JP2002301020A - 医療用固定バルーン - Google Patents
医療用固定バルーンInfo
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Abstract
短縮を図り、施術者の負担及び被験者の苦痛を軽減する
ことのできる医療用固定バルーンを提供する。 【解決手段】 体腔内に挿入され、内部にエアを供給し
て膨らませることで体腔内で固定可能にされた医療用固
定バルーン18(22)に関するもので、体腔内で固定
される際に固定用の補助となる凹凸部30が表面の少な
くとも体腔壁との接触部32に形成されている。
Description
ンに関し、特に、体腔内に挿入されて固定可能にされた
医療用固定バルーンに関する。
医療用固定バルーンは、体腔内に挿入される装置、例え
ば、カテーテルなどの先端部に取り付けられ、体腔内で
バルーンを膨らませることでカテーテルなどを固定する
ようにしている。
と被験者の苦痛を伴う上に、体腔壁損傷やバルーン破裂
の原因になり、逆に低圧すぎると固定不良となりカテー
テルなどが抜けてくることとなる。
の幅は、比較的狭く、しかも、体腔壁の内径は、人によ
って異なるため、これらの条件を充足するバルーン圧に
する必要がある。
は、施術者が注射筒などで注入することが行われてお
り、施術者はバルーンを膨らませる毎に注射筒などでバ
ルーンを膨らませたり、しぼませたりしながら、経験で
内圧を計測しながら調整しなければならず、時間がかか
るもので、施術者の負担はもとより、被験者の苦痛も大
きかった。
を広げて施術時間の短縮を図り、施術者の負担及び被験
者の苦痛を軽減することのできる医療用固定バルーンを
提供することにある。
め、本発明の医療用固定バルーンは、体腔内に挿入さ
れ、内部にエアを供給して膨らませることで体腔内で固
定可能にされた医療用固定バルーンにおいて、体腔内で
固定される際に固定用の補助となる固定補助部が表面の
少なくとも体腔壁との接触部に形成されていることを特
徴とする。
部が体腔壁に接触して、バルーンを体腔壁にしっかりと
固定することができ、その結果、安全性と有効性を考慮
したバルーン内圧の許容範囲を大幅に広げて施術時間を
短縮し、施術者の負担及び被験者の苦痛を軽減すること
ができる。
凸部とすることができる。
が体腔壁に接触して、バルーンを体腔壁にしっかりと固
定することができ、しかも、凹凸部が抜け方向で抜け防
止として作用することとなる。
方向と交差する方向に形成された突状部とすることがで
きる。
が体腔壁に接触して、バルーンを体腔壁にしっかりと固
定することができ、しかも、突状部が体腔内への挿入方
向と交差しているため抜け防止として作用することとな
る。
取り付けられ、前記内視鏡の固定用として用いることが
できる。
を体腔内に挿入した際に、内視鏡の曲がりや撓みをとる
ために、内視鏡を動かしてもバルーンによって抜け防止
を図ることができ、しかも、バルーンを膨らませるため
に要する時間を短縮して、施術者の負担及び被験者の苦
痛を軽減することができる。
図面を参照して詳細に説明する。
かる医療用固定バルーンを用いた内視鏡装置を示す図で
ある。
に、内視鏡本体12と、スライディングチューブ14と
を有する。
鏡検査に用いるものとされている。
は、固定バルーン18が取り付けられている。
2の基端部側から先端部側にかけて内視鏡本体12に沿
って設けたエア供給チューブ20が接続されている。
体12を挿通させて内視鏡本体12を、例えば、消化管
に挿入する際のガイドを行うもので、内視鏡本体12の
外径よりも若干大きな内径を有するものとされている。
は、内視鏡本体12と同様に可撓性を有するものとされ
ている。
端外周部には固定バルーン22が取り付けられている。
グチューブ14の基端部側から先端部側にかけて設けら
れたエア供給チューブ24が接続されている。
2の詳細を示している。
2が略同様の構成であるため、内視鏡本体12の固定バ
ルーンのみを示し、スライディングチューブ14の固定
バルーン22の図示を省略している。
内、例えば消化管内で膨らませて固定される際に、固定
用の補助となる固定補助部としての凹凸部30が表面の
少なくとも体腔部、例えば消化管壁との接触部32に形
成されている。
凸部30を形成することで、消化管壁との接触面積が増
大してそれほど内圧が高くなくても固定強度が確保で
き、しかも凹凸部30によって抜き方向の抵抗力も増大
させることができる。
囲を大幅に広げて、施術時間を短縮し、施術者の負担及
び被験者の苦痛を軽減することができる。
の表面の少なくとも消化管壁との接触部32に、固定補
助部としての環状の複数の突状部34を形成している。
と交差する方向に形成されている。
8の消化管壁との接触面積を増大し、かつ、抜き方向の
抵抗力も増大させることができる。
に、固定バルーン18の内圧の許容範囲を大幅に広げ
て、施術時間を短縮し、施術者の負担及び被験者の苦痛
を軽減することができる。
ていなくても良く、途中で途切れた状態であっても良
い。
態について図4を参照しながら説明する。
ィングチューブ14内に内視鏡本体12を挿通させ、固
定バルーン18及び22内のエアを抜いてしぼませた状
態とし、この状態で被験者に対する内視鏡装置10の挿
入を開始する。
チューブ14の先端を、例えば十二指腸下行脚まで挿入
したところで、図4(2)に示すように、スライディン
グチューブ14の先端に取り付けた固定バルーン22に
エアを供給し、固定バルーン22を膨らませてスライデ
ィングチューブ14を腸管に固定する。
本体12の余分な撓みを取り、内視鏡本体12をできる
だけ直線化する。
した状態で、スライディングチューブ14を保持し、同
図(2)に示すように、内視鏡本体12のみ深部に挿入
していく。
態で、図4(3)に示すように、内視鏡本体12の先端
に取り付けた固定バルーン18内にエアを供給し、固定
バルーン18を膨らませて腸管に固定する。
ーン22内のエアを開放し、固定バルーン22をしぼま
せる。
ディングチューブ14を内視鏡本体12に沿わせて深部
に挿入していき、内視鏡本体12の先端近くまでスライ
ディングチューブ14の先端を挿入する。
を内視鏡本体12の先端近くまで挿入した状態で、固定
バルーン22を膨らませてスライディングチューブ14
を腸壁に固定するとともに、固定バルーン18をしぼめ
て、図2(2)の状態とし、図2(2)から図2(3)
の操作を繰り返して深部挿入を進めていくこととなる。
2を膨らませたり、しぼめたりして挿入する場合、図2
や図3に示す凹凸部30や突状部34が固定バルーン1
8、22に形成してあることで、それほどバルーン内圧
に注意を払う必要がなくなるため、施術者の負担が少な
く、時間も早くすむため、被験者の苦痛も少なく検査す
ることが可能になる。
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態
に変形可能である。
とスライディングチューブとを組み合わせた内視鏡装置
について説明したが、この例に限らず、例えば、スライ
ディングチューブを省略した内視鏡本体のみの内視鏡装
置にも適用することが可能である。
として凹凸部及び突状部のみを示したが、体腔壁への接
触面積を増大し、かつ、抜き方向の抵抗を増大させるも
のであれば、例えば、全体をひょうたん形状にくぼませ
るなど種々の形状のものを採用することができる。
ルーンを有するカテーテル等にも応用することが可能で
ある。
概略図である。
る。
る。
装置の操作状態を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 体腔内に挿入され、内部にエアを供給し
て膨らませることで体腔内で固定可能にされた医療用固
定バルーンにおいて、 体腔内で固定される際に固定用の補助となる固定補助部
が表面の少なくとも体腔壁との接触部に形成されている
ことを特徴とする医療用固定バルーン。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記固定補助部は、凹凸部とされていることを特徴とす
る医療用固定バルーン。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記固定補助部は、体腔内への挿入方向と交差する方向
に形成された突状部とされていることを特徴とする医療
用固定バルーン。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 内視鏡の先端外周部に取り付けられ、前記内視鏡の固定
用として用いられることを特徴とする医療用固定バルー
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109728A JP2002301020A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 医療用固定バルーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109728A JP2002301020A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 医療用固定バルーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002301020A true JP2002301020A (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=18961630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001109728A Pending JP2002301020A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 医療用固定バルーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002301020A (ja) |
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-
2001
- 2001-04-09 JP JP2001109728A patent/JP2002301020A/ja active Pending
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