JP2005346376A - 文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラム - Google Patents

文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者に関係する付加情報を効率よく参照することのできる文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラムを得る。
【解決手段】 電子文書に対して複数のアノテーション(付加情報)が添付されているとき、アノテーション管理サーバ20に設けられたアノテーション分類部27により、分類指示が入力されたタイミングで、二次記憶部25に記憶されているアノテーションに関する情報に基づいて各アノテーションを所定条件で分類し、クライアント装置50に設けられた表示制御部57により、前記複数のアノテーションをアノテーション分類部27により分類された状態で表示するように表示部53を制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラムに係り、より詳しくは、電子文書に対して付加情報を添付する機能を有する文書処理装置、当該文書処理装置における文書処理方法及び当該文書処理装置において実行される文書処理プログラムに関する。
近年、電子文書の任意位置に対して、当該電子文書の本文に影響を与えることなく、文字情報、画像情報、音声情報、リンク情報等の付加情報を添付する技術が広く用いられている。なお、当該付加情報を本明細書ではアノテーション(注釈)と総称する。
このアノテーションを電子文書に添付することのできるシステムの例として、富士ゼロックス株式会社のDocuWorks(登録商標)や、米国Adobe社のAcrobat(登録商標)等がある。
ところで、以上のようなアノテーションを電子文書に添付することのできるシステムにおいて、複数の利用者により、各々電子文書にアノテーションを添付する機能を有する複数のクライアント装置を用いて、共通の電子文書に対しアノテーションを添付するような利用形態が考えられる。例えば、装置マニュアル等の共通の電子文書を複数の推敲者によって推敲する形態や、計画書等の共通の電子文書を参照しながら会議や打ち合わせ等の共同作業を行う形態等である。
この場合、各利用者が用いている全てのクライアント装置において、利用者が共通の電子文書及び当該電子文書に添付されたアノテーションを閲覧した以降に他の利用者によって当該電子文書やアノテーションが更新された際には、当該更新されたことを明示することが、閲覧対象としている電子文書に対する認識を共通化する上で好ましい。
このために適用できる従来の技術として、文書ファイルに記憶されている文書情報の更新時間情報を記憶しておき、文書ファイルより所望の文書情報を読み出す際に、その読み出された文書情報の更新時間情報を参照し、当該ユーザが前回参照した後に、その文書情報が更新されているか否かを判断して、当該判断に応じて更新されている文書情報を識別可能に表示する技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−50590号公報
ところで、電子文書に対して複数のアノテーションが添付されている場合、利用者にとってあまり関係のないアノテーションは表示しない方が作業効率等の点で好ましい場合がある。例えば、電子文書の推敲を推敲指示者及び推敲者によって行っている場合に、推敲者は推敲指示者による推敲指示を示すアノテーションのみを参照する方が好ましく、推敲指示者は推敲者による推敲内容(推敲結果)を示すアノテーションのみを参照する方が好ましい。
そこで、電子文書に複数のアノテーションが添付されている場合において、利用者に関係するアノテーションのみを効率よく参照したい、という要望がある。
なお、上記の従来の技術では、このような電子文書に対して複数のアノテーションが添付されている場合の利用者のアノテーションに対する参照効率については何ら考慮されていないため、この要望に応えることはできない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することのできる文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の文書処理装置は、電子文書に対して付加情報を添付する機能を有する文書処理装置であって、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類する分類手段と、前記複数の付加情報を前記分類手段により分類された状態で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の文書処理装置は、電子文書に対して付加情報を添付する機能と、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段を有するものとして構成されている。なお、上記付加情報には、文字情報、画像情報、音声情報、リンク情報が含まれる。また、上記表示手段には、液晶ディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等のディスプレイを有する表示装置が含まれる。
ここで、本発明では、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、分類手段によって各付加情報が所定条件で分類され、表示制御手段により、前記複数の付加情報が前記分類手段により分類された状態で表示されるように前記表示手段が制御される。
このように、請求項1に記載の文書処理装置によれば、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記所定条件を付加情報の種別としてもよい。
特に、請求項2に記載の発明は、請求項3に記載の発明のように、前記付加情報の種別を、付加情報の添付者別、付加情報の種類別、付加情報が添付された時間帯別、付加情報の色別、付加情報の形状別、及び付加情報が添付された電子文書に関する単位別の少なくとも1つとしてもよい。
また、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記所定条件を付加情報の内容としてもよい。
特に、請求項4に記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、前記付加情報の内容を、付加情報にコメントが含まれる場合における当該コメントの種別、及び付加情報が電子文書に記述されている文に関連付けられている場合における当該文の種別の少なくとも一方としてもよい。
一方、上記目的を達成するために、請求項6記載の文書処理方法は、電子文書に対して付加情報を添付する機能と、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、を有する文書処理装置における文書処理方法であって、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するように前記表示手段を制御するものである。
従って、請求項6記載の文書処理方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
なお、本発明は、請求項7に記載の発明のように、前記所定条件を付加情報の種別及び付加情報の内容の少なくとも一方としてもよい。
一方、上記目的を達成するために、請求項8記載の文書処理プログラムは、電子文書に対して付加情報を添付する機能と、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、を有する文書処理装置において実行される文書処理プログラムであって、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類する分類ステップと、前記複数の付加情報を前記分類ステップにより分類された状態で表示するように前記表示手段を制御する表示制御ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
従って、請求項8記載の文書処理プログラムによれば、コンピュータに対して請求項1記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1記載の発明と同様に、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
なお、本発明は、請求項9に記載の発明のように、前記所定条件を付加情報の種別及び付加情報の内容の少なくとも一方としてもよい。
本発明によれば、電子文書に対して複数の付加情報が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明に係る文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラムをクライアント/サーバ・システムとして構成された文書処理システムに適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
〔システム構成〕
図1は、本実施の形態に係る文書処理システム90の全体概略構成を示す図である。
同図に示すように、文書処理システム90は、文書処理システム90において使用される電子データ(文書データに限らず、文書処理システム90で対応している他の電子的なデータの全てを含む)を処理するサーバシステム92と、文書処理システム90の利用者が使用するクライアントシステム94と、を備えている。
サーバシステム92は、電子文書(以下、単に「文書」ともいう。)を管理する文書管理サーバ10及びアノテーションを管理するアノテーション管理サーバ20を有する。文書管理サーバ10は主として文書の保存と検索を行うサーバであり、アノテーション管理サーバ20は主として文書に付与されたアノテーションの保存と検索を行うサーバである。
このように、文書全体を管理する文書管理サーバ10と、電子文書に付与されたアノテーションを管理するアノテーション管理サーバ20とを設けることで、複数の電子文書に対する加筆修正が複数の利用者によって独自に行われる場合でも、最終的な電子文書や加筆修正等の内容に矛盾が生じることを回避することができる。
例えば、何れかの利用者が電子文書の原本のある部分にアノテーションとして補足説明を加え、その一方で、他の利用者が同じ部分を削除するような修正を加えたときでも、それらの編集部分を文書管理サーバ10で管理している電子文書本体と対応付けてアノテーション管理サーバ20により登録しておくことで、電子文書本体やこれに対応する加筆修正等の内容に矛盾が生じることなく情報の管理を行うことができる。
同図に示すように、文書管理サーバ10は、文書管理サーバ10全体の動作を司る制御部11と、各種情報を記憶するための主記憶部12と、液晶ディスプレイ等のディスプレイを含んで構成された表示部13と、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイス)を含んで構成された操作部14と、後述する文書データベースDB1や各種プログラム、各種パラメータ情報等を記憶するための二次記憶部15と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部16と、を備えており、これら各部はシステムバスS1を介して電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態に係る文書管理サーバ10は、通常のパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」ともいう。)により構成されている。
一方、アノテーション管理サーバ20も、アノテーション管理サーバ20全体の動作を司る制御部21と、各種情報を記憶するための主記憶部22と、液晶ディスプレイ等のディスプレイを含んで構成された表示部23と、キーボード及びマウスを含んで構成された操作部24と、後述する付箋用アノテーションデータベースDB2、ペン入力用アノテーションデータベースDB3や各種プログラム、各種パラメータ情報等を記憶するための二次記憶部25と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部26と、を備えており、これら各部はシステムバスS2を介して電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20もまた、通常のPCにより構成されている。
そして、クライアントシステム94は、文書処理システム90の各利用者毎に設けられたクライアント装置50及び当該クライアント装置50に対してペン入力を行う際に用いられるペン型のアノテーションデバイス56を有する。
同図に示すように、クライアント装置50は、クライアント装置50全体の動作を司る制御部51と、各種情報を記憶するための主記憶部52と、ディスプレイを含んで構成された表示部53と、キーボード及びマウスを含んで構成された操作部54と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部55と、を備えており、これら各部はシステムバスS3を介して電気的に接続されている。
クライアント装置50は、主記憶部52から読み出したデータや、送受信部55を介してサーバシステム92等から取得したデータに基づいて画像を表示部53に表示するように構成されている。
なお、本実施の形態に係るクライアント装置50は、ディスプレイ表面にタッチパネル(図示省略。)が重ねられて構成されたタッチパネル・ディスプレイが設けられた表示部53を採用した、所謂タブレットPCとして構成されており、表示部53における表示面上をアノテーションデバイス56によって直接指示(手書き入力)することができる。
ここで、当該手書き入力に対応したコントローラとしては、手書きで入力したデータを‘デジタルインク(手書き文字)’として認識し、処理するためのものであればよく、必ずしも、手書き入力したものをテキスト変換する機能(手書き文字認識機能)を備えたものである必要はない。この場合でも、テキストの最上位フォーマットとして取り扱うことができ、手書き文字のまま検索したり、文字を加工(カラー変更等)したりすることができる。なお、デジタルインクデータフォーマットを画像データ(例えば、ビットマップデータ)として取り扱ってもよい。
このように、クライアント装置50は、紙の文書を読む際に当該文書に好きな形で下線や丸等のマークを付けたり、コメントを書き込んだりするのと同様に、アノテーションデバイス56を用いて書き込み入力が可能となっている。
また、クライアント装置50は、以上のようなアノテーションデバイス56を用いた手書き入力機能の他、表示部53により文書を表示させた状態において、当該文書の任意の位置に所定形状(本実施の形態では、矩形状)の付箋を添付した状態とすることのできる付箋添付機能を備えている。ここで、当該付箋には、任意のコメントを直接記述したり、コメントや関連記事等のリンク先を示すリンク情報を関連付けたりすることができる。なお、付箋にリンク情報を関連付けた場合、当該付箋にはリンクが張られていることを示す所定形状(本実施の形態では、正方形)のマークが表示される。この場合に本実施の形態に係る文書処理システム90では、付箋自身がアノテーションであるものとしている。
このように、クライアント装置50は、紙の文書を読む際に当該文書に付箋を貼り付けるのと同様に、注目すべき箇所や補足説明を要する箇所等の任意の位置に対して付箋を添付した状態とすることができる。
文書処理システム90は、以上のような文書管理サーバ10、アノテーション管理サーバ20、及び複数のクライアント装置50が、各々に備えられた送受信部を介し、ネットワーク60によって電気的に接続されて構成されている。なお、本実施の形態に係る文書処理システム90では、ネットワーク60としてインターネットを適用しているが、これに限らず、イントラネット、LAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)、電話回線網、エコーネット(ECHONET)、HomePNA等の各種ネットワークを単独又は組み合わせて適用することもできる。
本実施の形態に係る文書管理サーバ10及びアノテーション管理サーバ20はHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバとして機能し、各クライアント装置50はHTTPクライアントとして機能するものとされており、文書管理サーバ10、アノテーション管理サーバ20、及び各クライアント装置50はネットワーク60を介して相互にアクセスすることができる。
そして、クライアント装置50においてアノテーションデバイス56を用いて手書き入力されたアノテーション(以下、「手書き入力アノテーション」ともいう。)や、付箋として添付されたアノテーション(以下、「付箋アノテーション」ともいう。)に関する情報は主記憶部52に一旦保持された後、所定のタイミングでアノテーション管理サーバ20にネットワーク60を介して送信され、文書本体と対応付けられて記憶される。そして、後にクライアント装置50において、当該文書を読み出すときには、文書本体と共に、過去に付加したアノテーションに関する情報も読み出され、表示部53により表示される。
〔クライアント装置50の表示部53による表示画面の構成〕
図2は、本実施の形態に係るクライアント装置50の表示部53による表示画面の概略構成を示す図である。
同図に示すように、クライアント装置50の表示部53における表示エリア53Aには、各々所定の役割を有する複数のボタンを表示するためのエリアであるボタン表示エリア53Bと、文書84を表示するためのエリアである文書表示エリア53Cとが設けられている。
本実施の形態に係るクライアント装置50では、上記複数のボタンとして、文書管理サーバ10において管理(記憶)されている文書を読み込む際に指定される文書読込みボタン70と、付箋アノテーションを文書に添付する際に指定される付箋ボタン72と、文書表示エリア53Cに表示された付箋アノテーション86や手書き入力アノテーション88を保存する際に指定される保存ボタン74と、アノテーション管理サーバ20において管理(記憶)されているアノテーションを検索して文書表示エリア53Cに表示させる際に指定される検索ボタン76とが、ボタン表示エリア53Bに表示される。
また、上記複数のボタンとして、更に、文書表示エリア53Cの表示内容を更新する際に指定される更新ボタン78と、文書表示エリア53Cに表示されている文書に添付されているアノテーションを分類して表示させる際に指定される分類ボタン80と、表示されている文書のページを前後に捲るための前ページ送りボタン82A及び次ページ送りボタン82Bからなるページ捲りボタン82とが、ボタン表示エリア53Bに表示される。
クライアント装置50は、本を読むようにページを捲りながらページ単位で表示を切り替えていく機能(ページ捲り表示機能)が搭載されており、このページ捲り表示機能を利用することで、例えば、取り込んだ多数の情報の中から所望の情報を素早く検索できるように構成されている。
すなわち、このクライアント装置50における情報検索時には、前ページ送りボタン82A及び次ページ送りボタン82Bの2つのボタンをアノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定することによって、ページ捲り操作を行いながら所望のページ情報を表示部53に表示させることができる。
また、クライアント装置50は、ページ捲りボタン82以外のボタンについても、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定することによって、当該ボタンに割り当てられた機能を実行させることができる。
なお、本実施の形態に係るクライアント装置50では、以上のように、表示部53の表示エリア53Aに表示させることで各種機能を実行させるためのボタンをソフトウェア的に設けているが、これに代えて、表示部53や操作部54等にハードウェアのボタンを設けたり、操作部54のキーボードにおける所定キーを各ボタンとして利用する形態とすることもできることは言うまでもない。
〔文書管理サーバ10及び文書データベースDB1〕
ところで、本実施の形態に係る文書管理サーバ10は、「登録」と「文書読込み」を外部からの指示に応じて受け付ける。
上記「登録」は、例えば‘http://datacenter.company.co.jp/access.cgi?DocumentID=8gjk3cl3’等のように、文書データベースDB1への文書の格納先を示すアドレスを示した登録したい文書へのURL(Uniform Resource Locators)等のパスやディレクトリへのパスで外部から与えることとする。
文書管理サーバ10は、与えられたパスが示す文書(群)に対し、順次、文書IDを付与し、各文書ID毎に文書名と文書本文を文書データベースDB1に登録する。このとき、文書データベースDB1内のデータ構造は、一例として図3に示すようなものとなる。ここで、文書名又は文書本文はURL等の文書へのパスであってもよい。
そして、何れかのクライアント装置50において文書読込みボタン70が指定されたことを検知すると、当該クライアント装置50は、その旨を示す情報を文書管理サーバ10に通知する。これに応じて文書管理サーバ10は、文書データベースDB1内の文書名の一覧を作成し、アクセス元のクライアント装置50に送信する。
これに応じて当該クライアント装置50は、文書名の一覧をリストボックス等で表示し、利用者に選択を促す。これに応じて利用者により所望の文書名がアノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定されると、クライアント装置50は、指定された文書名を文書管理サーバ10に送信する。
これに応じて文書管理サーバ10は、当該クライアント装置50から受信した文書名に対応する文書本文及び文書IDを文書データベースDB1から読み出してクライアント装置50に送信する。これによって、クライアント装置50の表示部53における文書表示エリア53Cには、指定した文書名に対応する文書の本文が表示されることになる。
〔アノテーション管理サーバ20、付箋用アノテーションデータベースDB2、ペン入力用アノテーションデータベースDB3〕
一方、本実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20は、「保存」と「検索」を外部からの指示に応じて受け付ける。
すなわち、何れかのクライアント装置50において表示部53により文書が表示された状態で当該文書に対してアノテーションが付与され、保存ボタン74が指定されたことを検知すると、当該クライアント装置50は、その旨を示す情報をアノテーション管理サーバ20に通知する。これにより、アノテーション管理サーバ20は、保存を指示されたアノテーションに関する情報を、当該アノテーションが付与された文書に対応付けて、当該アノテーションが付箋アノテーションである場合は付箋用アノテーションデータベースDB2に、当該アノテーションが手書き入力アノテーションである場合はペン入力用アノテーションデータベースDB3に、各々登録(格納)する。
すなわち、例えば、何れかのクライアント装置50から「保存」の指示を受け付けたときにアノテーション管理サーバ20では、保存対象とするアノテーションが付箋アノテーションである場合には、以下に示すようにアノテーションの登録処理が行われる。
まず、アノテーション管理サーバ20は、保存対象とするアノテーションの付与されている位置を示す位置情報、当該アノテーションの表示名及び当該アノテーションにリンクが張られている場合のリンク先、アノテーションが付与された文書の文書ID及び当該保存の指示を行ったクライアント装置50の端末IDがクライアント装置50から与えられる。また、このとき、保存対象とするアノテーションを付与した利用者のユーザ名(又はユーザID)、当該アノテーションに関する公開属性、当該アノテーションの状況(新規、既存、消去)を示すステータス、及びアノテーションが付与された時刻もクライアント装置50から与えられる。
そして、アノテーション管理サーバ20は、アノテーションID、端末ID、ユーザID(又はユーザ名)、文書ID、位置情報、表示名、リンク先、公開属性、ステータス、及び生成時刻を、テーブル形式で付箋用アノテーションデータベースDB2に保存する。このとき、付箋用アノテーションデータベースDB2内のデータ構造は、一例として図4に示すようなものとなる。
同図において、アノテーションIDは、個々のアノテーションを管理するものであり、1付箋分のアノテーション毎にユニークなID番号が割り振られる。ここで、アノテーションIDは、クライアントシステム94側で発行する方式や、アノテーション管理サーバ20側で発行する方式がある。なお、少なくとも、アノテーションIDと文書IDの2つ組みで唯一である必要がある。与えられたアノテーションID又は上記2つ組みが新規でない場合は、そのアノテーションID又は上記2つ組みで示される行を上書きするものとする。
また、端末IDは、クライアント装置50を唯一に識別するID番号である。ここで、端末IDは、利用者が使用しているクライアント装置50のハードウェアを直接示す場合もあれば、IP(Internet Protocol)アドレスやホスト名に対応するものであってもよい。また、ユーザID(又はユーザ名)は、クライアント装置50を操作しているユーザを一意に識別するための情報であり、例えば、ログインユーザ名等に対応する。更に、文書IDは、文書データベースDB1に格納された文書毎にユニークなID番号が割り振られる。ここで、本実施の形態に係る文書処理システム90では、文書ファイル名が同じでも複数回文書データベースDB1に投稿されていれば、異なる文書IDで登録されるものとする。
一方、位置情報は、1付箋分のアノテーションの付与位置(添付位置)を示す情報である。本実施の形態では、対応する文書IDにより示される文書内のページ番号と、当該ページ番号によって示されるページにおける位置座標(ここでは、アノテーションの左上角点及び右下角点の2点の座標)との組み合わせによって示される。なお、本実施の形態では、文書表示エリア53Cを横方向及び縦方向に、文書表示エリア53Cに表示されている文書の横方向サイズ及び縦方向サイズを基準としたサイズ(ここでは、横方向に表示文書の横方向サイズの1/50(50分の1)で、縦方向に表示文書の縦方向サイズの1/60(60分の1)のサイズ)の矩形領域でマトリクス状に区分し、各区分領域に対して左上から横方向に順に連続した番号が予め付与されており、当該番号を上記位置座標として適用している。
また、アノテーションの表示名は、アノテーション(付箋)に記述されたコメントを示し、リンク先は、アノテーションに関連付けられたリンク情報を示す。なお、本実施の形態に係る文書処理システム90では、上記リンク情報を、一例として同図に示すように‘http://MessageServer/threadViewer?MessageId=1517’等のようにURL等のパスやディレクトリへのパスで与えることとする。
利用者は、付与するアノテーション毎に、これらの表示名やリンク先を設定することができる。なお、この表示名やリンク先は、アノテーションを付与する度に、或いはアノテーションの保存指示を発する度に設定可能である。
一方、公開属性は、例えば、アノテーションを公開可能(制限なし)とする(=Pub)、特定の他の利用者やグループ内だけに公開する(=Frd)、非公開(個人用)とする(=Priv)、認証が得られた場合のみ公開を許可する(=Protect)の何れかをとるものとする。
特定公開(=Frd)及び認証公開(=Protect)については、利用者やグループ或いは認証コード(ユーザ名とパスワード)等のサブ属性が設定可能である。また、特定公開及び認証公開の場合、表示のみの公開(読取り専用)に限らず、他人による編集も許可するフルアクセス設定のサブ属性が設定可能である。なお、文書やアノテーションの共用閲覧は、通常、読取り専用として公開することは言うまでもない。これは、誰でもが自由に編集できることによる不都合の発生を防止するためである。但し、利用形態によっては自由に編集可能とした方が都合のよい場合もある。このような場合、フルアクセス設定を行っておけばよい。
利用者は、付与するアノテーション毎に、これらの公開属性を設定することができる。この公開属性は、アノテーションを付与する度に、或いはアノテーションの保存指示を発する度に設定可能である。また、何れかの属性を予めデフォルトとして設定しておき、変更指示がない場合は当該デフォルトの属性が設定されたものとしてもよい。また、アノテーションの保存時に公開属性の変更指示がない場合は、その時点に設定されている属性を受け付けることとする。
なお、認証が得られた場合のみ公開を許可する(=Protect)場合には、所定の手順によるパスワード認証が得られたときのみ公開を許可する。そして、アノテーションを表示する際には、非公開対象のアノテーションも含めて全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信し、クライアントシステム94側でアノテーションに設定されている公開属性をチェックして表示(公開)/非表示(非公開)を切り替えたり、アノテーション管理サーバ20側で、公開対象のアノテーションのみを送信したりする。
また、ステータスは、アノテーションが新規に作られたのか(=New)、既に存在していたものか(=Exist)、削除されたものか(=Deleted)の何れかの状態を示す。一旦付与したアノテーションを利用者が電子的な消しゴム等で消去した場合には、ここは‘Deleted’となる。この場合、この削除指示により付箋用アノテーションデータベースDB2から消去されたアノテーションのデータがなくなるのではなく、あくまでステータスが変更されるだけである。すなわち、アノテーションの新規付与時間、属性や位置の変更等があった場合には変更前のアノテーションの生成時間と変更後のアノテーションの生成時間、及び消去されたアノテーションの消去時間(図示省略。)が、アノテーションのアクセス履歴として、アノテーション毎に付箋用アノテーションデータベースDB2に登録・管理される。
ここで、アノテーションを表示する際には、‘Deleted’のアノテーションを含めて全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信して、クライアントシステム94側でアノテーションに設定されているステータスをチェックして表示/非表示を切り替えたり、或いはアノテーション管理サーバ20側で‘Exist’のものだけをクライアントシステム94に送信したりする。
また、生成時刻は、クライアント装置50において1付箋分のアノテーションが付与された(表示エリア53Aに描画された)時刻であり、日付と時間からなる。これは、1付箋分のアノテーション毎に、クライアント装置50上で保存ボタン74を指定して保存した時刻とは別にサーバで一元的に管理されるようになっている。
更に、閲覧回数は、アノテーションが参照された回数を示す。アノテーションが文書に付加された直後は、当該閲覧回数が0(零)として付箋用アノテーションデータベースDB2に登録される。そして、アノテーションの検索指示等に応じて当該アノテーションに関する情報がクライアント装置50に送信される毎に1ずつインクリメントされていく。
なお、既に付与されていたアノテーションについて、場所移動(すなわち、位置情報の変化)があった場合や、アノテーションの公開属性等に変化があった場合、元のアノテーションは事実上削除されたものとして、そのステータスを‘Deleted’とし、最新の状態のアノテーションについて新たなアノテーションIDを発行することとする。こうすることによって、一旦付与されたアノテーションについては、たとえ削除又は変更された場合であっても、‘Deleted’のアノテーションを含めた全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信し、クライアントシステム94側でステータスをチェックして、ステータスが‘Deleted’であるものについても表示/非表示を切り替えることで、必要に応じて元の状態で再現することができる。
以上が保存対象とするアノテーションが付箋アノテーションである場合についての説明であるが、これに対し保存対象とするアノテーションが手書き入力アノテーションである場合には、アノテーション管理サーバ20において以下に示すようにアノテーションの登録処理が行われる。
まず、アノテーション管理サーバ20は、保存対象とするアノテーションのアノテーション内容と当該アノテーションの位置情報と色や形状、アノテーションが付与された文書の文書ID及び当該保存の指示を行ったクライアント装置50の端末IDがクライアント装置50から与えられる。また、このとき、保存対象とするアノテーションを付与した利用者のユーザ名(又はユーザID)、当該アノテーションに関する公開属性、当該アノテーションの状況(新規、既存、消去)を示すステータス、及びアノテーションが付与された時刻もクライアント装置50から与えられる。
そして、アノテーション管理サーバ20は、アノテーションID、端末ID、ユーザID(又はユーザ名)、文書ID、位置情報、アノテーション内容、色、形状、公開属性、ステータス、及び生成時刻を、テーブル形式でペン入力用アノテーションデータベースDB3に保存する。このとき、ペン入力用アノテーションデータベースDB3内のデータ構造は、一例として図5に示すようなものとなる。
同図において、アノテーションID、端末ID、ユーザID、文書ID、位置情報、公開属性、ステータス、生成時刻、及び閲覧回数は、前述した付箋用アノテーションデータベースDB2と同様のものである。但し、アノテーションIDに関しては、付箋用アノテーションデータベースDB2で登録されるものが1付箋毎に割り振られるものであるのに対し、ペン入力用アノテーションデータベースDB3では1ストローク毎に割り振られるものである点のみが異なる。
一方、同図におけるアノテーション内容は、1ストロークのアノテーションの軌跡情報であって、描画されたアノテーションを再現するために利用されるデータであり、例えば、ビットマップやベクトルデータ等のデータとなる。また、色形状は、アノテーションに使用されたインクの色や、円や四角等の形状情報である。更に、線種は、アノテーションの太さや実線或いは点線等といった線種を示す。
クライアント装置50は、表示部53の文書表示エリア53Cに文書が表示された状態において検索ボタン76が指定されたことを検知すると、その旨を示す情報をアノテーション管理サーバ20に通知する。これに応じてアノテーション管理サーバ20は、検索を指示されたアノテーションに関する情報を付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3から読み出す。
すなわち、アノテーション管理サーバ20は、クライアント装置50から「検索」の指示を受け付ける。このとき、アノテーション管理サーバ20は、文書IDとアノテーション付与範囲に関する情報をクライアント装置50から受け取る。そして、アノテーション管理サーバ20は、これらの情報(検索条件)に基づき、付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3を検索し、表示対象となり得るアノテーションに関する情報を読み出してアクセス元のクライアント装置50に送信する。
これに応じて当該クライアント装置50では、アノテーション管理サーバ20から受信した情報によって示されるアノテーションを閲覧中の文書に重ねて表示する。なお、図2では、以上の処理によって文書84に付箋アノテーション86及び手書き入力アノテーション88が重ねて表示された状態の一例が示されている。
〔アノテーション分類機能〕
ところで、本実施の形態に係る文書処理システム90は、電子文書に対して複数のアノテーションが添付されているときに各アノテーションを所定条件で分類して、各アノテーションを分類結果に応じて表示するアノテーション分類機能を有している。
図6は、当該アノテーション分類機能を実行するためのアノテーション管理サーバ20及びクライアント装置50の機能的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、アノテーション分類機能を実行するために、アノテーション管理サーバ20は、二次記憶装置25に登録されているアノテーションを所定条件で分類するアノテーション分類部27を備えており、各クライアント装置50は、アノテーション分類部27による分類結果に応じてアノテーションを表示するように表示部53を制御する表示制御部57を備えている。
本実施の形態に係るアノテーション分類部27は、所定タイミングで入力される分類指示に応じてアノテーションを所定条件で分類し、当該分類結果を示す情報(以下、「分類結果情報」という。)を出力するものとされている。
なお、本実施の形態では、上記所定タイミングとして、何れかのクライアント装置50から分類ボタン80が指定された旨を示す信号(以下、「分類指示信号」という。)が入力されたタイミングを適用している。
また、本実施の形態では、上記所定条件としてアノテーションの種別を適用している。ここで、本実施の形態に係る文書処理システム90では、当該アノテーションの種別として、アノテーションの添付者別を適用しているが、これに限らず、アノテーションの種類別(ここでは、付箋アノテーション又は手書き入力アノテーション)、アノテーションが添付された時間帯別、アノテーションの色別、アノテーションの形状別、及びアノテーションが添付された文書に関する単位別の少なくとも1つを適用することもでき、これらの中の何れを適用するかをアノテーションデバイス56やマウス等により利用者に対して指定させて適用する形態とすることもできる。
ここで、本実施の形態では、上記アノテーションの添付者を示す情報としてユーザID(ユーザ名)を適用している。
なお、上記アノテーションの種別としてアノテーションが添付された時間帯別を適用する場合は、アノテーションの添付された時間帯を過去に遡って所定期間(一例として、30分)毎に区分し、各区分期間毎にアノテーションデータベースDB2、DB3に記憶されている生成時刻を分類することによって当該生成時刻に対応するアノテーションを分類するものとすることができる。
また、上記アノテーションの種別としてアノテーションの色別又は形状別を適用する場合は分類対象とするアノテーションが手書き入力アノテーションのみになるが、付箋アノテーションについても付箋の色又は形状を指定可能として付箋用アノテーションデータベースDB2に登録しておくものとすることにより、上記アノテーションの種別として適用可能となる。
また、上記アノテーションの種別としてアノテーションが添付された文書に関する単位別を適用する場合の当該文書に関する単位としては、文書、ページ、章、段落等を例示することができる。ここで、「文書」を適用する場合は文書ID毎にアノテーションを分類することになる。この場合、必ずしも、文書が文書表示エリア53Cに表示されている必要はない。また、「ページ」を適用する場合は同一の文書の位置情報における同一のページ番号を示す情報毎にアノテーションを分類することになる。また、「章」、「段落」等のページ内の単位を適用する場合には、文書データベースDB1における対応する文書本文を読み出し、当該文書本文を構成する文字や句読点位置、空白位置等を考慮して当該文書本文を上記ページ内の単位毎に分割し、各分割領域毎に位置情報によって示される添付位置を分類することによってアノテーションを分類することになる。
なお、本実施の形態に係るアノテーション分類部27は、上記分類結果情報として、各分類グループに属するアノテーションに関する情報を、各分類グループ毎に分類名に対応付けられた状態で出力するものとされている。ここで、上記分類名は、対応する分類グループを特定するための名称を示すものであり、本実施の形態では、「User1」、「User2」といったユーザIDを示すものとなる。
一方、本実施の形態に係る表示制御部57は、アノテーション分類部27から出力された分類結果情報に基づいてアノテーションを分類グループ毎に表示するように表示部53を制御する。
なお、本実施の形態に係る表示制御部57は、同一の分類グループに属するアノテーションを、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報(アノテーションが関連付けられている位置周辺の情報)を含めた形で表示するようにしている。
本実施の形態に係る文書処理システム90では、クライアント装置50から分類指示信号をアノテーション管理サーバ20に送信する際に、表示部53に表示している文書に付与された文書IDも送信する。
これに応じてアノテーション管理サーバ20は、受信した文書IDによって示される文書に添付されているアノテーションを分類対象としてアノテーション分類機能を実行する。
以上のように、本実施の形態に係る文書処理システム90では、アノテーション分類部27をアノテーション管理サーバ20に設けているが、これに限定されず、各クライアント装置50に設ける形態とすることもできる。
ところで、本実施の形態に係る文書処理システム90では、アノテーション分類機能をソフトウェアの実行によって実現するものとされている。
次に、アノテーション分類機能の実行時におけるクライアント装置50及びアノテーション管理サーバ20の作用を詳細に説明する。
まず、図7を参照して、アノテーション分類機能の実行時におけるクライアント装置50の作用を説明する。なお、図7は、当該クライアント装置50の表示部53に文書が表示されている状態において、利用者により分類ボタン80が指定された際に当該クライアント装置50の制御部51により実行されるアノテーション分類指示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部52の所定領域に予め記憶される。
まず、同図のステップ100では、アノテーション管理サーバ20に対して分類指示信号を、表示中の文書に付与されている文書IDと共に送信する。これに応じてアノテーション管理サーバ20では、後述するように分類結果情報を当該クライアント装置50に対して送信するので、次のステップ102では、分類結果情報の受信待ちを行う。
次のステップ104では、受信した分類結果情報に基づいてアノテーションを分類グループ毎に描画するためのデータを作成し、次のステップ106にて、作成したデータを用いて表示エリア53Aにアノテーションが分類グループ毎に描画されるように表示部53を制御した後、本アノテーション分類指示処理プログラムを終了する。なお、上記ステップ104では、前述したように、同一の分類グループに属するアノテーションを、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報を含めた形で表示するように上記データを作成する。
次に、図8を参照して、アノテーション分類機能の実行時におけるアノテーション管理サーバ20の作用を説明する。なお、図8は、何れかのクライアント装置50から分類指示信号を受信した際に当該アノテーション管理サーバ20の制御部21により実行されるアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部22の所定領域に予め記憶される。
まず、同図のステップ200では、上記分類指示信号と共に受信した文書IDに対応する全てのアノテーション(以下、「処理対象アノテーション」という。)に関する情報(ここでは、付箋アノテーションに関してはユーザID、位置情報、表示名、リンク先の各情報で、手書き入力アノテーションに関してはユーザID、位置情報、アノテーション内容、色、形状、線種の各情報)を付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3から読み出す。なお、本ステップ200では、処理対象アノテーションとして、公開属性によって公開が許可されているアノテーションのみを適用するようにしている。
次のステップ202では、処理対象アノテーションを対応するユーザID毎に分類し、次のステップ204にて、上記ステップ202における分類結果に基づく分類結果情報をアクセス元(分類指示信号の送信元)のクライアント装置50に送信した後、本アノテーション分類処理プログラムを終了する。
図9には、アノテーション分類指示処理プログラム及びアノテーション分類処理プログラムの実行により、クライアント装置50の表示部53に表示されたアノテーションの分類結果の表示状態例が示されている。
同図に示す例では、表示部53における表示エリア53Aに、文書表示エリア53Cに代えて分類後のアノテーションを表示するためのエリアであるアノテーション表示エリア53Dが設けられている。また、ボタン表示エリア53Bには、各々分類グループに対応する分類名が表記された分類グループ指定ボタン30A〜30Dが表示されている。
利用者は、アノテーション表示エリア53Dに表示したい分類グループに対応する分類グループ指定ボタン30を、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定する。これに応じて、表示部53のアノテーション表示エリア53Dには、指定された分類グループに属するアノテーションが、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報(ここでは、アノテーションが添付されている位置が含まれる段落)が含まれた状態、かつ当該添付位置に添付された状態で表示される。なお、同図では、利用者によって「User1」が表記された分類グループ指定ボタン30Aが指定された状態が示されている。
同図に示す例では、User1に対応する利用者によって添付された手書き入力アノテーション88が段落85A及び85Bの記述内容と共に表示されており、当該利用者によって添付された付箋アノテーション86が段落85Cの記述内容と共に表示されている。
上記アノテーション分類処理プログラムのステップ202の処理が本発明の分類ステップに相当し、アノテーション分類指示処理プログラムのステップ104及びステップ106の処理が本発明の表示制御ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、電子文書に対して複数の付加情報(アノテーション)が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
特に、本実施の形態では、前記所定条件を付加情報の種別(ここでは、付加情報の添付者別)としているので、種別毎に付加情報を表示することができ、種別毎に付加情報を参照したい場合において特に有効である。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの種別で分類する場合の形態例について説明したが、本第2の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの内容で分類する場合の形態例について説明する。なお、本第2の実施の形態に係る文書処理システムの構成は、上記第1の実施の形態に係る文書処理システム90と同様(図1〜図6参照。)であるので、ここでの説明は省略する。また、本第2の実施の形態に係るアノテーション分類機能の実行時におけるクライアント装置50の作用も、上記第1の実施の形態に係るクライアント装置50と同様(図7参照。)であるので、ここでの説明は省略する。更に、ここでは、分類対象とするアノテーションを付箋アノテーションのみとした場合について説明する。
以下、図10を参照して、アノテーション分類機能の実行時における第2の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20の作用を説明する。なお、図10は、何れかのクライアント装置50から分類指示信号を受信した際に当該アノテーション管理サーバ20の制御部21により実行されるアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部22の所定領域に予め記憶される。
まず、同図のステップ300では、上記分類指示信号と共に受信した文書IDに対応する全ての付箋アノテーション(処理対象アノテーション)に関する情報(ここでは、位置情報、表示名、リンク先の各情報)を付箋用アノテーションデータベースDB2から読み出す。なお、本ステップ300では、処理対象アノテーションとして、公開属性によって公開が許可されている付箋アノテーションのみを適用するようにしている。
次のステップ302では、何れかの処理対象アノテーションの表示名に対する感性表現解析を行って表現の種別を導出し、当該種別を示す情報を対応するアノテーションに対応付けて主記憶部22に記憶する。なお、当該感性表現解析としては、従来既知のあらゆる解析手法が適用可能であるが、ここでは、本出願人によって特開2004−62448公報において提案されている解析手法を適用するものとする。以下、当該解析手法の概要を説明する。
まず、第1ステップとして、表示名の文章中で最も重要と思われる用言(動詞、形容詞、形容動詞)節を特定する。なお、本第1ステップでは、形態素解析及び係り受け解析を行い、文末の用言節を選択する方法を採用することができる。
次いで、第2ステップとして、上記第1ステップで特定された用言節を修飾する節(連用節)の中で、最も重要と思われるものを特定する。なお、本第2ステップでは、係り受け解析のうち、中心となる用言節に近いほど重要度を大きくし、また、「は」格、「が」格、「を」格、「に」格の順で重要度を割り振る方法を採用することができる。
そして、第3ステップとして、上記第1ステップで特定された用言節及び上記第2ステップで特定された連用節から構成される文章表現に対して、意見、感想、背景、質問、要求、状況説明等の種別を決定する。なお、本第3ステップでは、中心となる用言節に出現する用言とそれに付与された分類名、又はその用言とその上位概念語とそれに付与された分類名を含む表を参照することにより、種別を決定する方法を採用することができる。
なお、この解析手法の詳細については、特開2004−62448公報に記載されているので、ここでの、これ以上の説明は省略する。
次のステップ304では、全ての処理対象アノテーションについて感性表現解析(表示名における表現の種別の導出及び記憶)が終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ302に戻り、肯定判定となった時点でステップ306に移行する。なお、上記ステップ302〜ステップ304を繰り返し実行する際に、上記ステップ302では、それまでに感性表現解析の処理対象としなかったアノテーションを処理対象とするようにする。
ステップ306では、上記ステップ302〜304の繰り返し処理によって主記憶部22に記憶された情報によって示される種別を同一種別毎に分類することによって処理対象アノテーションを分類し、次のステップ308にて、上記ステップ306における分類結果に基づく分類結果情報をアクセス元(分類指示信号の送信元)のクライアント装置50に送信した後、本アノテーション分類処理プログラムを終了する。
図11には、本第2の実施の形態に係るアノテーション分類指示処理プログラム及びアノテーション分類処理プログラムの実行により、クライアント装置50の表示部53に表示されたアノテーションの分類結果の表示状態例が示されている。
同図に示す例では、表示部53におけるボタン表示エリア53Bには、各々分類グループに対応する分類名(ここでは、「意見」、「感想」、「背景」、「質問」等の種別を示す名称。)が表記された分類グループ指定ボタン32A〜32Dが表示されている。
利用者は、アノテーション表示エリア53Dに表示したい分類グループに対応する分類グループ指定ボタン32を、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定する。これに応じて、表示部53のアノテーション表示エリア53Dには、指定された分類グループに属するアノテーションが、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報(ここでは、アノテーションが添付されている位置が含まれる段落)が含まれた状態、かつ当該添付位置に添付された状態で表示される。
なお、同図では、利用者によって「意見」が表記された分類グループ指定ボタン32Aが指定された状態が示されている。この場合、表示名の文章における感性表現が「意見」に属するものである3つのアノテーション86が、各々が添付されている位置に対応する段落85A〜85Cの記述内容と共に表示されている。
上記アノテーション分類処理プログラムのステップ302〜ステップ306の処理が本発明の分類ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、電子文書に対して複数の付加情報(アノテーション)が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
特に、本実施の形態では、前記所定条件を付加情報の内容(ここでは、付箋アノテーションにおける表示名(コメント)の種別)としているので、内容毎に付加情報を表示することができ、内容毎に付加情報を参照したい場合において特に有効である。
[第3の実施の形態]
上記第2の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの内容で分類する場合の形態例として、付箋アノテーションの表示名における感性表現の種別毎に分類する場合の形態例について説明したが、本第3の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの内容で分類する場合の形態例として、付箋アノテーションの表示名から推定される関連分野毎に分類する場合の形態例について説明する。なお、本第3の実施の形態に係る文書処理システムの構成も、上記第1の実施の形態に係る文書処理システム90と同様(図1〜図6参照。)であるので、ここでの説明は省略する。また、本第3の実施の形態に係るアノテーション分類機能の実行時におけるクライアント装置50の作用も、上記第1の実施の形態に係るクライアント装置50と同様(図7参照。)であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図12を参照して、アノテーション分類機能の実行時における第3の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20の作用を説明する。なお、図12は、何れかのクライアント装置50から分類指示信号を受信した際に当該アノテーション管理サーバ20の制御部21により実行されるアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部22の所定領域に予め記憶される。
まず、同図のステップ400では、上記分類指示信号と共に受信した文書IDに対応する全ての付箋アノテーション(処理対象アノテーション)に関する情報(ここでは、位置情報、表示名、リンク先の各情報)を付箋用アノテーションデータベースDB2から読み出す。なお、本ステップ400では、処理対象アノテーションとして、公開属性によって公開が許可されている付箋アノテーションのみを適用するようにしている。
次のステップ402では、何れかの処理対象アノテーションの表示名から全ての単語(名詞、固有名)を抽出し、次のステップ404にて、抽出した単語の正規化を行う。
なお、本第3の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20は、単語辞書と、同義語・類義語辞書(共に図示省略。)と、当該同義語・類義語辞書において互いに同義語又は類義語の関係となっている全ての単語についての代表となる単語(以下、「代表単語」という。)と、が二次記憶部25に予め記憶されている。そして、上記ステップ402では、処理対象とする付箋アノテーションの表示名から2文字以上の連続する文字列を抽出すると共に、抽出した文字列と単語辞書に登録されている単語とのパターン・マッチングを行うことによって単語を抽出するようにしている。また、上記ステップ404では、上記ステップ402において抽出された全ての単語について、各単語の同義語又は類義語を同義語・類義語辞書から検索し、検索された同義語又は類義語の代表単語を二次記憶部25から読み出して、正規化後の単語として適用することによって正規化を行う。
次のステップ406では、上記ステップ404の処理によって正規化された全ての単語を所定のシソーラスにマッピングする。
すなわち、本第3の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20は、一例として図13に模式的に示されるようなシソーラスが二次記憶部25に予め記憶されている。そして、本ステップ406では、上記ステップ404において正規化された全ての単語を当該シソーラスにマッピングする。例えば、上記ステップ404において得られた正規化後の単語が「OSA」というオペレーティング・システムである場合、図13に示されるシソーラスでは、当該単語は「OSA」の位置にマッピングされることになる。
次のステップ408では、上記ステップ406によるマッピング位置の直近の上位カテゴリをシソーラスから取得する。本ステップ408では、例えば、上記ステップ406において正規化後の単語が「言語A」にマッピングされた場合、「プログラミング」が上位カテゴリとして取得される。
次のステップ410では、上記ステップ408において取得した上位カテゴリを全て含む最下位階層のカテゴリを代表カテゴリとしてシソーラスから取得し、対応するアノテーションに対応付けて主記憶部22に記憶する。本ステップ410では、例えば、上記ステップ408において取得された上位カテゴリが「プログラミング」と「OS」であった場合、「IT」が代表カテゴリとして取得される。
次のステップ412では、全ての処理対象アノテーションについて表示名における代表カテゴリの取得及び記憶が終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ402に戻り、肯定判定となった時点でステップ414に移行する。なお、上記ステップ402〜ステップ412を繰り返し実行する際には、それまでに代表カテゴリの取得対象としなかったアノテーションを処理対象とするようにする。
ステップ414では、上記ステップ402〜412の繰り返し処理によって主記憶部22に記憶された情報によって示される代表カテゴリを同一カテゴリ毎に分類することによって処理対象アノテーションを分類し、次のステップ416にて、上記ステップ414における分類結果に基づく分類結果情報をアクセス元(分類指示信号の送信元)のクライアント装置50に送信した後、本アノテーション分類処理プログラムを終了する。
図14には、第3の実施の形態に係るアノテーション分類指示処理プログラム及びアノテーション分類処理プログラムの実行により、クライアント装置50の表示部53に表示されたアノテーションの分類結果の表示状態例が示されている。
同図に示す例では、表示部53におけるボタン表示エリア53Bに、各々分類グループに対応する分類名(ここでは、「政治」、「教育」、「OS」、「プログラミング」等の代表カテゴリを示す名称。)が表記された分類グループ指定ボタン34A〜34Dが表示されている。
利用者は、アノテーション表示エリア53Dに表示したい分類グループに対応する分類グループ指定ボタン34を、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定する。これに応じて、表示部53のアノテーション表示エリア53Dには、指定された分類グループに属するアノテーションが、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報(ここでは、アノテーションが添付されている位置が含まれる段落)が含まれた状態、かつ当該添付位置に添付された状態で表示される。
なお、同図では、利用者によって「政治」が表記された分類グループ指定ボタン34Aが指定された状態が示されている。この場合、表示名の文章に含まれる単語が「政治」に属するものである3つのアノテーション86が、各々が添付されている位置に対応する段落85A〜85Cの記述内容と共に表示されている。
上記アノテーション分類処理プログラムのステップ402〜ステップ414の処理が本発明の分類ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、電子文書に対して複数の付加情報(アノテーション)が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
特に、本実施の形態では、前記所定条件を付加情報の内容(ここでは、付箋アノテーションにおける表示名(コメント)の種別)としているので、内容毎に付加情報を表示することができ、内容毎に付加情報を参照したい場合において特に有効である。
[第4の実施の形態]
上記第3の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの内容で分類する場合の形態例として、付箋アノテーションの表示名から推定される関連分野(代表カテゴリ)毎に分類する場合の形態例について説明したが、本第4の実施の形態では、アノテーションを当該アノテーションの内容で分類する場合の形態例として、アノテーションが添付されている(関連付けされている)文から推定される関連分野毎に分類する場合の形態例について説明する。なお、本第4の実施の形態に係る文書処理システムの構成も、上記第1の実施の形態に係る文書処理システム90と同様(図1〜図6参照。)であるので、ここでの説明は省略する。また、本第4の実施の形態に係るアノテーション分類機能の実行時におけるクライアント装置50の作用も、上記第1の実施の形態に係るクライアント装置50と同様(図7参照。)であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図15を参照して、アノテーション分類機能の実行時における第4の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20の作用を説明する。なお、図15は、何れかのクライアント装置50から分類指示信号を受信した際に当該アノテーション管理サーバ20の制御部21により実行されるアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部22の所定領域に予め記憶される。また、同図における図12と同一の処理を行うステップについては図12と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
まず、同図のステップ400Bでは、上記分類指示信号と共に受信した文書IDに対応する全てのアノテーション(処理対象アノテーション)に関する情報(ここでは、付箋アノテーションに関しては位置情報、表示名、リンク先の各情報で、手書き入力アノテーションに関しては位置情報、アノテーション内容、色、形状、線種の各情報)を付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3から読み出すと共に、受信した文書IDに対応する文書本文を文書データベースDB1から読み出す。なお、本ステップ400Bでは、処理対象アノテーションとして、公開属性によって公開が許可されているアノテーションのみを適用するようにしている。
次のステップ401では、何れかの処理対象アノテーションの位置情報に基づいて、当該アノテーションが添付されており、当該アノテーションが関連付けられている位置を含む所定単位の文(ここでは、段落単位の文)を上記ステップ400Bにおいて読み出した文書本文から抽出し、次のステップ402Bにて、抽出した文から全ての単語(名詞、固有名)を抽出する。なお、ここでは、当該単語の抽出を、前述した第3の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムのステップ402と同様の処理にて行う。
これ以降、前述した第3の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムのステップ404以降と同様の処理が実行される。
図16には、第4の実施の形態に係るアノテーション分類指示処理プログラム及びアノテーション分類処理プログラムの実行により、クライアント装置50の表示部53に表示されたアノテーションの分類結果の表示状態例が示されている。
同図に示す例では、表示部53におけるボタン表示エリア53Bに、各々分類グループに対応する分類名(ここでは、「政治」、「教育」、「OS」、「プログラミング」等の代表カテゴリを示す名称。)が表記された分類グループ指定ボタン36A〜36Dが表示されている。
利用者は、アノテーション表示エリア53Dに表示したい分類グループに対応する分類グループ指定ボタン36を、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定する。これに応じて、表示部53のアノテーション表示エリア53Dには、指定された分類グループに属するアノテーションが、アノテーションが添付されている位置周辺の文書内の情報(ここでは、アノテーションが添付されている位置が含まれる段落)が含まれた状態、かつ当該添付位置に添付された状態で表示される。
なお、同図では、利用者によって「政治」が表記された分類グループ指定ボタン36Aが指定された状態が示されている。この場合、添付されている段落に含まれる単語が「政治」に属するものである2つの手書き入力アノテーション88及び1つの付箋アノテーション86が、各々が添付されている位置に対応する段落85A〜85Cの記述内容と共に表示されている。
上記アノテーション分類処理プログラムのステップ401〜ステップ414の処理が本発明の分類ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、電子文書に対して複数の付加情報(アノテーション)が添付されているときに各付加情報を所定条件で分類し、前記複数の付加情報を分類された状態で表示するようにしているので、利用者に関係する付加情報を効率よく参照することができる。
特に、本実施の形態では、前記所定条件を付加情報の内容(ここでは、アノテーションが添付された(関連付けられた)文の種別)としているので、内容毎に付加情報を表示することができ、内容毎に付加情報を参照したい場合において特に有効である。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態では、手書き入力アノテーション自身が当該手書き入力アノテーションの添付者による添付の意図を含む場合における当該意図別に手書き入力アノテーションを分類する場合については説明しなかったが、当該意図別に分類する形態とすることもできる。
例えば、図17(A)には、添付者によって文書84に記述されている文の一部の削除が意図されて手書き入力アノテーション88が添付された状態例が示されている。この場合、これらのアノテーションを同一の分類グループとなるように分類して表示することになる。なお、手書き入力アノテーションが文の削除を意図して添付されたか否かの判定は、当該手書き入力アノテーションが文字の表示位置に所定量以上重なった状態で添付されているか否かを判定すること等によって行うことができる。
また、図17(B)には、添付者によって文書84に記述されている文への新たな文の挿入が意図されて手書き入力アノテーション88が添付された状態例が示されている。この場合も、これらのアノテーションを同一の分類グループとなるように分類して表示することになる。なお、手書き入力アノテーションが文の挿入を意図して添付されたか否かの判定は、当該手書き入力アノテーションの端点又は突起部が文書上の文字と文字との間に所定距離以内で近接しており、かつ当該手書き入力アノテーションの近傍に新たなテキスト情報89(このテキスト情報が挿入される文を示すものである。)が添付されているか否かを判定すること等によって行うことができる。
更に、図17(C)には、添付者によって文書84に記述されている文の一部の新たな文への置換が意図されて手書き入力アノテーション88が添付された状態例が示されている。この場合も、これらのアノテーションを同一の分類グループとなるように分類して表示することになる。なお、手書き入力アノテーションが文の置換を意図して添付されたか否かの判定は、当該手書き入力アノテーションが文字の表示位置に所定量以上重なった状態で添付されており、かつ当該手書き入力アノテーションの近傍に新たなテキスト情報89(このテキスト情報が置換後の文を示すものである。)が添付されているか否かを判定すること等によって行うことができる。
これらの場合にも、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、リンク情報が関連付けられた付箋アノテーション86を同一グループとして分類する場合については説明しなかったが、当該分類を適用することができることも言うまでもない。なお、この場合の付箋アノテーション86にリンク情報が関連付けられているか否かの判定は、付箋用アノテーションデータベースDB2にリンク情報が記憶されているか否かを判定すること等によって行うことができる。この場合にも、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記第2の実施の形態では、付箋アノテーション86の表示名について感性表現解析を行い、これによって得られた種別毎に付箋アノテーション86を分類する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アノテーションが関連付けられた位置に対応する文書内の文について感性表現解析を行い、これによって得られた種別毎にアノテーションを分類する形態とすることもできる。この場合も、上記第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、例えば、上記各実施の形態では、アノテーションデバイス56による手書き入力をタッチパネル方式にて実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電磁誘導方式の検知機構によって実現する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、ペン型のアノテーションデバイス56を用いて手書き入力を実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、キーボードやマウス等の入力・指示デバイスを用いて実現する形態とすることもできる。この場合、クライアント装置50としてタブレットPCを用いる必要がなくなるため、文書処理システム90を低コストで構築することができる。
また、上記各実施の形態では、本発明をクライアント/サーバ・システムに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、P2P(Peer to Peer)システムに適用する形態や、単体(スタンドアロン)の情報処理装置に適用する形態とすることもできる。ここで、本発明をP2Pシステムに適用する場合は、本実施の形態で説明したアノテーション分類部27の処理を各クライアント装置において実行可能とする。また、本発明を単体の情報処理装置に適用する場合にも、本実施の形態で説明したアノテーション分類部27の処理を当該情報処理装置において実行可能とするが、この場合は、各装置間の情報の送受を行うための処理や構成は必要がなくなる。これらの場合にも、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、文書管理サーバ10及びアノテーション管理サーバ20を別体として構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、PC、ワークステーション等の単体(スタンドアロン)の情報処理装置にて双方のサーバの機能を実現する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、アノテーション分類機能をソフトウェアによって実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、当該処理をハードウェアにより実現する形態とすることもできる。この場合の形態例としては、アノテーション管理サーバ20に、一例として図6に示したアノテーション分類部27と同様に作用する機能デバイスを設ける形態が例示できる。この場合は、本実施の形態に比較して、アノテーション分類機能の高速化が期待できる。
また、上記各実施の形態で示した各データベースのデータ構造(図3〜図5参照。)も一例であり、必要に応じて記憶する項目を追加したり、不要な項目を削除したりすることができることは勿論のこと、各項目の記憶内容も適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、図4に示される付箋用アノテーションデータベースDB2において「ステータス」、「閲覧回数」の各情報は必ずしも必要ではなく、削除することも可能である。
また、上記各実施の形態で示した各種処理プログラムの処理の流れ(図7、図8、図10、図12、図15参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することができることも言うまでもない。
更に、システムを構築する上で各機能要素をサーバシステム92及びクライアントシステム94にどのように振り分けるかは上記各実施の形態で説明したものに限定されず、システムを構築する上で都合のよい振り分けを行えばよいことも言うまでもない。
実施の形態に係る文書処理システムの全体構成を示す概略図である。 実施の形態に係るクライアント装置の表示部による表示画面の構成例を示す概略図である。 実施の形態に係る文書データベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係る付箋用アノテーションデータベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係るペン入力用アノテーションデータベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係るアノテーション分類機能を実行するためのアノテーション管理サーバ及びクライアント装置の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るアノテーション分類指示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る文書処理システムのアノテーション分類機能によってクライアント装置の表示部に表示されるアノテーション分類結果の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る文書処理システムのアノテーション分類機能によってクライアント装置の表示部に表示されるアノテーション分類結果の表示状態例を示す概略図である。 第3の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20において記憶されているシソーラスの構成例を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る文書処理システムのアノテーション分類機能によってクライアント装置の表示部に表示されるアノテーション分類結果の表示状態例を示す概略図である。 第4の実施の形態に係るアノテーション分類処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る文書処理システムのアノテーション分類機能によってクライアント装置の表示部に表示されるアノテーション分類結果の表示状態例を示す概略図である。 実施の形態に係る他のアノテーション分類の説明に供する図であり、(A)は添付者によって文書に記述されている文の一部の削除が意図されて手書き入力アノテーションが添付された状態例を示す概略図であり、(B)は添付者によって文書に記述されている文への新たな文の挿入が意図されて手書き入力アノテーションが添付された状態例を示す概略図であり、(C)は添付者によって文書に記述されている文の一部の新たな文への置換が意図されて手書き入力アノテーションが添付された状態例を示す概略図である。
符号の説明
10 文書管理サーバ
20 アノテーション管理サーバ
21 制御部(分類手段)
27 アノテーション分類部(分類手段)
50 クライアント装置
51 制御部(表示制御手段)
53 表示部(表示手段)
57 表示制御部(表示制御手段)
60 ネットワーク
90 文書処理システム
92 サーバシステム
94 クライアントシステム

Claims (9)

  1. 電子文書に対して付加情報を添付する機能を有する文書処理装置であって、
    電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、
    電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類する分類手段と、
    前記複数の付加情報を前記分類手段により分類された状態で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    を備えた文書処理装置。
  2. 前記所定条件を、付加情報の種別とした
    請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記付加情報の種別を、付加情報の添付者別、付加情報の種類別、付加情報が添付された時間帯別、付加情報の色別、付加情報の形状別、及び付加情報が添付された電子文書に関する単位別の少なくとも1つとした
    請求項2記載の文書処理装置。
  4. 前記所定条件を、付加情報の内容とした
    請求項1記載の文書処理装置。
  5. 前記付加情報の内容を、付加情報にコメントが含まれる場合における当該コメントの種別、及び付加情報が電子文書に記述されている文に関連付けられている場合における当該文の種別の少なくとも一方とした
    請求項4記載の文書処理装置。
  6. 電子文書に対して付加情報を添付する機能と、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、を有する文書処理装置における文書処理方法であって、
    電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類し、
    前記複数の付加情報を分類された状態で表示するように前記表示手段を制御する、
    文書処理方法。
  7. 前記所定条件を、付加情報の種別及び付加情報の内容の少なくとも一方とした
    請求項6記載の文書処理方法。
  8. 電子文書に対して付加情報を添付する機能と、電子文書及び当該電子文書に対して添付された付加情報を表示するための表示手段と、を有する文書処理装置において実行される文書処理プログラムであって、
    電子文書に対して複数の付加情報が添付されているとき、各付加情報を所定条件で分類する分類ステップと、
    前記複数の付加情報を前記分類ステップにより分類された状態で表示するように前記表示手段を制御する表示制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる文書処理プログラム。
  9. 前記所定条件を、付加情報の種別及び付加情報の内容の少なくとも一方とした
    請求項8記載の文書処理プログラム。
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