JP2002297636A - 特許情報検索サーバーシステム、特許情報検索・配信サーバーシステム、発明支援サーバーシステム、発明支援プログラム、並びに発明支援プログラムを記憶した情報記憶媒体 - Google Patents

特許情報検索サーバーシステム、特許情報検索・配信サーバーシステム、発明支援サーバーシステム、発明支援プログラム、並びに発明支援プログラムを記憶した情報記憶媒体

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JP2002297636A
JP2002297636A JP2001102531A JP2001102531A JP2002297636A JP 2002297636 A JP2002297636 A JP 2002297636A JP 2001102531 A JP2001102531 A JP 2001102531A JP 2001102531 A JP2001102531 A JP 2001102531A JP 2002297636 A JP2002297636 A JP 2002297636A
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Masaya Hirako
昌哉 平子
Masamichi Kanehara
正道 金原
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A & D Kk
Original Assignee
A & D Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特許情報検索及び発明支援のためのシステム
の様々な形態を提供する。 【解決手段】 インターネットに代表されるコンピュー
タネットワークに接続されて備えられるサーバーシステ
ムであって、利用者端末から送信される一又は複数のキ
ーワードに基づき特許情報データベースに記憶されてい
る特許情報データの中からデータを抽出するためのデー
タベース検索プログラムを備え、利用者が検索を行い、
あるいは一又は複数の利用者からなるグループに属する
利用者が接続するための利用者端末からアクセス可能な
記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、アクセ
スした利用者を認証する処理と、利用者が利用者端末に
おいて発明の構成要素や特許書類の内容を入力する処理
と、入力された構成要素や特許書類の内容を送信する処
理と、サーバーシステムにおいて前記の記憶領域に発明
案件ごとに記憶させる処理とを行い、一又は複数の利用
者が発明を行い特許書類を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許情報検索サー
バーシステム、特許情報検索・配信サーバーシステム、
発明支援サーバーシステム、発明支援プログラム、並び
に発明支援プログラムを記憶した情報記憶媒体に関す
る。特に、複数の異なる特許情報データベース2や、言
語の異なるデータベース、データ形式の異なるデータベ
ースを同時に検索し、あるいは定期的に配信を受け、さ
らにはグループの複数の構成員が共同で検索をし、ある
いは配信を受けることが可能な検索サーバー及び検索・
配信サーバーに関する。また、グループの複数の構成員
が共同で発明することを支援し、特許書類を作成、修正
等を行うことが可能な、発明支援サーバーシステム8に
関する。さらに特許書類の作成を省力化するプログラム
並びにプログラムを記憶した情報記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特許出願情報や、特許情報、技術
情報を検索するための技術としては様々なものが開発さ
れている。一方、特許情報は膨大な量が存在し、また特
許情報を提供するデータベースも複数存在するが、言語
の異なるデータベース、データ形式の異なるデータベー
スなどが存在する。これらを同時に検索することができ
れば、より漏れのない検索を行うことができる。一方、
検索に際しては、適切な検索キーワードの選択や、検索
キーワードの組合せによる検索式の設定などを行わない
と、検索から漏れる特許情報が生じる恐れがある一方、
検索キーワードを広くすれば、検索により抽出される特
許情報も増大し、関係のない特許情報が抽出される確立
も高くなるため、検索の効率は悪くなる。
【0003】このような問題を解決するための技術とし
ては、例えば、特開平10−312396号「データベ
ースシステムおよびデータベースデータベース検索プロ
グラム12を記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体」においては、1つのデータベースを検索するだけ
で、他のデータベース中にある関連するデータをも自動
的に引き出して、データ検索に要する時間と、手間とを
大幅に削減するための技術が開示されている。この発明
は、特許データベース〜図面データベースに対し、新た
なデータを登録する毎に、管理コンピュータによって、
特許データベース、会社データベース、図面データベー
スに登録されている各データ間の関連情報を抽出して、
関連キー情報ファイルの内容を更新し、検索キーが入力
されたとき、指定されたデータベースから、前記検索キ
ーに対応するデータを読み出すとともに、関連キー情報
ファイルに登録されている関連キー情報に基づき、他の
データベースから前記検索キーに関連するデータを読み
出す、というものである。しかしながら、この発明にお
いては、「特許情報、会社情報などを管理するデータベ
ースシステム」とあるように、入出力装置に接続された
単一のデータベースシステムに記憶されている、特許デ
ータベース、会社データベース、図面データベースなど
の複数のデータベースを、検索キーを付与することによ
り管理することを開示しているにすぎない。
【0004】特開2000−322447「文献分類選
定方法、装置および記録媒体」においては、特許分類な
どの分類を用いて、文献内容に対して適切な確立の高い
分類から選定して検索を行うための技術が開示されてい
る。特許分類などの分類は特許公報等にも掲載されるよ
うに、技術分野を特定するためには有効である。しかし
ながら特許の専門家以外にはわかりにくいものであり、
専門家以外の者にとっては、身近なキーワード等を用い
て検索できればより便利である。ただし適切で漏れのな
いキーワードの選択には困難が伴う。
【0005】また、特開平9−128399号「特許デ
ータベースのキーワードデータ抽出方法及びキーワード
データ抽出装置」においては、特許請求の範囲等からキ
ーワードデータをそのままの状態で自動的に抽出するこ
とができ、キーワード検索効率を向上させ得る、特許デ
ータベースのキーワードデータ抽出方法及びキーワード
データ抽出装置が開示されている。この発明は、外部記
憶手段に記憶された特許出願の文書情報からキーワード
データを抽出するキーワードデータ抽出方法において、
文書情報中から漢字、カタカナ、符号、ローマ字等から
なる第1キーワードデータを抽出するステップと、ひら
がなの文字列からかる第2キーワードデータを抽出する
ステップと、抽出したキーワードデータ中から特定の漢
字のキーワードデータを消去するステップとを具備す
る、というものである。さらに特開平10−13407
7号「ワード処理システムおよび記憶媒体」において
は、ある技術について特別な知識を有する者でなくて
も、それに関連する情報を取得するためのワードを簡易
に取得できるようにする技術が開示されている。この発
明は、特許情報検索用CD−ROMには、特許公報等の
データベースと共に、このデータベースを有効に処理す
るための手順を記したデータが格納されている。オペレ
ータは、このCD−ROMをパーソナルコンピュータ本
体のCDドライバにセットし、検索の元となる文書をデ
ィスプレイに表示してその対象とする処理範囲を指定す
る。これにより、その文書を構成する一連のワードが抽
出される。オペレータは抽出されたワードのうちから適
切なものを選択して、それらをキーワードとして文献の
サーチ等のワード処理を行なう。類語等の関連語の抽出
も可能であり、関連語を併せて使用することで制度の高
いワード処理が可能になる、というものである。
【0006】しかしながら、前記の二つの公開特許に開
示された技術においては、前者に会っては外部記憶手段
に記憶された特許出願の文書情報、後者にあっては検索
の元となる文書という、検索される対象との比較対照と
なる元の文書データがあらかじめ存在し、元の文書デー
タから適切な検索キーワードを抽出するというものであ
る。新規なアイディア等を考案し、まだ元の文書データ
が存在しないか、完全な形態では存在しない場合には用
いることのできない技術であり、とりわけ新規な発明を
行う者にとっては利用価値の少ないものである。
【0007】特開平5−135109号「特許データベ
ース検索支援装置」においては、対象出願の該当特許を
検索する場合、その類似特許及び類似度を自動的に検
索、演算し表示できるようにした特許データベース検索
支援装置を提供するための技術が開示されている。この
発明は、対象出願の特許情報とデータベースファイルの
特許情報とを比較し、類似特許及びその類似度を自動的
に演算し、これを表示手段に表示する類似度演算手段を
設ける、というものである。この発明においても対象出
願の特許情報という、検索される対象との比較対照とな
る元の文書データがあらかじめ存在し、元の文書データ
から適切な検索キーワードを抽出するというものであ
る。新規なアイディア等を考案し、まだ元の文書データ
が存在しないか、完全な形態では存在しない場合には用
いることのできない技術であり、とりわけ新規な発明を
行う者にとっては利用価値の少ないものである。また、
類似特許及びその類似度を自動的に演算・表示は有効で
はあるものの、類似殿演算はキーワードの出現個数によ
っているために、例えばキーワードが特許請求の範囲に
記載されている発明の必須の構成要素であるか否か、と
いった考慮はなされていない。さらに、使用された検索
キーワードと同義又は類似であるが異なるキーワードが
用いられている場合には、単に使用された検索用キーワ
ードの出現個数に頼ったのでは、検索結果に漏れや誤り
が生じてしまう恐れがある。
【0008】特開2000−112953「文献検索方
法、及びそのシステム」においては、検索の精度を高く
維持させつつ、再現率を向上させられるようにするため
の技術が開示されている。この発明は、コンピュータ
は、データベースから特許文献(一次情報)を読み出
し、書誌的事項や索引語等の二次情報を抽出して補助記
憶装置に記憶させる。ユーザは、表示装置を見ながら、
キーボードやポインティングデバイスを用いて検索式を
入力する。その検索式で論理和近接演算子によって索引
語の共出現の仕方が規定されていると、コンピュータ
は、その演算子で指定された文章範囲を照合単位とし
て、入力された索引語を文献から抽出した索引語と照合
する。その結果、元々一致すべきと定めた数の索引語、
及びユーザが一致すべきと別に指定した索引語が共に一
致した索引語を抽出した文献を、少なくとも適合文献と
して選択する、というものである。また特開平9−25
9139号「文書資料知的検索システム」においては、
キーワード検索する際、シソーラスの関連度を検索者に
意識させずに、システム内部で更新、管理することが
で、シソーラスの関連度をより検索者の意図の近い形で
ダイナミックに変更することができる技術が開示されて
いる。この発明は、予め定義され、かつ利用者が指定可
能なシソーラスと登録データとの関係を蓄積するシソー
ラスデータベースと、フリーワードと登録データとの関
係を蓄積するフリーワードデータベースとを有する特許
文書、技術文書、資料等を対象としたキーワード検索を
行う文書資料知的検索システムにおいて、シソーラスと
シソーラスの関連性を、シソーラスとシソーラスではな
いが、利用者がシソーラスとともに対象データに与えた
キーワードで共通概念を有する連想語として保存する連
想語データベースを有することを特徴とする文書資料知
的検索システム、である。
【0009】前記の二つの公開特許に開示された技術に
おいては、検索精度をより高める技術が開示されてい
る。前者においては、複数の検索語を用いて、検索対象
となる文章範囲を指定して検索することにより、文章内
の位置関係を選択した検索が可能である。また2つ以上
の検索後の出現順序などを指定した検索が可能である。
しかしながら、使用された検索キーワードと同義又は類
似であるが異なるキーワードが用いられている場合に
は、検索結果に漏れや誤りが生じてしまう恐れがある。
また、文章中の位置関係も、文章の属性、例えば特許請
求の範囲、発明の詳細な説明などを指定することはでき
ず、検索キーワードが特許請求の範囲に記載されている
発明の必須の構成要素であるか否か、といった考慮はな
されていない。次に、後者においては、シソーラスデー
タベース、連想語データベース、同義語・類義語データ
ベース等を用いることにより、検索論理式を自動学習に
より作成・修正することが開示されている。しかしなが
ら、連想語、同義語、類義語を広く検索で抽出すること
としても、例えば特許請求の範囲、発明の詳細な説明な
どを指定することはできず、検索キーワードが特許請求
の範囲に記載されている発明の必須の構成要素であるか
否か、といった考慮はなされていない。一方、単純に検
索キーワードを広くすれば、検索により抽出される特許
情報も増大し、関係のない特許情報が抽出される確立も
高くなるため、検索の効率は悪くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決すると
共に、さらに本発明の検索サーバーシステム、検索・配
信サーバーシステムにおいては、複数の異なる特許情報
データベースや、言語の異なるデータベース、データ形
式の異なるデータベースを同時に検索し、あるいは定期
的に配信を受け、さらにはグループの複数の構成員が共
同で検索をし、あるいは配信を受けることが可能な検索
サーバー及び検索・配信サーバーを提供することを目的
とする。
【0011】さらに、本発明においては、下記の様々な
課題を解決することをも目的とする。従来、発明を行う
工程における技術としては、例えば特許第290552
7号「電子媒体による出願依頼受付システム」において
は、下記の発明が開示されている。すなわち、「電子媒
体による出願依頼受付システムであって、コンピュータ
と、該コンピュータとオンラインで情報の授受を行なう
複数の端末機とを備え、前記端末機は、予め定められた
一定のフォーマットを有する電子化された明細書原稿用
紙データおよび出願依頼書用紙データを格納する記憶媒
体と、前記記憶媒体に格納される明細書原稿用紙データ
を読み出して、この明細書原稿用紙に文書入力を行なう
と共に、前記記憶媒体に格納される出願依頼書用紙デー
タを読み出して、この出願依頼書用紙のフォーマットに
したがって必要事項の入力を行なうためのワードプロセ
ッシング手段と、図面を電子的に作成する手段と、前記
入力された明細書原稿、図面および出願依頼書を、オン
ラインで前記コンピュータに送信する手段とを備え、前
記コンピュータは、前記オンラインで送信された明細書
原稿、図面および出願依頼書を受領して、記憶する手段
と、記憶されている明細書原稿および出願依頼書を読み
出して、表示する手段と、表示された明細書原稿および
出願依頼書にエラーがないことを確認した旨の入力を受
け付ける手段と、前記明細書原稿および出願依頼書につ
いて、予め定めた書誌的事項の入力を受け付けて、入力
されたデータを登録する手段とを備え、前記記憶媒体
は、前記一定のフォーマットを有する電子化された明細
書原稿用紙データおよび出願依頼書用紙データとして、
前記端末機の表示画面上に、それぞれ文字を入力するた
めの複数の空欄領域と、それぞれの空欄領域を区画する
と共に、それ自体への文字の入力を行わせない区画領域
とを表示させ、前記各空欄領域の直前に位置する各区画
領域の一部には、その次に位置する空欄領域に関する注
意事項として表示される文字が予め入力され、前記空欄
領域のうち、一部の空欄領域については、当該領域の大
きさを文字数によって制限すると共に、枠を表示させる
情報を有し、前記空欄領域のうち、領域の大きさが制限
されない領域の少なくとも一部については、出願明細書
として記載すべき項に対応して区画され、それぞれを区
画する直前の区画領域に予め入力されている文字は、当
該項を表わす情報を構成するものを記憶していることを
特徴とする出願依頼受付システム」である。
【0012】上記発明においては、コンピュータを用い
て出願依頼書用紙のフォーマットをオンラインで送信す
るものであり、文字を入力するための複数の空欄領域
と、それ自体への文字の入力を行わせない区画領域とを
表示させる。しかしながら、この発明は、社内における
発明の届け出を目的とするシステムであって、しかも複
数の発明者が共同で作業を行うものではない。
【0013】また、特許第2972675号「発明届出
承認システム、発明届出承認方法および発明届出承認用
プログラムを記録した記録媒体」においては、「第1、
第2および第3のコンピュータが通信ネットワークを介
して接続された発明届出承認システムにおいて、前記第
1のコンピュータは、発明者が作成した特許出願用明細
書の原稿データを入力する原稿作成手段と、該原稿作成
手段により入力された原稿データと該原稿データを特定
するための発明届出情報とを前記第2のコンピュータに
送信する登録手段と、前記登録手段により送信された原
稿データを特定するための発明届出情報を含む承認依頼
通知を前記発明者の上司宛に行う承認依頼手段とを備
え;前記第2のコンピュータは、前記第1のコンピュー
タから送信される原稿データと該原稿データを特定する
ための発明届出情報とを対応づけて記憶する記憶手段を
備え;前記第3のコンピュータは、前記上司宛の前記承
認依頼通知に含まれる発明届出情報に基づいて対応する
原稿データを前記記憶手段から読み込んで表示する表示
手段と、前記表示された原稿データを確認した前記上司
の指示に応答して、該表示された原稿データと対応づけ
て承認済情報を前記記憶手段に記憶させる承認手段とを
備えたことを特徴とする発明届出承認システム」が開示
されている。しかしながら、上記発明は、単に社内にお
ける発明届出の承認を行うためのシステムである。
【0014】今日では、インターネットに代表されるコ
ンピュータネットワークを用いて共同作業を行うことは
多くなり、遠隔地同士での情報送受信や、同一企業内な
どにはとらわれない複数の組織や個人同士での情報送受
信、異業種同士での情報送受信、異なる専門分野同士で
の情報送受信、あるいはこれらの情報送受信による共同
作業の必要性、効率化の必要性は拡大の一途を辿ってい
る。さらに共同作業に加わる者を公募等により募集した
りして、知識の集積・拡大を図ることができればより絶
大な効果を発揮する。さらに今日では、日夜開発され出
願される特許発明自体も、インターネットに代表される
コンピュータネットワークを用いて情報の送受信を行う
発明や、これらを用いてビジネス関連の効果を実現する
発明が飛躍的に増大している。とりわけこのような分野
においては、ビジネス分野の発明者と、システム関連の
発明者との共同作業や、提携企業同士での共同作業な
ど、遠隔地同士での情報送受信や、同一企業内などには
とらわれない複数の組織や個人同士での情報送受信、異
業種同士での情報送受信、異なる専門分野同士での情報
送受信、あるいはこれらの情報送受信による共同作業の
必要性、効率化の必要性は拡大の一途を辿っている。
【0015】特開平10−126408「双方向参加型
データ通信システム」においては、特許技術情報の検索
にのみ力点を置くのではなく、情報自身に付加価値を与
えるユーザー参加型の双方向通信環境であり、その特許
技術情報に関する評価・コメント情報、およびその技術
に関連ある企業の商品情報・個人情報等の交流に力点が
ある双方向参加型データ通信システムを提供するための
技術が開示されている。この発明は、所定の検索条件を
入力する複数のパソコン端末にインターネットを介して
接続され、前記所定の検索条件に応じた既存データを検
索し、前記複数のパソコン端末に前記既存データを出力
するサーバを有する。前記複数のパソコン端末から入力
される個別データを既存データに対応して格納する個別
データ格納部を設ける。前記複数のパソコン端末は前記
個別データ格納部を介して前記個別データを相互に閲覧
・書込可能に設けられる。これにより、前記複数のパソ
コン端末同士は、前記既存データにリンクした前記個別
データを互いに閲覧・書込することにより、前記既存デ
ータを中心としたインターネット上のフォーラムを形成
する、というものである。しかしながら、この発明にお
いては、インターネット上にフォーラムを形成し、技術
情報に対するコメントを付加したり、意見交換をしたり
するというものであって、共同で新規な発明を行いつ
つ、発明を構成する構成要素を付加したり、変更した
り、さらに新しい要素を加えて限定したりといった発明
行為そのものを共同で作り上げていくといったものでは
ない。
【0016】ところで、前記のように、ビジネス分野の
発明者とシステム関連の発明者との共同作業や、提携企
業同士での共同作業、遠隔地同士での情報送受信や、同
一企業内などにはとらわれない複数の組織や個人同士で
の情報送受信、異業種同士での情報送受信、異なる専門
分野同士での情報送受信、あるいはこれらの情報送受信
による共同作業においては、下記のような様々な問題が
生じる。例えば、発明をこのような複数の者が行う場合
において、特許の専門家であればまだしも、専門家やそ
うでない者など、様々な知識レベル、分野の者が共同で
発明を行うことは、広くアイディアを収集するためには
有効であるものの、特許出願を行い、あるいは特許出願
を行うために代理人に依頼するための説明文書を作成す
るためには、一定の書式やフォーマットに則った文書に
まとめることが望まれる。
【0017】例えば、わが国の特許法及び関係施行規則
においては、書面により発明内容を開示することが規定
されている。明細書においては、発明の名称、特許請求
の範囲、発明の詳細な説明、図面の簡単な説明というよ
うな項目ごとに記載することとされ、さらに発明の詳細
な説明においては、発明の属する技術分野、従来の技
術、発明が解決しようとする課題、課題を解決するため
の手段、発明の実施の形態、実施例、発明の効果という
ような項目ごとの記載が行われ、要約書などの他の書面
においても記載方法が定められている。同様に特許協力
条約(PCT)に基づく国際出願においても、技術分
野、背景技術、発明の開示、図面の簡単な説明、発明を
実施するための最良の形態、産業上の利用可能性、請求
の範囲、要約書などの項目ごとに記載を行う。これはさ
らに、アメリカ合衆国における特許出願書類において、
Titleof the invention, Background of the prior ar
t, Summery of the Invention,BriefDescription of th
e Drawings, Detailed Description of the Preferred
Embodiment,Claims, Abstruct, Drawingsなどに分けて
記載を行うことなどにおいても同様である。
【0018】このような記載に対応するため、従来、大
企業の特許部門や知的財産部門などにおいても、発明者
から発明の内容を届け出てもらい、またその中から特許
出願書類の作成を行い、あるいは代理人に出願依頼を行
うためには、発明届出書などの申請用紙のフォーマット
を設けて、発明者らに記入させることが行われている。
さらにこの書式を電子化することも試みられている。し
かしながら前述のように、複数の発明者が共同で発明を
行う場合に、ビジネス分野の発明者とシステム関連の発
明者との共同作業や、提携企業同士での共同作業、遠隔
地同士での情報送受信や、同一企業内などにはとらわれ
ない複数の組織や個人同士での情報送受信、異業種同士
での情報送受信、異なる専門分野同士での情報送受信、
あるいはこれらの情報送受信による共同作業を行うため
には、単に電子化書類をそれぞれが作成して、互いに送
受信するなどのことをしていては、著しく作業効率が悪
化する。
【0019】したがって、複数の利用者からなるグルー
プに属する利用者がインターネット等を用いて、発明を
行っている家庭の文書ファイルにアクセスし、各々の発
明者が発明の構成要素や特許書類の内容を入力したり、
追加、修正、削除等を行うことが可能なシステムが望ま
れる。さらにこうしたシステムにおいては、発明の新規
性や機密性を損なわないためのデータ管理や、データ暗
号化、利用者の認証などが行われなければならない。
【0020】このようなシステムを実現した場合におい
て、下記のような様々な問題が想定される。例えば、発
明者が発明を行う場合に、発明の内容を規定し権利範囲
を確定する特許請求の範囲が重要なことはもちろんであ
るが、アイディアの創出は必ずしもこの部分に限られる
ものではなく、例えばコンピュータを用いてビジネス方
法を実現するいわゆるビジネス関連発明を例にとれば、
発明の内容として特許請求の範囲の請求項を考えたが、
それをどのように具体的に実現するかの内容は、システ
ムに詳しい別の発明者がシステム構成やソフトウェアの
処理手順などを考えることがある。また別の形態のシス
テム構成やソフトウェアの処理手順などを考えることが
ある。さらにある発明者が考え出した発明が実現される
ことによって、その発明者が気づかなかった別の発明者
が当該発明による新たな効果を思いつくこともある。さ
らに別の発明者が前記のような検索システムを用いて新
たな選考技術文献を発見し、従来の技術に記入を追加す
ることがある。この場合に当該従来技術を改良するため
の新たな「発明が解決しようとする課題」を考え出す必
要が生じることもある。そしてそれに対応して請求項を
修正、追加等することがある。
【0021】さらに、とりわけ特許請求の範囲の請求項
の記載においては、特許発明の技術的範囲が特定される
ため、発明の構成要素を列挙したり、機能や処理手順を
列挙したり、発明のカテゴリーとして物の発明や方法の
発明、プログラムや情報記憶媒体などの発明等の、様々
な記載を一つの請求項の中においても追加、変更、修
正、削除して作成したり、検索等した先行技術との比較
検討を行ったりすることは通常行われる作業である。こ
うした場合には、共同作業を行う発明者らが、各々、上
位概念、中位概念、下位概念に属する様々な実施形態の
バリエーションを考え出したり、発明の前提条件や構成
要素の追加、変更、置換、削除や、請求項の追加、移
動、削除など、また他の請求項を引用する従属請求項の
作成や、他の請求項を引用しない独立請求項の作成な
ど、様々な作業を行いやすいように構成されることが望
ましい。
【0022】またこうした操作上の問題は、発明者らが
書類を作成する段階においてはもちろんのこと、弁理士
のような代理人が特許書類を作成、修正等する場合にお
いても、操作性の向上がされるならば、便宜である。今
日、パーソナルコンピュータを用いたオンライン出願に
より、特許出願における事務処理も飛躍的な効率化を遂
げてはいるものの、電子化された文書は書類の作成過程
においては、修正、変更等は容易ではあるものの、特許
出願書類などの文書作成においては、様々な作業場の無
駄や非効率的な面が存在し、ほとんど改善がされていな
いのが現状である。市販のソフトウェアや、フリーのソ
フトウェア等においては、特許出願書類の明細書の、段
落番号を自動的に付与したり、再付与したり、明細書等
の書式を電子出願の書式に則っているか否かのチェック
を行ったり、あるいは図面の画像データを挿入するため
のタグを自動的に挿入する機能などを備えるものが存在
している。また市販のワードプロセッサのソフトウェア
などにおいては、用語を変更する場合の置換機能などが
備えられている。
【0023】しかしながら、これらは形式上、書式上の
効率化を図る機能であって、特許書類の内容作成の効率
化は図られていないのが現状である。また形式上の効率
化手段も、従来は充分とはいえなかった。例えば、請求
項の追加、移動、変更、削除などを行った場合を考えて
みると、次のような問題が生じる。「請求項3」を「請
求項4」に変更した場合には、従来の置換機能を用い
て、「請求項3」の記載を「請求項4」の記載に置換す
れば足りる。しかしながら、追加、変更、削除などが大
幅にある場合に、「請求項3」を「請求項5」に変更
し、「請求項4」を「請求項3」に繰り上げ、「請求項
4」を追加し、「請求項5」を「請求項6」に変更した
場合には、従来の置換機能を用いて、「請求項3」の記
載を「請求項5」の記載に置換すれば、「請求項3」か
ら変更後の「請求項5」と、変更前の「請求項5」とが
混在する。次に変更前の「請求項5」を「請求項6」に
置換して変更しようとしても、このように混在している
ために確認を一つ一つ行わなければならない。変更がさ
らに大幅にある場合には、結局プリントアウトして、変
更箇所を確認することになる。一人で作業を行う場合に
は、変更箇所の確認を行えばまだ足りるが、作業効率上
好ましくない。ましてや共同作業、共同発明において
は、変更、修正、削除を行うのは自分だけではないため
に、誤りなく、簡易に操作を行えるシステムが必要とな
る。
【0024】さらに、特許出願書類などにおいては、独
特の専門的な文書であるために、書式的事項はともかく
として、内容面に関わる自動処理などの効率化は困難で
あり、行われてはこなかった。しかし明細書などの作成
に際しては、例えば請求項に記載した記載内容と同一又
は類似の記載が、発明の詳細な説明の所定の箇所や、要
約書などに再度記載されることが多く見られる。また発
明が解決しようとする課題に対応して、発明の効果の記
載がなされることが多くみられる。このような一定の対
応関係を、ルールづけて自動処理機能をシステムに組み
込むことができれば、単純作業の事務処理負担は飛躍的
に軽減され、その分より内容面での充実に時間を割くこ
ともできるようになる。また、発明者や、弁理士などの
代理人ごとに、明細書などのスタイルがあった場合に
も、一定のルール付けをカスタマイズすることができれ
ば、利用者に合ったシステムを提供することができる。
【0025】そこで、本発明においては、グループの複
数の構成員が共同で発明することを支援し、特許書類を
作成、修正等を行うことが可能な、発明支援サーバーシ
ステム8を提供することをも目的とする。さらに特許書
類の作成を省力化するプログラム並びにプログラムを記
憶した情報記憶媒体を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明において、請求項
1〜34までは、複数の特許情報データベースを検索対
象として検索を行うための検索サーバーシステムを実現
した。請求項35〜42までは、上記の検索サーバーシ
ステムを用いて、複数の特許情報データベースを検索対
象として検索を行い、抽出された検索結果を配信するた
めの検索・配信サーバーシステムを実現した。請求項4
3〜76及び79〜83までは、コンピュータネットワ
ークに接続された複数の利用者端末からサーバーシステ
ムに接続して、共同発明及び特許書類の作成支援を行う
ための発明支援サーバーシステムに関し、特に特許出願
書類の作成支援機能を提供する。また請求項78は特許
書類作成支援プログラム、請求項77は特許書類作成支
援プログラムを記憶した情報記憶媒体を提供する。
【0027】上記目的を解決するため、請求項1に記載
の発明においては、インターネットに代表されるコンピ
ュータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デ
ータベースを検索するためにコンピュータネットワーク
に接続する利用者端末からアクセスするサーバーシステ
ムであって、前記のサーバーシステムは、利用者端末か
ら送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報
データベースに記憶されている特許情報データの中から
データを抽出するためのデータベース検索プログラムを
備え、前記の特許情報データベースに記憶されている特
許情報データは、データを抽出するためのXML等のタ
グ情報を含み、複数のデータベースにおいて共通のタグ
情報を用いることにより、前記の検索プログラムが複数
の出願情報データベース、登録情報データベース、先行
技術データベース等の複数の特許情報データベースの検
索を行うと共に、利用者が利用者端末において、必要と
するデータを抽出するためのタグ情報を指定することに
より、前記の共通のタグ情報により必要データを検索・
抽出し、抽出されたデータを含むファイルを生成して利
用者端末に送信可能なことを特徴とする、特許情報検索
サーバーシステムであることを特徴としている。
【0028】また、上記課題を解決するため、請求項2
に記載の発明においては、請求項1に記載の発明におい
て、前記の特許情報データは、特許その他の知的財産権
の出願情報・登録情報・先行技術情報の内容の要約を示
す文字データファイル、画像データファイル、音声デー
タファイル、動画像データファイルの内の一又は複数を
含み、前記の各ファイルごとに前記のタグ情報を含み、
利用者が利用者端末において、必要とするデータを抽出
するためのタグ情報を指定することにより、前記の共通
のタグ情報により必要データを検索・抽出し、抽出され
たデータ及びデータファイルへのハイパーリンク情報を
含むファイルを生成して利用者端末に送信可能なことを
特徴とする、請求項1に記載の特許情報検索サーバーシ
ステムであることを特徴としている。
【0029】また、上記課題を解決するため、請求項3
に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の発明
において、前記のタグ情報は、特許情報を構成する技術
分野を特定する識別符号、キーワード、出願人、発明
者、権利者、代理人、出願日、公開番号、特許番号、そ
の他の情報を含むデータ項目を指定するためのタグ情報
であって、利用者が利用者端末において、必要とするデ
ータを抽出するためのタグ情報を指定することにより、
前記の共通のタグ情報により必要データを検索・抽出
し、抽出されたデータを含むファイルを生成して利用者
端末に送信可能なことを特徴とする、請求項1又は2の
いずれかに記載の特許情報検索サーバーシステムである
ことを特徴としている。
【0030】また、上記課題を解決するため、請求項4
に記載の発明においては、請求項1〜3に記載の発明に
おいて、前記の複数のデータベースにおいて共通のタグ
情報は、複数のデータベースにおいて異なって設定され
ているタグ情報を、特許情報検索サーバーシステムが備
える特許情報データベース情報管理手段において解釈し
た上で、複数のデータベースにおいて共通するデータ項
目のデータを検索・抽出可能にしたことを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載の特許情報検索サーバー
システムであることを特徴としている。
【0031】また、上記課題を解決するため、請求項5
に記載の発明においては、請求項1〜4に記載の発明に
おいて、前記の特許情報検索サーバーシステムは、利用
者が閲覧するファイルのレイアウトを指定するためのレ
イアウト指定手段を備え、利用者が利用者端末におい
て、所望のレイアウトを指定することにより、前記の共
通のタグ情報により必要データを検索・抽出し、抽出さ
れたデータを含むファイルを生成して利用者端末におい
て所望のレイアウトにより閲覧可能なことを特徴とす
る、請求項1〜4のいずれかに記載の特許情報検索サー
バーシステムであることを特徴としている。
【0032】また、上記課題を解決するため、請求項6
に記載の発明においては、請求項1〜5に記載の発明に
おいて、前記のタグ情報には、特許情報に関する一又は
複数のキーワードを設定するためのタグ情報が含まれて
おり、利用者が入力・送信した一又は複数のキーワード
ごとに、前記のタグ情報を参照して検索を行うことを特
徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の特許情報検
索サーバーシステムであることを特徴としている。
【0033】また、上記課題を解決するため、請求項7
に記載の発明においては、請求項6に記載の発明におい
て、前記のタグ情報には、特許情報が含む特許請求の範
囲、各請求項、発明の属する技術分野、実施例等のデー
タ項目ごとに、一又は複数のキーワードを設定するため
の複数のタグ情報が含まれており、利用者が一又は複数
の項目を指定して入力・送信した一又は複数のキーワー
ドごとに、前記のタグ情報を参照して検索を行うことを
特徴とする、請求項6に記載の特許情報検索サーバーシ
ステムであることを特徴としている。
【0034】また、上記課題を解決するため、請求項8
に記載の発明においては、請求項6又は7に記載の発明
において、前記のキーワードを設定するためのタグ情報
には、発明の必須の構成要素を指定する同一キーワー
ド、同義語・類義語・関連語・連想語などのキーワー
ド、発明の構成に必須ではないが特に関連する分野・特
に想定される分野などのキーワード等、検索キーワード
レベルごとに、一又は複数のキーワードを設定するため
の複数のタグ情報が含まれており、利用者が検索キーワ
ードレベルを指定して入力・送信した一又は複数のキー
ワードごとに、前記の複数のキーワードレベルごとのタ
グ情報を参照して検索を行うことを特徴とする、請求項
6又は7のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシス
テムであることを特徴としている。
【0035】また、上記課題を解決するため、請求項9
に記載の発明においては、インターネットに代表される
コンピュータネットワークに接続されて備えられ、特許
情報データベースを検索するためにコンピュータネット
ワークに接続する利用者端末からアクセスするサーバー
システムであって、前記のサーバーシステムは、利用者
端末から送信される一又は複数のキーワードに基づき特
許情報データベースに記憶されている特許情報データの
中からデータを抽出するためのデータベース検索プログ
ラムと、さらに入力・送信されたキーワードと同一又は
類似概念の複数のキーワード等を記憶するキーワード変
換テーブルとを備え、送信された一又は複数のキーワー
ドごとに、前記のキーワード変換テーブルを参照して、
当該キーワードと同一又は類似概念の複数のキーワード
を抽出し、抽出されたすべてのキーワードに基づき、前
記の検索プログラムが複数の出願情報データベース、登
録情報データベース、先行技術データベース等の複数の
特許情報データベースの検索を行い、データの検索・抽
出が可能なことを特徴とする、特許情報検索サーバーシ
ステムであることを特徴としている。
【0036】また、上記課題を解決するため、請求項1
0に記載の発明においては、請求項1〜5に記載の発明
において、利用者が前記のキーワード変換テーブルを参
照するか否かを指定して、参照することを指定された場
合には、入力・送信した一又は複数のキーワードごと
に、前記のキーワード変換テーブルを参照して検索を行
うことを特徴とする、請求項6又は7のいずれかに記載
の特許情報検索サーバーシステムであることを特徴とし
ている。
【0037】また、上記課題を解決するため、請求項1
1に記載の発明においては、請求項10に記載の発明に
おいて、前記のキーワード変換テーブルを参照するか否
かの指定は、特許情報が含む特許請求の範囲、各請求
項、発明の属する技術分野、実施例等のデータ項目ごと
に指定することが可能な、請求項10に記載の特許情報
検索サーバーシステムであることを特徴としている。
【0038】また、上記課題を解決するため、請求項1
2に記載の発明においては、請求項10又は11に記載
の発明において、前記のキーワード変換テーブルを参照
するか否かの指定は、利用者が入力・送信するキーワー
ドごとに指定することが可能な、請求項10又は11の
いずれかに記載の特許情報検索サーバーシステムである
ことを特徴としている。
【0039】また、上記課題を解決するため、請求項1
3に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の
発明において、前記のキーワード変換テーブルに記憶さ
れるキーワードと同一又は類似概念の複数のキーワード
は、第一の言語によるキーワードと、同一又は類似概念
の第二の言語によるキーワードであって、送信された一
又は複数のキーワードごとに、キーワード変換テーブル
から当該キーワードと同一又は類似概念の複数のキーワ
ードを抽出し、抽出されたすべてのキーワードに基づ
き、前記の検索プログラムが、異なる言語のデータベー
スを含む複数の出願情報データベース、登録情報データ
ベース、先行技術データベース等の複数の特許情報デー
タベースの検索を行い、データの検索・抽出が可能なこ
とを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の
特許情報検索サーバーシステムであることを特徴として
いる。
【0040】また、上記課題を解決するため、請求項1
4に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、法
人情報データベース又は個人情報データベース等を検索
するためにコンピュータネットワークに接続する利用者
端末からアクセスする法人情報等検索サーバーシステム
と、一又は複数の特許情報データベースを検索するため
の特許情報検索サーバーシステムとにより構成されるシ
ステムにおいて、前記の法人情報等検索サーバーシステ
ムは、利用者端末から前記の法人情報データベース又は
個人情報データベース等に記憶されているデータの中か
らデータを抽出するための法人情報等データベース検索
プログラムを備えると共に、前記の特許情報検索サーバ
ーシステムと連携し、前記の法人情報等検索サーバーシ
ステムが利用者端末から送信される法人情報等の検索要
求データを受信し、検索要求データに基づいて法人情報
等を検索し抽出する際に、前記の検索要求データに含ま
れる会社名等の法人又は個人を識別する検索キーワード
を抽出し、法人又は個人を識別する検索キーワードを検
索キーとする特許情報検索要求データを生成し、前記の
特許情報データベースにおいて、生成された特許情報検
索要求データを前記の法人情報等検索サーバーシステム
から受信する処理と、受信した特許情報検索要求データ
に基づき、前記の法人又は個人を識別する検索キーワー
ドを検索キーの主キーとして設定すると共に、必要に応
じ検索キーワード等の他の検索条件を設定するためのフ
ァイルを生成する処理と、生成されたファイルを前記の
法人情報等検索サーバーシステムに送信する処理を行う
ことにより、前記の法人情報等データベース検索プログ
ラムが利用者端末に対し送信する検索結果データには、
特許情報検索サーバーシステムが一又は複数の特許情報
データベースを検索してデータを抽出するためのデータ
が含まれることを特徴とする、特許情報検索サーバーシ
ステムであることを特徴としている。
【0041】また、上記課題を解決するため、請求項1
5に記載の発明においては、請求項14に記載の発明に
おいて、前記の法人情報等検索サーバーシステムが利用
者端末から送信される法人情報等の検索要求データを受
信し、検索要求データに基づいて法人情報等を検索し抽
出する際に、前記の検索要求データに含まれる会社名等
の法人又は個人を識別する検索キーワードを抽出し、法
人又は個人を識別する検索キーワードを検索キーとする
特許情報検索要求データを生成し、前記の特許情報デー
タベースにおいて、生成された特許情報検索要求データ
を前記の法人情報等検索サーバーシステムから受信する
処理と、受信した特許情報検索要求データに基づき、前
記の法人又は個人を識別する検索キーワードを検索キー
の主キーとして設定すると共に、特許情報検索サーバー
システムにおいて、一又は複数の特許情報データベース
を検索してデータを抽出し、必要に応じ検索キーワード
等の他の検索条件を設定するためのファイルを生成する
処理と、生成されたファイルを前記の法人情報等検索サ
ーバーシステムに送信する処理を行うことにより、前記
の法人情報等検索プログラムが抽出した結果を利用者端
末に対し送信するデータには、抽出された法人又は個人
を識別する検索キーワードに基づき、特許情報検索サー
バーシステムにおいて、一又は複数の特許情報データベ
ースの検索を行い、抽出された結果を表示させるための
データが含まれることを特徴とする、特許情報検索サー
バーシステムであることを特徴としている。
【0042】また、上記課題を解決するため、請求項1
6に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベース等を検索するためにコンピュータネ
ットワークに接続する利用者端末からアクセスする、第
一の特許情報検索サーバーシステムと、一又は複数の特
許情報データベースを検索するための第二の特許情報検
索サーバーシステムとにより構成されるシステムにおい
て、前記の第一の特許情報検索サーバーシステムは、利
用者端末から前記の特許情報データベースに記憶されて
いるデータの中からデータを抽出するためのデータベー
ス検索プログラムを備えると共に、前記の第二の特許情
報検索サーバーシステムと連携し、利用者端末から前記
の第一の特許情報検索サーバーシステムに対し検索要求
を送信し、検索要求を受信した前記の第一の特許情報検
索サーバーシステムは前記の第二の特許情報検索サーバ
ーシステムに前記の検索要求を送信し、第二の特許情報
検索サーバーシステムにおいて、一又は複数の特許情報
データベースを検索してデータを抽出し、抽出されたデ
ータを前記の第一の特許情報検索サーバーシステムに送
信し、前記の第一の特許情報データベース検索プログラ
ムが利用者端末に対し送信する検索結果データには、第
二の特許情報データベースから受信した検索結果データ
が含まれることを特徴とする、第二の特許情報検索サー
バーシステムに係る特許情報検索サーバーシステムであ
ることを特徴としている。
【0043】また、上記課題を解決するため、請求項1
7に記載の発明においては、請求項16に記載の発明に
おいて、前記の第二の特許情報検索サーバーシステム
は、請求項1〜15のいずれかに記載の特許情報検索サ
ーバーシステムであることを特徴とする、請求項16に
記載の第二の特許情報検索サーバーシステムに係る特許
情報検索サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0044】また、上記課題を解決するため、請求項1
8に記載の発明においては、請求項16又は17に記載
の発明において、検索対象となる一又は複数の特許情報
データベースの範囲を利用者が指定可能であると共に、
検索対象となるデータ内の検索範囲を利用者が指定可能
であることを特徴とする、請求項16又は17のいずれ
かに記載の第二の特許情報検索サーバーシステムに係る
特許情報検索サーバーシステムであることを特徴として
いる。
【0045】また、上記課題を解決するため、請求項1
9に記載の発明においては、請求項1〜18に記載の発
明において、前記の一又は複数の特許情報データベース
を検索してデータを抽出する特許情報検索サーバーシス
テムは、他のデータベースシステム運営者などの事業者
からの検索要求に基づく処理を行った場合には、事業者
ごとに課金するための課金情報を算出する課金情報処理
手段と、算出された課金情報を記憶する課金情報記憶手
段とを備えることを特徴とする、請求項1〜18のいず
れかに記載の第二の特許情報検索サーバーシステムに係
る特許情報検索サーバーシステムであることを特徴とし
ている。
【0046】また、上記課題を解決するため、請求項2
0に記載の発明においては、請求項1〜19に記載の発
明において、前記の一又は複数の特許情報データベース
を検索してデータを抽出する特許情報検索サーバーシス
テムが、他のデータベースシステム運営者などの事業者
が運営する特許情報データベースからのデータを検索・
抽出した場合には、データの検索・抽出履歴を特許情報
検索サーバーシステム又は他のデータベースシステムに
おいて記憶管理し、他のデータベースシステム運営者な
どの事業者に対し支払うべきデータ利用料金情報を管理
することを特徴とする、請求項1〜19のいずれかに記
載の第二の特許情報検索サーバーシステムに係る特許情
報検索サーバーシステムであることを特徴としている。
【0047】また、上記課題を解決するため、請求項2
1に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベースを検索するためにコンピュータネッ
トワークに接続する利用者端末からアクセスするサーバ
ーシステムであって、前記のサーバーシステムは、利用
者端末から送信される一又は複数のキーワードに基づき
特許情報データベースに記憶されている特許情報データ
の中からデータを抽出するためのデータベース検索プロ
グラムを備え、特許の請求項ごとに記載される発明の構
成要素となる複数のキーワードを利用者端末において入
力して、前記のサーバーシステムに送信し、前記の検索
プログラムが一又は複数の出願情報データベース、登録
情報データベース、先行技術データベース等の複数のデ
ータベースの検索を行い、入力された構成要素となる複
数のキーワードごとに、検索対象とどれだけマッチング
するかを判定し、特許可能性の判定のための検索結果を
抽出可能なことを特徴とする、特許情報検索サーバーシ
ステムであることを特徴としている。
【0048】また、上記課題を解決するため、請求項2
2に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベースを検索するためにコンピュータネッ
トワークに接続する利用者端末からアクセスするサーバ
ーシステムであって、前記のサーバーシステムは、利用
者端末から送信される一又は複数のキーワードに基づき
特許情報データベースに記憶されている特許情報データ
の中からデータを抽出するためのデータベース検索プロ
グラムを備え、実施されている技術の構成要素となる複
数のキーワードを利用者端末において入力して、前記の
サーバーシステムに送信し、前記の検索プログラムが一
又は複数の特許情報データベースの検索を行い、入力さ
れた構成要素となる複数のキーワードごとに、検索対象
とどれだけマッチングするかを判定し、特許侵害の可能
性の判定のための検索結果を抽出可能なことを特徴とす
る、特許情報検索サーバーシステムであることを特徴と
している。
【0049】また、上記課題を解決するため、請求項2
3に記載の発明においては、請求項21又は22に記載
の発明において、複数の利用者からなるグループに属す
る利用者が接続するための利用者端末からアクセス可能
な記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、アク
セスした利用者を認証する処理と、利用者が利用者端末
において検索キーワードを入力する処理と、入力された
検索キーワードを前記の記憶領域に記憶させる処理とを
行い、前記の検索プログラムが一又は複数の出願情報デ
ータベース、登録情報データベース、先行技術データベ
ース等の複数の特許情報データベースの検索を行い、入
力された構成要素となる複数のキーワードが検索対象と
どれだけマッチングするかを判定し、特許可能性又は特
許侵害可能性の判定のための検索結果を抽出し、グルー
プに属する複数の利用者端末に対し送信可能なことを特
徴とする、請求項21又は22のいずれかに記載の特許
情報検索サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0050】また、上記課題を解決するため、請求項2
4に記載の発明においては、請求項23に記載の発明に
おいて、利用者が検索キーワードを追加・変更・削除し
た場合には、記憶領域に記憶される検索キーワードが更
新されて再検索されることを特徴とする、請求項23に
記載の特許情報検索サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0051】また、上記課題を解決するため、請求項2
5に記載の発明においては、請求項23に記載の発明に
おいて、前記の記憶領域にあらかじめ記憶された複数の
検索キーワードの中からいずれかの検索キーワードを選
択して、再検索を行うことが可能なことを特徴とする、
請求項23に記載の特許情報検索サーバーシステムであ
ることを特徴としている。
【0052】また、上記課題を解決するため、請求項2
6に記載の発明においては、請求項21〜25に記載の
発明において、前記の特許情報検索サーバーシステム
は、請求項1〜13のいずれかに記載の特許情報検索サ
ーバーシステムであって、前記のタグ情報に基づき、各
利用者が利用者端末において必要とするタグ情報を指定
することにより、抽出された特許情報の内の必要項目
や、レイアウトを利用者ごとに指定して、抽出されたデ
ータを含むファイルを生成して利用者端末において閲覧
可能なことを特徴とする、請求項21〜25のいずれか
に記載の特許情報検索サーバーシステムであることを特
徴としている。
【0053】また、上記課題を解決するため、請求項2
7に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベースを検索するためにコンピュータネッ
トワークに接続する利用者端末からアクセスするサーバ
ーシステムであって、前記のサーバーシステムは、利用
者端末から送信される一又は複数のキーワードに基づき
特許情報データベースに記憶されている特許情報データ
の中からデータを抽出するためのデータベース検索プロ
グラムを備え、利用者端末から前記のサーバーシステム
にアクセスしてデータベース検索プログラムを起動する
処理と、データベース検索プログラムが検索キーワード
の入力を行うキーワード入力手段を表示する処理と、利
用者端末において一又は複数の検索キーワードを入力
し、利用者を識別するデータ、及び代理人を指定するデ
ータと共に前記のサーバーシステムに送信する処理とを
行い、前記の検索プログラムが一又は複数の出願情報デ
ータベース、登録情報データベース、先行技術データベ
ース等のデータベースの検索を行い、検索した結果を利
用者が指定した代理人が備える代理人端末に送信し、送
信される検索結果データには、代理人によるコメントや
意見、鑑定結果等を入力するためのコメントフィールド
が設けられており、代理人がコメントや意見、鑑定結果
等を入力する処理と、入力されたコメントや意見、鑑定
結果等を認証する処理と、前記の利用者端末に対し送信
することを特徴とする、特許情報検索サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0054】また、上記課題を解決するため、請求項2
8に記載の発明においては、請求項27に記載の発明に
おいて、代理人が入力するコメントや意見、鑑定結果等
は、抽出された特許情報ごとに入力するためのコメント
フィールドが設けられることを特徴とする、請求項27
に記載の特許情報検索サーバーシステムであることを特
徴としている。
【0055】また、上記課題を解決するため、請求項2
9に記載の発明においては、請求項27又は28に記載
の発明において、代理人が入力するコメントや意見、鑑
定結果等は、新規性フィールド、進歩性フィールド、産
業上の利用性フィールド、先願フィールドなどの特許要
件ごとに入力するためのコメントフィールドが設けられ
ることを特徴とする、請求項27又は28のいずれかに
記載の特許情報検索サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0056】また、上記課題を解決するため、請求項3
0に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベースを検索するためにコンピュータネッ
トワークに接続する特許審査機関端末からアクセスする
サーバーシステムであって、前記のサーバーシステム
は、利用者端末から送信される一又は複数のキーワード
に基づき特許情報データベースに記憶されている特許情
報データの中からデータを抽出するためのデータベース
検索プログラムを備え、特許審査機関端末から前記のサ
ーバーシステムにアクセスしてデータベース検索プログ
ラムを起動する処理と、データベース検索プログラムが
検索キーワードの入力を行うキーワード入力手段を表示
する処理と、特許審査機関端末において一又は複数の検
索キーワードを入力し、前記のサーバーシステムに送信
する処理とを行い、前記の検索プログラムが一又は複数
の出願情報データベース、登録情報データベース、先行
技術データベース等のデータベースの検索を行い、検索
した結果を前記の特許審査機関端末に送信し、送信され
る検索結果データには、代理人によるコメントや意見、
鑑定結果等を入力するためのコメントフィールドが設け
られており、特許審査機関においてコメントや意見、調
査結果等を入力する処理と、入力されたコメントや意
見、調査結果等を認証する処理と、特許出願人が備える
利用者端末に対し送信することを特徴とする、特許情報
検索サーバーシステムであることを特徴としている。
【0057】また、上記課題を解決するため、請求項3
1に記載の発明においては、請求項30に記載の発明に
おいて、特許審査機関端末において入力するコメントや
意見、調査結果等は、抽出された特許情報ごとに入力す
るためのコメントフィールドが設けられることを特徴と
する、請求項30に記載の特許情報検索サーバーシステ
ムであることを特徴としている。
【0058】また、上記課題を解決するため、請求項3
2に記載の発明においては、請求項30又は31に記載
の発明において、特許審査機関端末において入力するコ
メントや意見、鑑定結果等は、新規性フィールド、進歩
性フィールド、産業上の利用性フィールド、先願フィー
ルドなどの特許要件ごとに入力するためのコメントフィ
ールドが設けられることを特徴とする、請求項30又は
31のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0059】また、上記課題を解決するため、請求項3
3に記載の発明においては、請求項30〜32に記載の
発明において、前記の検索キーワードは、特許情報検索
サーバーにおいて検索の比較対象となる特許出願データ
を特許情報データベースから抽出し、特許出願データか
ら検索キーワードを自動抽出したものであることを特徴
とする、特許情報検索サーバーシステムであることを特
徴としている。
【0060】また、上記課題を解決するため、請求項3
4に記載の発明においては、請求項33に記載の発明に
おいて、前記の特許情報データベースは、特許審査機関
が備える特許情報データベースであることを特徴とす
る、請求項33に記載の特許情報検索サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0061】また、上記課題を解決するため、請求項3
5に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、特
許情報データベースを検索するためにコンピュータネッ
トワークに接続する利用者端末からアクセスするサーバ
ーシステムであって、前記のサーバーシステムは、利用
者端末から送信される一又は複数のキーワードに基づき
特許情報データベースに記憶されている特許情報データ
の中からデータを抽出するためのデータベース検索プロ
グラムを備え、利用者端末から前記のサーバーシステム
にアクセスしてデータベース検索プログラムを起動する
処理と、データベース検索プログラムが検索キーワード
の入力を行うキーワード入力手段を表示する処理と、利
用者端末において一又は複数の検索キーワードを入力
し、利用者を識別するデータと共に前記のサーバーシス
テムに送信する処理と、サーバーシステムにおいて利用
者の一回のキーワード送信ごとに検索キーワードを記憶
する処理とを行い、前記の検索プログラムが一又は複数
の出願情報データベース、登録情報データベース、先行
技術データベース等の複数の特許情報データベースの検
索を行い、検索した結果を利用者が指定した所定時期又
は所定期間ごとに利用者端末に対し配信することを特徴
とする、特許情報検索・配信サーバーシステムであるこ
とを特徴としている。
【0062】また、上記課題を解決するため、請求項3
6に記載の発明においては、請求項35に記載の発明に
おいて、利用者端末に配信される検索結果は、検索対象
となったデータベース及びデータの範囲、検索キーワー
ド、検索による抽出件数、抽出されたデータへのハイパ
ーリンク情報を含む特許調査報告書であることを特徴と
する、請求項35に記載の特許情報検索・配信サーバー
システムであることを特徴としている。
【0063】また、上記課題を解決するため、請求項3
7に記載の発明においては、請求項35又は36に記載
の発明において、利用者端末に検索結果が配信される所
定時期は、利用者があらかじめ指定した特許出願・審査
手続の基準となる期日から所定期間後の、優先権主張出
願期限日、公開特許公報発行予定日、出願審査請求期限
日、その他の期日の内一又は複数の所定期日より所定期
間前の所定時期であって、利用者が優先権主張出願をす
るか否か、出願審査請求をするか否か等の手続の判断を
するための特許調査報告書を受信可能なことを特徴とす
る、請求項35又は36のいずれかに記載の特許情報検
索・配信サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0064】また、上記課題を解決するため、請求項3
8に記載の発明においては、請求項36に記載の発明に
おいて、利用者端末に配信される特許調査報告書には、
利用者があらかじめ指定した特許出願・審査手続の基準
となる期日前の出願または公開等がされた関連特許情報
が添付されることを特徴とする、請求項36に記載の特
許情報検索・配信サーバーシステムであることを特徴と
している。
【0065】また、上記課題を解決するため、請求項3
9に記載の発明においては、請求項35〜38に記載の
発明において、利用者端末に配信される検索結果には、
検索結果が含む特許情報データの特許が異議申立期間内
であるか否かが判別可能なデータが含まれることを特徴
とする、請求項35〜38のいずれかに記載の特許情報
検索・配信サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0066】また、上記課題を解決するため、請求項4
0に記載の発明においては、請求項39に記載の発明に
おいて、異議申立期間内である特許情報が配信された場
合には、当該特許情報の特許出願・審査手続の所定の基
準日前の関連する特許情報を検索して検索結果が配信さ
れることを特徴とする、請求項39に記載の特許情報検
索・配信サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0067】また、上記課題を解決するため、請求項4
1に記載の発明においては、請求項35〜40に記載の
発明において、複数の利用者からなるグループに属する
利用者が接続するための利用者端末からアクセス可能な
記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、アクセ
スした利用者を認証する処理と、利用者が利用者端末に
おいて検索キーワードを入力する処理と、入力された検
索キーワードを前記の記憶領域に記憶させる処理とを行
い、入力されたキーワードに基づき、前記の検索プログ
ラムが一又は複数の出願情報データベース、登録情報デ
ータベース、先行技術データベース等の複数のデータベ
ースの検索を行い、検索した結果を利用者が指定した所
定時期又は所定期間ごとに、グループに属する複数の利
用者端末に対し配信することを特徴とする、請求項35
〜40のいずれかに記載の特許情報検索・配信サーバー
システムであることを特徴としている。
【0068】また、上記課題を解決するため、請求項4
2に記載の発明においては、請求項41に記載の発明に
おいて、前記の特許情報検索サーバーシステムは、請求
項1〜13のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシ
ステムであって、前記のタグ情報に基づき、各利用者が
利用者端末において必要とするタグ情報を指定すること
により、抽出された特許情報の内の必要項目や、レイア
ウトを利用者ごとに指定して、抽出されたデータを含む
ファイルを生成して利用者端末において閲覧可能なこと
を特徴とする、請求項41に記載の特許情報検索サーバ
ーシステムであることを特徴としている。
【0069】また、上記課題を解決するため、請求項4
3に記載の発明においては、インターネットに代表され
るコンピュータネットワークに接続されて備えられ、コ
ンピュータネットワークに接続する利用者端末からアク
セスするサーバーシステムであって、一又は複数の利用
者からなるグループに属する利用者が接続するための利
用者端末からアクセス可能な記憶領域が前記のサーバー
システムに設けられ、アクセスした利用者を認証する処
理と、利用者が利用者端末において発明の構成要素や特
許書類の内容を入力する処理と、入力された構成要素や
特許書類の内容を送信する処理と、サーバーシステムに
おいて前記の記憶領域に発明案件ごとに記憶させる処理
とを行い、一又は複数の利用者が発明を行い特許書類を
作成することが可能なことを特徴とする、発明支援サー
バーシステムであることを特徴としている。
【0070】また、上記課題を解決するため、請求項4
4に記載の発明においては、請求項43に記載の発明に
おいて、利用者が利用者端末において発明の構成要素や
特許書類の内容を入力し、送信する処理は、発明の構成
要素の入力を行う入力手段を表示する処理と、利用者端
末において発明の構成要素や特許書類の内容を入力し、
前記のサーバーシステムに送信する処理であって、表示
される前記の入力手段は、特許請求の範囲、発明の詳細
な説明の項目、図面、要約書ごとに入力フォームが設け
られるものであることを特徴とする、請求項43に記載
の発明支援サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0071】また、上記課題を解決するため、請求項4
5に記載の発明においては、請求項43又は44に記載
の発明において、発明を構成する構成要素や特許書類の
内容を入力し、訂正し、削除することによる更新処理が
可能なことを特徴とする、請求項43又は44のいずれ
かに記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0072】また、上記課題を解決するため、請求項4
6に記載の発明においては、請求項43〜45に記載の
発明において、前記の記憶領域には、他のシステムにお
いて作成し、又は作成途中の特許書類の内容を読み込ん
で記憶することが可能な、請求項43〜45のいずれか
に記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴と
している。
【0073】また、上記課題を解決するため、請求項4
7に記載の発明においては、請求項43〜46に記載の
発明において、利用者が前記の記憶領域に記憶されてい
る特許書類にアクセスしている際に、他の利用者が当該
特許書類にアクセスした場合には、特許書類の一部又は
全部がファイルロックされることを特徴とする、請求項
43〜46のいずれかに記載の発明支援サーバーシステ
ムであることを特徴としている。
【0074】また、上記課題を解決するため、請求項4
8に記載の発明においては、請求項44〜47に記載の
発明において、表示される前記の入力手段は、特許請求
の範囲の請求項ごとに入力フォームが設けられ、発明を
構成する構成要素を入力し、訂正し、削除することによ
り、前記の記憶領域に記憶されているデータの更新処理
が可能なことを特徴とする、請求項44〜47のいずれ
かに記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0075】また、上記課題を解決するため、請求項4
9に記載の発明においては、請求項48に記載の発明に
おいて、請求項ごとに設けられる前記の入力フォームに
は、発明の前提条件、発明の構成要素、発明の処理の構
成要素、各構成要素の限定、などの複数の入力フィール
ドが設けられることを特徴とする、請求項48に記載の
発明支援サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0076】また、上記課題を解決するため、請求項5
0に記載の発明においては、請求項49に記載の発明に
おいて、前記の発明の前提条件を入力した文字列が、
「発明の属する技術分野」等のあらかじめ指定された他
の所定位置に連携して挿入されることを特徴とする、請
求項49に記載の発明支援サーバーシステムであること
を特徴としている。
【0077】また、上記課題を解決するため、請求項5
1に記載の発明においては、請求項49に記載の発明に
おいて、前記の発明の構成要素を入力した文字列が、
「発明の実施の形態」等のあらかじめ指定した他の所定
位置に連携して挿入されることを特徴とする、請求項4
9に記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0078】また、上記課題を解決するため、請求項5
2に記載の発明においては、請求項43〜51に記載の
発明において、特許請求の範囲の請求項ごとに、請求項
を選択し、コピー、移動、削除処理を行うことが可能な
ことを特徴とする、請求項43〜51に記載の発明支援
サーバーシステムであることを特徴としている。
【0079】また、上記課題を解決するため、請求項5
3に記載の発明においては、請求項52に記載の発明に
おいて、請求項のコピー、移動、削除処理を行った場合
には、請求項の番号が自動的に修正されることを特徴と
する、請求項52に記載の発明支援サーバーシステムで
あることを特徴としている。
【0080】また、上記課題を解決するため、請求項5
4に記載の発明においては、請求項52又は53に記載
の発明において、請求項のコピーを行う処理と、コピー
された請求項に含まれる文字列の一部の追加、変更、削
除を行う処理とにより、前提部分の追加、前提部分の変
更、前提部分の削除、構成要素の追加、構成要素の限
定、構成要素の置換、構成要素の削除が可能なことを特
徴とする、請求項52又は53のいずれかに記載の発明
支援サーバーシステムであることを特徴としている。
【0081】また、上記課題を解決するため、請求項5
5に記載の発明においては、請求項43〜54に記載の
発明において、請求項の従属関係が、利用者端末の画面
においてツリー表示されることを特徴とする、請求項4
3〜54のいずれかに記載の発明支援サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0082】また、上記課題を解決するため、請求項5
6に記載の発明においては、請求項43〜55に記載の
発明において、請求項等の項目にはアイコン表示が行わ
れ、利用者端末に表示されるアイコンを選択して移動さ
せる操作をすることにより、文字列の移動が行えること
を特徴とする、請求項43〜55のいずれかに記載の発
明支援サーバーシステムであることを特徴としている。
【0083】また、上記課題を解決するため、請求項5
7に記載の発明においては、請求項43〜56に記載の
発明において、作成される特許書類のデータには、特許
請求の範囲、発明の詳細な説明の項目、図面、要約書、
段落番号等の、書類中の位置を示す識別子又はタグ情報
の記述が含まれており、利用者端末から利用者が書類中
の所定の位置の範囲に含まれる文字列を追加、又は変
更、又は削除した場合には、所定位置に関連付けられた
他の所定位置の文字列が連携して追加、又は変更、又は
削除されることを特徴とする、請求項43〜56のいず
れかに記載の発明支援サーバーシステムであることを特
徴としている。
【0084】また、上記課題を解決するため、請求項5
8に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、利用者端末から利用者が書類中の特許請求の範
囲に含まれる文字列を指定して、発明の前提部分である
ことを指定するタグ情報又は識別子が挿入された場合に
は、タグ情報に関連付けられた、「発明の属する技術分
野」等の他の所定位置に指定された前記の文字列が連携
して挿入されることを特徴とする、請求項57に記載の
発明支援サーバーシステムであることを特徴としてい
る。
【0085】また、上記課題を解決するため、請求項5
9に記載の発明においては、請求項51又は58に記載
の発明において、前記の挿入される文字列は、文字列の
前に「本発明は」又はそれと同一概念の文字列が挿入さ
れると共に、文字列の後には「に関する」又はそれと同
一概念の文字列が挿入されることを特徴とする、請求項
51又は58のいずれかに記載の発明支援サーバーシス
テムであることを特徴としている。
【0086】また、上記課題を解決するため、請求項6
0に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、利用者端末から利用者が書類中の特許請求の範
囲に含まれる文字列を指定して、発明の構成要素である
ことを指定するタグ情報又は識別子が挿入された場合に
は、タグ情報に関連付けられた、「発明の実施の形態」
等の他の所定位置に指定された前記の文字列が連携して
挿入されることを特徴とする、請求項39に記載の発明
支援サーバーシステムであることを特徴としている。
【0087】また、上記課題を解決するため、請求項6
1に記載の発明においては、請求項51又は60に記載
の発明において、前記の挿入される文字列は、文字列の
前に所定の段落番号、改行、及び「本発明は」又はそれ
と同一概念の文字列が挿入されると共に、文字列の後に
は「を備えている。」又はそれと同一概念の文字列が挿
入されることを特徴とする、請求項51又は60のいず
れかに記載の発明支援サーバーシステムであることを特
徴としている。
【0088】また、上記課題を解決するため、請求項6
2に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、利用者端末から利用者が書類中の請求項を追
加、変更、削除した場合には、所定位置に関連付けられ
た他の所定位置の文字列が連携して追加、変更、削除さ
れることを特徴とする、請求項57に記載の発明支援サ
ーバーシステムであることを特徴としている。
【0089】また、上記課題を解決するため、請求項6
3に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、所定位置に関連付けられた他の所定位置は、
「課題を解決するための手段」を記述するための書類中
の位置の識別子又はタグ情報により指定される所定位置
であって、請求項を追加した場合には、当該請求項の内
容を示す文字列の前には「請求項○に記載の発明におい
ては」などの利用者があらかじめ指定した文字列が挿入
され、当該請求項の内容を示す文字列の後には「である
ことを特徴としている。」などの利用者があらかじめ指
定した文字列が挿入されることを特徴とする、請求項5
7に記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0090】また、上記課題を解決するため、請求項6
4に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、所定位置は「発明が解決しようとする課題」を
記述するための書類中の位置の識別子又はタグ情報によ
り指定される所定位置であって、所定位置に関連付けら
れた他の所定位置は、「発明の効果」を記述するための
書類中の位置の識別子又はタグ情報により指定される所
定位置であって、「発明が解決しようとする課題」を追
加・変更・削除した場合には、当該「発明が解決しよう
とする課題」の内容に対応する「発明の効果」を示す文
字列が追加・変更・削除されることを特徴とする、請求
項57に記載の発明支援サーバーシステムであることを
特徴としている。
【0091】また、上記課題を解決するため、請求項6
5に記載の発明においては、請求項64に記載の発明に
おいて、「発明が解決しようとする課題」の前には「上
記課題を解決するため、本発明は」などの利用者があら
かじめ指定した文字列が挿入され、当該「発明が解決し
ようとする課題」の内容を示す文字列の後には「ことを
目的とする。」などの利用者があらかじめ指定した文字
列が挿入されると共に、「発明の効果」の前には「本発
明によれば」などの利用者があらかじめ指定した文字列
が挿入され、当該「発明の効果」の内容を示す文字列の
後には「が可能となる。」などの利用者があらかじめ指
定した文字列が挿入されることを特徴とする、請求項6
4に記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0092】また、上記課題を解決するため、請求項6
6に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、利用者が「発明が解決しようとする課題」など
の書類中の所定の位置の範囲に含まれる文字列を追加、
変更、削除した場合には、所定位置に関連付けられた要
約書の「課題」の文字列が連携して追加、変更、削除さ
れることを特徴とする、請求項57に記載の発明支援サ
ーバーシステムであることを特徴としている。
【0093】また、上記課題を解決するため、請求項6
7に記載の発明においては、請求項57に記載の発明に
おいて、利用者が「請求項1」などの書類中の所定の位
置の範囲に含まれる文字列を追加、変更、削除した場合
には、所定位置に関連付けられた要約書の「解決手段」
の文字列が連携して追加、変更、削除されることを特徴
とする、請求項57に記載の発明支援サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0094】また、上記課題を解決するため、請求項6
8に記載の発明においては、請求項43〜67に記載の
発明において、前記のサーバーシステムにはさらに、利
用者があらかじめ記憶させた一又は複数の用語及びそれ
に対応する内容を示す文字列を記憶する特許書類要素テ
ーブルが備えられ、利用者が特許書類要素テーブルから
データを抽出・選択して、特許書類中に挿入可能なこと
を特徴とする、請求項43〜67のいずれかに記載の発
明支援サーバーシステムであることを特徴としている。
【0095】また、上記課題を解決するため、請求項6
9に記載の発明においては、請求項43〜68に記載の
発明において、前記のサーバーシステムにはさらに、あ
らかじめ記憶された一又は複数の用語及びそれに対応す
る内容を示す文字列を記憶する辞書データテーブル又は
技術文書テーブルが備えられ、利用者が辞書データテー
ブル又は技術文書テーブルからデータを抽出・選択し
て、特許書類中に挿入可能なことを特徴とする、請求項
43〜68のいずれかに記載の発明支援サーバーシステ
ムであることを特徴としている。
【0096】また、上記課題を解決するため、請求項7
0に記載の発明においては、請求項43〜69に記載の
発明において、特許書類の請求項の番号を追加・変更・
削除する際には、複数の請求項の変更前の番号と、変更
後の番号とを指定することにより、複数の請求項番号を
同時に、特許書類中の指定された範囲全文にわたり変更
後の番号に置換可能なことを特徴とする、請求項43〜
69のいずれかに記載の発明支援サーバーシステムであ
ることを特徴としている。
【0097】また、上記課題を解決するため、請求項7
1に記載の発明においては、請求項43〜70に記載の
発明において、特許書類中の符号又は文字列及び符号を
追加・変更・削除する際には、複数の変更前の符号又は
文字列及び符号と、変更後の符号又は文字列及び符号と
を指定することにより、複数の符号又は文字列及び符号
を同時に、特許書類中の指定された範囲全文にわたり変
更後の番号に置換可能なことを特徴とする、請求項43
〜70のいずれかに記載の発明支援サーバーシステムで
あることを特徴としている。
【0098】また、上記課題を解決するため、請求項7
2に記載の発明においては、請求項43〜71に記載の
発明において、特許書類のデータの追加・変更・削除な
どの修正履歴が前記の記憶領域に記憶され、修正前のデ
ータを参照可能なことを特徴とする、請求項43〜71
のいずれかに記載の発明支援サーバーシステムであるこ
とを特徴としている。
【0099】また、上記課題を解決するため、請求項7
3に記載の発明においては、請求項72に記載の発明に
おいて、特許書類のデータの追加・変更・削除などの修
正履歴が前記の記憶領域に記憶され、修正前のデータを
参照し、修正するか否かを利用者が確定する処理を行う
ことを特徴とする、請求項72に記載の発明支援サーバ
ーシステムであることを特徴としている。
【0100】また、上記課題を解決するため、請求項7
4に記載の発明においては、請求項73に記載の発明に
おいて、前記の確定処理は、確定処理を行う権限を有す
る利用者のみが実行可能なことを特徴とする、請求項7
3に記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴
としている。
【0101】また、上記課題を解決するため、請求項7
5に記載の発明においては、請求項43〜69に記載の
発明において、利用者端末において発明の構成要素や特
許書類の内容を入力等を行いデータ送信をする際には、
利用者を識別するデータと共に前記のサーバーシステム
に送信する処理を行うことにより、前記の記憶領域に
は、発明の構成要素や特許書類の内容を示すデータと共
に、当該データに関連付けられて利用者情報が記憶され
ることを特徴とする、請求項43〜69のいずれかに記
載の発明支援サーバーシステムであることを特徴として
いる。
【0102】また、上記課題を解決するため、請求項7
6に記載の発明においては、請求項75に記載の発明に
おいて、前記のデータに関連付けられて記憶された利用
者情報に基づき、共同発明の持分を算定することを特徴
とする、請求項75に記載の発明支援サーバーシステム
であることを特徴としている。
【0103】また、上記課題を解決するため、請求項7
7に記載の発明においては、請求項43〜76のいずれ
かに記載の発明支援サーバーシステムに記憶された、発
明支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能
な情報記憶媒体であることを特徴としている。
【0104】また、上記課題を解決するため、請求項7
8に記載の発明においては、請求項43〜76のいずれ
かに記載の発明支援サーバーシステムに記憶された、発
明支援プログラムであることを特徴としている。
【0105】また、上記課題を解決するため、請求項7
9に記載の発明においては、請求項43〜76の記載に
発明において、複数の利用者からなるグループに属する
利用者が接続するための利用者端末からアクセス可能な
記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、前記の
グループは、発明者、発明者の属する組織の管理者、シ
ステムエンジニア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士な
どの代理人、調査員、等の内の複数の利用者から構成さ
れ、発明者等により作成された特許書類を代理人が備え
る代理人端末に送信し、特許出願書類の作成依頼をする
ことが可能なことを特徴とする、請求項43〜76のい
ずれかに記載の発明支援サーバーシステムであることを
特徴としている。
【0106】また、上記課題を解決するため、請求項8
0に記載の発明においては、請求項43〜76又は79
に記載の発明において、複数の利用者からなるグループ
に属する利用者が接続するための利用者端末からアクセ
ス可能な記憶領域が前記のサーバーシステムに設けら
れ、前記のグループは、発明者、発明者の属する組織の
管理者、システムエンジニア、技術者、翻訳者、弁理士
や弁護士などの代理人、調査員、等の内の複数の利用者
から構成され、アクセスした利用者を認証する処理と、
利用者が利用者端末において発明の構成要素や特許書類
の内容を入力する処理と、入力された構成要素や特許書
類の内容を送信する処理と、サーバーシステムにおいて
前記の記憶領域に発明案件ごとに記憶させる処理とを行
い、アクセスした利用者ごとにあらかじめ設定されるア
クセス権限レベルごとに特許書類の内容の追加・変更・
削除の可否のレベルが設定されることを特徴とする、請
求項43〜76又は79のいずれかに記載の発明支援サ
ーバーシステムであることを特徴としている。
【0107】また、上記課題を解決するため、請求項8
1に記載の発明においては、請求項43〜76又は79
〜80に記載の発明において、複数の利用者からなるグ
ループに属する利用者が接続するための利用者端末から
アクセス可能な記憶領域が前記のサーバーシステムに設
けられ、前記のグループは、発明者、発明者の属する組
織の管理者、システムエンジニア、技術者、翻訳者、弁
理士や弁護士などの代理人、調査員、等の内の複数の利
用者から構成され、発明の技術分野、必要とされる発明
者の技術分野、発明に対する報酬等の募集条件を表示さ
せる処理と、前記の募集条件に対する応募を受信する処
理と、応募者又は応募者の中から選定した応募者に対
し、守秘義務契約書を送信する処理とを行うことを特徴
とする、請求項43〜76又は79〜80のいずれかに
記載の発明支援サーバーシステムであることを特徴とし
ている。
【0108】また、上記課題を解決するため、請求項8
2に記載の発明においては、請求項43〜76又は79
〜81に記載の発明において、前記のサーバーシステム
にはさらに、発明評価指標データを入力するための発明
評価指標データ入力手段と、入力された発明評価指標デ
ータを集計して、表示するための発明評価プログラムと
が備えられ、入力された特許書類の内容のデータに関連
付けられて記憶された利用者情報に基づき、共同発明の
持分を算定することを特徴とする、請求項43〜76又
は79〜81のいずれかに記載の発明支援サーバーシス
テムであることを特徴としている。
【0109】また、上記課題を解決するため、請求項8
3に記載の発明においては、請求項82に記載の発明に
おいて、前記の発明評価指標データの集計、表示は、請
求項ごとに行われることを特徴とする、請求項82に記
載の発明支援サーバーシステムであることを特徴として
いる。
【0110】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施
形態の基本的なシステムの構成を示すシステム構成図で
ある。図1において、符号1は特許情報検索サーバーシ
ステム、2は特許情報データベース、3は利用者端末を
示している。また4及び5はインターネットに代表され
るコンピュータネットワークを示す。
【0111】本発明のシステムは、インターネットに代
表されるコンピュータネットワークに接続されて備えら
れ、特許情報データベース2を検索するためにコンピュ
ータネットワークに接続する利用者端末3からアクセス
するサーバーシステムである。ここでコンピュータネッ
トワークには、インターネットをはじめとして、専用線
により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、
企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここ
で用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信
の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothな
どを用いた形態を含む。
【0112】次に、本発明のサーバーシステムに接続す
るための利用者端末3としては、通常、パーソナルコン
ピュータやワークステーションなどのコンピュータ端末
が用いられる。コンピュータ端末は、制御手段、記憶手
段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。また
インターネットに代表されるコンピュータネットワーク
に接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザ
や電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのア
プリケーションプログラムや、オペレーティングシステ
ム(OS)を備えることが通常の形態である。この他、
利用者端末3には、インターネット等に接続可能なブラ
ウザ機能を搭載した携帯電話をはじめとする無線通信端
末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機
器、テレビ会議システム、その他のネットワーク接続機
能を備えた家電製品などの機器を広く含む。
【0113】次に、本発明のサーバーシステムは、通常
は、アプリケーションサーバー、データベースサーバ
ー、認証サーバー、WEBサーバー、その他必要に応じ
メールサーバー、その他の各種装置により構成される。
これらの各サーバーは、物理的に同一の装置に設けられ
る形態や、物理的に複数の装置からなる形態、あるいは
ネットワークを介して接続される物理的に複数の装置か
らなる形態などを含み、機能的に同様の機能が実現され
るならば、様々な形態を含む。本発明のサーバーシステ
ムには、記憶手段、制御手段、入力手段、出力手段、表
示手段などが備えられ、その構成は図2及び図3に示す
通りである。図2は本発明の1つの実施形態をあらわす
サーバーシステムの構成を示したものである。CPU、
RAM、ROM、HDD、CRT、システム制御手段等
を有し、クライアントコンピュータからデータを受信す
る受信手段、クライアントコンピュータにデータを送信
する送信手段、クライアントコンピュータからのリクエ
ストによりデータベース上のデータを検索する検索手
段、クライアントコンピュータからのデータを保存して
おく記憶手段、クライアントコンピュータへ時間情報を
送信するため時間を算出する計算手段、利用者の携帯端
末へダイヤルするためのダイヤルアップ手段、データベ
ース上のデータを出力する出力手段、サーバコンピュー
タやデータベースのメンテナンス等を行うため必要な表
示手段や入力手段などにより構成される。
【0114】図3は、本発明の特許情報検索サーバーシ
ステム1の第1の実施形態における、サーバーシステム
の基本的な構成を示す機能ブロック図である。図3にお
いて、符号7はデータ送受信手段を、19は入出力イン
ターフェースを17は制御手段を示している。また13
は利用者情報記憶手段、18は利用者情報認証手段を示
している。16は検索要求データ検知手段、15は検索
要求データ記憶手段、10は特許情報データベース情報
管理手段、11は検索検索キーワード抽出・解釈手段1
1を、14はタグ情報抽出・解釈手段、12は特許情報
データベース検索プログラムを示している。
【0115】前記のサーバーシステムは、利用者端末3
から送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情
報データベース2に記憶されている特許情報データの中
からデータを抽出するためのデータベース検索プログラ
ム12を備えている。図4は、データベース検索プログ
ラム12の機能及び処理の流れを示すデータフローを示
している。データベース検索プログラム12は、アプリ
ケーションサーバーなどに備えられ、下記の機能を備え
ている。利用者端末3から送信された検索要求データを
受信し、一時記憶する機能。検索要求データに含まれる
検索キーワードを抽出する機能。検索要求データに含ま
れるタグ情報を抽出し、解釈する機能。必要に応じ、キ
ーワード変換テーブルを参照し、検索キーワードを変換
する機能。必要に応じタグ情報を、複数のデータベース
ごとに変換する機能。一時記憶されたタグ情報に基づ
き、タグ情報により指定される検索対象データを判定す
る機能。検索対象となるデータベースの範囲等が利用者
端末3から送信されたデータにより指定されている場合
には、検索対象となるデータベースを判定する機能。検
索対象となる複数のデータベースシステムに対し、前記
のタグ情報、検索キーワード等の検索要求データを送信
する機能。検索された結果、複数のデータベースシステ
ムから抽出されたデータを、一時記憶し、必要に応じデ
ータ変換する機能。必要に応じ、指定されたレイアウト
データを取得する機能。複数のデータベースシステムか
ら抽出されたデータを一つの抽出結果データとして収集
し、ファイル生成する機能。前記の抽出結果データを、
利用者端末3からの検索要求データにおいて指定されて
いる検索結果データの送信先である利用者端末3に送信
する機能。必要に応じ、データ検索・抽出履歴を記憶管
理する機能。
【0116】次に、特許情報検索サーバーシステム1が
検索対象とする特許情報データベース2について説明す
る。特許情報データベース2は、出願情報データベー
ス、登録情報データベース、先行技術データベース等の
複数のデータベースが想定されている。特許情報データ
ベース2には、本発明の特許情報検索サーバーシステム
1が提供する特許情報データベース2や、その他の事業
者等が提供するデータベースシステムを広く含み、イン
ターネットに代表されるコンピュータネットワークを介
して接続される様々な特許情報データベース2を含む。
またこれらのデータベースに記憶される情報は、特許出
願中の公開特許情報や、登録されている特許公報情報、
特許出願書類(特許願、明細書、図面、要約書)以外の
中間手続などに関する書類を含むことができる。また特
許庁のように審査を行い特許権を付与する特許審査機関
(以下、必要に応じ特許審査機関という)に対し提出さ
れた特許書類以外の、特許の内容を解説する要約、紹
介、抄録等のデータを含む。また特許出願書類以外の、
技術文献に関するデータ、先行技術情報データ、その他
の様々な内容を含むことができる。
【0117】前記の特許情報データベース2に記憶され
ている特許情報データは、データを抽出するためのXM
L等のタグ情報を含み、複数のデータベースにおいて共
通のタグ情報を用いることにより、前記のデータベース
検索プログラム12が複数の出願情報データベース、登
録情報データベース、先行技術データベース等の複数の
データベースの検索を行い、前記の共通のタグ情報によ
りデータの検索・抽出が可能なように設定されている。
【0118】図5は、特許情報データベース2に記憶さ
れる特許情報の一例を示す。また図6は、特許情報デー
タベース2が提供するデータの一例を示す。しかしなが
ら、特許情報データベース2(技術情報データベース、
意匠情報データベース、実用新案情報データベース等を
含む)には、様々な事業者が様々なデータ内容・データ
形式で提供する形態が存在している。また特許審査機関
が提供する特許情報データベース2においても、特許公
開公報や特許公報の画像データベース、テキストデータ
ベース、要約データベースなど様々なデータ内容・デー
タ形式のデータベースが、用途等に応じ各種存在する。
図7は、複数存在する各種の特許情報データベース2が
記憶するデータ内容・データ形式の一例を示し、データ
ベースによっては共通するデータ内容もある場合がある
ものの、データ形式、データ内容には相違がある場合が
存在する。さらにデータ項目によっては、データが存在
する場合と存在しない場合がありうる。
【0119】そこで、データを抽出するためのXML等
のタグ情報を含み、複数のデータベースにおいて共通の
タグ情報を用いることにより解決する。また、複数のデ
ータベースにおいて共通のタグ情報には、複数のデータ
ベースにおいて異なって設定されているタグ情報を、特
許情報検索サーバーシステム1において解釈した上で、
複数のデータベースにおいて共通するデータ項目のデー
タを検索・抽出可能にするシステムをも含む。なおタグ
情報としては、XMLのタグ情報などが知られている
が、本発明のシステムにおいては必ずしもXMLのタグ
に限定されるものではなく、タグ情報により指定される
検索対象データを判定する機能、検索対象となるデータ
ベースの範囲等が利用者端末3から送信されたデータに
より指定されている場合には、検索対象となるデータベ
ースを判定する機能、検索要求データに含まれる検索キ
ーワードを抽出する機能、必要に応じ、キーワード変換
テーブルを参照し、検索キーワードを変換する機能、必
要に応じ、指定されたレイアウトデータを取得する機
能、複数のデータベースシステムから抽出されたデータ
を一つの抽出結果データとして収集し、ファイル生成す
る機能などが実現できるならば、XML以外のタグ情
報、識別子等を用いることができる。
【0120】XMLを用いる場合には、下記のような実
施形態をとることができる。図8は、特許情報データベ
ース2に記憶される特許情報のデータの一例を示し、デ
ータにタグ情報を設定することにより、データ構造を定
義する。またデータを抽出する際に、タグを指定し、指
定されたタグ情報により定義されるデータを抽出するよ
うなデータ操作ができる。図8においては、XML文書
形式の特許情報データの一例を示したが、XML宣言、
DTD(文書型定義)、XML文書の本体である要素が
含まれている。DTDは、XML宣言に続いて記述する
ことができるほか、外部ファイルに記述して、その所在
をURIで指定することもできる(外部DTD)。ここ
で定義される内容の例としては、個々の要素の定義、要
素間の関係や構造の定義、外部にあるDTDやデータの
参照、画像データや音声データなど非XMLデータの参
照、などがあげられる。
【0121】本発明の特許情報検索サーバーシステム1
の第一の実施形態においては、XML等のタグ情報を用
いたデータ構造を採用するため、DTDで定義された文
書本体の要素は、階層構造をとることができる。例え
ば、特許情報データベース2Aにおいては、
【数1】 という階層構造がとられていて、一方特許情報データベ
ース2Bにおいては、
【数2】 という階層構造がとられており、住所又は居所、識別番
号という要素がない場合がありうる。しかしこの場合に
も、「出願人」という要素により、特許情報データベー
ス2A及びBからのデータの抽出等が可能である。
【0122】一方、特許情報データベース2Aにおいて
は、
【数3】 という階層構造がとられていて要素名が「特許出願人」
であり、一方特許情報データベース2Bにおいては、
【数4】 という階層構造がとられており、要素名が「出願人」で
ある場合がありうる。この場合には、「特許出願人」と
「出願人」との要素名を、タグ情報変換テーブルを設け
るなどして対応させておくことにより、特許情報データ
ベース2A及びBからのデータの抽出等が可能である。
【0123】次に、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム1の第一の実施形態においては、XML等のタグ情
報を用いたデータ構造を採用するため、下記のようなデ
ータ構造を採用することができる。なお、データ構造は
ここに示す形態以外にも様々な形態を用いることがで
き、あるいは複数のそれぞれの特許情報データベース2
において異なる形態を採用することもある。またXML
の仕様が変更されることなどもある。さらに同様の機能
が実現できるXML以外の形態をも本発明においては想
定しているため、ここに示すのは一例であって、これに
限定されるものではない。
【0124】例えば、XML文書本文中の、要素に属性
を付加することができる。
【数5】 のようなデータ構造である。また属性を用いないで下記
のような通常の要素のタグ情報とすることでもよい。
【数6】
【0125】次に、空要素のタグ情報を用いて、グラフ
ィックスの挿入、インデックスの挿入、リンクのアンカ
ー位置の挿入などに利用することができる。例えば、
【数7】 のような形態や、
【数8】 などの形態である。
【0126】以下、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム1の第1の実施形態の基本的な処理の流れについて
説明する。なおここに示す処理の流れは、代表的な形態
を示す一例であって、これに限定されるものではない。
図9、図10、及び図11は、本発明の特許情報検索サ
ーバーシステム1の第1の実施形態における、基本的な
処理の流れの一例を示す図である。
【0127】初めに、利用者端末3において、インター
ネットに代表されるコンピュータネットワークに接続し
(S100)、接続が確立する(S101)。URLの
入力などにより利用者端末3から特許情報サーバーシス
テムにアクセスを行うが(S102)、これは例えば本
発明のサーバーシステムが提供する特許検索WEBサイ
トのメニュー画面ページなどである。次に、利用者に対
する課金処理を行う場合や、会員登録などを行う形態を
とる場合などには、利用者の認証処理を行い(S10
3)、認証処理が正常に行われると(S104)、検索
が可能になる(S105)形態をとることができるが、
必ずしも認証処理は必須ではない。
【0128】検索メニュー又は検索画面等が表示される
が(S105)、これは例えば、図12のような画面で
ある。図12においては、複数のデータベース検索が一
括して行えるシステムにおいて、利用者が検索対象とな
るデータベースを選択可能にしている。また検索キーワ
ードの指定は、and検索、or検索を様々に組合せて
指定できるようにされている。さらに検索キーワードの
類義語を、検索キーワード変換テーブルを参照して含め
ることにより、幅広い検索キーワードで漏れのない検索
を行えるようにしている。さらに検索結果として必要な
データの詳細指定や、検索結果の受信方法などを選択可
能にしている例である。
【0129】次に、検索に用いるタグ情報の指定や、検
索要求に含まれる検索条件の指定や選択を行うが、利用
者はタグ情報などを意識しないで指定や選択・入力がで
きるようにすることが望ましい。ここで選択・指定等さ
れる情報は、例えば、検索対象となる特許情報データベ
ース2を複数の中から選択するための情報や、抽出され
る検索結果に含まれるデータ内容やデータ形式、データ
項目を指定するための情報などであり、その他の情報を
含むこともできる。図13は、検索に用いるタグ情報の
指定や、検索要求に含まれる検索条件の指定等の処理の
流れの一例を示すフローチャートである。
【0130】検索メニュー等が表示され(S105)、
タグ情報や検索要求の条件を指定等するが(S10
6)、検索を行う特許情報データベース2が複数ある場
合にリスト表示を行う(S1060)。ここで、利用者
にデータベース利用に対する課金処理がなされる場合に
は、複数のデータベースを同時に利用することにより、
料金負担が増える場合がある。そこで図13において
は、有料データベースである場合には(S1061)、
料金確認等を行えるようにしている(S1062)。ま
た特許情報データベース2ごとに抽出可能なデータのサ
ンプル等を確認できることが望ましく、確認を行う場合
には(S1063)、サンプルデータ等の確認を行う
(S1064)。次に、複数の特許情報データベース2
のリストから、検索対象に含める特許情報データベース
2を選択する(S1065)。一例としては図12の画
面においてチェックボックスにチェックを入れるような
形態である。
【0131】選択された情報は、利用者端末3において
記憶手段に一時記憶され(S1066)、次に、検索結
果において抽出させるデータ項目やデータ形式等のリス
ト表示を行い(S1066)、選択を行う。なお、検索
対象とするデータベースの選択と、抽出させるデータ項
目の選択と、後述する検索結果受信方法の選択、その他
必要に応じ行う検索条件等の選択は、必ずしも図13に
おける順序である必要はない。図12においてはこれら
を同一の画面において入力フォームにより指定可能にし
ている。データ項目の選択は、特許出願の書誌的事項、
特許出願書類の内容などから選択できるようにすること
が可能である。また特許請求の範囲、発明の詳細な説
明、図面、要約書などから選択することや、さらには発
明の詳細な説明中の「発明の属する技術分野」「従来の
技術」「発明の実施の形態」などから選択するようにす
ることもできる。すべてのデータ項目を同時に表示させ
ることが、かえって表示を判りづらくすることもあるた
め、これらは詳細表示をするか否かを利用者に選択させ
て(S1068)、詳細リストを表示させる場合にはそ
の表示を行うことができる(S1069)。
【0132】次に、表示されたデータ項目のリストから
選択を行う(S1070)。次に、検索結果は検索を実
行して、WEBサイト上に表示されるようにすることが
できるが、電子メールで受信するなどの方法をとること
もできるので、受信方法の選択をさせることができる
(S1071)。これらの選択・指定を行う一例を図1
2において示している。ここで指定・選択等されたデー
タは、特許情報検索サーバーシステム1に送信を行うま
での間は、利用者端末3において一時記憶される。
【0133】次に、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム1の第2の実施形態としては、請求項10に記載の
発明のように、利用者が前記のキーワード変換テーブル
を参照するか否かを指定して、参照することを指定され
た場合には、入力・送信した一又は複数のキーワードご
とに、前記のキーワード変換テーブルを参照して検索を
行うステップを経る実施形態をとることができる。
【0134】この場合には、前記のサーバーシステム
は、入力・送信されたキーワードと同一又は類似概念の
複数のキーワードを記憶するキーワード変換テーブルを
備えている。図14は、キーワード変換テーブルの一例
を示すデータベース模式図である。キーワード変換テー
ブルは、データベースサーバーなどの記憶装置に備えら
れるデータベースであって、関係データベースなどによ
り実現され、検索キーワードの同義語、類義語、連想
語、関連後などを、キーワードごとに記憶するものであ
る。例えば、特許情報の検索を行う際に、一例としてイ
ンターネットを利用した広告手法を実現するための特許
情報を検索するとする。この場合において、検索キーワ
ードとして「インターネット」及び「広告」を選定し、
and条件により検索を行った場合には、両者を含む検
索結果が抽出されるが、検索対象となる特許情報におい
ては、別の同義語、類義語などが用いられているために
このままでは漏れが生じるおそれがある。例えば「イン
ターネット」の同義語又は類義語として、「WWW」
「WEB」などがあり、さらに広くは「オンライン」
「ネットワーク」などが存在する。また「広告」に関し
ても「宣伝」「マーケティング」「バナー」「コマーシ
ャル」「アドバタイジング」「PR」などが存在する。
【0135】そこで、同義語や類義語を、キーワードご
とに関連付けておくために、これらを前記のキーワード
変換テーブルにあらかじめ記憶させておき、利用者が検
索キーワードを入力し、キーワード変換テーブルを用い
て同義語、類義語等を検索キーワードに含めるか否かを
選択できるようにする。同義語や類義語等を含めるか否
かの指定方法は、例えば図12においては、「類義語を
含めて検索する」のチェックボックスにチェックを入れ
るか否かにより指定するようにしている。また、「同義
語」「類義語」「関連語」などの別にチェックボックス
を設けるなどして、チェックを入れるか否かにより指定
するようにすることもできる。このようにすれば、不用
意に検索キーワードの数が増えることを防止することが
できる。
【0136】また、図9〜図11のフローチャートにお
いては、キーワードを入力するS109においては、類
義語等を含めるためにキーワード変換テーブルを利用す
ること(図12におけるチェックボックスにチェックを
入れること)を指定するのみであり、キーワードを送信
し(S110)、検索を実行する際において、キーワー
ド変換テーブルを利用する検索要求の条件があった場合
には(S122)、キーワード変換テーブルを参照して
類義語等のキーワードを抽出するようにしている(S1
24)。
【0137】別の形態としては、キーワードを入力する
S109において、類義語等を含めるためにキーワード
変換テーブルを利用すること(図12におけるチェック
ボックスにチェックを入れること)を指定し、次いで、
キーワードを送信する(S110)前の段階において、
キーワード変換テーブルを参照して類義語等のキーワー
ドを抽出することができる。この場合には、検索実行前
に利用者が類義語等のキーワードを特許情報検索データ
ベースが備えるキーワード変換テーブルから取得して、
どのような同義語・類義語などが抽出されたのかを確認
し、不要な語があれば削除等することが可能なようにで
きるという利点がある。このような処理の流れを示すフ
ローチャートが図15である。
【0138】図15においては、検索キーワード入力画
面が表示され(S1072)、特許情報データベース2
に記憶されたXML文書等のタグ情報に含まれるキーワ
ード又は特許情報全文から検索する場合や(S107
4)、特許請求の範囲等のデータ項目ごとにキーワード
を検索する場合があり(S1073及び図16)、デー
タ項目ごとに検索キーワードを入力する場合には、図1
6におけるような詳細指定画面を表示する(S107
5)。検索キーワード入力すると(S1076)、利用
者端末3において検索キーワードが一時記憶される(S
1077)。次いで、同義語・類義語等を含めるか否か
を指定するが(S108)、含めること場合には前記の
チェックボックスにチェックを入れるなどして指定する
(S109)。検索要求を送信する前の段階で、特許情
報検索サーバーシステム1のキーワード変換テーブルを
参照する場合には、図示しないが、例えばキーワード変
換テーブル参照ボタンを押すなどして、入力したキーワ
ードの類義語等を抽出する要求を送信する(S109
1)。特許情報検索サーバーシステム1において検索
し、同義語・類義語等を抽出し(S1092)、利用者
端末3に送信することにより利用者端末3に表示され、
望ましくは自動的に検索キーワード入力フォームにキー
ワードとして追加されることが望ましい。このようにし
て類義語等のキーワードを利用者が確認し、必要に応じ
不要なキーワード等を削除するなどして(S109
3)、検索キーワードとして、利用者が入力したキーワ
ードと共に利用者端末3において一時記憶される(S1
094)。
【0139】ここで、検索キーワードを入力する際に
は、特許請求の範囲等のデータ項目ごとにキーワードを
検索する場合があり(S1073)、この場合の入力画
面に一例を図16に示す。データ項目ごとに異なるキー
ワードを用いて検索を行う方法としては、検索対象が特
許出願書類であれば、法令等で定められる所定の識別符
号(カッコ)をデータ文書中から検知することにより、
文書中の検索範囲を識別することが可能である。またデ
ータ項目ごとにフィールドを設けたデータベースに特許
情報を記憶させておくことにより、データ項目ごとのデ
ータ抽出を行うことができる。ただしこうした場合に
は、複数の特許情報データベースを一括して検索する場
合には、個々の特許情報データベースごとにデータ項目
が同一に設定されていればよいが、そうでない場合に
は、検索対象となるデータベース相互の各データ項目同
士を対応づけておく必要がある。
【0140】請求項7に記載の発明においては、特許情
報が含む特許請求の範囲、各請求項、発明の属する技術
分野、実施例等のデータ項目ごとに、一又は複数のキー
ワードを設定するための複数のタグ情報が含まれてお
り、利用者が一又は複数の項目を指定して入力・送信し
た一又は複数のキーワードごとに、前記のタグ情報を参
照して検索を行うことを特徴とする。各特許情報データ
ベース2において共通のタグ情報を設定するか、請求項
4に記載のように、各特許情報データベース2相互のタ
グ情報同士を対応づけて、対応関係を特許情報検索サー
バーシステム1において記憶管理しておくこと、及び、
さらにタグ情報により各データ項目ごとのキーワードを
設定しておくことにより、実現可能になる。
【0141】次に、図9に戻り、キーワードの入力等の
検索要求に必要なデータの入力が利用者端末3において
完了すると、検索を実行するために検索ボタンを押すな
どしてデータを特許情報検索サーバーシステム1に送信
する(S110)。特許情報検索サーバーシステム1に
おいて検索要求のデータを受信し(S111)、データ
ベースデータベース検索プログラム12が起動し(S1
12)、また受信した検索要求データは一時記憶される
(S113)。利用料金の算出等をする場合には、利用
者ごとの検索・抽出履歴を記憶管理する(S114)。
【0142】特許情報検索サーバーシステム1において
は、検索要求データ検知手段が、受信したデータを検知
して、検索要求データ記憶手段に一時記憶する。タグ情
報抽出・解釈手段が、検索要求データに含まれるタグ情
報を抽出(S115)し、タグ情報・検索要求の条件指
定等を解釈を行う(S116)。解釈されるデータの内
容は、前記のような、検索対象とする特許情報データベ
ース2や、抽出対象とするデータ項目、類義語等の検索
をするか否かのデータ、検索結果の利用者の受信方法を
指定するデータ、などである。これらのデータに基づ
き、検索対象となるデータベースを判定し(S11
7)、また抽出対象となるデータ項目をタグ情報から解
釈する(S118)。複数の各特許情報データベース2
ごとに異なるデータ項目などのタグ情報が設定されてい
る場合には、解釈に際して変換が必要になるため(S1
19)、特許情報データベース情報管理手段10に記憶
管理される、各データベースごとのタグ情報相互の対応
づけを定めるタグ情報変換テーブルを参照する(S12
0)。
【0143】検索要求データに含まれる検索キーワード
を抽出し(S121)、キーワード変換テーブルを利用
するという指定のデータが含まれている場合には(S1
22)、キーワード変換テーブルを参照し(S12
3)、類義語キーワード等を抽出する(S124)。検
索キーワードに対応する同義語、類義語等を抽出する処
理を経て、次に同義語、類義語等を含むキーワード群を
用いて特許情報データベース2の検索を行うことによ
り、送信された一又は複数のキーワードごとに、前記の
キーワード変換テーブルを参照して、当該キーワードと
同一又は類似概念の複数のキーワードを抽出し、抽出さ
れたすべてのキーワードに基づき、前記のデータベース
検索プログラム12が複数の出願情報データベース、登
録情報データベース、先行技術データベース等の複数の
データベースの検索を行い、データの検索・抽出が可能
になる。ただし前記の図15のフローチャートのよう
に、あらかじめキーワード入力の際に利用者端末3にお
いて類義語等のキーワードを取得している場合には、こ
の処理を行わずに次に進む。
【0144】次に、前記で判定された検索対象となる一
又は複数の特許情報データベース2に対して検索要求を
送信する(S125)。各特許情報データベース2にお
いて検索を実行し(S126)、検索結果データを特許
情報検索サーバーシステム1において受信する(S12
7)。複数の特許情報データベース2から抽出された検
索結果データを一つのデータファイルとして特許情報検
索サーバーシステム1において一時記憶する(S12
8)。
【0145】次に、レイアウト情報が利用者からの検索
要求により指定されているか否かを、受信した検索要求
データから、前記のタグ情報抽出・解釈手段が判定する
(S129)。レイアウト情報が指定されている場合に
は、レイアウト指定ファイルを参照し、(S130)、
指定されていない場合にはあらかじめ定められる所定の
レイアウト情報に従って、HTMLファイル、XHTM
Lファイルなどの検索結果ファイルを生成する(S13
1)。次に、指定された(又はあらかじめ定められる)
検索結果送信方法に従い、検索結果ファイルを利用者端
末3に送信し(S132)、利用者端末3において検索
結果が表示される(S133)。電子メールによる送信
等の別の方法が指定されている場合には、指定方法によ
り利用者端末3に送信する。
【0146】ここで、検索結果ファイルの生成方法につ
いて補足説明する。特許情報データベース2に記憶され
るデータとしてXMLを用いた場合には、XML文書は
データの内容と、文書の書式を定義するデータ(スタイ
ルシート)を別ファイルとして管理することができる
が、スタイルシートによりXML文書を利用者端末3に
おいて表示するためには、WEBブラウザがスタイルシ
ートに対応している必要があり、対応するWEBブラウ
ザも登場している。一方、XML文書をHTML文書に
変換してファイルを生成するようにすれば、より多くの
WEBブラウザに対応が可能である。その方法(XML Tra
nsformations)を用いて、XML文書をどのように変換
するかをXSLスタイルシートやXSLTスタイルシー
ト等に記述する。ここで、検索結果ファイルを生成する
(S131)際には、サーバでXML文書をHTML文
書に変換する方法と、利用者端末3においてXML文書
をHTML文書に変換する方法とをとることができる。
前者によれば、サーバ側でXML文書とXSLスタイル
シートやXSLTスタイルシート等とを読み込み、XS
LスタイルシートやXSLTスタイルシート等を用いて
サーバにおいてXML文書をHTML文書に変換し、次
いで利用者端末3に送信し、表示させる。後者によれ
ば、サーバが生成したXML文書を利用者端末3に送信
し、利用者端末3においてXML文書内にて指定される
XSLスタイルシートやXSLTスタイルシート等の所
在に基づいてサーバ側にXSLスタイルシートやXSL
Tスタイルシート等を要求し、サーバ側から受信し、次
いで、利用者端末3においてXSLスタイルシートやX
SLTスタイルシート等を用いてXML文書をHTML
文書に変換し、表示させる。
【0147】また利用者が検索を行う際には、利用者端
末3において特許情報検索サーバーシステム1にアクセ
スし、あらかじめ書式を定義して記憶されている一又は
複数のスタイルシートから選択して、スタイルシートに
基づく書式のテンプレートの確認等を行い、検索要求を
送信することができる。このようにすれば所望の書式テ
ンプレートを選択して、選択した書式により検索結果デ
ータを受信することができる。以上により、本発明の特
許情報検索サーバーシステム1の第1の実施形態を実現
することができる。
【0148】なお、本実施形態においては、タグ情報等
を用いてきめ細かな検索要求指定に基づく実施例を示し
たが、複数の特許情報データベース2を一括検索でき、
データベースの選択は利用者の任意であることから、初
心者用の簡易なわかりやすいデータベースと、専門的な
特許書類等のデータベースとを組み合わせ、さらにキー
ワード変換テーブル等を組み合わせ、さらに検索画面に
おいて簡易な表示と詳細表示とを使い分けるなどの方法
を用いることにより、初心者にはシステムの詳細を意識
させずに簡易な操作で検索を可能にすると共に、専門的
な検索も可能なように構築することができる。例えば、
図17のように簡易な検索を行うための特許情報データ
ベース2と、詳細な検索を行うための特許情報データベ
ース2とを備えるシステム構成において、図18におけ
るような簡易な検索画面を用いて簡易な操作での検索を
行えるようにするが、本発明においてはさらにキーワー
ド変換テーブル等を組み合わせ、タグ情報や、さらに検
索画面において簡易な表示と詳細表示とを使い分けるな
どの方法を用いることにより、通常の簡易検索よりはキ
ーワードの選択等において漏れのない検索を行うことが
できる。また標準で検索を行うように設定されている特
許情報データベース2を複数に設定しておくことによ
り、詳細な特許情報データベース2からは要約書・代表
図面などのデータをタグ情報等に基づき抽出してくるよ
うにしておけば、通常の簡易検索よりはさらに漏れのな
い検索を行うことができる。ここで「簡易検索」とは、
一例としてキーワードの入力、類義語を含めるか否かの
指定、抽出するデータの指定、検索結果の受信方法、必
要に応じ検索対象データベースの国(言語)程度の入力
又は指定のみを行う図18のような検索画面を想定す
る、しかもキーワードと必要に応じ検索結果の受信方法
(メールアドレス等)以外は、利用者が指定・選択しな
くても標準で指定されていることが望ましい。さらに詳
細な検索を希望すれば、図12や図16に一例を示すよ
うな詳細検索へ進むことができる。
【0149】このような形態においても、また詳細検索
においても利用することができるキーワード変換テーブ
ルの、別の実施形態について補足説明をする。請求項1
3に記載の発明においては、キーワード変換テーブルに
記憶されるキーワードと同一又は類似概念の複数のキー
ワードは、第一の言語によるキーワードと、同一又は類
似概念の第二の言語によるキーワードであって、送信さ
れた一又は複数のキーワードごとに、前記のタグ情報に
より参照されるキーワード変換テーブルから、当該キー
ワードと同一又は類似概念の複数のキーワードを抽出
し、抽出されたすべてのキーワードに基づき、前記のデ
ータベース検索プログラム12が、異なる言語のデータ
ベースを含む複数の出願情報データベース、登録情報デ
ータベース、先行技術データベース等の複数のデータベ
ースの検索を行い、データの検索・抽出が可能なことを
特徴とする。図19は、このような場合に用いられるキ
ーワード変換テーブルの一例を示す。日本語によりキー
ワードを入力し、キーワード変換テーブルを参照するこ
とにより、英語や他の言語のキーワードに変換され、ま
た必要に応じ英語や他の言語の同義語、類義語、関連語
等を抽出してキーワードに含めることができる。また図
20は、国際特許分類(IPC分類)及び、関連する日
本や米国等の独自の特許分類や、あるいはこれらと類似
する分類を含み記憶されたキーワード変換テーブルの一
例を示す。代表的な分類を指定して検索する際に、こう
したキーワード変換テーブルを用いることにより、漏れ
のない分類の抽出を行うことができる。さらに、複数の
キーワード変換テーブルを組み合わせて使用することが
できる。さらに、図21に例示するように、このような
キーワード変換テーブルを簡易検索においても用いるよ
うにすれば、通常の簡易検索よりはキーワードの選択等
において漏れのない検索を行ったり、あるいは海外の特
許情報データベース2検索を行ったりすることができ
る。また標準で検索を行うように設定されているキーワ
ード変換テーブルを複数設定しておくことにより、通常
の簡易検索よりはさらに漏れのない検索を行うことがで
きる。
【0150】(実施例2)次に本発明の検索サーバーシ
ステムの第2の実施形態について説明する。請求項14
に記載の発明は、インターネットに代表されるコンピュ
ータネットワークに接続されて備えられ、法人情報デー
タベース又は個人情報データベース等を検索するために
コンピュータネットワークに接続する利用者端末3から
アクセスする法人情報等検索サーバーシステムと、一又
は複数の特許情報データベース2を検索するための特許
情報検索サーバーシステム1とにより構成されるシステ
ムである。図22は、本実施形態のシステム全体のシス
テム構成を示す。
【0151】法人情報等データベースは、例えば会社情
報・企業情報、会社の信用照会情報・財務情報、個人情
報などのデータベースを提供する事業者等が運営管理す
るデータベースなどを想定している。このような場合に
前記の事業者等は、法人情報等データベースを検索しデ
ータを抽出するための法人情報等検索サーバーシステム
を独自に備える形態が通常であり、利用者端末3からア
クセスする利用者に対しデータを提供する。提供される
データの内容を一例で示せば、会社概要、事業内容、取
引銀行、株主情報、役員情報、連結会社情報、財務情
報、各種指標、株価情報、採用情報、その他の様々な情
報である。本実施形態においてはこうしたデータ内容に
は必ずしも限定されないが、こうしたデータを検索・抽
出する利用者は、特許情報検索サーバーシステム1にア
クセスするのではなく、特許情報検索サーバーシステム
1及び特許情報データベース2を提供する事業者等とは
異なる事業者等が運営管理し、法人情報等検索サーバー
システムにアクセスし、他の事業者のシステムにアクセ
スしていることを意識することなく特許情報データベー
ス2からのデータ検索・抽出を可能にする。また法人情
報等データベースを提供する事業者等は、独自に特許情
報データベース2を構築することなくデータ提供サービ
スを行うことができ、自社のサービスの一環として利用
者に提供することができる。すなわち本実施形態におい
ては、前記の法人情報等検索サーバーシステムは、利用
者端末3から前記の法人情報データベース又は個人情報
データベース等に記憶されているデータの中からデータ
を抽出するための法人情報等データベースデータベース
検索プログラム12を備えると共に、前記の特許情報検
索サーバーシステム1と連携し、特許情報検索サーバー
システム1を利用させてもらう形態である。
【0152】図23及び図24は、本実施形態の基本的
な処理の流れの一例を示すフローチャートである。初め
に、利用者端末3からインターネットに代表されるコン
ピュータネットワークに接続し(S200)、接続が確
立すると(S201)、URLの入力などにより法人情
報等検索サーバーシステムにアクセスする(S20
2)。利用料金が課金される形態や会員制システムなど
の形態においては、利用者の認証を行い(S203)、
認証処理が正常になされると(S204)、会社情報や
個人情報等の検索を行うためのメニュー表示がなされる
(S205)。利用者は、検索したい企業名、個人名、
その他の検索キーワードを入力し(S206)、法人情
報等データベースに記憶されているデータを検索するた
めの検索条件等を入力する(S207)。
【0153】入力が済むと法人情報等検索サーバーシス
テムに対し、検索キーワードや検索条件等のデータを送
信し(S208)、法人情報等検索サーバーシステムに
おいうてこれらの検索要求データを受信する(S20
9)。ここで、検索要求データに基づいて法人情報等を
検索し抽出する際に、前記の検索要求データに含まれる
会社名等の法人又は個人を識別する検索キーワード、す
なわち法人名称や個人名等を抽出し(S211)、連携
する特許情報データベース2を検索する際の主キーに設
定する。一方、法人情報等データベースに記憶されてい
る法人情報の検索を行う(S210)。
【0154】ところで、ここで、利用者が例えば「○○
株式会社」のように法人名や個人名を特定して検索キー
ワードに設定し法人情報等データベースへの検索要求を
送信した場合には、特許情報データベース2を検索する
ための主キーは一意に設定できる。また、利用者が例え
ば「○○株式会社」か「株式会社○○」か不明な場合の
ような場合において、「?○○?」のように法人名や個
人名を特定して検索キーワードに設定し法人情報等デー
タベースをした場合にも、特許情報データベース2を検
索するための主キーを設定することはできる。しかしな
がら、利用者が例えば「東京都」and「情報処理業」
を検索キーワードとして設定し、法人情報等データベー
スへの検索要求を送信した場合には、特許情報データベ
ース2においてこうしたキーワードに基づく出願人や権
利者等の抽出に対応していなければ、特許情報を検索す
るための主キーを設定することができない。
【0155】したがってこの場合には、法人情報データ
ベースに記憶されている法人情報等のデータの検索を先
行して行い(S210)、法人情報等を抽出し(S22
0)、抽出された法人情報等から企業名・個人名等の法
人又は個人を識別する検索キーワード、すなわち法人名
称や個人名等を抽出し(S211)、連携する特許情報
データベース2を検索する際の主キーに設定する。あら
かじめ法人名称等が指定されている場合には、S21
0,S220をS211、S212に先行して処理する
必要はなく、同時進行することができる。
【0156】次に、法人又は個人を識別する検索キーワ
ードを検索キーとする特許情報検索要求データを生成す
るが(S213)、この検索要求は、法人情報等検索サ
ーバーシステムが連携する特許情報検索サーバーシステ
ム1に対して行うものである。生成された検索要求デー
タは、特許情報検索サーバーシステム1に対し送信され
(S214)、特許情報検索サーバーシステム1におい
て受信される(S215)。特許情報検索サーバーシス
テム1においては、受信した検索要求データに基づき、
検索キーの主キーとして設定し(S216)、必要に応
じ検索キーワード等の他の検索条件を設定するためのフ
ァイルを生成する処理を行う(S217)。
【0157】生成されるファイルは、HTMLファイ
ル、XHTMLファイル、XMLファイルなどの法人情
報等検索サーバーシステムが提供する法人情報等WEB
サイトにおいて表示されるファイル、又は表示されるフ
ァイルのデータソースとなるファイルである。法人情報
等WEBサイトにおいて表示されるファイルの一例を図
25に示す。生成されたファイルは、法人情報等検索サ
ーバーシステムに送信され(S218)、法人情報等検
索サーバーシステムにおいて受信する(S219)。S
220で抽出された法人情報と、特許情報検索サーバー
システム1から受信したデータとを統合して(S22
1)、法人情報等WEBサイトにおいて表示されるファ
イルが生成される(S222)。法人情報等検索サーバ
ーシステムにおいて生成されるファイルは、一例として
は図26に示すようなものである。法人情報等データベ
ースから抽出されたデータと共に、保有特許情報などの
特許情報を閲覧するためのハイパーリンクが張られた例
を示しており、一例としてはここをクリック等すること
により、図25の検索画面が表示されるようにすること
ができるが、あるいは別の一例としてはここをクリック
等することにより、会社名等を検索キーとして特許情報
データベース2の検索が行われる形態をとることもでき
る。法人情報等検索サーバーシステムにおいて生成され
たファイルは利用者端末3に送信され(S223)、利
用者端末3において表示される(S224)。このよう
にして、法人情報等データベースデータベース検索プロ
グラム12が利用者端末3に対し送信する検索結果デー
タには、特許情報検索サーバーシステム1が一又は複数
の特許情報データベース2を検索してデータを抽出する
ためのデータが含まれることにより、法人情報等検索サ
ーバーシステムにアクセスした利用者が、他の事業者の
システムにアクセスしていることを意識することなく特
許情報データベース2からのデータ検索・抽出を可能に
する。
【0158】本実施形態の別の実施方法としては、請求
項15に記載の発明のように、前記の特許情報データベ
ース2において、生成された特許情報検索要求データを
前記の法人情報等検索サーバーシステムから受信する処
理と、受信した特許情報検索要求データに基づき、前記
の法人又は個人を識別する検索キーワードを検索キーの
主キーとして設定すると共に、特許情報検索サーバーシ
ステム1において、一又は複数の特許情報データベース
2を検索してデータを抽出し、必要に応じ検索キーワー
ド等の他の検索条件を設定するためのファイルを生成す
る処理と、生成されたファイルを前記の法人情報等検索
サーバーシステムに送信する処理を行う形態をとること
ができる。前記のS211において法人名称等を抽出
し、特許情報データベース2検索のための検索主キーに
設定し(S212)、検索要求データを生成して(S2
13)特許情報検索サーバーシステム1に送信した際に
(S214)、特許情報検索サーバーシステム1におい
ては特許情報データベース2の検索を行い、抽出された
特許情報の件数や、抽出された特許情報の詳細表示の所
在(URL等)のデータを抽出して、抽出されたデータ
を含むファイルを生成し法人情報等検索サーバーシステ
ムに送信する(S219)。
【0159】法人情報等WEBサイトにおいて表示され
るファイルの一例を図27に示す。検索結果の特許情報
件数などを表示させることができる。生成されたファイ
ルは、法人情報等検索サーバーシステムに送信され(S
218)、法人情報等検索サーバーシステムにおいて受
信する(S219)。S220で抽出された法人情報
と、特許情報検索サーバーシステム1から受信したデー
タとを統合して(S221)、法人情報等WEBサイト
において表示されるファイルが生成される(S22
2)。法人情報等検索サーバーシステムにおいて生成さ
れるファイルは、一例としては図28に示すようなもの
である。法人情報等データベースから抽出されたデータ
と共に、保有特許情報などの特許情報検索結果を閲覧す
るためのハイパーリンクが張られた例を示しており、一
例としてはここをクリック等することにより、図26の
検索画面が表示されるようにすることができるが、ある
いは別の一例としてはここをクリック等することによ
り、特許情報データベース2の検索結果である特許情報
リスト表示などが行われる形態をとることもできる。法
人情報等検索サーバーシステムにおいて生成されたファ
イルは利用者端末3に送信され(S223)、利用者端
末3において表示される(S224)。このようにし
て、法人情報等データベースデータベース検索プログラ
ム12が利用者端末3に対し送信する検索結果データに
は、抽出された法人又は個人を識別する検索キーワード
に基づき、特許情報検索サーバーシステム1において、
一又は複数の特許情報データベース2の検索を行い、抽
出された結果を表示させるためのデータが含まれること
により、法人情報等検索サーバーシステムにアクセスし
た利用者が、他の事業者のシステムにアクセスしている
ことを意識することなく特許情報データベース2からの
データ検索・抽出を可能にする。
【0160】(実施例3)次に、上記のインターネット
に代表されるコンピュータネットワークに接続されて備
えられ、法人情報データベース又は個人情報データベー
ス等を検索するためにコンピュータネットワークに接続
する利用者端末3からアクセスする法人情報等検索サー
バーシステムと、一又は複数の特許情報データベース2
を検索するための特許情報検索サーバーシステム1とに
より構成されるシステムを別の実施形態に応用する実施
形態について説明する。すなわち、本発明の特許情報検
索サーバーと連携する、他の事業者等が運営するデータ
ベースシステムは法人情報等データベースに限定される
ものではなく、例えば他の事業者が運営管理する特許情
報データベース2において、データベース検索プログラ
ム12等のシステムとして本発明の特許情報検索サーバ
ーを利用することができる。図29は、本実施形態のシ
ステム全体のシステム構成を示す。
【0161】すなわち、本実施形態は、請求項16に記
載の、インターネットに代表されるコンピュータネット
ワークに接続されて備えられ、特許情報データベース2
a等を検索するためにコンピュータネットワークに接続
する利用者端末3からアクセスする、第一の特許情報検
索サーバーシステム1aと、一又は複数の特許情報デー
タベース2bを検索するための第二の特許情報検索サー
バーシステム1bとにより構成されるシステムである。
第一の特許情報検索サーバーシステム1aは、利用者端
末3から前記の特許情報データベース2aに記憶されて
いるデータの中からデータを抽出するためのデータベー
スデータベース検索プログラム12を備えると共に、前
記の第二の特許情報検索サーバーシステム1bと連携し
ている。
【0162】利用者端末3から前記の第一の特許情報検
索サーバーシステム1aに対し検索要求を送信し、検索
要求を受信した前記の第一の特許情報検索サーバーシス
テム1aは前記の第二の特許情報検索サーバーシステム
1bに前記の検索要求を送信し、第二の特許情報検索サ
ーバーシステム1bにおいて、一又は複数の特許情報デ
ータベース2を検索してデータを抽出し、抽出されたデ
ータを前記の第一の特許情報検索サーバーシステム1a
に送信し、前記の第一の特許情報データベース検索プロ
グラム12が利用者端末3に対し送信する検索結果デー
タには、第二の特許情報データベース2bから受信した
検索結果データが含まれることを特徴とする、第二の特
許情報検索サーバーシステムに係る特許情報検索サーバ
ーシステムである。図30及び図31は、本実施形態の
基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートであ
る。処理の詳細は、実施例2における法人情報等検索サ
ーバーシステムを第一の特許情報検索サーバーシステム
1aに置き換え、法人情報等データベースを第一の特許
情報データベース2aに置き換え、特許情報検索サーバ
ーシステム2を第二の特許情報検索サーバーシステム2
bに置き換え、特許情報データベース2を第二の特許情
報データベース2bに置き換えた形態であるので省略す
る。第一の特許情報データベースの検索プログラム12
が利用者端末3に対し送信する検索結果データには、抽
出された検索キーワードに基づき、第二の特許情報検索
サーバーシステム1bにおいて、一又は複数の特許情報
データベース2bの検索を行い、抽出された結果を表示
させるためのデータが含まれることにより、第一の特許
情報検索サーバーシステム1aにアクセスした利用者
が、他の事業者のシステム(第二の特許情報検索サーバ
ーシステム1b)にアクセスしていることを意識するこ
となく特許情報データベース2からのデータ検索・抽出
を可能にする。また第一の特許情報データベース2aを
提供する事業者等は、より広い範囲の、あるいは別個の
データ形式・内容の特許情報データベース2bを構築す
ることなくデータ提供サービスを行うことができ、自社
のサービスの一環として利用者に提供することができ
る。
【0163】また、上記の実施形態において、前記の第
二の特許情報検索サーバーシステム1は、請求項1〜1
5のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステムで
あることとすることができる。また、検索対象となる一
又は複数の特許情報データベース2の範囲を利用者が指
定可能であると共に、検索対象となるデータ内の検索範
囲を利用者が指定可能であることとすることができる。
【0164】次に、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム1においては、複数の特許情報データベース2を検
索することが想定されるが、これらのデータベースは複
数の別個のデータベース提供事業者等が運営管理し、ま
た有料データベース提供事業者などはそれぞれ契約した
顧客等に対して利用料金の課金処理を行うことも実施さ
れている。このような形態において、データベース提供
事業者が別のデータベース提供事業者が保有するデータ
を利用する場合や、データベース提供事業者が保有する
データを相互に利用する場合には、課金処理を事業者間
で適切に行う必要が生じる。このような処理を行うた
め、請求項19に記載の発明においては、特許情報デー
タベース2を検索してデータを抽出する特許情報検索サ
ーバーシステム1は、他のデータベースシステム運営者
などの事業者からの検索要求に基づく処理を行った場合
には、事業者ごとに課金するための課金情報を算出する
課金情報処理手段と、算出された課金情報を記憶する課
金情報記憶手段とを備える。図32は、本実施形態にお
ける特許情報検索サーバーシステム1の構成を示す機能
ブロック図である。図30及び図31の例でいえば、S
309において、利用者端末3からアクセスした第一の
特許情報検索サーバーシステム1aにおいて検索要求デ
ータが受信され、第一の特許情報検索サーバーシステム
1aにおいて第二の特許情報検索サーバーシステム1b
に対する検索要求データが生成される(S313)。検
索要求データが送信され(S314)、第二の特許情報
検索サーバーシステム1bにおいて検索要求データが受
信される(S214)。このとき、第二の特許情報検索
サーバーシステム1bにおいては、検索要求データ検知
手段が検索要求データを検知して、検索要求データ記憶
手段に一時記憶すると共に、タグ情報抽出・解釈手段及
び検索検索キーワード抽出・解釈手段11が検索キーワ
ードや検索条件を抽出・解釈して、データベース検索プ
ログラム12にデータが引き渡され検索が実行される。
検索の実行回数や検索要求に含まれる検索対象データの
データ量、あるいは検索の結果抽出されたデータ数など
から、課金される常勤などを課金処理手段が算出し、利
用者(この場合には第一の特許情報検索サーバーシステ
ム1a、あるいは第一の特許情報検索サーバーシステム
1aを利用する利用者)ごとに、算出された課金情報を
課金情報記憶手段に記憶する。
【0165】また、請求項20に記載の発明において
は、特許情報データベース2を検索してデータを抽出す
る特許情報検索サーバーシステム1が、他のデータベー
スシステム運営者などの事業者が運営する特許情報デー
タベース2からのデータを検索・抽出した場合には、デ
ータの検索・抽出履歴を特許情報検索サーバーシステム
1又は他のデータベースシステムにおいて記憶管理し、
他のデータベースシステム運営者などの事業者に対し支
払うべきデータ利用料金情報を管理することを特徴とす
る。この場合には、上記の例とは逆に、第二の特許情報
検索サーバーシステム1bが課金処理をされる側とな
り、課金情報を第二の特許情報検索サーバーシステム1
bが記憶管理する形態である。もちろん他のデータベー
スシステム運営者などにおいて同時に課金情報を記憶管
理することでもよい。第二の特許情報検索サーバーシス
テム1bから、他のデータベースシステムに対し検索を
行った場合であるので、図10の例でいえば、S125
において他の特許情報データベース2に対して検索要求
を送信し、検索が実行され(S126)、検索結果デー
タを受信した際に、検索の実行回数や検索要求に含まれ
る検索対象データのデータ量、あるいは検索の結果抽出
されたデータ数などから、課金される料金などを課金処
理手段が算出し、他のデータベース運営事業者ごとに、
算出された課金情報を課金情報記憶手段に記憶する。
【0166】ところで、本発明の特許情報検索サーバー
システム1のいずれの実施形態においても、複数の特許
情報データベース2に対する検索実行を行った場合に
は、同じ特許情報についてのデータが重複して抽出され
ることが当然に想定される。例えば特許情報について
は、公開特許公報、特許公報などを元に作成したデータ
を、複数のデータベース事業者などがそれぞれの特許情
報データベース2に記憶させ蓄積させることは当然に考
えられるからである。このような場合には、出願番号、
公開番号、特許番号などの重複する値のない値などをキ
ーとして、重複データを排除する処理が行われる。図1
0において、例えばS127で受信した特許情報のデー
タがあった場合には、S128において複数の特許情報
データベース2から抽出されたデータを統合する際に、
重複データを排除することができるが、この場合にはど
の特許情報データベース2のデータを優先して採用する
かを定めるルールを設けておく必要がある。この優先ル
ールは、利用者からの検索要求を受信した特許情報検索
サーバーシステム1の運営者が同時に特許情報データベ
ース2Aを有しており、さらに他の事業者が運営する特
許情報データベース2Bからの情報を検索・抽出してデ
ータ重複が起きた場合には、特許情報データベース2A
のデータを優先するようにあらかじめ標準で定めておく
ことができる。また利用者が検索対象となる特許情報デ
ータベース2の範囲を指定する際に、指定を行うように
することもできる。また特許情報データベース2A及び
B双方のデータを利用者が受信するように設定すること
もできる。さらに、特許情報データベース2から抽出す
るデータは、XMLのタグ情報などを用いて指定するこ
とができるが、特許情報データベース2Aにおいて特許
第○○○号の特許請求の範囲、明細書、図面、要約書が
記憶されておりそれらのデータが抽出され、一方特許情
報データベース2Bには特許第○○○号の特許内容の要
約や解説の文字データ、画像データ、音声データが記憶
されており抽出された場合には、同じ特許番号のデータ
であっても重複しないデータ内容、データ形式のものが
存在しているので、それらの中から利用者が抽出するこ
とを希望し指定しているデータを、双方のデータベース
から抽出してデータ統合をした上で利用者端末3に送信
すればよい。利用者は必要とするデータが得られれば、
データソースがどの特許情報データベースのものである
かは、利用料金などに差異が出なければ問わないと考え
られるからである。
【0167】(実施例4)次に、本発明の特許情報検索
サーバーシステム1の第4の実施形態について説明す
る。請求項21に記載の発明は、インターネットに代表
されるコンピュータネットワークに接続されて備えら
れ、特許情報データベース2を検索するためにコンピュ
ータネットワークに接続する利用者端末3からアクセス
するサーバーシステムである。前記のサーバーシステム
は、利用者端末3から送信される一又は複数のキーワー
ドに基づき特許情報データベース2に記憶されている特
許情報データの中からデータを抽出するための特許情報
データベース検索プログラム12を備えており、下記の
処理を行う。
【0168】特許の請求項ごとに記載される発明の構成
要素となる複数のキーワードを利用者端末3において入
力して、前記のサーバーシステムに送信し、前記のデー
タベース検索プログラム12が一又は複数の出願情報デ
ータベース、登録情報データベース、先行技術データベ
ース等の複数の特許情報データベース2の検索を行い、
入力された構成要素となる複数のキーワードごとに、検
索対象とどれだけマッチングするかを判定し、特許可能
性の判定となる検索結果を抽出可能なことを特徴とす
る。図33は、本実施形態における利用者端末3に表示
される検索キーワード・検索条件を入力・指定して送信
するための画面イメージ図の一例である。検索キーワー
ドの入力は、発明の構成要素となる要素ごとに入力を行
う。また、検索の範囲は、特許請求の範囲を指定すれば
同一発明を抽出することができ、特許明細書全文を指定
すれば、公知技術をすべて抽出することができる。特許
出願書類中の用語は出願ごとに様々であるので、同義
語、類義語をor検索で多面的に入力するほか、前記し
たキーワード変換テーブル等を用いて広く同義語・類義
語等を拾い出すことが必要である。検索実行処理につい
ては、これまでに述べた様々な実施形態の処理と共通す
るので省略する。なお、本実施形態の場合には、検索対
象となるデータの特許請求の範囲、明細書全文などの指
定範囲全文から全文検索を行う方法のほか、下記の方法
をとることができる。検索対象となる特許情報のデータ
ファイルごとに、発明の構成要素すべてのキーワードを
メタデータとしてデータファイルに付与する方法であ
り、XML文書からなるデータにおいてはタグ情報によ
りキーワードを付与しておくことができるが、XMLに
限定することなく、様々なキーワード付与の形態をとる
ことができる。
【0169】一例をあげれば、本明細書において言及し
ている請求項21は、「インターネットに代表されるコ
ンピュータネットワークに接続されて備えられ、特許情
報データベース2を検索するためにコンピュータネット
ワークに接続する利用者端末3からアクセスするサーバ
ーシステムであって、前記のサーバーシステムは、利用
者端末3から送信される一又は複数のキーワードに基づ
き特許情報データベース2に記憶されている特許情報デ
ータの中からデータを抽出するためのデータベース検索
プログラム12を備え、特許の請求項ごとに記載される
発明の構成要素となる複数のキーワードを利用者端末3
において入力して、前記のサーバーシステムに送信し、
前記の特許情報データベース検索プログラム12が一又
は複数の出願情報データベース、登録情報データベー
ス、先行技術データベース等の複数のデータベースの検
索を行い、入力された構成要素となる複数のキーワード
ごとに、検索対象とどれだけマッチングするかを判定
し、特許可能性の判定となる検索結果を抽出可能なこと
を特徴とする、特許情報検索サーバーシステム1。」で
ある。ここで発明の構成要素をあげれば、「コンピュー
タネットワーク」「特許情報データベース」「利用者端
末」「サーバーシステム」「データベースデータベース
検索プログラム」が構成要素としては必須であり、か
つ、処理の流れにおいて、「複数のキーワードを入力」
「送信」「複数のデータベースの検索」「複数のキーワ
ードごとに検索対象とマッチングの判定」「検索結果を
抽出」である。機能として「特許可能性の判定」を入れ
てもよいであろう。この特許情報データをXML文書と
して特許情報データベース2に記憶させる際に、発明の
構成要素すべてのキーワードをメタデータとしてデータ
ファイルに付与すること、すなわち、XML文書からな
るデータにおいては一例として下記のようなタグ情報に
よりキーワードを付与することにより、本実施形態にお
いては適切なキーワードの付与をするための一方法とす
ることができる。<構成要素キーワード 構成要素1"コ
ンピュータネットワーク"構成要素2"特許情報データベ
ース"構成要素3"利用者端末"構成要素4"サーバーシス
テム"構成要素5"データベースデータベース検索プログ
ラム"構成要素6"複数のキーワードを入力"構成要素7"
送信"構成要素8"複数のデータベースの検索"構成要素
9"複数のキーワードごとに検索対象とマッチングの判
定"構成要素10"検索結果を抽出"構成要素11"特許可
能性の判定">
【0170】請求項22に記載の発明は、インターネッ
トに代表されるコンピュータネットワークに接続されて
備えられ、特許情報データベース2を検索するためにコ
ンピュータネットワークに接続する利用者端末3からア
クセスするサーバーシステムである。前記のサーバーシ
ステムは、利用者端末3から送信される一又は複数のキ
ーワードに基づき特許情報データベース2に記憶されて
いる特許情報データの中からデータを抽出するためのデ
ータベース検索プログラム12を備えており、下記の処
理を行う。
【0171】実施されている技術の構成要素となる複数
のキーワードを利用者端末3において入力して、前記の
サーバーシステムに送信し、前記のデータベース検索プ
ログラム12が一又は複数の特許情報データベース2の
検索を行い、入力された構成要素となる複数のキーワー
ドごとに、検索対象とどれだけマッチングするかを判定
し、特許侵害の可能性の判定となる検索結果を抽出可能
なことを特徴とする。本実施形態の処理の流れ等は、前
記の請求項21に記載の発明の同様であるため省略す
る。
【0172】(実施例5)次に、本発明の特許情報検索
サーバーシステム1の第5の実施形態について説明す
る。請求項23に記載の発明は、請求項17又は18に
記載の発明において、複数の利用者からなるグループに
属する利用者が接続するための利用者端末3からアクセ
ス可能な記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ
る。記憶領域は、データベースサーバーなどの記憶手段
に利用者のグループごとに設けられ、図30においては
利用者情報記憶手段に、複数の利用者個々の利用者情報
と、複数の利用者からなる利用者のグループの情報と、
グループごとの記憶領域とが設けられる。図33は、利
用者情報記憶手段の本実施形態における構成の一例を示
す。また図34は、記憶領域に記憶される検索要求デー
タファイルのデータ構成の一例を示す。本実施形態にお
いては、下記の処理を行う。アクセスした利用者を認証
する処理と、利用者が利用者端末3において検索キーワ
ードを入力する処理と、入力された検索キーワードを前
記の記憶領域に記憶させる処理とを行い、前記の特許情
報データベース検索プログラム12が一又は複数の出願
情報データベース、登録情報データベース、先行技術デ
ータベース等の複数のデータベースの検索を行い、入力
された構成要素となる複数のキーワードが検索対象とど
れだけマッチングするかを判定し、特許可能性又は特許
侵害可能性の判定となる検索結果を抽出し、グループに
属する複数の利用者端末3に対し送信可能なことを特徴
とする。図35は、本実施形態におけるグループ登録の
処理の流れの一例を示すフローチャートであり、図36
及び図37は、本実施形態の基本的な処理の流れの一例
を示すフローチャートである。
【0173】初めに、本実施形態におけるグループ登録
の処理においては、利用者端末3においてインターネッ
トに接続し(S400)、接続が確立すると(S40
1)、特許情報検索サーバーシステム1にアクセスを行
う(S402)。グループ情報登録画面等において、入
力フォームに入力を行うなどによりグループ情報を登録
する(S403)。次に、グループを構成する利用者情
報を登録する(S404)。なおグループが既に登録さ
れている場合において、グループIDを入力するなどの
方法により登録済のグループ情報にアクセスし、グルー
プを構成する利用者を追加・変更・削除したり、グルー
プ情報を変更等することもできる。利用者情報を複数登
録する場合には、他に追加する利用者がいなくなるまで
利用者情報を追加し(S405)、登録を終了する(S
406)ことにより、グループIDやパスワード発行な
どが発行され(S407)、グループを構成する利用者
が前記の記憶領域にアクセス可能なように設定される。
【0174】次に、グループ情報を登録した後の処理の
流れについて説明する。なおここで案件とは、例えばグ
ループにおいて共同で特許情報の調査をしたりする場合
の対象案件や、グループで共同で技術開発や発明を行っ
ている場合の対象案件を指し、グループの記憶領域にお
いて複数の案件の検索についての情報を記憶できるよう
にしているものである。初めに、利用者端末3において
インターネットに接続し(S408)、接続が確立し
(S409)、特許情報検索サーバーシステム1にアク
セスする(S410)。利用者の認証が行われ、(S4
11)、利用者情報及びグループ情報を参照して認証処
理が正常にされると(S412)、前記の記憶領域への
アクセスが許可される。検索を行う案件が登録されてい
るかを判定し(S413)、登録されている場合には次
へ進み、登録されていない場合には案件を登録し(S4
14)、案件ごとのIDが発行される(S415)。利
用者端末3において案件を指定し(S416)、検索メ
ニュー表示され(S417)、検索キーワード入力を入
力し(S419)、検索条件を入力する(S420)。
【0175】また、請求項24に記載の発明のように、
利用者が検索キーワードを追加・変更・削除した場合に
は、記憶領域に記憶される検索キーワードが更新されて
再検索されるようにすることもできる。あるいは、請求
項25に記載の発明のように、前記の記憶領域にあらか
じめ記憶された複数の検索キーワードの中からいずれか
の検索キーワードを選択して、検索を行うことが可能な
ようにすることもできる。こうした場合には、キーワー
ド、検索条件を追加・変更・削除するかを指定する(S
418) 次に、キーワードや検索条件が指定されたら、データを
送信し(S421)、特許情報検索サーバーシステム1
において検索要求データが受信される(S422)。前
記の記憶領域に、送信された検索要求データが記憶され
る(S423)。特許情報検索サーバーシステム1にお
いては、特許情報を検索し(S424)、一又は複数の
特許情報データベース2から特許情報を抽出し(S42
5)、抽出されたデータを特許情報検索サーバーシステ
ム1において統合する(S426)。次いで特許情報検
索サーバーシステム1においてファイル生成し(S42
7)、特許情報検索サーバーシステム1から利用者端末
3に送信し(S428)、利用者端末3において検索結
果が表示される(S429)。
【0176】請求項26に記載の発明においては、前記
の特許情報検索サーバーシステム1は、請求項1〜13
のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステム1で
あって、前記のタグ情報に基づき、各利用者が利用者端
末3において必要とするタグ情報を指定することによ
り、抽出された特許情報の内の必要項目や、レイアウト
を利用者ごとに指定して、抽出されたデータを含むファ
イルを生成して利用者端末3において閲覧可能なことを
特徴とする。
【0177】(実施例6)次に、本発明の特許情報検索
サーバーシステム1の第6の実施形態について説明す
る。請求項27は、インターネットに代表されるコンピ
ュータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デ
ータベース2を検索するためにコンピュータネットワー
クに接続する利用者端末3からアクセスするサーバーシ
ステムである。前記のサーバーシステムは、利用者端末
3から送信される一又は複数のキーワードに基づき特許
情報データベース2に記憶されている特許情報データの
中からデータを抽出するためのデータベース検索プログ
ラム12を備えている。図38に本発明のシステムが用
いられる基本的なシステム構成を示す。インターネット
に代表されるコンピュータネットワークに接続されて、
弁理士、弁護士などが備える代理人端末が設けられてい
る。本実施形態の処理においては、基本的な検索実行処
理はこれまでに述べた実施形態と共通するが、利用者端
末3から前記のサーバーシステムにアクセスしてデータ
ベースデータベース検索プログラム12を起動する処理
と、データベースデータベース検索プログラム12が検
索キーワードの入力を行うキーワード入力手段を表示す
る処理と、利用者端末3において一又は複数の検索キー
ワードを入力し、利用者を識別するデータ、及び代理人
を指定するデータと共に前記のサーバーシステムに送信
する処理とを行う。すなわち、検索要求データには、代
理人端末を指定するデータが含まれており、検索の結果
データを含むファイルを生成して送信する際に、特許情
報検索サーバーシステム1から代理人端末にまず送信さ
れる。データベース検索プログラム12が一又は複数の
出願情報データベース、登録情報データベース、先行技
術データベース等のデータベースの検索を行い、検索し
た結果を利用者が指定した代理人が備える代理人端末に
送信する。
【0178】ここで、検索結果を含み生成されるHTM
Lファイル、XHTMLファイルなどの検索結果データ
を含むデータファイルには、代理人によるコメントや意
見、鑑定結果等を入力するためのコメントフィールドが
設けられている。図39は、コメントフィールドが設け
られた検索結果データを含むデータファイルの一例を示
す。また図40は、コメントフィールドが設けられた検
索結果データを含むデータファイルの一例であって、抽
出された特許情報のデータを代理人が閲覧して確認し、
抽出されたデータ中の不要なデータを削除するためのチ
ェックボックスが設けられた例を示す上記のような検索
結果データを含むデータファイルは、図41に示すよう
に、特許情報データベース2に記憶されている特許情報
データと、書式情報を記憶するデータとに基づき特許情
報検索サーバーシステム1においてファイル生成される
ものである。代理人がコメントや意見、鑑定結果等を入
力する処理と、入力されたコメントや意見、鑑定結果等
を認証する処理と、前記の利用者端末3に対し送信す
る。この場合には、代理人端末から利用者端末3に対し
HTMLファイル形式などで直接送信されてもよいが、
あるいは図42に示すように、代理人端末において入力
し、特許情報検索サーバーシステム1に送信し、送信さ
れたデータファイルと、特許データベースに記憶されて
いる特許情報データと、書式情報を記憶するデータとに
基づき特許情報検索サーバーシステム1においてファイ
ル生成され、利用者端末3に送信することもできる。図
43は、特許情報検索サーバーシステム1においてファ
イル生成され、利用者端末3に送信されるファイルの一
例を示す。請求項28に記載の発明においては、代理人
が入力するコメントや意見、鑑定結果等は、抽出された
特許情報ごとに入力するためのコメントフィールドが設
けられる特許情報検索サーバーシステム1である。さら
に請求項29に記載の発明においては、代理人が入力す
るコメントや意見、鑑定結果等は、新規性フィールド、
進歩性フィールド、産業上の利用性フィールド、先願フ
ィールドなどの特許要件ごとに入力するためのコメント
フィールドが設けられることを特徴とする。コメントフ
ィールドに代理人が入力を行い、送信ボタンを押すと、
インターネット等のコンピュータネットワークに接続し
て入力されたコメントが検索結果データを含むデータフ
ァイルに記述され、利用者端末3に送信されて表示され
るようになる。具体的には利用者端末3にHTML形式
等の電子メールなどで送信される形態や、あるいはHT
MLファイル、XHTMLファイル等のファイルが生成
されて特許情報検索サーバーシステム1に送信され記憶
されるとともに、その旨及びデータファイルの所在を示
すURL等が利用者端末3に対し通知される形態などで
ある。
【0179】(実施例7)本発明のさらなる実施形態を
下記に示す。図44は、特許情報検索サーバーシステム
1の第7の実施形態におけるシステム構成を示す。請求
項30に記載の発明は、インターネットに代表されるコ
ンピュータネットワークに接続されて備えられ、特許情
報データベース2を検索するためにコンピュータネット
ワークに接続する特許審査機関端末からアクセスするサ
ーバーシステムである。前記のサーバーシステムは、利
用者端末3から送信される一又は複数のキーワードに基
づき特許情報データベース2に記憶されている特許情報
データの中からデータを抽出するためのデータベース検
索プログラム12を備えている。本実施形態の処理にお
いては、基本的な検索実行処理はこれまでに述べた実施
形態と共通するが、特許審査機関端末から前記のサーバ
ーシステムにアクセスしてデータベースデータベース検
索プログラム12を起動する処理と、データベースデー
タベース検索プログラム12が検索キーワードの入力を
行うキーワード入力手段を表示する処理と、特許審査機
関端末において一又は複数の検索キーワードを入力し、
特許審査機関端末を識別するデータ、及び特許出願人等
の利用者端末3を指定するデータと共に前記のサーバー
システムに送信する処理とを行う。すなわち、検索要求
データには、特許審査機関端末を指定するデータが含ま
れており、検索の結果データを含むファイルを生成して
送信する際に、特許情報検索サーバーシステム1から特
許審査機関端末にまず送信される。データベース検索プ
ログラム12が一又は複数の出願情報データベース、登
録情報データベース、先行技術データベース等のデータ
ベースの検索を行い、検索した結果を特許審査機関が備
える特許審査機関端末に送信する。
【0180】ここで、検索結果を含み生成されるHTM
Lファイル、XHTMLファイルなどの検索結果データ
を含むデータファイルには、特許審査機関によるコメン
トや意見、審査結果等を入力するためのコメントフィー
ルドが設けられている。図45は、コメントフィールド
が設けられた検索結果データを含むデータファイルの一
例を示す。上記のような検索結果データを含むデータフ
ァイルは、図46に示すように、特許情報データベース
2に記憶されている特許情報データと、書式情報を記憶
するデータとに基づき特許情報検索サーバーシステム1
においてファイル生成されるものである。特許審査機関
がコメントや意見、審査結果等を入力する処理と、入力
されたコメントや意見、審査結果等を認証する処理と、
前記の利用者端末3に対し送信する。この場合には、特
許審査機関端末から利用者端末3に対しHTMLファイ
ル形式などで直接送信されてもよいが、あるいは図47
に示すように、特許審査機関端末において入力し、特許
情報検索サーバーシステム1に送信し、送信されたデー
タファイルと、特許情報データベース2に記憶されてい
る特許情報データと、書式情報を記憶するデータとに基
づき特許情報検索サーバーシステム1においてファイル
生成され、利用者端末3に送信することもできる。図4
8は、特許情報検索サーバーシステム1においてファイ
ル生成され、利用者端末3に送信されるファイルの一例
を示す。請求項31に記載の発明においては、特許審査
機関端末において入力するコメントや意見、審査結果等
は、抽出された特許情報ごとに入力するためのコメント
フィールドが設けられる特許情報検索サーバーシステム
1である。さらに請求項32に記載の発明においては、
特許審査機関端末において入力するコメントや意見、鑑
定結果等は、新規性フィールド、進歩性フィールド、産
業上の利用性フィールド、先願フィールドなどの特許要
件ごとに入力するためのコメントフィールドが設けられ
ることを特徴とする。コメントフィールドに特許審査機
関が入力を行い、送信ボタンを押すと、インターネット
等のコンピュータネットワークに接続して入力されたコ
メントが検索結果データを含むデータファイルに記述さ
れ、利用者端末3に送信されて表示されるようになる。
具体的には利用者端末3にHTML形式等の電子メール
などで送信される形態や、あるいはHTMLファイル、
XHTMLファイル等のファイルが生成されて特許情報
検索サーバーシステム1に送信され記憶されるととも
に、その旨及びデータファイルの所在を示すURL等が
利用者端末3に対し通知される形態などである。
【0181】さらに、請求項33に記載の発明において
は、前記の検索キーワードは、特許情報検索サーバーに
おいて検索の比較対象となる特許出願データを特許情報
データベース2から抽出し、特許出願データから検索キ
ーワードを自動抽出したものであることを特徴とする。
請求項34に記載の発明においては、前記の特許情報デ
ータベース2は、特許審査機関が備える特許情報データ
ベース2であることを特徴とする。すなわち、図40に
おける特許出願書類データベースなどであり、具体的に
は、オンライン出願で特許審査機関において受理された
特許出願書類や、電子化された特許出願書類などを記憶
するためのデータベースである。
【0182】次に、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム1を用いて、利用者が指定した所定時期に検索結果
を利用者端末3に対し配信したり、又は所定期間ごとに
利用者端末3に配信したりすることができる。本発明の
特許情報検索・配信データベースシステムの第1の実施
形態について説明する。請求項35に記載の発明は、イ
ンターネットに代表されるコンピュータネットワークに
接続されて備えられ、特許情報データベース2を検索す
るためにコンピュータネットワークに接続する利用者端
末3からアクセスするサーバーシステムである。前記の
サーバーシステムは、利用者端末3から送信される一又
は複数のキーワードに基づき特許情報データベース2に
記憶されている特許情報データの中からデータを抽出す
るためのデータベースデータベース検索プログラム12
を備えている。また、利用者情報記憶手段においては、
利用者ID、利用者の電子メールアドレスなどの利用者
情報と、検索・配信要求の案件ごとに、検索キーワー
ド、検索条件、配信方法や配信条件などのデータが記憶
される。利用者が利用者端末3から送信し、登録したこ
れらの情報に基づき、利用者が指定した所定時期に検索
結果を利用者端末3に対し配信したり、又は所定期間ご
とに利用者端末3に配信したりする処理を行う。本実施
形態の基本的な処理の流れは下記の通りである。また図
49は本実施形態の基本的な処理の流れを示すフローチ
ャートである。なお検索実行処理の詳細については、こ
れまでに述べた処理と共通するため詳細は省略する。初
めに、利用者端末3からインターネットに代表されるコ
ンピュータネットワークに接続し(S501)、前記の
サーバーシステムにアクセスしてデータベース検索プロ
グラム12を起動する(S502)。次にデータベース
検索プログラム12が検索キーワードの入力を行うキー
ワード入力手段を表示する(S503)。キーワード入
力手段、具体的にはHTMLファイル、XHTMLファ
イルなどに設けられた入力・送信フォームなどを利用し
て、利用者端末3において一又は複数の検索キーワード
を入力し、利用者を識別するデータと共に前記のサーバ
ーシステムに送信する。入力・送信するデータは、前記
のような利用者ID、利用者の電子メールアドレスなど
の利用者情報と、検索・配信要求の案件ごとに、検索キ
ーワード、検索条件、配信方法や配信条件などのデータ
である。なお利用者情報はあらかじめ登録をしておけ
ば、毎回登録をする必要はない。検索・配信要求の案件
を指定し(S504)、利用者端末3において一又は複
数の検索キーワードを入力し(S505)、次いで検索
条件、配信方法や配信条件などのデータを入力する(S
506)。利用者を識別する利用者情報と共に前記のサ
ーバーシステムに送信し(S507)、サーバーシステ
ムにおいて案件ごとに検索キーワード・配信条件を記憶
する(S508)。どのデータベースを検索するか、ど
のデータ項目を抽出するかなどの検索条件や、検索結果
のレイアウト、配信方法、配信条件などを記憶する。登
録されたデータに基づき、利用者情報記憶手段を参照し
て、データベースデータベース検索プログラム12が検
索を行い(S509)、前記のデータベース検索プログ
ラム12が一又は複数の出願情報データベース、登録情
報データベース、先行技術データベース等の複数のデー
タベースの検索を行い、検索(S510)した結果のフ
ァイルを生成して(S511)、利用者が指定した所定
時期又は所定期間ごとに利用者端末3に対し配信する
(S512)。
【0183】次に、本発明の特許情報検索・配信サーバ
ーシステムの第2の実施形態について説明する。請求項
36に記載の発明においては、利用者端末3に配信され
る検索結果は、検索対象となったデータベース及びデー
タの範囲、検索キーワード、検索による抽出件数、抽出
されたデータへのハイパーリンク情報を含む特許調査報
告書であることを特徴とする。次に、請求項37に記載
の発明においては、利用者端末3に検索結果が配信され
る所定時期は、利用者があらかじめ指定した特許出願・
審査手続の基準となる期日から所定期間後の、優先権主
張出願期限日、公開特許公報発行予定日、出願審査請求
期限日、その他の期日の内一又は複数の所定期日より所
定期間前の所定時期であって、利用者が優先権主張出願
をするか否か、出願審査請求をするか否か等の手続の判
断をするための特許調査報告書を受信可能なことを特徴
とする。この場合には、利用者端末3から検索キーワー
ド及び検索条件を入力して送信する際に、検索対象とな
る特許出願(例えば自己の特許出願)の出願日や優先日
を指定して、それらの日付から起算される時期、例えば
出願審査請求期限より半年前、などを検索結果の配信希
望日として指定する。また望ましくは、特許情報検索サ
ーバーシステム1において期間の計算を行うプログラム
を備えることにより、出願日等を入力すれば、上記の様
々な期限日等が自動算出されるようにして、利用者は自
動算出された期限日等の半年前、3か月前、1か月前な
どを選択・市営できるようにすれば、検索条件の指定操
作が簡易になる。
【0184】次に請求項38に記載の発明においては、
利用者端末3に配信される特許調査報告書には、利用者
があらかじめ指定した特許出願・審査手続の基準となる
期日前の出願または公開等がされた関連特許情報が添付
される。次に、請求項39に記載の発明においては、利
用者端末3に配信される検索結果には、検索結果が含む
特許情報データの特許が異議申立期間内であるか否かが
判別可能なデータが含まれることを特徴とする。異議申
立期間が特許掲載公報発行日から起算される制度下にお
いて、特許情報データに含まれる特許掲載公報発行日を
示すタグ情報から発行日データを抽出し、検索・配信を
行う現在の日付を取得して、両者を比較し、異議申立が
可能な特許掲載公報発行日から所定期間内の特許情報デ
ータであるか否かを判定し、判定結果により表示文字色
を変化させたり、あるいは異議申立可能な特許情報と異
議申立不可能な特許情報を分類して抽出したりすること
ができる。
【0185】次に、請求項40に記載の発明において
は、異議申立期間内である特許情報が配信された場合に
は、当該特許情報の特許出願・審査手続の所定の基準日
前の関連する特許情報を検索して検索結果が配信される
ことを特徴とする。異議申立期間が特許掲載公報発行日
から起算される制度下において、特許情報データに含ま
れる特許掲載公報発行日を示すタグ情報から発行日デー
タを抽出し、検索・配信を行う現在の日付を取得して、
両者を比較し、異議申立が可能な特許掲載公報発行日か
ら所定期間内の特許情報データであるか否かを判定す
る。判定の結果、異議申立が可能な特許情報が抽出され
た場合には、下記の処理をさらに行う。まず、当該特許
情報に付与されているキーワードを抽出する。また当該
特許情報の特許出願日、優先日などの所定の基準日を抽
出する。次に、抽出されたキーワードを検索キーワード
として、所定の基準日前に公開された特許情報を検索
し、特許情報を抽出する。特許異議申立が可能な特許情
報が複数存在した場合には、上記の処理を各特許情報に
ついて行う。このようにして抽出された特許情報データ
と、異議申立可能な特許情報データについての所定の基
準日前の関連する特許情報を検索・抽出して、その結果
を利用者端末3に配信する。
【0186】次に、請求項41に記載の発明において
は、これまでに述べた特許情報検索・配信システムにお
いて、複数の利用者からなるグループに属する利用者が
接続するための利用者端末3からアクセス可能な記憶領
域が前記のサーバーシステムに設けられたシステムであ
る。本実施形態においては、アクセスした利用者を認証
する処理と、利用者が利用者端末3において検索キーワ
ードを入力する処理と、入力された検索キーワードを前
記の記憶領域に記憶させる処理とを行い、入力されたキ
ーワードに基づき、前記のデータベース検索プログラム
12が一又は複数の出願情報データベース、登録情報デ
ータベース、先行技術データベース等の複数のデータベ
ースの検索を行い、検索した結果を利用者が指定した所
定時期又は所定期間ごとに、グループに属する複数の利
用者端末3に対し配信する。図50は、利用者情報記憶
手段の本実施形態における構成の一例を示す。また図5
1は、記憶領域に記憶される検索要求データファイルの
データ構成の一例を示す。本実施形態においては、下記
の処理を行う。アクセスした利用者を認証する処理と、
利用者が利用者端末3において検索キーワードを入力す
る処理と、入力された検索キーワードを前記の記憶領域
に記憶させる処理とを行い、前記のデータベース検索プ
ログラム12が一又は複数の出願情報データベース、登
録情報データベース、先行技術データベース等の複数の
データベースの検索を行い、入力された構成要素となる
複数のキーワードが検索対象とどれだけマッチングする
かを判定し、特許可能性又は特許侵害可能性の判定とな
る検索結果を抽出し、グループに属する複数の利用者端
末3に対し送信可能なことを特徴とする。図52及び図
53は、本実施形態の基本的な処理の流れの一例を示す
フローチャートである。
【0187】グループ情報を登録した後の処理の流れに
ついて説明する。なおここで案件とは、例えばグループ
において共同で特許情報の調査をしたりする場合の対象
案件や、グループで共同で技術開発や発明を行っている
場合の対象案件を指し、グループの記憶領域において複
数の案件の検索についての情報を記憶できるようにして
いるものである。初めに、利用者端末3においてインタ
ーネットに接続し(S600)、接続が確立し(S60
1)、特許情報検索サーバーシステム1にアクセスする
(S602)。利用者の認証が行われ、(S603)、
利用者情報及びグループ情報を参照して認証処理が正常
にされると(S604)、前記の記憶領域へのアクセス
が許可される。検索を行う案件が登録されているかを判
定し(S605)、登録されている場合には次へ進み、
登録されていない場合には案件を登録し(S606)、
案件ごとのIDが発行される(S607)。利用者端末
3において案件を指定し(S608)、検索メニュー表
示され(S609)、検索キーワード入力を入力し(S
611)、検索条件・配信条件を入力する(S61
2)。
【0188】また、利用者が検索キーワードを追加・変
更・削除した場合には、記憶領域に記憶される検索キー
ワードが更新されて再検索されるようにすることもでき
る。あるいは、前記の記憶領域にあらかじめ記憶された
複数の検索キーワードの中からいずれかの検索キーワー
ドを選択して、検索を行うことが可能なようにすること
もできる。こうした場合には、キーワード、検索条件を
追加・変更・削除するかを指定する(S611) 次に、キーワードや検索条件が指定されたら、データを
送信し(S613)、特許情報検索サーバーシステム1
において検索要求データが受信される(S614)。前
記の記憶領域に、送信された検索要求データが記憶され
る(S615)。特許情報検索サーバーシステム1にお
いては、検索条件・配信条件を参照し(S616)、検
索・配信を行う指定日付になったか否かを判定し(S6
17)、指定日付に特許情報を検索し(S618)、一
又は複数の特許情報データベース2から特許情報を抽出
し(S619)、抽出されたデータを特許情報検索サー
バーシステム1において統合する(S620)。次いで
配信条件を参照し(S621)、配信する際のレイアウ
トやファイル形式などを判定して、それに従い特許情報
検索サーバーシステム1においてファイル生成し(S6
22)、特許情報検索サーバーシステム1から利用者端
末3に送信し(S623)、利用者端末3において検索
結果が表示される(S624)。
【0189】以上、本発明の特許情報検索サーバーシス
テム及び検索・配信サーバーシステムについて詳細に説
明したが、本発明においては、必要なデータ項目を特許
情報データから抽出したり、請求項などのデータ項目ご
とにキーワードを設定したり、キーワード変換テーブル
を用いたり、その他様々な手順を組み合わせているため
に、発明の創造や、代理人とのやりとり、あるいは特許
調査や審査などの様々な局面において有効な利用ができ
る。さらに、複数の利用者のグループに利用可能な記憶
領域が設けられ、情報を共有化することにより、例えば
共同で発明を行いつつ、発明途上の案件についての特許
調査を随時行ったりと、様々な利用形態をとることがで
きる。例えば、請求項41に記載の発明においては、複
数の利用者からなるグループに属する利用者が接続する
ための利用者端末3からアクセス可能な記憶領域が前記
のサーバーシステムに設けられ、利用者端末3において
案件を指定し、検索キーワード入力を入力し、検索条件
・配信条件を入力し、これらのデータがグループの記憶
領域に記憶される。記憶領域に対しては認証処理が正常
にされた利用者のみがアクセス可能である。さらに、前
記の記憶領域に、利用者が特許調査を行っている対象で
ある案件に関するデータ等を記憶させ、グループに属す
る利用者がアクセス可能にするようにすれば、さらに様
々な活用をすることができる。対象である案件に関する
データは、例えば共同発明を行っている場合の発明内容
に関する資料や、特許侵害調査をしている場合の侵害事
件に関する資料、あるいは特許異議申立を企図している
場合における証拠資料等である。グループ間におけるコ
ンピュータネットワークを利用したデータの共有は、従
来よりグループウェアやデータ保管などのシステムが試
みられているが、本発明においては特に、共有されるデ
ータのデータ定義、データ構成などを例えば前記のタグ
情報などを用いて特徴づけることにより、従来にはない
詳細な利用者に対し便利で使いやすいシステムを構成す
ることが可能になる。以下、本発明のさらに別の形態と
して、発明支援サーバーシステム8について詳細に説明
する。
【0190】以下、本発明の実施の形態を、図面により
詳細に説明する。初めに、本発明の発明支援サーバーシ
ステム8の第1の実施形態について説明する。図54
は、本発明の第1の実施形態の基本的なシステムの構成
を示すシステム構成図である。図54において、符号8
は発明支援サーバーシステム、3は利用者端末を示して
いる。また4及び5はインターネットに代表されるコン
ピュータネットワークを示す。
【0191】本発明のシステムは、インターネットに代
表されるコンピュータネットワークに接続されて備えら
れ、特許情報データベース2を検索するためにコンピュ
ータネットワークに接続する利用者端末3からアクセス
するサーバーシステムである。ここでコンピュータネッ
トワークには、インターネットをはじめとして、専用線
により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、
企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここ
で用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信
の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothな
どを用いた形態を含む。
【0192】次に、本発明のサーバーシステムに接続す
るための利用者端末3としては、通常、パーソナルコン
ピュータやワークステーションなどのコンピュータ端末
が用いられる。コンピュータ端末は、制御手段、記憶手
段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。また
インターネットに代表されるコンピュータネットワーク
に接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザ
や電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのア
プリケーションプログラムや、オペレーティングシステ
ム(OS)を備えることが通常の形態である。この他、
利用者端末3には、インターネット等に接続可能なブラ
ウザ機能を搭載した携帯電話をはじめとする無線通信端
末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機
器、テレビ会議システム、その他のネットワーク接続機
能を備えた家電製品などの機器を広く含む。
【0193】図55は、本発明の発明支援サーバーシス
テム8の第1の実施形態における、サーバーシステムの
基本的な構成を示す機能ブロック図である。図55にお
いて、符号32はデータ送受信手段を、31は入出力イ
ンターフェースを、28は制御手段を示している。また
30は利用者情報記憶手段、29は利用者情報認証手段
を示している。22はデータ編集手段、21はデータ編
集履歴保持手段、23はルールデータ保持手段23、2
4はデータ抽出手段、25はタグ情報抽出・解釈手段
を、26は特許書類データ記憶手段、27は特許書類デ
ータ検知手段、20は特許書類作成支援プログラムを示
している。特許書類データ記憶手段は、前記の記憶領域
に備えられる記憶手段である。
【0194】利用者に関する利用者情報、例えば、利用
者の氏名、所属組織、住所、年齢、職業、技術分野、電
子メールアドレスなどの情報は、あらかじめグループに
参加する利用者又はグループを管理するグループ管理者
などにより、認証サーバーなどに設けられる利用者情報
データベースに記憶される。
【0195】本発明の発明支援サーバーシステム8は、
インターネットに代表されるコンピュータネットワーク
に接続されて備えられ、コンピュータネットワークに接
続する利用者端末3からアクセスするサーバーシステム
である。サーバーシステムの基本的な構成については、
前記の特許情報検索サーバーシステム1と共通するため
省略する。本発明においては、発明支援サーバーシステ
ム8を利用して共同発明及び特許書類作成を行うため、
発明の新規性や守秘事項を守るために、認証サーバーに
おける利用者の認証や、送受信されるデータの暗号化等
を行うことが想定される。サーバーシステムが備える記
憶手段、データベースサーバー等においては、複数の利
用者からなるグループに属する利用者が接続するための
利用者端末3からアクセス可能な記憶領域が前記のサー
バーシステムに設けられる。記憶領域は、利用者のグル
ープごとにフォルダ構造、階層構造などにより設けら
れ、利用者のアクセス権限を個別に設定して認証により
アクセスの可否が判定される。
【0196】また、発明支援サーバーシステムの記憶手
段には、複数の共同発明者らがアクセスして、データを
入力し、追加し、修正し、削除して、記憶される特許書
類データと、必要に応じ、これらの変更・修正履歴デー
タと、バックアップデータとが記憶されており、これら
のデータは、前記の利用者のグループごとに定められた
記憶領域に記憶される。バックアップデータは、利用者
端末3からアクセスした利用者の操作により行う形態
や、所定期間ごと、あるいはデータの更新等が行われた
際ごとに自動的に行うようにすることもでき、これらの
設定を利用者が行えるようにもすることができる。
【0197】また利用者のグループにおいて複数の発明
案件がある場合には、発明案件ごとにデータが作成され
記憶される。さらに一つの発明案件のデータを作成中
に、複数の発明案件のデータに分割することができる。
【0198】次に、後述するように、本発明の発明支援
サーバーシステム8の様々な実施形態においては、明細
書などの特許書類作成の支援、入力、編集支援のため
に、あらかじめ発明支援サーバーシステム8において設
定され、あるいは利用者により設定された入力補助デー
タが、記憶手段の記憶領域に記憶されている。また、後
述するように、本発明の発明支援サーバーシステム8の
様々な実施形態においては、あらかじめ発明支援サーバ
ーシステム8において設定され、あるいは利用者がカス
タマイズした、明細書などの特許書類作成の支援、入
力、編集支援のためのルール、規則等を設定したルール
設定データが、記憶手段の記憶領域に記憶されている。
【0199】発明支援サーバーシステムの記憶手段に
は、情報の送受信の制御を行うためのアプリケーション
プログラムや、情報の表示、例えばWEB上などにおい
て利用者が発明内容などを入力するための入力フォーム
などの入力手段等や、入力され記憶されているデータ等
を表示するためのアプリケーションプログラム、入力さ
れて記憶されているデータを修正し、削除し、あるいは
データに追加して記憶されている特許書類データを更新
して記憶させるためのアプリケーションプログラム、デ
ータの変更・更新履歴を管理するアプリケーションプロ
グラム、データをバックアップデータとして記憶管理す
るためのアプリケーションプログラム、その他のプログ
ラムが記憶されている。これらのプログラムは単一のプ
ログラムである場合や、複数のプログラムのモジュール
が連携して機能する形態などが含まれる。
【0200】利用者端末3から送信される特許書類を構
成するデータと、ルールデータ、タグ情報、書式データ
に基づき特許書類記憶手段に記憶される特許書類データ
を作成支援し、編集するための特許書類作成支援プログ
ラム20を備えている。図56は、特許書類作成支援プ
ログラム20の機能及び処理の流れを示すデータフロー
を示している。特許書類作成支援プログラム20は、ア
プリケーションサーバーなどに備えられ、下記の機能を
備えている。利用者端末3から送信された特許書類を構
成するデータを受信し、記憶する機能。特許書類データ
に含まれるタグ情報を抽出し、解釈する機能。特許書類
を構成するデータを編集する機能。タグ情報を編集する
機能。ルールデータを編集し、記憶させる機能。ルール
に基づき自動編集処理する機能。データ編集履歴を保持
させる機能。必要に応じファイルロックする機能。編集
要求データに含まれるデータをタグ情報等を用いてを抽
出する機能。利用者端末3から要求により抽出されたデ
ータを取り出す機能。ファイル生成する機能。編集対象
となる特許書類データを、編集要求に基づき送信する機
能。必要に応じ、指定されたレイアウトデータを取得す
る機能。抽出データを、利用者端末3からの編集要求に
おいて指定されているデータの送信先である利用者端末
3に送信する機能。
【0201】前記の記憶領域に記憶されている特許書類
データは、データを抽出するためのXML等のタグ情報
を含み、前記の特許書類編集プログラムが複数の利用者
端末3からの編集要求に応じて、編集に必要なデータを
抽出したり、ルールに基づくデータの自動編集に用いた
りすることが可能なように設定されている。
【0202】なおタグ情報としては、XMLのタグ情報
などが知られているが、本発明のシステムにおいては必
ずしもXMLのタグに限定されるものではなく、タグ情
報により指定される編集に必要なデータを抽出したり、
ルールに基づくデータの自動編集に用いたりすることが
可能であり、必要に応じ指定されたレイアウトデータを
取得する機能、複数の利用者端末3から送信されたデー
タを一つの特許書類データとして収集しファイル生成す
る機能などが実現できるならば、XML以外のタグ情
報、識別子等を用いることができる。
【0203】XMLを用いる場合には、下記のような実
施形態をとることができる。データにタグ情報を設定す
ることにより、データ構造を定義する。またデータを抽
出する際に、タグを指定し、指定されたタグ情報により
定義されるデータを抽出するようなデータ操作ができ
る。XML文書形式の特許情報データの一例を示した
が、XML宣言、DTD(文書型定義)、XML文書の
本体である要素が含まれている。DTDは、XML宣言
に続いて記述することができるほか、外部ファイルに記
述して、その所在をURIで指定することもできる(外
部DTD)。ここで定義される内容の例としては、個々
の要素の定義、要素間の関係や構造の定義、外部にある
DTDやデータの参照、画像データや音声データなど非
XMLデータの参照、などがあげられる。
【0204】一方、このような操作ができるならば、X
MLを用いて、タグ情報により編集処理等を行う形態を
とらなくても、例えば下記のような形態により処理を行
うことができる。ワードプロセッサ、エディタなどのプ
ログラムを用いて編集処理を行う方法であり、作成され
る文書中には、編集箇所や編集範囲、データ抽出範囲等
を示す識別子(例えば特許の電子出願形式書類に用いら
れる墨付きカッコや段落番号)や、文書中の箇所をデー
タ中に指定するアンカー機能を備える識別子を挿入する
方法により、編集する箇所を取り出して利用者に編集可
能なデータ形式で送信したり、あらかじめ定められたル
ールに従い、ある識別子の挿入された箇所に所定のデー
タを自動的に追加したりコピーしたりして挿入し自動編
集処理をしたりするものである。また、スプレッドシー
トやデータベース形式で特許書類データを記憶させ、行
番号やレコードIDなどにより、編集箇所や編集範囲、
データ抽出範囲等を示す識別子や、文書中の箇所をデー
タ中に指定するアンカー機能を備える識別子を挿入する
方法により、編集する箇所を取り出して利用者に編集可
能なデータ形式で送信したり、あらかじめ定められたル
ールに従い、ある識別子の挿入された箇所に所定のデー
タを自動的に追加したりコピーしたりして挿入し自動編
集処理をしたりするものである。この形式により記憶さ
れる特許書類データのデータ構造の一例を図57に示
す。
【0205】しかしながら、図57からも明らかなよう
に、特許出願書類においては、特許請求の範囲の階層の
下に「請求項1」「請求項2」等が存在し、また「発明
の詳細な説明の階層の下に「発明の属する技術分野」
「従来の技術」といった項目が位置すると共に、これら
が「0001」「0002」などの段落番号で区切られ
るなど、規則的な階層構造を元々備える書式であるため
に、XMLのタグ情報を利用して階層構造を備えたデー
タ形式にすることは、編集処理上も好ましく、また利用
者が必要項目のデータを呼び出す場合などにおいても処
理上好ましい。本発明の発明支援サーバーシステム8の
第一の実施形態においては、XML等のタグ情報を用い
たデータ構造を採用し、DTDで定義された文書本体の
要素は、階層構造をとることができる。例えば、下記の
ような形態である。
【0206】
【数9】
【0207】上記で例示したようなデータ構造を採用す
ることとすれば、以下に述べるような処理を行うために
は好適である。例えば、利用者端末3からデータを閲覧
する場合や、データを編集するためにデータ送信要求を
する際に、特許請求の範囲が必要であれば、タグ情報に
より指定された範囲のデータを抽出することができる。
また、請求項が上記の例で請求項1から3まであった場
合に、請求項1と2の間に請求項2を新規に追加した場
合には、タグ情報を従来の「請求項2」を「請求項3」
に、従来の「請求項3」を「請求項4」に更新する処理
を行うことができる。また、請求項の内容を示すデータ
を追加、変更等した場合において、上記の例でいえば
「請求項1」と「0008」の内容をリンクさせるルー
ルをあらかじめ定めて、該当箇所(0008)を識別す
るタグ情報を付加しておけば、追加、変更等の内容がリ
ンクされる。また、発明の詳細な説明中にデータを追加
等した場合において、段落番号(0008等)を新規追
加した場合において、タグ情報を従来の情報から新規追
加後の情報に、「0001」「0002」・・・と再付
番したタグ情報に編集する処理を行うことができる。
【0208】以下、本発明の実施形態の基本的な処理の
流れについて説明する。図58、図59及び図60は、
本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。初めに、利用者端末3においてイ
ンターネットに接続し(S700)、接続が確立して
(S701)、発明支援サーバーシステム8にアクセス
する(S702)。利用者の認証が行われ(S70
3)、認証処理が正常にされたかを判定して(S70
4)、認証処理が行われると発明支援システムの利用者
のグループの記憶領域にアクセスできる。認証によりア
クセスが認められるのは、利用者情報記憶手段に利用者
情報、グループ情報が登録されている利用者の端末から
のアクセスである。またグループは複数名の利用者によ
り構成されるもののほか、1名であってもよい。
【0209】次に、前記の記憶領域において、発明ごと
に設定される案件が登録されているか否かを判定する
(S705)。本発明のシステムを用いて作成支援がさ
れる文書データは、発明案件ごとに作成され記憶される
ためである。登録されていない場合や、別途新規の案件
を登録する場合には、案件名(ファイル名)などを指定
して案件を登録する(S706)。案件IDが発行され
(S707)これを指定することにより所望の案件ごと
のファイルを開くことができる。なお案件ごとに、利用
者のグループ内におけるアクセス権限の設定やアクセス
権限レベルの設定を行えるようにすることもできる。
【0210】次に、案件を指定して(S708)、ファ
イルを開き、編集等が可能にされる。この場合の一例と
しては、ファイルを開くことにより、利用者端末3のブ
ラウザにおいて、発明が記載される特許書類の全文が表
示されると共に、文書ファイル内の所望の箇所を選択・
指定することにより、利用者端末3からの編集要求デー
タが発明支援サーバーシステム8に送信され、該当箇所
がエディタ・ソフトウェアにより編集可能な状態で開か
れるという方法をとることができる。もちろん発明が記
載される特許書類の全文がエディタ・ソフトウェアによ
り編集可能な状態で開かれるという方法をとることがで
きる。
【0211】次に、編集要求データに含まれるデータを
タグ情報等を用いて抽出するが(S709)、この処理
は例えば、「特許請求の範囲」「請求項1」「発明の詳
細な説明」「従来の技術」「0011」「図面」「要約
書」などのデータ項目を利用者端末3において指定し
て、編集要求データに含めることにより、利用者端末3
からの編集要求データにおいて指定されたデータ項目の
タグ情報に基づき、発明支援サーバーシステム8におい
てタグ情報抽出・解釈手段が要求内容を判定し、制御手
段により抽出された特許書類内のデータを取り出す(S
710)。また編集要求データに基づき、発明支援サー
バーシステム8においてエディタ・ソフトウェアが起動
すると共に、抽出された特許書類内のデータを利用者端
末3にエディタ・ソフトウェアが編集可能なデータ形式
で送信される(S711)。
【0212】送信された編集可能なデータは、利用者端
末3において表示されるが(S712)、表示形式は利
用者端末3のブラウザのウィンドウ内に編集ウィンドウ
が開かれる形式であってもよく、また特許文書(全文な
ど)表示ウィンドウとは別個に、抽出されたデータの編
集ウィンドウが開かれる形式であってもよい。特許書類
を構成するデータの編集をメニュー等において選択し
(S713)、一方発明支援サーバーシステム8におい
ては、データ編集履歴を案件ごとに記憶管理する(S7
14)。
【0213】なお、特許書類データは、複数の利用者が
同一のデータを同時並行して編集してしまってはデータ
内容の整合性がとれなくなるために、ファイルロック機
能を設け、特許文書データが利用者端末3からの要求に
より利用者端末3に送信された場合(S711)、ある
いはデータの編集メニューを選択した場合(S713)
などには、ファイルロックを行う機能を設け、さらに特
許文書データのバージョン管理を行うことが望ましい。
ここではS713において、特許書類データのファイル
ロックがされているか否かを判定し(S715)、ファ
イルロックされている場合にはデータ編集を禁止し、フ
ァイルロックされていない場合には、次へ進み、発明の
構成要素の入力を行う入力手段を表示する(S71
6)。
【0214】入力手段は、ブラウザを介して表示される
入力・送信フォームなどである。またFTPなどを利用
する形態であってもよい。また利用者端末3にもエディ
タ・ソフトウェアを備えておくならば、特許書類データ
の編集を、いったんインターネット等への接続を切った
状態で行えるようにすることができる。次に、利用者が
利用者端末3において発明の構成要素や特許書類の内容
を入力し、あるいは変更、削除等を行う(S717)。
【0215】ここで、前記の入力手段は、請求項 に記
載の発明においては、利用者が利用者端末3において発
明の構成要素や特許書類の内容を入力し、送信する処理
は、発明の構成要素の入力を行う入力手段を表示する処
理と、利用者端末3において発明の構成要素や特許書類
の内容を入力し、前記のサーバーシステムに送信する処
理であって、表示される前記の入力手段は、特許請求の
範囲、発明の詳細な説明の項目、図面、要約書ごとに入
力フォームが設けられるものである。
【0216】また、請求項44に記載の発明において
は、利用者が利用者端末3において発明の構成要素や特
許書類の内容を入力し、送信する処理は、発明の構成要
素の入力を行う入力手段を表示する処理と、利用者端末
3において発明の構成要素や特許書類の内容を入力し、
前記のサーバーシステムに送信する処理であって、表示
される前記の入力手段は、特許請求の範囲、発明の詳細
な説明の項目、図面、要約書ごとに入力フォームが設け
られるものである。さらに請求項45に記載の発明にお
いては、発明を構成する構成要素や特許書類の内容を入
力し、訂正し、削除することによる更新処理が可能なこ
とを特徴とする。図61は、本実施形態における入力フ
ォームの一例を示す。本実施形態においては、XMLを
用いた場合の例で説明すると、編集処理を行う特許文書
データ中の箇所を指定して(例えばカーソルやアイコン
で指定する、入力フォームで「請求項1」などのデータ
項目を指定する、など)、特許請求の範囲の請求項を編
集した場合には、図59のS717において編集された
文章データに、<請求項1>〜(編集された文章デー
タ)。</請求項1>のようにタグ情報が付加される。S
726において発明支援サーバーシステム8において受
信され、請求項の追加挿入、上書きなどの利用者端末3
からの指示に従い、S729において特許書類データの
更新処理が行われる。
【0217】請求項48に記載の発明においては、表示
される前記の入力手段は、特許請求の範囲の請求項ごと
に入力フォームが設けられ、発明を構成する構成要素を
入力し、訂正し、削除することにより、前記の記憶領域
に記憶されているデータの更新処理が可能なことを特徴
とする。図62は、本実施形態における入力フォームの
一例を示す。請求項49に記載の発明においては、請求
項ごとに設けられる前記の入力フォームには、発明の前
提条件、発明の構成要素、発明の処理の構成要素、各構
成要素の限定、などの複数の入力フィールドが設けられ
ることを特徴とする。図63は、本実施形態における入
力フォームの一例を示す。本実施形態においては、XM
Lを用いた場合の例で説明すると、一つの請求項中にお
いて、発明の前提条件、発明の構成要素、発明の処理の
構成要素、各構成要素の限定、などの複数の要素が存在
するためタグ情報によりさらに詳細な定義が行われ、編
集処理を行う特許文書データ中の箇所を指定して(例え
ばカーソルやアイコンで指定する、入力フォームで「請
求項1」などのデータ項目を指定する、など)、特許請
求の範囲の請求項を編集した場合には、図59のS71
7において編集された文章データに、
【数10】 のようにタグ情報が付加される。S726において発明
支援サーバーシステム8において受信され、請求項の追
加挿入、上書きなどの利用者端末3からの指示に従い、
S729において特許書類データの更新処理が行われ
る。
【0218】また、任意のタイミングにおいて、利用者
の入力手段等を用いた操作により、自動編集処理をする
か否かを選択するが(S718)、これは例えば、特許
書類に含まれる段落番号(「0001」からの続き番
号)を、特許書類データの編集後に再付番したり、請求
項の追加、削除等を行った場合に、自動的に請求脳の番
号を再付番したりするような、自動編集の機能である。
自動編集処理を行う場合には、所定の識別子(例えば墨
付きカッコ)及びカッコ内の4桁の数字から構成される
文字列があった場合には、特許書類データの冒頭から末
尾に向かって、順にカッコ内の番号を「0001」から
「0002」「0003」と付番する、というようなル
ールデータをあらかじめルールデータ保持手段23に記
憶させておく必要がある。したがって、自動編集処理の
メニューを利用者が選択した場合には、ルールデータが
記憶されているか否かを判定し(S719)、記憶され
ていない場合には、ルールデータを編集し、記憶させる
S720)。
【0219】ルールデータがあらかじめ記憶されている
場合には、ルールデータを選択(S721)するが、こ
れはどのような種類の自動編集を行うかをメニューなど
により選択するものである。ルールデータに従い自動編
集処理を行う(S724)。自動編集処理は、ルールデ
ータを参照し(S722)、特許書類データに含まれる
タグ情報を抽出し、解釈し(S723)、タグ情報を編
集する(S725)、あるいはタグ情報を抽出し、タグ
情報が付されている特許書類データの内容を所定の場所
にコピーする処理、あるいはタグ情報が付されている特
許書類データの内容を自動的に訂正する処理、など、ル
ールデータごとに様々である。
【0220】ルールデータには例えば下記のようなもの
があり、特許出願の際の所定の形式的な書式に関するル
ールや、利用者が独自に設定した文字列の自動挿入など
のルールを様々に設定することができる。ルールデータ
保持手段23に記憶されるルールデータの一例を、図6
4に示す。図64のルールデータの例において説明す
る。ルールデータID・001においては、請求項1の
発明の前提条件を入力した場合に、XMLを用いた場合
の例で説明すると、
【数11】 というタグ情報が付加される。この自動編集条件に対し
て、自動編集箇所は「発明の属する技術分野」の段落、
すなわち、
【数12】 のタグ情報で指定される段落であり、自動編集処理の内
容は、『「本発明は」+入力した文字列+「に関す
る。」の挿入である。したがって利用者端末3において
請求項1の発明の前提条件を入力し、自動編集処理メニ
ューから自動編集処理の実行をルールデータID・00
1を指定して行った場合には、ルールデータで定義され
た自動編集箇所をタグ情報から判定して、定義された内
容の自動編集が行われ、この例でいえば、
【数13】 という自動編集処理が行われる。
【0221】すなわち、請求項50に記載の発明におい
ては、前記の発明の前提条件を入力した文字列が、「発
明の属する技術分野」等のあらかじめ指定された他の所
定位置に連携して挿入される。また同様に、請求項51
に記載の発明においては、前記の発明の構成要素を入力
した文字列が、「発明の実施の形態」等のあらかじめ指
定された他の所定位置に連携して挿入される。
【0222】請求項52に記載の発明においては、特許
請求の範囲の請求項ごとに、請求項を選択し、コピー、
移動、削除処理を行うことが可能なことを特徴とする。
請求項53に記載の発明においては、請求項のコピー、
移動、削除処理を行った場合には、請求項の番号が自動
的に修正される。請求項54に記載の発明においては、
請求項のコピーを行う処理と、コピーされた請求項に含
まれる文字列の一部の追加、変更、削除を行う処理とに
より、前提部分の追加、前提部分の変更、前提部分の削
除、構成要素の追加、構成要素の限定、構成要素の置
換、構成要素の削除が可能なことを特徴とする。
【0223】請求項55に記載の発明においては、請求
項の従属関係が、利用者端末3の画面においてツリー表
示されることを特徴とする。図65は、本実施形態にお
ける編集画面の一例を示す。請求項56に記載の発明に
おいては、請求項等の項目にはアイコン表示が行われ、
利用者端末3に表示されるアイコンを選択して移動させ
る操作をすることにより、文字列の移動が行えることを
特徴とする。
【0224】請求項57に記載の発明においては、作成
される特許書類のデータには、特許請求の範囲、発明の
詳細な説明の項目、図面、要約書、段落番号等の、書類
中の位置を示す識別子又はタグ情報の記述が含まれてお
り、利用者端末3から利用者が書類中の所定の位置の範
囲に含まれる文字列を追加、変更、削除した場合には、
所定位置に関連付けられた他の所定位置の文字列が連携
して追加、変更、削除される。
【0225】請求項58に記載の発明においては、利用
者端末3から利用者が書類中の特許請求の範囲に含まれ
る文字列を指定して、発明の前提部分であることを指定
するタグ情報を挿入した場合には、タグ情報に関連付け
られた、「発明の属する技術分野」等の他の所定位置に
指定された前記の文字列が連携して挿入される。請求項
59に記載の発明においては、前記の挿入される文字列
は、文字列の前に「本発明は」又はそれと同一概念の文
字列が挿入されると共に、文字列の後には「に関する」
又はそれと同一概念の文字列が挿入される。
【0226】請求項60に記載の発明においては、利用
者端末3から利用者が書類中の特許請求の範囲に含まれ
る文字列を指定して、発明の構成要素であることを指定
するタグ情報を挿入した場合には、タグ情報に関連付け
られた、「発明の実施の形態」等の他の所定位置に指定
された前記の文字列が連携して挿入される。請求項61
に記載の発明においては、前記の挿入される文字列は、
文字列の前に所定の段落番号、改行、及び「本発明は」
又はそれと同一概念の文字列が挿入されると共に、文字
列の後には「を備えている。」又はそれと同一概念の文
字列が挿入される。請求項62に記載の発明において
は、利用者端末3から利用者が書類中の請求項を追加、
変更、削除した場合には、所定位置に関連付けられた他
の所定位置の文字列が連携して追加、変更、削除され
る。
【0227】請求項63に記載の発明においては、所定
位置に関連付けられた他の所定位置は、「課題を解決す
るための手段」を記述するための書類中の位置の識別子
又はタグ情報により指定される所定位置であって、請求
項を追加した場合には、当該請求項の内容を示す文字列
の前には「請求項○に記載の発明においては」などの利
用者があらかじめ指定した文字列が挿入され、当該請求
項の内容を示す文字列の後には「であることを特徴とし
ている。」などの利用者があらかじめ指定した文字列が
挿入される。請求項64に記載の発明においては、所定
位置は「発明が解決しようとする課題」を記述するため
の書類中の位置の識別子又はタグ情報により指定される
所定位置であって、所定位置に関連付けられた他の所定
位置は、「発明の効果」を記述するための書類中の位置
の識別子又はタグ情報により指定される所定位置であっ
て、「発明が解決しようとする課題」を追加・変更・削
除した場合には、当該「発明が解決しようとする課題」
の内容に対応する「発明の効果」を示す文字列が追加・
変更・削除される。請求項65に記載の発明において
は、「発明が解決しようとする課題」の前には「上記課
題を解決するため、本発明は」などの利用者があらかじ
め指定した文字列が挿入され、当該「発明が解決しよう
とする課題」の内容を示す文字列の後には「ことを目的
とする。」などの利用者があらかじめ指定した文字列が
挿入されると共に、「発明の効果」の前には「本発明に
よれば」などの利用者があらかじめ指定した文字列が挿
入され、当該「発明の効果」の内容を示す文字列の後に
は「が可能となる。」などの利用者があらかじめ指定し
た文字列が挿入される。請求項66に記載の発明におい
ては、利用者が「発明が解決しようとする課題」などの
書類中の所定の位置の範囲に含まれる文字列を追加、変
更、削除した場合には、所定位置に関連付けられた要約
書の「課題」の文字列が連携して追加、変更、削除され
る。
【0228】請求項67に記載の発明においては、利用
者が「請求項1」などの書類中の所定の位置の範囲に含
まれる文字列を追加、変更、削除した場合には、所定位
置に関連付けられた要約書の「解決手段」の文字列が連
携して追加、変更、削除される。
【0229】以上のような、利用者端末3における利用
者による特許書類データの編集処理が完了すると、利用
者端末3から送信フォームの送信ボタンをクリックする
などのイベントにより、編集対象となったデータが発明
支援サーバーシステム8に送信される(S726)。発
明支援サーバーシステム8において、利用者端末3から
送信された特許書類を構成するデータを受信され(S7
27)、前記の記憶領域に発明案件ごとに記憶される
(S728)。発明を構成する構成要素や特許書類の内
容の入力、訂正、削除による更新処理が行われる(S7
29)また更新履歴が案件ごとに記憶される。
【0230】次に、本発明の発明支援サーバーシステム
8のさらなる実施形態について説明する。請求項46に
記載の発明においては、前記の記憶領域には、他のシス
テムにおいて作成し、又は作成途中の特許書類の内容を
読み込んで記憶することが可能なことを特徴とする。図
66は本実施形態の基本的な処理の流れを示すフローチ
ャートである。他のシステムにおいて作成し、又は作成
途中の特許書類は、例えばワードプロセッサやエディタ
・ソフトウェア、HTML文書エディタソフトウェアな
どであって、特許出願書類に用いられる所定の識別子
(墨付きカッコ)などが付加された所定の書式に基づい
て作成された特許書類が望ましく、データ変換の際に
「特許請求の範囲」などのデータ項目を示す識別子を判
定して識別子に従ったXMLのタグ情報などを付加する
ことにより、データ形式を変換する。データ項目を示す
識別子がない場合や、不備がある場合などには、利用者
端末3において利用者が指定する処理を行う。
【0231】初めに、利用者端末3においてインターネ
ットに接続し(S800)、接続が確立し(S80
1)、発明支援サーバーシステム8にアクセスする際に
(S802)、利用者の認証が行われる(S803)。
認証処理が正常にされたかを判定し(S804)、認証
処理が済むと前記の記憶領域にアクセス可能になる。編
集を行う案件が登録されているかを判定し(S80
5)、登録されていない場合には案件を登録し(S80
6)、案件IDが発行される(S807)。次に案件を
指定し(S808)、利用者端末3から作成済又は作成
中の特許書類データを送信し、発明支援サーバーシステ
ム8において利用者端末3から送信された特許書類を構
成するデータを受信する(S809)。受信されたデー
タは前記の記憶領域に発明案件ごとに記憶される(S8
10)。次に、データ変換を行い(S811)、特許書
類データに含まれる識別子を抽出し、解釈する(S81
2)識別子は例えば「書類名」「発明の名称」「特許請
求の範囲」「請求項?」「発明の詳細な説明」「000
1」「発明の属する技術分野」などである。これらの識
別子を解釈して、ルールに基づきタグ情報の付加編集処
理を行い(S813)、記憶された特許書類データを更
新する(S814)。
【0232】次に、請求項68に記載の発明において
は、前記のサーバーシステムにはさらに、利用者があら
かじめ記憶させた一又は複数の用語及びそれに対応する
内容を示す文字列を記憶する特許書類要素テーブルが備
えられ、利用者が特許書類要素テーブルからデータを抽
出・選択して、特許書類中に挿入可能なことを特徴とす
る。特許書類要素テーブルは、利用者が用語登録などを
できるものである。特許書類データの編集を行う際に、
用語を選択して特許書類要素テーブルを参照し「挿入」
を選択すれば特許書類中に挿入されるといった、辞書と
しての利用や、さらには文章のブロックを記憶させてお
いて、特許書類を構成する文章要素を簡易に挿入可能に
するものである。図67に特許書類要素テーブルのデー
タの一例を示す。
【0233】請求項69に記載の発明においては、前記
のサーバーシステムにはさらに、あらかじめ記憶された
一又は複数の用語及びそれに対応する内容を示す文字列
を記憶する辞書データテーブル又は技術文書テーブルが
備えられ、利用者が辞書データテーブル又は技術文書テ
ーブルからデータを抽出・選択して、特許書類中に挿入
可能なことを特徴とする。あらかじめ辞書データ、技術
文書データを辞書データテーブル又は技術文書テーブル
に記憶させておくことにより、特許書類データの編集を
行う際に、用語を選択して各テーブルを参照し「挿入」
を選択すれば特許書類中に挿入されるといった、辞書と
しての利用を行うものであり、既存の辞書データなどを
利用することもできる。
【0234】請求項70に記載の発明においては、特許
書類の請求項の番号を追加・変更・削除する際には、複
数の請求項の変更前の番号と、変更後の番号とを指定す
ることにより、複数の請求項番号を同時に、特許書類中
の指定された範囲全文にわたり変更後の番号に置換可能
なことを特徴とする。請求項71に記載の発明において
は、特許書類中の符号又は文字列及び符号を追加・変更
・削除する際には、複数の変更前の符号又は文字列及び
符号と、変更後の符号又は文字列及び符号とを指定する
ことにより、複数の符号又は文字列及び符号を同時に、
特許書類中の指定された範囲全文にわたり変更後の番号
に置換可能なことを特徴とする。本実施形態は前記の通
り、追加、変更、削除などが大幅にある場合に、「請求
項3」を「請求項5」に変更し、「請求項4」を「請求
項3」に繰り上げ、「請求項4」を追加し、「請求項
5」を「請求項6」に変更した場合には、従来の置換機
能を用いて、「請求項3」の記載を「請求項5」の記載
に置換すれば、「請求項3」から変更後の「請求項5」
と、変更前の「請求項5」とが混在する。次に変更前の
「請求項5」を「請求項6」に置換して変更しようとし
ても、このように混在しているために確認を一つ一つ行
わなければならないという問題を解決するものである。
このような場合に、置換を行う対象となる用語の変更履
歴を記憶させておき、置換の一括処理を行う必要がある
が、変更履歴の記憶は、利用者端末3において利用者の
操作により行ってもよく、また発明支援サーバーシステ
ム8が変更履歴を自動的に記憶することでもよい。上記
の例の場合に、「請求項3→請求項5」「請求項4→請
求項5」「請求項5→請求項6」の置換の他に、必要に
応じ「請求項3〜5」を「請求項3〜6」あるいは「請
求項3、5〜6」のように置換するための設定が可能な
ようにすることもできる。
【0235】図68及び図69は、本実施形態における
操作画面の一例を示し、図68においては画面左側にア
イコン操作により請求項の移動、削除等を行う編集操作
画面、画面右側に置換を行うために発明支援サーバーシ
ステム8が備える置換テーブルに記憶させるための置換
リスト入力表示画面、が示されている。置換リストの入
力は、操作により行う方法のほか、前記のように自動的
に編集履歴から取得する方法、また「請求項3」から
「請求項5」への置換のような情報は自動的に取得し、
「請求項3〜5」から「請求項3〜6」への置換のよう
な情報は操作により入力する方法などをとることができ
る。図69においては、画面左側に文字入力・編集によ
り符号の説明の修正、削除等を行う編集操作画面、画面
右側に置換を行うために発明支援サーバーシステム8が
備える置換テーブルに記憶させるための置換リスト入力
表示画面、が示されている。図70は、本実施形態の基
本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0236】文字入力や、アイコン移動等により利用者
端末3において編集処理を行い(S900)、編集後の
データを発明支援サーバーシステム8に送信して記憶さ
せることにより、編集履歴の取得・記憶保持が行われる
(S901)。編集履歴の取得・記憶処理は、履歴の自
動取得、又は置換リストに入力・送信し置換リストテー
ブルに記憶させる処理である。次に、置換処理をメニュ
ーから選択すると(S902)、置換プログラムが起動
する(S903)。あるいは編集履歴に基づき自動的に
下記の置換処理が行われる方法をとることもできるが、
利用者が置換処理を行われることを確認できる形態が望
ましい。置換プログラムは、置換リストテーブルを参照
し(S904)、置換を実行する(S905)。このと
き、XML文書などのタグ情報が特許書類データに付さ
れている場合に、必要に応じタグ情報を置換して書換を
行う(S906)。以上により、置換処理後の特許書類
データが更新されて記憶される(S907)。
【0237】次に、請求項72に記載の発明において
は、特許書類のデータの追加・変更・削除などの修正履
歴が前記の記憶領域に記憶され、修正前のデータを参照
可能なことを特徴とする。請求項73に記載の発明にお
いては、特許書類のデータの追加・変更・削除などの修
正履歴が前記の記憶領域に記憶され、修正前のデータを
参照し、修正するか否かを利用者が確定する処理を行う
ことを特徴とする。確定処理前の追加・変更・削除など
の修正履歴は、記憶領域において一時記憶され、特許文
書データ本体は更新されていない。利用者が修正の確定
を選択して確定処理を発明支援サーバーシステム8に対
し要求すると、一時記憶された修正履歴に基づき、特許
文書データ本体を更新して記憶する。確定された修正の
履歴は、確定済の修正履歴として記憶保持される。また
請求項74に記載の発明において、前記の確定処理は、
確定処理を行う権限を有する利用者のみが実行可能なこ
とを特徴とする。確定処理を行うプログラムへのアクセ
ス権限の設定により実現する。
【0238】次に、請求項75に記載の発明において
は、利用者端末3において発明の構成要素や特許書類の
内容を入力等を行いデータ送信をする際には、利用者を
識別するデータと共に前記のサーバーシステムに送信す
る処理を行うことにより、前記の記憶領域には、発明の
構成要素や特許書類の内容を示すデータと共に、当該デ
ータに関連付けられて利用者情報が記憶される。利用者
情報は、利用者情報記憶手段にあらかじめ記憶されてい
る利用者を識別子特定可能な、利用者IDなどである。
【0239】請求項76に記載の発明においては、前記
のデータに関連付けられて記憶された利用者情報に基づ
き、共同発明の持分を算定する。持分の算定にあたって
は、算定を行うためのルールがあらかじめ設定されてい
る必要がある。図71は、あらかじめ設定され発明支援
サーバーシステム8において記憶された算定基準、及び
利用者情報と関連付けられて記憶された算定基準となる
現在の点数のデータを示す図である。算定基準は、利用
者のグループごとに独自に設定することができる。利用
者が利用者IDと共に、特許書類データを送信して記憶
させ、発明支援サーバーシステム8において利用者ID
と、記憶されたデータ項目をタグ情報などから判定し
て、図71の(1)の算定基準テーブルを参照する。こ
こで判定された算定基準の点数から、(2)の現在の算
定基準の点数を更新記憶する。また特許書類データが削
除された場合にも、削除されたデータ項目をタグ情報な
どから判定して、図71の(1)の算定基準テーブルを
参照する。ここで判定された算定基準の点数から、
(2)の現在の算定基準の点数を更新記憶する。
【0240】ここで、請求項82に記載の発明において
は、前記のサーバーシステムにはさらに、発明評価指標
データを入力するための発明評価指標データ入力手段
と、入力された発明評価指標データを集計して、表示す
るための発明評価プログラムとが備えられる。入力され
た特許書類の内容のデータに関連付けられて記憶された
利用者情報に基づき、共同発明の持分を算定する。請求
項83に記載の発明において、前記の発明評価指標デー
タの集計、表示は、請求項ごとに行われる。図72は、
本実施形態における発明評価指標データ入力手段である
入力フォームの一例を示す。本実施形態の場合には、前
記の図71の(1)の算定基準テーブルには、発明評価
指標データごとに、持分の算定基準があらかじめ記憶さ
れている。また入力・送信された発明評価指標データ
は、利用者情報に関連付けられて前記の記憶領域に記憶
され、グループに属する利用者ごとの発明評価指標デー
タが算出される。次に算定基準テーブルを参照し、ここ
で判定された算定基準の点数から、(2)の現在の算定
基準の点数を更新記憶する。また特許書類データが削除
された場合にも、削除されたデータ項目をタグ情報など
から判定して、図71の(1)の算定基準テーブルを参
照する。ここで判定された算定基準の点数から、(2)
の現在の算定基準の点数を更新記憶する。
【0241】請求項77に記載の発明は、請求項27〜
58のいずれかに記載の発明支援サーバーシステム8に
記憶された、発明支援プログラムを記憶したコンピュー
タ読み取り可能な情報記憶媒体である。本発明の発明支
援サーバーシステム8に用いられる編集プログラム(置
換プログラム等の付随的なプログラムを含む)は、利用
者端末3に備えることにより、インターネット等への接
続が切断された状態においても編集処理を行うことがで
きる。またある程度編集が行われた段階で、発明支援サ
ーバーシステム8へのアップロードを行い、別の発明者
がダウンロードして利用者端末3において編集し、再度
アップロードするというような形態をとることもでき
る。コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体にはフロ
ッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、CDR、
DVD、メモリー、ハードディスク、その他の様々な情
報記憶媒体を広く含む。請求項78に記載の発明は、請
求項27〜58のいずれかに記載の発明支援サーバーシ
ステム8に記憶された、発明支援プログラムである。
【0242】請求項79に記載の発明においては、複数
の利用者からなるグループに属する利用者が接続するた
めの利用者端末3からアクセス可能な記憶領域が前記の
サーバーシステムに設けられ、前記のグループは、発明
者、発明者の属する組織の管理者、システムエンジニ
ア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士などの代理人、調
査員、等の内の複数の利用者から構成される。発明者等
により作成された特許書類を代理人が備える代理人端末
に送信し、特許出願書類の作成依頼をすることが可能な
ことを特徴とする。図73は、本実施形態の基本的な処
理の流れを示すフローチャートである。
【0243】初めに、利用者端末3においてインターネ
ットに接続し(S1100)、接続が確立して(S11
01)、発明支援サーバーシステム8にアクセスし(S
1102)、利用者の認証処理がなされる(S110
3)。認証処理が正常にされると(S1104)、特許
書類データを代理人端末に送信するための送信フォーム
が表示される(S1108)。特許出願書類の作成依頼
をする案件を選択し、特許書類データのファイルが添付
されるが、必要に応じデータ変換が行われる(S110
9)。代理人を選定している場合には次へ進み、選定し
ていない場合には(S1110)、リストから選択し
(S1111)、またグループに追加することもできる
(S1112)。グループに追加されれば利用者IDが
発行され、グループの記憶領域にアクセスできるので、
特許書類データ本体を送信しなくても、利用者ID等の
アクセスに必要なデータを送信することでもよい。次に
選定した代理人端末を送信先に指定して(S111
3)、送信メニューを選択すると(S1114)、送信
されるファイルが生成されて(S1115)、送信処理
が完了する(S1116)。
【0244】請求項80に記載の発明においては、複数
の利用者からなるグループに属する利用者が接続するた
めの利用者端末3からアクセス可能な記憶領域が前記の
サーバーシステムに設けられ、前記のグループは、発明
者、発明者の属する組織の管理者、システムエンジニ
ア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士などの代理人、調
査員、等の内の複数の利用者から構成される。アクセス
した利用者を認証する処理と、利用者が利用者端末3に
おいて発明の構成要素や特許書類の内容を入力する処理
と、入力された構成要素や特許書類の内容を送信する処
理と、サーバーシステムにおいて前記の記憶領域に発明
案件ごとに記憶させる処理とを行い、アクセスした利用
者ごとにあらかじめ設定されるアクセス権限レベルごと
に特許書類の内容の追加・変更・削除の可否のレベルが
設定される。
【0245】請求項81に記載の発明においては、複数
の利用者からなるグループに属する利用者が接続するた
めの利用者端末3からアクセス可能な記憶領域が前記の
サーバーシステムに設けられ、前記のグループは、発明
者、発明者の属する組織の管理者、システムエンジニ
ア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士などの代理人、調
査員、等の内の複数の利用者から構成される。発明の技
術分野、必要とされる発明者の技術分野、発明に対する
報酬等の募集条件を表示させる処理と、前記の募集条件
に対する応募を受信する処理と、応募者又は応募者の中
から選定した応募者に対し、守秘義務契約書を送信する
処理とを行う。図74及び図75は、本実施形態の基本
的な処理の流れを示すフローチャートである。初めに、
応募案件の登録処理に着いて説明する。まず応募案件を
登録する利用者は、利用者端末3においてインターネッ
トに接続し(S1200)、接続が確立して(S120
1)、発明支援サーバーシステム8にアクセスすると
(S1202)、利用者の認証処理がなされる(S12
03) 認証処理が正常にされると(S1204)、応募案件の
データ、例えば発明の技術分野、必要とされる発明者の
技術分野、発明に対する報酬等の募集条件等を入力する
ための入力・送信フォームが表示される(S120
5)。案件に関する募集条件を入力し送信すると(S1
206)、発明支援サーバーシステム8において受信さ
れ(S1207)、応募案件、応募条件等を表示するフ
ァイルが生成されて、表示される(S1208)。
【0246】次に、応募案件に対する応募処理について
説明する。応募者は、利用者端末3においてインターネ
ットに接続し(S1209)、接続が確立して(S12
10)、発明支援サーバーシステム8にアクセスする
(S1211)と、前記の応募案件、応募条件等が表示
される。表示された募集情報から選択すると(S121
2)、応募送信フォームが表示され(S1213)、応
募情報を入力し送信すると(S1214)、募集者であ
る利用者グループの記憶領域に記憶される(S121
5)。応募者が新規に追加された旨を電子メール等によ
り、グループの利用者端末3に対し通知されることが望
ましい(S1216)。募集者である利用者は、応募者
を採用するか否かを利用者端末3において選択し(S1
217)、採用する場合には応募者の利用者情報を、グ
ループの利用者情報記憶手段に登録する(S121
8)。発明支援サーバーシステム8においては、利用者
情報記憶手段を参照して、応募者守秘義務契約書のファ
イル生成し(S1219)、応募者に対し送信すると共
に採用された旨の通知を行う(S1220)。以後、採
用された応募者は、これまでに詳細に述べた発明支援サ
ーバーシステム8の様々な実施形態を利用可能になる。
【0247】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数の異なる特許情報データベース2や、言語の
異なるデータベース、データ形式の異なるデータベース
を同時に検索し、あるいは定期的に配信を受け、さらに
はグループの複数の構成員が共同で検索をし、あるいは
配信を受けることが可能な検索サーバー及び検索・配信
サーバーを提供することができる。また、特許の専門家
以外の者にとっても、身近なキーワード等を用いて検索
でき、適切で漏れのないキーワードを含め検索可能なシ
ステムを提供することができる。
【0248】さらに、連想語、同義語、類義語を広く検
索で抽出すると共に、例えば特許請求の範囲、発明の詳
細な説明などを指定することはできず、検索キーワード
が特許請求の範囲に記載されている発明の必須の構成要
素であるか否か、といった考慮を入れて検索を行うこと
ができる。
【0249】また、遠隔地同士での情報送受信や、同一
企業内などにはとらわれない複数の組織や個人同士での
情報送受信、異業種同士での情報送受信、異なる専門分
野同士での情報送受信、あるいはこれらの情報送受信に
よる共同作業、効率化を行い、共同作業に加わる者を公
募等により募集したりして、発明及び特許書類の作成が
可能なシステムを提供することができる。さらに、ビジ
ネス分野の発明者と、システム関連の発明者との共同作
業や、提携企業同士での共同作業など、遠隔地同士での
情報送受信や、同一企業内などにはとらわれない複数の
組織や個人同士での情報送受信、異業種同士での情報送
受信、異なる専門分野同士での情報送受信、あるいはこ
れらの情報送受信による共同作業により発明及び特許書
類の作成が可能なシステムを提供することができる。こ
れらは形式上、書式上の効率化を図る以外にも、特許書
類の内容作成の効率化を図ることができるシステムであ
る。本発明においては、グループの複数の構成員が共同
で発明することを支援し、特許書類を作成、修正等を行
うことが可能な発明支援サーバーシステム8を提供する
ことができる。
【0250】また、共同で新規な発明を行いつつ、発明
を構成する構成要素を付加したり、変更したり、さらに
新しい要素を加えて限定したりといった発明行為そのも
のを共同で作り上げ、特許出願を行い、あるいは特許出
願を行うために代理人に依頼するための説明文書を作成
するための、一定の書式やフォーマットに則った文書に
まとめることが可能なシステムを提供することができ
る。さらに、複数の利用者からなるグループに属する利
用者がインターネット等を用いて、発明を行っている家
庭の文書ファイルにアクセスし、各々の発明者が発明の
構成要素や特許書類の内容を入力したり、追加、修正、
削除等を行うことが可能なシステムを提供することがで
きる。さらにこうしたシステムにおいては、発明の新規
性や機密性を損なわないためのデータ管理や、データ暗
号化、利用者の認証などが行われなければならない。さ
らに特許書類の作成を省力化するプログラム並びにプロ
グラムを記憶した情報記憶媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の基本的なシステムの
構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の1つの実施形態をあらわすサーバーシ
ステムの構成を示す図である。
【図3】本発明の特許情報検索サーバーシステム1の第
1の実施形態における、サーバーシステムの基本的な構
成を示す機能ブロック図である。
【図4】データベースデータベース検索プログラム12
の機能及び処理の流れを示すデータフローを示す図であ
る。
【図5】特許情報データベース2に記憶される特許情報
の一例を示す図である。
【図6】特許情報データベース2が提供するデータの一
例を示す図である。
【図7】複数存在する各種の特許情報データベース2が
記憶するデータ内容・データ形式の一例を示す図であ
る。
【図8】特許情報データベース2に記憶される特許情報
のデータの一例を示す図である。
【図9】本発明の特許情報検索サーバーシステム1の第
1の実施形態における、基本的な処理の流れの一例を示
す図である。
【図10】本発明の特許情報検索サーバーシステム1の
第1の実施形態における、基本的な処理の流れの一例を
示す図である。
【図11】本発明の特許情報検索サーバーシステム1の
第1の実施形態における、基本的な処理の流れの一例を
示す図である。
【図12】検索メニュー又は検索画面等の一例を示す画
面イメージ図である。
【図13】検索に用いるタグ情報の指定や、検索要求に
含まれる検索条件の指定等の処理の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図14】キーワード変換テーブルの一例を示すデータ
ベース模式図である。
【図15】キーワード変換テーブルを用いた処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図16】データ項目ごとに検索キーワードを入力する
詳細指定画面の一例を示す画面イメージ図である。
【図17】簡易な検索を行うための特許情報データベー
ス2と、詳細な検索を行うための特許情報データベース
2とを備えるシステムの一例を示すシステム構成図であ
る。
【図18】簡易な検索画面を用いて簡易な操作での検索
を行える画面の一例を示す画面イメージ図である。
【図19】複数のデータベースの検索を行い、データの
検索・抽出を行う場合に用いられるキーワード変換テー
ブルの一例を示す図である。
【図20】国際特許分類(IPC分類)及び、関連する
日本や米国等の独自の特許分類や、あるいはこれらと類
似する分類を含み記憶されたキーワード変換テーブルの
一例を示す図である。
【図21】このようなキーワード変換テーブルを簡易検
索において用いる画面の一例を示す画面イメージ図であ
る。
【図22】法人情報等検索サーバーシステムと、一又は
複数の特許情報データベース2を検索するための特許情
報検索サーバーシステム1とにより構成されるシステム
の一例を示すシステム構成図である。
【図23】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図24】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図25】法人情報等WEBサイトにおいて表示される
ファイルの一例を示す図である。
【図26】法人情報等検索サーバーシステムにおいて生
成されるファイルの一例を示す図である。
【図27】法人情報等WEBサイトにおいて表示される
ファイルの一例を示す図である。
【図28】法人情報等検索サーバーシステムにおいて生
成されるファイルの一例とを示す図である。
【図29】他の事業者が運営管理する特許情報データベ
ース2において、データベース検索プログラム12等の
システムとして本発明の特許情報検索サーバーを利用す
る実施形態のシステム構成図である。
【図30】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図31】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図32】課金処理を行う実施形態における特許情報検
索サーバーシステム1の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図33】本実施形態における利用者端末3に表示され
る検索キーワード・検索条件を入力・指定して送信する
ための画面イメージ図の一例である。
【図34】記憶領域に記憶される検索要求データファイ
ルのデータ構成の一例を示す図である。
【図35】本発明の実施形態におけるグループ登録の処
理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図36】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図37】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図38】代理人端末が設けられるシステムの基本的な
システム構成を示す図である。
【図39】コメントフィールドが設けられた検索結果デ
ータを含むデータファイルの一例を示す図である。
【図40】コメントフィールドが設けられた検索結果デ
ータを含むデータファイルの一例であって、抽出された
特許情報のデータを代理人が閲覧して確認し、抽出され
たデータ中の不要なデータを削除するためのチェックボ
ックスが設けられた例を示す図である。
【図41】検索結果データを含むデータファイルが、特
許情報データベース2に記憶されている特許情報データ
と、書式情報を記憶するデータとに基づき特許情報検索
サーバーシステム1においてファイル生成される流れを
示す図である。
【図42】代理人端末において入力し、特許情報検索サ
ーバーシステム1に送信し、送信されたデータファイル
と、特許データベースに記憶されている特許情報データ
と、書式情報を記憶するデータとに基づき特許情報検索
サーバーシステム1においてファイル生成され、利用者
端末3に送信される流れを示す図である。
【図43】特許情報検索サーバーシステム1においてフ
ァイル生成され、利用者端末3に送信されるファイルの
一例を示す図である。
【図44】特許情報検索サーバーシステム1の第7の実
施形態におけるシステム構成図である。
【図45】コメントフィールドが設けられた検索結果デ
ータを含むデータファイルの一例を示す図である。
【図46】検索結果データを含むデータファイルが、特
許情報データベース2に記憶されている特許情報データ
と、書式情報を記憶するデータとに基づき特許情報検索
サーバーシステム1においてファイル生成される流れを
示す図である。
【図47】特許審査機関端末において入力し、特許情報
検索サーバーシステム1に送信し、送信されたデータフ
ァイルと、特許データベースに記憶されている特許情報
データと、書式情報を記憶するデータとに基づき特許情
報検索サーバーシステム1においてファイル生成され、
利用者端末3に送信する流れを示す図である。
【図48】特許情報検索サーバーシステム1においてフ
ァイル生成され、利用者端末3に送信されるファイルの
一例を示す図である。
【図49】本発明の実施形態の基本的な処理の流れを示
すフローチャートである。
【図50】利用者情報記憶手段の本実施形態における構
成の一例を示す図である。
【図51】記憶領域に記憶される検索要求データファイ
ルのデータ構成の一例を示す図である。
【図52】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図53】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図54】本発明の第1の実施形態の基本的なシステム
の構成を示すシステム構成図である。
【図55】本発明の発明支援サーバーシステム8の第1
の実施形態における、サーバーシステムの基本的な構成
を示す機能ブロック図である。
【図56】特許書類作成支援プログラム20の機能及び
処理の流れを示すデータフローを示している。
【図57】データベース等の形式により記憶される特許
書類データのデータ構造の一例を示す図である。
【図58】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図59】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図60】本発明の実施形態の基本的な処理の流れの一
例を示すフローチャートである。
【図61】発明を構成する構成要素や特許書類の内容を
入力し、訂正し、削除することによる更新処理が可能な
本実施形態における入力フォームの一例を示す。
【図62】特許請求の範囲の請求項ごとに入力フォーム
が設けられた本実施形態における入力フォームの一例を
示す。
【図63】請求項ごとに設けられる前記の入力フォーム
には、発明の前提条件、発明の構成要素、発明の処理の
構成要素、各構成要素の限定、などの複数の入力フィー
ルドが設けられる本実施形態における入力フォームの一
例を示す。
【図64】ルールデータの一例を示す図である。
【図65】本実施形態における請求項の従属関係が、利
用者端末3の画面においてツリー表示される編集画面の
一例を示す図である。
【図66】記憶領域には、他のシステムにおいて作成
し、又は作成途中の特許書類の内容を読み込んで記憶す
ることが可能な本実施形態の基本的な処理の流れを示す
フローチャートである。
【図67】特許書類要素テーブルのデータの一例を示す
図である。
【図68】一括置換を行う実施形態における操作画面の
一例を示す図である。
【図69】一括置換を行う実施形態における操作画面の
一例を示す図である。
【図70】本発明の実施形態の基本的な処理の流れを示
すフローチャートである。
【図71】あらかじめ設定され発明支援サーバーシステ
ム8において記憶された算定基準、及び利用者情報と関
連付けられて記憶された算定基準となる現在の点数のデ
ータを示す図である。
【図72】本発明の実施形態における発明評価指標デー
タ入力手段である入力フォームの一例を示す。
【図73】発明者等により作成された特許書類を代理人
が備える代理人端末に送信し、特許出願書類の作成依頼
をすることが可能な本実施形態の基本的な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図74】発明の技術分野、必要とされる発明者の技術
分野、発明に対する報酬等の募集条件を表示させる処理
と、前記の募集条件に対する応募を受信する処理と、応
募者又は応募者の中から選定した応募者に対し、守秘義
務契約書を送信する処理とを行う。実施形態の基本的な
処理の流れを示すフローチャートである。
【図75】発明の技術分野、必要とされる発明者の技術
分野、発明に対する報酬等の募集条件を表示させる処理
と、前記の募集条件に対する応募を受信する処理と、応
募者又は応募者の中から選定した応募者に対し、守秘義
務契約書を送信する処理とを行う。実施形態の基本的な
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 特許情報検索サーバーシステム 2 特許情報データベース 3 利用者端末 4,5 インターネットに代表されるコンピュータネッ
トワーク 7 データ送受信手段 8 発明支援サーバーシステム 9 利用者情報記憶手段 10 特許情報データベース2情報管理手段 11 検索検索キーワード抽出・解釈手段 12 データベース検索プログラム 14 タグ情報抽出・解釈手段 15 検索要求データ記憶手段 16 検索要求データ検知手段 17 制御手段 18 利用者情報認証手段 19 入出力インターフェース 20 特許書類作成支援プログラム 21 データ編集履歴保持手段 22 データ編集手段 23 ルールデータ保持手段 24 データ抽出手段 25 タグ情報抽出・解釈手段 26 特許書類データ記憶手段 27 特許書類データ検知手段 28 制御手段 29 利用者情報認証手段 30 利用者情報記憶手段 31 入出力インターフェース 32 データ送受信手段
フロントページの続き (72)発明者 金原 正道 東京都渋谷区代官山町16番地5号 アドレ スガーデン代官山304 金原商標特許事務 所内 Fターム(参考) 5B075 KK02 ND16 PP02 PP22 QM06 QM07

Claims (83)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットに代表されるコンピュー
    タネットワークに接続されて備えられ、特許情報データ
    ベースを検索するためにコンピュータネットワークに接
    続する利用者端末からアクセスするサーバーシステムで
    あって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から送
    信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デー
    タベースに記憶されている特許情報データの中からデー
    タを抽出するためのデータベース検索プログラムを備
    え、前記の特許情報データベースに記憶されている特許
    情報データは、データを抽出するためのXML等のタグ
    情報を含み、複数のデータベースにおいて共通のタグ情
    報を用いることにより、前記の検索プログラムが複数の
    出願情報データベース、登録情報データベース、先行技
    術データベース等の複数の特許情報データベースの検索
    を行うと共に、利用者が利用者端末において、必要とす
    るデータを抽出するためのタグ情報を指定することによ
    り、前記の共通のタグ情報により必要データを検索・抽
    出し、抽出されたデータを含むファイルを生成して利用
    者端末に送信可能なことを特徴とする、特許情報検索サ
    ーバーシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記の
    特許情報データは、特許その他の知的財産権の出願情報
    ・登録情報・先行技術情報の内容の要約を示す文字デー
    タファイル、画像データファイル、音声データファイ
    ル、動画像データファイルの内の一又は複数を含み、前
    記の各ファイルごとに前記のタグ情報を含み、利用者が
    利用者端末において、必要とするデータを抽出するため
    のタグ情報を指定することにより、前記の共通のタグ情
    報により必要データを検索・抽出し、抽出されたデータ
    及びデータファイルへのハイパーリンク情報を含むファ
    イルを生成して利用者端末に送信可能なことを特徴とす
    る、請求項1に記載の特許情報検索サーバーシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    前記のタグ情報は、特許情報を構成する技術分野を特定
    する識別符号、キーワード、出願人、発明者、権利者、
    代理人、出願日、公開番号、特許番号、その他の情報を
    含むデータ項目を指定するためのタグ情報であって、利
    用者が利用者端末において、必要とするデータを抽出す
    るためのタグ情報を指定することにより、前記の共通の
    タグ情報により必要データを検索・抽出し、抽出された
    データを含むファイルを生成して利用者端末に送信可能
    なことを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載
    の特許情報検索サーバーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の発明において、前
    記の複数のデータベースにおいて共通のタグ情報は、複
    数のデータベースにおいて異なって設定されているタグ
    情報を、特許情報検索サーバーシステムが備える特許情
    報データベース情報管理手段において解釈した上で、複
    数のデータベースにおいて共通するデータ項目のデータ
    を検索・抽出可能にしたことを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の発明において、前
    記の特許情報検索サーバーシステムは、利用者が閲覧す
    るファイルのレイアウトを指定するためのレイアウト指
    定手段を備え、利用者が利用者端末において、所望のレ
    イアウトを指定することにより、前記の共通のタグ情報
    により必要データを検索・抽出し、抽出されたデータを
    含むファイルを生成して利用者端末において所望のレイ
    アウトにより閲覧可能なことを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の発明において、前
    記のタグ情報には、特許情報に関する一又は複数のキー
    ワードを設定するためのタグ情報が含まれており、利用
    者が入力・送信した一又は複数のキーワードごとに、前
    記のタグ情報を参照して検索を行うことを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の特許情報検索サーバー
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発明において、前記の
    タグ情報には、特許情報が含む特許請求の範囲、各請求
    項、発明の属する技術分野、実施例等のデータ項目ごと
    に、一又は複数のキーワードを設定するための複数のタ
    グ情報が含まれており、利用者が一又は複数の項目を指
    定して入力・送信した一又は複数のキーワードごとに、
    前記のタグ情報を参照して検索を行うことを特徴とす
    る、請求項6に記載の特許情報検索サーバーシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の発明において、
    前記のキーワードを設定するためのタグ情報には、発明
    の必須の構成要素を指定する同一キーワード、同義語・
    類義語・関連語・連想語などのキーワード、発明の構成
    に必須ではないが特に関連する分野・特に想定される分
    野などのキーワード等、検索キーワードレベルごとに、
    一又は複数のキーワードを設定するための複数のタグ情
    報が含まれており、利用者が検索キーワードレベルを指
    定して入力・送信した一又は複数のキーワードごとに、
    前記の複数のキーワードレベルごとのタグ情報を参照し
    て検索を行うことを特徴とする、請求項6又は7のいず
    れかに記載の特許情報検索サーバーシステム。
  9. 【請求項9】 インターネットに代表されるコンピュー
    タネットワークに接続されて備えられ、特許情報データ
    ベースを検索するためにコンピュータネットワークに接
    続する利用者端末からアクセスするサーバーシステムで
    あって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から送
    信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デー
    タベースに記憶されている特許情報データの中からデー
    タを抽出するためのデータベース検索プログラムと、さ
    らに入力・送信されたキーワードと同一又は類似概念の
    複数のキーワード等を記憶するキーワード変換テーブル
    とを備え、送信された一又は複数のキーワードごとに、
    前記のキーワード変換テーブルを参照して、当該キーワ
    ードと同一又は類似概念の複数のキーワードを抽出し、
    抽出されたすべてのキーワードに基づき、前記の検索プ
    ログラムが複数の出願情報データベース、登録情報デー
    タベース、先行技術データベース等の複数の特許情報デ
    ータベースの検索を行い、データの検索・抽出が可能な
    ことを特徴とする、特許情報検索サーバーシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5に記載の発明において、
    利用者が前記のキーワード変換テーブルを参照するか否
    かを指定して、参照することを指定された場合には、入
    力・送信した一又は複数のキーワードごとに、前記のキ
    ーワード変換テーブルを参照して検索を行うことを特徴
    とする、請求項6又は7のいずれかに記載の特許情報検
    索サーバーシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の発明において、前
    記のキーワード変換テーブルを参照するか否かの指定
    は、特許情報が含む特許請求の範囲、各請求項、発明の
    属する技術分野、実施例等のデータ項目ごとに指定する
    ことが可能な、請求項10に記載の特許情報検索サーバ
    ーシステム。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載の発明にお
    いて、前記のキーワード変換テーブルを参照するか否か
    の指定は、利用者が入力・送信するキーワードごとに指
    定することが可能な、請求項10又は11のいずれかに
    記載の特許情報検索サーバーシステム。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12に記載の発明におい
    て、前記のキーワード変換テーブルに記憶されるキーワ
    ードと同一又は類似概念の複数のキーワードは、第一の
    言語によるキーワードと、同一又は類似概念の第二の言
    語によるキーワードであって、送信された一又は複数の
    キーワードごとに、キーワード変換テーブルから当該キ
    ーワードと同一又は類似概念の複数のキーワードを抽出
    し、抽出されたすべてのキーワードに基づき、前記の検
    索プログラムが、異なる言語のデータベースを含む複数
    の出願情報データベース、登録情報データベース、先行
    技術データベース等の複数の特許情報データベースの検
    索を行い、データの検索・抽出が可能なことを特徴とす
    る、請求項10〜12のいずれかに記載の特許情報検索
    サーバーシステム。
  14. 【請求項14】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、法人情報デー
    タベース又は個人情報データベース等を検索するために
    コンピュータネットワークに接続する利用者端末からア
    クセスする法人情報等検索サーバーシステムと、一又は
    複数の特許情報データベースを検索するための特許情報
    検索サーバーシステムとにより構成されるシステムにお
    いて、前記の法人情報等検索サーバーシステムは、利用
    者端末から前記の法人情報データベース又は個人情報デ
    ータベース等に記憶されているデータの中からデータを
    抽出するための法人情報等データベース検索プログラム
    を備えると共に、前記の特許情報検索サーバーシステム
    と連携し、前記の法人情報等検索サーバーシステムが利
    用者端末から送信される法人情報等の検索要求データを
    受信し、検索要求データに基づいて法人情報等を検索し
    抽出する際に、前記の検索要求データに含まれる会社名
    等の法人又は個人を識別する検索キーワードを抽出し、
    法人又は個人を識別する検索キーワードを検索キーとす
    る特許情報検索要求データを生成し、前記の特許情報デ
    ータベースにおいて、生成された特許情報検索要求デー
    タを前記の法人情報等検索サーバーシステムから受信す
    る処理と、受信した特許情報検索要求データに基づき、
    前記の法人又は個人を識別する検索キーワードを検索キ
    ーの主キーとして設定すると共に、必要に応じ検索キー
    ワード等の他の検索条件を設定するためのファイルを生
    成する処理と、生成されたファイルを前記の法人情報等
    検索サーバーシステムに送信する処理を行うことによ
    り、前記の法人情報等データベース検索プログラムが利
    用者端末に対し送信する検索結果データには、特許情報
    検索サーバーシステムが一又は複数の特許情報データベ
    ースを検索してデータを抽出するためのデータが含まれ
    ることを特徴とする、特許情報検索サーバーシステム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の発明において、前
    記の法人情報等検索サーバーシステムが利用者端末から
    送信される法人情報等の検索要求データを受信し、検索
    要求データに基づいて法人情報等を検索し抽出する際
    に、前記の検索要求データに含まれる会社名等の法人又
    は個人を識別する検索キーワードを抽出し、法人又は個
    人を識別する検索キーワードを検索キーとする特許情報
    検索要求データを生成し、前記の特許情報データベース
    において、生成された特許情報検索要求データを前記の
    法人情報等検索サーバーシステムから受信する処理と、
    受信した特許情報検索要求データに基づき、前記の法人
    又は個人を識別する検索キーワードを検索キーの主キー
    として設定すると共に、特許情報検索サーバーシステム
    において、一又は複数の特許情報データベースを検索し
    てデータを抽出し、必要に応じ検索キーワード等の他の
    検索条件を設定するためのファイルを生成する処理と、
    生成されたファイルを前記の法人情報等検索サーバーシ
    ステムに送信する処理を行うことにより、前記の法人情
    報等検索プログラムが抽出した結果を利用者端末に対し
    送信するデータには、抽出された法人又は個人を識別す
    る検索キーワードに基づき、特許情報検索サーバーシス
    テムにおいて、一又は複数の特許情報データベースの検
    索を行い、抽出された結果を表示させるためのデータが
    含まれることを特徴とする、特許情報検索サーバーシス
    テム。
  16. 【請求項16】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベース等を検索するためにコンピュータネットワーク
    に接続する利用者端末からアクセスする、第一の特許情
    報検索サーバーシステムと、一又は複数の特許情報デー
    タベースを検索するための第二の特許情報検索サーバー
    システムとにより構成されるシステムにおいて、前記の
    第一の特許情報検索サーバーシステムは、利用者端末か
    ら前記の特許情報データベースに記憶されているデータ
    の中からデータを抽出するためのデータベース検索プロ
    グラムを備えると共に、前記の第二の特許情報検索サー
    バーシステムと連携し、利用者端末から前記の第一の特
    許情報検索サーバーシステムに対し検索要求を送信し、
    検索要求を受信した前記の第一の特許情報検索サーバー
    システムは前記の第二の特許情報検索サーバーシステム
    に前記の検索要求を送信し、第二の特許情報検索サーバ
    ーシステムにおいて、一又は複数の特許情報データベー
    スを検索してデータを抽出し、抽出されたデータを前記
    の第一の特許情報検索サーバーシステムに送信し、前記
    の第一の特許情報データベース検索プログラムが利用者
    端末に対し送信する検索結果データには、第二の特許情
    報データベースから受信した検索結果データが含まれる
    ことを特徴とする、第二の特許情報検索サーバーシステ
    ムに係る特許情報検索サーバーシステム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の発明において、前
    記の第二の特許情報検索サーバーシステムは、請求項1
    〜15のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステ
    ムであることを特徴とする、請求項16に記載の第二の
    特許情報検索サーバーシステムに係る特許情報検索サー
    バーシステム。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17に記載の発明にお
    いて、検索対象となる一又は複数の特許情報データベー
    スの範囲を利用者が指定可能であると共に、検索対象と
    なるデータ内の検索範囲を利用者が指定可能であること
    を特徴とする、請求項16又は17のいずれかに記載の
    第二の特許情報検索サーバーシステムに係る特許情報検
    索サーバーシステム。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18に記載の発明におい
    て、前記の一又は複数の特許情報データベースを検索し
    てデータを抽出する特許情報検索サーバーシステムは、
    他のデータベースシステム運営者などの事業者からの検
    索要求に基づく処理を行った場合には、事業者ごとに課
    金するための課金情報を算出する課金情報処理手段と、
    算出された課金情報を記憶する課金情報記憶手段とを備
    えることを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記
    載の第二の特許情報検索サーバーシステムに係る特許情
    報検索サーバーシステム。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19に記載の発明におい
    て、前記の一又は複数の特許情報データベースを検索し
    てデータを抽出する特許情報検索サーバーシステムが、
    他のデータベースシステム運営者などの事業者が運営す
    る特許情報データベースからのデータを検索・抽出した
    場合には、データの検索・抽出履歴を特許情報検索サー
    バーシステム又は他のデータベースシステムにおいて記
    憶管理し、他のデータベースシステム運営者などの事業
    者に対し支払うべきデータ利用料金情報を管理すること
    を特徴とする、請求項1〜19のいずれかに記載の第二
    の特許情報検索サーバーシステムに係る特許情報検索サ
    ーバーシステム。
  21. 【請求項21】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベースを検索するためにコンピュータネットワークに
    接続する利用者端末からアクセスするサーバーシステム
    であって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から
    送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デ
    ータベースに記憶されている特許情報データの中からデ
    ータを抽出するためのデータベース検索プログラムを備
    え、特許の請求項ごとに記載される発明の構成要素とな
    る複数のキーワードを利用者端末において入力して、前
    記のサーバーシステムに送信し、前記の検索プログラム
    が一又は複数の出願情報データベース、登録情報データ
    ベース、先行技術データベース等の複数のデータベース
    の検索を行い、入力された構成要素となる複数のキーワ
    ードごとに、検索対象とどれだけマッチングするかを判
    定し、特許可能性の判定のための検索結果を抽出可能な
    ことを特徴とする、特許情報検索サーバーシステム。
  22. 【請求項22】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベースを検索するためにコンピュータネットワークに
    接続する利用者端末からアクセスするサーバーシステム
    であって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から
    送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デ
    ータベースに記憶されている特許情報データの中からデ
    ータを抽出するためのデータベース検索プログラムを備
    え、実施されている技術の構成要素となる複数のキーワ
    ードを利用者端末において入力して、前記のサーバーシ
    ステムに送信し、前記の検索プログラムが一又は複数の
    特許情報データベースの検索を行い、入力された構成要
    素となる複数のキーワードごとに、検索対象とどれだけ
    マッチングするかを判定し、特許侵害の可能性の判定の
    ための検索結果を抽出可能なことを特徴とする、特許情
    報検索サーバーシステム。
  23. 【請求項23】 請求項21又は22に記載の発明にお
    いて、複数の利用者からなるグループに属する利用者が
    接続するための利用者端末からアクセス可能な記憶領域
    が前記のサーバーシステムに設けられ、アクセスした利
    用者を認証する処理と、利用者が利用者端末において検
    索キーワードを入力する処理と、入力された検索キーワ
    ードを前記の記憶領域に記憶させる処理とを行い、前記
    の検索プログラムが一又は複数の出願情報データベー
    ス、登録情報データベース、先行技術データベース等の
    複数の特許情報データベースの検索を行い、入力された
    構成要素となる複数のキーワードが検索対象とどれだけ
    マッチングするかを判定し、特許可能性又は特許侵害可
    能性の判定のための検索結果を抽出し、グループに属す
    る複数の利用者端末に対し送信可能なことを特徴とす
    る、請求項21又は22のいずれかに記載の特許情報検
    索サーバーシステム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の発明において、利
    用者が検索キーワードを追加・変更・削除した場合に
    は、記憶領域に記憶される検索キーワードが更新されて
    再検索されることを特徴とする、請求項23に記載の特
    許情報検索サーバーシステム。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の発明において、前
    記の記憶領域にあらかじめ記憶された複数の検索キーワ
    ードの中からいずれかの検索キーワードを選択して、再
    検索を行うことが可能なことを特徴とする、請求項23
    に記載の特許情報検索サーバーシステム。
  26. 【請求項26】 請求項21〜25に記載の発明におい
    て、前記の特許情報検索サーバーシステムは、請求項1
    〜13のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステ
    ムであって、前記のタグ情報に基づき、各利用者が利用
    者端末において必要とするタグ情報を指定することによ
    り、抽出された特許情報の内の必要項目や、レイアウト
    を利用者ごとに指定して、抽出されたデータを含むファ
    イルを生成して利用者端末において閲覧可能なことを特
    徴とする、請求項21〜25のいずれかに記載の特許情
    報検索サーバーシステム。
  27. 【請求項27】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベースを検索するためにコンピュータネットワークに
    接続する利用者端末からアクセスするサーバーシステム
    であって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から
    送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デ
    ータベースに記憶されている特許情報データの中からデ
    ータを抽出するためのデータベース検索プログラムを備
    え、利用者端末から前記のサーバーシステムにアクセス
    してデータベース検索プログラムを起動する処理と、デ
    ータベース検索プログラムが検索キーワードの入力を行
    うキーワード入力手段を表示する処理と、利用者端末に
    おいて一又は複数の検索キーワードを入力し、利用者を
    識別するデータ、及び代理人を指定するデータと共に前
    記のサーバーシステムに送信する処理とを行い、前記の
    検索プログラムが一又は複数の出願情報データベース、
    登録情報データベース、先行技術データベース等のデー
    タベースの検索を行い、検索した結果を利用者が指定し
    た代理人が備える代理人端末に送信し、送信される検索
    結果データには、代理人によるコメントや意見、鑑定結
    果等を入力するためのコメントフィールドが設けられて
    おり、代理人がコメントや意見、鑑定結果等を入力する
    処理と、入力されたコメントや意見、鑑定結果等を認証
    する処理と、前記の利用者端末に対し送信することを特
    徴とする、特許情報検索サーバーシステム。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の発明において、代
    理人が入力するコメントや意見、鑑定結果等は、抽出さ
    れた特許情報ごとに入力するためのコメントフィールド
    が設けられることを特徴とする、請求項27に記載の特
    許情報検索サーバーシステム。
  29. 【請求項29】 請求項27又は28に記載の発明にお
    いて、代理人が入力するコメントや意見、鑑定結果等
    は、新規性フィールド、進歩性フィールド、産業上の利
    用性フィールド、先願フィールドなどの特許要件ごとに
    入力するためのコメントフィールドが設けられることを
    特徴とする、請求項27又は28のいずれかに記載の特
    許情報検索サーバーシステム。
  30. 【請求項30】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベースを検索するためにコンピュータネットワークに
    接続する特許審査機関端末からアクセスするサーバーシ
    ステムであって、前記のサーバーシステムは、利用者端
    末から送信される一又は複数のキーワードに基づき特許
    情報データベースに記憶されている特許情報データの中
    からデータを抽出するためのデータベース検索プログラ
    ムを備え、特許審査機関端末から前記のサーバーシステ
    ムにアクセスしてデータベース検索プログラムを起動す
    る処理と、データベース検索プログラムが検索キーワー
    ドの入力を行うキーワード入力手段を表示する処理と、
    特許審査機関端末において一又は複数の検索キーワード
    を入力し、前記のサーバーシステムに送信する処理とを
    行い、前記の検索プログラムが一又は複数の出願情報デ
    ータベース、登録情報データベース、先行技術データベ
    ース等のデータベースの検索を行い、検索した結果を前
    記の特許審査機関端末に送信し、送信される検索結果デ
    ータには、代理人によるコメントや意見、鑑定結果等を
    入力するためのコメントフィールドが設けられており、
    特許審査機関においてコメントや意見、調査結果等を入
    力する処理と、入力されたコメントや意見、調査結果等
    を認証する処理と、特許出願人が備える利用者端末に対
    し送信することを特徴とする、特許情報検索サーバーシ
    ステム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の発明において、特
    許審査機関端末において入力するコメントや意見、調査
    結果等は、抽出された特許情報ごとに入力するためのコ
    メントフィールドが設けられることを特徴とする、請求
    項30に記載の特許情報検索サーバーシステム。
  32. 【請求項32】 請求項30又は31に記載の発明にお
    いて、特許審査機関端末において入力するコメントや意
    見、鑑定結果等は、新規性フィールド、進歩性フィール
    ド、産業上の利用性フィールド、先願フィールドなどの
    特許要件ごとに入力するためのコメントフィールドが設
    けられることを特徴とする、請求項30又は31のいず
    れかに記載の特許情報検索サーバーシステム。
  33. 【請求項33】 請求項30〜32に記載の発明におい
    て、前記の検索キーワードは、特許情報検索サーバーに
    おいて検索の比較対象となる特許出願データを特許情報
    データベースから抽出し、特許出願データから検索キー
    ワードを自動抽出したものであることを特徴とする、特
    許情報検索サーバーシステム。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の発明において、前
    記の特許情報データベースは、特許審査機関が備える特
    許情報データベースであることを特徴とする、請求項3
    3に記載の特許情報検索サーバーシステム。
  35. 【請求項35】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、特許情報デー
    タベースを検索するためにコンピュータネットワークに
    接続する利用者端末からアクセスするサーバーシステム
    であって、前記のサーバーシステムは、利用者端末から
    送信される一又は複数のキーワードに基づき特許情報デ
    ータベースに記憶されている特許情報データの中からデ
    ータを抽出するためのデータベース検索プログラムを備
    え、利用者端末から前記のサーバーシステムにアクセス
    してデータベース検索プログラムを起動する処理と、デ
    ータベース検索プログラムが検索キーワードの入力を行
    うキーワード入力手段を表示する処理と、利用者端末に
    おいて一又は複数の検索キーワードを入力し、利用者を
    識別するデータと共に前記のサーバーシステムに送信す
    る処理と、サーバーシステムにおいて利用者の一回のキ
    ーワード送信ごとに検索キーワードを記憶する処理とを
    行い、前記の検索プログラムが一又は複数の出願情報デ
    ータベース、登録情報データベース、先行技術データベ
    ース等の複数の特許情報データベースの検索を行い、検
    索した結果を利用者が指定した所定時期又は所定期間ご
    とに利用者端末に対し配信することを特徴とする、特許
    情報検索・配信サーバーシステム。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の発明において、利
    用者端末に配信される検索結果は、検索対象となったデ
    ータベース及びデータの範囲、検索キーワード、検索に
    よる抽出件数、抽出されたデータへのハイパーリンク情
    報を含む特許調査報告書であることを特徴とする、請求
    項35に記載の特許情報検索・配信サーバーシステム。
  37. 【請求項37】 請求項35又は36に記載の発明にお
    いて、利用者端末に検索結果が配信される所定時期は、
    利用者があらかじめ指定した特許出願・審査手続の基準
    となる期日から所定期間後の、優先権主張出願期限日、
    公開特許公報発行予定日、出願審査請求期限日、その他
    の期日の内一又は複数の所定期日より所定期間前の所定
    時期であって、利用者が優先権主張出願をするか否か、
    出願審査請求をするか否か等の手続の判断をするための
    特許調査報告書を受信可能なことを特徴とする、請求項
    35又は36のいずれかに記載の特許情報検索・配信サ
    ーバーシステム。
  38. 【請求項38】 請求項36に記載の発明において、利
    用者端末に配信される特許調査報告書には、利用者があ
    らかじめ指定した特許出願・審査手続の基準となる期日
    前の出願または公開等がされた関連特許情報が添付され
    ることを特徴とする、請求項36に記載の特許情報検索
    ・配信サーバーシステム。
  39. 【請求項39】 請求項35〜38に記載の発明におい
    て、利用者端末に配信される検索結果には、検索結果が
    含む特許情報データの特許が異議申立期間内であるか否
    かが判別可能なデータが含まれることを特徴とする、請
    求項35〜38のいずれかに記載の特許情報検索・配信
    サーバーシステム。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載の発明において、異
    議申立期間内である特許情報が配信された場合には、当
    該特許情報の特許出願・審査手続の所定の基準日前の関
    連する特許情報を検索して検索結果が配信されることを
    特徴とする、請求項39に記載の特許情報検索・配信サ
    ーバーシステム。
  41. 【請求項41】 請求項35〜40に記載の発明におい
    て、複数の利用者からなるグループに属する利用者が接
    続するための利用者端末からアクセス可能な記憶領域が
    前記のサーバーシステムに設けられ、アクセスした利用
    者を認証する処理と、利用者が利用者端末において検索
    キーワードを入力する処理と、入力された検索キーワー
    ドを前記の記憶領域に記憶させる処理とを行い、入力さ
    れたキーワードに基づき、前記の検索プログラムが一又
    は複数の出願情報データベース、登録情報データベー
    ス、先行技術データベース等の複数のデータベースの検
    索を行い、検索した結果を利用者が指定した所定時期又
    は所定期間ごとに、グループに属する複数の利用者端末
    に対し配信することを特徴とする、請求項35〜40の
    いずれかに記載の特許情報検索・配信サーバーシステ
    ム。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載の発明において、前
    記の特許情報検索サーバーシステムは、請求項1〜13
    のいずれかに記載の特許情報検索サーバーシステムであ
    って、前記のタグ情報に基づき、各利用者が利用者端末
    において必要とするタグ情報を指定することにより、抽
    出された特許情報の内の必要項目や、レイアウトを利用
    者ごとに指定して、抽出されたデータを含むファイルを
    生成して利用者端末において閲覧可能なことを特徴とす
    る、請求項41に記載の特許情報検索サーバーシステ
    ム。
  43. 【請求項43】 インターネットに代表されるコンピュ
    ータネットワークに接続されて備えられ、コンピュータ
    ネットワークに接続する利用者端末からアクセスするサ
    ーバーシステムであって、一又は複数の利用者からなる
    グループに属する利用者が接続するための利用者端末か
    らアクセス可能な記憶領域が前記のサーバーシステムに
    設けられ、アクセスした利用者を認証する処理と、利用
    者が利用者端末において発明の構成要素や特許書類の内
    容を入力する処理と、入力された構成要素や特許書類の
    内容を送信する処理と、サーバーシステムにおいて前記
    の記憶領域に発明案件ごとに記憶させる処理とを行い、
    一又は複数の利用者が発明を行い特許書類を作成するこ
    とが可能なことを特徴とする、発明支援サーバーシステ
    ム。
  44. 【請求項44】 請求項43に記載の発明において、利
    用者が利用者端末において発明の構成要素や特許書類の
    内容を入力し、送信する処理は、発明の構成要素の入力
    を行う入力手段を表示する処理と、利用者端末において
    発明の構成要素や特許書類の内容を入力し、前記のサー
    バーシステムに送信する処理であって、表示される前記
    の入力手段は、特許請求の範囲、発明の詳細な説明の項
    目、図面、要約書ごとに入力フォームが設けられるもの
    であることを特徴とする、請求項43に記載の発明支援
    サーバーシステム。
  45. 【請求項45】 請求項43又は44に記載の発明にお
    いて、発明を構成する構成要素や特許書類の内容を入力
    し、訂正し、削除することによる更新処理が可能なこと
    を特徴とする、請求項43又は44のいずれかに記載の
    発明支援サーバーシステム。
  46. 【請求項46】 請求項43〜45に記載の発明におい
    て、前記の記憶領域には、他のシステムにおいて作成
    し、又は作成途中の特許書類の内容を読み込んで記憶す
    ることが可能な、請求項43〜45のいずれかに記載の
    発明支援サーバーシステム。
  47. 【請求項47】 請求項43〜46に記載の発明におい
    て、利用者が前記の記憶領域に記憶されている特許書類
    にアクセスしている際に、他の利用者が当該特許書類に
    アクセスした場合には、特許書類の一部又は全部がファ
    イルロックされることを特徴とする、請求項43〜46
    のいずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  48. 【請求項48】 請求項44〜47に記載の発明におい
    て、表示される前記の入力手段は、特許請求の範囲の請
    求項ごとに入力フォームが設けられ、発明を構成する構
    成要素を入力し、訂正し、削除することにより、前記の
    記憶領域に記憶されているデータの更新処理が可能なこ
    とを特徴とする、請求項44〜47のいずれかに記載の
    発明支援サーバーシステム。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載の発明において、請
    求項ごとに設けられる前記の入力フォームには、発明の
    前提条件、発明の構成要素、発明の処理の構成要素、各
    構成要素の限定、などの複数の入力フィールドが設けら
    れることを特徴とする、請求項48に記載の発明支援サ
    ーバーシステム。
  50. 【請求項50】 請求項49に記載の発明において、前
    記の発明の前提条件を入力した文字列が、「発明の属す
    る技術分野」等のあらかじめ指定された他の所定位置に
    連携して挿入されることを特徴とする、請求項49に記
    載の発明支援サーバーシステム。
  51. 【請求項51】 請求項49に記載の発明において、前
    記の発明の構成要素を入力した文字列が、「発明の実施
    の形態」等のあらかじめ指定した他の所定位置に連携し
    て挿入されることを特徴とする、請求項49に記載の発
    明支援サーバーシステム。
  52. 【請求項52】 請求項43〜51に記載の発明におい
    て、特許請求の範囲の請求項ごとに、請求項を選択し、
    コピー、移動、削除処理を行うことが可能なことを特徴
    とする、請求項43〜51に記載の発明支援サーバーシ
    ステム。
  53. 【請求項53】 請求項52に記載の発明において、請
    求項のコピー、移動、削除処理を行った場合には、請求
    項の番号が自動的に修正されることを特徴とする、請求
    項52に記載の発明支援サーバーシステム。
  54. 【請求項54】 請求項52又は53に記載の発明にお
    いて、請求項のコピーを行う処理と、コピーされた請求
    項に含まれる文字列の一部の追加、変更、削除を行う処
    理とにより、前提部分の追加、前提部分の変更、前提部
    分の削除、構成要素の追加、構成要素の限定、構成要素
    の置換、構成要素の削除が可能なことを特徴とする、請
    求項52又は53のいずれかに記載の発明支援サーバー
    システム。
  55. 【請求項55】 請求項43〜54に記載の発明におい
    て、請求項の従属関係が、利用者端末の画面においてツ
    リー表示されることを特徴とする、請求項43〜54の
    いずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  56. 【請求項56】 請求項43〜55に記載の発明におい
    て、請求項等の項目にはアイコン表示が行われ、利用者
    端末に表示されるアイコンを選択して移動させる操作を
    することにより、文字列の移動が行えることを特徴とす
    る、請求項43〜55のいずれかに記載の発明支援サー
    バーシステム。
  57. 【請求項57】 請求項43〜56に記載の発明におい
    て、作成される特許書類のデータには、特許請求の範
    囲、発明の詳細な説明の項目、図面、要約書、段落番号
    等の、書類中の位置を示す識別子又はタグ情報の記述が
    含まれており、利用者端末から利用者が書類中の所定の
    位置の範囲に含まれる文字列を追加、又は変更、又は削
    除した場合には、所定位置に関連付けられた他の所定位
    置の文字列が連携して追加、又は変更、又は削除される
    ことを特徴とする、請求項43〜56のいずれかに記載
    の発明支援サーバーシステム。
  58. 【請求項58】 請求項57に記載の発明において、利
    用者端末から利用者が書類中の特許請求の範囲に含まれ
    る文字列を指定して、発明の前提部分であることを指定
    するタグ情報又は識別子が挿入された場合には、タグ情
    報に関連付けられた、「発明の属する技術分野」等の他
    の所定位置に指定された前記の文字列が連携して挿入さ
    れることを特徴とする、請求項57に記載の発明支援サ
    ーバーシステム。
  59. 【請求項59】 請求項51又は58に記載の発明にお
    いて、前記の挿入される文字列は、文字列の前に「本発
    明は」又はそれと同一概念の文字列が挿入されると共
    に、文字列の後には「に関する」又はそれと同一概念の
    文字列が挿入されることを特徴とする、請求項51又は
    58のいずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  60. 【請求項60】 請求項57に記載の発明において、利
    用者端末から利用者が書類中の特許請求の範囲に含まれ
    る文字列を指定して、発明の構成要素であることを指定
    するタグ情報又は識別子が挿入された場合には、タグ情
    報に関連付けられた、「発明の実施の形態」等の他の所
    定位置に指定された前記の文字列が連携して挿入される
    ことを特徴とする、請求項39に記載の発明支援サーバ
    ーシステム。
  61. 【請求項61】 請求項51又は60に記載の発明にお
    いて、前記の挿入される文字列は、文字列の前に所定の
    段落番号、改行、及び「本発明は」又はそれと同一概念
    の文字列が挿入されると共に、文字列の後には「を備え
    ている。」又はそれと同一概念の文字列が挿入されるこ
    とを特徴とする、請求項51又は60のいずれかに記載
    の発明支援サーバーシステム。
  62. 【請求項62】 請求項57に記載の発明において、利
    用者端末から利用者が書類中の請求項を追加、変更、削
    除した場合には、所定位置に関連付けられた他の所定位
    置の文字列が連携して追加、変更、削除されることを特
    徴とする、請求項57に記載の発明支援サーバーシステ
    ム。
  63. 【請求項63】 請求項57に記載の発明において、所
    定位置に関連付けられた他の所定位置は、「課題を解決
    するための手段」を記述するための書類中の位置の識別
    子又はタグ情報により指定される所定位置であって、請
    求項を追加した場合には、当該請求項の内容を示す文字
    列の前には「請求項○に記載の発明においては」などの
    利用者があらかじめ指定した文字列が挿入され、当該請
    求項の内容を示す文字列の後には「であることを特徴と
    している。」などの利用者があらかじめ指定した文字列
    が挿入されることを特徴とする、請求項57に記載の発
    明支援サーバーシステム。
  64. 【請求項64】 請求項57に記載の発明において、所
    定位置は「発明が解決しようとする課題」を記述するた
    めの書類中の位置の識別子又はタグ情報により指定され
    る所定位置であって、所定位置に関連付けられた他の所
    定位置は、「発明の効果」を記述するための書類中の位
    置の識別子又はタグ情報により指定される所定位置であ
    って、「発明が解決しようとする課題」を追加・変更・
    削除した場合には、当該「発明が解決しようとする課
    題」の内容に対応する「発明の効果」を示す文字列が追
    加・変更・削除されることを特徴とする、請求項57に
    記載の発明支援サーバーシステム。
  65. 【請求項65】 請求項64に記載の発明において、
    「発明が解決しようとする課題」の前には「上記課題を
    解決するため、本発明は」などの利用者があらかじめ指
    定した文字列が挿入され、当該「発明が解決しようとす
    る課題」の内容を示す文字列の後には「ことを目的とす
    る。」などの利用者があらかじめ指定した文字列が挿入
    されると共に、「発明の効果」の前には「本発明によれ
    ば」などの利用者があらかじめ指定した文字列が挿入さ
    れ、当該「発明の効果」の内容を示す文字列の後には
    「が可能となる。」などの利用者があらかじめ指定した
    文字列が挿入されることを特徴とする、請求項64に記
    載の発明支援サーバーシステム。
  66. 【請求項66】 請求項57に記載の発明において、利
    用者が「発明が解決しようとする課題」などの書類中の
    所定の位置の範囲に含まれる文字列を追加、変更、削除
    した場合には、所定位置に関連付けられた要約書の「課
    題」の文字列が連携して追加、変更、削除されることを
    特徴とする、請求項57に記載の発明支援サーバーシス
    テム。
  67. 【請求項67】 請求項57に記載の発明において、利
    用者が「請求項1」などの書類中の所定の位置の範囲に
    含まれる文字列を追加、変更、削除した場合には、所定
    位置に関連付けられた要約書の「解決手段」の文字列が
    連携して追加、変更、削除されることを特徴とする、請
    求項57に記載の発明支援サーバーシステム。
  68. 【請求項68】 請求項43〜67に記載の発明におい
    て、前記のサーバーシステムにはさらに、利用者があら
    かじめ記憶させた一又は複数の用語及びそれに対応する
    内容を示す文字列を記憶する特許書類要素テーブルが備
    えられ、利用者が特許書類要素テーブルからデータを抽
    出・選択して、特許書類中に挿入可能なことを特徴とす
    る、請求項43〜67のいずれかに記載の発明支援サー
    バーシステム。
  69. 【請求項69】 請求項43〜68に記載の発明におい
    て、前記のサーバーシステムにはさらに、あらかじめ記
    憶された一又は複数の用語及びそれに対応する内容を示
    す文字列を記憶する辞書データテーブル又は技術文書テ
    ーブルが備えられ、利用者が辞書データテーブル又は技
    術文書テーブルからデータを抽出・選択して、特許書類
    中に挿入可能なことを特徴とする、請求項43〜68の
    いずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  70. 【請求項70】 請求項43〜69に記載の発明におい
    て、特許書類の請求項の番号を追加・変更・削除する際
    には、複数の請求項の変更前の番号と、変更後の番号と
    を指定することにより、複数の請求項番号を同時に、特
    許書類中の指定された範囲全文にわたり変更後の番号に
    置換可能なことを特徴とする、請求項43〜69のいず
    れかに記載の発明支援サーバーシステム。
  71. 【請求項71】 請求項43〜70に記載の発明におい
    て、特許書類中の符号又は文字列及び符号を追加・変更
    ・削除する際には、複数の変更前の符号又は文字列及び
    符号と、変更後の符号又は文字列及び符号とを指定する
    ことにより、複数の符号又は文字列及び符号を同時に、
    特許書類中の指定された範囲全文にわたり変更後の番号
    に置換可能なことを特徴とする、請求項43〜70のい
    ずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  72. 【請求項72】 請求項43〜71に記載の発明におい
    て、特許書類のデータの追加・変更・削除などの修正履
    歴が前記の記憶領域に記憶され、修正前のデータを参照
    可能なことを特徴とする、請求項43〜71のいずれか
    に記載の発明支援サーバーシステム。
  73. 【請求項73】 請求項72に記載の発明において、特
    許書類のデータの追加・変更・削除などの修正履歴が前
    記の記憶領域に記憶され、修正前のデータを参照し、修
    正するか否かを利用者が確定する処理を行うことを特徴
    とする、請求項72に記載の発明支援サーバーシステ
    ム。
  74. 【請求項74】 請求項73に記載の発明において、前
    記の確定処理は、確定処理を行う権限を有する利用者の
    みが実行可能なことを特徴とする、請求項73に記載の
    発明支援サーバーシステム。
  75. 【請求項75】 請求項43〜69に記載の発明におい
    て、利用者端末において発明の構成要素や特許書類の内
    容を入力等を行いデータ送信をする際には、利用者を識
    別するデータと共に前記のサーバーシステムに送信する
    処理を行うことにより、前記の記憶領域には、発明の構
    成要素や特許書類の内容を示すデータと共に、当該デー
    タに関連付けられて利用者情報が記憶されることを特徴
    とする、請求項43〜69のいずれかに記載の発明支援
    サーバーシステム。
  76. 【請求項76】 請求項75に記載の発明において、前
    記のデータに関連付けられて記憶された利用者情報に基
    づき、共同発明の持分を算定することを特徴とする、請
    求項75に記載の発明支援サーバーシステム。
  77. 【請求項77】 請求項43〜76のいずれかに記載の
    発明支援サーバーシステムに記憶された、発明支援プロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶
    媒体。
  78. 【請求項78】 請求項43〜76のいずれかに記載の
    発明支援サーバーシステムに記憶された、発明支援プロ
    グラム。
  79. 【請求項79】 請求項43〜76の記載に発明におい
    て、複数の利用者からなるグループに属する利用者が接
    続するための利用者端末からアクセス可能な記憶領域が
    前記のサーバーシステムに設けられ、前記のグループ
    は、発明者、発明者の属する組織の管理者、システムエ
    ンジニア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士などの代理
    人、調査員、等の内の複数の利用者から構成され、発明
    者等により作成された特許書類を代理人が備える代理人
    端末に送信し、特許出願書類の作成依頼をすることが可
    能なことを特徴とする、請求項43〜76のいずれかに
    記載の発明支援サーバーシステム。
  80. 【請求項80】 請求項43〜76又は79に記載の発
    明において、複数の利用者からなるグループに属する利
    用者が接続するための利用者端末からアクセス可能な記
    憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、前記のグ
    ループは、発明者、発明者の属する組織の管理者、シス
    テムエンジニア、技術者、翻訳者、弁理士や弁護士など
    の代理人、調査員、等の内の複数の利用者から構成さ
    れ、アクセスした利用者を認証する処理と、利用者が利
    用者端末において発明の構成要素や特許書類の内容を入
    力する処理と、入力された構成要素や特許書類の内容を
    送信する処理と、サーバーシステムにおいて前記の記憶
    領域に発明案件ごとに記憶させる処理とを行い、アクセ
    スした利用者ごとにあらかじめ設定されるアクセス権限
    レベルごとに特許書類の内容の追加・変更・削除の可否
    のレベルが設定されることを特徴とする、請求項43〜
    76又は79のいずれかに記載の発明支援サーバーシス
    テム。
  81. 【請求項81】 請求項43〜76又は79〜80に記
    載の発明において、複数の利用者からなるグループに属
    する利用者が接続するための利用者端末からアクセス可
    能な記憶領域が前記のサーバーシステムに設けられ、前
    記のグループは、発明者、発明者の属する組織の管理
    者、システムエンジニア、技術者、翻訳者、弁理士や弁
    護士などの代理人、調査員、等の内の複数の利用者から
    構成され、発明の技術分野、必要とされる発明者の技術
    分野、発明に対する報酬等の募集条件を表示させる処理
    と、前記の募集条件に対する応募を受信する処理と、応
    募者又は応募者の中から選定した応募者に対し、守秘義
    務契約書を送信する処理とを行うことを特徴とする、請
    求項43〜76又は79〜80のいずれかに記載の発明
    支援サーバーシステム。
  82. 【請求項82】 請求項43〜76又は79〜81に記
    載の発明において、前記のサーバーシステムにはさら
    に、発明評価指標データを入力するための発明評価指標
    データ入力手段と、入力された発明評価指標データを集
    計して、表示するための発明評価プログラムとが備えら
    れ、入力された特許書類の内容のデータに関連付けられ
    て記憶された利用者情報に基づき、共同発明の持分を算
    定することを特徴とする、請求項43〜76又は79〜
    81のいずれかに記載の発明支援サーバーシステム。
  83. 【請求項83】 請求項82に記載の発明において、前
    記の発明評価指標データの集計、表示は、請求項ごとに
    行われることを特徴とする、請求項82に記載の発明支
    援サーバーシステム。
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