JP2002295064A - ドア開閉装置 - Google Patents

ドア開閉装置

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JP2002295064A JP2001097106A JP2001097106A JP2002295064A JP 2002295064 A JP2002295064 A JP 2002295064A JP 2001097106 A JP2001097106 A JP 2001097106A JP 2001097106 A JP2001097106 A JP 2001097106A JP 2002295064 A JP2002295064 A JP 2002295064A
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door handle
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Seiichi Ieda
清一 家田
Eiji Mushiaki
栄司 虫明
Shinya Ito
新也 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行ケーブルを用いることなく、センサ電極
の検出感度を向上させる。 【解決手段】 ドア3に取り付けられ、ドア3の開閉を
行うドアハンドル2と、ドアハンドル2に検出電極19
とを備えたドア開閉装置1において、ドアハンドル2は
操作時に人の指がかかる金属面の第1面2dを有し、第
1面2dを検出電極19とし、検出電極19とドア3と
で形成される静電容量を基準として人の存在を検出する
ようにした人検出手段18,20を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア開閉装置に関
するものであり、ドアハンドルにドアハンドルを操作す
る人の存在を検出する検出電極を備えるドア開閉装置に
係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、車両におけるドアにあっては、ド
アの開閉を行うため、アウトサイドハンドルが取り付け
られている。このアウトサイドハンドルの内部を中空形
状に形成し、その中空部分に人の接近を非接触で検出す
る非接触センサとなる平行ケーブルを把持部の長手方向
に沿って自動車用人体接近検出センサを延在させるよう
にしたものが、特開平10−308149号公報に開示
されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
した公報の如くドアハンドルの内部を中空形状に形成
し、ドアハンドルの把持部内に長手方向に延在する平行
ケーブルを配設した場合、人の接近を検知するために、
別途、平行ケーブルが必要になる。
【0004】また、平行ケーブルは一方の線がGND電
極となり、他方の線が検出を行うHOT電極となり、こ
の2本の線間での静電容量の変化を検出するため、ドア
ハンドル自体の材質は樹脂でないと十分な検出範囲が確
保されない。
【0005】しかし、近年では、ドアハンドルの見栄え
向上および質感の向上を目的として、ドアハンドルに装
飾用メッキを施したり、質感の向上から金属製のドアハ
ンドルが採用されてきており、このような金属を使用し
たドアハンドルにすると平行ケーブルでは確実に人の検
出を行うことができなくなってしまう。ドアハンドル内
に平行ケーブルを配設し、人の接近を検出するようにす
ると、検出範囲が狭くなり、性能が劣化してしまう。
【0006】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、平行ケーブルを用いることなく、セ
ンサ電極の検出感度を向上させること、を技術的課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、ドアに取り付けられ、該ドア
の開閉を行うドアハンドルと、該ドアハンドルに人の存
在を検出する検出電極とを備えたドア開閉装置におい
て、前記ドアハンドルは操作時に人の指がかかる金属面
の第1面を有し、該第1面を前記検出電極とし、前記検
出電極と前記ドアとで形成される静電容量を基準として
人の存在を検出するようにした人検出手段を備えたこと
である。
【0008】これによれば、ドアハンドル操作時にドア
ハンドル上で人の指がかかる第1面を金属面としてその
面を検出電極としたことにより、従来のように別途平行
ケーブルを用いる必要はない。つまり、ドアハンドルの
金属面を有した第一面を検出電極とすることが可能とな
り、ドアハンドルの金属面の一部を使用して、部品の共
通化が行え、部品点数の削減が可能となる。この場合、
第1面には、例えば、メッキ処理が施されていても同様
の効果を奏する。また、従来に示される平行ケーブルの
ような2本の電極での静電容量変化ではなく、検出電極
とドアとで形成される静電容量を基準として人検出を行
うので、第1面が金属であっても検知領域への影響は少
ない。
【0009】この場合、ドアハンドルは操作時に手の平
で把持される第2面を更に有し、第2面は樹脂より成る
ようにすれば、第2面が樹脂であることから検出領域の
劣化が防止される。
【0010】上記の課題を解決するために講じた技術的
手段は、ドアに取り付けられ、該ドアの開閉を行う樹脂
製のドアハンドルと、該ドアハンドルに人の存在を検出
する検出電極とを備えたドア開閉装置において、前記ド
アハンドルは内部に金属製の補強材を有し、該補強材を
検出電極とし、前記検出電極と前記ドアとで形成される
静電容量を基準として人の存在を検出する人検出手段を
備えたことである。
【0011】これによれば、樹脂製のドアハンドルに設
けられる金属製の補強材を使用して、補強材自体が検出
電極となるので、別途、検出電極を設ける必要がなく、
部品の共通化が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1はユーザ(人)がリモコンと称される
携帯機60を携帯し、車両ドア3に対して接近あるいは
離間した場合に、車両ドア3の施錠/解錠を車両キーを
使用せずに行えるキーレスエントリーシステム(スマー
トエントリーシステムと称す)に、ドア開閉装置1を適
用した場合のシステムブロック図を示す。
【0014】このシステム1において、車両には車外と
通信を行う第1送信アンテナ10と第2送信アンテナ3
3の2つの車外/車内アンテナを有している。第1送信
アンテナ10は車両ドア3に取り付けられているドアハ
ンドル2の中に配設され、第2送信アンテナ33は車室
内のインスツルメントパネル内に設けられる。また、第
1送信アンテナ10は第1送信部34に接続され、第2
送信アンテナ33は第2送信部36に接続されて、両送
信部34,36は制御を司るコントローラ20に夫々接
続されている。また、コントローラ20には、車両ドア
3に対して、ドアハンドル2に対して接近する人を静電
容量変化により検出するセンサ電極19と、センサ電極
19からの情報に基づいて人を検出するセンサ検出部1
8が接続されている。
【0015】コントローラ20は第1送信部34と第2
送信部36に各々第1リクエスト信号(車外リクエスト
信号)および第2リクエスト信号(車内リクエスト信
号)を送信する。このコードが変調された、例えば、1
34KHzのリクエスト信号が第1送信アンテナ10と
第2送信アンテナ33から運転者が車両乗車時に携帯す
るリモコンと称される携帯機60に対して、車外リクエ
スト信号および室内リクエスト信号を送信する。尚、本
実施形態においては、携帯機60を携帯している人のこ
とを、特定人と称するものとする。
【0016】また、車両には受信アンテナ35が設けら
れており、受信アンテナ35で携帯機60からの出力を
受信する。例えば、携帯機60から送信されてきた30
0MHzの信号は、受信部24において受信され、復調
されてコントローラ20に入力される。コントローラ2
0はドアロックを行う第1コード、エンジン始動を行う
第2コード、トランスポンダのIDコード等のコードを
電源が遮断された状態でもメモリ26内に記憶できる機
能をもつ。
【0017】コントローラ20に接続される操作検出部
28はイグニッション等のスイッチ操作を検出し、カー
テシSW等に代表されるドア開閉検出部30はドアの開
閉を検出する。センサ群32は車速や窓の開閉を各種セ
ンサにより検出する。
【0018】また、コントローラ20にはステアリング
操作を機械的にロックして禁止することが可能なステア
リングロック部40、エンジンへの燃料供給を禁止した
り、不正使用時にイグニッション動作を禁止するイモビ
ライザ部42、及び、ドア全てをロックまたはアンロッ
ク状態にするドアロック装置に代表されるドアロック部
44が接続される。更に、コントローラ20には、車両
のエンジン50のエンジン制御を行うエンジン制御部4
8が接続され、携帯機60をもつ人の存在の有無により
これらを制御できるようになっている。
【0019】図2は本システム1の携帯機60における
ブロック図を示す。携帯機60には、300MHzで信
号を車両に対して送信する送信アンテナ62と車両から
送信された134KHzのIDリクエスト信号を受信す
る受信アンテナ64を有し、これらはコントローラ68
に接続される送受信回路66に接続されている。
【0020】受信アンテナで受信された車両の車載機か
らの134KHzのリクエスト信号(車外リクエスト信
号)は受信されると、送受信回路66で復調されてコン
トローラ68に入力される。コントローラ68はメモリ
70の内部に記憶された第1コード、第2コードを送受
信回路66に送信し、送受信回路66で変調され、30
0MHzの信号で送信アンテナ62から車両の車載機に
対して送信される。
【0021】車載機の第1送信アンテナ10と第2送信
アンテナからは、周波数134KHzのリクエスト信号
が送信され、ユーザ(特に、運転者)に携帯される携帯
機60は、これらのリクエスト信号を受信すると、受信
した信号に応じて第1、第2コードを変調した周波数3
00MHzの信号をアクノレッジ信号として返送する。
受信アンテナ35は車内のインナーミラーに取り付けら
れ、そこで受信された周波数300MHzの信号は、受
信回路24で復調されてコントローラに入力され、コン
トローラ20は第1、第2コードを受信することができ
る。
【0022】このシステム1では、携帯機60をもつ人
の車両ドア3、特に、ドアハンドル2への接近をドアハ
ンドル2に設けられた後述するセンサ電極19により検
出することができる。車両においては、通常、車両ボデ
ー自体が電気的に接地されており、本実施形態では車両
ドア3が接地され、車両ドア3とセンサ電極19により
形成される静電容量を基準として人のドアハンドル2へ
の接近を判断できるようになっている。つまり、ドアハ
ンドル2の周囲に何もない場合の静電容量をC0とした
場合、人がドアハンドル2に接近し、手をドアハンドル
2に近づけると,人の手とドアハンドル2で静電容量C
1が形成されると共に、車両ドア3が接地されているこ
とから人の手と車両ドア3との静電容量C2が形成され
る。この場合の静電容量をC=C1・C2/(C1+C
2)とした場合には、静電容量C0とCが並列で接続さ
れた状態(静電容量Cd)となり、車両ドア3を基準と
して人が車両ドア3を開状態に開ける場合にドアハンド
ル2のグリップ部GPを握る動作(手の接近)により静
電容量Cdとなる。この状態を人がドアハンドル2の近
くにいない状態C0と静電容量変化の比較を行うことに
より、人がドアハンドル2の近くにいることを検出する
ことができる。人が車両ドア3に接近し、車両ドア3を
開状態にしたい場合には、通常、人はグリップ部GPに
手を近づけ、ドアハンドル2のグリップ部GPを握り、
グリップ部GPを車両の外方に引いて開方向に動作さ
せ、車両ドア3を開状態とする動作を行う。この場合、
センサ電極19自体を所定の発振レベルに保つような発
振状態にしておくと、金属性のドアハンドル2とセンサ
電極19との間およびセンサ電極19に対する無限延長
線とセンサ電極19との間の総和の静電容量Cが、セン
サ電極19に対して人の手が接近し、手でグリップ部G
Pを握ると、所定の発振を行っている状態(発振レベ
ル)から静電容量が変動あるいは変化する。このよう
に、手がセンサ電極19に接近しグリップ部GPを握る
と、発振レベルが変動(高レベルあるいは低レベル)に
なるので、センサ検出部18において、人と認識した検
出を行う発振レベルの値に対して、スレッショルドレベ
ルを予め設定あるいは状況に応じて変化するようにして
決めておけば、例えば、このスレッショルドレベル以上
あるいはそのレベル以下になった場合に、人の車両ドア
3を開けようとする人の存在の判断が可能となる。
【0023】このようにして、人のドア開動作を検出し
た場合には、コントローラ20はドアロック状態になっ
ている場合ではドアロック部44にドアロック解除信号
を与え、車両キーによるロック解錠の操作なくして、自
動的に車両ドア3をロック解除することが可能となる。
【0024】次に、図3を参照して、車両ドア3の開閉
を行うドアハンドル(ドア開閉装置)についての構造に
ついて説明する。車両ドア3にはドアハンドル2が金属
性のドア3から車幅方向外側に突出して取り付けられて
いる。車両に取付けられるドアハンドル2は、乗降時に
開閉される車両ドア3の後方に設けられ、ベース部2a
から車両ドア3の内側に連続的に延びるアーム2bを回
動軸としてグリップ部GPの開閉動作が行えるようにな
っている。車両ドア3を開状態にしたいときには、車両
ドア3の凹部3aに手を入れ、ドアハンドル2のグリッ
プ部GPを握り、ドアハンドル後方(リヤ)を車両外方
(図3の半時計方向)に回動させることにより、車両ド
ア3を開状態にする。また、車両ドア3を閉める場合に
は、開方向とは逆方向に車両ドア3を押せば、車両ドア
3を閉状態とする。
【0025】ドアハンドル2はベース部2aをもち、見
栄えを向上させることを目的として車両のフロントおよ
びリヤにいくに従って緩やかに湾曲した形状を呈してい
る。また、ドアハンドル2は強度を持たせるため、開口
部32を有するベース部2a、フロント側の回動中心と
なるアーム2b及びアーム2bとは反対方向に設けられ
回動範囲を規制する略L字状のストッパは金属製(例え
ば、亜鉛等)のダイキャストより作られており、表面に
クロム等のメッキが施されている。また、ドアハンドル
2にはドアハンドルカバー2cが開口部32を閉塞する
ようドアハンドル2の長手方向に被せられる。
【0026】ドアハンドル2はグリップ部GPの操作時
に人の指がかかる位置、つまり、車両ドア3の凹部3a
と対向する第1面2dと、手の平で把持する意匠面側と
なる第2面2eを有しており、ドアハンドル2はドアハ
ンドルカバー2cが被せられる前には、外方(取付け時
に外側となる方向)に開口部32を有し、そこに2軸の
指向性をもった第1送信アンテナ10が配設される。ド
アハンドル内に配設される第1送信アンテナ10は、開
口部32が風雨にさらされてもアンテナ機能に影響がな
い様に、開口部32全体が周囲に数箇所の爪部を有する
樹脂性のドアハンドルカバー2cによりシールされ確実
に覆われている。この場合、ドアハンドルカバー2cの
外形は、ドアハンドル外形に一致するよう作られてお
り、前方にて熱かしめにより固定され、後方にてビス等
の固定部材によりドアハンドル2に対して固定されるよ
うになっている。
【0027】ドアハンドル2の前方に設けられたアーム
2bには開口部32からつながる孔2baが貫通してお
り、この孔2baの中をハーネス7(7a,7b)が通
り、アンテナ10への給電はハーネス7aを介して、車
両ドア3とドア内パネルの間に設けられた給電装置によ
り成される。それ故、アンテナ10に外部から給電をハ
ーネス7a行うことによって、アンテナ10は第1送信
アンテナとして機能する。
【0028】一方、ドアハンドル2はグリップ部GPの
内側も外側と同様にクロムメッキが施された金属面とな
っており、開口部32には第1面2dから車幅方向に突
出したネジ部11が設けられている。本実施形態では、
クロムメッキされた第1面2dをセンサ電極19とする
ことにより、既存のドアハンドル2の有する金属面を使
用し、別途、センサ電極19を別部材と設ける必要をな
くしている。これにより、ドアハンドル2とセンサ電極
19の部品の共通化を図り、部品点数の削減を行ってい
る。センサ電極19となる第1面2dとハーネス7bと
の具体的な接続は、センサ検出部18に接続されるハー
ネス7bの先端には圧着端子8が設けられている。この
圧着端子8が第1面2dから突出するネジ部11に嵌ま
り、ボルト等の固定部材9により固定され、図4に示す
接続形態を取っている。それ故に、ドアハンドル2の凹
部3aに対向する第1面2dは人がドアハンドル2に手
を掛けて操作を行う場合にセンサ電極19として機能
し、車両ドア3とセンサ電極19との間の静電容量を基
準として人を検知できる。
【0029】また、図3とは別の実施形態を、図5およ
び図6に示す。図3ではドアハンドルはダイキャストか
ら成り立ち、表面にクロムメッキが施されているものを
使用したが、図5ではドアハンドル2自体を樹脂により
形成し、ドアハンドル2の長手方向に沿って、強度を増
すために金属製の補強材12がインサート成形されてい
る構成において異なっている。ドアハンドル2のインサ
ート成形にインサートされる補強材12は金属であるこ
とから、ここで使用する補強材12をセンサ電極19と
する。このため、センサ検出部18につながるハーネス
7bを図6に示す構成を取る。つまり、ドアパネル内に
配設されるセンサ検出部18から伸びるハーネス7bの
先端に圧着端子8を設け、この圧着端子8を補強材12
から1突出するネジ部13に挿通させて取り付け、そこ
にボルト等の固定部材13を固定する。このようにする
ことで、ドアハンドル2を補強するために用いた補強材
12をセンサ電極19として用いることが可能となる。
【0030】図7に従来例と本実施形態との人の存在を
検出可能な検出範囲を比較した図を示す。(a)はドア
ハンドル2を樹脂製とし、その中に従来の平行ケーブル
を配設したときの検出範囲を示し、(b)も従来の平行
ケーブルを用い、この場合、ドアハンドル2の凹部3a
に対向する第1面2dを金属とし、意匠面となる第2面
を樹脂としたときの検出範囲を示す。また、(c)は本
実施形態において第1面2dをセンサ電極19として、
第2面2eを樹脂として構成した場合の検出範囲の様子
を示す。この図7から、従来の平行ケーブルを用いた
(a)および(b)では平行ケーブルの近くに静電容量
変化の妨げとなる金属等が存在し、このような金属等が
平行ケーブルの近くあると検出範囲が劣化する。しかし
ながら、(c)に示す如く本実施形態では、例えば、第
1面2dを金属とし、第2面2eを樹脂とした場合で
も、車両ドア3とセンサ電極19とに形成される静電容
量を基準とすることから、検出範囲が劣化しないことが
わかる。
【0031】従って、車両ドア3とセンサ電極19との
間に形成される静電容量を基準として人のドアハンドル
2への接近を検出する装置において、センサ電極19を
別途設けなくても、従来から存在する既存部品をセンサ
電極19とできるため、本システム1においての部品点
数が削減できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ドアハンドル操作時に
ドアハンドル上で人の指がかかる第1面を金属面として
その面を検出電極としたことにより、従来のような平行
ケーブルは必要ない。つまり、ドアハンドルの金属面を
有した第一面を検出電極とすることができ、ドアハンド
ルの金属面の一部を使用して、部品の共通化が行え、部
品点数の削減ができる。この場合、第1面にはメッキ処
理が施されていても良い。また、従来に示される平行ケ
ーブルのような2本の電極での静電容量変化ではなく、
検出電極とドアとで形成される静電容量を基準として人
検出を行うので第1面が金属であっても検知領域への影
響は少ないものとなる。
【0033】この場合、ドアハンドルは操作時に手の平
で把持される第2面を更に有し、第2面は樹脂より成る
ようにすれば、第2面が樹脂であることから検出領域の
劣化が防止できる。
【0034】また、ドアハンドルの金属製の補強材を使
用して、補強材を検出電極とすれば、別途、検出電極を
設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるドア開閉装置を
車両のキーレスエントリーシステム(スマートエントリ
ーシステム)に適用した場合のシステムブロック図であ
る。
【図2】 図1にシステムで使用する携帯機のブロック
図である。
【図3】 図1に示す第1送信アンテナおよびセンサ電
極をドアハンドルに設けた場合の取付図である。
【図4】 図3に示すセンサ電極へのハーネスの接続を
示した要所部分拡大図である。
【図5】 図1に示すセンサ電極を樹脂製のドアハンド
ルにインサートされた補強材とした場合の別の実施形態
を示す図である。
【図6】 図5に示すセンサ電極へのハーネスの接続を
示した図である。
【図7】 従来例と本発明とのセンサ検知領域の比較を
示した図であり、(a)は従来の平行ケーブルを樹脂性
ドアハンドルに用いた場合、(b)は従来の平行ケーブ
ルを第1面が金属面、第2面が樹脂製のドアハンドルに
用いた場合、(c)は本発明の場合での比較図である。
【符号の説明】
1 キーレスエントリーシステム(ドア開閉装置) 2 ドアハンドル 3 車両ドア(ドア) 10 第1送信アンテナ(アンテナ) 18 センサ検出部(人検出部) 19 センサ電極 20 コントローラ(人検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに取り付けられ、該ドアの開閉を行
    うドアハンドルと、該ドアハンドルに人の存在を検出す
    る検出電極とを備えたドア開閉装置において、 前記ドアハンドルは操作時に人の指がかかる金属面の第
    1面を有し、該第1面を前記検出電極とし、該検出電極
    と前記ドアとで形成される静電容量を基準として人の存
    在を検出するようにした人検出手段を備えたことを特徴
    とするドア開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記ドアハンドルは操作時に手の平で把
    持される第2面を更に有し、該第2面は樹脂より成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載のドア開閉装置。
  3. 【請求項3】 ドアに取り付けられ、該ドアの開閉を行
    う樹脂製のドアハンドルと、該ドアハンドルに人の存在
    を検出する検出電極とを備えたドア開閉装置において、 前記ドアハンドルは内部に金属製の補強材を有し、該補
    強材を検出電極とし、該検出電極と前記ドアとで形成さ
    れる静電容量を基準として人の存在を検出する人検出手
    段を備えたことを特徴とするドア開閉装置。
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