移動局にのみSchが設定され,それ以外の移動局
にはSchがまったく設定されないという事態も招いて
いる。これにより,サービスの訴求力が低下するおそれ
があった。
【0011】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,その目的は,移動通信システムにおいて,
Schのような可変帯域が割り当てられるチャネルの有
効利用を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明の第1の側面によるチャネル設定方法は,移
動局と,該移動局と無線通信を行う基地局との間,およ
び,該基地局と,該基地局と通信し該基地局を制御する
基地局制御装置との間に可変帯域のチャネルを設定する
方法であって,前記基地局制御装置が,前記チャネルに
必要な要求帯域を前記基地局に送信し,前記基地局が,
前記要求を受信すると,前記要求帯域以下の割り当て可
能な帯域を前記基地局制御装置に応答し,前記基地局制
御装置が,前記応答を受信すると,該割り当て可能な帯
域により,前記可変帯域のチャネルを,前記移動局と前
記基地局との間,および,前記基地局と前記基地局制御
装置との間に設定するものである。
【0013】本発明の第1の側面による基地局制御装置
は,移動局と,該移動局と通信を行う基地局と,該基地
局と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に
可変帯域のチャネルを設定する前記基地局制御装置であ
って,前記チャネルに必要な要求帯域を含む帯域割り当
て要求を前記基地局に送信する送信部と,前記基地局か
ら送信される,前記要求帯域以下の割り当て可能な帯域
を含む帯域割り当て応答を受信する受信部と,前記受信
部により受信された前記割り当て可能な帯域により,前
記可変帯域のチャネルを前記移動局と前記基地局と前記
基地局制御装置との間に設定するチャネル設定部と,を
備えている。
【0014】本発明の第1の側面によると,可変帯域の
チャネルに設定される帯域が要求通り確保できなかった
場合であっても,確保できる帯域によりチャネルが設定
される。したがって,可変帯域のチャネルに設定される
帯域の有効利用を図ることができる。
【0015】本発明の第2の側面によるチャネル設定方
法は,移動局と,該移動局と無線通信を行う複数の基地
局との間,および,該複数の基地局と,該複数の基地局
と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に,
一定帯域の第1のチャネルと必要に応じて設定される可
変帯域の第2のチャネルとが設定される移動通信システ
ムで,前記移動局が前記第1のチャネルにより前記複数
の基地局と通信しているハンドオフ中における前記第2
のチャネルの設定方法であって,前記基地局制御装置
が,前記第2のチャネルに必要な要求帯域を,前記第1
のチャネルにより通信している前記複数の基地局に送信
し,前記複数の基地局が,前記要求帯域を受信すると,
前記要求帯域以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制
御装置に応答し,前記基地局制御装置が,前記複数の基
地局から前記応答を受信すると,該複数の前記割り当て
可能な帯域のうち最小の帯域により,前記第2のチャネ
ルを,前記移動局と前記複数の基地局との間,および,
前記複数の基地局と前記基地局制御装置との間に設定す
るものである。
【0016】本発明の第2の側面によると,複数の基地
局との間で確保できる,第2のチャネルの帯域が異なっ
ていても,これら異なる帯域のうち最小の帯域が確保さ
れる。その結果,第2のチャネルについてもハンドオフ
が実行される。これにより,第2のチャネルの帯域を有
効利用することができる。
【0017】本発明の第3の側面によるチャネル設定方
法は,移動局と,該移動局と無線通信を行う第1および
第2の基地局との間,および,該第1および第2の基地
局と,これら基地局と通信し該基地局を制御する基地局
制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に
応じて設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定さ
れる移動通信システムで,前記移動局が前記第1および
第2のチャネルにより前記第1の基地局と通信している
時に前記第2の基地局とも同時に通信を開始するハンド
オフ開始時における前記移動局と前記第2の基地局との
間の前記第2のチャネルを設定する方法であって,前記
基地局制御装置が,前記第2のチャネルに必要な要求帯
域を前記第2の基地局に送信し,前記第2の基地局が,
前記要求帯域を受信すると,前記要求帯域以下の割り当
て可能な帯域を前記基地局制御装置に応答し,前記基地
局制御装置が,前記第2の基地局から前記応答を受信す
ると,前記割り当て可能な帯域と,前記第1の基地局と
の間に設定されている第2のチャネルの帯域とを比較
し,前者が後者より小さい場合には,前記第1の基地局
との間に設定されている第2のチャネルの帯域を前者に
変更するとともに,前記前者の帯域により,前記第2の
チャネルを,前記移動局と前記第2の基地局との間,お
よび,前記第2の基地局と前記基地局制御装置との間に
設定するものである。
【0018】本発明の第3の側面によると,第1の基地
局との間にすでに設定されている第2のチャネルの帯域
が,これから確保する第2の基地局との間の第2のチャ
ネルの帯域と一致した帯域に変更される。その結果,第
1の基地局と移動局との間の帯域と,第2の基地局と移
動局との間の帯域とが一致しない場合であっても,第2
のチャネルが確保され,ハンドオフが実行される。これ
により,第2のチャネルの帯域を有効利用することがで
きる。
【0019】本発明の第4の側面によるチャネル設定方
法は,移動局と,該移動局と無線通信を行う基地局との
間,および,該基地局と,該基地局と通信し該基地局を
制御する基地局制御装置との間に可変帯域のチャネルを
設定する方法であって,前記基地局制御装置は,前記移
動局の帯域割り当ての優先度と,該優先度に対応して設
けられた推奨される推奨帯域を有するとともに,該推奨
帯域と前記要求帯域とを比較し,小さい方の帯域を確保
して前記チャネルを設定し,前記小さい方の帯域を確保
できない場合には,該小さい方の帯域を確保する対象と
なっている移動局よりも優先度の低い他の移動局に設定
されている前記チャネルの帯域を減少させて帯域を確保
するものである。
【0020】本発明の第4の側面によると,移動局の優
先度に応じた帯域の割り当てが行われるとともに,優先
的な割り当てが行われる。したがって,サービスの訴求
力が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】1.システム構成 図1は,cdma2000方式を採用する通信システムの構成を
示すブロック図である。
【0022】この通信システムは,携帯電話,自動車電
話等の移動局(MS/SU:MobileStation/Subscriber
Unit)1と,基地局(BTS:Base Station Transcei
verSubsystem)2および3と,基地局制御装置(BS
C:Base Station Controller)4と,交換機(LE/
MSC:Local Exchange/Mobile Switching Center)5
と,パケットデータサービスノード(PDSN:Packet
Data Service Node)6とを備えている。
【0023】LE/MSC5は,BSC4および公衆電
話網(PSTN:Public SwitchedTelephone Network)
7に接続され,BSC4とPSTN7との間の呼の交換
処理を行う。LE/MSC5は,他のBSC(図示
略),他の移動通信網(図示略)等に接続されることが
ある。
【0024】PDSN6は,BSC4およびインターネ
ット8に接続され,BSC4とインターネット8との間
の呼の交換処理を行う。PDSN6は,他のBSC(図
示略),他の移動通信網(図示略)等に接続されること
がある。
【0025】BTS2および3は,隣接する2つの管轄
セクタAおよびBにそれぞれ配置されている。MS/S
U1は,BTS2の管轄セクタAに存在する場合にはB
TS2と通信し,BTS3の管轄セクタBに存在する場
合にはBTS3と通信する。また,管轄セクタAおよび
Bには,重なり合う領域(境界領域)があり,MS/S
U1が,この境界領域に存在する場合には,ハンドオフ
が実行され,ハンドオフ中,MS/SU1はBTS2お
よび3の双方と通信する。
【0026】BTS2は,補助チャネル(Sch)の帯
域(以下「リソース」,「通信レート」または「レー
ト」ということがある。)に現在どれだけの使用可能な
帯域があるかを示す空きレート量情報を有する。空きレ
ート量情報には,BTS2からMS/SU1に向かうフ
ォワード方向のSchのレート情報と,MS/SU1か
らBTS2に向かうリバース方向のSchの空きレート
情報とがある。同様にして,BTS3も,Schの空き
レート量情報を有する。
【0027】BSC4は,BTS2および3の制御,な
らびに各MS/SU1の通信履歴の保存を行うととも
に,BTS2または3を介したMS/SU1との間のフ
ォワード方向およびリソース方向のトラフィックチャネ
ル(Tch)およびSchの設定,停止,帯域の変更等
の処理を行う。TchおよびSchの設定,停止,帯域
の変更等の処理の詳細については後述する。
【0028】Tchは,基本チャネル(Fch)および
個別制御チャネル(DCch)から構成される。Fch
には,フォワード方向およびリバース方向ともに,本実
施の形態では,9.6[kbps]の固定の帯域が割り
当てられる。DCchについても同じである。一方,S
chには,本実施の形態では,フォワード方向およびリ
バース方向ともに,9.6[kbps]×m(mは1以
上15以下の整数)の可変の帯域が割り当てられる。
【0029】MS/SU1が音声以外のデータ(たとえ
ば文字データ,画像データ等)を通信する場合には,T
ch(FchまたはDCchの一方)が優先的に使用さ
れる。通信データが大量にあり,Tch(すなわち9.
6[kbps])のみで不足する場合には,Tchに加
えてSchが使用される。
【0030】また,BSC4は,各加入者(各MS/S
U1)データから構成される加入者データテーブルおよ
びレート管理情報を備えている。
【0031】図2は,BSC4が有する加入者データテ
ーブルを示している。各加入者データは,加入者登録情
報,加入者識別番号,加入者種別,最大許容Schレー
ト,および最大許容ハンドオフ率から構成されている。
【0032】加入者登録情報は,登録データの有無(空
き/登録済)を表す。加入者識別番号は,電話番号,E
SN,IMSI番号等の加入者をユニークに識別するた
めの番号である。加入者種別は,その加入者の種別であ
り,この種別には,一般,VIP,公衆,固定,移動の
区別がある。
【0033】最大許容Schレートは,その加入者に許
容されるSchの最大レートである。後述するように,
BSC4がSchを設定する際に,設定するSchの要
求帯域が指定(要求)される。BSC4は,この要求帯
域と最大許容Schレートとを比較し,要求帯域と最大
許容Schレートの小さい方の帯域によりSchを設定
する。
【0034】最大許容ハンドオフ率は,接続が許容され
る最大ハンドオフ率であり,そのMS/SU1がハンド
オフを行う場合に,システム全体のハンドオフ率と比較
されるものである。
【0035】システム全体のハンドオフ率は, 〔ハンドオフしている加入者数〕÷〔通話中の加入者数〕 …(1) により計算される値である。
【0036】ある加入者(すなわちMS/SU1)がハ
ンドオフを行おうとする場合に,BSC4は,その時の
システム全体のハンドオフ率を前記式(1)により計算
し,計算されたハンドオフ率と,ハンドオフを行おうと
しているMS/SU1の最大許容ハンドオフ率とを比較
する。そして,前者が後者より大きい場合には,BSC
4は,そのMS/SU1のハンドオフを認めない。
【0037】図3は,BSC4が有するレート管理情報
を示している。レート管理情報は,呼番号,ハンドオフ
BTS情報,フォワード側レート情報,およびリバース
側レート情報を備えている。
【0038】「呼番号」は,MS/SU1が通信を開始
した時にBSC4から割り当てられるユニークな番号で
あり,このMS/SU1と1対1に対応する番号であ
る。したがって,この呼番号により,MS/SU1が一
意に特定される。
【0039】「ハンドオフBTS情報」は,MS/SU
1のハンドオフ状態を示し,MS/SU1がハンドオフ
状態にない,すなわち1つのBTSとのみ通信している
状態(以下「1ウェイ状態」ともいう。)では,0が設
定される。2つのBTS(たとえばBTS2および3)
間でハンドオフが実行されている状態(以下「2ウェイ
状態」ともいう。)では,1が設定される。MS/SU
1が3つのBTS間の境界領域に位置し,3つのBTS
間でハンドオフが実行されている状態(以下「3ウェイ
状態」ともいう。)では,2が設定される。以下,BT
Sが4つ以上の場合も同様に,3以上の値がそれぞれ設
定される。
【0040】「フォワード側レート情報」は,各MS/
SU1に設定されているフォワード方向のTchおよび
Schの合計の帯域を示す。「リバース側レート情報」
は,各MS/SU1に設定されているフォワード方向の
TchおよびSchの合計の帯域を示す。したがって,
「フォワード側レート情報」の値が9.6[kbps]
の場合には,Tchのみが設定されていることを意味す
る。また,「フォワード側レート情報」の値が19.2
[kbps]の場合には,9.6[kbps]のTch
および9.6[kbps]のSchが設定されているこ
とを意味する。リバース側レート情報についても同様で
ある。
【0041】続いて,以下に,MS/SU1,BTS2
および3,ならびにBSC4のSchの設定処理をハン
ドオフ時以外の場合(すなわちハンドオフ設定中でもな
く,ハンドオフ中でもない場合),ハンドオフ設定中の
場合,およびハンドオフ中の場合の3つに分けて説明す
る。
【0042】2.ハンドオフ時以外におけるSchの設
定処理 2.1.フォワード方向のSch設定処理 図4は,ハンドオフ時以外(すなわち,ハンドオフ設定
中でもなく,ハンドオフ中でもない場合)におけるフォ
ワード方向のSchの設定処理の流れを示すシーケンス
図である。
【0043】BSC4からBTS2を介してMS/SU
1へフォワード方向にTchによりデータ転送中に,B
SC4において,フォワード方向への大量のデータ転送
要因が発生し,その結果,無線リンクプロトコル(RL
P:Radio Link Protocol)における輻輳が発生した場
合に,BSC4は,Schの設定が必要になると判断す
る。ここで,RLPにおける輻輳の発生の有無は,たと
えばBSC4における単位時間当たりの通信データの蓄
積量があらかじめ定められた閾値を超えるかどうかで判
断される。超える場合には,輻輳が発生したと判断さ
れ,超えない場合には,輻輳が発生していないと判断さ
れる。
【0044】そして,BSC4は,フォワード方向のS
ch(F−Sch)のリソース(帯域)割り当て要求
(Extended Allocation Resource Request)をBTS2
に送信する。このリソース割り当て要求には,F−Sc
hに割り当てるべき要求レートX[bps]が含まれ
る。
【0045】要求レートXに対して,BTS2は,空き
レート量情報を参照し,設定できるレートY[bps]
(≦X)を決定する。そして,BTS2は,設定レート
Y[bps]を含むリソース割り当て応答(Extended A
llocation Resource Response)をBSC4に返す。こ
れにより,F−Sch用に帯域Yが確保される。
【0046】ここで,XおよびYは,本実施の形態で
は,9.6k[bps]のm倍(mは1以上15以下の
整数)の値を有する。また,Y≦Xであるので,設定レ
ートYを要求レートX通り確保できる場合にはX=Yと
なるし,設定レートYを要求レートX通り確保できない
場合にはY<Xとなる。
【0047】その後,BTS2は,フォワード方向の空
きレート量情報を更新する(すなわち,フォワード方向
の空きレート量情報から設定レートYを差し引いた値に
更新する)。BSC4は,レート管理情報を更新する
(すなわち,このF−Schの設定を受けるMS/SU
1に対応する呼番号のフォワード側レート情報に設定レ
ートYを加算する)。
【0048】続いて,BSC4は,設定レートY[bp
s]のSch開始要求(Begin SchRequest)をBTS2
に送信し,これに応答して,BTS2は,Sch開始応
答(Begin Sch Response)をBSC4に返信する。
【0049】続いて,BSC4は,補助チャネル割り当
てメッセージ(Extended Supplemental Channel Assign
ment Message)をBTS2を介してMS/SU1に送信
し,これに応答して,MS/SU1は,移動局アックオ
ーダ(Mobile Station Ack Order)をBTS2を介して
BSC4に返信する。
【0050】その後,BSC4からBTS2を介してM
S/SU1へ,設定レートYのF−Schが設定され,
F−Schによるフォワード方向のデータ転送が行われ
る。
【0051】このように,BTS2において設定するこ
とができる設定レートYが,要求レートXより小さい場
合であっても,設定できるレートYをSchに割り当て
るので,Schのリソースの有効利用を図ることができ
る。
【0052】なお,BTS2の空きレート量情報が0で
ある場合には,BSC4からのリソース割り当て要求に
対して,BTS2は,NG(Sch設定不可)メッセー
ジをBSC4に返す。この場合には,F−Schは設定
されず,Tchのみによる通信が続行される。
【0053】2.2.リバース方向のSch設定処理 図5は,ハンドオフ時以外におけるリバース方向のSc
h設定の処理の流れを示すシーケンス図である。
【0054】MS/SU1からBTS2を介してBSC
4へリバース方向にTchによりデータ転送中に,MS
/SU1において,リバース方向への大量データ転送要
因が発生し,リバース方向のSch(R−Sch)の設
定が必要になると,MS/SU1は,BTS2を介して
BSC4に補助チャネル要求(Supplemental ChannelRe
quest)を送信する。
【0055】これに応答して,BSC4は,リバース方
向に要求レートXのSchのリソース(帯域)割り当て
要求をBTS2に送信する。
【0056】BTS2は,要求レートXに対して,空き
レート量情報によりレートY(≦X)を設定できる場合
には,設定レートYにより通信レートを設定するリソー
ス割り当て応答をBSC4に返す。これにより,R−S
ch用に帯域Yが確保される。
【0057】その後,BTS2は,リバース方向の空き
レート量情報を更新する(すなわち,リバース方向の空
きレート量情報から設定レートYを差し引いた値に更
新)する。BSC4は,レート管理情報を更新する(す
なわち,このR−Schの設定を受けるMS/SU1に
対応する呼番号のリバース側レート情報に設定レートY
を加算する)。
【0058】続いて,BSC4は,Sch開始要求をB
TS2に送信し,これに応答して,BTS2は,Sch
開始応答をBSC4に返信する。
【0059】その後,BSC4は,補助チャネル割り当
てメッセージをBTS2を介してMS/SU1に送信
し,これに応答して,MS/SU1は,移動局アックオ
ーダをBTS2を介してBSC4に返す。
【0060】その後,MS/SU1からBTS2を介し
てBSC4へ,設定レートYのR−Schが設定され,
Tchに加えて,R−Schによるリバース方向のデー
タ転送が行われる。
【0061】このように,BTS2において設定するこ
とができる設定レートYが,要求レートXより小さい場
合であっても,設定できるレートYを割り当てるので,
Schのリソースの有効利用を図ることができる。
【0062】なお,BTS2の空きレート量情報が0で
ある場合には,BSC4からのリソース割り当て要求に
対して,BTS2は,NG(Sch設定不可)メッセー
ジをBSC4に返す。この場合には,R−Schは設定
されず,Tchのみによる通信が続行される。
【0063】2.3.最大許容レートを超える場合のS
chの設定処理 図6は,BSC4におけるF−Schの要求レートが,
図2に示す加入者データテーブルの最大許容Schレー
トよりも大きい場合のシーケンス図である。図7は,B
SC4におけるR−Schの要求レートが,図2に示す
加入者データテーブルの最大許容Schレートよりも大
きい場合のシーケンス図である。
【0064】F−SchおよびR−Schの要求レート
Xが最大許容SchレートYよりも大きい場合には,要
求レートXが最大許容SchレートYまで下げられ,こ
の要求レートYにより,BTS2にSchのリソース割
り当て要求が出される。
【0065】その後の処理は,前述した図4および図5
と同じである。したがって,ここではその説明を省略す
ることとする。
【0066】このようにSchを要求する加入者の要求
レートと,この加入者の最大許容Schレートとが比較
され,要求レートが最大許容Schレートを超える場合
には,最大許容SchレートによりSchが設定され
る。これにより,ある加入者のみにSchが大きな帯域
のSchが独占的に割り当てられ,他の加入者にはSc
hが割り当てられないという事態を防止でき,Schの
有効利用を図ることができる。
【0067】3.ハンドオフ設定(開始)時におけるS
chの設定処理 3.1.フォワード方向のSch設定処理 図8および図9は,ハンドオフ設定(開始)時における
フォワード方向のSchの設定処理の流れを示すシーケ
ンス図である。図9は,図8の続きの部分を示してい
る。
【0068】ここでは,MS/SU1が,BTS2の管
轄セクタA内で,フォワード方向のTch(F−Tc
h)およびフォワード方向のSch(F−Sch)によ
りBTS2と通信している場合において,管轄セクタA
と管轄セクタB(BTS3の管轄セクタ)との境界領域
に進入したときのハンドオフについて説明する。したが
って,ここでは,BTS2はソース側BTSとなり,B
TS3はターゲット側BTSとなる。
【0069】MS/SU1が境界領域に進入すると,B
TS3から受信するパイロット信号の強度(Pilot Sect
or B Strength)があらかじめ定められた閾値T#ADDを超
える。これにより,MS/SU1は,BTS2を介して
BSC4へ,パイロット強度測定メッセージ(Pilot St
rength Measurement Message)を送信する。
【0070】BSC4は,このパイロット強度測定メッ
セージを受信すると,このメッセージを送信したMS/
SU1の加入者データに含まれる最大ハンドオフ率と,
システム全体の最新のハンドオフ率とに基づいてハンド
オフを認めるかどうかを決定する(ハンドオフBTS問
合せ)。
【0071】〔加入者データに含まれる最大ハンドオフ
率〕<〔システム全体の最新のハンドオフ率〕である場
合には,BSC4は,パイロット強度測定メッセージを
無視し,ハンドオフを実行しない。一方,〔加入者デー
タに含まれる最大ハンドオフ率〕≧〔システム全体の最
新のハンドオフ率〕である場合には,BSC4は,以下
のハンドオフ処理を実行する。
【0072】すなわち,BSC4は,ソース側BTS2
へリソースパラメータ読み出し要求を送信し,現在設定
されているF−Schの設定レートをBTS2に要求す
る。ソース側BTS2は,これに応答して,リソースパ
ラメータ読み出し応答をBSC4に送信し,F−Sch
の設定レートをBSC4に通知する。
【0073】続いて,BSC4は,ターゲット側BTS
3との間でF−Tchの設定を試みる。具体的には,B
SC4は,F−Tchについてのターゲット(TGT)
ハンドオフリソース要求(Extended Handoff Resource
Request)をターゲット側BTS3に送信する。ターゲ
ット側BTS3は,これに応答して,Tch設定可能で
あることを示す,F−TchについてのTGTハンドオ
フリソース応答(Extended Handoff Resource Respons
e)をBSC4に返信する。
【0074】その後,BSC4は,ターゲット側BTS
3に,設定されたF−TchによりRLPデータフレー
ムを送信する。
【0075】続いて,BSC4は,ターゲット側BTS
3との間でF−Schを設定する。具体的には,BSC
4は,F−Schについてのハンドオフリソース要求を
ターゲット側BTS3に送信する。この要求には,前述
したリソースパラメータ読み出し要求およびその応答に
よりソース側BTS2から得たSchの設定レート(要
求レート)Xが含まれる。
【0076】BTS3は,これに応答して,F−Sch
についてのハンドオフリソース応答をBSC4に返信す
る。この応答には,設定可能なレートY(≦X)が含ま
れている。その後,図示は省略するが,前述した図4か
ら図7に示すように,ターゲット側BTS3は空きレー
ト量情報を更新し,BSC4はレート管理情報を更新す
る。
【0077】ここで,Y<X,すなわちBTS3との間
のF−Schを,要求レートXより小さなレートYでし
か設定できない場合には,ソース側BTS2との間に既
に設定されているF−Schが一旦停止されるととも
に,ターゲット側BTS3との間にF−Tchが設定さ
れる。これにより,F−Tchのみによるハンドオフが
開始される。その後,ソース側BTS2およびターゲッ
トBTS3の双方との間で,設定レートYによるF−S
chが改めて設定され,これにより,F−Schによる
ハンドオフが開始される。すなわち,ソース側BTS2
との間の設定されているF−Schは,当初の通信レー
トXから新たな通信レートYに減少されたこととなる。
具体的には,以下のように処理される。
【0078】BSC4は,ターゲット側BTS3にフォ
ワードTch開始指示(Begin Forward Traffic Comman
d)を送信し,その後,ターゲット側BTS3を介して
RLPデータフレームをMS/SU1に送信する。
【0079】続いて,BSC4は,マルチセルモード通
信をソース側BTS2に送信する。このマルチセルモー
ド通知は,F−Tchについては,ハンドオフが実行さ
れ,ソース側BTS2とターゲットBTS3との2ウェ
イ(2way)状態になっていることをターゲット側BTS
2に知らせるメッセージである。
【0080】その後,BSC4は,ソース側BTS2お
よびターゲット側BTS3を介して,ハンドオフ実行指
示通知(Universal Handoff Direction Message)をM
S/SU1に送信する。この通知には,F−Tchは2
ウェイ状態になる一方,F−Schは停止する旨が含ま
れる。
【0081】これにより,MS/SU1は,ソース側B
TS2に加えて,ターゲット側BTS3との間にもF−
Tchを獲得するとともに,ハンドオフ完了通知(Hand
offCompletion Message)をソース側BTS2を介して
BSC4に送信する。その後,MS/SU1,ソース側
BTS2,ターゲット側BTS3,およびBSC4との
間で,F−Tchによる通信が行われる。
【0082】続いて,一旦停止されたF−Schが改め
て開始される。まず,BSC4は,ソース側BTS2に
F−Sch変更要求(F-Sch Resource Request)を送信
する。この要求には,設定レートYが含まれる。ソース
側BTS2は,これに応答して,F−Sch変更応答
(F-Sch Resource Response)をBSC4に返信する。
これにより,ソース側BTS2との間のF−Schのレ
ートが当初のレートXから新たなレートYに変更され
る。
【0083】その後,BSC4は,Sch開始要求をタ
ーゲット側BTS3に送信する。この要求には,設定レ
ートYが含まれる。ターゲット側BTS3は,これに応
答して,F−Sch開始要求をBSC4に返信する。こ
の間に,RMCカードにより,NULL#RLPデータがターゲ
ットBTS3を介してMS/SU1に送信される。これ
により,ターゲット側BTS3との間にもF−Schが
設定される。
【0084】続いて,BSC4は,ソース側BTS2お
よびターゲット側BTS3を介して,ハンドオフ実行指
示通知(Universal Handoff Direction Message)をM
S/SU1に送信する。この通知には,F−Schが2
ウェイ状態になる旨が含まれる。
【0085】その後,RMCカードからRLPデータフ
レームがF−Schにより,ソース側BTS2およびタ
ーゲット側BTS3を介してMS/SU1に送信され
る。
【0086】その後,MS/SU1,ソース側BTS
2,ターゲット側BTS3,およびBSC4との間で,
F−TchおよびF−Schの双方による通信が行わ
れ,F−TchおよびF−Schの双方でハンドオフが
行われる。
【0087】このように,ターゲット側BTS3におい
て,ソース側BTS2より小さな帯域のF−Schしか
確保できない場合であっても,ソース側BTS2のF−
Schの帯域をターゲット側BTS3のF−Schの帯
域と一致させてハンドオフが実行される。これにより,
ハンドオフ時においても,Schの有効利用を図ること
ができる。
【0088】なお,TGTハンドオフ要求(Extended H
andoff Resource Request)時に,ターゲット側BTS
3で要求レートXが獲得できる場合には,ソース側BT
S2との間のF−Schが一旦停止されることなく,タ
ーゲット側BTS3との間で設定レートXのF−Sch
が設定される。また,TGTハンドオフ要求時に,ター
ゲット側BTS3で,F−Schの帯域を確保できない
場合には,F−Schについてのハンドオフは実行され
ず,F−Tchのみによるハンドオフが実行される。
【0089】3.2.リバース方向のSch設定処理 図10および図11は,ハンドオフ設定(開始)時にお
けるリバース方向のSchの設定処理の流れを示すシー
ケンス図である。図11は,図10の続きの部分を示し
ている。
【0090】図10および図11は,図8および図9に
おけるF−SchがR−Schになる点を除いて,図8
および図9と同じであるので,ここでは,その詳細な説
明は省略することとする。
【0091】4.ハンドオフ中におけるSch設定処理 4.1.フォワード方向のSch設定処理 図12は,F−Tchによる2ウェイハンドオフ通話中
におけるF−Schの設定の流れを示すシーケンス図で
ある。
【0092】ここでは,MS/SU1とソース側BTS
2およびターゲット側BTS3との間でF−Tchのハ
ンドオフが実行され,F−Tchによる通信中におい
て,F−Schの設定が必要になった場合のF−Sch
の設定について説明する。
【0093】MS/SU1,ソース側BTS2,ターゲ
ット側BTS3,およびBSC4の間でF−Tchによ
る通信中に,BSC4において,フォワード方向への大
量のデータ転送要因が発生し,その結果,RLPにおけ
る輻輳が発生した場合に,BSC4は,F−Schの設
定が必要になると判断する。
【0094】BSC4は,ソース側BTS2との間でF
−Schを設定する。具体的には,BSC4は,図4と
同様に,F−Schについてのリソース割り当て要求
(Extended Allocation Resource Request)をソース側
BTS2に送信する。この要求には,最大許容Schレ
ート(図2)以下の要求レートXが含まれる。
【0095】ソース側BTS2は,これに応答して,リ
ソース割り当て応答(Extended Allocation Resource R
esponse)をBSC4に返信する。この応答には,設定
可能なレートY1(≦X)が含まれる。続いて,ソース
側BTS2は,空きレート量情報を更新し,BSC4
は,レート管理情報を更新する。
【0096】続いて,BSC4は,同様の処理をターゲ
ット側BTS3との間で実行し,ターゲット側BTS3
から設定可能なレートY2を受信する。
【0097】ここで,Y1>Y2の場合には,ソース側
BTS2との間のF−Schの帯域をターゲット側BT
S3との間のF−Schの帯域に合わせる処理が行われ
る。すなわち,BTS4は,ソース側BTS2に,確保
した帯域Y1を解放するメッセージであるSch解放要
求(Sch Release Request)を送信し,これに応答し
て,ソース側BTS2は,BSC4にSch解放応答
(Sch Release Response)を返信する。そして,ソース
側BTS2は,空きレート量情報を更新し(すなわち空
きレートにレートY1を加算し),BSC4は,レート
管理情報を更新する(すなわち対応する呼番号のフォワ
ード側レート情報に設定レートYを加算する)。これに
より,確保した帯域Y1が解放される。
【0098】一方,Y1<Y2の場合には,ターゲット
側BTS3との間のF−Schの帯域をソース側BTS
2との間のF−Schの帯域に合わせる処理が行われ
る。この具体的な処理は,ソース側BTS2がターゲッ
ト側BTS3となる点を除いて,上記のものと同じであ
るので,ここでは,その説明を省略する。
【0099】また,Y1=Y2の場合には,上記のよう
な帯域を合わせる処理は行われない。
【0100】続いて,BSC4は,ソース側BTS2お
よびターゲット側BTS3にF−SchについてのSc
h開始要求(Begin Sch Request)を送信し,これに応
答して,ソース側BTS2およびターゲット側BTS3
は,Sch開始応答((Begin Sch Response)BSC4
にそれぞれ返信する。
【0101】その後,BSC4は,MS/SU1にハン
ドオフ実行指示(Universal Handoff Direction Messag
e)を送信し,これに応答して,MS/SU1は,ハン
ドオフ完了通知(Handoff Completion Message)をBS
C4に返信する。これにより,MS/SU1とBTS2
および3との間に,F−Schについてもハンドオフ処
理が完了する。
【0102】その後,BSC4から,設定されたF−S
chを介してMS/SU1へ,RLPデータフレームが
送信され,その後,MS/SU1とソース側BTS2お
よびターゲット側BTS3との間で,F−Tchに加え
てF−Schでも通信が行われ,F−TchおよびF−
Schの双方でハンドオフの実行される。
【0103】なお,3つ以上のBTSとの間でF−Tc
hによるハンドオフ中に,これらのBTSとの間でF−
Schを設定し,F−Schについてもハンドオフを実
行する場合も同様の処理が行われる。
【0104】このように,複数のBTSとの間でF−T
chによるハンドオフ中において,F−Schをハンド
オフ設定する場合にも,複数のBTS間でそれぞれ確保
できるF−Schの帯域のうち,最小の帯域に合わせて
Schが設定される。したがって,Schの帯域を有効
利用することができる。
【0105】4.2.リバース方向のSch設定処理 図13は,2ウェイハンドオフ通話中におけるR−Sc
hの設定の流れを示すシーケンス図である。
【0106】図13は,図12におけるF−SchがR
−Schになる点,および,MS/SU1から補助チャ
ネル要求(Supplemental Channel Request)が送信され
る点を除いて,図12と同じである。したがって,ここ
では,その詳細な説明は省略する。
【0107】5.要求レートの決定方法 各MS/SU1(すなわち加入者)に,Schの設定お
よびSchに割り当てられる帯域の優先度(以下「ラン
クR」という。)および推奨される帯域(以下「推奨レ
ート」という。)を決定し,決定されたランクRおよび
推奨レートに基づいて,Schの帯域を割り当てること
もできる。
【0108】BSC4は,推奨レートデータベースを備
え,この推奨レートデータベースに,これらのランクR
と推奨レートとの関係および各MS/SU1に割り当て
られるランクRを記憶する。
【0109】図14は,推奨レートデータベースの構造
の一例を示している。推奨レートデータベースは,推奨
レート,ランクR,タイマ,および加入者ナンバを備え
ている。ここで,「推奨レート」は,9.6×n(n=
1〜15)[kbps]に設定される。「タイマ」は,
Schが設定される継続時間である。
【0110】この推奨レートデータベースでは,推奨レ
ートが9.6[kbps]に対してランクR=1〜6
が,推奨レートが9.6×2[kbps]に対してラン
クR=7〜12が,それぞれ割り当てられている。図示
しない推奨レートに対しても,6つずつのランクRが割
り当てられている。各ランクRに対して,そのランクR
が割り当てられた加入者ナンバ(MS/SU1)がリン
クされている。たとえば,図14によれば,ランクR=
1には,加入者#1および#6がリンクされ,加入者#
1および#6のランクRは1となる。
【0111】ランクRは,たとえば,9.6×i[kb
ps](i=1〜15の整数)の帯域のSchの使用時
間をTi,ドーマント回数をD,ショートバーストデー
タの送受信回数をS,Schの割り当て拒否回数をAと
し,またK,Ki,KA,KD,およびKSを重み係数とす
ると,以下の式(2)により計算することができる。
【0112】 R={(T1×K1+T2×K2+…+Ti×Ki+…+Tn×Kn+A×KA) ÷(D×KD+S×KS)}×K …(2) ここで,使用時間をTi,ドーマント回数をD等は,B
SC4の通信履歴として記憶されているか,あるいは,
通信履歴に基づいて求められるものである。また,式
(2)により求められたランクが小数点以下の端数を有
する場合には,この端数には,四捨五入,切り捨て,切
り上げ等の処理が行われ,ランクRの値は整数に変換さ
れる。
【0113】図15および図16は,推奨レートデータ
ベースを用いたSchの帯域割り当ておよび接続処理の
流れを示すフローチャートである。
【0114】BSC4が,データ通信のためにSch
(F−SchまたはR−Sch)の設定が必要であると
判断した場合に,BSC4は,推奨レートデータベース
を参照し(S1),その加入者(MS/SU1)に割り
当てられた推奨レートと要求レートとを比較する(S
2,S3) 要求レートが推奨レートより大きい場合には(S2でY
ES),BSC4は,要求レートを推奨レートに変更し
て(S4),要求レート(=推奨レート)を含むリソー
ス割り当て要求(Extended Allocation Resource Reque
st:図4,図5参照)をBTS2(3)に送信する(S
5)。
【0115】BTS2(3)は空きレート量情報に基づ
き,空きレートがある場合には(S6でYES),要求
レート以下の設定レートを含むリソース割り当て応答
(Extended Allocation Resource Response:図4,図
5参照)を返信する。この設定レートは,前述したよう
に,要求レートを確保できる場合には,要求レートとな
り,要求レートを確保できない場合には,要求レート未
満の確保できるレートとなる。
【0116】その後,BTS2(3)は空きレート量情
報を更新し,BSC4はレート管理情報を更新するとと
もに,設定レートのSchを,Schを設定されるMS
/SU1に対応するタイマの時間の分だけ設定する(図
4,図5参照,S7)。
【0117】タイマの時間が経過すると,BSC4は,
この設定したSchにより通信すべきデータがまだ存在
し,RLPによる輻輳が生じているかどうかを判断する
(S8)。輻輳が生じている場合には(S8でYE
S),BSC4は,この加入者の要求レートを増加させ
る(S9)。要求レートの増加は,たとえば,加入者の
ランクRに関わらず,一律に最大レートの144(=
9.5×15)[kbps]とすることもできるし,加
入者のランクRに応じた値とすることもできる。そし
て,再びステップS5から処理が繰り返される。
【0118】一方,ステップS8において,輻輳が生じ
ていないと判断されると(S8でNO),BSC4は,
ステップS10からS14の処理を実行する。これらの
処理は,前述したステップS4からS8の処理とそれぞ
れ同じである。
【0119】ステップS14において,データ輻輳中と
判断されると(S14でYES),BSC4は,ステッ
プS9の処理に進み,データ輻輳中でないと判断される
と(S14でNO),レートダウン処理を行う(S1
5)。レートダウン処理は,たとえば,現在の設定レー
トの1/2のレートにすることにより行われる。
【0120】その後,タイマの時間の分だけ接続され
(S18),再び,データ輻輳中かどうかが判定される
(S19)。輻輳中でない場合には(S19でNO),
レートダウン処理が実行され(S20),ステップS1
8から処理が繰り返される。一方,輻輳中の場合には
(S19でYES),要求レートが推奨レートにされ
(S21),ステップS5から処理が繰り返される。
【0121】ステップS2およびS3において,要求レ
ートが推奨レートと等しい場合には(S3でYES),
要求レートが推奨レートにされ(ステップS10),前
述したステップS11からの処理が実行される。
【0122】ステップS6,S12およびS17におい
て,BTS2(3)が空きレート量情報から設定可能な
レートを有しない場合には(S6,S12,S17でN
O),BTS2(3)はBSC4にNGメッセージを返
信する。この場合に,BSC4は,Schの設定を行お
うとしている加入者よりランクRの低い加入者のレート
をダウンさせる処理を実行する。
【0123】具体的には,BSC4は,Schの設定を
行おうとしている加入者よりランクRの低い加入者の中
から,最大レートで通信している加入者をレート管理情
報および推奨レートデータベースに基づいて検索する
(S25)。
【0124】検索された加入者が複数存在する場合には
(S26でYES),その複数の加入者の中からランク
Rの最も低い加入者の設定レートをダウンさせる(S2
8)。ランクRの最も低い加入者が複数存在する場合に
は,そのうちの任意の1人が選択される。レートダウン
は,選択された加入者のレートを,たとえば現在のレー
トの1/2にすることにより行われる。レートダウン処
理により,BTS2(3)の空きレート量情報およびB
SC4のレート管理情報がそれぞれ更新される。
【0125】ステップS26において,最大レートの加
入者が1人の場合には(S26でNO),BSC4は,
その1人のレートダウン処理を実行する(S29)。
【0126】その後,処理は,ステップS6の判定ブロ
ックから分岐した場合にはステップS4に,ステップS
12の判定ブロックから分岐した場合にはステップS1
1に,ステップS17から分岐した場合にはステップS
16に,それぞれ戻る。
【0127】このように加入者のランクに応じたレート
の割り当てが行われるとともに,優先的な割り当てが行
われるので,サービスの訴求力が向上する。すなわち,
ランクの高い加入者には,ランクに応じた大きな帯域が
優先的に割り当てられるので,接続を拒否されることな
く通信が行えるという安心感を与え,加入を促進させる
とともに,利用の便を図ることができる。
【0128】(付記1) 移動局と,該移動局と無線通
信を行う基地局との間,および,該基地局と,該基地局
と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に可
変帯域のチャネルを設定する方法であって,前記基地局
制御装置が,前記チャネルに必要な要求帯域を前記基地
局に送信し,前記基地局が,前記要求を受信すると,前
記要求帯域以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制御
装置に応答し,前記基地局制御装置が,前記応答を受信
すると,該割り当て可能な帯域により,前記可変帯域の
チャネルを,前記移動局と前記基地局との間,および,
前記基地局と前記基地局制御装置との間に設定する,チ
ャネル設定方法。
【0129】(付記2) 付記1において,前記基地局
制御装置は,移動局ごとの前記可変帯域チャネルの帯域
を管理する帯域管理情報を有するとともに,前記応答の
受信後,該可変帯域を設定する移動局の帯域管理情報
に,前記割り当て可能な帯域を設定することにより該帯
域管理情報を更新する,チャネル設定方法。
【0130】(付記3) 付記1または2において,前
記基地局制御装置は,移動局ごとに設けられた,その移
動局に推奨された推奨帯域を有するとともに,該推奨帯
域と前記要求帯域とを比較し,小さい方の帯域を要求帯
域として前記基地局に送信する,チャネル設定方法。
【0131】(付記4) 付記3において,前記推奨帯
域は,移動局ごとに割り当てられる帯域割り当ての優先
度が大きくなるほど,大きくなるように設定され,前記
優先度は,前記可変帯域チャネルの使用時間T,ドーマ
ント回数D,ショートバーストデータの送受信回数S,
および該帯域可変チャネルの割り当て拒否回数A,重み
係数をK,KT,KA,KD,およびKSとすると, {(T×KT+A×KA)÷(D×KD+S×KS)}×K により計算される,チャネル設定方法。
【0132】(付記5) 移動局と,該移動局と無線通
信を行う複数の基地局との間,および,該複数の基地局
と,該複数の基地局と通信し該基地局を制御する基地局
制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に
応じて設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定さ
れる移動通信システムで,前記移動局が前記第1のチャ
ネルにより前記複数の基地局と通信しているハンドオフ
中における前記第2のチャネルの設定方法であって,前
記基地局制御装置が,前記第2のチャネルに必要な要求
帯域を,前記第1のチャネルにより通信している前記複
数の基地局に送信し,前記複数の基地局が,前記要求帯
域を受信すると,前記要求帯域以下の割り当て可能な帯
域を前記基地局制御装置に応答し,前記基地局制御装置
が,前記複数の基地局から前記応答を受信すると,該複
数の前記割り当て可能な帯域のうち最小の帯域により,
前記第2のチャネルを,前記移動局と前記複数の基地局
との間,および,前記複数の基地局と前記基地局制御装
置との間に設定する,チャネル設定方法。
【0133】(付記6) 移動局と,該移動局と無線通
信を行う第1および第2の基地局との間,および,該第
1および第2の基地局と,これら基地局と通信し該基地
局を制御する基地局制御装置との間に,一定帯域の第1
のチャネルと必要に応じて設定される可変帯域の第2の
チャネルとが設定される移動通信システムで,前記移動
局が前記第1および第2のチャネルにより前記第1の基
地局と通信している時に前記第2の基地局とも同時に通
信を開始するハンドオフ開始時における前記移動局と前
記第2の基地局との間の前記第2のチャネルを設定する
方法であって,前記基地局制御装置が,前記第2のチャ
ネルに必要な要求帯域を前記第2の基地局に送信し,前
記第2の基地局が,前記要求帯域を受信すると,前記要
求帯域以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置
に応答し,前記基地局制御装置が,前記第2の基地局か
ら前記応答を受信すると,前記割り当て可能な帯域と,
前記第1の基地局との間に設定されている第2のチャネ
ルの帯域とを比較し,前者が後者より小さい場合には,
前記第1の基地局との間に設定されている第2のチャネ
ルの帯域を前者に変更するとともに,前記前者の帯域に
より,前記第2のチャネルを,前記移動局と前記第2の
基地局との間,および,前記第2の基地局と前記基地局
制御装置との間に設定する,チャネル設定方法。
【0134】(付記7) 付記6において,前記基地局
制御装置は,前記割り当て可能な帯域が前記第1の基地
局との間に設定されている第2のチャネルの帯域より大
きい場合には,前記第1の基地局との間に設定されてい
る第2のチャネルの帯域により,前記第2のチャネル
を,前記移動局と前記第2の基地局との間,および,前
記第2の基地局と前記基地局制御装置との間に設定す
る,チャネル設定方法。
【0135】(付記8) 移動局と,該移動局と無線通
信を行う基地局との間,および,該基地局と,該基地局
と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に可
変帯域のチャネルを設定する方法であって,前記基地局
制御装置は,前記移動局の帯域割り当ての優先度と,該
優先度に対応して設けられた推奨される推奨帯域を有す
るとともに,該推奨帯域と前記要求帯域とを比較し,小
さい方の帯域を確保して前記チャネルを設定し,前記小
さい方の帯域を確保できない場合には,該小さい方の帯
域を確保する対象となっている移動局よりもランクの低
い他の移動局に設定されている前記チャネルの帯域を減
少させて帯域を確保する,チャネル設定方法。
【0136】(付記9) 移動局と,該移動局と無線通
信を行う基地局との間,および,該基地局と,該基地局
と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に設
定される可変帯域のチャネルの設定を,該基地局制御装
置が行う方法であって,前記チャネルに必要な要求帯域
を前記基地局に送信し,前記基地局から送信される,前
記要求帯域以下の割り当て可能な帯域を受信し,前記受
信された前記割り当て可能な帯域により,前記可変帯域
のチャネルを,前記移動局と前記基地局との間,およ
び,前記基地局と前記基地局制御装置との間に設定す
る,チャネル設定方法。
【0137】(付記10) 移動局と,該移動局と無線
通信を行う複数の基地局との間,および,該複数の基地
局と,該複数の基地局と通信し該基地局を制御する基地
局制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要
に応じて設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定
される移動通信システムで,前記移動局が前記第1のチ
ャネルにより前記複数の基地局と通信しているハンドオ
フ中における前記第2のチャネルの設定方法であって,
前記基地局制御装置が,前記第2のチャネルに必要な要
求帯域を,前記第1のチャネルにより通信している前記
複数の基地局に送信し,前記複数の基地局から送信され
る,前記要求帯域以下の割り当て可能な帯域を受信し,
前記受信された,該複数の前記割り当て可能な帯域のう
ち最小の帯域により,前記第2のチャネルを,前記移動
局と前記複数の基地局との間,および,前記複数の基地
局と前記基地局制御装置との間に設定する,チャネル設
定方法。
【0138】(付記11) 移動局と,該移動局と無線
通信を行う第1および第2の基地局との間,および,該
第1および第2の基地局と,これら基地局と通信し該基
地局を制御する基地局制御装置との間に,一定帯域の第
1のチャネルと必要に応じて設定される可変帯域の第2
のチャネルとが設定される移動通信システムで,前記移
動局が前記第1および第2のチャネルにより前記第1の
基地局と通信している時に,前記第2の基地局とも同時
に通信を開始するハンドオフ開始時における前記移動局
と前記第2の基地局との間の前記第2のチャネルを設定
する方法であって,前記基地局制御装置が,前記第2の
チャネルに必要な要求帯域を前記第2の基地局に送信
し,前記第2の基地局から送信される,前記要求帯域以
下の割り当て可能な帯域を受信し,前記受信された前記
割り当て可能な帯域と,前記第1の基地局との間に設定
されている第2のチャネルの帯域とを比較し,前者が後
者より小さい場合には,前記第1の基地局との間に設定
されている第2のチャネルの帯域を前者に変更するとと
もに,前記前者の帯域により,前記第2のチャネルを,
前記移動局と前記第2の基地局との間,および,前記第
2の基地局と前記基地局制御装置との間に設定する,チ
ャネル設定方法。
【0139】(付記12) 移動局,該移動局と無線通
信を行う基地局,および該基地局と通信し該基地局を制
御する基地局制御装置を有し,前記移動局と前記基地局
との間,および,前記基地局と前記基地局制御装置との
間に可変帯域のチャネルが設定される移動通信システム
であって,前記基地局制御装置は,前記チャネルに必要
な要求帯域を前記基地局に送信する送信部と,該送信部
による送信に応答して前記基地局から送信される割り当
て可能な帯域を受信する第1の受信部と,前記第1の受
信部により受信された前記割り当て可能な帯域により,
前記チャネルを,前記移動局と前記基地局との間,およ
び,前記基地局と前記基地局制御装置との間に設定する
設定部と,を備え,前記基地局は,前記基地局制御装置
の前記送信部から送信された要求帯域を受信する第2の
受信部と,前記第2の受信部により受信された前記要求
帯域以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置に
応答する応答部と,を備えている,移動通信システム。
【0140】(付記13) 移動局,該移動局と無線通
信を行う複数の基地局,および該複数の基地局と通信し
該基地局を制御する基地局制御装置を有し,前記移動局
と前記基地局との間,および,前記基地局と前記基地局
制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に
応じて設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定さ
れる移動通信システムであって,前記基地局制御装置
は,前記移動局が前記第1のチャネルにより前記複数の
基地局と通信しているハンドオフ中に,前記第2のチャ
ネルの設定が必要になると,該第2のチャネルに必要な
要求帯域を,前記第1のチャネルにより通信している前
記複数の基地局に送信する送信部と,該送信部による送
信に応答して前記基地局から送信される割り当て可能な
帯域を受信する第1の受信部と,前記第1の受信部によ
り受信された前記複数の前記割り当て可能な帯域のうち
最小の帯域により,前記第2のチャネルを,前記移動局
と前記複数の基地局との間,および,前記複数の基地局
と前記基地局制御装置との間に設定する設定部と,を備
え前記複数の基地局は,前記要求帯域を受信する第2の
受信部と,前記第2の受信部により受信された要求帯域
以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置に応答
する応答部と,を備えている,移動通信システム。
【0141】(付記14) 移動局,該移動局と無線通
信を行う第1および第2の基地局,ならびに該第1およ
び第2の基地局と通信し該基地局を制御する基地局制御
装置を有し,該移動局と該第1および第2の基地局との
間,および,該第1および第2の基地局と該基地局制御
装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に応じ
て設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定される
移動通信システムであって,前記基地局制御装置は,前
記移動局が前記第1および第2のチャネルにより前記第
1の基地局と通信している時に前記第2の基地局とも同
時に通信を開始するハンドオフ開始時に,前記第2のチ
ャネルに必要な要求帯域を前記第2の基地局に送信する
送信部と,前記送信部の送信に応答して第2の基地局か
ら送信される割り当て可能な帯域を受信する第1の受信
部と,前記第1の受信部により受信された割り当て可能
な帯域と,前記第1の基地局との間に設定されている第
2のチャネルの帯域とを比較し,前者が後者より小さい
場合には,前記第1の基地局との間に設定されている第
2のチャネルの帯域を前者に変更する変更部と,前記前
者の帯域により,前記第2のチャネルを,前記移動局と
前記第2の基地局との間,および,前記第2の基地局と
前記基地局制御装置との間に設定する設定部と,を備
え,前記第2の基地局が,前記基地局制御装置の前記送
信部により送信された要求帯域を受信する第2の受信部
と,前記第2の受信部により受信された要求帯域以下の
割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置に応答する応
答部と,を備えている,移動通信システム。
【0142】(付記15) 移動局と,該移動局と通信
を行う基地局と,該基地局と通信し該基地局を制御する
基地局制御装置との間に可変帯域のチャネルを設定する
前記基地局制御装置であって,前記チャネルに必要な要
求帯域を含む帯域割り当て要求を前記基地局に送信する
送信部と,前記基地局から送信される,前記要求帯域以
下の割り当て可能な帯域を含む帯域割り当て応答を受信
する受信部と,前記受信部により受信された前記割り当
て可能な帯域により,前記可変帯域のチャネルを前記移
動局と前記基地局と前記基地局制御装置との間に設定す
るチャネル設定部と,を備えている基地局制御装置。
【0143】(付記16) 移動局,該移動局と無線通
信を行う複数の基地局,および該複数の基地局と通信し
該基地局を制御する基地局制御装置を有し,前記移動局
と前記基地局との間,および,前記基地局と前記基地局
制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に
応じて設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定さ
れる移動通信システムにおける該基地局制御装置であっ
て,前記移動局が前記第1のチャネルにより前記複数の
基地局と通信しているハンドオフ中に,前記第2のチャ
ネルの設定が必要になると,該第2のチャネルに必要な
要求帯域を,前記第1のチャネルにより通信している前
記複数の基地局に送信する送信部と,該送信部による送
信に応答して前記基地局から送信される割り当て可能な
帯域を受信する第1の受信部と,前記第1の受信部によ
り受信された前記複数の前記割り当て可能な帯域のうち
最小の帯域により,前記第2のチャネルを,前記移動局
と前記複数の基地局との間,および,前記複数の基地局
と前記基地局制御装置との間に設定する設定部と,を備
えている基地局制御装置。
【0144】(付記17) 移動局,該移動局と無線通
信を行う第1および第2の基地局,ならびに該第1およ
び第2の基地局と通信し該基地局を制御する基地局制御
装置を有し,該移動局と該第1および第2の基地局との
間,および,該第1および第2の基地局と該基地局制御
装置との間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に応じ
て設定される可変帯域の第2のチャネルとが設定される
移動通信システムにおける基地局制御装置であって,前
記移動局が前記第1および第2のチャネルにより前記第
1の基地局と通信している時に前記第2の基地局とも同
時に通信を開始するハンドオフ開始時に,前記第2のチ
ャネルに必要な要求帯域を前記第2の基地局に送信する
送信部と,前記送信部の送信に応答して第2の基地局か
ら送信される割り当て可能な帯域を受信する第1の受信
部と,前記第1の受信部により受信された割り当て可能
な帯域と,前記第1の基地局との間に設定されている第
2のチャネルの帯域とを比較し,前者が後者より小さい
場合には,前記第1の基地局との間に設定されている第
2のチャネルの帯域を前者に変更する変更部と,前記前
者の帯域により,前記第2のチャネルを,前記移動局と
前記第2の基地局との間,および,前記第2の基地局と
前記基地局制御装置との間に設定する設定部と,を備え
ている基地局制御装置。
【0145】(付記18) 移動局と,該移動局と無線
通信を行う基地局との間,および,該基地局と,該基地
局と通信し該基地局を制御する基地局制御装置との間に
可変帯域のチャネルを設定する基地局制御装置であっ
て,前記移動局の帯域割り当ての優先度と,該優先度に
対応して設けられた推奨される推奨帯域を有するととも
に,該推奨帯域と前記要求帯域とを比較し,小さい方の
帯域を確保して前記チャネルを設定する設定部と,前記
小さい方の帯域を確保できない場合には,該小さい方の
帯域を確保する対象となっている移動局よりも優先度の
低い他の移動局に設定されている前記チャネルの帯域を
減少させて帯域を確保する帯域調整部と,を備えている
基地局制御装置。
【0146】
【発明の効果】本発明によると,可変帯域を有するチャ
ネル(たとえばcdma2000方式における補助チャネル)の
帯域を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】cdma2000方式を採用する通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】BSCが有する加入者データテーブルを示す。
【図3】BSCが有するレート管理情報を示す。
【図4】ハンドオフ時以外におけるフォワード方向のS
chの設定処理の流れを示すシーケンス図である。
【図5】ハンドオフ時以外におけるリバース方向のSc
h設定の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】BSCにおけるF−Schの要求レートが,図
2に示す加入者データテーブルの最大許容Schレート
よりも大きい場合のシーケンス図である。
【図7】BSCにおけるR−Schの要求レートが,図
2に示す加入者データテーブルの最大許容Schレート
よりも大きい場合のシーケンス図である。
【図8】ハンドオフ設定(開始)時におけるフォワード
方向のSchの設定処理の流れを示すシーケンス図であ
る。
【図9】ハンドオフ設定(開始)時におけるフォワード
方向のSchの設定処理の流れを示すシーケンス図であ
る。
【図10】ハンドオフ設定(開始)時におけるリバース
方向のSchの設定処理の流れを示すシーケンス図であ
る。
【図11】ハンドオフ設定(開始)時におけるリバース
方向のSchの設定処理の流れを示すシーケンス図であ
る。
【図12】F−Tchによる2ウェイハンドオフ通話中
におけるF−Schの設定の流れを示すシーケンス図で
ある。
【図13】R−Tchによる2ウェイハンドオフ通話中
におけるR−Schの設定の流れを示すシーケンス図で
ある。
【図14】推奨レートデータベースの構造の一例を示
す。
【図15】推奨レートデータベースを用いたSchの帯
域割り当ておよび接続処理の流れを示すフローチャート
である。
【図16】推奨レートデータベースを用いたSchの帯
域割り当ておよび接続処理の流れを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 移動局(MS/SU) 2,3 基地局(BTS) 4 基地局制御装置(BSC)
フロントページの続き (72)発明者 辻 克之 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 杉村 義光 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 吉村 正大 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA11 AA13 DD57 EE02 EE10 EE16 EE63 GG01 GG11 JJ12 JJ17 JJ39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と,該移動局と無線通信を行う基
    地局との間,および,該基地局と,該基地局と通信し該
    基地局を制御する基地局制御装置との間に可変帯域のチ
    ャネルを設定する方法であって,前記基地局制御装置
    が,前記チャネルに必要な要求帯域を前記基地局に送信
    し,前記基地局が,前記要求を受信すると,前記要求帯
    域以下の割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置に応
    答し,前記基地局制御装置が,前記応答を受信すると,
    該割り当て可能な帯域により,前記可変帯域のチャネル
    を,前記移動局と前記基地局との間,および,前記基地
    局と前記基地局制御装置との間に設定する,チャネル設
    定方法。
  2. 【請求項2】 移動局と,該移動局と無線通信を行う複
    数の基地局との間,および,該複数の基地局と,該複数
    の基地局と通信し該基地局を制御する基地局制御装置と
    の間に,一定帯域の第1のチャネルと必要に応じて設定
    される可変帯域の第2のチャネルとが設定される移動通
    信システムで,前記移動局が前記第1のチャネルにより
    前記複数の基地局と通信しているハンドオフ中における
    前記第2のチャネルの設定方法であって,前記基地局制
    御装置が,前記第2のチャネルに必要な要求帯域を,前
    記第1のチャネルにより通信している前記複数の基地局
    に送信し,前記複数の基地局が,前記要求帯域を受信す
    ると,前記要求帯域以下の割り当て可能な帯域を前記基
    地局制御装置に応答し,前記基地局制御装置が,前記複
    数の基地局から前記応答を受信すると,該複数の前記割
    り当て可能な帯域のうち最小の帯域により,前記第2の
    チャネルを,前記移動局と前記複数の基地局との間,お
    よび,前記複数の基地局と前記基地局制御装置との間に
    設定する,チャネル設定方法。
  3. 【請求項3】 移動局と,該移動局と無線通信を行う第
    1および第2の基地局との間,および,該第1および第
    2の基地局と,これら基地局と通信し該基地局を制御す
    る基地局制御装置との間に,一定帯域の第1のチャネル
    と必要に応じて設定される可変帯域の第2のチャネルと
    が設定される移動通信システムで,前記移動局が前記第
    1および第2のチャネルにより前記第1の基地局と通信
    している時に前記第2の基地局とも同時に通信を開始す
    るハンドオフ開始時における前記移動局と前記第2の基
    地局との間の前記第2のチャネルを設定する方法であっ
    て,前記基地局制御装置が,前記第2のチャネルに必要
    な要求帯域を前記第2の基地局に送信し,前記第2の基
    地局が,前記要求帯域を受信すると,前記要求帯域以下
    の割り当て可能な帯域を前記基地局制御装置に応答し,
    前記基地局制御装置が,前記第2の基地局から前記応答
    を受信すると,前記割り当て可能な帯域と,前記第1の
    基地局との間に設定されている第2のチャネルの帯域と
    を比較し,前者が後者より小さい場合には,前記第1の
    基地局との間に設定されている第2のチャネルの帯域を
    前者に変更するとともに,前記前者の帯域により,前記
    第2のチャネルを,前記移動局と前記第2の基地局との
    間,および,前記第2の基地局と前記基地局制御装置と
    の間に設定する,チャネル設定方法。
  4. 【請求項4】 移動局と,該移動局と無線通信を行う基
    地局との間,および,該基地局と,該基地局と通信し該
    基地局を制御する基地局制御装置との間に可変帯域のチ
    ャネルを設定する方法であって,前記基地局制御装置
    は,前記移動局の帯域割り当ての優先度と,該優先度に
    対応して設けられた推奨される推奨帯域を有するととも
    に,該推奨帯域と前記要求帯域とを比較し,小さい方の
    帯域を確保して前記チャネルを設定し,前記小さい方の
    帯域を確保できない場合には,該小さい方の帯域を確保
    する対象となっている移動局よりも優先度の低い他の移
    動局に設定されている前記チャネルの帯域を減少させて
    帯域を確保する,チャネル設定方法。
  5. 【請求項5】 移動局と,該移動局と通信を行う基地局
    と,該基地局と通信し該基地局を制御する基地局制御装
    置との間に可変帯域のチャネルを設定する前記基地局制
    御装置であって,前記チャネルに必要な要求帯域を含む
    帯域割り当て要求を前記基地局に送信する送信部と,前
    記基地局から送信される,前記要求帯域以下の割り当て
    可能な帯域を含む帯域割り当て応答を受信する受信部
    と,前記受信部により受信された前記割り当て可能な帯
    域により,前記可変帯域のチャネルを前記移動局と前記
    基地局と前記基地局制御装置との間に設定するチャネル
    設定部と,を備えている基地局制御装置。
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