JP2002303471A - 顔面用保冷具 - Google Patents

顔面用保冷具

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JP2002303471A
JP2002303471A JP2001104335A JP2001104335A JP2002303471A JP 2002303471 A JP2002303471 A JP 2002303471A JP 2001104335 A JP2001104335 A JP 2001104335A JP 2001104335 A JP2001104335 A JP 2001104335A JP 2002303471 A JP2002303471 A JP 2002303471A
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moisture
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Eiji Kanamaru
英次 金丸
Masasato Ishizawa
正諭 石沢
Hiroaki Yamano
宏晃 山野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体に冷媒を出し入れ可能な顔面用保冷具を
提供する。 【解決手段】 袋体2に冷媒が注入された状態におい
て、該袋体2が顔面の少なくとも一部を覆うことができ
る略扁平な構造を有し、該袋体2に冷媒を出し入れ可能
な冷媒注入口3を有する顔面用保冷具1が提供される。
この構成を有することにより、袋体2に冷媒を出し入れ
可能となり、保冷材もしくは顔面用保冷具自体をあらか
じめ冷却しておかなくても、冷媒があればそれを袋体に
注入することにより使用可能な状態にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔面の全部または
一部を冷却するための顔面用保冷具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顔面の全部または一部を冷却する
ための顔面用保冷具としては、額を冷却するクーリング
シート、目の周りを冷却する冷却用アイマスクなどがあ
る。これらクーリングシート、冷却用アイマスクなどの
顔面用保冷具としては、袋体の内部に冷媒が密封された
保冷材を有するものや、顔面に直接に接着可能な含水ジ
ェルからなる保冷材を有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】顔面を冷却するための
顔面用保冷具においては、一定時間使用されると冷却能
力が低下し、該顔面用保冷具に使用されている保冷材の
交換が必要となる。一般に、顔面用保冷具は適用対象が
顔面の少なくとも一部分なので、使用される保冷材の容
量、大きさも一定範囲に限定される。このため、ある程
度の大きさを有し、長時間持続的に冷却できる水枕、氷
のうなどとは異なり、顔面用保冷具においては、保冷具
に保持される冷媒の量が限定されるので、冷却時間が短
く、頻繁に冷媒を交換する必要が生じる。この場合、袋
体の内部に冷媒が密封された態様の保冷材を備えた顔面
用保冷具では、袋体の内部に冷媒が密封されているの
で、袋体から冷媒を取り出して交換することができず、
該保冷具自体を交換しなければならない。そして、保冷
具の交換に対応するためには、あらかじめ、冷蔵庫、冷
凍庫等で保冷具を冷却しておく必要がある。このため、
複数の保冷具を常に冷蔵庫、冷凍庫等で冷却しておかな
ければならず、複数の保冷具を冷却するために、冷蔵庫
等の一定のスペースが常に占拠されるので非効率的であ
り、また、コスト高でもある。さらに、冷蔵庫、冷凍庫
等がない場所で予想外の発熱、打撲など、急に顔面の保
冷が必要となった場合に対応できず不便である。また、
上記袋体の内部に冷媒が密封された保冷具を有する顔面
用保冷具は、あらかじめ冷媒が袋体に密封され、使用前
から一定の体積を有するので、製造後、輸送される場合
にコスト高となる。
【0004】顔面用保冷具の別の態様として、保冷材が
水分を含んだジェルであり、該ジェル部分を顔面に直接
貼り付けることにより顔面を冷却するクーリングシート
がある。該態様の顔面用保冷具はジェル部分を皮膚に直
接貼り付けるものなので、顔面における額のような、ジ
ェル体が皮膚だけと密着する場所であれば特に問題はな
い。しかし、目、唇等、皮膚以外の粘膜性の開口部と接
触する部分に使用するのは、たとえジェルが人体に有害
でないとしても、ジェルが人体内に入る可能性があるた
め使用がためらわれる。また、該態様の顔面用保冷具
は、使用によりジェル中の水分が蒸発した後は再利用で
きず、使い捨てられるものなので、使用者にとってはコ
スト高であり、資源の有効利用という点でも問題であ
る。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、顔面用保冷具自体をあらかじめ冷却す
る必要がないので冷蔵庫などがない状況下においても使
用可能であり、冷媒自体を顔面用保冷具に出し入れでき
るので頻繁な冷媒の交換に容易に対応でき、また、必要
に応じて冷媒を出し入れできるので輸送コスト、保管ス
ペースを低減できる顔面用保冷具を提供することを目的
とする。また、本発明は、上記顔面用保冷具であって、
フィット性に優れ、顔面を傷つけるおそれが無く、異物
感のない顔面用保冷具、さらに、冷却能に優れた上記顔
面用保冷具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は請求項1とし
て、袋体に冷媒が注入された状態において、該袋体が顔
面の少なくとも一部を覆うことができる略扁平な構造を
有し、該袋体に冷媒を出し入れ可能な冷媒注入口を備え
てなる顔面用保冷具を提供する。本発明は請求項2とし
て、冷媒注入口がシート状逆止弁構造を有する請求項1
記載の顔面用保冷具を提供する。本発明は請求項3とし
て、袋体の少なくとも一部が透湿膜である請求項1また
は2記載の顔面用保冷具を提供する。本発明は請求項4
として、アイマスク、フェイスマスク、顎マスクまたは
クーリングシートとして使用可能な外形形状を有する請
求項1〜3のいずれか1項記載の顔面用保冷具を提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の顔面用保冷具の一態様を
図1に示し、これにより本発明を詳述する。図1(a)
は冷媒が注入され、使用される状態における、アイマス
クとして使用可能な外形形状を有する本発明の顔面用保
冷具1を示す上面図であり、(b)は図1(a)におけ
るA−A断面図である。本発明の顔面用保冷具1は、冷
媒をその中に保持することができる袋体2を有してい
る。袋体2に冷媒を注入し、使用する場合における該袋
体2は、顔面の少なくとも一部を覆うことができるので
あれば任意の大きさおよび形状が可能であり、顔面用保
冷具1が冷却すべき顔面の部分に応じてアイマスク、フ
ェイスマスク、顎マスクまたはクーリングシートとして
使用可能な外形形状となる様に適宜設定されるが、これ
らに限定されるものではない。
【0008】例えば、本発明の顔面用保冷具1は、目お
よび/または目の周囲を冷却するためには、目および目
の周辺部を覆う、アイマスクとして使用可能な外形形状
が好ましく、図1および図2の態様のようなアイマスク
がより好ましい。額を冷却するためには、クーリングシ
ートとして使用可能な外形形状を有することが好まし
く、額のほぼ全面を覆うことができる大きさで、略長方
形、略楕円形、略多角形等の外形形状のクーリングシー
トがより好ましい。また、下顎部および/または顎下リ
ンパ節を冷却するためには、顎マスクとして使用可能な
外形形状が好ましく、下顎部の形状にフィットするよう
な形状で、下顎部の全部または一部を覆うことができる
形状、大きさの顎マスクがより好ましい。顔全体を冷却
するためには、フェイスマスクとして使用可能な外形形
状が好ましく、顔の形状にフィットすることができ、任
意に口、鼻および/または目の部分が開口しているフェ
イスマスクがより好ましい。
【0009】袋体2に冷媒が注入された状態において、
該袋体2は、図1(b)に示されるように、略扁平な構
造を有する。袋体2が略扁平な構造を有することによ
り、凹凸のある顔面の部分に対してフィット性が向上
し、さらに、顔面用保冷具1の重量も軽量化される。顔
面は人体における他の部分に比べ感覚的に敏感な部分な
ので、上記フィット性の向上および軽量化は、使用感の
向上という点で非常に有利である。冷媒が注入された状
態における袋体2の構造である「略扁平な構造」とは、
上記フィット性の向上、軽量化を達成できる程度の扁平
な構造であれば良く、袋体2の全体がほぼ均一な厚みを
有する図1(b)のような態様であっても良いし、袋体
2の厚みが不均一なものであっても良い。2枚の平坦な
シートを張り合わせるだけで簡易に製造できるという観
点からは、袋体2の全体がほぼ均一な厚みを有するもの
が好ましい。また、フィット性を向上させるという観点
からは、例えば、アイマスクの態様においては袋体2の
顔面への接触面が顔面の凹凸に対応した凹凸を有するも
のが好ましい。
【0010】図1(a)の態様においては、アイマスク
の外形形状である顔面用保冷具1の袋体の長手方向の端
部に、冷媒を出し入れ可能な冷媒注入口3が設けられて
いる。本発明の顔面用保冷具1は、袋体2に冷媒を出し
入れ可能な冷媒注入口3を設けることにより、従来の保
冷具において要求されていた、前もって、顔面用保冷具
自体を冷却することを不要にした。また、本発明の顔面
用保冷具1は冷媒を出し入れ可能なので、頻繁な冷媒の
交換に容易に対応でき、また、必要に応じて冷媒を出し
入れできるので輸送コスト、保管スペースの低減が可能
となる。
【0011】冷媒注入口3は袋体2に冷媒を出し入れす
るための開口部であって、顔面用保冷具1の使用中に冷
媒が漏れ出さないような構造を有するものであれば任意
の大きさ、形状、構造のものを設けることができる。例
えば、図1(a)の態様においては、冷媒注入口3はシ
ート状逆止弁構造を有しているが、これに限定されるも
のではなく、図2(a)に示されるような、栓6で冷媒
注入口3を閉じる栓構造のもの、また、シート状以外の
逆止弁構造のもの、蓋構造のもの、開口部をクリップで
留めるもの、紐で縛るもの等の態様も可能である。顔面
は感覚的に敏感な部分なので、冷媒注入口3の構成物と
して金属、硬質プラスチック等硬質の物質からなるクリ
ップ、栓などを使用する場合には、これら硬質の構成物
が顔面に接触することにより、使用者は異物感を感じる
こととなる。また、場合によってはこれら硬質の構成物
によって顔面が傷つけられるおそれもある。よって、冷
媒注入口3は異物感を感じず、顔面を傷つけるおそれの
ない軟質の構成物で構成されていることが好ましい。ま
た、軟質の構成物を使用することは、顔面用保冷具1の
軽量化にも寄与する。使用が容易であるという観点か
ら、栓構造およびシート状逆止弁構造がより好ましい。
平坦な構造で異物感をより低減でき、製造も容易である
との観点から、シート状逆止弁構造がさらにより好まし
い。
【0012】本発明の冷媒注入口3として好ましい構造
であるシート状逆止弁構造の一態様が図3(a)に示さ
れ、そのC−C断面が(b)に、D−D断面が(c)
に、E−E断面が(d)に示される。袋体2に設けられ
た開口部である冷媒注入口3の外側チューブ5の内部
に、内側チューブ4が袋体2内部と外部を繋ぐように挿
入されている。該内側チューブは軟質シートで構成され
ており、好ましくは軟質合成樹脂シートであり、袋体2
と同じ材質であっても良いし、異なる材質であっても良
い。C−C断面においては、外側チューブ5の内部に内
側チューブ4が挿入された状態である。D−D断面にお
いては、外側チューブ5の内面と、内側チューブ4の外
面とがシールされ密着している。E−E断面において
は、袋体2内部の冷媒が、内側チューブを扁平につぶす
ように圧力をかけており、袋体2内部の冷媒の逆流を防
止している。本発明におけるシート状逆止弁構造は図3
の態様に限定されるものではなく、冷媒の圧力により内
側チューブを密着させ冷媒の逆流を防止するものであれ
ば任意の態様が可能である。
【0013】図1(a)の態様においては、アイマスク
の外形形状である顔面用保冷具1の袋体の長手方向の端
部に冷媒注入口3が設けられているが、冷却のじゃまに
ならないのであれば、冷媒注入口3は任意の位置に配置
可能であり、例えば、図2(a)のようなアイマスクの
外形形状である顔面用保冷具1の袋体2の中央部に配置
されてもよいが、これらに限定されるものではない。冷
媒注入口3を、目、口などの顔面におけるデリケートな
部分から離しておくとの観点から、冷媒注入口3はこれ
らの部分以外に配置されるのが好ましい。アイマスクの
場合には、図1(a)や図2(a)のように目の部分を
避けて配置するのがより好ましい。
【0014】袋体2は、本発明の目的を達成できる限り
においては、任意の材質からなる、任意の性質の膜によ
って形成できる。例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリウ
レタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂等からなる水分を通過しない
非透湿膜であっても良いし、水分を通過する透湿膜であ
っても良い。また、袋体2は複数種類の膜から構成され
ることもできる。また、袋体は外表面に吸湿性の布を張
り付けた態様であっても良い。
【0015】本発明においては、袋体2の全部または一
部に透湿膜を用いることが可能であり、この態様によ
り、袋体2に保持されている冷媒が透湿膜を通して気化
し、その気化熱による吸熱効果によって、顔面用保冷具
の温度上昇を抑制することが可能になる。袋体2の一部
が透湿膜である場合には、本発明の目的を達成できるも
のであれば、袋体2の如何なる部分が透湿膜であっても
良い。
【0016】本発明の顔面用保冷具1に使用可能な冷媒
としては、顔面の冷却に適するものであれば任意の冷媒
が使用でき、安全性、気化熱による吸熱効果という点か
ら、水、氷および氷水、並びにこれらを主成分とする水
溶性ジェルが好ましい。入手が容易であり、出し入れが
容易であるとの観点から、冷水がより好ましい。前記水
溶性ジェルとしては、水分を吸収できるものであれば任
意の物質を使用でき、例えば、ポリアクリル酸ソーダ、
グアーガム、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミ
ド、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、澱
粉、またはこれらの水溶性高分子を無機塩もしくは有機
系架橋剤で架橋したものなど、およびこれらの混合物が
挙げられるがこれらに限定されるものではない。ただ
し、水溶性ジェルが使用される場合には、該ジェルは冷
媒注入口3から出し入れ可能な程度の流動性を有するこ
とが要求される。なお、本発明の顔面用保冷具1は、袋
体2内部に入れる冷媒を暖かい媒体とすることによっ
て、温熱具としても使用可能である。
【0017】本発明の袋体2に使用される透湿膜として
は、透湿性を有する任意の物質が使用できる。冷媒の気
化熱による吸熱効果という観点から、透湿度100〜8
000g/m・24hrの透湿膜が好ましく、透湿度
300〜6000g/m・24hrの透湿膜がより好
ましく、透湿度300〜1000g/m・24hrの
透湿膜がさらにより好ましい。なお、本発明における透
湿度は、JIS−Z−0208に従って得られる値をい
う。また、透湿膜の厚さは、使用される透湿膜の種類、
強度、透湿度等に鑑みて、任意の適切な厚さであり得る
が、一般的に、薄すぎれば透湿膜の作成時および使用時
に破損しやすく、厚すぎれば透湿度が低減する。よっ
て、例えば、単層のポリウレタンの膜が使用される場合
には、透湿膜の厚さは好ましくは10〜500μmであ
り、透湿度、強度を考慮すると、より好ましくは30〜
300μmであり、さらにより好ましくは50〜300
μmである。
【0018】透湿膜は透湿性である限り任意の材質およ
び構成を有することができ、透湿性の材質としてはポリ
ウレタン系樹脂、ポリエステルエラストマー系樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂、ポリアミド系樹脂等の樹脂
が挙げられる。また、透湿膜の構成としては、透湿性を
有する樹脂からなる単層の膜であっても良いし、同一ま
たは異なる種類の複数の膜を積層した膜であっても良
い。また、透湿膜は、透湿性の不織布からなるものであ
っても良く、膜状物質と不織布を積層することにより構
成されるものであっても良い。すなわち、本発明の透湿
膜としては、例えば、ポリウレタンフィルム、ポリエス
テルエラストマーフィルム、ポリビニルアルコールフィ
ルム、ポリアミドフィルム、ポリウレタン不織布、ポリ
エステルエラストマー不織布、ポリビニルアルコール不
織布、ポリアミド不織布等の本来透湿性を有する物質か
らなるフィルムまたは不織布が挙げられる。また、ポリ
エチレンフィルムを微多孔質にしたフィルム、ポリオレ
フィン系樹脂および無機充填材を含有する樹脂組成物か
ら形成された微多孔性フィルムのような多孔性の膜も使
用できる。本発明においては、透湿度、膜の強度等の観
点から、ポリウレタン系樹脂から形成された透湿膜が好
ましい。
【0019】本発明の透湿膜には、本発明の目的を損な
わない範囲で、他の成分として、例えば、難燃剤、着色
剤、補強剤、充填剤、安定剤を配合することができる。
また、本発明の目的を損なわない範囲で、透湿膜に伸縮
性のある糸やひも、不織布等の補強材を備え付けること
ができる。
【0020】本発明の顔面用保冷具1は、任意に、顔面
を冷却するための袋体2を顔面の所定の位置に固定する
ための固定バンド7を備えることができる。図1のアイ
マスクの外形形状を有する顔面用保冷具1においては、
袋体2の長手方向の両端部に固定バンド7が接続されて
いるが、これに限定されるものではなく、袋体2を顔面
の所定の位置に固定することができれば任意の態様が可
能である。また、アイマスク以外の外形形状を有する顔
面用保冷具1であっても、固定バンド7を使用すること
ができ、固定バンド7の態様については顔面用保冷具1
の態様に応じて適宜設定可能である。
【0021】本発明の顔面用保冷具1は、任意の方法に
より製造することが可能であり、特に限定されるもので
はない。例えば、本発明の顔面用保冷具1は、2枚のシ
ートを張り合わせることにより袋体2を製造できる。ま
た、冷媒注入口3がシート状逆止弁の場合には、袋体2
を構成する2枚のシートの間に該逆止弁を挿入したま
ま、該2枚のシートの辺縁部を張り合わせることによ
り、該逆止弁を備えた袋体が形成できる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の顔面用
保冷具は、袋体に冷媒を出し入れ可能な冷媒注入口を備
えているので、顔面用保冷具自体をあらかじめ冷却して
おかなくても、冷媒自体があればそれを袋体に注入する
ことにより使用可能な状態にすることができる。このこ
とは、特に、あらかじめ保冷材を準備してある冷蔵庫な
どはないが、水、冷水ならあるというような、例えば屋
外における様な状況で、予想外の発熱、打撲など、急に
顔面の保冷が必要となった場合に、使用できるので有効
である。また、冷媒自体を袋体に出し入れできるので頻
繁な冷媒の交換に容易に対応できる。また、必要に応じ
て冷媒を出し入れできるので輸送コスト、保管スペース
を低減することが可能となる。また、本発明は、冷媒注
入口をシート状逆止弁にすることによって、フィット性
に優れ、顔面を傷つけるおそれが無く、異物感を低減さ
せることが可能となる。さらに、袋体の少なくとも一部
を透湿膜とすることにより、冷却能を向上させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は、使用時の冷媒を含む本発明の
顔面用保冷具の一態様の概略図であり、(b)は(a)
のA−A断面図である。
【図2】 図2(a)は、使用時の冷媒を含む本発明の
顔面用保冷具の一態様の概略図であり、(b)は(a)
のB−B断面図である。
【図3】 図3(a)は、シート状逆止弁構造を有する
冷媒注入口の概略図であり、(b)は(a)のC−C断
面図であり、(c)は(a)のD−D断面図であり、
(e)は(a)のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 顔面用保冷具 2 袋体 3 冷媒注入口 4 内側チューブ 5 外側チューブ 6 栓 7 固定バンド
フロントページの続き (72)発明者 山野 宏晃 東京都千代田区神田錦町3丁目19番地1 不二ラテックス株式会社内 Fターム(参考) 3L044 AA04 BA06 DB02 GA03 KA04 4C099 AA02 CA05 GA02 HA01 HA09 LA02 LA03 LA07 LA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体に冷媒が注入された状態において、
    該袋体が顔面の少なくとも一部を覆うことができる略扁
    平な構造を有し、該袋体に冷媒を出し入れ可能な冷媒注
    入口を備えてなる顔面用保冷具。
  2. 【請求項2】 冷媒注入口がシート状逆止弁構造を有す
    る請求項1記載の顔面用保冷具。
  3. 【請求項3】 袋体の少なくとも一部が透湿膜である請
    求項1または2記載の顔面用保冷具。
  4. 【請求項4】 アイマスク、フェイスマスク、顎マスク
    またはクーリングシートとして使用可能な外形形状を有
    する請求項1〜3のいずれか1項記載の顔面用保冷具。
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