JP2002299408A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002299408A
JP2002299408A JP2001096850A JP2001096850A JP2002299408A JP 2002299408 A JP2002299408 A JP 2002299408A JP 2001096850 A JP2001096850 A JP 2001096850A JP 2001096850 A JP2001096850 A JP 2001096850A JP 2002299408 A JP2002299408 A JP 2002299408A
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JP2001096850A
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Jun Watanabe
純 渡辺
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板支持工程を介在することなく搬送機構間の
基板の受け渡しを可能とし、これにより、基板の汚染を
抑え、基板搬送タクトを短縮することができる基板処理
装置を提供する。 【解決手段】この基板処理装置は、基板処理ユニット1
と、インデクサユニット2とを結合して構成されてい
る。インデクサユニット2は、カセットステーション2
1と、カセットステーション21に置かれたカセットC
に対してウエハWを搬入/搬出するインデクサロボット
22とを備えている。基板処理ユニット1は、処理槽1
1,12と、インデクサロボット22と処理槽11,1
2との間でウエハWを搬送するセンターロボット13と
を備えている。センターロボット13のアーム31A,
31Bは、インデクサアーム25A,25Bと干渉する
ことなく、これらとの間でウエハWの直接受け渡しが可
能な形状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示パネル用ガラス基板、プラズマディスプレイバ
ネル用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディ
スク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基
板などの基板に対して処理を施すための基板処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、半導体ウエ
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)に対する表面処理
が不可欠である。ウエハの表面処理のために用いられる
基板処理装置は、たとえば、インデクサユニットと処理
ユニットとを結合して構成されている。インデクサユニ
ットは、ウエハを複数枚収容することができるカセット
が載置されるカセット載置部と、このカセット載置部に
対してウエハを出し入れするためのインデクサロボット
とを備えている。処理ユニットは、処理液(薬液または
純水)等による処理を施すための処理槽と、この処理槽
とインデクサロボットとの間でウエハを搬送する主搬送
ロボットとを備えている。
【0003】カセット載置部は、複数個のカセットを所
定方向に整列した状態で載置できるように構成されてい
る。インデクサロボットは、カセット載置部におけるカ
セットの整列方向に沿って走行できるように構成されて
いて、目的のカセットの前で停止し、搬送アームをカセ
ットに向かって進退させ、かつ、若干量上下動させる。
これにより、カセットからウエハをすくい取ったり、カ
セットにウエハを収容したりすることができる。
【0004】インデクサロボットには、搬送アームから
ウエハを受け取って支持するための3本のウエハ支持ピ
ンが備えられている。この3本のウエハ支持ピンは、鉛
直上方に向かって平行に延びていて、各先端がウエハの
裏面に点接触し、このウエハを水平に保持する。この水
平に保持されたウエハが、主搬送ロボットによってすく
い取られることになる。主搬送ロボットからインデクサ
ロボットへとウエハを受け渡すときには、主搬送ロボッ
トは、ウエハ支持ピン上にウエハを置く。その後に、そ
のウエハが、ウエハ支持ピンからインデクサロボットの
搬送アームへと受け渡される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、インデク
サユニットと処理ユニットとの間でのウエハの受け渡し
には、ウエハ支持ピンによるウエハ支持工程が介在して
いる。そのため、ウエハ支持ピンの接触に起因するウエ
ハのパーティクル汚染が問題となる。また、ウエハ支持
ピンによるウエハ支持工程のために、搬送タクトが長く
なっているという問題もある。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、基板支持工程を介在することなく搬送機
構間の基板の受け渡しを可能とし、これにより、基板の
汚染を抑え、基板搬送タクトを短縮することができる基
板処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板
(W)を収容するためのカセット(C)が置かれるカセ
ットステーション(21)と、このカセットステーショ
ンに置かれたカセットに対して進退し、このカセットに
対して基板を搬入または搬出するための第1搬送アーム
(25A,25B)を有する第1搬送機構(22)と、
基板を保持するための基板保持手段(80)を有し、こ
の基板保持手段に保持された基板を処理するための基板
処理機構(11,12)と、上記第1搬送機構を挟んで
上記カセットステーションに対向する位置に配置され、
上記カセットステーションに向けられた姿勢の上記第1
搬送アームと干渉することなく、この第1搬送アームと
の間で基板の直接受け渡しを行うことができる形状の第
2搬送アーム(31A,31B)を有し、上記第1搬送
機構の第1搬送アームと上記基板処理機構の基板保持手
段との間で基板を搬送する第2搬送機構(13)とを含
むことを特徴とする基板処理装置である。なお、括弧内
の英数字は後述の実施形態における対応構成要素を表
す。以下、この項において同じ。
【0008】上記の構成によれば、第2搬送アームは、
第1搬送アームと干渉することなく、この第1搬送アー
ムとの間で基板の直接受け渡しを行うことができる。し
たがって、基板支持ピン等に基板を一時的に支持させる
必要がない。そのため、基板のパーティクル汚染を防止
できるうえ、基板搬送タクトを短縮できる。また、第1
搬送アームがカセットステーションに向けられた姿勢
で、第1および第2搬送アーム間の基板の直接受け渡し
が可能なので、第1搬送アームを回転させるための回転
機構を設ける必要がない。したがって、第1搬送機構の
構成が複雑になることもない。
【0009】たとえば、第1搬送アームおよび第2搬送
アームのいずれか一方がビーム(梁)形状を有し、他方
がそれと噛み合う櫛形状(フォーク形)を有していれ
ば、第1および第2搬送アームは互いに干渉することな
く、基板を直接受け渡しすることができる。上記第2搬
送アームは、基板処理機構の基板保持手段と干渉するこ
となく、この基板保持手段に対して基板を直接受け渡す
ことができる形状を有していることが好ましい。
【0010】請求項2記載の発明は、上記第1搬送機構
は、上記第1搬送アームに保持された基板の端面に当接
して、当該基板を上記第1搬送アームに対して位置決め
するための位置決め部材(50A,50B)を備えてお
り、この位置決め部材には、上記第2搬送機構の第2搬
送アームの挿入が可能な切欠き部(71,72)が形成
されていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装
置である。この構成によれば、第1搬送機構には第1搬
送アームに対して基板を位置決めするための位置決め部
材が設けられている。これにより、第1および第2搬送
アーム間の基板の受け渡しを確実に行うことができる。
また、カセットステーションに置かれたカセットに対す
る基板の搬入/搬出を確実に行うことができる。
【0011】位置決め部材には、第2搬送アームの挿入
を許容する切欠き部が形成されているので、第1および
第2搬送アーム間の基板の直接受け渡しの際に、第2搬
送アームが位置決め部材に干渉するおそれはない。上記
位置決め部材は、上記第1搬送アームの基端部側(カセ
ットステーションとは反対側)に配置されていてもよ
い。この場合、第2搬送アームは、第1搬送アームの基
端部側から、位置決め部材と干渉することなく、第1搬
送アームへと接近して、基板の直接受け渡しを行うこと
ができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記第2搬送アー
ムは、上記第1搬送アームとの間での基板の直接受け渡
しの際に、上記第1搬送アームのカセットに対する進退
方向とほぼ平行な方向に進退するものであることを特徴
とする請求項1または2記載の基板処理装置である。こ
の構成によれば、第2搬送アームは、いわば第1搬送ア
ームの背後(カセットステーションとは反対側)から第
1搬送アームに接近して、第1搬送アームとの間で基板
の直接受け渡しを行うことができる。したがって、第1
搬送アームを後方(カセットステーションとは反対の方
向)へ向けるための回転機構などを設ける必要がない。
【0013】請求項4記載の発明は、上記第1搬送アー
ムは、基板をそれぞれ保持することができる2本のアー
ム(25A,25B)を備えていることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置であ
る。この構成によれば、第1搬送アームは2本のアーム
を有しているので、たとえば、処理前の基板と処理後の
基板とを異なるアームで保持することができる。これに
より、処理前の基板に付着していたパーティクルが、処
理を終えた他の基板に転移することがないから、基板の
汚染を防止できる。
【0014】2本のアームが上下に重なり合って配置さ
れる場合には、処理前の基板を保持するアームは、処理
後の基板を保持するアームの下方に配置されることが好
ましい。これにより、処理前の基板から処理後の基板へ
のパーティクルの落下を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図解
的な平面図である。この基板処理装置は、基板の一例で
ある半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。)Wの
表面を、処理液(エッチング液等の薬液および純水を含
む。)を用いて洗浄するための基板洗浄装置である。こ
の基板処理装置は、基板の洗浄処理を行うための基板処
理ユニット1と、この基板処理ユニット1に結合された
インデクサユニット2とを備えている。インデクサユニ
ット2は、複数枚のウエハWを多段に積層して保持する
ことができるカセットCを所定のカセット整列方向に沿
って複数個整列して載置することができるカセットステ
ーション21と、このカセットステーション21に置か
れたカセットCに対して未処理のウエハWの搬出および
処理済のウエハWの搬入を行うインデクサロボット22
とを備えている。一方、基板処理ユニット1は、一対の
処理槽11,12と、これらの処理槽11,12に対す
るウエハWの搬入および搬出を行うためのセンターロボ
ット13とを備えている。
【0016】処理槽11,12は、たとえば、ウエハW
を水平に保持して回転させることができるスピンチャッ
クと、このスピンチャックに保持されたウエハWの表面
および/または裏面に処理液を供給する処理液ノズル
と、ウエハWの表面に窒素ガス供給するガスノズルとを
備えている。この構成により、ウエハWの表面および/
または裏面にエッチング液を供給することによってその
表面の異物(パーティクル)を除去し、その後にウエハ
Wの表面および裏面のエッチング液を純水によって洗い
流すことができる。その後、ウエハWの表面に窒素ガス
を供給しつつ、スピンチャックでウエハWを高速回転さ
せることによって、水切り乾燥処理が行われる。
【0017】センターロボット13は、それぞれ1枚の
ウエハWを保持するための一対のアーム31A,31B
と、これらのアーム31A,31Bを独立して進退させ
るための進退駆動機構32A,32Bと、この進退駆動
機構32A,32Bを保持している基台33を鉛直軸線
回りに回転する回転駆動機構(図示せず)と、この基台
33を昇降させるための昇降駆動機構(図示せず)とを
備えている。アーム31Aはアーム31Bよりも上方に
配置されている。センターロボット13は、処理槽1
1,12によって処理された後のウエハWをアーム31
Aで保持し、未処理のウエハWをアーム31Bで保持す
るように制御される。
【0018】この構成によって、センターロボット13
は、インデクサロボット22から1枚の未処理のウエハ
Wをアーム31Bで受け取る。そして、センターロボッ
ト13は、処理槽11,12のいずれかから処理済のウ
エハWをアーム31Aで搬出し、当該処理槽11,12
に対して未処理のウエハWをアーム31Bによって搬入
する。アーム31Aによって取り出された処理済のウエ
ハWは、インデクサロボット22に受け渡される。この
処理済のウエハWの受け渡しに相前後して、アーム31
Bはインデクサロボット22から未処理のウエハWを受
け取る。
【0019】このように、未処理のウエハWと処理済の
ウエハWとを異なるアーム31A,31Bで保持するこ
ととしているので、未処理のウエハWに付着しているパ
ーティクルがアーム31Bに転移したとしても、このパ
ーティクルが洗浄処理後のウエハWに転移することがな
い。しかも、処理済のウエハWを保持するアーム31A
が未処理のウエハWを保持するアーム31Bよりも上方
に位置しているので、未処理のウエハWから処理済のウ
エハWへとパーティクルが落下することもない。
【0020】インデクサロボット22は、カセット整列
方向に沿って配置されたレール23に沿って走行するキ
ャリッジと、このキャリッジ上で昇降する基台部24と
を備えている。図2は、基台部24の近傍の構成を、カ
セット整列方向に沿う矢印R1(図1参照)から見た側
面図であり、図3は、基台部24の付近の構成をセンタ
ーロボット13側から見た背面図である。基台部24に
は、一対のインデクサアーム25A,25Bが上下に重
なり合って配置されている。センターロボット13の場
合と同じく、上方に配置されたインデクサアーム25A
は、処理槽11,12での処理済のウエハWの保持のた
めに用いられ、下方に配置されたインデクサアーム25
Bは、カセットCから未処理のウエハWを搬出するため
に用いられる。
【0021】インデクサアーム25A,25Bは、それ
ぞれ連結アーム26A,26Bを介して進退駆動機構2
7A,27Bに結合されている。上方のインデクサアー
ム25Aを進退駆動機構27Aに結合する連結アーム2
6Aは、インデクサアーム25A,25Bの進退方向X
と直交する水平方向に沿って外方に張り出すように屈曲
していて、下方のインデクサアーム25Bに保持される
ウエハWとの干渉を回避している。
【0022】進退駆動機構27A,27Bは、進退方向
Xに沿って敷設されたレール28,28と、このレール
28上を摺動するキャリッジ29,29と、駆動源とし
てのモータ30,30と、このモータ30,30の回転
力をキャリッジ29,29に伝達するための伝達機構3
5,35とを備えている。伝達機構35は、一対のプー
リ36,37に巻き掛けられることによって、進退方向
Xに沿って張り渡されたタイミングベルト38と、プー
リ37とモータプーリ39との間に張設されたタイミン
グベルト40とを備えている。
【0023】モータ30に電力を供給してモータプーリ
39を回転させると、この回転力がタイミングベルト4
0を介してプーリ37に伝達され、このプーリ37の回
転に伴ってタイミングベルト38が進退方向Xに沿って
変位する。このタイミングベルト38の途中部にキャリ
ッジ29が固定されている。したがって、タイミングベ
ルト38の変位に伴い、キャリッジ29はレール28に
沿って進退することになる。モータ30は正逆回転可能
なものであり、この回転方向を制御することにより、イ
ンデクサアーム25A,25BをカセットCに向かって
前進させたり、カセットCから後退させたりすることが
できる。
【0024】インデクサロボット22には、インデクサ
アーム25A,25Bを鉛直軸線回りに回転するための
回転駆動は設けられていない。したがって、インデクサ
アーム25A,25Bは、終始、カセットステーション
21にその先端を向けた姿勢を保持する。図4は、イン
デクサロボット22の簡略化した平面図である。インデ
クサアーム25A,25Bは、進退方向Xに沿ったビー
ム形状に形成されており、その先端部および基端部には
ウエハWの裏面の周縁部を支持するウエハ支持部41,
42が設けられている。先端側に設けられたウエハ支持
部41は、ウエハWの周端面に当接して、ウエハWの変
位を規制する規制面を有している。なお、45は、基台
部24を昇降させるための昇降機構を示す。
【0025】インデクサアーム25A,25Bの基端部
側には、図5に示されているように、それぞれ位置決め
部材50A,50Bが配置されている。これらの位置決
め部材50A,50Bは、インデクサアーム25A,2
5Bに保持されたウエハWの周端面に当接し、ウエハW
をインデクサアーム25A,25Bの先端側に向かって
押し付ける。これにより、先端側のウエハ支持部41に
よってウエハWの周端縁が位置決めされ、ウエハWが所
定位置に位置決されることになる。
【0026】位置決め部材50A,50Bは、保持板5
1と、この保持板51上に間隔をあけてビス止めされた
複数個(この実施形態では4個)の当接部材61,6
2,63,64とを備えている。さらに、保持板51を
進退方向Xに沿って駆動するために、位置決め駆動機構
52が設けられている。位置決め駆動機構52は、位置
決め部材50A,50Bの保持板51,51を一体的に
保持するブラケット53と、このブラケット53に固定
され、進退方向Xに沿って配置されたレール54上を摺
動するキャリッジ55と、このキャリッジ55を進退方
向Xに沿って駆動するためのシリンダ56(図6参照)
とを備えている。シリンダ56は、圧縮空気の供給によ
ってロッド56aを進出させ、これによりキャリッジ5
5を後方(基板処理ユニット1に向かう方向)へと駆動
する単動型のエアシリンダである。シリンダ56への圧
縮空気の供給を停止すると、シリンダ56に内蔵された
ばねの働きによって、ロッド56aが後退して、当接部
材61〜64がウエハWの後方側の周端縁に当接する。
したがって、シリンダ56への圧縮空気の供給によっ
て、ウエハWの位置決め状態を解除することができ、圧
縮空気の供給を停止することにより、ウエハWをウエハ
支持部41の規制面41aに押し付けて、その位置決め
を行うことができる。
【0027】図7は、インデクサロボット22とセンタ
ーロボット13との間でのウエハWの受け渡しを説明す
るための平面図である。インデクサロボット22とセン
ターロボット13との間のウエハWの受け渡しは、イン
デクサアーム25A,25Bがカセットステーション2
1から後退したホームポジション(図2参照)にある状
態で行われる。図7には、センターロボット13のアー
ム31Aが処理済のウエハWをインデクサアーム25A
に受け渡す時の様子が示されている。
【0028】アーム31A,31Bの先端には、リム形
状に形成されたインデクサアーム25A,25Bとの干
渉を回避し得る櫛形状(フォーク形)に形成されたハン
ド部34A,34Bが設けられている。この櫛形状のハ
ンド部34A,34Bは、位置決め部材50A,50B
の当接部材61,62間および当接部材63,64間の
間隔により形成された切欠き部71,72(上方に開放
した切欠き部)を介して、インデクサアーム25A,2
5Bに保持されたウエハWの下方へと進入することがで
きる。このハンド部34A,34Bが進入した状態で、
インデクサアーム25A,25Bまたはアーム31A,
31Bを上下動させることにより、インデクサアーム2
5A,25Bとアーム31A,31Bとの間で、ウエハ
Wを直接受け渡すことができる。
【0029】たとえば、アーム31Aから処理済のウエ
ハWをインデクサアーム25Aに受け渡す時には、ハン
ド部34Aは、インデクサアーム25Aや連結アーム2
6Aと干渉することがないように定められた高さでウエ
ハWをインデクサアーム25Aの上方へと導き、その後
に下降してインデクサアーム25AにウエハWを受け渡
す。そして、インデクサアーム25Aに保持されたウエ
ハWよりも下方の高さを保持しながら、ハンド部34A
は、切欠き部71,72を介して基板処理ユニット1側
へと退出する。
【0030】また、インデクサアーム25Bからアーム
31Bに未処理のウエハWを受け渡す時には、ハンド部
34Bは未処理のウエハWを保持したインデクサアーム
25Bの下方へと、切欠き部71,72を介して進入す
る。その後、このハンド部34Bが上昇してインデクサ
アーム25BからウエハWをすくい取り、その後は、保
持しているウエハWがインデクサアーム25Bや連結ア
ーム26Bと干渉することのない高さを保持して基板処
理ユニット1へと退出する。
【0031】このようにして、従来のようにウエハW支
持ピンを介することなく、インデクサロボット22とセ
ンターロボット13との間でのウエハWの直接受け渡し
を実現できる。図8は、センターロボット13と処理槽
11,12との間のウエハWの受け渡しを説明するため
の平面図である。処理槽11,12にはウエハWを水平
に保持して鉛直軸線回りに回転させるスピンチャック8
0が設けられている。このスピンチャック80は、ウエ
ハWの周縁部の裏面を支持する複数本(この実施形態で
は3本)の支持ピン81,82,83と、この支持ピン
81,82,83まわりにそれぞれ回動してウエハWの
周端縁を握持する複数本(この実施形態では3本)のチ
ャックピン84,85,86と、このチャックピン8
4,85,86によるウエハWの握持/解除を行うため
のリンク機構87,88,89とを備えている。
【0032】センターロボット13との間でのウエハW
の受け渡しに際しては、スピンチャック80は所定の回
転位置で停止させられる。センターロボット13のアー
ム31A,31Bの先端のハンド部34A,34Bは、
上記所定の回転位置で停止したスピンチャック80の支
持ピン81,82,83と干渉することがないようにそ
の形状が選択されている。以上のように、この実施形態
によれば、センターロボット13は、インデクサロボッ
ト22の背後から、インデクサアーム25A,25Bま
たは位置決め部材50A,50Bと干渉することなく、
このインデクサロボット22との間でウエハWを直接受
け渡しすることができる。これにより、ウエハW支持ピ
ンを用いてウエハWの受け渡しを行っていた従来技術に
比較して、ウエハWのパーティクル汚染を減少させるこ
とができ、かつ、基板搬送タクトを短縮することができ
る。また、位置決め部材50A,50Bには、櫛形のハ
ンド部34A,34Bの挿入を許容する切欠き部71,
72が形成されているので、インデクサアーム25A,
25Bとセンターロボット13のアーム31A,31B
と間でのウエハWの直接受け渡しを阻害することなく、
インデクサアーム25A,25B上でウエハWの位置決
めを行うことができる。したがって、受け渡し前にウエ
ハWを正確に位置決めできるので、インデクサロボット
22とセンターロボット13との間のウエハWの受け渡
し、およびインデクサロボット22からカセットCへの
ウエハWの搬入を確実に行うことができる。
【0033】また、インデクサロボット22およびセン
ターロボット13は、それぞれ未処理のウエハWおよび
処理済のウエハWに対する専用のアームを備えているの
で、未処理のウエハWに付着しているパーティクルが処
理済のウエハWへと転移することがない。これによっ
て、処理済のウエハWを清浄な状態に保持することがで
きる。以上、この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態で実施することもできる。たと
えば、上記の実施形態では、センターロボット13およ
びインデクサロボット22がいずれも2本のアームを有
するダブルアーム型ロボットである例について説明した
が、これらのいずれか一方または両方が、1本のアーム
のみを有するシングルアーム型ロボットであってもよ
い。
【0034】また、上記の実施形態では、インデクサア
ーム25A,25Bの背後から、センターロボットのア
ーム31A,31Bが進退方向Xに沿ってインデクサア
ーム25A,25Bに接近する例を挙げたが、たとえ
ば、インデクサアーム25A,25Bの斜め後方から、
すなわち進退方向Xと交差する方向からセンターロボッ
トのアームが接近する構成としてもよい。さらに、上記
の実施形態では、ウエハの洗浄を行う基板洗浄装置を例
にとったが、基板の種類は、液晶表示パネル用ガラス基
板やプラズマディスプレイ用ガラス基板等の他の種類の
ものであってもよいし、レジスト塗布処理等の他の種類
の基板処理が行われてもよい。
【0035】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構
成を示す図解的な平面図である。
【図2】インデクサロボットの構成を、カセット整列方
向に見た側面図である。
【図3】インデクサロボットの構成をセンターロボット
側から見た背面図である。
【図4】インデクサロボットの簡略化した平面図であ
る。
【図5】インデクサロボットに備えられた位置決め部材
の構成を説明するための背面図である。
【図6】位置決め部材のための駆動機構の構成を説明す
るための側面図である。
【図7】インデクサロボットとセンターロボットとの間
でのウエハの受け渡しを説明するための平面図である。
【図8】センターロボットと処理槽との間でのウエハの
受け渡しを説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 基板処理ユニット 11 処理槽 12 処理槽 13 センターロボット 31A,31B アーム 32A,32B 進退駆動機構 33 基台 2 インデクサユニット 21 カセットステーション 22 インデクサロボット 23 レール 24 基台部 25A,25B インデクサアーム 27A,27B 進退駆動機構 41,42 ウエハ支持部 41a 規制面 50A,50B 位置決め部材 52 位置決め駆動機構 61,62,63,64 当接部材 71,72 切欠き部 80 スピンチャック 81,82,83 支持ピン 84,85,86 チャックピン X 進退方向 C カセット W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 G11B 7/26 H01L 21/02 H01L 21/02 Z // H01L 21/304 648 21/304 648A Fターム(参考) 5D121 AA02 JJ02 JJ03 5F031 CA01 CA02 CA05 FA01 FA07 FA11 FA14 GA03 GA05 GA10 GA14 GA15 GA38 GA43 GA47 GA48 GA49 GA50 HA24 HA27 HA29 HA59 LA13 LA15 MA23 PA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を収容するためのカセットが置かれる
    カセットステーションと、 このカセットステーションに置かれたカセットに対して
    進退し、このカセットに対して基板を搬入または搬出す
    るための第1搬送アームを有する第1搬送機構と、 基板を保持するための基板保持手段を有し、この基板保
    持手段に保持された基板を処理するための基板処理機構
    と、 上記第1搬送機構を挟んで上記カセットステーションに
    対向する位置に配置され、上記カセットステーションに
    向けられた姿勢の上記第1搬送アームと干渉することな
    く、この第1搬送アームとの間で基板の直接受け渡しを
    行うことができる形状の第2搬送アームを有し、上記第
    1搬送機構の第1搬送アームと上記基板処理機構の基板
    保持手段との間で基板を搬送する第2搬送機構とを含む
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記第1搬送機構は、上記第1搬送アーム
    に保持された基板の端面に当接して、当該基板を上記第
    1搬送アームに対して位置決めするための位置決め部材
    を備えており、この位置決め部材には、上記第2搬送機
    構の第2搬送アームの挿入が可能な切欠き部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記第2搬送アームは、上記第1搬送アー
    ムとの間での基板の直接受け渡しの際に、上記第1搬送
    アームのカセットに対する進退方向とほぼ平行な方向に
    進退するものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記第1搬送アームは、基板をそれぞれ保
    持することができる2本のアームを備えていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理
    装置。
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