JP2002302560A - 容器用ポリエステルフィルム - Google Patents

容器用ポリエステルフィルム

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JP2002302560A
JP2002302560A JP2001108419A JP2001108419A JP2002302560A JP 2002302560 A JP2002302560 A JP 2002302560A JP 2001108419 A JP2001108419 A JP 2001108419A JP 2001108419 A JP2001108419 A JP 2001108419A JP 2002302560 A JP2002302560 A JP 2002302560A
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polyester film
polyester
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acid
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JP2001108419A
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Ryosuke Matsui
良輔 松井
Kozo Takahashi
弘造 高橋
Minoru Yoshida
実 吉田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラミネート性、成形加工性、味特性および内容
物取出性に優れた2ピース食品用金属缶に好適な容器用
ポリエステルフィルムを提供すること。 【解決手段】少なくとも片面の摩擦係数が0.3未満
で、その摩擦係数が0.3未満である表面の表面自由エ
ネルギーが40mN/m未満で、融点が246℃〜27
0℃のポリエステルフィルムからなる容器用ポリエステ
ルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器用ポリエステ
ルフィルムに関するものである。詳しくは、本発明は、
容器への成形を施しても割れや耐衝撃性に優れており、
さらに金属板などの基材にラミネートした後、容器への
成形を施しても優れた特性を示し、さらに内容物取出性
に優れた容器用ポリエステルフィルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属缶の内面および外面は、腐食
防止を目的として、エポキシ系あるいはフェノール系な
どの各種熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させた塗
料を塗布し、金属表面を被覆することが広く行なわれて
いた。しかしながら、このような熱硬化性樹脂による被
覆方法は、塗料の乾燥に長時間を要し、生産性が低下し
たり、多量の有機溶剤による環境汚染など好ましくない
問題がある。
【0003】これらの問題を解決する方法としては、金
属缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属
板にメッキなど各種の表面処理を施した金属板に、フィ
ルムをラミネートする方法がある。そして、フィルムの
ラミネート金属板を絞り成形やしごき成形加工して金属
缶を製造する場合、フィルムには次のような特性が要求
される。 (1) 金属板へのラミネート性に優れていること。 (2) 金属板との密着性に優れていること。 (3) 成形性に優れ、成形後にピンホールなどの欠陥を
生じないこと。 (4) 金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフィ
ルムが剥離したり、クラッ ク、ピンホールが発生
したりしないこと。 (5) 缶の内容物の香り成分がフィルムに吸着したり、
フィルムからの溶出物によ って内容物の風味がそ
こなわれないこと(以下、味特性と記載する)。 (6) 内容物が缶内面のフィルムと密着せず、内容物の
取り出しが容易であること (以下、内容物取出性と
記載する)。
【0004】これらの要求を解決するために多くの提案
がなされている。例えば、特公昭64−22530号公
報には、特定の密度と面配向係数を有するポリエステル
フィルムが開示され、また例えば、特開平2−5733
9号公報には、特定の結晶性を有する共重合ポリエステ
ルフィルムなどが開示されている。しかしながら、これ
らの提案は、上述のような多岐にわたる要求特性を必ず
しも総合的に満足できるものではなく、特に優れたラミ
ネート性、味特性および内容物取出性が要求される用途
での成形性を両立することは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の問題点を解消することにあり、ラミネー
ト性、成形加工性および内容物取出性に優れた2ピース
食品用金属缶に好適な容器用ポリエステルフィルムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、少
なくとも片面の摩擦係数が0.3未満であるポリエステ
ルフィルムからなる容器用ポリエステルフィルム、によ
って達成することができる。
【0007】また、本発明の容器用ポリエステルフィル
ムは、次の好ましい態様を有している。 (a) 摩擦係数が0.3未満である表面の表面自由エネル
ギーが40mN/m未満であること。 (b) 融点が246℃〜270℃のポリエステルフィルム
からなること。 (c) ポリエステルフィルム中にカルナウバワックスを
0.3〜2重量%含有すること。 (d) ポリエステルフィルムが、カルナウバワックスを
0.3〜2%含有するポリエステル層を少なくとも片面
に配置してなる積層フィルムであること。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の容器用ポリエステルフィ
ルムを構成するポリエステルとは、主鎖中の主要な結合
をエステル結合とする高分子化合物の総称であって、通
常ジカルボン酸成分とグリコール成分を重縮合反応させ
ることによって得ることができる。
【0009】ここでジカルボン酸成分としては、例え
ば、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルス
ルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、5−ナトリウムスルホンジカルボン酸、フタル酸な
どの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸
などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン
酸などの脂環族ジカルボン酸、パラオキシ安息香酸など
のオキシカルボン酸などを挙げることができる。
【0010】また、グリコール成分としては、例えば、
エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコールなどの脂肪族グリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コールなどのポリオキシアルキレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコール、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族グリコール
などが挙げられる。
【0011】また、本発明の効果を阻害しない限りにお
いて、ポリエステルにトリメリット酸、トリメシン酸、
トリメチロールプロパンなどの多官能化合物を共重合し
てもよい。
【0012】また、ポリエステルの固有粘度は、0.5
〜1.0であることが好ましく、特に耐熱性と耐経時性
が要求される用途では、固有粘度が0.6〜0.8であ
ることが好ましい。
【0013】本発明におけるポリエステルは、好ましく
はジエチレングリコール成分量が0.01〜3.5重量
%、さらに好ましくは0.01〜2.5重量%、特に好
ましくは0.01〜2.0重量%であることが、製缶工
程での熱処理、製缶後のレトルト処理などの多くの履歴
を受けても優れた味特性を維持する上で望ましい。この
ことは、200℃以上での耐酸化分解性が向上するため
であると考えられ、本発明ではさらにポリエステルに、
公知の酸化防止剤を0.0001〜1重量%添加しても
よい。また、味特性を損ねない範囲でジエチレングリコ
ールをポリエステル製造時に添加してもよい。
【0014】本発明で用いられるポリエステルでは、粒
子との相溶性を向上させる点から、ポリエステル中のカ
ルボキシ末端基量が20〜55mmol/kgであるこ
とが好ましく、より好ましくは25〜50mmol/k
g、特に好ましくは30〜45mmol/kgである。
【0015】また、味特性を良好にする上で、フィルム
中のアセトアルデヒドの含有量を好ましくは25ppm
以下、さらに好ましくは20ppm以下とすることが望
ましい。アセトアルデヒドの含有量が25ppmを超え
ると味特性に劣る傾向を示す。
【0016】かかるフィルム中のアセトアルデヒド含有
量を25ppm以下にする方法は特に限定されるもので
はないが、例えば、ポリエステルを重縮合反応などで製
造する際の熱分解により生じるアセトアルデヒドを除去
するため、ポリエステルを減圧下もしくは不活性ガス雰
囲気で融点以下の温度で熱処理する方法、好ましくはポ
リエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下で15
5℃以上融点以下の温度で固相重合する方法、ベント式
押出機を使用して溶融押出する方法、ポリエステルを溶
融押出する際に押出温度を融点+30℃以内、好ましく
は融点+25℃以内で短時間、好ましくは平均滞留時間
1時間以内で押し出す方法などを用いることができる。
【0017】本発明で用いられるポリエステルを製造す
るに際しては、従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用
することができ、反応触媒としては、例えば、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛
化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウ
ム化合物、アンチモン化合物、チタン化合物、ゲルマニ
ウム化合物などを、着色防止剤としてはリン化合物など
を使用することができるが、特にこれらに限定されるも
のではない。内容物取出性の観点からは、アルカリ金属
化合物および/もしくはアルカリ土類金属化合物を反応
触媒に用いることが好ましい。
【0018】通常、ポリエステルの製造が完結する以前
の任意の段階において、重合触媒としてアンチモン化合
物、ゲルマニウム化合物および/またはチタン化合物を
添加することが好ましい。このような方法としては、例
えば、ゲルマニウム化合物を例にすると、ゲルマニウム
化合物粉体をそのまま添加する方法や、あるいは特公昭
54−22234号公報に記載されているように、ポリ
エステルの出発原料であるグリコール成分中にゲルマニ
ウム化合物を溶解させて添加する方法を使用することが
できる。
【0019】かかるゲルマニウム化合物としては、例え
ば、二酸化ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウム水和物あ
るいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマニウムエ
チレングリコキシドなどのゲルマニウムアルコキシド化
合物、ゲルマニウムフェノキシド化合物、リン酸ゲルマ
ニウム、亜リン酸ゲルマニウムなどのリン酸含有ゲルマ
ニウム化合物、酢酸ゲルマニウムなどを使用することが
できる。なかでも二酸化ゲルマニウムが好ましく用いら
れ、特に非晶質の二酸化ゲルマニウムが特に好ましく用
いられる。
【0020】また、アンチモン化合物としては特に限定
されないが、例えば、三酸化アンチモンなどの酸化物、
酢酸アンチモンなどが使用される。また、さらにチタン
化合物としては、特に限定されないが、チタンテトラエ
トキシド、チタンテトラブトキシドなどのチタンテトラ
アルコキシドが好ましく用いられる。
【0021】以上のようにして、本発明で用いられるポ
リエステルは製造されるが、ここでより具体的な例で説
明する。例えば、ポリエチレンテレフタレートを製造す
るに際して、触媒として二酸化ゲルマニウムを添加する
場合には、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分
をエステル交換またはエステル化反応させ、次に二酸化
ゲルマニウム、リン化合物を添加し、引き続き高温、減
圧下で一定のジエチレングリコール含有量になるまで重
縮合させ、ゲルマニウム元素含有重合体を得る方法が好
ましく採用される。さらに好ましい方法としては、得た
重合体をその融点以下の温度において減圧下または不活
性ガス雰囲気下で固相重合反応し、アセトアルデヒドの
含有量を減少させ、所定の固有粘度、カルボキシ末端基
を得る方法などが用いられる。
【0022】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
成形性と内容物取出性の観点から、少なくとも片面の摩
擦係数が0.3未満であることが必要である。摩擦係数
はさらに好ましくは0.28〜0.1であり、摩擦係数
の範囲が0.26〜0.15であると成形度(成形前後
のフィルム厚みの減少率)が40%を超えても成形が可
能になるのでより一層好ましい。摩擦係数が0.1未満
となると製膜の最後の巻き取りで巻きずれが発生する場
合がある。
【0023】ポリエステルフィルムの摩擦係数を0.3
未満とする方法は特に限定されるものではないが、他の
特性を悪化させない範囲において、ポリエステルに、平
均粒子径が1〜3μmの無機あるいは有機粒子を0.1
〜5重量%添加する方法やワックスやシリコーン化合物
を添加する方法が好ましく、特にワックスを添加するこ
とが好ましい。ここで、ワックスとしては、カルナウバ
ワックス、キャンデリラワックス、ステアリル酸ステア
レートなどを挙げることができ、中でもカルナウバワッ
クスが好ましく用いられる。
【0024】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
内容物取出性の観点から、摩擦係数が0.3未満である
表面の表面自由エネルギーが40mN/m未満であるこ
とが好ましい。表面自由エネルギーはより好ましくは2
0〜38mN/mである。
【0025】表面自由エネルギーを40mN/m未満と
する方法は、特に限定されるものではないが、他の特性
を悪化させない範囲においてワックスやシリコーン化合
物を添加することが好ましく、特にワックスを添加する
ことが好ましい。特にカルナウバワックスが好ましく用
いられる。その添加量は0.3〜2重量%が好ましく、
より好ましくは0.4〜1.2重量%、0.5〜1重量
%であると一層好ましい。カルナウバワックスを添加す
る方法としては、ポリエステルの重合途中に添加する方
法や、二軸の溶融押出機において混練することで、混合
する方法などが好ましく用いられる。
【0026】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
味特性、耐熱性、およびラミネート性の点から、融点が
246〜270℃であることが好ましい。融点が246
℃未満では、味特性と耐熱性が悪化する場合があり、ま
た、270℃より高いとラミネート性が悪化する場合が
ある。また、味特性とラミネート性の観点からより好ま
しい融点は250〜260℃である。
【0027】本発明の容器用ポリエステルフィルムにお
いては、取り扱い性、加工性ならびに内容物取出性を向
上させるために、平均粒子径0.01〜10μmの公知
の内部粒子、無機粒子および/または有機粒子を0.0
1〜3重量%含有させることが好ましい。粒子濃度が
0.05〜3重量%であることがさらに好ましく、0.
1〜3重量%であるとより好ましく、0.3〜3重量%
であるとより一層好ましい。内部粒子の析出方法として
は公知の技術を用いることができるが、例えば、特開昭
48−61556号公報、特開昭51−12860号公
報、特開昭53−41355号公報、および特開昭54
−90397号公報などに記載の技術を採用することが
できる。さらに、特公昭55−20496号公報や特開
昭59−204617号公報などに記載の他の粒子を併
用することもできる。なお、10μmを超える平均粒子
径を有する粒子を使用すると、フィルムに欠陥が生じる
ことがある。
【0028】かかる無機粒子としては、例えば、湿式お
よび乾式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸アルミ、酸
化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化アルミ、マイカ、カオリン、クレーなど、
有機粒子としてはスチレン、シリコーン、アクリル酸
類、メタクリル酸類、ポリエステル類、ジビニル化合物
などを構成成分とする粒子を使用することができる。な
かでも、湿式および乾式シリカ、アルミナなどの無機粒
子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸、メタクリ
ル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼンなどを構成成分
とする粒子を使用することが好ましい。さらに、これら
の内部粒子、無機粒子および有機粒子は二種以上を併用
してもよい。
【0029】本発明の容器用ポリエステルフィルムの厚
みは、金属板へのラミネート性、成形性と耐衝撃性など
の観点から、10〜30μmであることが望ましく、さ
らに好ましくは10〜20μmである。
【0030】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
フィルム構成としては、単層であってもA/Bの2層、
A/B/AあるいはA/B/Cの3層、さらには3層よ
り多層の積層構成であってもよい。積層の中でも好まし
くはA/Bの2層であり、その際の好ましい積層比とし
ては1:1〜1:9である。ここで容器に成形した際に
内容物と接触する面となるA層表面の摩擦係数を0.3
未満とすることで優れた内容物取出性を発現することが
できる。積層フィルムを得る方法としては、A層に用い
るポリエステルとB層に用いるポリエステルを各々別の
押出機に供給して口金上部に設置したフィードブロック
内にて積層して一挙にシートを得る共押出法や、予めA
層もしくはB層のみからなるフィルムを製膜し、その上
に残る層に用いるポリエステルを押出ラミネートする方
法などを好ましく用いることができる。生産性の点から
は共押出法が好ましく、口金から押し出す際に冷却ドラ
ムに接しない側の層をワックスなどを添加した、低表面
自由エネルギー層とすることが好ましい。これは通常冷
却ドラムは鏡面加工された金属ドラムであるため、キャ
ストの際に高表面自由エネルギーである金属の影響で、
ワックスのポリエステル中への潜り込みが発生し、目標
とする低エネルギー表面を得るためにより多量のワック
スを添加する必要が出てくるためである。
【0031】本発明における容器用ポリエステルフィル
ムの製造方法としては、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリエステルを必要に応じて乾燥した後、
公知の溶融押出機に供給、溶融しスリット状のダイから
シート状に押出し、特に限定されないが、例えば、ワイ
ヤー状電極もしくはテープ状電極を使用して静電印加す
る方法、キャスティングドラムと押出したポリマーシー
ト間に水膜を設けたキャスト法、キャスティングドラム
温度をポリエステルのガラス転移点〜(ガラス転移点−
20℃)にして押出したポリマーを粘着させる方法、も
しくはこれらの方法を複数組み合わせた方法によりシー
ト状ポリマーをキャスティングドラムに密着させ冷却固
化し未延伸フィルムを得る。これらのキャスト法の中で
も、生産性平面性の観点から静電印加する方法が好まし
く使用され、特にテープ状電極を使用する方法が好まし
く用いられる。かかる未延伸フィルムを用いて長手方向
に延伸した後、幅方向に延伸する、あるいは幅方向に延
伸した後、長手方向に延伸する逐次二軸延伸方法、フィ
ルムの長手方向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時
二軸延伸方法などにより延伸を行なう。
【0032】かかる延伸方法において、採用される延伸
倍率は、それぞれの方向に好ましくは1.6〜4.2
倍、さらに好ましくは1.7〜4.0倍である。また、
延伸速度は1,000〜200,000%/分であること
が望ましく、延伸温度はポリエステルのガラス転移点〜
(ガラス転移点+100℃)の温度範囲であれば任意の
温度とすることができるが、好ましくは、80〜170
℃、特に好ましくは長手方向の延伸温度を90〜150
℃、幅方向の延伸温度を80〜150℃とするのがよ
い。また、延伸は各方向に対して複数回行なってもよ
い。
【0033】さらに二軸延伸の後にフィルムの熱処理を
行なうが、この熱処理はオーブン中、加熱されたロール
上など従来公知の任意の方法により行なうことができ
る。熱処理温度は120℃以上ポリエステルの融点以下
の任意の温度とすることができるが、成形加工性と耐衝
撃性の点から120〜230℃の熱処理温度であること
が好ましい。かかる温度より低温であれば、耐衝撃性が
悪化し、高温であれば成形加工性が悪化することがあ
る。成形後の耐衝撃性の点からは150〜220℃であ
ればさらに好ましく、170〜210℃の範囲であれば
より一層好ましい。また、熱処理時間は他の特性を悪化
させない範囲において任意とすることができるが、通常
1〜60秒間行うのが好ましい。さらに、熱処理はフィ
ルムを長手方向および/または幅方向に弛緩させて行な
ってもよい。
【0034】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
容器用途に用いられるものであり、その用途は容器用途
であれば特に限定されないが、アルミ蒸着用途、金属酸
化物蒸着用途、ポリエステルシーラント用途、ポリエス
テルラミネート積層体による容器などが挙げられる。中
でも折り曲げ成形、絞り成形、しごき成形などの成形加
工により容器に成形される用途であることが好ましく、
さらには基材とのラミネート後に成形加工される用途で
あることが好ましい。
【0035】このように、本発明の容器用ポリエステル
フィルムは、容器基材表面の少なくとも一部に用いるこ
とで容器表面を形成することができる。
【0036】ラミネート基材としては、金属、紙または
プラスチックから選択される基材であることが望まし
く、金属、紙またはプラスチックとの界面には特性を大
きく損ねない範囲で接着剤などが用いられていても良い
が、接着剤を介さずに熱により直接ポリエステルフィル
ムを接着させることが好ましい。金属−ポリエステルフ
ィルム、紙−ポリエステルフィルムおよびプラスチック
−ポリエステルフィルムから形成される食品用容器は、
味を変化させる要因となる基材と内容物がポリエステル
フィルムによって直接接触することがなく、味特性の点
で好ましい。その場合、特にラミネート基材が金属であ
ることが、バリア性、十分な加熱を施すことができると
いう点で好ましく、内容物の保護性が一段と向上する。
金属板としては特に限定されないが、成形の点で鉄やア
ルミニウムなどを素材とする金属板が好ましい。さら
に、鉄を素材とする金属板の場合その表面に接着性や耐
腐食性を改良する無機酸化物被膜層、例えば、クロム酸
処理、リン酸処理、クロム酸/リン酸処理、電解クロム
酸処理、クロメート処理またはクロムクロメート処理な
どで代表される化成処理被膜層を設けてもよい。特に、
金属クロム換算値でクロムとして6.5〜150mg/
2のクロム水和酸化物が好ましく、さらに展延性金属
メッキ層、例えば、ニッケル、スズ、亜鉛、アルミニウ
ム、砲金あるいは真鍮などを設けてもよい。スズメッキ
の場合は0.5〜15mg/m2、ニッケルまたはアル
ミニウムの場合は1.8〜20mg/m2のメッキ量を
有するものが好ましい。
【0037】本発明の容器用ポリエステルフィルムは、
絞り成形やしごき成形によって製造する2ピースからな
る金属缶の内面被膜用に好適に使用することができる。
また、ツーピース缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶
の胴、蓋、底の被膜用としても良好な金属接着性、成形
性を有するため好ましく使用することができる。特に、
熱などにより硬化する内容物を保存する食品用金属缶の
缶内面被覆用において、内容物が缶壁、缶底に密着する
ことなく容易に取り出すことができるため、食品用金属
缶に特に好ましく使用することができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。なお、各特性は、以下の方法により測定し評価し
た。
【0039】(1)ポリエステルの固有粘度 ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25
℃において測定した。
【0040】(2)フィルムの融点 フィルム約10mgを示差走査熱量計(セイコー電子工
業(株)製 DSC220CU)にて、20℃/分の昇
温速度で測定し、融解に伴う吸熱ピークのピーク位置か
ら融点を求めた。なお、装置の校正にはインジウム、ス
ズ、鉛を用いた。
【0041】(3)表面自由エネルギー 測定液として、水、エチレングリコール、ホルムアミド
およびジヨードメタンの4種類を使用し、接触角計(協
和界面科学(株)製CA−D型)を用いて各液体のフィ
ルム表面に対する静的接触角を求めた。それぞれの液体
について5回測定し、その平均接触角(θ)と測定液
(j)の表面張力の各成分を下式にそれぞれ代入し、4
つの式からなる連立方程式をγL、γ+、γ-について解
いた。 (γLγj L1/2+2(γ+γj -1/2+2(γj +γ-1/2
=(1+cosθ)[γj L+2(γj +γj -1/2]/2 ただし、γ=γL+2(γ+γ-1/2 γj=γj L+2(γj +γj -1/2 ここで、γ、γL、γ+、γ-は、それぞれフィルム表面
の表面自由エネルギー、長距離間力項、ルイス酸パラメ
ーター、ルイス塩基パラメーターを、また、γ j
γj L、γj +、γj -は、ぞれぞれ用いた測定液の表面自由
エネルギー、長距離間力項、ルイス酸パラメーター、ル
イス塩基パラメーターを示す。また、ここで用いた各液
体の表面張力は、Oss("fundamentals of Adhesio
n", L. H. Lee(Ed.), p153, Plenum ess, New York (19
91).)によって提案された表1の値を使用した。
【0042】
【表1】 (4)摩擦係数 フィルムを幅12.7mmのテープ状にスリットしたス
リットフィルムを、テープ走行試験器を用いてステンレ
ス製ガイドピン(表面粗度:Raで100nm)上を走
行させる(走行速度250m/分、巻き付け角60°、
出側張力90g、走行回数1回)。このとき、入り側の
張力をTiとして、次式を用いて摩擦係数を算出した。 摩擦係数=2.20log(90/Ti) (5)ワックス濃度 フィルムに含有するワックス濃度は、フーリエ変換赤外
線吸収分光法−全反射法により定量した。測定は、分光
器としてFTS−60A/896(GIGILAB社製
FTIR)を使用し、IREとしてZnSEを使用し、
入射角60°で1回反射にて測定した。その際、分解能
は4cm-1、積算回数256回とした。定量に際して
は、ワックスに由来のC−H伸縮振動バンド2850c
-1付近のピークとポリエステル中のベンゼン環に由来
の3050cm-1付近のピークの強度比で求めた。な
お、定量は予め検量線を作成しておくことで行なった。
【0043】(6)加工性 フィルムの融点+28℃に加熱したTFS鋼板(厚さ
0.22mm)に65m/分でラミネート後、45℃の
水槽で急冷した。該ラミネート鋼板をリダクション率4
0%で成形し缶を得た。得られた缶に130℃×20分
の加圧蒸気処理を行った後の様子を観察し下記のように
判定した。 A級:錆の発生がなく、フィルムに亀裂も見られなかっ
た。 B級:錆の発生はないが、フィルムに微少な亀裂が認め
られた。 C級:錆が発生した。
【0044】(7)味特性 上記と同様に製缶した缶に110℃×30分の加圧蒸気
処理を行なった後、水を充填し、密封後37℃で2週間
放置し、その後開封してフィルムからの溶出成分による
濁度測定を濁度計(安井器械製 高感度濁度・色度計
TUB801)にて行ない、以下の基準で評価を行なっ
た。なお、濁度の測定にあたっては、予め水質試験用濁
度標準液(和光純薬(株)製)にて検量線を作成して行
なった。 A級:0.10未満 B級:0.15〜0.10 C級:0.15より上。
【0045】(8)内容物取出性 牛挽肉と全卵を重量比3:2でミキサーを用いて混合
し、ビーカー(容量1dm3)に加えた。そこにスライ
ドガラス(長さ76mm、幅26mm、厚み1.2m
m)にフィルムを巻き付けてポリエステルテープで固定
したサンプルを突き刺した。これを120℃30分間の
加圧蒸気処理を行ない、挽肉と卵の混合物を固化させ
た。室温まで冷却後フィルムをスライドガラスごと混合
物から分離する際のフィルム表面への混合物の付着度合
いを以下の基準で評価した。 A級:フィルム全面に混合物の付着が見られない。 B級:フィルム面の一部に混合物の付着が見られた。 C級:フィルム全面に混合物の付着が見られた。
【0046】(実施例1〜4)実施例1では、平均一次
粒径0.6μmの凝集シリカを0.08重量%含有さ
せ、かつカルナウバワックスを0.6重量%添加したポ
リエチレンテレフタレート(以下、PETと記載)を使
用した。このPETを、180℃で3時間真空乾燥して
単軸押出機に供給し、通常の口金から吐出後、静電印加
しながら鏡面冷却ドラムにて冷却固化して未延伸フィル
ムを得た。この未延伸フィルムを温度110℃にて長手
方向に3.1倍延伸し、次いで115℃で幅方向に3.
3倍に延伸した後、200℃にてリラックス5%で10
秒間熱処理し、2軸延伸された厚さ15μmの二軸延伸
フイルムを得た。この二軸延伸フィルムは表2に示した
とおり、優れた特性を示した。
【0047】実施例2では、平均一次粒径1.2μmの
凝集シリカを0.2重量%含有させたPETを使用し
た。このPETを、180℃で3時間真空乾燥して単軸
押出機に供給し、通常の口金から吐出後、静電印加しな
がら鏡面冷却ドラムにて冷却固化して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを107℃にて長手方向に
3.2倍延伸し、次いで120℃で幅方向に3.0倍に
延伸した後、230℃にてリラックス3%で7秒間熱処
理し、2軸延伸された厚さ20μmの二軸延伸フイルム
を得た。この二軸延伸フィルムは表2に示したとおり、
優れた特性を示した。
【0048】実施例3では、平均粒径1.0μmの球状
コロイダルシリカを0.1重量%含有させ、かつカルナ
ウバワックスを0.5重量%添加したイソフタル酸8モ
ル%共重合PETを使用した。この共重合PETを、1
60℃で3.5時間真空乾燥して単軸押出機に供給し、
通常の口金から吐出後、静電印加しながら鏡面冷却ドラ
ムにて冷却固化して未延伸フィルムを得た。この未延伸
フィルムを温度105℃にて長手方向に3.2倍延伸
し、次いで温度115℃で幅方向に3.1倍に延伸した
後、190℃にてリラックスなしで6秒間熱処理し、2
軸延伸された厚さ25μmの二軸延伸フイルムを得た。
この二軸延伸フィルムは、表2に示したとおり、優れた
特性を示した。
【0049】実施例4では、鋼板にラミネートする際に
鋼板側となる層にポリエステルとして、平均粒径1.0
μmの球状コロイダルシリカを0.1重量%含有させた
PETを使用し、非鋼板側面にとなる層に平均一次粒径
0.6μmの凝集シリカを0.12重量%含有させ、か
つカルナウバワックスを0.8重量%添加したPETを
使用した。これらのPETを各々150℃で5時間真空
乾燥した後、別々の押出機に供給し、口金上部に設置し
たフィードブロック内にて積層し、ワックス含有層が非
ドラム面側となるように静電印加を行いながらキャスト
を行ない、未延伸積層フィルムを得た。このフィルムを
表2に記載の条件で実施例1と同様に延伸し、二軸延伸
フィルムを得た。この二軸延伸フィルムの物性は表2に
示したとおり、優れた特性を示した。
【0050】(比較例1〜3)比較例1では、平均粒径
0.8μmの球状シリカを0.12重量%含有させたP
ETを使用し、比較例2では、平均一次粒径0.6μm
の球状シリカを0.05重量%含有させ、かつカルナウ
バワックスを0.2重量%含有させたPETを使用し、
また比較例3では平均一次粒径0.5μmの凝集シリカ
を0.05重量%含有させたイソフタル酸12モル%共
重合PETを使用して、表2に記載の延伸条件で実施例
1と同様に二軸延伸フィルムを得た。得られた二軸延伸
フィルム物性は表2に示したとおりであり、特性は劣る
ものであった。
【0051】
【表2】 なお、上記表中の略号は、以下のとおりである。 PET:ポリエチレンテレフタレート PET/I*:イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフ
タレート(*は共重合モル%) IV:ポリエステルの固有粘度
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、成形加工性のみなら
ず、優れた内容物取出性を両立せしめた容器用ポリエス
テルフィルムを得ることができる。この容器用ポリエス
テルフィルムは、特に2ピース金属缶に好適である。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA06 BA17 BB08 CA03 EA10 FA10 3E086 AA21 AB01 BA02 BA15 BA33 BB51 BB85 BB90 4F071 AA43 AA46 AA71 AA84 AB26 AE17 AF28Y AH05 BB06 BC01 BC10 4F100 AB01C AJ11B AJ11H AK41B AK42B AT00A BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA19B EJ38 GB16 JA06 JK10 JK14 JL01 YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面の摩擦係数が0.3未満
    であるポリエステルフィルムからなる容器用ポリエステ
    ルフィルム。
  2. 【請求項2】 摩擦係数が0.3未満である表面の表面
    自由エネルギーが40mN/m未満である請求項1記載
    の容器用ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 融点が246℃〜270℃のポリエステ
    ルフィルムからなる請求項1または2記載の容器用ポリ
    エステルフィルム。
  4. 【請求項4】 ポリエステルフィルム中にカルナウバワ
    ックスを0.3〜2重量%含有する請求項1〜3のいず
    れかに記載の容器用ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 ポリエステルフィルムが、カルナウバワ
    ックスを0.3〜2%含有するポリエステル層を少なく
    とも片面に配置してなる積層フィルムである請求項1〜
    3のいずれかに記載の容器用ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の容器用
    ポリエステルフィルムを容器基材表面の少なくとも一部
    に用いてなる容器。
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