JP2002303507A - 舵角センサ - Google Patents

舵角センサ

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JP2002303507A
JP2002303507A JP2001106298A JP2001106298A JP2002303507A JP 2002303507 A JP2002303507 A JP 2002303507A JP 2001106298 A JP2001106298 A JP 2001106298A JP 2001106298 A JP2001106298 A JP 2001106298A JP 2002303507 A JP2002303507 A JP 2002303507A
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rotation
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magnetic sensor
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JP2001106298A
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Haruo Yoshinaga
春生 吉永
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IGキーオフ時に舵角情報を検出し続けるこ
となく、IGキーのオンとほぼ同時に操舵角度を精度良
く検出することができる舵角センサを提供すること。 【解決手段】 ステアリングシャフトの全回転角度範囲
を双方向において1/2回転未満の回転角度範囲に変換
するギア機構の出力軸21に半径方向に磁化された円環
状磁石22が取り付けられ、この円環状磁石の外周囲に
は固定子23が所定のギャップ24を置いて90度間隔
で固定配置されている。隣接する2つのギャップには磁
気センサ25,26が設けられている。1/2回転未満
の回転角度範囲を2等分割する2つの角度領域において
2つの磁気センサを交互に一方を角度領域判定用、他方
を角度信号取得用として使用する。角度の取得では出力
調節を行って角度領域の切替点で検出角度に不連続がな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のステアリン
グシャフトの回転位置を検出する舵角センサに関する。
【0002】
【従来の技術】舵角センサは、ステアリングシャフトの
回転位置を真のニュートラル位置を基準とした角度(絶
対操舵角度)として検出するものである。この舵角セン
サは、自動車などでの車両制御において用いられるセン
サの1つとして重要であることから、従来から各種の提
案がなされている。
【0003】例えば、特開平11−264725号公報
(従来例1)では、エンジン停止中におけるステアリン
グシャフトの回転方向・回転角度の情報を検出し記憶で
きる回転角度検出装置が開示されている。この回転角度
検出装置では、信号のオン・オフの数をカウントするイ
ンクリメンタル方式が採用されている。
【0004】また、特開平5−322599号公報(従
来例2)では、主電源遮断時においても高速応答が可能
なバックアップ式多回転型絶対位置検出器が開示されて
いる。この多回転型絶対位置検出器では、検出素子によ
り“0”か“1”かのデジタル値が検出できるような情
報が付与された回転ディスクを用い、検出素子で検出さ
れる“0”と“1”の組み合わせにより角度を検出する
グレイコード方式が採用されている。
【0005】また、特開平11−287608号公報
(従来例3)では、イグニッションスイッチ(以下「I
Gキー」という)のオン後の早期に正確な絶対操舵角度
を検出できる車両用ステアリングセンサが開示されてい
る。この車両用ステアリングセンサでは、ステアリング
・ホイールの回転全領域が検出できるようにするため、
ギアの減速機構を用いた回転数検出部が設けられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1では、IGキーオフ時にも舵角を検出し続ける必要が
あり、このときの電力消費に対する配慮が必要である。
【0007】また、従来例2では、高分解能に伴い、回
転ディスクに付与するコードの緻密化が必要であり、そ
のため検出素子の数が増える。
【0008】また、従来例1と2では、コード化された
デジタル信号を処理することになるので、舵角センサを
取り付けるステアリングシャフトの径や、角度分解可能
の仕様に応じて全体設計を変更する必要が出てくる。
【0009】さらに、従来例3では、回転数検出部の数
が増えるので、詳細角度検出部と回転数検出部の基準位
置との整合を取る必要があるという問題がある。
【0010】本発明は、このよう事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、IGキーオフ時に舵角情報を
検出し続けることなく、IGキーのオンとほぼ同時に操
舵角度を検出することができる舵角センサを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の舵角センサは、ステアリングシャ
フトの全回転角度範囲を左右の双方向において1/2回
転未満の回転角度範囲に変換するギア機構と、前記ギア
機構の出力軸に取り付けられ、半径方向に磁化された円
環状磁石と、前記円環状磁石の外周囲に、それぞれが所
定のギャップを置いて90度間隔で固定配置される固定
子と、前記固定子間に形成された4個のギャップのうち
隣接する2個のギャップにそれぞれ設けられる2個の磁
気センサと、前記2個の磁気センサを交互に一方を前記
1/2回転未満の回転角度範囲を2等分割した2つの角
度領域の領域判定用として、他方を角度信号取得用とし
て使用する際に、前記2つの角度領域の境界線に対し一
方の磁気センサの上り勾配出力特性と他方の磁気センサ
の下り勾配出力特性とが左右対称となるように調整し、
前記角度信号取得用となった磁気センサの前記調整した
上り勾配または下り勾配の出力特性と角度との換算式か
ら角度を求める手段とを具備することを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の本発明によれば、磁気セ
ンサとして2個用いるが、ステアリングシャフトの回転
角度範囲をギア機構により1/2回転未満の範囲内に変
換し、その1/2回転角度範囲を2等分割した2つの角
度領域での角度検出が出力調節した状態で行えるので、
組み付け誤差の影響を少なくすることができ、また角度
領域との切替点での検出角度に不連続が生ずるのを防止
でき、正確な角度信号を得ることができる。
【0013】請求項2に記載の舵角センサは、ステアリ
ングシャフトの全回転角度範囲を左右の双方向において
1/2回転未満の回転角度範囲に変換するギア機構と、
前記ギア機構の出力軸に取り付けられ、半径方向に磁化
された円環状磁石と、前記円環状磁石の外周囲に、それ
ぞれが所定のギャップを置いて90度間隔で固定配置さ
れる固定子と、前記固定子間に形成された4個のギャッ
プのうちの3個のギャップにそれぞれ設けられる3個の
磁気センサと、前記3個の磁気センサのうち、中央に位
置する磁気センサを第1磁気センサ、その左右に位置す
る磁気センサを第2磁気センサ,第3磁気センサとすれ
ば、前記1/2回転未満の回転角度範囲を3等分割した
3つの角度領域における中央の角度領域の判定を前記第
2磁気センサ及び第3磁気センサを用いて行い、前記中
央の角度領域の左右の角度領域の判定を前記第1磁気セ
ンサを用いて行うようにし、前記中央の角度領域での角
度を前記第1磁気センサの出力から求め、前記中央の角
度領域の左右の角度領域での角度を前記第2磁気センサ
と第3磁気センサの対応する出力から求める場合に、前
記3つの角度領域における前記3個の磁気センサの上り
勾配出力特性と下り勾配出力特性の一方の同方向勾配出
力特性が互いにほぼ平行移動した関係となるように調整
し、その調整した同方向勾配出力特性と角度との換算式
から角度を求める手段とを具備することを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、磁気セ
ンサとして3個用いるが、ステアリングシャフトの回転
角度範囲をギア機構により1/2回転未満の範囲内に変
換し、その1/2回転角度範囲を3等分割した3つの角
度領域での角度検出が出力調節した状態で行えるので、
組み付け誤差の影響を少なくすることができ、また角度
領域との切替点での検出角度に不連続が生ずるのを防止
でき、正確な角度信号を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態による舵角
センサの構成図である。
【0017】図1に示すように、ステアリングシャフト
1には、減速ギア機構2が取り付けられている。減速ギ
ア機構2は、ステアリングシャフト1の全回転角度範囲
(例えば左右2回転の角度範囲;±720度)を双方向
において1/2回転(180度)未満の回転角度範囲に
変換する。
【0018】この減速ギア機構2は、図示例では、ステ
アリングシャフト1と一体的に回転する最大半径歯車2
aと、最大半径歯車2aに噛み合って回転する大半径歯
車2bと、大半径歯車2bの回転軸に取り付けられ、大
半径歯車2bと一体的に回転する小半径歯車2cと、小
半径歯車2cに噛み合って回転する中半径歯車2dとで
構成されている。
【0019】この構成により、出力軸を構成する中半径
歯車2dの回転軸が左右1/2回転未満の角度範囲内で
回転する。この中半径歯車2dの回転軸に検出部3が取
り付けられ、検出部3の出力が信号処理回路4に導かれ
ている。
【0020】検出部3は、例えば図2または図3に示す
ように構成されている。
【0021】図2において、中半径歯車2dの回転軸2
1には、円環状磁石22が接着されている。円環状磁石
22は、半径方向に磁化されている。4個の固定子23
は、この円環状磁石22の外周囲に、それぞれ所定のギ
ャップ24を置いて90度間隔で固定配置されている。
そして、4個のギャップ24のうち隣接する2つのギャ
ップ24には、それぞれ、磁気センサであるホール素子
25,26が設けられている。2個のホール素子25,
26の出力端は、信号処理回路4に接続される。
【0022】また、図3に示す検出部では、4個のギャ
ップ24のうちの3つのギャップ24には、それぞれ、
磁気センサであるホール素子35,36,37が設けら
れている。3個のホール素子35,36,37の出力端
は、信号処理回路4に接続される。
【0023】次に、本実施の形態の動作を説明する。こ
れにより、信号処理回路4がどのように構成されるかが
明らかになる。ここで、理解を容易にするため、減速ギ
ア機構2は、ステアリングシャフト1の全回転角度範囲
(例えば左右2回転の角度範囲;±720度)を1回転
(360度)未満の回転角度範囲に変換するものとす
る。そして、検出部3は、図2に示す構成であるとす
る。但し、ここでは、2つのホール素子の一方をホール
素子A、他方をホール素子Bとする。
【0024】図4は、減速ギア機構が全周1回転の角度
範囲に変換する場合における2つのホール素子の出力特
性図である。図5は、減速ギア機構が全周1回転の角度
範囲に変換する場合における2つのホール素子出力の用
い方の説明図である。
【0025】以上の構成において、円環状磁石22が回
転すると、回転角度に応じて、あるギャップ24での磁
束密度が直線的に変化するので、そこに設けたホール素
子により回転角度に応じた出力をアナログ的に取り出す
ことができる。
【0026】しかし、1つのギャップ24においては、
例えば図4に示すように、0〜180度(deg)までの
角度変化で磁束密度が増加した場合、180〜360度
(deg)の角度範囲では磁束密度が減少するので、1回
転中で2つの角度に対応した出力が得られてしまう。
【0027】そのため、図5に示すように、隣接する2
個のギャップ24に設けた位相の異なる2つのホール素
子の出力によって、360度内の1つの角度情報を得る
ようにしている。
【0028】以下、具体的に説明する。なお、“度”
は、“deg”と表記する。
【0029】図4において、全周1回転での角度範囲
は、90度間隔で区分されるので、0〜90degの角度
範囲を領域1、90〜180degの角度範囲を領域2、
180〜270degの角度範囲を領域3、270〜36
0degの角度範囲を領域4とする。
【0030】ホール素子Aの出力特性(イ)とホール素
子Bの出力特性(ロ)は、90degずつ位相がずれたも
のとなっている。位相の進遅は、ステアリングシャフト
1の回転方向によって決まる。、図4では、ホール素子
Aの出力特性(イ)がホール素子Bの出力特性(ロ)よ
りも位相が進んでいるとしている。
【0031】図4の例では、ホール素子Aの出力特性
(イ)は、領域2に最大値aを持ち領域4に最小値bを
持つ三角波信号となる。ホール素子Bの出力特性(ロ)
は、領域1に最小値cを持ち領域3に最大値dを持つ三
角波信号となっている。
【0032】即ち、領域2と3には、最大値a、dがあ
り、領域1と4には、最小値c、bがある。これらは、
ホール素子Aの出力特性(イ)とホール素子Bの出力特
性(ロ)により交互に示される。
【0033】また、領域の境界に注目すると、0deg
(360deg)と180degでは、一方が増加する過程に
あると他方が減少する過程にあり、方向が逆になってい
るが、双方の値は等値であって、中間値MVを下回る所
定値eまたは中間値MVを超えた所定値fを示してい
る。
【0034】90degと270degでは、共に同方向に増
加し、減少する過程にあり、一方が中間値MVを超えた
所定値gを示し、他方が中間値MVを下回る所定値hを
示している。
【0035】この場合、領域1では、ホール素子Aの出
力特性(イ)が、中間値MVを下回る所定値eから中間
値MVを超えた所定値gまで直線的に増加している。領
域2では、ホール素子Bの出力特性(ロ)が、中間値M
Vを下回る所定値hから中間値MVを超えた所定値fま
で直線的に増加している。
【0036】領域3では、ホール素子Aの出力特性
(イ)が、中間値MVを超えた所定値fから中間値MV
を下回る所定値hまで直線的に減少している。また、領
域4では、ホール素子B出力特性(ロ)が、中間値MV
を超えた所定値gから中間値MVを下回る所定値eまで
直線的に減少している。
【0037】以上のことから、最大値a、dまたは最小
値c、bを示す方のホール素子出力を角度領域判定用に
用い、他方のホール素子出力からその判定した領域にお
ける角度情報を取得すればよいということが理解でき
る。
【0038】図4の例で言えば、図5に示すように、領
域1では、ホール素子Bの出力特性(ロ)が領域1の判
定信号となり、ホール素子Aの出力特性(イ)が領域1
の詳細角度信号となる。領域2では、ホール素子Aの出
力特性(イ)が領域2の判定信号となり、ホール素子B
の出力特性(ロ)が領域2の詳細角度信号となる。
【0039】領域3では、ホール素子Bの出力特性
(ロ)が領域3の判定信号となり、ホール素子Aの出力
特性(イ)が領域3の詳細角度信号となる。また、領域
4では、ホール素子Aの出力特性(イ)が領域4の判定
信号となり、ホール素子Bの出力特性(ロ)が領域4の
詳細角度信号となる。
【0040】次に、具体的な角度の算出方法を説明す
る。ここで、円環状磁石22が均等に着磁できていて、
ホール素子などの各部品の組み付け誤差がなければ、固
定子23間のギャップ24における磁界発生状態が理想
的となる。この場合には、それぞれのホール素子の出力
特性は、上り勾配と下り勾配の切り替わり点(上記最大
値、最小値)を基準に対称となり、中間値MVを超えた
所定値g、fはほぼ等値となり、また中間値MVを下回
る所定値e、hもはほぼ等値となる。
【0041】この状態であれば、例えば、0〜90deg
に用いるホール素子出力・角度換算式を、 角度=(90/0〜90deg範囲でのホール素子の出力
フルスケール)×(実際のホール素子出力−0degのと
きのホール素子出力) とすると、180〜270degでは、 角度=(90/180〜270deg範囲でのホール素子
の出力フルスケール)×(180degのときのホール素
子出力−実際のホール素子出力)+180 と求められる。
【0042】そして、ホール素子が、固定子23間のギ
ャップ24に発生する磁界強度に対して出力がある程度
任意に設定して感度調節ができ、かつこの操作が実際に
ギャップ24に装着した状態で可能であれば、実際にギ
ャップ24に装着した状態でホール素子の感度調節(キ
ャリブレーション)が行える。
【0043】このキャリブレーションは、中間値MVを
超えた所定値g、fを結ぶラインをキャリブレーション
highとし、中間値MVを下回る所定値e、hを結ぶ
ラインをキャリブレーションlowとし、この間で増加
・減少する信号が対称となるように調節する。図6に一
例を示してある。
【0044】図6では、キャリブレーションhighの
レベル値をVh、キャリブレーションlowのレベル値
をVl、中間値MVをVoqとして示してある。また、
ホール素子の出力は、Vhを超えた所定値(Clump Hig
h)でクランプされ、Vl以下の所定値(Clump Low)で
クランプされるようになっている。
【0045】また、キャリブレーションポイント61
は、各角度領域において、上り勾配特性及び下り勾配特
性とVh、Vlとの交点である。それらは、上記所定値
g、f、e、hの位置である。180degでは、ホール
素子Aの出力特性(イ)とホール素子Bの出力特性
(ロ)の双方についてキャリブレーションhighのレ
ベル値Vhでキャリブレーションされる。
【0046】上述したように対称性のあるホール素子出
力が得られる場合には、各角度範囲でのホール素子出力
範囲は、同じとなるので、換算式は、図6に示す記号を
用いると、0〜90degの範囲では、 角度=90/{(Vh−Vl)×(Vout−Vl)} となり、180〜270degの範囲では、 角度=90/{(Vh−Vl)×(Vout−Vl)}
+180 となる。
【0047】このように、固定子23間のギャップ24
における磁界発生状態が理想的であれば、各ホール素子
にかかる磁界が対称となるので、簡単な処理により、角
度を算出することができる。信号処理回路4の出力に
は、舵角全領域の角度(絶対操舵角度)が得られる。な
お、以上説明した絶対操舵角度を求める動作は、IGキ
ーのオンとほぼ同時に実行されることは言うまでもな
い。
【0048】しかし、実際には、円環状磁石22の着磁
が不均一であったり、ホール素子などの部品の組み付け
誤差などがあるので、ホール素子にかかる磁界の変化は
対称とはならない場合が殆どである。
【0049】したがって、ホール素子のキャリブレーシ
ョン(磁界強度に対するホール素子の出力の設定)は、
出力特性の上り勾配か下り勾配かの一方しか設定できな
いので、ホール素子は2つであるので、キャリブレーシ
ョンに用いなかった角度領域が存在する。そのキャリブ
レーションに用いなかった角度領域では、非対称性に応
じた出力誤差が出てしまうのが実状である。
【0050】図7は、測定結果を示す図である。図7に
おいて、ホール素子Aの出力特性(イ)については、0
〜90degでの上り勾配についてキャリブレーションポ
イントlowとキャリブレーションポイントhighに
てキャリブレーションを行い、180〜270degの下
り勾配ではキャリブレーションしないことが示されてい
る。
【0051】また、ホール素子Bの出力特性(ロ)につ
いては、90〜180degでの上り勾配についてキャリ
ブレーションポイントlowとキャリブレーションポイ
ントhighにてキャリブレーションを行い、270〜
360degの下り勾配ではキャリブレーションしないこ
とが示されている。
【0052】図7に示すように、ホール素子Bの出力特
性(ロ)において、キャリブレーションしていない27
0〜360degの角度範囲では、270degにおいて誤差
ΔVが生じた。
【0053】このように、2つのホール素子で360度
の範囲で角度を検出する場合には、キャリブレーション
に用いなかった角度領域が存在するので、角度領域の切
り替わり点において、角度の飛びが生じてしまうことが
ある。
【0054】そこで、本実施の形態では、このような角
度領域の切り替わり点における角度の飛びを無くし、出
力特性の非対称性の影響を無くすために、減速ギア機構
2は、ステアリングシャフト1の全回転角度範囲(例え
ば左右2回転の角度範囲;±720度)を双方向におい
て1/2回転(180度)未満の回転角度範囲に変換す
るものとしている。
【0055】このようにすれば、図2に示すように2つ
のホール素子によっても、キャリブレーションに用いな
かった角度領域が存在しないようにすることができるの
で、角度の飛びを無くすことができ(図8参照)、更
に、図3に示すように、3つのホール素子を用いた構成
も可能となる(図9参照)。
【0056】図8は、減速ギア機構が左右1/2回転未
満の角度範囲に変換する場合における2つのホール素子
の出力特性図及びキャリブレーションによる角度算出の
説明図である。図8では、360degの範囲を操舵の左
右回転をイメージし易くするために−180〜+180
degで表している。
【0057】本実施の形態では、減速ギア機構2は、減
速比が“6”のものを用いている。即ち、ステアリング
シャフト1の全回転角度範囲である±720degが±1
20degの範囲に減速されるとしている。
【0058】ホール素子25の出力特性(ハ)とホール
素子26の出力特性(ニ)は、90degずつ位相がずれ
たものとなっている。位相の進遅は、ステアリングシャ
フト1の回転方向によって決まるが、図8では、ホール
素子25の出力特性(ハ)がホール素子26の出力特性
(ニ)よりも位相が進んでいるとしている。
【0059】ホール素子25の出力特性(ハ)は、−1
20〜0degの角度領域において最大値を示し、0〜+
120degの角度領域において下り勾配特性81を示し
ている。また、ホール素子26の出力特性(ニ)は、−
120〜0degの角度領域において上り勾配特性82を
示し、0〜+120degの角度領域において最大値を示
している。
【0060】したがって、前述した説明から理解できる
ように、角度領域の判定信号と詳細角度信号は、次のよ
うに定められる。
【0061】−120〜0degの角度領域では、判定信
号にホール素子25の出力特性(ハ)を用い、詳細角度
信号にホール素子26の出力特性(ニ)における上り勾
配特性82をキャリブレーションしたものを用いること
ができる。
【0062】また、0〜+120degの角度領域では、
判定信号にホール素子26の出力特性(ニ)を用い、詳
細角度信号にホール素子25の出力特性(ハ)における
下り勾配特性81をキャリブレーションしたものを用い
ることができる。
【0063】このキャリブレーションは次のようにして
行う。即ち、−120〜0degの角度領域では、ホール
素子26の出力特性(ニ)における上り勾配特性82の
下端を−120degとキャリブレーションlowのレベ
ル値Vlとの交点(上記したキャリブレーションポイン
トである、以下同じ)83に一致させ、上端を0degと
キャリブレーションhighのレベル値Vhとの交点8
4に一致させる。
【0064】また、0〜+120degの角度領域では、
ホール素子25の出力特性(ハ)における下り勾配特性
81の上端を0degとキャリブレーションhighのレ
ベル値Vhとの交点84に一致させ、下端を+120de
gとキャリブレーションlowのレベル値Vlとの交点
85に一致させる。
【0065】このようにキャリブレーションしたホール
素子26の出力特性(ニ)における上り勾配特性82と
ホール素子25の出力特性(ハ)における下り勾配特性
81とは、0degを中心に左右対称になっている。その
ような上り勾配特性82と下り勾配特性81とを利用し
て−120〜+120degの全範囲の角度を算出するの
である。
【0066】これによれば、−120〜+120degの
全範囲がキャリブレーションされた出力により角度計算
がなされるので、ホール素子の出力が非対称であっても
角度計算には影響を受けなくなる。また、組付け状態な
どによって各ホール素子ごとに角度に対する磁界変化が
同様でない場合があっても、全ての角度領域それぞれの
ホール素子の出力はキャリブレーションによって感度調
整されているため、正確な角度信号が得られる。
【0067】このとき、減速比とホール素子25,26
が検出する角度範囲との関係は、減速比がどれだけ大き
くできるかと、ホール素子25,26の出力特性におけ
るリニアリティがどれだけ得られるかによって変えるこ
とができる。例えば、減速比を大きくすれば、ホール素
子25,26で検出する角度領域は小さくすることがで
きる。
【0068】次に、図9は、減速ギア機構が左右1/2
回転未満の角度範囲に変換する場合における3つのホー
ル素子の出力特性図及びキャリブレーションによる角度
算出の説明図である。図9では、360degの範囲を操
舵の左右回転をイメージし易くするために−180〜+
180degで表している。
【0069】本実施の形態では、減速ギア機構2は、減
速比が“5”のものを用いている。即ち、ステアリング
シャフト1の全回転角度範囲である±720degが±1
44degの範囲に減速されるとしている。
【0070】ホール素子35の出力特性(ホ)とホール
素子36の出力特性(ヘ)とホール素子37の出力特性
(ト)とは、90degずつ位相がずれたものとなってい
る。位相の進遅は、ステアリングシャフト1の回転方向
によって決まるが、図9では、この順序で位相が遅れて
いるとしている。
【0071】ホール素子35の出力特性(ホ)は、−1
44〜−45degの角度領域において上り勾配特性91
を示し、−45〜+45degの角度領域において正の最
大値を示し、+45〜+144の角度領域において下り
勾配特性を示している。
【0072】ホール素子36の出力特性(ヘ)は、−1
44〜−45degの角度領域において負の最大値を示
し、−45〜+45の角度領域において上り勾配特性9
2を示し、+45〜+144degの角度領域において正
の最大値を示している。
【0073】また、ホール素子37の出力特性(ト)
は、−144〜−45degの角度領域において下り勾配
特性を示し、−45〜+45の角度領域において負の最
大値を示し、+45〜+144degの角度領域において
上り勾配特性93を示している。
【0074】したがって、前述した説明から理解できる
ように、角度領域の判定信号と詳細角度信号は、次のよ
うに定められる。
【0075】−144〜−45degの角度領域の判定信
号には、ホール素子36の出力特性(ヘ)を用い、−4
5〜+45degの角度領域の判定信号には、ホール素子
35の出力特性(ホ)とホール素子37の出力特性
(ト)とを用い、+45〜+144degの角度領域の判
定信号には、ホール素子36の出力特性(ヘ)を用いる
ことができる。
【0076】また、−144〜−45degの角度領域の
詳細角度信号には、ホール素子35の出力特性(ホ)に
おける上り勾配特性91をキャリブレーションしたもの
を用い、−45〜+45degの角度領域の詳細角度信号
には、ホール素子36の出力特性(ヘ)における上り勾
配特性92をキャリブレーションしたものを用い、+4
5〜+144degの角度領域の詳細角度信号には、ホー
ル素子37の出力特性(ト)における上り勾配特性93
をキャリブレーションしたものを用いることができる。
【0077】このキャリブレーションは次のようにして
行う。即ち、中央にあるホール素子36の出力特性
(ヘ)における上り勾配特性92の中心位置を0degに
設定し、その上り勾配特性92の下端を−45degとキ
ャリブレーションlowのレベル値Vlとの交点94に
一致させ、上端を+45degとキャリブレーションhi
ghのレベル値Vhとの交点95に一致させる。
【0078】そして、−144〜−45degの角度領域
では、ホール素子35の出力特性(ホ)における上り勾
配特性91の下端を−144degとキャリブレーション
lowのレベル値Vl2との交点96に一致させ、上端
を−45degとキャリブレーションhighのレベル値
Vhとの交点97に一致させる。
【0079】また、+45〜+144degの角度領域で
は、ホール素子37の出力特性(ト)における上り勾配
特性93の下端を+45degとキャリブレーションlo
wのレベル値Vlとの交点98に一致させ、上端を+1
44degとキャリブレーションhighのレベル値Vh
2との交点99に一致させる。
【0080】このようにキャリブレーションしたホール
素子35の出力特性(ホ)における上り勾配特性91と
ホール素子36の出力特性(ヘ)における上り勾配特性
92とホール素子37の出力特性(ト)における上り勾
配特性93とは、互いに平行移動した関係になってい
る。そのような上り勾配特性91,92,93を利用し
て−144〜+144degの全範囲の角度を算出するの
である。
【0081】これによれば、−144〜+144degの
全範囲がキャリブレーションされた出力により角度計算
がなされるので、ホール素子の出力が非対称であっても
角度計算には影響を受けなくなる。また、組付け状態な
どによって各ホール素子ごとに、角度に対する磁界変化
が同様でない場合があっても、全ての角度領域それぞれ
のホール素子の出力はキャリブレーションによって感度
調整されているため、正確な角度信号が得られる。
【0082】このとき、減速比とホール素子35,3
6,37が検出する角度範囲との関係は、減速比がどれ
だけ大きくできるかと、ホール素子35,36,37の
出力特性におけるリニアリティがどれだけ得られるかに
よって変えることができる。例えば、減速比を大きくす
れば、ホール素子35,36,37で検出する角度領域
は小さくすることできる。
【0083】なお、3つのホール素子を用いる場合に、
上り勾配特性を用いて説明したが、下り勾配特性を用い
ることでもよい。
【0084】また、本実施の形態では、磁気センサとし
てホール素子を用いたが、その他、例えば抵抗値が変化
する素子も同様に使用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡素な構成でIGキーオン時に瞬時に現在の舵角情報を
少ない誤差で検出することができる。また、ステアリン
グシャフトの寸法変更に対しては、ギア機構の変更のみ
で対処できる。得られる角度値は、組み付け誤差などに
起因する測定誤差の少ないアナログ値として得られるの
で、要求される分解能毎の設計変更は不要であり、簡単
に対応できる。したがって、本発明によれば、汎用性の
高い、しかも測定誤差の少ない舵角センサが提供できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による舵角センサの構成
図である。
【図2】2つのホール素子を用いた検出部の構成例であ
る。
【図3】3つのホール素子を用いた検出部の構成例であ
る。
【図4】減速ギア機構が全領域で1回転角度範囲に変換
する場合における2つのホール素子の出力特性図であ
る。
【図5】減速ギア機構が全領域で1回転の角度範囲に変
換する場合における2つのホール素子出力の用い方の説
明図である。
【図6】キャリブレーションによる角度算出の説明図で
ある。
【図7】キャリブレーションできないホール素子の出力
に誤差が生ずることを説明する図(測定結果)である。
【図8】減速ギア機構が左右1/2回転未満の角度範囲
に変換する場合における2つのホール素子の出力特性図
及びキャリブレーションによる角度算出の説明図であ
る。
【図9】減速ギア機構が左右1/2回転未満の角度範囲
に変換する場合における3つのホール素子の出力特性図
及びキャリブレーションによる角度算出の説明図であ
る。
【符号の説明】 1 ステアリングシャフト 2 減速ギア機構 2a 最大半径歯車 2b 大半径歯車 2c 小半径歯車 2d 中半径歯車 3 検出部 4 信号処理回路 21 回転軸 22 円環状磁石 23 固定子 24 ギャップ 25,26,35,36,37 ホール素子 (ハ) ホール素子25の出力特性 (ニ) ホール素子26の出力特性 (ホ) ホール素子35の出力特性 (ヘ) ホール素子36の出力特性 (ト) ホール素子37の出力特性 Vh,Vh2 キャリブレーションhighのレベル値 Vl,Vl2 キャリブレーションlowのレベル値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA36 BA08 BC04 CA14 CA34 DB01 DB07 DC03 DD03 DD04 GA43 GA52 GA58 2F077 AA36 AA37 AA49 DD05 JJ01 JJ08 JJ23 QQ05 TT06 TT21 TT52 3D030 DC29 3D033 CA29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトの全回転角度範囲
    を左右の双方向において1/2回転未満の回転角度範囲
    に変換するギア機構と、 前記ギア機構の出力軸に取り付けられ、半径方向に磁化
    された円環状磁石と、 前記円環状磁石の外周囲に、それぞれが所定のギャップ
    を置いて90度間隔で固定配置される固定子と、 前記固定子間に形成された4個のギャップのうち隣接す
    る2個のギャップにそれぞれ設けられる2個の磁気セン
    サと、 前記2個の磁気センサを交互に一方を前記1/2回転未
    満の回転角度範囲を2等分割した2つの角度領域の領域
    判定用として、他方を角度信号取得用として使用する際
    に、前記2つの角度領域の境界線に対し一方の磁気セン
    サの上り勾配出力特性と他方の磁気センサの下り勾配出
    力特性とが左右対称となるように調整し、前記角度信号
    取得用となった磁気センサの前記調整した上り勾配また
    は下り勾配の出力特性と角度との換算式から角度を求め
    る手段と、 を具備することを特徴とする舵角センサ。
  2. 【請求項2】 ステアリングシャフトの全回転角度範囲
    を左右の双方向において1/2回転未満の回転角度範囲
    に変換するギア機構と、 前記ギア機構の出力軸に取り付けられ、半径方向に磁化
    された円環状磁石と、 前記円環状磁石の外周囲に、それぞれが所定のギャップ
    を置いて90度間隔で固定配置される固定子と、 前記固定子間に形成された4個のギャップのうちの3個
    のギャップにそれぞれ設けられる3個の磁気センサと、 前記3個の磁気センサのうち、中央に位置する磁気セン
    サを第1磁気センサ、その左右に位置する磁気センサを
    第2磁気センサ,第3磁気センサとすれば、前記1/2
    回転未満の回転角度範囲を3等分割した3つの角度領域
    における中央の角度領域の判定を前記第2磁気センサ及
    び第3磁気センサを用いて行い、前記中央の角度領域の
    左右の角度領域の判定を前記第1磁気センサを用いて行
    うようにし、前記中央の角度領域での角度を前記第1磁
    気センサの出力から求め、前記中央の角度領域の左右の
    角度領域での角度を前記第2磁気センサと第3磁気セン
    サの対応する出力から求める場合に、前記3つの角度領
    域における前記3個の磁気センサの上り勾配出力特性と
    下り勾配出力特性の一方の同方向勾配出力特性が互いに
    ほぼ平行移動した関係となるように調整し、その調整し
    た同方向勾配出力特性と角度との換算式から角度を求め
    る手段と、 を具備することを特徴とする舵角センサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322794A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Hitachi Cable Ltd 操舵角センサ
CN1293360C (zh) * 2003-08-29 2007-01-03 株式会社电装 带有故障检测器的角位置确定设备
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KR100837209B1 (ko) * 2006-04-19 2008-06-16 대성전기공업 주식회사 차량용 조향휠 각도 감지장치

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